JP2024054384A - 爪切り - Google Patents

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Abstract

Figure 2024054384000001
【課題】本発明は、上下部刃の噛み合うことを用いて手や足の爪を切断するための爪切りに関する。
【解決手段】本体を成す上部弾性板50Aの形状や切断刃51a,51bの角度を改善し、これらの切断刃に微細間隙を置いて切れ味と耐久性を向上させることができるように構成し、上部弾性板及び下部板50Bが重なって結束された部分の先端側には、上部弾性板及び下部板が互いに結束されずに上下方向に離れている部分を形成し、この離れている部分の先端側における上部弾性板の底面に凹部53を形成し、凹部は厚さ減少部54を形成するように構成した。
【選択図】図7a

Description

本発明は、上下部刃の噛合わせることを用いて手や足の爪を切断するための爪切りに関するものであって、より詳しくは本体を成す上部弾性板の形状や切断刃の角度を改善し、これらの切断刃に微細間隙を置いて切れ味と耐久性を向上させることができるように構成した爪切りに関するものである。
通常的に使用される爪切りは、現代人の衛生道具中、必ず揃えなければならない必需品中の1つであって、持続的に伸びる手や足の爪を適切な長さで切ることに使用される。
大概の爪切りは、切断刃の間に爪を詰め込んで押し板を押し下げることによって、上下部板の圧力により爪が切られる構造であるので、弾性を有する金属板をプレス加工などの多様な方法で加工した後、梃子原理を応用した押し板を設けて構成する。
爪を切断する際、圧力が大きいと上刃が下刃に強くぶつかって鋭い刃が損傷するので、切れ味が急激に落ちる。これを防止するために切断刃の角度を小さくして、弱い力でも容易に切断することができる。
今まで知られている爪切りは、切断刃の角度がおよそ45°で製作されることによって、刃を鋭く磨いても切削力が落ちる。しかし、現在の爪切りの構造では45°以下に加工し難いという問題がある。
このような爪切りと関連して、韓国登録特許第10-0479827号に開示されている技術においては押し板を押し下げ、上下部のボディ体を作動させることによってヒンジピンを中心に上下部刃の作動過程で切断される手や足の爪の切断物が爪切りの進入空間を通して集塵箱に集まるように構成したものである。
しかし、押し板に固定されたヒンジピンが上部ボディ体を押し下げると共に上部ボディ体の上端が平面を成すようになるので、上下部刃の間が小さく開いて使用者の手や足の爪が厚い場合、使用が不便であるという問題が提起される。
また、韓国登録特許第10-0866365号に開示されている爪切りの場合には、切断刃が形成された上下部の弾性板に支持峰が装着され押し板の先端を結合し、上記上下部の弾性板と押し板の厚さを比較的薄く形成した後、これらの横断面を弧形断面として構成したものであるが、このような爪切りは上下部の弾性板の横断面を弧形に成形しなげればならないため、加工費が上昇するようになる。
本発明の背景になる技術は、韓国登録特許第0497063号(2005.06.15登録)-爪切り及び爪切り用刃体と、梃子、そして支持軸、韓国登録特許第0866365号(2008.10.27登録)-爪切り、韓国登録特許第1143904号(2012.05.01登録)-脱着可能な刃体を有する爪切り、韓国登録特許第1350392号(2014.01.06登録)-爪切り、韓国登録特許第2020882号(2019.09.05登録)-爪切りに開示されている。
本発明は、上記のような従来の問題点を解決するためのものであって、本発明の目的は本体の上部弾性板に形成される凹部及び刃の角度改善によって、とても小さい力でも便利に使用することができる爪切りを提供するものである。
また、本発明は、一般爪切りの使用時、刃が損傷される現象を抑制するために刃の先端部の内側に段顎を形成して刃の角度を30°に近く減らすことによって爪がきれいに切られるようにして、切れ味及び耐久性をさらに向上させることができる爪切りを提供する。
このような目的を達成するための本発明は、一側先端にそれぞれ切断刃が形成された上部弾性板及び下部板で本体を構成し、これらの上部弾性板及び下部板が上下に配置され切断刃が開いた状態で互いに対向するように配置され、切断刃に近接するように上部弾性板及び下部板に孔が形成され支持ピンが嵌め込まれると共にこの支持ピンの係止突起に梃子の受け部に形成された係合溝が嵌め込まれ係止される爪切りにおいて、上部弾性板及び下部板に形成された切断刃の反対側に互いに重なる区間を有すると共に、この区間よりも先端側で上部弾性板と下部板が重なって結束されずに上下方向に離れている部分における上部弾性板の底面に凹部が形成されて厚さ減少部を構成し、上記上部弾性板の切断刃と下部板の切断刃とが噛み合う時、上部弾性板の切断刃が間隙を置いて下部板の切断刃の内側に位置するように構成し、上記上部弾性板と下部板の先端に形成された傾斜面の内側に段顎をそれぞれ形成して構成したものである。
