JP2024039752A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多極かつ挟ピッチ化を図った場合であっても、はんだブリッジが発生してしまうことをより確実に抑制しつつ、温度変化によるはんだの耐久性をより向上させることが可能な半導体装置を提供する。【解決手段】半導体装置1は、半導体パッケージ10と実装基板20とを備えている。また、実装基板20は、基板本体21とソルダレジスト層22とランド23と、を備えている。そして、ランド23は、角部ランド231と第1ランド232と第2ランド233とを備えている。ここで、ソルダレジスト層22には、角部ランド231の側面2312を露出させるレジストクリアランス221が、内側領域R1及び外側領域R2のうち外側領域R2のみに形成されている。そして、角部ランド231は、レジストクリアランス221により露出する側面2312まではんだ30で接合されている。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関する。
この種の従来の技術としては、特許文献1に開示されたものが提案されている。この特許文献1には、半導体パッケージをプリント配線板(実装基板)にはんだ接合することで形成された半導体装置が開示されている。
この特許文献1では、プリント配線板(実装基板)上に複数のランドが形成されている。そして、複数のランドのうち角部に配置されるランドは、端部の一部がソルダレジストから露出するように形成されている。こうすることで、半導体装置の熱変形による熱応力が局所的に集中して発生してしまうことを防止できるようにし、以て、ランドに接合されたはんだが剥離してしまうことを防止できるようにしている。
特開2021-005586号公報
ところで、近年は、半導体装置の小型化に伴い、複数のランドも挟ピッチ化させる傾向にある。そして、複数のランドを挟ピッチ化させると、はんだ接合時にはんだブリッジが発生してしまうおそれがある。
そのため、複数のランドの挟ピッチ化を図る場合には、ランドに接合されたはんだが剥離してしまうことを防止できるようにしつつ、挟ピッチ化によるはんだブリッジの発生を抑制できるようにするのが好ましい。
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、多極かつ挟ピッチ化を図った場合であっても、はんだブリッジが発生してしまうことをより確実に抑制しつつ、温度変化によるはんだの耐久性をより向上させることが可能な半導体装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る半導体装置は、半導体パッケージと、前記半導体パッケージが接合される実装基板と、を備え、前記実装基板は、基板本体と、前記基板本体の表面上に配置されるソルダレジスト層と、前記ソルダレジスト層によって電気的に絶縁された状態で前記基板本体の表面上に配置され、前記半導体パッケージにはんだで接合される複数のランドと、を備え、前記複数のランドは、角部に配置される角部ランドと、前記角部ランドと第1方向で隣り合う第1ランドと、前記角部ランドと前記第1方向と交差する第2方向で隣り合う第2ランドと、を備えており、前記角部ランドの平面視における輪郭線を、前記第1ランドとの距離が最短となる部位のうち前記第2方向において最も外側に位置する第1最短点と、前記第2ランドとの距離が最短となる部位のうち前記第1方向において最も外側に位置する第2最短点と、で内側輪郭線と外側輪郭線とに区画し、前記ソルダレジスト層の平面視における前記角部ランドの周縁部を、前記第1最短点から前記第2方向の外側に延びる第1半直線、前記第2最短点から前記第1方向の外側に延びる第2半直線及び前記内側輪郭線で区画される内側領域と、前記第1半直線、前記第2半直線及び前記外側輪郭線で区画される外側領域と、に区画した場合に、前記ソルダレジスト層には、前記角部ランドの側面を露出させるレジストクリアランスが、前記内側領域及び前記外側領域のうち前記外側領域のみに形成されており、前記角部ランドは、前記レジストクリアランスにより露出する側面まで前記はんだで接合されている。
本発明によれば、多極かつ挟ピッチ化を図った場合であっても、はんだブリッジが発生してしまうことをより確実に抑制しつつ、温度変化によるはんだの耐久性をより向上させることが可能な半導体装置を提供することができる。
一実施形態に係る半導体装置が備える実装基板の一例を示す平面図である。 一実施形態に係る半導体装置の一例を一部拡大して示す断面図である。 比較例に係る半導体装置を一部拡大して示す断面図である。 第1変形例に係る半導体装置が備える実装基板を示す平面図である。 第1変形例に係る半導体装置を一部拡大して示す断面図である。 第2変形例に係る半導体装置が備える実装基板を示す平面図である。
