JP2024037559A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数枚分の印刷用紙の種類を先行して先読みを行って搬送速度を決定する場合、先読みしている間は印刷が開始できないため、1枚目の印刷完了までの時間(ファーストコピータイム)が増加してしまうことがあった。【解決手段】 ジョブ投入時の給紙段の紙情報に基づいて、複数枚の印刷予定情報を印刷ジョブに先行して取得するか否かを切り替えることによって、印刷予定情報に要する時間を削減し、ファーストコピータイムの増加を抑制する。【選択図】 図8

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に関する。
最近、異なる種類の用紙を使い分けながら一連の画像形成ジョブを実行し得る画像形成装置が実用化されている。例えば表紙には厚紙を用い、これらに挟まれた本文には薄紙を用いるといったことが可能となる。また、スキャナで複数の原稿群を一度にスキャンしておき、最初にスキャンした原稿群については薄紙で複写し、次にスキャンした原稿群については厚紙で複写するといったこともできる。これと同様に、パーソナルコンピュータ等のクライアント装置から供給される複数の画像データ毎に用紙の種類を変えてプリントする、といったことも実現できる。
このような複数種類の用紙を使い分けるためには、定着装置の表面温度を用紙に応じて調整する必要がある。従って、用紙の種類が変わった直後は、定着装置の表面温度が所定の温度になるまで画像形成ジョブを中断しなければならず、そのジョブが全て完了するまでに非常に長い時間がかかってしまうという問題がある。
上記問題に対処するために、定着器の温調温度を切り替えて画質を優先する画質優先モードと、各用紙種類に共通の定着器の温調温度で切り替えを行わずに印刷完了までの時間を優先する速度優先モードを設け、ユーザが選択したモードに基づいて動作を行う技術が提案されている。
特開2005-321478号公報
しかしながら、超厚紙といった熱量が多く必要な用紙に対しては、各用紙種類に共通の定着器の温調温度を設定できず、搬送速度を低速にしなければ定着性を確保することが難しい。そのため、低速用の定着温度切り替えに加えて、搬送に要する時間もかかってしまう。そこで、複数枚分の印刷用紙の種類を先行して先読みを行い、それに基づいて定着器の温度切り替えと搬送時間を含めた印刷完了までの時間が早くなるような搬送速度を予測で決定する方法が考えられる。
この場合、先読みする枚数が多いほど予測精度が高くなるが、先読みしている間は印刷が開始できないため、1枚目の印刷完了までの時間(ファーストコピータイム)がかかってしまうという課題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、先読みを行って印刷完了までの時間が早くなるように搬送速度を決定する場合であっても、ファーストコピータイムの増加を抑制する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、複数の種類の用紙を格納可能な複数の給紙段と、印刷ページ情報を外部装置から受信するページ情報受信部と、前記ページ情報受信部から受信した印刷ページ情報に基づいて、画像形成時の用紙の搬送速度を決定する搬送速度決定部と、前記搬送速度決定部にて決定した搬送速度に従って画像形成を行う画像形成部と、を備え、搬送速度決定部は、前記ページ情報受信部から印刷ページ情報を所定枚数分受信したのちに、画像形成時の用紙の搬送速度を決定する第1のモードと、前記ページ情報受信部から印刷ページ情報を所定枚数分の受信を待たずに、画像形成時の用紙の搬送速度を決定する第2のモードを持つことを特徴とする。
また、前記複数の給紙段に同一の搬送速度になる用紙が格納されていると判断される場合は、第2のモードで動作することを特徴とする。
また、給紙段の開閉状態が検知可能な開閉検知部をさらに備え、所定時間以前に複数の給紙段のいずれかが開閉されたことが検知されている場合には、第1のモードで動作することを特徴とする。
また、前記搬送速度決定部は、印刷ページ情報に含まれる、紙種、および、坪量のうち少なくとも1つの情報に基づいて、画像形成時の用紙の搬送速度を決定することを特徴とする。
本発明によれば、ファーストコピータイムの増加を抑制することができる。
