JP2024050360A - 電子レンジ用包装容器、包装食品、及び包装食品の調理方法 - Google Patents

電子レンジ用包装容器、包装食品、及び包装食品の調理方法 Download PDF

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慶吾 橋本
攻一郎 吉田
洋輔 室屋
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Abstract

【課題】食品等の内容物を収容した状態で電子レンジにより簡便に加熱可能であり、加熱後には包装容器を自立させて食器として利用することが可能な包装容器を提供する。
【解決手段】
本発明によれば、電子レンジ用包装容器であって、可撓性を有するフィルムが袋状に形成された包装袋と、前記包装袋の外表面の少なくとも一部を覆うように設けられた外側包装体とを備え、前記外側包装体は、加熱時の前記包装袋の膨張によって自立可能な形状に変形可能であり、前記包装容器は、前記形状に変形した前記外側包装体の底部を下側にして、自立可能である、包装容器が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子レンジ用包装容器、包装食品、及び包装食品の調理方法に関するものである。
食品等の内容物を収容した包装容器であって、電子レンジにより加熱することが可能な包装容器が知られている。例えば、特許文献1に開示される包装袋は、電子レンジによる加熱時に蒸気抜き手段から蒸気を放出可能である他、自立安定性があり電子レンジから取り出しやすい構成となっている。
特開2005-306426号公報
内容物が食品の場合、加熱後に包装容器を食器として利用することが考えられる。食品が液体を含む場合(例えば、食品が液体スープを含む即席麺の場合)には、内容物を食べる際に倒れないよう特に高い自立安定性が求められる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、食品等の内容物を収容した状態で電子レンジにより簡便に加熱可能であり、加熱後には包装容器を自立させて食器として利用することが可能な包装容器を提供することを目的とする。
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]電子レンジ用包装容器であって、可撓性を有するフィルムが袋状に形成された包装袋と、前記包装袋の外表面の少なくとも一部を覆うように設けられた外側包装体とを備え、前記外側包装体は、加熱時の前記包装袋の膨張によって自立可能な形状に変形可能であり、前記包装容器は、前記形状に変形した前記外側包装体の底部を下側にして、自立可能である、包装容器。
[2][1]に記載の包装容器であって、前記包装袋は、前記包装袋の内圧上昇に伴って蒸気流路を形成する蒸気抜きシール部を備える、包装容器。
[3][1]又は[2]に記載の包装容器であって、前記包装袋は、底面部と、前面部と、背面部とを備え、前記前面部と前記背面部は、互いに対向し、且つ前記底面部から立ち上げるように設けられ、前記底面部と、前記前面部と、前記背面部とが互いに溶着されて前記袋状となる、包装容器。
[4][1]から[3]の何れか1つに記載の包装容器であって、前記外側包装体は、自立可能な前記形状を維持するための補強部を備える、包装容器。
[5][1]から[4]の何れか1つに記載の包装容器であって、前記外側包装体は、互いに対向し、前記底部から立ち上げるように設けられた前面部及び背面部を備え、前記外側包装体の前記前面部及び前記背面部には、加熱時の前記包装袋の膨張によって前記外側包装体の外方に突出する突出部がそれぞれ設けられ、前記包装容器は、前記形状に変形した前記外側包装体の前記底部を下側にして前記突出部を接地させることで、自立可能である、包装容器。
[6][1]から[4]の何れか1つに記載の包装容器であって、前記外側包装体の前記底部には、前記底部を閉止するように組み込まれた組込部が設けられ、前記外側包装体は、加熱時の前記包装袋の膨張によって前記組込部が展開するように変形して自立可能な前記形状となるように構成される、包装容器。
[7][1]から[4]の何れか1つに記載の包装容器であって、前記外側包装体の前記底部には、前記外側包装体の内側に折り込まれた折込部が設けられ、前記外側包装体は、加熱時の前記包装袋の膨張によって前記折込部が展開するように変形して自立可能な前記形状となるように構成される、包装容器。
[8][1]から[4]の何れか1つに記載の包装容器であって、前記外側包装体の前記底部には、左右方向に沿って易開封部が設けられ、前記外側包装体は、加熱時の前記包装袋の膨張によって前記底部が前記易開封部において前後方向に広がるように変形して自立可能な前記形状となるように構成される、包装容器。
[9][1]から[4]の何れか1つに記載の包装容器であって、前記外側包装体は、加熱時の前記包装袋の膨張によって前記底部が前後方向に広がり、前記底部を閉止するように組み込まれた組込部が形成されるように変形して自立可能な前記形状となるように構成される、包装容器。
[10]包装食品であって、食品と、[1]から[9]の何れか1つに記載の包装容器とを備え、前記食品は、前記包装袋に収容される、包装食品。
[11][10]に記載の包装食品であって、前記食品は、即席麺である、包装食品。
[12][10]又は[11]に記載の包装食品の調理方法であって、加熱工程と、自立工程とを備え、前記加熱工程では、前記外側包装体を寝かせた状態で前記包装食品を電子レンジにより加熱し、前記自立工程では、前記外側包装体の前記底部を下側にして前記包装容器を自立させる、調理方法。
[13]包装食品の調理方法であって、収容工程と、加熱工程と、自立工程とを備え、前記包装食品は、包装容器と、前記包装容器に収容された食品とを備え、前記収容工程では、調理液を前記食品と接触するように前記包装容器に収容して前記包装容器を密閉し、前記加熱工程では、前記包装容器に収容された前記食品及び前記調理液を電子レンジにより加熱し、前記自立工程では、前記包装容器の底部を下側にして前記包装容器を自立させ、前記包装容器は、前記包装容器の内圧上昇に伴って蒸気流路を形成する蒸気抜きシール部を備える、調理方法。
[14][13]に記載の調理方法であって、前記加熱工程では、前記包装容器を寝かせた状態で前記食品及び前記調理液を電子レンジにより加熱する、調理方法。
[15][13]又は[14]に記載の調理方法であって、前記包装容器は、可撓性を有するフィルムが袋状に形成された包装袋と、前記包装袋の外表面の少なくとも一部を覆うように設けられた外側包装体とを備え、前記食品は、前記包装袋に収容され、前記外側包装体は、前記加熱工程における加熱時の前記包装袋の膨張によって自立可能な形状に変形可能であり、前記包装容器は、前記形状に変形した前記外側包装体の前記底部を下側にして、自立可能である、調理方法。
[16][13]から[15]の何れか1つに記載の調理方法であって、前記食品は、即席麺である、調理方法。
本発明に係る包装容器は、加熱時の包装袋の膨張によって外側包装体が自立可能な形状に変形可能であり、変形した外側包装体の底部を下側にして自立させることができる。従って、内容物として食品を収容した場合に、加熱後の包装容器を安定的に自立させて食器として利用することができる。
図1A及び図1Bは、本発明の第1実施形態の包装容器100の斜視図である。図1Aは、外側包装体5を開封する前の状態を、図1Bは外側包装体5を開封した状態を示す。 図2Aは、包装袋1内に内容物が収容された状態の斜視図である。図2Bは、開封された状態における包装袋1の斜視図である。 図2Aの包装袋1を平面視で示す図である。 図4Aは、図3中のA-A断面図であり、図4Bは、図4A中の領域Bの拡大図であり、図4Cは、図4Bの開閉部材23を開いた状態を示す。 包装袋1の底面部2を構成する底部フィルム20aの斜視図である。 包装袋1の中央部下端を前後方向に大きく開いた状態での底面部2の拡大図である。 図7Aは、外側包装体5の正面図である。図7Bは、外側包装体5の底面図である。図7Bにおいて、実線は変形前の外側包装体5の底部51の輪郭を、二点鎖線は変形後の外側包装体5の底部51の輪郭を示している。 変形した外側包装体5の底部51を下側にして自立させた包装容器100の斜視図である。 図9Aは、本発明の第2実施形態の包装容器100の外側包装体5の斜視図である。図9Bは、外側包装体5を開封した状態の包装容器100の斜視図である。 図10A及び図10Bは、本発明の第3実施形態の包装容器100の斜視図である。図10Aは、外側包装体5を開封した状態を、図10Bは、図10Aの状態から外側包装体5が変形した状態を示す。 図11A及び図11Bは、第3実施形態の包装容器100の外側包装体5の底面図である。図11Aは、変形前の外側包装体5の底面図であり、図11Bは、変形後の外側包装体5の底面図である。 図12Aは、第3実施形態の変形例1の包装容器100の斜視図である。図12Bは、変形例1の外側包装体5を開封した状態を示す斜視図であり、包装袋1は図示省略されている。 図12Bの外側包装体5を寝かせて接地面Gに配置した状態を外側包装体5の右側方から見た図である。 図14Aは、第3実施形態の変形例1において、外側包装体5が変形した包装容器100を寝かせた状態を示す図である。図14Bは、底部51を下側にして図14Aの包装容器100を自立させた状態の斜視図である。 図15Aは、第3実施形態の変形例2の包装容器100の斜視図である。図15Bは、変形例2の外側包装体5を開封した状態を示す斜視図であり、包装袋1は図示省略されている。 図16Aは、第3実施形態の変形例2において、外側包装体5が変形した包装容器100を寝かせた状態を示す図である。図16Bは、底部51を下側にして図16Aの包装容器100を自立させた状態の斜視図である。 図17Aは、本発明の第4実施形態の包装容器100の正面図である。図17Bは、外側包装体5の折込部9を構成する底部材91を広げた状態の平面図である。図17Cは、底部材91を折り曲げた状態の斜視図である。 図18Aは、第4実施形態の包装容器100の斜視図であり、外側包装体5が変形した状態を示す図である。図18Bは、変形した外側包装体5の底面図である。 第4実施形態の変形例に係る包装容器100の平面図である。 図20A及び図20Bは、本発明の第5実施形態の包装容器100の斜視図である。図20Aは、外側包装体5を開封した状態を、図20Bは、図20Aの状態から外側包装体5が変形した状態を示す。 図21A及び図21Bは、第5実施形態の包装容器100の外側包装体5の底面図である。図21Aは、変形前の外側包装体5の底面図であり、図21Bは、変形後の外側包装体5の底面図である。 図22Aは、本発明の第6実施形態の包装容器100の外側包装体5を開封した状態を示す。図22Bは、変形前の外側包装体5の底面図である。 図23A及び図23Bは、第6実施形態に係る外側包装体5の底面図である。図23Aは、変形途中の外側包装体5の底面図であり、図23Bは、変形後の外側包装体5の底面図である。 第6実施形態の包装容器100の斜視図であり、外側包装体5が変形した状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
