JP2024044427A - コネクタ - Google Patents

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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Abstract

【課題】端子金具が回路基板から浮き上がるのを防止することが可能なコネクタを提供する。【解決手段】端子金具70は、基壁21の貫通孔29を貫通する端子接続部71と、基壁21より後方で端子接続部71の後端部から下方に延びる基板接続部72と、を有している。基壁21の貫通孔29は、端子接続部71の下面に平行に対向する内下面36と、端子接続部71の上面に平行に対向する内上面35と、を有している。基壁21は、内下面36を区画し、貫通孔29の下方において基壁21の後方に突出する部分の高さ範囲に形成された下位部38と、内上面35を区画し、貫通孔29の上方において基壁21の後方に突出する部分の高さ範囲に形成された上位部37と、を有している。上位部37は、下位部38より大きい体積を有している。【選択図】図5

Description

本開示は、コネクタに関する。
特許文献1は開示されたコネクタは、回路基板の表面上に配置されるハウジングと、ハウジングに装着される端子金具と、を備える。ハウジングは、回路基板の表面上に起立する形状の基壁と、基壁の外縁から前方に突出する筒状の周壁と、を有している。基壁には、貫通孔が形成されている。端子金具は、ピン状をなし、基壁の貫通孔に貫通し、周壁の内側で相手端子金具に接続される端子接続部と、基壁より後方で下向きに屈曲され、下端部に、回路基板に半田付けして接続される基板接続部と、を有している。端子金具(コンタクト端子)の端子接続部(揺動支持部)は、貫通孔(装着孔)を貫通した状態で、基壁に揺動支持され、基壁における後方への突出部分(端子支持板)との間に形成された隙間範囲で傾斜している。なお、基板用コネクタは、特許文献2-4にも開示されている。特許文献2の場合、
特開2011-187213号公報 特開2019-204744号公報 特開2005-190680号公報 特開2005-116230号公報
例えば、基板接続部が回路基板の表面にリフロー半田で接続される場合、ハウジングが熱膨張する懸念がある。ハウジングが熱膨張すると、基壁において端子接続部の貫通位置が上方に変位し、基板接続部が回路基板の表面から浮き上がるおそれがある。
そこで、本開示は、端子金具が回路基板から浮き上がるのを防止することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
本開示のコネクタは、回路基板の表面上に配置されるハウジングと、前記ハウジングに装着される端子金具と、を備え、前記ハウジングは、前記回路基板の表面上に起立する形状の基壁と、前記基壁の外縁から前方に突出する筒状の周壁と、を有し、前記端子金具は、前記基壁の貫通孔を貫通し、前記周壁の内側で相手端子金具に接続される端子接続部と、前記基壁より後方で前記端子接続部の後端部から下方に延び、下端部が前記回路基板の表面に半田付けして接続される基板接続部と、を有し、前記貫通孔は、前記端子接続部の下面に平行に対向する内下面と、前記端子接続部の上面に平行に対向する内上面と、を有し、前記基壁は、前記内下面を区画し、前記貫通孔の下方において前記基壁の後方に突出する部分の高さ範囲に形成された下位部と、前記内上面を区画し、前記貫通孔の上方において前記基壁の後方に突出する部分の高さ範囲に形成された上位部と、を有し、前記上位部は、前記下位部より大きい体積を有している。
本開示によれば、端子金具が回路基板から浮き上がるのを防止することが可能なコネクタを提供することができる。
図1は、本開示の実施形態1において、相手ハウジングに嵌合されたコネクタの断面図である。 図2は、コネクタの斜視図である。 図3は、コネクタの一部拡大背面図である。 図4は、図3のA-A線断面図である。 図5は、図3のB-B線断面図である。 図6は、図5の一部拡大断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)回路基板の表面上に配置されるハウジングと、前記ハウジングに装着される端子金具と、を備え、前記ハウジングは、前記回路基板の表面上に起立する形状の基壁と、前記基壁の外縁から前方に突出する筒状の周壁と、を有し、前記端子金具は、前記基壁の貫通孔を貫通し、前記周壁の内側で相手端子金具に接続される端子接続部と、前記基壁より後方で前記端子接続部の後端部から下方に延び、下端部が前記回路基板の表面に半田付けして接続される基板接続部と、を有し、前記貫通孔は、前記端子接続部の下面に平行に対向する内下面と、前記端子接続部の上面に平行に対向する内上面と、を有し、前記基壁は、前記内下面を区画し、前記貫通孔の下方において前記基壁の後方に突出する部分の高さ範囲に形成された下位部と、前記内上面を区画し、前記貫通孔の上方において前記基壁の後方に突出する部分の高さ範囲に形成された上位部と、を有し、前記上位部は、前記下位部より大きい体積を有している。
