JP7203267B1 - サービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラム - Google Patents

サービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者に対して状況に応じた手段で電子決済を行わせることができるサービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラムを提供すること。【解決手段】電子決済サービスを提供するサービス提供装置であって、電子決済サービスの利用者が使用する利用者端末装置に対し、利用者が利用可能なクーポン一覧を提供し、クーポン一覧から所望のクーポンを獲得するためのクーポン獲得要求を利用者端末装置から受け付けた場合に、利用者端末装置の利用者の識別情報と、クーポン獲得要求により要求されたクーポンとを対応づけた対応情報を記憶し、利用者に電子決済サービスを提供するための決済処理を実行するものであり、利用者がクーポン一覧から獲得したクーポンを、電子決済サービスによる決済で利用可能とするために利用者端末装置に実行させるアプリケーションプログラムを決定して利用者端末装置に通知する、サービス提供装置。【選択図】図1

Description

本発明は、サービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラムに関する。
従来、電子マネーを使用した決済が普及している。このような電子マネーを使用した決済に関し、決済時にクーポンを自動的に適用する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、クーポンと利用者とを事前に紐づけておき、当該利用者が決済をする際に、当該利用者に紐づけられているクーポンを自動的に適用することについて記載されている(例えば特許文献1参照)。
特開2020-004122号公報
従来技術では、クーポン適用の有無に関わらず、電子決済の機能は、決済事業者が提供するアプリケーションにより利用可能となるものであったのに対し、近年では、電子決済の機能が決済事業者から部品として提供されるようになり、他の事業者のアプリケーションプログラムからも電子決済の機能を利用することが可能となっている。そして、電子決済機能がこのような形態で利用可能となったことにより、他の事業者では、状況に応じて、自身のアプリケーションを介して電子決済を行わせたいというニーズが生じている。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、利用者に対して状況に応じた手段で電子決済を行わせることができるサービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、電子決済サービスを提供するサービス提供装置であって、前記電子決済サービスの利用者が使用する利用者端末装置に対し、前記利用者が利用可能なクーポン一覧を提供するクーポン一覧提供部と、前記クーポン一覧から所望のクーポンを獲得するためのクーポン獲得要求を前記利用者端末装置から受け付けた場合に、前記利用者端末装置の利用者の識別情報と、前記クーポン獲得要求により要求されたクーポンとを対応づけた対応情報を記憶するクーポン提供部と、前記利用者に前記電子決済サービスを提供するための決済処理を実行する決済処理部と、を備え、前記クーポン提供部は、前記利用者が前記クーポン一覧から獲得したクーポンを、前記電子決済サービスによる決済で利用可能とするために前記利用者端末装置に実行させるアプリケーションプログラムを決定して前記利用者端末装置に通知する、サービス提供装置である。
本発明の一態様によれば、利用者に対して状況に応じた手段で電子決済を行わせることができるサービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラムを提供することができる。
電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その1)である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その2)である。 第1実施形態に係る決済サーバの構成図である。 利用者情報の内容の一例を示す図である。 加盟店/店舗情報の内容の一例を示す図である。 クーポン情報の内容の一例を示す図である。 情報管理部がクーポン情報を管理する構成の一例を示す図である。 利用者端末装置が決済サーバと連携して電子決済を行う処理の流れを示すシーケンスチャートである。 利用者端末装置において決済アプリが優先アプリとして加盟店アプリを起動する場合の画面遷移例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明のサービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラムの実施形態について説明する。アプリケーションプログラムと決済サーバは、協働して電子決済サービスを提供する。以下の説明では電子決済サービスを提供する事業者を決済事業者と称し、決済事業者が電子決済サービスの利用者向けに提供するアプリケーションプログラムを決済アプリと称する。一方、電子決済サービスの加盟店が、加盟店の利用者向けに提供するアプリケーションプログラムを加盟店アプリと称する。加盟店アプリは、決済事業者が加盟店向けに提供するAPI(Application Program Interface)(以下「決済API」という。)を実行可能であり、決済APIを介して決済サーバに、電子決済サービスによる決済処理の実行を要求することができる。この決済APIにより、例えば、加盟店アプリは、加盟店が販売する商品やサービス(以下総称して「商品」という。)の中から購入対象の商品を選択する操作を受け付け、選択された商品の購入代金の支払い手段として、決済事業者による電子決済サービスを利用可能にすることができる。
