JP2024047527A - 多段式屋根材 - Google Patents
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Abstract
Description
(ア)前記下段平板部、前記上段平板部および前記上段平板端部は、相互に平行に保持された表面を有するものであること。
(イ)前記中央屈曲部は、前記下段平板部の水上端から立ち上がって前記上段平板部の水下端につながる傾斜壁を有し、前記下方屈曲部は、該下段平板部の水下端から下って前記下段平板端部の水上端につながる傾斜壁を有し、前記上方屈曲部は、該上段平板部の水上端から立ち上がって前記上段平板端部の水下端につながる傾斜壁を有し、該中央屈曲部の傾斜壁の、該下段平板部に対する立ち上がり角度または該中央屈曲部の傾斜壁の、該上段平板部に対する下がり角度は40~50°であり、該下方屈曲部の傾斜壁の、該下段平板部に対する下がり角度は40~50°であり、該上方屈曲部の傾斜壁の、該上段平板部に対する立ち上がり角度が40~50°であること。
(ウ)前記下段平板端部は、前記下方屈曲部の接続端を起点に水下側に隣接配置される別の屋根材の外表面に向けて屈曲、傾斜が付与され、屋根材本体が屋根に設置された場合に、水下側に隣接配置される別の屋根材の上にスプリングバックによる弾性変形を伴って接地されるものであり、該下段平板端部の、該下方屈曲部の傾斜壁に対する立ち上がり角度が30~40°で、該下段平板端部の、該下段平板部に対する下がり角度が5~15°であること。
(エ)前記下段平板部および前記下段平板端部は、緊結釘を挿通させる下穴を有し、前記下穴は、隣接配置される他の屋根材の横継手の上に重ね合わせられる短辺側および前記横継手に少なくとも配置され、隣接配置される他の屋根材の重ね合わせられる短辺側の下穴と前記横継手に設けられた下穴とが、重ね合わせたときに同一位置になるように配置されていること。
(オ)前記下段平板端部の水下側端が裏側につぶし曲げされ、前記一の短辺が裏側につぶし曲げされ、前記横継手の短辺側が表側につぶし曲げされ、前記上段平板端部の水上側端のうち横継手以外の部分が内側曲率半径を板厚の0~16倍の範囲として表側に180°曲げされていること。
(カ)前記横継手は、前記下段平板部、前記上段平板部および前記上段平板端部の端縁にそれぞれ下がり段差を形成する縦向き屈曲部を介してつながる片持ち支持片からなり、
前記片持ち支持片に、該縦向き屈曲部に沿って伸延し、水下側の末端で開放される少なくとも一列の縦溝を設け、前記横溝は、一端が屋根材本体の短辺側にて開放され、他端が片持ち支持片の縦溝につながること。
(キ)前記縦溝は、溝本体と、該溝本体につながる幅狭の導通溝からなること。
図1(a)(b)は、本発明の一実施形態にしたがう屋根材を模式的に示した図であり、(a)は、正面図、(b)は、背面図である。また、図2(a)は、図1(a)に示した多段式屋根材の平面図であり、(b)は、図1(a)に示した多段式屋根材の底面図であり、図3(a)は、図1(a)に示した多段式屋根材の右側面図であり、(b)は、図1(a)に示した多段式屋根材の左側面図である。また、図4(a)および(b)は、図3(a)および(b)の拡大図、図5は、図2(a)のA-A、B-B部の拡大図であり、図6は、図5のC-C断面を示した図である。
図16(a)(b)は、本発明の他の実施形態にしたがう屋根材を模式的に示した図であり、(a)は、正面図、(b)は、背面図である。また、図17(a)は、図16(a)に示した多段式屋根材の平面図であり、(b)は、図16(a)に示した多段式屋根材の底面図であり、図18(a)は、図16(a)に示した多段式屋根材の右側面図であり、(b)は、図16(a)に示した多段式屋根材の左側面図である。また、図19(a)および(b)は、図18(a)および(b)の拡大図、図20は、図17(a)のA-A、B-B部の拡大図であり、図21(a)~(c)は、図20のD-D、E-E、F-F断面を示した図である。なお、図20のC-C断面は図6に類似する。以下、第一実施形態と共通する部分は省略し、異なる部分を説明する
