JP2024042199A - 吸気構造および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気構造等において、送風機に接続される流路の吸気口から取り込んだ空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機を通して運ばれることを、流路の所定の位置に、流路空間に対して開口する窪み空間を有する窪み部を設けない場合又は吸気口から取り込んだ空気の流れの上流側に傾く斜面を有する突出部を設けない場合に比べて、抑制する。【解決手段】吸気構造1Aは、送風機10と、空気を吸い込む吸気口23と、吸気口23から吸い込まれた空気が送風機10まで流されるように接続される流路空間21を有する流路20と、流路20のうち吸気口23に接近した位置に流路空間21の外側に突出するよう設けられ、流路空間21に対して開口する窪み空間31を有する窪み部30と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、吸気構造および画像形成装置に関するものである。
特許文献1には、吐出口からインクを吐出して記録媒体に記録する記録手段の近傍に空気流を形成する空気流形成手段を有する、吐出口の近傍の空気の少なくとも湿度およびインクミストの含有量のいずれか一方を調整する雰囲気調整システムが記載されている。
また特許文献1には、その雰囲気調整システムにおいて、前記空気流形成手段が、記録手段に隣接して形成され、吐出口の近傍の空気が流出入可能な少なくとも1つの開口が形成された空気流の流路と、その流路の壁面を重力方向下方に向けて流れるようとする液滴が前記開口より滴下するのを阻止する阻止手段を有することが記載されている。
特許文献2には、インクを吐出するプリントヘッドを有するプリント部と、ダクトとファンを有し、そのファンが回転してダクトを通してプリント部の近傍の空間から気体を吸引する吸引機構と、を備えるプリント装置が記載されている。
また特許文献2には、そのプリント装置において、前記ダクトは入口と出口の間に非直線の流路を含み、その流路は入口および出口の一方または両方の周りを少なくとも部分的に取り巻く非直線の断面形状を有し、その非直線の流路の少なくとも外周側には、気体に含まれるインクミストをトラップするための複数個の突起が形成されていることが記載されている。
特許文献3には、循環路の通風ダクトと冷却ダクトとの中間部分は、少なくともその内面の一部が流体抵抗を増大させた連通ダクトを用いてなり、その連通ダクトは湾曲させてなり、その湾曲の外側の内面が蛇腹状になっており、連通ダクトの湾曲の内側の内面が非蛇腹状になっている乾燥機が記載されている。
特開2005-271314号公報(請求項1、図6) 特許第5562216号公報(請求項1、図4) 特許第5068295号公報(請求項1、図1)
本発明は、送風機に接続される流路の吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機を通して運ばれることを、流路の所定の位置に、流路空間に対して開口する窪み空間を有する窪み部を設けない場合又は吸気口から取り込んだ空気の流れの上流側に傾く斜面を有する突出部を設けない場合に比べて、抑制できる吸気構造および画像形成装置を提供するものである。
第1の発明は、
送風機と、
空気を吸い込む吸気口と、前記吸気口から吸い込まれた空気が前記送風機まで流されるように接続される流路空間を有する流路と、
前記流路のうち前記吸気口に接近した位置に前記流路空間の外側に突出するよう設けられ、当該流路空間に対して開口する窪み空間を有する窪み部と、
を備える吸気構造である。
第2の発明は、
送風機と、
空気を吸い込む吸気口と、前記吸気口から吸い込まれた空気が前記送風機まで流されるように接続される流路空間を有する流路と、
前記流路のうち前記送風機に至るまでの位置に前記流路空間の内側に突出するよう設けられ、前記吸い込まれた空気の流れる方向の上流側に傾く斜面を有する突出部と、
を備える吸気構造である。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明の吸気構造において、
前記流路は、前記流路空間の断面積が、前記吸気口から前記送風機の少なくとも手前の位置に至るまでに漸次的又は段階的に増大しているものである。
第4の発明は、上記第1又は第2の発明の吸気構造において、
前記吸気口は、前記送風機よりも下方に配置されているものである。
第5の発明は、上記第1の発明の吸気構造において、
前記窪み部は、前記流路を構成する内壁面のうち前記吸気口から吸い込まれた空気が最初に衝突する内壁面に設けられているものである。
第6の発明は、上記第2の発明の吸気構造において、
前記突出部は、前記流路を構成する内壁面のうち前記吸気口から吸い込まれた空気が最初に衝突する内壁面に設けられているものである。
第7の発明は、上記第1の発明の吸気構造において、
前記窪み部は、前記窪み空間に、前記吸気口から吸い込まれた空気の流れる方向と交差する方向に延びる板が設けられているものである。
第8の発明は、上記第1の発明の吸気構造において、
前記窪み部は、前記窪み空間の深さが当該窪み空間の開口の高さ寸法よりも長いものである。
第9の発明は、上記第1の発明の吸気構造において、
前記窪み部は、前記窪み空間を構成する内壁面のうち前記送風機に近い側にある部分が、当該窪み空間の開口に至るにつれて前記送風機に近づくよう傾く斜面として形成されているものである。
第10の発明は、上記第1の発明の吸気構造において、
前記窪み部は、前記窪み空間の開口付近の底面に水滴の垂れを防ぐ突起部が設けられているものである。
第11の発明は、上記第1又は第2の発明の吸気構造において、
前記流路は、前記吸気口とは別の第二吸気口と、前記第二吸気口から吸い込まれた空気を当該流路のうち前記送風機の手前の位置で前記吸気口から吸い込まれた空気と合流させるよう流す第二流路空間と、を有するものである。
第12の発明は、
筐体と、前記筐体の内部空間に当該筐体の外の空気を吸い込む吸気構造と、を備え、
前記吸気構造が上記第1の発明の吸気構造で構成されている画像形成装置である。
第13の発明は、
筐体と、前記筐体の内部空間に当該筐体の外の空気を吸い込む吸気構造と、を備え、
前記吸気構造が上記第2の発明の吸気構造で構成されている画像形成装置である。
第14の発明は、上記第12又は第13の発明の画像形成装置において、
前記吸気構造における前記吸気口は、前記送風機よりも下方に配置されているものである。
第15の発明は、上記第12又は第13の発明の画像形成装置において、
前記流路は、前記吸気口とは別の第二吸気口と、前記筐体の内部の空気であって前記第二吸気口から吸い込まれた空気を当該流路のうち前記送風機の手前の位置で前記吸気口から吸い込まれた空気と合流させるよう流す第二流路空間とを有するものである。
上記第1および第2の発明の吸気構造によれば、送風機に接続される流路の吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機を通して運ばれることを、流路の所定の位置に、流路空間に対して開口する窪み空間を有する窪み部を設けない場合又は吸気口から取り込んだ空気の流れの上流側に傾く斜面を有する突出部を設けない場合に比べて、抑制できる。
上記第3の発明によれば、流路の流路空間の断面積が吸気口から送風機の少なくとも手前の位置に至るまで同じか又は減少する場合に比べて、吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機を通して運ばれることをより抑制できる。
上記第4の発明によれば、吸気口が送風機よりも上方又は真横に配置されている場合に比べて、吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機に直に達することを抑制できる。
上記第5の発明によれば、窪み部が流路を構成する内壁面のうち吸気口から吸い込まれた空気が最初に衝突する内壁面以外の内壁面に設けられている場合に比べて、吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機を通して運ばれることを抑制できる。
上記第6の発明によれば、突出部が流路を構成する内壁面のうち吸気口から吸い込まれた空気が最初に衝突する内壁面以外の内壁面に設けられている場合に比べて、吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機を通して運ばれることを抑制できる。
上記第7の発明によれば、窪み部の窪み空間に吸気口から取り込んだ空気の流れ方向と交差する方向に延びる板を設けない場合に比べて、吸気口から取り込んだ空気に含まれる水蒸気と埃の双方が送風機を通して運ばれることを抑制できる。
上記第8の発明によれば、窪み空間の深さが窪み空間の開口の高さ寸法と同じか又はそれよりも短い場合に比べて、吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方を窪み空間内に捕集しやすくなる。
上記第9の発明によれば、窪み空間を構成する内壁面のうち送風機に近い側にある内壁面の部分が、窪み空間の開口に至るにつれて送風機に近づくよう傾く斜面で形成されていない場合に比べて、窪み部の上方にある流路空間の内壁面に水蒸気の結露により生じた水滴を、その斜面を伝わせて窪み空間内に捕集することができる。
上記第10の発明によれば、窪み空間の開口付近の底面に水滴の垂れを防ぐ突起部が設けられていない場合に比べて、窪み空間内で捕集された水蒸気の結露した水滴が窪み空間から漏れ出ることを抑制できる。
上記第11の発明によれば、流路が第二吸気口と第二流路空間を有しない場合に比べて、吸気口から吸い込まれた空気に含まれる少なくとも埃が送風機に至る量を抑制することができる。
上記第12および13の発明の画像形成装置によれば、吸気構造において流路の所定の位置に、流路空間に対して開口する窪み空間を有する窪み部を設けない場合又は吸気口から取り込んだ空気の流れの上流側に傾く斜面を有する突出部を設けない場合に比べて、送風機に接続される流路の吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機を通して運ばれることを抑制できる。
上記第14の発明によれば、吸気構造において吸気口が送風機よりも上方又は真横に配置されている場合に比べて、吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機に至ることを抑制できる。
上記第15の発明によれば、吸気構造において流路が第二吸気口と第二流路空間を有しない場合に比べて、吸気口から吸い込まれた空気に含まれる少なくとも埃が送風機に至る量を抑制することができる。
(A)は実施の形態1に係る吸気構造の概要図、(B)は(A)の吸気構造のB-B線に沿う一部断面概要図である。 (A)は図1の吸気構造の拡大した概要図、(B)は(A)の吸気構造における窪み部を示す一部断面概要図および正面概要図である。 図1の吸気構造の動作状態を示す概要図である。 (A)は図2(B)の窪み部の変形例を示す一部断面概要図および正面概要図、(B)は(A)の窪み部の変形例の作用状態を示す一部断面概要図である。 実施の形態2に係る吸気構造の概要図である。 (A)は実施の形態3に係る吸気構造の概要図、(B)は(A)の吸気構造のB-B線に沿う一部断面概要図である。 (A)は図6の吸気構造の拡大した概要図、(B)は(A)の吸気構造における突出部を示す一部断面概要図および正面概要図である。 図6の吸気構造の動作状態を示す概要図である。 実施の形態4に係る吸気構造の概要図である。 (A)は実施の形態5に係る画像形成装置の正面の概要図、(B)は(A)の画像形成装置の左側面の概要図である。 図10の画像形成装置の内部の構成を示す概要図である。 実施の形態1に係る吸気構造を適用した場合の画像形成装置の一部を示す一部断面概要図である。 実施の形態2等における構成を組み合わせた流路を備えた吸気構造を適用した場合の画像形成装置の一部を示す一部断面概要図である。 比較例の吸気構造の概要図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
◎実施の形態1.