1.第1実施形態
1-1.包装容器100の構成
図1A及び図1Bに示すように、本発明の第1実施形態の包装容器100は、可撓性を有するフィルムが袋状に形成された包装袋1と、包装袋1の外表面の少なくとも一部を覆うように設けられた外側包装体5とを備える、電子レンジ用の包装容器である。包装容器100は、電子レンジで加熱調理する食品を内容物として収容する場合に好適に用いられ、即席麺を内容物として収容する場合に特に好適に用いられる。
<包装袋1>
図2Aに示すように、包装袋1は、底面部2と、底面部2から立ち上げるように設けられた周面部21を備える。周面部21は、互いに対向する前面部3及び背面部4を備え、かつ上方に開口した開口部22を備える。前面部3及び背面部4は、その左右方向の端部(以下、側端ともいう)において互いに溶着されている。底面部2は、前面部3及び背面部4と溶着(ヒートシール)されている。底面部2と前面部3と背面部4とが互いに溶着されることによって、フィルムが袋状となっている。内容物は、包装袋1の内部に収容される。なお、前面部3及び背面部4の上端部を左右方向に沿って溶着して密封し、利用者が当該上端部を左右方向に引き裂き切り離すことで開口部22が形成されるように構成してもよい。
包装袋1は、自立可能であっても、自立可能でなくても良いが、内容物を収容した場合の安定性を確保する観点からは、自立可能な形状であることが好ましい。本実施形態の包装袋1は、図5に示す底部フィルム20aにより構成される底面部2を下側にして自立可能である。このような構成では、底面部2を設けずに底部において前面部3と背面部4とを溶着させた平袋状の包装袋と比較して、包装袋1内の容積を大きく確保できる他、包装袋1を電子レンジで加熱した際に底面部2において包装袋1が前後方向に大きく膨らむ。従って、後述するように、外側包装体5が包装袋1の膨張によって自立可能な形状に変形する際に、外側包装体5が変形しやすく、特に外側包装体5の底部において前後方向に広がるように変形しやすくなる。
図3は、包装袋1を平面視において示す図である。平面視とは、包装袋1内に内容物が含まれていない状態で包装袋1を平たくし、その状態で包装袋1の前面部3に垂直な方向から見ることを意味する。本開示では、図3の上下左右を包装袋1の上下左右として説明する。具体的には、底面部2側を下側、底面部2から前面部3(及び背面部4)が立ち上がる方向を上側とする。また、前面部3を手前に配置したときの左右を、包装袋1の左右とする。さらに、前面部3側を前側、背面部4側を後側とする。
図2Aに示すように、前面部3は、前面下部3aと前面上部3bを備える。前面下部3aは、底面部2に溶着されている。前面下部3aと前面上部3bは、これらの内面同士を重ね合わされて形成された合掌部10において溶着されている。合掌部10を設けることで包装袋1内の容積を大きく確保できるため、外側包装体5が包装袋1の膨張によって自立可能な形状に変形する際に、外側包装体5が変形しやすくなる。
包装袋1の周面部21には、開閉部材23と開封部24が設けられている。開閉部材23は、開口部22を開閉可能に構成されている。図4A~図4Cに示すように、開閉部材23は、互いに係合可能な前面側係合部材23aと背面側係合部材23bを備える。前面側係合部材23aの基部23a1、及び背面側係合部材23bの基部23b1は、それぞれ前面部3及び背面部4の内面に溶着することにより固定される。図4Bに示すように前面側係合部材23aのフック部23a2と背面側係合部材23bのフック部23b2が係合されることによって開口部22が閉じられ、図4Cに示すように係合が解除されることによって開口部22が開かれる。
なお、基部23a1,23b1は、その全面が前面部3及び背面部4にそれぞれ溶着されていてもよいが、フック部23a2,23b2よりも上側及び下側に位置する面でそれぞれ溶着されることが好ましい。さらに、背面側係合部材23bの基部23b1については、フック部23b2よりも上側及び下側に位置する面において背面部4の内面に溶着し、合掌部10が設けられる前面部3に溶着される前面側係合部材23aについては、フック部23a2よりも上側の面を前面部3の内面に溶着し、フック部23a2よりも下側の面を前面部3に対して未溶着とすることがより好ましい。換言すれば、基部23a1の下端からフック部23a2の上端まで延在するように、前面部3との未溶着部を設けることがより好ましい。この場合、加熱された包装袋1の内圧が上昇して膨らんだときに、開閉部材23を開く方向の力が開閉部材23に加わりにくくなり、開閉部材23からの内容物の漏れや蒸気抜けが抑制される。
開封部24は、包装袋1を開封するための部位であり、本実施形態では、開封部24は、周面部21を引き裂く際の起点となる引裂開始部24aと、開封箇所を切り取る部位を示す線が印刷された切り取り線24bを備える。包装袋1は、引裂開始部24aを起点にして周面部21を引き裂くことによって開封してもよく、ハサミなどの切断具を用いて切り取り線24bに沿って周面部21を切断することによって開封してもよい。引裂開始部24aは、例えば切り欠きや切り込みによって構成される。また、切り取り線24bの代わりに、周面部21の周方向に延びるハーフカットのラインを設けたり、周面部21の周方向に延びるように帯状フィルムを溶着により配置し、帯状フィルムを端部から引っ張ることにより周面部21を帯状フィルムに沿って切り裂き可能に構成してもよい。
包装袋1は、開封部24を境界にして、上下方向における上側の切り取り部16と、下側の本体部17を備える。開封部24において周面部21を周方向に裂いて開封部24よりも上側の切り取り部16を除くことによって、図2Bに示すように開口18を有する本体部17が得られる。後述するように、本体部17は、包装袋1内の内容物を食べる際に食器として利用される。
図2Aに示すように、開封部24は、開閉部材23よりも底面部2に近い位置に設けられる。つまり、開閉部材23は、切り取り部16に設けられる。このため、開封の際に切り取り部16を除くと、開閉部材23も一緒に除かれる。従って、内容物を食べる際に開閉部材23が邪魔になることがない。
開封部24は、合掌部10よりも底面部2に近い位置に設けられる。つまり、合掌部10は、切り取り部16に設けられる。このため、開封の際に切り取り部16を除くと、合掌部10も一緒に除かれる。従って、内容物を食べる際に合掌部10が邪魔になることがない。
図3に示すように、包装袋1には、蒸気抜きシール部11が形成されている。蒸気抜きシール部11は、合掌部10に設けられている。蒸気抜きシール部11は、他の溶着部よりも溶着強度が低い溶着部である。蒸気抜きシール部11では、包装袋1を加熱することにより内部に発生した蒸気によって包装袋1内の内圧が上昇すると、それに伴って蒸気流路が形成される。包装袋1内の蒸気は、蒸気抜きシール部11から外部へ排出される。
切り取り部16の上下方向の長さH1は、例えば6~10cmとすることができる。本体部17の上下方向の長さH2は、例えば6~14cmであり、12cm以下が好ましく、10cm以下がさらに好ましい。長さH2が大きすぎると、内容物を取り出すのが難しくなる。さらに、長さH2は、底部フィルム20aの中央線E1から下端までの長さH3よりも長いことが好ましく、H3より2cm以上長いことがさらに好ましい。(H2-H3)の値は、例えば2~8cmであり、具体的には例えば、2、3、4、5、6、7、8cmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。(H2-H3)の値が2cm未満の場合には、包装袋1を開封した際の周壁の高さが低くなるため、内容物の量が制限されてしまう。
包装袋1の側端には、前面部3と背面部4を溶着する側端溶着部12が設けられている。これにより、前面部3と背面部4は、前後方向に固定されている。さらに、包装袋1の下端には、底面部2と前面部3、及び底面部2と背面部4を溶着する下端溶着部13が設けられている。下端溶着部13は、中央線E1より下側の領域であって、包装袋1の側端及び下端(図3において、1点鎖線で囲まれた領域)において、底面部2と前面部3、及び底面部2と背面部4を溶着している。