以下、図面を用いて本実施形態に係る半導体装置について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
本実施形態に係る半導体装置1は、図1に示すように、平面視(Z方向に沿って見た状態)で略矩形状をした実装基板20を備えている。そして、図2に示すように、この実装基板20に半導体パッケージ10をはんだ30で接合することで、半導体装置1が形成されている。このように、本実施形態に係る半導体装置1は、半導体パッケージ10と、半導体パッケージ10が接合される実装基板20と、を備えている。
このような半導体装置1は、例えば、カメラ機能を有する半導体パッケージ10を用いた撮像装置の一部に用いることができる。
半導体パッケージ10は、図2に示すように、基板本体11と、基板本体11の表面111上に配置されるソルダレジスト層12と、を備えている。さらに、半導体パッケージ10は、ソルダレジスト層12によって電気的に絶縁された状態で基板本体11の表面111上に配置される複数の電極13を備えている。
基板本体11は、本実施形態では、略矩形板状に形成されたリジッド基板である。この基板本体11は、例えば、ガラスエポキシ樹脂等の電気絶縁性を有する材料で形成することができる。また、ソルダレジスト層12は、基板本体11の表面111上に積層される絶縁層であり、例えば、アルミナ等のセラミックを用いて形成することができる。そして、導電性を有する材料(例えば、銅などの金属材料)で形成された複数の電極13が、絶縁層としてのソルダレジスト層12によって電気的に絶縁された状態で表面側に露出するように配置されている。本実施形態では、このような半導体パッケージ10として、平面視で略円形をした電極13を格子状に並べたBGA(Ball Grid Array)タイプの半導体パッケージを用いている。
同様に、実装基板20は、図1及び図2に示すように、基板本体21と、基板本体21の表面211上に配置されるソルダレジスト層22と、を備えている。さらに、実装基板20は、ソルダレジスト層22によって電気的に絶縁された状態で基板本体21の表面211上に配置される複数のランド23を備えている。
基板本体21も、本実施形態では、略矩形板状に形成されたリジッド基板である。そして、この基板本体21も、例えば、ガラスエポキシ樹脂等の電気絶縁性を有する材料で形成することができる。また、ソルダレジスト層22も、基板本体21の表面211上に積層される絶縁層であり、例えば、アルミナ等のセラミックを用いて形成することができる。そして、導電性を有する材料(例えば、銅などの金属材料)で形成された複数のランド23が、絶縁層としてのソルダレジスト層22によって電気的に絶縁された状態で表面側に露出するように配置されている。本実施形態では、基板本体21上には、半導体パッケージ10に形成された電極13と同数のランド23が形成されており、各ランド23は、基板本体21における電極13と対応する位置にそれぞれ形成されている。具体的には、基板本体21上には、平面視で略円形となるランド23が格子状に並ぶように配置されている。こうすることで、複数のランド23が、角部に配置される角部ランド231と、角部ランド231と第1方向で隣り合う第1ランド232と、角部ランド231と第1方向と交差する第2方向で隣り合う第2ランド233と、を備えるようにしている。なお、本実施形態では、便宜上、図1の上下方向に延びるX方向を第1方向とし、図1の左右方向に延びるY方向を第2方向としている。また、図1では、左下の隅に配置されたランド23のみを角部ランド231としたものを例示しているが、格子状に配置されるランド23の4隅の全てを角部ランド231とするのが好ましい。
そして、対になる電極13及びランド23をはんだ30でそれぞれ接合することで、半導体パッケージ10を実装基板20にはんだ30で接合している。
このとき、全てのランド23を、側面の全面がソルダレジスト層22に接触した状態で対応する電極13にはんだで接合すると、ランド23の位置に関わらずはんだ30の接合力がほぼ同等となるようにすることができる。
しかしながら、はんだ30の接合力がほぼ同等となるように半導体装置1を形成すると、温度が変化した際の半導体パッケージ10と実装基板20との熱膨張係数の差によって基板本体11,21が反った際に、4隅に配置されたランド23に応力が集中してしまう。
そのため、はんだ30の接合力がほぼ同等となるように半導体装置1を形成すると、4隅に配置されたランド23ほど基板の反りによる応力集中の影響を受けてしまい、はんだ30の耐久性が低下してしまうおそれがあった。
