JP2024052170A - 筆記具 - Google Patents

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Hiroshi Kato
正広 木暮
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Abstract

【課題】使用者の好みに応じた握り心地を実現することが可能な筆記具を提供する。【解決手段】筆記具10は、軸筒12と、軸筒12を周方向dcに取り囲むグリップ部20と、を備え、グリップ部20は、外周面20aに第1方向d1及び第1方向d1と交差する第2方向d2に配列された複数の要素領域30を有し、複数の要素領域30は、それぞれ周囲を溝部22で囲まれた頂面32を有し、頂面32の面積は、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて小さくなる。【選択図】図2

Description

本発明は、筆記具に関する。
従来、グリップ部によって軸筒の外面が取り囲まれた筆記具が知られている。グリップ部は、使用者が当該筆記具で筆記を行う際に使用者の指で把持されることが意図された部分である。グリップ部は、使用者の指と当該グリップ部との間に作用する摩擦力を増大させ、使用者の指がグリップ部に対して滑ってしまうことを抑制する。これにより、筆記具で筆記を行う際の使用感が向上するとともに、使用者の疲労を軽減することができる。このようなグリップ部の中には、滑り止めとして機能する凹凸が設けられているものがある。特許文献1には、グリップ部の表面にローレット加工により凹凸を形成したものが開示されている。
特開2002-225483号公報
このような表面に凹凸を形成したグリップ部について、本件発明者らが検討を進めたところ、どのような形状の凹凸であるとグリップ部を把持しやすいかは、使用者ごとに異なることがわかった。例えば、凸部の頂部が比較的尖っている方がグリップ部を把持しやすいと感じる使用者がいる一方、凸部の頂部が比較的平らな方がグリップ部を把持しやすいと感じる使用者もいる。しかし、従来の筆記具においては、単一のグリップ部において、使用者の好みに応じた握り心地を実現することはできなかった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、使用者の好みに応じた握り心地を実現することが可能な筆記具を提供することを目的とする。
本発明の筆記具は、
[1]軸筒と、
前記軸筒を周方向に取り囲むグリップ部と、を備え、
前記グリップ部は、外周面に第1方向及び前記第1方向と交差する第2方向に配列された複数の要素領域を有し、
前記複数の要素領域は、それぞれ周囲を溝部で囲まれた頂面を有し、
前記頂面の面積は、軸方向の一方側から他方側へ向かうにつれて小さくなる、筆記具、である。
本発明の筆記具は、
[2]前記一方側は前記軸筒の後方側であり、前記他方側は前記軸筒の前方側である、[1]に記載の筆記具、である。
本発明の筆記具は、
[3]前記第1方向は、前記軸方向の後方に向かうにつれて周方向の一方側から他方側へ向かうように螺旋状に延びる方向であり、
前記第2方向は、前記周方向に一致する、[1]又は[2]に記載の筆記具、である。
本発明の筆記具は、
[4]前記溝部は、前記第1方向に延びる複数の第1溝部と、前記第2方向に延びるとともに前記第1方向に配列された複数の第2溝部とを含み、
前記複数の要素領域は、2つの前記第1溝部及び2つの前記第2溝部に囲まれ、
前記第1溝部の深さは、前記軸方向の前記一方側から前記他方側へ向かうにつれて大きくなり、
各第2溝部の深さは、当該第2溝部に対して前記一方側に隣接する他の第2溝部の深さよりも大きい、[3]に記載の筆記具、である。
本発明の筆記具は、
[5]前記第1方向は、前記軸筒の後方に向かうにつれて周方向の一方側から他方側へ向かうように螺旋状に延びる方向であり、
前記第2方向は、前記軸筒の後方に向かうにつれて前記周方向の前記他方側から前記一方側へ向かうように螺旋状に延びる方向である、[1]又は[2]に記載の筆記具、である。
本発明の筆記具は、
[6]前記溝部は、前記第1方向に延びる複数の第1溝部と、前記第2方向に延びる複数の第2溝部とを含み、
前記複数の要素領域は、2つの前記第1溝部及び2つの前記第2溝部に囲まれ、
前記第1溝部の深さは、前記軸方向の前記一方側から前記他方側へ向かうにつれて大きくなり、
前記第2溝部の深さは、前記軸方向の前記一方側から前記他方側へ向かうにつれて大きくなる、[5]に記載の筆記具、である。
