JP2024045941A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 磁気ヘッド毎の主磁極の寸法のバラつきによるアシスト効果のばらつきを抑制する。【解決手段】 実施形態に係る磁気ディスク装置は、主磁極、主磁極とライトギャップを置いて設けられ、主磁極とともに磁気回路を構成する補助磁極、主磁極のトラック幅方向の両サイドにサイドギャップをおいて配置されているサイドシールド、主磁極と補助磁極との間に設けられた高周波発振素子、及び主磁極とサイドシールドとの間に設けられ、高周波発振素子の発振周波数を制御する磁束制御素子を備えた磁気ヘッドと、高周波発振素子に供給するバイアス電流を制御する発振素子制御部と、磁束制御素子に供給するバイアス電流を制御する磁束制御素子制御部とを含む。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、磁気ディスク装置に関する。
ハードディスクドライブ(HDD)の記録密度を向上するため、アシスト記録方式を用いた磁気ディスク装置が提案されている。アシスト記録方式として、例えば、アシスト素子として高周波発振素子を用いた高周波アシスト磁気記録方式等があげられる。
複数の磁気ヘッドを有する磁気ディスク装置では、磁気ヘッド毎の主磁極の寸法のバラつきによって、高周波発振素子に加わるライトギャップ内の磁界強度がバラつき、これに伴い、高周波発振素子の発振周波数が変動して、発振周波数と、媒体共鳴周波数とのアンマッチが生じて、アシスト効果が減衰、あるいは消失するという課題があった。
特開2012-236947号公報 特開2019-200827号公報 特許第6771439号明細書 特開2020-38743号公報
本発明の実施形態は、アシスト記録方式の磁気ディスク装置において、磁気ヘッド毎の主磁極の寸法のバラつきによるアシスト効果のばらつきを抑制することを目的とする。
実施形態によれば、
主磁極、
前記主磁極とライトギャップを置いて設けられ、前記主磁極とともに磁気回路を構成する補助磁極、
前記主磁極のトラック幅方向の両サイドにサイドギャップをおいて配置されているサイドシールド、
前記ライトギャップにおいて前記主磁極と前記補助磁極との間に設けられた高周波発振素子、及び
前記サイドギャップにおいて前記主磁極とサイドシールドとの間に設けられ、前記高周波発振素子の発振周波数を制御する磁束制御素子を備えた磁気ヘッドと、
前記高周波発振素子に供給するバイアス電流を制御する発振素子制御部と、
前記磁束制御素子に供給するバイアス電流を制御する磁束制御素子制御部とを含む磁気ディスク装置が提供される。
実施形態に係る磁気ディスク装置を概略的に示すブロック図である。 浮上状態の磁気ヘッドおよび磁気ディスクを示す側面図である。 磁気ヘッドのヘッド部および磁気ディスクの一部を拡大して概略的に示す断面図である。 実施形態に用いられる磁気ヘッドにおける記録ヘッドを空気支持面側から見た図である。 図4の磁気ヘッドと磁気記録媒体との配置を表す図である。 FCLに駆動電流を通電しない場合の磁気ヘッドの磁束の流れを示す図であるである。 FCLに駆動電流を通電した場合の磁気ヘッドの磁束の流れを示す図である。である。 図6の磁気ヘッドの磁束の流れをトラックセンターに沿った断面から見た図である。 図7の磁気ヘッドの磁束の流れをトラックセンターに沿った断面から見た図である。 施例1に係る磁気ディスク装置に用いられる磁気ヘッドの断面構成を表す概略図である。 実施例1におけるバイアス電流IfとSTOの発振周波数との関係を表すグラフ図である。 Ifを通電させない場合のヘッド主磁極の幅PWAとSTO発振周波数との関係を表すグラフ図である。 実施例2の磁気ディスク装置の一例におけるバイアス電流IfとSTOの発振周波数との関係を表すグラフ図である。 実施例2の磁気ディスク装置の他の一例におけるバイアス電流IfとSTOの発振周波数との関係を表すグラフ図である。 発振周波数を24GHzに調整した場合の最適IfとPWAとの関係を表すグラフ図である。
実施形態に係る磁気ディスク装置は、主磁極、主磁極とライトギャップを置いて設けられ、主磁極とともに磁気回路を構成する補助磁極、主磁極のトラック幅方向の両サイドにサイドギャップをおいて配置されているサイドシールド、ライトギャップに設けられた高周波発振素子、及びサイドギャップに設けられ、高周波発振素子の発振周波数を制御する磁束制御素子を備えた磁気ヘッドと、
高周波発振素子に供給するバイアス電流を制御する発振素子制御部と、
磁束制御素子に供給するバイアス電流を制御する磁束制御素子制御部とを含む。
