JP2024032274A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作レバーおよび油圧機器の操作性を向上させること。【解決手段】実施形態に係る作業車両は、走行車体と、油圧機器と、油圧連結部と、制御バルブと、操作レバーとを備える。走行車体は、運転席を有する。油圧機器は、油圧によって駆動される。油圧連結部は、走行車体に対して油圧機器を駆動可能に連結する。制御バルブは、油圧連結部へ供給される作動油を制御する。操作レバーは、制御バルブを操作するためのものであり、運転席の側方に配置され、運転席の側方において運転席が取り付けられる取付面の下方から上方へ向けて突出している。【選択図】図2A

Description

本発明は、作業車両に関する。
従来、走行車体と、走行車体に装着される作業機とを備え、圃場などで作業を行う作業車両には、作業機の油圧機器を制御する制御バルブと、制御バルブを操作するための操作レバーと、制御バルブおよび操作レバーを連結するリンク機構とが、機体平面視で運転席と重なるように、この運転席の下方に配置されたものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特許第4996344号公報
上記したような従来の作業車両は、制御バルブ、操作レバーおよびリンク機構の効率の良い配置が可能となるものの、リンク機構の上方に運転席があることから、操作レバーが取付部(基端部)から前方へ突出しているため、操作レバーを操作する場合には運転席に着席している運転者が腕を伸ばして操作する必要があり、操作レバーの操作性が低いものであり、さらには、油圧機器(作業機)の操作性が低いものであった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、操作レバーおよび油圧機器の操作性を向上させることができる作業車両を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態に係る作業車両(1)は、運転席(27)を有する走行車体(2)と、油圧によって駆動される油圧機器(33)と、前記走行車体(2)に対して前記油圧機器(33)を駆動可能に連結する油圧連結部(6)と、前記油圧連結部(60)へ供給される作動油を制御する制御バルブ(51)と、前記制御バルブ(51)を操作するための操作レバー(41)とを備え、前記操作レバー(41)は、前記運転席(27)の側方に配置され、前記運転席(27)の側方において該運転席(27)が取り付けられる取付面(271)の下方から上方へ向けて突出していることを特徴とする。
実施形態に係る作業車両によれば、操作レバーおよび油圧機器の操作性を向上させることができる。
図1は、実施形態に係る作業車両を示す概略右側面図である。 図2Aは、実施形態に係る作業車両の運転席および操作レバーの位置関係の説明図(その1)である。 図2Bは、実施形態に係る作業車両の運転席および操作レバーの位置関係の説明図(その2)である。 図3は、トランスミッションケースおよびレバー装置を示す斜視図である。 図4は、制御バルブユニットを示す斜視図である。 図5は、制御バルブユニットを示す背面図である。 図6は、レバー装置を示す斜視図(その1)である。 図7は、レバー装置を示す斜視図(その2)である。 図8は、ロック機構を示す斜視図(その1)である。 図9は、ロック機構を示す斜視図(その2)である。
以下、添付図面を参照して本願の開示する作業車両の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<作業車両の全体構成>
図1を参照して実施形態に係る作業車両1の全体構成について説明する。図1は、実施形態に係る作業車両1を示す概略右側面図である。なお、図1には、作業車両(後述するトラクタ)1の一例を示している。
また、図1を含む各図には、鉛直上向き(上方)を正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を示している。以下では、X軸の正方向を左方、X軸の負方向を右方、Y軸の正方向を前方、Y軸の負方向を後方と規定し、X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向という場合がある。
作業車両1は、圃場F内を走行可能であり、この圃場Fで作業を行う。以下では、作業車両1として農業用トラクタを例に説明する。作業車両である農業用トラクタ(以下、トラクタという)1は、運転者(作業者ともいう)が搭乗して圃場Fで作業を行う。なお、以下では、トラクタ1や後述する走行車体2を指して「機体」という場合がある。