包装袋1は、図5に示すように中央線E1においてV字形に折り曲げられた底部フィルム20aが、前面部3と背面部4との間に挿入されて製造されている。ここで、長さH3は、3~6cmが好ましく、より具体的には例えば、3、3.5、4、4.5、5、5.5、6(単位:cm)の何れかの値であり、また、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよく、例えば4.5cmとすることができる。上述したように、本体部17は、食器としても使用するため、この程度の大きさがあるのが好ましい。底部フィルム20aの両端には、切り欠けRが形成されている。
底部フィルム20a、及び周面部21を構成するフィルムは、基材層とシーラント層を有する積層フィルムであることが好ましく、基材層とシーラント層の間に接着層、印刷層を備えることがさらに好ましい。また、底部フィルム20a、及び周面部21を構成するフィルムに同じ構成・物性を有するフィルムを用いてもよく、異なる構成・物性を有するフィルムを用いてもよい。
基材層は、包装袋1の外表面に露出するように配置され、シーラント層は、包装袋1の内表面に露出するように配置される。シーラント層同士が溶着(ヒートシール)されることによって、溶着部が形成される。
基材層は、強度に優れて高い耐衝撃性を有する素材により形成されている。基材層としては、例えば、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリエステル等が用いられる。より具体的には、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、シリカ蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、アルミナ蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、延伸ナイロンフィルム、延伸ポリプロピレンフィルム、又はポリプロピレン/エチレンービニルアルコール共重合体共押共延伸フィルム等を用いることができる。基材層を構成するフィルムとしては、MD方向(製造時においてフィルムが流れる方向)の直線カット性を有するものが好ましい。最外層となる基材層には、抗菌、抗ウイルス剤(銀イオンなど)を配合しても良い。特に、ブリードアウト性の抗菌、抗ウイルス剤を基材層に練りこんでおくことで、電子レンジで加熱して高温になった際に、基材層の表面の抗菌、抗ウイルス処理がすすみ、電子レンジから取り出す際に衛生的で良い。
接着層は、基材層とシーラント層を互いに積層するように接着するための層である。接着方法として例えばポリエチレン等を接着層として用いた押し出しラミネートでもいいし、接着材としてポリ酢酸ビニル系接着剤、ポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレン共重合体系接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、アミノ樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤等を用いたドライラミネートでもよい。
シーラント層は、溶着性に優れた樹脂で形成可能である。シーラント層としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-プロピレンブロック共重合体などのポリオレフィン系樹脂で形成することができ、より具体的には、無延伸ポリプロピレンや直鎖状低密度ポリエチレンを用いることができる。シーラント層を構成するフィルムとしては、MD方向の直線カット性を有するものが好ましい。
なお、周面部21を構成するフィルムとして基材層としての第1基材層及び第2基材層とシーラント等とが接着層を介してこの順で積層されたフィルムを用い、開封部24において第2基材層の全体とシーラント層の一部に易引き裂き加工を施すことが好ましい。これにより、電子レンジによる加熱後であっても、包装袋1を開封部24において真っ直ぐに引き裂きやすくなる。
易引き裂き加工は、例えば、ミシン目加工である。ミシン目加工を施す場合、開封部24の延在方向(左右方向)に沿って、第2基材層の全体とシーラント層の一部とに切り込まれたミシン目を形成する。この場合、フィルムの厚さ方向に、シーラント層における第2基材層側の表面からシーラント層の厚さの5~80%まで切り込まれていることが好ましく、30%~60%まで切り込まれて形成されていることがさらに好ましい。ミシン目の形状は、開封部24の延在方向に平行な破線状であっても、当該延在方向に沿って延在する曲線形状であってもよく、当該延在方向に対して傾斜する複数の直線が当該延在方向に沿って整列した形状であってもよい。また、開封部24の延在方向に沿って、ミシン目を複数列形成してもよい。
図6に示すように、包装袋1は、左右方向における中央部の下端(以下、中央部下端ともいう)では、左右方向における側部の下端(以下、側部下端ともいう)よりも前後方向に大きく開くように構成されている。これは、底部フィルム20aに形成された切り欠けR(図5参照)において、前面部3と背面部4が直接溶着されることとなり、前面部3と背面部4を前後方向に固定する固定部15が構成されているためである。なお、中央部下端が前後方向に開くことにより、底面部2の中央線E1は包装袋1の下側に引っ張られる。
包装袋1の下端での左右方向の長さH4は、10~25cmが好ましく、18cm以上がさらに好ましい。より具体的には例えば、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25(単位:cm)の何れかの値であり、また、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよく、例えば20cmとすることができる。
なお、底部フィルム20aは、温度上昇に伴って引張弾性率が低下するものが好ましい。この場合、包装袋1を加熱した際にフィルムが軟化して包装袋1の中央部下端が前後方向に開きやすい。ここで、底面部2を構成するフィルムの23.5℃及び100℃でのTD方向(包装袋1の前後方向に対応)の引張弾性率をそれぞれM1,M2とする。引張弾性率は、JIS K 7127に準拠して引張試験を行うことによって求めることができる。引張の試験速度は、50mm/minとし、試験用のダンベル形状は5号形とする。
M1は、600~1400MPaが好ましく、800~1200MPaがさらに好ましい。M1は、具体的には例えば、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400MPaであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。M2は、200~600MPaが好ましく、300~500MPaがさらに好ましい。M2は、具体的には例えば、200、250、300、350、400、450、500、550、600MPaであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。M1/M2の値は、例えば、1.2~4であり、1.5~3が好ましい。この値は、具体的には例えば、1.2、1.5、2、2.5、3、3.5、4であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
<外側包装体5>
図1A及び図1Bに示すように、外側包装体5は、底部51と、底部51から立ち上げるように設けられた周面部52を備える。周面部52は、互いに対向する前面部53及び背面部54と、前面部53及び背面部54を前後方向に接続する側面部55とを備える。本実施形態の外側包装体5は、全体として箱形状であり、内部に包装袋1を収容する。
図7Aは、外側包装体5の正面図である。本開示では、図7Aの上下左右を外側包装体5及び包装容器100の上下左右として説明する。具体的には、底部51側を下側、底部51から前面部53(及び背面部54)から立ち上がる方向を上側とする。また、前面部53を手前に配置したときの左右を、外側包装体5の左右とする。さらに、前面部53側を前側、背面部54側を後側とする。なお、外側包装体5及び包装容器100の上下左右及び前後方向は、内部に収容された包装袋1の平面視における上下左右及び前後方向と一致する。
図1Aに示すように、外側包装体5の周面部52には、外側包装体5を開封するための開封部59が設けられている。外側包装体5は、開封部59を境界にして、上下方向における上側の切り取り部56と下側の本体部57とを備える。開封部59において外側包装体5を周方向に裂いて切り取り部56を取り除くことによって、図1Bに示すように、内部に収容された包装袋1の上部が外部に露出する。本実施形態の開封部59は、上下方向に所定幅で離間した2本のミシン目59aを周面部52の周方向の全周にわたって形成することで構成され、2本のミシン目59aに沿って周面部52の一部を周方向に帯状に手で切り取ることで、切り取り部56を取り除くことができる。このように外側包装体5が開封された状態の包装容器100を電子レンジで加熱することで、包装袋1内の内容物を加熱することができる。
なお、開封部59は別の構成であってもよく、例えば、1本のミシン目を周面部52の周方向の全周にわたって形成することで構成したり、開封部59に切り取る部位を示す切り取り線を印刷し、ハサミ等の切断具を用いて切り取り線に沿って周面部52を周方向の全周にわたって切断することで切り取り部56を取り除くように構成してもよい。
