JP2024049601A - 撮影システム及びトイレ装置 - Google Patents

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勝美 山中
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Abstract

【課題】自身の便の撮影を望まない便器の使用者に不快感を与えることを防止する。【解決手段】撮影システムSは、便器9の便鉢91内を撮影する画像センサ44と、便器が設置されているトイレブースTB内に便器9の使用者が存在することを検知する使用者検知手段である人体検知センサ32や着座センサ33と、使用者検知手段が使用者を検知した場合に画像センサ44を作動させる制御装置31と、報知装置である表示部72やスピーカ73と、を備える。制御装置31は、使用者検知手段が使用者を検知した場合に、画像センサ44の作動に先駆けて報知装置を作動させ、便鉢91内を撮影することを使用者に報知する撮影報知制御を実行する。【選択図】図5

Description

本発明は、撮影システム及びトイレ装置に関する。
特許文献1は、画像センサを備えた便座装置を開示している。この便座装置は、便座が閉じた状態にあると判定されたときに、画像センサで便鉢内の便を撮影するように構成されている。
このような便座装置では、画角が広い画像センサを用いることにより、便鉢内の便をより確実に撮影することが可能になる。一方、画角が広い画像センサは、使用者の身体を撮影してしまい、使用者のプライバシーを侵害するおそれがある。
このような観点から、特許文献1は、画像センサの画角のうち使用者の身体に対応する範囲に遮蔽部が設けられた構成を提案している。この構成によれば、画像センサの画角そのものを調整することなく、使用者の身体の撮影を防止することが可能になる。
特開2021-55522号公報
便座装置は、パブリックスペース等、不特定多数の者に使用され得る環境に設置されることがあり、その使用者の中には、自身の便が撮影されることを望まない者も存在する。このような使用者の便を画像センサにより自動的に撮影すると、当該使用者に不快感を与えるおそれがあった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、自身の便の撮影を望まない便器の使用者に不快感を与えることを防止することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1態様に係る撮影システムは、便器の便鉢内を撮影する画像センサと、便器が設置されているトイレブース内に便器の使用者が存在することを検知する使用者検知手段と、使用者検知手段が使用者を検知した場合に画像センサを作動させる制御装置と、報知装置と、を備え、制御装置は、使用者検知手段が使用者を検知した場合に、画像センサの作動に先駆けて報知装置を作動させ、便鉢内を撮影することを使用者に報知する撮影報知制御を実行する。
この構成によれば、自身の便の撮影を望まない便器の使用者に対して、撮影に先駆けて撮影報知制御を実行し、便器の使用を中止させたり、撮影の中止を撮影システムに指示させたりする等の、撮影回避のための行動を促すことができる。これにより、当該使用者に不快感を与えることを防止できる。
本発明の第2態様に係る撮影システムは、トイレブース内に人体が存在する場合に人体検知信号を送信する人体検知センサを備え、制御装置は、人体検知信号を連続的に受信した時間が予め定められた第1時間を超えた場合に、撮影報知制御を実行する。
トイレブース内の使用者の人体を確実に検知するために人体検知センサの感度を高めると、便器を使用する意思が無くトイレブースの近傍を一時的に通過する者の人体まで検知するおそれがある。このような場合に撮影報知制御を実行すると、トイレルーム内に居る者に煩わしさを感じさせるおそれがある。上記構成によれば、制御装置は、人体検知信号を連続的に受信した時間が予め定められた第1時間を超えた場合に撮影報知制御を実行するため、便器を使用する意思が無い者がトイレブースの近傍を一時的に通過した場合に、撮影報知制御を無為に実行することを防止できる。
本発明の第3態様に係る撮影システムは、便器の上方に配置された便座に使用者が着座している場合に着座検知信号を送信する着座検知センサを備え、制御装置は、着座検知信号を受信した場合に、撮影報知制御を実行する。
この構成によれば、排便のために便器を使用する可能性が高い者に対して撮影報知制御を実行することができる。また、例えば、撮影システムが専ら大便を撮影対象とする場合は、便器の前に立って小便をする者に対して、撮影報知制御を無為に実行することを防止できる。