なお、電子決済サービスは、店舗における商品やサービスの購買に係る決済をサポートするサービスである。店舗とは、例えば、現実空間に存在する物理的な店舗(実店舗)であるが、電子商取引の仮想店舗を含んでもよい。仮想店舗は、電子決済サービスの運営者とは異なる主体によって提供されるものを含んでもよい。その場合、仮想店舗における買い物の決済の際に、電子決済サービスのインターフェース画面に遷移するように制御される。電子決済サービスにおいて、店舗は、例えば加盟店(ブランド)に属するものとして扱われ、店舗において購買行動が行われた際の決済などの処理は、主として利用者と加盟店の間で行われる。これに代えて、決済などの処理が利用者と店舗との間で行われてもよい。
[電子決済サービス]
図1は、電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。電子決済サービスは、決済サーバ100を中心として実現される。決済サーバ100は、例えば、一以上の利用者端末装置10、一以上の第1店舗端末装置50、及び一以上の第2店舗端末装置70のそれぞれとネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。
利用者端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の可搬型端末装置である。利用者端末装置10は、少なくとも、光学読取機能、通信機能、表示機能、入力受付機能、プログラム実行機能を有するコンピュータ装置である。以下の説明では、これらの機能を実現するための構成をそれぞれカメラ、通信装置、タッチパネル、CPU(Central Processing Unit)等と称する。利用者端末装置10では、CPU等のプロセッサにより決済アプリ20および加盟店アプリ30が実行される。決済アプリ20は、電子決済サービスを提供する決済事業者が電子決済サービスの利用者向けに提供するアプリケーションプログラムである。決済アプリ20が実行されることで、利用者端末装置10は、決済サーバ100と連携して電子決済サービスを利用者に提供するように動作する。
また、加盟店アプリ30は、電子決済サービスの加盟店が、加盟店の利用者向けに提供するアプリケーションプログラムである。加盟店アプリ30が実行されることで、利用者端末装置10は、加盟店サーバ40と連携して加盟店サービスを利用者に提供するように動作する。加盟店サービスは、加盟店の運営者が、自社が販売する商品の購買に関して利用者の利便性向上を図るために提供するサービスである。例えば、加盟店サービスは、加盟店が取り扱う商品の販売情報を利用者に提供するサービスであってもよいし、利用者に対してオンラインでの商品注文機能を提供するサービスであってもよい。
一方で、加盟店アプリ30は、決済事業者が提供する決済API31を実行可能であり、決済API31を実行することにより、決済サーバ100と連携して電子決済サービスを利用者に提供するように動作する。決済API31は、加盟店アプリ30に含まれてもよいし、加盟店アプリ30から使用可能な外部プログラムとして構成されてもよい。また、決済API31は、加盟店アプリ30に対して決済サーバ100との連携機能を提供するものであれば実装の形態はどのようなものであってもよい。
例えば、決済API31は、APIに代えてSDK(Software Development Kit)の態様で提供されてもよい。すなわち、この場合、利用者は、決済アプリ20および加盟店アプリ30のどちらでも電子決済サービスを利用することができる。そのため、電子決済サービスを利用するためには、決済アプリ20および加盟店アプリ30のうち少なくとも一方が利用者端末装置10にインストールされていればよい。決済アプリ20および加盟添付有22は、例えば、アプリケーションストアから利用者端末装置10にインストールされ、カメラ、通信装置、タッチパネルなどを制御する。なお、決済アプリ20は「第1のアプリケーションプログラム」の一例であり、加盟店アプリ30は「第2のアプリケーションプログラム」の一例である。
第1店舗端末装置50は、例えば、店舗に設置される。第1店舗端末装置50は、少なくとも、商品価格取得機能、光学読取機能、プログラム実行機能、通信機能を有するコンピュータ装置である。第1店舗端末装置50は、いわゆるPOS(Point of Sale)装置を含み、POS装置によって商品価格取得機能や光学読取機能を実現してもよい。店舗コード画像60は、店舗に置かれ、QRコード(登録商標)等のコード画像が紙やプラスチックの媒体に印刷されたものである。なお、店舗コード画像60は、店舗に置かれたディスプレイ(スマートフォンなどの端末装置のディスプレイでもよい)によって表示されてもよい。
第2店舗端末装置70は、加盟店の運営者によって使用される。第2店舗端末装置70は、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。第2店舗端末装置70では、加盟店向けインターフェース72が動作する。加盟店向けインターフェース72は、加盟店向けアプリであってもよいし、ブラウザであってもよい。加盟店向けインターフェース72は、加盟店の運営者によるクーポンの設定等を受け付け、決済サーバ100に送信する。スマートフォンである第2店舗端末装置70は、加盟店向けアプリを実行することで、店舗コード画像に相当するコード画像を表示したり、利用者端末装置10が表示するコード画像を読み取ったりする機能を有する。
決済サーバ100は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から受信した決済情報に基づいて電子決済を実現する。第1店舗端末装置50は、POS装置と加盟店サーバを含む場合があり、その場合、POS装置から加盟店サーバを介して決済情報が決済サーバ100に送信される。以下の説明では、これを特に区別せず、第1店舗端末装置50から決済情報が送信されるものとする。
