JP2024028262A - 梱包材料、及び梱包体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器本体の上部開口を強固に閉じることができる、梱包材料、及び梱包体の製造方法を提供する。【解決手段】梱包材料10は、矩形状の開口を要する容器本体と、開口の対向する第1辺及び第2辺にそれぞれ折り曲げ可能に連結された一対の横フラップと、上フラップ31と、開口の第3辺と対向する第4辺に折り曲げ可能に連結された下フラップ32と、を備え、一対の横フラップが折り曲げられた後に、下フラップが横フラップの一部を覆うように折り曲げられ、上フラップが下フラップの一部を覆うように折り曲げられることで、開口が閉じられるように構成され、下フラップには、少なくとも1つの、切り欠き321及び/または貫通孔が形成されており、折り曲げられた上フラップは、折り曲げられた下フラップの切り欠き及び/または貫通孔を介して、折り曲げられた横フラップと対向し、接着剤により固定されるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、梱包材料、及び梱包体の製造方法に関する。
物品を梱包する梱包材料は、一般的には、上部に矩形状の開口を有する容器本体と、上部開口を閉じるための複数のフラップと、で構成されている(例えば、特許文献1参照)。複数のフラップは、容器本体の上部開口に折り曲げ可能に連結された、一対の横フラップ、下フラップ、及び上フラップで構成される。一対の横フラップは上部開口の対向する辺にそれぞれ連結され、上フラップと下フラップとは、横フラップと直交する上部開口の対向する辺に連結されている。上部開口を閉じるには、まず、対向する位置に配置された一対の横フラップを折り曲げ、その後、横フラップ一部を覆うように、下フラップを折り曲げる。そして、下フラップ上に接着剤を塗布した後、上フラップを折り曲げ、下フラップと上フラップとを固定する。こうして、上部開口が閉じられる。
特開2007-279972号公報
しかしながら、上記のような梱包材料では、上フラップが下フラップにだけ固定されているため、最も下にある横フラップが上フラップ及び下フラップを下から押し上げ、隙間が生じたり、接着剤による固定が緩み、上フラップが下フラップから離脱するおそれがある。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、容器本体の上部開口を強固に閉じることができる、梱包材料、及び梱包体の製造方法を提供することを目的とする。
項1.矩形状の開口を要する容器本体と、
前記開口の対向する第1辺及び第2辺にそれぞれ折り曲げ可能に連結された一対の横フラップと、
前記開口の前記第1辺と隣接する第3辺に折り曲げ可能に連結された上フラップと、
前記開口の前記第3辺と対向する第4辺に折り曲げ可能に連結された下フラップと、
を備え、
前記一対の横フラップが折り曲げられた後に、前記下フラップが前記横フラップの一部を覆うように折り曲げられ、その後、前記上フラップが前記下フラップの一部を覆うように折り曲げられることで、前記開口が閉じられるように構成され、
前記下フラップには、少なくとも1つの、切り欠き及び/または貫通孔が形成されており、
折り曲げられた前記上フラップは、折り曲げられた前記下フラップの前記切り欠き及び/または前記貫通孔を介して、折り曲げられた前記横フラップと対向し、接着剤により固定されるように構成されている、梱包材料。
項2.前記下フラップにおいて、前記横フラップ側の両端に、前記切り欠きがそれぞれ形成されている、項1に記載の梱包材料。
項3.前記容器本体は、
矩形状の底壁部と、
前記底壁部の外縁から起立する側壁部と、
を備え、
前記上部開口の面積が、前記底壁部よりも大きくなるように、前記側壁部の少なくとも一部が前記底壁部から斜めに延びている、項1または2に記載の梱包材料。
項4.前記上フラップ及び前記下フラップの少なくとも一方には、前記容器本体の内部空間と通じるための破断線が形成されている、項1から3のいずれかに記載の梱包材料。
項5.項1から4のいずれかに記載の梱包材料を準備するステップと、
前記容器本体に内容物を収容するステップと、
前記一対の横フラップを折り曲げるステップと、
前記下フラップを前記横フラップの一部を覆うように折り曲げるステップと、
