JP7393579B1 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の情報を考慮して、電子決済サービスの利用を補助すること。【解決手段】利用者の利用者端末装置を介して入力された、電子決済サービスに関する第1入力文を受け付ける受付部と、前記第1入力文と、前記利用者による前記電子決済サービスの利用履歴と、を少なくとも含む第2入力文を、自然文が入力されると、前記自然文に応じた回答を出力するように学習されたAIチャットボットに入力することによって、前記第2入力文に応じた回答を取得する取得部と、前記利用者端末装置に、前記第2入力文に応じた回答を表示させる表示制御部と、を備える、情報処理装置。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
従来、チャットボットを活用して、利用者による商品の購入を支援する技術が知られている。例えば、特許文献1には、ユーザ要請に対応する相談商品を検索し、検索結果から選択された相談商品に対する決済処理を実行し、チャットボットが、決済が完了した相談商品に関連する関連情報を利用者の端末装置に表示させる技術が開示されている。
特表2023-502609号公報
しかしながら、従来技術のチャットボットは、単なる情報の通知や、利用者によって入力された選択肢に応じた回答の提示など、簡易的な機能を提供するに過ぎないものである場合があった。すなわち、従来技術のチャットボットは、選択肢の受付などを行うことなく、利用者の情報を考慮して、電子決済サービスの利用を補助するものではなかった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、利用者の情報を考慮して、電子決済サービスの利用を補助することができる情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、利用者の利用者端末装置を介して入力された、電子決済サービスに関する第1入力文を受け付ける受付部と、前記第1入力文と、前記利用者による前記電子決済サービスの利用履歴と、を少なくとも含む第2入力文を、自然文が入力されると、前記自然文に応じた回答を出力するように学習されたAIチャットボットに入力することによって、前記第2入力文に応じた回答を取得する取得部と、前記利用者端末装置に、前記第2入力文に応じた回答を表示させる表示制御部と、を備える情報処理装置である。
本発明の一態様によれば、利用者の情報を考慮して、電子決済サービスの利用を補助することができる情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することができる。
電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その1)である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その2)である。 第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。 利用者情報172の内容の一例を示す図である。 加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。 クーポン情報178の内容の一例を示す図である。 決済アプリ20のトップ画面IMの一例を示す図である。 利用者端末装置10によるクーポンの利用方法の一例を示す図である。 決済アプリ20と、決済サーバ100と、AIチャットボットサーバ200の協働によって実現されるチャット機能の流れの一例を示すシーケンス図である。 第1入力文の入力に応じて取得部140Bによって生成される第2入力文の一例を示す図である。 第2入力文の入力に応じてAIチャットボットサーバ200によって生成される回答の一例を示す図である。 第1入力文の入力に応じて取得部140Bによって生成される第2入力文の別の例を示す図である。 第2入力文の入力に応じてAIチャットボットサーバ200によって生成される回答の別の例を示す図である。 第1入力文の入力に応じて取得部140Bによって生成される第2入力文の別の例を示す図である。 第2入力文の入力に応じてAIチャットボットサーバ200によって生成される回答の別の例を示す図である。 決済サーバ100による第1入力文の分類と、分類結果に応じた第2入力文の生成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。以下に登場する「サーバ」、「管理装置」、「情報処理装置」、「情報提供装置」などの、利用者にサービスを提供したり内部解析を行ったりするための各種装置は、分散化された装置群によって実現されてよく、それぞれの装置を運用する事業者は異なってもよい。また装置のハードウェアの保有者(クラウドサーバの提供者)と実質的な運用を行う事業者も異なってよい。アプリケーションプログラムと決済サーバは、協働して電子決済サービスを提供する。以下の説明ではアプリケーションプログラムを決済アプリと称する。電子決済サービスは、店舗における商品やサービスの購買に係る決済をサポートするサービスである。店舗とは、例えば、現実空間に存在する物理的な店舗(実店舗)であるが、電子商取引の仮想店舗を含んでもよい。仮想店舗は、電子決済サービスの運営者とは異なる主体によって提供されるものを含んでもよい。その場合、仮想店舗における買い物の決済の際に、電子決済サービスのインターフェース画面に遷移するように制御される。電子決済サービスにおいて、店舗は、例えば加盟店(ブランド)に属するものとして扱われ、店舗において購買行動が行われた際の決済などの処理は、主として利用者と加盟店の間で行われる。これに代えて、決済などの処理が利用者と店舗との間で行われてもよい。
[電子決済サービス]