本発明によれば、使用者の好みに応じた握り心地を実現することが可能な筆記具を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る筆記具の一例を示す図である。 図2は、筆記具のグリップ部の拡大図である。 図3は、図2の一点鎖線に沿った断面図である。 図4は、図2のIV-IV線に対応する横断面図である。 図5は、図2のV-V線に対応する横断面図である。 図6は、グリップ部の要素領域の一例を示す斜視図である。 図7は、グリップ部の溝部の深さについて説明するための断面図である。 図8は、グリップ部の溝部の深さについて説明するための断面図である。 図9は、グリップ部の製造方法の一例を示す縦断面図である。 図10は、グリップ部の製造方法の一例を示す縦断面図である。 図11は、本発明の第2実施形態に係るグリップ部の一例を示す図である。 図12は、図11のグリップ部の縦断面図である。 図13は、本発明の第3実施形態に係るグリップ部の一例を示す図である。 図14は、図13のグリップ部の縦断面図である。 図15は、図13のグリップ部の製造方法の一例を示す縦断面図である。 図16は、図13のグリップ部の製造方法の一例を示す縦断面図である。 図17は、図13のグリップ部の製造方法の一例を示す縦断面図である。 図18は、図13のグリップ部の製造方法の他の例を示す縦断面図である。 図19は、図13のグリップ部の製造方法の他の例を示す縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
本明細書では、筆記具の中心軸線Aが延びる方向(長手方向)を軸方向da、軸方向daと直交する方向を径方向dr、中心軸線A周りの円周に沿った方向を周方向dcとする。また、軸方向daに沿って、筆記する際に紙面等の筆記面に近接する側を前方とし、筆記面から離間する側を後方とする。
第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る筆記具10の一例を示す図である。本明細書では、筆記具10がシャープペンシルである例について説明する。なお、これに限られず、本発明は、グリップ部20を有する全ての筆記具10に適用することができる。例えば、本発明の筆記具10は、ボールペン、万年筆、サインペン、マーカーペン、毛筆等の他の筆記具であってもよい。また、本発明の筆記具は、タッチパネル等の位置検出機能を有する入力面に対して入力を行うための、静電容量式スタイラスペン、電磁誘導式スタイラスペン、感圧式スタイラスペン等の電子入力用の筆記具であってもよい。
筆記具10は、軸筒12と、グリップ部20とを備える。図1では、グリップ部20は簡略化して示されている。図1に示された筆記具10は、図示しない芯繰出機構と、操作部14と、クリップ16とをさらに備えている。筆記具10は、中心軸線Aを有している。中心軸線Aは、筆記具10の長手方向に沿って延びている。芯繰出機構は、筆記芯18を筆記具10の先端から繰り出す機構である。芯繰出機構は、軸筒12の内部に収容されている。芯繰出機構は公知であるので、詳細な説明は省略する。
軸筒12は、略円筒形状を有する部材である。軸筒12の中心軸線は、筆記具10の中心軸線Aと一致している。操作部14は、芯繰出機構を操作するための部材である。操作部14は、軸筒12の後端から後方へ突出した部材である。図示された例では、使用者が操作部14を前方へ向かって押圧することで、芯繰出機構が動作し、筆記芯18が繰り出される。クリップ16は、軸筒12の側面に配置されている。なお、クリップ16が操作部14を兼ねてもよい。すなわち、クリップ16が前後方向にスライド自在に構成されており、使用者がクリップ16を前方へ向かってスライドさせることで、芯繰出機構が動作し、筆記芯18が繰り出されてもよい。
グリップ部20は、筆記具10の前方部分において、軸筒12を周方向dcに取り囲んでいる。グリップ部20は、軸筒12に対して、軸方向da及び周方向dcへの移動が規制されている。とりわけ、グリップ部20は、軸筒12に対して、軸方向da及び周方向dcへ移動しないよう、軸筒12に対して固定されてもよい。
グリップ部20は、使用者が筆記具10で筆記を行う際に使用者の指で把持されることが意図された部分である。グリップ部20は、使用者の指とグリップ部20との間に作用する摩擦力を増大させ、使用者の指がグリップ部20に対して滑ってしまうことを抑制する機能を有する。筆記具10がグリップ部20を有していることにより、筆記具10で筆記を行う際の使用感が向上するとともに、使用者の疲労を軽減することができる。グリップ部20は、例えば、真鍮、アルミニウム、ステンレス等の金属材料、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂、ポリアセタール(POM)樹脂等の樹脂材料等で形成することができる。
図2は、グリップ部20の拡大図である。図3は、グリップ部20の断面図である。図4は、図2のIV-IV線に対応する横断面図である。図5は、図2のV-V線に対応する横断面図である。図6は、グリップ部20の要素領域30の一例を示す斜視図である。図7及び図8は、グリップ部20の溝部22の深さについて説明するための断面図である。