図1には、本発明の実施の形態1に係る吸気構造1Aが概念的に示されている。
本明細書および図面では実質的に同一の構成要素に対して同一の符号を付し、本明細書ではその構成要素の重複説明を省略する。
・吸気構造の構成
吸気構造1Aは、図1に示されるように、送風機10と、空気を取り込む吸気口23と吸気口23から取り込んだ空気が送風機10に流されるよう接続される流路空間21を有する流路20とを備えている。
図1に二点鎖線で示される符号100は、吸気構造1Aを適用する適用装置である。また、符号110は、その適用装置100の内部空間を示す。
送風機10は、空気を取り込んで送り先にむけて送り出すことができる機器である。
実施の形態1における送風機10は、内側に貫通した内部空間が形成された枠体11と、枠体11の内部空間に配置されたモータ内蔵の回転軸12と、回転軸12の外周部に取り付けられた送風羽13とで構成されている。
送風機10としては、軸流ファンが使用されるが、他にも遠心ファン等の形式の送風機であってもよく、その形式については特に限定されない。
また、送風機10は、図示しない給電部や制御部等に接続されており、動作時期になると所要の方向に回転駆動する。
流路20は、吸気口23から取り込んだ空気を送風機10まで導いて移動させることができる流路空間21を有する構造部分である。
実施の形態1における流路20は、全体の形状が上下方向に長い角筒状の形状で構成されている。角筒状の形状は、内部空間の断面形状が四角形等の多角形からなる筒の形状か又はその形状に近似した形状である。
より具体的には、流路20は、前方内壁部22a、後方内壁部22b、左内壁部22c、右内壁部22d、上端内壁部22eおよび下端内壁部22fを有した構造物として構成されている。流路空間21は、これら6つの内壁部の各内壁面で囲まれる空間になる。
また、流路20を構成する上記6つの内壁部のうち前方内壁部22aを除いて、後方内壁部22b、左内壁部22c、右内壁部22d、上端内壁部22eおよび下端内壁部22fは、その内壁面の全体がほぼ平面で形成されている。
前方内壁部22aは、その上部の内壁面がほぼ平面で形成されている一方で、その残りの部分の内壁面が後述するような傾斜曲面になっている。また、流路20を構成する上記6つの内壁部22a~22fの内壁面とは反対側の外面の形状については、平面である必要がなく、特に限定されない。
吸気口23は、下端内壁部22fの前方に偏った位置に、開口形状が長方形状からなる開口として形成されている。これにより、吸気口23は、送風機10よりも下方になる位置に配置されている。
吸気口23は、通常、吸気構造1Aを適用する適用装置100の外の空気を冷却等の目的で取り込むよう構成される。
ただし、吸気口23は、用途等に対応して所要の箇所に存在する空気を取り込むように構成されたものであっても差し支えない。また、吸気口23は、必要に応じて、当該適用装置100の外の空気を中継して取り込むために接続される配管等の中継接続部材29(図5参照)を併用して使用するものであってもよい。
また、流路20は、後方内壁部22bの上部に、上端内壁部22eに至るように開口したほぼ四角形の排気口24が設けられている。
排気口24には、送風機10が嵌め込まれるよう取り付けられている。これにより、流路20は、排気口24を介して送風機10に接続されている。
さらに、流路20は、流路空間21の断面積が吸気口23から送風機10の少なくとも手前の位置に至るまでに漸増的に拡大されるよう構成されている。このときの断面積は、流路空間21を空気の流れる方向と交差(ほぼ直交)する方向で切断したときの断面の面積である。
実施の形態1では、前方内壁部22aの内壁面のうち送風機10よりも下方になる内壁面部分を、その吸気口23にある下端から送風機10に近い上端に至る部分までが後方から前方に次第に緩やかに傾くような曲面からなる傾斜曲面22asとして形成している。これにより、流路空間21の断面空間は、その断面積が吸気口23から送風機10に近づくにつれて次第に増大する空間になっている。
このような流路20は、その全体が独立した専用の通気管(ダクト)として構成される。ただし、流路20は、全体が専用に構成されるものに限らず、その内壁部の一部が、例えば吸気構造1Aの適用装置100における一部の構成部品等の他の部品と組み合わせて構成されるものであってもよい。
・窪み部の構成
そして、吸気構造1Aにおいては、図1、図2等に示されるように、流路20のうち吸気口23に接近した位置に、窪み空間31を有する窪み部30が設けられている。
窪み部30は、流路20の流路空間21の外側に所要の寸法で突出し、内部に流路空間21に対して開口する窪み空間31を有する構造部分である。図1や図2における符号31aは、窪み空間31の開口を示す。
窪み部30の窪み空間31は、換言すると、流路空間21に対して袋状に窪んだ空間になっている。
また、上記吸気口23に接近した位置は、例えば、流路空間21のうち吸気口23から送風機10の手前位置までの流路長さを4等分したときに、その吸気口23に最も近い区分の内側に存在するような位置である。
実施の形態1における窪み部30は、下端内壁部32a、上端内壁部32b、奥側内壁部32c、左内壁部32dおよび右内壁部32eを有した構造部分として構成されている。窪み空間31は、これら5つの内壁部32a~32eで囲まれた空間になる。
また、窪み部30は、流路20を構成する内壁面のうち吸気口23から吸い込まれた空気が最初に衝突する内壁面に設けられている。
実施の形態1では、吸気口23が流路20における下端内壁部22fの前方に偏った位置に設けられていることから、その吸気口23から取り込まれた空気E1の一部E1iaは、図2(A)に矢付きの二点鎖線として例示されるように後方内壁部22bの内壁面に最初に衝突するように進む。このため、実施の形態1における窪み部30は、下端内壁部22fの内壁面に設けられている。
吸気口23から取り込まれた空気E1の他の一部E1ibは、図2(A)に例示されるように後方内壁部22bの内壁面に衝突することなく排気口24にむけて流れる。
また、窪み部30は、図2(B)に示されるように、窪み空間31の深さ(窪み長さ)L1が窪み空間31の開口31aの高さ寸法H1よりも長い関係(L1>H1)になっている。ちなみに、窪み空間31の深さL1は、窪み空間31の開口31aの幅寸法W1よりも短い関係(L1<W1)になっている。
さらに、窪み部30は、図2に示されるように、窪み空間31を構成する内壁部の内壁面のうち送風機10に近い側にある部分が、窪み空間31の開口31aに至るにつれて送風機10に近づくよう傾く斜面32bsとして形成されている。
実施の形態1では、上端内壁部32bの内壁面が、奥側内壁部32cから開口31aに近づくにつれて斜め上方に傾く斜面32bsとして形成されている。これにより、窪み空間31は、その高さ寸法が、奥側内壁部32cの内壁面から開口31aに近づくにつれて次第に増大する空間になっている。
吸気構造1Aは、空気を流路に吸い込んで送風機10で所要の送り出すことが要求される用途に使用される。
例えば、吸気構造1Aは、図1に二点鎖線で例示するよう吸気構造1Aを適用する適用装置100の内部空間110における所要の部位に配置され、適用装置100の外の空気を適用装置100の内部空間110内に送り込むように使用される。
吸気構造1Aは、適用装置100の内部空間110に配置することに限らず、適用装置100の外部に配置することも可能である。
・吸気構造の動作
以上の構成からなる吸気構造1Aにおいては、動作時期になると、送風機10が回転駆動し始める。
これにより、吸気構造1Aでは、送風機10による吸引力が発生して流路20の流路空間21内が負圧になり、図3に示されるように、吸気構造1Aの外の空気E1が、吸気口23から流路空間21内に吸込み空気E1iとして吸い込まれる。
吸込み空気E1iの一部E1iaは、図2(A)に示されるように、吸気口23から流路空間21の後方内壁部22bにむけて斜めに流れて後方内壁部22bに最初に衝突するように進む。また、吸込み空気E1iの他の一部E1ibは、図3に示されるように、後方内壁部22bに衝突することなく流路空間21内を送風機10にむけて進む。
続いて、吸込み空気E1iは、流路空間21を通過して送風機10のある排気口24に達するように通過空気E1nとして流される。
通過空気E1nの一部E1naは、図3に示されるように、流路空間21の後方内壁部22bに衝突して通過した後又は後方内壁部22bに接近して通過した後に送風機10に取り込まれるよう進む。通過空気E1nの他の一部E1nbは、図3に示されるように、後方内壁部22bから離れた位置を通過した後に送風機10に取り込まれるよう進む。
最後に、通過空気E1nは、送風機10に取り込まれ、図3に示されるように、送風機10から所要の送り先にむけて送出空気Etとして送り出される。
図1では、送出空気Etは、適用装置100の内部空間110に送り出される用途例が示されている。
そして、吸気構造1Aでは、流路20の吸気口23から流路空間21内に吸い込んだ吸込み空気E1iに水蒸気と埃の少なくとも一方が含まれることが多い。
この場合、吸気構造1Aでは、吸込み空気E1iの一部E1iaが、流路空間21の吸気口23に接近した位置にある窪み部30の開口31aから窪み空間31内に流入するように進む。
