JP4293254B2 - コネクタ - Google Patents

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

この発明は、互いに平行に配置されたプリント基板同士を着脱可能に接続するコネクタに関するものである。
従来、この種のコネクタとしては、特許文献1に記載された図12に示すような構成のものが存在する。このコネクタ50は、両プリント基板P1,P2の一方に実装されるソケット51と、他方に実装されるヘッダ52とからなる。ソケット51の接続凹部53の内側には、プリント基板P1上の回路に接続される複数のコンタクト54a,54bが設けられている。ヘッダ52は、ソケット51の接続凹部53に挿入されて結合される挿入部55を備え、この挿入部55には、ソケット51の各コンタクト54a,54bに接触する複数のコンタクト56a,56bが設けられている。そして、ソケット51の接続凹部53にヘッダ52の挿入部55を挿入すると、ソケット51の各コンタクト54a,54bとヘッダ52の各コンタクト56a,56bとが導通し、両プリント基板P1,P2同士がコネクタ50を介して電気的に接続される。
特開2000−100501号公報
しかしながら、上記公報に記載のコネクタ50においては、それぞれプリント基板P1,P2に実装された状態のソケット51とヘッダ52とを接続しようとする場合、その接続作業を両プリント基板P1,P2同士を近づけるように移動させながら行う必要がある。従って、両プリント基板P1,P2の位置関係を固定した後にコネクタ50を単独で装着することができないため、コネクタ50の接続作業性が悪かった。
また、前記公報以外の技術において、位置関係がすでに固定されている両プリント基板P1,P2同士をコネクタ50によって接続しようとするときに、両プリント基板P1,P2の位置関係が所定の位置関係からずれていることがある。このような状態のプリント基板P1のソケット51に対してプリント基板P2のヘッダ52を接続すると、ヘッダ52の各コンタクト56a,56bが柔軟に変形する形態でないことから、ソケット51及びヘッダ52に無理な力が加わった状態となる。この結果、ソケット51とヘッダ52との結合状態が悪化したり、各コンタクト54a,54b、56a,56bのプリント基板P1,P2に対する接触状態が悪化したりすることがあった。
さらに、ソケット51のコンタクト56a,56bが外部に露出しているため、組立て作業者の手が不用意に触れやすく、また、周囲の塵埃が付着し易い。この結果、コンタクト56a,56b間の絶縁性が損なわれやすかった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、互いに平行に配置された状態のプリント基板同士を容易に接続することができるとともに、コンタクト間の絶縁性を向上させたコネクタを提供することにある。
また、所定の位置関係からずれた状態で固定されたプリント基板同士を無理なく接続することができるコネクタを提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明は、互いに平行に配置された2つのプリント基板同士を電気的に接続するコネクタであって、前記各プリント基板上にそれぞれ実装されるとともに各プリント基板の表面に沿って配設された複数の基板コンタクトをそれぞれ備えた一対のレセプタクルと、両レセプタクル間を電気的に連絡する接続部材とを備え、同接続部材は、前記各レセプタクルに対してそれぞれ結合可能な一対のホルダと、この両ホルダ間に配設された複数の接続コンタクトとからなり、前記各レセプタクルに対する前記ホルダの結合状態において、各レセプタクルの基板コンタクト間を接続コンタクトによって接続するように構成され、さらに、前記両ホルダ又は両レセプタクルに固定された状態で前記各接続コンタクトを覆う絶縁材製のカバーを設け、同カバーには、前記両プリント基板同士の位置関係のずれを許容するように弾性変形する弾性変形部を形成したことを特徴とする。
この構成によれば、互いに平行に配置した2つのプリント基板上の各レセプタクルに対し、接続部材の各ホルダをプリント基板の厚さ方向にそれぞれ結合させることより、両プリント基板同士が接続部材を介して接続される。従って、両レセプタクルに接続部材を接続するためにプリント基板を移動させる必要がないため、プリント基板に対するコネクタの接続が容易となる。さらに、両ホルダ又は両レセプタクルに固定された状態で各接続コンタクトを覆う絶縁材製のカバーにより、各接続コンタクトが人の接触、塵埃等から保護され、その絶縁性が向上する。
