JP2024052042A - バルーンカテーテル - Google Patents

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Abstract

Figure 2024052042000001
【課題】バルーンの径方向において撮像装置が撮影し易いバルーンカテーテルを提供することにある。
【解決手段】長手方向に延在し、前記長手方向に延在する第1内腔を有するシャフトと、前記第1内腔と連通している内腔を有し、且つ前記シャフトの遠位部に固定されているバルーンと、前記シャフトの近位端部に配置されているコネクタとを有し、前記バルーンは、前記シャフトの前記遠位部の外側面に固定されている第1領域と、前記第1領域よりも遠位側に位置し、前記シャフトに固定されていない第2領域と、前記第2領域よりも遠位側に位置し、前記第2領域の膜厚よりも小さい膜厚を有しており、且つ流体により拡張する第3領域と、を有しており、前記第2領域内の前記内腔には前記シャフトの遠位端が配置されているバルーンカテーテル。
【選択図】図3

Description

本発明はバルーンカテーテルに関する。
従来、医療の現場では、バルーンカテーテル内にカメラを配置して、体内でバルーンを拡張することによりカメラの視野を確保する場合があった。例えば特許文献1には、管腔を有するプローブと、前記管腔を通して配備可能であり、液体で満たされるように結合された第1の膨張可能透明バルーンと、前記管腔を通して配備可能であり、前記第1の膨張可能バルーンの内側で、前記第1の膨張可能バルーンの近位側と遠位側との間に配設され、空気で満たされるように結合された第2の膨張可能透明バルーンと、前記第2の膨張可能バルーンの近位側と遠位側との間に前記管腔を通して配備可能であり、前記第1の膨張可能バルーンと前記第2の膨張可能バルーンとを通して形成された光学画像を捕捉するように構成されたカメラと、を備える、装置が開示されている。
特開2018-140173号公報
特許文献1に示されているような従来の装置では、バルーンの軸方向では撮影し易いが、バルーンの径方向では撮影し難かった。本発明は上記の様な問題に着目してなされたものであって、その目的は、バルーンの径方向において撮像装置が撮影し易いバルーンカテーテルを提供することにある。
上記課題を解決することのできた本発明の実施の形態に係るバルーンカテーテルは、以下の通りである。
[1]長手方向に延在し、前記長手方向に延在する第1内腔を有するシャフトと、
前記第1内腔と連通している内腔を有し、且つ前記シャフトの遠位部に固定されているバルーンと、
前記シャフトの近位端部に配置されているコネクタとを有し、
前記コネクタは、前記シャフトの前記近位端部が配置されている前記コネクタの遠位側の第1開口と、
前記バルーンの拡張装置が取り付けられる第2開口と、
撮像装置が挿入される前記コネクタの近位側の第3開口と、を有し、
前記バルーンは、前記シャフトの前記遠位部の外側面に固定されている第1領域と、
前記第1領域よりも遠位側に位置し、前記シャフトに固定されていない第2領域と、
前記第2領域よりも遠位側に位置し、前記第2領域の膜厚よりも小さい膜厚を有しており、且つ流体により拡張する第3領域と、を有しており、
前記第2領域内の前記内腔には前記シャフトの遠位端が配置されているバルーンカテーテル。
上記の通り、バルーンの第2領域内の内腔において、シャフトの遠位端が固定されずに配置されていることにより、シャフトの遠位端とその近傍は、柔軟性が向上して多方向に動き易くなる。このようなシャフトの第1内腔を通じてバルーン内に撮像装置を挿入すると、シャフトの遠位端とその近傍の柔軟性により、バルーン内において撮像装置を多方向に操作し易くなる。これにより、バルーンの径方向において撮像装置が撮影し易くなる。
実施の形態に係るバルーンカテーテルは、以下の[2]~[17]のいずれかであることが好ましい。
[2]拡張時の前記バルーンは、生体内において前記撮像装置による腱鞘、腱、または靱帯の撮影のための視野を確保することが可能なものである[1]に記載のバルーンカテーテル。
[3]拡張時の前記バルーンの前記第2領域の形状は、直管状である[1]または[2]に記載のバルーンカテーテル。
[4]前記第2領域の前記長手方向における長さは、前記第1領域の前記長手方向における長さよりも長い[1]~[3]のいずれかに記載のバルーンカテーテル。
[5]拡張時の前記バルーンの径方向の断面における前記第3領域の外縁の形状は、多角形状である[1]~[4]のいずれかに記載のバルーンカテーテル。
[6]拡張時の前記バルーンの径方向の断面における前記第3領域の外縁により囲まれた領域の面積は、前記シャフトの径方向の断面における前記シャフトの外縁により囲まれた領域の面積の5倍以上、120倍以下である[1]~[5]のいずれかに記載のバルーンカテーテル。
[7]拡張時の前記バルーンの径方向における前記第3領域の長さは2mm以上、25mm以下である[1]~[6]のいずれかに記載のバルーンカテーテル。
[8]前記第1領域、前記第2領域、及び前記第3領域は、同じ素材からなる[1]~[7]のいずれかに記載のバルーンカテーテル。