画像処理システムの構成図である。 システム構成図である。 画像形成装置の構成図である。 全体フローチャートである。 ページ情報取得フローチャートである。 1枚目搬送速度判定フローチャートである。 ジョブ中搬送速度判定フローチャートである。 印刷モード判断のフローチャートである。
以下、図面を参照して実施の形態を詳細に説明する。
(画像処理システム)
図1は、本実施形態の画像形成装置を含む画像処理システムの構成図である。画像処理システムは、画像形成装置101と外部コントローラ102とを備える。画像形成装置101は、例えば複合機、マルチファンクションペリフェラル(MFP)等である。外部コントローラ102は、例えば画像処理コントローラ、デジタルフロントエンド(DFE)、プリントサーバ等である。
画像形成装置101と外部コントローラ102とは、内部LAN(Local Area Network)105とビデオケーブル106とを介して、通信可能に接続される。外部コントローラ102は、外部LAN104を介して、クライアントPC(Personal Computer)103に接続される。外部コントローラ102は、クライアントPC103から印刷指示(印刷ジョブ)を取得する。
クライアントPC103には、画像データを外部コントローラ102で処理可能な印刷記述言語に変換する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。ユーザは、各種アプリケーションによりプリンタドライバを介して印刷を指示することができる。プリンタドライバは、ユーザからの印刷ジョブに基づいて外部コントローラ102に対して画像データを送信する。外部コントローラ102は、クライアントPC103から画像データを含む印刷ジョブを受け付けて、データ解析やラスタライズ処理を行い、画像形成装置101に対して画像データに基づく印刷(画像形成)を指示する。
画像形成装置101は、印刷装置107を含む複数の異なる機能を有する装置が接続されて構成され、製本等の複雑な印刷処理が可能である。本実施形態の画像形成装置101は、印刷装置107とフィニッシャ109とを備える。印刷装置107は、本体の下部に設けられる給紙部から給送される用紙に対して現像剤(例えばトナー)を用いて画像を形成する。印刷装置107は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成する。用紙には、各色の画像が重畳されたフルカラーの画像が形成される。画像が形成された用紙は、印刷装置107からフィニッシャ109へ搬送される。フィニッシャ109は、画像が形成された用紙を積載する。
この画像処理システムは、画像形成装置101に外部コントローラ102が接続された構成であるが、外部コントローラ102は必ずしも必要ではない。例えば、画像形成装置101が外部LAN104を介してクライアントPC103から直接画像データを含む印刷ジョブを取得する構成であってもよい。この場合、画像形成装置101は、外部コントローラ102で行われているデータ解析やラスタライズ処理を行うことになる。つまり画像形成装置101と外部コントローラ102とが一体に構成されてもよい。
(システム構成)
図2は、画像処理システムの動作を制御するシステム構成図である。ここでは、画像形成装置101、外部コントローラ102、及びクライアントPC103のそれぞれについて、動作を制御するコントローラについて説明する。
・印刷装置
印刷装置107は、他の装置と通信するために、通信インタフェース(I/F)217、LAN I/F218、及びビデオI/F220を備える。印刷装置107は、印刷装置107の動作を制御するためにCPU(Central Processing Unit)222、メモリ223、ストレージ221、及び画像処理部232を備える。印刷装置107は、画像を形成するために露光部227、作像部228、定着部229、及び給紙部230を備える。印刷装置107は、ユーザインタフェースとして操作部224及びディスプレイ225を備える。印刷装置107は、表裏面の画像の幾何特性を最適に補正するための補正値を調整するために、タイマ251及び温度センサ252を備える。ここで、画像の幾何特性とは、例えば、直角度、用紙に対する画像の印字位置などである。これらの構成部品は、システムバス233を介して相互に通信可能に接続される。