1a、1b 短辺
1a′、1b′ 短辺
1c (短辺側の)つぶし曲げ部
2a、2b 長辺
2a′、2b′ 長辺
3 横継手(片持ち支持片)
3′ 横継手
3a (横継手の)つぶし曲げ部
4 中央屈曲部
4a 傾斜壁
5 下段平板部
6 上段平板部
7 段差
8 下段平板端部
8a (下段平板端部の)つぶし曲げ部
9 下がり段差
10 下方屈曲部
10a 傾斜壁
11 上段平板端部
11a (上段平板端部の)U曲げ部
12 上がり段差
13 上方屈曲部
13a 傾斜壁
14 縦向き屈曲部
15 縦溝
15a 溝本体
15b 導通溝
16 横溝
17 中央継手屈曲部
18 下段継手部
19 上段継手部
20 下方継手屈曲部
21 水下継手端部
22 上方継手屈曲部
23 上段継手端部
24 水切り端部(片持ち支持片の端部)
25 さざ波模様
25a 隆起部
26 平坦面
27 マーク
28 開口、凹部または凸部、下穴
29 断熱材
Y1 隣接配置される他の屋根材
Y2 隣接配置される別の屋根材
Y3 水下側に隣接配置される他の屋根材
Y4 水上側に隣接配置される別の屋根材
S 化粧スレート屋根
G 合板等
R1 新設ルーフィング
R2 既設ルーフィング
B ビス、釘等
(ア)前記下段平板部、前記上段平板部および前記上段平板端部は、相互に平行に保持された表面を有するものであること。
(イ)前記中央屈曲部は、前記下段平板部の水上端から立ち上がって前記上段平板部の水下端につながる傾斜壁を有し、前記下方屈曲部は、該下段平板部の水下端から下って前記下段平板端部の水上端につながる傾斜壁を有し、前記上方屈曲部は、該上段平板部の水上端から立ち上がって前記上段平板端部の水下端につながる傾斜壁を有し、該中央屈曲部の傾斜壁の、該下段平板部に対する立ち上がり角度または該中央屈曲部の傾斜壁の、該上段平板部に対する下がり角度は40~50°であり、該下方屈曲部の傾斜壁の、該下段平板部に対する下がり角度は40~50°であり、該上方屈曲部の傾斜壁の、該上段平板部に対する立ち上がり角度が40~50°であること。
(ウ)前記下段平板端部は、前記下方屈曲部の接続端を起点に水下側に隣接配置される別の屋根材の外表面に向けて屈曲、傾斜が付与され、屋根材本体が屋根に設置された場合に、水下側に隣接配置される別の屋根材の上にスプリングバックによる弾性変形を伴って設置されるものであり、該下段平板端部の、該下方屈曲部の傾斜壁に対する立ち上がり角度が30~40°で、該下段平板端部の、該下段平板部に対する下がり角度が5~15°であること。
(エ)前記下段平板部および前記下段平板端部は、緊結釘を挿通させる下穴を有し、前記下穴は、隣接配置される他の屋根材の横継手の上に重ね合わせられる短辺側および前記横継手に少なくとも配置され、隣接配置される他の屋根材の重ね合わせられる短辺側の下穴と前記横継手に設けられた下穴とが、重ね合わせたときに同一位置になるように配置されていること。
(オ)前記下段平板端部の水下側端が裏側につぶし曲げされ、前記一の短辺が裏側につぶし曲げされ、前記横継手の短辺側が表側につぶし曲げされ、前記上段平板端部の水上側端のうち横継手以外の部分が内側曲率半径を板厚の0~16倍の範囲として表側に180°曲げされていること。
(カ)前記横継手は、前記下段平板部、前記上段平板部および前記上段平板端部の端縁にそれぞれ下がり段差を形成する縦向き屈曲部を介してつながる片持ち支持片からなり、
前記片持ち支持片に、該縦向き屈曲部に沿って伸延し、水下側の末端で開放される少なくとも一列の縦溝を設け、前記横溝は、一端が屋根材本体の短辺側にて開放され、他端が片持ち支持片の縦溝につながること。
(キ)前記縦溝は、溝本体と、該溝本体につながる幅狭の導通溝からなること。
Claims (8)
- 一対の短辺と該一対の短辺を挟む一対の長辺にて区画された矩形平面形状を有する屋根材本体と、該屋根材本体の一の短辺側につながる横継手とを備え、