外側包装体5の左右方向の長さL1は、例えば11~26cmであり、17~25cmが好ましい。L1は、具体的には例えば、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26cmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよく、例えば18.5cmとすることができる。L1が大きすぎると、ターンテーブル式の電子レンジに収まらない可能性がある。ただし、フラットタイプの電子レンジ向けの包装袋であれば、この限りではない。また、外側包装体5の上下方向の長さL2は、例えば10~26cmであり、12~21cmが好ましい。長さL2は、具体的には例えば、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26cmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよく、例えば14cmとすることができる。
外側包装体5は、加熱時の包装袋1の膨張によって自立可能な形状に変形可能に構成される。具体的には、加熱後に底部51を下側にして外側包装体5を立てて配置した際の自立安定性が加熱前の状態と比較して向上するように、外側包装体5の底部51の形状が包装袋1の膨張によって変形する。本実施形態の外側包装体5は、加熱時の包装袋1の膨張によって、前後方向における底部51の幅が広がるように変形して自立可能な形状となるように構成される。
具体的には、図8に示すように、外側包装体5の本体部57の前面部53及び背面部54に突出部61がそれぞれ設けられ、加熱時の包装袋1の膨張によって2つの突出部61が外側包装体5の外方に突出する。本実施形態では、図7Aに示すように、本体部57の前面部53及び背面部54の左右方向における中央部の下端側に突出部61が形成されており、包装袋1が膨張すると2つの突出部61が前後方向の外側にそれぞれ突出する。
本実施形態では、前面部53及び背面部54が突出部61の一部の輪郭62において切り込まれており、切り込まれた部分が突出部61として突出可能である。なお、輪郭62を切り込む代わりに、輪郭62に沿ってミシン目等の易引き裂き加工を施すことで突出部61を突出可能に構成してもよい。このような構成では、輪郭62において包装袋1が外部に露出しないため、衛生的で好ましい。その場合、加熱時に包装袋1の膨張に伴い易引き裂き加工部が引き裂かれて輪郭62が切断されることで突出部61を突出させてもよく、利用者が加熱前に易引き裂き加工部を引き裂いて輪郭62を切断してもよい。
包装容器100を加熱すると、包装袋1の内部で水蒸気が発生して内圧が上昇し、包装袋1が膨張する。また、本実施形態の包装袋1は、上述のように中央部下端において前後方向に大きく開くように構成されている。従って、包装袋1の中央部下端が前後方向に膨張することにより、突出部61が前後方向の外側に突出しやすい構成となっている。
図7Bは、外側包装体5の底面図であり、実線は変形前の外側包装体5の底部51の輪郭を、二点鎖線は変形後の外側包装体5における突出部61の先端部62aを含めた底部51の輪郭の位置を示している。前後方向における外側包装体5の底部51の幅は、外側包装体5の変形に伴い、前面部53の突出部61の突出量W1と背面部54の突出部61の突出量W2の合計(W1+W2)の長さだけ前後方向に広がる。このように変形した外側包装体5は、図8に示すように、底部51を下側にして突出部61を接地させることで自立可能である。
図7Aに示すように、突出部61の輪郭62は、先端部62aと傾斜部62bとを備える。先端部62aは、突出部61の先端(下端)を構成し、底部51を下側にして外側包装体5を自立させた場合に接地される部分である。本実施形態の先端部62aは、前面部53及び背面部54の下端の縁に沿う直線状に形成される。傾斜部62bは、突出部61の基端(上端)に向かって先端部62aから斜めに直線状に形成される。先端部62aに対する傾斜部62bの角度θは、例えば、90~160°であり、突出部61を安定的に接地させるためには110~140°が好ましく、本実施形態ではθ=125°である。
図8に示すように、包装容器100は、自立可能な形状に変形した外側包装体5の底部51を下側にして配置することで、自立可能である。また、包装袋1は、自立可能な形状に変形した外側包装体5の底部51を下側にして包装容器100を自立させた状態において、開封可能に構成されることが好ましい。
本実施形態では、突出部61が突出するように変形した外側包装体5の底部51を下側にして突出部61を接地させるように配置することで、包装容器100を自立させることができる。また、このように包装容器100を自立させた状態で、開封部24において包装袋1の周面部21を周方向に裂いて切り取り部16を除くことによって、包装袋1を開封することができる。本実施形態では、図8に示すように、外側包装体5の本体部57の上端が包装袋1の開封部24よりも下方に位置するよう構成されているため、開封部24において包装袋1を容易に開封することができる。開封した包装袋1の本体部17には、開口18が形成される。内容物が食品の場合、包装容器100を自立させた状態で、内部の包装袋1の本体部17を食器として利用し、開口18から内容物を取り出して食べることができる。
ここで、本体部57の上下方向の長さL3は、例えば5~12cmである。また、包装袋1の本体部17の上下方向の長さH2に対する長さL3の比L3/H2は、好ましくは0.5~0.95であり、さらに好ましくは0.6~0.9である。比L3/H2の値は、具体的には例えば、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、0.95であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。比L3/H2大きすぎると、包装袋1の開口18から内容物を取り出す際に外側包装体5の本体部57が邪魔になる可能性があり、小さすぎると、外側包装体5の底部51を下側にして包装容器100を自立させた際の安定性が不十分となる場合がある。
また、左右方向における突出部61の先端部62aの長さをL4とすると、0.1≦L4/L1であることが好ましく、0.1≦L4/L1≦0.3であることがさらに好ましい。比L4/L1は、具体的には例えば、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよく、例えば0.14とすることができる。このように長さL4を設定することにより、変形した外側包装体5の底部51を下側にして包装容器100を自立させた場合の安定性を確保することができる。
外側包装体5は、自立可能な形状を維持するための補強部を備えてもよい。本実施形態では、本体部57の前面部53及び背面部54に、左右方向の中央において上下方向に延びる折り目線63と、突出部61の基端から前面部53及び背面部54の下端まで左右方向の外側に向かって直線状に延びる2本の折り目線64とが設けられ、折り目線63,64の部分が補強部を構成する。前面部53及び背面部54には、折り目線63,64において、山折りに折り曲げやすいように折り目加工が施されている。包装袋1が膨張すると、折り目線63,64が山折りに折れ曲がることで、突出部61が前後方向に突出しやすくなるとともに、加熱終了後に包装袋1が収縮しても突出部61の突出が維持される。なお、本開示においては、特に言及の無い限り、山折り及び谷折りは外側包装体5の外側から見た折り目の折り曲がり方を指す。
また、図7Bに示すように、外側包装体5の底面51aには、左右方向の中央において前後方向に延びる折り目線65が設けられる。底面51aには、折り目線65において、山折りに折り曲げやすいように折り目加工が施されている。包装袋1が膨張すると折り目線65が山折りに折れ曲がり、左右方向における底面51aの中央部が下方に向かってわずかに突出した状態となる。これにより、外側包装体5の底部51を下側にして自立させた際に、底面51aの中央部が接地され、外側包装体5をより安定的に自立させることが可能となる。
変形後の外側包装体5の底部51の前後方向の長さをL5、左右方向の長さをL6とすると、0.1≦L5/L6≦0.9であることが好ましく、0.15≦L5/L6≦0.85であることがさらに好ましく、0.2≦L5/L6≦0.75であることがより好ましい。比L5/L6は、具体的には例えば、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。このような構成により、変形した外側包装体5の底部51を下側にして包装容器100を自立させた場合の安定性を確保することができる。
外側包装体5は、変形可能な程度の柔軟性と、自立可能な程度の剛性とを併せ持つ素材で構成することが好ましく、例えば、紙、合成紙、プラスチック、紙及びプラスチックの複合材料を用いることができる。素材として紙を用いる場合、紙器用板紙や段ボール等を含む板紙を用いることが好ましい。
上述のように、本実施形態に係る包装容器100においては、食品を包装容器100に収容したまま電子レンジで加熱調理し、加熱後は包装容器100を自立させて食器として利用することができ、利用者の利便性が高い。また、外側包装体5が自立可能な形状に変形することで、特に、食品が液体を含む場合(例えば、スープを含む即席麺)であっても、包装容器100を安定的に自立させることができる。一方、変形前の外側包装体5は、全体として箱形状であるため、運搬時や店舗における保管時において、複数の包装食品を容易に積み重ねることができる。
また、外側包装体5は包装袋1の外表面の少なくとも一部を覆うように設けられているため、外側包装体5が断熱材として機能し加熱後の食品が冷めにくくなる他、包装袋1内の食品が高温であっても外側包装体5の部分で包装容器100を手に持ち、傾けたり、持ち上げたりすることが可能でなる。さらに、特に食品が即席麺である場合には、電子レンジによる加熱調理が可能であるため、包装容器100から取り出し鍋に移して熱湯による調理を行う即席麺(いわゆる袋麺)と同等の良好な味で食品を提供可能である。
1-2.包装食品の調理方法
次に、本実施形態の包装容器100に食品を収容した包装食品の調理方法について説明する。本実施形態の調理方法は、収容工程と、加熱工程と、自立工程とを備える。