本発明の第4態様に係る撮影システムは、制御装置は、着座検知信号を連続的に受信した時間が予め定められた第2時間を超えた場合に、撮影報知制御を実行する。
この構成によれば、排便する意思が無く一時的に便座に着座した者に対して撮影報知制御を無為に実行することを防止し、排便のために便器を使用する可能性が高い者に対して撮影報知制御を実行することができる。
上記課題を解決するために、本発明の第5態様に係るトイレ装置は、便器の上方に配置される便座と、便器の便鉢内を撮影する画像センサと、便器が設置されているトイレブースに便器の使用者が存在することを検知する使用者検知手段と、使用者検知信号を受信して画像センサ及び報知装置を制御する制御装置と、報知装置と、を備え、制御装置は、使用者検知手段が使用者を検知した場合に、画像センサの作動に先駆けて報知装置を作動させ、便鉢内を撮影することを使用者に報知する撮影報知制御を実行する。
この構成によれば、自身の便の撮影を望まない便器の使用者に対して、撮影に先駆けて撮影報知制御を実行し、便器の使用を中止させたり、撮影の中止を撮影システムに指示させたりする等の、撮影回避のための行動を促すことができる。これにより、当該使用者に不快感を与えることを防止できる。
本発明によれば、自身の便の撮影を望まない便器の使用者に不快感を与えることを防止できる。
図1は、トイレ装置が設置されたトイレルームを示す斜視図である。 図2は、図1のII-II断面を示す断面図である。 図3は、トイレ装置のブロック図である。 図4は、操作装置を示す正面図である。 図5は、図1の制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。 図6は、第2実施形態に係る制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
[第1実施形態]
まず、図1から図5を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る撮影システムS及びトイレ装置1について説明する。図1は、トイレ装置1が設置されたトイレルームTRを示す斜視図であり、図2は、図1のII-II断面を示す断面図であり、図3は、トイレ装置1のブロック図である。図4は、操作装置7を示す正面図であり、図5は、制御装置31が実行する処理を示すフローチャートである。
<全体構成>
図1に示すように、トイレルームTR内には、戸板や隔壁(不図示)によりトイレブースTBが区画形成されている。便器9は、トイレブースTB内の床面F上に設置されている。便器9は、大便器であり、使用者の便を受ける便鉢91と、便鉢91の周囲で立設するリム92とを有している。例えば、トイレブースTB内に設けられた洗浄操作部(不図示)が使用者により操作されると、便鉢91に洗浄水が供給され、便鉢91の洗浄及び便鉢91からの便の排出が行われる。洗浄操作部は、トイレブースTB内に設けられる操作レバーや、後述する操作装置7に設けられるスイッチ等、種々の形態を採用し得る。
撮影システムSは、トイレ装置1に搭載され、トイレ装置1は、便器9に適用される。トイレ装置1は、便座装置2と、操作装置7とを備える。なお、以下の説明では、後述する便座41に着座した使用者から見て前方を「前」、後方を「後」、左方を「左」、右方を「右」という。また、鉛直方向上方を「上」、鉛直方向下方を「下」という。
便座装置2は、便器9の上部に取り付けられ、本体3と、便座41と、ノズル42と、便蓋43とを備えている。便座装置2は、便器9に対して着脱可能に取り付けられてもよいし、便器9と一体となるように取り付けられてもよい。
図1及び図3に示すように、本体3内には、制御装置31と、人体検知センサ32と、着座検知センサ33とが設けられている。人体検知センサ32及び着座検知センサ33は、本発明における「使用者検知手段」の一例である。
制御装置31は、その一部又は全部が、アナログ回路で構成されるか、デジタルプロセッサとして構成され、図3に示すように、機能ブロックとして、判定部311及び通信部312を有している。判定部311は、制御装置31が外部から受信した信号等に基づいて種々の判定を行う。通信部312は、便座装置2の外部の機器との信号の送受信を行う。
なお、制御装置31に組み込まれるソフトウェアのモジュールは、必ずしも図3に示される機能ブロックのように分割されている必要はない。すなわち、実際のアナログ回路やモジュールは、図3に示す複数の機能ブロックの働きをするものとして構成されていてもよいし、更に細分化されていてもよい。制御装置31の構成は、後述する処理を実行できるように構成されていれば、当業者が適宜変更できる。