この窪み空間31に流入した流入空気E1jは、窪み空間31内で一時的に滞留した後、開口31aから流路空間21内に放出されて送風機10にむけて再び流れる。
つまり、このときの流入空気E1jは、窪み空間31内の奥側内壁部32cの内壁面に衝突して一時的に乱流の状態になって滞留するが、流路空間21内における空気の流れの作用を受けて窪み空間31内で折り返すようにして開口31aから流路空間21内に戻されるよう移動する。
この際、流入空気E1jに比較的多くの水蒸気が含まれているときは、その水蒸気は、流入空気E1jが窪み空間31内の奥側内壁部32cの内壁面に衝突して一時的に滞留するときに、窪み空間31を構成する内壁部32a~32eの各内壁面に接触して飽和水蒸気量を超えた状態になると、結露して水滴になって窪み空間31内に保持されて捕集される。
またこの際、流入空気E1jに比較的多くの埃が含まれているときは、その埃は、流入空気E1jが窪み空間31内で一時的に滞留するときに、窪み空間31を構成する内壁部32a~32eの各内壁面に接触して衝撃を受けつつ流入空気E1jの流れから離脱して、窪み空間31内に残留して捕集されることもある。
したがって、吸気構造1Aによれば、流路20の吸気口23から吸い込まれた空気(吸込み空気E1i)に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機10を通して送り出されるように運ばれることが、流路20Xの所定の位置に窪み部30を設けていない比較例の吸気構造1X(図14)に比べると抑制される。
比較例の吸気構造1Xにおいては、送風機10が回転駆動すると、図14に示されるように、窪み部30が設けられていない流路20Xの吸気口23から空気E1が流路空間21X内に吸込み空気E1iとして吸い込まれる。
そして、吸気構造1Xでは、吸込み空気E1iのうち後方内壁部22bの内壁面に最初に衝突するように進む吸込み空気E1iに水蒸気が含まれていると、その水蒸気の一部が後方内壁部22bの内壁面で結露して水滴95になることがある。また、その水滴95が蓄積されて増えると、流路空間21X内で落下し、しかも、その落下した水滴95が吸気口23から吸気構造1Xの外部に漏れ出てしまうことがある。
また、その吸込み空気E1iに埃が含まれているときには、その埃が、流路空間21X内を通過するように流れた後、送風機10により吸気構造1Xの外部にそのまま送り出されてしまうことがある。
この点、窪み部30を設けている吸気構造1Aでは、吸込み空気E1iに含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機10を通して送り出されることが抑制されるので、比較例の吸気構造1Xで発生する上記水滴の落下や漏れ出しと上記埃の吸気構造1Xの外部への送り出しも抑制される。
ちなみに、吸気構造1Aは、埃を捕獲するフィルタの設置を省略することができる。ただし、吸気構造1Aにおいても、必要であれば、流路20の一部にフィルタを設置しても構わない。
この他、吸気構造1Aにおいては、流路20における流路空間21の断面積が吸気口23から送風機10の少なくとも手前の位置に至るまでに漸増的に拡大されるよう構成されている。
これにより、吸気構造1Aでは、流路空間21の断面積が最も狭い吸気口23付近における吸込み空気E1iの空気の風速が、その断面積が最も広い送風機10の手前の位置における通過空気E1nの風速よりも速く、最大の風速になる。このため、吸込み空気E1iのうち後方内壁部22bの内壁面に最初に衝突するように進む一部E1iaが、吸気口23に接近した位置にある窪み部30の窪み空間31内に送り込まれやすくなる。
この結果、吸気構造1Aによれば、流路20の流路空間21の断面積が吸気口23から送風機10の少なくとも手前の位置に至るまで同じか又は減少する場合に比べると、吸気口23から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機10を通して運ばれることがより抑制される。
また、吸気構造1Aにおいては、窪み部30が、吸気口23から流路空間21内に吸い込まれた空気が最初に衝突する後方内壁部22bの内壁面に設けられている。
このため、吸気構造1Aでは、窪み部30が吸い込まれた空気の最初に衝突する内壁面以外の内壁面に設けられている場合に比べると、吸気口23から吸い込まれた空気が窪み部30の窪み空間31内に入り込みやすくなり、流路空間21内を通過する空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機10を通して運ばれることが抑制されやすくなる。
また、吸気構造1Aにおいては、窪み空間31の深さL1が窪み空間31の開口31aの高さ寸法H1よりも長い関係になっている。
このため、吸気構造1Aでは、窪み空間31の深さL1が窪み空間31の開口31aの高さ寸法H1と同じか又はそれよりも短い場合に比べると、窪み空間31に入り込んだ空気が滞留しやすくなり、吸気口23から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が窪み空間31内に捕集されやすくなる。
さらに、吸気構造1Aにおいては、窪み空間31を構成する内壁部の内壁面のうち送風機10に近い側にある部分である上端内壁部32bの内壁面が、窪み空間31の開口31aに至るにつれて送風機10に近づくよう傾く斜面32bsとして形成されている。
このため、吸気構造1Aでは、窪み空間31を構成する上端内壁部32bの内壁面が上記したような斜面で形成されていない場合に比べると、窪み部30の上方にある流路空間の後方内壁部22bの内壁面に空気中の水蒸気が結露することで生じた水滴が、その斜面32bsを伝わせて窪み空間31内に捕集される。この結果、その水滴が窪み部30を通過して、窪み部30よりも下方に落下してしまうことを抑制できる。
・実施の形態1の変形例
吸気構造1Aにおいては、図2(B)に破線で示されるように、窪み部30の窪み空間31における開口31a付近の底部に、水蒸気が結露して生じる水滴が垂れることを防ぐ突起部35を設けてもよい。
この場合、開口31a付近の底部は、窪み空間31の一部を構成する下端内壁部32aのうち開口31a付近の端部になる。
突起部35は、開口31aの左右方向に沿う幅方向の全域にわたって設けられる。また、突起部35は、窪み空間31内へ空気が流れ込む際の障害にならず、水滴が窪み空間31から流れ出ることを制止することが可能になる突出の高さや形態であればよい。
突起部35を設けた吸気構造1Aでは、その突起部35を設けない場合に比べると、窪み空間31内で捕集された水蒸気の結露した水滴が窪み空間31から漏れ出ることが抑制される。
また、吸気構造1Aにおいては、図4(A)に示されるように、窪み部30の窪み空間31に、吸気口23から吸い込まれた空気の流れる方向Cと交差する方向に延びる板36を設けることができる。
この場合、板36は、空気の流れる方向Cとほぼ直交する方向に延びて左右方向および前後方向に沿ってほぼ平らな平板が適用される。
板36は、窪み空間31の開口31aから奥側内壁部32cの内壁面に到達して接触するまで延びる状態で設けられている。これにより、板36は、窪み空間31を上下に2分した2つの窪み空間31A,31Bにしている。
この板36を設けた吸気構造1Aでは、その板36を設けない場合に比べると、図4(B)に示されるように、窪み部30の2つの窪み空間31A,31Bにそれぞれ入り込む空気E1ja、E1jbが発生して窪み空間31A,31B内で水蒸気や埃がそれぞれ捕集される場所が増えるので、吸気口23から取り込んだ空気に含まれる水蒸気と埃の双方が送風機10を通して運ばれることが抑制される。
さらに、吸気構造1Aにおいては、図4(A)に示されるように、窪み部30の窪み空間31の一部を構成する下端内壁部32aの内壁面が、流路空間21の後方内壁部22bの内壁面よりも流路空間21の内側に所要の寸法m1だけ突出する突出内壁部32gを設けるようにしてもよい。
このときの突出内壁部32gは、流路空間21の一部を構成する後方内壁部22bの内壁面のうち窪み部30の開口31aよりも下方の部分を、窪み部30の開口31aよりも上方の後方内壁部22bの内壁面から所要の寸法m1だけ突出させた部分であると捉えることも可能である。
突出内壁部32gを設けた吸気構造1Aでは、その突出内壁部32gを設けない場合に比べると、例えば、窪み部30の開口31aよりも上方の後方内壁部22bの内壁面から水蒸気の結露した水滴が落下しても、その落下した水滴を突出内壁部32gで受け止めて捕獲することが可能になる。
また、吸気構造1Aにおいては、上記突出内壁部32gや板36を設ける場合、図4(A)に破線で例示するように、突出内壁部32gの端部や板36の開口31a付近の端部に、上記した水滴が垂れることを防ぐ突起部35A、35Bをそれぞれ設けてもよい。
突起部35A、35Bを設けた吸気構造1Aでは、その突起部35A、35Bを設けない場合に比べると、2つの窪み空間31A,31B内でそれぞれ捕集された水蒸気の結露した水滴が各窪み空間31A,31Bから漏れ出ることが抑制される。
◎実施の形態2.
