JP2024043839A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】防水性の向上を図ったコネクタにおいて小型化可能な技術を提供する。【解決手段】ハウジングと、前記ハウジング内に収容され、一部が前記ハウジング外に延びる端子と、を備え、前記ハウジングは、前記端子の一部を通す端子貫通孔を有する第1ハウジング部と、前記第1ハウジング部に固定される第2ハウジング部と、を有し、前記端子は、前記第2ハウジング部が前記第1ハウジング部に固定されることで該第1ハウジング部と該第2ハウジング部とで形成される収容空間に、前記端子貫通孔に一部を通した状態で収容される、コネクタ。【選択図】図7

Description

本発明は、コネクタに関する。
下記特許文献1は、ハウジングに端子を収容した構造のコネクタを開示する。
特許第5501143号公報
特許文献1のようなコネクタでは、ハウジングの下部開口側から端子をハウジング内側に配置する組立手順を採用しており、下部開口は大きな開口面積となる。また、特許文献1のコネクタは防水構造ではなく、仮に、コネクタのハウジングの下部開口を封止して防水構造にしようとする場合、ポッティングによる封止構造に課題が生じていた。例えば、端子配置部分に樹脂等のポッティング液が流れ込まないようにハウジング下部開口に蓋部品を設置し、ポッティング液を充填する空間を創出する必要があるが、蓋部品が追加される分、コネクタの大型化の要因となる。
本発明の目的の一例は、防水性の向上を図ったコネクタにおいて小型化可能な技術を提供することにある。本発明の他の目的は、本明細書の記載から明らかになるであろう。
本発明の一態様は、ハウジングと、
前記ハウジング内に収容され、一部が前記ハウジング外に延びる端子と、を備え、
前記ハウジングは、前記端子の一部を通す端子貫通孔を有する第1ハウジング部と、前記第1ハウジング部に固定される第2ハウジング部と、を有し、
前記端子は、前記第2ハウジング部が前記第1ハウジング部に固定されることで該第1ハウジング部と該第2ハウジング部とで形成される収容空間に、前記端子貫通孔に一部を通した状態で収容される、コネクタである。
本発明の上記態様によれば、防水性の向上を図ったコネクタにおいて小型化可能な技術を提供できる。
本発明の第1実施形態に係るコネクタ1を上方から見た斜視図である。 コネクタ1を下方から見た斜視図である。 コネクタ1を上方から見た分解斜視図である。 コネクタ1を下方から見た分解斜視図である。 コネクタ1の正面図である。 コネクタ1の平面図である。 コネクタ1の拡大側断面図である。 図7のVIII-VIII断面図である。 コネクタ1の端子圧入工程の側断面図である。 コネクタ1のハウジング組立工程の側断面図である。 コネクタ1のポッティング工程の側断面図である。 本発明の第2実施形態に係るコネクタ1Aを上方から見た斜視図である。 コネクタ1Aを下方から見た斜視図である。 コネクタ1Aを上方から見た分解斜視図である。 コネクタ1Aを下方から見た分解斜視図である。 コネクタ1Aの平面図である。 コネクタ1Aの拡大側断面図である。 図17のXVIII-XVIII断面図である。 コネクタ1Aの端子圧入工程の側断面図である。 コネクタ1Aのポッティング工程の側断面図である。 コネクタ1Aのハウジング組立工程の側断面図である。
図1から図11を参照して本発明に係るコネクタの第1実施形態を説明する。本実施形態に示すコネクタ1は電気的接続に使用される。図1において、コネクタ1における互いに直交する前後、上下、左右の各方向を定義する。前後及び左右方向は、コネクタ1の実装先となる基板100(図5)と平行な方向である。上下方向は、基板100と垂直な方向である。左右方向は、端子30が複数の場合の端子30の配列方向である。
図7等に示すように、コネクタ1は、絶縁性のハウジング10と、ハウジング10に収容、保持される導電性の端子30と、ハウジング10から端子30を導出する部分を水密封止する封止材70と、を備える。本実施形態では図1から図6に示すように8つの端子30を備えるが端子数は8つに限らない。
図3及び図4の分解斜視図等からわかるように、ハウジング10は、基部側の第1ハウジング部11と、これに固定される蓋側の第2ハウジング部20との組合せ構造体であり、両者は例えば樹脂成形体である。ハウジング10を2分割した理由は、第2ハウジング部20を組み合わせる前において、第1ハウジング部11の上方から端子30を第1ハウジング部11に配置可能とするためであり、第1ハウジング部11の基板100(図5)に対向する底面側には、端子30を配置するための大きな開口は無い。ハウジング10には、第1ハウジング部11と第2ハウジング部20とが組み合わされた図1及び図2の状態において、接続相手側コンタクタ(例えば金属板のプラグ)が挿入されて端子30に接続可能な接続用開口部12が形成される。接続用開口部12は、ハウジング10の前面及び上面に跨がって、左右方向に並んで設けられている。