また、両レセプタクル同士の接近及び離間方向に対する直交方向における位置が互いにずれた状態の両プリント基板に装着されたコネクタにカバーを装着するときに、カバーに一体形成された弾性変形部の弾性変形により、同方向における両ホルダの位置関係の変化が許容される。この結果、レセプタクルに結合されたホルダに対してカバーから無理な力が加わることが防止される。従って、同方向において位置ずれした両プリント基板に接続されたコネクタに対してカバーが容易に装着されるとともに、この位置ずれ状態でカバーを装着したことによるホルダとレセプタクルとの結合状態の悪化が防止される。
また、この発明において、前記接続コンタクトは、その両端部同士の位置関係の変化を許容する屈曲部又は湾曲部を有する。
この構成によれば、所定の位置関係からずれた状態で固定されたプリント基板にコネクタを装着する場合には、各接続コンタクトの屈曲部又は湾曲部が弾性変形して両ホルダの位置関係の変化を許容する。従って、両ホルダ及びレセプタクルに無理な力が加わることが防止されるため、ホルダとレセプタクルとの結合状態の悪化が防止される。
また、この発明において、前記カバーには、隣り合う前記接続コンタクトの間に介在することにより、同接続コンタクト同士の接触を防止する介在部を一体に形成したことを特徴とする。
この構成によれば、カバーに一体形成された介在部が、接続コンタクト同士の間に介在し、接続コンタクト同士の接触を防止する。従って、接続コンタクト同士の接触を防止するための部材を別に設ける必要がないため、部品点数の増加が防止され、さらに、組立工数の増加が防止される。
また、この発明において、前記カバーにおいて前記各ホルダに対応する位置には、第1係合部をそれぞれ一体形成するとともに、同各ホルダには、前記プリント基板の厚さ方向において前記第1係合部に係合する第2係合部をそれぞれ一体形成し、各第1係合部に対する各第2係合部の係合によってカバーが両ホルダに固定されるように構成したことを特徴とする。
この構成によれば、カバーに形成された第1係合部に対して、各ホルダに形成された第2係合部をプリント基板の厚さ方向に係合させることによってカバーが両ホルダに固定される。このため、コネクタからカバーを取り外すと、カバーに結合したままの接続部材が各レセプタクルから外れる。従って、カバーとともに接続部材を両レセプタクルから取り外すことができるため、カバーを介さず接続部材を両レセプタクルから直接取り外す場合とは異なり、接続部材が容易に取り外される。また、両ホルダの位置関係を保ったままで接続部材が両レセプタクルから取り外されるので、各接続コンタクトに無理な力が加わることは防止され、各接続コンタクトの変形が防止される。
また、この発明は、前記第1係合部は前記カバーの側壁部に形成された開口部であり、前記第2係合部は前記ホルダの側面に突出形成されるとともに前記開口部内に配置される凸状係合部であって、同開口部の幅方向内法を、同方向における前記凸状係合部の幅よりも大きくしたことを特徴とする。
この構成によれば、両レセプタクル同士の接近及び離間方向における位置関係がずれた状態の両プリント基板に装着されたコネクタにカバーを装着するときに、開口部内における凸状係合部の移動により、同方向における両ホルダの間隔の変化が許容される。この結果、レセプタクルに結合されたホルダに対してカバーから無理な力が加わることが防止される。従って、同方向において位置ずれした両プリント基板に接続されたコネクタに対してカバーが容易に装着されるとともに、カバーを装着したことによるホルダとレセプタクルとの結合状態の悪化が防止される。
この発明によれば、互いに平行に配置された状態のプリント基板同士を容易に接続することができるとともに、コンタクト間の絶縁性を向上させることができる。また、所定の位置関係からずれたプリント基板同士を無理なく接続することができる。
次に、この発明を具体化した一実施形態について、図1〜図12を参照して説明する。
図1に示すように、この実施形態のコネクタ10は、互いに平行に配置された2つのプリント基板P1,P2にそれぞれ実装される一対のレセプタクル11と、この両レセプタクル11同士を電気的に接続する接続部材12と、両レセプタクル11及び接続部材12を覆うカバー13とにより構成されている。