図1は、電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。電子決済サービスは、決済サーバ100を中心として実現される。決済サーバ100は、例えば、一以上の利用者端末装置10、一以上の第1店舗端末装置50、一以上の第2店舗端末装置70、及びAIチャットボットサーバ200のそれぞれとネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。
利用者端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の可搬型端末装置である。利用者端末装置10は、少なくとも、光学読取機能、通信機能、表示機能、入力受付機能、プログラム実行機能を有するコンピュータ装置である。以下の説明では、これらの機能を実現するための構成をそれぞれカメラ、通信装置、タッチパネル、CPU(Central Processing Unit)等と称する。利用者端末装置10では、CPU等のプロセッサにより決済アプリ20が実行されることで、決済サーバ100と連携して電子決済サービスを利用者に提供するように動作する。決済アプリ20は、例えば、アプリケーションストアから利用者端末装置10にインストールされ、カメラ、通信装置、タッチパネルなどを制御する。
第1店舗端末装置50は、例えば、店舗に設置される。第1店舗端末装置50は、少なくとも、商品価格取得機能、光学読取機能、プログラム実行機能、通信機能を有するコンピュータ装置である。第1店舗端末装置50は、いわゆるPOS(Point of Sale)装置を含み、POS装置によって商品価格取得機能や光学読取機能を実現してもよい。店舗コード画像60は、店舗に置かれ、QRコード(登録商標)等のコード画像が紙やプラスチックの媒体に印刷されたものである。なお、店舗コード画像60は、店舗に置かれたディスプレイ(スマートフォンなどの端末装置のディスプレイでもよい)によって表示されてもよい。
第2店舗端末装置70は、加盟店の運営者によって使用される。第2店舗端末装置70は、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。第2店舗端末装置70では、加盟店向けインターフェース72が動作する。加盟店向けインターフェース72は、加盟店向けアプリであってもよいし、ブラウザであってもよい。加盟店向けインターフェース72は、加盟店の運営者によるクーポンの設定等を受け付け、決済サーバ100に送信する。スマートフォンである第2店舗端末装置70は、加盟店向けアプリを実行することで、店舗コード画像に相当するコード画像を表示したり、利用者端末装置10が表示するコード画像を読み取ったりする機能を有する。
決済サーバ100は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から受信した決済情報に基づいて電子決済を実現する。第1店舗端末装置50は、POS装置と加盟店サーバを含む場合があり、その場合、POS装置から加盟店サーバを介して決済情報が決済サーバ100に送信される。以下の説明では、これを特に区別せず、第1店舗端末装置50から決済情報が送信されるものとする。
AIチャットボットサーバ200は、インターネットサイトなどの情報源300からクロールなどによって定期的に情報を得ており、自然文が入力されると、世間の常識知に基づいて当該自然文に応じた種々の回答を作成するように学習されたAIチャットボットを提供する。AIチャットボットは、例えば、ChatGPT、Marvinなどの名称で知られているものである。
図2および図3は、電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図である。電子決済には、パターン1とパターン2の二つが存在してよい。
図2に示すパターン1(以下、ユーザスキャンと称する)の場合、決済アプリ20が起動した状態の利用者端末装置10が、光学読取機能によって店舗コード画像60をデコードする(S1)。店舗コード画像60には、店舗URL(Uniform Resource Locator)の情報が含まれている。この店舗URLは、電子決済サービスのドメインに対して店舗を識別可能な情報が付加されたものであり、決済サーバ100において加盟店IDや店舗ID等との対応付けがなされている(後述)。決済アプリ20は、店舗URLとアカウントIDを含む第1決済情報を決済サーバ100に送信する(S2)。決済サーバ100は、店舗URLに対応する加盟店ID、店舗IDから、店舗情報(後述)を検索して加盟店名と店舗名の情報を取得し(S3)、決済アプリ20に送信する(S4)。利用者は、加盟店名や店舗名が表示された画面において、決済金額を利用者端末装置10に入力する(S5)。そして、利用者端末装置10は、少なくとも決済金額を含む第2決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S6)。決済サーバ100は、受信した第2決済情報に基づいて電子決済を行う(S7)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知(決済完了画面を表示するための情報)を決済アプリ20に送信し(S8)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S9)。なお、店舗コード画像60が店舗に置かれたディスプレイによって表示される場合、店舗コード画像60には、店舗URLだけでなく決済金額の情報が含まれる場合がある。この場合、利用者が決済金額を入力する手順が省略され、第1決済情報に決済金額の情報が含められて決済サーバ100に送信される。加盟店名や店舗名の情報は、決済完了画面に含めて表示されてよい。
