JP2024035887A - プログラム、および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正な取引を発見する際の実効性を高めることが可能なプログラム、および方法を提供すること。【解決手段】表示装置を有する情報処理装置に、決済アプリと決済サーバが協働することで提供される電子決済サービスの取引履歴に関する情報を表示させるためのプログラムであって、前記電子決済サービスは、入金、決済、出金、および利用者間送金のサービスを少なくとも含み、前記情報処理装置に、前記電子決済サービスの取引履歴を格納したデータベースシステムと通信する処理と、前記通信によって得られた情報に基づいて、指定された利用者に関する、時系列の前記取引履歴と前記出金の履歴のうちいずれかと、前記入金、前記決済、および前記利用者間送金のうち少なくとも一つに関する統計情報とを相互に比較可能に表示する処理と、を実行させるためのプログラム。【選択図】図7

Description

本発明は、プログラム、および方法に関する。
従来、金融取引に関連するリスクの解析及び定量化を容易にするためのコンピュータ化されたリスク管理方法及びリスク管理システムの発明が開示されている(特許文献1)。このシステムは、基準に対して適用された重み付けされたアルゴリズムに基づいて、リスク指標又は他の格付けを生成する。
特表2005-509196号公報
近年では、マネーロンダリングに関して金融庁からガイドラインが発表されるなど、資金移動業者や銀行業者、クレジットカード業者等の間でマネーロンダリング防止に関する機運が高まっている。上記特許文献1に記載の技術では自動的にリスク指標を計算しているが、マネーロンダリングなどの不正な取引の防止のためには、最終的に人の判断に委ねた方が、実効性が高くなることも多い。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、不正な取引を発見する際の実効性を高めることが可能なプログラム、および方法を提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、表示装置を有する情報処理装置に、決済アプリと決済サーバが協働することで提供される電子決済サービスの取引履歴に関する情報を表示させるためのプログラムであって、前記電子決済サービスは、入金、決済、出金、および利用者間送金のサービスを少なくとも含み前記情報処理装置に、前記電子決済サービスの取引履歴を格納したデータベースシステムと通信する処理と、前記通信によって得られた情報に基づいて、指定された利用者に関する、時系列の前記取引履歴と前記出金の履歴のうちいずれかと、前記入金、前記決済、および前記利用者間送金のうち少なくとも一つに関する統計情報とを相互に比較可能に表示する処理と、を実行させるためのプログラムである。
本発明の一態様によれば、不正な取引を発見する際の実効性を高めることができる。
本発明が電子決済サービスに適用される際の構成の一例を示す図である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その1)である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その2)である。 第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。 利用者情報172の内容の一例を示す図である。 加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。 情報処理装置200が表示する表示画面IMの全体図である。 取引サマリの内容の一例を示す図である。 取引履歴の内容の一例を示す図である。 入金サマリの内容の一例を示す図である。 決済サマリの内容の一例を示す図である。 出金の履歴の内容の一例を示す図である。 利用者間送金サマリの内容の一例を示す図である。 マップ表示の内容の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明のプログラム、および方法の実施形態について説明する。本発明のプログラム、および方法は、電子決済サービスを適用対象とする。電子決済サービスは、アプリケーションプログラムと決済サーバが協働して提供される。以下の説明ではアプリケーションプログラムを決済アプリと称する。電子決済サービスは、店舗における商品やサービスの購買に係る決済をサポートするサービスである。店舗とは、例えば、現実空間に存在する物理的な店舗(実店舗)であるが、電子商取引の仮想店舗を含んでもよい。仮想店舗は、電子決済サービスの運営者とは異なる主体によって提供されるものを含んでもよい。その場合、仮想店舗における買い物の決済の際に、電子決済サービスのインターフェース画面に遷移するように制御される。電子決済サービスにおいて、店舗は、例えば加盟店(ブランド)に属するものとして扱われ、店舗において購買行動が行われた際の決済などの処理は、主として利用者と加盟店の間で行われる。これに代えて、決済などの処理が利用者と店舗との間で行われてもよい。
