JP2024027733A - コンベア装置 - Google Patents

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裕介 橋本
Yusuke Hashimoto
一則 河野
Kazunori Kono
純哉 桑田
Junya Kuwata
拓磨 薮田
Takuma YABUTA
宣紀 西尾
Nobuki Nishio
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Abstract

【課題】多段にて構成されるコンベア装置において、物品を収納するトレイを簡易な構成にて下降・上昇させるための構成を提供する。【解決手段】コンベア装置は、トレイを搬送するための環状ベルトにて構成される第1のコンベア部と、前記第1のコンベア部の下段に配置された、環状ベルトにて構成される第2のコンベア部と、傾斜面を有し、前記傾斜面の端部が前記第1のコンベア部の端部と前記第2のコンベア部の端部との間にあるガイド部材と、を備え、前記ガイド部材は、搬送により前記トレイが前記第1のコンベア部の端部から搬送方向にて突出した際に、前記トレイの搬送方向後方側が前記第1のコンベア部に接触するように前記トレイの搬送方向前方側に第1の付勢を行い、前記トレイが前記傾斜面上に位置する際に、前記トレイの上面が前記第1のコンベア部に接触するように前記トレイの底面に第2の付勢を行う。【選択図】図3

Description

本開示は、コンベア装置に関する。
従来、ロボットなどを用いて、様々な物品を収納体(例えば、トレイ)に収納させ、目的とする収納状態とするような自動化システムが普及している。このようなシステムでは、例えば、ベルトコンベアや搬送ロボットを用いて、トレイを収納位置などに適宜搬送する動作が行われる。
例えば、特許文献1では、ベルトコンベアによって搬送される被搬送物をベルトコンベアの端部から所定の位置に搬出する構成を開示している。
特開2020-029323号公報
本開示は、上述した従来の事情を鑑みて案出され、多段にて構成されるコンベア装置において、物品を収納するトレイを簡易な構成にて下降・上昇させるための構成を提供することを目的とする。
本開示は、トレイを搬送するための環状ベルトにて構成される第1のコンベア部と、前記第1のコンベア部の下段に配置された、環状ベルトにて構成される第2のコンベア部と、傾斜面を有し、前記傾斜面の端部が前記第1のコンベア部の端部と前記第2のコンベア部の端部との間にあるガイド部材と、を備え、前記ガイド部材は、搬送により前記トレイが前記第1のコンベア部の端部から搬送方向にて突出した際に、前記トレイの搬送方向後方側が前記第1のコンベア部に接触するように前記トレイの搬送方向前方側に第1の付勢を行い、前記トレイが前記傾斜面上に位置する際に、前記トレイの上面が前記第1のコンベア部に接触するように前記トレイの底面に第2の付勢を行う、コンベア装置を提供する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本開示の表現を方法、装置、システム、記憶媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、多段にて構成されるコンベア装置において、物品を収納するトレイを簡易な構成にて下降・上昇させることが可能となる。
実施の形態1に係るトレイメイキングシステムの構成例を示す概略図 実施の形態1に係るトレイメイキングシステムの構成例を示す概略図 実施の形態1に係るコンベア装置におけるトレイの下降を説明するための概略図 実施の形態1に係るコンベア装置におけるトレイの上昇を説明するための概略図 実施の形態1に係るコンベア装置の構成例を示す概略図 実施の形態1に係るコンベア装置の別の構成例を示す概略図
(本開示に至る経緯)
物品の収納体であるトレイに対して所望の物品を収納させながら搬送させる場合、より多くのトレイを効率的に搬送するためにコンベア装置を多段にて構成し、上段から下段へ、もしくは、下段から上段へ順に搬送することが行われている。上段のベルトコンベアから下段のベルトコンベアへ下降させる際には、例えば、エレベータのような機構が用いられることがある。このような機構では、ベルトコンベア自体を動作させるための駆動構造(例えば、モータ)に加え、段を跨ぐための別の駆動構造(例えば、モータなど)が必要となる。コンベア装置の段数が増えたことに応じてこのような駆動構造が増えた場合、構成や制御が複雑になったり、メンテナンスの負荷が増大したりすることが想定される。そのため、より簡易な構成にて、多段のコンベア装置の上昇・下降を実現する構成が求められる。本開示では、多段のコンベア装置において、比較的簡易な構成にてトレイを上昇・下降させることを可能とする。