通信I/F217は、通信ケーブル249を介してフィニッシャ109に接続され、フィニッシャ109との間の通信を制御する。印刷装置107とフィニッシャ109とにより協働で動作する場合には、通信I/F217を介して情報やデータが送受信される。LAN I/F218は、内部LAN105を介して外部コントローラ102に接続され、外部コントローラ102との間の通信を制御する。印刷装置107は、LAN I/F218を介して外部コントローラ102から印刷設定を受信する。ビデオI/F220は、ビデオケーブル106を介して外部コントローラ102に接続され、外部コントローラ102との間の通信を制御する。印刷装置107は、ビデオI/F220を介して外部コントローラ102から形成する画像を表す画像データを受信する。
CPU222は、ストレージ221に格納されるコンピュータプログラムを実行することで、画像処理や印刷の制御を包括的に行う。メモリ223は、CPU222が各種処理を実行する際のワークエリアを提供する。画像形成処理を行う場合、CPU222は、露光部227、作像部228、定着部229、及び給紙部230を制御する。
露光部227は、感光体、感光体を帯電する帯電ワイヤ、感光体に静電潜像を形成するために帯電ワイヤによって帯電された感光体を露光する光源を備える。なお、感光体は、例えば、ベルト状の弾性部材の表面に感光層が形成された感光ベルト、又はシリンダの表面に感光層が形成された感光ドラムである。また、帯電ワイヤの代わりに、帯電ローラでもよい。露光部227は、帯電ワイヤによって感光体の表面を均一な負電位に帯電させる。露光部227は、画像データに基づくレーザ光を光源から出力する。レーザ光は一様に帯電された感光体の表面を走査する。これによって、感光体は、レーザ光が照射された位置の電位が変動し、表面に静電潜像が形成される。感光体は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に対応して4つ設けられる。4つの感光体にそれぞれ異なる色の画像に対応した静電潜像が形成される。
作像部228は、感光体に形成したトナー像を用紙に転写する。作像部228は、現像器、転写ユニット、トナー補給部を備える。現像器は、現像シリンダから負極性に帯電したトナーを感光体の表面に形成されている静電潜像に付着させてトナー像を形成する。現像器は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に対応して4つ設けられる。現像器は、対応する色のトナーにより感光体上の静電潜像を可視像化する。
転写ユニットは、中間転写ベルトを有しており、感光体から中間転写ベルトにトナー像を転写する。中間転写ベルトを挟んで感光体に対向する位置には一次転写ローラが設けられる。一次転写ローラに正電位が印加されることで、4つの感光体のそれぞれからトナー像が中間転写ベルトに重畳して転写される。これにより中間転写ベルトにフルカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルトに形成されたトナー像は、後述の二次転写ローラにより用紙に転写される。二次転写ローラは、正電位が印加されることで、中間転写ベルトから用紙にフルカラーのトナー像を転写する。
定着部229は、用紙に、転写されたトナー像を定着させる。定着部229は、ヒータ及びローラ対を有する。定着部229は、ヒータ及びローラ対により用紙上のトナー像を加熱及び加圧することで用紙にトナー像を溶融固着させる。これにより用紙に画像が形成された成果物が生成される。給紙部230は、搬送経路に搬送ローラと各種センサを備え、用紙の給送動作を制御する。
操作部224は、ユーザからの各種設定の入力や操作の指示を受け付ける入力装置である。操作部224は、例えば各種入力キーやタッチパネルである。ディスプレイ225は、画像形成装置101の設定情報や印刷ジョブの処理状況(ステータス情報)を表示する出力装置である。
タイマ251は、時刻をカウントする。CPU222は、タイマ251のカウント値により現在の日付と時刻を取得する。温度センサ252は、印刷装置107の機内温度を測定する。CPU222は、温度センサ252の測定結果により、環境条件の一つである機内温度を取得する。なお、環境条件として、温度の他に湿度が取得されてもよい。