前記下フラップ、及び前記切り欠き及び/または前記貫通孔を介して露出した前記横フラップに接着剤を塗布するステップと、
前記上フラップを折り曲げ、前記接着剤を介して、前記上フラップ、前記下フラップ、及び前記横フラップを固定するステップと、
を備えている、梱包体の製造方法。
項6.前記接着剤は、前記下フラップ、及び前記切り欠き及び/または前記貫通孔を介して露出した前記横フラップを通過するように直線状に塗布される、項5に記載の梱包体の製造方法。
本発明によれば、容器本体の上部開口を強固に閉じることができる。
本発明の一実施形態に係る梱包材料の斜視図である。 梱包体の斜視図である。 梱包材料の展開図である。 梱包体の製造装置の平面図である。 図4の側面図である。 図4の正面図である。 梱包体の製造工程を説明する図である。 梱包体の製造工程を説明する図である。 梱包体の製造工程を説明する図である。 梱包体の製造工程を説明する図である。 梱包体の製造工程を説明する図である。 切り欠きが形成された下フラップの一例を示す梱包材料の平面図である。 切り欠きが形成された下フラップの一例を示す梱包材料の平面図である。 切り欠きが形成された下フラップの一例を示す梱包材料の平面図である。 貫通孔が形成された下フラップの一例を示す梱包材料の平面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る梱包材料について、図面を参照しつつ説明する。図1は、この梱包材料の斜視図である。この梱包材料10は、上部に開口20を有する直方体状の容器本体1と、上部開口20を閉じる4つのフラップ31~34と、を有している。そして、この梱包材料10の容器本体1に商品などの物品(図示省略)を収容した後、4つのフラップ31~34で上部開口20を閉じることで、図2に示すような梱包体100が形成される。以下、梱包材料10について説明した後、梱包体100の製造方法について、説明する。なお、以下の説明では、説明の便宜のため、図面に記載した方向にしたがって説明を行うこととする。但し、本発明は、この方向に限定されるものではない。
<1.梱包材料>
図3は、本実施形態に係る梱包材料の展開図である。図3に示すように、この梱包材料10は、一枚の板材によって形成されており、矩形状の底壁部11と、この底壁部11の4辺に折り曲げ可能に連結された第1~第4側壁部12~15と、を備えている。第1側壁部12は、底壁部11の一方の長辺に連結され、第2側壁部13は、第1側壁部12と対向するように、底壁部11の他方の長辺に連結されている。第3側壁部14は、底壁部11の一方の短辺に連結され、第4側壁部15は、第3側壁部14と対向するように、底壁部11の他方の短辺に連結されている。
第1側壁部12の長辺方向の両端部には、固定フラップ16が折り曲げ可能にそれぞれ連結されている。各固定フラップ16は、接着剤により、隣接する第3及び第4側壁部14,15、及び後述する横フラップ33,34に接着されるようになっている。より詳細に説明すると、底壁部11に対して、第1~第4側壁部12~15を折り曲げて、隣接する側壁部の端縁同士が接したときに、各固定フラップ16を接着剤により、第3及び第4側壁部14,15に接着すれば、底壁部11及び第1~第4側壁部12~15によって、上述した直方体状の容器本体1が形成される。
また、第1及び第2側壁部12,13の長辺方向の幅、及び第3及び第4側壁部14,15の短辺方向の幅は、底壁部11から離れるにしたがって長くなるように形成されている。これにより、本実施形態の容器本体1は、上部開口20から底壁部11にいくにしたがって、すり鉢状に、平面視の面積が小さくなるように形成されている。
第1側壁部12の上縁には、矩形状の上フラップ31が折り曲げ可能に連結されている。上フラップ31の短辺方向の長さは、上部開口20の短辺方向の長さの半分よりもやや長くなるように形成されている。一方、第2側壁部13の上縁には、矩形状の下フラップ32が折り曲げ可能に連結されている。下フラップ32の短辺方向の長さは、上部開口20の短辺方向の長さの半分よりもやや長くなるように形成されている。また、下フラップ32の長辺方向の両端部には、矩形状の切り欠き321がそれぞれ形成されている。
第3側壁部14の上縁には、矩形状の第1横フラップ33が折り曲げ可能に連結されている。第1横フラップ33の長辺方向の長さは、上部開口20の長辺方向の長さの半分よりも短く形成されている。一方、第4側壁部15の上縁には、矩形状の第2横フラップ34が折り曲げ可能に連結されている。第2横フラップ34の長辺方向の長さは、第1横フラップと同じである。