本実施形態では、グリップ部20の外周面20aには、溝部22が形成されている。図2に示された例では、溝部22は、第1方向d1に延びる第1溝部24と、第2方向d2に延びる第2溝部26と、を含んでいる。第1方向d1と第2方向d2とは、グリップ部20の外周面20aにおいて互いに交差する。第1方向d1は、軸方向daの後方に向かうにつれて周方向dcの一方側から他方側へ向かうように螺旋状に延びる方向である。したがって、第1溝部24は、軸方向daの後方に向かうにつれて周方向dcの一方側から他方側へ向かうように螺旋状に延びている。図2に示された例では、第1方向d1は、軸方向daの後方に向かうにつれて前方から見て反時計回りとなる螺旋である。なお、これに限られず、第1方向d1は、軸方向daの後方に向かうにつれて前方から見て時計回りとなる螺旋であってもよい。第2方向d2は、周方向dcに一致している。したがって、第2溝部26は、周方向dcに沿って環状に延びている。図3は、図2におけるd1が付された一点鎖線に沿って、すなわち第1方向d1に沿って、グリップ部20を切断したときの断面を示している。
溝部22は、例えばローレット加工により形成することができる。とりわけ、溝部22は、切削によるローレット加工により形成することができる。具体的な加工方法については後述する。
図2に示されているように、本実施形態では、溝部22は、複数の第1溝部24と、複数の第2溝部26と、を含んでいる。複数の第1溝部24は、周方向dcに沿って互いに等ピッチで配列されている。第1溝部24の周方向dcの配列ピッチは、例えば0.3mm以上1.5mm以下である。また、複数の第2溝部26は、軸方向daに沿って互いに等ピッチで配列されている。第2溝部26の軸方向daの配列ピッチは、例えば0.3mm以上1.5mm以下である。
図2及び図3に示された例では、第1溝部24の深さDは、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなっている。第1溝部24の深さDは、グリップ部20の外周面20aの延長線(一点鎖線で示す)と、第1溝部24の最深部との間の径方向drに沿った長さである(図7参照)。図示された例では、第1溝部24の深さDは、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなり続けている。
図2及び図3に示された例では、軸方向daの一方側は軸筒12及びグリップ部20の後方側であり、軸方向daの他方側は軸筒12及びグリップ部20の前方側である。この場合、第1溝部24の深さDは、後方側から前方側へ向かうにつれて大きくなっている。とりわけ、第1溝部24の深さDは、後方側から前方側へ向かうにつれて大きくなり続けている。なお、これに限られず、軸方向daの一方側は軸筒12及びグリップ部20の前方側であり、軸方向daの他方側は軸筒12及びグリップ部20の後方側であってもよい。この場合、第1溝部24の深さDは、前方側から後方側へ向かうにつれて大きくなる。とりわけ、第1溝部24の深さDは、前方側から後方側へ向かうにつれて大きくなり続ける。
図3及び図8に示されているように、第2溝部26の深さDは、当該第2溝部26に対して軸方向daの一方側に隣接する他の第2溝部26の深さよりも大きくなっている。第2溝部26の深さDは、グリップ部20の外周面20aの延長線(一点鎖線で示す)と、第2溝部26の最深部との間の径方向drに沿った長さである(図8参照)。図示された例では、第2溝部26の深さDは、当該第2溝部26よりも軸方向daの一方側に位置する他の全ての第2溝部26の深さDよりも大きい。とりわけ、全ての第2溝部26の深さDは、当該第2溝部26よりも軸方向daの一方側に位置する他の全ての第2溝部26の深さDよりも大きい。したがって、各第2溝部26の深さDは、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなり続けている。
図2及び図3に示された例では、軸方向daの一方側は軸筒12及びグリップ部20の後方側であり、軸方向daの他方側は軸筒12及びグリップ部20の前方側である。この場合、第2溝部26の深さDは、当該第2溝部26に対して軸方向daの後方側に隣接する他の第2溝部26の深さよりも大きい。図示された例では、第2溝部26の深さDは、当該第2溝部26よりも軸方向daの後方側に位置する他の全ての第2溝部26の深さDよりも大きい。とりわけ、全ての第2溝部26の深さDは、当該第2溝部26よりも軸方向daの後方側に位置する他の全ての第2溝部26の深さDよりも大きい。したがって、各第2溝部26の深さDは、軸方向daの後方側から前方側へ向かうにつれて大きくなり続けている。