[電子決済サービス]
図1は、本発明が電子決済サービスに適用される際の構成の一例を示す図である。電子決済サービスは、決済サーバ100を中心として実現される。決済サーバ100は、例えば、一以上の利用者端末装置10、一以上の第1店舗端末装置50、一以上の第2店舗端末装置70、および一以上の情報処理装置200のそれぞれとネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。本発明のプログラム、および方法は、情報処理装置200によって/情報処理装置200において実行される。決済サーバ100と情報処理装置200の間の通信は、インターネット等とは異なるプライベートな通信網を介して行われてもよい。
利用者端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の可搬型端末装置である。利用者端末装置10は、少なくとも、光学読取機能、通信機能、表示機能、入力受付機能、プログラム実行機能を有するコンピュータ装置である。以下の説明では、これらの機能を実現するための構成をそれぞれカメラ、通信装置、タッチパネル、CPU(Central Processing Unit)等と称する。利用者端末装置10では、CPU等のプロセッサにより決済アプリ20が実行されることで、決済サーバ100と連携して電子決済サービスを利用者に提供するように動作する。決済アプリ20は、例えば、アプリケーションストアから利用者端末装置10にインストールされ、カメラ、通信装置、タッチパネルなどを制御する。
第1店舗端末装置50は、例えば、店舗に設置される。第1店舗端末装置50は、少なくとも、商品価格取得機能、光学読取機能、プログラム実行機能、通信機能を有するコンピュータ装置である。第1店舗端末装置50は、いわゆるPOS(Point of Sale)装置を含み、POS装置によって商品価格取得機能や光学読取機能を実現してもよい。店舗コード画像60は、店舗に置かれ、QRコード(登録商標)等のコード画像が紙やプラスチックの媒体に印刷されたものである。なお、店舗コード画像60は、店舗に置かれたディスプレイ(スマートフォンなどの端末装置のディスプレイでもよい)によって表示されてもよい。
第2店舗端末装置70は、加盟店の運営者によって使用される。第2店舗端末装置70は、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。第2店舗端末装置70では、加盟店向けインターフェース72が動作する。加盟店向けインターフェース72は、加盟店向けアプリであってもよいし、ブラウザであってもよい。加盟店向けインターフェース72は、加盟店の運営者によるクーポンの設定等を受け付け、決済サーバ100に送信する。スマートフォンである第2店舗端末装置70は、加盟店向けアプリを実行することで、店舗コード画像に相当するコード画像を表示したり、利用者端末装置10が表示するコード画像を読み取ったりする機能を有する。
決済サーバ100は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から受信した決済情報に基づいて電子決済を実現する。第1店舗端末装置50は、POS装置と加盟店サーバを含む場合があり、その場合、POS装置から加盟店サーバを介して決済情報が決済サーバ100に送信される。以下の説明では、これを特に区別せず、第1店舗端末装置50から決済情報が送信されるものとする。
図2および図3は、電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図である。電子決済には、パターン1とパターン2の二つが存在してよい。