第1及び第2横フラップ33,34は、いずれも角が円弧状に形成されているが、上記容器本体1において、これらを折り曲げ、さらに下フラップ32を折り曲げたときには、上述した切り欠き321が各横フラップ33,34上に配置され、切り欠き321を介して各横フラップ33,34の一部が露出するように設計されている。さらに、上フラップ31を折り曲げると、上フラップ31は、各切り欠き321と下フラップ32の一部を覆うように設計されている。したがって、上フラップ31は、切り欠き321を介して、両横フラップ33,34と対向するように構成されている。
また、後述するように梱包体100から物品を取り出しやすくするために、第2側壁部13及び下フラップ32には、破断線131,322が形成されている。第2側壁部13の長辺方向の中央付近には、円弧状の第1破断線131が形成されている。この第1破断線131は、底壁部11側に凸の円弧状に形成されており、その両端部は、第2側壁部13の上縁に位置している。そして、下フラップ32には、第1破断線131の両端から延びる一対の第2破断線322が形成されている。各第2破断線322は、下フラップ32の切り欠き321へ向かって斜めに延びている。
なお、梱包材料10は、紙材、樹脂材料などの材料で形成することができる。
<2.梱包体の製造装置>
次に梱包体100の製造装置500について、図面を参照しつつ説明する。図4はこの製造装置の平面図、図5は図4の側面図、図6は図4の正面図である。この製造装置500は、上記のように容器本体1が形成された梱包材料10に対し、横フラップ33,34、下フラップ32、及び上フラップ31をこの順で折り畳んで上部開口20を閉じるための装置である。
図4~図6に示すように、この製造装置500は、梱包材料10の容器本体1が通過する通路51が形成され、容器本体1が第3側壁部14を下流側に向けて搬送されるようになっている。通路51の両側には、通路51の進行方向に沿って延びる棒状のガイドレール52,53が配置されている。これらガイドレール52,53は、容器本体1の第1側壁部12及び第2側壁部13にそれぞれ接するように設置されている。すなわち、容器本体1は、一対のガイドレール52,53によって挟まれながら通路51を進行するように構成されている。ここでは、第1側壁部12側のガイドレールを第1ガイドレール52、第2側壁部13側のガイドレールを第2ガイドレール53と称することとする。
通路51の下面の両側には、進行方向に移動する第1無端ベルト54が設けられており、各無端ベルト54の表面には突部541が形成されている。これら突部541によって容器本体1の第3側壁部14が押され、梱包材料10が進行方向に移動するように構成されている。
この製造装置500には、通路51に沿って3つの領域が設けられている。上流側の第1領域60には、両横フラップ33,34及び下フラップ32を折り曲げる折り曲げ機構6が設けられている。第1領域60の下流側の第2領域70には、接着剤を塗布する塗布器7が設けられている。また、第2領域70の下流側の第3領域80には、上フラップ31を折り曲げるとともに、折り曲げた上フラップ31を押圧する押圧板8が設けられている。
第1領域60において、通路51の下面には、上述した第1無端ベルト54の間に、進行方向に移動する第2無端ベルト61が配置されており、この第2無端ベルト61が、容器本体1を通路51の上流側の端部から折り曲げ機構6まで搬送するようになっている。第2無端ベルト61は、容器本体1を折り曲げ機構6まで搬送した後、一旦停止し、ここで、各フラップ32~34の折り曲げが行われる。折り曲げ機構6には、各フラップ32~34を押し遣る第1~第3押圧部62~64が設けられている。図7に示すように、第1押圧部62は、第1横フラップ33を下流側の上方から押圧して折り曲げ、第2押圧部63は、第2横フラップ34を上流側の上方から押圧して折り曲げるように構成されている。また、図8に示すように、第3押圧部64は、下フラップ32を第2ガイドレール53の外側から押圧し、折り曲げるように構成されている。各押圧部62~63は、特には限定されないが、エアシリンダ、油圧シリンダ、ソレノイド等の駆動源により駆動する公知の機構によって構成されている。