実施形態によれば、主磁極と補助磁極間のライトギャップに高周波発振素子を有する、高周波アシスト磁気記録方式の磁気ヘッドにおいて、主磁極とサイドシールド間にさらに磁束制御素子が設けられ、この磁気ヘッドを備えた磁気ディスク装置において、発振素子制御部と磁束制御素子制御部とが設けられる。このような磁気ディスク装置を用いると、磁束制御素子制御部により磁束制御素子の磁化状態を調整することにより、高周波発振素子に印可されるライトギャップ内の外部磁界の磁界強度を調整することが可能となり、これにより、高周波発振素子の発振周波数を調整できる。このため、ヘッド主磁極の寸法のばらつきにより、媒体共鳴周波数と、各磁気ヘッドの高周波発振素子の発振周波数との間にズレが生じる場合であっても、磁束制御素子を駆動して、各磁気ヘッド毎に独立して発振周波数を調整して媒体共鳴周波数に合わせることができる。実施形態よれば、磁束制御素子を用いて高周波素子の発振周波数を調整することにより、ヘッド主磁極の寸法のばらつきによるアシスト効果のばらつきを抑制することができる。
磁束制御素子は、例えば、主磁極側から順に積層された第1非磁性導電層、磁化反転層、及び第2非磁性導電層を有することができる。
第1非磁性導電層の材料として、例えばTa、Ir、Ru、NiCr、及びW等を使用することができる。
磁化反転層の材料として、例えばNiFe、FeCo、FeCr、及びFeVといった合金材料等を使用することができる。
第2非磁性導電層の材料として、例えばCu、及びRu等を使用することができる。
主磁極上に第1非磁性導電層、磁化反転層、及び第2非磁性導電層を積層する順序を逆にすることも可能である。
磁束制御素子は、主磁極と、主磁極の両側に設けられたサイドシールドとの間に、1つずつ設けることができる。2つの磁束制御素子は、同様の構成を有することができる。
また、高周波発振素子は、主磁極側から順に積層された第3非磁性導電層、スピン注入層、第4非磁性導電層、発振層、及び第5非磁性導電層を有することができる。
第3非磁性導電層の材料として、例えばTa、Ir、Ru、NiCr、及びW等を使用することができる。
スピン注入層の材料として、例えばNiFe、FeCo、FeCr、及びFeVといった合金材料等を使用することができる。
第4非磁性導電層の材料として、例えばCu、Ru等を使用することができる。
発振層の材料として、例えばNiFe、FeCo、FeCr、及びFeVといった合金材料等を使用することができる。
第5非磁性導電層の材料として、例えばTa、Ir、Ru、NiCr、及びW等を使用することができる。
主磁極上に第3非磁性導電層、スピン注入層、第4非磁性導電層、発振層、及び第5非磁性導電層を積層する順序を逆にすることができる。
磁気ディスク装置が2以上の磁気ヘッドを備えることが可能であり、トラック幅方向に第1の幅を有し、第1バイアス電流が印加される第1主磁極を備える第1磁気ヘッドと、トラック幅方向に第1の幅より大きい第2の幅を有し、第1バイアス電流よりも低い第2バイアス電流が印加される第2主磁極を有す第2磁気ヘッドとを含むことができる。これにより、主磁極のトレーリング端における空気支持面の物理幅が広くなるほど、主磁極の通電電流を低減させることが可能となり、ヘッド寸法バラつきによるアシスト効果のバラつきを抑制することが可能となる。
発振素子制御部と磁束制御素子制御部は、互いに独立して設けることができる。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更であって容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、実施形態に係る磁気ディスク装置であるハードディスクドライブ(HDD)を概略的に示すブロック図、図2は、浮上状態の磁気ヘッドおよび磁気ディスクを示す側面図、図3は、磁気ヘッドのヘッド部および磁気ディスクの一部を拡大して概略的に示す断面図である。
HDD10は、図1に示すように、矩形状の筐体11と、筐体11内に配設された記録媒体としての磁気ディスク12と、磁気ディスク12を支持および回転するスピンドルモータ14と、磁気ディスク12に対してデータの書込み、読出しを行う複数の磁気ヘッド16と、を備えている。また、HDD10は、磁気ヘッド16を磁気ディスク12上の任意のトラック上に移動するとともに位置決めするヘッドアクチュエータ18を備えている。ヘッドアクチュエータ18は、磁気ヘッド16を移動可能に支持するサスペンションアッセンブリ20と、このサスペンションアッセンブリ20を回動させるボイスコイルモータ(VCM)22とを含んでいる。