そこで、本実施形態では、温度変化によるはんだ30の耐久性をより向上させることができるようにした。
具体的には、角部に配置される角部ランド231の周囲にレジストクリアランス221を設け、角部ランド231の側面2312が露出するようにし、この露出する側面2312もはんだ30で接合されるようにしている。
こうすることで、角部に配置される角部ランド231のはんだ30の接合力を他の部位に配置されたランド23におけるはんだ30の接合力よりも大きくなるようにし、4隅に配置されたランド23に応力が集中してしまうことを、より確実に抑制できるようにした。
さらに、本実施形態では、多極かつ挟ピッチ化を図った場合であっても、はんだブリッジが発生してしまうことをより確実に抑制できるようにもしている。
具体的には、角部ランド231の平面視における輪郭線C1を、第1最短点P1と第2最短点P2とで内側輪郭線C11と外側輪郭線C12とに区画し、ソルダレジスト層22の平面視における角部ランド231の周縁部Rを、内側領域R1と外側領域R2とに区画した場合に、ソルダレジスト層22には、角部ランド231の側面2312を露出させるレジストクリアランス221が、内側領域R1及び外側領域R2のうち外側領域R2のみに形成されるようにしている。
ここで、第1最短点P1は、第1ランド232との距離が最短となる部位のうち第2方向(Y方向)において最も外側に位置する点のことである。同様に、第2最短点P2は、第2ランド233との距離が最短となる部位のうち第1方向(X方向)において最も外側に位置する点のことである。
また、内側領域R1は、第1最短点P1から第2方向(Y方向)の外側に延びる第1半直線L1、第2最短点P2から第1方向(X方向)の外側に延びる第2半直線L2及び内側輪郭線C11で区画される領域のことである。同様に、外側領域R2は、第1半直線L1、第2半直線L2及び外側輪郭線C12で区画される領域のことである。
そして、角部ランド231は、レジストクリアランス221により露出する側面2312まではんだ30で接合されるようにしている。
さらに、本実施形態では、角部ランド231における外側輪郭線C12側の側面23122の全面が露出するようにレジストクリアランス221を形成している。
こうすることで、4隅に位置する角部ランド231をはんだ30で接合する際に、角部ランド231の上面2311だけでなく、外側に位置する側面2312の全面もはんだ30で接合されるようにしている。こうすれば、温度変化が生じた際に、半導体パッケージ10と実装基板20との熱膨張係数の差によって反りや応力集中が発生しやすい角部ランド231の外側におけるはんだ30の接触角θ1を図3に示す接触角θ2よりも大きくすることが可能になる。なお、図3には、従来の半導体装置1Aを示しており、この図3に示す接触角θ2は、レジストクリアランス221を形成しない状態で角部ランド231をはんだ30で接合した場合におけるはんだ30の外側の接触角のことである。
このように、本実施形態では、はんだ30の外側における接触角θ1が大きくなるようにすることで、角部ランド231の外側で反りや応力集中が発生してしまうことが抑制できるようにし、温度変化によるはんだ30の耐久性をより向上させられるようにしている。
また、ソルダレジスト層22は、角部ランド231の周縁部Rのうち第1ランド232側及び第2ランド233側となる内側領域R1には、レジストクリアランス221が形成されないようにしている。すなわち、第1ランド232側及び第2ランド233側となる内側輪郭線C11側の側面23121の全面がソルダレジスト層22に接触するようにしている。こうすることで、ソルダレジスト層22が存在する部分の第1ランド232までの距離及び第2ランド233までの距離が短くなってしまうことを抑制できるようにしている。そして、角部ランド231と第1ランド232との間ではんだブリッジが生じてしまったり、角部ランド231と第2ランド233との間ではんだブリッジが生じてしまったりすることを、より確実に抑制することができるようにしている。
なお、半導体パッケージ10及び実装基板20を、図4及び図5に示す構成とすることも可能である。図4及び図5に示す半導体パッケージ10では、電極13の周囲にオーバーレジスト部が形成されるようにしている。一方、図4及び図5に示す実装基板20では、角部ランド231の内側輪郭線C11側のみにオーバーレジスト部222が形成されるようにしている。
このような構成とすることでも、上記実施形態で示した構成とほぼ同様の作用、効果を奏することが可能になる。
また、図6に示すように、LGA(Land Grid Array)タイプの半導体パッケージに対応する実装基板20とすることも可能である。図6に示す実装基板20の基板本体21上には、平面視で略矩形となるランド23が格子状に並ぶように配置されている。