・フィニッシャ
フィニッシャ109は、例えば印刷装置107から出力された成果物にステープル処理を実行する。フィニッシャ109は、通信I/F241、CPU242、メモリ243、及び排紙制御部244を備える。これらの構成部品は、システムバス245を介して相互に通信可能に接続される。通信I/F241は、通信ケーブル249を介して印刷装置107に接続され、印刷装置107との間の通信を制御する。フィニッシャ109と印刷装置107とにより協働で動作する場合には、通信I/F241を介して情報やデータが送受信される。CPU242は、メモリ243に格納された制御プログラムを実行し、排紙に必要な各種制御を行う。メモリ243は、制御プログラムを格納する。また、メモリ243は、CPU242が各種処理を実行する際のワークエリアを提供する。排紙制御部244は、CPU242からの指示に基づいて、搬送された用紙を排出する。
・外部コントローラ
外部コントローラ102は、他の装置と通信するために、LAN I/F213、LAN I/F214、及びビデオI/F215を備える。外部コントローラ102は、外部コントローラ102の動作を制御するためにCPU208、メモリ209、及びストレージ210を備える。外部コントローラ102は、ユーザインタフェースとしてキーボード211及びディスプレイ212を備える。これらの構成部品は、システムバス216を介して相互に通信可能に接続される。
LAN I/F213は、外部LAN104を介してクライアントPC103に接続され、クライアントPC103との間の通信を制御する。外部コントローラ102は、クライアントPC103からLAN I/F213により印刷ジョブを取得する。LAN I/F214は、内部LAN105を介して印刷装置107に接続され、印刷装置107との間の通信を制御する。外部コントローラ102は、LAN I/F214を介して印刷装置107へ印刷設定を送信する。ビデオI/F215は、ビデオケーブル106を介して印刷装置107に接続され、印刷装置107との間の通信を制御する。外部コントローラ102は、ビデオI/F215を介して印刷装置107へ画像データを送信する。
CPU208は、ストレージ210に格納されるコンピュータプログラムを実行することで、クライアントPC103から送信される画像データの受信、RIP処理、画像形成装置101への画像データの送信等の処理を包括的に行う。メモリ209は、CPU208が各種処理を実行する際のワークエリアを提供する。キーボード211は、ユーザからの各種設定の入力や操作の指示を受け付ける入力装置である。ディスプレイ212は、外部コントローラ102の実行アプリケーションの情報を静止画や動画により表示する出力装置である。
・クライアントPC
クライアントPC103は、CPU201、メモリ202、ストレージ203、キーボード204、ディスプレイ205、及びLAN I/F206を備える。これらの構成部品は、システムバス207を介して相互に通信可能に接続される。
CPU201は、ストレージ203に格納されたコンピュータプログラムを実行することで、クライアントPC103の動作を制御する。本実施形態では、CPU201は、画像データの作成や印刷ジョブの送信処理を行う。メモリ202は、CPU201が各種処理を実行する際のワークエリアを提供する。キーボード204及びディスプレイ205は、ユーザインタフェースである。キーボード204は、ユーザによる指示を受け付ける入力装置である。ディスプレイ205には、クライアントPC103の実行アプリケーションの情報を静止画や動画により表示する出力装置である。LAN I/F206は、外部LAN104を介して外部コントローラ102に接続され、外部コントローラ102との間の通信を制御する。クライアントPC103は、外部コントローラ102へLAN I/F206により画像データを含む印刷ジョブを送信する。
なお、外部コントローラ102と画像形成装置101とは、内部LAN105とビデオケーブル106とにより接続されているが、印刷に必要なデータの送受信が行える構成であればよく、例えば、ビデオケーブル106のみで接続されていてもよい。メモリ202、メモリ209、メモリ223、及びメモリ243はそれぞれ、データやプログラムを保持するための記憶装置であればよい。これらのメモリには、例えば、揮発性のRAM(Random Access Memory)、不揮発性のROM(Read Only Memory)、ストレージ、USB(Universal Serial Bus)メモリ等を用いることができる。