図6に示されているように、第1溝部24は、最深部において互いに接続された第1面24a及び第2面24bで構成されるV字状の断面を有している。第1面24aと第2面24bとの間の角度θは、その全長にわたって一定である。また、第2溝部26は、最深部において互いに接続された第1面26a及び第2面26bで構成されるV字状の断面を有している。第1面26aと第2面26bとの間の角度θは、その全長にわたって一定である。角度θは、例えば60度以上120度以下である。角度θは、例えば90度であってもよい。また、角度θは、例えば60度以上120度以下である。角度θは、例えば90度であってもよい。角度θ及び角度θは、互いに同一の角度であってもよいし、互いに異なる角度であってもよい。角度θ及び角度θがそれぞれ第1溝部24及び第2溝部26の全長にわたって一定であることにより、第1溝部24及び第2溝部26の幅は、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなる。
本実施形態では、グリップ部20の少なくとも一部は、溝部22で区画された複数の要素領域30を有している。1つの要素領域30は、隣り合う2つの第1溝部24及び隣り合う2つの第2溝部26に囲まれている。換言すると、1つの要素領域30は、隣り合う2つの第1溝部24及び隣り合う2つの第2溝部26で画定されている。とりわけ、1つの要素領域30は、隣り合う2つの第1溝部24の最深部及び隣り合う2つの第2溝部26の最深部で画定されている。
複数の要素領域30は、第1溝部24に沿って配列されるとともに、第2溝部26に沿って配列されている。したがって、複数の要素領域30は、第1方向d1及び第2方向d2に沿って配列されている。複数の第1溝部24は互いに平行であり、複数の第2溝部26は互いに平行である。したがって、各要素領域30は、径方向drから見て平行四辺形の形状を有している。また、図2に示された例では、複数の要素領域30は、互いに同じ形状及び同じ大きさ(面積)を有している。
要素領域30は、周囲を溝部22で囲まれた頂面32を有している。頂面32は、グリップ部20の外周面20aの一部を構成する。上述のように、第1溝部24の幅は、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなっている。これにより、第1方向d1に直交し且つ外周面20aに沿った方向における頂面32の幅は、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて小さくなる。また、第2溝部26の幅は、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなっている。これにより、第2方向d2に直交し且つ外周面20aに沿った方向(軸方向da)における頂面32の幅は、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて小さくなる。したがって、頂面32の面積は、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて小さくなる。
グリップ部20がどのような形状の凹凸を有している場合に当該グリップ部20が把持しやすくなるかは、使用者ごとに異なる。凸部の頂部が比較的尖っている方がグリップ部20を把持しやすいと感じる使用者がいる一方、凸部の頂部が比較的尖っていると指先に痛みを感じる使用者もいる。また、凸部の頂部が比較的平らである方がグリップ部20を把持しやすいと感じる使用者がいる一方、凸部の頂部が比較的平らであると指先が滑りやすいと感じる使用者もいる。したがって、単一のグリップ部20で、使用者の好みに応じた握り心地を実現することが求められる。
各頂面32の面積が軸方向daの一方側と他方側との間で変化することにより、本実施形態のグリップ部20では、軸方向daに沿った位置によって握り心地が変化する。とりわけ、グリップ部20における軸方向daの一方側の部分では、当該部分に位置する各頂面32の面積が比較的大きいことにより、グリップ部20は、使用者に対して軟らかい握り心地を提供することができる。その一方、グリップ部20における軸方向daの他方側の部分では、当該部分に位置する各頂面32の面積が比較的小さいことにより、グリップ部20は、使用者に対して鋭い握り心地を提供することができる。したがって、本実施形態のグリップ部20では、使用者の好みに応じた握り心地を実現することが可能になる。
本件発明者らの検討によれば、大きな筆圧で筆記を行う使用者ほど、筆記具10の前端近傍の、グリップ部20の前方部分を把持する傾向があることがわかった。本実施形態では、頂面32の面積は、軸方向daの後方側から前方側へ向かうにつれて小さくなる。したがって、大きな筆圧で筆記を行う使用者は、各頂面32の面積が比較的小さくなっているグリップ部20の前方部分を把持することになる。これにより、大きな筆圧で筆記を行う使用者ほど、大きなグリップ力(摩擦力)で筆記具10を把持することが可能になる。