図5には、本発明の実施の形態2に係る吸気構造1Bが概念的に示されている。
吸気構造1Bは、第二吸気口25と第二流路空間26を追加して設けた流路20Bを適用して変更した以外は実施の形態1に係る吸気構造1Aと同じ構成からなるものである。
流路20Bは、第二吸気口25と第二流路空間を追加して設けた点で相違し、それ以外については実施の形態1における流路20と同じ構成からなる。
第二吸気口25は、流路空間21における吸気口23とは別の吸気口であって、流路20の吸気口23を設ける部位とは別の部位に設けられる。第二吸気口25は、例えば、吸気構造1Bを適用する適用装置100の内部空間110にある空気を吸い込むために設けることが可能である。
実施の形態2では、図5に示されるように、第二吸気口25を窪み部30に隣接した位置に配置するように設けている。また、第二吸気口25は、適用装置100の内部空間110にある空気E2を吸い込むように構成している。
第二流路空間26は、第二吸気口25から吸い込まれた空気E2を流路20のうち送風機10の手前の位置で吸気口23から吸い込まれた空気E1と合流させるよう流す流路空間である。
実施の形態2における第二流路空間26は、図5に示されるように、流路空間21における後方内壁部22bを上端が実施の形態1における後方内壁部22bよりも低い高さ位置になる内壁部とし、その後方内壁部22bの後方側に新たな最後方内壁部22gを配置することで形成されている。最後方内壁部22gは、後方内壁部22bから後方に所要の間隔をあけた位置に、第二吸気口25から送風機10の下端に至るまで上方にむけてほぼまっすぐ延びる内壁部である。最後方内壁部22gの内壁面は、ほぼ平らな平板になっている。
第二流路空間26は、後方内壁部22b、最後方内壁部22g、左内壁部22c(図1(A)参照)および右内壁部22dで囲まれた空間になり、その後方内壁部22bの上端部で流路空間21と交わる空間になっている。
吸気構造1Bは、図5に二点鎖線で例示されるように、その適用装置100の内部空間110の所要の部位に配置されて使用される。
この場合、流路20Bにおける吸気口23には、図5に鎖線で例示されるように、適用装置100において外部にむけて開口する開口部と接続させる配管等の中継接続部材29を接続してもよい。この中継接続部材29を接続したときは、外部の空気E1が吸気口23から流路空間21に斜め方向(後方内壁部22bの内壁面に向かう方向)に流れやすくなる。
また、流路20Bにおける第二吸気口25は、適用装置100の内部空間110内の空気E2を吸い込むように使用される。
・吸気構造の動作
そして、吸気構造1Bは、動作時期になって送風機10が回転駆動し始めると、次のように作動する。
吸気構造1Bにおける流路20Bでは、図5に示されるように、吸気口23から適用装置100の外部の空気E1が中継接続部材29を中継して流路空間21内に吸込み空気E1iとして吸い込まれる。
吸込み空気E1iの一部E1iaは、実施の形態1で説明したように、流路空間21内で後方内壁部22bの内壁面に衝突するように流れるが、その一部が窪み部30の窪み空間31内に流れ込んでから再び流路空間21に戻って流れる。吸込み空気の一部E1iaは、流路空間21内を通過する通過空気E1naとして進む。
また、吸込み空気E1iの一部E1ibは、実施の形態1で説明したように、流路空間21内で後方内壁部22bの内壁面に衝突せずに進んだ後、前方内壁部22aの内壁面に沿うように流路空間21内を通過する通過空気E1nbとして進む。
一方、流路20Bでは、図5に示されるように、第二吸気口25から適用装置100の内部空間110に存在する空気E2が第二流路空間26内に吸い込まれる。この吸い込まれた空気E2は、図5に矢付きの二点鎖線E2a,E2bで例示されるように第二流路空間26内を送風機10にむけて進む。
続いて、流路20Bでは、流路空間21を通過するように進んだ空気E1(通過空気E1na, E1nb)と第二流路空間26を通過するように進んだ空気E2(空気E2a,E2b)が送風機10の手前の位置で合流する。
この際、流路20Bでは、空気E2(空気E2a,E2b)が空気E1(通過空気E1na, E1nb)を一時的に上端内壁部22eの内壁面に押し付けるように進む。
したがって、吸気構造1Bでは、流路20Bが第二吸気口25と第二流路空間26を有しない場合に比べると、第二吸気口25から吸い込まれる空気E2が埃を含む量が少ないときであれば、上記合流が発生することにより、吸気口23から吸い込まれた空気E1に含まれる少なくとも埃が送風機10に至る量が抑制される。
◎実施の形態3.
