JP2024038912A - 保護カバー装置、および保護カバーの設置構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 障害物との干渉を的確に避けることができる保護カバー装置を提供する。【解決手段】 保護カバー装置3は、建物における壁の入隅領域部1に配置される。保護カバー装置3は、保護カバー5とスペーサ6とを備える。保護カバー5は、入隅領域部1に沿って配設される配線・配管材2の配設経路5aを形成するとともに、入隅領域部1を形成する二つの壁面1a、1aのそれぞれに沿う二つの側部5b、5bを備える。スペーサ6は、二つの側部5b、5bの両方またはいずれか一方とその側部5bに対向する壁面1aとの間に介在する。スペーサ6の幅6aは、そのスペーサ6aが介在する側部5bの外側の端縁5cから、各側部5b、5bの底面のそれぞれを含む二つの側部仮想面5d、5dが交わる側部交線5eまでの距離5fよりも短い。【選択図】 図2
Description
この発明は、入隅領域部に配置される保護カバー装置、および、入隅領域部における保護カバーの設置構造に関するものである。
従来、建物内の壁面が交差する入隅領域部に配置される配線用保護カバーがあった(例えば、特許文献1参照)。図28に示すように、この保護カバー23は、基台24と蓋体25とで構成され、内部に、線類22を収容する配線収容空間26を有していた。そして、保護カバー23は、基台24と蓋体25とに、突出形成された折取予定板24a、25aを備えていた。そこで、保護カバー23は、床面21aと壁面21bとの入隅領域部21において、折取予定板24a、25aの先端を壁面21bに当接させるようにして、床面21aに載置された。このとき、折取予定板24a、25aによって、その下方に空間部27が形成されることから、床面21aと壁面21bとの交差部分に異物28が存している場合でも、その異物28と干渉することなく、保護カバー23を壁面21bに当接させて設置することができた。
ところで、前記従来の保護カバー23においては、床面21aと壁面21bとの交差部分に異物28(障害物)が存していなく、不要となった折取予定板24a、25aを折り取った場合には、その後に状況が変化して、折取予定板24a、25aが必要となったとしても、折り取った折取予定板24a、25aを元に戻すことはできず、その変化した状況に対応することができなかった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、障害物との干渉を的確に避けることができる、保護カバー装置、および保護カバーの設置構造を提供することにある。
この発明に係る保護カバー装置、および保護カバーの設置構造は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る保護カバー装置は、建物における壁の入隅領域部に配置される保護カバー装置である。この保護カバー装置は、前記入隅領域部に沿って配設される配線・配管材の配設経路を形成するとともに、前記入隅領域部を形成する二つの壁面のそれぞれに沿う二つの側部を備える保護カバーと、前記二つの側部の両方またはいずれか一方とその側部に対向する前記壁面との間に介在するスペーサとを、備える。ここで、前記スペーサの幅は、そのスペーサが介在する前記側部の外側の端縁から、各側部の底面のそれぞれを含む二つの側部仮想面が交わる側部交線までの距離よりも短い。
請求項1に記載の発明に係る保護カバー装置は、建物における壁の入隅領域部に配置される保護カバー装置である。この保護カバー装置は、前記入隅領域部に沿って配設される配線・配管材の配設経路を形成するとともに、前記入隅領域部を形成する二つの壁面のそれぞれに沿う二つの側部を備える保護カバーと、前記二つの側部の両方またはいずれか一方とその側部に対向する前記壁面との間に介在するスペーサとを、備える。ここで、前記スペーサの幅は、そのスペーサが介在する前記側部の外側の端縁から、各側部の底面のそれぞれを含む二つの側部仮想面が交わる側部交線までの距離よりも短い。
この保護カバー装置によると、入隅領域部において、保護カバーは、その保護カバーの側部と入隅領域部を形成する壁面との間にスペーサが介在することで、壁面から離れる。保護カバーが、壁面から離れることで、入隅領域部の角部に障害物があっても、保護カバーは、その障害物との干渉を避けることができる。そして、スペーサの幅は、そのスペーサが介在する側部の外側の端縁から、各側部の底面のそれぞれを含む二つの側部仮想面が交わる側部交線までの距離よりも短くなっており、スペーサもまた、前記障害物との干渉を避けることができる。
また、請求項2に記載の発明に係る保護カバー装置は、建物における壁の入隅領域部に配置される保護カバー装置である。この保護カバー装置は、前記入隅領域部に沿って配設される配線・配管材の配設経路を形成するとともに、前記入隅領域部を形成する二つの壁面のそれぞれに沿う二つの側部を備える保護カバーと、前記二つの側部の両方またはいずれか一方とその側部に対向する前記壁面との間に介在するスペーサとを、備える。ここで、前記スペーサは、そのスペーサが介在する前記側部と位置合わせされる位置合わせ部を備え、前記側部に位置合わせされた状態で、前記二つの壁面のそれぞれを含む二つの入隅領域部仮想面が交わる入隅領域部交線から離れる。