図3、図7及び図8に示すように、第1ハウジング部11は、それぞれの端子30に対応する接続用開口部12の一部をなす接続用切欠部12a、端子配置凹部13、端子貫通孔14及びポッティング凹部15を有する。上下方向の接続用切欠部12aと、第2ハウジング部20の前後方向の接続用切欠部12bとは相互に連続して、接続用開口部12を構成する。
図7に示すように、端子貫通孔14は端子配置凹部13の底面からポッティング凹部15に向かって上下に貫通しており、好ましくは端子30の脚部31が圧入で貫通可能な小開口である。端子配置凹部13は第1ハウジング部11の上側に開口し、上側から端子30を、挿入(圧入)、配置可能な大きな開口となっている。端子配置凹部13には、端子30が圧入されることで端子30を位置決め保持する端子保持溝16が上下方向に形成されている。端子保持溝16は、端子配置凹部13の背面側の側壁面に沿うように左右側壁に設けられている。封止材70を設ける(充填する)ためのポッティング凹部15は第1ハウジング部11の下側、つまり底面に小面積で開口している。ポッティング凹部15は、さらに端子30の脚部31の周囲に段差15aを有し、脚部31の周囲の封止材70を充填するための上下方向の深さが部分的に深くなっている。本実施形態では、ポッティング凹部15の底部面積(又は開口面積)は端子配置凹部13の開口面積に比較して十分小さい。ただし、ポッティング凹部15の底部面積が端子配置凹部13の開口面積と同等の場合や大きい場合もあり得る。
図2及び図4に示すように、本実施形態のポッティング凹部15の形状は、上面視で角丸四角形状である。ただしポッティング凹部15の形状は限定されず、多角形や四辺形、円形、楕円形、長円形状等でもよい。また、側面視でテーパー形状となっていてもよい。ポッティング凹部15の底面の段差15aについても、形状は限定されない。加えて、段差15aは一段に限定されず、複数段になっても良く、端子30の脚部31の周囲が凸になっていても良いし、テーパー状に形成されても良い。
第1ハウジング部11は底面側にフランジ部17を有し、フランジ部17で実装部材80が保持されている。実装部材80は例えば金属部材であり、コネクタ1の実装先である基板100(図5)にはんだ付け等により接続され、コネクタ1を基板100に対して固定する。なお、コネクタ1を不図示の筐体等へ組み込む場合、フランジ部17の上面と筐体との間に防水性を確保するためのゴムシート等の弾性部材(不図示)を介在させる場合もある。また、第1ハウジング部11はフランジ部17を有しない構造であってもよい。
図3等に示すように、第1ハウジング部11に対して第2ハウジング部20を装着するために、第1ハウジング部11の左右両側面には係合凸部18aが、上端面には円柱状係合凸部18bが形成されている。
図1、図3、図4、図8等に示すように、第2ハウジング部20は、接続用開口部12の一部をなす接続用切欠部12bを上面に有するとともに、左右方向両端部に舌片状装着部21を有する。舌片状装着部21は係合孔22を有する。また、第2ハウジング部20は、第1ハウジング部11への対向面に係合用凹部25を有する。第2ハウジング部20を第1ハウジング部11に装着したときに、舌片状装着部21の係合孔22は、第1ハウジング部11の左右方向両端面に位置する係合凸部18aに嵌合し、係合凹部25は第1ハウジング部11上端面の円柱状係合凸部18bに嵌合する。図7のように第2ハウジング部20の下面、つまり第1ハウジング部11への対向面には、端子30の接触を回避する凹部23,24が形成されている。
図3、図4、図7、図8等に示すように、端子30は、例えば、ベリリウム銅やチタン銅の金属材料から成り、板状金属のプレス加工によって形成された板金部品である。端子30は、成形体や切削加工によって形成されてもよい。また、端子30には表面めっき処理がされる場合もある。本実施形態では、端子30は、脚部31、位置決め部32、位置決め分岐部33、板バネ部37、接点部38を一体に有する。
