JPH1179115A - 包装方法、及び、包装装置 - Google Patents
包装方法、及び、包装装置Info
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- JPH1179115A JPH1179115A JP24073897A JP24073897A JPH1179115A JP H1179115 A JPH1179115 A JP H1179115A JP 24073897 A JP24073897 A JP 24073897A JP 24073897 A JP24073897 A JP 24073897A JP H1179115 A JPH1179115 A JP H1179115A
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- packaging
- packaging sheet
- sheet
- paper
- matter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 包装の仕上がりを良好にした包装方法を提供
すること。 【解決手段】 物体(1) に包装シート(2a)を巻付けて包
装し且つ前記巻付により包装シート(2a)が物体(1) の角
の少なくとも2箇所で屈曲する包装方法において、包装
シート(2a)の前記巻付方向の一方側の端部を物体(1) に
固着した後に、包装シート(2a)を張力付与状態で物体
(1) に巻き付けること。
すること。 【解決手段】 物体(1) に包装シート(2a)を巻付けて包
装し且つ前記巻付により包装シート(2a)が物体(1) の角
の少なくとも2箇所で屈曲する包装方法において、包装
シート(2a)の前記巻付方向の一方側の端部を物体(1) に
固着した後に、包装シート(2a)を張力付与状態で物体
(1) に巻き付けること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、包装方法、特
に、物体に包装シートを巻付けて包装し且つ前記巻付に
より前記包装シートが前記物体の角の少なくとも2箇所
で屈曲する包装方法に関するものである。又、包装装
置、特に、直方体又は立方体形状の物体に包装シートを
巻き付けて包装する包装装置に関するものである。
に、物体に包装シートを巻付けて包装し且つ前記巻付に
より前記包装シートが前記物体の角の少なくとも2箇所
で屈曲する包装方法に関するものである。又、包装装
置、特に、直方体又は立方体形状の物体に包装シートを
巻き付けて包装する包装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、直方体状の物体(1) に掛け紙(2
a)を巻き付けた状態の斜視図であり、図9は、掛け紙(2
a)の巻き付け前の斜視図であり、図10は、物体(1) に
掛け紙(2a)を巻付けて包装する従来の包装工程の説明図
である。一般に、物体(1) としての弁当の紙箱には掛け
紙(2a)が巻付けられて包装される。この包装状態では、
掛け紙(2a)が商品の意匠を構成して見栄えを良くした
り、紙箱が不用意に開かないように抑えられる。
a)を巻き付けた状態の斜視図であり、図9は、掛け紙(2
a)の巻き付け前の斜視図であり、図10は、物体(1) に
掛け紙(2a)を巻付けて包装する従来の包装工程の説明図
である。一般に、物体(1) としての弁当の紙箱には掛け
紙(2a)が巻付けられて包装される。この包装状態では、
掛け紙(2a)が商品の意匠を構成して見栄えを良くした
り、紙箱が不用意に開かないように抑えられる。
【0003】この掛け紙(2a)は、図9に示すように、矩
形状に形成され、この掛け紙(2a)の両短辺の近傍には、
前記短辺の各々に沿って延びるように糊(21a)(21b)が塗
布されている。この掛け紙(2a)を前記紙箱などの物体
(1) に自動的に巻き付ける装置として、図10のものが
ある。このものでは、同図ーaに示すように、物体(1)
の所定面(101) に掛け紙(2a)の一部が接触するように物
体(1) と掛け紙(2a)とが一対の可動片(9a)(9b)により保
持される。尚、可動片(9a)(9b)は、物体(1) としての紙
箱が変形しない程度の比較的弱い押圧力により物体(1)
と掛け紙(2a)を保持している。
形状に形成され、この掛け紙(2a)の両短辺の近傍には、
前記短辺の各々に沿って延びるように糊(21a)(21b)が塗
布されている。この掛け紙(2a)を前記紙箱などの物体
(1) に自動的に巻き付ける装置として、図10のものが
ある。このものでは、同図ーaに示すように、物体(1)
の所定面(101) に掛け紙(2a)の一部が接触するように物
体(1) と掛け紙(2a)とが一対の可動片(9a)(9b)により保
持される。尚、可動片(9a)(9b)は、物体(1) としての紙
箱が変形しない程度の比較的弱い押圧力により物体(1)
と掛け紙(2a)を保持している。
【0004】この装置には、物体(1) の所定面(101) に
隣接する一対の対向面(102)(104)に対応する一対の対向
部材(91)(92)が設けられている。そして、同図ーbに示
すように、対向部材(91)(92)相互間に物体(1) が所定面
(101) 側から押し込まれると、前記保持された掛け紙(2
a)の他の一部が対向部材(91)(92)によって対向面(102)
(104)に向って折り込まれる。
隣接する一対の対向面(102)(104)に対応する一対の対向
部材(91)(92)が設けられている。そして、同図ーbに示
すように、対向部材(91)(92)相互間に物体(1) が所定面
(101) 側から押し込まれると、前記保持された掛け紙(2
a)の他の一部が対向部材(91)(92)によって対向面(102)
(104)に向って折り込まれる。
【0005】更に、物体(1) が対向部材(91)(92)から前
記押込み方向に脱出した時点で、同図ーcに示すよう
に、折込片(93)(94)によって、物体(1) の所定面(101)
に対向する反対面(103) に向って掛け紙(2a)の両端部が
折り込まれる。これによって、掛け紙(2a)の両端部が糊
(21a)(21b)で反対面(103) に接着される。
記押込み方向に脱出した時点で、同図ーcに示すよう
に、折込片(93)(94)によって、物体(1) の所定面(101)
に対向する反対面(103) に向って掛け紙(2a)の両端部が
折り込まれる。これによって、掛け紙(2a)の両端部が糊
(21a)(21b)で反対面(103) に接着される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ものでは、掛け紙(2a)による物体(1) の包装工程の最終
段階で掛け紙(2a)の両端部が物体(1) に接着されるか
ら、対向部材(91)(92)と対向面(102)(104)との接触度合
いの相違等によって、物体(1) に対して掛け紙(2a)がズ
レ易い。又、前記最終段階となって掛け紙(2a)の両端部
が物体(1) に接着されるから、前記接着されるまでの間
に掛け紙(2a)が弛んだ状態となり易い。従って、この従
来のものでは、包装の仕上がりが良くないという問題が
あった。
ものでは、掛け紙(2a)による物体(1) の包装工程の最終
段階で掛け紙(2a)の両端部が物体(1) に接着されるか
ら、対向部材(91)(92)と対向面(102)(104)との接触度合
いの相違等によって、物体(1) に対して掛け紙(2a)がズ
レ易い。又、前記最終段階となって掛け紙(2a)の両端部
が物体(1) に接着されるから、前記接着されるまでの間
に掛け紙(2a)が弛んだ状態となり易い。従って、この従
来のものでは、包装の仕上がりが良くないという問題が
あった。
【0007】請求項1の発明は、包装の仕上がりを良好
にした包装方法を提供することを目的とする。一方、掛
け紙(2a)が対向面(102)(104)に向って折り込まれた後、
物体(1) が対向部材(91)(92)から脱出した状態で、掛け
紙(2a)の両端部が反対面(104) に接着され、前記接着に
際して掛け紙(2a)の対向面(102)(104)に対応する部分が
何によっても抑えられない。従って、掛け紙(2a)が弛み
易くなり、包装の仕上がりが不十分となる。
にした包装方法を提供することを目的とする。一方、掛
け紙(2a)が対向面(102)(104)に向って折り込まれた後、
物体(1) が対向部材(91)(92)から脱出した状態で、掛け
紙(2a)の両端部が反対面(104) に接着され、前記接着に
