JP2024052103A - 歯ブラシ - Google Patents

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萌乃 竹下
崇 清水
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Abstract

Figure 2024052103000001
【課題】薄いヘッド部を備え、口腔内の狭い隙間の奥までヘッドを届かせ、且つ口腔内全体を細かに清掃可能でありつつ、ブラッシング時に先端面が口腔内粘膜に当たった際の痛みを無くし、違和感を軽減できる歯ブラシを提供せんとする。
【解決手段】平面視で、ヘッド部2の先細形状が始まる左右の起点s1、s2と最先端位置a1とを通る各直線L1,L2と、中心線c1との成す角(鋭角側)をそれぞれα°とし、また、最先端位置a1から中心線c1に沿って歯ブラシ外方に1mm離間した点(離間点p1)を通りヘッド部2の左右の側縁210に接する各直線L3、L4(接点b1、b2)と、中心c1線との成す角(鋭角側)をそれぞれβ°とすると、下記式(1)~(3)を満たすことを特徴としている。
【数1】
Figure 2024052103000006

【選択図】図4

Description

本発明は、薄いヘッド部を備える歯ブラシに関する。
従来、4mm以下の植毛台からなる薄型のヘッド部を備える歯ブラシが提供されている(例えば、特許文献1参照。)。このようにヘッド部を薄型化することで、口腔内の狭い隙間を通じて奥歯(臼歯部)までヘッドを届かせる到達性や操作性を高めることができ、口腔内全体を細かに清掃することが可能となる。
しかし、このような薄型のヘッド部からなる歯ブラシでは、ヘッド部先端面の面積が小さくなるため、ブラッシング時に該先端面が口腔内の粘膜に当たった際、痛みや違和感を生じさせる可能性があった。
特開2021-16495号公報
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、薄いヘッド部を備え、口腔内の狭い隙間の奥までヘッドを届かせ、且つ口腔内全体を細かに清掃可能でありつつ、ブラッシング時に先端面が口腔内粘膜に当たった際の痛みや違和感を軽減させ、快適にブラッシングできる歯ブラシを提供する点にある。
本発明は、以下の発明を包含する。
[1] 毛束が突設される厚み4mm以下の植毛台からなるヘッド部を備え、
該ヘッド部の先端側の植毛面法線方向からみた平面視の形状が、中心軸に対して左右対称であり、且つ左右の幅が先端に近いほど小さくなる先細形状である歯ブラシであって、前記平面視で、該ヘッド部の前記先細形状が始まる左右の起点と最先端位置とを通る各直線と、前記中心線との成す角(鋭角側)をα°とし、前記最先端位置から前記中心線に沿って歯ブラシ外方に1mm離間した点を通り前記ヘッド部の左右の側縁に接する各直線と、前記中心線との成す角(鋭角側)をβ°とすると、下記式(1)~(3)を満たす歯ブラシ。
Figure 2024052103000002
[2] 前記平面視で、前記ヘッド部の先端側の左右の外形形状が、前記起点から最先端位置にわたる連続した外凸の曲線により構成されている、[1]記載の歯ブラシ。
以上にしてなる本願発明の歯ブラシによれば、口腔内の狭い隙間の奥までヘッドを届かせ、且つ口腔内全体を細かに清掃可能であり、また、ブラッシング時に先端面が口腔内粘膜に当たった際にも痛みを生じさせず、違和感を軽減できる。
本発明の代表的実施形態にかかる歯ブラシの毛束が突設されている腹側からみた平面図。 同じく歯ブラシの側面図。 図1のA-A断面図。 同じく歯ブラシのヘッド部の外形形状を示す説明図。 同じくヘッド部の外形形状を示す説明図。 変形例に係るヘッド部の外形形状を示す説明図。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
本発明の歯ブラシ1は、図1~図3に示すように、腹側の面(植毛面)に毛束4が突設される略平板状の厚みが4mm以下の植毛台21からなる薄いヘッド部2と、ハンドル部12と、ヘッド部2とハンドル部12とを連結する左右幅が比較的小さく細いネック部11とを備えた手動の歯ブラシである。ただし、本発明はこのような手動の歯ブラシに限定されるものではなく、駆動機構を内蔵する把持部としての本体部の先端側に、ヘッド部及びネック部からなる歯ブラシ清掃体が接続される電動歯ブラシでも勿論よく、その他の形態でも勿論よい。