また、筆記具10を用いて長時間筆記を続けていると、疲労により使用者の把持力が弱くなることがある。この場合、使用者の指がグリップ部20に対して滑り、使用者による把持位置が前方へ移動し得る。本実施形態のグリップ部20では、前方へ行くほどグリップ力(摩擦力)が大きくなるので、疲労によって使用者の指がグリップ部20に対して前方へ滑っても、グリップ部20の前方部分における大きなグリップ力により、使用者が適切にグリップ部20を把持できる。
とりわけ、筆記具10がシャープペンシルである場合には、使用者による筆圧が大きすぎる場合には、筆記芯18が折れやすくなるという課題もある。大きな筆圧で筆記を行う使用者がグリップ部20を把持した場合、筆記中に把持部分がグリップ部20の前方側へ移動することがある。この場合、筆記具10の先端付近に大きな力が作用することにより、筆記芯18が折れやすくなる。本実施形態の筆記具10では、グリップ部20の軸方向daに沿った位置によって握り心地が変化することにより、把持部分の位置が変化していることを使用者が認識することができる。例えば、使用者が、筆記中に把持部分がグリップ部20の前方側へ移動していることを認識することができる。これにより、筆記具10の先端付近に作用する大きな力で筆記芯18が折れやすくなることを抑制することができる。
次に、図9及び図10を参照して、本実施形態のグリップ部20の製造方法の一例について説明する。図9及び図10は、グリップ部20を縦断面図で示している。
まず、図9に示されているように、素材40を準備する。素材40は、例えば円筒形状を有している。素材40は、例えば、真鍮、アルミニウム、ステンレス等の金属材料、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂、ポリアセタール(POM)樹脂等の樹脂材料等で形成されている。
次に、図10に示されているように、素材40の外周面40aに溝部22を形成して、素材40からグリップ部20を作製する。図10には、素材40の外周面40aに第1溝部24を形成したものが示されている。溝部22(第1溝部24、第2溝部26)は、例えば、ローレット加工により形成される。第1溝部24は、例えば、軸方向daの一方側から他方側へ向けて、切削工具による切削深さが次第に大きくなるようにして加工される。第2溝部26は、例えば、所定の切削深さで1つの第2溝部26を形成し、次に、当該第2溝部26に対して軸方向daの他方側に隣接する位置に、前記所定の切削深さよりも大きい切削深さで第2溝部26を形成する。これを繰り返すことにより、複数の第2溝部26を形成してもよい。これに限られず、軸方向daの一方側から他方側へ向けて、切削深さが次第に大きくなるように構成された切削工具を用いて複数の第2溝部26を一度に形成してもよい。なお、1つの溝部24,26は、1回の切削加工によって形成されてもよいし、複数回の切削加工によって形成されてもよい。
本実施形態の筆記具10は、軸筒12と、軸筒12を周方向dcに取り囲むグリップ部20と、を備え、グリップ部20は、外周面20aに第1方向d1及び第1方向d1と交差する第2方向d2に配列された複数の要素領域30を有し、複数の要素領域30は、それぞれ周囲を溝部22で囲まれた頂面32を有し、頂面32の面積は、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて小さくなる。
このような筆記具10によれば、各頂面32の面積が軸方向daの一方側と他方側との間で変化する。これにより、グリップ部20における軸方向daに沿った位置によって握り心地が変化する。とりわけ、グリップ部20における軸方向daの一方側の部分では、当該部分に位置する各頂面32の面積が比較的大きいことにより、グリップ部20は、使用者に対して軟らかい握り心地を提供することができる。その一方、グリップ部20における軸方向daの他方側の部分では、当該部分に位置する各頂面32の面積が比較的小さいことにより、グリップ部20は、使用者に対して鋭い握り心地を提供することができる。したがって、本実施形態のグリップ部20では、使用者の好みに応じた握り心地を実現することが可能になる。
本実施形態の筆記具10では、一方側は軸筒12の後方側であり、他方側は軸筒12の前方側である。
大きな筆圧で筆記を行う使用者ほど、筆記具10の前端近傍の、グリップ部20の前方部分を把持する傾向がある。本実施形態の筆記具10では、頂面32の面積は、軸方向daの後方側から前方側へ向かうにつれて小さくなる。したがって、大きな筆圧で筆記を行う使用者は、各頂面32の面積が比較的小さくなっているグリップ部20の前方部分を把持することになる。これにより、大きな筆圧で筆記を行う使用者ほど、大きなグリップ力(摩擦力)で筆記具10を把持することが可能になる。