図3に示すパターン2(以下、ストアスキャンと称する)の場合、決済アプリ20の起動時、決済アプリ20において支払う操作が行われたとき、自動更新のタイミング(例えば1分おき)になったとき、およびその他のタイミングで、決済アプリ20はワンタイムコードの発行要求を決済サーバ100に送信する(S11)。決済サーバ100はワンタイムコードを生成し(S12)、決済アプリ20に送信する(S13)。決済アプリ20は、ワンタイムコードに基づいて生成した、QRコードやバーコード等のコード画像を表示する(S14)。利用者は利用者端末装置10の表示面を第1店舗端末装置50に翳し(提示し)、第1店舗端末装置50は、光学読取機能によってコード画像をデコードし、ワンタイムコード等を取得する(S15)。そして、第1店舗端末装置50は、ワンタイムコード、決済金額、加盟店ID、店舗ID等を含む決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S16)。決済金額の情報は、予めバーコード読み取りや手入力等によって取得されている。決済サーバ100は、受信した情報に基づいて、ワンタイムコードに対応する利用者を特定し、電子決済を行う(S17)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知を決済アプリ20に送信し(S18)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S19)。
なお、上記のいずれか一方のみのパターンで電子決済が行われてもよい。また、図2で説明した「アカウントID」は、利用者の識別情報として用いられ得る他の情報(例えば電話番号)であってもよい。また、ストアスキャンにおいてワンタイムコードの発行が省略され、決済アプリ20は、利用者のアカウントIDに基づいて生成したコード画像を表示してもよい。その場合、決済サーバ100は、ワンタイムコードに対応する利用者を特定するのに代えて、アカウントIDに対応する利用者を特定する。
[決済サーバ]
図4は、第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。決済サーバ100は、例えば、通信部110と、決済コンテンツ提供部120と、決済処理部130と、情報管理部140と、記憶部170とを備える。通信部110および記憶部170以外の構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。情報管理部140は、さらに、受付部140Aと、取得部140Bと、表示制御部140Cとを備えるが、これらの機能の詳細については後述する。決済サーバ100のうち情報管理部140の機能が、「情報処理装置」の一例である。
記憶部170は、HDDやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などである。記憶部170は、決済サーバ100がネットワークを介してアクセス可能なNAS(Network Attached Storage)装置であってもよい。記憶部170には、利用者情報172、決済コンテンツ情報174、加盟店/店舗情報176、クーポン情報178、API情報180などの情報が格納される。
通信部110は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部110は、例えばネットワークインターフェースカードである。
決済コンテンツ提供部120は、例えば、Webサーバの機能を有し、電子決済サービスの各種画面を表示するための情報(コンテンツ)を利用者端末装置10に提供する。決済コンテンツ提供部120は、決済コンテンツ情報174から適宜、必要なコンテンツを読み出して利用者端末装置10に提供する。利用者端末装置10は、決済アプリ20によってコンテンツが再生された状態で利用者による各種入力を受け付け、前述した決済情報などを決済サーバ100に送信する。
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50により送信された決済情報に基づいて、決済処理を行う。決済処理部130は、利用者情報172を参照しながら決済処理を行う。
図5は、利用者情報172の内容の一例を示す図である。利用者情報172は、利用者の登録情報の一例である。利用者情報172は、例えば、利用者URL、アカウントID、電話番号、パスワードの他、メールアドレス、利用者ID、氏名・住所・生年月日、登録日、チャージ残高、後払い設定、後払い枠、後払い利用額、後払い利用可能額、決済方法設定、銀行口座、クレジットカード番号、チャージ履歴情報、決済履歴情報(例えば、決済日時、決済金額、決済が実行された加盟店IDおよび店舗IDを含む)、フォロー加盟店、獲得クーポン、保有ポイントなどの情報が対応付けられたものである。利用者URLは、利用者間の送金処理に使用される。電子決済サービスへの新規登録時には、電話番号およびパスワードの登録が必須となる。アカウントIDは、決済サーバ100によって利用者に発行されるものであり、利用者IDは、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)IDである。メールアドレス、および氏名・住所・生年月日も同様に、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)情報である。登録日とは利用者が電子決済サービスに登録した日(アカウントを作成した日)である。以下、これらの情報が対応付けられた利用者のインスタンス(電子決済口座)のことをアカウントと称する。