(画像形成装置の構成)
図3は、画像形成装置101の構成図である。印刷装置107の上部には、ディスプレイ225が設けられる。ディスプレイ225は、画像形成装置101の印刷状況や設定のための情報を表示する。印刷装置107で画像が形成された用紙(成果物)は、後段に設けられるフィニッシャ109へ搬送される。
印刷装置107は、給紙部230として、複数の給紙デッキ301、302及び搬送経路303を備える。各給紙デッキ301、302には、異なる種類の用紙を収容することが可能である。収容された用紙の情報(坪量、紙種など)は、装置側で検出可能になっており、本実施例では、ディスプレイ225からユーザによって設定可能な構成になっている。また、各給紙デッキには開閉検知センサ301a、302aを備えており、ユーザによる開閉が検知可能な構成となっている。各給紙デッキ301、302に収容される用紙は、最上位の一枚が分離して搬送経路303へ給送される。印刷装置107は、露光部227として、画像を形成するための画像形成部304、305、306、307を備える。印刷装置107は、カラー画像を形成する。そのために、画像形成部304は、ブラック(K)の画像(トナー像)を形成する。画像形成部305は、シアン(C)の画像(トナー像)を形成する。画像形成部306は、マゼンタ(M)の画像(トナー像)を形成する。画像形成部307は、イエロー(Y)の画像(トナー像)を形成する。
印刷装置107は、作像部228として、各画像形成部304、305、306、307からトナー像が転写される中間転写ベルト308及び二次転写ローラ309を備える。中間転写ベルト308は、図中時計回りに回転しており、画像形成部307、画像形成部306、画像形成部305、画像形成部304の順にトナー像が重畳して転写される。これにより中間転写ベルト308にフルカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト308は、回転することでトナー像を二次転写ローラ309へ搬送する。トナー像が二次転写ローラ309に搬送されるタイミングに合わせて、用紙が二次転写ローラ309へ搬送される。二次転写ローラ309は、搬送されてきた用紙に中間転写ベルト308上のトナー像を転写する。
印刷装置107は、定着部229として、第1定着器311及び第2定着器313を備える。第1定着器311と第2定着器313とは同じ構成であり、トナー像を用紙に定着させる。そのために第1定着器311及び第2定着器313は、それぞれ、加圧ローラ及び加熱ローラを備える。用紙は、加圧ローラと加熱ローラとの間を通過することで、加熱及び加圧され、トナー像が溶融、圧着される。第2定着器313を通過した用紙は、搬送経路314へ搬送される。なお、第2定着器313は、第1定着器311よりも用紙の搬送方向で下流側に配置され、第1定着器311により定着処理された用紙上の画像に対するグロスの付加や、定着性の確保に用いられる。そのために第2定着器313は、用紙の種類や画像形成処理の内容によっては使用されないことがある。第1定着器311で定着処理された用紙を第2定着器313を介さずに搬送するために、搬送経路312が設けられる。
搬送経路314と搬送経路312とが合流した後に、搬送経路315と反転経路316とが設けられる。両面印刷が指示される場合、用紙は、反転経路316へ搬送される。反転経路316に搬送された用紙は、反転経路316で搬送方向が反転して両面搬送経路317へ搬送される。反転経路316及び両面搬送経路317により、用紙は、画像が形成された面(第1面)が反転される。用紙は両面搬送経路317により搬送経路303へ搬送され、二次転写ローラ309及び定着部229を通過することで、第1面とは異なる第2面へ画像が形成される。
片面印刷の場合、或いは両面印刷で両面に画像が形成された場合、用紙は、搬送経路315へ搬送され、フィニッシャ109に受け渡される。