HDD10は、ヘッドアンプIC30、メインコントローラ40およびドライバIC48を備えている。ヘッドアンプIC30は、例えば、サスペンションアッセンブリ20に設けられ、磁気ヘッド16に電気的に接続されている。メインコントローラ40およびドライバIC48は、例えば、筐体11の背面側に設けられた図示しない制御回路基板に構成されている。メインコントローラ40は、R/Wチャネル(RDC)42と、ハードディスクコントローラ(HDC)44と、マイクロプロセッサ(MPU)46と、を備えている。メインコントローラ40は、ヘッドアンプIC30に電気的に接続されると共に、ドライバIC48を介してVCM22及びスピンドルモータ14に電気的に接続されている。HDD10は、図示しないホストコンピュータに接続可能である。
図1および図2に示すように、磁気ディスク12は、ディスク面に対して垂直方向に異方性をもつ記録層を有する垂直磁気記録媒体である。具体的には、磁気ディスク12は、例えば、直径約2.5インチ(6.35cm)の円板状に形成され非磁性体からなる基板101を有している。基板101の各表面には、下地層としての軟磁性層102と、その上層部に、磁気記録層103と保護膜104とが順次積層されている。磁気ディスク12は、スピンドルモータ14のハブに互いに同軸的に嵌合されている。磁気ディスク12は、スピンドルモータ14により所定の速度で矢印B方向に回転される。
サスペンションアッセンブリ20は、筐体11に回動自在に固定された軸受部24と、軸受部24から延出した複数のサスペンション26と、を有している。図2に示すように、磁気ヘッド16は、各サスペンション26の延出端に支持されている。磁気ヘッド16は、サスペンションアッセンブリ20に設けられた配線部材28を介して、ヘッドアンプIC30に電気的に接続されている。
次に、磁気ヘッド16の構成について詳細に説明する。
図2および図3に示すように、磁気ヘッド16は浮上型のヘッドとして構成され、ほぼ直方体状に形成されたスライダ15と、スライダ15の流出端(トレーリング)側の端部に形成されたヘッド部17とを有している。スライダ15は、例えば、アルミナとチタンカーバイドの焼結体(アルチック)で形成され、ヘッド部17は複数層の薄膜により成されている。
スライダ15は、磁気ディスク12の表面に対向する矩形状のABS(空気支持面)13を有している。スライダ15は、磁気ディスク12の回転によってディスク表面とABS13との間に生じる空気流Cにより、磁気ディスク12の表面から所定量浮上した状態に維持される。空気流Cの方向は、磁気ディスク12の回転方向Bと一致している。スライダ15は、空気流Cの流入側に位置するリーディング端15aおよび空気流Cの流出側に位置するトレーリング端15bを有している。
図3に示すように、ヘッド部17は、スライダ15のトレーリング端15bに薄膜プロセスで再生ヘッド54および記録ヘッド58を形成した、分離型の磁気ヘッドである。ヘッド部17の記録再生浮上量を制御するため、記録ヘッド58の奥行き側に記録ヒータ19aが配置され、再生ヘッド54の奥行き側に再生ヒータ19bが配置されている。再生ヘッド54は、磁気抵抗効果を示す磁性膜による再生素子55と、この再生素子55のトレーリング側およびリーディング側に磁性膜による再生素子55を挟むようにシールド膜を配置した上部シールド56および下部シールド57と、で構成されている。これら再生素子55、上部シールド56、下部シールド57の下端は、スライダ15のABS13に露出している。再生ヘッド54は、図示しない電極、配線、および配線部材28を介して、ヘッドアンプIC30に接続され、読み取ったデータをヘッドアンプIC30に出力する。
記録ヘッド58は、再生ヘッド54に対して、スライダ15のトレーリング端15b側に設けられている。記録ヘッド58は、磁気ディスク12の表面に対して垂直方向の記録磁界を発生させる高透磁率材料からなる主磁極60、リターン磁極(ライトシールド、第1シールド)となるリターン磁極62、および、リーディングシールド(第2シールド)となるリーディングコア64を有している。主磁極60とリターン磁極62とは磁路を形成する第1磁気コアを構成し、主磁極60とリーディングコア64とは磁路を形成する第2磁気コアを構成している。記録ヘッド58は、第1磁気コアに巻き付けられた第1コイル(記録コイル)70と、第2磁気コアに巻き付けられた第2コイル(記録コイル)72とを有している。
