JP2024043661A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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浩司 瀬川
真司 田中
浩一朗 堤
宗丈 榎田
恵 米田
雅己 高菅
達也 諸岡
宗 森川
哲哉 北氏
容子 鬼澤
祐希 野田
何嘉 荘
創 中西
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Abstract

【課題】災害時に複数の避難場所までの避難経路を自動的に表示する。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、災害発生時、又は災害の警報・注意報の発令時に、利用者の位置情報を取得する取得部と、取得された位置情報に基づいて、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを選定する選定部と、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを地図上に重畳表示する表示制御部と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
災害が発生した際に適切な避難経路を導出する技術が開示されている。
特開2022-118571号公報
しかしながら、上記の従来技術は、ナビゲーションシステム等の車載システムにおいて、災害の種類に応じて選択される避難経路の導出基準をもとに、車両が災害場所から離れる避難経路を導出し、導出された避難経路を車両の運転者に出力するものに過ぎない。上記の従来技術は、車両に乗っていなければ利用できないが、災害の発生時には車両での移動や避難が困難である場合も多い。また、車両では通行できないが、歩行者であれば通行できる避難経路も存在する。歩行者と車両とでは移動の自由度が異なる。また、歩行者と車両が同一の避難経路で避難することは問題が多いので、車両の避難経路誘導の技術をそのまま歩行者の避難経路誘導に転用することもできない。
一方で、災害時の避難経路誘導は、従来のナビゲーションシステムにおけるルート検索のように、ユーザが設定した目的地に向けて、出発地から目的地までの最短/最適なルートを表示すればよいというものではない。災害時の状況は時々刻々と変化するものであり、状況がリアルタイムに反映されていない場合がある。また、予想もつかない事態が生じている可能性もある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、災害時に複数の避難場所までの避難経路を自動的に表示することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、災害発生時、又は災害の警報・注意報の発令時に、利用者の位置情報を取得する取得部と、取得された前記位置情報に基づいて、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを選定する選定部と、前記複数の避難場所の各々と、前記各避難場所までの避難ルートとを地図上に重畳表示する表示制御部と、を備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、災害時に複数の避難場所までの避難経路を自動的に表示することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係るサーバ装置の構成例を示す図である。 図5は、利用者情報データベースの一例を示す図である。 図6は、履歴情報データベースの一例を示す図である。 図7は、避難情報データベースの一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。 図9は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理方法の概要〕
まず、図1を参照し、実施形態に係る情報処理装置が行う情報処理方法の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。なお、図1では、災害時に複数の避難場所(避難地)までの避難経路を自動的に表示する場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置10とサーバ装置100とを含む。端末装置10とサーバ装置100とは、ネットワークN(図2参照)を介して有線又は無線で互いに通信可能に接続される。本実施形態では、端末装置10は、サーバ装置100と連携する。
端末装置10は、利用者U(ユーザ)により使用されるスマートフォンやタブレット端末等のスマートデバイスであり、4G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置10は、液晶ディスプレイ等の画面であって、タッチパネルの機能を有する画面を有し、利用者Uから指やスタイラス等によりタップ操作、スライド操作、スクロール操作等、コンテンツ等の表示データに対する各種の操作を受付ける。なお、画面のうち、コンテンツが表示されている領域上で行われた操作を、コンテンツに対する操作としてもよい。また、端末装置10は、スマートデバイスのみならず、デスクトップPC(Personal Computer)やノートPC等の情報処理装置であってもよい。
サーバ装置100は、各利用者Uの端末装置10と連携し、各利用者Uの端末装置10に対して、各種アプリケーション(以下、アプリ)等に対するAPI(Application Programming Interface)サービス等と、各種データを提供する情報処理装置であり、コンピュータやクラウドシステム等により実現される。
また、サーバ装置100は、各利用者Uの端末装置10に対して、オンラインで何らかのWebサービスを提供する情報処理装置であってもよい。例えば、サーバ装置100は、Webサービスとして、インターネット接続、検索サービス、SNS(Social Networking Service)、電子商取引(EC:Electronic Commerce)、電子決済、オンラインゲーム、オンラインバンキング、オンライントレーディング、宿泊・チケット予約、動画・音楽配信、ニュース、地図、ルート検索、経路案内、路線情報、運行情報、天気予報等のサービスを提供してもよい。実際には、サーバ装置100は、上記のようなWebサービスを提供する各種サーバと連携し、Webサービスを仲介してもよいし、Webサービスの処理を担当してもよい。
なお、サーバ装置100は、利用者Uに関する利用者情報を取得可能である。例えば、サーバ装置100は、利用者Uの性別、年代、居住地域といった利用者Uの属性に関する情報を取得する。そして、サーバ装置100は、利用者Uを示す識別情報(利用者ID等)とともに利用者Uの属性に関する情報を記憶して管理する。
また、サーバ装置100は、利用者Uの端末装置10から、あるいは利用者ID等に基づいて各種サーバ等から、利用者Uの行動を示す各種の履歴情報(ログデータ)を取得する。例えば、サーバ装置100は、利用者Uの位置や日時の履歴である位置履歴を端末装置10から取得する。また、サーバ装置100は、利用者Uが入力した検索クエリの履歴である検索履歴を検索サーバ(検索エンジン)から取得する。また、サーバ装置100は、利用者Uが閲覧したコンテンツの履歴である閲覧履歴をコンテンツサーバから取得する。また、サーバ装置100は、利用者Uの商品購入や決済処理の履歴である購入履歴(決済履歴)を電子商取引サーバや決済処理サーバから取得する。また、サーバ装置100は、利用者Uのマーケットプレイスへの出品の履歴である出品履歴や販売履歴を電子商取引サーバや決済処理サーバから取得してもよい。また、サーバ装置100は、利用者Uの投稿の履歴である投稿履歴を口コミの投稿サービスを提供する投稿サーバやSNSサーバから取得する。なお、上記の各種サーバ等は、サーバ装置100自体であってもよい。すなわち、サーバ装置100が上記の各種サーバ等として機能してもよい。
〔1-1.複数の避難場所までの避難ルート表示〕
本実施形態では、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、災害時(災害発生時、又は災害の警報・注意報の発令時)に、複数の避難場所と、各避難場所までの避難ルート(避難経路)を地図上に重畳表示する。なお、災害は、自然災害に限らず、人為災害を含む。このとき、利用者Uは、避難場所の入力・設定をしなくてもよい。利用者Uの端末装置10は、利用者Uからの避難場所の入力・設定が無くても、災害時に、自動的に、複数の避難場所と、各避難場所までの避難ルートを選定して、地図上に重畳表示する。なお、1つの避難場所に対して、複数の避難ルートがあってもよい。すなわち、利用者Uの端末装置10は、避難場所ごとに、少なくとも1つの避難ルートを選定する。
例えば、図1の(A)に示すように、利用者Uの端末装置10は、災害時に、利用者Uの位置情報を取得する(ステップS1)。続いて、利用者Uの端末装置10は、取得された位置情報に基づいて、複数の避難場所(避難地)の各々と、各避難場所までの避難ルート(避難経路)とを選定する(ステップS2)。続いて、利用者Uの端末装置10は、複数の避難場所と、各避難場所までの避難ルートとを地図上に重畳表示する(ステップS3)。
一般的なナビゲーションシステムにおけるルート検索では、ユーザが1つの目的地を決めて、出発地(現在地の場合は不要)と目的地とを設定することで、出発地から目的地までの最短/最適なルート(及び候補となる他のルート)を検索して提示するものである。
本実施形態では、災害時などの非常時に、アプリの起動(自動的に起動してもよい)又は「避難」の項目・アイコンの選択と同時に、ユーザからの入力を待つことなく、自動的に、ユーザの周囲(近隣)の避難場所をいくつか選定して、それぞれの避難場所を表示するとともに、避難場所ごとに、その避難場所までの避難ルートを複数選定して、それぞれの避難ルートを表示する。
表示される避難場所が1つだけだと、距離が近くてもユーザの現在位置からは安全な避難ルートが存在しない避難場所や、ユーザが諸事情により進むことができない避難ルートしか存在しない避難場所など、ユーザが安全にたどり着けない避難場所や、被災するまで余裕が無いときに時間的にたどり着けない避難場所しか表示されない可能性もある。また、計算上/アルゴリズム上では最短/最適な避難ルートであっても、現実には最短/最適な避難ルートではないということもあり得る。災害の発生前に予想された避難場所や避難ルートが必ずしも正解であるとは限らない。また、実際の災害発生時にユーザが無事に生き延びる(生存/生還する)ことができる避難場所も避難ルートも1つとは限らない。
また、避難場所に避難者が殺到してその避難ルートが渋滞して避難場所に到着できない可能性や、避難場所に到着する前に満員となり到着できても物理的に新たに入ることができない可能性がある。また、災害時には、避難を予定していた避難場所自体にトラブルが発生する可能性もある。
そのため、災害時に、複数の避難場所と、それぞれの避難場所ごとの複数の避難ルートをまとめて同時に表示することに意味及び価値がある。また、ユーザが自分で避難場所(目的地)の入力や指定、及びルート検索を行う必要がないため、ユーザが避難場所を全く知らない場合や、災害時にユーザが物理的/精神的に余裕が無く目的地の設定を行えない状況や状態であっても、アプリの起動(自動起動でも可)又は「避難」の項目・アイコンの選択により、現時点で避難可能な複数の避難場所及び避難ルートを提示することができる。
このとき、利用者Uの端末装置10は、エリアの種類や避難ルートの種類を重畳表示してもよい。例えば、エリアの種類として、災害エリア、危険エリア、安全エリア等を表示する。また、避難ルートの種類として、「安全」、「早い」(早く着く)等を表示する。