[9]前記バルーンは、更に、前記第3領域よりも遠位側に位置し、径方向の長さが前記第3領域の膜厚よりも大きい第4領域を有している[1]~[8]のいずれかに記載のバルーンカテーテル。
[10]前記第4領域は、内腔を有していないか、または樹脂で充填された内腔を有している[9]に記載のバルーンカテーテル。
[11]前記第2領域と前記第3領域は金属を有していない[1]~[10]のいずれかに記載のバルーンカテーテル。
[12]前記撮像装置は、軸方向に延在する筒状部材を有し、前記筒状部材は、前記コネクタの前記第3開口から前記バルーンの前記第3領域内にわたって配置されている[1]~[11]のいずれかに記載のバルーンカテーテル。
[13]前記第4領域の近位端には、前記撮像装置の遠位端が接触している[9]~[12]のいずれかに記載のバルーンカテーテル。
[14]前記筒状部材の外側面には、前記バルーンが巻き付けられている[12]または[13]に記載のバルーンカテーテル。
[15]前記コネクタの前記第2開口には、前記拡張装置が配置されている[1]~[14]のいずれかに記載のバルーンカテーテル。
[16]前記コネクタの前記第3開口には、弁が配置されている[1]~[15]のいずれかに記載のバルーンカテーテル。
[17]前記コネクタは、前記第1開口と前記第2開口と前記第3開口とに連通している第2内腔を有している[1]~[16]のいずれかに記載のバルーンカテーテル。
本発明によれば、バルーンの径方向において撮像装置が撮影し易いバルーンカテーテルを提供することができる。
図1は、実施の形態に係るバルーンカテーテルの側面図である。 図2は、拡張装置によりバルーンを拡張し、更にバルーン内に撮像装置を挿入したときの図1のバルーンカテーテルの側面図である。 図3は、図2のバルーンとその近傍の軸方向の断面図である。 図4は、図2のA-A断面図である。 図5は、図2のバルーンの変形例のA-A断面図である。 図6は、バルーン内に撮像装置を挿入したときの図1のバルーンカテーテルの側面図である。 図7は、図2の撮像装置の遠位部の側面図である。 図8は、図2の撮像装置の変形例の遠位部の側面図である。
以下では、下記実施の形態に基づき本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施の形態によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。なお、各図面において、便宜上、部材符号等を省略する場合もあるが、かかる場合、明細書や他の図面を参照するものとする。また、図面における種々部材の寸法は、本発明の特徴の理解に資することを優先しているため、実際の寸法とは異なる場合がある。
本発明の実施の形態に係るバルーンカテーテルは、長手方向に延在し、長手方向に延在する第1内腔を有するシャフトと、第1内腔と連通している内腔を有し、且つシャフトの遠位部に固定されているバルーンと、シャフトの近位端部に配置されているコネクタとを有し、コネクタは、シャフトの近位端部が配置されているコネクタの遠位側の第1開口と、バルーンの拡張装置が取り付けられる第2開口と、撮像装置が挿入されるコネクタの近位側の第3開口と、を有し、バルーンは、シャフトの遠位部の外側面に固定されている第1領域と、第1領域よりも遠位側に位置し、シャフトに固定されていない第2領域と、第2領域よりも遠位側に位置し、第2領域の膜厚よりも小さい膜厚を有しており、且つ流体により拡張する第3領域と、を有しており、第2領域内の内腔にはシャフトの遠位端が配置されている。
上記の通り、バルーンの第2領域内の内腔において、シャフトの遠位端が固定されずに配置されていることにより、シャフトの遠位端とその近傍は、柔軟性が向上して多方向に動き易くなる。このようなシャフトの第1内腔を通じてバルーン内に撮像装置を挿入すると、シャフトの遠位端とその近傍の柔軟性により、バルーン内において撮像装置を多方向に操作し易くなる。これにより、バルーンの径方向において撮像装置が撮影し易くなる。
以下では、図1~図8を参照しながら、実施の形態に係るバルーンカテーテルについて説明する。図1は、実施の形態に係るバルーンカテーテルの側面図である。図2は、拡張装置によりバルーンを拡張し、更にバルーン内に撮像装置を挿入したときの図1のバルーンカテーテルの側面図である。図3は、図2のバルーンとその近傍の軸方向の断面図である。図4は、図2のA-A断面図である。図5は、図2のバルーンの変形例のA-A断面図である。図6は、バルーン内に撮像装置を挿入したときの図1のバルーンカテーテルの側面図である。図7は、図2の撮像装置の遠位部の側面図である。図8は、図2の撮像装置の変形例の遠位部の側面図である。なお図3では、撮像装置の記載を省略している。
図1に示す通り、実施の形態に係るバルーンカテーテル100は、シャフト10と、コネクタ20と、バルーン1とを有している。以下では各部材毎に詳細を説明する。
