JP2024027323A - 燃焼機 - Google Patents

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Abstract

【課題】持ち運び容易な蓄電式の電源装置を使用できる燃焼機を提供する。【解決手段】気化部9を加熱する気化ヒータ8に印加する電圧を、入力電源が商用電源であるときは、入力電源の電圧を気化ヒータ8に印加し、入力電源が商用電源以外であるときは、降圧手段28により気化ヒータ8への印加電圧を降圧するので、商用電源を主電源としていた従来の燃焼機と同じ容量の500Wや700Wの気化ヒータ8を備えた燃焼機に、定格出力電力が200Wや500Wの持ち運び容易な蓄電式の電源装置を接続して運転しても、気化ヒータ8に降圧した電圧が印加されることで気化ヒータ8の消費電力を低く抑え、それにより蓄電式の電源装置が定格電流よりも小さい電流を流し、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動することなく燃焼機を運転することができる。【選択図】図6

Description

この発明は燃油を燃焼する燃焼機に関するものである。
従来、この種のものでは、室内で商用電源に接続され、運転スイッチの運転開始指令により、気化温度センサの検知温度を監視して気化器を燃油が気化可能な温度まで気化ヒータに通電することで加熱し、気化器の温度を燃焼に適する温度まで上昇させると、電磁ポンプ及び燃焼ファンを駆動開始し、点火装置により混合ガスに点火して燃焼を開始させ、フレームロッドによる燃焼センサにより炎を検知し、気化ヒータへの通電を停止すると共に、器具本体背面の対流ファンの近傍に設けられた室温センサの検知室温と室温設定手段で設定された設定室温との偏差に応じて、電磁ポンプ及び燃焼ファンを制御して燃焼火力を可変して室温設定手段で設定された室温になるように制御を行うものがあった。(例えば、特許文献1参照。)
特開2021-46964号公報
ところで、この従来のものでは、室内の暖房に使用され、国内の商用電源を主電源としていたので、野外や災害の発生等により長時間停電したときは、商用電源が使用できないために運転することができなかった。
そこで、野外や長時間の停電時等でも運転できるように、持ち運び容易な蓄電式の電源装置を電源として使用できるようにしようとすると、国内の商用電源を主電源とした燃焼機の気化部のヒータの容量が例えば500Wや700Wなのに対し、持ち運び容易な蓄電式の電源装置は、定格出力電力が例えば200Wや500Wのものがあり、 この定格出力電力が200Wや500Wの蓄電式の電源装置を使用して商用電源と同じ100Vの電圧を気化部のヒータに印加すると、蓄電式の電源装置が定格電流よりも大きい電流を流そうとするので、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまい、燃焼機が運転できない課題があった。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、燃油を気化する気化部を備えた燃焼部と、ヒータからなり前記気化部を加熱する気化部加熱手段と、前記気化部に燃油を供給する燃油供給手段と、燃焼用空気を供給する燃焼用送風機と、前記燃焼部の燃焼を制御する制御部とを備えた燃焼機に於いて、前記燃焼機に接続される入力電源が商用電源であるかを判定する判定手段と、前記気化部加熱手段への印加電圧を降圧可能な降圧手段とを設け、前記制御部は、入力電源が商用電源であるときは、前記入力電源の電圧を前記気化部加熱手段に印加し、入力電源が商用電源以外であるときは、前記降圧手段により前記気化部加熱手段への印加電圧を降圧するものである。
又、請求項2では、前記気化部の温度を検知する気化部温度検知手段を備え、前記気化部加熱手段が低温低抵抗のヒータからなるとき、前記制御部は、入力電源が商用電源以外であるときは、前記気化部加熱手段に通電を開始してから前記気化部温度検知手段の検知温度が予め定めた所定温度に達するまで、前記気化部加熱手段への印加電圧を降圧し、前記気化部温度検知手段の検知温度が予め定めた所定温度に達したら、前記気化部加熱手段への印加電圧の降圧を緩めるものである。