第1領域60においては、第1押圧部62及び第2押圧部63が、ほぼ同時に各横フラップ33,34を折り曲げ、その後、第3押圧部64によって下フラップ32が折り曲げられるようになっている。また、第1領域60から第3領域80に亘っては、折り曲げた下フラップ32が起き上がらないように、下フラップ32を上側から押圧可能なガイド板68が配置されている。
第1領域60において各フラップ32~34が折り曲げられた後、容器本体1は、上述した第1無端ベルト54の突部541によって下流側に押されるようになっている。その過程において、第2領域70に設けられた塗布器7から吐出される接着剤が、梱包材料10に塗布される。
接着剤は、所定時間おきに塗布器7から断続的に吐出され、これによってその下方を進行する梱包材料10には直線状の接着剤が塗布される。図9に示すように、直線状の接着剤71は、下フラップ32及び切り欠き321から露出する各横フラップ33,34に長辺方向に沿って塗布される。
第3領域80においては、上フラップ31が折り曲げられ、接着剤を介して、上フラップ31と、両横フラップ33,34及び下フラップ32とが固定される。第3領域80には、上フラップ31を押圧するための棒状の第4押圧部81が設けられている。第4押圧部81は、進行方向に沿って延び、下流側に向かうにつれて、下方に斜めに延びるように形成されている。これにより、図10に示すように、梱包材料10の進行に伴って上フラップ31を徐々に押圧し、折り曲げるように構成されている。
第4押圧部81の下流側には、上フラップ31を上方から押圧する押圧板8が配置されている。この押圧板8は、バネによって下方に付勢されている。第1無端ベルト54によって進行する梱包材料10は、押圧板8の下方で一旦停止する。これにより、図11に示すように、梱包材料10は、押圧板8によって押されつつ、通路51の下面と押圧板8の間で所定時間停止する。これによって上フラップ31の接着時間を確保するようになっている。
<3.梱包体の製造方法>
次に、上記製造装置500を用いた梱包体100の製造方法について説明する。まず、上記のように、底壁部11に対し、各側壁部12~15を折り曲げ、固定フラップ16を接着剤で固定することで、容器本体1を形成する。次に、容器本体1に物品を収容した後、この梱包材料10を上記製造装置500の上流側の端部に配置する。
この梱包材料10は、第2無端ベルト61によって第1領域60まで搬送されて一旦停止する。次に、第1押圧部62及び第2押圧部63がほぼ同時に駆動し、第1横フラップ33及び第2横フラップ34がそれぞれ押圧される。続いて、第3押圧部64が駆動し、下フラップ32が折り曲げられ、両横フラップ33,34上に配置される。なお、下フラップ32が折り曲げられる前であれば、横フラップ33,34の折曲げの順序は特には限定されない。
次に、第1無端ベルト54が駆動し、突部541によって容器本体1の第4側壁部15が押圧され、下流側に搬送される。この過程において、第2領域70では、塗布器7から接着剤71が吐出され、下フラップ32及び切り欠き321から露出する各横フラップ33,34に、直線状の接着剤71が塗布される。
第1領域60から第3領域80に移動する過程において、下フラップ32は、ガイド板68によって押圧されているため、折り曲げ状態が維持され、これによって接着剤71は、梱包材料10に対して直線状に塗布される。
梱包材料10が第3領域80に入ると、第4押圧部81によって上フラップ31が押圧される。これにより、押圧板8の下方で梱包材料10が停止するまでの間に上フラップ31は完全に折り曲げられ、接着剤71によって下フラップ32及び切り欠き321から露出する各横フラップ33,34に固定される。そして、第1無端ベルト54が、押圧板8の下方で所定時間停止することで、接着時間が確保され、上フラップ31がしっかりと固定される。こうして、梱包体100が完成する。その後、再度、第1無端ベルト54が駆動することで、梱包体100は製造装置500から排出される。この製造装置500には、梱包材料10が所定時間おきに上流側から供給され、上記工程を繰り返すことで、梱包体100が連続的に形成されていく。
こうして製造された梱包体100は、次のように開封される。まず、第2側壁部13において第1破断線131で囲まれた領域を押圧し、第1破断線131を破断する。これにより、第2側壁部13には、第1破断線131で囲まれた領域に貫通孔が形成される。次に、この貫通孔に指を挿入し、上方に引き上げる。これにより、下フラップ32の第2破断線322が破断し、下フラップ32に三角形状の開口が形成される。したがって、使用者は、この開口から物品を取り出すことができる。