この保護カバー装置によると、入隅領域部において、保護カバーは、その保護カバーの側部と入隅領域部を形成する壁面との間にスペーサが介在することで、壁面から離れる。保護カバーが、壁面から離れることで、入隅領域部の角部に障害物があっても、保護カバーは、その障害物との干渉を避けることができる。そして、スペーサは、側部に位置合わせされた状態で、二つの壁面のそれぞれを含む二つの入隅領域部仮想面が交わる入隅領域部交線から離れることから、スペーサもまた、前記障害物との干渉を避けることができる。
また、請求項3に記載の発明に係る保護カバー装置は、請求項1または2に記載の保護カバー装置において、前記保護カバーは、基台と、その基台に組み付けられてその基台とで前記配設経路を形成する蓋体とを備える。ここで、前記基台は、前記二つの側部を構成する二つの側壁と、それら二つの側壁を繋ぐ繋ぎ部とを有する。そして、前記保護カバーにおいて、前記二つの側部のそれぞれの外側の端縁から、各側部の底面のそれぞれを含む二つの側部仮想面が交わる側部交線までの距離は、互いに同じである。そこで、前記二つの側部の両方またはいずれか一方とその側部に対向する前記壁面との間に前記スペーサが介在するようにして、前記二つの側壁が前記二つの壁面に固定可能である。
また、請求項4に記載の発明に係る保護カバー装置は、請求項1または2に記載の保護カバー装置において、前記保護カバーは、前記側部を構成する第1側部を有して前記入隅領域部に沿って直線状に延びる直状保護カバーと、前記側部を構成する第2側部を有するとともに、前記直状保護カバーを接続可能な接続口を有する付属保護カバーとを、備える。前記スペーサは、接続状態にある前記直状保護カバーと前記付属保護カバーとに渡って配置される連続スペーサである。そして、前記スペーサは、そのスペーサが介在する前記側部と位置合わせされる位置合わせ部を備え、その位置合わせ部は、前記第1側部と位置合わせ可能な直状保護カバー用位置合わせ部と、前記第2側部と位置合わせ可能な付属保護カバー用位置合わせ部とを備える。
また、請求項5に記載の発明に係る保護カバー装置は、請求項4に記載の保護カバー装置において、前記付属保護カバーは、前記第2側部の両方が、各第2側部の底面のそれぞれを含む二つの側部仮想面が交わる側部交線に達することなく短く形成されている。
また、請求項6に記載の発明に係る保護カバー装置は、請求項1または2に記載の保護カバー装置において、前記保護カバーは、前記側部を構成する第1側部を有して前記入隅領域部に沿って直線状に延びる直状保護カバーと、前記側部を構成する第2側部を有するとともに、前記直状保護カバーを接続可能な接続口を有する付属保護カバーとを、備える。そして、前記スペーサは、前記直状保護カバー用の直状スペーサと、その直状スペーサとは別体である、前記付属保護カバー用の付属スペーサとを備える。
また、請求項7に記載の発明に係る保護カバーの設置構造は、建物における壁の入隅領域部に沿って配設される配線・配管材の配設経路を形成する保護カバーの、設置構造である。前記保護カバーは、長手方向の少なくとも一部に、前記配線・配管材を囲繞する囲繞部を備える。また、前記保護カバーは、前記入隅領域部を形成する二つの壁面のそれぞれに沿う二つの側部を備え、前記二つの側部の両方またはいずれか一方とその側部に対向する前記壁面との間にスペーサが介在して、その壁面から、前記保護カバーが形成する前記配設経路が離れて位置する。そして、前記スペーサは、前記二つの壁面のそれぞれを含む二つの入隅領域部仮想面が交わる入隅領域部交線から離れることで、前記保護カバーに加えて前記スペーサは、前記入隅領域部交線部分に形成された障害物との干渉が回避されている。
この発明に係る保護カバー装置、および保護カバーの設置構造によれば、スペーサを、必要に応じて設けることで、入隅領域部の角部における障害物との干渉を的確に避けることができる。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1~図7は、本発明の第一の実施の形態を示す。図中符号1は、建物における壁の入隅領域部を示す。2は、前記入隅領域部1に沿って配設される配線・配管材(配線材または配管材)を示す。3は、前記入隅領域部1に配置される保護カバー装置を示す。4は、保護カバーの設置構造を示す。
保護カバー装置3は、保護カバー5と、スペーサ6とを備える。保護カバー5は、配線・配管材2の配設経路5aを形成するとともに、入隅領域部1を形成する二つの壁面1a、1aのそれぞれに沿う二つの側部5b、5bを備える。スペーサ6は、これら二つの側部5b、5bの両方またはいずれか一方(図示実施の形態では、両方)とその側部5bに対向する前記壁面1aとの間に介在する。ここで、壁面1aは、立壁面、床壁面、天井壁面等からなり、入隅領域部1は、天井壁面と立壁面とが交差する部分の上方入隅領域部とか、立壁面と床壁面とが交差する部分の下方入隅領域部とか、立壁面どうしが交差する部分の縦方向入隅領域部とかからなる。
スペーサ6の幅6aは、そのスペーサ6が介在する前記側部5bの外側の端縁5cから、各側部5b、5bの底面のそれぞれを含む二つの側部仮想面5d、5dが交わる側部交線5eまでの距離5fよりも短くなっている。