図1に示すように、トラクタ1は、走行車体2と、作業機3とを備える。走行車体2は、圃場F内を走行可能であり、前輪21と、後輪22とを備える。前輪21は、左右一対で設けられた操舵用の車輪である。後輪22は、左右一対で設けられた駆動用の車輪(駆動輪)である。なお、走行車体2は、車輪(前輪21および後輪22)に代えて、たとえば、走行クローラを備えてもよい。
駆動輪である後輪22には、ボンネット23に収容された駆動源であるエンジン(図示せず)で発生した回転動力が、トランスミッションケース24内に設けられた変速装置(トランスミッション)(図示せず)で適宜減速されて伝達される。後輪22は、エンジンから伝達された回転動力によって駆動される。変速装置は、エンジンから伝達される回転動力を複数の変速段のうちいずれかの変速段へと切り替える。
なお、走行車体2は、エンジンで発生し、かつ、変速装置で減速された動力を、4WDクラッチを介して前輪21にも伝達可能に構成されてもよい。この場合、4WDクラッチが動力を伝達すると、エンジンから伝達される動力によって前輪21および後輪22の四輪が駆動される。また、4WDクラッチが動力の伝達を遮断すると、エンジンから伝達される動力によって後輪22のみの二輪が駆動される。
また、走行車体2は、ボンネット23の後方に、ステアリングコラム25およびステアリングホイール26などを備える。また、走行車体2は、トランスミッションケース24の上方に、運転者が着座するための運転席27を備える。また、走行車体2は、左右の後輪22を覆うように左右の後輪22の上方から前方へかけて設けられたフェンダ28を備える。また、走行車体2は、運転席27に着座した運転者の足元付近に、アクセルペダル、ブレーキペダルおよびクラッチペダルなどの各種操作ペダル(図示せず)を備える。
また、図1に示すように、走行車体2には、圃場で作業を行う作業機3が装着される。作業機3は、たとえば、走行車体2の車体フレーム29に連結され、走行車体2の前方において作業を行う、いわゆるフロントローダである。
作業機3は、ブーム31と、バケット32と、油圧機器33とを備える。ブーム31は、固定部291を介して車体フレーム29に取り付けられる。バケット32は、排土作業を行うものであり、ブーム31の先端(前端)部に取り付けられる。
油圧機器33は、後述する油圧連結部60(図3参照)へ供給された作動油による油圧によって駆動される。油圧機器33は、たとえば、油圧シリンダである。油圧機器である油圧シリンダ33は、ブームシリンダ331と、バケットシリンダ332とを備える。
ブームシリンダ331は、一端部(ロッド)が固定部291に取り付けられ、他端部がブーム31の中間部に取り付けられる。ブームシリンダ331は、ロッドの伸縮によって、ブーム31を上下方向へ回動し、バケット32を昇降する。バケットシリンダ332は、一端部(ロッド)がバケット32の後面上部に取り付けられ、他端部がブーム31の中間部に取り付けられる。バケットシリンダ332は、ロッドに伸縮によって、バケット32を上下方向へ回動する。
また、図1に示すように、トラクタ1は、レバー装置40を備える。レバー装置40は、操作レバー41を備える。操作レバー41は、運転者が後述する制御バルブユニット50(図3参照)の制御バルブ51(図4参照)を操作するための操作具である。
<操作レバーの配置>
次に、図2A、2Bおよび3を参照して操作レバー41の配置について説明する。図2Aおよび2Bは、実施形態に係る作業車両1の運転席27および操作レバー41の位置関係の説明図である。なお、図2Aには、運転席27および操作レバー41の右側面を示している。また、図2Bには、運転席27および操作レバー41の平面を示している。図3は、トランスミッションケース24およびレバー装置40を示す斜視図である。
図2Aに示すように、レバー装置40は、トランスミッションケース24の上方に設けられる。トランスミッションケース24は、運転席27の下方に設けられる。なお、図3に示すように、トランスミッションケース24は、クラッチハウジング241、中間フレーム242、フロントミッションケース243およびリヤミッションケース244を備える。トランスミッションケース24は、クラッチハウジング241、中間フレーム242、フロントミッションケース243およびリヤミッションケース244がボルトなどの締結具によって組み付けられた、前後方向に長い筐体である。
また、図2Aに示すように、レバー装置40は、フロントミッションケース243の上方に設けられる。操作レバー41は、後述する取付部412(図6および7参照)から上方へ向けて突出するように設けられる。なお、操作レバー41は、後述するように、前後左右を含む同一平面内の傾倒操作が可能なジョイスティックレバーである。