又、請求項3では、計時を行うタイマー手段を設け、前記気化部加熱手段が低温低抵抗のヒータからなるとき、前記制御部は、入力電源が商用電源以外であるときは、前記気化部加熱手段に通電を開始したときに前記タイマー手段の計時を開始し、前記タイマー手段の計時時間が予め定めた所定時間に達するまで、前記気化部加熱手段への印加電圧を降圧し、前記タイマー手段の計時時間が予め定めた所定時間に達したら、前記気化部加熱手段への印加電圧の降圧を緩めるものである。
又、請求項4では、前記降圧手段は、巻線トランス又は、スイッチング電源回路からなるものである。
この発明の請求項1によれば、ヒータからなり気化部を加熱する気化部加熱手段に印加する電圧を、入力電源が商用電源であるときは、入力電源の電圧を前記気化部加熱手段に印加し、入力電源が商用電源以外であるときは、降圧手段により前記気化部加熱手段への印加電圧を降圧するので、商用電源を主電源としていた従来の燃焼機と同じ容量の500Wや700Wの気化部加熱手段を備えた燃焼機に、定格出力電力が200Wや500Wの持ち運び容易な蓄電式の電源装置を接続して運転しても、気化部加熱手段に降圧した電圧が印加されることで気化部加熱手段の消費電力を低く抑え、それにより蓄電式の電源装置が定格電流よりも小さい電流を流し、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動することなく燃焼機を運転することができる。
又、請求項2によれば、気化部の温度を検知する気化部温度検知手段を備え、気化部加熱手段が低温低抵抗のヒータからなるとき、制御部は、入力電源が商用電源以外のときは、気化部加熱手段に通電を開始してから気化部温度検知手段の検知温度が予め定めた所定温度に達するまで、気化部加熱手段への印加電圧を降圧し、気化部温度検知手段の検知温度が予め定めた所定温度に達したら、気化部加熱手段への印加電圧の降圧を緩めるので、気化部加熱手段が低温で低抵抗の状態である通電開始時に非常に大きい突入電流が発生せずに運転が継続し、気化部加熱手段の温度が所定温度まで上昇して抵抗値が大きくなったら、気化部加熱手段への印加電圧の降圧を緩めることで気化部の温度上昇を早めることができる。
又、請求項3によれば、計時を行うタイマー手段を設け、気化部加熱手段が低温低抵抗のヒータからなるとき、制御部は、入力電源が商用電源以外であるときは、気化部加熱手段に通電を開始したときにタイマー手段の計時を開始し、タイマー手段の計時時間が予め定めた所定時間に達するまで、気化部加熱手段への印加電圧を降圧し、タイマー手段の計時時間が予め定めた所定時間に達したら、気化部加熱手段への印加電圧の降圧を緩めるので、気化部加熱手段が低温で低抵抗の状態である通電開始時に非常に大きい突入電流が発生せずに運転が継続し、通電開始から所定時間経過して気化部加熱手段の温度が上昇して抵抗値が大きくなったら、気化部加熱手段への印加電圧の降圧を緩めることで気化部の温度上昇を早めることができる。
又、請求項4によれば、降圧手段は、巻線トランス又は、スイッチング電源回路からなることにより、巻線トランスを使用する場合は安価に降圧手段を構成でき、スイッチング電源回路を使用する場合は軽量に降圧手段を構成できる。
この発明の一実施形態の燃焼機の断面図。 同構成図。 同巻線トランスを使用した実施形態の電気回路図。 同スイッチング電源回路を使用した実施形態の電気回路図。 同着火動作の制御のフローチャート図。 同巻線トランスを使用したその他の実施形態の電気回路図。 同着火動作の制御のその他の実施形態のフローチャート図。 同着火動作の制御のその他の実施形態のフローチャート図。
次に、この発明を適用した一実施形態を図面に基づいて説明する。
1は燃焼機の機器本体で、機器本体1内部に設けられ、燃焼を行う燃焼部であるバーナ2と、この燃焼機の作動を制御するマイコンを主体として構成された制御部3と、機器本体1背面開口部に設けられ、前記バーナ2での燃焼ガスを室内に放出する送風装置である対流ファン4と、機器本体1前面の温風吹出口5と、機器本体1前面側上部の操作部6とを備えているもので、バーナ2での燃焼ガスを対流ファン4により温風吹出口5から室内に吹き出すことで暖房を行うものである。