脚部31は、コネクタ1の実装先の基板100(図5)上の図示しない導電パターンに半田付け等により電気的に接続される接続部(実装部)である。本実施形態の脚部31は、板状であって上下方向に延び、封止材70を貫通して第1ハウジング部11の下方に延長する。位置決め部32は、折り曲げ部分を介して脚部31の上部に連なり、第1ハウジング部11の端子配置凹部13の側壁面(接続用開口部12の反対側)に近接、好ましくは当接するとともに、位置決め分岐部33が端子保持溝16に圧入状態で保持されることで、端子30の前後方向の位置決めが行われる。位置決め分岐部33は位置決め部32から左右方向の両側に分岐しており、図7のように位置決め分岐部33の先端面33aは、第2ハウジング部20に対向する第1ハウジング部11の上端面11a(端子配置凹部13の端面)側に露出している。そして、位置決め分岐部33の先端面33aは、第1ハウジング部11の上端面11aと面一又は上端面11aに対し所定高さ位置に設定される。組立時に位置決め分岐部33の先端面33aの高さ位置を治具等で一定に揃えることで、各端子30の第1ハウジング部11に対する上下方向の高さ位置を揃えることができる。なお、脚部31は折り曲げ部分を介して位置決め部32よりも前側に位置し、ポッティング凹部15の中央寄り位置から脚部31が引き出されるようにしている。
板バネ部37は、側面視した場合に略逆U字型であり、位置決め部32の上部に連なる。板バネ部37は、接点部38に適度な可撓性を持たせるように作用する。接点部38は、板バネ部37に支持され、接続用開口部12からハウジング10の外方に臨む。接点部38は、左右に2つに分かれており、その間に図示しない接続相手側コンタクタが差し込まれたときに、そのコンタクタを挟持して電気的に接続する。
封止材70は、例えばウレタン樹脂やエポキシ樹脂等であり、端子貫通孔14の開口を塞ぐようにポッティング凹部15に充填されて、第1ハウジング部11の端子貫通孔14と端子30の脚部31間の隙間を塞いで水密封止する。ポッティング凹部15は端子30の脚部31の周囲に段差15aを有することで、封止材70と脚部31との間、及び封止材70とポッティング凹部15内面との間の接着面積の増大を図ることができる。また、端子30の基板への実装時に、例えば半田付けによる熱でハウジング10が変形する場合があるが、そのときの影響は、ポッティング凹部15の端子周辺部分が小さい方が少なくなるので、ポッティング凹部15の端子30周辺の底の部分を狭くしてある。なお、例えば第1ハウジング部11の端子貫通孔14と端子30の脚部31間の隙間を無視可能なときなどにおいては、封止材を用いない場合もあり得る。
図9から図11でコネクタ1の組立手順を説明する。まず、図9のように第1ハウジング部11の端子配置凹部13の底面に位置する端子貫通孔14に、端子30の脚部31を挿入(圧入)するとともに、位置決め分岐部33の両側端縁を端子保持溝16に挿入(圧入)して、端子30を端子配置凹部13内に配置する。このとき、位置決め分岐部33の先端面33aの第1ハウジング部11の端面11aに対する高さを治具等で揃えることで、各端子30の高さ位置を揃える。次に、図10のように、第1ハウジング部11上に第2ハウジング部20を装着する。このとき、図1、図8等に示すように第1ハウジング部11の係合凸部18aに第2ハウジング部20に形成された舌片状装着部21の係合孔22が嵌合し、かつ第1ハウジング部11の円柱状係合凸部18bに第2ハウジング部20の係合凹部25が嵌合(圧入)する。これにより、第1及び第2ハウジング部11,20は一体化され、ハウジング10となる。それから、図11のように、ハウジング10を反転して第1ハウジング部11底面側のポッティング凹部15を上向きとし、ポッティング処理を行う。すなわち、ポッティング凹部15内にポッティング液である硬化前の封止材70を充填する。このとき、封止材70は適度の粘度を有するため、端子配置凹部13内側には浸入しない。また、端子貫通孔14からハウジング外側に導出された端子30の脚部31はポッティング凹部15の全ての側壁面から離間した位置にあるため、脚部31の全周が封止材70で隙間無く囲まれる。その後、封止材70の硬化処理を行う。硬化処理方法には、熱硬化や二液混合による硬化等がある。