図2及び図3に示すように、前記両レセプタクル11は同一の構成であって、絶縁材によって一体成形されたハウジング14を備え、このハウジング14には、導電材によって一体形成された複数の第1基板コンタクト15及び第2基板コンタクト16がプリント基板P1,P2の表面に沿って配設された状態で装着されている。ハウジング14は、プリント基板P1,P2上に配置され、この状態において、各第1基板コンタクト15及び第2基板コンタクト16が、プリント基板P1,P1上の図示しない複数の接続端子に対してそれぞれ電気的に接続される。この実施形態では、第1基板コンタクト15及び第2基板コンタクト16が基板コンタクトである。
図5に示すように、接続部材12は、絶縁材により一体成形されるとともに各レセプタクル11にそれぞれ着脱可能に装着される一対のホルダ17と、導電材により一体形成されるとともに両ホルダ17間に保持される複数の第1接続コンタクト18及び第2接続コンタクト19とにより構成されている。そして、レセプタクル11に対するホルダ17の結合状態においては、各第1接続コンタクト18が各第1基板コンタクト15に接続されるとともに、各第2接続コンタクト19が各第2基板コンタクト16に接続される。また、第1及び第2接続コンタクト18,19は、両ホルダ17同士の接近及び離間を許容するように弾性変形可能となっている。この実施形態では、第1接続コンタクト18及び第2接続コンタクト19が接続コンタクトである。
図6に示すように、カバー13は合成樹脂製の絶縁材により一体形成され、両ホルダ17に対して固定されている。
次に、レセプタクル11、接続部材12及びカバー13について詳述する。
図3に示すように、前記レセプタクル11のハウジング14には、前記ホルダ17を結合させるための溝状の接続凹部20が形成されている。接続凹部20における両壁部の一方の内面には溝部21が複数形成され、各溝部21には前記第1基板コンタクト15が保持されている。また、両壁部の他方の内面には溝部22が複数形成され、各溝部22には前記第2基板コンタクト16が保持されている。すなわち、第1基板コンタクト15と第2基板コンタクト16とは、対面するように配置されている。また、ハウジング14の下面には、プリント基板P1,P2上に形成された位置決め穴に係合し、その係合によってレセプタクル11を位置決めする位置決め凸部23が複数形成されている。
各第1基板コンタクト15は、ハウジング14の溝部21内に保持される被保持部15aを有し、この被保持部15aの上端からは、接続凹部20内に位置する接触部15bが下方へ延ばされるとともに、被保持部15aの下端からは、プリント基板P1(又はP2)上に当接される端子部15cがレセプタクル11の外側へ延ばされている。また、各第2基板コンタクト16は、第1基板コンタクト15と同様な構成を備え、被保持部15a、接触部15b及び端子部15cに対応する被保持部16a、接触部16b及び端子部16cを有している。
図4及び図5に示すように、前記接続部材12のホルダ17には、レセプタクル11の接続凹部20に挿入される突条様の接続凸部30が形成され、その両壁面の一方には、溝部31が複数形成されている。この各溝部31は、ホルダ17の上部側に形成されたスリット状の凹部32に対し、貫通孔33を介して連通されている。この溝部31、凹部32及び貫通孔33により、前記第1接続コンタクト18の端部が保持されている。
また、ホルダ17の接続凸部30における両壁面の他方には、溝部34が複数形成されている。この各溝部34は、ホルダ17の上側に形成された保持溝35に対し、貫通孔36を介して連通されている。この溝部34、保持溝35及び貫通孔36により、前記第2接続コンタクト19の端部が保持されている。
また、図5に示すように、ホルダ17の両端面には、前記カバー13を固定するための第2係合部としての凸状係合部37がそれぞれ一体形成されている。凸状係合部37は、斜め上方に向く斜面を有している。カバー13は、両ホルダ17の合計4つの凸状係合部37によって両ホルダ17上に固定される。なお、カバー13の詳細については後述する。