また、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、ユーザ(本人又は同行者)の移動能力(又は属性情報)に応じて、避難場所を選定してもよい。例えば、利用者Uの端末装置10は、ユーザが自転車や電動キックボード等で移動している場合や、ユーザ(本人又は同行者)が車いすやベビーカーを使用している場合、又はユーザ(本人又は同行者)が高齢者(80代以上等)又は傷病者等である場合には、階段や段差(高低差)がある避難ルートを回避して避難場所を選定してもよい。また、利用者Uの端末装置10は、ユーザが誰と一緒にいるかに応じて避難場所を選定してもよい。また、利用者Uの端末装置10は、複数人で避難する場合、ユーザ(本人又は同行者)の移動能力に応じて避難場所を選定する際に、最も移動能力の低い者に合わせて避難場所を選定してもよい。
なお、同行者には、ペットを含めてもよい。このとき、利用者Uの端末装置10は、避難の同行者にペットが含まれるか否かに応じて、避難場所を選定してもよい。例えば、利用者Uの端末装置10は、避難の同行者にペットが含まれる場合、ペット対応可能(受入可能)な避難場所を選定してもよい。また、利用者Uの端末装置10は、避難の同行者にペットが含まれる場合、ペットが持ち運び可能か自足移動可能かを判定してもよい。このとき、利用者Uの端末装置10は、ペットが持ち運び可能である場合、ペットを抱えたユーザの移動能力に応じて、避難場所を選定してもよい。また、利用者Uの端末装置10は、ペットが自足移動可能である場合、ペットの移動能力に応じて、避難場所を選定してもよい。
また、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、ユーザの服装(服飾)に応じて、避難場所を選定してもよい。例えば、利用者Uの端末装置10は、ユーザが防災シューズや安全靴、ヘルメット等を装着していない場合には、ガラス等の破片が散乱している可能性のある避難ルートを回避して避難場所を選定してもよい。なお、ユーザの服装(服飾)については、カメラ撮影での画像認識や、センサによる靴やヘルメット(に付されたタグ)等の検知、ユーザの自己申告(入力)により判定又は推定してもよい。また、利用者Uの端末装置10は、ユーザが軽装か否か、ユーザの手荷物の有無/過多に応じて、避難場所を選定してもよい。
また、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、ユーザが特定の避難場所及び避難ルートを選択・指定した場合には、選択・指定された避難場所及び避難ルートでのルート案内を行うようにしてもよい。あるいは、利用者Uの端末装置10は、ユーザの位置情報に基づいて、ユーザの進行方向にある避難場所及びその避難ルートでのルート案内を自動的に行うようにしてもよい。
このとき、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、既に特定の避難場所へのルート案内中であっても、常にユーザの現在位置から向かうことのできる複数の避難場所とその避難ルートを選定し、地図上に重畳表示し続けてもよい。これにより、災害時などの非常時に、現在向かっている避難場所又はその避難ルートへの移動中に状況の変化や突発的な問題が生じても、すぐに別の避難場所に向かうことができる。
〔1-2.災害の種類別に安全な避難先の提案〕
本実施形態において、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、災害時に、災害の種類(区分、種別)に応じた避難場所を選定して表示してもよい。すなわち、災害の種類に応じて異なる避難場所を選定する。災害の種類によって安全な避難先は変わる。利用者Uの端末装置10は、災害に対応した避難場所や避難所開設情報、標高、被災状況等を考慮して、避難場所を提示する。さらに、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、災害の種類ごとに、災害の規模・被害の大きさに応じた避難場所を選定して表示してもよい。また、利用者Uの端末装置10は、災害時に、災害の種類に応じた避難ルートを選定して表示してもよい。すなわち、災害の種類に応じて異なる避難ルートを選定する。
〔1-3.ルート上の災害危険エリアを回避するルート案内〕
本実施形態において、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、ルート上の災害エリア(発災・被災したエリア)や危険エリアを回避する避難ルートを選定して表示してもよい。また、避難ルートの案内時には、ルート上の災害エリアや危険エリアを回避する避難ルート案内を行ってもよい。危険エリアとは、危険が想定されるエリアであり、例えば現時点では発災・被災していないが近い将来に発災・被災が予想されるエリア等である。なお、火災や浸水など災害の種類によっては、発災した後、時間経過とともに災害エリアや危険エリアが拡大する(又は移り変わる)こともある。
例えば、利用者Uの端末装置10は、浸水しそうなエリアや、渋滞しそうなエリアを回避する避難ルート案内を行う。このとき、利用者Uの端末装置10は、危険エリアを回避する避難ルートを選定する。また、利用者Uの端末装置10は、利用者Uにより避難ルートが選択された場合には、選択された避難ルート上で事前に又は移動中に発生した危険エリアを回避するようにルート案内を行う。なお、利用者Uの端末装置10は、危険エリア(又は災害エリア)が変更された場合、「危険エリア(又は災害エリア)が変更されました」等のメッセージを表示してもよい。
〔1-4.災害危険度に応じた回避ルートの判定〕
本実施形態において、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、災害危険度に応じて、回避すべき避難ルート(回避ルート)を判定してもよい。例えば、利用者Uの端末装置10は、災害エリアは無条件で回避し、危険エリアは回避か通行かをユーザが選択できるようにしてもよい。
この場合、利用者Uの端末装置10は、すでに発災・被災した災害エリアを通過する避難ルートの案内を行わない。避難すべき時に、わざわざ災害エリアに向かう必要はないためである。したがって、利用者Uの端末装置10は、災害が発生したエリアや、被害が大きいエリア等に接近する避難ルート案内を行わない。利用者Uの端末装置10は、災害エリアを通過しない避難ルート案内を行う。また、利用者Uの端末装置10は、利用者Uにより選択された避難ルートを移動中に、避難ルート上の進行方向(通過予定地)に災害エリアが発生した場合には、その災害エリアを回避して避難場所に向かうようにルート案内(ルート変更)を行う。
また、利用者Uの端末装置10は、現時点ではまだ発災・被災していないが将来的な発災・被災が予想される危険エリアを含む最短ルートと、危険エリアを含まない安全ルートとをユーザに提示し、ユーザが最短ルートを選択した場合は危険エリアを通過するルートでもルート案内を行うが、安全ルートを選択した場合は危険エリアを回避するルート案内を行う。
このとき、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、災害エリア及び危険エリアを、気象庁情報、ニュース情報、SNSの情報、ライブカメラ、センサ等から推定する。なお、ライブカメラやセンサ等は、街頭や道路周辺等に設置・固定されたものでもよいし、他のユーザの端末装置等に搭載・接続されたものでもよい。
また、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、移動中の安全性よりも迅速な到着を重視し、危険性はあるが現時点で通行可能であり避難場所まで最短でたどり着ける最短避難ルートを選定して表示してもよい。このとき、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、最短避難ルート(又は避難ルートごと)における危険性の程度(危険度)や発生確率等を合わせて表示してもよい。
あるいは、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、迅速な到着よりも移動中の安全性を重視し、危険性のない安全な避難ルートを選定して表示してもよい。
また、利用者Uの端末装置10は、防災情報や警報・注意報、あるいは災害の種類に応じて、又は機械学習により、災害危険度を推定/算出してもよい。さらに、利用者Uの端末装置10は、利用者Uの移動能力(又は属性情報)等を考慮して、災害危険度を推定/算出してもよい。
また、利用者Uの端末装置10は、リアルタイムに、利用者Uの位置情報に基づいて、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを選定してもよい。すなわち、利用者Uの端末装置10は、アプリの起動中、常時、避難場所と避難ルートを選定し続けてもよい。このとき、利用者Uの端末装置10は、複数の避難場所の各々、又は各避難場所までの避難ルートが更新された際に、地図上の表示を更新し、更新後の避難場所、又は更新後の避難ルートを地図上に重畳表示する。なお、利用者Uの端末装置10は、避難場所(又は避難ルート)が更新された際に、「避難場所(又は避難ルート)が更新されました」等のメッセージを表示してもよい。
〔1-5.災害危険エリアからの脱出優先避難ルート案内〕
本実施形態では、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、災害エリア又は危険エリアにいる利用者Uに対し、災害エリア又は危険エリアから外に出る(エリア外に脱出する)ように避難ルートを選定(又は生成)する。
例えば、図1の(B)に示すように、利用者Uの端末装置10は、災害時に、利用者Uの位置情報を取得する(ステップS11)。続いて、利用者Uの端末装置10は、取得された位置情報に基づいて、利用者Uが問題のあるエリア(災害エリア又は危険エリア)に所在するか否かを判定する(ステップS12)。続いて、利用者Uの端末装置10は、利用者Uが問題のあるエリアに所在する場合は、直ちに(迅速に)位置情報が示す位置から問題のあるエリアの外の中継地(仮避難場所)へと向かう第1避難ルートを選定する(ステップS13)。続いて、利用者Uの端末装置10は、問題のあるエリアの外の中継地から避難場所までの第2避難ルートを選定する(ステップS14)。続いて、利用者Uの端末装置10は、中継地と第1避難ルートと、避難場所と第2避難ルートとを地図上に重畳表示する(ステップS15)。
すなわち、利用者Uの端末装置10は、第1避難ルートと第2避難ルートに基づいた移動避難ルートを利用者Uに提供する。利用者Uの端末装置10は、第1避難ルートとして、問題のあるエリアの外へ最短で抜けられるルートを提案する。なお、実際には、利用者Uの端末装置10は、利用者Uが問題のあるエリアに所在する場合、まず中継地と第1避難ルートのみ地図上に重畳表示し、利用者Uが中継地に到着した後に、避難場所と第2避難ルートとを地図上に重畳表示するようにしてもよい。
このとき、利用者Uの端末装置10は、エリアの種類や避難ルートの種類を重畳表示してもよい。例えば、エリアの種類として、災害エリア、危険エリア、安全エリア等を表示する。また、避難ルートの種類として、「安全」、「早い」(早く着く)等を表示する。
例えば、利用者Uの端末装置10は、利用者Uが危険エリアにいると判定した場合、最速で危険エリアの外に脱出できる避難ルートを検出・選定する。利用者Uの端末装置10は、正式な避難場所ではなく、当面の一時的な(仮の)避難場所となる中継地(複数でも可)を設定し、利用者Uの現在地からその中継地(複数の場合は、各中継地)までの避難ルートを選定(又は生成)する。なお、利用者Uの端末装置10は、中継地までの避難ルートとして、複数の避難ルートを選定してもよいし、最短避難ルートを選定してもよい。