人体検知センサ32は、トイレブースTB内に人体が存在することを検知するために設けられている。人体検知センサ32は、例えば焦電型赤外線センサであり、所定サイクルで信号を送信するとともに、人体が放出する特定波長の赤外線を受けると、その信号に変化が生じるように構成されている。制御装置31の判定部311は、この信号に基づいて、トイレブースTB内に人体が存在するか否かを判定する。本明細書では、人体検知センサ32が送信する信号のうち、それに基づいて、トイレブースTB内に人体が存在すると判定部311が判定し得るものを、「使用者検知信号」という。
着座検知センサ33は、使用者が便座4の着座面41cに着座していることを検知するために設けられている。着座検知センサ33は、例えば赤外線を用いる測距センサであり、所定サイクルで信号を送信するとともに、対象物と着座検知センサ33との距離の変化に応じてその信号に変化が生じるように構成されている。制御装置31の判定部311は、この信号に基づいて、使用者が便座4の着座面41cに着座している否かを判定する。本明細書では、着座検知センサ33が送信する信号のうち、それに基づいて、使用者が便座4の着座面41cに着座していると判定部311が判定し得るものを、「着座検知信号」という。
便座41は、使用者が排便の際に着座する要素であり、その着座面41cにより使用者の臀部を支持する。便座41は環状を呈し、その中央部には開口41aが形成されている。開口41aは、便座41がリム92上に載置されているとき、便鉢91を開放する。便座41の後端部は軸支されており、これにより、便座41は、リム92上に載置される姿勢と、リム92から離れて便鉢91を大きく開放する姿勢との間で回動可能とされている。
図2に示すように、便座41は、底板5及び天板6を有している。底板5及び天板6はいずれも樹脂材料で形成されている。底板5の内周縁5aと天板6の内周縁6aとが溶着され、底板5の外周縁5bと天板6の外周縁6bとが溶着されることにより、底板5及び天板6は接合されて便座41を構成している。底板5及び天板6の中央部は互いに間隔を空けて配置されており、これにより、便座41の内部に空隙41bが形成されている。便座41は、この他にも、底板5の上面に立設されたリブと天板6の下面に立設されたリブとを溶着して接合するもの等、種々の形態を採用し得る。
便座41が便器9のリム92上に載置されているとき、図2に示すように、底板5は、その一部がリム92と上下方向に対向するとともに、他部が便鉢91の上方に位置するように配置される。底板5のこの他部には、開口5cが開設されている。便座41の空隙41bには、この開口5cを介して便鉢91内を撮影する画像センサ44が設けられている。画像センサ44は、図2に示すような側面視で、画角θの範囲に存在する物体を撮影し得る。
天板6は、曲面である着座面41cを上方に向けるように配置される。天板6の下面には、ヒータ411が取り付けられている。ヒータ411は、電力の供給を受けてジュール熱を発生させる電熱線である。
図1に示すノズル42は、使用者の局部の洗浄に用いられる。ノズル42は、電動モータ(不図示)により本体3から便鉢91内に進退可能に構成されている。ノズル42が便鉢91内に位置しているときに電磁バルブ(不図示)が開かれることにより、ノズル42は、使用者の局部に向けて水を吐出する。
便蓋43は、その後端部が軸支され、便座41を覆う姿勢と、便座41を開放する姿勢との間で回動可能に構成されている。
操作装置7は、使用者が便座装置2を操作するための装置であり、トイレブースTBの壁面に設置される。図4に示すように、操作装置7は、便座装置2の複数の動作のそれぞれ対応する複数のスイッチ70を有している。また、図3に示すように、操作装置7は、通信部71と、表示部72と、スピーカ73とを有している。通信部71は、後述する便座装置2の通信部312と無線で信号の送受信を行う。表示部72は、操作装置7の外側面に設けられた液晶パネルであり、種々の情報を表示する。スピーカ73は、種々の情報を音声で外部に出力する。表示部72及びスピーカ73は、本発明における「報知装置」の一例である。
<動作例>
制御装置31が着座検知センサ33から受信した着座検知信号に基づいて、使用者が便座41に着座したと判定部311が判定すると、制御装置31は、ヒータ411に制御信号を送信する(つまり、ヒータ411に電力を供給する)。これにより、ヒータ411が発生させるジュール熱を受けて天板6の温度が上昇し、便座41の暖房が行われる。
また、使用者が、局部洗浄の開始に対応する操作装置7のスイッチ70を押下すると、操作装置7の通信部71がこのスイッチ70に対応する信号を生成し、無線で便座装置2に送信する。便座装置2は、この信号を制御装置31の通信部312で受信し、制御装置31は、ノズル42に制御信号を送信する。制御信号を受信したノズル42は、本体3から便鉢91内に進出するとともに、開かれた電磁バルブから供給される水を、使用者の局部に向けて吐出する。