調理に先立って、外側包装体5を開封する。具体的には、開封部59において外側包装体5を周方向に裂いて切り取り部56を取り除き、図1Bに示すように包装袋1の上部を外部に露出する。食品は、包装袋1の内部に収容されている。
収容工程では、調理液を食品と接触するように包装容器100に収容して密閉する。例えば、食品が即席麺の場合、調理液として水や液体調味料を即席麺と接触するように収容する。本実施形態では、包装袋1の開閉部材23を開いて開口部22から包装袋1内に調理液を収容する。調理液の収容後は、開閉部材23を閉じることで包装袋1を密閉する。なお、食品の調理時に調理液を加える必要がない場合は、収容工程を実施しなくてもよい。
加熱工程では、包装食品を電子レンジにより加熱する。収容工程において調理液を加えた場合、包装容器100に収容された食品及び調理液が電子レンジにより加熱される。加熱時の包装容器100の配置は特に限定されないが、包装容器100を寝かせた状態で加熱することが好ましい。ここで、包装容器100を寝かせた状態とは、包装容器100の背面側を下側にして配置した状態を指す。
包装容器100を寝かせることで、包装容器100内の食品を調理液とより広範囲で接触させることができ、効率的に調理可能となる。特に、即席麺のように比較的扁平な形状を有する食品の場合、寝かせない場合と比較してより広範囲で調理液と接触させることができる。また、加熱により包装袋1が膨張すると、調理液が背面部4の中央付近に集まりやすくなり、食品と調理液をより効率的に接触させることが可能となる。また、包装容器100の背面側を下側に配置すると、包装袋1は前面部3側に設けられた蒸気抜きシール部11が上側を向くように配置されるため、蒸気抜きシール部11からの蒸気の排出が妨げられることもない。本実施形態では、図1Bに示す外側包装体5を、背面部54を下側にして寝かせた状態で、加熱工程を実施する。加熱工程では、包装袋1の内圧上昇に伴って、蒸気抜きシール部11において蒸気流路が形成され、蒸気が排出される。また、包装袋1が膨張し、これにより突出部61が突出して外側包装体5が自立可能な形状に変形する。
自立工程では、包装容器100の底部51を下側にして包装容器100を自立させる。本実施形態では、加熱工程の終了後の包装容器100を、寝かせた状態から、図8に示すように変形した外側包装体5の底部51を下側にして自立させる。包装容器100を自立させた状態で、包装袋1を開封部24において開封することで、内部の食品を食べることができる。
なお、上述の工程は、包装容器100から外側包装体5を取り除き、包装袋1のみで実施することも可能である。その場合も収容工程及び加熱工程において同様の効果を得ることができる。また、本実施形態の包装袋1は自立可能であるため、自立工程において自立させることができる。
2.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態の包装容器100について説明する。第2実施形態の包装容器100は、第1実施形態と外側包装体5の構成において相違する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図9Aに示すように、本実施形態の包装容器100の外側包装体5は、底部51と、底部51から立ち上げるように設けられた周面部52を備える。周面部52は、互いに対向する前面部53及び背面部54を備える。外側包装体5は、全体として筒形状であり、内部に包装袋1を収容している。当該筒形状の両端面(外側包装体5の上面側及び下面側)は開放されており、外側包装体5の底部51には開口部が形成されている。
外側包装体5の周面部52には、開封部59が設けられている。開封部59において外側包装体5を周方向に裂いて切り取り部56を取り除くことによって、図9Bに示すように、内部に収容された包装袋1の上部が外部に露出する。
外側包装体5は、加熱時の包装袋1の膨張によって前後方向に広がるように変形する。底部51においては、前後方横行に開口の幅が広がるように変形し、これにより自立可能な形状となる。このような構成においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
3.第3実施形態
3.1.基本形態
次に、本発明の第3実施形態の包装容器100について説明する。第3実施形態の包装容器100は、第1実施形態と外側包装体5の構成において相違する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態の包装容器100の外側包装体5は、第1実施形態と同様に全体として箱形状であり、内部に包装袋1を収容している。開封部59において外側包装体5を周方向に裂いて切り取り部56を取り除くことによって、図10Aに示すように、内部に収容された包装袋1の上部が外部に露出する。
外側包装体5の底部51には、図11Aに示すように組込部7が設けられ、組込部7により底部51が閉止されている。本実施形態の外側包装体5の底部51は、図11A及び図11Bに示すように、前面部53側に位置する前側底部71と、背面部54側に位置する後側底部72と、左右方向の両端にそれぞれ位置する2つの側方底部74とを備える。前側底部71は前面部53と、後側底部72は背面部54と、側方底部74は側面部55と連続して設けられている。
前側底部71及び後側底部72が組み込まれて組込部7が構成される。具体的には、前側底部71及び後側底部72の外縁は、左右方向に沿って互いに逆の凹凸形状を有する。そして、前側底部71及び後側底部72のうちの一方の凹凸形状の凸形状部の先端を、外側包装体5の内側に配置するように他方の凹形状部に差し込むように組み込むことにより、組込部7が構成される。なお、底部51の一端(図11Aでは左端)において前側底部71が一方の側方底部74と、底部51の他端に(図11Bでは右端)において後側底部72が他方の側方底部74と溶着等により接着されている。
外側包装体5は、加熱時の包装袋1の膨張によって組込部7が展開するように変形して自立可能な形状となる。具体的には、包装袋1が膨張すると、外側包装体5の前面部53及び背面部54が前後方向の外側にそれぞれ押圧され、図11Bに示すように、底部51において前側底部71及び後側底部72のうちの一方の凸形状部の先端が他方の凹形状部から抜け出すように組込部7が展開する。これにより、外側包装体5は、前後方向における底部51の幅が広がるように変形して自立可能な形状となる。組込部7が展開した底部51は、略ひし形の輪郭を有し、中央に開口73が形成される。このような構成においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
図10Aに示すように、前面部53及び背面部54には、上下方向に延びる折り目線81が設けられ、折り目線81において、山折りに折り曲げやすいように折り目加工が施されている。また、前側底部71には、前面部53の折り目線81に連続して前後方向に延びる切り込み82が形成されており、後側底部72には、背面部54の折り目線81に連続して前後方向に延びる切り込み83が形成されている。このような構成により、包装袋1が膨張すると、折り目線81が山折りに折れ曲がることで前側底部71及び後側底部72が切り込み82,83を境に折れ曲がるように変形し、これにより組込部7が展開しやすくなっている。また、本実施形態では、折り目線81の部分が補強部を構成し、折り目線81が山折りに折れ曲がることで加熱終了後に包装袋1が収縮しても組込部7の展開が維持されやすくなっている。
折り目線81は前面部53及び背面部54の左右方向の中央に設けてもよいが、前面部53及び背面部54の左右方向の中心線に対して互いに反対側に位置するように設けることが好ましい。このような折り目線81の配置例を、図11Aを用いて説明する。前面部53の折り目線81は、左右方向の中心(図11Aにおける点線Jの位置)から一方の側(本例では右側)に長さd1だけずれた位置に形成されており、当該折り目線81に連続する切り込み82も左右方向の中心から長さd1だけずれた位置に形成されている。また、背面部54の折り目線81は、左右方向の中心から他方の側(本例では左側)に長さd2だけずれた位置に形成されており、当該折り目線81に連続する切り込み83も左右方向の中心から長さd2だけずれた位置に形成されている。前面部53及び背面部54の折り目線81を左右方向において相互にずらすことによって、包装袋1の膨張に伴い展開部が展開しやすくなる。なお、外側包装体5が変形した状態における自立安定性の観点からは、d1=d2とすることが好ましい。
前面部53及び背面部54の折り目線81をd1=d2となるように左右方向に相互にずらして設けた場合、前側底部71は、切り込み82を境として第1前側底部71aと、左右方向の長さが第1前側底部71aよりも小さい第2前側底部71bとを備える。また、後側底部72は、切り込み83を境として第1後側底部72aと、左右方向の幅が第1後側底部72aよりも小さい第2後側底部72bとを備える。ここで、上述の前側底部71及び後側底部72と側方底部74との接着において、第1前側底部71aを一方の側方底部74と接着し、第1後側底部72aを他方の側方底部74と接着し、第2前側底部71b及び第2後側底部72bは側方底部74とは非接着とすることが好ましい。換言すれば、第1前側底部71a及び第2前側底部71bと、第1後側底部72a及び第2後側底部72bとにおいて、左右方向の長さがより大きい方のみにおいてそれぞれ側方底部74と接着することが好ましい。このような構成においては、変形後の外側包装体5が略四角筒形状となり、自立安定性が高く、外側包装体5の部分で包装容器100を手に持ちやすくなる。