以下、添付図面を適宜参照しながら、本開示に係るコンベア装置を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、あるいは、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されない。
以下の説明にて用いる図において、X軸、Y軸、Z軸にて構成される3次元座標系を示し、各図において各軸の向きは対応しているものとする。
<実施の形態1>
[システム構成]
図1、図2は、実施の形態に係るコンベア装置を含んで構成されるトレイメイキングシステムの概略構成の例を示す図である。図1は、トレイメイキングシステム1をZ軸に沿って上側から見た図であり、図2は、トレイメイキングシステム1をY軸に沿って見た図である。以下に説明する各部位に関し、同じ種類の部位を個別に説明する必要がある場合には、参照番号に添え字(a,b,・・・)を付与して示し、同じ種類の部位を包括的に説明する場合には添え字を省略して示す。
トレイメイキングシステム1は、コンベア装置10、制御システム20、トレイ供給装置30、および物品供給装置40を含んで構成される。コンベア装置10は、図2に示すように、環状ベルト(循環ベルト)から構成されたトレイコンベア12が複数段にて設置される。図2では、10段のトレイコンベア12が設置され、右上の位置から右下の位置に向けて、上段から下段へトレイ50が搬送される構成の例を示している。
制御システム20は、トレイメイキングシステム1の動作を制御する。制御システム20は、例えば、PC(Personal Computer)などの情報処理装置から構成されてもよいし、専用回路などから構成されてもよい。制御システム20が情報処理装置である場合、プロセッサやメモリを備える。プロセッサは、メモリに格納された各種プログラムやデータを読み出して処理を実行することで、本実施の形態に係る各種機能を実現するプロセッサの一例である。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphical Processing Unit)あるいはFPGA(Field Programmable Gate Array)のうち少なくとも1つを用いて構成されてもよい。メモリは、各種情報のデータを記憶、保持するための記憶領域であり、例えば、不揮発性の記憶領域であるROM(Read Only Memory)や、揮発性の記憶領域であるRAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などから構成される。なお、制御システム20が、コンベア装置10、トレイ供給装置30、および物品供給装置40の動作を包括的に制御可能な構成であってもよいし、部位ごとに制御部が別個に設けられ、それらを連携させるように構成してもよい。本実施の形態では、制御システム20は、少なくともコンベア装置10の動作を制御するものとして説明する。
トレイ供給装置30は、空のトレイ(以下、「空トレイ」とも称する)をコンベア装置10に供給する。トレイ供給装置30による空トレイの供給方法は、例えば、ロボットなどでコンベア装置10の挿入位置へ配置させてもよいし、ベルトコンベアなどにより搬送されてもよい。また、トレイ供給装置30は、コンベア装置10にて搬送されながら任意の物品が物品供給装置40から供給された結果、物品を収納したトレイ(以下、「完成トレイ」とも称する)を回収する。回収された完成トレイは、例えば、パッキングなどを行う後段の装置(不図示)へ向けて搬送してよいが、特に限定するものではない。
物品供給装置40は、トレイ50に供給するための物品が収納されており、コンベア装置10の上部に移動可能に配置される。物品供給装置40は、コンベア装置10によるトレイの搬送方向(X軸方向)に沿って、複数の供給ユニットを備える。図1の例では、X軸方向に沿って5列、Y軸方向に沿って2列の計10個の供給ユニットが示されている。各供給ユニットは、Y軸方向に沿って移動可能であり、その内部に複数の物品を収容している。そして、コンベア装置10にて搬送されているトレイ50が、各供給ユニットの下部を通過する際に、トレイ50に向けて物品が供給される。ここでの供給方式は、供給ユニットの底部を開放させることで物品を自然落下させ、搬送中のトレイの任意の区画に収納させるような構成であってよい。なお、供給方式はこれに限定するものではなく、例えば、把持部を備えたロボットを用いて、物品をトレイの任意の区画に収納させるような構成であってもよい。物品供給装置40の供給ユニットは、コンベア装置10の各段に対応して設けられる。また、複数の供給ユニットにおいて、各段の列ごとに同じ物品が供給されるような構成であってもよいし、予め規定された任意の単位で同じ物品が供給されるような構成であってもよい。