バーナ2は、複数の炎孔を有したバーナヘッド7の下部に、気化部加熱手段である気化ヒータ8を有した気化部9を備えて構成され、気化ヒータ8によって加熱された気化部9内に油受け皿10から燃油供給手段である容積型の電磁ポンプ11の駆動で送油ノズル12を通じて液体燃料を供給し、この液体燃料が気化した気化ガスと燃焼用送風機である燃焼ファン13から送風路14を通じて供給される燃焼用空気との混合ガスをバーナヘッド7の炎孔で燃焼させ、また燃焼中は気化部9の上端に複数の炎孔に対向する如く備えた環状の熱回収リング15によって炎から熱回収を行い気化ヒータ8の通電を低減している。
操作部6には、運転の開始/停止を指令するための運転スイッチ16と、室温上昇スイッチ17と室温下降スイッチ18とにより構成され所望の室温を設定する室温設定手段19と、タイマースイッチや予熱待機スイッチなどの各種の操作スイッチと、時刻や設定室温を表示する表示部20と、入力電源29として商用電源を使用するときはオフ状態に操作し、入力電源29として持ち運び容易な蓄電式の電源装置を使用するときはオン状態に操作する入力電源設定ボタン21aからなる入力電源設定手段21が設けられている。
22は気化ヒータ8で加熱される気化部9の温度を検知する気化部温度検知手段で温度サーミスタからなる気化温度センサで、制御部3はこの気化温度センサ22の検知温度が所定の上限温度になると気化ヒータ8をオフし、また所定の下限温度になると気化ヒータ8をオンして気化部9の温度を液体燃料が良好に気化できる温度範囲内に保持するものである。
又、制御部3は、運転スイッチ16の運転開始指令により、気化温度センサ22の検知温度を監視して気化部9を液体燃料が気化可能な温度まで気化ヒータ8により加熱し、気化部9の温度を燃焼に適する温度まで上昇させると、電磁ポンプ11及び燃焼ファン13を駆動開始し、着火手段である放電電極23により混合ガスに点火して燃焼を開始させ、炎検知手段であるフレームロッドからなる燃焼センサ24により炎を検知し、機器本体1背面の対流ファン4の近傍に設けられた室温センサ25の検知室温と室温設定手段19で設定された設定室温との偏差に応じて、電磁ポンプ11及び燃焼ファン13を制御して燃焼火力を可変して室温設定手段19で設定された室温になるように制御する。
又、制御部3は、計時手段であるタイマー手段26を有し、タイマー手段26は制御部3から計時開始信号を受けると計時を開始し、計時している時間を制御部3に出力し、制御部3から計時停止信号を受けると計時を停止してリセットするものである。
又、制御部3は、運転スイッチ16の運転停止指令を受けると、対流ファン4と気化ヒータ8と電磁ポンプ11と燃焼ファン13とをタイマー手段26のカウントに応じて適宜消火制御して、臭い及び煙のない快適な消火を実現すると共に、燃焼センサ24により不完全燃焼を検出すると計時を開始し、所定時間経過後に計時を停止するものである。
27は金属製で中空円筒状の炎筒で、バーナ2の上部を内包するように設けられ、バーナ2の上部の炎形成部分に直接対流ファン4からの空気が当たらないようにして燃焼を安定化させると共に、炎が対流ファン4からの空気にあおられて温風吹出口5から吹き出すのを防止しているものである。
28は降圧手段で、巻線トランス(図3)又はスイッチング電源回路(図4)からなり、交流の入力電源29が持ち運び容易な蓄電式の電源装置のとき、蓄電式の電源装置からの入力電圧を降圧するものである。
30は判定手段で、入力電源設定手段21がオフ状態のときは、入力電源29として商用電源が使用されると判定し、入力電源設定手段21がオン状態のときは、入力電源29として持ち運び容易な蓄電式の電源装置が使用されると判定する。