図1に示す通り、シャフト10は、長手方向10Xに延在し、長手方向10Xに延在する第1内腔10Lを有している。第1内腔10Lは、例えば図2に示すように、撮像装置40を挿入できるように構成されており、且つバルーン1の拡張装置30から供給された流体の通路となるように構成されていることが好ましい。シャフト10は、複数の第1内腔10Lを有していてもよい。シャフト10が複数の第1内腔10Lを有する場合、例えば、撮像装置挿入用、流体の通路用等の用途毎に複数の第1内腔10Lを使い分けてもよい。またシャフト10は、ガイドワイヤ挿通入用等の他の用途の内腔を有していてもよい。
シャフト10は、複数のチューブが径方向に接合した構造を有していてもよい。この場合、複数のチューブの長手方向10Xの長さは、それぞれ異なっていてもよい。またシャフト10は、例えば近位端部10aにおいて分岐構造を有していてもよい。またシャフト10は、複数のチューブが長手方向10Xに継ぎ合わされた構造を有していてもよい。この場合、複数のチューブは、それぞれ外径の大きさが異なっていてもよく、一方のチューブの端部が他方のチューブの内腔に配置されていてもよい。
シャフト10は、樹脂を含むことが好ましい。樹脂として、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、フッ素樹脂、塩化ビニル樹脂、シリコーン樹脂、天然ゴム等が挙げられる。これらは1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらのうち、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、フッ素樹脂、これらの混合物、またはこれらの樹脂を含む樹脂層を積層した積層体を含むことが好ましい。
シャフト10は、外管と、外管の内腔に配置された内管とを有していてもよい。外管は、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、フッ素樹脂、またはこれらの混合物を含むことが好ましい。内管は、フッ素樹脂、高密度ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂、またはこれらの混合物を含むことが好ましい。またシャフト10は編組体を含んでいてもよい。編組体によりシャフト10の剛性を向上することができる。編組体は、線状体が管状に編まれて形成されたものであることが好ましい。編組体は、金属、樹脂、またはこれらの両方を含むことが好ましく、金属を含むことがより好ましく、金属からなることが更に好ましい。金属として、SUS304、SUS316等のステンレス鋼、ばね鋼、Co-Cr合金、Ni-Ti合金等が挙げられる。また編組体は、ピアノ線、オイルテンパー線等を含んでいてもよい。編組体は、バルーン1の第2領域2Rの近位端よりも近位側に位置することが好ましく、第1領域1Rの近位端よりも近位側に位置することがより好ましい。これにより、シャフト10の遠位端10Bとその近傍の柔軟性を向上させることができる。
図1に示す通り、コネクタ20は、シャフト10の近位端部10aに配置されている。コネクタ20は、シャフト10の近位端部10aに直接または間接に固定されていることが好ましく、直接固定されていることがより好ましい。これにより、使用者はコネクタ20を介してシャフト10を操作し易くすることができる。当該固定の方法としては、接着剤による接着、加熱による溶着等が挙げられる。
図1に示す通り、コネクタ20は、第1開口21hと、第2開口22hと、第3開口23hとを有している。第1開口21hは、シャフト10の近位端部10aが配置されており、且つコネクタ20の遠位側に位置する。第1開口21hには、シャフト10の近位端部10aが直接または間接に固定されていることが好ましく、直接固定されていることがより好ましい。これにより、コネクタ20を介してシャフト10を操作し易くすることができる。また第1開口21hは、コネクタ20の遠位端部に位置することが好ましい。
図2に示す通り、第2開口22hは、バルーン1の拡張装置30が取り付けられるように構成されている。第2開口22hは、例えばチューブ31等を介して拡張装置30が取り付けられるように構成されていてもよい。
図2に示す通り、第3開口23hは、撮像装置40が挿入されるように構成されており、コネクタ20の近位側に位置する。第3開口23hは、コネクタ20の近位端部に位置することが好ましい。これにより、撮像装置40を挿入し易くなる。
第1開口21h、第2開口22h、及び第3開口23hの形状は、それぞれ、円形、楕円形、多角形、または角丸多角形であることが好ましく、円形、または楕円形であることがより好ましい。これにより各部材を各開口に挿入し易くなる。
図1に示す通り、コネクタ20は、第1開口21hと第2開口22hと第3開口23hとに連通している第2内腔20Lを有していることが好ましい。更に、第2内腔20Lは、第1開口21hと第3開口23hとに連通し、長手方向10Xに延在している直線状部21Lと、直線状部21Lから分岐し第2開口22hに連通している分岐部22Lとを有していることが好ましい。これにより直線状部21Lに拡張装置30を挿入しつつ、分岐部22Lから流体を供給することができる。
第2内腔20Lは、第2開口22hに向かって径が大きくなっているテーパ部、第3開口23hに向かって径が大きくなっているテーパ部等を有していてもよい。これにより、コネクタ20に拡張装置3を連結し易くなり、且つコネクタ20に撮像装置40を挿入し易くなる。
