JPH10101021A - キャリアテープのカバーテープシール装置 - Google Patents

キャリアテープのカバーテープシール装置

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Publication number
JPH10101021A
JPH10101021A JP8280129A JP28012996A JPH10101021A JP H10101021 A JPH10101021 A JP H10101021A JP 8280129 A JP8280129 A JP 8280129A JP 28012996 A JP28012996 A JP 28012996A JP H10101021 A JPH10101021 A JP H10101021A
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JP
Japan
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carrier tape
heat
tape
cover tape
product storage
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Application number
JP8280129A
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English (en)
Inventor
Naoki Kikuchi
直樹 菊地
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリアテープ本体とカバーテープとをシー
ル圧を均一にして接合固定してキャリアテープを形成す
る。 【解決手段】 製品5が収納される製品収納部2aが凹
設されたキャリアテープ本体2に対して重ね合わされた
カバーテープ3を熱溶着ダイ部材14、15と熱溶着コ
テ部材18とによって加熱しながら押圧挟持して熱溶着
する。熱溶着ダイ部材14、15は、ベース部材11、
12に対して弾性手段16、17を介して支持する。熱
溶着ダイ部材14、15に対する熱溶着コテ部材18の
平衡状態のズレが弾性手段16、17により補正され
て、キャリアテープ本体2とカバーテープ3とがシール
圧を均一にして接合固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ディバイス
等を自動組立装置等へと搬送供給する際に用いられるキ
ャリアテープの製造装置に関し、さらに詳しくは半導体
ディバイス等が収納される多数個の製品収納部が長手方
向に形成されたキャリアテープ本体に対して製品収納部
を閉塞するようにしてカバーテープを接合するためのカ
バーテープシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は、図3に示したキャリアテ
ープ1によって半導体ディバイス5が組立装置へと連続
して搬送供給される。このキャリアテープ1は、半導体
ディバイス5がそれぞれ1個ずつ収納される半導体製品
収納部2aが長手方向に沿ってそれぞれ一定の間隔を以
って凹設されたキャリアテープ本体2と、製品収納部2
aを閉塞するようにしてこのキャリアテープ本体2に接
合されるカバーテープ3とから構成される。キャリアテ
ープ本体2は、可撓性を有する合成樹脂材料によって全
体フィルム状に成形された基材に対して、金型成形或い
は熱真空成形等の方法を施して幅方向に対して一方側に
偏った位置に凹陥部からなる半導体製品収納部2aを形
成してなる。
【0003】キャリアテープ本体2には、図6に示すよ
うに、半導体製品収納部2aの両側に位置してそれぞれ
側縁部に沿った平坦な支持部2b、2cを有しており、
やや幅広とされた一方の支持部2bに半導体製品収納部
2aに対応して搬送用の送り穴2dが一定のピッチを以
って形成されている。キャリアテープ本体2には、半導
体製品収納部2aに沿った支持部2b、2bの一部が、
カバーテープ3を熱溶着する帯状の熱溶着部2e、2f
としてそれぞれ構成される。なお、一方の支持部2b側