トレイ50は、物品を収納するための1または複数の区画を有する。トレイ50およびその内部の区画のサイズ(幅、高さ、奥行き)は特に限定するものではない。トレイ50内の区画のサイズは均一であってもよいし、異なるサイズが混在していてもよい。また、1つの段のトレイコンベアにて、1度に搬送可能な数も特に限定するものでは無いが、例えば、搬送の効率化の観点から、X軸方向に配置された供給ユニットの数と同数以上であることが好ましい。本実施の形態では、同じサイズの複数のトレイ50が同時並行的に搬送されるものとする。
なお、図1、図2では不図示であるが、搬送されるトレイ50の通過や姿勢などを検出するためのセンサやカメラなどがトレイコンベアの端部周辺に更に設けられてもよい。
図2に示すように、コンベア装置10を構成する各トレイコンベアの端部に、トレイ50の上昇・下降に用いられるガイド部材の一例としての滑り台11が設けられる。本実施の形態では、この滑り台11を用いてトレイ50の上昇・下降を実現する。
(下降動作)
図3は、本実施の形態に係るコンベア装置10のトレイコンベア12の端部周辺におけるトレイ50の下降動作を説明するための概略図である。ここでは2つのトレイコンベア12に着目し、上段側を第1のコンベア部の一例としてのトレイコンベア12aとし、下段側を第2のコンベア部の一例としてのトレイコンベア12bとして示す。また、トレイコンベア12aとトレイコンベア12bの端部周辺に滑り台11が設けられる。
滑り台11は、トレイ50が滑る面(以下、「滑り面」とも称する)において所定の傾斜角を有するように設置される。ここでの滑り面の傾斜角は特に限定するものではなく、面内において傾斜角が変化する構成であってもよい。このとき、傾斜角は、搬送対象となるトレイ50のサイズなどから規定されてよい。また、滑り面の材質についても特に限定するものではなく、ゴムなどの形状が変化し得る材質で形成され、曲面により構成されてもよい。
また、上段のトレイコンベア12aの端部上部に抑え部13が備えられる。抑え部13は、トレイ50が滑り台11に進入する際に、所定の角度以上に傾くことを防止するために設けられる。ここで傾きを抑制することの目的としては、例えば、トレイ50の傾斜によりトレイ50に収納された物品が落下したり、搬送中のトレイ50が滑り台11と接触する際の衝撃を抑制したりすることなどが挙げられる。トレイコンベア12a、滑り台11、および抑え部13の位置関係は、搬送対象のトレイ50のサイズなどに基づいて規定されてよい。また、抑え部13の材質や形状なども特に限定するものではない。抑え部13は、トレイ50が下降または上昇する側のトレイコンベア12aの端部周辺それぞれに配置される。
ここでは矢印に沿って、トレイ50が上段のトレイコンベア12aにて搬送されてきているものとする。まず、トレイ50がトレイコンベア12aにて搬送され、S1の状態となる。更にトレイ50がトレイコンベア12aにて搬送されると、トレイコンベア12aの端部から突出し、S2の状態となる。このとき、トレイ50は、抑え部13にて傾きが抑制されながら滑り台11の滑り面へ接触する。
更に、トレイ50は、トレイコンベア12aに搬送されることで、S3の状態となる。このとき、トレイ50は、搬送方向前方側を滑り台11の一部にて付勢され(P1)、搬送方向後方側がトレイコンベア12aの端部に接触した状態となる。つまり、トレイ50は、トレイコンベア12aによる回転力が伝達された状態となる。この回転力により、トレイ50は、S4の状態となる。S4の状態では、トレイ50の底部に対し、滑り台11の滑り面にて付勢され(P2)、トレイ50の上面部の一部がトレイコンベア12aの端部に接触した状態となる。つまり、トレイ50は、トレイコンベア12aによる回転力が伝達された状態となる。この回転力により、トレイ50はS5の状態になる。S5の状態になった後、トレイ50は、下段のトレイコンベア12bにより更に搬送される。