図3に示すように、主磁極60は、磁気ディスク12の表面に対してほぼ垂直に延びている。主磁極60の磁気ディスク12側の先端部60aは、ディスク面に向かって先細に絞り込まれ、例えば、断面が台形状に形成されている。主磁極60の先端面は、スライダ15のABS13に露出している。先端部60aのトレーリング側端面60bの幅は、磁気ディスク12におけるトラックの幅にほぼ対応している。
軟磁性体で形成されたリターン磁極62は、主磁極60のトレーリング側に配置され、主磁極60の直下の磁気ディスク12の軟磁性層102を介して効率的に磁路を閉じるために設けられている。リターン磁極62は、ほぼL字形状に形成され、主磁極60に接続される第1接続部50を有している。第1接続部50は非導電体52を介して主磁極60の上部、すなわち、主磁極60のABS13から離れた部分、に接続されている。
リターン磁極62の先端部62aは、細長い矩形状に形成され、その先端面は、スライダ15のABS13に露出している。先端部62aのリーディング側端面62bは、磁気ディスク12のトラックの幅方向に沿って延び、また、ABS13に対してほぼ垂直に延びている。このリーディング側端面62bは、主磁極60のトレーリング側端面60bとライトギャップWGを置いてほぼ平行に対向している。
第1コイル70は、主磁極60およびリターン磁極62を含む磁気回路(第1磁気コア)に巻き付くように配置されている。第1コイル70は、例えば、第1接続部50の回りに巻付けられている。磁気ディスク12に信号を書き込む際、第1コイル70に記録電流を流すことにより、第1コイル70は、主磁極60を励起して主磁極60に磁束を流す。
スピントルク制御素子(STO)65は、ライトギャップWG内において、主磁極60の先端部60aとリターン磁極62との間に設けられ、その一部は、ABS13に露出している。STO65の下端面は、ABS13と面一に位置している場合に限らず、ABS13から高さ方向上方に離間していてもよい。なお、STOは、アシスト素子の一例であり、例えば、スピントルクにより磁化をライトギャップ内の磁束方向とは逆向きに反転させることによる磁束制御に伴うアシスト効果を目的としたものでもよいし、スピントルクにより磁化を高周波で発振させることで媒体磁化の共鳴を引き起こす高周波アシスト効果を目的とした構成(高周波アシスト素子)が考えられる。
図3に示すように、主磁極60とリターン磁極62とに接続端子91、92がそれぞれ接続され、これらの接続端子91、92は、配線を介してヘッドアンプIC30に接続される。これにより、ヘッドアンプIC30から主磁極60、STO65、リターン磁極62を通して電流を直列に通電できるように電流回路が構成されている。また、記録ヒータ19aと再生ヒータ19bとに接続端子97、98がそれぞれ接続され、これらの接続端子97、98は、配線を介してヘッドアンプIC30に接続される。
図3に示すように、軟磁性体で形成されたリーディングコア64は、主磁極60のリーディング側に主磁極60と対向して設けられている。リーディングコア64は、ほぼL字形状に形成され、磁気ディスク12側の先端部64aは細長い矩形状に形成されている。この先端部64aの先端面(下端面)は、スライダ15のABS13に露出している。先端部64aのトレーリング側端面64bは、磁気ディスク12のトラックの幅方向に沿って延びている。このトレーリング側端面64bは、主磁極60のリーディング側端面とギャップを置いて対向している。このギャップは、非磁性体としての保護絶縁膜76によって覆われている。
リーディングコア64は、磁気ディスク12から離間した位置で主磁極60との間のバックギャップに接合された第2接続部68を有している。この第2接続部68は、例えば、軟磁性体で形成され、主磁極60およびリーディングコア64とともに磁気回路を形成している。記録ヘッド58の第2コイル72は、主磁極60およびリーディングコア64を含む磁気回路(第2磁気コア)に巻きつくように配置され、この磁気回路に磁界を印加する。第2コイル72は、例えば、第2接続部68の回りに巻付けられている。なお、第2接続部68の一部に非導電体52aを挿入することができる。第2接続部68は非導電体52aを介して主磁極60の上部、すなわち、主磁極60のABS13から離れた部分、に接続されている。もしくは、非導電体52aの代わりに非磁性体を挿入することができる。
第2コイル72は、第1コイル70と反対向きに巻かれている。第1コイル70および第2コイル72は、端子95、96にそれぞれ接続され、これらの端子95、96は配線を介してヘッドアンプIC30に接続される。第2コイル72は、第1コイル70と直列に接続されてもよい。また、第1コイル70および第2コイル72は、別々に電流の供給を制御するようにしてもよい。第1コイル70および第2コイル72に供給する電流は、ヘッドアンプIC30およびメインコントローラ40によって制御される。