ヘッド部2は、好ましくは、ネック部11およびハンドル部12とともに、ポリプロピレン樹脂やポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリアセタール樹脂,ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリアミド樹脂などの硬質合成樹脂によって一体成形されている。ハンドル部12やネック部11は、同一樹脂で一体成形するもの以外に、第2の合成樹脂やエラストマーで被覆部を二色成形したもの等でもよい。
植毛台21の毛束4が突設される腹側の植毛面には、断面視略円形の有底の植毛穴20が複数形成されている。植毛穴20の開口径、深さ、個数、配列形態などは本例に何ら限定されない。毛束4は、植毛台21の植毛穴20に対し、平線とともに打ち込んで植毛するものや、平線を使用せずに融着式やインモールド式などで毛束4を立設したものでも勿論よい。
毛束4を構成する各フィラメントの材質も特に限定されず、ナイロン、ポリエステル、ポリオレフィンなどの樹脂材料からなる人工毛でもよく、豚毛などの天然毛でもよい。その他、断面形状や断面の大きさなども、公知の形態を広く採用できる。
植毛台21は、毛束4が突設されている中央の内側領域R1と、その外側を取り囲むように最先端位置a1から左右外縁部210に沿って基端側に至る平面視略U字状の連続した領域に設けられる外側領域R2とから構成され、厚み(T1)が4mm以下の薄型の植毛台とされている。
植毛台21の厚みT1は、より好ましくは3.0mm以下、さらに好ましくは2.5mm以下に構成される。これにより口腔内の狭い隙間の奥(奥歯)までヘッド部を到達させることが容易となる。下限値は2.0mm以上であることが好ましく、2.5mm以上であることがさらに好ましい。2.0mmよりも薄いと強度を維持できない。
ヘッド部2の先端側の植毛面法線方向からみた平面視の形状は、図4に示すように中心軸(中心線c1)に対して左右対称で、且つ左右の幅が先端に近いほど小さくなる先細形状とされている。植毛台21の左右横方向の最大寸法w1は、15mm以下、より好ましくは12mm以下として、腹側又は背側からみた台平面形状もスリムに設定することが好ましい。
特に、本発明の歯ブラシ1では、図4に示すように、平面視で、ヘッド部2の先細形状が始まる左右の起点s1、s2と最先端位置a1とを通る各直線L1,L2と、中心線c1との成す角(鋭角側)をそれぞれα°とし、また、最先端位置a1から中心線c1に沿って歯ブラシ外方に1mm離間した点(離間点p1)を通りヘッド部2の左右の側縁210に接する各直線L3、L4(接点b1、b2)と、中心c1線との成す角(鋭角側)をそれぞれβ°とすると、下記式(1)~(3)を満たすことを特徴としている。
Figure 2024052103000003
α×βの値が、430以下であると、先が小さくなり、ブラッシング時に先端面が口腔内の粘膜に当たった際に、痛みや違和感を生じさせる可能性がある。また、αの値が35以上、またはβの値が52以上であると、先が大きくなり植毛台が広くなり到達性が低下してくる。αの値が5以下、またはβの値が35以下であると、先が小さくなり、ブラッシング時に先端面が口腔内の粘膜に当たった際に、痛みや違和感を生じさせる可能性がある。
ヘッド部の先端側の左右の外形形状(平面視)は、図1及び図4に示すように、好ましくは起点から最先端位置a1にわたる連続した外凸の曲線により構成されている。より具体的には、たとえば図5に示すように、最先端位置a1を含む先端部を曲率rの円弧形状の領域R3とし、ヘッド部2の先細形状が始まる左右の起点s1、s2を含む基端側の左右側縁を中心軸に平行な直線形状の領域R5とし、これら領域R3とR5の間は、両者に正接する円弧形状の領域R4としたものが好ましい。
また、曲率の異なる多数の円弧の正接接続形状、すなわち曲率が連続的に変化する種々の曲線とすることもできる。同じく平面視で、起点より先端側をすべて外凸の曲線で構成すること以外に、たとえば図6に示すように、直線状の領域R6を設けたものも好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施の例に何ら限定されるものではない。例えば、植毛台の背面側に厚みのある盛り部を設けたものでもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