なお、利用者Uの端末装置10は、利用者Uが建物内(屋内)にいる場合には、建物から外に出る(屋外に脱出する)ように避難ルートを選定(又は生成)してもよい。例えば、利用者Uの端末装置10は、中継地として建物外(屋外)を設定し、利用者Uの現在地から建物外(屋外)までの避難ルートを選定する。このとき、利用者Uの端末装置10は、火災・崩落・危険物の流出等が発生している(する可能性がある)場所など、建物内の危険な場所を回避するように避難ルートを選定する。
建物は、例えばマンション・アパート等の集合住宅や、戸建住宅、企業等のオフィスビル、店舗等の商業施設、ホテル等の宿泊施設、学校等の教育機関、病院等の医療機関、研究所等の研究機関、工場等の産業プラント、配送センター等の物流拠点等であってもよい。また、大型商業施設(ショッピングセンター/アウトレットモール/地下街)、娯楽施設(テーマパーク/遊園地/遊戯場/動物園/水族館/プール/入浴施設)、文化施設(ホール/劇場/図書館/美術館/博物館)、複合施設、スポーツ施設、寺社仏閣、又は鉄道駅や道の駅、空港、港湾(乗船場)等であってもよい。また、建物は、建築物に限らず、構造物であってもよい。例えば道路、橋梁、ダム、トンネル、地下鉄道等であってもよい。また、建物等の人工物に限らず、自然物であってもよい。例えば洞窟・洞穴、渓谷・峡谷、森林等であってもよい。
また、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、ユーザ(本人又は同行者)の移動能力(又は属性情報)に応じて、中継地を選定してもよい。例えば、利用者Uの端末装置10は、ユーザが自転車や電動キックボード等で移動している場合や、ユーザ(本人又は同行者)が車いすやベビーカーを使用している場合、又はユーザ(本人又は同行者)が高齢者(80代以上等)又は傷病者等である場合には、階段や段差(高低差)がある避難ルートを回避して中継地を選定してもよい。また、利用者Uの端末装置10は、ユーザが誰と一緒にいるかに応じて中継地を選定してもよい。また、利用者Uの端末装置10は、複数人で避難する場合、ユーザ(本人又は同行者)の移動能力に応じて中継地を選定する際に、最も移動能力の低い者に合わせて中継地を選定してもよい。
なお、同行者には、ペットを含めてもよい。このとき、利用者Uの端末装置10は、避難の同行者にペットが含まれるか否かに応じて、中継地を選定してもよい。例えば、利用者Uの端末装置10は、避難の同行者にペットが含まれる場合、ペットが持ち運び可能か自足移動可能かを判定してもよい。このとき、利用者Uの端末装置10は、ペットが持ち運び可能である場合、ペットを抱えたユーザの移動能力に応じて、中継地を選定してもよい。また、利用者Uの端末装置10は、ペットが自足移動可能である場合、ペットの移動能力に応じて、中継地を選定してもよい。
また、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、ユーザの服装(服飾)に応じて、中継地を選定してもよい。例えば、利用者Uの端末装置10は、ユーザが防災シューズや安全靴、ヘルメット等を装着していない場合には、ガラス等の破片が散乱している可能性のある避難ルートを回避して中継地を選定してもよい。なお、ユーザの服装(服飾)については、カメラ撮影での画像認識や、センサによる靴やヘルメット(に付されたタグ)等の検知、ユーザの自己申告(入力)により判定又は推定してもよい。また、利用者Uの端末装置10は、ユーザが軽装か否か、ユーザの手荷物の有無/過多に応じて、中継地を選定してもよい。
また、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、同様に、中継地から避難場所までの避難ルートを検出・選定する。例えば、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、利用者Uの所在する中継地から到達可能な避難場所(複数でも可)を選定し、現在の中継地から避難場所(複数の場合は、各避難場所)までの避難ルートを選定する。
なお、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、ハザードマップを利用して、危険エリアを判定し、危険エリアから外に出るように避難ルートを選定してもよい。また、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、利用者Uが将来の災害発生予想エリア(X分おくれで発生等)に含まれている場合に、危険エリアにいると判定し、危険エリアから外に出るように避難ルートを選定してもよい。
また、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、最短避難ルートで逃げると、X分後に災害エリアに囲まれそうな場合や、途中で災害エリア又は危険エリアに出そうな場合には、最短ではなく次点の避難ルートを選定してもよい。すなわち、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、現時点での最短避難ルートで避難すると所定時間後にルート上での災害の発生が予想され、中継地や避難場所に到着する前に(移動中に)被災する可能性がある場合には、現時点での最短避難ルートではなく、被災する可能性がない/確率がより低い避難ルートを選定してもよい。
また、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、危険エリアを通過する避難ルートであっても、危険エリアの中にある安全エリアに出る可能性がある避難ルートを選定してもよい。安全エリアは、例えば災害が津波や洪水の場合には、津波タワーや高台等である。それ以外の場合には、安全エリアは、避難場所以外の公園、水辺、キャンプ場等であってもよい。ただし、実際には、これらの例に限定されない。
また、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、正式な避難場所でなくても、ゴール(目的地)が避難場所に相当する安全エリアである避難ルートを選定してもよい。ただし、利用者Uの端末装置10は、安全エリアであっても、すでに災害エリアに囲まれてしまっている場合(通行不能で到着できない場合)には、避難ルートとして選定しない(案内しない)ようにしてもよい。
また、利用者Uの端末装置10は、リアルタイムに、利用者Uの位置情報に基づいて、中継地と、中継地までの第1避難ルートと、避難場所と、避難場所までの第2避難ルートとを選定してもよい。すなわち、利用者Uの端末装置10は、アプリの起動中、常時、中継地、第1避難ルート、避難場所、及び/又は第2避難ルートを選定し続けてもよい。このとき、利用者Uの端末装置10は、中継地、第1避難ルート、避難場所、及び第2避難ルートのいずれかが更新された際に、地図上の表示を更新し、更新後の内容(新たな中継地、第1避難ルート、避難場所、及び第2避難ルートのいずれか)を地図上に重畳表示する。なお、利用者Uが中継地を経由した後は、中継地及び第1避難ルートの選定・更新を終了し、避難場所第2避難ルートの選定・更新のみ継続してもよい。また、利用者Uの端末装置10は、中継地(又は、第1避難ルート、避難場所、第2避難ルート)が更新された際に、「中継地(又は、第1避難ルート、避難場所、第2避難ルート)が更新されました」等のメッセージを表示してもよい。
〔1-6.災害危険情報と案内ルートの重畳表示〕
本実施形態において、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、エリアの種類(区分、種別)と案内中の避難ルート(案内ルート)を重畳表示してもよい。例えば、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、案内中の避難ルートとともに、エリアごとに、災害エリア、危険エリア、安全エリア等の種類を重畳表示してもよい。なお、災害エリアについては被害状況等に応じて区分してもよい。また、危険エリアについては危険性の程度(危険度)や発生確率等に応じて区分してもよい。
〔1-7.ルート詳細画面への重畳表示〕
本実施形態において、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、案内ルート途中の災害エリアや危険エリアに関する情報を、ルート上の通過地点を示すルート詳細画面の各地点(通過地点)に重畳表示してもよい。
このとき、利用者Uの端末装置10は、ルート詳細画面のルート上の地点ごとに、その地点が含まれるエリアの種類を重畳表示してもよい。さらに、利用者Uの端末装置10は、避難ルートの種類を重畳表示してもよい。例えば、エリアの種類として、災害エリア、危険エリア、安全エリア等を表示する。また、避難ルートの種類として、「安全」、「早い」(早く着く)等を表示する。
〔1-8.状況変化に応じた案内変更〕
本実施形態において、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、避難場所や避難ルートの途中のエリアで災害危険度が変わった場合に、避難先や案内ルートを変更してもよい。このとき、利用者Uの端末装置10は、避難先や案内ルートの変更の許否について、利用者Uに問い合わせてもよい。
このとき、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、避難場所や避難ルートの途中のエリアの種類が変わったときに通知するようにしてもよい。例えば、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、利用者Uの移動中に、危険エリアから安全エリアに移動した場合に、その旨を通知してもよい。また、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、利用者Uの現在地が危険エリアに変わったときに、その旨を通知してもよい。
〔1-9.サーバ側での処理〕
本実施形態における上記の処理は、個々の利用者Uの端末装置10が行う形態に限らず、サーバ装置100が各利用者Uの端末装置10のデータを集約して行ってもよい。すなわち、利用者Uの端末装置10は、ネットワークN(図2参照)を介してサーバ装置100上で(オンラインで)複数の避難場所と、各避難場所までの避難ルートを選定してもよい。
このとき、サーバ装置100は、災害を検知する。例えば、サーバ装置100は、ネットワークN(図2参照)を介して、災害情報を配信する外部サーバから、地震速報、台風情報、又は浸水情報等の災害情報を受け付けることで、災害情報に応じた災害を検知する。また、サーバ装置100は、ネットワークN(図2参照)を介して、外部サーバからハザードマップ等を取得して記憶してもよい。
サーバ装置100は、災害情報と、あらかじめ記憶したハザードマップ(リアルタイムで取得してもよい)等から、現在及び将来の災害エリアや危険エリアを特定する。災害エリアは、災害発生済みのエリアである。危険エリアは、災害が発生する可能性が高いエリアである。また、サーバ装置100は、上記エリア以外にも、複数の災害レベルに応じたエリアを設定してよい。
サーバ装置100は、ネットワークN(図2参照)を介して、利用者Uの端末装置10から位置情報を取得する。そして、サーバ装置100は、利用者Uが危険エリアにいるかどうかを判定する。すなわち、サーバ装置100は、利用者Uの所在するエリアが危険エリアに含まれるか否かを判定する。
(危険エリアに含まれない場合)
サーバ装置100は、利用者Uの所在するエリアが危険エリアに含まれない場合、以下のような処理をする。
サーバ装置100は、災害の種類と対応する避難場所を特定する。避難場所は、利用者Uから所定の範囲内であると好ましい。また、サーバ装置100は、特定した避難場所が複数存在する場合、各避難場所までの避難ルートを検索する。