また、スペーサ6は、そのスペーサ6が介在する前記側部5b(ひいては、保護カバー5)と位置合わせ(図示実施の形態においては、幅方向において位置合わせ)される位置合わせ部6bを備え、前記側部5bに位置合わせされた状態で、前記二つの壁面1a、1aのそれぞれを含む二つの入隅領域部仮想面1b、1bが交わる入隅領域部交線1cから離れるように形成されている。
詳細には、保護カバー5において、前記二つの側部5b、5bのそれぞれの外側の端縁5c、5cから、各側部5b、5bの底面のそれぞれを含む二つの側部仮想面5d、5dが交わる側部交線5eまでの距離5f、5fは、互いに同じである。そして、二つの側部5b、5bの両方またはいずれか一方とその側部5bに対向する前記壁面1aとの間に前記スペーサ6が介在するようにして、二つの側部5b、5b(詳しくは、後述する基台7における二つの側壁7a、7a)が、二つの壁面1a、1aに固定可能となっている。
また、保護カバー5は、基台7と、その基台7に組み付けられてその基台7とで前記配設経路5aを形成する蓋体8とを備える。そして、基台7は、前記二つの側部5b、5bを構成する二つの側壁7a、7a(詳しくは、二つの側壁7a、7aと、それら二つの側壁7a、7aを繋ぐ繋ぎ部7b)を有する。詳細には、二つの側壁7a、7a(側部5b、5b)は、各側壁7a、7a(各側部5b、5b)の底面のそれぞれを含む二つの側部仮想面5d、5dが交わる側部交線5eに達することなく短く形成され、繋ぎ部7bは、両側壁7a、7a(両側部5b、5b)を、前記側部交線5eに近い側で繋ぐものであって、前記側部交線5eから控えて(離れて)位置する。図示実施の形態においては、この繋ぎ部7bは、両側壁7a、7a(側部5b、5b)に対し、傾斜して形成されている。
保護カバー5の設置構造4においては、保護カバー5は、長手方向の少なくとも一部に(図示実施の形態においては、全長に渡って)、配線・配管材2を囲繞する囲繞部を備える。図示実施の形態においては、基台7と蓋体8とで、この囲繞部が形成されている。そして、保護カバー5は、前記入隅領域部1を形成する前記二つの壁面1a、1aのそれぞれに沿う二つの側部5b、5bを備え、前記二つの側部5b、5bの両方またはいずれか一方(図示実施の形態では、両方)とその側部5bに対向する前記壁面1aとの間にスペーサ6が介在して、その壁面1aから、保護カバー5が形成する配設経路5aが離れて位置する。そこで、スペーサ6は、二つの壁面1a、1aのそれぞれを含む二つの入隅領域部仮想面1b、1bが交わる入隅領域部交線1cから離れることで、保護カバー5に加えてスペーサ6は、例えば、入隅領域部交線1c部分に形成された障害物1dとの干渉が回避されている。
具体的には、保護カバー5は、前記入隅領域部1に沿って直線状に延びる直状保護カバー501からなる。もっとも、保護カバー5は、直状保護カバー501、501どうしを繋ぐ付属保護カバーであったり、二つの壁面1a、1aの少なくとも一つの壁面1aに沿って屈曲もしくは分岐される配線・配管材2の屈曲・分岐箇所を収容可能な付属保護カバーであったり、二つの壁面1a、1aの少なくとも一つの壁面1aから壁裏に向けて屈曲もしくは分岐される配線・配管材2の屈曲・分岐箇所を収容可能な付属保護カバーであったりしてもよい。
この直状保護カバー501は、前記側部5bとしての第1側部5xを備え、また、前記基台7としての第1基台701と、前記蓋体8としての第1蓋体801とを備える。そして、第1基台701は、二つの側壁7a、7aと繋ぎ部7bとを有する。ここで、第1基台701(基台7)は、その側壁7aを貫通して壁面1aにねじ込まれたり打ち込まれたりするビス等の固着具9により、壁面1aに固定される。そして、側壁7a(側部5b)と、その側壁7a(側部5b)との間にスペーサ6が介在する場合には、固着具9は、側壁7aに加えてこのスペーサ6を貫通し、このスペーサ6も側壁7a(ひいては、第1基台701)と一緒に壁面1aに固定される。もっとも、先行してスペーサ6を壁面1aに固定した後に、第1基台701をスペーサ6に固定したり、第1基台701を、スペーサ6を貫通する固着具9を用いて壁面1aに固定してもよい。また、固着具9を用いることなく、第1基台701とかスペーサ6を接着とか粘着により固定するようにしてもよい。
また、第1基台701は、それぞれの側壁7a、7aから配設経路5a側へと突出する保持部7c、7cを有しており、それら保持部7c、7cが、配線・配管材2を挟み込むようにして保持する。
第1蓋体801(蓋体8)は、板状であって、前記配設経路5aを囲むように湾曲して形成される。そして、第1蓋体801は、各端部8aが、第1基台701における側壁7aの端面に被るまで延びており、第1基台701の側壁7aとこの第1蓋体801の端部8aとで、前記側部5bが形成される。また、第1蓋体801は、両端付近に、内側に突出して形成された嵌合凸部8bを有している。対する第1基台701は、保持部7cと側壁7aとで囲まれるようにして形成された嵌合凹部7dを有している。そこで、嵌合凸部8bが嵌合凹部7dに嵌まることで、第1蓋体801が、第1基台701に組み付けられる。また、第1蓋体801は、その裏面に、両嵌合凸部8b、8bに渡るようにして、断熱材8cが貼り付けられている。