ヘッド部の外形が異なる複数の歯ブラシ(毛を除去)のサンプル(ヘッド部の外形が本発明の条件を満たすものを実施例、満たさないものを比較例とした。)を作製し、オートグラフを用いてヘッド部先端をフローラルフォームに埋没させる試験(試験1)、および顎模型を用いて先端が奥歯を覆う程度を確認する試験(試験2)を行った結果について説明する。
(サンプル)
各サンプルのヘッド部における上記図4を用いて説明したα、β、及び平面視の左右の外形形状を、表1に示す。ヘッド部の厚みは、比較例4が3.5mm、その他は2.5mmとした。
(試験1の装置及び測定方法)
オートグラフ(島津製作所製、AGS-10kN)にサンプルをヘッド部先端面が下を向くよう装着し、直下にフローラルフォーム(ASPAC製、WET PREMIUM)を設置して、10mm/minのクロスヘッドスピードでサンプルをフローラルフォームに押し付け、3Nの試験力となった時の埋没量を測定した。各サンプルについて同条件で3回ずつ実施した。フローラルフォームは毎回交換した。
埋没量の測定は、フローラルフォームに形成されるサンプルのヘッド部埋没の跡である凹部の深さを測定する。凹部の深さは、凹部の位置でフローラルフォームを縦にカットして測定した。
(試験2の装置および測定方法)
各サンプルに、上記した先細形状が始まる左右の起点と最先端位置との軸方向中間位置を通る幅方向のラインを描き、当該サンプルを、顎模型(株式会社ニッシン製D15-500H)の上顎右側の第二大臼歯と第一大臼歯の歯間に上記ラインが位置するようにセットする(最先端位置が第二大臼歯に向くようセットする。)。
この状態で撮影を行い、上記第二大臼歯におけるサンプルによって覆われていない部分の面積(mm)(露出面積)を算出した。面積の算出は画像上で演算処理を行う。この露出面積が小さいほど、奥歯への到達性が高く、露出面積が大きいほど、奥歯への到達性が低いと評価できる。
各試験の結果、各サンプルのα×βの値を、表1に示す(埋没量は3回の平均値)。
Figure 2024052103000004
表1から分かるように、α×β>430、5<α<35、及び35<β<52のすべて満たす実施例1~6は、埋没量が6mm未満に抑えられ、且つ露出面積も31mm以下に抑えられており、ブラッシング時の痛みや違和感を抑えることができるとともに奥歯への良好な到達性も維持できることがわかる。α×βが430以下、又はβの値が35以下であると、埋没量が6mm以上の比較例1~3のように、ブラッシング時に痛みや違和感が生じる可能性が高い。αの値が35以上で且つβの値が52以上であると、露出面積が36.6mmの比較例4のように、奥歯への到達性が低下する。
1 歯ブラシ
2 ヘッド部
4 毛束
11 ネック部
12 ハンドル部
20 植毛穴
21 植毛台
21a 最先端部
210 外縁部
R1~R6 領域
a1 最先端位置
p1 離間点
c1 中心線
s1、s2 起点
b1、b2 接点
T1 厚み

Claims (2)

  1. 毛束が突設される厚み4mm以下の植毛台からなるヘッド部を備え、
    該ヘッド部の先端側の植毛面法線方向からみた平面視の形状が、中心軸に対して左右対称であり、且つ左右の幅が先端に近いほど小さくなる先細形状である歯ブラシであって、
    前記平面視で、該ヘッド部の前記先細形状が始まる左右の起点と最先端位置とを通る各直線と、前記中心線との成す角(鋭角側)をα°とし、
    前記最先端位置から前記中心線に沿って歯ブラシ外方に1mm離間した点を通り前記ヘッド部の左右の側縁に接する各直線と、前記中心線との成す角(鋭角側)をβ°とすると、
    下記式(1)~(3)を満たす歯ブラシ。
    Figure 2024052103000005
  2. 前記平面視で、前記ヘッド部の先端側の左右の外形形状が、前記起点から最先端位置にわたる連続した外凸の曲線により構成されている、請求項1記載の歯ブラシ。
JP2022158574A 2022-09-30 2022-09-30 歯ブラシ Pending JP2024052103A (ja)

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