図2Aおよび2Bに示すように、操作レバー41は、運転席27の右側方に配置される。また、操作レバー41は、運転席27の右側方において、運転席27が走行車体2に取り付けられるための取付面271の下方から上方へ向けて突出している。このため、運転者が操作レバー41を操作する場合に握るグリップ部411は、運転者が腕を曲げた状態で握ることができるように、すなわち、運転者が腕を伸ばさなくても握って操作することができるように、運転席27の右側方に配置される。
なお、運転席27の左側方には、機体の走行速度を変更するための変速レバー(図示せず)などが配置される。
図3に示すように、トラクタ1(図1参照)は、上記したレバー装置40の他に、制御バルブユニット50と、油圧連結部60とを備える。
<制御バルブユニットおよび油圧連結部>
次に、図3~5を参照して制御バルブユニット50および油圧連結部60について説明する。図4は、制御バルブユニット50を示す斜視図である。なお、図4には、制御バルブユニット50を後方、斜め上方から見た場合を示している。図5は、制御バルブユニット50を示す背面図である。
図4および5に示すように、制御バルブユニット50は、制御バルブ(以下、ジョイバルブという)51を備える。ジョイバルブ51は、運転者による操作レバー41の操作によって操作され、操作レバー41の操作量に応じて油圧連結部60へ供給される作動油の油量を制御する。
図3に示すように、油圧連結部60は、走行車体2(図1参照)に対して油圧機器(油圧シリンダ)33を駆動可能に連結する。油圧連結部60は、油圧機器(油圧シリンダ)33へ作動油を供給可能なカプラを備える。油圧連結部60には、ブームシリンダ331(図1参照)が作動油を供給可能に連結される。また、油圧連結部60には、バケットシリンダ332(図1参照)が作動油を供給可能に連結される。
図4および5に示すように、制御バルブユニット50は、運転席27の下方、かつ、運転席27の右側方に配置される。図4および5に示すように、制御バルブユニット50は、上記したジョイバルブ51の他、リリーフバルブ52と、ブロック部材53とを備える。リリーフバルブ52は、ジョイバルブ51の過圧状態を避けるために、開放することで作動油を逃がすためのバルブである。
ブロック部材53は、ジョイメタル531と、リリーフメタル532とを備える。ジョイメタル51aは、ジョイバルブ51を設けるための油路(図示せず)が形成されたブロック状の部材である。リリーフメタル532は、リリーフバルブ52を設けるための油路(図示せず)が形成されたブロック状の部材である。
制御バルブユニット50(ジョイバルブ51)は、ブロック部材53をトランスミッションケース24のフロントミッションケース243と共に左右方向に挟んで、フロントミッションケース243に取り付けられる。また、制御バルブユニット50(ジョイバルブ51)は、フェンダ28よりも機体内側方となるフェンダ28の左方に取り付けられる。
<レバー装置>
次に、図6および7を参照してレバー装置40について説明する。図6および7は、レバー装置40を示す斜視図である。なお、図6には、レバー装置40を前方、斜め上方から見た場合を示している。また、図7には、レバー装置40を後方、斜め上方から見た場合を示している。
図6および7に示すように、レバー装置40は、上記した操作レバー41と、リンク部42と、ジョイント部43と、ブラケット部材44と、ロック機構45とを備える。操作レバー41は、上記したグリップ部411(図3参照)と、取付部412とを備える。
グリップ部411は、運転者が操作する場合に握る部位であり、操作レバー41の本体上端部に設けられる。取付部412は、操作レバー41の本体下端部に、たとえば、溶接によって固定される。操作レバー41は、取付部412がボルトなどの締結具によって後述するリンクプレート421の上面に固定されことで、リンクプレート421に取り付けられる。
また、取付部412は、機体平面視で運転席27の取付面271(図2A参照)の右側方に配置される。また、レバー装置40において、取付部412の上方は開放されている。
操作レバー41は、後述するジョイント部43を介して、取付部412を中心とする放射方向(同一平面内で360°)の傾倒操作が可能なジョイスティックレバーである。なお、操作レバー41は、この操作レバー41が連結する後述するリンク部42によって可動範囲が規制されているため、実際には前後左右への傾倒操作が可能となっている。
また、操作レバー41は、組み立て後の形状としては、図2Aおよび2Bに示すように、取付部412から上方へ立ち上がった後、運転席27の右側方へ湾曲しつつ上方へ延伸し、さらに、途中から運転席27側(左方)へと僅かに向きを変えた形状となっている。このため、操作レバー41のグリップ部411は、運転席27に着座した運転者が右手で握るのに適した位置に配置される。
また、操作レバー41は、図2Aに示すように、運転席27の取付面271の下方で制御バルブ51と連結する後述するリンク部42に取り付けられる。