図2および図3は、電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図である。電子決済には、パターン1とパターン2の二つが存在してよい。ここでは決済アプリ20を使用する場合の流れについて説明するが、加盟店アプリ30を使用した場合においても、電子決済に関する処理の流れは決済アプリ20の場合と同様である。
図2に示すパターン1(以下、ユーザスキャンと称する)の場合、決済アプリ20が起動した状態の利用者端末装置10が、光学読取機能によって店舗コード画像60をデコードする(S1)。店舗コード画像60には、店舗URL(Uniform Resource Locator)の情報が含まれている。この店舗URLは、電子決済サービスのドメインに対して店舗を識別可能な情報が付加されたものであり、決済サーバ100において加盟店IDや店舗ID等との対応付けがなされている(後述)。決済アプリ20は、店舗URLとアカウントIDを含む第1決済情報を決済サーバ100に送信する(S2)。決済サーバ100は、店舗URLに対応する加盟店ID、店舗IDから、店舗情報(後述)を検索して加盟店名と店舗名の情報を取得し(S3)、決済アプリ20に送信する(S4)。利用者は、加盟店名や店舗名が表示された画面において、決済金額を利用者端末装置10に入力する(S5)。そして、利用者端末装置10は、少なくとも決済金額を含む第2決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S6)。決済サーバ100は、受信した第2決済情報に基づいて電子決済を行う(S7)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知(決済完了画面を表示するための情報)を決済アプリ20に送信し(S8)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S9)。なお、店舗コード画像60が店舗に置かれたディスプレイによって表示される場合、店舗コード画像60には、店舗URLだけでなく決済金額の情報が含まれる場合がある。この場合、利用者が決済金額を入力する手順が省略され、第1決済情報に決済金額の情報が含められて決済サーバ100に送信される。加盟店名や店舗名の情報は、決済完了画面に含めて表示されてよい。
図3に示すパターン2(以下、ストアスキャンと称する)の場合、決済アプリ20の起動時、決済アプリ20において支払う操作が行われたとき、自動更新のタイミング(例えば1分おき)になったとき、およびその他のタイミングで、決済アプリ20はワンタイムコードの発行要求を決済サーバ100に送信する(S11)。決済サーバ100はワンタイムコードを生成し(S12)、決済アプリ20に送信する(S13)。決済アプリ20は、ワンタイムコードに基づいて生成した、QRコードやバーコード等のコード画像を表示する(S14)。利用者は利用者端末装置10の表示面を第1店舗端末装置50に翳し(提示し)、第1店舗端末装置50は、光学読取機能によってコード画像をデコードし、ワンタイムコード等を取得する(S15)。そして、第1店舗端末装置50は、ワンタイムコード、決済金額、加盟店ID、店舗ID等を含む決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S16)。決済金額の情報は、予めバーコード読み取りや手入力等によって取得されている。決済サーバ100は、受信した情報に基づいて、ワンタイムコードに対応する利用者を特定し、電子決済を行う(S17)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知を決済アプリ20に送信し(S18)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S19)。
なお、上記のいずれか一方のみのパターンで電子決済が行われてもよい。また、図2で説明した「アカウントID」は、利用者の識別情報として用いられ得る他の情報(例えば電話番号)であってもよい。また、ストアスキャンにおいてワンタイムコードの発行が省略され、決済アプリ20は、利用者のアカウントIDに基づいて生成したコード画像を表示してもよい。その場合、決済サーバ100は、ワンタイムコードに対応する利用者を特定するのに代えて、アカウントIDに対応する利用者を特定する。
[決済サーバ]
図4は、第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。決済サーバ100は、例えば、通信部110と、決済コンテンツ提供部120と、決済処理部130と、情報管理部140と、記憶部170とを備える。通信部110および記憶部170以外の構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
記憶部170は、HDDやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などである。記憶部170は、決済サーバ100がネットワークを介してアクセス可能なNAS(Network Attached Storage)装置であってもよい。記憶部170には、利用者情報172、決済コンテンツ情報174、加盟店/店舗情報176、クーポン情報178などの情報が格納される。
通信部110は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部110は、例えばネットワークインターフェースカードである。