また、制御装置31は、使用者の排便を待機するとともに、使用者の排便後又は排便中に、使用者からの指示が無くとも画像センサ44に制御信号を送信し、便鉢91内を撮影させる(以下、これを「自動撮影」ともいう。)自動撮影モードを実行する。この自動撮影では、所定時間に、便鉢91内を複数回撮影する。画像センサ44は、撮影した便鉢91内の画像に対応する画像信号を制御装置31に送信する。画像信号を受信した制御装置31は、判定部311において、予め定められたプログラムに基づいて、画像信号に基づく画像から、使用者の便の有無、便の色、形、及び量のうち少なくとも1つを判定する。制御装置31の通信部312は、この判定結果に対応する信号を生成し、外部のクラウドサービスCに送信する。医療従事者等は、このクラウドサービスCにアクセスして上記判定結果を取得することにより、使用者の健康状態を把握し、それに基づく助言をすることが可能になる。
<制御装置が実行する処理>
制御装置31は、自動撮影を望まない便器9の使用者に不快感を与えることを防止するため、自動撮影に先駆けて撮影報知制御を実行する。以下、図5を参照しながら、制御装置31が実行する処理について説明する。図5は、便器9の使用者が便座41に着座する前に、使用者に自動撮影を報知することを目的とした処理を示している。制御装置31は、自動撮影モードの実行中に、当該処理を所定周期で実行する。
(ステップSP1)
ステップSP1で、制御装置31の判定部311は、人体検知センサ32から人体検知信号を受信しているか否かを判定する。トイレブースTB内に人体が存在せず、人体検知信号を受信していない場合(ステップSP1:NO)、制御装置31は、処理を終了する。一方、トイレブースTB内に人体が存在し、人体検知信号を受信している場合(ステップSP1:YES)、制御装置31は、ステップSP2の処理に移行する。
(ステップSP2)
人体検知センサ32は、便器9を使用する意思がある者のみならず、便器9を使用する意思が無くトイレブースTBの近傍を一時的に通過する者の人体まで検知する可能性がある。制御装置31の判定部311は、両者を区別するために、ステップSP2で、人体検知信号を連続的に受信した時間Tc1が、予め定められた時間T1(例えば、3秒)を超えたか否かを判定する。時間Tc1が時間T1を超えない場合(ステップSP2:NO)、人体は、トイレブースTBの近傍を通過中の者である可能性がある。この場合、制御装置31は、ステップSP1の処理に戻る。時間T1は、本発明における「第1時間」の一例である。
一方、人体検知信号を連続的に受信した時間Tc1が時間T1を超えた場合(ステップSP2:YES)、人体は、便器9を使用する意思がある者である可能性が比較的高い。この場合、制御装置31は、ステップSP3の処理に移行する。
(ステップSP3)
ステップSP3で、制御装置31は、撮影報知制御を実行する。まず、制御装置31は、ステップSP31で、スピーカ73に制御信号を送信し、スピーカ73を作動させる。具体的には、制御装置31は、「このトイレは、あなたの便を自動的に撮影します。もし、便を撮影されたくない場合は、リモコンの撮影停止スイッチを押してください。」等、便鉢91内を撮影することを使用者に報知する音声をスピーカ73から出力させる。
次に、制御装置31は、ステップSP32で、表示部72に制御信号を送信し、表示部72を作動させる。具体的には、制御装置31は、「このトイレは、あなたの便を自動的に撮影します。もし、便を撮影されたくない場合は、この下にある撮影停止スイッチを押してください。」等、便鉢91内を撮影することを使用者に報知する文字を表示部72に表示させる。
(ステップSP4)
ステップSP4で、制御装置31の判定部311は、操作装置7から撮影停止信号を受信したか否かを判定する。ステップSP3で撮影報知制御が実行され、自動撮影を望まない便器9の使用者が操作装置7の撮影停止スイッチ701(図4参照)を押下した場合、操作装置7から制御装置31に撮影停止信号が送信される。この撮影停止信号を受信したと判定部311が判定した場合(ステップSP4:YES)、制御装置31は、自動撮影を実行することなく処理を終了する。一方、操作装置7から撮影停止信号を受信していないと判定部311が判定した場合(ステップSP4:NO)、制御装置31は、ステップSP5の処理に移行する。
(ステップSP5)
ステップSP5で、制御装置31の判定部311は、撮影報知制御を実行してから時間Tw(例えば、10秒)が経過したか否かを判定する。時間Twは、自動撮影を望まない便器9の使用者が、撮影報知制御の実行後に操作装置7の撮影停止スイッチ701を押下するまでの猶予時間である。この時間Twは、撮影システムS及びトイレ装置1が設置される環境に応じて適宜変更可能である。撮影報知制御を実行してから時間Twが経過していない場合(ステップSP5:NO)、制御装置31は、ステップSP4の処理に戻る。