また、上記上部弾性板と下部板の重なる区間は、スポット溶接やベンディングによって結束されると共に上部弾性板の表面両側に微細溝が形成され、上記上部弾性板と下部板の先端に形成された傾斜面の切断刃の角度が28°~32°に形成され、これらの切断刃が噛み合う時の間隙は0.03~0.07mmの範囲に設定するのが好ましい。
また、上記梃子は、段差部及び屈曲部が連続して形成されると共に表面に微細溝が加工され、上部弾性板に結束される受け部の後端に受け顎が形成されており、上記梃子に形成された段差部の後面に研磨材を埋め立てて構成したものである。
本発明は、本体の上部弾性板の底面に形成される凹部が、上部弾性板と下部板が重なって結束される区間よりも先端側で上部弾性板と下部板が重なって結束されておらず上下方向に離れている部分に配置されることによって、梃子を押し下げ作動させる場合、従前に比べて力を入れすぎなくても爪切りの機能を発揮することができるようになる。
なお、上部弾性板と下部板に形成された切断刃の角度改善は勿論、切断刃が噛み合う時に、上部弾性板の切断刃が下部板の切断刃の内側に位置することによって、従前のように鋭い刃が強くぶつかって損傷する現象を防止できることは勿論、切削力の画期的な改善によって爪をきれいに切ることができて切れ味がさらによくなる。
図1は、韓国登録特許第1845380号に開示されている爪切りの全体斜視図である。 図2は、図1の側面構成図である。 図3は、梃子を押し下げた状態を示した側面構成図である。 図4は、図1のA-A線の下部板の断面図である。 図5は、本発明に係る爪切りの全体斜視図である。 図6は、各々の構成品を分離して示した斜視図である。 図7aは、梃子の作動状態を示した側面構成図である。 図7bは、梃子の作動状態を示した側面構成図である。 図7cは、梃子の作動状態を示した側面構成図である。 図8は、切断刃部分を拡大して示した図面であるである。 図9は、切断刃部分を拡大して示した図面である。
以下、添付図面を参照して本発明に係る好ましい実施例をより詳しく説明するが、これらが有する特定構造及び機能は1つの構成例を示したものであるので、本明細書に記載されている実施例のみに限定されるものではない。
まず、本発明が適用される好ましい例として、本出願人が提案して技術力が認められた先登録特許第1845380号に開示されている技術について詳しく説明し、これによる問題点を導出した後に本発明の構成及び作用効果について後述する。
図1乃至図3を参照すると、本体(1)が、切断刃(11)が形成された上部弾性板(10)と切断刃(21)が形成された下部板(20)で構成され、上部弾性板(10)と下部板(20)が上下に配置され上部弾性板(10)の切断刃(11)と下部板(20)の切断刃(21)が開いた状態で互いに対向するように配置される。
また、切断刃(11、21)に近接するように上部弾性板(10)と下部板(20)に孔(12、22)がそれぞれ形成され、下部板(20)の孔(22)と上部弾性板(10)の孔(12)に支持ピン(30)が嵌め込まれ、この支持ピン(30)のヘッド部(31)が下部板(20)の孔(22)の周縁に係止され、梃子(40)の受け部(41)が上部弾性板(10)に密着されるように、梃子(40)の受け部(41)に形成された係合部(42)が支持ピン(30)の係止突起(32)に係合される。
ここで、上部弾性板(10)の切断刃(11)と下部板(20)の切断刃(21)が梃子(40)によって窄められると、上部弾性板(10)と下部板(20)は撓まない厚さ(t1)を有し、上部弾性板(10)の弾性力が減少するように上部弾性板(10)に凹部(13)が形成され、凹部(13)によって上部弾性板(10)に厚さ減少部(14)が形成される。
上記上部弾性板(10)は、鋼又はステンレス鋼(stainless steel)素材からなり、その厚さ(t1)は一般的に2.0mm~3.5mm程度で製作される。
上記凹部(13)は、下部板(20)と対向する上部弾性板(10)の下部面に形成され、上部弾性板(10)と下部板(20)が重なる重畳区間(S1)が終わる地点(P1)から始まり、上部弾性板(10)の厚さ(t1)と厚さ減少部(14)の最小厚さ(t2)によって幅(S2)が決定される。