図6および7に戻り、リンク部42は、リンクプレート421と、スプール422a,422bとを備える。リンクプレート421は、プレート状の部材であり、上記したように、リンクプレート421の上面には操作レバー41の取付部412がボルトなどの締結具によって固定される。
リンクプレート421は、スプール連結部4211a,4211bと、ロックプレート4212とを備える。スプール連結部4211a,4211bは、いずれもプレート状の部材であり、リンクプレート421の下面の一方端部から下方へ突出するように設けられる。スプール連結部4211aには、スプール422aの基端部が前後方向へ回動可能に連結される。また、スプール連結部4211bには、スプール422bの基端部が左右方向へ回動可能に連結される。
スプール422a,422bは、上記したように、それぞれの基端部がスプール連結部4211a,4211bに連結され、それぞれの先端部がジョイバルブ51の各駆動部511a,511bに連結される。
また、スプール422a,422bには、それぞれアジャスタ部423が設けられる。アジャスタ部423は、スプール422a,422bの長さを調整可能とする部材であり、スプール422a,422bの中途位置に設けられる。
ロックプレート4212は、プレート状の部材であり、リンクプレート421の下面の他方端部から下方へ突出するように設けられる。ロックプレート4212は、操作レバー41をロックする後述するロック機構45を構成する部材であり、ロック機構45の後述するロックピン452が挿し込み可能なように形成されたロック孔4212aを有する。なお、ロック機構45については、図8および9を用いて後述する。
ジョイント部43は、ユニバーサルジョイントであり、上記したように、操作レバー41の基端部(取付部412)を中心とする傾倒操作を可能とする。ジョイント部43は、リンクプレート421の下面の下方に設けられる。ジョイント部43は、上端部が固定ピン431を介してリンクプレート421に溶接などによって固定される。また、ジョイント部43は、下端部が後述するブラケット部材44に固定される。なお、ジョイント部43は、ジャバラ状のカバー432で覆われている。また、カバー432の内部には潤滑油が充填されている。
ブラケット部材44は、後側ブラケット部441と、中間部442と、前側ブラケット部443とを備える。後側ブラケット部441は、プレート状の部材であり、リンクプレート421の下方に、ジョイント部43をリンクプレート421と共に上下方向に挟むように設けられる。後側ブラケット部441の上面には、ジョイント部43が固定される。また、後側ブラケット部441の上面には、ロック機構45の後述するロックシリンダ451、ロックピン452およびロックレバー453などが設けられる。
中間部442は、上下方向に延びたプレート部材であり、後端部が後側ブラケット部441に固定され、前端部が前側ブラケット部443に固定される。前側ブラケット部443は、トランスミッションケース24のフロントミッションケース243の外形に沿って左右方向に延びたプレート状の部材であり、フロントミッションケース243にボルトなどの締結具によって固定される。このため、リンクプレート421は、トランスミッションケース24(フロントミッションケース243)に固定されるブラケット部材44に、ジョイント部43を介して取り付けられる。なお、前側ブラケット部443は、フロントミッションケース243の外側面に設けられたボス(突起)上でフロントミッションケース243に固定される。
<ロック機構>
次に、図8および9を参照してロック機構45について説明する。図8および9は、ロック機構45を示す斜視図である。図8には、ロック機構45を前方、斜め上方から見た場合を示している。また、図9には、ロック機構45を右側方、斜め上方から見た場合を示している。
図8および9に示すように、ロック機構45は、上記したロックプレート4212と、ロックシリンダ451と、ロックピン452と、ロックレバー453と、規制プレート454と、付勢部材455とを備える。
ロックシリンダ451は、円筒(シリンダ)状の部材であり、上記したように、後側ブラケット部441の上面に設けられる。ロックシリンダ451には、ロックピン452が収容される。このようなロックシリンダ451においては、後述するロックレバー453の操作に応じてロックプレート4212と対向する一端開口からロック孔4212aへ向けてロックピン452が進出する。
ロックピン452は、ロックシリンダ451の一端開口において進退可能に設けられる。ロックシリンダ451から進出したロックピン452は、ロックプレート4212のロック孔4212aへ挿し込まれる。