このとき、サーバ装置100は、避難ルート検索時は、災害エリアを避けるように、危険エリア内の移動を最小限に抑えるように(もしくは危険エリアに入らないように)検索する。移動時間を考慮して、危険エリアが災害エリアに変化する可能性が高い場合は、危険エリアを避け、変化する可能性が低い場合は、危険エリアを通る道でもよい。
サーバ装置100は、ネットワークN(図2参照)を介して、利用者Uの端末装置10に対し、各避難場所までの複数の避難ルートを地図上に重畳表示する。なお、サーバ装置100は、利用者Uが移動を開始した場合は、移動するたびにどの避難ルートを通っているかを推定し、表示する避難ルートを徐々に絞り込んでもよい。また、サーバ装置100は、エリアごとに、エリアの種類(災害エリア、危険エリア等)を地図上に重畳表示してもよい。
(危険エリアに含まれる場合)
サーバ装置100は、利用者Uの所在するエリアが危険エリアに含まれる場合、以下のような処理をする。
サーバ装置100は、危険エリアから最も早く脱出できる第1避難ルートを検索する。このとき、サーバ装置100は、利用者Uの身体能力等を考慮して、第1避難ルートを検索してもよい。なお、第1避難ルートは複数であってもよい。
また、サーバ装置100は、第1避難ルートで脱出した点を中継地とし、中継地から災害の種類と対応する避難場所まで移動する少なくとも1つ(1又は複数)の第2避難ルートを検索する。
そして、サーバ装置100は、ネットワークN(図2参照)を介して、利用者Uの端末装置10に対し、検索した第1避難ルート及び第2避難ルートに基づく総合的な避難ルートを地図上に重畳表示する。
なお、実際には、災害発生時には回線の混雑や設備の損傷等が生じる可能性もあり、避難ルートの移動中に常にネットワーク通信環境の電界強度及び通信速度等が保証されるわけではないため、可能な限りサーバ装置100に依存せず、利用者Uの端末装置10側で処理を行うと好ましい。
また、利用者Uの端末装置10は、アプリ起動時/起動中に、周囲の基地局等の電界強度及び通信速度を検知し、通信回線や通信の安定性が確保できるか否かに応じて、サーバ装置100側で処理するか、端末装置10側で処理するかを判定してもよい。
また、利用者Uの端末装置10は、アプリ起動時/起動中に通信回線や通信の安定性を確保できない場合、ローミング(roaming)やアドホックモード(ad hoc mode)等を利用して、通信回線や通信の安定性を確保してもよい。また、利用者Uの端末装置10は、近距離無線通信やすれ違い通信等を利用して、同じアプリを利用している他の端末装置10(周囲のユーザの端末装置10)から、避難場所及び避難ルートに関する最新のデータを取得してもよい。このとき、利用者Uの端末装置10は、自身が保有するデータと、他の端末装置10から取得したデータとを比較して、いずれのデータが最新のデータであるかを判定してもよい。
〔1-10.サーバ側での機械学習〕
本実施形態において、利用者Uの端末装置10は、ネットワークN(図2参照)を介して、サーバ装置100と連携し、災害の種類と避難場所と避難ルートの組に関する情報をサーバ装置100に提供してもよい。サーバ装置100は、機械学習により、利用者Uのユーザ属性(ユーザセグメント、ユーザペルソナでも可)ごとに、災害の種類と避難場所と避難ルートの組について学習し、学習結果に基づいて、災害の種類を入力すると避難場所と避難ルートとを出力する推定モデルを生成/更新する。
このとき、サーバ装置100は、ネットワークN(図2参照)を介して、不特定多数の利用者Uの端末装置10から、災害の種類と避難場所と避難ルートの組に関する情報を収集する。あるいは、サーバ装置100は、連合学習(Federated Learning)により、データを集約せずに分散した状態で機械学習を行う場合、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10から、学習結果(差分データや特徴量)を取得してもよい。
そして、サーバ装置100は、ネットワークN(図2参照)を介して、各利用者Uの端末装置10に、利用者Uのユーザ属性に応じた推定モデルを提供する。利用者Uの端末装置10は、提供された推定モデルを用いて、災害の種類から、避難場所と避難ルートの選定を行う。
〔2.情報処理システムの構成例〕
次に、図2を用いて、実施形態に係るサーバ装置100が含まれる情報処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置10とサーバ装置100とを含む。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、LAN(Local Area Network)や、インターネット等のWAN(Wide Area Network)である。
また、図2に示す情報処理システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、図2では、図示の簡略化のため、端末装置10を1台のみ示したが、これはあくまでも例示であって限定されるものではなく、2台以上であってもよい。
端末装置10は、利用者Uによって使用される情報処理装置である。例えば、端末装置10は、スマートフォン(スマホ)やタブレット端末等のスマートデバイス、フィーチャーフォン(ガラケー・ガラホ)等の携帯電話、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、通信機能を備えたゲーム機やAV機器、情報家電・デジタル家電、カーナビゲーションシステム、スマートウォッチやヘッドマウントディスプレイ等のウェアラブルデバイス(Wearable Device)、スマートグラス等である。また、端末装置10は、IOT(Internet of Things)に対応した住宅・建物、車、家電製品、電子機器等であってもよい。
また、かかる端末装置10は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)等の無線通信網や、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)等の近距離無線通信を介してネットワークNに接続し、サーバ装置100と通信することができる。
サーバ装置100は、例えばPCやブレードサーバ(blade server)等のコンピュータ、あるいはメインフレーム又はワークステーション等である。なお、サーバ装置100は、クラウドコンピューティングにより実現されてもよい。
〔3.端末装置の構成例〕
次に、図3を用いて、端末装置10の構成について説明する。図3は、端末装置10の構成例を示す図である。図3に示すように、端末装置10は、通信部11と、表示部12と、入力部13と、測位部14と、センサ部20と、制御部30(コントローラ)と、記憶部40とを備える。
(通信部11)
通信部11は、ネットワークN(図2参照)と有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、サーバ装置100との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部11は、NIC(Network Interface Card)やアンテナ等によって実現される。
(表示部12)
表示部12は、位置情報等の各種情報を表示する表示デバイスである。例えば、表示部12は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescent Display)である。また、表示部12は、タッチパネル式のディスプレイであるが、これに限定されるものではない。
(入力部13)
入力部13は、利用者Uから各種操作を受け付ける入力デバイスである。例えば、入力部13は、文字や数字等を入力するためのボタン等を有する。なお、入力部13は、入出力ポート(I/O port)やUSB(Universal Serial Bus)ポート等であってもよい。また、表示部12がタッチパネル式のディスプレイである場合、表示部12の一部が入力部13として機能する。また、入力部13は、利用者Uから音声入力を受け付けるマイク等であってもよい。マイクはワイヤレスであってもよい。
(測位部14)
測位部14は、GPS(Global Positioning System)の衛星から送出される信号(電波)を受信し、受信した信号に基づいて、自装置である端末装置10の現在位置を示す位置情報(例えば、緯度及び経度)を取得する。すなわち、測位部14は、端末装置10の位置を測位する。なお、GPSは、GNSS(Global Navigation Satellite System)の一例に過ぎない。
また、測位部14は、GPS以外にも、種々の手法により位置を測位することができる。例えば、測位部14は、位置補正等のための補助的な測位手段として、下記のように、端末装置10の様々な通信機能を利用して位置を測位してもよい。
(Wi-Fi測位)
例えば、測位部14は、端末装置10のWi-Fi(登録商標)通信機能や、各通信会社が備える通信網を利用して、端末装置10の位置を測位する。具体的には、測位部14は、Wi-Fi通信等を行い、付近の基地局やアクセスポイントとの距離を測位することにより、端末装置10の位置を測位する。
(ビーコン測位)
また、測位部14は、端末装置10のBluetooth(登録商標)機能を利用して位置を測位してもよい。例えば、測位部14は、Bluetooth(登録商標)機能によって接続されるビーコン(beacon)発信機と接続することにより、端末装置10の位置を測位する。
(地磁気測位)
また、測位部14は、予め測定された構造物の地磁気のパターンと、端末装置10が備える地磁気センサとに基づいて、端末装置10の位置を測位する。
(RFID測位)
また、例えば、端末装置10が駅改札や店舗等で使用される非接触型ICカードと同等のRFID(Radio Frequency Identification)タグの機能を備えている場合、もしくはRFIDタグを読み取る機能を備えている場合、端末装置10によって決済等が行われた情報とともに、使用された位置が記録される。測位部14は、かかる情報を取得することで、端末装置10の位置を測位してもよい。また、位置は、端末装置10が備える光学式センサや、赤外線センサ等によって測位されてもよい。
測位部14は、必要に応じて、上述した測位手段の一つ又は組合せを用いて、端末装置10の位置を測位してもよい。
(センサ部20)
センサ部20は、端末装置10に搭載又は接続される各種のセンサを含む。なお、接続は、有線接続、無線接続を問わない。例えば、センサ類は、ウェアラブルデバイスやワイヤレスデバイス等、端末装置10以外の検知装置であってもよい。図3に示す例では、センサ部20は、加速度センサ21と、ジャイロセンサ22と、気圧センサ23と、気温センサ24と、音センサ25と、光センサ26と、磁気センサ27と、画像センサ(カメラ)28とを備える。
なお、上記した各センサ21~28は、あくまでも例示であって限定されるものではない。すなわち、センサ部20は、各センサ21~28のうちの一部を備える構成であってもよいし、各センサ21~28に加えてあるいは代えて、湿度センサ等その他のセンサを備えてもよい。
加速度センサ21は、例えば、3軸加速度センサであり、端末装置10の移動方向、速度、及び、加速度等の端末装置10の物理的な動きを検知する。ジャイロセンサ22は、端末装置10の角速度等に基づいて3軸方向の傾き等の端末装置10の物理的な動きを検知する。気圧センサ23は、例えば端末装置10の周囲の気圧を検知する。
端末装置10は、上記した加速度センサ21やジャイロセンサ22、気圧センサ23等を備えることから、これらの各センサ21~23等を利用した歩行者自律航法(PDR:Pedestrian Dead-Reckoning)等の技術を用いて端末装置10の位置を測位することが可能になる。これにより、GPS等の測位システムでは取得することが困難な屋内での位置情報を取得することが可能になる。
