JP2024027982A - コーナーパネル - Google Patents

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JP2024027982A
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春樹 古河
Haruki Furukawa
清一 原田
Seiichi Harada
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Abstract

【課題】施工が容易で、製造しやすいコーナーパネルを提供する。【解決手段】コーナーパネル30は、第1パネル10と第2パネル20とを備える。第1パネル10及び第2パネル20は、それぞれ、2つの金属外皮41の間に芯材42を備えたサンドイッチパネル40で構成される。第1パネル10は、表面11に対して傾斜する第1傾斜面12を有する。第2パネル20は、表面21に対して傾斜する第2傾斜面22を有する。第1パネル10と第2パネル20は、第1傾斜面12と第2傾斜面22とが対向して配置される。【選択図】図1

Description

本開示は、コーナーパネルに関する。より詳細には、本開示は、サンドイッチパネルで構成されるコーナーパネルに関する。
特許文献1には、コーナーパネルが記載されている。このコーナーパネルは、芯材を外皮材と内皮材とによって挟み込んだサンドイッチ構造を有しており、該外被材の一方の端部に設けられた上継手を、隣接する壁パネルの下継手に嵌合させる一方、該外皮材のもう一方の端部に設けられた下継手を、隣接する別の壁パネルの上継手に嵌合させることにより、隣接する壁パネル、隣接する別の壁パネルの相互間において出隅を形成する。
また、前記外皮材は、前記隣接する壁パネルの外表面に沿う壁面を形成する第1の外側壁部と、該第1の外側壁部に屈曲部を介してつながり前記隣接する別の壁パネルの外表面に沿う壁面を形成する第2の外側壁部とを備え、前記内皮材は、該第1の外側壁部に沿う第1の内側壁部と、該第1の内側壁部に屈曲部を介してつながり第2の外側壁部に沿う第2の内側壁部とを備える。
さらに、前記上継手は、該第1の外側壁部の端部につながり該隣接する壁パネルの下継手に覆い被さる継手本体と、該継手本体の先端部につながり該継手本体の裏側へと周り込む鉤状片と、該鉤状片の先端につながり該継手本体および該鉤状片の少なくとも一方のスプリングバックにより該隣接する壁パネルの下継手に嵌合可能なカーリング部からなり、前記下継手は、該第2の外側壁部の端部につながり該カーリング部と同一形状、同一サイズになるカーリング部の入れ込みを可能とする溝部と、該溝部内に迫り出して該カーリング部と同一形状、同一サイズになるカーリング部を嵌合させるオーバーハング部と、該オーバーハング部の基端につながり外皮材の外表面に沿う頂面を形成する陸部からなる。
特開2020-94462号公報
上記のようなコーナーパネルにあっては、施工が容易で、製造しやすいものが望まれていた。
本開示は、施工が容易で、製造しやすいコーナーパネルを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係るコーナーパネルは、第1パネルと第2パネルとを備える。前記第1パネル及び前記第2パネルは、それぞれ、2つの金属外皮の間に芯材を備えたサンドイッチパネルで構成される。前記第1パネルは、表面に対して傾斜する第1傾斜面を有する。前記第2パネルは、表面に対して傾斜する第2傾斜面を有する。前記第1パネルと前記第2パネルは、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とが対向して配置される。
本開示によれば、第1パネルと第2パネルは複雑な形状を有さず、また、第1傾斜面と第2傾斜面とを対向するように、第1パネルと第2パネルを配置することで、建物のコーナー部を形成することができ、施工が容易で、製造しやすい、という利点がある。