また、筆記具10を用いて長時間筆記を続けていると、疲労により使用者の把持力が弱くなることがある。この場合、使用者の指がグリップ部20に対して滑り、使用者による把持位置が前方へ移動し得る。本実施形態のグリップ部20では、前方へ行くほどグリップ力(摩擦力)が大きくなるので、疲労によって使用者の指がグリップ部20に対して前方へ滑っても、グリップ部20の前方部分における大きなグリップ力により、使用者が適切にグリップ部20を把持できる。
本実施形態の筆記具10では、第1方向d1は、軸方向daの後方に向かうにつれて周方向dcの一方側から他方側へ向かうように螺旋状に延びる方向であり、第2方向d2は、周方向dcに一致する。
このような筆記具10によれば、要素領域30が第1方向d1及び第2方向d2に沿って規則的に配列されるので、グリップ部20の外観の意匠性が向上する。
本実施形態の筆記具10では、溝部22は、第1方向d1に延びる複数の第1溝部24と、第2方向d2に延びるとともに第1方向d1に配列された複数の第2溝部26とを含み、複数の要素領域30は、2つの第1溝部24及び2つの第2溝部26に囲まれ、第1溝部24の深さDは、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなり、各第2溝部26の深さDは、当該第2溝部26に対して一方側に隣接する他の第2溝部26の深さよりも大きい。
このような筆記具10によれば、各頂面32の面積が軸方向daの一方側と他方側との間で変化するグリップ部20を、ローレット加工等の加工法により、簡単に作成することが可能になる。
なお、第1実施形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を適宜参照しながら、第2実施形態及び第3実施形態について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、第1実施形態と同様に構成され得る部分について、第1実施形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
第2実施形態
図11は、第2実施形態に係るグリップ部20の一例を示す図であり、図12は、図11のグリップ部20の縦断面図である。
本実施形態では、第1方向d1は、軸筒12の後方に向かうにつれて周方向dcの一方側から他方側へ向かうように螺旋状に延びる方向であり、第2方向d2は、軸筒12の後方に向かうにつれて周方向dcの他方側から一方側へ向かうように螺旋状に延びる方向である。したがって、複数の要素領域30(頂面32)は、軸筒12の後方に向かうにつれて周方向dcの一方側から他方側へ向かうように螺旋状に延びる方向、及び、軸筒12の後方に向かうにつれて周方向dcの他方側から一方側へ向かうように螺旋状に延びる方向の両方に沿って配列されている。
溝部22は、第1方向d1に延びる複数の第1溝部24と、第2方向d2に延びる複数の第2溝部26とを含んでいる。また、複数の要素領域30は、2つの第1溝部24及び2つの第2溝部26に囲まれている。複数の第1溝部24は互いに平行であり、複数の第2溝部26は互いに平行である。第1方向d1と軸方向daとの間の角度と、第2方向d2と軸方向daとの間の角度とは、互いに同一であってもよい。この場合、各要素領域30は、径方向drから見てひし形の形状を有する。また、第1方向d1と軸方向daとの間の角度と、第2方向d2と軸方向daとの間の角度とは、互いに異なってもよい。この場合、各要素領域30は、径方向drから見て平行四辺形の形状を有する。図11に示された例では、複数の要素領域30は、互いに同じ形状及び同じ大きさ(面積)を有している。
第1溝部24の深さは、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなっている、また、第2溝部26の深さは、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなっている。第1溝部24及び第2溝部26の深さは、第1実施形態における第1溝部24の深さDと同様に定義される。
本実施形態の第1溝部24及び第2溝部26は、例えば、第1実施形態における第1溝部24と同様の方法により形成することができる。
本実施形態の筆記具10では、第1方向d1は、軸筒12の後方に向かうにつれて周方向dcの一方側から他方側へ向かうように螺旋状に延びる方向であり、第2方向d2は、軸筒12の後方に向かうにつれて周方向dcの他方側から一方側へ向かうように螺旋状に延びる方向である。
このような筆記具10によれば、要素領域30が第1方向d1及び第2方向d2に沿って規則的に配列されるので、グリップ部20の外観の意匠性が向上する。