の熱溶着部2eは、半導体製品収納部2aの開口縁と送
り穴2dとの間に構成される。また、半導体製品収納部
2aには、その底面部にそれぞれ空気抜き穴2gが形成
されている。
【0004】カバーテープ3は、少なくとも半導体製品
収納部2aを閉塞するに足る幅寸法を有し、後述するシ
ール装置50によって半導体製品収納部2aを閉塞する
ようにしてキャリアテープ本体2の表面に接合される。
キャリアテープ1は、このカバーテープ3によって半導
体製品収納部2aに収納した半導体ディバイス5の防
塵、防水作用を奏している。キャリアテープ1は、半導
体組立装置へと搬送されると、キャリアテープ本体2か
らカバーテープ3が剥離され、半導体製品収納部2aに
収納した半導体ディバイス5が取り出される。
【0005】以上のように構成されるキャリアテープ1
は、キャリアテープ本体2をロール状に巻回した巻出し
機からこのキャリアテープ本体2が繰り出されて製品収
納部2aを1ピッチとして間欠的に搬送され、装填機に
よって半導体ディバイス5を所定の姿勢で落し込むよう
にして製品収納部2aにそれぞれ1個ずつ装填して収納
した後、巻取り機によって巻き取られる。キャリアテー
プ本体2には、製品収納部2aに半導体ディバイス5が
収納された後に、巻出し機から繰り出されたカバーテー
プ3が製品収納部2aを閉塞するようにして重ね合わさ
れてカバーテープシール装置50によって接合される。
【0006】カバーテープシール装置50は、図4及び
図5に示すように、互いに平行に対峙されて配置された
一対のベース部材51、52と、これらベース部材5
1、52上に対向して配置された熱溶着コテ部材54
と、この熱溶着コテ部材54を駆動する駆動シリンダ5
5等を備える。ベース部材51、52は、その対向間隔
がキャリアテープ本体2の製品収納部2aの幅寸法より
もやや大とされることにより、その対向空間内にキャリ
アテープ本体2の製品収納部2aを臨ませるガイド空間
部53を構成している。ベース部材51、52は、その
上端部51a、52aがキャリアテープ本体2の支持部
2b、2cを支持して搬送させるテープ支持部を構成し
ている。
【0007】ベース部材51、52には、そのガイド空
間部53内に製品収納部2aを臨ませるとともにテープ
支持部51a、52a上に支持部2b、2cを支持し
て、キャリアテープ本体2が搬送される。キャリアテー
プ本体2は、送り穴2dにベース部材51、52の両側
に配設された図示しない駆動機構の送り爪が相対係合さ
れることによってこのベース部材51、52上を製品収
納部2aを1ピッチとして図5において右側から左側へ
と間欠搬送が行われる。
【0008】熱溶着コテ部材54は、図4に示すよう
に、ベース部材51、52の対向間隔よりもやや大とさ
れた幅を有する基部54aと、この基部54aの両端部
からそれぞれ下方へと突出された一対のコテ部54b、
54cとからなる。熱溶着コテ部材54には、図示しな
いがヒータが内蔵されている。また、コテ部54b、5
4cは、ベース部材51、52のテープ支持部51a、
52aにそれぞれ対向位置している。
【0009】熱溶着コテ部材54は、駆動シリンダ55
の駆動ロッド55aと連結されており、ベース部材5
1、52に対して接離動作される。熱溶着コテ部材54
は、駆動シリンダ55が動作すると、駆動ロッド55a
を介してベース部材51、52側へと下降動作されて後
述するようにそのコテ部54b、54cによりカバーテ
ープ3の両端部をキャリアテープ本体2のテープ支持部
51a、52a上に押し付ける。また、熱溶着コテ部材
54は、シ−ル圧力スプリング55bの作用によって駆
動ロッド55aのシ−ル圧力変更が可能となっており、
ベース部材51、52側から離間動作する。
【0010】カバーテープシール装置50には、熱溶着
コテ部材54の前段に位置して配設された図示しない巻
出し機からカバーテープ3が繰り出されてベース部材5
1、52上を搬送されるキャリアテープ本体2に重ね合
わせる。カバーテープ3は、キャリアテープ本体2と同
期して間欠的に搬送される。カバーテープシール装置5
0は、製品収納部2aが熱溶着コテ部材54に対応位置
されるように1ピッチ搬送される毎に駆動シリンダ55