<4.特徴>
以上のように構成された梱包材料及び製造装置では、以下のような効果を奏する。
(1)下フラップ32には、切り欠き321が形成されており、この切り欠き321を介して折り曲げられた横フラップ33,34が露出するため、一度の塗布操作で、下フラップ31に加え、横フラップ33,34にも接着剤71を塗布することができる。そのため、上フラップ31と両横フラップ33,34とを接着剤71を介して固定することができる。例えば、上フラップ31が下フラップ32にだけ固定されていると、最も下にある横フラップ33,34が上フラップ31及び下フラップ32を下から押し上げ、隙間が生じたり、接着剤71による固定が緩み、上フラップ31が下フラップ32から離脱するおそれがある。
これに対して、本実施形態の梱包材料10は、上部開口20を塞ぐフラップ31~34のうち、最も下にある横フラップ33,34と、最も上にある上フラップ31とが固定されるため、横フラップ33,34が上フラップ31及び下フラップ32を下から押し上げるのを抑制することができる。その結果、上部開口20をしっかりと閉じることができる。
(2)この梱包材料10の容器本体1は、上部開口20から底壁部11にいくにしたがって、すり鉢状に、平面視の面積が小さくなるように形成されている。そのため、複数の梱包材料を積み上げる場合、上下に隣接する一方の容器本体を他方の容器本体の上部開口から嵌め込むことができる。そのため、複数の梱包材料を積み上げても、上下方向にかさばらないようにすることができ、省スペース化が可能となる。
(3)製造装置500における両ガイドレール52,53は、棒状に形成されているため、容器本体1の第1側壁部12及び第2側壁部13が通路51の底面に対して斜めに延びていても、梱包材料10が進行方向に対して斜めに移動しないようにガイドすることができる。
(4)製造装置500においては、第1無端ベルト54の突部541によって梱包材料10を押圧して、梱包材料10を搬送している。その一方で、例えば、無端ベルトで梱包材料10を搬送する場合には、梱包材料10が搬送中に無端ベルト上で滑るおそれがあるが、そのような事態が生じるのを防止することができる。したがって、梱包材料10を正確に搬送することができる。その結果、例えば、梱包材料10の移動と、塗布器7からの接着剤の塗布のタイミングとを正確に同期することができ、接着剤71のはみ出しを防止することができる。また、押圧板8による押圧の時間を正確に確保することができる。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は適宜、組み合わせることができる。
(1)上記実施形態では、下フラップ32の長辺方向の両端に切り欠き321を形成し、この切り欠きを介して、上フラップ31と両横フラップ33,34とが対向するようにしているが、切り欠き321の態様はこれに限定されるものではない。例えば、図12及び図13に示すように、矩形状に形成された下フラップ32の角部を直線状または円弧状に切り取り、この切り取られた部分を切り欠き321としてもよい。また、図14に示すように、下フラップ32の長辺方向の端縁に切り欠き321を形成してもよい。すなわち、上フラップ31と両横フラップ33,34とが対向するのであれば、切り欠きの形状、位置、及び数は特には限定されない。
また、上フラップ31と両横フラップ33,34とが対向するのであれば、切り欠き以外の構成でもよい。例えば、図15に示すように、下フラップ32の両端に貫通孔323を形成し、この貫通孔323を介して上フラップ31と両横フラップ33,34とが対向するようにしてもよい。なお、貫通孔323の位置、形状、及び数も特には限定されず、これらを介して露出する横フラップ33,34に接着剤71が塗布されるように構成されていればよい。また、切り欠き321と貫通孔323の両方を設けることもできる。