際して掛け紙(2a)の対向面(102)(104)に対応する部分が
何によっても抑えられない。従って、掛け紙(2a)が弛み
易くなり、包装の仕上がりが不十分となる。
【0008】請求項4の発明は、包装の仕上がりを良好
にした包装装置を提供することを目的とする。
にした包装装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の課題解
決手段は、『物体に包装シートを巻付けて包装し且つ前
記巻付により前記包装シートが前記物体の角の少なくと
も2箇所で屈曲する包装方法において、前記包装シート
の前記巻付方向の一方側の端部を前記物体に固着した後
に、前記包装シートを張力付与状態で前記物体に巻き付
けることを特徴とする』ものである。
決手段は、『物体に包装シートを巻付けて包装し且つ前
記巻付により前記包装シートが前記物体の角の少なくと
も2箇所で屈曲する包装方法において、前記包装シート
の前記巻付方向の一方側の端部を前記物体に固着した後
に、前記包装シートを張力付与状態で前記物体に巻き付
けることを特徴とする』ものである。
【0010】このものでは、包装シートの巻付方向の一
方側の端部が物体に固着された後に、包装シートが張力
付与状態で物体に巻き付けられる。尚、包装シートの巻
付方向の他方側の端部は、物体に固着されるものでも、
他の部材を介して物体に固定されるものでもよい。請求
項2の発明のように、『前記物体は直方体又は立方体形
状に形成され、前記物体の第1面に前記包装シートの前
記一方側の端部を固着した後に、前記物体の前記第1面
と前記第1面に対して前記巻付方向に隣接する第2面と
の接続部、及び、前記第1面に対向する第3面と前記第
2面との接続部にて屈曲するように前記包装シートを張
力付与状態で前記物体に巻き付ける』ものでもよい。
方側の端部が物体に固着された後に、包装シートが張力
付与状態で物体に巻き付けられる。尚、包装シートの巻
付方向の他方側の端部は、物体に固着されるものでも、
他の部材を介して物体に固定されるものでもよい。請求
項2の発明のように、『前記物体は直方体又は立方体形
状に形成され、前記物体の第1面に前記包装シートの前
記一方側の端部を固着した後に、前記物体の前記第1面
と前記第1面に対して前記巻付方向に隣接する第2面と
の接続部、及び、前記第1面に対向する第3面と前記第
2面との接続部にて屈曲するように前記包装シートを張
力付与状態で前記物体に巻き付ける』ものでもよい。
【0011】このものでは、物体の第1面に包装シート
の一方側の端部が固着された後に、物体の第1面と第2
面との接続部、及び、第3面と第2面との接続部にて屈
曲するように、包装シートが張力付与状態で物体に巻き
付けられる。請求項3の発明のように、『前記物体は直
方体又は立方体形状に形成され、前記物体の第1面と前
記第1面に対して前記巻付方向に隣接する第2面との接
続部、及び、前記第2面に対向する第4面と前記第1面
との接続部にて屈曲するように前記包装シートの一方側
部分を前記物体に巻き付けた後に、前記包装シートの前
記一方側の端部を前記第4面に固着し、更にこの後、前
記包装シートを張力付与状態にて、前記第1面に対向す
る第3面と前記第2面との接続部、及び、前記第3面と
前記第4面との接続部にて屈曲するように前記物体に巻
き付ける』ものでもよい。
の一方側の端部が固着された後に、物体の第1面と第2
面との接続部、及び、第3面と第2面との接続部にて屈
曲するように、包装シートが張力付与状態で物体に巻き
付けられる。請求項3の発明のように、『前記物体は直
方体又は立方体形状に形成され、前記物体の第1面と前
記第1面に対して前記巻付方向に隣接する第2面との接
続部、及び、前記第2面に対向する第4面と前記第1面
との接続部にて屈曲するように前記包装シートの一方側
部分を前記物体に巻き付けた後に、前記包装シートの前
記一方側の端部を前記第4面に固着し、更にこの後、前
記包装シートを張力付与状態にて、前記第1面に対向す
る第3面と前記第2面との接続部、及び、前記第3面と
前記第4面との接続部にて屈曲するように前記物体に巻
き付ける』ものでもよい。
【0012】このものでは、物体の第1面と第2面との
接続部、及び、第4面と第1面との接続部にて屈曲する
ように、包装シートの一方側部分が物体に巻き付けられ
た後、包装シートの前記一方側の端部が第4面に固着さ
れる。更にこの後、包装シートが張力付与状態にて、第
3面と第2面との接続部、及び、第3面と第4面との接
続部にて屈曲するように物体に巻き付けられる。
接続部、及び、第4面と第1面との接続部にて屈曲する
ように、包装シートの一方側部分が物体に巻き付けられ
た後、包装シートの前記一方側の端部が第4面に固着さ
れる。更にこの後、包装シートが張力付与状態にて、第
3面と第2面との接続部、及び、第3面と第4面との接
続部にて屈曲するように物体に巻き付けられる。
【0013】請求項4の発明の課題解決手段は、『直方
体又は立方体形状の物体に包装シートを巻き付けて包装
する包装装置であって、前記物体の所定面に前記包装シ
ートの一部が接触するように前記物体と前記包装シート
とを保持する保持手段と、前記物体の前記所定面に隣接
する一対の対向面に対応する一対の対向部材を有し、前
記対向部材の各々と前記対向面の各々とが圧接され且つ
前記圧接箇所の少なくとも一方に前記包装シートの他の
一部が介在された状態となるような前記対向部材と前記
保持された物体との相対移動によって、前記保持された
包装シートを折り込む第1折込手段と、前記圧接状態に
於いて、前記包装シートの端部を前記物体の前記所定面
に対向する反対面に向って折り込む第2折込手段と、を
具備する』ことを特徴とする。
体又は立方体形状の物体に包装シートを巻き付けて包装
する包装装置であって、前記物体の所定面に前記包装シ
ートの一部が接触するように前記物体と前記包装シート
とを保持する保持手段と、前記物体の前記所定面に隣接
する一対の対向面に対応する一対の対向部材を有し、前
記対向部材の各々と前記対向面の各々とが圧接され且つ
前記圧接箇所の少なくとも一方に前記包装シートの他の
一部が介在された状態となるような前記対向部材と前記
保持された物体との相対移動によって、前記保持された
包装シートを折り込む第1折込手段と、前記圧接状態に
於いて、前記包装シートの端部を前記物体の前記所定面
に対向する反対面に向って折り込む第2折込手段と、を
具備する』ことを特徴とする。
【0014】このものでは、保持手段によって、物体の
所定面に包装シートの一部が接触するように物体と包装
シートとが保持される。そして、第1折込手段によっ
て、対向部材の各々と前記対向面の各々とが圧接され且
つ前記圧接箇所の少なくとも一方に包装シートの他の一
部が介在された状態となるように対向部材と物体とが相
対移動して、前記保持された包装シートが折り込まれ
る。
所定面に包装シートの一部が接触するように物体と包装
シートとが保持される。そして、第1折込手段によっ
て、対向部材の各々と前記対向面の各々とが圧接され且
つ前記圧接箇所の少なくとも一方に包装シートの他の一
部が介在された状態となるように対向部材と物体とが相
対移動して、前記保持された包装シートが折り込まれ
る。
【0015】更に、第2折込手段によって、前記圧接状
態に於いて包装シートの端部が物体の前記反対面に向っ
て折り込まれる。
態に於いて包装シートの端部が物体の前記反対面に向っ
て折り込まれる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、包装シートの巻付方向の一方側の端部が物体に固着
された後に、包装シートが張力付与状態で物体に巻き付
けられるから、物体に対して包装シートがズレたり包装
シートが弛んだりした状態とはならない。従って、包装
の仕上がりが向上する。
は、包装シートの巻付方向の一方側の端部が物体に固着
された後に、包装シートが張力付与状態で物体に巻き付
けられるから、物体に対して包装シートがズレたり包装
シートが弛んだりした状態とはならない。従って、包装
の仕上がりが向上する。
【0017】請求項2の発明では、物体の第1面に包装
シートの一方側の端部が固着された後に、物体の第1面
と第2面との接続部、及び、第3面と第2面との接続部
にて屈曲するように、包装シートが張力付与状態で物体
に巻き付けられるから、包装シートに於ける第1〜第3
面に対応する部分の各々が、物体に対してズレたり弛ん
だりした状態とはならない。従って、包装の仕上がりが
向上する。
シートの一方側の端部が固着された後に、物体の第1面
と第2面との接続部、及び、第3面と第2面との接続部