図5に示すように、前記第1接続コンタクト18は、両プリント基板P1,P2間を連絡するための直線状の連絡部18aを備え、その両端には、屈曲して上方へ延びた後、再び屈曲して連絡部18aと平行に延びる屈曲部18bが形成されている。屈曲部18bの端部からは、連絡部18aと平行に延びる部分と、その端部から下方へ延びる部分とからなるL字形状の被保持部18cが延出され、その下端は接触部18dとなっている。第1接続コンタクト18の両端の被保持部18c及び接触部18d同士は、両屈曲部18bの弾性変形により位置関係の変化が許容されるようになっている。そして、第1接続コンタクト18の被保持部18cは、図3に示すように、ホルダ17の貫通孔33内に保持され、接触部18dは、溝部31内に配置されている。
また、図5に示すように、各第2接続コンタクト19は、第1接続コンタクト18と同様な構成を備え、連絡部18a、屈曲部18b、被保持部18c及び接触部18dに対応する連絡部19a、屈曲部19b、被保持部19c及び接触部19dをそれぞれ備えている。但し、第2接続コンタクト19の屈曲部19b及び接触部19dは、第1接続コンタクト18の屈曲部18b及び接触部18dよりも大きく形成されている。そして、第2接続コンタクト19の被保持部19cは、図3に示すように、ホルダ17の貫通孔36内に保持され、接触部19dは溝部34内に、また、屈曲部19bの端部は保持溝35内にそれぞれ配置されている。すなわち、第1接続コンタクト18と第2接続コンタクト19とは、ホルダ17の接続凸部30の延長方向に交差し、かつ、プリント基板P1(又はP2)に平行な方向において対面するように配置されている。
図6に示すように、前記カバー13は、透明又は半透明な絶縁材によって下側に開口する箱体形状に一体成形されている。カバー13の両側壁部には、第1係合部としての四角形状をなすそれぞれ一対の開口部40a,40bが形成されている。図10に示すように、各開口部40a,40bは、カバー13が両ホルダ17に被せられたときにホルダ17の凸状係合部37に係合するように形成されている。開口部40aは、前記ホルダ17の凸状係合部37の幅Wよりも僅かに広い幅方向内法L1を有し、開口部40bは、凸状係合部37の幅Wよりも十分に大きな幅方向内法L2を有している。
カバー13の両側壁部の下端における各開口部40a,40bと対応する位置には、カバー13の内側下方に向く斜面41が形成されている。この斜面41は、カバー13を両ホルダ17に被せるときに、ホルダ17の上面の角部に当接して、ホルダ17に対するカバー13の位置決めを容易にするとともに、カバー13を両ホルダ17に被せていくときに、カバー13の両側壁がホルダ17の凸状係合部37を容易に乗り越えるように形成されている。また、カバー13の両側壁の両端上部には、カバー13を把持し易くするための把持用凸部42がそれぞれ一体形成されている。
また、カバー13の内側中央には、両側壁を連絡するように垂直壁43が一体形成され、この垂直壁43の下部には、前記各第1接続コンタクト18の間、及び、各第2接続コンタクト19の間にそれぞれ配置される複数の介在部44が全体としてくし歯状をなすように形成されている。さらに、カバー13の天板部において前記垂直壁43の両側には、「コ」字形状の隙間45が形成されている。この隙間45により、垂直壁43の両側部分の相互のずれを許容する弾性変形部46が、カバー13の中央部に形成されている。
次に、上記のように構成されたこの実施形態の作用について説明する。
互いに平行に配置された2つのプリント基板P1,P2同士をコネクタ10によって電気的に接続するには、各プリント基板P1,P2にレセプタクル11をそれぞれ実装し、このレセプタクル11同士を接続部材12によって接続する。このとき、各プリント基板P1,P2上に実装されたレセプタクル11の接続凹部20に対し、接続部材12のホルダ17の接続凸部30を差し込むことにより各ホルダ17がレセプタクル11にそれぞれ結合される。そして、この結合状態において、図3に示すように、各第1接続コンタクト18が、レセプタクル11の各第1基板コンタクト15にそれぞれ接触した状態となるとともに、各第2接続コンタクト19が各第2基板コンタクト16にそれぞれ接触した状態となる。従って、2つのプリント基板P1,P2を同平面に沿って移動させることなくコネクタ10が両プリント基板P1,P2間に装着される。