(2)上記実施形態で示した梱包材料は一例であり、切り欠き321や貫通孔323を介して上フラップ31と両横フラップ33,34とが対向するのであれば、各フラップの形状、容器本体の形状は特には限定されない。例えば、固定フラップ16の形状や位置は特には限定されず、容器本体1が直方体状または立方体状に形成されればよい。また、上記実施形態では、側壁部において、上フラップ31及び下フラップ32が設けられている辺が長辺となっていたが、これらを短辺とすることもできる。さらに、破断線131,322の形状、位置は特には限定されず、破断線を設けないこともできる。
(3)上記実施形態では、容器本体1の上部開口20の面積が、底壁部11よりも大きくなるように、側壁部12~15が底壁部11から斜めに延びているが、全ての側壁部12~15が斜めに延びていなくてもよく、一部が斜めに延びていてもよい。また、全ての側壁部12~15が底壁部11に対して直角に延びるように形成してもよい。
(4)上記実施形態で説明した梱包体の製造装置500は一例であり、容器本体1の上部開口20を閉じるために、各フラップ31~34を折り曲げ、接着剤71により、これらのフラップ31~34を固定できるのであれば、製造装置の構成及び動作は特には限定されない。
(5)上記実施形態では、梱包材料10に対して、接着剤71を長辺方向の全体に亘って直線状に塗布しているが、下フラップ32と、切り欠き321を介して露出する横フラップ33,34とに接着剤71を塗布できるのであれば、一部でもよく、また、直線状でなくてもよい。あるいは、直線状以外の塗布方法でもよく、コーターによって所定の面積に接着剤を塗布することもできる。
1 :容器本体
10 :梱包材料
11 :底壁部
12 :第1側壁部
13 :第2側壁部
14 :第3側壁部
15 :第4側壁部
20 :開口
31 :上フラップ
32 :下フラップ
33 :第1横フラップ
34 :第2横フラップ
71 :接着剤
100 :梱包体
131 :第1破断線
322 :第2破断線
321 :切り欠き
323 :貫通孔

Claims (6)

  1. 矩形状の開口を要する容器本体と、
    前記開口の対向する第1辺及び第2辺にそれぞれ折り曲げ可能に連結された一対の横フラップと、
    前記開口の前記第1辺と隣接する第3辺に折り曲げ可能に連結された上フラップと、
    前記開口の前記第3辺と対向する第4辺に折り曲げ可能に連結された下フラップと、
    を備え、
    前記一対の横フラップが折り曲げられた後に、前記下フラップが前記横フラップの一部を覆うように折り曲げられ、その後、前記上フラップが前記下フラップの一部を覆うように折り曲げられることで、前記開口が閉じられるように構成され、
    前記下フラップには、少なくとも1つの、切り欠き及び/または貫通孔が形成されており、
    折り曲げられた前記上フラップは、折り曲げられた前記下フラップの前記切り欠き及び/または前記貫通孔を介して、折り曲げられた前記横フラップと対向し、接着剤により固定されるように構成されている、梱包材料。
  2. 前記下フラップにおいて、前記横フラップ側の両端に、前記切り欠きがそれぞれ形成されている、請求項1に記載の梱包材料。
  3. 前記容器本体は、
    矩形状の底壁部と、
    前記底壁部の外縁から起立する側壁部と、
    を備え、
    前記上部開口の面積が、前記底壁部よりも大きくなるように、前記側壁部の少なくとも一部が前記底壁部から斜めに延びている、請求項1または2に記載の梱包材料。
  4. 前記上フラップ及び前記下フラップの少なくとも一方には、前記容器本体の内部空間と通じるための破断線が形成されている、請求項1または2に記載の梱包材料。
  5. 請求項1または2に記載の梱包材料を準備するステップと、
    前記容器本体に物品を収容するステップと、
    前記一対の横フラップを折り曲げるステップと、
    前記下フラップを前記横フラップの一部を覆うように折り曲げるステップと、
    前記下フラップ、及び前記切り欠き及び/または前記貫通孔を介して露出した前記横フラップに接着剤を塗布するステップと、
    前記上フラップを折り曲げ、前記接着剤を介して、前記上フラップ、前記下フラップ、及び前記横フラップを固定するステップと、
    を備えている、梱包体の製造方法。
  6. 前記接着剤は、前記下フラップ、及び前記切り欠き及び/または前記貫通孔を介して露出した前記横フラップを通過するように直線状に塗布される、請求項5に記載の梱包体の製造方法。
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