第1実施形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) ハウジング10は、端子貫通孔14を有する第1ハウジング部11と、第1ハウジング部11に固定される第2ハウジング部20との組合せ構造であり、第1ハウジング部11が、第2ハウジング部20に対向する側に端子30を上から配置可能な開口を有する。このため、ハウジング10内に端子30を配置するための大きな開口を、端子30の脚部31導出側に設ける必要性が無くなる。従って、第1ハウジング部11に形成された端子貫通孔14と端子30の脚部31間の隙間を封止材70で水密封止することで防水構造が実現できる。例えば、特許文献1のコネクタに防水機能を持たせるためには、封止材のポッティング空間を形成するための付加部材が必要となって、その分コネクタの高さが大きくなるが、本実施形態では付加部材は不要であり、小型化、特に低背化が図れる。
(2) 第1ハウジング部11と第2ハウジング部20とが組み合わされた状態において、ハウジング10は、相手側コンタクタが差し込まれる接続用開口部12を有する構成であるため、ハウジング10の正面から上面にわたる接続用開口部12を容易に形成可能である。また、ハウジング10を第1ハウジング部11と第2ハウジング部20とに分割した構造であり、汎用性が高い。例えば、接続相手側コンタクタに合わせてどちらか一方のハウジング部の形状を変更することで様々な形状の接続相手側コンタクタに対応可能である。
(3) 端子貫通孔14は、封止材70が充填されるポッティング凹部15の底面に位置し、封止材70は端子30の脚部31の全周にわたり設けられているため、脚部31がポッティング凹部15の壁面に沿って引き出される場合に比較して、水密封止効果が確実である。
(4) 端子30を配置可能な端子配置凹部13の開口面積よりも、封止材70が充填されるポッティング凹部15の底面面積(又は開口面積)を小さく設定しており、封止材70を適切な量に節約できる。
(5) 封止材70が充填されるポッティング凹部15には、端子30の脚部31が突出する周囲に段差15a(あるいはテーパー状凹部等)が形成される。段差15aにより、脚部31の周囲に充填される封止材70の深さが他の部分よりも深く、脚部31周囲のポッティング凹部15が狭くなる。ハウジング10が変形したときの封止材70への影響は、ポッティング凹部15の脚部31周囲部分が小さい方が少なくなるので、段差15aを形成することで、半田付けの熱等でハウジングの変形が発生した場合でも、封止材70への影響を軽減可能であり、水密効果の向上に繋がる。
(6) 第1ハウジング部11に設けられたポッティング凹部15を、第2ハウジング部20に対向する側の反対側に開口させているため、防水に配慮の無いコネクタと比較した場合であってもハウジング10の前後方向の幅が増加することがない。
(7) 端子30は位置決め分岐部33を有し、位置決め分岐部33の先端面33aは、第2ハウジング部20に対向する第1ハウジング部11の上端面11aと面一又は前記上端面11aに対し所定高さ位置に設定することで、端子30の板バネ部37に触れることなく端子30の高さ方向の位置決めが可能である。
(8) ハウジング10は、第1ハウジング部11と、第2ハウジング部20とを相互に嵌合一体化した構造であり、両者を位置ずれなく組み合わせることが可能で、ハウジング10の組立が容易である。
図12から図21を参照して本発明に係るコネクタの第2実施形態を説明する。前述の第1実施形態のコネクタ1では、ハウジング底面の基板100に対向する側にポッティング凹部15を配置しているため、ポッティング処理に際してハウジングを上下反転させる必要があった。この第2実施形態のコネクタ1Aでは、ハウジング10Aを反転させずにポッティング処理を可能にした構造を示す。
図14、図17等に示すように、コネクタ1Aのハウジング10Aは、基部側の第1ハウジング部11Aと、これに固定される蓋側の第2ハウジング部20Aとの組合せ構造体である。第1実施形態と異なる点として、第2実施形態の第1ハウジング部11Aでは、端子配置凹部13Aとポッティング凹部15Aとが隣接配置されていて、両者共に上側に開口している。端子貫通孔14はポッティング凹部15Aの底面に位置する。また、第1ハウジング部11Aの底面に端子貫通孔14が開口する小凹部19が形成されている。
端子30Aは、脚部31、位置決め部32、位置決め分岐部33、板バネ部37、接点部38を有するが、位置決め部32がポッティング凹部15Aの側壁面に近接、好ましくは当接しており、脚部31と、これに折り曲げ部分を介して連なる位置決め部32との位置関係が第1実施形態の端子30から変更されている。また、図17のように端子30Aの位置決め分岐部33を圧入状態で保持する端子保持溝16はポッティング凹部15Aの端子配置凹部13Aに隣接する側壁面に沿うように左右側壁に形成されている。
なお、コネクタ1Aのその他の構成は前述の第1実施形態と同様である。