図6には、本発明の実施の形態3に係る吸気構造1Cが概念的に示されている。
吸気構造1Cは、流路20に窪み部30に代えて突出部40を設けて変更した以外は実施の形態1に係る吸気構造1Aと同じ構成からなるものである。
吸気構造1Cにおいては、図6等に示されるように、流路20のうち送風機10に至るまでの位置に、斜面41を有する突出部40が設けられている。流路20は、窪み部30を設けていない点で相違するが、それ以外については実施の形態1における流路20と同じ構成からなるものである。
・突出部の構成
突出部40は、流路20のうち吸気口23よりも送風機10に近い方の位置に設けることが好ましい。
実施の形態3における突出部40は、斜面41と反対側の部分42が斜面41とほぼ平行する平面で形成されており、全体として平板状の部材で構成されている。
突出部40は、斜面41を有するものであれば、斜面41と反対側の部分42の形状については特に限定されるものではない。突出部40の斜面41と反対側の部分42は、図7(B)に二点鎖線で例示されるように、斜面41とほぼ平行する平面以外の面で構成される形状であってもよい。
突出部40の斜面41は、吸い込まれた空気E1の流れる方向Cの上流側にむけて傾く斜面である。斜面41の後方内壁部22bの内壁面となす角度α(図7(B)参照)は、流路空間21内を流れる空気の一部を後方内壁部22bの内壁面等に囲まれる後述する行き止まり空間43(図8参照)内に流れ込ませて一時的に滞留させることが可能になる角度であればよい。その角度αは、好ましくは90度未満とされる。
また、斜面41は、その傾斜した先端41cの後方内壁部22bの内壁面から突出する量(寸法)m2(図7(B)参照)は、例えば、以下の寸法に設定される。すなわち、突出する量m2は、図7(A)に示されるように、流路空間21における前方内壁部22aの内壁面と後方内壁部22bの内壁面との距離のうち斜面41の先端41cを通る距離Ls未満になる寸法に設定される。
・吸気構造の動作
そして、吸気構造1Cは、動作時期になって送風機10が回転駆動し始めると、次のように作動する。
吸気構造1Cにおける流路20では、実施の形態1に係る吸気構造1Aの場合と同様に、図8に示されるように、吸気口23から吸気構造1Cの外の空気E1が流路空間21内に吸込み空気E1iとして吸い込まれる。
続いて、吸込み空気E1iは、実施の形態1に係る吸気構造1Aの場合とほぼ同様に、流路空間21を通過して送風機10のある排気口24に達するように通過空気E1nとして流される。通過空気E1nのうち突出部40の近くを通過して流れる通過空気E1ncは、突出部40を迂回するように流れるとともに後述する流れ込み空気E1kが戻されて流されるので、実施の形態1における通過空気E1naと流れ方が少し異なる。
最後に、通過空気E1nは、送風機10に取り込まれた後、図8に示されるように、送風機10から所要の送り先にむけて送出空気Etとして送り出される。
また、吸気構造1Cでは、吸込み空気E1iの一部E1iaが、実施の形態1で説明したように、流路空間21内で後方内壁部22bの内壁面に衝突するように流れるが、その一部が後方内壁部22bの内壁面と突出部40の斜面41と左内壁部22cおよび右内壁部22dの内壁面とに囲まれる行き止まり空間43に流れ込む。
このとき行き止まり空間43に流れ込んだ流れ込み空気E1kは、行き止まり空間43で一時的に乱流の状態になって滞留した後、斜面41の先端41cから流路空間21内に再び戻るように流れる。
この際、流れ込み空気E1kに比較的多くの埃が含まれている場合、その埃は、流れ込み空気E1kが突出部40における上記行き止まり空間43内で一時的に滞留するときに、行き止まり空間43を構成する後方内壁部22bの内壁面と突出部40の斜面41とに不規則に接触して衝撃を受けつつ流れ込み空気E1kの流れから離脱して、行き止まり空間43内に残留して捕集される。
またこの際、流れ込み空気E1kに比較的多くの水蒸気が含まれている場合、その水蒸気は、流れ込み空気E1kが行き止まり空間43内で一時的に滞留するときに、行き止まり空間43を構成する後方内壁部22bの内壁面や突出部40の斜面41等に接触して飽和水蒸気量を超えた状態になると、結露して水滴になって行き止まり空間43内に保持されて捕集されることもある。
したがって、吸気構造1Cによれば、流路20の吸気口23から吸い込まれた空気(吸込み空気E1i)に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機10を通して送り出されるように運ばれることが、流路20Xの所定の位置に突出部40を設けていない比較例の吸気構造1X(図14)に比べると抑制される。
また、突出部40を設けている吸気構造1Cでは、吸込み空気E1iに含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機10を通して送り出されることが抑制されるので、比較例の吸気構造1Xで発生する前述した水滴の落下や漏れ出しと上記埃の吸気構造1Xの外部への送り出しも抑制される。
この他、吸気構造1Cにおいては、実施の形態1に係る吸気構造1Aにおける流路20と同様に、流路20における流路空間21の断面積が吸気口23から送風機10の少なくとも手前の位置に至るまでに漸増的に拡大されるよう構成されている。
これにより、吸気構造1Cでは、実施の形態1における流路20の場合と同様に、流路空間21の断面積が最も狭い吸気口23付近における吸込み空気E1iの空気の風速が、その断面積が最も広い送風機10の手前の位置における通過空気E1nの風速よりも速く、最大の風速になる。このため、吸込み空気E1iのうち後方内壁部22bの内壁面に最初に衝突するように進む一部E1iaが、後方内壁部22bの内壁面に設けられた突出部40の行き止まり空間43内に送り込まれやすくなる。
この結果、吸気構造1Cによっても、流路20の流路空間21の断面積が吸気口23から送風機10の少なくとも手前の位置に至るまで同じか又は減少する場合に比べると、吸気口23から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機10を通して運ばれることがより抑制される。
また、吸気構造1Cにおいては、突出部40が、吸気口23から流路空間21内に吸い込まれた空気が最初に衝突する後方内壁部22bの内壁面に設けられている。
このため、吸気構造1Cにおいても、突出部40が吸い込まれた空気の最初に衝突する内壁面以外の内壁面に設けられている場合に比べると、吸気口23から吸い込まれた空気が突出部40の行き止まり空間43内に入り込みやすくなり、流路空間21内を通過する空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機10を通して運ばれることが抑制されやすくなる。
◎実施の形態4
図9には、本発明の実施の形態4に係る吸気構造1Dが概念的に示されている。
吸気構造1Dは、窪み部30に代えて突出部40を設け、しかも第二吸気口25と第二流路空間26を追加して設けた流路20Dを適用して変更した点以外は実施の形態2に係る吸気構造1Bと実施の形態3に係る吸気構造1Cとほぼ同じ構成からなるものである。
吸気構造1Dにおける流路20Dは、窪み部30に代えて突出部40を設けた点で相違し、それ以外については実施の形態2における流路20Bと同じ構成からなる。
第二吸気口25は、実施の形態2における第二吸気口25と同様の構成からなるものである。
実施の形態4では、図9に示されるように、流路空間21における吸気口23に隣接した位置に配置するように設けている。また、第二吸気口25は、適用装置100の内部空間110にある空気E2を吸い込むように構成している。
第二流路空間26は、実施の形態2における第二流路空間26と同様の構成からなるものである。
実施の形態4における第二流路空間26は、図9に示されるように、流路空間21における後方内壁部22bをその上端が実施の形態2における後方内壁部22bの場合と同様に低い高さ位置になる内壁部とし、その後方内壁部22bの後方側に新たな最後方内壁部22gを配置することで形成されている。最後方内壁部22gは、実施の形態2における最後方内壁部22gと同様の構成からなるものである。
吸気構造1Dは、実施の形態2に係る吸気構造1Bと同様に、図9に二点鎖線で例示されるように、その適用装置100の内部空間110の所要の部位に配置されて使用される。
この場合においても、流路20Dにおける吸気口23に、配管等の中継接続部材29を接続してもよい。この中継接続部材29を接続したときは、外部の空気E1が吸気口23から流路空間21に斜め方向(後方内壁部22bの内壁面に向かう方向)に流れやすくなる。
また、流路20Dにおける第二吸気口25も、適用装置100の内部空間110内の空気E2を吸い込むように使用される。
・吸気構造の動作
そして、吸気構造1Dは、動作時期になって送風機10が回転駆動し始めると、次のように作動する。
吸気構造1Dにおける流路20Dでは、図9に示されるように、吸気口23から適用装置100の外部の空気E1が中継接続部材29を中継して流路空間21内に吸込み空気E1iとして吸い込まれる。
吸込み空気E1iの一部E1iaは、実施の形態1で説明したように、流路空間21内で後方内壁部22bの内壁面に衝突するように流れるが、その一部が突出部40の行き止まり空間43内に流れ込んでから再び流路空間21に戻って流れる。吸込み空気の一部E1iaは、流路空間21内を通過する通過空気E1ncとして進む。
また、吸込み空気E1iの他の一部E1ibは、実施の形態1で説明したように、流路空間21内で後方内壁部22bの内壁面に衝突せずに進んだ後、前方内壁部22aの内壁面に沿うように流路空間21内を通過する通過空気E1nbとして進む。
一方、流路20Dでは、図9に示されるように、第二吸気口25から適用装置100の内部空間110に存在する空気E2が第二流路空間26内に吸い込まれる。この吸い込まれた空気E2は、図9に矢付きの二点鎖線E2a,E2bで例示されるように第二流路空間26内を送風機10にむけて進む。
続いて、流路20Dでは、流路空間21を通過するように進んだ空気E1(通過空気E1nb, E1nc)と第二流路空間26を通過するように進んだ空気E2(空気E2a,E2b)が送風機10の手前の位置で合流する。
この際、流路20Dにおいても、空気E2(空気E2a,E2b)が空気E1(通過空気E1nb, E1nc)を一時的に上端内壁部22eの内壁面に押し付けるように進む。
したがって、吸気構造1Dでは、流路20Dが第二吸気口25と第二流路空間26を有しない場合に比べると、第二吸気口25から吸い込まれる空気E2が埃を含む量が少ないときであれば、上記合流が発生することにより、吸気口23から吸い込まれた空気E1に含まれる少なくとも埃が送風機10に至る量が抑制される。
◎実施の形態5.