フィニッシャ109は、印刷装置107から受け渡された用紙を積載することができる。フィニッシャ109は、搬送経路331及び用紙を積載するスタックトレイ332を備える。搬送経路331には、搬送センサ333、334、335、336が設けられる。印刷装置107から搬送された用紙は、搬送経路331を経由して、スタックトレイ332に積載される。搬送センサ333、334、335、336は、搬送経路331を搬送される用紙の通過を検知する。CPU242は、用紙の搬送を開始してから所定時間経過しても用紙の搬送方向の先端あるいは後端が搬送センサ333、334、335、336に検知されない場合、フィニッシャ109内で搬送ジャム(搬送異常)が発生したと判断する。この場合、CPU242は、印刷装置107へ搬送ジャムが発生したことを通知する。
(坪量と搬送速度の関係)
本実施例における画像形成装置101は、搬送されてきた用紙が二次転写ローラ309や第1定着器311及び第2定着器313を通過する際の搬送速度として低速の400mm/sと高速の600mm/sの二つの速度を選択できる構成である。高速の600mm/sでは一部の用紙しか一定の画質を満たせないため、低速の400mm/sの搬送速度を有している。画像形成装置101は、給紙前に外部コントローラ102から受け取るページ情報に給紙すべき用紙が格納された給紙デッキ、事前に設定された用紙サイズ、用紙種類(コート紙やエンボス紙など)、用紙の坪量、ジョブの最終ページか否かといった情報を知ることができるものとする。さらに坪量によって搬送速度、定着温度を決定する。より具体的な坪量、搬送速度、定着温度はユーザが動作モードを選択することにより決定される。なお、本実施例では坪量300g以下の用紙の場合は定着温度を220℃、搬送速度600mm/s、坪量300gを超える場合は定着温度を160℃、搬送速度400mm/sとしている。尚、これとは異なる方法で搬送速度、定着温度を決定してもよく、例えば用紙サイズ、用紙種類によって搬送速度、定着速度を決定してもよい。
(印刷時の速度切替制御)
図4は、本実施形態における画像形成処理ジョブを表すフローチャートである。複数ページ分枚分の印刷予定情報を印刷ジョブに先行して取得し、それに基づいて搬送速度を判定する処理を示したフローチャートである。
この処理は、印刷装置107が、操作部224やクライアントPC103から印刷ジョブの開始指示を受け付けることで開始される。
CPU222は、印刷ジョブの開始指示を受け付けると、複数ページ分枚分の印刷予定情報を印刷ジョブに先行して取得する第1のモードで動作するか、複数ページ分枚分の印刷予定情報を印刷ジョブに先行して取得しない第2のモードで動作するかの印刷モードを判断する。(S040)。この判断の詳細な説明は図8で後述する。印刷モード判断の結果(S050)、第1のモードで動作すると判断される場合は、先行して取得する枚数Mを100に設定し(S060)、第2のモードで動作すると判断される場合には、Mを1と設定する(S070)。
次に、印刷予定情報取得処理により、Mページ(第1のモードでは100,第2のモードでは1)分の印刷情報を先行して取得する(S101)。印刷予定情報取得処理については図5で後述する。
次にCPU222は、1ページ目の搬送速度判定処理により1ページ目の搬送速度判定を実施する(S102)。1ページ目の搬送速度判定処理については図6で後述する。
搬送速度判定後、CPU222は、1ページ目の印刷を開始する(S103)。そして給紙枚数Nを1とする(S104)。
次にCPU222は、最終ページ受信済フラグがONか否かを判断し(S105)、ONでない場合には、N+Mページ目のデータを取得する(S106)。取得したページ情報がジョブの最終ページであった場合(S107)、最終ページ受信済フラグをONし、最終ページ数LにN+Mを代入する(S108)。
S105で、最終ページ受信済フラグがONでない場合、あるいは、S107で最終ページでは無かった場合には、S109に進む。
次に、印刷するページが残っているか否か、すなわちNが最終ページであるLと等しいか否かを判断し(S109)、Nが最終ページである場合には、CPU222は、最終ページの印刷完了を待って印刷ジョブを終了する。Nが最終ページでは無い場合には、印刷中の搬送速度判定処理によりN+1ページ目の搬送速度判定を行う(S110)。搬送速度判定処理については図7で後述する。搬送速度判定後、CPU222は、速度切替有無の判断を行う(S111)。