が駆動されて駆動ロッド55aを介して熱溶着コテ部材
54がベース部材51、52に対して接離動作される。
【0011】熱溶着コテ部材54は、ベース部材51、
52側に下降動作されると、コテ部54b、54cによ
ってカバーテープ3の両側縁部をテープ支持部51a、
52a上に支持されたキャリアテープ本体2の支持部2
b、2cに所定時間押し付ける。キャリアテープ本体2
とカバーテープ3とは、これによって熱溶着コテ部材5
4のコテ部54b、54cが押し付けられた部位が溶融
して、互いに熱溶着される。
【0012】カバーテープシール装置50は、熱溶着コ
テ部材54を復帰スプリング55bの弾性力によって駆
動ロッド55aを介して上昇動作させるとともに、キャ
リアテープ本体2とカバーテープ3とを一定ピッチで搬
送する。キャリアテープ本体2とカバーテープ3とは、
熱溶着部2e、2fに沿って互いに熱溶着されて一体化
されキャリアテープ1を構成し、図示しない巻取り装置
に巻き取られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のカバーテープシール装置50においては、例えば大
型の半導体ディバイス5を収納するために製品収納部2
aが大型となり或いはキャリアテープ本体2とカバーテ
ープ3とを長い領域に亘って熱溶着する等の場合に、熱
溶着コテ部材54が大型に構成される。カバーテープシ
ール装置50は、キャリアテープ本体2とカバーテープ
3とを押し付けて熱溶着するベース部材51、52と熱
溶着コテ部材54とがそれぞれ一体構造によって構成さ
れている。したがって、カバーテープシール装置50
は、ベース部材51、52と熱溶着コテ部材54との平
衡状態を保持することが困難となる。
【0014】このため、カバーテープシール装置50に
おいては、キャリアテープ本体2の熱溶着部2e、2f
に対してカバーテープ3がしっかりと接合されていなか
ったり、或いはシール圧が均一に保持されない状態を呈
するキャリアテープ1を製造するといった問題点があっ
た。また、カバーテープシール装置50は、キャリアテ
ープ本体2とカバーテープ3とをしっかりと接合するた
めに、例えば大型の駆動シリンダ55を備えることも考
慮されるが、これに伴ってベース部材51と熱溶着コテ
部材54の機械的強度も必要となって装置全体が大型で
かつ高価となるといった問題が生じる。
【0015】したがって、本発明は、キャリアテープ本
体とカバーテープとがシール圧を均一とされてしっかり
と接合固定されるようにした小型のカバーテープシール
装置を提供することを目的に提案されたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るカバーテープシール装置は、半導体ディバイス
等が収納される製品収納部が長手方向に一定の間隔を以
って凹設されたキャリアテープ本体に対して、上記製品
収納部を閉塞するようにしてその表面にカバーテープを
重ね合わせた後にこれらを熱溶着することによってキャ
リアテープを形成する。カバーテープシール装置は、上
記製品収納部の両側に位置して両側縁に沿って構成され
た支持部を支持することによって上記キャリアテープ本
体を支持搬送するベース部材と、このベース部材に対し
て接離動作されるとともに上記カバーテープの長手方向
の両側縁部を上記ベース部材に押圧することによって熱
溶着させる一対のコテ部を有する熱溶着コテ部材とを備
える。上記ベース部材には、少なくとも上記熱溶着コテ
部材のコテ部に対向する部位に熱溶着ダイ部材が設けら
れ、この熱溶着ダイ部材は、それぞれ長手方向に離間し
て上記ベース部材との間に配設した弾性手段を介して支
持される。また、カバーテープシール装置は、上記ベー
ス部材が、上記キャリアテープ本体の上記製品収納部よ
りもやや大きい間隔を以って互いに平行に対峙された一
対の部材によって構成され、これらベース部材の支持部
に両側縁部を支持するとともに対向間隔内に上記製品収
納部を臨ませた状態で上記キャリアテープ本体を搬送す
るようにする。
【0017】以上のように構成された本発明に係るカバ
ーテープシール装置によれば、キャリアテープ本体がベ
ース部材のテープ支持部に支持されるとともに製品が収