にて屈曲するように、包装シートが張力付与状態で物体
に巻き付けられるから、包装シートに於ける第1〜第3
面に対応する部分の各々が、物体に対してズレたり弛ん
だりした状態とはならない。従って、包装の仕上がりが
向上する。
【0018】請求項3の発明では、物体の第1面と第2
面との接続部、及び、第4面と第1面との接続部にて屈
曲するように、包装シートの一方側部分が物体に巻き付
けられた後、包装シートの前記一方側の端部が第4面に
固着される。更にこの後、包装シートが張力付与状態に
て、第3面と第2面との接続部、及び、第3面と第4面
との接続部にて屈曲するように物体に巻き付けられる。
従って、包装シートに於ける第1〜第4面に対応する部
分の各々が、物体に対してズレたり弛んだりした状態と
はならない。これによって、包装の仕上がりが向上す
る。
面との接続部、及び、第4面と第1面との接続部にて屈
曲するように、包装シートの一方側部分が物体に巻き付
けられた後、包装シートの前記一方側の端部が第4面に
固着される。更にこの後、包装シートが張力付与状態に
て、第3面と第2面との接続部、及び、第3面と第4面
との接続部にて屈曲するように物体に巻き付けられる。
従って、包装シートに於ける第1〜第4面に対応する部
分の各々が、物体に対してズレたり弛んだりした状態と
はならない。これによって、包装の仕上がりが向上す
る。
【0019】請求項4の発明では、対向部材の各々と物
体の対向面の各々とが圧接され且つ前記圧接箇所の少な
くとも一方に包装シートが介在されるように包装シート
が折り込まれた状態に於いて、包装シートの端部が物体
の上記反対面に向って折り込まれるから、包装シートが
弛んだ状態とならず、包装の仕上がりが向上する。
体の対向面の各々とが圧接され且つ前記圧接箇所の少な
くとも一方に包装シートが介在されるように包装シート
が折り込まれた状態に於いて、包装シートの端部が物体
の上記反対面に向って折り込まれるから、包装シートが
弛んだ状態とならず、包装の仕上がりが向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を、
図面に基づいて説明する。 [実施の形態1]図1は、本願発明の実施の形態1に於
ける包装装置(3) の平面図であり、図2は、図1のシー
ト供給装置(3b)の一部のIIーII端面図であり、図3
は、図1のIIIーIII端面図である。
図面に基づいて説明する。 [実施の形態1]図1は、本願発明の実施の形態1に於
ける包装装置(3) の平面図であり、図2は、図1のシー
ト供給装置(3b)の一部のIIーII端面図であり、図3
は、図1のIIIーIII端面図である。
【0021】同図の包装装置(3) は、物体(1) としての
直方体状の弁当の紙箱に、図8のように、矩形状の掛け
紙(2a)を巻付けて包装する為のものである。この包装装
置(3) には、同図に示すように、物体(1) を包装場所(3
00) まで移送する移送装置(3a)と、掛け紙(2a)を包装場
所(300) に供給するシート供給装置(3b)と、包装場所(3
00) に設置された前記包装の為の一対の対向部材(4a)(4
b)及び第1〜第3可動片(5)(6)(7) と、が備えられてい
る。
直方体状の弁当の紙箱に、図8のように、矩形状の掛け
紙(2a)を巻付けて包装する為のものである。この包装装
置(3) には、同図に示すように、物体(1) を包装場所(3
00) まで移送する移送装置(3a)と、掛け紙(2a)を包装場
所(300) に供給するシート供給装置(3b)と、包装場所(3
00) に設置された前記包装の為の一対の対向部材(4a)(4
b)及び第1〜第3可動片(5)(6)(7) と、が備えられてい
る。
【0022】[包装装置(3) の各部の構成について] *移送装置(3a)* 移送装置(3a)は、図1及び図3に示すように、平面視に
て平行となるように設けられ且つ水平な同一平面内に上
面が位置する一対の細長い矩形状の支持板(31a)(31b)
と、これら支持板(31a)(31b)間に設けられ且つ前記同一
平面内に上面が位置するベルト式のコンベア(32)と、を
具備する構成である。これら支持板(31a)(31b)及びコン
ベア(32)の下手側部分が包装場所(300) に位置してい
る。
て平行となるように設けられ且つ水平な同一平面内に上
面が位置する一対の細長い矩形状の支持板(31a)(31b)
と、これら支持板(31a)(31b)間に設けられ且つ前記同一
平面内に上面が位置するベルト式のコンベア(32)と、を
具備する構成である。これら支持板(31a)(31b)及びコン
ベア(32)の下手側部分が包装場所(300) に位置してい
る。
【0023】コンベア(32)には、そのベルトの外周面か
ら突出して回転方向に所定ピッチにて並ぶ複数の突片(3
2a) が備えられている。このものでは、支持板(31a)(31
b)及びコンベア(32)の上手側の端部に載置された物体
(1) は、コンベア(32)の駆動によって、突片(32a) によ
り押圧されて支持板(31a)(31b)に対して摺動しながら包
装場所(300) まで移送される。尚、突片(32a) は、物体
(1) との接触面が物体移送方向に対して直角で且つ鉛直
な面となるように、形成されている。
ら突出して回転方向に所定ピッチにて並ぶ複数の突片(3
2a) が備えられている。このものでは、支持板(31a)(31
b)及びコンベア(32)の上手側の端部に載置された物体
(1) は、コンベア(32)の駆動によって、突片(32a) によ
り押圧されて支持板(31a)(31b)に対して摺動しながら包
装場所(300) まで移送される。尚、突片(32a) は、物体
(1) との接触面が物体移送方向に対して直角で且つ鉛直
な面となるように、形成されている。
【0024】*シート供給装置(3b)* シート供給装置(3b)は、図1に示すように、上記の掛け
紙(2a)に相当する合成樹脂フィルムよりなる帯状シート
(2) をロール状にて鉛直姿勢に保持する保持部(34)と、
この保持部(34)から帯状シート(2) を水平方向に所定経
路にて引き出して長手方向に所定長さづつに切断する切
断装置(35)と、前記切断により得られた掛け紙(2a)を移
送装置(3a)の一側にて包装場所(300) まで移送する為の
一対のバキュームベルト装置(36a)(36b)と、を具備する
構成である。
紙(2a)に相当する合成樹脂フィルムよりなる帯状シート
(2) をロール状にて鉛直姿勢に保持する保持部(34)と、
この保持部(34)から帯状シート(2) を水平方向に所定経
路にて引き出して長手方向に所定長さづつに切断する切
断装置(35)と、前記切断により得られた掛け紙(2a)を移
送装置(3a)の一側にて包装場所(300) まで移送する為の
一対のバキュームベルト装置(36a)(36b)と、を具備する
構成である。
【0025】上記の帯状シート(2) は、その幅方向の両
端部にて長手方向に亙って延びるように糊が塗布された
構成となっている。又、帯状シート(2) の糊塗布面とは
反対側の面は、シリコン樹脂でコーティングされてい
る。従って、上記ロール状に帯状シート(2) が保持され
た状態での帯状シート(2) どうしの固着が防止されてい
る。
端部にて長手方向に亙って延びるように糊が塗布された
構成となっている。又、帯状シート(2) の糊塗布面とは
反対側の面は、シリコン樹脂でコーティングされてい
る。従って、上記ロール状に帯状シート(2) が保持され
た状態での帯状シート(2) どうしの固着が防止されてい
る。
【0026】切断装置(35)では、帯状シート(2) の幅よ
りも短い長さづつに帯状シート(2)が切断される。従っ
て、前記切断により得られた掛け紙(2a)は、図2に示す
ように、その上下端の両短辺の近傍にて前記短辺の各々
に沿って延びるように糊(21a)(21b)が塗布されたものと
なる。バキュームベルト装置(36a)(36b)は、図2に示す
ように、上下方向に並ぶように各々水平姿勢に設けられ
ている。これらバキュームベルト装置(36a)(36b)の各々
は、そのベルトに対して吸引負圧により掛け紙(2a)を吸
着状態に保持する構成となっている。
りも短い長さづつに帯状シート(2)が切断される。従っ
て、前記切断により得られた掛け紙(2a)は、図2に示す
ように、その上下端の両短辺の近傍にて前記短辺の各々
に沿って延びるように糊(21a)(21b)が塗布されたものと
なる。バキュームベルト装置(36a)(36b)は、図2に示す
ように、上下方向に並ぶように各々水平姿勢に設けられ