決済コンテンツ提供部120は、例えば、Webサーバの機能を有し、電子決済サービスの各種画面を表示するための情報(コンテンツ)を利用者端末装置10に提供する。決済コンテンツ提供部120は、決済コンテンツ情報174から適宜、必要なコンテンツを読み出して利用者端末装置10に提供する。利用者端末装置10は、決済アプリ20によってコンテンツが再生された状態で利用者による各種入力を受け付け、前述した決済情報などを決済サーバ100に送信する。
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50により送信された決済情報に基づいて、決済処理を行う。決済処理部130は、利用者情報172を参照しながら決済処理を行う。
図5は、利用者情報172の内容の一例を示す図である。利用者情報172は、利用者の登録情報の一例である。利用者情報172は、例えば、利用者URL、アカウントID、電話番号、パスワードの他、メールアドレス、利用者ID、氏名・住所・生年月日、登録日、チャージ残高、後払い設定、後払い枠、後払い利用額、後払い利用可能額、決済方法設定、銀行口座、クレジットカード番号、チャージ履歴情報、決済履歴情報、獲得クーポンIDなどの情報が対応付けられたものである。利用者URLは、利用者間の送金処理に使用される。電子決済サービスへの新規登録時には、電話番号およびパスワードの登録が必須となる。アカウントIDは、決済サーバ100によって利用者に発行されるものであり、利用者IDは、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)IDである。メールアドレス、および氏名・住所・生年月日も同様に、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)情報である。登録日とは利用者が電子決済サービスに登録した日(アカウントを作成した日)である。以下、これらの情報が対応付けられた利用者のインスタンス(電子決済口座)のことをアカウントと称する。
チャージ残高は、利用者が予めアカウントに送金することで設定された電子マネーの残高を示す情報である。送金の手段としては、指定業者(銀行)のATM(Automatic Teller Machine)からの送金、登録された銀行口座からの送金などがある。後払い設定は、後払いによる電子決済を可能とするための設定が済んでいるか否かを示す情報であり、「済」と「未」のいずれかに設定される。後払い枠は月ごとに利用可能な後払いの限度額であり、後払い利用額は、当月に既に利用された後払いの金額であり、後払い利用可能額は、後払い枠から後払い利用額を差し引いて求められる、当月に利用可能な後払いの金額である。図では後払い枠を一つだけ示しているが、実際には更に日ごとの上限額などが存在し、それらの低い方が後払い枠に設定されてよい。後払いの更なる詳細については後述する。決済方法設定は、その時点において利用者がチャージ残高による電子決済を行うのか、後払いによる決済を行うのかを示す設定情報である。銀行口座とクレジットカード番号のそれぞれは、電子決済サービスに入金可能な銀行口座またはクレジットカード番号の情報(口座番号、カード番号)である。チャージ履歴情報は、利用者が予め電子決済サービスに送金してチャージ残高を増加させた履歴である。決済履歴情報は、利用者が行った決済の内訳(日時、購買行動が行われた店舗の店舗ID、決済金額、決済方法など)を、決済ごとに示す情報である。
獲得クーポンIDは、加盟店で利用可能なクーポンであって、利用者が獲得済みのクーポンの識別情報である。加盟店で利用可能なクーポンは、後述のクーポン情報178において管理されるものであり、獲得クーポンIDはクーポン情報178で管理されるクーポンIDに対応する。
図6は、加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。加盟店/店舗情報176は、例えば、店舗URLに対して加盟店IDと店舗IDが対応付けられた第1テーブル176Aと、加盟店IDに対して加盟店名と売上金(前述)が対応付けられた第2テーブル176Bと、店舗IDに対して店舗IDが対応付けられた第3テーブル176Cとを含む。加盟店/店舗情報176には、これらの情報の他、加盟店または店舗のカテゴリ、店舗の所在地、決済パターン等の情報が含まれてもよい。
図7は、クーポン情報178の内容の一例を示す図である。クーポン情報178は、例えば、クーポンID、加盟店ID、起動アプリ情報、クーポン内容などの情報が対応付けられたものである。クーポンIDは、加盟店の運営者が設定した、加盟店で利用可能なクーポの識別情報である。加盟店IDは、クーポンIDによって識別されるクーポンを設定した加盟店の識別情報である。ここでの加盟店IDは、加盟店/店舗情報176における加盟店IDに対応する。クーポン内容は、クーポンIDによって識別されるクーポンの設定内容を表す。例えば、クーポン内容には、クーポンの有効期間、クーポン使用時のポイント還元率、クーポンを利用可能な商品金額の上限値などが含まれる。クーポンは、電子決済において利用者に利益を提供するための電子クーポンである。利用者に提供する利益とは、例えば、電子決済時における割引や、チャージ残高へのキャッシュバックなどであってよい。
起動アプリ情報は、対応クーポンを利用した電子決済に関して起動アプリを示す情報である。起動アプリは、利用者端末装置10で動作可能なアプリケーションプログラムであって、利用者に電子決済サービスを利用した電子決済機能を提供可能なアプリケーションプログラム(電子決済機能付きアプリ)のうち、対応クーポンを使用した電子決済に際して、利用者に優先して使用してもらいたいものとして、予め設定された電子決済機能付きアプリ(以下「優先アプリ」という。)である。起動アプリ情報によって示される優先アプリは、その起動アプリ情報の対応クーポンを発行した加盟店(加盟店舗)での電子決済時に、利用者が当該クーポンを使用するための操作を行ったことに応じて、利用者端末装置10で優先的に使用される(例えば自動起動)ように制御される。なお、いずれの電子決済機能付きアプリもクーポン利用可能であってよいし、また利用者は、例えば自動起動された優先アプリを使用して電子決済を行ってもよいし、別の電子決済機能付きアプリを起動して電子決済を行ってもよい。本実施形態では、電子決済機能付きアプリとして、電子決済事業者が提供する決済アプリ20、または加盟店が提供する加盟店アプリ30を想定するが、電子決済機能付きアプリには他の事業者が提供するものが含まれてもよい。