図1に示す通り、コネクタ20は、長手方向10Xに延在している本体部21を有していることが好ましい。この場合、第1開口21hは、本体部21の遠位端部に配置されていることが好ましく、第3開口23hは、本体部21の近位端部に配置されていることが好ましい。コネクタ20は、更に、近位側に向かうに従って本体部21から離れるように延在している分岐部22を有していることが好ましい。分岐部22の延在方向において、分岐部22の本体部21と接している側の端部を基端部22a、分岐部22の本体部21と接していない側の端部を先端部22bとしたとき、第2開口22hは、分岐部22の先端部22bに配置されていることが好ましい。これにより、撮像装置40の挿入部と、拡張装置30の連結部とを離すことができるため、操作性が向上する。
コネクタ20は、樹脂および/または金属を含むことが好ましく、樹脂を含むことがより好ましい。本体部21と分岐部22は、それぞれ、円柱、楕円柱、角柱、角丸角柱、円錐台、楕円錐台、角錐台、角丸角錐台、またはこれらの組み合わせ形状を有していてもよい。
図1に示す通り、バルーン1は、第1内腔10Lと連通している内腔1Lを有し、且つシャフト10の遠位部10bに固定されている。これにより、例えば図2に示すように、第1内腔10Lを介して内腔1Lに供給された流体により、バルーン1を拡張させることができる。またこれにより、第1内腔10Lを介して撮像装置40をバルーン1の内腔1Lに挿入することもできる。
図1、図2、図3に示す通り、バルーン1は、第1領域1Rと、第2領域2Rと、第3領域3Rとを有している。第1領域1Rと第2領域2Rは隣接し、且つ第2領域2Rと第3領域3Rは隣接していることが好ましい。これにより各領域の機能が発揮され易くなる。
第1領域1Rは、シャフト10の遠位部10bの外側面10eに固定されている領域である。バルーン1は、第1領域1Rにより、シャフト10に固定されている。バルーン1は、第1領域1Rのみにおいてシャフト10に固定されていてもよい。第1領域1Rをシャフト10の外側面10eに固定する方法としては、接着剤による接着、加熱による溶着、リング状部材をかしめて固定する方法等が挙げられる。
図3に示す通り、第2領域2Rは、第1領域1Rよりも遠位側に位置し、シャフト10に固定されていない領域である。より具体的には、第2領域2Rは、第1領域1Rよりも遠位側であって、第3領域3Rよりも近位側に位置しているシャフト10に固定されていない領域である。第2領域2R内の内腔1Lにはシャフト10の遠位端10Bが配置されている。このように第2領域2Rにおいて、シャフト10の遠位端10Bとその近傍はバルーン1に固定されていないため、柔軟性が向上して多方向に動き易くなる。その結果、シャフト10の遠位端10Bからバルーン1の内腔1Lに撮像装置40を挿入した場合に、バルーン1の内腔1L内において撮像装置40を多方向に動かし易くなる。なお図2の矢印Mは、撮像装置40の可動方向の一例を示している。
第2領域2R内におけるシャフト10の長手方向10Xの長さは、シャフト10の外径よりも長いことが好ましい。これにより、シャフト10の遠位端10Bとその近傍は動き易くなる。具体的には、第2領域2R内におけるシャフト10の長手方向10Xの長さは、シャフト10の外径の長さの1.1倍以上であることが好ましく、1.5倍以上であることがより好ましい。一方、第2領域2R内におけるシャフト10の長手方向10Xの長さは、シャフト10の外径の10倍以下であることが好ましく、5倍以下であることがより好ましい。これにより、バルーン1の軸方向の長さを低減することができる。
拡張時のバルーン1の第2領域2Rの形状は、直管状であることが好ましい。このようにバルーン1が加圧されている状態においても第2領域2Rが直管状を維持できる程度の硬度を有することにより、撮像装置40を直進させるようにしてバルーン1の内腔1Lに挿入し易くすることができる。更に第2領域2Rは、バルーン1の拡張時において拡張しないことが好ましい。
第2領域2Rの長手方向10Xにおける長さは、第1領域1Rの長手方向10Xにおける長さよりも長いことが好ましい。これにより、バルーン1の第2領域2Rの内部において、シャフト10の遠位端10Bとその近傍が一層、動き易くなる。第2領域2Rの長手方向10Xにおける長さは、第1領域1Rの長手方向10Xにおける長さの1.1倍以上であることが好ましく、1.5倍以上であることがより好ましく、2.0倍以上であることが更に好ましい。一方、当該倍率は30倍以下であることが好ましく、20倍以下であることがより好ましく、10倍以下であることが更に好ましい。これによりバルーン1の長手方向10Xにおける長さを短くすることができる。
第3領域3Rは、第2領域2Rよりも遠位側に位置し、第2領域2Rの膜厚よりも小さい膜厚を有しており、且つ流体により拡張する領域である。第3領域3Rが拡張することにより、撮像装置40と体内組織との距離を確保することができる。更に、第3領域3Rの膜厚が小さいことにより、第3領域3Rの内部から撮影し易くすることができる。