図1は、本実施形態に係るコーナーパネルを示す断面図である。 図2は、本実施形態に係るコーナーパネルのサンドイッチパネルを示す斜視図である。 図3は、本実施形態に係るコーナーパネルを示す平面図である。 図4は、本実施形態に係るコーナーパネルのサンドイッチパネルの金属外皮の製造工程を示す断面図である。 図5は、本実施形態に係るコーナーパネルのサンドイッチパネルの製造工程を示す断面図である。 図6は、本実施形態に係るコーナーパネルのサンドイッチパネルの製造工程を示す断面図である。 図7は、本実施形態に係るコーナーパネルの施工状態を示す断面図である。 図8は、本実施形態に係るコーナーパネルの目地材を使用しない施工状態を示す断面図である。
(実施形態)
(1)概要
本実施形態に係るコーナーパネル30は、第1パネル10と第2パネル20とを備える(図1、3参照)。第1パネル10及び第2パネル20は、それぞれ、2つの金属外皮41の間に芯材42を備えたサンドイッチパネル40で構成される(図2参照)。第1パネル10は、表面11に対して傾斜する第1傾斜面12を有する。第2パネル20は、表面21に対して傾斜する第2傾斜面22を有する。第1パネル10と第2パネル20は、第1傾斜面12と第2傾斜面22とが対向して配置される。
本実施形態のコーナーパネル30は、第1パネル10と第2パネル20とを強固に連結せずに、第1傾斜面12と第2傾斜面22とを対向して配置されるため、第1パネル10と第2パネル20とを強固に連結するための構造が不要となる。従って、第1パネル10と第2パネル20は複雑な形状を有さず、また、第1傾斜面12と第2傾斜面22とを対向するように、第1パネル10と第2パネル20を配置するだけ、建物のコーナー部を形成することができ、施工が容易で、製造しやすい。
(2)詳細
本実施形態のコーナーパネル30は、例えば、ビル等の建物の外壁のコーナー部(出隅部)を構成する壁材として用いられる。コーナーパネル30は、図1及び図3に示すように、第1パネル10と第2パネル20とを備える。第1パネル10及び第2パネル20は、それぞれ、2つの金属外皮41の間に芯材42を備えたサンドイッチパネル40で構成される。
<サンドイッチパネル>
図1~図3に示すように、サンドイッチパネル40は、2つの金属外皮41の間に芯材42を備える。2つの金属外皮41は、互いに対向する表面金属外皮43及び裏面金属外皮44を備える。芯材42は板状に形成され、表面金属外皮43と裏面金属外皮44の間に位置する。なお、図2では、第1パネル10として使用されるサンドイッチパネル40を示すが、第2パネル20は、第1パネル10と鏡像対称であるサンドイッチパネル40である。
サンドイッチパネル40は、例えば、縦方向の長さが、0.5~6.0mであり、横方向の長さ(幅)が、0.2~1.5mであり、厚み方向の長さが、50~150mmである。
<<芯材>>
芯材42は、正面視(厚み方向における前方から見て)で矩形の板状である。芯材42は、1枚のボードで形成するだけでなく、複数のブロック状の部材を組み合わせて板状に形成されていてもよい。本実施形態では、芯材42は、断熱性を有し、耐火性を有することが好ましい。芯材42は、ロックウールやグラスウールなどの繊維状無機材をバインダー等でブロック状に固めた複数のブロック体を1枚の矩形板状に並べたものである。なお、芯材42は、ウレタンフォーム、フェノールフォーム等の発泡系の有機材で形成されてもよいし、スチレンボード、ウレタンボード等であってもよい。
芯材42は、表面421、裏面423、一方の側端面422、他方の側端面424、上面425及び下面(図示省略)を有する。表面421と裏面423は、サンドイッチパネル40の厚み方向に並んで位置する平坦な面であり、互いに平行である。一方の側端面422と他方の側端面424は、サンドイッチパネル40の横方向に並んで位置する。一方の側端面422は、表面421及び裏面423に対して傾斜している。他方の側端面424は、表面421及び裏面423に対して垂直である。上面425及び下面は、サンドイッチパネル40の縦方向で並んで位置する平坦な面であり、互いに平行である。
なお、本開示において、「平行」は厳密な意味での平行でなく、「略平行」を含む概念である。また、「垂直」は厳密な意味での垂直でなく、「略垂直」を含む概念である。さらに、「平坦」は厳密な意味での平坦でなく、「略平坦」を含む概念である。