ロックレバー453は、ロック機構45を操作するための操作具であり、ロックシリンダ451の他端開口において、ロックシリンダ451に収容されたロックピン452と連結される。このため、運転者などが、ロックレバー453を右方へ操作すると、ロックピン452が進出し、ロックレバー453を左方へ操作すると、進出したロックピン452が後退する。
規制プレート454は、プレート状の部材である。規制プレート454は、溝4541を有する。溝4541は、長辺が左右方向に沿って延びたL字状に形成され、溝4541に挿通されたロックレバー453を、このロックレバー453が左右方向へ移動するように規制する。
付勢部材455は、ばね(引張コイルばね)であり、一端部が後側ブラケット部441に固定され、他端部がロックレバー453に固定される。付勢部材455は、ロックレバー453を右方へ常時付勢している。すなわち、ロックピン452は、ロックプレート4212のロック孔4212aに挿し込まれた状態に維持される。付勢部材455の付勢力に抗してロックレバー453が操作(左方へ移動)されると、ロックピン452によるロックが解除される。また、ロックレバー453がL字状の溝4541の短辺に沿って下方へ移動することで、ロックレバー453がロック解除した状態で維持される。
ロック機構45は、リンクプレート421よりも内側方(機体左右方向の内側方となる右方)に配置される。ロックレバー453は、図2Aに示すように、運転席27の下方に配置される。
以上説明した実施形態によれば、操作レバー41が、運転席27の側方に配置され、運転席27の右側方において上方へと突出していることで、運転席27に着席している運転者が自身の体の近くで操作レバー41を操作することができる。このため、運転者は、操作レバー41による油圧機器33(作業機3)の操作を安定した姿勢で行うことができる。これにより、操作レバー41の操作性を向上させることができ、さらには、油圧機器33(作業機3)の操作性を向上させることができる。また、運転席27の取付面271の下方から操作レバー41を突出させるため、運転席27の側方という狭いスペースにおいて操作レバー41を設けることができる。
また、操作レバー41の取付部412が運転席27の取付面271の右側方に配置され、かつ、操作レバー41の取付部412の上方が開放されていることで、操作レバー41の取付部412に対して上方からアクセス可能となる。これにより、操作レバー41および関連部品の着脱を容易に行うことができ、また、組み立て後の調整なども容易に行うことができる。
また、ジョイバルブ51がブロック部材53を挟んでトランスミッションケース24に取り付けられ、リンクプレート421がトランスミッションケース24に固定されるブラケット部材44に取り付けられることで、ジョイバルブ51から操作レバー41までの操作システム全体を、フェンダ28などの部品を取り付ける前にトランスミッションケース24に取り付けることができる。これにより、組み立てを容易に行うことができる。
また、ロック機構45のロックレバー453が運転席27の下方に配置されるため、操作レバー41の操作が不要な場合には、運転席27の下方に配置されたロックレバー453を操作することで、操作レバー41をロックすることができる。
なお、上記した実施形態では、作業機3が走行車体2の前方において作業を行うフロントローダであるが、これに限定されず、たとえば、走行車体2の後方で作業を行うロータリ耕耘機などであってもよい。
また、上記した実施形態では、操作レバー41でジョイバルブ51を介して操作する油圧機器33を作業機3の油圧シリンダとしているが、これに限定されず、作業機3以外に用いられる油圧機器が操作対象であってもよい。
上述してきた実施形態により、以下の作業車両1が実現される。
(1)運転席27を有する走行車体2と、油圧によって駆動される油圧機器33と、走行車体2に対して油圧機器33を駆動可能に連結する油圧連結部60と、油圧連結部60へ供給される作動油を制御する制御バルブ51と、制御バルブ51を操作するための操作レバー41とを備え、操作レバー41は、運転席27の側方に配置され、運転席27の側方において運転席27が取り付けられる取付面271の下方から上方へ向けて突出している、作業車両1。
このような作業車両1によれば、操作レバー41が、運転席27の側方に配置され、運転席27の側方において上方へと突出していることで、運転席27に着席している運転者が自身の体の近くで操作レバー41を操作することができる。このため、運転者は、操作レバー41による油圧機器33(作業機3)の操作を安定した姿勢で行うことができる。これにより、操作レバー41の操作性を向上させることができ、さらには、油圧機器33(作業機3)の操作性を向上させることができる。また、運転席27の取付面271の下方から操作レバー41を突出させるため、運転席27の側方という狭いスペースにおいて操作レバー41を設けることができる。