図10には、実施の形態5に係る画像形成装置5が概念的に示されている。
画像形成装置5は、図10に示されるように、所要の外観形状からなる筐体50を有しており、その筐体50の内部空間に、作像部60、媒体供給部80、図示しない給電部、制御部等を備えている。
まず筐体50は、各種の支持部材、外装材等を組み合わせて所要の構造および形状に形成された構造体である。
実施の形態5における筐体50は、作像部60、図示しない給電部、制御部等を収容する上部筐体50Aと、媒体供給部80を収容する下部筐体50Bとで構成されている。ただし、上部筐体50Aと下部筐体50Bは、1つの筐体50において仕切り板で上下に分割された構造のものであってもよい。
また、実施の形態5における筐体50は、図10(B)に示されるように、その上部筐体50Aの正面側において開閉操作可能な開閉カバー52が取り付けられている。開閉カバー52は、その下端にある図示しない支持軸を支点にして前方に倒れ込むような状態で開けられる。
次に、作像部60は、現像剤からなる像を形成して記録媒体90に転写するよう構成された部分である。
実施の形態5における作像部60は、図11に示されるように、矢印で示す方向に回転駆動する感光ドラム61を有しており、その感光ドラム61の周囲に帯電装置62、潜像形成装置63、現像装置64、転写装置65、ドラム清掃装置66等の機器を配置して構成されている。作像部60は、上部筐体50Aの内部空間51A内に収容されるよう配置されている。
このうち潜像形成装置63は、画像形成装置5が接続される情報端末器、原稿読取装置等の接続機器から入力される画像の情報に基づく露光を帯電された感光ドラム61にむけて行うことで感光ドラム61上に静電潜像を形成する。また、現像装置64は、所要の色の現像剤(トナー)を収容して静電潜像の現像を行ってトナー像を形成する。
次に、媒体供給部80は、作像部60のうち転写を行う位置に供給すべき記録媒体90を収容するとともに供給する構成部分である。
上記転写を行う位置は、転写位置TPであり、実施の形態5では感光ドラム61と転写装置65との間の位置になる。
実施の形態5における媒体供給部80は、図11に示されるように、複数の記録媒体90を所要の向きで積載して収容する収容体81と、収容体81に収容されている記録媒体90を1つずつ送り出す送出装置82等で構成されている。また、媒体供給部80は、下部筐体50Bの内部空間51Bに収容されるよう配置されている。
収容体81は、下部筐体50Bにおいて内部空間51Bから正面側の外部に引き出した状態にして記録媒体90の補充作業等を行うことが可能な取り付け構造になっている(図11(B)参照)。また、記録媒体90としては、例えば記録用紙等のシート状の媒体が使用される。
また、下部筐体50Bから上部筐体50Aには、記録媒体90を搬送する媒体搬送路85が設けられている。
媒体搬送路85は、記録媒体90を挟持して搬送する複数の搬送ロール86a~86dや、記録媒体90の搬送空間を確保して記録媒体90の搬送を案内する図示しない複数の案内部材等の部品や装置を配置して構成されている。
上部筐体50Aと下部筐体50Bの間には、搬送中の記録媒体90を通過させる通過口54が設けられている。また、上部筐体50Aには、画像が形成された後の記録媒体90を外部に排出させる際に通過させる排出口55が設けられている。
また、作像部60は、記録媒体90に転写されたトナー像を記録媒体90に定着させる定着部70が設けられている。
実施の形態5における定着部70は、図11に示されるように、記録媒体90の導入口やその排出口が設けられた筐体71の内部空間に、加熱用回転体72、加圧用回転体73等の機器を配置してなる定着装置で構成されている。
定着部70は、加熱用回転体72と加圧用回転体73が接触し合う部分が、未定着像のトナー像が転写された記録媒体90を挟持した状態で通過させるとともに、その通過の際にトナー像を記録媒体90に定着させるための加熱、加圧等の処理を行う定着処理部(ニップ部)FNとなる。
画像形成装置5では、次のようにして画像の形成が行われる。
画像形成装置5における図示しない制御部が画像形成動作の指令を受けると、作像部60において感光ドラム61が回転駆動するとともに帯電動作、露光動作、現像動作、転写動作、清掃動作等がそれぞれ実行される。その一方で、媒体供給部80において記録媒体90の転写位置TPへの媒体供給動作が実行される。
これにより、画像形成装置5では、作像部60における感光ドラム61上に所定の色のトナー像が形成された後、そのトナー像が媒体搬送路85を経由して転写位置TPに搬送され記録媒体90に転写される。
続いて、画像形成装置5においては、トナー像が転写された記録媒体90が定着部70に搬送されて定着動作が実行される。
これにより、画像形成装置5では、定着部70における定着処理部FNでトナー像が記録媒体90に定着される。定着後の記録媒体90は、媒体搬送路85を経由して排出口55から図示しない媒体収容部又は後処理装置に搬送される。
以上の動作工程により、画像形成装置5の基本的な画像形成動作が終了する。
そして、画像形成装置5では、筐体50の一部である上部筐体50Aの内部空間51Aに上部筐体50Aの外の空気を吸い込む吸気構造を備えている。
その吸気構造は、図10に示されるように、実施の形態1~4に係る吸気構造1A,1B,1C,1Dのいずれかの吸気構造か又はそれらを組み合わせた吸気構造で構成されている。
図12には、代表して、実施の形態1に係る吸気構造1A(図1等参照)を上部筐体50Aの内部空間51Aにおける所定の位置に配置した構成例が一部断面で概念的に示されている。
吸気構造1Aは、上部筐体50Aの外の空気E1を吸い込んで作像部60の所定の部位に供給するよう構成されている。作像部60の所定の部位は、例えば、空冷を必要とする箇所や、エアーフロー構造の入口等である。
吸気構造1Aにおいては、送風機10を、上部筐体50Aの内部空間51Aのうち作像部60の正面側と対向する位置に配置している。
また、吸気構造1Aは、流路20を構成する後方内壁部22bが、作像部60との仕切り板の一部を利用して構成されている。その後方内壁部22bとして使用する仕切り板の一部には、排気口24(図1参照)が設けられ、その排気口24の部分に送風機10が取り付けられている。
また、吸気構造1Aは、流路20を構成する前方内壁部22aが、上部筐体50Aにおける開閉カバー52の内面の一部を利用して構成されている。また、吸気構造1Aは、流路20を構成する左内壁部22c、右内壁部22d(図1(A)参照)、上端内壁部22eおよび下端内壁部22f(図1参照)を、開閉カバー52の内面に設けている。下端内壁部22fには、吸気口23が形成されている。
このため、吸気構造1Aにおける流路20は、開閉カバー52を閉じたときに、後方内壁部22bと、前方内壁部22a、左内壁部22c、右内壁部22d、上端内壁部22eおよび下端内壁部22fとが一体化し、流路20が完成する仕組みになっている。
ただし、流路20については、画像形成装置5の一部の構成部品を利用することなく、吸気構造1Aのための独立した構造体として構成することも勿論可能である。
さらに、吸気構造1Aは、図12に示されるように、吸気口23を、上部筐体50Aの下端部から下部筐体50Bの上端部に貫通した部分にむけた状態で配置している。
具体的には、吸気口23は、下部筐体50Bの内部空間51Bに引き出し可能に配置された記録媒体90の収容体81の一部と向き合った状態で設けられている。より詳しくは、吸気口23は、収容体81の本体部81aの正面部に設けられた引出し用取手部81bの上面と間隔をあけて向き合った状態になるよう設けられている。
ちなみに、開閉カバー52および流路20の下端と収容体81の本体部81aおよび引出し用取手部81bの上面部との間は、隙間があり、通気可能な構造になっている。
吸気構造1Aは、画像形成装置5の少なくとも画像形成動作の時期に合わせて作動するよう構成されている。
・吸気構造の動作
画像形成装置5において吸気構造1Aが送風機10の回転駆動で作動すると、図12に示されるように、上部筐体50Aの外の空気E1が吸気口23を通して流路20の流路空間21内に吸込み空気E1iとして吸い込まれる。
続いて、吸気構造1Aでは、吸込み空気E1iが、流路空間21内を通過して送風機10に至るような通過空気E1nとして流れる。
最後に、吸気構造1Aでは、通過空気E1nが、送風機10により上部筐体50Aの内部空間51Aにある作像部60にむけて送出空気Etとして送り出される。
この際、吸気構造1Aでは、流路20の吸気口23から流路空間21内に吸い込んだ空気E1iに、水蒸気と埃の少なくとも一方が含まれることがある。
しかし、この場合であっても、吸気構造1Aでは、流路20に窪み部30を設けているため、実施の形態1において説明した通り、その吸込み空気E1iに含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が窪み部30で捕集されることで送風機10を通して運ばれることが、窪み部30を設けていない比較例の吸気構造1X(図14)を配置した場合に比べると、抑制される。