図4は、実施形態に用いられる磁気ヘッドにおける記録ヘッドを空気支持面側から見た図である。
図示するように、記録ヘッド58は、主磁極60、主磁極60とライトギャップWGを置いて設けられ、主磁極60とともに磁気回路を構成する補助磁極62を有する。主磁極60のライトギャップWG側の端面60-1と補助磁極62の間には高周波発振素子65としてのSTO(Spin-Torque Oscillator)が設けられており、いる。主磁極60のトラック幅方向の両サイド60-2,60-3にはサイドギャップSGをおいてサイドシールド112が配置されている。主磁極60のサイドギャップSG側には、少なくとも1つの磁束制御素子(FCL)(Flux Control Layer)111を設けることが可能であり、ここでは、主磁極60の両サイド60-2,60-3に、高周波発振素子65の発振周波数を制御するための一対のFCL111が、各々設けられている。
図5は、図4の磁気ヘッドと磁気記録媒体との配置を表す図を示す。
図5の磁気ヘッド16は、図4の磁気ヘッド16のX-X’断面を示す。磁気記録媒体12は、磁気ヘッド16のABS13に対向配置されている。
FCL111はABS13からみて、STO65よりも後退した位置に設けることができる。これにより、隣接するトラックに干渉するような漏れ磁界を低減することができる。
磁気ヘッド16及び記録ヘッド58を駆動するヘッドアンプIC30は、図1に示したように、接続端子95、96を介して第1コイル70および第2コイル72に記録電流を供給する記録電流供給回路81と、図示しない配線および接続端子91、92を介してSTO65にバイアス電流を供給する高周波発振素子制御部としての発振素子電流供給回路82と、図示しない配線および接続端子97、98を介して記録ヒータ19aおよび再生ヒータ19bにヒータ電圧を供給するヒータ電圧供給回路83と、磁気ヘッドの再生素子部へ電圧を印可したうえで、磁気ディスク12に記録された再生信号を読み取るリード電圧供給回路84と、配線91、配線93、及び、リーディングコア64のサイドシールド112を介してFCL111にバイアス電流を供給する磁束制御素子制御部としての磁束制御素子電流供給回路85とを備えている。さらに、図示しないが、記録電流供給回路81に電流を流す時間及びそのタイミングを制御すると共に、発振素子電流供給回路82に電流を流す時間およびそのタイミングを制御する図示しないタイミング演算部と、R/Wチャネル42で発生する記録パターン信号に応じて、記録電流波形を発生する図示しない記録電流波形発生器と、を備えている。
図1から図5に示すように、実施形態に係る磁気ディスク装置10は、マイクロ波アシスト磁気記録方式を用いており、ヘッドアンプIC30内に、STO65を駆動するための発振素子電流供給回路82、及びFCL111を駆動するための磁束制御素子電流供給回路85を有する。リターン磁極62とサイドシールド112は離間することが可能であり、これにより、矢印161bに示すように、FCL111を介して主磁極60からサイドシールドにかけて還流する磁束制御素子電流供給回路85を確保することができる。FCL111には、矢印161bで示す方向にバイアス電流Ifを通電することができる。また、STO65には、矢印161aに示すように、主磁極からリターン磁極62側へ電子が流れる向きへ電流を通電する発振素子電流供給回路82により、バイアス電流Isを通電することができる。発振素子電流供給回路82は、磁気ヘッド16のABS13から離間した位置に、主磁極60とリターン磁極62が絶縁層52を介して接合された第1接続部50を設けることにより確保することができる。
実施形態によれば、このように、STOに供給する発振素子電流供給回路82と、FCLに供給する磁束制御素子電流供給回路85とを分けて、互いに独立して設けることができるため、STO65及びFCL111の各素子は独立して制御することができ、FCL111へ通電するバイアス電流Ifと、STO65へ通電するバイアス電流Isを制御することにより、FCL111の磁化状態に応じてSTO65に印可されるライトギャップ内の磁界強度を調整することを可能とする。