図2に示すパターン1(以下、ユーザスキャンと称する)の場合、決済アプリ20が起動した状態の利用者端末装置10が、光学読取機能によって店舗コード画像60をデコードする(S1)。店舗コード画像60には、店舗URL(Uniform Resource Locator)の情報が含まれている。この店舗URLは、電子決済サービスのドメインに対して店舗を識別可能な情報が付加されたものであり、決済サーバ100において加盟店IDや店舗ID等との対応付けがなされている(後述)。決済アプリ20は、店舗URLとアカウントIDを含む第1決済情報を決済サーバ100に送信する(S2)。決済サーバ100は、店舗URLに対応する加盟店ID、店舗IDから、店舗情報(後述)を検索して加盟店名と店舗名の情報を取得し(S3)、決済アプリ20に送信する(S4)。利用者は、加盟店名や店舗名が表示された画面において、決済金額を利用者端末装置10に入力する(S5)。そして、利用者端末装置10は、少なくとも決済金額を含む第2決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S6)。決済サーバ100は、受信した第2決済情報に基づいて電子決済を行う(S7)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知(決済完了画面を表示するための情報)を決済アプリ20に送信し(S8)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S9)。なお、店舗コード画像60が店舗に置かれたディスプレイによって表示される場合、店舗コード画像60には、店舗URLだけでなく決済金額の情報が含まれる場合がある。この場合、利用者が決済金額を入力する手順が省略され、第1決済情報に決済金額の情報が含められて決済サーバ100に送信される。加盟店名や店舗名の情報は、決済完了画面に含めて表示されてよい。
図3に示すパターン2(以下、ストアスキャンと称する)の場合、決済アプリ20の起動時、決済アプリ20において支払う操作が行われたとき、自動更新のタイミング(例えば1分おき)になったとき、およびその他のタイミングで、決済アプリ20はワンタイムコードの発行要求を決済サーバ100に送信する(S11)。決済サーバ100はワンタイムコードを生成し(S12)、決済アプリ20に送信する(S13)。決済アプリ20は、ワンタイムコードに基づいて生成した、QRコードやバーコード等のコード画像を表示する(S14)。利用者は利用者端末装置10の表示面を第1店舗端末装置50に翳し(提示し)、第1店舗端末装置50は、光学読取機能によってコード画像をデコードし、ワンタイムコード等を取得する(S15)。そして、第1店舗端末装置50は、ワンタイムコード、決済金額、加盟店ID、店舗ID等を含む決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S16)。決済金額の情報は、予めバーコード読み取りや手入力等によって取得されている。決済サーバ100は、受信した情報に基づいて、ワンタイムコードに対応する利用者を特定し、電子決済を行う(S17)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知を決済アプリ20に送信し(S18)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S19)。
なお、上記のいずれか一方のみのパターンで電子決済が行われてもよい。また、図2で説明した「アカウントID」は、利用者の識別情報として用いられ得る他の情報(例えば電話番号)であってもよい。また、ストアスキャンにおいてワンタイムコードの発行が省略され、決済アプリ20は、利用者のアカウントIDに基づいて生成したコード画像を表示してもよい。その場合、決済サーバ100は、ワンタイムコードに対応する利用者を特定するのに代えて、アカウントIDに対応する利用者を特定する。
[決済サーバ]
図4は、第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。決済サーバ100は、例えば、通信部110と、決済コンテンツ提供部120と、決済処理部130と、情報管理部140と、記憶部170とを備える。通信部110および記憶部170以外の構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
記憶部170は、HDDやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などである。記憶部170は、決済サーバ100がネットワークを介してアクセス可能なNAS(Network Attached Storage)装置であってもよい。記憶部170には、利用者情報172、決済コンテンツ情報174、加盟店/店舗情報176などの情報が格納される。
通信部110は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部110は、例えばネットワークインターフェースカードである。