スペーサ6は、帯状に形成されて、側壁7a(側部5b)に沿うように配置される。このスペーサ6は、天面に、前記位置合わせ部6bとしての直状保護カバー用位置合わせ部6xが設けられる。そして、スペーサ6は、直線状に延びる直状スペーサ601であって、前記位置合わせ部6b(詳しくは、直状保護カバー用位置合わせ部6x)は、スペーサ6(詳しくは、直状スペーサ601)の長手方向に連続する突起からなる。そして、この位置合わせ部6bとなる突起が、基台7(詳しくは、第1基台701)の側壁7a(側部5b)に形成された凹み7e(詳しくは、溝)に係合することで、スペーサ6は、保護カバー5の側部5b(ひいては、保護カバー5)と位置合わせされる。詳細には、位置合わせ部6bは、軟質材(例えば、軟質ゴムとか、軟質塩化ビニル樹脂等の軟質樹脂)によって形成される。より詳細には、位置合わせ部6bは、硬質のコア6cと、そのコア6cに被る軟質材からなる。そこで、この位置合わせ部6bが、側壁7aの凹み7eに係合したとき、軟質材が圧縮されることで、位置合わせ部6bの抜け方向に対して摩擦が作用して、位置合わせ部6bが凹み7eから抜け難くなり、その結果、スペーサ6は、基台7(ひいては、保護カバー5)から外れ難くなり、例えば、基台7を持ち上げたとき、スペーサ6は落下することがない。
また、スペーサ6は、天面に、そのスペーサ6の長手方向に連続する溝6dを備えており、この溝6dの部分で切断可能となっている。なお、図7は、スペーサ6が、二つの側部5b、5bの一方とその側部5bに対向する壁面1aとの間に介在する例を示す。
次に、この第一の実施の形態に示す保護カバー装置3、および保護カバー5の設置構造4の作用効果について説明する。この保護カバー装置3とか、保護カバー5の設置構造4によると、入隅領域部1において、保護カバー5は、その保護カバー5の側部5bと入隅領域部1を形成する壁面1aとの間にスペーサ6が介在することで、壁面1aから離れる。保護カバー5が、壁面1aから離れることで、入隅領域部1の角部(つまり、入隅領域部交線1c部分)に障害物1dがあっても、保護カバー5は、その障害物1dとの干渉を避けることができる。
そして、スペーサ6の幅6aは、そのスペーサ6が介在する側部5bの外側の端縁5cから、各側部5b、5bの底面のそれぞれを含む二つの側部仮想面5d、5dが交わる側部交線5eまでの距離5fよりも短くなっており、スペーサ6もまた、前記障害物1dとの干渉を避けることができる。また、スペーサ6は、側部5bに位置合わせされた状態で、二つの壁面1a、1aのそれぞれを含む二つの入隅領域部仮想面1b、1bが交わる入隅領域部交線1cから離れ、これによっても、スペーサ6は、前記障害物1dとの干渉を避けることができる。
すなわち、保護カバー5に対し、このようなスペーサ6を、必要に応じて設けることで、入隅領域部1の角部(つまり、入隅領域部交線1c部分)における障害物1dとの干渉を的確に避けることができる。
また、スペーサ6は、溝6dを備えており、スペーサ6をこの溝6dの部分で切断して、スペーサ6の幅6aを小さくすることで、前記障害物1dとの干渉を確実に避けることができる。
図8~図12は、本発明の第二の実施の形態を示す。この第二の実施の形態における保護カバー装置3は、保護カバー5が、直状保護カバー501と付属保護カバー502とを備えた、付属保護カバー付きの保護カバーであるが、基本的構成は、第一の実施の形態と同様であり、以下に、同様の部分には、同一の符号を付して、異なる部分を主に説明する。
直状保護カバー501は、側部5bを構成する第1側部5xを有して入隅領域部1に沿って直線状に延びる。詳細には、直状保護カバー501は、第一の実施の形態に示す保護カバー5としての直状保護カバー501と同様の断面形状を有し、基台7を構成する第1基台701と、蓋体8を構成する第1蓋体801を備える。
付属保護カバー502は、側部5bを構成する第2側部5yを有するとともに、直状保護カバー501を接続可能な接続口5gを有する。図示実施の形態においては、付属保護カバー502は、二つの直状保護カバー501、501を繋ぐように、前記接続口5gが両側にそれぞれ備わり計二つ設けられている。そして、二つの直状保護カバー501、501は、この付属保護カバー502を介して、同一直線状に位置し、それら直状保護カバー501、501が、入隅領域部1に沿って直線状に延びる。
また、付属保護カバー502は、第2側部5y、5yの両方が、各第2側部5y、5yの底面のそれぞれを含む二つの側部仮想面5d、5dが交わる側部交線5eに達することなく短く形成されている。そして、この付属保護カバー502における二つの第2側部5y、5yの両方またはいずれか一方(図示実施の形態では、両方)とその第2側部5yに対向する壁面1aとの間にスペーサ6が介在するようにして、二つの第2側部5y、5y(詳しくは、後述する第2基台702における二つの側壁7a、7a)が、二つの壁面1a、1aに固定可能となっている。