STO65からの高周波磁界により磁気記録層103の磁化反転を共鳴しアシストするためには、高周波磁界の周波数,すなわち,STO65の磁化の発振周波数と磁気記録層103の共鳴周波数を合わせることができる。いずれも強磁性共鳴に基づく磁化発振であるため、STO65の発振周波数はSTO65へ加わる有効磁界すなわち、ライトギャップWG内の磁界強度に依存し、磁気記録層103の共鳴周波数は磁気記録層103の異方性磁界(Hk)に依存することとなる。磁気記録層103をアシスト記録するためには、その媒体の最適な周波数でSTO65を発振させることができる。STO65の発振周波数は、ライトギャップWG内の磁界強度によって変動し、そのギャップ内磁界強度は、主磁極60の幅PWAによって変動するため、ヘッドの寸法バラつきによって、媒体磁化反転を共鳴することが難しくなることがある。そのため、ギャップ内磁界を独立に制御することが有効である。実施形態によれば、媒体共鳴周波数と、各磁気ヘッド16のSTO65の発振周波数との間にズレが生じる場合であっても、FCL111を駆動することにより各磁気ヘッド毎に独立して発振周波数を調整して媒体共鳴周波数に合わせることができるので、磁気ヘッド毎のアシスト効果のばらつき及びこれによるアシスト効果の減衰を抑制することが可能となる。
図6は、FCLに駆動電流を通電しない場合の磁気ヘッドの磁束の流れを示す図である。
図7は、FCLに駆動電流を通電した場合の磁気ヘッドの磁束の流れを示す図である。
図8は、図6の磁気ヘッドの磁束の流れをトラックセンターに沿った断面を矢印162の方向から見た図である。
図9は、図7の磁気ヘッドの磁束の流れをトラックセンターに沿った断面を矢印162の方向から見た図である。
図6に示すように、FCL111に駆動電流を通電しない場合には,FCL111の磁化の方向は矢印124に示すように、矢印121で表される主磁極60の磁化方向と、矢印123で表されるサイドシールド112内の磁化方向に揃う形となる。主磁極60からの磁界は、矢印122に示すように主磁極60とサイドシールド112内に閉じる形となるため、図8に示すように、ライトギャップWG内へ誘導される磁界強度は矢印132に示すように小さくなる。一方、図7に示すように、FCL111内に電流を駆動し、FCL111の磁化の方向を、矢印124aに示すように、主磁極60及びサイドシールド112内の磁化と反対方向へ反転させることによって、サイドギャップSG内の透磁率が実効的に負となり、サイドギャップSG内に閉じていた磁界は矢印122aに示すようにライトギャップWG内へ誘導されるため、ライトギャップWG内の磁界強度は矢印132aで示すように増大する。このように、このFCL111の磁化の制御によって、ライトギャップWG内の磁界強度に依存するSTO65の発振周波数を独立して制御することが可能となる。
以下、実施例を示し、実施形態に係る磁気ディスク装置について具体的に説明する。
実施例1
図10は、実施例1に係る磁気ディスク装置に用いられる磁気ヘッドの断面構成を表す概略図である。
実施例1に係る磁気ディスク装置は、図10に示す構成を持つ磁気ヘッドを備えている。
実施例1に用いられる磁気ヘッド16’は、STO65の代わりにSTO65’が設けられ、FCL111の代わりにFCL111’が設けられること以外は、図4と同様の構成を有する。
STO65’は、主磁極60のトレーリング端60-1上に順に設けられた、第3非磁性導電層65a、スピン注入層65b、第4非磁性導電層65c、発振層65d、及びを有する。ここで、第3非磁性導電層65aは必要に応じて省略することができる。また、主磁極60の先端部60a上に、第3非磁性導電層65a、スピン注入層65b、第4非磁性導電層65c、発振層65d、及び第5非磁性導電層65eを製膜する順序を逆にして、第5非磁性導電層65e、発振層65d、第4非磁性導電層65c、スピン注入層65b、及び第3非磁性導電層65aを介してリターン磁極62の先端部62aに流れる極性へバイアス電流を通電することも可能である。
FCL111’は、主磁極60のサイドシールド側端面60-2,60-3上に、に設けられた、第1非磁性導電層111a、磁化反転層111b、及び第2非磁性導電層111cを有する。ここで、第1非磁性導電層111aは必要に応じて省略することができる。また、主磁極60のサイドシールド側端面60-2,60-3上に、第1非磁性導電層111a、磁化反転層111b、及び第2非磁性導電層111cを製膜する順序を逆にして、サイドシールド側端面60-2,60-3上から、各々、第2非磁性導電層111c、磁化反転層111b、及び第1非磁性導電層111aを介してサイドシールド112に流れる極性へバイアス電流を通電することも可能である。
ここでは、サイドギャップSWに設けられた2つのFCL111’として主磁極60側より、
第1非磁性導電層111a:Ta 20nm
磁化反転層111b: NiFe 5nm
第2非磁性導電層111c: Cu 2nm
の順に製膜した。
また、STO65’として 主磁極60側より