チャージ残高は、利用者が予めアカウントに送金することで設定された電子マネーの残高を示す情報である。送金の手段としては、指定業者(銀行)のATM(Automatic Teller Machine)からの送金、登録された銀行口座からの送金などがある。後払い設定は、後払いによる電子決済を可能とするための設定が済んでいるか否かを示す情報であり、「済」と「未」のいずれかに設定される。後払い枠は月ごとに利用可能な後払いの限度額であり、後払い利用額は、当月に既に利用された後払いの金額であり、後払い利用可能額は、後払い枠から後払い利用額を差し引いて求められる、当月に利用可能な後払いの金額である。図では後払い枠を一つだけ示しているが、実際には更に日ごとの上限額などが存在し、それらの低い方が後払い枠に設定されてよい。後払いの更なる詳細については後述する。決済方法設定は、その時点において利用者がチャージ残高による電子決済を行うのか、後払いによる決済を行うのかを示す設定情報である。銀行口座とクレジットカード番号のそれぞれは、電子決済サービスに入金可能な銀行口座またはクレジットカード番号の情報(口座番号、カード番号)である。チャージ履歴情報は、利用者が予め電子決済サービスに送金してチャージ残高を増加させた履歴である。決済履歴情報は、利用者が行った決済の内訳(日時、購買行動が行われた店舗の店舗ID、決済金額、決済方法など)を、決済ごとに示す情報である。フォロー加盟店、獲得クーポン、保有ポイントの詳細については後述する。
図6は、加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。加盟店/店舗情報176は、例えば、店舗URLに対して加盟店IDと、店舗IDと、カテゴリとが対応付けられた第1テーブル176Aと、加盟店IDに対して加盟店名と売上金(前述)が対応付けられた第2テーブル176Bと、店舗IDに対して店舗名と店舗住所とが対応付けられた第3テーブル176Cとを含む。
図7は、クーポン情報178の内容の一例を示す図である。クーポン情報178は、例えば、クーポンID、加盟店ID、店舗ID、特典内容、利用条件、有効期限などの情報が対応付けられたものである。特典内容は、クーポンIDに対応するクーポンによって提供される特典の内容を示す情報である。例えば、クーポンID「0001」のクーポンの場合、利用者が当該クーポンを利用することによって、決済金額から5%の還元を受けることができることを意味する。利用条件は、決済時に、クーポンが利用可能となる条件を示す情報である。例えば、クーポンID「0001」のクーポンの場合、利用者は300円以上の支払いに対して当該クーポンを利用可能となることを意味する。有効期限は、クーポンが利用可能となる期限を示す情報である。
情報管理部140は、利用者端末装置10や第2店舗端末装置70から取得した情報に基づいて、利用者情報172、加盟店/店舗情報176、およびクーポン情報178を管理する。情報管理部140は、利用者情報172、加盟店/店舗情報176、およびクーポン情報178について新規レコードの追加、編集、削除などを行う。
[電子決済]
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から決済情報が取得されると、利用者情報172を参照して当該利用者の「決済方法設定」を取得する。決済処理部130は、「決済方法設定」が「チャージ残高」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。決済処理部130は、例えば、利用者IDに対応付けて管理しているチャージ残高を減少させ、加盟店の売上金の項目値を増加させることで、電子決済を行う。加盟店の売上金の項目値は、例えば、それ自体が電子マネーとして使用されるものでは無く、加盟店と電子決済サービスとの取り決めに応じたサイクルで、売上金の項目値に対応する金額が銀行口座に送金される。
決済処理部130は、「設定情報」が「後払い」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。後払いとは、電子決済サービスの運営者とは別主体であるクレジットカード会社との連携による「クレジット払い」とは別枠で設定されるものであり、電子決済サービスの運営者が与信者となって、後払い枠の範囲内でチャージ残高に依存しない電子決済を許容するものである。なお後払いサービスを受けるために、電子決済サービスの運営者が提供するクレジットカードの取得が要求されてよい。後払いで利用された金額は、一か月分まとめて翌月の支払日に、例えば銀行口座からの引き落としによって決済される。この場合、決済処理部130は、後払い利用額に決済金額を加算し、後払い利用可能額から同額を差し引くことで暫定決済を行い、締め日になると上記のように当月分の決済を翌月の支払い日に引き落とすための処理を行う、或いはクレジットカード会社の運営者に当該処理を依頼する。なお暫定決済の時点で決済金額が後払い利用可能額を超える場合は、エラー通知が決済アプリ20に返信される。
[トップ画面]
図8は、決済アプリ20のトップ画面IMの一例を示す図である。トップ画面IMには、コード画像CDが表示される。コード画像CDは、例えばバーコードとQRコードを含む。また、コード画像CDと共に、チャージ残高による電子決済を行うか、後払いによる電子決済を行うかを示すテキスト(図では「残高で支払う」)が表示される。このテキストは、切替スイッチSWが操作される度に決済アプリ20が更新する情報に基づいて決済アプリ20が描画する。また、トップ画面IMは、切替スイッチSWを含む操作領域CAと、遷移ボタンTBとを含む。これについては後述する。なお、「スイッチ」、「ボタン」とはタッチパネルと協働して実現されるGUI(Graphical User Interface)である。切替スイッチSWは、チャージ残高による電子決済を行うか、後払いによる電子決済を行うかを切り替える操作を受け付けるものである。切替スイッチSWは、デフォルトではチャージ残高による電子決済を行う設定になっており、利用者によって操作される度に、チャージ残高による電子決済を行う設定と、後払いによる電子決済を行う設定との間で設定が切り替わる。図では「後払い」と説明表示がされているが、これは後払いによる電子決済を行う設定になっていることを意味する。操作領域CAには、スキャン(ユーザスキャンの開始)を指示するボタンやチャージを指示するボタンなど、電子決済における主要な操作を指示するボタンが設けられている。遷移ボタンTBが操作されると、電子決済に用いられるコード画像と利用可能額を表示する支払い画面に遷移する。さらに、ウォレットボタンWAが操作されると、利用者による電子決済の履歴情報の一覧を時系列で表示する決済履歴表示画面に遷移する。