納された製品収納部を対向空間部内に臨ませた状態で搬
送され、この搬送途中でキャリアテープ本体の表面に製
品収納部を閉塞するようにしてカバーテープが重ね合わ
される。カバーテープシール装置は、キャリアテープ本
体の製品収納部が対応位置する毎に、熱溶着コテ部材が
ベース部材側へと駆動されてそのコテ部によってキャリ
アテープ本体とカバーテープとを熱溶着ダイ部材との間
で加熱しながら押圧挟持する。キャリアテープ本体とカ
バーテープとは、これによって押圧された部位が互いに
熱溶着されてカバーテープが形成される。
【0018】カバーテープシール装置は、熱溶着ダイ部
材がベース部材に対して弾性手段を介して弾持されてい
ることによって、この熱溶着ダイ部材に対して熱溶着コ
テ部材に傾き等の平衡ズレがある状態で動作された場合
にも、この平衡ズレが弾性手段によって吸収補正され
る。したがって、カバーテープシール装置は、熱溶着ダ
イ部材に対して熱溶着コテ部材が平衡な状態を保持して
キャリアテープ本体とカバーテープとを押圧挟持し、均
一なシール圧で確実に熱溶着されたキャリアテープを形
成する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。図1乃至図
3によって本発明の具体的な実施の形態として示したカ
バーテープシール装置10は、基本的な構成を上述した
従来のカバーテープシール装置50とほぼ同等としてお
り、後述するようにベース部材11、12にそれぞれ熱
溶着ダイ部材14、15がサスペンション16、17を
介して組み合わされた構成に特徴を有している。すなわ
ち、カバーテープシール装置10は、互いに平行に対峙
されて配置された一対のベース部材11、12と、これ
らベース部材11、12にそれぞれ組み合わされた一対
の熱溶着ダイ部材14、15と、サスペンション16、
17と、熱溶着コテ部材18と、この熱溶着コテ部材1
8を駆動する駆動シリンダ19等を備える。
【0020】また、カバーテープシール装置10は、図
3に示すように、ベース部材11、12の一方側に配設
されて巻回されたキャリアテープ本体2を送り出すキャ
リアテープ本体供給機構20と、他方側に配設されてキ
ャリアテープ本体2とカバーテープ3とが一体化されて
なるキャリアテープ1を巻き取るキャリアテープ巻取機
構21とを備える。さらに、カバーテープシール装置1
0は、ベース部材11、12の上方に配設されて巻回さ
れたカバーテープ3をキャリアテープ本体2上に供給す
るカバーテープ供給機構22を備える。さらにまた、カ
バーテープシール装置10には、キャリアテープ本体供
給機構20と、熱溶着コテ部材18との間に位置して、
ベース部材11、12に沿って図示しない半導体ディバ
イス装填機構が配設される。
【0021】カバーテープシール装置10は、キャリア
テープ本体供給機構20から供給されたキャリアテープ
本体2がベース部材11、12上を製品収納部2aを1
ピッチとして間欠的に搬送され、半導体ディバイス装填
機構において製品収納部2aに、半導体ディバイス5が
所定の姿勢で落し込まれるようにして1個ずつ装填され
て収納される。カバーテープシール装置10は、製品収
納部2aに半導体ディバイス5が収納されたキャリアテ
ープ本体2に対してカバーテープ供給機構22から供給
されたカバーテープ3が製品収納部2aを閉塞するよう
にして重ね合わされる。カバーテープシール装置10
は、このキャリアテープ本体2とカバーテープ3とを一
体に熱溶着してキャリアテープ1を形成し、キャリアテ
ープ巻取機構21へと搬送してこのキャリアテープ1の
巻き取りを行う。
【0022】ベース部材11、12は、相対する対向側
面の上部に、その対向間隔がキャリアテープ本体2の製
品収納部2aの幅寸法よりもやや大とされる段部11
a、12aがそれぞれ形成されており、その対向空間内
にキャリアテープ本体2の製品収納部2aを臨ませるガ
イド空間部13を構成している。ベース部材11、12
は、その上端部11b、12bがキャリアテープ本体2
の支持部2b、2cを支持して搬送させるテープ支持部
を構成している。
【0023】ベース部材11、12は、そのガイド空間