情報管理部140は、利用者端末装置10や第2店舗端末装置70から取得した情報に基づいて、利用者情報172、加盟店/店舗情報176、およびクーポン情報178を管理する。情報管理部140は、利用者情報172および加盟店/店舗情報176について新規レコードの追加、編集、削除などを行う。
図8は、情報管理部140がクーポン情報を管理する構成の一例を示す図である。情報管理部140は、例えば、クーポン登録部142と、クーポン一覧提供部144と、クーポン提供部146とを備える。クーポン登録部142は、加盟店運営者の要求により、電子決済サービスの利用の際に加盟店で利用可能とするクーポンを登録する機能を有する。より具体的には、第2店舗端末装置70において加盟店向けインターフェース72が加盟店運営者によるクーポンの登録情報の入力を受け付けて決済サーバ100に送信し、決済サーバ100においてクーポン登録部142が第2店舗端末装置70から受信された登録情報をクーポン情報178として記憶部170に保存することによりクーポンが決済サーバ100に登録される。
クーポン一覧提供部144は、利用者のクーポン照会要求に応じて当該利用者が利用可能なクーポンの一覧情報(以下「クーポン一覧」という。)を提供する。クーポン照会要求は、例えば、利用者端末装置10において決済アプリ20または加盟店アプリ30に対する特定の操作が行われたことに応じて決済サーバ100に送信される。クーポン一覧提供部144は、要求送信元の利用者の利用者情報172をもとにクーポン情報178から当該利用者に適用可能なクーポンを抽出することによりクーポン一覧を生成することができる。
クーポン提供部146は、利用者のクーポン獲得要求に応じて、当該要求により指定されたクーポンを要求元の利用者に提供する。ここでいうクーポンの提供とは、電子決済サービスを利用した決済の実施時において利用者が当該クーポンの適用を受けられるようにすることであり、本実施形態においては、利用者が選択したクーポンと利用者とを対応づけて管理することを意味する。以下、この対応づけを管理するための情報を対応情報という。決済サーバ100がこのような対応情報を管理することにより、利用者は電子決済サービスの利用時においてクーポン適用によるメリットを受けることができる。
[電子決済]
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から決済情報が取得されると、利用者情報172を参照して当該利用者の「決済方法設定」を取得する。決済処理部130は、「決済方法設定」が「チャージ残高」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。決済処理部130は、例えば、利用者IDに対応付けて管理しているチャージ残高を減少させ、加盟店の売上金の項目値を増加させることで、電子決済を行う。加盟店の売上金の項目値は、例えば、それ自体が電子マネーとして使用されるものでは無く、加盟店と電子決済サービスとの取り決めに応じたサイクルで、売上金の項目値に対応する金額が銀行口座に送金される。
決済処理部130は、「設定情報」が「後払い」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。後払いとは、電子決済サービスの運営者とは別主体であるクレジットカード会社との連携による「クレジット払い」とは別枠で設定されるものであり、電子決済サービスの運営者が与信者となって、後払い枠の範囲内でチャージ残高に依存しない電子決済を許容するものである。なお後払いサービスを受けるために、電子決済サービスの運営者が提供するクレジットカードの取得が要求されてよい。後払いで利用された金額は、一か月分まとめて翌月の支払日に、例えば銀行口座からの引き落としによって決済される。この場合、決済処理部130は、後払い利用額に決済金額を加算し、後払い利用可能額から同額を差し引くことで暫定決済を行い、締め日になると上記のように当月分の決済を翌月の支払い日に引き落とすための処理を行う。なお暫定決済の時点で決済金額が後払い利用可能額を超える場合は、エラー通知が決済アプリ20に返信される。
なお、決済処理部130は、電子決済の実行時において、利用者に適用可能なクーポンが存在する場合には、当該クーポンを適用した上で決済を実行する。より具体的には、決済時において利用者端末装置10から取得される決済情報には利用者の識別情報が含まれるので、決済処理部130は、この利用者の識別情報をもとに対応情報を参照することにより、利用者の決済に適用可能なクーポンを認識することができる。
図9は、利用者端末装置10が決済サーバ100と連携して電子決済を行う処理の流れを示すシーケンスチャートである。ここでは、利用者が、まず決済アプリ20を使用してクーポンを獲得し、獲得したクーポンを加盟店アプリ30から利用する場合について説明する。この場合とは、すなわち、上述の優先アプリが加盟店アプリ30に設定されている場合であるが、これは一例であり、優先アプリは決済アプリ20に設定されてもよいし、利用者は加盟店アプリ30を用いてクーポンの獲得を行ってもよい。いずれの場合も、決済アプリ20を加盟店アプリ30に、または加盟店アプリ30を決済アプリ20に適宜読み替えることにより、下記同様の処理の流れによって電子決済が実行される。また、ここでは、決済アプリ20および加盟店アプリ30が予め利用者端末装置10にインストール済みであるものとする。