[クーポンの利用]
図9は、利用者端末装置10によるクーポンの利用方法の一例を示す図である。図9の左部の画面は、例えば、利用者が、利用者端末装置10の決済アプリ20を介して、電子決済サービスの加盟店の専用ページにアクセスすることによって利用者端末装置10に表示される画面を表す。当該画面は、例えば、利用者が図7のトップ画面IMにおいて、クーポンボタンCPをクリックし、クーポンを提供する店舗を検索した場合に表示されるものである。
加盟店専用ページは、例えば、加盟店の店舗の概要情報が表示される領域A1、加盟店をフォローするためのボタンB1、加盟店の店舗の詳細情報がタブによって切り替え可能に表示される領域A2等を含む。利用者がフォローボタンB1を押下すると、決済アプリ20は、フォローボタンB1が押下されたことを示す情報を利用者の識別情報(例えば、アカウントID)と合わせて決済サーバ100に送信し、情報管理部140は、利用者情報172の「フォロー加盟店」に当該加盟店の識別情報(例えば、加盟店ID)を格納する。これにより、例えば、加盟店が加盟店専用ページの内容をアップデートする度に、決済サーバ100は、加盟店専用ページの内容をアップデートされたことを示す通知を、決済アプリ20を介して利用者に通知する。
図9において、例えば、ユーザが領域A2に含まれる一つのタブである「クーポン」をタップした場合、現時点においてユーザが当該店舗での電子決済に使用可能なクーポンが表示される。ユーザが、例えば、加盟店をフォローし、かつクーポンを獲得するためのボタンB2を押下すると、決済アプリ20は、獲得ボタンB2が押下されたことを示す情報を利用者の識別情報(例えば、アカウントID)と合わせて決済サーバ100に送信し、情報管理部140は、利用者が獲得したクーポンの識別情報を利用者情報172の「獲得クーポン」に記憶する。
利用者がクーポンを獲得した後、利用者端末装置10が電子決済を実行すると、決済処理部130は、クーポン情報178を参照して、当該電子決済が、利用者が獲得しているクーポンの利用条件に一致しているか否かを判定し、クーポンの利用条件に一致していると判定された場合、利用者にクーポン内容に応じた特典を付与する。例えば、図7に示すクーポン情報178のクーポンID「C0001」の場合、決済処理部130は、利用者の決済金額が300円以上であるか否かを判定し、利用条件が満たされていると判定された場合に、当該決済金額の5%に相当するポイントを付与する。
その後、決済アプリ20は、決済完了画面として、決済店舗を表示する領域A3と、決済金額を表示する領域A4と、付与された特典を表示する領域A5とを合わせて表示する。図8の右部は、一例として、利用者が5%オフのクーポンを獲得したことに応じて、500円の決済に対して25円のポイントが付与された場合を表している。この場合、情報管理部140は、25円分のポイントを利用者情報172の「保有ポイント」に記憶し、決済処理部130は、利用者の次回の電子決済において、決済金額から保有ポイントを優先的に減算し、その残額をチャージ残高又は後払い利用可能額から減算する。なお、他の態様として、クーポンは、決済に利用可能なポイントして加算されることなく、当日の決済金額からそのまま金額が減算されるものであってもよい。
[AIチャットボットサーバ]
このように、利用者は、決済アプリ20上でウォレットボタンWAを操作して、電子決済の履歴情報を確認したり、クーポンボタンCPを操作して、クーポンを提供する店舗を検索し、検索したクーポンを獲得することができる。しかしながら、従来技術では、一般的に、電子決済の履歴情報は、時系列に表示されるものであり、利用者は、そこから自身にとって有益な情報を把握することが困難である場合があった。さらに、従来技術では、一般的に、利用者は、クーポン検索画面から様々なキーワード(店舗名、地名など)を入力してクーポンを探索することが必要であり、自身にとって有益なクーポンを特定することが困難である場合があった。
このような事情を背景にして、本実施形態に係る決済サーバ100の情報管理部140(受付部140A、取得部140B、表示制御部140C)は、AIチャットボットサーバ200と協働して、決済アプリ20にAIチャットボットサーバ200とのチャット機能を提供し。利用者とのチャットを通じて、当該利用者にとって有益な情報提供を行うことを可能とする。以下、チャット機能の詳細について説明する。
図10は、決済アプリ20と、決済サーバ100と、AIチャットボットサーバ200の協働によって実現されるチャット機能の流れの一例を示すシーケンス図である。まず、決済アプリ20は、例えば、図8に示したトップ画面IMにおいて、チャット機能を起動するためのチャットボタンCHの操作を受け付ける(S31)。これに応じて、決済アプリ20は、チャット画面を表示させ、利用者から入力文を受け付けると、受け付けた入力文を第1入力文として決済サーバ100に送信する(S32)。受付部140Aが第1入力文を受け付けると、取得部140Bは、第1入力文に、利用者情報172から取得した利用者の決済履歴情報を少なくとも含めて、第2入力文を生成する(S33)。次に、取得部140Bは、生成した第2入力文をAIチャットボットサーバ200に送信する(S34)。