詳細には、付属保護カバー502は、基台7を構成する第2基台702と、蓋体8を構成する第2蓋体802とを備える。第2基台702は、前記第2側部5yを構成する側壁7a(詳しくは、二つの側壁7a、7aと、それら二つの側壁7a、7aを繋ぐ繋ぎ部7b)を有する。この第2基台702の繋ぎ部7bは、両側壁7a、7a(両第2側部5y、5y)を、前記側部交線5eに近い側で繋ぐものであって、前記側部交線5eから控えて(離れて)位置する。図示実施の形態においては、第2基台702の繋ぎ部7bは、両側壁7a、7a(両第2側部5y、5y)に対し、傾斜して形成されている。また、この第2基台702は、直状保護カバー501の第1基台701に係合する係合部7fが、両側にそれぞれ突出するように(図示実施の形態においては、二つの側壁7a、7aと繋ぎ部7bとが繋がる2箇所の部位において突出するように)形成されており、この係合により、付属保護カバー502(詳しくは、第2基台702)は、直状保護カバー501(詳しくは、第1基台701)に対し位置合わせされる。
第2蓋体802は、板状であって、前記配設経路5aを囲むように湾曲して形成される。そして、第2蓋体802は、両端部分に、内側に突出して形成された嵌合凸部8bを有している。対する第2基台702は、嵌合凹部7dを有しており、嵌合凸部8bが嵌合凹部7dに嵌まることで、第2蓋体802が、第2基台702に組み付けられる。また、第2蓋体802は、配設経路5aに沿う両側が、前記接続口5gとなって、その接続口5gが、直状保護カバー501の第1蓋体801に被るように大きく形成されている。
スペーサ6は、接続状態にある直状保護カバー501と付属保護カバー502とに渡って配置される連続スペーサである。このスペーサ6は、そのスペーサ6が介在する側部5bと位置合わせされる位置合わせ部6bを備え、その位置合わせ部6bは、直状保護カバー501の第1側部5xと位置合わせ可能な直状保護カバー用位置合わせ部6xと、付属保護カバー502の第2側部5yと位置合わせ可能な付属保護カバー用位置合わせ部6yとを備える。
詳細には、スペーサ6は、第一の実施の形態に示すスペーサ6と同様の断面形状を有する直状スペーサ601であって、この直状スペーサ601が、そのまま延設されて、付属保護カバー用の付属スペーサを兼ねている。そこで、位置合わせ部6bは、直状保護カバー用位置合わせ部6xと付属保護カバー用位置合わせ部6yとが、スペーサ6(詳しくは、直状スペーサ601)の長手方向に連続して形成される。そして、これら位置合わせ部6x、6yが、突起からなり、直状保護カバー用位置合わせ部6xが、直状保護カバー501における第1基台701の側壁7a(第1側部5x)に形成された凹み7e(詳しくは、溝)に係合することで、スペーサ6は、直状保護カバー501の第1側部5x(ひいては、直状保護カバー501)と位置合わせされる。また、付属保護カバー用位置合わせ部6yが、付属保護カバー502における第2基台702の側壁7a(第2側部5y)に形成された凹み7e(詳しくは、溝)に係合することで、スペーサ6は、付属保護カバー502の第2側部5y(ひいては、付属保護カバー502)と位置合わせされる。
この第二の実施の形態における作用効果は、第一の実施の形態と同様であるが、保護カバー5は、直状保護カバー501と付属保護カバー502とを備えており、スペーサ6は、連続スペーサであって、直状保護カバー501(図示実施の形態においては、二つの直状保護カバー501、501)と付属保護カバー502とに渡って配置される。
また、直状保護カバー501、501と付属保護カバー502とは、入隅領域部1に沿って直線状に並べられるものであり、それら直状保護カバー501、501と付属保護カバー502とを、入隅領域部1に沿う任意の位置に配置することができる。
図13図~図20は、本発明の第三の実施の形態を示す。この実施の形態は、第二の実施の形態とは、スペーサ6が、直状保護カバー501と付属保護カバー502に対して個別に設けられる点が異なるが、他の基本的構成は同様であり、以下に、同様の部分には、同一の符号を付して、異なる部分を主に説明する。
直状保護カバー501は、側部5bを構成する第1側部5xを有して入隅領域部1に沿って直線状に延びる。詳細には、直状保護カバー501は、第二の実施の形態に示す直状保護カバー501(ひいては、第一の実施の形態に示す保護カバー5としての直状保護カバー501)と同様の断面形状を有し、同様に、基台7を構成する第1基台701と、蓋体8を構成する第1蓋体801を備える。
付属保護カバー502は、側部5bを構成する第2側部5yを有するとともに、直状保護カバー501を接続可能な接続口5gを有する。詳細には、付属保護カバー502は、二つの壁面1a、1aの少なくとも一方の壁面1aに向けて屈曲または分岐する配線・配管材2の屈曲・分岐箇所(屈曲箇所または分岐箇所)を収容する。図示実施の形態においては、付属保護カバー502は、前記接続口5gを一つ有し、二つの壁面1a、1aの少なくとも一方の壁面1aに向けて屈曲する配線・配管材2の屈曲箇所を収容する。ここで、付属保護カバー502(詳しくは、後述する第2基台702)には、配線・配管材2が通る通孔7gがあけられ、同様に、壁面1aには、配線・配管材2が通る壁孔1eがあけられる。
また、付属保護カバー502は、第2側部5y、5yの両方が、各第2側部5y、5yの底面のそれぞれを含む二つの側部仮想面5d、5dが交わる側部交線5eに達することなく短く形成されている。そして、この付属保護カバー502における二つの第2側部5y、5yの両方またはいずれか一方(図示実施の形態では、一方)とその第2側部5yに対向する壁面1aとの間にスペーサ6(詳しくは、後述する付属スペーサ602)が介在するようにして、二つの第2側部5y、5y(詳しくは、後述する第2基台702における二つの側壁7a、7a)が、二つの壁面1a、1aに固定可能となっている。