一方の側端面422と表面421とがなす角(狭角)の角度は、45°である。従って、一方の側端面422と裏面423とがなす角(狭角)の角度は、135°である。ここで、「45°」及び「135°」は、それぞれ、多少増減してもよく、例えば、「45°」は44°~46°の範囲であってもよく、この場合、「135°」は134°~136°の範囲となる。一方の側端面422は、サンドイッチパネル40が第1パネル10である場合、第1傾斜面12を構成する。サンドイッチパネル40が第2パネル20である場合、一方の側端面422は、第2傾斜面22を構成する。
一方の側端面422には、凹部426が設けられている。凹部426は、サンドイッチパネル40の縦方向の全長にわたって形成されており、凹部426の上端は、芯材42の上面425で開口し、凹部426の下端は、芯材42の下面で開口している。凹部426は、底面部427と、底面部427に垂直に突出する一対の壁部428から構成され、側端面422に開口する溝状に形成されている。凹部426は、サンドイッチパネル40が第1パネル10である場合、第1凹部13となる。サンドイッチパネル40が第2パネル20である場合、凹部426は、第2凹部23となる。なお、凹部426は無い状態でも施工可能であり、後述の変形例(図8)では、凹部426を有さないサンドイッチパネル40が記載されている。この場合、耐火材を充填することなく、コーナーパネル30を施工することができる。
他方の側端面424には、凹部450が設けられている。凹部450は、サンドイッチパネル40の縦方向の全長にわたって形成されており、凹部450の上端は、芯材42の上面425で開口し、凹部450の下端は、芯材42の下面で開口している。凹部450は、底面部451と、底面部451に垂直に突出する一対の壁部452から構成され、側端面424に開口する溝状に形成されている。
<<金属外皮>>
2つの金属外皮41は、それぞれ、金属板をロール加工やプレス加工などにより所望の形状に成形することによって得られる。金属板は、例えば、厚みが0.23~6.0mmである。金属板は、塗装鋼板、亜鉛めっき鋼板、アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板、ガルバリウム鋼板(登録商標)、エスジーエル(登録商標)鋼板等であるが、これらに限定されない。2つの金属外皮41のうち、一方は表面金属外皮43として形成され、他方が裏面金属外皮44として形成されている。
図1、図2及び図4に示すように、表面金属外皮43は、後側(屋内側)に向けて開口した箱状に形成されている。表面金属外皮43は、芯材42の表面(屋外側面)421に対向配置される矩形板状の表面部431と、芯材42の側端面422に対向する前カバー部432と、を備える。また、表面金属外皮43は、芯材42の他方の側端面424に対向配置される前側部434と、芯材42の上面425に対向配置される前上部435と、芯材42の下面に対向配置される前下部(図示省略)と、を有する。
前側部434、前上部435及び前下部は、表面部431に対して後方に向かって垂直に突出している。一方、前カバー部432は、表面部431に対して後方に向かって傾斜して突出している。表面部431に対する前カバー部432の傾斜角度は、芯材42の側端面422と表面421とがなす角(狭角)の角度と同じである。すなわち、表面部431と前カバー部432との間の角度(内角)は45°である。
前上部435は、表面部431の上縁から後側に突出し、前下部は、表面部431の下縁から後側に突出し、前側部434は、表面部431の一端縁(前カバー部432と反対側の端縁)から後側に突出している。前上部435及び前下部のそれぞれは、矩形の平板状である。前カバー部432は、矩形平板状に形成され、前カバー部432の先端には直角に突出した矩形板状の突出部437が形成されている。前側部434は、矩形平板状に形成され、前側部434の先端には直角に突出した矩形板状の突出部439が形成されている。