上記構成によれば、上位部が下位部より大きい体積を有しているので、上下方向に関して上位部の熱膨張を下位部の熱膨張より小さくできる。よって、コネクタ実装時の加熱等によって上位部が熱膨張するのを抑えることができる。その結果、基壁の貫通孔における端子接続部の貫通位置が上方に変位するのを抑えることができ、基板接続部が回路基板から浮き上がるのを防止することができる。
(2)前記上位部の前記内上面は、前後方向に関して、前記下位部の前記内下面より長く形成され、前記上位部の前記内上面の後端は、前記下位部の前記内下面の後端より後方に位置していることが好ましい。
上記構成によれば、端子接続部が上位部の内上面に長く接触することができ、且つ端子接続部の後端側が貫通孔の内側において上方に傾くように変位するのを抑えることができる。その結果、基板接続部が回路基板から浮き上がるのを効果的に防止することができる。
(3)前記上位部は、上下方向に関して、前記下位部より厚く形成されていると良い。
上記構成によれば、端子接続部に対する上位部側の接触圧を大きくできるので、上位部の内上面を前後方向に格別長くしなくても、基板接続部が回路基板から浮き上がるのを防止することができる。
(4)前記上位部は、前記内上面の後端から後方に向けて上傾斜する上側誘い込み面を有し、前記下位部は、前記内下面の後端から後方に向けて下傾斜する下側誘い込み面を有し、前記下側誘い込み面の前端は、前記上側誘い込み面の前端より前方に位置していると良い。
上記構成によれば、上側誘い込み面および下側誘い込み面が端子接続部を貫通孔に誘い込む機能を果たすことができる。特に、下側誘い込み面の前端が上側誘い込み面の前端より前方に位置して下位部の内下面の後端に連なるので、前後方向に関して、下位部の内下面が上位部の内上面より短くなる形状を効率よく形成することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
本開示の実施形態1に係るコネクタ10は、基板用コネクタであって、回路基板90の表面上に配置されるハウジング20と、ハウジング20に装着される端子金具70と、を備えている。ハウジング20は、相手ハウジング60に嵌合される。なお、以下の説明において、前後方向については、ハウジング20が相手ハウジング60に嵌合される側を前側とする。図3を除く各図の右側が前側(符号X)になる。上下方向は、回路基板90の表面に対してハウジング20が設置される側を上側とする。図4を除く各図の上側が上側(符号Z)になる。上下方向は、高さ方向と同義である。左右方向は、前側から見た場合の左右方向を基準とし、背面図である図3の左側を右側(符号Y)とする。左右方向は、幅方向と同義である。これらの方向の基準は、便宜的なものであり、コネクタ10が図示しない車両等に搭載された状態における方向の基準と必ずしも一致しない。
(相手ハウジング)
相手ハウジング60は合成樹脂製であって、図1に示すように、角ブロック状の雌ハウジングとして構成される。相手ハウジング60は、複数のキャビティ61を有している。各キャビティ61には、電線100の端末部に接続された雌端子金具としての相手端子金具80が収容されている。相手ハウジング60は、ハウジング20および相手ハウジング60を嵌合状態に保持するロックアーム62を有している。
(ハウジングおよび端子金具)
ハウジング20は合成樹脂製であって、全体としてフード形状をなしている。図2および図5に示すように、ハウジング20は、上下方向に起立する背面視矩形状の基壁21と、基壁21の外縁から前方に突出する角筒状の周壁22と、を有している。周壁22の左右両側の側壁部23は、基壁21よりも後方に突出する保護壁部24を有している。各保護壁部24は、端子金具70の後述する基板接続部72を側方から保護する。各側壁部23の外面には、図2に示すように、固定部材50が装着されている。固定部材50は、金属製の板材であって、ハウジング20に装着された状態で、回路基板90の表面に半田付けして固定される。
周壁22の上壁部27における左右方向の中央側には、図1に示すように、ロック部26が形成されている。ロック部26は、周壁22の内側に突出している。ロック部26は、相手ハウジング60のロックアーム62に係止される。基壁21の上端側には、ロック部26を成形するための図示しない金型の引き抜きに起因する抜き孔28が形成されている。