詳細には、付属保護カバー502は、基台7を構成する第2基台702と、蓋体8を構成する第2蓋体802とを備える。第2基台702は、前記第2側部5yを構成する側壁7a(詳しくは、二つの側壁7a、7aと、それら二つの側壁7a、7aを繋ぐ繋ぎ部7b)を有する。この第2基台702の繋ぎ部7bは、両側壁7a、7a(両第2側部5y、5y)を、前記側部交線5eに近い側で繋ぐものであって、前記側部交線5eから控えて(離れて)位置する。図示実施の形態においては、第2基台702の繋ぎ部7bは、両側壁7a、7a(両第2側部5y、5y)に対し、傾斜して形成されている。また、この第2基台702は、直状保護カバー501の第1基台701に係合する係合部7fが、一方側に突出するように(図示実施の形態においては、二つの側壁7a、7aと繋ぎ部7bとが繋がる2箇所の部位において突出するように)形成されており、この係合により、付属保護カバー502(詳しくは、第2基台702)は、直状保護カバー501(詳しくは、第1基台701)に対し位置合わせされる。
第2蓋体802は、板状であって、前記配設経路5aを囲むように湾曲して形成される。そして、第2蓋体802は、両端部分に、内側に突出して形成された嵌合凸部8bを有している。対する第2基台702は、嵌合凹部7dを有しており、嵌合凸部8bが嵌合凹部7dに嵌まることで、第2蓋体802が、第2基台702に組み付けられる。このとき、第2蓋体802が第2基台702の全体を覆うことなく、第2基台702の一部が、第2蓋体802から露出する(図15参照)。また、第2蓋体802は、配設経路5aに沿う一方側が、前記接続口5gとなって、その接続口5gが、直状保護カバー501の第1蓋体801に被ることとなる。
スペーサ6は、直状保護カバー501用の直線状に延びる直状スペーサ601と、その直状スペーサ601とは別体である、付属保護カバー502用の付属スペーサ602とを備える。ここで、直状スペーサ601は、その直状スペーサ601が介在する第1側部5xと位置合わせされる直状保護カバー用位置合わせ部6xを備える。詳細には、直状保護カバー用位置合わせ部6xは、直状スペーサ601の長手方向に連続する突起からなり、直状保護カバー用位置合わせ部6xが、直状保護カバー501における第1基台701の側壁7a(第1側部5x)に形成された凹み7e(詳しくは、溝)に係合することで、直状スペーサ601は、直状保護カバー501の第1側部5x(ひいては、直状保護カバー501)と位置合わせされる。
付属スペーサ602は、付属保護カバー502の第2基台702に形成された通孔7gに合わせるように、略半円形の切欠き状の孔6eを有している。そして、付属スペーサ602は、その付属スペーサ602が介在する第2側部5yと位置合わせされる付属保護カバー用位置合わせ部6yを備える。詳細には、付属保護カバー用位置合わせ部6yは、柱状の突起からなり、付属保護カバー用位置合わせ部6yが、付属保護カバー502における第2基台702の側壁7a(第2側部5y)に形成された凹み7e(詳しくは、孔)に係合することで、付属スペーサ602は、付属保護カバー502の第2側部5y(ひいては、付属保護カバー502)と位置合わせされる。
また、付属スペーサ602は、直状スペーサ601に係合する係合部6fを有し、この係合により、付属スペーサ602は、直状スペーサ601に対し位置合わせされる。図示実施の形態においては、係合部6fは、直状スペーサ601の外側面に当接するように突出形成されるが、その当接する箇所は特に問わない。
この第三の実施の形態における作用効果は、第二の実施の形態と同様であるが、スペーサ6は、直状保護カバー501用の直状スペーサ601と、付属保護カバー502用の付属スペーサ602とに分かれている。
また、付属保護カバー502の第2基台702には、通孔7gがあけられており、この通孔7gを壁孔1e(あるいは、付属スペーサ602の切欠き状の孔6e)に合わせるようにして、付属保護カバー502(詳しくは、第2基台702)を入隅領域部1に配置することができ、また、その後に、その付属保護カバー502(第2基台702)と並ぶように、直状保護カバー501(詳しくは、第1基台701)を配置することができる。
図21~図24は、本発明の第四の実施の形態を示す。この実施の形態は、第二の実施の形態とは、付属保護カバー502が、二つの接続口5g、5gに加えて、他の接続口5hを有し、スペーサ6が、直状保護カバー501と付属保護カバー502に対して個別に設けられる点が異なるが、他は同様であり、以下に、同様の部分には、同一の符号を付して、異なる部分を主に説明する。
付属保護カバー502は、T字状に形成され、二つの接続口5g、5gが、相対する位置に設けられて、第二の実施の形態における接続口に相当し、他の接続口5hが、これら二つの接続口5g、5gとは直交する側に設けられる。そこで、二つの接続口5g、5gには、二つの壁面1a、1aによって形成される入隅領域部1に沿って直線状に延びる直状保護カバー501、501が接続される。そして、他の接続口5hには、入隅領域部1から離れるようにして二つの壁面1a、1aのうち一方の壁面1aに沿って直線状に延びる他の直状保護カバー503が接続される。