例えば、加速度センサ21を利用した歩数計により、歩数や歩くスピード、歩いた距離を算出することができる。また、ジャイロセンサ22を利用して、利用者Uの進行方向や視線の方向、体の傾きを知ることができる。また、気圧センサ23で検知した気圧から、利用者Uの端末装置10が存在する高度やフロアの階数を知ることもできる。
気温センサ24は、例えば端末装置10の周囲の気温を検知する。音センサ25は、例えば端末装置10の周囲の音を検知する。光センサ26は、端末装置10の周囲の照度を検知する。磁気センサ27は、例えば端末装置10の周囲の地磁気を検知する。画像センサ28は、端末装置10の周囲の画像を撮像する。
上記した気圧センサ23、気温センサ24、音センサ25、光センサ26及び画像センサ28は、それぞれ気圧、気温、音、照度を検知したり、周囲の画像を撮像したりすることで、端末装置10の周囲の環境や状況等を検知することができる。また、端末装置10の周囲の環境や状況等から、端末装置10の位置情報の精度を向上させることが可能になる。
(制御部30)
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM、入出力ポート等を有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。また、制御部30は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路等のハードウェアで構成されてもよい。制御部30は、送信部31と、受信部32と、処理部33とを有する。
(送信部31)
送信部31は、例えば入力部13を用いて利用者Uにより入力された各種情報や、端末装置10に搭載又は接続された各センサ21~28によって検知された各種情報、測位部14によって測位された端末装置10の位置情報等を、通信部11を介してサーバ装置100へ送信することができる。
(受信部32)
受信部32は、通信部11を介して、サーバ装置100から提供される各種情報や、サーバ装置100からの各種情報の要求を受信することができる。
(処理部33)
処理部33は、表示部12等を含め、端末装置10全体を制御する。例えば、処理部33は、送信部31によって送信される各種情報や、受信部32によって受信されたサーバ装置100からの各種情報を表示部12へ出力して表示させることができる。
また、処理部33は、取得部33Aと、判定部33Bと、選定部33Cと、表示制御部33Dとを有する。
(取得部33A)
取得部33Aは、災害発生時、又は災害の警報・注意報の発令時に、測位部14又はセンサ部20を用いて、利用者Uの位置情報を取得する。なお、取得部33Aは、少なくとも、災害発生時、又は災害の警報・注意報の発令時に、リアルタイムに利用者Uの位置情報を取得できていればよい。実際には、取得部33Aは、常時、又は定期的に、利用者Uの位置情報を取得してもよい。また、取得部33Aは、通信部11を介して、取得した位置情報をサーバ装置100に提供してもよい。
(判定部33B)
判定部33Bは、取得された位置情報に基づいて、利用者Uが問題のあるエリアに所在するか否かを判定する。このとき、判定部33Bは、通信部11を介して、サーバ装置100と連携してもよい。
(選定部33C)
選定部33Cは、取得された位置情報に基づいて、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを選定する。このとき、選定部33Cは、通信部11を介して、サーバ装置100と連携してもよい。
例えば、選定部33Cは、発生した又は発生が予想される災害の種類に応じて異なる避難場所を選定する。また、選定部33Cは、利用者U又は同行者の移動能力に応じて避難場所を選定する。また、選定部33Cは、避難場所ごとに、複数の避難ルートを選定する。
また、選定部33Cは、発生した又は発生が予想される災害の種類に応じて異なる避難ルートを選定する。
このとき、選定部33Cは、リアルタイムに、取得された位置情報に基づいて、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを選定してもよい。
また、別の観点では、選定部33Cは、利用者Uが問題のあるエリアに所在する場合は、直ちに位置情報が示す位置から問題のあるエリアの外の中継地へと向かう第1避難ルートと、中継地から避難場所までの第2避難ルートとを選定する。
このとき、選定部33Cは、複数の中継地の各々と、各中継地までの第1避難ルートとを選定してもよい。また、選定部33Cは、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの第2避難ルートとを選定してもよい。
選定部33Cは、リアルタイムに、中継地及び第1避難ルート、又は避難場所及び第2避難ルートを選定してもよい。
(表示制御部33D)
表示制御部33Dは、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを地図上に重畳表示する。このとき、表示制御部33Dは、通信部11を介して、サーバ装置100と連携してもよい。
例えば、表示制御部33Dは、すでに発災した災害エリア及び被災する可能性がある危険エリアを回避する避難ルートを表示する。また、表示制御部33Dは、すでに発災した災害エリアは無条件で回避し、被災する可能性がある危険エリアは回避か通行かをユーザが選択できるように避難ルートを表示する。
また、表示制御部33Dは、避難場所ごとに、複数の避難ルートを地図上に重畳表示する。
このとき、表示制御部33Dは、リアルタイムに、複数の避難場所の各々、又は各避難場所までの避難ルートが更新された際に、地図上の表示を更新し、更新後の避難場所、又は更新後の避難ルートを地図上に重畳表示してもよい。
また、別の観点では、表示制御部33Dは、中継地と第1避難ルートと、避難場所と第2避難ルートとを地図上に重畳表示する。
例えば、表示制御部33Dは、避難ルートの途中にあるエリアごとの災害危険情報と、避難ルートとを地図上に重畳表示する。また、表示制御部33Dは、避難ルートの途中にあるエリアごとの災害危険情報を、ルート上の通過地点を示すルート詳細画面の各地点に重畳表示する。このとき、表示制御部33Dは、災害危険情報として、災害危険度に応じたエリアの種類を表示する。例えば、表示制御部33Dは、エリアの種類として、すでに発災した災害エリア、被災する可能性がある危険エリア、又は安全エリアを示す情報を表示する。
このとき、表示制御部33Dは、複数の中継地の各々と、各中継地までの第1避難ルートとを地図上に重畳表示してもよい。また、表示制御部33Dは、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの第2避難ルートとを地図上に重畳表示してもよい。
表示制御部33Dは、リアルタイムに、中継地及び第1避難ルート、又は避難場所及び第2避難ルートが更新された際に、地図上の表示を更新し、更新後の中継地及び第1避難ルート、又は更新後の避難場所及び第2避難ルートを地図上に重畳表示してもよい。
(記憶部40)
記憶部40は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部40には、各種プログラムや各種データ等が記憶される。
〔4.サーバ装置の構成例〕
次に、図4を用いて、実施形態に係るサーバ装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係るサーバ装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、サーバ装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを備える。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。また、通信部110は、ネットワークN(図2参照)と有線又は無線で接続される。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、HDD、SSD、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図4に示すように、記憶部120は、利用者情報データベース121と、履歴情報データベース122と、避難情報データベース123とを有する。
(利用者情報データベース121)
利用者情報データベース121は、利用者Uに関する利用者情報を記憶する。例えば、利用者情報データベース121は、利用者Uの属性等の種々の情報を記憶する。図5は、利用者情報データベース121の一例を示す図である。図5に示した例では、利用者情報データベース121は、「利用者ID(Identifier)」、「年齢」、「性別」、「自宅」、「勤務地」、「興味」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。なお、「利用者ID」は、利用者Uの連絡先(電話番号、メールアドレス等)であってもよいし、利用者Uの端末装置10を識別するための識別情報であってもよい。
また、「年齢」は、利用者IDにより識別される利用者Uの年齢を示す。なお、「年齢」は、利用者Uの具体的な年齢(例えば35歳など)を示す情報であってもよいし、利用者Uの年代(例えば30代など)を示す情報であってもよい。あるいは、「年齢」は、利用者Uの生年月日を示す情報であってもよいし、利用者Uの世代(例えば80年代生まれなど)を示す情報であってもよい。また、「性別」は、利用者IDにより識別される利用者Uの性別を示す。
また、「自宅」は、利用者IDにより識別される利用者Uの自宅の位置情報を示す。なお、図5に示す例では、「自宅」は、「LC11」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「自宅」は、地域名や住所であってもよい。
また、「勤務地」は、利用者IDにより識別される利用者Uの勤務地(学生の場合は学校)の位置情報を示す。なお、図5に示す例では、「勤務地」は、「LC12」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「勤務地」は、地域名や住所であってもよい。
また、「興味」は、利用者IDにより識別される利用者Uの興味を示す。すなわち、「興味」は、利用者IDにより識別される利用者Uが関心の高い対象を示す。例えば、「興味」は、利用者Uが検索エンジンに入力して検索した検索クエリ(キーワード)等であってもよい。なお、図5に示す例では、「興味」は、各利用者Uに1つずつ図示するが、複数であってもよい。
例えば、図5に示す例において、利用者ID「U1」により識別される利用者Uの年齢は、「20代」であり、性別は、「男性」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、自宅が「LC11」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、勤務地が「LC12」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、「スポーツ」に興味があることを示す。
ここで、図5に示す例では、「U1」、「LC11」及び「LC12」といった抽象的な値を用いて図示するが、「U1」、「LC11」及び「LC12」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。以下、他の情報に関する図においても、抽象的な値を図示する場合がある。