該横継手を、隣接配置される他の屋根材の一の短辺側の下に重ね合わせるとともに該屋根材本体の短辺側を隣接配置される別の屋根材の横継手の上に重ね合わせて屋根材同士を軒に沿って連結する一方、該屋根材本体の一の長辺側を水下側に隣接配置される他の屋根材の長辺側の上に重ね合わせ、該屋根材本体のもう一の長辺側を水上側に隣接配置される別の屋根材の長辺側の上に重ね合わせて屋根材同士を軒乃至棟方向に連結することにより建屋の屋根を葺きあげる屋根材であって、
前記屋根材本体は、該一対の長辺に沿って設けられ、該屋根材本体を、水下側に位置する下段平板部と、水上側に位置する上段平板部とに区分するとともにその相互間に段差を形成して上段平板部の表面レベルを下段平板部の表面レベルよりも高いレベルに保持する中央屈曲部を有し、
前記下段平板部の水下縁部に、下がり段差を形成する下方屈曲部を介してつながり水下側に隣接配置される他の屋根材の上に接地される下段平板端部を設け、
前記上段平板部の水上縁部に、上がり段差を形成する上方屈曲部を介してつながり水上側に隣接配置される別の屋根材に被さる上段平板端部を設け、
前記上段平板端部に少なくとも一列の横溝を設けた、多段式屋根材。 - 前記下段平板部、前記上段平板部および前記上段平板端部は、相互に平行に保持された表面を有するものである、請求項1に記載の多段式屋根材。
- 前記中央屈曲部は、前記下段平板部の水上端から立ち上がって前記上段平板部の水下端につながる傾斜壁を有し、前記下方屈曲部は、該下段平板部の水下端から下って前記下段平板端部の水上端につながる傾斜壁を有し、前記上方屈曲部は、該上段平板部の水上端から立ち上がって前記上段平板端部の水下端につながる傾斜壁を有し、
該中央屈曲部の傾斜壁の、該下段平板部に対する立ち上がり角度または該中央屈曲部の傾斜壁の、該上段平板部に対する下がり角度は40~50°であり、該下方屈曲部の傾斜壁の、該下段平板部に対する下がり角度は40~50°であり、該上方屈曲部の傾斜壁の、該上段平板部に対する立ち上がり角度が40~50°である、請求項1または2に記載の多段式屋根材。 - 前記下段平板端部は、前記下方屈曲部の接続端を起点に水下側に隣接配置される別の屋根材の外表面に向けて屈曲、傾斜が付与され、屋根材本体が屋根に設置された場合に、水下側に隣接配置される別の屋根材の上にスプリングバックによる弾性変形を伴って接地されるものであり、該下段平板端部の、該下方屈曲部の傾斜壁に対する立ち上がり角度が30~40°で、該下段平板端部の、該下段平板部に対する下がり角度が5~15°である、請求項1または2に記載した多段式屋根材。
- 前記下段平板部および前記下段平板端部は、緊結釘を挿通させる下穴を有し、
前記下穴は、隣接配置される他の屋根材の横継手の上に重ね合わせられる短辺側および前記横継手に少なくとも配置され、
隣接配置される他の屋根材の重ね合わせられる短辺側の下穴と前記横継手に設けられた下穴とが、重ね合わせたときに同一位置になるように配置されている、請求項1または2に記載の多段式屋根材。 - 前記下段平板端部の水下側端が裏側につぶし曲げされ、前記一の短辺が裏側につぶし曲げされ、前記横継手の短辺側が表側につぶし曲げされ、前記上段平板端部の水上側端のうち横継手以外の部分が内側曲率半径を板厚の0~16倍の範囲として表側に180°曲げされている、請求項1または2に記載の多段式屋根材。
- 前記横継手は、前記下段平板部、前記上段平板部および前記上段平板端部の端縁にそれぞれ下がり段差を形成する縦向き屈曲部を介してつながる片持ち支持片からなり、
前記片持ち支持片に、該縦向き屈曲部に沿って伸延し、水下側の末端で開放される少なくとも一列の縦溝を設け、
前記横溝は、一端が屋根材本体の短辺側にて開放され、他端が片持ち支持片の縦溝につながる、請求項1または2に記載の多段式屋根材。 - 前記縦溝は、溝本体と、該溝本体につながる幅狭の導通溝からなる、請求項7に記載した多段式屋根材。
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