上記のような構成により、トレイ50は、上段のトレイコンベア12aから下段のトレイコンベア12bへの下降が可能となる。滑り台11の滑り面は、トレイ50の搬送を妨げないように、摩擦力がトレイコンベア12の搬送面よりも小さいことが好ましい。例えば、トレイコンベア12の搬送面には、トレイ50との間の摩擦力を調整するための摩擦部材(例えば、シール等)が貼り付けられてよい。このような摩擦部材は、トレイコンベア12の搬送面よりもトレイ50と接触した際の摩擦力が強くなるように構成される。また、シール状の摩擦部材は、搬送方向(X軸方向)に沿ってトレイコンベア12の両端部に貼り付けられてもよいし、搬送方向に直交する方向(Y軸方向)に沿って所定間隔で貼り付けられてもよい。同様に、滑り台11にも、その滑り面において、トレイ50との摩擦力を調整するために所望の部材(シール等)が設けられてもよい。これにより、トレイコンベア12aの端部周辺(滑り台11周辺)において、トレイコンベア12aの回転力をトレイ50に効率よく伝達できるように調整することができる。また、下降する際にトレイ50に付勢されるP1、P2の大きさは特に限定するものでは無いが、少なくとも、トレイ50の後端部または上面部にトレイコンベア12aの回転力が効率よく伝達される程度に与えられるものとする。
(上昇動作)
図4は、本実施の形態に係るコンベア装置10のトレイコンベア12の端部周辺におけるトレイ50の上昇動作を説明するための概略図である。図3と同様に、上段側をトレイコンベア12aとし、下段側をトレイコンベア12bとして示す。また、図3と同様に、トレイコンベア12aとトレイコンベア12bの端部周辺に滑り台11、抑え部13が設けられる。なお、トレイコンベア12aとトレイコンベア12bの搬送方向(回転方向)は図3とは逆となっている。
ここでは矢印に沿って、トレイ50が下段のトレイコンベア12bにて搬送されてきているものとする。まず、トレイ50がトレイコンベア12bにて搬送され、S1の状態となる。S1の状態において、トレイ50の底部に対し、滑り台11の滑り面にて付勢され(P2)、トレイ50の上面部の一部がトレイコンベア12aの端部に接触した状態となる。つまり、トレイ50は、トレイコンベア12a、12bの両方による回転力が伝達された状態となる。この回転力により、トレイ50はS2の状態になる。
更にトレイ50がトレイコンベア12aにて搬送されると、S3の状態となる。このとき、トレイ50は、搬送方向前方側を滑り台11の一部にて付勢され(P1)、搬送方向後方側がトレイコンベア12aの端部に接触した状態となる。つまり、トレイ50は、トレイコンベア12aによる回転力が伝達された状態となる。この回転力により、トレイ50は、S4の状態となる。S5の状態になった後、トレイ50は、上段のトレイコンベア12aにより更に搬送される。
上記のような構成により、トレイ50は、下段のトレイコンベア12bから上段のトレイコンベア12aへの上昇が可能となる。つまり、図3、図4に示した同じ構成により、多段のトレイコンベア12におけるトレイ50の上昇・下降が可能となる。なお、図4では、抑え部13は用いていないため、必須ではないが、搬送方向を変更し上昇・下降を切り替えた場合、図3で説明したように抑え部13を用いるため、図4にも抑え部13を設けている。
図5は、本実施の形態に係るコンベア装置10のトレイコンベア12の端部周辺のより具体的な構成例を示す概略図である。図5(a)はトレイコンベア12の端部周辺をZ軸に沿って上側から見た図である。図5(b)は、トレイコンベア12の端部周辺をY軸に沿って見た図である。トレイ50の動作は図3、図4を用いて説明した通りである。
トレイコンベア12の端部には、搬送のための回転力を伝達するための回転ドラム14が設けられ、回転ドラム14は更に駆動源であるコンベアモータ(不図示)が接続される。コンベアモータは、制御システム20による制御信号に基づいて、時計回り/反時計回りに所定の回転速度にて回転可能である。
更に、トレイコンベア12のX軸方向の延長線上には、トレイ50に対してP1の付勢を行うための側圧バネ15が設けられる。本実施の形態では、側圧バネ15は、トレイ50に対して点接触を行い、これによりP1の付勢を行う構成としているが、これに限定するものではない。例えば、線接触や面接触を行うような構成であってもよい。
また、滑り台11は、トレイ50と接触を行う滑り面の反対側からP2の付勢を行う滑り台バネ16が設けられる。このとき、滑り台11(滑り面)は、滑り台バネ16による付勢や、トレイ50の位置に応じて変形するようなシート状の構成であってよい。
図6は、本実施の形態に係るコンベア装置10のトレイコンベア12端部周辺のより具体的な構成の別の例を示す概略図である。図5と重複する構成については説明を省略する。図6(a)はトレイコンベア12の端部周辺をZ軸に沿って上側から見た図である。図6(b)は、トレイコンベア12の端部周辺をY軸に沿って見た図である。トレイ50の動作は図3、図4を用いて説明した通りである。