AIチャットボットサーバ200は、第2入力文を受け付けると、受け付けた第2入力文に応じた回答を生成して(S35)、生成した回答を決済サーバ100に送信する(S36)。取得部140Bが回答を取得すると、表示制御部140Cは、回答に応じて、当該回答と合わせて決済アプリ20に送信するインターフェース要素を決定する。例えば、表示制御部140Cは、回答に、電子決済サービスのクーポンを示す情報(例えば、クーポンID)が含まれている場合、クーポンを獲得するためのボタン(図9に示したボタンB2と同様であってもよい)を、決済アプリ20に送信するインターフェース要素として決定する(S37)。表示制御部140Cは、AIチャットボットサーバ200から受信した回答と、決定されたインターフェース要素とを決済アプリ20に送信する(S38)。決済アプリ20は、受信した回答およびインターフェース要素をチャット画面に表示させる(S39)。これにより、本シーケンス図の処理が終了する。
[入力文および回答の生成の具体例]
以下、図11から図16を参照して、第1入力文の入力に応じて取得部140Bによって生成される第2入力文と、第2入力文の入力に応じてAIチャットボットサーバ200によって生成される回答の具体例について説明する。
図11は、第1入力文の入力に応じて取得部140Bによって生成される第2入力文の一例を示す図である。図11は、取得部140Bが、利用者から受け付けた第1入力文に、当該利用者の決済履歴情報を含めて第2入力文を生成する構成を表すものである。図11に示す通り、取得部140Bは、例えば、利用者から、第1入力文(「直近1ヵ月で私は何によくお金を使っていますか?」)を受け付けると、受け付けた第1入力文に基づいて、AIチャットボットサーバ200に役割を指示して回答の精度を高めるための指示情報領域AR_Iと、決済履歴情報の詳細を表す決済履歴情報領域AR_Hと、利用者から受け付けた第1入力文の詳細を表す質問領域AR_Qとを含む第2入力文を生成する。このように、取得部140Bは、利用者から受け付けた第1入力文をそのままAIチャットボットサーバ200に受け渡すのではなく、AIチャットボットサーバ200による回答の精度を高めるための指示情報や決済履歴情報を付加して、第2入力文を生成および送信する。なお、図11では、取得部140Bは、一例として、決済履歴情報領域AR_Hとして、決済日時、決済金額、加盟店名、店舗名、カテゴリなどの情報を含めているが、他の情報(例えば、店舗住所)をさらに含めてもよいし、図示された情報の一部が除外されてもよい。
図12は、第2入力文の入力に応じてAIチャットボットサーバ200によって生成される回答の一例を示す図である。図12は、一例として、取得部140Bが、図11において生成された第2入力文をAIチャットボットサーバ200に入力することによって得られる回答を表す。入力された第2入力文は、決済履歴情報として、決済日時、決済金額、カテゴリなどの情報を含んでいるため、AIチャットボットサーバ200は、これらの情報に基づいて、利用者の質問に対して、例えば、直近1ヵ月の決済のうち決済金額が大きいカテゴリを集計して、回答として提示することができる。このように、従来技術では、利用者は、電子決済サービスにおいて決済履歴情報から有益な情報を把握することが困難である場合があったが、本実施形態によると、情報管理部140は、利用者によって入力された第1入力文を、AIチャットボットサーバ200から有益な情報を引き出すことが可能な形式に加工して第2入力文を生成し、AIチャットボットサーバ200に問い合わせを行う。すなわち、これにより、利用者の情報を考慮して、電子決済サービスの利用を補助することができる。
なお、上記の例では、第2入力文に事前に含める情報として、利用者の決済履歴情報を挙げているが、本発明はそのような構成に限定されず、より一般に、利用者に関する任意の情報(例えば、性別、住所、生年月日など)を第2入力文に含めて生成してもよい。
図13は、第1入力文の入力に応じて取得部140Bによって生成される第2入力文の別の例を示す図である。図13は、取得部140Bが、利用者から受け付けた第1入力文に、当該利用者の決済履歴情報およびAPI情報180を含めて第2入力文を生成する構成を表すものである。ここで、API情報180とは、決済サーバ100の外部から、ネットワークNWを介して、決済サーバ100の機能を呼び出すためのプログラムコード、すなわち、API(Application Programming Interface)を意味する。API情報180は、例えば、記憶部170に記憶された加盟店/店舗情報176やクーポン情報178のレコードを取得するための関数を含む。なお、本実施形態では、上述した通り、取得部140Bは、利用者の決済履歴情報を事前に取得して第2入力文に含めているが、代替的に、API情報180は、利用者情報172のレコードを取得するための関数を含み、取得部140Bは、当該関数を第2入力文に含めてもよい。
図13に示す通り、取得部140Bは、例えば、利用者から、第1入力文(「どうすれば私は普段の支出を節約できますか?」)を受け付けると、受け付けた第1入力文に基づいて、AIチャットボットサーバ200に役割を指示して回答の精度を高めるための指示情報領域AR_Iと、決済履歴情報の詳細を表す決済履歴情報領域AR_Hと、決済サーバ100の機能を呼び出すためのAPIを表すAPI領域AR_Cと、利用者から受け付けた第1入力文の詳細を表す質問領域AR_Qとを含む第2入力文を生成する。図13は、API領域AR_Cが、電子決済サービスのクーポン情報178のレコードを取得するための関数と、電子決済サービスの加盟店/店舗情報176のレコードを取得するための関数とを含む例を表している。これにより、AIチャットボットサーバ200は、回答の生成過程において、提供されたAPIを活用して、クーポン情報178および加盟店/店舗情報176にアクセスし、必要な情報を取得することができる。このように、取得部140Bは、AIチャットボットサーバ200に対して、詳細情報ではなく、APIを提供することにより、多数の利用者がチャット機能を利用することに起因して、決済サーバ100からAIチャットボットサーバ200への通信が圧迫されることを防ぐことができる。