図8に二点鎖線で示すように、カバー13を両ホルダ17に装着するために両ホルダ17に被せようとすると、カバー13の両側壁の下端に形成された斜面41がホルダ17の上面両端角と部に当接する。従って、カバー13の両ホルダ17に対する位置関係に僅かなずれがあっても、この当接によってカバー13のホルダ17に対する位置ずれが矯正される。この状態からカバー13を押し下げていくと、図8に二点鎖線で示すように、斜面41が凸状係合部37の斜面に当たり、カバー13をさらに押し下げていくにつれてその両側壁が外側に逃げるように弾性変形し、この弾性変形によって両側壁が凸状係合部37を乗り越える。そして、カバー13の押し下げに伴って開口部40a(又は40b)が凸状係合部37の位置に達すると、カバー13の両側壁が自身の弾性で元の状態に戻り、図8に実線で示すように、凸状係合部37に開口部40a(又は40b)が係合する。また、このとき、カバー13の天壁下面が両ホルダ17の上面に当接する。この結果、カバー13は、接続部材12及び両レセプタクル11を覆った状態で両ホルダ17に固定される。この状態では、カバー13により接続部材12及び両レセプタクル11が覆われるため、各第1及び第2接続コンタクト18,19や第1及び第2基板コンタクト15,16に対し、作業者が不用意に触れたり、周囲の塵埃が付着したりすることはなくなる。
また、図7に示すように、カバー13の装着状態において、垂直壁43に形成された各介在部44が、隣り合う各第1接続コンタクト18の間、及び、各第2接続コンタクト19の間に介在した状態となる。
ところで、接続部材12をカバー13とともに両レセプタクル11に装着するとき、両プリント基板P1,P2同士の位置関係が、図1に示すX方向(すなわち、両プリント基板P1,P2が配置される平面内において両レセプタクル11同士の接近及び離間方向)において所定の位置関係よりも接近していることがある。このような場合、接続部材12の各ホルダ17を両レセプタクル11に装着させようとすると、図11(a)に示すように、第1及び第2接続コンタクト18,19の各屈曲部18b,19bの屈曲度合いが強くなるとともに連絡部18a,19aが上方へ湾曲する。このため、両ホルダ17間の間隔が無理なく減少し、各ホルダ17がレセプタクル11にそれぞれ無理なく装着される。また、このとき、図10に示すように、両プリント基板P1,P2同士の接近に伴って、カバー13の開口部40b内を凸状係合部37が移動し、両ホルダ17間の距離の減少が許容される。この結果、各レセプタクル11に結合されたホルダ17に対してカバー13から無理な力が加わることが防止される。
また、接続部材12をカバー13とともに両レセプタクル11に装着するとき、両プリント基板P1,P2同士の位置関係が、図1に示すX方向において所定の位置関係よりも離間していることがある。このような場合、接続部材12の各ホルダ17を両レセプタクル11に装着させようとすると、図11(b)に示すように、接続部材12の第1及び第2接続コンタクト18,19の各屈曲部18b,19bの屈曲度合いが弱くなる。このため、両ホルダ17間の間隔が無理なく増大し、各ホルダ17がレセプタクル11にそれぞれ無理なく装着される。また、このとき、図10に示すように、両プリント基板P1,P2同士の離間に伴って、カバー13の開口部40b内を凸状係合部37が移動し、両ホルダ17間の距離の増大が許容される。この結果、各レセプタクル11に結合されたホルダ17に対してカバー13から無理な力が加わることが防止される。
また、接続部材12を両レセプタクル11に装着するとき、両プリント基板P1,P2同士の位置関係が、図1に示すY方向(すなわち、両プリント基板P1,P2の配置平面において両レセプタクル11同士の接近及び離間方向に対する直交方向)において所定の位置関係からずれていることがある。このような場合、隣り合う第1及び第2接続コンタクト18,19同士が接触するおそれがある。しかしながら、隣り合う第1及び第2接続コンタクト18,19の間には、カバー13に形成された介在部44がそれぞれ介在されていることから、隣り合う第1及び第2接続コンタクト18,19同士の接触は防止される。また、このとき、図9に示すように、カバー13の弾性変形部46が弾性変形し、この弾性変形により両ホルダ17同士の位置ずれが許容される。この結果、各レセプタクル11に結合されたホルダ17に対してカバー13から無理な力が加わることが防止される。