さらに、第1前側底部71a及び第1後側底部72aの左右方向の長さをLa、第2前側底部71b及び第2前側底部71bの長さをLb、側方底部74の前後方向の長さをLcとすると、(Lb+Lc)<Laとすることが好ましい。このような構成においては、上述のように変形後の外側包装体5を略四角筒形状とした場合の4つの側面において、前面部53又は背面部54と側面部55との境界の折り目(図10Bにおける折り目88)を含む側面の幅よりも、当該折り目を含まない側面の幅が大きくなり、変形後の外側包装体5の強度が高くなる。
3.2.変形例1
次に、図12A~図14Bを参照して、本実施形態の変形例1の包装容器100について説明する。変形例1の外側包装体5は、周面部52の構成において上述の基本形態と相違する。
図12A及び図12Bに示すように、変形例1の外側包装体5では、本体部57において、前面部53が折り目線81を境に第1前面部53aと、第1前面部53aよりも左右方向の長さが短い第2前面部53bとに区画されている。また、背面部54が、折り目線81を境に第1背面部54aと、第1背面部54aよりも左右方向の長さが短い第2背面部54bとに区画されている。
第2前面部53bと第2背面部54bと側面部55には、上下方向において開封部59から所定の距離d3の位置に、周面部52の周方向に沿って折り目線94が設けられており、折り目線94において谷折り又は山折りに折り曲げやすいように折り目加工が施されている。また、第2前面部53bから隣接する側面部55に渡って設けられる折り目線94の一方及び他方の端部と開封部59とを上下方向にそれぞれ接続するように、切り込み線95が設けられている。さらに、第2背面部54bから隣接する側面部55に渡って設けられる折り目線94の一方及び他方の端部と開封部59とを上下方向にそれぞれ接続するように、切り込み線95が設けられている。切り込み線95には、ハサミなどの切断具を用いて切り込む部位を示す線を印刷してもよく、ミシン目等の易引き裂き加工を施して切り込みを形成可能としてもよい。
切り取り部56において、前面部53は、上下方向に延びる下側前面部53cと、下側前面部53cの上側に位置し下側前面部53cに対して背面部54側に角度θ2で傾斜した上側前面部53dとを備える。上側前面部53dは、下側前面部53cの上端と外側包装体5の上面部58とを接続するように配置される。
開封部59は、周面部52の周方向に沿って、前面部53と2つの側面部55と第2背面部54bに渡って設けられる。図12Bに示すように、開封部59において外側包装体5を裂いて切り取り部56を背面部54側に折り曲げることで、外側包装体5を開封することができる。この状態において、切り取り部56と第2背面部54bは境界に切り込み92が形成されて分離されており、切り取り部56と第1背面部54aは接続されている。
変形例1においては、図13及び図14Aに示すように、背面部54側に折り曲げられた切り取り部56を下側にして外側包装体5を配置することで、包装袋1を水平面である接地面Gに対して傾斜するように寝かせて配置することができる。この状態で加熱工程を実施した場合、包装袋1を寝かせることで効率的な調理が可能である他、包装袋1の内圧上昇に伴い開閉部材23において開口部22が不意に開いても、包装袋1が傾斜しているため内容物が外部に漏れ出しにくい。
また、外側包装体5の上側前面部53dを接地面Gに接地することで、包装容器100全体を安定して配置することができる。例えば、加熱工程中に、包装袋1の膨張に伴い包装容器100が揺動して不安定となるような事態を回避できる。なお、上側前面部53dの傾斜角度θ2は、例えば、20~70°であり、包装容器100を安定して配置するうえでは30~60°が好ましく、例えば45°とすることができる。また、加熱工程においては、接地面Gに対する本体部57の背面部54の角度をθ3とすると、θ3<θ2となるように外側包装体5を配置することが好ましい。この場合、図13のように外側包装体5を配置した状態で、切り取り部56側の背面部54と本体部57側の背面部54との間に隙間99が形成される。隙間99が形成されることで、外側包装体5をさらに安定して配置することが可能となり、加熱工程中の包装容器100の揺動等を抑制することが可能となる。
図14A及び図14Bに示すように、外側包装体5は、加熱時の包装袋1の膨張によって組込部7が展開するように変形して、自立可能な形状となる。変形例1においては、切り取り部56と第2背面部54bが切り込み92で分離されているため、外側包装体5が略四角筒形状へ変形する際に切り取り部56により妨げられることがない。
また、本体部57において、切り込み線95の箇所に切り込みを形成し、第2前面部53b及びこれに隣接する側面部55の上端と、第2背面部54b及びこれに隣接する側面部55の上端を折り目線94においてそれぞれ外側又は内側に折り返すことで、折り返し部96が形成される。変形後の外側包装体5の略四角筒形状において、第2前面部53b及び隣接する側面部55と、第2背面部54b及び隣接する側面部55とでそれぞれ構成される面には、変形前の外側包装体5の箱形状の辺を構成する上下方向の折り目が含まれている。折り返し部96を形成することで、折り返し部96が補強部として機能しこれらの面が当該折り目において折れ曲がりにくくなるとともに、変形後の外側包装体5の強度を高めることができる。上下方向における折り返し部96の長さd3は、0.5cm以上5cm以下とすることが好ましく、1.0cm以上4cm以下とすることがより好ましい。
3.3.変形例2
次に、図15A~図16Bを参照して、本実施形態の変形例2の包装容器100について説明する。変形例2の外側包装体5は、変形例1の外側包装体5と類似しているが、周面部52の構成において変形例1と相違する。以下、変形例1との相違点を中心に説明する。
図15A及び図15Bに示すように、変形例2の外側包装体5では、第2前面部53bからこれに隣接する側面部55に渡って、周面部52の周方向に沿って2本の切り込み線97が、上下方向において相互に所定の距離d4だけ離間するように設けられている。同様に、第2背面部54bからこれに隣接する側面部55に渡って、2本の切り込み線97が設けられている。切り込み線97には、ハサミなどの切断具を用いて切り込む部位を示す線を印刷してもよく、ミシン目等の易引き裂き加工を施して切り込みを形成可能としてもよい。
図16A及び図16Bに示すように、変形した外側包装体5において、切り込み線97の箇所に切り込みを形成し、2本の切り込み線97の間の面を外側包装体5の内側に押し込むことで、押し込み部98が形成される。変形後の外側包装体5の略四角筒形状において、第2前面部53b及び隣接する側面部55と、第2背面部54b及び隣接する側面部55とでそれぞれ構成される面には、変形前の外側包装体5の箱形状の辺を構成する上下方向の折り目が含まれている。押し込み部98を形成することで、押し込み部98が補強部として機能しこれらの面が当該折り目において折れ曲がりにくくなるとともに、変形後の外側包装体5の強度を高めることができる。上下方向における本体部57の長さL3に対する押し込み部98の長さd4の比d4/L3は、好ましくは0.2~0.7であり、より好ましくは0.3~0.6である。
4.第4実施形態
4.1.基本形態
次に、本発明の第4実施形態の包装容器100について説明する。第4実施形態の包装容器100は、第1実施形態と外側包装体5の構成において相違する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図17Aに示すように、本実施形態の包装容器100の外側包装体5は、底部51と、底部51から立ち上げるように設けられた周面部52を備える。周面部52は、互いに対向する前面部53及び背面部54を備える。外側包装体5は、全体として筒形状を有し、包装袋1の開封部24よりも下側の本体部17を覆うように設けられている。
外側包装体5の底部51には、外側包装体5の内側に折り込まれた折込部9が設けられる。具体的には、図17B及び図17Cに示す底部材91が、前面部53及び背面部54の下側の内面に図17Aの点線に示す位置に貼り付けられることで折込部9が構成される。底部材91は、図17Cに示すように左右方向に延びる中央線E2において外側包装体5の内側に向かって折り曲げられた状態(谷折りの状態)で、外側包装体5の四隅を前後方向の外側に向けて三角形状に折り曲げて構成される貼付部91aにおいて、前面部53及び背面部54の内面に貼り付けられている。
外側包装体5は、加熱時の包装袋1の膨張によって折込部9が展開するように変形して自立可能な形状となる。具体的には、包装袋1が膨張すると、外側包装体5の前面部53及び背面部54が前後方向の外側にそれぞれ押圧され、図18A及び図18Bに示すように折込部9が前後方向に展開する。なお、展開した折込部9の左側及び右側には開口51bが形成される。折込部9が展開することにより、外側包装体5は、前後方向における底部51の幅が広がるように変形して自立可能な形状となる。このような構成においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態の外側包装体5は、包装袋1の下側の本体部17を覆い、包装袋1の上側の切り取り部16を覆わないように構成されているため、包装袋1の上部を露出するために外側包装体5を開封する手間がない。