図14は、第2入力文の入力に応じてAIチャットボットサーバ200によって生成される回答の別の例を示す図である。図14は、一例として、取得部140Bが、図13において生成された第2入力文をAIチャットボットサーバ200に入力することによって得られる回答を表す。入力された第2入力文は、APIとして、電子決済サービスのクーポン情報178のレコードを取得するための関数と、電子決済サービスの加盟店/店舗情報176のレコードを取得するための関数とを含んでいる。そのため、AIチャットボットサーバ200は、決済履歴情報と、これら関数とを利用して、利用者の質問に対して、例えば、当該利用者が普段利用している店舗のうち、クーポンを発行している店舗に関する情報を、回答として提示することができる。
なお、図14において、決済アプリ20は、単にクーポン情報を提示するのみならず、クーポンを獲得するためのボタンB2(図9に示したボタンB2と同様であってもよい)を表示させている。表示制御部140Cは、AIチャットボットサーバ200から、電子決済サービスのクーポンを示す情報(例えば、クーポンID)が含まれている場合、クーポンを獲得するためのボタンB2を表示させるよう決済アプリ20を制御する。このように、従来技術では、利用者は、電子決済サービスにおいてクーポンを探す場合、クーポン検索画面から様々なキーワードを入力してクーポンを探索することが必要であったが、本実施形態によると、情報管理部140は、利用者によって入力された第1入力文を、AIチャットボットサーバ200から有益な情報を引き出すことが可能な形式に加工して第2入力文を生成し、AIチャットボットサーバ200に問い合わせを行うとともに、AIチャットボットサーバ200から受信した回答を利用者にとって利便性の高い形式で表示する。これにより、利用者の情報を考慮して、電子決済サービスにおけるクーポンなどの機能の利用を促進することができる。
図15は、第1入力文の入力に応じて取得部140Bによって生成される第2入力文の別の例を示す図である。図15は、取得部140Bが、利用者から受け付けた第1入力文に、当該利用者の決済履歴情報、API情報180、およびリアルタイム情報を含めて第2入力文を生成する構成を表すものである。ここで、リアルタイム情報とは、例えば、利用者のリアルタイムな現在位置を示す情報であり、利用者端末装置10に搭載されたGPSなどの測位機能を利用して計測されるものである。
図15に示す通り、取得部140Bは、例えば、利用者から、第1入力文(「私が今すぐ使えるお店のクーポンを教えて」)を受け付けると、受け付けた第1入力文に基づいて、AIチャットボットサーバ200に役割を指示して回答の精度を高めるための指示情報領域AR_Iと、決済履歴情報の詳細を表す決済履歴情報領域AR_Hと、決済サーバ100の機能を呼び出すためのAPIを表すAPI領域AR_Cと、利用者端末装置10の現在位置を表すリアルタイム情報領域AR_Rと、利用者端末装置10から受け付けた第1入力文の詳細を表す質問領域AR_Qとを含む第2入力文を生成する。
図16は、第2入力文の入力に応じてAIチャットボットサーバ200によって生成される回答の別の例を示す図である。図16は、一例として、取得部140Bが、図15において生成された第2入力文をAIチャットボットサーバ200に入力することによって得られる回答を表す。入力された第2入力文は、利用者端末装置10の現在位置を表すリアルタイム情報を含んでいるため、AIチャットボットサーバ200は、API情報とリアルタイム情報とを利用して、利用者の質問に対して、例えば、当該利用者の周辺でクーポンを提供している店舗に関する情報を回答として提示することができる。
さらに、図16の右部に示す通り、利用者が、さらに、質問(「その中で、私が使いそうなクーポンは?」)を行った場合、AIチャットボットサーバ200は、決済履歴情報を利用して、前回の回答のうち、利用者が過去に電子決済を利用した店舗やカテゴリに沿ったクーポンを提供している店舗に関する情報を回答として提示することができる。このように、取得部140Bは、AIチャットボットサーバ200に対して、利用者に関するリアルタイム情報を提供することにより、利用者の情報をさらに詳細に考慮して、電子決済サービスの利用を補助することができる。
[第2入力文の生成のバリエーション]
以上、図11から図16を参照して説明した通り、決済サーバ100の取得部140Bは、第1入力文に少なくとも利用者の決済履歴情報を含めて第2入力文を生成し、生成した第2入力文をAIチャットボットサーバ200に入力するものである。一般的には、取得部140Bは、決済履歴情報に加えて、API情報とリアルタイム情報の双方を常に加えて第2入力文を生成することによって、AIチャットボットサーバ200は、上記で説明した全てのパターンの質問に答えることができる。