なお、利用者情報データベース121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、利用者情報データベース121は、利用者Uの端末装置10に関する各種情報を記憶してもよい。また、利用者情報データベース121は、利用者Uのデモグラフィック(人口統計学的属性)、サイコグラフィック(心理学的属性)、ジオグラフィック(地理学的属性)、ベヘイビオラル(行動学的属性)等の属性に関する情報を記憶してもよい。例えば、利用者情報データベース121は、氏名、家族構成、出身地(地元)、職業、職位、収入、資格、居住形態(戸建、マンション等)、車の有無、通学・通勤時間、通学・通勤経路、定期券区間(駅、路線等)、利用頻度の高い駅(自宅・勤務地の最寄駅以外)、習い事(場所、時間帯等)、趣味、興味、ライフスタイル等の情報を記憶してもよい。
(履歴情報データベース122)
履歴情報データベース122は、利用者Uの行動を示す履歴情報(ログデータ)に関する各種情報を記憶する。図6は、履歴情報データベース122の一例を示す図である。図6に示した例では、履歴情報データベース122は、「利用者ID」、「位置履歴」、「検索履歴」、「閲覧履歴」、「購入履歴」、「投稿履歴」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。また、「位置履歴」は、利用者Uの位置や移動の履歴である位置履歴を示す。また、「検索履歴」は、利用者Uが入力した検索クエリの履歴である検索履歴を示す。また、「閲覧履歴」は、利用者Uが閲覧したコンテンツの履歴である閲覧履歴を示す。また、「購入履歴」は、利用者Uによる購入の履歴である購入履歴を示す。また、「投稿履歴」は、利用者Uによる投稿の履歴である投稿履歴を示す。なお、「投稿履歴」は、利用者Uの所有物に関する質問を含んでいてもよい。
例えば、図6に示す例において、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、「位置履歴#1」の通りに移動し、「検索履歴#1」の通りに検索し、「閲覧履歴#1」の通りにコンテンツを閲覧し、「購入履歴#1」の通りに所定の店舗等で所定の商品等を購入し、「投稿履歴#1」の通りに投稿したことを示す。
ここで、図6に示す例では、「U1」、「位置履歴#1」、「検索履歴#1」、「閲覧履歴#1」、「購入履歴#1」及び「投稿履歴#1」といった抽象的な値を用いて図示するが、「U1」、「位置履歴#1」、「検索履歴#1」、「閲覧履歴#1」、「購入履歴#1」及び「投稿履歴#1」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。
なお、履歴情報データベース122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、履歴情報データベース122は、利用者Uの所定のサービスの利用履歴等を記憶してもよい。また、履歴情報データベース122は、利用者Uの実店舗の来店履歴又は施設の訪問履歴等を記憶してもよい。また、履歴情報データベース122は、利用者Uの端末装置10を用いた決済(電子決済)での決済履歴等を記憶してもよい。
(避難情報データベース123)
避難情報データベース123は、避難場所と避難ルートに関する各種情報を記憶する。図7は、避難情報データベース123の一例を示す図である。図7に示した例では、避難情報データベース123は、「災害の種類」、「エリアの種類」、「利用者ID」、「移動能力」、「避難場所」、「避難ルート」、「ルートの種類」といった項目を有する。
「災害の種類」は、発生した又は発生が予想される災害の種類を示す。なお、災害は、自然災害に限らず、人為災害を含む。自然災害は、例えば地震、津波、台風、洪水、土砂崩れ、火山噴火、雪害、山火事、竜巻等である。人為災害は、例えば火災(火事)、人為災害等である。また、「エリアの種類」は、エリアの災害危険度を示す。例えば、エリアの種類は、災害エリア、危険エリア、安全エリア等を示す。また、「利用者ID」は、エリアに所在している利用者Uを識別するための識別情報を示す。また、「移動能力」は、利用者Uの移動能力を示す。なお、移動能力は、ユーザ本人の移動能力に限らず、同行者の移動能力であってもよい。また、「避難場所」は、災害の種類と利用者Uの移動能力に応じた避難場所を示す。なお、避難場所は、中継地であってもよい。また、「避難ルート」は、避難場所までの避難ルートを示す。また、「ルートの種類」は、避難ルートの種類を示す。
例えば、図7に示す例において、災害「地震」の発生時、又は警報・注意報の発令時に、「危険」エリアに所在する利用者ID「U1」により識別される利用者U(本人又は同行者)の移動能力は「車いす」に依存し、複数の避難場所として「場所#A1」、「場所#A2」等が選定され、避難場所ごとに避難経路「ルート#A11」、「ルート#A12」等が選定され、避難経路「ルート#A11」は「安全」な避難ルートであることを示す。
ここで、図7に示す例では、「U1」、「避難場所#A1」、「避難場所#A2」、ルート#A11」及び「ルート#A12」といった抽象的な値を用いて図示するが、「U1」、「避難場所#A1」、「避難場所#A2」、ルート#A11」及び「ルート#A12」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。
なお、避難情報データベース123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、避難情報データベース123は、避難ルート上の通過地点ごとのエリアの種別を記憶してもよい。また、避難情報データベース123は、複数の中継地と、各中継地までの第1避難ルートと、複数の避難場所と、各避難場所までの第2避難ルートとの組を記憶してもよい。また、避難情報データベース123は、地図上でのエリアの種類(又は避難ルートの種類)ごとの表示態様(色分け、模様等)の設定情報を記憶してもよい。
(制御部130)
図4に戻り、説明を続ける。制御部130は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって、サーバ装置100の内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等の記憶領域を作業領域として実行されることにより実現される。図4に示す例では、制御部130は、取得部131と、判定部132と、選定部133と、提供部134と、学習部135とを有する。
(取得部131)
取得部131は、利用者U(ユーザ)により入力された検索クエリを取得する。例えば、取得部131は、利用者Uが検索エンジン等に検索クエリを入力してキーワード検索を行った際に、通信部110を介して、当該検索クエリを取得する。すなわち、取得部131は、通信部110を介して、利用者Uにより検索エンジンやサイト又はアプリの検索窓に入力されたキーワードを取得する。
また、取得部131は、通信部110を介して、利用者Uに関する利用者情報を取得する。例えば、取得部131は、利用者Uの端末装置10から、利用者Uを示す識別情報(利用者ID等)や、利用者Uの位置情報、利用者Uの属性情報等を取得する。また、取得部131は、利用者Uのユーザ登録時に、利用者Uを示す識別情報や、利用者Uの属性情報等を取得してもよい。そして、取得部131は、利用者情報を、記憶部120の利用者情報データベース121に登録する。
また、取得部131は、通信部110を介して、利用者Uの行動を示す各種の履歴情報(ログデータ)を取得する。例えば、取得部131は、利用者Uの端末装置10から、あるいは利用者ID等に基づいて各種サーバ等から、利用者Uの行動を示す各種の履歴情報を取得する。そして、取得部131は、各種の履歴情報を、記憶部120の履歴情報データベース122に登録する。
また、取得部131は、災害発生時、又は災害の警報・注意報の発令時に、通信部110を介して、利用者Uの位置情報を取得する。なお、取得部131は、少なくとも、災害発生時、又は災害の警報・注意報の発令時に、リアルタイムに利用者Uの位置情報を取得できていればよい。実際には、取得部131は、常時、又は定期的に、利用者Uの位置情報を取得してもよい。
(判定部132)
判定部132は、取得された利用者Uの位置情報に基づいて、利用者Uが問題のあるエリアに所在するか否かを判定する。このとき、判定部132は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10と連携してもよい。
(選定部133)
選定部133は、取得された利用者Uの位置情報に基づいて、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを選定する。このとき、選定部133は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10と連携してもよい。
例えば、選定部133は、発生した又は発生が予想される災害の種類に応じて異なる避難場所を選定する。また、選定部133は、利用者U又は同行者の移動能力に応じて避難場所を選定する。また、選定部133は、避難場所ごとに、複数の避難ルートを選定する。
また、選定部133は、発生した又は発生が予想される災害の種類に応じて異なる避難ルートを選定する。
このとき、選定部133は、リアルタイムに、取得された利用者Uの位置情報に基づいて、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを選定してもよい。
また、別の観点では、選定部133は、利用者Uが問題のあるエリアに所在する場合は、直ちに位置情報が示す位置から問題のあるエリアの外の中継地へと向かう第1避難ルートと、中継地から避難場所までの第2避難ルートとを選定する。
このとき、選定部133は、複数の中継地の各々と、各中継地までの第1避難ルートとを選定してもよい。また、選定部133は、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの第2避難ルートとを選定してもよい。
選定部133は、リアルタイムに、中継地及び第1避難ルート、又は避難場所及び第2避難ルートを選定してもよい。
(提供部134)
提供部134は、利用者Uの端末装置10に対して、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを地図上に重畳表示させるための情報(例えば、表示用データ及び/又は指令、あるいは重畳表示された地図データ自体)を提供する。このとき、提供部134は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10と連携してもよい。
例えば、提供部134は、すでに発災した災害エリア及び被災する可能性がある危険エリアを回避する避難ルートを表示させるための情報を提供する。また、提供部134は、すでに発災した災害エリアは無条件で回避し、被災する可能性がある危険エリアは回避か通行かをユーザが選択できるように避難ルートを表示させるための情報を提供する。
また、提供部134は、避難場所ごとに、複数の避難ルートを地図上に重畳表示させるための情報を提供する。
このとき、提供部134は、リアルタイムに、複数の避難場所の各々、又は各避難場所までの避難ルートが更新された際に、地図上の表示を更新し、更新後の避難場所、又は更新後の避難ルートを地図上に重畳表示させるための情報を提供してもよい。
また、別の観点では、提供部134は、中継地と第1避難ルートと、避難場所と第2避難ルートとを地図上に重畳表示させるための情報を提供する。
例えば、提供部134は、避難ルートの途中にあるエリアごとの災害危険情報と、避難ルートとを地図上に重畳表示させるための情報を提供する。また、提供部134は、避難ルートの途中にあるエリアごとの災害危険情報を、ルート上の通過地点を示すルート詳細画面の各地点に重畳表示させるための情報を提供する。このとき、提供部134は、災害危険情報として、災害危険度に応じたエリアの種類を表示させるための情報を提供する。例えば、提供部134は、エリアの種類として、すでに発災した災害エリア、被災する可能性がある危険エリア、又は安全エリアを示す情報を表示させるための情報を提供する。