まず利用者は、決済アプリ20を起動するための操作を利用者端末装置10に入力し、この操作の入力に応じて、利用者端末装置10が決済アプリ20を起動する(ステップS101)。続いて、利用者が、決済アプリ20に対して、利用可能なクーポンを決済サーバ100に問い合わせるための操作を入力し、この操作の入力に応じて、決済アプリ20がクーポン照会要求を決済サーバ100に送信する(ステップS102)。クーポン照会要求には当該利用者の識別情報(例えば図5におけるアカウントID)が含まれる。
続いて、決済サーバ100では、クーポン一覧提供部144が、決済アプリ20からのクーポン照会要求に応じて当該利用者向けのクーポン一覧を生成し、生成したクーポン一覧を要求元の利用者端末装置10に送信する(ステップS103)。
続いて、利用者端末装置10では、決済アプリ20が決済サーバ100から受信されたクーポン一覧を表示し、利用者が、クーポン一覧の中から獲得したいクーポンを選択する操作を決済アプリ20に入力する。この操作の入力に応じて、決済アプリ20が、選択されたクーポンについての獲得要求(クーポン獲得要求)を決済サーバ100に送信する(ステップS104)。クーポン獲得要求には、利用者の識別情報(アカウントID)と、利用者が選択したクーポンの識別情報(例えば図7におけるクーポンID)とが含まれる。
続いて、決済サーバ100では、クーポン提供部146が、決済アプリ20からのクーポン獲得要求に応じて、指定されたクーポンと利用者との対応づけを行う(ステップS105)。例えば、クーポン提供部146は、利用者情報172を参照し、要求元の利用者のアカウントIDを有するレコードの獲得クーポンIDの項目に、利用者が要求したクーポンのクーポンIDを記載することにより、利用者とクーポンの対応づけを行うことができる。クーポン提供部146は、利用者とクーポンの対応づけを行った上で、当該クーポンに対応付けられた起動アプリ情報を利用者端末装置10に応答する(ステップS106)。
続いて、利用者端末装置10では、決済アプリ20が決済サーバ100から受信された起動アプリ情報をもとに、利用者がクーポン一覧から獲得したクーポンを、当該クーポンに対応づけられた優先アプリから利用することができるように当該優先アプリを起動する(ステップS107)。上述のとおり、ここでは、加盟店アプリ30が当該クーポンの優先アプリとして起動アプリ情報に登録されている場合を想定しているので、この場合、ステップS107では、決済アプリ20が、利用者が獲得したクーポンを加盟店アプリ30から利用可能な態様で加盟店アプリ30を起動させる。
このような優先アプリの起動は、例えば、いわゆるディープリンクを起動アプリ情報とすることによって実現することができる。ディープリンクとは、ウェブページやスマートフォンアプリなどから特定アプリの特定コンテンツへ移動を可能にするリンクのことである。すなわち、この場合、加盟店アプリ30が提供するコンテンツのうち、利用者に決済させるためのコンテンツに移動させるディープリンクを起動アプリ情報として予めクーポン情報に登録しておけばよい。
続いて、利用者端末装置10において、利用者が、優先アプリとして、獲得したクーポンを利用可能な状態で起動された加盟店アプリ30に対して、電子決済サービスを利用した決済を実行する操作を入力する。この操作の入力に応じて、加盟店アプリ30が電子決済サービスによる決済処理に必要な決済情報を生成して決済サーバ100に送信する(ステップS108)。ここで、より具体的には、加盟店アプリ30は、決済API31を使用することにより決済情報の生成および送信を行うことができる。そして、決済サーバ100では、決済処理部130が、加盟店アプリ30から受信された決済情報をもとに決済処理を実行する(ステップS109)。なお、ここでは、実施される決済パターンがユーザスキャンである場合を想定して説明しているが、実施される決済パターンはストアスキャンであってもよい。すなわち、第1店舗端末装置50が利用者端末装置10から読み取った情報をもとに決済情報を生成して決済サーバ100に送信する形態で電子決済が実施されてもよい。
このような一連の処理が実行されることにより、利用者にクーポン一覧を提供するとともに、利用者がクーポン一覧から獲得したクーポンを利用した電子決済を、当該クーポンに対して予め関連付けられた優先アプリを使用して実行させることができる。
図10は、利用者端末装置10において決済アプリ20が優先アプリとして加盟店アプリ30を起動する場合の画面遷移例を示す図である。ここでは、例えば、利用者端末装置10において決済アプリ20が起動済みであり、利用者が決済アプリ20に対してクーポン一覧を取得する操作を入力した状況からの画面遷移を想定する。この場合、まず、利用者端末装置10では、クーポン一覧の取得操作が入力されたことに応じて、決済アプリ20にクーポン一覧表示画面G11が表示される。 この場合、例えば利用者は、表示されたクーポン一覧表示画面G11から獲得するクーポンを選択する操作を入力した後、店舗側と電子決済のやり取りを行う。
図10の例は、利用者が利用可能なクーポンとしてクーポン1~4を提示するクーポン一覧表示画面G11が表示され、利用者が提示されたクーポンの中から獲得対象のクーポンとしてクーポン4を選択した状況を表している。この選択に応じて、決済サーバ100では、クーポン提供部146が選択されたクーポン4と当該利用者とを対応づけることにより、クーポン4が当該利用者により利用可能な状態とするとともに、クーポン使用画面G12の画面情報を生成して利用者端末装置10に送信する。その際、クーポン提供部146は、クーポン使用画面G12の画面情報とともに、クーポン4に設定された起動アプリ情報を利用者端末装置10に送信する。すなわち、この場合の起動アプリ情報は、優先アプリとして加盟店アプリ30を起動させるための情報を含む。