さらに、各ホルダ17の凸状係合部37がカバー13の開口部40a,40bに係合することによってカバー13が各ホルダ17に固定されている。このため、カバー13をプリント基板P1,P2の厚さ方向上向きに両ホルダ17から取り外すと、接続部材12がカバー13とともに両レセプタクル11から外れる。
以上詳述したこの実施形態は、以下に記載する各効果を有する。
(1) 互いに平行に配置された2つのプリント基板P1,P2同士を電気的に接続するコネクタ10を、各プリント基板P1,P2に実装されたレセプタクル11と、このレセプタクル11に対しプリント基板P1,P2に結合されるホルダ17を有する接続部材12とにより構成した。従って、各レセプタクル11に接続部材12を接続するためにプリント基板P1,P2を移動させる必要がないため、プリント基板P1,P2に対するコネクタ10の装着が容易となる。
さらに、コネクタ10には、両ホルダ17に固定された状態で接続部材12及び両レセプタクル11を覆うカバー13を設けた。従って、接続部材12の第1及び第2接続コンタクト18,19と、レセプタクル11の第1及び第2基板コンタクト15,16を、人の接触、塵埃等から保護し、その絶縁性を向上することができる。
(2) 第1及び第2接続コンタクト18,19には、屈曲部18b,19bを形成した。従って、所定の位置関係からずれた状態で固定されたプリント基板P1,P2にコネクタ10を装着する場合には、屈曲部18b,19bが弾性変形して両ホルダ17の位置関係の変化が許容される。従って、両ホルダ17及びレセプタクル11に無理な力が加わることを防止でき、ホルダ17とレセプタクル11との結合状態の悪化を防止することができる。
(3) カバー13には、隣り合う第1接続コンタクト18の間、及び、隣り合う第2接続コンタクト19の間に介在することにより、同第1接続コンタクト18同士及び第2接続コンタクト19同士の接触を防止する介在部44を一体に形成した。従って、所定の位置関係からずれて固定された両プリント基板P1,P2同士をコネクタ10によって接続した場合に、隣り合う第1接続コンタクト18同士及び第2接続コンタクト19間の間隔の減少を防止し、第1及び第2接続コンタクト18,19同士の接触を防止することができる。ゆえに、第1及び第2接続コンタクト18,19同士の接触を防止するための部材を別に設ける必要がないため、部品点数の増加をなくし、さらに、組立工数の増加を招かないようにすることができる。
(4) カバー13に開口部40a,40bを形成するとともに、各ホルダ17には、各開口部40a,40bに係合する凸状係合部37をそれぞれ形成し、開口部40a,40bに対する凸状係合部37の係合によってカバー13が両ホルダ17に固定させるように構成した。従って、カバー13とともに接続部材12を両レセプタクル11から取り外すことができるため、カバー13を介さず接続部材12を両レセプタクル11から直接取り外す場合とは異なり、接続部材12を容易に取り外すことができる。
また、両ホルダ17の位置関係を保ったままで接続部材12を両レセプタクル11から取り外すことができるので、第1及び第2接続コンタクト18,19に無理な力が加わることが防止され、第1及び第2接続コンタクト18,19の変形を防止することができる。
(5) 開口部40bの幅方向内法L2を凸状係合部37の幅Wよりも大きくしたので、図1に示すX方向における両ホルダ17間の位置ずれが許容され、レセプタクル11に結合されたホルダ17にカバー13から無理な力が加わることが防止される。従って、X方向において位置ずれした両プリント基板P1,P2に接続されたコネクタ10に対してカバー13を無理なく装着できるとともに、カバー13を装着したことによる各ホルダ17とレセプタクル11との結合状態の悪化を防止することができる。
(6) カバー13に形成された弾性変形部46の弾性変形により、図1に示すY方向における両ホルダ17同士の位置関係のずれが許容され、レセプタクル11に結合されたホルダ17にカバー13から無理な力が加わることが防止される。従って、Y方向において位置ずれした両プリント基板P1,P2に接続されたコネクタ10に対してカバー13を無理なく装着できるとともに、カバー13を装着したことによる各ホルダ17とレセプタクル11との結合状態の悪化を防止することができる。