図1、図2及び図6に示すように、裏面金属外皮44は、前側(屋外側)に向けて開口した箱状に形成されている。裏面金属外皮44は、芯材42の裏面(屋内側面)423に対向配置される矩形板状の裏面部441と、芯材42の側端面422に対向する後カバー部442と、を備える。また、裏面金属外皮44は、芯材42の他方の側端面424に対向配置される後側部444と、芯材42の上面425に対向配置される後上部445と、芯材42の下面に対向配置される後下部(図示省略)と、を有する。なお、後上部445は、必要に応じて、設けることができ、無くてもよい。後上部445が無い場合は、サンドイッチパネル40の製造工程を短縮することができる。
後側部444、後上部445及び後下部は、裏面部441に対して前方に向かって垂直に突出している。一方、後カバー部442は、裏面部441に対して前方に向かって傾斜して突出している。裏面部441に対する後カバー部442の傾斜角度は、芯材42の側端面422と裏面423とがなす角(狭角)の角度と同じである。すなわち、裏面部441と後カバー部442との間の角度(内角)は135°である。
後上部445は、裏面部441の上縁から前側に突出し、後下部は、裏面部441の下縁から前側に突出し、後側部444は、裏面部441の一端縁(後カバー部442と反対側に端縁)から前側に突出している。後カバー部442、後側部444、後上部445、及び後下部のそれぞれは、矩形の平板状である。裏面部441と後側部444との間には、湾曲部448が形成されている。
<<サンドイッチパネルの製造>>
図4~図6に基づいて、サンドイッチパネル40の製造について説明する。
まず、図4に示す成型された表面金属外皮43に対して、止水処理を行う。止水処理は、シール材を充填し、表面金属外皮43に形成されている隙間を塞ぐ。例えば、止水処理は、図2及び図4に示すように、前カバー部432と前上部435との間に生じる隙間を塞ぐように、シール材を充填する。同様に、前カバー部432と前下部との間に生じる隙間、前側部434と前上部435との間に生じる隙間、前側部434と前下部との間に生じる隙間のそれぞれを塞ぐように、シール材を充填することができる。シール材としては、例えば、一液性のカートリッジ式のポリサルファイド系のシーリング材が挙げられる。また、アクリル系、ポリウレタン系、シリコーン系、又は変性シリコーン系のシール材であってもよい。
次に、表面金属外皮43の内面に接着剤を塗布する。すなわち、表面部431の後面に、接着剤を塗布する。接着剤としてはウレタン系接着剤やエポキシ系接着剤などの熱硬化型接着剤が例示される。
次に、図5に示すように、表面金属外皮43の内側に芯材42を配置する。このとき、芯材42は、所定の形状に成形されている。すなわち、芯材42の一方の側端面422は、表面421及び裏面423に対して傾斜して形成され、他方の側端面424は、表面421及び裏面423に対して垂直に形成され、一方の側端面422には凹部426が形成され、他方の側端面424には凹部450が形成されている。
表面金属外皮43の内側に芯材42を配置した場合、表面金属外皮43の表面部431は、芯材42の表面421に対向して配置され、接着される。また、前カバー部432は、芯材42の側端面422の前部(凹部426よりも前方)に対向して配置される。また、前側部434は、芯材42の側端面424の前部(凹部450より前方)に対向して配置される。また、前上部435は、芯材42の上面425の前部に対向して配置される。また、前下部は、芯材42の下面の前部に対向して配置される。また突出部437は凹部426の開口縁部に沿って縦方向に延びるように配置される。また突出部439は凹部450の開口縁部に沿って縦方向に延びるように配置される。
次に、図6に示すように、芯材42の後部(厚み方向における後部分)に裏面金属外皮44が配置される。このとき、裏面金属外皮44の内面には接着剤が塗布されている。そして、裏面金属外皮44の裏面部441は、芯材42の裏面423に対向して配置され、接着される。また、後カバー部442は、芯材42の側端面422の後部(凹部426よりも後方)に対向して配置される。また、後側部444は、芯材42の側端面424の後部(凹部450よりも後方)に対向して配置される。また、後上部445は、芯材42の上面425の後部に対向して配置される。また、後下部は、芯材42の下面の前部に対向して配置される。なお、表面金属外皮43と芯材42と裏面金属外皮44とを組み合わせた後、ホットプレス機により加熱加圧成形することにより接着剤を硬化して、表面金属外皮43と芯材42と裏面金属外皮44とを接着することができる。