この結果、画像形成装置5では、吸気構造1Aを適用していることにより、上部筐体50Aの外から取り入れた空気E1に含まれる水蒸気が上部筐体50Aの内部空間51Aにそのまま放出され、その水蒸気の一部が結露することにより画像形成動作に不具合(画質不良を含む)が発生するおそれが低減される。例えば、媒体搬送路85において水蒸気が結露することがあり、この場合には記録媒体90に形成される画像に白抜け等の画質不良が発生することがあるが、その画質不良の発生が低減される。
また、画像形成装置5では、吸気構造1Aを適用していることにより、上部筐体50Aの外から取り入れた空気E1に含まれる埃が上部筐体50Aの内部空間51Aにそのまま放出され、その埃の一部が作像部60内に侵入することにより画像形成動作(画質不良を含む)に不具合が発生することが低減される。
図13には、代表して、実施の形態1の変形例に係る吸気構造1B(図5等参照)に実施の形態3における突出部40の構成等を組み合わせた構成の吸気構造1Eを、上部筐体50Aの内部空間51Aにおける所定の位置に配置した構成例が一部断面で概念的に示されている。
吸気構造1Eは、吸気構造1Bの流路20Bにおいて、後方内壁部22bの内壁面に実施の形態3における突出部40を追加して設けるとともに、窪み部30の窪み空間31内に実施の形態1の変形例の構成である板36(図4)を追加して設けている。これにより、吸気構造1Eは、この組み合わせた構成からなる流路20Eを採用している。
この吸気構造1Eを適用した画像形成装置5においても、吸気構造1Eの送風機10が回転駆動すると、次のように作動する。
まず、吸気構造1Eでは、図13に示されるように、上部筐体50Aの外の空気E1が吸気口23を通して流路20Eの流路空間21内に吸込み空気E1iとして吸い込まれる一方で、下部筐体50Bの内部空間51Bの空気E2が第二吸気口25を通して流路20Eの第二流路空間26内に吸込み空気E2iとして吸い込まれる。
続いて、吸気構造1Eでは、吸込み空気E1iが、流路空間21内を通過して送風機10に至るような通過空気E1nとして流れる。また、吸込み空気E2iが第二流路空間26内を通過して送風機10に至るように流れる。
最後に、吸気構造1Eでは、通過空気E1nと吸込み空気E2iが流路20Eの送風機10の手前の位置で合流した後、送風機10により上部筐体50Aの内部空間51Aにある作像部60にむけて送出空気Etとして送り出される。
この際、吸気構造1Eでは、流路20Eの吸気口23から流路空間21内に吸い込んだ吸込み空気E1iに、水蒸気と埃の少なくとも一方が含まれることがある。
一方、流路20Eの第二吸気口25から第二流路空間26内に吸い込んだ吸込み空気E2iは、下部筐体50Bの内部空間51Bにある空気E2であるため、上部筐体50Aの外にある空気E1や上部筐体50Aの内部空間51Aにある空気に比べると、水蒸気および埃の含まれる量が少ない傾向にある。
しかし、この場合であっても、吸気構造1Eでは、流路20Eに窪み部30や突出部40や板36を設けているため、実施の形態2,3等において説明した通り、その吸込み空気E1iに含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が窪み部30や突出部40等において捕集されることで送風機10を通して運ばれることが、窪み部30や突出部40等を設けていない比較例の吸気構造1X(図14)を配置した場合に比べると、抑制される。
この結果、吸気構造1Eを適用した画像形成装置5においても、上部筐体50Aの外から取り入れた空気E1に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が上部筐体50Aの内部空間51Aにそのまま放出され、その水蒸気や埃の一部が作像部60等に侵入することにより画像形成動作に不具合(画質不良を含む)が発生するおそれが低減される。
◎他の変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態1~5(変形例を含む)として例示した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々の変形や実施が可能である。このため、本発明は、例えば、以下に例示する変形例も含むものである。
実施の形態1~5に係る吸気構造1A~1Eにおいては、流路20等における前方内壁部22aの一部について、流路空間21の断面積が吸気口23から送風機10の少なくとも手前の位置に至るまで漸次的に増大するように構成したが、その断面積が段階的に増大するように構成してもよい。
また、流路20等における前方内壁部22aについては、流路空間21の断面積が吸気口23から送風機10の少なくとも手前の位置に至るまでほぼ同じになるように構成しても差し支えない。さらに、流路20等の各流路は、その流路空間21の断面形状が多角形になるものに限らず、例えば、角が曲面になっている断面形状からなる流路であってもよい。
実施の形態1等における窪み部30は、流路空間21を構成する後方内壁部22bの内壁面に設けることに限らず、後方内壁部22bの内壁面に代えて又はそれも併せて、流路空間21を構成する前方内壁部22a、左内壁部22cおよび右内壁部22dにおける内壁面の少なくとも1つの内壁面の吸気口23に接近した位置に設けてもよい。
つまり、窪み部30は、吸気口23から吸い込んだ空気の一部が窪み空間31に入り込むことができれば、その設ける位置について特に限定されない。
また、窪み部30は、流路空間21を構成する内壁面に対して空気が流れる方向Cにおいて複数設けても構わない。
実施の形態3等における突出部40は、流路空間21を構成する後方内壁部22bの内壁面に設けることに限らず、後方内壁部22bの内壁面に代えて又はそれも併せて、流路空間21を構成する前方内壁部22a、左内壁部22cおよび右内壁部22dにおける内壁面の少なくとも1つの内壁面の吸気口23に接近した位置に設けてもよい。
つまり、突出部40についても、吸気口23から吸い込んだ空気の一部が行き止まり空間43に流れ込むことができれば、その設ける位置について特に限定されない。
また、突出部40についても、流路空間21を構成する内壁面に対して空気が流れる方向Cにおいて複数間隔をあけて設けても構わない。
実施の形態1等において窪み部30の窪み空間31内に設ける板36は、複数設けてもよい。
実施の形態5では、画像形成装置5として単色の画像を形成する画像形成装置を例示したが、多色の画像(カラー画像)を形成する画像形成装置であってもよい。
また、本発明における画像形成装置5は、現像剤からなる画像を形成する方式を採用した画像形成装置を例示したが、記録媒体90に画像を形成するものであれば他の画像形成方式を採用した画像形成装置であってもよい。他の画像形成方式としては、例えば、インク(滴)を噴射して画像を形成する方式や、インクを転写して画像を形成する方式等が挙げられる。
(付記)
(((1)))
送風機と、
空気を吸い込む吸気口と、前記吸気口から吸い込まれた空気が前記送風機まで流されるように接続される流路空間を有する流路と、
前記流路のうち前記吸気口に接近した位置に前記流路空間の外側に突出するよう設けられ、当該流路空間に対して開口する窪み空間を有する窪み部と、
を備える吸気構造。
(((2)))
送風機と、
空気を吸い込む吸気口と、前記吸気口から吸い込まれた空気が前記送風機まで流されるように接続される流路空間を有する流路と、
前記流路のうち前記送風機に至るまでの位置に前記流路空間の内側に突出するよう設けられ、前記吸い込まれた空気の流れる方向の上流側に傾く斜面を有する突出部と、
を備える吸気構造。
(((3)))
前記流路は、前記流路空間の断面積が、前記吸気口から前記送風機の少なくとも手前の位置に至るまでに漸次的又は段階的に増大している(((1)))又は(((2))) に記載の吸気構造。
(((4)))
前記吸気口は、前記送風機よりも下方に配置されている(((1)))又は(((2)))に記載の吸気構造。
(((5)))
前記窪み部は、前記流路を構成する内壁面のうち前記吸気口から吸い込まれた空気が最初に衝突する内壁面に設けられている(((1)))に記載の吸気構造。
(((6)))
前記突出部は、前記流路を構成する内壁面のうち前記吸気口から吸い込まれた空気が最初に衝突する内壁面に設けられている(((2)))に記載の吸気構造。
(((7)))
前記窪み部は、前記窪み空間に、前記吸気口から吸い込まれた空気の流れる方向と交差する方向に延びる板が設けられている(((1)))に記載の吸気構造。
(((8)))
前記窪み部は、前記窪み空間の深さが当該窪み空間の開口の高さ寸法よりも長い(((1)))又は(((7)))に記載の吸気構造。
(((9)))
前記窪み部は、前記窪み空間を構成する内壁面のうち前記送風機に近い側にある部分が、当該窪み空間の開口に至るにつれて前記送風機に近づくよう傾く斜面として形成されている(((1)))、(((7)))又は(((8)))に記載の吸気構造。
(((10)))
前記窪み部は、前記窪み空間の開口付近の底部に水滴の垂れを防ぐ突起部が設けられている(((1))) 、(((7)))、(((8)))又は(((9)))に記載の吸気構造。
(((11)))