図1および図5に示すように、基壁21には、複数の貫通孔29が形成されている。各貫通孔29は、左右方向に長い矩形の開口形状をなし、図2に示すように、上下二段で、且つ幅方向に複数列、本実施形態1の場合は4列、並んで配置されている。左右方向の中央側に配置された2列の貫通孔29は、抜き孔28より下方において、左右方向の両側に配置された貫通孔29より下方に小さい開口径で配置されている。
端子金具70は、導電金属製であってタブ状をなし、各貫通孔29を貫通した状態で基壁21に保持されている。図2に示すように、本実施形態1の端子金具70は、左右方向の両側の上段に配置された貫通孔29を貫通する大型で長寸の端子金具70Aと、左右方向の両側の下段に配置された貫通孔29を貫通する大型で短寸の端子金具70Bと、左右方向の中央側の上段に配置された貫通孔29を貫通する小型で長寸の端子金具70Cと、左右方向の中央側の下段に配置された貫通孔29を貫通する小型で短寸の端子金具70Dと、の4種類で構成されている。なお、以下の説明において、特に区別する必要がない限り、各端子金具70A,70B,70C,70Dは、各端子金具70と総括して称する。
各端子金具70は、タブ状をなし、図5に示すように、貫通孔29を貫通して前後方向に延びる端子接続部71と、基壁21より後方で端子接続部71の後端部から下方に延びる基板接続部72と、を有している。基板接続部72は、下端側から後方に屈曲して延びる半田接続部73を有している。半田接続部73は、回路基板90の表面に形成された図示しない導電部に半田付けして電気的に接続される(図1を参照)。
図4に示すように、端子接続部71は、貫通孔29の内側および周壁22の内側に配置される接続本体部74と、接続本体部74より小さい板幅(左右方向の寸法)で貫通孔29から引き出される繋ぎ部75と、を有している。ハウジング20および相手ハウジング60の嵌合時に、図1に示すように、接続本体部74は、周壁22の内側で相手ハウジング60に装着された相手端子金具80に電気的に接続される。
図3に示すように、上段に配置された長寸の端子金具70A,70C(図3は70Aのみ図示)は、接続本体部74の後端面における左右方向の一側(図3の右側)に繋ぎ部75を連結させている。下段に配置された短寸の端子金具70B,70D(図3は70Bのみ図示)は、接続本体部74の後端面における左右方向の他側(図3の左側)に繋ぎ部75を連結させている。これにより、上下二段の端子金具70は、相互の干渉を回避している。
図4に示すように、接続本体部74の後端部は、繋ぎ部75を連結させた上記後端面とは反対側の位置に、前方を向く段差面76を有している。接続本体部74が貫通孔29に後方から挿入されると、段差面76が後述する基壁本体部31の後面における貫通孔29の左右の開口端面34に突き当たり、端子金具70の挿入動作が停止される。また、接続本体部74の後端部は、段差面76より前方の位置に、左右両側に張り出す係止突起77を有している。段差面76が貫通孔29の左右の開口端面34に突き当たり、各係止突起77が貫通孔29の内側の左右面33に食い込むように係止されることにより、端子金具70が貫通孔29に挿入されて基壁21に保持される。
図1および図5に示すように、基壁21は、ハウジング20の上下方向の全高に亘って配置された基壁本体部31と、基壁本体部31の後面から後方に突出する突部32(基壁21の後方に突出する部分)と、を有している。基壁本体部31は、背面視矩形板状をなし、周壁22に連なる外縁を有している。基壁21は、突部32を有する高さ範囲で前後方向に厚肉に形成されている。
図4に示すように、貫通孔29の内側の左右面33は、基壁本体部31のみに形成され、後端で開口端面34に交差している。図6に示すように、貫通孔29の内上面35(下側を向く面)および内下面36(上側を向く面)は、それぞれ、基壁本体部31から突部32にかけて前後方向に沿って延びるように水平に配置されている。端子接続部71の接続本体部74の上面は、貫通孔29の内上面35に平行に対向して接触するように配置されている。端子接続部71の接続本体部74の下面は、貫通孔29の内下面36に平行に対向して接触するように配置されている。
図3に示すように、突部32は、基壁本体部31の後面における貫通孔29の開口縁部に、上位部37、下位部38および側位部39を有している。
上位部37は、左右方向に長い角ブロック状をなし、図6に示すように、貫通孔29の上方に位置して内上面35を区画している。上位部37の上面は、前後方向に沿って水平に配置されている。上位部37の後面は、上下方向に沿って切り立つように配置されている。上位部37は、内上面35の後端から上位部37の後面にかけて上向きに傾斜する上側誘い込み面41を有している。