CPU222は、S111において速度切替を実施しないと判断した場合、前のページであるNページ目と同じ速度でN+1ページ目の給紙を行う(S113)。S111において速度切替を実施すると判断した場合、速度切替処理を行い(S112)、切替完了後にN+1ページ目の給紙を行う(S113)。そして給紙枚数NをN+1として(S114)、S105に戻る。
(印刷予定情報取得処理)
図5は、CPU222が外部コントローラ102から、Mページ(第1のモードでは100,第2のモードでは1)分の印刷予定情報(印刷用紙の種類など)を取得する処理を具体的に示したフローチャートである。
S1001において、CPU222は最終ページ受信済フラグをOFFにし、最終ページLを0にクリアしておく。次に、外部コントローラ102から、1ページ分のページ情報コマンドを受信するまで待つ(S1002)。このページ情報コマンドには、印刷用紙の種類、坪量、サイズ、ジョブの最終ページか否かの情報が含まれており、メモリ223に保存し(S1003)、最終ページ数Lに1を加算する(S1004)。また、S1003で保存したページ情報がジョブの最終ページであった場合(S1005)、先行してM枚を受信完了したか否かに関わらず、最終ページ受信済フラグをONして(S1007)、サブルーチンの処理を終了する。
S1005で最終ページでは無かった場合には、Mページ分の情報の取得が完了したか、すなわちLとMが等しいか否かで判断し(S1006)、Mページ分の受信が完了していない場合には1002に戻り、受信が完了している場合にはサブルーチンの処理を終了する。
(1ページ目の搬送速度判定処理)
1ページ目の搬送速度判定方法について図6を用いて説明する。
CPU222はまず、搬送速度を判定するためのページ数Kを算出する(S2001)。Kは、Mページもしくはジョブ全体がMページに満たない場合はLページである。より具体的には、第1のモードでは100もしくはジョブ全体のページ数であるL,第2のモードでは1である。
前述した印刷予定情報取得処理で取得したKページ分の印刷情報を用いて、CPU222は、高速で印刷可能な用紙が所定ページ連続しているか否か判断する(S2002)。Kページ分を600mm/sで印刷が可能と判断すると、画像形成装置101は、搬送速度を600mm/sで印刷を開始する(S2003)。一方で、厚紙などの用紙で低速の搬送速度で画像形成が必要な場合がある。ここでは、300gsmより大きい坪量の厚紙である。そうした場合、画像形成装置101は、印刷途中で600mm/sから400mm/sへと搬送速度を切り替える必要がある。そのため、画像形成装置101は、印刷途中で搬送速度を切り替えるよりも始めから400mm/sで印刷した方が早く100ページを印刷できるため、低速の搬送速度を400mm/sで印刷を開始する(S2004)。
以上のフローによりCPU222は1枚目の速度を判定できる。
(印刷中の搬送速度判定処理)
図7は印字動作途中におけるN+1ページ目の搬送速度判定処理(S106)を表すフローチャートである。
CPU222は、現在の搬送速度が高速の600mm/sで動作中かの判断を行う(S3001)。600mm/sの高速搬送中の場合(S3001のYes)、次の印刷用紙が300gsm以下か否かを確認する(S3002)。次の印刷用紙が300gsm以下の場合(S3002のYES)、次の用紙の搬送速度も高速の600mm/sと判定する(S3003)。具体的には次の印刷用紙が300gsmの場合などがこれに当たる。次の印刷用紙が300gsm以下でない場合は(S3002のNO)、次の用紙の搬送速度を低速の300mm/sと判定する(S3004)。具体的には次の印刷用紙が350gsmの場合がこれに当たる。
600mm/sの高速搬送中でない場合(S3001のNO)、すなわち現在400mm/sの低速搬送中の場合は、300gsm以下の用紙がK枚続くか否かを確認する(S3005)。300gsm以下の紙がK枚続く場合(S305のYES)、次の用紙の搬送速度を高速の600mm/sと判定する(S3006)。具体的には300gsmの用紙が100枚続く場合などがこれに当たる。300gsm以下の紙が100以上続かない場合は(S3005のNO)、次の用紙の搬送速度も低速の300mm/sと判定する(S3007)。具体的にはK枚の中に印刷用紙が350gsmの用紙が混ざっている場合や残りの印刷ページ数がK枚分に満たない場合がこれに当たる。