第3非磁性導電層65a:Ta 6nm
スピン注入層65b: NiFe 3nm
第4非磁性導電層65c: Cu 2nm
発振層65d: FeCo 8nm
第5非磁性導電層65e: Ta 6nm
の順に製膜した。
また、主磁極60として、ABS13における記録幅PWAが45nmとなるヘッドを作製した。
FCL111には、矢印116bに示すように主磁極60側からサイドシールド112側へ電子が流れる向きへバイアス電流Ifを通電することで、第2非磁性導電層111cを通した反射のスピントルクにより磁化反転層111bが反転することとなる。また、STO65’には、矢印161aに示すように、主磁極60からリターン磁極62側へ電子が流れる向きへバイアス電流Isを通電することにより、スピン注入層65bと発振層65d間のスピントルクにより、発振層65dの磁化が面内に発振することとなる。この構成で、FCL111へ通電するバイアス電流If を変えながら、STO65へバイアス電流Is を通電して発振周波数を観測した。得られた結果を図11に示す。
図11は、実施例1の磁気ディスク装置におけるバイアス電流IfとSTOの発振周波数との関係を表すグラフ図である。
曲線151は、FCL111へ通電するバイアス電流Ifに対するSTO65の発振周波数の変化を表す。
図示するように、バイアス電流Ifを増大するにともない、FCL111の磁化が反転することで、STO65に加わるライトギャップ内磁界が増大していくため、STO65の発振周波数もそれに応じて増大していくことがわかる。
たとえば、磁気記録媒体12の磁気記録層103の共鳴周波数が24GHzである場合、FCL111を駆動しない場合には、発振周波数が~20Ghz程度と低いため、磁気記録層103を共鳴させることが難しいが、Ifを図8のAに調整することで、発振周波数を 媒体記録層共鳴周波数を含む最適な範囲141(~24GHz)に合わせることで磁気記録層103の磁化を共鳴させ、効率的に媒体の磁化反転をアシストすることが可能となる。
このように、実施形態にかかる磁気ディスク装置10では、主磁極60と補助磁極62との間のライトギャップWGに設けられたSTO65にバイアス電流を通電し、STO65を発振させてアシスト記録を行う高周波アシスト磁気記録方式において、主磁極60とサイドシールド112間にさらにFCL111を設け、FCL111の磁化状態を調整することで、STO65に印加される外部磁界の磁界強度を調整し、これにより、STO65の発振周波数を調整することができる。
実施例2
実施例2に係る磁気ディスク装置は、ヘッド主磁極60の幅 PWAが実施例1とは異なること以外は図10に示す構成と同様の構成を持つ磁気ヘッドを備えている。
主磁極60の空気支持面の幅PWAを 概38~55nmの範囲で変化させ、磁気ヘッドを5本作製し、得られた磁気ヘッドを各々組み入れて、5つの磁気ディスク装置を作製した。FCL111’には、主磁極60側からサイドシールド112側へ電子が流れる向きへ電流を通電することで、第2非磁性導電層111cを通した反射のスピントルクにより磁化反転層111bが反転することとなる。また、STO65’には主磁極60からリターン磁極62側へ電子が流れる向きへ電流を通電することにより、スピン注入層65bと発振層65d間のスピントルクにより、発振層65dの磁化が面内に発振することとなる。
図12は、Ifを通電させない場合について、ヘッド主磁極の幅PWAとSTO発振周波数との関係を表すグラフ図を示す。
152は、この構成で、Ifを通電させない場合にSTOを駆動した際の発振周波数を観測した結果を示す。図12に示すように、主磁極60の幅PWAが広いほど、主磁極60からの磁界強度、すなわち、STO65に加わるライトギャップWG内の磁界強度も増大するため、STO65の発振周波数も増大していく傾向が確認できる。このため、磁気記録層103の共鳴周波数とSTO65の発振周波数との乖離もPWA次第で変化するため、FCL111の磁化反転度,すなわちFCL111へ通電するIfの調整もPWAによって変動させることができる。
図13は、実施例2の磁気ディスク装置の一例におけるバイアス電流IfとSTOの発振周波数との関係を表すグラフ図である。
図14は、実施例2の磁気ディスク装置の他の一例におけるバイアス電流IfとSTOの発振周波数との関係を表すグラフ図である。
図13の曲線153は、PWAが38nmの磁気ヘッド用いた磁気ディスク装置について、図14の曲線154は、PWAが55nmの磁気ヘッドを用いた磁気ディスク装置について、バイアス電流Ifを変えながら、STO発振周波数を観測した結果を示す。