他の態様として、取得部140Bは、利用者端末装置10から受信した第1入力文を事前に分類し、分類結果に応じた第2入力文を生成して、AIチャットボットサーバ200に入力してもよい。図17は、決済サーバ100による第1入力文の分類と、分類結果に応じた第2入力文の生成の一例を示す図である。図17に示す通り、取得部140Bは、例えば、分類器CLを含み、分類器CLは、第1入力文の入力に応じて、当該第1入力文の種別を分類するように事前に学習された学習済みモデルである。例えば、分類器CLは、第1入力文の入力に応じて、当該第1入力文が、利用者が現状分析を依頼したことを示す種別「分析リクエスト」(図11の「直近1ヵ月で私は何によくお金を使っていますか?」に対応)と、利用者が非リアルタイムな提案を依頼したことを示す種別「一般提案リクエスト」(図13の「どうすれば私は普段の支出を節約できますか?」に対応)と、利用者がリアルタイムな提案を依頼したことを示す種別「リアルタイム提案リクエスト」(図15の「私が今すぐ使えるお店のクーポンを教えて」に対応)とのいずれの種別に該当するかを示す確率値を出力する。取得部140Bは、出力された確率値のうち、最も高い確率値の種別に応じたフォーマットで第2入力文を生成する。例えば、第1入力文として、「直近1ヵ月で私は何によくお金を使っていますか?」が入力された場合、分類器CLは、種別「分析リクエスト」の確率値を最も高い値として出力し、その結果、取得部140Bは、第2入力文に第1入力文と履歴情報のみを含めて、AIチャットボットサーバ200に送信する。このような構成により、AIチャットボットサーバ200に不要な情報を提供することなく、処理の効率化と回答精度の向上を図ることができる。
なお、上記の分類器CLの構成はあくまでも一例であり、例えば、分類器CLは、電子決済サービスに関する一般的な質問事項(利用方法など)を示す種別「機能ヘルプリクエスト」や、分類不能を示す種別「N/A」などを含んでもよい。その場合、取得部140Bは、第1入力文が種別「機能ヘルプリクエスト」に該当すると判定した場合、第2入力文に、利用者に関する個別情報を含めることなく、そのまま第1入力文をAIチャットボットサーバ200に送信しても良いし、第1入力文が種別「N/A」に該当すると判定した場合、第2入力文に、電子決済サービスに関するあらゆる情報(決済履歴情報、API情報、リアルタイム情報、電子決済サービスのWEBサイトへのURL情報)を含めてAIチャットボットサーバ200に送信してもよい。
以上説明した実施形態によれば、利用者の利用者端末装置を介して入力された、電子決済サービスに関する第1入力文を受け付け、第1入力文と、利用者による前記電子決済サービスの利用履歴と、を少なくとも含む第2入力文を、自然文が入力されると、自然文に応じた回答を出力するように学習されたAIチャットボットに入力することによって、第2入力文に応じた回答を取得し、利用者端末装置に、第2入力文に応じた回答を表示させる。これにより、
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10 利用者端末装置
20 決済アプリ
100 決済サーバ
110 通信部
120 決済コンテンツ提供部
130 決済処理部
140 情報管理部
140A 受付部
140B 取得部
140C 表示制御部
170 記憶部

Claims (6)

  1. 利用者の利用者端末装置を介して入力された、電子決済サービスに関する第1入力文を受け付ける受付部と、
    前記第1入力文と、前記利用者による前記電子決済サービスの利用履歴と、を少なくとも含む第2入力文を、自然文が入力されると、前記自然文に応じた回答を出力するように学習されたAIチャットボットに入力することによって、前記第2入力文に応じた回答を取得する取得部と、
    前記利用者端末装置に、前記第2入力文に応じた回答を表示させる表示制御部と、を備える、
    情報処理装置。
  2. 前記取得部は、前記第1入力文と、前記利用者による前記電子決済サービスの利用履歴と、前記電子決済サービスの機能を呼び出すためのプログラムコードとを含む第2入力文を、前記AIチャットボットに入力することによって、前記第2入力文に応じた回答を取得する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得部は、前記第1入力文と、前記利用者による前記電子決済サービスの利用履歴と、前記利用者のリアルタイム情報とを含む第2入力文を、前記AIチャットボットに入力することによって、前記第2入力文に応じた回答を取得する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御部は、前記回答が、前記電子決済サービスにおいて利用可能な機能に関する情報を含む場合、前記利用者端末装置に、前記機能を利用するためのインターフェース要素を前記回答と合わせて表示させる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. コンピュータが、
    利用者の利用者端末装置を介して入力された、電子決済サービスに関する第1入力文を受け付け、
    前記第1入力文と、前記利用者による前記電子決済サービスの利用履歴と、を少なくとも含む第2入力文を、自然文が入力されると、前記自然文に応じた回答を出力するように学習されたAIチャットボットに入力することによって、前記第2入力文に応じた回答を取得し、
    前記利用者端末装置に、前記第2入力文に応じた回答を表示させる、
    情報処理方法。
  6. コンピュータに、
    利用者の利用者端末装置を介して入力された、電子決済サービスに関する第1入力文を受け付けさせ、
    前記第1入力文と、前記利用者による前記電子決済サービスの利用履歴と、を少なくとも含む第2入力文を、自然文が入力されると、前記自然文に応じた回答を出力するように学習されたAIチャットボットに入力することによって、前記第2入力文に応じた回答を取得させ、
    前記利用者端末装置に、前記第2入力文に応じた回答を表示させる、
    プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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