前記流路は、前記吸気口とは別の第二吸気口と、前記第二吸気口から吸い込まれた空気を当該流路のうち前記送風機の手前の位置で前記吸気口から吸い込まれた空気と合流させるよう流す第二流路空間と、を有する(((1)))又は(((2)))に記載の吸気構造。
(((12)))
筐体と、
前記筐体の内部空間に当該筐体の外の空気を吸い込む吸気構造と、
を備え、
前記吸気構造が(((1)))に記載の吸気構造で構成されている画像形成装置。
(((13)))
筐体と、
前記筐体の内部空間に当該筐体の外の空気を吸い込む吸気構造と、
を備え、
前記吸気構造が(((2)))に記載の吸気構造で構成されている画像形成装置。
(((14)))
前記吸気構造における前記吸気口は、前記送風機よりも下方に配置されている(((12)))又は(((13)))に記載の画像形成装置。
(((15)))
前記流路は、前記吸気口とは別の第二吸気口と、前記筐体の内部の空気であって前記第二吸気口から吸い込まれた空気を当該流路のうち前記送風機の手前の位置で前記吸気口から吸い込まれた空気と合流させるよう流す第二流路空間とを有する (((12)))から(((14)))のいずれかに記載の画像形成装置。
(((1)))および(((2)))に係る吸気構造によれば、送風機に接続される流路の吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機を通して運ばれることを、流路の所定の位置に、流路空間に対して開口する窪み空間を有する窪み部を設けない場合又は吸気口から取り込んだ空気の流れの上流側に傾く斜面を有する突出部を設けない場合に比べて、抑制できる。
(((3)))に係る吸気構造によれば、流路の流路空間の断面積が吸気口から送風機の少なくとも手前の位置に至るまで同じか又は減少する場合に比べて、吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機を通して運ばれることをより抑制できる。
(((4)))に係る吸気構造によれば、吸気口が送風機よりも上方又は真横に配置されている場合に比べて、吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機に直に達することを抑制できる。
(((5)))に係る吸気構造によれば、窪み部が流路を構成する内壁面のうち吸気口から吸い込まれた空気が最初に衝突する内壁面以外の内壁面に設けられている場合に比べて、吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機を通して運ばれることを抑制できる。
(((6)))に係る吸気構造によれば、突出部が流路を構成する内壁面のうち吸気口から吸い込まれた空気が最初に衝突する内壁面以外の内壁面に設けられている場合に比べて、吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機を通して運ばれることを抑制できる。
(((7)))に係る吸気構造によれば、窪み部の窪み空間に吸気口から取り込んだ空気の流れ方向と交差する方向に延びる板を設けない場合に比べて、吸気口から取り込んだ空気に含まれる水蒸気と埃の双方が送風機を通して運ばれることを抑制できる。
(((8)))に係る吸気構造によれば、窪み空間の深さが窪み空間の開口の高さ寸法と同じか又はそれよりも短い場合に比べて、吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方を窪み空間内に捕集しやすくなる。
(((9)))に係る吸気構造によれば、窪み空間を構成する内壁面のうち送風機に近い側にある内壁面の部分が、窪み空間の開口に至るにつれて送風機に近づくよう傾く斜面で形成されていない場合に比べて、窪み部の上方にある流路空間の内壁面に水蒸気の結露により生じた水滴を、その斜面を伝わせて窪み空間内に捕集することができる。
(((10)))に係る吸気構造によれば、窪み空間の開口付近の底面に水滴の垂れを防ぐ突起部が設けられていない場合に比べて、窪み空間内で捕集された水蒸気の結露した水滴が窪み空間から漏れ出ることを抑制できる。
(((11)))に係る吸気構造明によれば、流路が第二吸気口と第二流路空間を有しない場合に比べて、吸気口から吸い込まれた空気に含まれる少なくとも埃が送風機に至る量を抑制することができる。
(((12)))および(((13)))に係る画像形成装置によれば、吸気構造において流路の所定の位置に、流路空間に対して開口する窪み空間を有する窪み部を設けない場合又は吸気口から取り込んだ空気の流れの上流側に傾く斜面を有する突出部を設けない場合に比べて、送風機に接続される流路の吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機を通して運ばれることを抑制できる。
(((14)))に係る画像形成装置によれば、吸気構造において吸気口が送風機よりも上方又は真横に配置されている場合に比べて、吸気口から吸い込まれた空気に含まれる水蒸気と埃の少なくとも一方が送風機に至ることを抑制できる。
(((15)))に係る画像形成装置によれば、吸気構造において流路が第二吸気口と第二流路空間を有しない場合に比べて、吸気口から吸い込まれた空気に含まれる少なくとも埃が送風機に至る量を抑制することができる。
1A,1B,1C,1D…吸気構造
5 …画像形成装置
10…送風機
20…流路
21…流路空間
22b…後方内壁部(吸気口から吸い込まれた空気が最初に衝突する内壁面のある部分)
23…吸気口
25…第二吸気口
26…第二流路空間
30…窪み部
31…窪み空間
31a…開口
32a…下端内壁面(窪み空間の開口付近の底部の一例)
32bs…斜面
35,35A,35B…突起部
36…板
C …空気の流れる方向
E1,E2…空気
E1ia…内壁面に最初に衝突する空気
L1…深さ
H1…高さ寸法

Claims (15)

  1. 送風機と、
    空気を吸い込む吸気口と、前記吸気口から吸い込まれた空気が前記送風機まで流されるように接続される流路空間を有する流路と、
    前記流路のうち前記吸気口に接近した位置に前記流路空間の外側に突出するよう設けられ、当該流路空間に対して開口する窪み空間を有する窪み部と、
    を備える吸気構造。
  2. 送風機と、
    空気を吸い込む吸気口と、前記吸気口から吸い込まれた空気が前記送風機まで流されるように接続される流路空間を有する流路と、
    前記流路のうち前記送風機に至るまでの位置に前記流路空間の内側に突出するよう設けられ、前記吸い込まれた空気の流れる方向の上流側に傾く斜面を有する突出部と、
    を備える吸気構造。
  3. 前記流路は、前記流路空間の断面積が、前記吸気口から前記送風機の少なくとも手前の位置に至るまでに漸次的又は段階的に増大している請求項1又は2に記載の吸気構造。
  4. 前記吸気口は、前記送風機よりも下方に配置されている請求項1又は2に記載の吸気構造。
  5. 前記窪み部は、前記流路を構成する内壁面のうち前記吸気口から吸い込まれた空気が最初に衝突する内壁面に設けられている請求項1に記載の吸気構造。
  6. 前記突出部は、前記流路を構成する内壁面のうち前記吸気口から吸い込まれた空気が最初に衝突する内壁面に設けられている請求項2に記載の吸気構造。
  7. 前記窪み部は、前記窪み空間に、前記吸気口から吸い込まれた空気の流れる方向と交差する方向に延びる板が設けられている請求項1に記載の吸気構造。
  8. 前記窪み部は、前記窪み空間の深さが当該窪み空間の開口の高さ寸法よりも長い請求項1に記載の吸気構造。
  9. 前記窪み部は、前記窪み空間を構成する内壁面のうち前記送風機に近い側にある部分が、当該窪み空間の開口に至るにつれて前記送風機に近づくよう傾く斜面として形成されている請求項1に記載の吸気構造。
  10. 前記窪み部は、前記窪み空間の開口付近の底部に水滴の垂れを防ぐ突起部が設けられている請求項1に記載の吸気構造。
  11. 前記流路は、前記吸気口とは別の第二吸気口と、前記第二吸気口から吸い込まれた空気を当該流路のうち前記送風機の手前の位置で前記吸気口から吸い込まれた空気と合流させるよう流す第二流路空間と、を有する請求項1又は2に記載の吸気構造。
  12. 筐体と、
    前記筐体の内部空間に当該筐体の外の空気を吸い込む吸気構造と、
    を備え、
    前記吸気構造が請求項1に記載の吸気構造で構成されている画像形成装置。
  13. 筐体と、
    前記筐体の内部空間に当該筐体の外の空気を吸い込む吸気構造と、
    を備え、
    前記吸気構造が請求項2に記載の吸気構造で構成されている画像形成装置。
  14. 前記吸気構造における前記吸気口は、前記送風機よりも下方に配置されている請求項12又は13に記載の画像形成装置。
  15. 前記流路は、前記吸気口とは別の第二吸気口と、前記筐体の内部の空気であって前記第二吸気口から吸い込まれた空気を当該流路のうち前記送風機の手前の位置で前記吸気口から吸い込まれた空気と合流させるよう流す第二流路空間とを有する請求項12又は13に記載の画像形成装置。
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