この後、表面金属外皮43にパッキン70、73を取り付ける。パッキン70は突出部437の前側において前カバー部432の表面に設けられる。パッキン70は突出部437に沿って縦方向の全長にわたって設けられている。パッキン73は突出部439の前側において前側部434の表面に設けられる。パッキン73は突出部439に沿って縦方向の全長にわたって設けられている。パッキン70、73は、例えば、EPDMなどの合成ゴムで形成されている。また、パッキン70、73は、前上部435の表面と前下部の表面とにも設けられている。
このようにして、第1パネル10として使用されるサンドイッチパネル40を形成することができる。第1パネル10は、第1傾斜面12が、表面金属外皮43の前カバー部432と、芯材42の側端面422と、裏面金属外皮44の後カバー部442とで構成されている。このようなサンドイッチパネル40では、表面金属外皮43の表面部431と前カバー部432とにより、芯材42の表面421と側端面422とを保護することができ、裏面金属外皮44の裏面部441と後カバー部442とにより、芯材42の裏面423と側端面422とを保護することができる。従って、芯材42がロックウールのような柔らかい材質であっても、破損や凹みが生じにくくなる。また、第1パネル10の表面11と第1傾斜面12との間(狭角側)の角度d1は45°になる。
なお、第2パネル20として使用されるサンドイッチパネル40も上記と同様に製造される。この場合、第1パネル10の第1傾斜面12は、第2パネル20の第2傾斜面22に対応するが、第1パネル10と第2パネル20とは、鏡像対称であるため、第1傾斜面12と第2傾斜面22との傾斜方向は異なる。また、第2パネル20の表面21と第2傾斜面22との間(狭角側)の角度d2が45°である。
<コーナーパネル>
本実施形態のコーナーパネル30は、サンドイッチパネル40からなる第1パネル10と第2パネル20とを備えている。第1パネル10と第2パネル20は、第1傾斜面12と第2傾斜面22とが対向して配置される。第1傾斜面12と第2傾斜面22は、互いに平行であって、所定の間隔を開けて対向している。ここで、所定の間隔とは、例えば、20mmであって、5~30mmの範囲で設定可能である。このようにしてコーナーパネル30は、対向する第1傾斜面12と第2傾斜面22との間に目地31を有する。
また、第1傾斜面12と第2傾斜面22とが対向することに伴って、第1傾斜面12にある第1凹部13と、第2傾斜面22にある第2凹部23とが対向して配置される。そして、コーナーパネル30は、対向する第1凹部13と第2凹部23とにわたって目地材32をさらに備える。目地材32は縦方向に延びるように長尺に形成される。また、目地材32は目地31を横切るように配置される。目地材32としては、耐火フェルトや石膏ボードなどの耐火材を使用することができる。この場合、火災発生時に火炎が目地31を通りにくくなって耐火性が向上する。
また、第1傾斜面12と第2傾斜面22とが対向することに伴って、第1パネル10に設けたパッキン70と、第2パネル20に設けたパッキン70とが接触する。両方のパッキン70は、目地材32の前方(屋外側)において目地31内で接触し、圧縮されている。これにより、雨水が屋外から目地31を通って屋内に浸入しにくくなって、目地31の防水性が向上する。さらに、パッキン70の前方において、目地31内にはバックアップ材71が設けられており、さらにバックアップ材71の前方にはシーリング材72が設けられている。これにより、目地31の防水性がさらに向上する。
本実施形態のコーナーパネル30は、第1パネル10の表面11と第1傾斜面12との角度d1が45°であり、第2パネル20の表面21と第2傾斜面22との角度d2が45°であるため、第1パネル10の表面11と第2パネル20の表面21との間の角度Dは、90°となり、直角コーナーパネルとして形成することができる。