続いて、利用者端末装置10では、決済アプリ20が決済サーバ100から受信された画面情報をもとにクーポン獲得画面G12を表示する。クーポン獲得画面G12は、クーポン一覧表示画面G11において選択されたクーポン4について、利用者が獲得したことを示す画面である。例えば、クーポン一覧表示画面G11には、利用者がクーポン4を獲得した旨と合わせて、利用者がクーポン4を使用した支払いをしたい場合に操作すべきボタンが表示される。図10の例は、利用者がその場で支払いを行う操作を入力した状況を表している。この入力操作に応じて、決済アプリ20が決済サーバ100から供給された起動アプリ情報をもとに、クーポン4の優先アプリとして加盟店アプリ30を認識し、起動させる。
続いて、決済アプリ20によって起動された加盟店アプリ30は、クーポン4を使用した電子決済を行うための決済画面G21を表示する。このような優先アプリの起動は、例えば、加盟店アプリ30において定義されている決済画面G21を遷移先とするディープリンクを起動アプリ情報とすることにより実現することができる。例えば、決済画面G21は、利用者に電子決済による決済方法の選択肢を提示する画面として構成され得る。図10の例は、上述のストアスキャンおよびユーザスキャンを選択肢として提示する決済画面G21を示し、利用者によってストアスキャンが選択された状況を表している。また、図10に示すように、決済画面G21には、選択された方法で決済されるべき決済情報IF1が表示されてもよい。この例の場合、利用者は、決済画面G21に表示されたコード画像IM1を第1店舗端末装置50に提示し、第1店舗端末装置50がコード画像IM1を読み取り決済情報を生成して決済サーバ100に送信することによりストアスキャン方式での電子決済が行われる。利用者端末装置10は、決済サーバ100から決済完了通知が受信されたことに応じて決済完了画面G22に遷移し、決済処理の実行結果を示す情報IF2を表示させる。
なお、図10の例において、仮に、クーポン一覧表示画面G11からのクーポン獲得要求に対して、起動アプリ情報が通知されなかった、または、起動アプリ情報により決済アプリ20が優先アプリとして通知された場合には、決済画面G21および決済完了画面G22は、クーポン一覧表示画面G11およびクーポン使用画面G12に引き続き、決済アプリ20において表示されることとなる。
このように構成された実施形態の決済サーバ100は、利用者端末装置10に対し、利用者が利用可能なクーポン一覧を提供するクーポン一覧提供部144と、クーポン一覧から所望のクーポンを獲得するためのクーポン獲得要求を利用者端末装置10から受け付けた場合に、当該利用者の識別情報と、要求されたクーポンとを対応づけた対応情報を記憶するクーポン提供部146と、利用者に電子決済サービスを提供するための決済処理を実行する決済処理部130と、を備え、クーポン提供部146が、利用者がクーポン一覧から獲得したクーポンを、電子決済サービスによる決済で利用可能とするために利用者端末装置10に実行させる優先アプリを決定して利用者端末装置10に通知する。これにより、決済サーバ100は、利用者によって獲得されたクーポンの利用時に、当該クーポンに応じた優先アプリを利用者端末装置10において起動させることができる。すなわち、実施形態の決済サーバ100によれば、利用者に対して状況に応じた手段で電子決済を行わせることができる。そして、電子決済の実行手段が状況に応じて切り替えられることにより、加盟店の運営者は、加盟店アプリ30を用いて決済を行った利用者について決済の内容を把握し、または管理することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態では、予め設定された起動アプリ情報をもとに利用者端末装置10において起動させる優先アプリを決定する場合について説明したが、利用者端末装置10においてどの電子決済機能付きアプリを優先アプリとして起動させるかは、クーポンを利用する利用者の属性に基づいて決定されてもよい。例えば、決済サーバ100において、クーポン提供部146は、利用者端末装置10からクーポン獲得要求を受け付けた場合、利用者情報172を参照し、要求元の利用者の属性に基づいて優先アプリを決定してもよい。このような構成によれば、決済サーバ100は、クーポン獲得要求が所定の条件を満たす属性を有する利用者から行われた場合に、利用者端末装置10において、予め優先アプリとして定義しておいた特定の電子決済機能付きアプリを起動させることができる。すなわち、このような構成によれば、条件に合致する利用者が、獲得したクーポンを利用して決済を行う場合において、優先アプリが優先的に使用されるようにすることができる。また、どの電子決済機能付きアプリを優先アプリとするかを決定する際の条件は複数設定されてよく、その場合、各条件で異なる電子決済機能付きアプリが優先アプリとして設定されてもよい。
また、決済サーバ100は、利用者から要求されたクーポンについて、その優先アプリが利用者端末装置10にインストールされていない場合、起動アプリ情報に代えて、当該優先アプリのインストールを促進するための情報を利用者端末装置10に供給してもよい。例えば、利用者が決済に使用したアプリケーションプログラムの情報が決済履歴に含まれる場合、決済サーバ100において、クーポン提供部146は、利用者の決済履歴を参照し、決済API31を介した決済の実績の有無を認識することで加盟店アプリ30がインストールされているか否かを判定することができる。また、決済API31を使用した加盟店アプリ30の情報を決済履歴に含めるようにすれば、複数種類の加盟店アプリ30ごとにインストールの有無を判定することも可能である。クーポン提供部146は、優先アプリが利用者端末装置10にインストールされていないと判定した場合、起動アプリ情報に代えて、当該優先アプリをインストール可能なウェブサイトのURLを利用者端末装置10に提供してもよい。