このように、平面視で略矩形となるランド23を格子状に並べた場合、第1ランド232側の辺S1が、第1ランド232との距離が最短となる部位となっている。そして、辺S1のうち第2方向(Y方向)において最も外側に位置する点(図6の左上の頂点)が第1最短点P1となっている。同様に、第2ランド233側の辺S2が、第2ランド233との距離が最短となる部位となっており、辺S2のうち第1方向(X方向)において最も外側に位置する点(図6の右下の頂点)が第2最短点P2となっている。
このような構成とすることでも、上記実施形態で示した構成とほぼ同様の作用、効果を奏することが可能になる。
[作用・効果]
以下では、上記実施形態及びその変形例で示した半導体装置の特徴的構成及びそれにより得られる効果を説明する。
上記実施形態及びその変形例で示した半導体装置1は、半導体パッケージ10と、半導体パッケージ10が接合される実装基板20と、を備えている。
また、実装基板20は、基板本体21と、基板本体21の表面211上に配置されるソルダレジスト層22と、を備えている。さらに、実装基板20は、ソルダレジスト層22によって電気的に絶縁された状態で基板本体21の表面211上に配置され、半導体パッケージ10にはんだ30で接合される複数のランド23を備えている。
ここで、複数のランド23は、角部に配置される角部ランド231と、角部ランド231と第1方向(X方向)で隣り合う第1ランド232と、角部ランド231と第1方向(X方向)と交差する第2方向(Y方向)で隣り合う第2ランド233と、を備えている。
また、角部ランド231の平面視における輪郭線C1を、第1最短点P1と第2最短点P2とで内側輪郭線C11と外側輪郭線C12とに区画し、ソルダレジスト層22の平面視における角部ランド231の周縁部Rを、内側領域R1と外側領域R2とに区画した場合に、ソルダレジスト層22には、角部ランド231の側面2312を露出させるレジストクリアランス221が、内側領域R1及び外側領域R2のうち外側領域R2のみに形成されるようにしている。
ここで、第1最短点P1は、第1ランド232との距離が最短となる部位のうち第2方向(Y方向)において最も外側に位置する点のことである。同様に、第2最短点P2は、第2ランド233との距離が最短となる部位のうち第1方向(X方向)において最も外側に位置する点のことである。
また、内側領域R1は、第1最短点P1から第2方向(Y方向)の外側に延びる第1半直線L1、第2最短点P2から第1方向(X方向)の外側に延びる第2半直線L2及び内側輪郭線C11で区画される領域のことである。同様に、外側領域R2は、第1半直線L1、第2半直線L2及び外側輪郭線C12で区画される領域のことである。
そして、角部ランド231は、レジストクリアランス221により露出する側面2312まではんだ30で接合されている。
このように、上記実施形態及びその変形例で示した半導体装置1では、4隅に位置するランド(角部ランド231)をはんだ30で接合する際に、角部ランド231の外側に位置する側面2312まではんだ30で接合されるようにしている。こうすれば、温度変化が生じた際に、半導体パッケージ10と実装基板20との熱膨張係数の差によって反りや応力集中が発生しやすい角部ランド231の外側におけるはんだ30の接触角θ1をより大きくすることが可能になる。その結果、角部ランド231の外側で反りや応力集中が発生してしまうことが抑制されて、温度変化によるはんだの耐久性をより向上させることが可能になる。
また、上記実施形態及びその変形例で示した半導体装置1では、ソルダレジスト層22における角部ランド231の周縁部Rのうち第1ランド232側及び第2ランド233側となる内側領域R1には、レジストクリアランス221が形成されないようにしている。すなわち、角部ランド231の側面2312は、第1ランド232側及び第2ランド233側となる内側輪郭線C11側においては、ソルダレジスト層22に接触するようにしている。こうすれば、ソルダレジスト層22が存在する部分の第1ランド232までの距離及び第2ランド233までの距離が短くなってしまうことを抑制することが可能になる。その結果、角部ランド231と第1ランド232との間ではんだブリッジが生じてしまったり、角部ランド231と第2ランド233との間ではんだブリッジが生じてしまったりすることを、より確実に抑制することが可能になる。
このように、上記実施形態及びその変形例で示した半導体装置1とすれば、多極かつ挟ピッチ化を図った場合であっても、はんだブリッジが発生してしまうことをより確実に抑制しつつ、温度変化によるはんだの耐久性をより向上させることが可能になる。