ている。これらバキュームベルト装置(36a)(36b)の各々
は、そのベルトに対して吸引負圧により掛け紙(2a)を吸
着状態に保持する構成となっている。
【0027】これらバキュームベルト装置(36a)(36b)の
内の上方側のバキュームベルト装置(36a) に掛け紙(2a)
の上端部が吸着され、下方側のバキュームベルト装置(3
6b)に掛け紙(2a)の上下方向の中程が吸着される。そし
て、掛け紙(2a)は、図2に示すように、その長辺が鉛直
方向に一致する姿勢でバキュームベルト装置(36a)(36b)
によって移送される。
内の上方側のバキュームベルト装置(36a) に掛け紙(2a)
の上端部が吸着され、下方側のバキュームベルト装置(3
6b)に掛け紙(2a)の上下方向の中程が吸着される。そし
て、掛け紙(2a)は、図2に示すように、その長辺が鉛直
方向に一致する姿勢でバキュームベルト装置(36a)(36b)
によって移送される。
【0028】*対向部材(4a)(4b)* 対向部材(4a)(4b)は、図1及び図3に示すように、平面
視にてバキュームベルト装置(36a)(36b)を挟んで移送装
置(3a)の反対側に位置する水平な板状部材で各々構成さ
れている。そして、これら対向部材(4a)(4b)は、上下方
向に一定の間隔をあけて平行に対向している。
視にてバキュームベルト装置(36a)(36b)を挟んで移送装
置(3a)の反対側に位置する水平な板状部材で各々構成さ
れている。そして、これら対向部材(4a)(4b)は、上下方
向に一定の間隔をあけて平行に対向している。
【0029】これら対向部材(4a)(4b)に於ける移送装置
(3a)側の端部がこれら対向部材(4a)(4b)間に物体(1) を
挿入する為の入口部(400) を形成する。これら対向部材
(4a)(4b)が既述請求項4に記載の「対向部材」に相当す
る。 *第1可動片(5) * 第1可動片(5) は、図1及び図3に示すように、対向部
材(4a)(4b)間に設けられ且つ平面視にて支持板(31a) に
対して平行に延びる板状部材からなる。
(3a)側の端部がこれら対向部材(4a)(4b)間に物体(1) を
挿入する為の入口部(400) を形成する。これら対向部材
(4a)(4b)が既述請求項4に記載の「対向部材」に相当す
る。 *第1可動片(5) * 第1可動片(5) は、図1及び図3に示すように、対向部
材(4a)(4b)間に設けられ且つ平面視にて支持板(31a) に
対して平行に延びる板状部材からなる。
【0030】又、第1可動片(5) は、対向部材(4a)(4b)
間の最奥部と支持板(31a) の直上位置との間を往復移動
可能となるように、駆動機構(5a)に装着されている。 *第2可動片(6) * 第2可動片(6) は、図1及び図3に示すように、平面視
にて支持板(31b) に対して平行に延びる板状部材からな
る。
間の最奥部と支持板(31a) の直上位置との間を往復移動
可能となるように、駆動機構(5a)に装着されている。 *第2可動片(6) * 第2可動片(6) は、図1及び図3に示すように、平面視
にて支持板(31b) に対して平行に延びる板状部材からな
る。
【0031】又、第2可動片(6) は、平面視での支持板
(31b) の外側近傍位置と上記の入口部(400) の外側近傍
位置との間を、支持板(31b)(31a)及びコンベア(32)の直
上近傍を通過して往復移動可能となるように、駆動機構
(6a)に装着されている。そして、第2可動片(6) は、上
記の第1可動片(5) に対して水平方向に対向しており、
これら第1・第2可動片(5)(6)の各々の対向面は、鉛直
面に形成されている。
(31b) の外側近傍位置と上記の入口部(400) の外側近傍
位置との間を、支持板(31b)(31a)及びコンベア(32)の直
上近傍を通過して往復移動可能となるように、駆動機構
(6a)に装着されている。そして、第2可動片(6) は、上
記の第1可動片(5) に対して水平方向に対向しており、
これら第1・第2可動片(5)(6)の各々の対向面は、鉛直
面に形成されている。
【0032】これら第1・第2可動片(5)(6)が既述請求
項4に記載の「保持手段」に相当し、駆動機構(5a)(6a)
及び対向部材(4a)(4b)が既述請求項4に記載の「第1折
込手段」に相当する。 *第3可動片(7) * 第3可動片(7) は、図1及び図3に示すように、平面視
にて上記の入口部(400) に沿って延びる板状部材からな
る。
項4に記載の「保持手段」に相当し、駆動機構(5a)(6a)
及び対向部材(4a)(4b)が既述請求項4に記載の「第1折
込手段」に相当する。 *第3可動片(7) * 第3可動片(7) は、図1及び図3に示すように、平面視
にて上記の入口部(400) に沿って延びる板状部材からな
る。
【0033】又、この第3可動片(7) は、入口部(400)
の外側近傍位置にて鉛直方向に往復移動可能となるよう
に、駆動機構(7a)に装着されている。この駆動機構(7a)
によって、第3可動片(7) は、入口部(400) の上方に退
避した位置から入口部(400)に対向する位置まで往復移
動可能となっている。これら第3可動片(7) 及び駆動機
構(7a)が既述請求項4に記載の「第2折込手段」に相当
する。
の外側近傍位置にて鉛直方向に往復移動可能となるよう
に、駆動機構(7a)に装着されている。この駆動機構(7a)
によって、第3可動片(7) は、入口部(400) の上方に退
避した位置から入口部(400)に対向する位置まで往復移
動可能となっている。これら第3可動片(7) 及び駆動機
構(7a)が既述請求項4に記載の「第2折込手段」に相当
する。
【0034】更に、この包装装置(3) には、以上の各部
の動作を後述のように制御する為の制御装置(図示せ
ず)が備えられている。 [物体(1) の包装について]図4は、図1の包装装置
(3) による包装工程の前半部を示す図であり、図5は、
前記包装工程の後半部を示す図である。
の動作を後述のように制御する為の制御装置(図示せ
ず)が備えられている。 [物体(1) の包装について]図4は、図1の包装装置
(3) による包装工程の前半部を示す図であり、図5は、
前記包装工程の後半部を示す図である。
【0035】上記した包装装置(3) による物体(1) の包
装について以下に説明する。このものでは、移送装置(3
a)の上手側端部に物体(1) が人手により載置される。こ
の後、包装装置(3) の作動が指示されると、物体(1) が
上記したように突片(32a) により押圧されて包装場所(3
00) まで移送されると共に、切断装置(35)での切断によ
り得られた掛け紙(2a)がバキュームベルト装置(36a)(36
b)により包装場所(300) に供給される。これによって、
図4ーaに示す状態となる。
装について以下に説明する。このものでは、移送装置(3
a)の上手側端部に物体(1) が人手により載置される。こ
の後、包装装置(3) の作動が指示されると、物体(1) が
上記したように突片(32a) により押圧されて包装場所(3
00) まで移送されると共に、切断装置(35)での切断によ
り得られた掛け紙(2a)がバキュームベルト装置(36a)(36
b)により包装場所(300) に供給される。これによって、
図4ーaに示す状態となる。
【0036】この状態での物体(1) の対向部材(4a)(4b)
側の端面を第1面(11)、上面を第2面(12)、第1面(11)
に対向する面を第3面(13)、下面を第4面(14)と称す
る。又、掛け紙(2a)の下端部を第1端部(201) 、上端部
を第2端部(202) と称する。この状態では、図4ーaに
示すように、物体(1) の第1面(11)と掛け紙(2a)の第1
端部(201) とが対向する。又、第1可動片(5) は、対向
部材(4a)(4b)間の最奥部(初期位置)にあり、第2可動
片(6) は、平面視での支持板(31b) の外側近傍位置(初
期位置)にある。
側の端面を第1面(11)、上面を第2面(12)、第1面(11)
に対向する面を第3面(13)、下面を第4面(14)と称す
る。又、掛け紙(2a)の下端部を第1端部(201) 、上端部
を第2端部(202) と称する。この状態では、図4ーaに
示すように、物体(1) の第1面(11)と掛け紙(2a)の第1
端部(201) とが対向する。又、第1可動片(5) は、対向
部材(4a)(4b)間の最奥部(初期位置)にあり、第2可動
片(6) は、平面視での支持板(31b) の外側近傍位置(初
期位置)にある。
【0037】この後、図4ーaの矢印のように、第1・