付属保護カバー502用の付属スペーサ602は、一つが、T字状に形成されたT字状付属スペーサ603からなり、もう一つが、直線状に延びる直状付属スペーサ604からなる。そこで、T字状付属スペーサ603は、前記一方の壁面1aにおいて二つの接続口5g、5gおよび他の接続口5hの間に位置するように配置され、直状付属スペーサ604は、二つの壁面1a、1aのうち他方の壁面1aにおいて二つの接続口5g、5gの間に位置するように配置される。
また、第三の実施の形態に示すスペーサ6と同様に、付属スペーサ602は、直状スペーサ601と位置合わせされる係合部6fを備える。この係合部6fは、図示実施の形態においては、直状スペーサ601の外側面に当接するように突出して形成されるが、その当接する箇所は特に問わない。
この第四の実施の形態における作用効果は、第二の実施の形態と同様であるが、スペーサ6は、直状保護カバー501用の直状スペーサ601と、付属保護カバー502用の付属スペーサ602とに分かれ、さらに、付属スペーサ602は、T字状付属スペーサ603と直状付属スペーサ604とからなっている。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、直状保護カバー501は、第1基台701と第1蓋体801とからなって、その両者が、長手に形成されているが、図25に示すように、第1蓋体801のみが長手に形成され、第1基台701は、短く形成されて、その第1基台701が複数設けられ、それら第1基台701、701が間隔をあけて配置されてもよい。同様に、直状保護カバー501に対し配置されるスペーサ6は、直線状に延びる直状スペーサ601からならなくても、短く形成され、そのスペーサ6が複数設けられて、それらスペーサ6、6が間隔をあけて配置されてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、直状保護カバー501は、第1基台701と第1蓋体801とからなって、その両者が、長手に形成されているが、図25に示すように、第1蓋体801のみが長手に形成され、第1基台701は、短く形成されて、その第1基台701が複数設けられ、それら第1基台701、701が間隔をあけて配置されてもよい。同様に、直状保護カバー501に対し配置されるスペーサ6は、直線状に延びる直状スペーサ601からならなくても、短く形成され、そのスペーサ6が複数設けられて、それらスペーサ6、6が間隔をあけて配置されてもよい。
また、直状保護カバー501とか付属保護カバー502は、基台7(詳しくは、第1基台701とか第2基台702)と蓋体8(詳しくは、第1蓋体801とか第2蓋体802)とからなるが、それらは、別体であって分離可能となっていなくても、ヒンジにより回動可能となっていてもよく、一体の筒状に形成されてもよい。
また、第二の実施の形態において、スペーサ6は、直状保護カバー501と付属保護カバー502とに渡って配置される連続スペーサからなるが、図26に示すように、直状保護カバー501用の直状スペーサ(図示せず)と、付属保護カバー502用の付属スペーサ602とに分かれていてもよい。
また、第三の実施の形態において、スペーサ6は、直状スペーサ601と付属スペーサ602とに分かれているが、図27に示すように、これらが一体に形成された直状の連続スペーサからなっていてもよい。
また、保護カバー5が、直状保護カバー501と付属保護カバー502とを備える場合であって、スペーサ6が、連続スペーサである場合に、そのスペーサ6の断面形状は、一定でなくてもよく、位置合わせ部6bにおいても、必ずしも、直状保護カバー用位置合わせ部6xと付属保護カバー用位置合わせ部6yとが、スペーサ6の長手方向に連続して形成されなくてもよい。
また、保護カバー5(直状保護カバー501とか付属保護カバー502)は、配線・配管材2を収容保護するものであるが、配線・配管材2が屈曲・分岐する場合、付属保護カバー502が収容保護する配線・配管材2の屈曲・分岐箇所は、配線・配管材2が、直接屈曲・分岐する箇所だけでなく、コネクタとか継手により屈曲・分岐する箇所を含むものである。
また、保護カバー5において、両側壁7a、7a(両側部5b、5b)を繋ぐ繋ぎ部7bは、傾斜して(つまり、斜めカット状に)形成されているが、円弧状に形成されてもよい。また、障害物1dの大きさ如何によっては、この繋ぎ部7bが設けられることなく、両側壁7a、7a(両側部5b、5b)が、側部交線5eに達するまで延びて直接繋がっていてもよい。
また、スペーサ6は、一カ所につき、一枚でなく、複数枚が重ねられるようにして用いられてもよい。
1 入隅領域部
1a 壁面
1b 入隅領域部仮想面
1c 入隅領域部交線
1d 障害物
2 配線・配管材
3 保護カバー装置
4 保護カバーの設置構造
5 保護カバー
501 直状保護カバー
502 付属保護カバー
5a 配設経路
5b 側部
5c 外側の端縁
5d 側部仮想面
5e 側部交線
5f 側部交線までの距離
5g 接続口
5x 第1側部
5y 第2側部
6 スペーサ
601 直状スペーサ