決済コンテンツ提供部120は、例えば、Webサーバの機能を有し、電子決済サービスの各種画面を表示するための情報(コンテンツ)を利用者端末装置10に提供する。決済コンテンツ提供部120は、決済コンテンツ情報174から適宜、必要なコンテンツを読み出して利用者端末装置10に提供する。利用者端末装置10は、決済アプリ20によってコンテンツが再生された状態で利用者による各種入力を受け付け、前述した決済情報などを決済サーバ100に送信する。
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50により送信された決済情報に基づいて、決済処理を行う。決済処理部130は、利用者情報172を参照しながら決済処理を行う。
図5は、利用者情報172の内容の一例を示す図である。利用者情報172は、利用者の登録情報の一例である。利用者情報172は、例えば、利用者URL、アカウントID、電話番号、パスワードの他、メールアドレス、利用者ID、氏名・住所・生年月日、登録日、チャージ残高、後払い設定、後払い枠、後払い利用額、後払い利用可能額、決済方法設定、銀行口座、クレジットカード番号、チャージ履歴情報、決済履歴情報、出金履歴情報、および利用者間送金履歴情報などの情報が対応付けられたものである。利用者URLは、利用者間の送金処理に使用される。電子決済サービスへの新規登録時には、電話番号およびパスワードの登録が必須となる。アカウントIDは、決済サーバ100によって利用者に発行されるものであり、利用者IDは、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)IDである。メールアドレス、および氏名・住所・生年月日も同様に、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)情報である。登録日とは利用者が電子決済サービスに登録した日(アカウントを作成した日)である。以下、これらの情報が対応付けられた利用者のインスタンス(電子決済口座)のことをアカウントと称する。
チャージ残高は、利用者が予めアカウントに入金することで設定された電子マネーの残高を示す情報である。後払い設定は、後払いによる電子決済を可能とするための設定が済んでいるか否かを示す情報であり、「済」と「未」のいずれかに設定される。後払い枠は月ごとに利用可能な後払いの限度額であり、後払い利用額は、当月に既に利用された後払いの金額であり、後払い利用可能額は、後払い枠から後払い利用額を差し引いて求められる、当月に利用可能な後払いの金額である。図では後払い枠を一つだけ示しているが、実際には更に日ごとの上限額などが存在し、それらの低い方が後払い枠に設定されてよい。後払いの更なる詳細については後述する。決済方法設定は、その時点において利用者がチャージ残高による電子決済を行うのか、後払いによる決済を行うのかを示す設定情報である。銀行口座とクレジットカード番号のそれぞれは、電子決済サービスに入金可能な銀行口座またはクレジットカード番号の情報(口座番号、カード番号)である。
チャージ履歴情報は、利用者が予め電子決済サービスに送金してチャージ残高を増加させた(入金した)履歴である。チャージ残高を増加させる方法には、コンビニエンスストアなどに設けられたATMからの現金による入金(以下、ATM入金)、銀行口座、提携するクレジットカードからの入金などがあり、チャージ利履歴情報には、チャージ残高を増加させた方法の情報も格納されている。決済履歴情報は、利用者が行った決済の内訳(日時、購買行動が行われた店舗の店舗ID、決済金額、決済方法など)を、決済ごとに示す情報である。出金履歴情報は、利用者が行ったチャージ残高から銀行口座への出金の履歴を示す情報である。利用者間送金履歴情報は、ある利用者が別の利用者にチャージ残高の一部または全部を譲渡した(送金した)、或いは譲渡を受けた(受金した)履歴を示す情報である。これらの情報は情報処理装置200が処理を行う対象となるものであり、詳しくは、後述する。
図6は、加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。加盟店/店舗情報176は、例えば、店舗URLに対して加盟店IDと店舗IDが対応付けられた第1テーブル176Aと、加盟店IDに対して加盟店名と売上金(前述)が対応付けられた第2テーブル176Bと、店舗IDに対して店舗IDが対応付けられた第3テーブル176Cとを含む。加盟店/店舗情報176には、これらの情報の他、加盟店または店舗のカテゴリ、店舗の所在地、決済パターン等の情報が含まれてもよい。
情報管理部140は、利用者端末装置10や第2店舗端末装置70から取得した情報に基づいて、利用者情報172および加盟店/店舗情報176を管理する。情報管理部140は、利用者情報172および加盟店/店舗情報176について新規レコードの追加、編集、削除などを行う。