図19から図21でコネクタ1Aの組立手順を説明する。まず、図19のように第1ハウジング部11Aのポッティング凹部15Aの底面に位置する端子貫通孔14に、端子30Aの脚部31を挿入(圧入)するとともに、位置決め分岐部33の両側端縁を端子保持溝16に挿入(圧入)して、端子30Aの板バネ部37及び接点部38を、端子配置凹部13Aに配置し、位置決め部32、位置決め分岐部33及び脚部31をポッティング凹部15Aに配置する。このとき、位置決め分岐部33の先端面33aの高さを治具等で揃えることで、各端子30Aの高さ位置を揃える。次に、図20のように、ポッティング凹部15A内にポッティング液である硬化前の封止材70を充填する。このとき、封止材70は適度の粘度を有するため、ハウジング10Aの底面側には漏れ出さない。端子30Aの脚部31はポッティング凹部15Aの全ての側壁面から離間した位置にあるため、脚部31の全周が封止材70で隙間無く囲まれる。その後、図21のように、第1ハウジング部11A上に第2ハウジング部20Aを装着する。このとき、図14等に示すように第1ハウジング部11Aの係合凸部18aに、第2ハウジング部20Aに形成された舌片状装着部21の係合孔22が嵌合し、かつ第1ハウジング部11Aの円柱状係合凸部18bに第2ハウジング部20Aの係合凹部25が嵌合することにより、第1及び第2ハウジング部11A,20Aは一体化される。
第2実施形態によれば、封止材70が充填される第1ハウジング部11Aのポッティング凹部15Aが、第2ハウジング部20Aに対向する側に開口している、つまり、端子配置凹部13Aと同じ側に開口しているため、第1ハウジング部11Aへの端子30Aの挿入、配置、及びポッティング凹部15Aへの封止材70のポッティング処理を第1ハウジング部11Aの上方から行うことができる。すなわち、ポッティング処理に際して第1ハウジング部11Aの上下反転が不要となり、製造工程の効率化を図る上で有利となる。
また、ポッティング凹部15Aが端子配置凹部13Aの前後方向に隣接配置される構造のため、ポッティング凹部を底面基板側に設ける第1実施形態よりも低背化を図る上では有利となる。その他の構成は前述の第1実施形態に準ずる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態及び変形例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
コネクタのハウジングに設ける端子は、接続相手側のコンタクタの形状に合わせて適宜変更可能である。また、基板に接続される端子の脚部の形状も適宜変更可能である。例えば、断面が円形や薄板、多角形などの形状でも良い。
ハウジングを構成する第1ハウジング部と第2ハウジング部との一体化の方法は上記実施形態に限定されない。例えば、実施形態以外の凹凸嵌合の形状を採用してもよいし、接着やネジ止め等で一体化してもよい。凹凸嵌合と接着等とを併用してもよい。
第2実施形態において、第1ハウジング部の上下両方から封止材をポッティングしてもよい。
本明細書によれば、以下の態様のコネクタが提供される。
(態様1)
ハウジングと、
前記ハウジング内に収容され、一部が前記ハウジング外に延びる端子と、を備え、
前記ハウジングは、前記端子の一部を通す端子貫通孔を有する第1ハウジング部と、前記第1ハウジング部に固定される第2ハウジング部と、を有し、
前記端子は、前記第2ハウジング部が前記第1ハウジング部に固定されることで該第1ハウジング部と該第2ハウジング部とで形成される収容空間に、前記端子貫通孔に一部を通した状態で収容される、コネクタ。
特許文献1に示したような従来構造では、端子を配置するための大きな開口を封止材で塞ぐ場合、端子側に封止材が漏れてしまうことを防ぐため、例えば、蓋で開口を塞ぐ必要があったが、上述の態様1によれば、例えば蓋のような別部品が不要となり、防水性を持たせる場合であっても小型化、特に低背化が図れる。
(態様2)
前記端子貫通孔を塞ぐ封止材を備える、コネクタ。
上述の態様2によれば、前記端子貫通孔を前記封止材で塞ぐことで、防水性を確保できる。
(態様3)
前記第1ハウジング部は前記封止材が充填される凹部を有し、前記端子貫通孔は、前記凹部の底面に位置し、前記封止材は前記端子の全周にわたり設けられる、コネクタ。
上述の態様3によれば、前記封止材は前記端子の全周にわたり設けられるため、前記端子が前記凹部の壁面に沿って引き出される場合に比較して、確実に水密封止効果が得られる。
(態様4)
前記端子を配置可能な前記開口の開口面積よりも、前記凹部の底面面積が小さい、コネクタ。