本実施形態の筆記具10では、溝部22は、第1方向d1に延びる複数の第1溝部24と、第2方向d2に延びる複数の第2溝部26とを含み、複数の要素領域30は、2つの第1溝部24及び2つの第2溝部26に囲まれ、第1溝部24の深さは、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなり、第2溝部26の深さは、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなる。
このような筆記具10によれば、各頂面32の面積が軸方向daの一方側と他方側との間で変化するグリップ部20を、ローレット加工等の加工法により、簡単に作成することが可能になる。
第3実施形態
図13は、第3実施形態に係るグリップ部20の一例を示す図であり、図14は、図13のグリップ部20の縦断面図である。
本実施形態では、第1方向d1は、軸筒12の後方に向かうにつれて周方向dcの一方側から他方側へ向かうように螺旋状に延びる方向であり、第2方向d2は、軸筒12の後方に向かうにつれて周方向dcの他方側から一方側へ向かうように螺旋状に延びる方向である。したがって、複数の要素領域30(頂面32)は、軸筒12の後方に向かうにつれて周方向dcの一方側から他方側へ向かうように螺旋状に延びる方向、及び、軸筒12の後方に向かうにつれて周方向dcの他方側から一方側へ向かうように螺旋状に延びる方向の両方に沿って配列されている。
溝部22は、第1方向d1に延びる複数の第1溝部24と、第2方向d2に延びる複数の第2溝部26とを含んでいる。また、複数の要素領域30は、2つの第1溝部24及び2つの第2溝部26に囲まれている。複数の第1溝部24は互いに平行であり、複数の第2溝部26は互いに平行である。第1方向d1と軸方向daとの間の角度と、第2方向d2と軸方向daとの間の角度とは、互いに同一であってもよい。この場合、各要素領域30は、径方向drから見てひし形の形状を有する。また、第1方向d1と軸方向daとの間の角度と、第2方向d2と軸方向daとの間の角度とは、互いに異なってもよい。この場合、各要素領域30は、径方向drから見て平行四辺形の形状を有する。図11に示された例では、複数の要素領域30は、互いに同じ形状及び同じ大きさ(面積)を有している。
第1溝部24の深さは、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなっている、また、第2溝部26の深さは、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなっている。第1溝部24及び第2溝部26の深さは、第1実施形態における第1溝部24の深さDと同様に定義される。
図13及び図14において、中心軸線Aと平行な直線が二点鎖線で示されている。本実施形態では、後述するグリップ部20の製造方法に起因して、グリップ部20の外径は、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなっている。
図15~図17を参照して、グリップ部20の製造方法の一例について説明する。図15~図17は、グリップ部20の製造方法の一例を示す縦断面図である。
まず、図15に示されているように、素材40を準備する。素材40は、例えば円筒形状を有している。図15に示された素材40の外径は、軸方向daに沿って一定である。
次に、図16に示されているように、素材40の外周面40aに、軸方向daに沿って一定の深さで第1溝部24及び第2溝部26を形成する。第1溝部24及び第2溝部26は、例えば、ローレット加工により形成される。第1溝部24及び第2溝部26は、例えば、軸方向daの一方側から他方側へ向けて、切削工具による切削深さが一定となるようにして加工される。
その後、図17に示されているように、素材40の外周面40aに対して、素材40の外径が軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなるように、換言すると、素材40の外径が軸方向daの他方側から一方側へ向かうにつれて小さくなるように、加工を行う。この加工は、例えば切削加工により行われる。この加工により露出した面が、各要素領域30の頂面32となる。これにより、グリップ部20が作成される。
図15~図17に示されたグリップ部20の製造方法は、軸方向daに沿って一定の外径を有する素材40を準備する工程と、素材40の外周面40aに、軸方向daに沿って一定の深さを有する溝部22を形成する工程と、素材40の外径が軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなるように、素材40の外周面40aを加工する工程と、を有する。
次に、図15、図18及び図19を参照して、グリップ部20の製造方法の他の例について説明する。図18及び図19は、グリップ部20の製造方法の他の例を示す縦断面図である。