第2可動片(5)(6)が物体(1) に向って移動する。これに
よって、図4ーbに示すように、物体(1) の第1面(11)
に第1可動片(5) が当接し且つ第3面(13)に第2可動片
(6) が当接する。これら当接によって、第1面(11)に掛
け紙(2a)の第1端部(201) が接触した状態で物体(1)と
掛け紙(2a)とが第1・第2可動片(5)(6)により保持され
たものとなる。尚、これら第1・第2可動片(5)(6)は、
物体(1) としての紙箱が変形しない程度の比較的弱い押
圧力で物体(1) を保持している。
第2可動片(5)(6)が物体(1) に向って移動する。これに
よって、図4ーbに示すように、物体(1) の第1面(11)
に第1可動片(5) が当接し且つ第3面(13)に第2可動片
(6) が当接する。これら当接によって、第1面(11)に掛
け紙(2a)の第1端部(201) が接触した状態で物体(1)と
掛け紙(2a)とが第1・第2可動片(5)(6)により保持され
たものとなる。尚、これら第1・第2可動片(5)(6)は、
物体(1) としての紙箱が変形しない程度の比較的弱い押
圧力で物体(1) を保持している。
【0038】この状態で、第1面(11)と第1端部(201)
とが糊(21a) で接着されたものとなる。この後、図4ー
bの矢印のように、第1・第2可動片(5)(6)が前記保持
状態を維持したまま対向部材(4a)(4b)間に向って移動す
る。これによって、物体(1) が移送されて入口部(400)
から対向部材(4a)(4b)間に挿入される。又、物体(1) の
移送に伴って掛け紙(2a)が引っ張られて下方に移動す
る。この掛け紙(2a)の下方移動が可能となるように、バ
キュームベルト装置(36a)(36b)での吸引負圧が設定され
ている。
とが糊(21a) で接着されたものとなる。この後、図4ー
bの矢印のように、第1・第2可動片(5)(6)が前記保持
状態を維持したまま対向部材(4a)(4b)間に向って移動す
る。これによって、物体(1) が移送されて入口部(400)
から対向部材(4a)(4b)間に挿入される。又、物体(1) の
移送に伴って掛け紙(2a)が引っ張られて下方に移動す
る。この掛け紙(2a)の下方移動が可能となるように、バ
キュームベルト装置(36a)(36b)での吸引負圧が設定され
ている。
【0039】そして、対向部材(4a)(4b)間への物体(1)
の挿入に伴って、対向部材(4a)によって掛け紙(2a)が物
体(1) の第2面(12)に向って折り込まれる。これによっ
て、掛け紙(2a)は、物体(1) の第1面(11)と第2面(12)
との接続部で屈曲される。このとき、対向部材(4a)が掛
け紙(2a)に所定圧力にて接触するように構成され且つ第
1面(11)と第1端部(201) とが固着されていることか
ら、掛け紙(2a)が張力付与状態にて物体(1) に巻き付け
られる。これによって、図4ーcに示す状態となる。
の挿入に伴って、対向部材(4a)によって掛け紙(2a)が物
体(1) の第2面(12)に向って折り込まれる。これによっ
て、掛け紙(2a)は、物体(1) の第1面(11)と第2面(12)
との接続部で屈曲される。このとき、対向部材(4a)が掛
け紙(2a)に所定圧力にて接触するように構成され且つ第
1面(11)と第1端部(201) とが固着されていることか
ら、掛け紙(2a)が張力付与状態にて物体(1) に巻き付け
られる。これによって、図4ーcに示す状態となる。
【0040】この状態に於いて第2面(12)と対向部材(4
a)とが掛け紙(2a)を介して圧接され且つ第4面(14)と対
向部材(4b)とが圧接された状態となるように、対向部材
(4a)(4b)相互の間隔が設定されている。これによって、
対向部材(4a)(4b)間への物体(1) の挿入時に、対向部材
(4a)が掛け紙(2a)に所定圧力にて接触する。この状態で
は、入口部(400) の外側近傍に第2可動片(6) が位置す
る。
a)とが掛け紙(2a)を介して圧接され且つ第4面(14)と対
向部材(4b)とが圧接された状態となるように、対向部材
(4a)(4b)相互の間隔が設定されている。これによって、
対向部材(4a)(4b)間への物体(1) の挿入時に、対向部材
(4a)が掛け紙(2a)に所定圧力にて接触する。この状態で
は、入口部(400) の外側近傍に第2可動片(6) が位置す
る。
【0041】この後、図4ーcの矢印のように、第2可
動片(6) が物体(1) に対する離反方向(支持板(31b)
側)に所定距離移動して停止する。続いて、図5ーaに
示すように、第3可動片(7) が下方に移動して第2端部
(202) の上端部を押圧する。これによって、第2端部(2
02) が第3面(13)に向って折り込まれ、掛け紙(2a)は、
物体(1) の第2面(12)と第3面(13)との接続部で屈曲さ
れる。このとき、第3可動片(7) が第2端部(202) に対
して所定圧力にて接触するように構成され且つ第2面(1
2)と対向部材(4a)とが掛け紙(2a)を介して圧接されてい
るから、掛け紙(2a)が張力付与状態にて物体(1) に巻付
けられる。
動片(6) が物体(1) に対する離反方向(支持板(31b)
側)に所定距離移動して停止する。続いて、図5ーaに
示すように、第3可動片(7) が下方に移動して第2端部
(202) の上端部を押圧する。これによって、第2端部(2
02) が第3面(13)に向って折り込まれ、掛け紙(2a)は、
物体(1) の第2面(12)と第3面(13)との接続部で屈曲さ
れる。このとき、第3可動片(7) が第2端部(202) に対
して所定圧力にて接触するように構成され且つ第2面(1
2)と対向部材(4a)とが掛け紙(2a)を介して圧接されてい
るから、掛け紙(2a)が張力付与状態にて物体(1) に巻付
けられる。
【0042】この後、図5ーbに示すように、第2可動
片(6) が再び物体(1) に向って移動して第3面(13)に当
接する。尚、第2可動片(6) は、第3面(13)に於ける第
3可動片(7) との接触部の直下の部分に当接する。これ
によって、物体(1) と掛け紙(2a)とが第1・第2可動片
(5)(6)により再び保持されたものとなる。
片(6) が再び物体(1) に向って移動して第3面(13)に当
接する。尚、第2可動片(6) は、第3面(13)に於ける第
3可動片(7) との接触部の直下の部分に当接する。これ
によって、物体(1) と掛け紙(2a)とが第1・第2可動片
(5)(6)により再び保持されたものとなる。
【0043】又、第2端部(202) と第3面(13)とが糊(2
1b) で固着される。これによって、物体(1) が掛け紙(2
a)により包装されたものとなる。この後、第3可動片
(7) が上方に移動して入口部(400) から退避した状態と
なる。続いて、前記保持状態を維持したまま第1・第2
可動片(5)(6)が移送装置(3a)側に移動して、図5ーcに
示すように、物体(1) が支持板(31a)(31b)及びコンベア
(32)に対して載置される位置まで戻る。続いて、第1・
第2可動片(5)(6)が各々の初期位置まで戻ると共に、コ
ンベア(32)の作動により物体(1) が移送装置(3a)の下手
側に移送されて、この包装装置(3) から排出される。
1b) で固着される。これによって、物体(1) が掛け紙(2
a)により包装されたものとなる。この後、第3可動片
(7) が上方に移動して入口部(400) から退避した状態と
なる。続いて、前記保持状態を維持したまま第1・第2
可動片(5)(6)が移送装置(3a)側に移動して、図5ーcに
示すように、物体(1) が支持板(31a)(31b)及びコンベア
(32)に対して載置される位置まで戻る。続いて、第1・
第2可動片(5)(6)が各々の初期位置まで戻ると共に、コ
ンベア(32)の作動により物体(1) が移送装置(3a)の下手
側に移送されて、この包装装置(3) から排出される。
【0044】このものでは、上記したように、掛け紙(2
a)の巻付方向の一方側の端部、即ち、第1端部(201) が
物体(1) の第1面(11)に固着された後に、物体(1) の第
1面(11)と第2面(12)との接続部、及び、第3面(13)と
第4面(14)との接続部にて屈曲するように、掛け紙(2a)
が張力付与状態で物体(1) に巻き付けられる。従って、
掛け紙(2a)に於ける第1〜第3面(11)(12)(13)に対応す
る部分の各々が、物体(1) に対してズレたり弛んだりし
た状態とならず、掛け紙(2a)による包装の仕上がりが向