一方、撮影報知制御を実行してから撮影停止信号を受信することなく時間Twが経過した場合(ステップSP5:YES)、便器9の使用者が自動撮影を許容した可能性があると推定できる。この場合、制御装置31は、ステップSP6の処理に移行する。
(ステップSP6)
ステップSP6で、制御装置31の判定部311は、着座検知センサ33から着座検知信号を受信しているか否かを判定する。着座検知信号を受信していない場合は、自動撮影を望まない者が、便座41に着座することなく立ち去ったか、若しくは、便座41から離座して立ち去ったと推定できる。したがって、着座検知センサ33から着座検知信号を受信していないと判定部311が判定した場合(ステップSP6:NO)、制御装置31は、自動撮影を実行することなく処理を終了する。
一方、制御装置31が着座検知信号を受信した場合は、自動撮影を承諾した者が便座41に着座し、自動撮影を待機していると推定できる。したがって、着座検知センサ33から着座検知信号を受信したと判定部311が判定した場合(ステップSP6:YES)、制御装置31は、ステップSP7の処理に移行する。
(ステップSP7)
ステップSP7で、制御装置31は、自動撮影制御を実行する。ここでは、画像センサ44により便鉢91内の使用者の便を撮影するとともに、得られた画像から、使用者の便の有無や便の色、形、量等、便の性状が判定される。通信部312は、この判定結果に対応する信号を生成し、外部のクラウドサービスCに送信する。そして、図5に示す一連の処理が終了する。
<作用効果>
以上の構成によれば、自身の便の撮影を望まない便器9の使用者に対して、撮影に先駆けて撮影報知制御を実行し、便器9の使用を中止させたり、撮影の中止を撮影システムSに指示させたりする等の、撮影回避のための行動を促すことができる。これにより、当該使用者に不快感を与えることを防止できる。
また、撮影システムSは、トイレブースTB内に人体が存在する場合に人体検知信号を送信する人体検知センサ32を備えている。制御装置31は、人体検知信号を連続的に受信した時間Tc1が予め定められた時間T1を超えた場合に、撮影報知制御を実行する。
この構成によれば、制御装置31は、人体検知信号を連続的に受信した時間Tc1が予め定められたT1を超えた場合に撮影報知制御を実行するため、便器9を使用する意思が無い者がトイレブースTBの近傍を一時的に通過した場合に、撮影報知制御を無為に実行することを防止できる。
また、撮影システムSは、便器9の上方に配置された便座41に使用者が着座している場合に着座検知信号を送信する着座検知センサ33を備えている。制御装置31は、着座検知信号を受信した場合に、撮影報知制御を実行する。
この構成によれば、排便のために便器9を使用する可能性が高い者に対して撮影報知制御を実行することができる。また、例えば、撮影システムSが専ら大便を撮影対象とする場合は、便器9の前に立って小便をする者に対して、撮影報知制御を無為に実行することを防止できる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る撮影システムSA及びトイレ装置1Aについて、図6を参照しながら説明する。この撮影システムSA及びトイレ装置1Aは、第1実施形態と同様に、画像センサ44により便器9の便鉢91内を撮影するように構成されている。撮影システムSA及びトイレ装置1Aは、制御装置31が実行する処理が第1実施形態のものと異なる。撮影システムSA及びトイレ装置1Aのうち、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して、説明を適宜省略する。
図6は、制御装置31が実行する処理を示すフローチャートであり、便器9の使用者が便座41に着座した後であって排便する前に、使用者に自動撮影を報知することを目的とした処理を示している。制御装置31は、自動撮影モードの実行中に、当該処理を所定周期で実行する。
(ステップSP1A)
ステップSP1Aで、制御装置31の判定部311は、着座検知センサ33から着座検知信号を受信しているか否かを判定する。使用者が便座41に着座しておらず、着座検知信号を受信していない場合(ステップSP1A:NO)、制御装置31は、処理を終了する。一方、使用者が便座41に着座し、着座検知信号を受信している場合(ステップSP1A:YES)、制御装置31は、ステップSP2Aの処理に移行する。
(ステップSP2A)