図3に示す通り、第3領域3Rは、長手方向10Xにおける近位側から遠位側に向かって外径が大きくなっている拡径部3aを有していることが好ましい。拡径部3aにより、バルーン1を体内組織から引き抜く際に引き抜き易くなる。
図3に示す通り、第3領域3Rは、外径が一定である定径部3bを有していることが好ましい。定径部3bにより、撮像装置40と体内組織との距離を安定して確保し易くなる。
図3に示す通り、第3領域3Rは、長手方向10Xにおける近位側から遠位側に向かって外径が小さくなっている縮径部3cを有していることが好ましい。縮径部3cにより、バルーン1を体内組織に挿入し易くなる。
図4に示す通り、拡張時のバルーン1の径方向1Yの断面における第3領域3Rの外縁の形状は、多角形状であることが好ましい。多角形状を構成する各面は平面状であるため、バルーン1の拡張の際に体内組織を平面状に押し広げることができる。その結果、体内組織を撮影し易くすることができる。多角形状としては、四角形、五角形、六角形、七角形、または八角形であることが好ましく、四角形、五角形、または六角形であることがより好ましい。
図5に示す通り、拡張時のバルーン1の径方向1Yの断面における第3領域3Rの外縁の形状は、円状、または楕円状であってもよい。これにより、バルーン1の拡張の際に体内組織を均一に拡張することができるため、バルーン1の向きを微調整せずに体内組織を撮影することができる。
拡張時のバルーン1の径方向1Yの断面における第3領域3Rの外縁により囲まれた領域の面積は、シャフト10の径方向の断面におけるシャフト10の外縁により囲まれた領域の面積の5倍以上、120倍以下であることが好ましい。当該倍率が5倍以上であることにより、例えば、腱鞘、腱、靱帯等の体内組織を内側から押し広げて視野を確保し易くすることができる。当該倍率は、より好ましくは40倍以上、更に好ましくは80倍以上である。一方、当該倍率が120倍以下であることにより、バルーン1が拡張し過ぎることに伴う体内組織の損傷を低減することができる。当該倍率は、より好ましくは115倍以下、更に好ましくは110倍以下である。当該断面の位置は、バルーン1の第3領域3Rの長手方向10Xにおける中心位置、及びシャフト10の第2領域2R内の位置であることが好ましい。
拡張時のバルーン1の径方向1Yにおける第3領域3Rの長さは2mm以上、25mm以下であることが好ましい。径方向1Yにおける第3領域3Rの長さが2mm以上であることにより、例えば、腱鞘、腱、靱帯等の体内組織と、撮像装置40との距離を確保して撮影し易くすることができる。当該長さは、より好ましくは10mm以上、更に好ましくは15mm以上である。一方、当該長さが25mm以下であることにより、バルーン1が拡張し過ぎることに伴う体内組織の損傷を低減することができる。当該長さは、より好ましくは23mm以下、更に好ましくは22mm以下である。なお拡張時のバルーン1の径方向1Yの断面における第3領域3Rの外縁の形状が円状以外の場合、当該長さは、径方向1Yにおける第3領域3Rの最大長さを測定すればよい。
第3領域3Rの長手方向10Xの長さは、第2領域2R内におけるシャフト10の長手方向10Xの長さの5倍以上、100倍以下であることが好ましい。これにより、第3領域3R内において撮像装置40を動かし易くすることができる。当該倍率は、より好ましくは10倍以上である。一方、当該倍率が100倍以下であることにより、バルーン1の長手方向10Xの長さを低減することができる。当該倍率は、より好ましくは50倍以下である。
第1領域1R、第2領域2R、及び第3領域3Rは、同じ素材を含むことが好ましく、同じ素材からなることがより好ましい。これにより製造コストを低減することができる。これらの素材としては、樹脂が好ましい。樹脂としては、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂、シリコーン樹脂、天然ゴム、またはこれらの混合物が好ましく、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、またはこれらの混合物がより好ましい。また樹脂は、これらの樹脂のエラストマーを含んでいてもよい。これらは1種のみ用いてもよく、2種以上併用して用いてもよい。
図3に示す通り、バルーン1は、更に、第3領域3Rよりも遠位側に位置し、径方向1Yの長さが第3領域3Rの膜厚よりも大きい第4領域4Rを有していることが好ましい。更に、第4領域4Rは、バルーン1の遠位端部に位置することが好ましい。これにより、バルーン1の遠位端部の剛性を向上することができるため、バルーン1を遠位端部から体内組織に挿入し易くすることができる。また第4領域4Rは、第3領域3Rに隣接していることが好ましい。
第4領域4Rは、第1領域1R、第2領域2R、及び第3領域3Rと同じ素材を含んでいることが好ましい。これにより製造コストを低減することができる。また第4領域4Rは、長手方向10Xに延在していることが好ましい。また第4領域4Rは、円柱、楕円柱、角柱、または角丸角柱等の形状を有していることが好ましく、円柱または楕円柱等の形状を有していることがより好ましい。これにより第4領域4Rを体内組織に挿入し易くすることができる。