602 付属スペーサ
6a スペーサの幅
6b 位置合わせ部
6x 直状保護カバー用位置合わせ部
6y 付属保護カバー用位置合わせ部
7 基台
7a 側壁
7b 繋ぎ部
1a 壁面
1b 入隅領域部仮想面
1c 入隅領域部交線
1d 障害物
2 配線・配管材
3 保護カバー装置
4 保護カバーの設置構造
5 保護カバー
501 直状保護カバー
502 付属保護カバー
5a 配設経路
5b 側部
5c 外側の端縁
5d 側部仮想面
5e 側部交線
5f 側部交線までの距離
5g 接続口
5x 第1側部
5y 第2側部
6 スペーサ
601 直状スペーサ
602 付属スペーサ
6a スペーサの幅
6b 位置合わせ部
6x 直状保護カバー用位置合わせ部
6y 付属保護カバー用位置合わせ部
7 基台
7a 側壁
7b 繋ぎ部
Claims (7)
- 建物における壁の入隅領域部に配置される保護カバー装置であって、
前記入隅領域部に沿って配設される配線・配管材の配設経路を形成するとともに、前記入隅領域部を形成する二つの壁面のそれぞれに沿う二つの側部を備える保護カバーと、
前記二つの側部の両方またはいずれか一方とその側部に対向する前記壁面との間に介在するスペーサとを、備え、
前記スペーサの幅は、そのスペーサが介在する前記側部の外側の端縁から、各側部の底面のそれぞれを含む二つの側部仮想面が交わる側部交線までの距離よりも短い、保護カバー装置。 - 建物における壁の入隅領域部に配置される保護カバー装置であって、
前記入隅領域部に沿って配設される配線・配管材の配設経路を形成するとともに、前記入隅領域部を形成する二つの壁面のそれぞれに沿う二つの側部を備える保護カバーと、
前記二つの側部の両方またはいずれか一方とその側部に対向する前記壁面との間に介在するスペーサとを、備え、
前記スペーサは、そのスペーサが介在する前記側部と位置合わせされる位置合わせ部を備え、前記側部に位置合わせされた状態で、前記二つの壁面のそれぞれを含む二つの入隅領域部仮想面が交わる入隅領域部交線から離れる、保護カバー装置。 - 前記保護カバーは、基台と、その基台に組み付けられてその基台とで前記配設経路を形成する蓋体とを備え、
前記基台は、前記二つの側部を構成する二つの側壁と、それら二つの側壁を繋ぐ繋ぎ部とを有し、
前記保護カバーにおいて、前記二つの側部のそれぞれの外側の端縁から、各側部の底面のそれぞれを含む二つの側部仮想面が交わる側部交線までの距離は、互いに同じであって、
前記二つの側部の両方またはいずれか一方とその側部に対向する前記壁面との間に前記スペーサが介在するようにして、前記二つの側壁が前記二つの壁面に固定可能である、請求項1または2に記載の保護カバー装置。 - 前記保護カバーは、前記側部を構成する第1側部を有して前記入隅領域部に沿って直線状に延びる直状保護カバーと、前記側部を構成する第2側部を有するとともに、前記直状保護カバーを接続可能な接続口を有する付属保護カバーとを、備え、
前記スペーサは、接続状態にある前記直状保護カバーと前記付属保護カバーとに渡って配置される連続スペーサであって、
前記スペーサは、そのスペーサが介在する前記側部と位置合わせされる位置合わせ部を備え、その位置合わせ部は、前記第1側部と位置合わせ可能な直状保護カバー用位置合わせ部と、前記第2側部と位置合わせ可能な付属保護カバー用位置合わせ部とを備える、請求項1または2に記載の保護カバー装置。 - 前記付属保護カバーは、前記第2側部の両方が、各第2側部の底面のそれぞれを含む二つの側部仮想面が交わる側部交線に達することなく短く形成されている、請求項4に記載の保護カバー装置。
- 前記保護カバーは、前記側部を構成する第1側部を有して前記入隅領域部に沿って直線状に延びる直状保護カバーと、前記側部を構成する第2側部を有するとともに、前記直状保護カバーを接続可能な接続口を有する付属保護カバーとを、備え、
前記スペーサは、前記直状保護カバー用の直状スペーサと、その直状スペーサとは別体である、前記付属保護カバー用の付属スペーサとを備える、請求項1または2に記載の保護カバー装置。 - 建物における壁の入隅領域部に沿って配設される配線・配管材の配設経路を形成する保護カバーの、設置構造であって、
前記保護カバーは、長手方向の少なくとも一部に、前記配線・配管材を囲繞する囲繞部を備え、また、
前記保護カバーは、前記入隅領域部を形成する二つの壁面のそれぞれに沿う二つの側部を備え、前記二つの側部の両方またはいずれか一方とその側部に対向する前記壁面との間にスペーサが介在して、その壁面から、前記保護カバーが形成する前記配設経路が離れて位置し、
前記スペーサは、前記二つの壁面のそれぞれを含む二つの入隅領域部仮想面が交わる入隅領域部交線から離れることで、前記保護カバーに加えて前記スペーサは、前記入隅領域部交線部分に形成された障害物との干渉が回避されている、保護カバーの設置構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022143281A JP2024038912A (ja) | 2022-09-08 | 2022-09-08 | 保護カバー装置、および保護カバーの設置構造 |
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