[電子決済]
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から決済情報が取得されると、利用者情報172を参照して当該利用者の「決済方法設定」を取得する。決済処理部130は、「決済方法設定」が「チャージ残高」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。決済処理部130は、例えば、利用者IDに対応付けて管理しているチャージ残高を減少させ、加盟店の売上金の項目値を増加させることで、電子決済を行う。加盟店の売上金の項目値は、例えば、それ自体が電子マネーとして使用されるものでは無く、加盟店と電子決済サービスとの取り決めに応じたサイクルで、売上金の項目値に対応する金額が銀行口座に送金される。
決済処理部130は、「設定情報」が「後払い」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。後払いとは、電子決済サービスの運営者とは別主体であるクレジットカード会社との連携による「クレジット払い」とは別枠で設定されるものであり、電子決済サービスの運営者が与信者となって、後払い枠の範囲内でチャージ残高に依存しない電子決済を許容するものである。なお後払いサービスを受けるために、電子決済サービスの運営者が提供するクレジットカードの取得が要求されてよい。後払いで利用された金額は、一か月分まとめて翌月の支払日に、例えば銀行口座からの引き落としによって決済される。この場合、決済処理部130は、後払い利用額に決済金額を加算し、後払い利用可能額から同額を差し引くことで暫定決済を行い、締め日になると上記のように当月分の決済を翌月の支払い日に引き落とすための処理を行う。なお暫定決済の時点で決済金額が後払い利用可能額を超える場合は、エラー通知が決済アプリケーション20に返信される。
入金、出金、送金に関しては、例えば情報管理部140により処理が行われる。これらについては公知の内容であるため詳細な説明を省略する。
[情報処理装置]
図1に戻り、情報処理装置200は、例えば、通信部210と、表示装置220と、入力装置230と、プロセッサ240と、記憶部250とを備える。記憶部250は、例えば、HDDやフラッシュメモリ、RAMなどである。記憶部250には、プログラム252が格納されている。
通信部210は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部210は、例えばネットワークインターフェースカードである。表示装置220は、各種ディスプレイ装置である。入力装置230は、キーボードやマウス、タッチパネル等である。プロセッサ240は、CPUなどのプロセッサである。
プロセッサ240は、プログラム252を実行することにより、表示装置220を有する情報処理装置200に、決済アプリ20と決済サーバ100が協働することで提供される電子決済サービスの取引履歴に関する情報を表示させる。部分的に前述したように、電子決済サービスは、入金、決済、出金、および利用者間送金のサービスを少なくとも含む。以下の説明において「プロセッサ240は」と表記した場合、「プログラム252を実行することにより」プロセッサ240が動作することを前提とする。
プロセッサ240は、通信部210を介して電子決済サービスの取引履歴を格納したデータベースシステムと通信する。データベースシステムとは、例えば、決済サーバ100の通信部110、情報管理部140、および記憶部170(特に利用者情報172)を含むものである。情報管理部140は、情報処理装置200からのリクエストに応じて、利用者情報172から必要な情報を抽出して情報処理装置200に提供する。
プロセッサ240は、決済サーバ100との通信によって得られた情報に基づいて、指定された利用者に関する、時系列の前記取引履歴と、前記入金、前記決済、前記出金、および前記利用者間送金のそれぞれに関する統計情報とを相互に比較可能に表示装置220に表示させる。
図7は、情報処理装置200が表示する表示画面IMの全体図である。表示画面IMには、例えば、利用者のアカウントIDを入力する(利用者を指定する)入力欄I1と、対象期間を選択する選択欄S1とが含まれる。情報処理装置200は、入力欄I1に入力されたアカウントID、および選択欄S1にて選択された対象期間に該当する情報を、以下の領域A1~A8に対比可能に表示する。図示する画面構成は、スクロールによって全体が閲覧可能となるものであってよい。なお、以下の説明において、「サマリ」とは元データに対して統計処理等が行われた統計情報であることを意味するものとする。