第4領域4Rは、内腔を有していないか、または樹脂で充填された内腔を有していることが好ましい。このように第4領域4Rが中実であることにより、第4領域4Rの剛性を向上することができる。一方、ある程度、柔軟性が求められる場合には、第4領域4Rに内腔を設けて、柔軟な樹脂を内腔に充填すること等により、第4領域4Rに柔軟性を付与してもよい。また第4領域4Rの柔軟な樹脂を付着させて第4領域4Rに柔軟性を付与してもよい。柔軟な樹脂としては、第1領域1R、第2領域2R、第3領域3R等が含む樹脂よりもショアD硬度の低い樹脂が挙げられる。ショアD硬度は、例えばJIS K 6253-3:2012の記載に基づいてタイプDデュロメータを用いて測定すればよい。
第2領域2Rと第3領域3Rは金属を有していないことが好ましい。これにより、バルーン1内から撮像装置40により体内組織を撮影し易くなる。また、第1領域1R、第2領域2R、第3領域3R、及び第4領域4Rは金属を有していないことがより好ましく、バルーン1は金属を有していないことが更に好ましい。これにより、生体組織の損傷を回避し易くすることができる。
バルーン1の内側および外側には、他のバルーンが配置されていないことが好ましい。このような1重のバルーンの構成により、バルーン1の内腔1Lから観察し易くなる。
バルーン1は、樹脂を用いて二軸延伸ブロー成形、ディップ成形、射出成形、圧縮成形等により製造することができる。例えばパリソンを用いた二軸延伸ブロー成形の場合、パリソンのうちバルーン1の第1領域1R、第2領域2R、第3領域3R、第4領域4Rを形成する部分を順に第1部分、第2部分、第3部分、第4部分としたとき、二軸延伸ブロー成形の前にパリソンの第3部分を第2部分よりも薄く形成しておくことにより、第3領域3Rの膜厚を第2領域2Rの膜厚よりも小さくすることができる。同様に、二軸延伸ブロー成形の前にパリソンの第4部分を第3部分よりも分厚く形成しておくことにより、第4領域4Rの膜厚を第3領域3Rの膜厚よりも大きくすることができる。
拡張時のバルーン1は、生体内において撮像装置40による腱鞘、腱、または靱帯の撮影のための視野を確保することが可能なものであることが好ましい。これにより、バルーンカテーテル100は、生体内の腱鞘、腱、靱帯等の体内組織の炎症の治療に用いることができる。例えば、手根管症候群では、横手根靭帯または腱鞘が肥厚して手根管の内圧が上がり痛みを生じるが、このような横手根靭帯を、バルーン1の内部から撮像装置40により観察しつつ、バルーン1により拡張させることにより横手根靭帯を引き伸ばすことができる。また横手根靭帯を、拡張したバルーン1の内部から撮像装置40により観察し、横手根靭帯の切開等の治療を行ってもよい。その他に、バルーンカテーテル100は、肺、気管支等の呼吸器;心臓、動脈、静脈等の循環器;膵臓、肝臓、膵管、肝管、胆管等の消化器;等の体内組織の観察、治療に用いてもよい。
次に、バルーンカテーテル100に挿入される撮像装置40と、バルーンカテーテル100に取り付けられる拡張装置30と、バルーンカテーテル100の使用時の好ましい態様について主に説明する。
図2、図6に示す通り、撮像装置40は、軸方向40Xに延在する筒状部材41を有していることが好ましい。更に、筒状部材41は、コネクタ20の第3開口23hからバルーン1の第3領域3R内にわたって配置されていることが好ましい。このように配置された筒状部材41により、収縮状態のバルーン1とシャフト10との剛性を向上できるため、バルーンカテーテル100を体内組織への挿入し易くなる。また筒状部材41は、シャフト10に固定されておらず、シャフト10に対して長手方向10Xにスライド可能であることが好ましい。これにより、撮影箇所を調整し易くなる。一方、バルーンカテーテル100を生体組織に挿入する際等においては、筒状部材41を一時的にシャフト10に固定してもよい。これにより、バルーンカテーテル100を生体組織に挿入し易くすることができる。また筒状部材41は、長手方向10Xに延在していることが好ましい。これにより、コネクタ20からバルーン1内にまで筒状部材41を挿入し易くすることができる。
図6に示す通り、第4領域4Rの近位端4Raには、撮像装置40の遠位端40Bが接触していることが好ましい。このような配置は、収縮状態におけるバルーン1の剛性を向上させることができるため、バルーン1を体内組織へ挿入する際に有効である。またこの場合、バルーン1を体内組織へ挿入した後に、撮像装置40を近位側に引き戻して位置を調整してから観察することが好ましい。
図示していないが、筒状部材41の外側面41eには、バルーン1が巻き付けられていることが好ましい。これにより、バルーンカテーテル100を体内組織へ一層挿入し易くなる。この場合、バルーン1は収縮状態において、複数の羽根を有していることが好ましい。複数の羽根は、それぞれ、長手方向10Xに延在する谷折りの折り目と、長手方向10Xに延在する山折りの折り目を有していることが好ましい。この場合、複数の羽根は、それぞれ、谷折りの折り目により区画される。羽根の数は2枚以上、20枚以下であることが好ましく、4枚以上、12枚以下であることがより好ましい。