図13に示すように、PWA38nmの場合、ライトギャップ内磁界強度が小さく、If通電がゼロの場合の発振周波数が低いため,発振周波数を 媒体記録層共鳴周波数を含む最適な範囲141(~24GHz)に合わせるには、IfをBの値(概4mA)まで通電させる必要があると考えられる。一方で、図14に示すように、ライトギャップ内磁界強度が大きく、元の発振周波数が高いPWA55nmの場合は、Ifをの値(概0.7~0.8mA)程度通電することで、周波数を最適化することが可能となる。これより、STOの発振周波数を最適化するための最適If は、PWAによって変化することとなる。
図15は、発振周波数を24GHzに調整した場合の最適IfとPWAとの関係を表すグラフ図を示す。
155は、PWAに対する最適Ifを表す。図15に示すように、記録層媒体をヘッド寸法バラつきによらず共鳴させるためには、IfをPWAが大きいほどに低めに調整することができることがわかる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…磁気ディスク装置、13…空気支持面、16…磁気ヘッド、52,52a…絶縁層、60…主磁極、62…補助磁極、65…高周波発振素子、65a…第3非磁性導電層、65b…スピン注入層、65c…第4非磁性導電層、65d…発振層、65e…第5非磁性導電層、82…発振素子制御部、85…磁束制御素子制御部、111…磁束制御素子、111a…第1非磁性導電層、111b…磁化反転層、111c…第2非磁性導電層、112…サイドシールド

Claims (8)

  1. 主磁極、
    前記主磁極とライトギャップを置いて設けられ、前記主磁極とともに磁気回路を構成する補助磁極、
    前記主磁極のトラック幅方向の両サイドにサイドギャップをおいて配置されているサイドシールド、
    前記ライトギャップにおいて前記主磁極と前記補助磁極との間に設けられた高周波発振素子、及び
    前記サイドギャップにおいて前記主磁極とサイドシールドとの間に設けられ、前記高周波発振素子の発振周波数を制御する磁束制御素子を備えた磁気ヘッドと、
    前記高周波発振素子に供給するバイアス電流を制御する発振素子制御部と、
    前記磁束制御素子に供給するバイアス電流を制御する磁束制御素子制御部とを含むことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 前記磁気ヘッドの空気支持面から離間した位置に、前記主磁極と前記補助磁極が絶縁層を介して接合された接合部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  3. 前記補助磁極と前記サイドシールドは離間されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  4. 前記磁束制御素子は、前記主磁極上に設けられた第1非磁性導電層、前記第1非磁性導電層に設けられた磁化反転層、及び前記磁化反転層を設けられた第2非磁性導電層を含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  5. 前記高周波発振素子は、前記主磁極上に設けられた第3非磁性導電層、前記第3非磁性導電層上に設けられたスピン注入層、前記スピン注入層上に設けられた第4非磁性導電層、前記第4非磁性導電層上に設けられた発振層、及び前記発振層に設けられた第5非磁性導電層を含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  6. 2以上の磁気ヘッドを備えた磁気ディスク装置であって、
    トラック幅方向に第1の幅を有し、第1バイアス電流が印加される第1主磁極を備える第1磁気ヘッドと、トラック幅方向に前記第1の幅より大きい第2の幅を有し、前記第1バイアス電流よりも低い第2バイアス電流が印加される第2主磁極を備える第2磁気ヘッドとを含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  7. 空気支持面からみて、前記磁束制御素子は、前記高周波発振素子よりも後退していることを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  8. 前記発振素子制御部と前記磁束制御素子制御部は、互いに独立して設けられることを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
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