このとき、提供部134は、複数の中継地の各々と、各中継地までの第1避難ルートとを地図上に重畳表示させるための情報を提供してもよい。また、提供部134は、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの第2避難ルートとを地図上に重畳表示させるための情報を提供してもよい。
提供部134は、リアルタイムに、中継地及び第1避難ルート、又は避難場所及び第2避難ルートが更新された際に、地図上の表示を更新し、更新後の中継地及び第1避難ルート、又は更新後の避難場所及び第2避難ルートを地図上に重畳表示させるための情報を提供してもよい。
(学習部135)
学習部135は、災害の種類(及び利用者Uのユーザ属性)と避難場所(及び中継地)とその避難場所(及び中継地)までの避難ルートとの組を学習データとして機械学習を行い、災害の種類(及び利用者Uのユーザ属性)を入力すると、避難場所(及び中継地)と、その避難場所(及び中継地)までの避難ルートとを出力する推定モデルを生成/更新する。そして、学習部135は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10に、生成/更新された推定モデルを提供する。
なお、実際には、学習部135は、災害の種類(及び利用者Uのユーザ属性)と、避難場所(及び中継地)とを入力すると、推定結果としてその避難場所(及び中継地)までの避難ルートを出力する推定モデルを生成/更新してもよい。すなわち、入力データと出力データの組合せについては任意である。
また、学習部135は、連合学習により、利用者Uの端末装置10から取得した学習結果を統合し、推定モデルを生成/更新してもよい。
〔5.処理手順〕
次に、図8を用いて実施形態に係るサーバ装置100による処理手順について説明する。図8は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、端末装置10の制御部30及び/又はサーバ装置100の制御部130によって繰り返し実行される。
例えば、図8に示すように、端末装置10の取得部33A(及び/又はサーバ装置100の取得部131)は、災害時(災害発生時、又は災害の警報・注意報の発令時)に、利用者Uの位置情報を取得する(ステップS101)。
続いて、端末装置10の判定部33B(及び/又はサーバ装置100の判定部132)は、取得された利用者Uの位置情報に基づいて、利用者Uが問題のあるエリアに所在するか否かを判定する(ステップS102)。
続いて、端末装置10の選定部33C(及び/又はサーバ装置100の選定部133)は、利用者Uが問題のあるエリアに所在すると判定された場合(ステップS102:Yes)、直ちに位置情報が示す位置から問題のあるエリアの外へ脱出するため、エリアの外にある中継地(複数でも可)を選定する(ステップS103)。
続いて、端末装置10の選定部33C(及び/又はサーバ装置100の選定部133)は、中継地へと向かう第1避難ルートを選定する(ステップS104)。
続いて、端末装置10の選定部33C(及び/又はサーバ装置100の選定部133)は、複数の避難場所(避難地)の各々を選定する(ステップS105)。
このとき、端末装置10の選定部33C(及び/又はサーバ装置100の選定部133)は、利用者Uが問題のあるエリアに所在すると判定された場合(ステップS102:Yes)、中継地から向かうことが可能な複数の避難場所の各々を選定する。なお、各避難場所を選定するのは、利用者Uが中継地に到着/接近した時点からでもよい。
また、端末装置10の選定部33C(及び/又はサーバ装置100の選定部133)は、利用者Uが問題のあるエリアに所在すると判定されなかった場合/問題のあるエリアに所在していないと判定された場合(ステップS102:No)、取得された利用者Uの位置情報から直接向かうことが可能な複数の避難場所の各々を選定する。
続いて、端末装置10の選定部33C(及び/又はサーバ装置100の選定部133)は、各避難場所へと向かう避難ルートを選定する(ステップS106)。
このとき、端末装置10の選定部33C(及び/又はサーバ装置100の選定部133)は、利用者Uが問題のあるエリアに所在すると判定された場合(ステップS102:Yes)、中継地から向かうことが可能な各避難場所へと向かう第2避難ルートを選定する。なお、第2避難ルートを選定するのは、利用者Uが中継地に到着/接近した時点からでもよい。
また、端末装置10の選定部33C(及び/又はサーバ装置100の選定部133)は、利用者Uが問題のあるエリアに所在すると判定されなかった場合/問題のあるエリアに所在していないと判定された場合(ステップS102:No)、取得された利用者Uの位置情報から直接向かうことが可能な各避難場所へと向かう避難ルートを選定する。
続いて、端末装置10の表示制御部33D(及び/又はサーバ装置100の提供部134)は、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを地図上に重畳表示する(ステップS107)。
なお、サーバ装置100の提供部134の場合は、利用者Uの端末装置10に対して、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを地図上に重畳表示させるための情報を提供する。
このとき、端末装置10の表示制御部33D(及び/又はサーバ装置100の提供部134)は、利用者Uが問題のあるエリアに所在すると判定された場合(ステップS102:Yes)、中継地と、第1避難ルートと、避難場所と、第2避難ルートとを地図上に重畳表示する。
なお、端末装置10の表示制御部33D(及び/又はサーバ装置100の提供部134)は、利用者Uが問題のあるエリアに所在すると判定された場合(ステップS102:Yes)、まず中継地と第1避難ルートのみ地図上に重畳表示し、利用者Uが中継地に到着した後に、避難場所と第2避難ルートとを地図上に重畳表示するようにしてもよい。
続いて、サーバ装置100の学習部135は、災害の種類(及び利用者Uのユーザ属性)と避難場所(及び中継地)とその避難場所(及び中継地)までの避難ルートとの組を学習データとして機械学習を行う(ステップS108)。
このとき、サーバ装置100の学習部135(又は取得部131)は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10から学習データとして、災害の種類(及び利用者Uのユーザ属性)と避難場所(及び中継地)とその避難場所(及び中継地)までの避難ルートとの組に関する情報を取得してもよい。
続いて、サーバ装置100の学習部135は、機械学習により、災害の種類(及び利用者Uのユーザ属性)を入力すると、避難場所(及び中継地)と、その避難場所(及び中継地)までの避難ルートとを出力する推定モデルを生成/更新する(ステップS109)。
このとき、サーバ装置100の学習部135(又は提供部134)は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10に、生成/更新された推定モデルを提供してもよい。これにより、利用者Uの端末装置10は、生成/更新された推定モデルを用いて、より高精度に、避難場所(及び中継地)と、その避難場所(及び中継地)までの避難ルートとを選定することができるようになる。
〔6.変形例〕
上述した端末装置10及びサーバ装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
上記の実施形態において、サーバ装置100が実行している処理の一部又は全部は、実際には、端末装置10が実行してもよい。例えば、スタンドアローン(Stand-alone)で(端末装置10単体で)処理が完結してもよい。この場合、端末装置10に、上記の実施形態におけるサーバ装置100の機能が備わっているものとする。また、上記の実施形態では、端末装置10はサーバ装置100と連携しているため、利用者Uから見れば、サーバ装置100の処理も端末装置10が実行しているように見える。すなわち、他の観点では、端末装置10は、サーバ装置100を備えているともいえる。
また、上記の実施形態において、利用者Uの端末装置10は、災害時などの非常時に、災害の発生を検知して(又は防災情報に基づいて)、上記の実施形態に係る複数の避難場所(及び/又は中継地)と各避難場所までの避難ルートを地図上に重畳表示するアプリを自動的に起動してもよい。あるいは、利用者Uの端末装置10は、災害時などの非常時に、メッセージやポップアップで災害の警報(又は注意報)を表示するとともに、表示された警報がタップ又はクリックされた際に、アプリを起動してもよい。
また、上記の実施形態において、利用者Uの端末装置10は、災害時などの非常時に、利用者Uの位置情報に基づき、利用者Uが災害エリア又は危険エリアに所在すると判定された場合に、上記の実施形態に係る複数の避難場所と各避難場所までの避難ルートを地図上に重畳表示するアプリを自動的に起動してもよいし、メッセージやポップアップで災害の警報(又は注意報)を表示するとともに、表示された警報がタップ又はクリックされた際に、アプリを起動してもよい。
また、上記の実施形態において、利用者Uの端末装置10は、自然災害や人為災害に限らず、利用者Uに害が及ぶような重大な事件や事故等の発生時にも、上記の実施形態に係る複数の避難場所(及び/又は中継地)と各避難場所までの避難ルートを地図上に重畳表示するアプリを自動的に起動してもよい。すなわち、利用者Uの端末装置10は、何らかの避難を余儀なくされる事態が発生した時に、上記の実施形態に係る複数の避難場所と各避難場所までの避難ルートを地図上に重畳表示するアプリを自動的に起動してもよい。例えば、利用者Uの端末装置10は、有害物質や病原菌の流出・拡散、感染症の流行、害獣被害(獣害)等が発生した時に、上記の実施形態に係る複数の避難場所と各避難場所までの避難ルートを地図上に重畳表示するアプリを自動的に起動してもよい。
また、上記の実施形態において、利用者Uの端末装置10は、自然災害や人為災害に限らず、環境の変化により利用者Uが被害を受ける可能性があり一時的にその場から避難する必要が生じた時に、上記の実施形態に係る複数の避難場所(及び/又は中継地)と各避難場所までの避難ルートを地図上に重畳表示するアプリを自動的に起動してもよい。例えば、利用者Uの端末装置10は、災害ではないにせよ、雨、雪、風、雷、花粉、PM2.5、気温、紫外線等の警報・注意報が発令された時に、上記の実施形態に係る複数の避難場所(及び/又は中継地)と各避難場所までの避難ルートを地図上に重畳表示するアプリを自動的に起動してもよい。
また、上記の実施形態において、利用者Uの端末装置10は、アプリ機能により又はサーバ装置100と連携し、利用者Uの位置情報と災害に関する情報とに基づき、利用者Uが避難するべきかその場に留まるべきかを判定してもよい。例えば、利用者Uの端末装置10は、利用者Uがすでに避難場所(又は避難場所に相当する安全な場所)にいる場合、すなわち、移動しなくてもよい/移動しない方が好ましい場所にいる場合には、避難場所及び避難ルートを表示する代わりに、移動しなくてもよい/移動しない方が好ましい旨(又はその場に留まることを勧める旨)を表示してもよい。また、利用者Uの端末装置10は、災害時でも、利用者Uが移動しなくてもよい/移動しない方が好ましいと判定された場合には、上記の実施形態に係る複数の避難場所と各避難場所までの避難ルートを地図上に重畳表示しないようにしてもよい。すなわち、避難する必要がないと判定された場合には、避難場所と避難ルートを案内しないようにしてもよい。