図5との差分として、トレイコンベア12のベルト部のY軸方向の寸法、および、回転ドラム14周りの構成が異なる。図6の例では、回転ドラム14に、回転クッション17a,17bが設けられる。回転クッション17a,17bは、搬送途中のトレイ50の底部や側面部に接触するように配置される。また、回転クッション17a,17bは、回転ドラム14の回転力をより効率的に伝達するために、トレイコンベア12のベルト部よりも摩擦力が強くなるように構成されることが好ましい。
以上、本実施の形態により、トレイ50を搬送するための環状ベルトにて構成される第1のコンベア部(例えば、12a)と、第1のコンベア部の下段に配置された、環状ベルトにて構成される第2のコンベア部(例えば、12b)と、傾斜面を有し、傾斜面の端部が第1のコンベア部の端部と前記第2のコンベア部の端部との間にあるガイド部材(例えば、11)と、を備え、ガイド部材は、トレイ50が第1のコンベア部の端部から搬送方向にて突出した状態(例えば、S3)において、トレイ50の搬送方向後方側が第1のコンベア部に接触するようにトレイ50の搬送方向前方側に第1の付勢(例えば、P1)を行い、トレイ50が傾斜面(例えば、滑り面)上に位置する状態において、トレイ50の上面が第1のコンベア部に接触するようにトレイ50の底面に第2の付勢を行う。
これにより、多段から構成されるトレイコンベアにおいて、比較的簡易な構成にてトレイを上昇・下降させることが可能となる。
また、搬送によりトレイ50が第1のコンベア部の端部から突出した状態(例えば、S2)において、トレイ50が所定以上の傾きが生じることを抑制する抑え部材(例えば、12)を更に備える。
これにより、トレイ50の傾斜によりトレイ50に収納された物品が落下したり、搬送中のトレイ50が滑り台11と接触する際の衝撃を抑制したりすることが可能となる。
また、第1のコンベア部は、環状ベルトを回転駆動させるための回転ドラム14を備え、回転ドラム14は、環状ベルトよりもトレイ50との接触の際の摩擦力が強い接触部材(例えば、17)を備え、第1のコンベア部の端部において、接触部材とトレイ50とが接触して、トレイ50の搬送が行われる。
これにより、トレイコンベア12を駆動させる回転ドラム14の回転力を効率良くトレイ50に伝達し、トレイ50の上昇・下降を効率よく実行させることが可能となる。
また、トレイコンベア12の環状ベルトは、ガイド部材(例えば、11)よりもトレイ50との接触の際の摩擦力が強い。
これにより、トレイコンベア12の回転力を効率よく伝達させつつ、ガイド部材の摩擦力により搬送が妨げられないように構成することが可能となる。
また、トレイコンベア12の環状ベルトは、環状ベルトよりもトレイ50との接触の際の摩擦力が強いテープを搬送方向に沿った両端に備える。
これにより、シール状の摩擦部材を設けることで、トレイコンベア12の回転力を効率よく伝達させつつ、ガイド部材の摩擦力により搬送が妨げられないように構成することが可能となる。
また、トレイコンベア12搬送面に設けられるテープは、ガイド部材(例えば、11)よりも50トレイとの接触の際の摩擦力が強い。
これにより、シール状の摩擦部材を設けることで、トレイコンベア12の回転力を効率よく伝達させつつ、ガイド部材の摩擦力により搬送が妨げられないように構成することが可能となる。
また、第1のコンベア部は、環状ベルトを回転駆動させるための第1の回転ドラム(例えば、14)と、第1のコンベア部の端部において、第1の回転ドラムよりも外側に第2の回転ドラムと、を備え、第2の回転ドラムは、環状ベルトよりもトレイ50との接触の際の摩擦力が強い接触部材を備え、第1のコンベア部の端部において、接触部材とトレイ50とが接触して、トレイ50の搬送が行われる。
これにより、トレイコンベア12を駆動させる回転ドラム14とは別個の構成による回転力をトレイ50に伝達し、トレイ50の上昇・下降を実行させることが可能となる。
また、第1のコンベア部および第2のコンベア部の環状ベルトの回転方向を逆方向に切り替えることにより、第1のコンベア部から第2のコンベア部へのトレイ50の下降と、第2のコンベア部から第1のコンベア部へのトレイ50の上昇を切り替える。
これにより、同じコンベア装置の構成で、環状ベルトの回転方向を切り替えるだけで、多段のトレイコンベア間のトレイの上昇・下降を実現することが可能となる。
また、コンベア装置は、第1のコンベア部と第2のコンベア部を含む、複数段にて構成される複数のコンベア部を備える。
これにより、複数段、すなわち、2段以上におけるベルトコンベアにおいて、トレイの上昇・下降を実現することが可能となる。
<その他の実施形態>