上する。
a)の巻付方向の一方側の端部、即ち、第1端部(201) が
物体(1) の第1面(11)に固着された後に、物体(1) の第
1面(11)と第2面(12)との接続部、及び、第3面(13)と
第4面(14)との接続部にて屈曲するように、掛け紙(2a)
が張力付与状態で物体(1) に巻き付けられる。従って、
掛け紙(2a)に於ける第1〜第3面(11)(12)(13)に対応す
る部分の各々が、物体(1) に対してズレたり弛んだりし
た状態とならず、掛け紙(2a)による包装の仕上がりが向
上する。
【0045】又、対向部材(4a)(4b)の各々と物体(1) の
第2・第4面(12)(14)の各々とが圧接され且つ対向部材
(4a)と第2面(12)との間に掛け紙(2a)が介在された状態
に於いて、掛け紙(2a)の第2端部(202) が第3面(13)に
向って折り込まれるから、この点でも、掛け紙(2a)が弛
んだ状態とならず、掛け紙(2a)による包装の仕上がりが
向上する。 [実施の形態2]図6は、本願発明の実施の形態2に於
ける包装工程の前半部を示す図であり、図7は、前記包
装工程の後半部を示す図である。
第2・第4面(12)(14)の各々とが圧接され且つ対向部材
(4a)と第2面(12)との間に掛け紙(2a)が介在された状態
に於いて、掛け紙(2a)の第2端部(202) が第3面(13)に
向って折り込まれるから、この点でも、掛け紙(2a)が弛
んだ状態とならず、掛け紙(2a)による包装の仕上がりが
向上する。 [実施の形態2]図6は、本願発明の実施の形態2に於
ける包装工程の前半部を示す図であり、図7は、前記包
装工程の後半部を示す図である。
【0046】上記の実施の形態1では、物体(1) の第1
〜第3面(11)(12)(13)に掛け紙(2a)が巻付けられる構成
としたが、これを、同図に示すように、物体(1) の第4
面(14)にも掛け紙(2a)が巻き付けられる構成としてもよ
い。この場合の包装工程を以下に説明する。尚、上記の
実施の形態1の包装装置(3) がそのまま用いられる。
〜第3面(11)(12)(13)に掛け紙(2a)が巻付けられる構成
としたが、これを、同図に示すように、物体(1) の第4
面(14)にも掛け紙(2a)が巻き付けられる構成としてもよ
い。この場合の包装工程を以下に説明する。尚、上記の
実施の形態1の包装装置(3) がそのまま用いられる。
【0047】このものでは、実施の形態1と同様にし
て、物体(1) 及び掛け紙(2a)が包装場所(300) に供給さ
れて、図6ーaに示す状態となる。但し、掛け紙(2a)の
上下方向の長さは、実施の形態1よりも長く、つまり、
第1〜第3面(11)(12)(13)に加えて第4面(14)の両端部
までを被覆できる長さに設定されている。このもので
も、掛け紙(2a)の下端部を第1端部(201) 、上端部を第
2端部(202) と称する。第1端部(201) の一面に糊(21
a) が塗布され、第2端部(202) の前記一面に糊(21b)
が塗布されている。
て、物体(1) 及び掛け紙(2a)が包装場所(300) に供給さ
れて、図6ーaに示す状態となる。但し、掛け紙(2a)の
上下方向の長さは、実施の形態1よりも長く、つまり、
第1〜第3面(11)(12)(13)に加えて第4面(14)の両端部
までを被覆できる長さに設定されている。このもので
も、掛け紙(2a)の下端部を第1端部(201) 、上端部を第
2端部(202) と称する。第1端部(201) の一面に糊(21
a) が塗布され、第2端部(202) の前記一面に糊(21b)
が塗布されている。
【0048】この状態では、図6ーaに示すように、物
体(1) の第1面(11)と掛け紙(2a)の第1端部(201) の直
上の所定部分(203) とが対向する。そして、図6ーaの
矢印のように、第1・第2可動片(5)(6)が各々の初期位
置から物体(1) に向って移動する。これによって、図6
ーbに示すように、物体(1) の第1面(11)に第1可動片
(5) が当接し且つ第3面(13)に第2可動片(6) が当接す
る。これら当接によって、第1面(11)に所定部分(203)
が接触して物体(1) と掛け紙(2a)とが第1・第2可動片
(5)(6)により保持されたものとなる。
体(1) の第1面(11)と掛け紙(2a)の第1端部(201) の直
上の所定部分(203) とが対向する。そして、図6ーaの
矢印のように、第1・第2可動片(5)(6)が各々の初期位
置から物体(1) に向って移動する。これによって、図6
ーbに示すように、物体(1) の第1面(11)に第1可動片
(5) が当接し且つ第3面(13)に第2可動片(6) が当接す
る。これら当接によって、第1面(11)に所定部分(203)
が接触して物体(1) と掛け紙(2a)とが第1・第2可動片
(5)(6)により保持されたものとなる。
【0049】この後、図6ーbの矢印のように、第1・
第2可動片(5)(6)が前記保持状態を維持したまま対向部
材(4a)(4b)間に向って移動して、物体(1) が対向部材(4
a)(4b)間に挿入される。この挿入に伴い対向部材(4a)に
よって掛け紙(2a)の所定部分(203) よりも上方の部分が
第2面(12)に向って折り込まれると共に、対向部材(4b)
によって掛け紙(2a)の所定部分(203) よりも下方の部分
が第4面(14)に向って折り込まれる。
第2可動片(5)(6)が前記保持状態を維持したまま対向部
材(4a)(4b)間に向って移動して、物体(1) が対向部材(4
a)(4b)間に挿入される。この挿入に伴い対向部材(4a)に
よって掛け紙(2a)の所定部分(203) よりも上方の部分が
第2面(12)に向って折り込まれると共に、対向部材(4b)
によって掛け紙(2a)の所定部分(203) よりも下方の部分
が第4面(14)に向って折り込まれる。
【0050】これによって、物体(1) の第1面(11)と第
2面(12)との接続部、及び、第1面(11)と第4面(14)と
の接続部で掛け紙(2a)の一方側部分が屈曲されるよう
に、掛け紙(2a)が物体(1) に巻き付けられる。又、対向
部材(4a)(4b)間への物体(1) の挿入の途中で、物体(1)
の第4面(14)と第1端部(201) とが糊(21a) で固着され
る。
2面(12)との接続部、及び、第1面(11)と第4面(14)と
の接続部で掛け紙(2a)の一方側部分が屈曲されるよう
に、掛け紙(2a)が物体(1) に巻き付けられる。又、対向
部材(4a)(4b)間への物体(1) の挿入の途中で、物体(1)
の第4面(14)と第1端部(201) とが糊(21a) で固着され
る。
【0051】この挿入に際して、対向部材(4a)(4b)相互
の間隔が上記の実施の形態1のように設定されているか
ら、掛け紙(2a)の前記一方側部分には、張力が付与され
る。尚、この段階にて掛け紙(2a)に張力が付与されない
構成としてもよい。これら第1・第2可動片(5)(6)の移
動によって、図6ーcに示すように、前記保持状態を維
持した状態で第2可動片(6) が入口部(400) の外側近傍
位置まで到達する。
の間隔が上記の実施の形態1のように設定されているか
ら、掛け紙(2a)の前記一方側部分には、張力が付与され
る。尚、この段階にて掛け紙(2a)に張力が付与されない
構成としてもよい。これら第1・第2可動片(5)(6)の移
動によって、図6ーcに示すように、前記保持状態を維
持した状態で第2可動片(6) が入口部(400) の外側近傍
位置まで到達する。
【0052】この後、図6ーcの矢印のように、第2可
動片(6) が物体(1) に対する離反方向(支持板(31b)
側)に所定距離移動して停止する。続いて、図7ーaに
示すように、第3可動片(7) が下方に移動して掛け紙(2
a)に於ける第3面(13)と対応する部分の上端部を押圧す
る。これによって、掛け紙(2a)は、物体(1) の第2面(1
2)と第3面(13)との接続部で屈曲される。
動片(6) が物体(1) に対する離反方向(支持板(31b)
側)に所定距離移動して停止する。続いて、図7ーaに
示すように、第3可動片(7) が下方に移動して掛け紙(2
a)に於ける第3面(13)と対応する部分の上端部を押圧す
る。これによって、掛け紙(2a)は、物体(1) の第2面(1
2)と第3面(13)との接続部で屈曲される。
【0053】この後、図7ーbに示すように、第2可動
片(6) が物体(1) に向って移動して第3面(13)に当接す
る。尚、第2可動片(6) は、第3面(13)に於ける第3可
動片(7) との接触部の直下の部分に当接する。前記当接