また、図17Aに示すように、前面部53及び背面部54には、左右方向の中央において上下方向に延びる折り目線84が設けられ、折り目線84において、山折りに折り曲げやすいように折り目加工が施されている。これにより、包装袋1が膨張すると、前面部53及び背面部54の折り目線84が山折りに折れ曲がることで底部51が前後方向に広がり、折込部9が展開しやすくなるとともに、加熱終了後に包装袋1が収縮しても折込部9の展開が維持されやすくなっている。また、折込部9を構成する底部材91には、中央線E2と直交するように折り目線85が設けられ、折り目線85において山折りに折り曲げやすいように折り目加工が施されている。折込部9が展開した後にさらに包装袋1が膨張すると、折込部9が折り目線85において山折りに折れ曲がり、下方に向かって突出した状態となる。これにより、加熱終了後に包装袋1が収縮しても折込部9の展開がさらに維持されやすくなっている。つまり、本実施形態においては、前面部53及び背面部54の折り目線84の部分、及び折込部9の折り目線85の部分が補強部を構成する。
4.2.変形例
図19に、第4実施形態の変形例の包装容器100の平面図を示す。本変形例の外側包装体5は、包装袋1の本体部17に加えて切り取り部16を覆うように設けられている点で、上述の基本形態と相違する。外側包装体5の前面部53及び背面部54は、包装袋1の開封部24の両端の位置で半円状に切り抜かれており、引裂開始部24aが外部に露出している。加熱後に包装袋1を開封する際には、引裂開始部24aから切り取り線24bに沿って、外側包装体5の周面部52及び包装袋1の周面部21を共に引き裂く。なお、引き裂きを容易とするために、外側包装体5の周面部52の引き裂き箇所にミシン目等の易引き裂き加工を施してもよい。また、引き裂きを容易とするために、外側包装体5の周面部52の引き裂き箇所において、周面部52の内面と包装袋1の外面とを溶着させておくことが好ましい。
また、外側包装体5の前面部53及び背面部54には、開口部52aがそれぞれ設けられる。開口部52aは、包装容器100を持ち上げる際に取っ手として使用できる。前面部53の開口部52aは、包装袋1の蒸気抜きシール部11(図19においては図示省略している)の位置に形成されており、外側包装体5が加熱時の包装袋1からの蒸気の排出を妨げない構成となっている。また、開口部52aは、切り取り線24bが開口部52aを左右方向に横断するように設けられている。これにより、背面部54の開口部52aにおいて、開封された包装袋1の本体部17の開口18の縁が外部に露出することとなり、例えば、食品がスープ等の液体を含む場合に、背面部54の開口部52aを通して開口18の縁から液体を飲むことができる。なお、背面部54の開口部52aは、開口18の縁から液体を飲む際に利用者の口が背面部54に触れない程度に大きく形成することが、衛生的で好ましい。
なお、外側包装体5の上下方向の長さL2は、例えば10~26cmであり、12~21cmが好ましい。長さL2は、具体的には例えば、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26cmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよく、例えば14cmとすることができる。L2が大きすぎると、ターンテーブル式の電子レンジに収まらない可能性がある。ただし、フラットタイプの電子レンジ向けの包装袋であれば、この限りではない。
5.第5実施形態
次に、本発明の第5実施形態の包装容器100について説明する。第5実施形態の包装容器100は、第1実施形態と外側包装体5の構成において相違する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態の包装容器100の外側包装体5は、第1実施形態と同様に全体として箱形状であり、内部に包装袋1を収容している。開封部59において外側包装体5を周方向に裂いて切り取り部56を取り除くことによって、図20Aに示すように、内部に収容された包装袋1の上部が外部に露出する。
外側包装体5の底面51aには、図21Aに示すように左右方向に沿って易開封部51cが設けられる。外側包装体5は、加熱時の包装袋1の膨張によって、図21Bに示すように底部51が易開封部51cにおいて前後方向に広がるように変形して自立可能な形状となる。易開封部51cは、包装袋1の膨張力程度の比較的弱い力により開封されるように構成されることが好ましい。本実施形態では、易開封部51cにミシン目51c1が形成されており、加熱時の包装袋1の下端が前後方向に広がることにより、易開封部51cのミシン目51c1が裂け、底部51が前後方向に広がる。これにより、底部51には開口51dが形成される。なお、易開封部51cを裂けやすくするために、図17Aに示すように前後方向に沿ったミシン目51c2をさらに形成してもよい。また、易開封部51cのミシン目51c1,51c2を手で割いた後に、電子レンジによる加熱を行ってもよい。このような構成においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、易開封部51cの構成は、ミシン目51c1を形成する上述の例に限定されるものではなく、例えば、底面51aに左右方向に沿って開封する箇所を示す線を印刷して利用者がハサミ等の切断具を用いて開封してもよい。
また、図20Aに示すように、前面部53及び背面部54には上下方向に延びる折り目線86が設けられ、折り目線86において、山折りに折り曲げやすいように折り目加工が施されている。また、側面部55には、上下方向に延びる折り目線87が設けられ、折り目線87において、谷折りに折り曲げやすいように折り目加工が施されている。このような構成では、包装袋1が膨張すると、図20Bに示すように、前面部53及び背面部54の折り目線86が山折りに折れ曲がり、側面部55の折り目線87が谷折りに折れ曲がることで、底部51が易開封部51cにおいて前後方向に広がりやすくなる。また、本実施形態では、折り目線86,87の部分が補強部を構成し、折り目線86,87が折れ曲がることで加熱終了後に包装袋1が収縮しても変形が維持されやすくなっている。
以上、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
6.第6実施形態
次に、本発明の第6実施形態の包装容器100について説明する。第6実施形態の包装容器100は、第1実施形態と外側包装体5の構成において相違する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態の包装容器100の外側包装体5は、第1実施形態と同様に全体として箱形状であり、内部に包装袋1を収容している。開封部59において外側包装体5を周方向に裂いて切り取り部56を取り除くことによって、図22Aに示す状態となる。
本実施形態の外側包装体5では、本体部57の前面部53及び背面部54に、上下方向に延びる折り目線89が設けられ、折り目線89において、山折りに折り曲げやすいように折り目加工が施されている。前面部53及び背面部54の折り目線89は、前面部53及び背面部54の左右方向の中心線から互いに反対側に等距離だけ離れた位置に設けられる。これにより、本体部57の前面部53は、折り目線89を境に第1前面部53aと、第1前面部53aよりも左右方向の長さが短い第2前面部53bとに区画される。また、本体部57の背面部54は、折り目線89を境に第1背面部54aと、第1背面部54aよりも左右方向の長さが短い第2背面部54bとに区画される。
外側包装体5の底部51は、図22A及び図22Bに示すように前面部53側に位置する前側底部75と、背面部54側に位置する後側底部76と、左右方向の両端にそれぞれ位置する2つの側方底部79とを備える。前側底部75は前面部53と、後側底部76は背面部54と、側方底部79は側面部55と連続して設けられる。
前側底部75には、前面部53の折り目線89に連続して前後方向に延びる切り込み89aが形成されており、後側底部76には、背面部54の折り目線89に連続して前後方向に延びる切り込み89bが形成されている。前側底部75は、切り込み89aを境として第1前側底部75aと、左右方向の長さが第1前側底部75aよりも小さい第2前側底部75bとを備える。また、後側底部76は、切り込み89bを境として第1後側底部76aと、左右方向の幅が第1後側底部76aよりも小さい第2後側底部76bとを備える。また、第1前側底部75a及び第1後側底部76aには、底部51の前後方向の中央に向かって延出する延出部75c,76cがそれぞれ設けられる。
第1前側底部75a、第2前側底部75b、第1後側底部76a、及び第2後側底部76bは、左右方向の一端側が、隣接する側方底部79と溶着等によりそれぞれ接着されている。接着部位には、折り目線77aが設けられ、折り目線77aにおいて、谷折りに折り曲げやすいように折り目加工が施されている。折り目線77aを谷折りに折り曲げると、図22Aに示すように底部51が左右方向に沿ってへこんで上げ底となる。この際、延出部75c,76cの先端同士が当接する当接部77bは、底部51の他の部分よりもさらにへこんだ状態となり、当接部77bの左右方向の両端に開口部77cが形成される。なお、本実施形態の包装袋1は、第1実施形態と同様に、内側に向かってへこむようにV字形に折り曲げられた底部フィルム20aにより底面部2が構成されて上げ底となっている。従って、上述のように外側包装体5の底部51を上げ底としても、包装袋1の収容に影響を与えない。
外側包装体5は、図23A及び図23Bに示すように、加熱時の包装袋1の膨張によって底部51が前後方向に広がり、底部51を閉止するように組み込まれた組込部78が形成されるように変形して自立可能な形状となる。具体的には、包装袋1が膨張すると、外側包装体5の前面部53及び背面部54が前後方向の外側にそれぞれ押圧され、折り目線89が山折りに折れ曲がることで、前側底部75及び後側底部76が図22Bに示す状態から切り込み89a,89bを境に折れ曲がるように変形する。この際、延出部75c,76cは、図22Bに示すように先端同士が当接部77bにおいて当接した状態から、図23Aに示すように左右方向に互いに離れる方向に、延出部75c,76cの外面(下側の面)同士が摺動しながら移動する。このような変形の途中で、図23Aに示すように、第1前側底部75a、第2前側底部75b、及び第1後側底部76aの外縁により囲繞された開口部51b1と、第1前側底部75a、第1後側底部76a、及び第2後側底部76bの外縁により囲繞された開口部51b2とが、底部51において下向きに開口するように形成される。