着座検知センサ33は、排便する意思がある者のみならず、排便する意思が無く一時的に便座41に着座する者まで検知する可能性がある。制御装置31の判定部311は、両者を区別するために、ステップSP2Aで、着座検知信号を連続的に受信した時間Tc2が、予め定められた時間T2(例えば、5秒)を超えたか否かを判定する。時間Tc2が時間T2を超えない場合(ステップSP2A:NO)、便座41に着座している者は、排便する意思が無い可能性がある。この場合、制御装置31は、ステップSP1Aの処理に戻る。時間T2は、本発明における「第2時間」の一例である。
一方、着座検知信号を連続的に受信した時間Tc2が時間T2を超えた場合(ステップSP2A:YES)、便座41に着座している者は、排便する意思がある可能性が比較的高い。この場合、制御装置31は、ステップSP3の処理に移行する。
(ステップSP3~SP7)
ステップSP3~SP7で、制御装置31は、図5に示した第1実施形態のステップSP3~SP7と同様の処理を実行する。これにより、制御装置31は、自動撮影に先駆けて撮影報知制御を実行するとともに、所定条件が満たされた場合に自動撮影制御を実行する。
<作用効果>
このように、第2実施形態に係る撮影システムSAは、便器9の上方に配置された便座41に使用者が着座している場合に着座検知信号を送信する着座検知センサ33を備えている。制御装置31は、着座検知信号を受信した場合に、撮影報知制御を実行する。
この構成によれば、排便のために便器9を使用する可能性が高い者に対して撮影報知制御を実行することができる。また、例えば、撮影システムSAが専ら大便を撮影対象とする場合は、便器9の前に立って小便をする者に対して、撮影報知制御を無為に実行することを防止できる。
また、制御装置31は、着座検知信号を連続的に受信した時間Tc2が予め定められた時間T2を超えた場合に、撮影報知制御を実行する。
この構成によれば、排便する意思が無く一時的に便座41に着座した者に対して撮影報知制御を無為に実行することを防止し、排便のために便器9を使用する可能性が高い者に対して撮影報知制御を実行することができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、上記実施形態に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
1,1A…トイレ装置、31…制御装置、32…人体検知センサ(使用者検知手段)、33…着座検知センサ(使用者検知手段)、41…便座、44…画像センサ、9…便器、72…表示部(報知装置)、73…スピーカ(報知装置)、S,SA…撮影システム、TB…トイレブース

Claims (5)

  1. 便器の便鉢内を撮影する画像センサと、
    前記便器が設置されているトイレブース内に前記便器の使用者が存在することを検知する使用者検知手段と、
    前記使用者検知手段が使用者を検知した場合に前記画像センサを作動させる制御装置と、
    報知装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記使用者検知手段が使用者を検知した場合に、前記画像センサの作動に先駆けて前記報知装置を作動させ、前記便鉢内を撮影することを使用者に報知する撮影報知制御を実行することを特徴とする、撮影システム。
  2. 前記トイレブース内に人体が存在する場合に人体検知信号を送信する人体検知センサを備え、
    前記制御装置は、前記人体検知信号を連続的に受信した時間が予め定められた第1時間を超えた場合に、前記撮影報知制御を実行することを特徴とする、請求項1に記載の撮影システム。
  3. 前記便器の上方に配置された便座に使用者が着座している場合に着座検知信号を送信する着座検知センサを備え、
    前記制御装置は、前記着座検知信号を受信した場合に、前記撮影報知制御を実行することを特徴とする、請求項1に記載の撮影システム。
  4. 前記制御装置は、前記着座検知信号を連続的に受信した時間が予め定められた第2時間を超えた場合に、前記撮影報知制御を実行することを特徴とする、請求項3に記載の撮影システム。
  5. 便器の上方に配置される便座と、
    前記便器の便鉢内を撮影する画像センサと、
    前記便器が設置されているトイレブースに前記便器の使用者が存在することを検知する使用者検知手段と、
    前記使用者検知手段が使用者を検知した場合に前記画像センサを作動させる制御装置と、
    報知装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記使用者検知手段が使用者を検知した場合に、前記画像センサの作動に先駆けて前記報知装置を作動させ、前記便鉢内を撮影することを使用者に報知する撮影報知制御を実行することを特徴とする、トイレ装置。

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