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 第1及び第2接続コンタクト18,19に、屈曲部18b,19bに代えて、その両端部同士の位置関係の変化を許容する湾曲部を設ける。
また、第1及び第2接続コンタクト18,19に、その両端部同士の位置関係の変化を許容する屈曲部及び湾曲部を設ける。
・ ホルダ17に形成した凸状係合部37に代えて、同様な形状の凸状係合部をレセプタクル11に形成するとともに、カバー13の開口部40a,40bがその凸状係合部に係合するように構成する。そして、開口部40a,40bに対する凸状係合部の係合によってカバー13が両レセプタクル11に固定されるようにする。
・ 介在部44を、カバー13の本体に接合した別部材に形成する。
・ この発明を、第1基板コンタクト15に相当する基板コンタクトのみが設けられたレセプタクル11と、第1接続コンタクト18に相当する接続コンタクトのみが設けられた接続部材12とにより構成されるコネクタ10に具体化する。
一実施形態のコネクタを示す斜視図。 コネクタを示す縦断面図。 コネクタの要部を示す縦断面図。 ホルダを示す縦断面図。 接続部材を示す分解斜視図。 カバーを示す一部破断斜視図。 側壁を示すカバーの一部縦断面図。 介在部を示すカバーの一部縦断面図。 カバーを示す平面図。 コネクタを示す側面図。 (a),(b)は共にコネクタを示す縦断面図。 従来のコネクタを示す縦断面図。
符号の説明
10…コネクタ、11…レセプタクル、12…接続部材、13…カバー、15…基板コンタクトとしての第1基板コンタクト、16…同じく第2基板コンタクト、17…ホルダ、18…接続コンタクトとしての第1接続コンタクト、19…同じく第2接続コンタクト、18b,19b…屈曲部、37…第2係合部としての凸状係合部、40a,40b…第1係合部としての開口部、44…介在部、46…弾性変形部、L1,L2…(開口部の)幅方向内法、P1,P2…プリント基板、W…(凸状係合部の)幅。

Claims (5)

  1. 互いに平行に配置された2つのプリント基板同士を電気的に接続するコネクタであって、
    前記各プリント基板上にそれぞれ実装されるとともに各プリント基板の表面に沿って配設された複数の基板コンタクトをそれぞれ備えた一対のレセプタクルと、両レセプタクル間を電気的に連絡する接続部材とを備え、
    同接続部材は、前記各レセプタクルに対してそれぞれ結合可能な一対のホルダと、この両ホルダ間に配設された複数の接続コンタクトとからなり、
    前記各レセプタクルに対する前記ホルダの結合状態において、各レセプタクルの基板コンタクト間を接続コンタクトによって接続するように構成され、
    さらに、前記両ホルダ又は両レセプタクルに固定された状態で前記各接続コンタクトを覆う絶縁材製のカバーを設け、同カバーには、前記両プリント基板同士の位置関係のずれを許容するように弾性変形する弾性変形部を形成したことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記接続コンタクトは、その両端部同士の位置関係の変化を許容する屈曲部又は湾曲部を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記カバーには、隣り合う前記接続コンタクトの間に介在することにより、同接続コンタクト同士の接触を防止する介在部を一体に形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記カバーにおいて前記各ホルダに対応する位置には、第1係合部をそれぞれ一体形成するとともに、同各ホルダには、前記第1係合部に係合する第2係合部をそれぞれ一体形成し、各第1係合部に対する各第2係合部の係合によってカバーが両ホルダに固定されるように構成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
  5. 前記第1係合部は前記カバーの側壁部に形成された開口部であり、前記第2係合部は前記ホルダの側面に突出形成されるとともに前記開口部内に配置される凸状係合部であって、
    同開口部の幅方向内法を、同方向における前記凸状係合部の幅よりも大きくしたことを特徴とする請求項4に記載のコネクタ。
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