領域A1には、取引サマリが表示される。図8は、取引サマリの内容の一例を示す図である。取引サマリには、例えば、取引種別ごとの回数、全利用者の回数の平均と比較した当該利用者の回数の比、平均金額、全利用者の平均金額の平均と比較した当該利用者の平均金額の比、合計金額、全利用者の合計金額の平均と比較した当該利用者の合計金額の比、当該利用者の最大金額などが表示される。
領域A2には、利用者の属性情報が表示される。属性情報とは、例えば、国籍、職業、年齢、取引目的、格付け(与信情報)、所在地(住所でもよいし勤務先でもよい)などを含む。このように表示を行うことで、属性情報の傾向と不正な取引との相関性が高い場合に、特定の属性情報を有する利用者を効率よく操作者に発見させることができる。
領域A3には、取引履歴が表示される。図9は、取引履歴の内容の一例を示す図である。取引履歴は、時系列に表示される情報であって、例えば日付、(および時刻)に対して、取引の取引種別、ステータス、金額、備考、前回の取引から今回の取引への取引履歴の組み合わせ(時間的に連続する二つの取引履歴の組み合わせ)などの情報を含む。備考欄には、ATM入金が行われた場合はATMの所在地、利用者間の送金または受金が行われた場合は相手の利用者のアカウントID,銀行口座からの入金が行われた場合はその銀行と支店名、決済が行われた場合は決済場所(電子商取引であればその運営者等)の情報が表示される。取引履歴では、時間的に連続する二つの取引履歴の組み合わせが、操作者により設定された所定の関係にある異なる種類の取引履歴の組み合わせである場合、当該二つの取引履歴の組み合わせを強調表示させてよい。このように表示を行うことで、不正が疑われる行為を効率よく操作者に発見させることができる。
領域A4には、入金サマリが表示される。図10は、入金サマリの内容の一例を示す図である。入金サマリは、例えば、入金種別ごとに、入金の合計回数、平均金額、金額割合などの情報を含む。入金サマリにおいて、ATM入金に関する情報(その全て、或いは金額割合)が強調表示されてよい。ATM入金は、本人確認等が不要な秘匿性の高い取引であるため、このように表示を行うことで、不正が疑われる行為を効率よく操作者に発見させることができる。
領域A5には、決済サマリが表示される。図11は、決済サマリの内容の一例を示す図である。決済サマリは、例えば、カテゴリ/サブカテゴリ/ブランド名ごとの合計件数、平均金額、合計金額、金額割合等の情報を含む。領域A5の対象選択枠A5-1に設けられたスイッチを操作することで、対象(着目する店舗)の店舗の粒度を変更することができる。このように表示を行うことで、特定の癖がある決済の履歴があるかどうかを操作者に効率よく発見させることができる。
領域A6には、出金の履歴が表示される。図12は、出金の履歴の内容の一例を示す図である。出金の履歴は、例えば、時系列に表示される情報であって、例えば日付、(および時刻)に対して、出金の金額、出金先の銀行名、前回の取引から今回の取引への取引履歴の組み合わせ(時間的に連続する二つの取引履歴の組み合わせ)、前回の取引からの経過時間、前回の出金からの経過時間などの情報を含む。領域A6において、入金の後に出金がなされ、且つ前回の取引からの経過時間が所定条件を満たす場合、或いは、単に前回の出金からの経過時間が所定条件を満たす場合、当該部分が強調表示されてよい。このように表示を行うことで、不正が疑われる行為を効率よく操作者に発見させることができる。
領域A7には、利用者間送金サマリが表示される。図13は、利用者間送金サマリの内容の一例を示す図である。利用者間送金サマリは、例えば、送金先として登録された他の利用者の数、受金元として登録された他の利用者の数、送金または受金のごとの合計回数、平均金額、合計金額等の情報を含む。領域A7の対象選択枠A7-1に設けられたスイッチを操作することで、送金または受金の相手ごとの情報を表示させることができる。このように表示を行うことで、特定の相手に不自然に大きい額の送金または受金がなされているか否かを操作者に確認させることができる。
領域A8には、マップ表示が表示される。図14は、マップ表示の内容の一例を示す図である。マップ表示には、指定された利用者に関する、取引履歴のうち場所に紐づいた取引履歴に関して、場所を示す画像が地図上に表示される。場所に紐づいた取引履歴とは、ATM入金、および決済(電子商取引では無く実店舗で行われたもの)である。また、マップ表示には、利用者の所在地が表示されてもよい。マップ表示では、取引履歴のうち場所に紐づいた取引履歴に関して、取引額に応じた大きさで場所を示す画像が表示されてよい。図では、取引額に応じた大きさの円で取引履歴に紐づく場所が表示されている。このように表示を行うことで、不自然な利用がなされていないかどうかを操作者に発見させることができる。