図6に示した構成例では、循環ベルトを回転駆動させるための回転ドラム14に接触部材である回転クッション17を設けた構成を示した。しかし、この構成に限定するものではなく、回転ドラム14の外側、すなわち、搬送方向下流側に別の回転ドラムを更に設け、この回転ドラムに回転クッションを設けるような構成であってもよい。このとき、新たに追加した回転ドラムは、回転ドラム14と連動して回転動作するような構成であってもよいし、別個に回転動作が可能な構成であってもよい。また、新たに追加した回転ドラムは回転駆動用のモータに接続されていてもよい。
また、上述した1以上の実施の形態の機能を実現するためのプログラムおよびアプリケーションを、ネットワークまたは記憶媒体などを用いてシステムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。
また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field Programmable Gate Array))によって実現してもよい。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に相当し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、多段から構成されるトレイコンベアにおいて、比較的簡易な構成にてトレイを上昇・下降させることが可能なコンベア装置にて有用である。
1 トレイメイキングシステム
10 コンベア装置
11 滑り台
12 トレイコンベア
13 抑え部
14 回転ドラム
15 側圧バネ
16 滑り台バネ
17 回転クッション
20 制御システム
30 トレイ供給装置
40 物品供給装置
50 トレイ

Claims (9)

  1. トレイを搬送するための環状ベルトにて構成される第1のコンベア部と、
    前記第1のコンベア部の下段に配置された、環状ベルトにて構成される第2のコンベア部と、
    傾斜面を有し、前記傾斜面の端部が前記第1のコンベア部の端部と前記第2のコンベア部の端部との間にあるガイド部材と、
    を備え、
    前記ガイド部材は、
    搬送により前記トレイが前記第1のコンベア部の端部から搬送方向にて突出した際に、前記トレイの搬送方向後方側が前記第1のコンベア部に接触するように前記トレイの搬送方向前方側に第1の付勢を行い、
    前記トレイが前記傾斜面上に位置する際に、前記トレイの上面が前記第1のコンベア部に接触するように前記トレイの底面に第2の付勢を行う、
    コンベア装置。
  2. 搬送により前記トレイが前記第1のコンベア部の端部から突出した状態において、前記トレイが所定以上の傾きが生じることを抑制する抑え部材を更に備える、
    請求項1に記載のコンベア装置。
  3. 前記環状ベルトは、前記ガイド部材よりも前記トレイとの接触の際の摩擦力が強い、
    請求項1に記載のコンベア装置。
  4. 前記環状ベルトは、前記環状ベルトよりも前記トレイとの接触の際の摩擦力が強いテープを搬送方向に沿った両端に備える、
    請求項1に記載のコンベア装置。
  5. 前記テープは、前記ガイド部材よりも前記トレイとの接触の際の摩擦力が強い、
    請求項4に記載のコンベア装置。
  6. 前記第1のコンベア部は、前記環状ベルトを回転駆動させるための回転ドラムを備え、
    前記回転ドラムは、前記環状ベルトよりも前記トレイとの接触の際の摩擦力が強い接触部材を備え、
    前記第1のコンベア部の端部において、前記接触部材と前記トレイとが接触して、前記トレイの搬送が行われる、
    請求項1に記載のコンベア装置。
  7. 前記第1のコンベア部は、
    前記環状ベルトを回転駆動させるための第1の回転ドラムと、
    前記第1のコンベア部の端部において、前記第1の回転ドラムよりも外側に第2の回転ドラムと、
    を備え、
    前記第2の回転ドラムは、前記環状ベルトよりも前記トレイとの接触の際の摩擦力が強い接触部材を備え、
    前記第1のコンベア部の端部において、前記接触部材と前記トレイとが接触して、前記トレイの搬送が行われる、
    請求項1に記載のコンベア装置。
  8. 前記第1のコンベア部および前記第2のコンベア部の環状ベルトの回転方向を逆方向に切り替えることにより、前記第1のコンベア部から前記第2のコンベア部への前記トレイの下降と、前記第2のコンベア部から前記第1のコンベア部への前記トレイの上昇を切り替える、
    請求項1に記載のコンベア装置。
  9. 前記第1のコンベア部と前記第2のコンベア部を含む、複数段にて構成される複数のコンベア部を備える、
    請求項1に記載のコンベア装置。
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