上記下部板(20)は、孔(22)の周縁に溝(23)が形成され、支持ピン(30)のヘッド部(31)が収容される。
図1及び図4を参照すると、上記下部板(20)は一側面に長く張溝(24)が形成され、この張溝(24)に手や足の爪の切断面を滑らかに整えるための研磨部材(26)が挿入され両面テープ(25)によって固定される。
上記のように構成された爪切りは、図2のように上部弾性板(10)の切断刃(11)と下部板(20)の切断刃(21)が開いた状態で、図3に示されているように、使用者が梃子(40)を押し下げると、梃子(40)によって開いた上部弾性板(10)の切断刃(11)と下部板(20)の切断刃(21)が窄められる。
この時、上部弾性板(10)と下部板(20)が撓まない十分な厚さ(t1)を有することによって、上部弾性板(10)が撓まって切断刃(11)が下部板(20)の切断刃(21)より前方に突出されることを防止することができ、爪端がざらざらに切断されることを防止することができる。
また、上部弾性板(10)に凹部(13)が形成され、凹部(13)によって上部弾性板(10)に厚さ減少部(14)が形成されることによって、上部弾性板(10)の弾性力が減少され使用者が力を入れすぎなくても梃子(40)を押し下げて爪を切ることができる。
また、支持ピン(40)のヘッド部(31)が下部板(20)の下部面から突出されず、外観がきれいで、本体(1)を構成する上部弾性板(10)と下部板(20)が一体に形成され、切断刃(11、21)の反対側で上部弾性板(10)に対して下部板(20)が折り畳まれることによって、上部弾性板(10)と下部板(20)が重なる重畳区間(S1)が形成される。
ところが、上記本出願人が保有している先登録特許においては、上部弾性板に形成された凹部が、重畳区間が終わる地点から始まって形成されたものであるので、上部弾性板が梃子によって長い円弧運動をするようになり、上刃が下刃の外に押し出される傾向がある。
また、梃子に力を加えて作動させる場合、上部弾性板及び下部板に形成された切断刃が当接され損傷を与えるようになるので耐久性に致命的な弱点があり、上側切断刃が下側切断刃の外方に押し出される現象によって爪がきれいに切断できない欠陥がある。
本出願人は先登録特許で提示されている問題を鑑みて爪切りを構成するための上部弾性板を含んだ梃子の構造及び切断刃に対する配置を最適に設計することによって、消費者が便利に使用することができる爪切りを提供しようとするものであり、これを図5乃至図9を参照して詳しく説明する。
図5及び図6に示されているように、本発明における爪切りは、上部弾性板(50A)と下部板(50B)からなる本体を含んで支持ピン(60)に装着され上部弾性板(50A)を押し下げて爪を切るための梃子(70)からなる。
上記上部弾性板(50A)と下部板(50B)は互いに上下に配置され、一側先端部に形成された切断刃(51a、51b)が相互開いた状態で互いに対向するようになり、この切断刃(51a、51b)に近接するように位置した上部弾性板(50A)と下部板(50B)に孔(52a、52b)がそれぞれ形成されている。
上記支持ピン(60)は、下部板(50B)の孔(52b)側に嵌め込まれて上部弾性板(50A)の孔(52a)に係止され、上記梃子(70)に形成された受け部(71a)及び受け顎(71b)が上部弾性板(50A)に密着された状態で受け部(71a)に形成されている係合溝(72)が支持ピン(60)の係止突起(61)に係止される。
図7a乃至図7cに示されているように、上部弾性板(50A)及び下部板(50B)の切断刃(51a、51b)が梃子(70)によって窄められる時、上記上部弾性板(50A)と下部板(50B)は撓まない厚さ(t3)を有し、上部弾性板(50A)の弾性力が減少するように凹部(53)が形成され、この凹部(53)によって上部弾性板(50A)に厚さ減少部(54)が形成される。
上記凹部(53)の場合、下部板(50B)と対向する上部弾性板(50A)の下部面に形成されるが、この時、上部弾性板(50A)と下部板(50B)が重なる区間(S3)から前方に所定間隔を置いて傾いた部分に形成されると共に上部弾性板(50A)の支持力に影響を受けない範囲の幅(S4)及び厚さ(t4)からなる。
したがって、梃子(70)の押し下げの作動時、上部弾性板(50A)に形成された凹部(53)によって弾力が前方で作用するようになるので、極小の力のみで爪切りの機能を発揮することができ、また、刃部位へ凹部(53)が移動され、少ない円弧運動で上刃が前方に押し出されることを防止できることは勿論、薄い材料の使用が可能となる。