以上説明した実施形態によれば、電子決済サービスの取引履歴を格納したデータベースシステムと通信し、通信によって得られた情報に基づいて、指定された利用者に関する、時系列の取引履歴と出金の履歴のうちいずれかと、入金、決済、および利用者間送金のうち少なくとも一つに関する統計情報とを相互に比較可能に表示することで、不正な取引を発見する際の実効性を高めることができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10 利用者端末装置
20 決済アプリ
100 決済サーバ
110 通信部
120 決済コンテンツ提供部
130 決済処理部
140 情報管理部
170 記憶部
172 利用者情報
200 情報処理装置
240 プロセッサ
250 記憶部
252 プログラム

Claims (11)

  1. 表示装置を有する情報処理装置に、決済アプリと決済サーバが協働することで提供される電子決済サービスの取引履歴に関する情報を表示させるためのプログラムであって、
    前記電子決済サービスは、入金、決済、出金、および利用者間送金のサービスを少なくとも含み、
    前記情報処理装置に、
    前記電子決済サービスの取引履歴を格納したデータベースシステムと通信する処理と、
    前記通信によって得られた情報に基づいて、指定された利用者に関する、時系列の前記取引履歴と前記出金の履歴のうちいずれかと、前記入金、前記決済、および前記利用者間送金のうち少なくとも一つに関する統計情報とを相互に比較可能に表示する処理と、
    を実行させるためのプログラム。
  2. 前記情報処理装置に、更に、
    前記指定された利用者に関する、前記取引履歴のうち場所に紐づいた取引履歴に関して、前記場所を示す画像を地図上に表示する処理を実行させる、
    請求項1記載のプログラム。
  3. 前記情報処理装置に、前記場所を地図上に表示する処理において、
    前記指定された利用者に関する、取引額に応じた大きさで前記場所を示す画像を表示させる、
    請求項2記載のプログラム。
  4. 前記情報処理装置に、前記場所を地図上に表示する処理において、
    前記指定された利用者の所在地を示す画像を表示させる、
    請求項2記載のプログラム。
  5. 前記情報処理装置に、更に、
    前記データベースシステムに格納されている、前記指定された利用者の属性情報を表示する処理を実行させる、
    請求項1記載のプログラム。
  6. 前記情報処理装置に、前記時系列の前記取引履歴を表示する処理において、
    時間的に連続する二つの取引履歴の組み合わせが、所定の関係にある異なる種類の取引履歴の組み合わせである場合、当該二つの取引履歴の組み合わせを強調表示させる、
    請求項1記載のプログラム。
  7. 前記情報処理装置に、前記時系列の前記出金の履歴を表示する処理において、
    前回の出金からの経過時間を表示させる、
    請求項1記載のプログラム。
  8. 前記情報処理装置に、前記時系列の前記出金の履歴を表示する処理において、
    前回の取引からの経過時間を表示させる、
    請求項1記載のプログラム。
  9. 前記情報処理装置に、前記決済の前記統計情報を表示する処理において、
    着目する店舗の粒度を操作者の操作に応じて変更させる、
    請求項1記載のプログラム。
  10. 前記情報処理装置に、前記利用者間送金の統計情報を表示する処理において、
    送金または受金の相手である他の利用者ごとの統計情報を表示させる、
    請求項1記載のプログラム。
  11. 表示装置を有する情報処理装置が、決済アプリと決済サーバが協働することで提供される電子決済サービスの取引履歴に関する情報を表示する方法であって、
    前記電子決済サービスは、入金、決済、出金、および利用者間送金のサービスを少なくとも含み、
    前記情報処理装置が、
    前記電子決済サービスの取引履歴を格納したデータベースシステムと通信する処理と、
    前記通信によって得られた情報に基づいて、指定された利用者に関する、時系列の前記取引履歴と前記出金の履歴のうちいずれかと、前記入金、前記決済、および前記利用者間送金のうち少なくとも一つに関する統計情報とを相互に比較可能に表示する処理と、
    を実行する方法。
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