図7に示す通り、撮像装置40は、筒状部材41の遠位部にレンズ42と撮像素子を有していることが好ましい。例えば、体内組織に挿入したバルーン1の内部において、レンズ42から得た光を撮像素子により電気信号に変換することにより、撮像することができる。更に撮像装置40は、筒状部材41の内腔において、撮像素子に接続されたケーブル45を有していることが好ましい。これにより図2に示す通り、撮像素子により変換された電気信号を、ケーブル45を介して電気信号を例えば外部のビデオプロセッサ等の画像表示機44に伝達することにより、画像表示機44にて体内組織の映像を確認することができる。ケーブル45としては、電線、光ファイバ等が挙げられる。また、ケーブル45は絶縁膜を有していることが好ましい。
図7に示すように、レンズ42は、筒状部材41の遠位部41bの外側面41eに配置されていることが好ましい。これにより、バルーンカテーテル100はバルーン1の径方向1Yにおいて撮影し易くなる。
図7に示す態様の場合、筒状部材41は、外管と、外管の内腔に配置された内管とを有していることが好ましい。内管は、金属および/または樹脂を含むことが好ましく、金属を含むことがより好ましい。これにより筒状部材41の剛性を向上させることができる。外管は、樹脂を含むことが好ましく、樹脂からなることが好ましい。これにより漏電を防止し易くすることができる。
図7に示す態様の場合、撮像装置40は、筒状部材41の遠位部の外側面にライト43を有していることが好ましい。これにより、バルーンカテーテル100は、バルーン1の径方向1Yにおいて撮影し易くなる。ライト43は、発光ダイオード(LED)を有していることが好ましい。また撮像装置40はライト43を2つ以上有していてもよい。更に、撮像装置40は、筒状部材41の内腔において、ライト43に接続されたケーブルを有していることが好ましい。ケーブルとしては、電線、光ファイバ等が挙げられる。
図8に示すように、レンズ42は、筒状部材41の遠位端部41Bに配置されていてもよい。この場合、筒状部材41はその内腔に操作用ワイヤを有していることが好ましい。操作用ワイヤを用いて筒状部材41の直線状の遠位部を湾曲させることにより、バルーン1の径方向1Yにおいて撮影し易くなる。
図8に示す態様の場合、筒状部材41は、長手方向に延在する内腔を有する複数のブロックが長手方向に連結されて形成された連結体を有していてもよい。複数のブロックは、線状部材により連結されていてもよいし、各ブロックが互いに嵌合することにより連結されていてもよい。このような連結体は、例えば操作用ワイヤを用いることにより湾曲させることができる。操作用ワイヤは、その遠位端部が連結体の遠位端部に固定されていることが好ましい。このような操作用ワイヤを、例えば近位側に引っ張ることにより、連結体の遠位端部近傍を湾曲させることができる。各ブロックは、金属および/または樹脂を含むことが好ましく、金属を含むことがより好ましい。これにより筒状部材41の剛性を向上させることができる。また筒状部材41は、連結体の外側に保護層を有していてもよい。保護層は、金属および/または樹脂を含むことが好ましく、樹脂を含むことがより好ましい。これにより筒状部材41を湾曲させ易くすることができる。
図8に示す態様の場合の場合、ライト43は、筒状部材41の遠位端部41Bに配置されていることが好ましい。これにより、バルーンカテーテル100は、筒状部材41を湾曲させてバルーン1の径方向1Yにおいて撮影し易くなる。また撮像装置40はライト43を2つ以上有していてもよい。
図2に示す通り、コネクタ20の第2開口22hには、拡張装置30が配置されていることが好ましい。具体的には、第2開口22hには、チューブ31を介して拡張装置30が連結されていることが好ましい。このように配置された拡張装置30から流体を供給することにより、バルーン1を拡張することができる。更に拡張装置30は、流体を供給した後、吸引等により流体を回収できるように構成されていることが好ましい。これにより、バルーン1を拡張した後、収縮させることができる。拡張装置30は、流体の保存器、加圧ポンプ、減圧ポンプ、切換弁、圧力計、流量計等を有するものであってもよく、シリンジを有するものであってもよい。
流体としては、水、生理食塩水、またはこれらに造影剤を含有させた液体等の液体;空気、二酸化炭素、窒素等の気体;等が挙げられる。これらは1種のみ用いてもよく、2種以上併用して用いてもよい。
図2に示す通り、コネクタ20の第3開口23hには、弁50が配置されていることが好ましい。具体的には弁50は、第3開口23hに嵌合していることが好ましい。例えばバルーン1内への流体の供給の際に、弁50は、第3開口23hから外部への流体流出を低減または防止できるように構成されていることが好ましい。また弁50は、スリットを有していることが好ましい。スリットから拡張装置30を挿入することができる。弁50は、複数のスリットを有していてもよく、例えば複数のスリットは交差して十字状を形成していてもよい。弁50は樹脂を含むことが好ましく、ゴムを含むことがより好ましい。
1 バルーン
1L 内腔
1R、2R、3R、4R 第1領域、第2領域、第3領域、第4領域
3a 拡径部
3b 定径部
3c 縮径部
4Ra 近位端
1Y 径方向
10 シャフト
10a 近位端部
10b 遠位部
10B 遠位端
10e 外側面