下位部38は、左右方向に長い角ブロック状をなし、図6に示すように、貫通孔29の下方に位置して内下面36を区画している。下位部38の上下厚(上下方向の寸法)は、上位部37の上下厚より薄くされている。下位部38の前後長(前後方向の寸法)は、上位部37の前後長より短くされている。また、内下面36の前後長は、内上面35の前後長より短くされている。下位部38の体積(樹脂量)は、全体として上位部37の体積より小さくされている。
下位部38の下面は、上位部37の上面とは反対側の位置で前後方向に沿って水平に配置されている。下位部38の後面は、上位部37の後面より前方の奥まった位置(図3および図6を参照)に上下方向に沿って切り立つように配置されている。下位部38は、貫通孔29の内下面36の後端から下位部38の後面にかけて下向きに傾斜する下側誘い込み面42を有している。図6に示すように、下側誘い込み面42の前後長は、上側誘い込み面41の前後長と同一とされている。内下面36の後端が内上面35の後端より前方に位置していることから、下側誘い込み面42は、全体として上側誘い込み面41より前方に位置ずれ(シフト)している。
図3に示すように、側位部39は、上下方向に長い角ブロック状をなし、貫通孔29を隔てた左右両側に対をなして配置されている。各側位部39は、前後方向に沿って延び、前端が貫通孔29の左右の開口端面34に交差して連なる対向面43を有している(図4を参照)。各側位部39の後面は、上下方向に沿って切り立つように配置されている。各側位部39の後面は、下位部38の後面より後方において上位部37の後面に段差無く連なっている(図3の点線が側位部39と上位部37との境界)。各側位部39は、対向面の後端から各側位部39の後面にかけて左右両側に拡開する側方誘い込み面45を有している。側方誘い込み面45は、上側誘い込み面41および下側誘い込み面42より前方に短い前後長で形成されている。なお、図1-図3に示すように、基壁21の後面において、上段の下位部38と下段の上位部37と基壁本体部31の後面との間には、凹所44が区画形成されている。
(コネクタの作用)
組み付けに際し、各端子金具70が基壁21の各貫通孔29に後方から挿入される。各端子金具70の端子接続部71は、側方誘い込み面45、上側誘い込み面41および下側誘い込み面42によって貫通孔29に誘い込まれる。
ここで、図6に示すように、接続本体部74の上面と内上面35とが接触する前後長は、接続本体部74の下面と内下面36とが接触する前後長より長くされている。接続本体部74の後端側の上方には上下方向に厚く体積の大きい上位部37が配置され、接続本体部74の後端側の下方には上位部37に比べて上下方向に薄く体積の小さい下位部38が配置されている。
コネクタ10は、上記各端子金具70の組み付け後、回路基板90の表面上に載せられ、リフロー工程に移される。各端子金具70の半田接続部73は、リフロー工程を経て回路基板90の図示しない導電部に半田付けして接続される。コネクタ10が図示しないリフロー炉の中で加熱されると、ハウジング20が回路基板90の表面上で熱膨張する懸念がある。仮に、ハウジング20が熱膨張すると、各端子金具70の半田接続部73が回路基板90の表面から浮き上がり、実装不良を招くおそれがある。
しかるに本実施形態1の場合、上記した体積の大きい上位部37が端子金具70の接続本体部74の後端側を上方から覆うように配置されている。このため、上位部37の上下方向の熱膨張が小さく抑えられ、上位部37が熱膨張しにくくなる。その結果、貫通孔29の内上面35が上方に変位するのが抑えられ、端子金具70の接続本体部74が内上面35に沿って水平に配置される状態を維持することができる。そして、接続本体部74の水平状態が維持されることにより、半田接続部73が回路基板90の表面から浮き上がるのを防止することができる。また、各端子金具70の半田接続部73が回路基板90の表面から浮き上がるのを防止することにより、それぞれの半田接続部73の高さ位置を一定の位置に揃えることができ、コプラナリティの安定化を図ることができる。
以上説明したように、本実施形態1によれば、体積の大きい上位部37が接続本体部74の上方への変位を抑えることができるので、半田接続部73が回路基板90から浮き上がるのを防止することができる。
また、上位部37の内上面35の前後長が下位部38の内下面36の前後長より長く形成され、内上面35の後端が内下面36の後端より後方に位置しているため、端子接続部71が上位部37の内上面35に沿って長く接触することができ、且つ端子接続部71の後端側が貫通孔29の内側において上方に変位するのを抑えることができる。その結果、基板接続部72が回路基板90から浮き上がるのを効果的に防止することができる。