部13内に製品収納部2aを臨ませるとともにテープ支
持部11b、12b上に支持部2b、2cを支持して、
キャリアテープ本体供給機構20から供給されたキャリ
アテープ本体2をキャリアテープ巻取機構21へと搬送
する。キャリアテープ本体2は、その送り穴2dに相対
係合するキャリアテープ本体供給機構20とキャリアテ
ープ巻取機構21とに設けた送り爪を介して、ベース部
材11、12上を搬送される。キャリアテープ本体2
は、製品収納部2aを1ピッチとして図2及び図3にお
いて右側から左側へと間欠搬送が行われる。
【0024】ベース部材11、12には、図1及び図2
に示すように、そのテープ支持部11b、12bの一部
に凹部11c、12cがそれぞれ形成されている。これ
ら凹部11c、12cは、テープ支持部11b、12b
の相対する側面側に、所定の幅を有する長さ方向の凹部
として構成されている。これら凹部11c、12cに
は、それぞれ熱溶着ダイ部材14、15が組み込まれ
る。
【0025】熱溶着ダイ部材14、15は、凹部11
c、12cの形状とほぼ等しい外形を有する略矩形の部
材からなり、図1及び図2に示すように、その主面14
a、15aがベース部材11、12のテープ支持部11
b、12bの一部を構成するようにして凹部11c、1
2cに組み込まれている。また、熱溶着ダイ部材14、
15は、長手方向の両側に位置してその底面部と凹部1
1c、12cの底面部との間に配設された、一対のサス
ペンション16、17によってベース部材11、12に
それぞれ弾持されている。
【0026】サスペンション16、17は、例えばコイ
ルスプリングによって構成され、熱溶着ダイ部材14、
15の底面部に設けた収納凹部14b、15b内にそれ
ぞれやや圧縮された状態で装着されている。熱溶着ダイ
部材14、15は、これらサスペンション16、17の
弾性力を受けて図示しないストッパによりその主面14
a、15aがベース部材11、12のテープ支持部11
b、12bと同一面を構成して搬送されるキャリアテー
プ本体2の支持部2b、2bを支持する。熱溶着ダイ部
材14、15は、後述するように熱溶着コテ部材18が
駆動されてそのコテ部18b、8cによって押圧される
ことにより、サスペンション16、17の弾性力に抗し
て凹部11c、12c内に沈み込む。なお、これらサス
ペンション16、17については、例えば板バネ等の他
の弾性部材によって構成してもよいことは勿論であり、
また多数個によって構成してもよい。
【0027】熱溶着コテ部材18は、図1に示すよう
に、ベース部材11、12の対向間隔よりもやや大とさ
れた幅を有する基部18aと、この基部18aの両端部
からそれぞれ下方へと突出された一対のコテ部18b、
18cとからなる。熱溶着コテ部材18は、図2に示す
ように、キャリアテープ本体2の複数の製品収納部2a
に対応する支持部2b、2bを支持するに足る長さを有
している。熱溶着コテ部材18には、図示しないがヒー
タが内蔵されており、コテ部18b、18cを一定の温
度に加熱保持している。また、これらコテ部18b、1
8cは、その幅と長さがそれぞれベース部材11、12
に組み込まれた熱溶着ダイ部材14、15の幅と長さと
ほぼ等しくされ、これらに対向位置するようにしてそれ
ぞれ配置されている。
【0028】熱溶着コテ部材18は、駆動シリンダ19
の駆動ロッド19aと連結されており、ベース部材1
1、12に対して接離動作される。熱溶着コテ部材14
は、駆動シリンダ19が動作すると、駆動ロッド19a
を介してベース部材11、12側へと下降動作されて後
述するようにそのコテ部18b、18cにより重ね合わ
されたカバーテープ3の両端部とキャリアテープ本体2
のテープ支持部51a、52aとを熱溶着ダイ部材1
4、15との間でそれぞ押圧挟持する。また、熱溶着コ
テ部材18は、シ−ル圧力スプリング19bの作用によ
って駆動ロッド19aのシ−ル圧力変更が可能となって
おり、ベース部材11、12側から離間動作する。
【0029】カバーテープ供給機構20は、ロール20
aから巻回したカバーテープ3を繰り出してガイドロー
ラ20b、20cを介してベース部材11、12上を搬
送されるキャリアテープ本体2に重ね合わせるようにし