また、角部ランド231における外側輪郭線C12側の側面23122の全面が露出するようにレジストクリアランス221が形成されていてもよい。
こうすれば、温度変化が生じた際に、半導体パッケージ10と実装基板20との熱膨張係数の差によって反りや応力集中が発生しやすい角部ランド231の外側において、外側輪郭線C12側の側面23122の全面にはんだ30を接触させることが可能になる。その結果、温度変化によるはんだ30の耐久性をより向上させることが可能になる。
[その他]
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態及びその変形例で説明した構成を適宜組み合わせた構成とすることが可能である。
また、上記実施形態及びその変形例では、輪郭形状が円形または四角形となるようにしたランド23を例示したが、ランド23の輪郭形状は、例えば、四角以外の多角形状等、様々な形状とすることが可能である。
また、上記実施形態及びその変形例では、半導体パッケージ10として、BGA(Ball Grid Array)の半導体パッケージ及びLGA(Land Grid Array)の半導体パッケージを例示したが、QFP(Quad Flat Package)の半導体パッケージとすることも可能である。
また、上記実施形態及びその変形例では、角部ランド231における外側輪郭線C12側の側面23122の全面が露出するようにレジストクリアランス221を形成したものを例示したが、側面23122の一部のみを露出させるようにすることも可能である。
また、上記実施形態及びその変形例では、実装基板20の角部に複数のランド23を形成したものを例示したが、実装基板20の中央部等、角部以外の部位に複数のランド23を形成することも可能である。この場合、半導体パッケージ10と実装基板20とが厚さ方向(実装方向:Z方向)で重なり合う領域をランド23の実装領域とし、この実装領域の角部に配置されるランド23を角部ランド231として、本発明を適用することが可能である。
また、半導体パッケージや実装基板、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
1 半導体装置
10 半導体パッケージ
20 実装基板
21 基板本体
211 表面
22 ソルダレジスト層
R 周縁部
R1 内側領域
R2 外側領域
221 レジストクリアランス
23 ランド
231 角部ランド
2312 側面
23122 外側輪郭線側の側面
C1 輪郭線
C11 内側輪郭線
C12 外側輪郭線
P1 第1最短点
P2 第2最短点
L1 第1半直線
L2 第2半直線
232 第1ランド
233 第2ランド
30 はんだ
X方向 第1方向
Y方向 第2方向

Claims (2)

  1. 半導体パッケージと、
    前記半導体パッケージが接合される実装基板と、
    を備え、
    前記実装基板は、
    基板本体と、
    前記基板本体の表面上に配置されるソルダレジスト層と、
    前記ソルダレジスト層によって電気的に絶縁された状態で前記基板本体の表面上に配置され、前記半導体パッケージにはんだで接合される複数のランドと、
    を備え、
    前記複数のランドは、
    角部に配置される角部ランドと、
    前記角部ランドと第1方向で隣り合う第1ランドと、
    前記角部ランドと前記第1方向と交差する第2方向で隣り合う第2ランドと、
    を備えており、
    前記角部ランドの平面視における輪郭線を、前記第1ランドとの距離が最短となる部位のうち前記第2方向において最も外側に位置する第1最短点と、前記第2ランドとの距離が最短となる部位のうち前記第1方向において最も外側に位置する第2最短点と、で内側輪郭線と外側輪郭線とに区画し、
    前記ソルダレジスト層の平面視における前記角部ランドの周縁部を、前記第1最短点から前記第2方向の外側に延びる第1半直線、前記第2最短点から前記第1方向の外側に延びる第2半直線及び前記内側輪郭線で区画される内側領域と、前記第1半直線、前記第2半直線及び前記外側輪郭線で区画される外側領域と、に区画した場合に、
    前記ソルダレジスト層には、前記角部ランドの側面を露出させるレジストクリアランスが、前記内側領域及び前記外側領域のうち前記外側領域のみに形成されており、
    前記角部ランドは、前記レジストクリアランスにより露出する側面まで前記はんだで接合されている、
    半導体装置。
  2. 前記レジストクリアランスは、前記角部ランドにおける前記外側輪郭線側の側面の全面が露出するように形成されている、
    請求項1に記載の半導体装置。
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