以上のフローによりCPU222は印刷中に次に給紙する用紙の速度を判定できる。
(印刷モード判断)
図8は、図4のS040で説明した印刷モードの判断を説明するフローチャートである。
まず、給紙デッキ300に300gsm以下の用紙が収容されているか否かを判断する(S4001)。次に給紙デッキ301に300gsm以下の用紙が収容されているか否かを判断する(S4002、S4003)。
給紙デッキ300、301のどちらかに300gsm以下の用紙と300gsmを超える用紙がそれぞれ収容されている場合、その印刷ジョブでは用紙坪量による搬送速度の切り替えが発生する可能性があるため、複数枚の印刷予定情報を印刷ジョブに先行して取得する第1のモードとして動作させる(S4006)。
一方、給紙デッキ301、301共に300gsm以下の用紙が収容されている場合、または、給紙デッキ300、301共に300gsmを超える用紙が収容されている場合には、印刷ジョブが用紙混載ジョブであった場合、用紙無用紙して装置が停止するため、複数枚の印刷予定情報を印刷ジョブに先行して取得する時間が無駄になってしまう。そのため、このような場合には印刷予定情報を印刷ジョブに先行して取得しない第2のモードとして動作させる(S4005)。
ただし、ユーザによってはジョブを投入した後に紙情報の設定変更をするケースも考えられるため、現在の時刻から遡って所定時間T以内(実施例では1分)に、給紙デッキ300または、301が開閉されたかを開閉検知センサ300a、301aで判断しておき(S4004)。開閉がなされていた場合には、この後、給紙デッキの紙情報の変更がされる可能性があるため、第1のモードで動作するように判断する(S4006)。開閉がなされていない場合には、2のモードで動作するように判断する(S4005)。
以上説明したように、ジョブ投入時の給紙段の紙情報に基づいて、複数枚の印刷予定情報を印刷ジョブに先行して取得する第1モードで動作させるか否かを切り替えることによって、印刷予定情報に要する時間を削減し、ファーストコピータイムの増加を抑制することができる。
尚、本実施例では第1のモードと第2のモードを自動的に選択しているが、どちらのモードで動かすかをオペレータが手動で切替える手段を設けても良い。
101 画像形成装置
102 外部コントローラ
103 クライアントPC
104 外部LAN
105 内部LAN(Local Area Network)
106 ビデオケーブル
107 印刷装置
109 フィニッシャ

Claims (4)

  1. 複数の種類の用紙を格納可能な複数の給紙段と、
    印刷ページ情報を外部装置から受信するページ情報受信部と、
    前記ページ情報受信部から受信した印刷ページ情報に基づいて、画像形成時の用紙の搬送速度を決定する搬送速度決定部と、
    前記搬送速度決定部にて決定した搬送速度に従って画像形成を行う画像形成部と、を備え、
    搬送速度決定部は、前記ページ情報受信部から印刷ページ情報を所定枚数分受信したのちに、画像形成時の用紙の搬送速度を決定する第1のモードと、前記ページ情報受信部から印刷ページ情報を所定枚数分の受信を待たずに、画像形成時の用紙の搬送速度を決定する第2のモードを持つことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1において、前記複数の給紙段に同一の搬送速度になる用紙が格納されていると判断される場合は、第2のモードで動作することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2において、給紙段の開閉状態が検知可能な開閉検知部をさらに備え、
    所定時間以前に複数の給紙段のいずれかが開閉されたことが検知されている場合には、第1のモードで動作することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1~3の何れか1項において、前記搬送速度決定部は、印刷ページ情報に含まれる紙種、および、坪量のうち少なくとも1つの情報に基づいて、画像形成時の用紙の搬送速度を決定することを特徴とする画像形成装置。

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