〔7.効果〕
上述してきたように、本願に係る情報処理装置(端末装置10及びサーバ装置100)は、災害発生時、又は災害の警報・注意報の発令時に、利用者Uの位置情報を取得する取得部33Aと、取得された位置情報に基づいて、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを選定する選定部33Cと、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを地図上に重畳表示する表示制御部33Dと、を備えることを特徴とする。
選定部33Cは、発生した又は発生が予想される災害の種類に応じて異なる避難場所を選定する。
表示制御部33Dは、すでに発災した災害エリア及び被災する可能性がある危険エリアを回避する避難ルートを表示する。
表示制御部33Dは、すでに発災した災害エリアは無条件で回避し、被災する可能性がある危険エリアは回避か通行かをユーザが選択できるように避難ルートを表示する。
選定部33Cは、利用者U又は同行者の移動能力に応じて避難場所を選定する。
選定部33Cは、避難場所ごとに、複数の避難ルートを選定する。表示制御部33Dは、避難場所ごとに、複数の避難ルートを地図上に重畳表示する。
選定部33Cは、発生した又は発生が予想される災害の種類に応じて異なる避難ルートを選定する。
選定部33Cは、リアルタイムに、取得された位置情報に基づいて、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを選定する。表示制御部33Dは、複数の避難場所の各々、又は各避難場所までの避難ルートが更新された際に、地図上の表示を更新し、更新後の避難場所、又は更新後の避難ルートを地図上に重畳表示する。
また、別の観点では、本願に係る情報処理装置は、災害発生時、又は災害の警報・注意報の発令時に、利用者Uの位置情報を取得する取得部33Aと、取得された位置情報に基づいて、利用者Uが問題のあるエリアに所在するか否かを判定する判定部33Bと、利用者Uが問題のあるエリアに所在する場合は、直ちに位置情報が示す位置から問題のあるエリアの外の中継地へと向かう第1避難ルートと、中継地から避難場所までの第2避難ルートとを選定する選定部33Cと、中継地と第1避難ルートと、避難場所と第2避難ルートとを地図上に重畳表示する表示制御部33Dと、を備えることを特徴とする。
表示制御部33Dは、避難ルートの途中にあるエリアごとの災害危険情報と、避難ルートとを地図上に重畳表示する。
表示制御部33Dは、避難ルートの途中にあるエリアごとの災害危険情報を、ルート上の通過地点を示すルート詳細画面の各地点に重畳表示する。
表示制御部33Dは、災害危険情報として、災害危険度に応じたエリアの種類を表示する。
表示制御部33Dは、エリアの種類として、すでに発災した災害エリア、被災する可能性がある危険エリア、又は安全エリアを示す情報を表示する。
選定部33Cは、複数の中継地の各々と、各中継地までの第1避難ルートとを選定する。表示制御部33Dは、複数の中継地の各々と、各中継地までの第1避難ルートとを地図上に重畳表示する。
選定部33Cは、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの第2避難ルートとを選定する。表示制御部33Dは、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの第2避難ルートとを地図上に重畳表示する。
選定部33Cは、リアルタイムに、中継地及び第1避難ルート、又は避難場所及び第2避難ルートを選定する。表示制御部33Dは、中継地及び第1避難ルート、又は避難場所及び第2避難ルートが更新された際に、地図上の表示を更新し、更新後の中継地及び第1避難ルート、又は更新後の避難場所及び第2避難ルートを地図上に重畳表示する。
上述した各処理のいずれかもしくは組合せにより、本願に係る情報処理装置は、災害時に複数の避難場所までの避難経路を自動的に表示することができる。
〔8.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る端末装置10やサーバ装置100は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、サーバ装置100を例に挙げて説明する。図9は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力I/F(Interface)1060、入力I/F1070、ネットワークI/F1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。演算装置1030は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等により実現される。
一次記憶装置1040は、RAM(Random Access Memory)等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。二次記憶装置1050は、内蔵ストレージであってもよいし、外付けストレージであってもよい。また、二次記憶装置1050は、USB(Universal Serial Bus)メモリやSD(Secure Digital)メモリカード等の取り外し可能な記憶媒体であってもよい。また、二次記憶装置1050は、クラウドストレージ(オンラインストレージ)やNAS(Network Attached Storage)、ファイルサーバ等であってもよい。
出力I/F1060は、ディスプレイ、プロジェクタ、及びプリンタ等といった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインターフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力I/F1070は、マウス、キーボード、キーパッド、ボタン、及びスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインターフェースであり、例えば、USB等により実現される。
また、出力I/F1060及び入力I/F1070はそれぞれ出力装置1010及び入力装置1020と無線で接続してもよい。すなわち、出力装置1010及び入力装置1020は、ワイヤレス機器であってもよい。
また、出力装置1010及び入力装置1020は、タッチパネルのように一体化していてもよい。この場合、出力I/F1060及び入力I/F1070も、入出力I/Fとして一体化していてもよい。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、又は半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。
ネットワークI/F1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力I/F1060や入力I/F1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000がサーバ装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器から取得したプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行してもよい。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器と連携し、プログラムの機能やデータ等を他の機器の他のプログラムから呼び出して利用してもよい。
〔9.その他〕
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上述したサーバ装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 端末装置
33 処理部
33A 取得部
33B 判定部
33C 選定部
33D 表示制御部
100 サーバ装置
110 通信部
120 記憶部
121 利用者情報データベース
122 履歴情報データベース
123 避難情報データベース
130 制御部
131 取得部
132 判定部
133 選定部
134 提供部
135 学習部

Claims (10)

  1. 災害発生時、又は災害の警報・注意報の発令時に、利用者の位置情報を取得する取得部と、
    取得された前記位置情報に基づいて、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを選定する選定部と、
    前記複数の避難場所の各々と、前記各避難場所までの避難ルートとを地図上に重畳表示する表示制御部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記選定部は、発生した又は発生が予想される災害の種類に応じて異なる避難場所を選定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御部は、すでに発災した災害エリア及び被災する可能性がある危険エリアを回避する避難ルートを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御部は、すでに発災した災害エリアは無条件で回避し、被災する可能性がある危険エリアは回避か通行かをユーザが選択できるように避難ルートを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記選定部は、前記利用者又は同行者の移動能力に応じて避難場所を選定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記選定部は、避難場所ごとに、複数の避難ルートを選定し、
    前記表示制御部は、避難場所ごとに、複数の避難ルートを地図上に重畳表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記選定部は、発生した又は発生が予想される災害の種類に応じて異なる避難ルートを選定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記選定部は、リアルタイムに、取得された前記位置情報に基づいて、前記複数の避難場所の各々と、前記各避難場所までの避難ルートとを選定し、
    前記表示制御部は、前記複数の避難場所の各々、又は前記各避難場所までの避難ルートが更新された際に、地図上の表示を更新し、更新後の避難場所、又は更新後の避難ルートを地図上に重畳表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    災害発生時、又は災害の警報・注意報の発令時に、利用者の位置情報を取得する取得工程と、
    取得された前記位置情報に基づいて、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを選定する選定工程と、
    前記複数の避難場所の各々と、前記各避難場所までの避難ルートとを地図上に重畳表示する表示制御工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. 災害発生時、又は災害の警報・注意報の発令時に、利用者の位置情報を取得する取得手順と、
    取得された前記位置情報に基づいて、複数の避難場所の各々と、各避難場所までの避難ルートとを選定する選定手順と、
    前記複数の避難場所の各々と、前記各避難場所までの避難ルートとを地図上に重畳表示する表示制御手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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