まず、図15に示されているように、素材40を準備する。素材40は、例えば円筒形状を有している。図15に示された素材40の外径は、軸方向daに沿って一定である。
次に、図18に示されているように、素材40の外周面40aに対して、素材40の外径が軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなるように、換言すると、素材40の外径が軸方向daの他方側から一方側へ向かうにつれて小さくなるように、加工を行う。この加工は、例えば切削加工により行われる。
その後、図19に示されているように、素材40の外周面40aに、中心軸線Aと第1溝部24及び第2溝部26の最深部との間の径方向drの距離が一定となるように、第1溝部24及び第2溝部26を形成する。第1溝部24及び第2溝部26は、例えば、ローレット加工により形成される。第1溝部24及び第2溝部26は、例えば、軸方向daの一方側から他方側へ向けて、切削工具の先端と中心軸線Aとの距離が一定となるようにして、素材40と切削工具とを相対移動させることにより加工される。
図15、図18及び図19に示されたグリップ部20の製造方法は、軸方向daに沿って一定の外径を有する素材40を準備する工程と、素材40の外径が軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなるように、素材40の外周面40aを加工する工程と、素材40の中心軸線Aと溝部22の最深部との間の径方向drの距離が一定となるように、溝部22を形成する工程と、を有する。
本実施形態では、グリップ部20の中心軸線Aと溝部22の最深部との間の径方向drの距離は一定である。また、本実施形態では、グリップ部20の外径が軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなるように傾斜している。このような構成によっても、第1溝部24の深さは、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなり、第2溝部26の深さは、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて大きくなる。また、要素領域30の頂面32の面積は、軸方向daの一方側から他方側へ向かうにつれて小さくなる。
10 筆記具
12 軸筒
14 操作部
16 クリップ
18 筆記芯
20 グリップ部
20a 外周面
22 溝部
24 第1溝部
24a 第1面
24b 第2面
26 第2溝部
26a 第1面
26b 第2面
30 要素領域
32 頂面
40 素材
40a 外周面
A 中心軸線
da 軸方向
dc 周方向
dr 径方向
d1 第1方向
d2 第2方向

Claims (6)

  1. 軸筒と、
    前記軸筒を周方向に取り囲むグリップ部と、を備え、
    前記グリップ部は、外周面に第1方向及び前記第1方向と交差する第2方向に配列された複数の要素領域を有し、
    前記複数の要素領域は、それぞれ周囲を溝部で囲まれた頂面を有し、
    前記頂面の面積は、軸方向の一方側から他方側へ向かうにつれて小さくなる、筆記具。
  2. 前記一方側は前記軸筒の後方側であり、前記他方側は前記軸筒の前方側である、請求項1に記載の筆記具。
  3. 前記第1方向は、前記軸方向の後方に向かうにつれて周方向の一方側から他方側へ向かうように螺旋状に延びる方向であり、
    前記第2方向は、前記周方向に一致する、請求項1又は2に記載の筆記具。
  4. 前記溝部は、前記第1方向に延びる複数の第1溝部と、前記第2方向に延びるとともに前記第1方向に配列された複数の第2溝部とを含み、
    前記複数の要素領域は、2つの前記第1溝部及び2つの前記第2溝部に囲まれ、
    前記第1溝部の深さは、前記軸方向の前記一方側から前記他方側へ向かうにつれて大きくなり、
    各第2溝部の深さは、当該第2溝部に対して前記一方側に隣接する他の第2溝部の深さよりも大きい、請求項3に記載の筆記具。
  5. 前記第1方向は、前記軸筒の後方に向かうにつれて周方向の一方側から他方側へ向かうように螺旋状に延びる方向であり、
    前記第2方向は、前記軸筒の後方に向かうにつれて前記周方向の前記他方側から前記一方側へ向かうように螺旋状に延びる方向である、請求項1又は2に記載の筆記具。
  6. 前記溝部は、前記第1方向に延びる複数の第1溝部と、前記第2方向に延びる複数の第2溝部とを含み、
    前記複数の要素領域は、2つの前記第1溝部及び2つの前記第2溝部に囲まれ、
    前記第1溝部の深さは、前記軸方向の前記一方側から前記他方側へ向かうにつれて大きくなり、
    前記第2溝部の深さは、前記軸方向の前記一方側から前記他方側へ向かうにつれて大きくなる、請求項5に記載の筆記具。
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