によって、物体(1) と掛け紙(2a)とが再び第1・第2可
動片(5)(6)により保持されたものとなる。
片(6) が物体(1) に向って移動して第3面(13)に当接す
る。尚、第2可動片(6) は、第3面(13)に於ける第3可
動片(7) との接触部の直下の部分に当接する。前記当接
によって、物体(1) と掛け紙(2a)とが再び第1・第2可
動片(5)(6)により保持されたものとなる。
【0054】更にこの後、第3可動片(7) が上方に移動
して入口部(400) から退避した状態となる。続いて、前
記保持状態を維持したまま第1・第2可動片(5)(6)が移
送装置(3a)側に移動して、図7ーcに示すように、物体
(1) が支持板(31a)(31b)及びコンベア(32)に対する載置
位置まで戻る。この移動の途中で、掛け紙(2a)に於ける
第3面(13)との接触部よりも下方の部分が支持板(31a)
によって第4面(14)に向って折り込まれる。これによっ
て、掛け紙(2a)は、物体(1) の第3面(13)と第4面(14)
との接続部で屈曲される。このとき、支持板(31a) が掛
け紙(2a)に対して所定圧力にて接触するように構成され
且つ対向部材(4a)(4b)の各々と第2・第4面(12)(14)の
各々とが掛け紙(2a)を介して圧接されているから、掛け
紙(2a)が張力付与状態にて物体(1) に巻付けられるもの
となる。
して入口部(400) から退避した状態となる。続いて、前
記保持状態を維持したまま第1・第2可動片(5)(6)が移
送装置(3a)側に移動して、図7ーcに示すように、物体
(1) が支持板(31a)(31b)及びコンベア(32)に対する載置
位置まで戻る。この移動の途中で、掛け紙(2a)に於ける
第3面(13)との接触部よりも下方の部分が支持板(31a)
によって第4面(14)に向って折り込まれる。これによっ
て、掛け紙(2a)は、物体(1) の第3面(13)と第4面(14)
との接続部で屈曲される。このとき、支持板(31a) が掛
け紙(2a)に対して所定圧力にて接触するように構成され
且つ対向部材(4a)(4b)の各々と第2・第4面(12)(14)の
各々とが掛け紙(2a)を介して圧接されているから、掛け
紙(2a)が張力付与状態にて物体(1) に巻付けられるもの
となる。
【0055】又、前記巻付けによって、第2端部(202)
と第4面(14)とが糊(21b) で固着される。これによっ
て、物体(1) が掛け紙(2a)により包装されたものとな
る。続いて、第1・第2可動片(5)(6)が各々の初期位置
まで戻ると共に、物体(1)が移送装置(3a)の下手側に送
られて包装装置(3) から排出される。このものでは、上
記したように、物体(1) の第1面(11)と第2面(12)との
接続部、及び、第1面(11)と第4面(14)との接続部にて
屈曲するように、掛け紙(2a)の一方側部分が物体(1) に
巻き付けられた後、掛け紙(2a)の第1端部(201) が第4
面(14)に固着される。更にこの後、掛け紙(2a)が張力付
与状態にて、第2面(12)と第3面(13)との接続部、及
び、第3面(13)と第4面(14)との接続部にて屈曲するよ
うに物体(1) に巻き付けられる。従って、掛け紙(2a)に
於ける第1〜第4面(11)(12)(13)(14)に対応する部分の
各々が、物体(1) に対してズレたり弛んだりした状態と
ならず、掛け紙(2a)による包装の仕上がりが向上する。
と第4面(14)とが糊(21b) で固着される。これによっ
て、物体(1) が掛け紙(2a)により包装されたものとな
る。続いて、第1・第2可動片(5)(6)が各々の初期位置
まで戻ると共に、物体(1)が移送装置(3a)の下手側に送
られて包装装置(3) から排出される。このものでは、上
記したように、物体(1) の第1面(11)と第2面(12)との
接続部、及び、第1面(11)と第4面(14)との接続部にて
屈曲するように、掛け紙(2a)の一方側部分が物体(1) に
巻き付けられた後、掛け紙(2a)の第1端部(201) が第4
面(14)に固着される。更にこの後、掛け紙(2a)が張力付
与状態にて、第2面(12)と第3面(13)との接続部、及
び、第3面(13)と第4面(14)との接続部にて屈曲するよ
うに物体(1) に巻き付けられる。従って、掛け紙(2a)に
於ける第1〜第4面(11)(12)(13)(14)に対応する部分の
各々が、物体(1) に対してズレたり弛んだりした状態と
ならず、掛け紙(2a)による包装の仕上がりが向上する。
【0056】又、掛け紙(2a)の一方側部分が張力付与状
態にて、第1面(11)と第2面(12)との接続部、及び、第
1面(11)と第4面(14)との接続部にて屈曲するように物
体(1) に巻き付けられるから、この後の巻付け工程にて
掛け紙(2a)に張力を付与し易くなる。従って、この点で
も、前記包装の仕上がりが向上する。更に、対向部材(4
a)(4b)の各々と物体(1) の第2・第4面(12)(14)の各々
とが掛け紙(2a)を介して圧接された状態に於いて、掛け
紙(2a)が第3面(13)に向って折り込まれて更に第4面(1
4)に向って折り込まれるから、この点でも、掛け紙(2a)
が弛んだ状態とならず、掛け紙(2a)による包装の仕上が
りが向上する。 [他の実施の形態] .上記の実施の形態1、2では、既述の「包装シー
ト」を、物体(1) の第1〜第3面(11)(12)(13)又は第1
〜第4面(11)(12)(13)(14)を包装するような掛け紙(2a)
としたが、これを、物体(1) の6面全体を包装するよう
な包装シートとしてもよい。この場合、物体(1) の第1
〜第4面(11)(12)(13)(14)に包装シートを巻付ける工程
に本願発明を実施できる。そして、前記工程の後に、物
体(1) の他の2面が被覆されるように包装シートが折り
込まれる。
態にて、第1面(11)と第2面(12)との接続部、及び、第
1面(11)と第4面(14)との接続部にて屈曲するように物
体(1) に巻き付けられるから、この後の巻付け工程にて
掛け紙(2a)に張力を付与し易くなる。従って、この点で
も、前記包装の仕上がりが向上する。更に、対向部材(4
a)(4b)の各々と物体(1) の第2・第4面(12)(14)の各々
とが掛け紙(2a)を介して圧接された状態に於いて、掛け
紙(2a)が第3面(13)に向って折り込まれて更に第4面(1
4)に向って折り込まれるから、この点でも、掛け紙(2a)
が弛んだ状態とならず、掛け紙(2a)による包装の仕上が
りが向上する。 [他の実施の形態] .上記の実施の形態1、2では、既述の「包装シー
ト」を、物体(1) の第1〜第3面(11)(12)(13)又は第1
〜第4面(11)(12)(13)(14)を包装するような掛け紙(2a)
としたが、これを、物体(1) の6面全体を包装するよう
な包装シートとしてもよい。この場合、物体(1) の第1
〜第4面(11)(12)(13)(14)に包装シートを巻付ける工程
に本願発明を実施できる。そして、前記工程の後に、物
体(1) の他の2面が被覆されるように包装シートが折り
込まれる。
【0057】.上記の実施の形態1、2では、既述の
「包装シート」を合成樹脂製としたが、これを、紙製と
してもよい。又、「包装シート」の形状は、上記の矩形
状の他、例えば、楕円形状としてもよい。 .上記の実施の形態1、2では、物体(1) を弁当の紙
箱としたが、これを、贈答品等の段ボール箱としてもよ
い。又、物体(1) を紙製とせず、合成樹脂製としてもよ
い。更に、上記の実施の形態1、2では、物体(1) を直
方体状としたが、これを、立方体状としてもよい。又、
物体(1) を他の形状、例えば、円柱状としてもよい。
「包装シート」を合成樹脂製としたが、これを、紙製と
してもよい。又、「包装シート」の形状は、上記の矩形
状の他、例えば、楕円形状としてもよい。 .上記の実施の形態1、2では、物体(1) を弁当の紙
箱としたが、これを、贈答品等の段ボール箱としてもよ
い。又、物体(1) を紙製とせず、合成樹脂製としてもよ
い。更に、上記の実施の形態1、2では、物体(1) を直
方体状としたが、これを、立方体状としてもよい。又、
物体(1) を他の形状、例えば、円柱状としてもよい。
【0058】.上記の実施の形態1、2では、物体と
包装シートとを糊で接着したが、これら両者が固着され
るものであるかぎり、例えば、物体と包装シートとが熱
溶着されるものでもよい。 .上記の実施の形態1、2では、物体(1) を対向部材
(4a)(4b)に対して移動させることによって、物体(1) に