(2)上記(1)において、操作レバー41は、運転席27の取付面271の下方で制御バルブ51と連結するリンク部42に取り付けられ、操作レバー41のリンク部42への取付部412は、機体平面視で取付面271の側方に配置され、かつ、上方が開放されている、作業車両1。
このような作業車両1によれば、上記(1)の効果に加えて、操作レバー41の取付部412が運転席27の取付面271の側方に配置され、かつ、操作レバー41の取付部412の上方が開放されていることで、操作レバー41の取付部412に対して上方からアクセス可能となる。これにより、操作レバー41および関連部品の着脱を容易に行うことができ、また、組み立て後の調整なども容易に行うことができる。
(3)上記(2)において、リンク部42は、操作レバー41の取付部412が固定されるリンクプレート421を有し、制御バルブ51は、リリーフバルブ52が設けられる油路が形成されたブロック部材53を挟んでトランスミッションケース24に取り付けられ、リンクプレート421は、トランスミッションケース24に固定されるブラケット部材44に、ジョイント部43を介して取り付けられる、作業車両1。
このような作業車両1によれば、上記(2)の効果に加えて、制御バルブ51から操作レバー41までの操作システム全体を、フェンダ28などの部品を取り付ける前にトランスミッションケース24に取り付けることができる。これにより、組み立てを容易に行うことができる。
(4)上記(3)において、操作レバー41をロックするロック機構45と、ロック機構45を操作するためのロックレバー453とを備え、ロック機構45は、リンクプレート421よりも内側方に配置され、リンクプレート421の下面から下方へ向けて延びているロックプレート4212にロックピン452が挿し込まれることで操作レバー41をロックし、ロックレバー453は、運転席27の下方に配置される、作業車両1。
このような作業車両1によれば、上記(3)の効果に加えて、操作レバー41の操作が不要な場合には、運転席27の下方に配置されたロックレバー453を操作することで、操作レバー41をロックすることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 作業車両(トラクタ)
2 走行車体
24 トランスミッションケース
27 運転席
271 取付面
33 油圧機器(油圧シリンダ)
41 操作レバー
412 取付部
42 リンク部
421 リンクプレート
4212 ロックプレート
43 ジョイント部
44 ブラケット部材
45 ロック機構
452 ロックピン
453 ロックレバー
51 制御バルブ(ジョイバルブ)
52 リリーフバルブ
53 ブロック部材
60 油圧連結部

Claims (4)

  1. 運転席を有する走行車体と、
    油圧によって駆動される油圧機器と、
    前記走行車体に対して前記油圧機器を駆動可能に連結する油圧連結部と、
    前記油圧連結部へ供給される作動油を制御する制御バルブと、
    前記制御バルブを操作するための操作レバーと
    を備え、
    前記操作レバーは、前記運転席の側方に配置され、前記運転席の側方において該運転席が取り付けられる取付面の下方から上方へ向けて突出していること
    を特徴とする作業車両。
  2. 前記操作レバーは、前記運転席の前記取付面の下方で前記制御バルブと連結するリンク部に取り付けられ、
    前記操作レバーの前記リンク部への取付部は、機体平面視で前記取付面の側方に配置され、かつ、上方が開放されていること
    を特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記リンク部は、前記操作レバーの前記取付部が固定されるリンクプレートを有し、
    前記制御バルブは、リリーフバルブが設けられる油路が形成されたブロック部材を挟んでトランスミッションケースに取り付けられ、
    前記リンクプレートは、前記トランスミッションケースに固定されるブラケット部材に、ジョイント部を介して取り付けられること
    を特徴とする請求項2に記載の作業車両。
  4. 前記操作レバーをロックするロック機構と、
    前記ロック機構を操作するためのロックレバーと
    を備え、
    前記ロック機構は、前記リンクプレートよりも内側方に配置され、前記リンクプレートの下面から下方へ向けて延びているロックプレートにロックピンが挿し込まれることで前記操作レバーをロックし、
    前記ロックレバーは、前記運転席の下方に配置されること
    を特徴とする請求項3に記載の作業車両。
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