て供給する。カバーテープ3は、後述するようにキャリ
アテープ本体2と一体化された後、キャリアテープ1と
してキャリアテープ巻取機構21に巻き取られる。カバ
ーテープ3は、ベース部材11、12上をキャリアテー
プ本体2と同期して間欠的に搬送される。
【0030】カバーテープシール装置10は、キャリア
テープ本体2がその製品収納部2aを熱溶着コテ部材5
4に対応位置されるように1ピッチ搬送される毎に、駆
動シリンダ19が駆動されて駆動ロッド19aを介して
熱溶着コテ部材18がベース部材11、12に対して接
離動作される。熱溶着コテ部材18は、ベース部材1
1、12側に下降動作されると、コテ部18b、18c
によってカバーテープ3の両側縁部とキャリアテープ本
体2の支持部2b、2cとを、相対して配設された熱溶
着ダイ部材14、15の主面14a、15aにそれぞれ
押し付ける。
【0031】この熱溶着コテ部材18による押圧動作
は、キャリアテープ本体2が間欠的に搬送される間保持
される。したがって、キャリアテープ本体2とカバーテ
ープ3とは、この間、熱溶着ダイ部材14、15の主面
14a、15aと熱溶着コテ部材18のコテ部18b、
18cとによって加熱されながら押圧挟持されることに
よって複数の製品収納部2aに対応する部位が溶融し
て、熱溶着部2e、2fに沿って互いに熱溶着されて一
体化されキャリアテープ1を形成する。
【0032】ところで、熱溶着コテ部材18は、例えば
駆動ロッド19aとの連結位置やその組立精度、コテ部
18b、18cや熱溶着ダイ部材14、15の寸法精度
或いはコテ部18b、18cの大きさ等によって、その
コテ部18b、18cが熱溶着ダイ部材14、15の主
面14a、15aに対して平衡状態が保持されずに押圧
動作される。カバーテープシール装置10は、上述した
ようにベース部材11、12に対して熱溶着コテ部材1
8のコテ部18b、18cが押し当てられる熱溶着ダイ
部材14、15を長手方向に配設したサスペンション1
6、17によってそれぞれ弾持するように構成されてい
る。
【0033】したがって、カバーテープシール装置10
は、熱溶着コテ部材18がそのコテ部18b、18cを
熱溶着ダイ部材14、15の主面14a、15aに対し
て平衡状態が保持されずに突き当てられた場合にも、サ
スペンション16、17の作用によって前後或いは左右
の平衡ズレが補正される。カバーテープシール装置10
は、これによって熱溶着ダイ部材14、15の主面14
a、15aと熱溶着コテ部材18のコテ部18b、18
cとの間で、キャリアテープ本体2とカバーテープ3と
を均一な状態で加熱しながら押圧挟持する。キャリアテ
ープ本体2とカバーテープ3とは、熱溶着部2e、2f
に沿って互いに均一なシール圧を以って熱溶着されて一
体化されキャリアテープ1を形成する。
【0034】カバーテープシール装置10は、一定時間
が経過すると、駆動シリンダ19が開放されて熱溶着コ
テ部材18をシ−ル圧力スプリング19bの弾性力によ
って駆動ロッド19aを介して上昇動作させるととも
に、キャリアテープ本体2とカバーテープ3とが一体化
されて形成されたキャリアテープ1を一定ピッチで搬送
する。カバーテープシール装置10は、上述した動作を
繰り返して、供給されたキャリアテープ本体2とカバー
テープ3とを一体化してキャリアテープ1を形成し、キ
ャリアテープ巻取機構21によって巻き取りを行う。
【0035】なお、上述したカバーテープシール装置1
0には、製品収納部2aが幅方向に対して偏った位置に
設けられるとともに一方側に送り穴2dが設けられたキ
ャリアテープ本体2が供給されるが、中央部に製品収納
部2aが設けられるとともに両側に送り穴2dが設けら
れたキャリアテープ本体が供給されてカバーテープ3を
熱溶着するようにしてもよい。また、カバーテープシー
ル装置10は、キャリアテープ本体2とカバーテープ3
とを複数の製品収納部2aに対応した領域に亘って熱溶
着するようにしたが、ダイ側熱溶着コテ部材11、12
と熱溶着コテ部材18の長さを適宜選定することにより
これらを任意の領域に亘って接合するように構成され
る。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るカバーテープシール装置によれば、ダイ側熱溶着コテ