上記上部弾性板(50A)と下部板(50B)が重なる区間(S3)は、スポット溶接によって結束され、上部弾性板(50A)の表面両側に微細溝(55a、55b)が形成されており、上記下部板(50B)の孔(52b)を介して支持ピン(60)のヘッド部(62)を収容するようになる。
この時、上記下部板(50B)の孔(52b)は、フランジ(56a)と凹溝(56b)からなり支持ピン(60)のヘッド部(62)が突出されないようにすることによって使用時の不便さを無くして外観を良くすることができる。
図8及び図9に示されているように、上記上部弾性板(50A)の切断刃(51a)と下部板(50B)の切断刃(51b)が噛み合うと、上部弾性板(50A)の切断刃(51a)が間隙(x)を置いて内側に位置するように構成される。したがって、従前のように鋭い刃がぶつかり合って損傷する現象を防止できることは勿論、爪をきれいに切ることができ、切れ味をさらに向上させることができるようになる。
すなわち、上記上部弾性板(50A)と下部板(50B)の先端に形成された傾斜面(57a、57b)の内側にそれぞれ段顎(58a、58b)が形成されており、上部弾性板(50A)に形成される傾斜面(57a)の角度(a)は43°~47°、この傾斜面(57a)に形成される切断刃の角度(b)は28°~32°、これに対応して下部板(50B)の傾斜面(57b)に形成される切断刃の角度(c)も28°~32°の範囲に設定することが好ましい。
このような範囲から脱すると、上部弾性板(50A)及び下部板(50B)に切削刃(51a、51b)を加工する過程がさらに難しくなり、梃子(70)の押し下げの作動時に切れ味が落ちるか過度な力を加えなければならない問題が生じる。
上記上部弾性板(50A)の切断刃(51a)と下部板(50B)の切断刃(51b)が成す間隙(x)は、0.03~0.07mm程度に微細に構成することが好ましい。この範囲より大きいと爪の切断時に爪が撓む感じがあるか切れ味も多少落ちるようになり、また、切断刃の角度が大きいと切削力が増加して上刃が下刃を押し出すことができ、小さい場合には切れ味と切断感は良いが上側刃が下刃を押し擦れて鋭い刃が損傷するので耐久性が急激に落ちる。
上記梃子(70)には段差部(73a)及び屈曲部(73b)が連続して形成されると共に表面に微細溝(74)が加工されることによって使用時の便宜性を提供することができ、上部弾性板(50A)に結束される受け部(71a)の後端に受け顎(71b)が形成され押下げ力を増大させることができる。
また、上記梃子(70)に形成された段差部(73a)の後面に研磨材(75)が埋め立てられ、手や足の爪を切った後に仕上げを容易に行うことができる。図示されてはいないが、上部弾性板(50A)と下部板(50B)の重畳区間(S3)が一体型に製作される場合にも上述したように適用することができる。
このような構成によって、図7a乃至図7cに示されているように、上記上部弾性板(50A)と下部板(50B)の切断刃(51a、51b)が開いた状態で使用者が梃子(70)を押し下げることによって手の爪は勿論、足の爪を適切な長さで切ることができるようになる。
この時、上部弾性板(50A)の傾いた部分に形成された凹部(53)によって厚さ減少部(54)を構成するようになるので、小さい力でも梃子(70)を押し下げて爪を切ることができ、この梃子(70)によって上部弾性板(50A)の切断刃(51a)と下部板(50B)の切断刃(51b)が窄めながら両側切断刃(51a、51b)の間隙(x)によって上部弾性板(50A)の切断刃(51a)が下部板(50B)の切断刃(51b)の内側へ微細に入った状態を維持するようになる。
したがって、上部弾性板(50A)の切断刃(51a)が下部板(50B)の切断刃(51b)より前方に突出される現象を確実に防止することによって、手の爪が切られた爪先部分がざらざらに切断されることを防止することができる。
このように、上部弾性板(50A)に形成される凹部(53)を下部板(50B)が重なる区間(S3)で前方側の傾いた部分に配置することによって梃子(70)の押し下げの作動時、極小の力のみで爪切りの機能を発揮することができるようになる。
すなわち、梃子(70)を小さな力で切れ味を良好に満足させるためには上部弾性板(50A)及び下部板(50B)が撓まないように厚さを厚くして切断刃の角度を最大限に小さくしなげればならないが、板の厚さが厚いほど梃子(70)にさらに力を入れるようになる。