上述の態様4によれば、前記端子配置凹部の開口面積よりも、前記ポッティング凹部の底面面積が小さいため、前記封止材を適切な量に節約できる。
(態様5)
前記凹部は、前記端子の周囲に段差を有する、コネクタ。
上述の態様5によれば、前記凹部の前記端子周辺の底の部分を狭くすることで、ハウジングの変形に起因する影響を軽減可能である。
(態様6)
前記凹部が、前記第2ハウジング部に対向する側に開口している、コネクタ。
上述の態様6によれば、前記凹部が、前記第2ハウジング部に対向する側に開口しているため、前記封止材を充填する際に前記第1ハウジング部を反転させる必要が無く、製造工程の効率化を図る場合に有利である。加えて、前記ハウジングの上下方向の高さを低くできる。
(態様7)
前記凹部が、前記第2ハウジング部に対向する側の反対側に開口している、コネクタ。
上述の態様7によれば、前記凹部が、前記第2ハウジング部に対向する側の反対側に開口しているため、前記ハウジングの前後方向の幅を小さくできる。
(態様8)
前記端子は分岐部を有し、前記分岐部の先端面は、前記第2ハウジング部に対向する前記第1ハウジング部の端面と面一又は前記端面に対し所定高さ位置となっている、コネクタ。
上述の態様8によれば、前記位置決め分岐部の先端面の高さ調整により、前記端子の高さ方向の位置決めが可能である。
(態様9)
第1ハウジング部と、前記第2ハウジング部とは相互に嵌合一体化されている、コネクタ。
上述の態様9によれば、前記第1ハウジング部と、前記第2ハウジング部とを位置ずれなく組み合わせることが可能で、前記ハウジングの組立が容易である。
(態様10)
前記ハウジングは、接続用開口部を有し、
前記端子は、前記接続用開口部から前記ハウジングの外方に臨む、コネクタ。
上述の態様10によれば、前記ハウジングの正面から上面にわたる前記接続用開口部を形成可能であり、前記ハウジングを前記第1ハウジング部と前記第2ハウジング部とに分割するときの設計の自由度が大きい。
1,1A コネクタ
10,10A ハウジング
11,11A 第1ハウジング部
12 接続用開口部
13,13A 端子配置凹部
14 端子貫通孔
15,15A ポッティング凹部
20,20A 第2ハウジング部
30,30A 端子
31 脚部
32 位置決め部
33 位置決め分岐部
37 板バネ部
38 接点部
70 封止材
80 実装部材
100 基板

Claims (10)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジング内に収容され、一部が前記ハウジング外に延びる端子と、を備え、
    前記ハウジングは、前記端子の一部を通す端子貫通孔を有する第1ハウジング部と、前記第1ハウジング部に固定される第2ハウジング部と、を有し、
    前記端子は、前記第2ハウジング部が前記第1ハウジング部に固定されることで該第1ハウジング部と該第2ハウジング部とで形成される収容空間に、前記端子貫通孔に一部を通した状態で収容される、コネクタ。
  2. 前記端子貫通孔を塞ぐ封止材を備える、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第1ハウジング部は前記封止材が充填される凹部を有し、前記端子貫通孔は、前記凹部の底面に位置し、前記封止材は前記端子の全周にわたり設けられる請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記端子を配置可能な前記開口の開口面積よりも、前記凹部の底面面積が小さい、請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記凹部は、前記端子の周囲に段差を有する、請求項3に記載のコネクタ。
  6. 前記凹部が、前記第2ハウジング部に対向する側に開口している、請求項3に記載のコネクタ。
  7. 前記凹部が、前記第2ハウジング部に対向する側の反対側に開口している、請求項3に記載のコネクタ。
  8. 前記端子は分岐部を有し、前記分岐部の先端面は、前記第2ハウジング部に対向する前記第1ハウジング部の端面と面一又は前記端面に対し所定高さ位置となっている、請求項1から7に記載のコネクタ。
  9. 第1ハウジング部と、前記第2ハウジング部とは相互に嵌合一体化されている、請求項1から7に記載のコネクタ。
  10. 前記ハウジングは、接続用開口部を有し、
    前記端子は、前記接続用開口部から前記ハウジングの外方に臨む、請求項1から7に記載のコネクタ。
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