部材に対して熱溶着コテ部材に平衡状態のズレあった場
合においてもダイ側熱溶着コテ部材がベース部材に弾性
手段を介して支持されたことによってこの平衡状態のズ
レが補正され、ダイ側熱溶着コテ部材と熱溶着コテ部材
のコテ部との間で、キャリアテープ本体とカバーテープ
とを均一な状態で加熱しながら押圧挟持する。したがっ
て、カバーテープシール装置は、キャリアテープ本体と
カバーテープとが熱溶着部に沿って互いに均一なシール
圧を以って熱溶着されて一体化された品質の良いキャリ
アテープを形成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカバーテープシール装置の一部切
欠き正面図である。
【図2】同カバーテープシール装置の一部切欠き要部側
面図である。
【図3】カバーテープシール装置の要部側面図である。
【図4】従来のカバーテープシール装置の正面図であ
る。
【図5】同カバーテープシール装置の要部側面図であ
る。
【図6】キャリアテープの一部切欠き要部平面図であ
る。
【符号の説明】
1 キャリアテープ 2 キャリアテープ本体 2a 製品収納部 2b、2c 支持部 2e、2f 熱溶着部 3 カバーテープ 5 半導体ディバイス 10 カバーテープシール装置 11、12 ベース部材 13 ガイド空間部 14、15 熱溶着ダイ部材 16、17 サスペンション(弾性手段) 18 熱溶着コテ部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ディバイス等が収納される製品収
    納部が長手方向に一定の間隔を以って凹設されたキャリ
    アテープ本体に対して、上記製品収納部を閉塞するよう
    にしてその表面にカバーテープを重ね合わせた後にこれ
    らを熱溶着することによって形成されるキャリアテープ
    のカバーテープシール装置において、 上記製品収納部の両側に位置して両側縁に沿って構成さ
    れた支持部を支持することによって上記キャリアテープ
    本体を支持搬送するベース部材と、このベース部材に対
    して接離動作されるとともに上記カバーテープの長手方
    向の両側縁部を上記ベース部材に押圧することによって
    熱溶着させる一対のコテ部を有する熱溶着コテ部材とを
    備え、 上記ベース部材には、少なくとも上記熱溶着コテ部材の
    コテ部に対向する部位に熱溶着ダイ部材が設けられ、こ
    の熱溶着ダイ部材は、それぞれ長手方向に離間して上記
    ベース部材との間に配設した弾性手段を介して支持され
    たことを特徴とするキャリアテープのカバーテープシー
    ル装置。
  2. 【請求項2】 上記ベース部材は、上記キャリアテープ
    本体の上記製品収納部よりもやや大きい間隔を以って互
    いに平行に対峙された一対の部材によって構成され、 上記キャリアテープ本体は、その両側縁部がこれらベー
    ス部材の支持部に支持されるとともに対向間隔内に上記
    製品収納部を臨ませた状態で搬送されることを特徴とす
    る請求項1に記載のキャリアテープのカバーテープシー
    ル装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101313000B1 (ko) * 2009-12-18 2013-10-01 가부시키가이샤 아드반테스트 캐리어 조립장치
JP2015101365A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 ハイメカ株式会社 電子部品のテーピング装置
JP2017226447A (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 Tdk株式会社 部品パッケージング方法
KR20200027731A (ko) 2018-09-05 2020-03-13 티디케이가부시기가이샤 부품 패키징 방법과 부품 패키징 장치

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