図7は、コーナーパネル30の施工状態を示している。柱50の表面には耐火被覆材51が設けられている。耐火被覆材51の外面に接触するように、下地材52、53が設けられている。一方の下地材52は前後方向に延びるように形成されている。他方の下地材53は左右方向に延びるように形成されている。下地材52、53はL型アングルを使用することができる。耐火被覆材51はロックウール吹付け材が使用される。柱50は、角筒鋼管が使用されるが、他の形状の鋼材であってもよい。
コーナーパネル30は、複数の第1ベースプレート55で下地材52、53に固定されている。第1ベースプレート55はボルトなどの固定具57で下地材52、53に固定されている。また第1ベースプレート55はネジなどの固定具58でコーナーパネル30の屋内側面に固定されている。複数のZ型のファスナー54で下地材52、53に固定されている。ファスナー54は第2ベースプレート56を介してコーナーパネル30の屋内側面にネジなどの固定具58で固定されている。またファスナー54は、下地材52、53に引っ掛けて固定される。
このようにしてコーナーパネル30で建物の出隅を構成することができる。
(変形例)
実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
実施形態では、建物の直角の出隅に適用するコーナーパネル30について説明したが、これに限定されない。すなわち、実施形態では、第1パネル10の表面11と第2パネル20の表面21との間の角度Dは、90°であったが、角度Dは、0°よりも大きく180°よりも小さい範囲であればよい。これにより、直角でない出隅にもコーナーパネル30を適用することができる。
実施形態では、第1パネル10の表面11と第1傾斜面12との角度d1が45°であり、第2パネル20の表面21と第2傾斜面22との角度d2が45°である場合について説明したが、角度d1及びd2は45°に限定されない。すなわち、角度d1と角度d2との合計が0°よりも大きく180°よりも小さい範囲であれば、角度d1と角度d2とが異なっていても、コーナーパネル30を形成することができる。また、角度d1と角度d2との合計が90°であれば、角度d1と角度d2とが異なっていても、コーナーパネル30を直角コーナーパネルとして形成することができる。
なお、コーナーパネル30の端部(凹部450側の端部)には、目地材32を介して通常の平板状のパネル60が配置され、建物の外壁が形成される。
目地材32としては、パッキンなどの防水材を使用してもよく、この場合、目地31の防水性が向上する。
図8に示すように、目地材32を使用しなくても良い。この場合、コーナーパネル30には、第1凹部13と第2凹部23とが形成されていない。そして、第1傾斜面12と第2傾斜面22との間には、パッキン70と、バックアップ材71と、シーリング材72とが設けられている。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係るコーナーパネル(30)は、第1パネル(10)と第2パネル(20)とを備える。第1パネル(10)及び第2パネル(20)は、それぞれ、2つの金属外皮(41)の間に芯材(42)を備えたサンドイッチパネル(40)で構成される。第1パネル(10)は、表面(11)に対して傾斜する第1傾斜面(12)を有する。第2パネル(20)は、表面(21)に対して傾斜する第2傾斜面(22)を有する。第1パネル(10)と第2パネル(20)は、第1傾斜面(12)と第2傾斜面(22)とが対向して配置される。
この態様によれば、第1パネル(10)と第2パネル(20)は複雑な形状を有さず、また、第1傾斜面(12)と第2傾斜面(22)とを対向するように、第1パネル(10)と第2パネル(20)を配置するだけ、建物のコーナー部を形成することができ、施工が容易で、製造しやすい、という利点がある。
第2の態様は、第1の態様に係るコーナーパネル(30)であって、第1パネル(10)の表面(11)と第1傾斜面(12)との角度が45°であり、第2パネル(20)の表面(21)と第2傾斜面(22)との角度が45°である。第1傾斜面(12)と第2傾斜面(22)は、平行に対向する。
この態様によれば、建物の直角のコーナー部に配置しやすい、という利点がある。