また、上位部37の上下厚が下位部38の上下厚より厚く形成されているので、端子接続部71に対する上位部37側の接触圧を大きくできる。その結果、上位部37の内上面35を前後方向に格別長くしなくても、基板接続部72が回路基板90から浮き上がるのを防止することができる。
さらに、本実施形態1によれば、上位部37が内上面35の後端から後方に向けて上傾斜する上側誘い込み面41を有し、下位部38が内下面36の後端から後方に向けて下傾斜する下側誘い込み面42を有し、下側誘い込み面42の前端が上側誘い込み面41の前端より前方に位置している。このため、端子接続部71の誘い込み機能を適正に発揮することができるのに加え、下位部38の内下面36の前後長が上位部37の内上面35の前後長より短くなる形状を無駄なく効率よく形成することができる。
[本開示の他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
上記実施形態1の場合、上位部の内上面の前後長が下位部の内下面の前後長より長く、且つ上位部の上下厚が下位部の上下厚より厚く形成されていた。これに対し、他の実施形態によれば、上位部の内上面の前後長が下位部の内下面の前後長より長く形成されるものの、上位部の上下厚が下位部の上下厚と同一または下位部の上下厚より薄く形成されていても良い。また、他の実施形態によれば、上位部の上下厚が下位部の上下厚より厚く形成されるものの、上位部の内上面の前後長が下位部の内下面の前後長と同一または下位部の内下面の前後長より短く形成されていても良い。
上記実施形態1の場合、上下二段の上位部は互いに同じ体積に形成されていた。これに対し、他の実施形態によれば、上段の上位部の体積が下段の上位部の体積よりも大きくなるように形成され、ハウジングの熱膨張率に対応して厳密に設定される構成であっても良い。
10…コネクタ
20…ハウジング
21…基壁
22…周壁
23…側壁部
24…保護壁部
26…ロック部
27…上壁部
28…抜き孔
29…貫通孔
31…基壁本体部
32…突部(基壁の後方に突出する部分)
33…左右面
34…開口端面
35…内上面
36…内下面
37…上位部
38…下位部
39…側位部
41…上側誘い込み面
42…下側誘い込み面
43…対向面
44…凹所
45…側方誘い込み面
50…固定部材
60…相手ハウジング
61…キャビティ
62…ロックアーム
70…端子金具
70A…大型で長寸の端子金具
70B…大型で短寸の端子金具
70C…小型で長寸の端子金具
70D…小型で短寸の端子金具
71…端子接続部
72…基板接続部
73…半田接続部
74…接続本体部
75…繋ぎ部
76…段差面
77…係止突起
80…相手端子金具
90…回路基板
100…電線

Claims (4)

  1. 回路基板の表面上に配置されるハウジングと、前記ハウジングに装着される端子金具と、を備え、
    前記ハウジングは、前記回路基板の表面上に起立する形状の基壁と、前記基壁の外縁から前方に突出する筒状の周壁と、を有し、
    前記端子金具は、前記基壁の貫通孔を貫通し、前記周壁の内側で相手端子金具に接続される端子接続部と、前記基壁より後方で前記端子接続部の後端部から下方に延び、下端部が前記回路基板の表面に半田付けして接続される基板接続部と、を有し、
    前記貫通孔は、前記端子接続部の下面に平行に対向する内下面と、前記端子接続部の上面に平行に対向する内上面と、を有し、
    前記基壁は、前記内下面を区画し、前記貫通孔の下方において前記基壁の後方に突出する部分の高さ範囲に形成された下位部と、前記内上面を区画し、前記貫通孔の上方において前記基壁の後方に突出する部分の高さ範囲に形成された上位部と、を有し、
    前記上位部は、前記下位部より大きい体積を有している、コネクタ。
  2. 前記上位部の前記内上面は、前後方向に関して、前記下位部の前記内下面より長く形成され、前記上位部の前記内上面の後端は、前記下位部の前記内下面の後端より後方に位置している、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記上位部は、上下方向に関して、前記下位部より厚く形成されている、請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記上位部は、前記内上面の後端から後方に向けて上傾斜する上側誘い込み面を有し、
    前記下位部は、前記内下面の後端から後方に向けて下傾斜する下側誘い込み面を有し、
    前記下側誘い込み面の前端は、前記上側誘い込み面の前端より前方に位置している、請求項2に記載のコネクタ。
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