また、上記実施形態では、利用者のクーポン照会要求に応じて、獲得可能なクーポン一覧を示すクーポン一覧表示画面が表示される場合について説明したが、利用者端末装置10で表示されるクーポン一覧は、利用者が未獲得のクーポンを示すものに限定されず、その表示タイミングもクーポン照会要求時に限定されない。例えば、利用者端末装置10は、利用者の要求に応じて、利用者が獲得済みのクーポンの一覧情報を決済サーバ100から取得し、当該獲得済みのクーポンについて、一覧画面を表示させてもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10…利用者端末装置、20…決済アプリ、30…加盟店アプリ、31…決済API、40…加盟店サーバ、50…第1店舗端末装置、60…店舗コード画像、70…第2店舗端末装置、72…加盟店向けインターフェース、100…決済サーバ、110…通信部、120…決済コンテンツ提供部、130…決済処理部、140…情報管理部、142…クーポン登録部、144…クーポン一覧提供部、146…クーポン提供部、170…記憶部、172…利用者情報、174…決済コンテンツ情報、176…店舗情報、176A…第1テーブル、176B…第2テーブル、176C…第3テーブル、178…クーポン情報

Claims (9)

  1. 電子決済サービスを提供するサービス提供装置であって、
    前記電子決済サービスの利用者が使用する利用者端末装置に対し、前記利用者が利用可能なクーポン一覧を提供するクーポン一覧提供部と、
    前記クーポン一覧から所望のクーポンを獲得するためのクーポン獲得要求を前記利用者端末装置から受け付けた場合に、前記利用者端末装置の利用者の識別情報と、前記クーポン獲得要求により要求されたクーポンとを対応づけた対応情報を記憶するクーポン提供部と、
    前記利用者に前記電子決済サービスを提供するための決済処理を実行する決済処理部と、
    を備え、
    前記クーポン提供部は、前記利用者が前記クーポン一覧から獲得したクーポンを、前記電子決済サービスによる決済で利用可能とするために前記利用者端末装置に実行させるアプリケーションプログラムを決定して前記利用者端末装置に通知する、
    サービス提供装置。
  2. 前記決済処理部は、前記クーポン提供部により決定された前記アプリケーションプログラムを実行した前記利用者端末装置から前記決済に関する決済情報を取得し、前記決済情報に含まれる利用者の識別情報と前記対応情報とに基づいて前記決済に適用可能なクーポンを認識する、
    請求項1に記載のサービス提供装置。
  3. 前記クーポン提供部は、前記クーポンを獲得した利用者の属性に基づいて前記利用者端末装置に実行させるアプリケーションプログラムを通知するか否かを決定する、
    請求項1に記載のサービス提供装置。
  4. 前記クーポン提供部は、前記利用者の決済履歴に基づいて前記アプリケーションプログラムが前記利用者端末装置にインストールされているか否かを判定し、前記アプリケーションプログラムが前記利用者端末装置にインストールされていない場合、前記アプリケーションプログラムの通知に代えて、前記利用者端末装置に前記アプリケーションプログラムをインストールするための情報を通知する、
    請求項1に記載のサービス提供装置。
  5. 前記電子決済サービスの加盟店から前記加盟店で利用可能なクーポンの登録情報の入力を受け付けるクーポン登録部をさらに備え、
    前記クーポンの登録情報は、前記クーポンを利用可能な加盟店の識別情報と、前記クーポンの利用に関して実行される前記アプリケーションプログラムの識別情報と、クーポンの内容を示す情報とを含む、
    請求項1に記載のサービス提供装置。
  6. 前記アプリケーションプログラムの識別情報は、前記電子決済サービスを提供する決済事業者が前記電子決済サービスの利用者向けに提供する第1のアプリケーションプログラム、または、前記電子決済サービスの加盟店が自身の利用者に提供する第2のアプリケーションプログラムを示すものである、
    請求項5に記載のサービス提供装置。
  7. 前記決済処理部は、前記決済事業者が前記加盟店向けに提供する前記電子決済サービスのAPIを介して前記第2のアプリケーションプログラムから前記決済処理の実行要求を受け付ける、
    請求項6に記載のサービス提供装置。
  8. 電子決済サービスを提供するサービス提供装置が、
    前記電子決済サービスの利用者が使用する利用者端末装置に対し、前記利用者が利用可能なクーポン一覧を提供し、
    前記クーポン一覧から所望のクーポンを獲得するためのクーポン獲得要求を前記利用者端末装置から受け付けた場合に、前記利用者端末装置の利用者の識別情報と、前記クーポン獲得要求により要求されたクーポンとを対応づけた対応情報を記憶し、
    前記利用者に前記電子決済サービスを提供するための決済処理を実行し、
    前記利用者が前記クーポン一覧からクーポンを獲得した場合、前記電子決済サービスによる決済で利用可能とするために前記利用者端末装置に実行させるアプリケーションプログラムを決定して前記利用者端末装置に通知する、
    サービス提供方法。
  9. 電子決済サービスを提供するサービス提供装置に、
    前記電子決済サービスの利用者が使用する利用者端末装置に対し、前記利用者が利用可能なクーポン一覧を提供させ、
    前記クーポン一覧から所望のクーポンを獲得するためのクーポン獲得要求を前記利用者端末装置から受け付けた場合に、前記利用者端末装置の利用者の識別情報と、前記クーポン獲得要求により要求されたクーポンとを対応づけた対応情報を記憶させ、
    前記利用者に前記電子決済サービスを提供するための決済処理を実行させ、
    前記利用者が前記クーポン一覧からクーポンを獲得した場合、前記電子決済サービスによる決済で利用可能とするために前記利用者端末装置に実行させるアプリケーションプログラムを決定して前記利用者端末装置に通知させる、
    ためのプログラム。
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