このような点を鑑みて上部弾性板(50A)と下部板(50B)が重なる区間(S3)から前方に所定間隔を置いて傾いた部分に凹部(53)が形成されることによって梃子(70)をさらにスムーズに作動させることができる。
また、上部弾性板(50A)の切断刃(51a)が下部板(50B)の切断刃(51b)の内側に位置して噛み合うことによって、従前のように鋭い刃がぶつかり合って損傷する現象を防止できることは勿論、爪をきれいに切ることができて切れ味をさらに向上させることができる。
また、支持ピン(60)のヘッド部(62)が下部板(50B)の下部面に埋め立てられ外観がきれいで、切断刃(51a、51b)の反対側で上部弾性板(50A)に対して下部板(50B)がスポット溶接によって結束されることによって製作自体を容易に行うことができる利点もある。
前述したような技術的構成によって本発明の技術的課題が達成されるもでであり、限定された実施例と図面によって説明されたが、これに限定されず本発明が属する技術分野で通常の技術者によって本発明の技術思想と下記に記載する請求の範囲の均等範囲内で多様な修正及び変形が可能であることは勿論である。
50A:上部弾性板
50B:下部板
51a、51b:切断刃
52a、52b:孔
53:凹部
54:厚さ減少部
55a、55b:微細溝
56a:凹溝
57a、57b:傾斜面
58a、58b:段顎
60:支持ピン
61:係止突起
62:ヘッド部
70:梃子
71a:受け部
71b:受け顎
72:係合溝
73a:段差部
73b:屈曲部
74:微細溝
75:研磨材

Claims (5)

  1. 先端側にそれぞれ切断刃(51a、51b)が形成された上部弾性板(50A)及び下部板(50B)で本体を構成し、これらの上部弾性板及び下部板が上下に配置され前記切断刃が開いた状態で互いに対向するように配置され、前記切断刃に近接するように前記上部弾性板及び前記下部板に孔(52a、52b)が形成され支持ピン(60)が嵌め込まれると共にこの支持ピン(60)の係止突起(61)に梃子(70)の受け部(71a)に形成された係合溝(72)が嵌め込まれ係止される爪切りにおいて、
    前記上部弾性板(50A)及び前記下部板(50B)に形成され前記切断刃(51a、51b)の反対側の後端側において互いに重なる区間(S3)を有すると共に、この重なる区間(S3)における前記上部弾性板(50A)及び前記下部板(50B)が重なって結束された部分の先端側には、前記上部弾性板(50A)及び前記下部板(50B)が互いに結束されずに上下方向に離れている部分が形成され、この離れている部分の前記先端側における前記上部弾性板の底面に凹部(53)が形成され、前記凹部(53)は厚さ減少部(54)を形成し、前記上部弾性板(50A)の前記切断刃(51a)と前記下部板(50B)の前記切断刃(51b)が噛み合うとき、前記上部弾性板の前記切断刃が間隙(x)を置いて前記下部板の前記切断刃の内側に位置するように構成し、前記上部弾性板(50A)と前記下部板(50B)の先端に形成された傾斜面(57a、57b)の内側に段顎(58a、58b)をそれぞれ形成して構成したことを特徴とする爪切り。
  2. 前記上部弾性板(50A)と前記下部板(50B)とが重なる区間(S3)は、スポット溶接やベンディングによって結束され、前記上部弾性板の表面両側に微細溝(55a、55b)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の爪切り。
  3. 前記上部弾性板(50A)と前記下部板(50B)の先端に形成された傾斜面(57a、57b)の切断刃の角度が28°~32°に形成され、これらの切断刃が噛み合う時の間隙(x)は0.03~0.07mmの範囲に設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の爪切り。
  4. 前記梃子(70)は、段差部(73a)及び屈曲部(73b)が連続して形成されると共に表面に微細溝(74)が加工され、前記上部弾性板(50A)に結束される受け部(71a)の後端に受け顎(71b)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の爪切り。
  5. 前記梃子(70)に形成された前記段差部(73a)の後面に研磨材(75)を埋め立てて構成したことを特徴とする請求項4に記載の爪切り。

JP2024024580A 2020-03-04 2024-02-21 爪切り Pending JP2024054384A (ja)

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