第3の態様は、第1又は2の態様に係るコーナーパネル(30)であって、2つの金属外皮(41)は、表面金属外皮(43)と、裏面金属外皮(44)とを備える。表面金属外皮(43)は、芯材(42)の表面(421)に対向する表面部(431)と、芯材(42)の側端面(422)に対向する前カバー部(432)と、を備える。裏面金属外皮(44)は、芯材(42)の裏面(423)に対向する裏面部(441)と、芯材(42)の側端面(422)に対向する後カバー部(442)と、を備える。
この態様によれば、表面金属外皮(43)の表面部(431)と前カバー部(432)とにより、芯材(42)の表面(421)と側端面(422)とを保護することができ、裏面金属外皮(44)の裏面部(441)と後カバー部(442)とにより、芯材(42)の裏面(423)と側端面(422)とを保護することができる、という利点がある。
第4の態様は、第1~3のいずれか1つの態様に係るコーナーパネル(30)であって、第1傾斜面(12)と第2傾斜面(22)との間に目地(31)を有する。
この態様によれば、目地(31)の幅寸法を調整することにより、連結されること無く別体である第1パネル(10)と第2パネル(20)との配置位置を調整しやすい、という利点がある。
第5の態様、第1~4のいずれか1つの態様に係るコーナーパネル(30)であって、第1パネル(10)は、第1傾斜面(12)に第1凹部(13)を有し、第2パネル(20)は、第1凹部(13)と対向する位置において、第2傾斜面(22)に第2凹部(23)を有する。第1凹部(13)と第2凹部(23)とにわたって配置された目地材(32)をさらに備える。
この態様によれば、目地材(32)により、第1傾斜面(12)と第2傾斜面(22)との間の耐火性や防水性を向上させることができる、という利点がある。
10 第1パネル
11 表面
12 第1傾斜面
13 第1凹部
20 第2パネル
21 表面
22 第2傾斜面
23 第2凹部
30 コーナーパネル
31 目地
32 目地材
40 サンドイッチパネル
41 金属外皮
42 芯材
421 表面(芯材表面)
422 側端面
423 裏面(芯材裏面)
43 表面金属外皮
431 表面部
432 前カバー部
44 裏面金属外皮
441 裏面部
442 後カバー部

Claims (5)

  1. 第1パネルと第2パネルとを備えるコーナーパネルであって、
    前記第1パネル及び前記第2パネルは、それぞれ、2つの金属外皮の間に芯材を備えたサンドイッチパネルで構成され、
    前記第1パネルは、表面に対して傾斜する第1傾斜面を有し、
    前記第2パネルは、表面に対して傾斜する第2傾斜面を有し、
    前記第1パネルと前記第2パネルは、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とが対向して配置される、
    コーナーパネル。
  2. 前記第1パネルの前記表面と前記第1傾斜面との角度が45°であり、
    前記第2パネルの前記表面と前記第2傾斜面との角度が45°であり、
    前記第1傾斜面と前記第2傾斜面は、平行に対向する、
    請求項1に記載のコーナーパネル。
  3. 前記2つの金属外皮は、表面金属外皮と、裏面金属外皮とを備え、
    前記表面金属外皮は、前記芯材の表面に対向する表面部と、前記芯材の側端面に対向する前カバー部と、を備え、
    前記裏面金属外皮は、前記芯材の裏面に対向する裏面部と、前記芯材の前記側端面に対向する後カバー部と、を備える、
    請求項1又は2に記載のコーナーパネル。
  4. 前記第1傾斜面と前記第2傾斜面との間に目地を有する、
    請求項1又は2に記載のコーナーパネル。
  5. 前記第1パネルは、前記第1傾斜面に第1凹部を有し、
    前記第2パネルは、前記第1凹部と対向する位置において、前記第2傾斜面に第2凹部を有し、
    前記第1凹部と前記第2凹部とにわたって配置された目地材をさらに備える、
    請求項1又は2に記載のコーナーパネル。
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