掛け紙(2a)の一部を巻き付けたが、これを、物体(1) に
対して対向部材(4a)(4b)を移動させることによって、掛
け紙(2a)を巻き付けてもよい。
包装シートとを糊で接着したが、これら両者が固着され
るものであるかぎり、例えば、物体と包装シートとが熱
溶着されるものでもよい。 .上記の実施の形態1、2では、物体(1) を対向部材
(4a)(4b)に対して移動させることによって、物体(1) に
掛け紙(2a)の一部を巻き付けたが、これを、物体(1) に
対して対向部材(4a)(4b)を移動させることによって、掛
け紙(2a)を巻き付けてもよい。
【0059】.上記の実施の形態1では、対向部材(4
a)(4b)、第1〜第3可動片(5)(6)(7) 及び駆動機構(5a)
(6a)(7a)によって、物体(1) に対して掛け紙(2a)を巻付
けて包装し、上記の実施の形態2では、更に支持板(31
a) を加えたものによって、前記包装している。この他
の構成であっても、掛け紙(2a)の巻付方向の一方側の端
部が物体(1) に固着された後に、掛け紙(2a)を張力付与
状態で物体(1) に巻き付ける構成であるかぎり、採用で
きる。
a)(4b)、第1〜第3可動片(5)(6)(7) 及び駆動機構(5a)
(6a)(7a)によって、物体(1) に対して掛け紙(2a)を巻付
けて包装し、上記の実施の形態2では、更に支持板(31
a) を加えたものによって、前記包装している。この他
の構成であっても、掛け紙(2a)の巻付方向の一方側の端
部が物体(1) に固着された後に、掛け紙(2a)を張力付与
状態で物体(1) に巻き付ける構成であるかぎり、採用で
きる。
【0060】例えば、上記の実施の形態1、2の第3可
動片(7) と同様の構成の複数の可動片を物体(1) の各面
に対応して設けた構成としてもよい。このものでは、前
記可動片の各々によって、物体(1) の各面に対して掛け
紙(2a)の各部が巻き付けられる。
動片(7) と同様の構成の複数の可動片を物体(1) の各面
に対応して設けた構成としてもよい。このものでは、前
記可動片の各々によって、物体(1) の各面に対して掛け
紙(2a)の各部が巻き付けられる。
【図1】本願発明の実施の形態1に於ける包装装置(3)
の平面図
の平面図
【図2】図1のシート供給装置(3b)の一部のIIーII
端面図
端面図
【図3】図1のIIIーIII端面図
【図4】図1の包装装置(3) による包装工程の前半部を
示す図
示す図
【図5】前記包装工程の後半部を示す図
【図6】本願発明の実施の形態2に於ける包装工程の前
半部を示す図
半部を示す図
【図7】前記包装工程の後半部を示す図
【図8】直方体状の物体(1) に掛け紙(2a)を巻き付けた
状態の斜視図
状態の斜視図
【図9】掛け紙(2a)の巻き付け前の斜視図
【図10】物体(1) に掛け紙(2a)を巻付けて包装する従
来の包装工程の説明図
来の包装工程の説明図
(1) ・・・物体 (2a)・・・包装シート (201) ・・・第1端部 (202) ・・・第2端部 (11)・・・第1面 (12)・・・第2面 (13)・・・第3面 (14)・・・第4面 (5) ・・・第1可動片 (6) ・・・第2可動片 (7) ・・・第3可動片
Claims (4)
- 【請求項1】 物体に包装シートを巻付けて包装し且つ
前記巻付により前記包装シートが前記物体の角の少なく
とも2箇所で屈曲する包装方法において、 前記包装シートの前記巻付方向の一方側の端部を前記物
体に固着した後に、前記包装シートを張力付与状態で前
記物体に巻き付けることを特徴とする包装方法。 - 【請求項2】 前記物体は、直方体又は立方体形状に形
成され、 前記物体の第1面に前記包装シートの前記一方側の端部
を固着した後に、前記物体の前記第1面と前記第1面に
対して前記巻付方向に隣接する第2面との接続部、及
び、前記第1面に対向する第3面と前記第2面との接続
部にて屈曲するように前記包装シートを張力付与状態で
前記物体に巻き付ける請求項1に記載の包装方法。 - 【請求項3】 前記物体は、直方体又は立方体形状に形
成され、 前記物体の第1面と前記第1面に対して前記巻付方向に
隣接する第2面との接続部、及び、前記第2面に対向す
る第4面と前記第1面との接続部にて屈曲するように前
記包装シートの一方側部分を前記物体に巻き付けた後
に、前記包装シートの前記一方側の端部を前記第4面に
固着し、更にこの後、前記包装シートを張力付与状態に
て、前記第1面に対向する第3面と前記第2面との接続
部、及び、前記第3面と前記第4面との接続部にて屈曲
するように前記物体に巻き付ける請求項1に記載の包装
方法。 - 【請求項4】 直方体又は立方体形状の物体に包装シー
トを巻き付けて包装する包装装置であって、 前記物体の所定面に前記包装シートの一部が接触するよ
うに前記物体と前記包装シートとを保持する保持手段
と、 前記物体の前記所定面に隣接する一対の対向面に対応す
る一対の対向部材を有し、前記対向部材の各々と前記対
向面の各々とが圧接され且つ前記圧接箇所の少なくとも
一方に前記包装シートの他の一部が介在された状態とな
るような前記対向部材と前記保持された物体との相対移
動によって、前記保持された包装シートを折り込む第1
折込手段と、 前記圧接状態に於いて、前記包装シートの端部を前記物
体の前記所定面に対向する反対面に向って折り込む第2
折込手段と、 を具備する包装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24073897A JPH1179115A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 包装方法、及び、包装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24073897A JPH1179115A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 包装方法、及び、包装装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1179115A true JPH1179115A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17063975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24073897A Pending JPH1179115A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 包装方法、及び、包装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1179115A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014218297A (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-20 | ブラザー工業株式会社 | 包装装置 |
JP2014218295A (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-20 | ブラザー工業株式会社 | 包装装置 |
JP2014218296A (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-20 | ブラザー工業株式会社 | 包装装置 |
-
1997
- 1997-09-05 JP JP24073897A patent/JPH1179115A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014218297A (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-20 | ブラザー工業株式会社 | 包装装置 |
JP2014218295A (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-20 | ブラザー工業株式会社 | 包装装置 |
JP2014218296A (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-20 | ブラザー工業株式会社 | 包装装置 |
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