10L 第1内腔
10X 長手方向
20 コネクタ
20L 第2内腔
21 本体部
21L 直線状部
22 分岐部
22a 基端部
22b 先端部
22L 分岐部
21h、22h、23h 第1開口、第2開口、第3開口
30 拡張装置
31 チューブ
40 撮像装置
40B 遠位端
40X 軸方向
41 筒状部材
41e 外側面
41b 遠位部
41B 遠位端部
42 レンズ
43 ライト
44 画像表示機
45 ケーブル
50 弁
100 バルーンカテーテル

Claims (17)

  1. 長手方向に延在し、前記長手方向に延在する第1内腔を有するシャフトと、
    前記第1内腔と連通している内腔を有し、且つ前記シャフトの遠位部に固定されているバルーンと、
    前記シャフトの近位端部に配置されているコネクタとを有し、
    前記コネクタは、前記シャフトの前記近位端部が配置されている前記コネクタの遠位側の第1開口と、
    前記バルーンの拡張装置が取り付けられる第2開口と、
    撮像装置が挿入される前記コネクタの近位側の第3開口と、を有し、
    前記バルーンは、前記シャフトの前記遠位部の外側面に固定されている第1領域と、
    前記第1領域よりも遠位側に位置し、前記シャフトに固定されていない第2領域と、
    前記第2領域よりも遠位側に位置し、前記第2領域の膜厚よりも小さい膜厚を有しており、且つ流体により拡張する第3領域と、を有しており、
    前記第2領域内の前記内腔には前記シャフトの遠位端が配置されているバルーンカテーテル。
  2. 拡張時の前記バルーンは、生体内において前記撮像装置による腱鞘、腱、または靱帯の撮影のための視野を確保することが可能なものである請求項1に記載のバルーンカテーテル。
  3. 拡張時の前記バルーンの前記第2領域の形状は、直管状である請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
  4. 前記第2領域の前記長手方向における長さは、前記第1領域の前記長手方向における長さよりも長い請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
  5. 拡張時の前記バルーンの径方向の断面における前記第3領域の外縁の形状は、多角形状である請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
  6. 拡張時の前記バルーンの径方向の断面における前記第3領域の外縁により囲まれた領域の面積は、前記シャフトの径方向の断面における前記シャフトの外縁により囲まれた領域の面積の5倍以上、120倍以下である請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
  7. 拡張時の前記バルーンの径方向における前記第3領域の長さは2mm以上、25mm以下である請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
  8. 前記第1領域、前記第2領域、及び前記第3領域は、同じ素材からなる請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
  9. 前記バルーンは、更に、前記第3領域よりも遠位側に位置し、径方向の長さが前記第3領域の膜厚よりも大きい第4領域を有している請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
  10. 前記第4領域は、内腔を有していないか、または樹脂で充填された内腔を有している請求項9に記載のバルーンカテーテル。
  11. 前記第2領域と前記第3領域は金属を有していない請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
  12. 前記撮像装置は、軸方向に延在する筒状部材を有し、前記筒状部材は、前記コネクタの前記第3開口から前記バルーンの前記第3領域内にわたって配置されている請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
  13. 前記第4領域の近位端には、前記撮像装置の遠位端が接触している請求項12に記載のバルーンカテーテル。
  14. 前記筒状部材の外側面には、前記バルーンが巻き付けられている請求項12に記載のバルーンカテーテル。
  15. 前記コネクタの前記第2開口には、前記拡張装置が配置されている請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
  16. 前記コネクタの前記第3開口には、弁が配置されている請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
  17. 前記コネクタは、前記第1開口と前記第2開口と前記第3開口とに連通している第2内腔を有している請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
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