図23Aの状態からさらに変形が進行すると、図23Bに示すように、延出部75c,76cが外側包装体5の内側に差し込まれるように組み込まれて組込部78が形成され、底部51が閉止される。変形後の底部51は六角形状であり、変形後の外側包装体5は、図24に示すように、全体として六角柱形状を有する。変形に伴い底部51の前後方向の幅が広がっており、これにより外側包装体5を安定して自立させることができる。このような構成においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、変形後の底部51に組込部78が形成されるため、加熱終了後に包装袋1が収縮しても外側包装体5の変形が維持されやすくなっている。つまり、本実施形態においては、組込部78が補強部を構成する。なお、好ましくは、変形途中で形成される開口部51b1,51b2は、さらに変形が進行するとともに組込部78に閉止され、変形後の底部51には開口部が形成されない。このような構成では、変形途中の底部51に開口部51b1,51b2が形成されることで変形が容易となる一方、変形後は開口部が形成されず、外側包装体5の強度が高くなる。
なお、第2前面部53b及び第2背面部54bの左右方向の長さLeは、側面部55の前後方向の長さLfと等しく設定することが好ましい。この場合、図23Bに示すように、変形後の底部51が左右対称な六角形状となり、外側包装体5の自立安定性が良好となる。
また、第2前面部53b及び第2背面部54bの左右方向の長さLeに対する第1前面部53a及び第1背面部54aの左右方向の長さLdの比Ld/Leは、外側包装体5の自立安定性の観点から、好ましくは1.1~3であり、さらに好ましくは1.5~2.5であり、例えばLd/Le=2である。
1 :包装袋
2 :底面部
3 :前面部
3a :前面下部
3b :前面上部
4 :背面部
5 :外側包装体
7 :組込部
9 :折込部
10 :合掌部
11 :蒸気抜きシール部
12 :側端溶着部
13 :下端溶着部
15 :固定部
16 :切り取り部
17 :本体部
18 :開口
20a :底部フィルム
21 :周面部
22 :開口部
23 :開閉部材
23a :前面側係合部材
23a1 :基部
23a2 :フック部
23b :背面側係合部材
23b1 :基部
23b2 :フック部
24 :開封部
24a :引裂開始部
24b :切り取り線
51 :底部
51a :底面
51b :開口
51b1 :開口部
51b2 :開口部
51c :易開封部
51c1 :ミシン目
51c2 :ミシン目
51d :開口
52 :周面部
52a :開口部
53 :前面部
53a :第1前面部
53b :第2前面部
53c :下側前面部
53d :上側前面部
54 :背面部
54a :第1背面部
54b :第2背面部
55 :側面部
56 :切り取り部
57 :本体部
58 :上面部
59 :開封部
59a :ミシン目
61 :突出部
62 :輪郭
62a :先端部
62b :傾斜部
63 :折り目線
64 :折り目線
65 :折り目線
71 :前側底部
71a :第1前側底部
71b :第2前側底部
72 :後側底部
72a :第1後側底部
72b :第2後側底部
73 :開口
74 :側方底部
75 :前側底部
75a :第1前側底部
75b :第2前側底部
75c :延出部
76 :後側底部
76a :第1後側底部
76b :第2後側底部
76c :延出部
77a :折り目線
77b :当接部
77c :開口部
78 :組込部
79 :側方底部
81 :折り目線
82 :切り込み
83 :切り込み
84 :折り目線
85 :折り目線
86 :折り目線
87 :折り目線
88 :折り目
89 :折り目線
89a :切り込み
89b :切り込み
91 :底部材
91a :貼付部
92 :切り込み
94 :折り目線
95 :切り込み線
96 :折り返し部
97 :切り込み線
98 :押し込み部
99 :隙間
100 :包装容器

Claims (16)

  1. 電子レンジ用包装容器であって、
    可撓性を有するフィルムが袋状に形成された包装袋と、
    前記包装袋の外表面の少なくとも一部を覆うように設けられた外側包装体とを備え、
    前記外側包装体は、加熱時の前記包装袋の膨張によって自立可能な形状に変形可能であり、
    前記包装容器は、前記形状に変形した前記外側包装体の底部を下側にして、自立可能である、包装容器。
  2. 請求項1に記載の包装容器であって、
    前記包装袋は、前記包装袋の内圧上昇に伴って蒸気流路を形成する蒸気抜きシール部を備える、包装容器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の包装容器であって、
    前記包装袋は、底面部と、前面部と、背面部とを備え、
    前記前面部と前記背面部は、互いに対向し、且つ前記底面部から立ち上げるように設けられ、
    前記底面部と、前記前面部と、前記背面部とが互いに溶着されて前記袋状となる、包装容器。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の包装容器であって、
    前記外側包装体は、自立可能な前記形状を維持するための補強部を備える、包装容器。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の包装容器であって、
    前記外側包装体は、互いに対向し、前記底部から立ち上げるように設けられた前面部及び背面部を備え、
    前記外側包装体の前記前面部及び前記背面部には、加熱時の前記包装袋の膨張によって前記外側包装体の外方に突出する突出部がそれぞれ設けられ、
    前記包装容器は、前記形状に変形した前記外側包装体の前記底部を下側にして前記突出部を接地させることで、自立可能である、包装容器。
  6. 請求項1又は請求項2に記載の包装容器であって、
    前記外側包装体の前記底部には、前記底部を閉止するように組み込まれた組込部が設けられ、
    前記外側包装体は、加熱時の前記包装袋の膨張によって前記組込部が展開するように変形して自立可能な前記形状となるように構成される、包装容器。
  7. 請求項1又は請求項2に記載の包装容器であって、
    前記外側包装体の前記底部には、前記外側包装体の内側に折り込まれた折込部が設けられ、
    前記外側包装体は、加熱時の前記包装袋の膨張によって前記折込部が展開するように変形して自立可能な前記形状となるように構成される、包装容器。
  8. 請求項1又は請求項2に記載の包装容器であって、
    前記外側包装体の前記底部には、左右方向に沿って易開封部が設けられ、
    前記外側包装体は、加熱時の前記包装袋の膨張によって前記底部が前記易開封部において前後方向に広がるように変形して自立可能な前記形状となるように構成される、包装容器。
  9. 請求項1又は請求項2に記載の包装容器であって、
    前記外側包装体は、加熱時の前記包装袋の膨張によって前記底部が前後方向に広がり、前記底部を閉止するように組み込まれた組込部が形成されるように変形して自立可能な前記形状となるように構成される、包装容器。
  10. 包装食品であって、
    食品と、請求項1又は請求項2に記載の包装容器とを備え、
    前記食品は、前記包装袋に収容される、包装食品。
  11. 請求項10に記載の包装食品であって、
    前記食品は、即席麺である、包装食品。
  12. 請求項10に記載の包装食品の調理方法であって、
    加熱工程と、自立工程とを備え、
    前記加熱工程では、前記外側包装体を寝かせた状態で前記包装食品を電子レンジにより加熱し、
    前記自立工程では、前記外側包装体の前記底部を下側にして前記包装容器を自立させる、調理方法。
  13. 包装食品の調理方法であって、
    収容工程と、加熱工程と、自立工程とを備え、
    前記包装食品は、包装容器と、前記包装容器に収容された食品とを備え、
    前記収容工程では、調理液を前記食品と接触するように前記包装容器に収容して前記包装容器を密閉し、
    前記加熱工程では、前記包装容器に収容された前記食品及び前記調理液を電子レンジにより加熱し、
    前記自立工程では、前記包装容器の底部を下側にして前記包装容器を自立させ、
    前記包装容器は、前記包装容器の内圧上昇に伴って蒸気流路を形成する蒸気抜きシール部を備える、調理方法。
  14. 請求項13に記載の調理方法であって、
    前記加熱工程では、前記包装容器を寝かせた状態で前記食品及び前記調理液を電子レンジにより加熱する、調理方法。
  15. 請求項13又は請求項14に記載の調理方法であって、
    前記包装容器は、可撓性を有するフィルムが袋状に形成された包装袋と、前記包装袋の外表面の少なくとも一部を覆うように設けられた外側包装体とを備え、
    前記食品は、前記包装袋に収容され、
    前記外側包装体は、前記加熱工程における加熱時の前記包装袋の膨張によって自立可能な形状に変形可能であり、
    前記包装容器は、前記形状に変形した前記外側包装体の前記底部を下側にして、自立可能である、調理方法。
  16. 請求項13又は請求項14に記載の調理方法であって、
    前記食品は、即席麺である、調理方法。
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