31は切替手段で、制御部3の制御基板に設けられているリレーにて切り替えるもので、入力電源設定手段21がオフ状態のときは、判定手段30が入力電源29として商用電源が使用されると判定しているので、図3の降圧手段28が巻線トランスの場合、及び図4の降圧手段28がスイッチング電源回路の場合共、切替手段31内の気化ヒータ8側の一端の接点31Aが入力電源29側の一端の接点31aと接続し、切替手段31内の気化ヒータ8側の他端の接点31Bが入力電源29側の他端の接点31cと接続して、気化ヒータ8に入力電源29である商用電源の交流100Vの電圧がそのまま印加される。
又、入力電源設定手段21がオン状態のときは、判定手段30が入力電源29として持ち運び容易な蓄電式の電源装置が使用されると判定しているので、図3の降圧手段28が巻線トランスの場合、及び図4の降圧手段28がスイッチング電源回路の場合共、切替手段31内の気化ヒータ8側の一端の接点31Aが降圧手段28側の一端の接点31bと接続し、切替手段31内の気化ヒータ8側の他端の接点31Bが降圧手段28側の他端の接点31dと接続して、気化ヒータ8に降圧手段28により降圧された電圧が印加される。
次に、この燃焼機の着火動作について図3、図4及び図5のフローチャート図にて説明する。
まず、運転スイッチ16がオンされると(S1)、制御部3は入力電源29が商用電源かを判断する(S2)。
入力電源設定手段21がオフ状態のときは、判定手段30が入力電源29は商用電源と判定し、それにより制御部3は入力電源29が商用電源と判断して、切替手段31により気化ヒータ8に入力電源29である商用電源の交流100Vの電圧がそのまま印加されて通電がおこなわれ(S4)、気化ヒータ8の発熱により気化部9が加熱される。
図3及び図4では、気化ヒータ8側の接点31Aと31Bが、入力電源29側の接点31aと31cに接続している状態となる。
そして、気化温度センサ22の検知温度が、気化部9が液体燃料を気化し得る温度である気化温度まで上昇すると(S4)、電磁ポンプ11が始動して気化部9内に液体燃料が送油され(S5)、液体燃料は加熱気化して気化ガスとなる。
そして、その気化ガスと燃焼ファン13から供給される燃焼用空気との混合ガスを
着火手段である放電電極23により着火し(S6)、燃焼が開始される(S7)。
又、(S2)で、入力電源設定手段21がオン状態のときは、判定手段30が入力電源29は商用電源以外と判定し、それにより制御部3は入力電源29が商用電源以外の持ち運び容易な蓄電式の電源装置と判断して、気化ヒータ8に降圧手段28に降圧された50Vの電圧が印加されて通電がおこなわれる(S8)。
図3で降圧手段28が巻線トランスの場合は、気化ヒータ8側の接点31Aと31Bが、降圧手段28側の接点31bと31dに接続されて、交流50Vの電圧が気化ヒータ8に印加される。
図4で降圧手段28がスイッチング電源回路の場合は、気化ヒータ8側の接点31Aと31Bが、降圧手段28側の接点31bと31dに接続されて、直流50Vの電圧が気化ヒータ8に印加される。
次に第二の実施形態として、気化ヒータ8が常温以下では低抵抗値となるヒータ、例えばPTCヒータやセラミックヒータの場合でも持ち運び容易な蓄電式の電源装置を接続して運転できるようにしたものを説明する。
図6に示すように降圧手段28の出力電圧が、例えば交流の100V、50V、30Vの3つの電圧とし、その場合の燃焼機の着火動作について図7のフローチャート図にて説明する。
まず、運転スイッチ16がオンされると(S9)、制御部3は入力電源29が商用電源かを判断する(S10)。
入力電源設定手段21がオフ状態のときは、判定手段30が入力電源29は商用電源と判定し、それにより制御部3は入力電源29が商用電源と判断して、切替手段31により気化ヒータ8に入力電源29である商用電源の交流100Vの電圧がそのまま印加されて通電がおこなわれ(S11)、気化ヒータ8の発熱により気化部9が加熱される。
図6では、気化ヒータ8側の接点31Aと31Bが、入力電源29側の接点31aと31cに接続している状態となる。
そして、気化温度センサ22の検知温度が、気化部9が液体燃料を気化し得る温度である気化温度まで上昇すると(S12)、電磁ポンプ11が始動して気化部9内に液体燃料が送油され(S13)、液体燃料は加熱気化して気化ガスとなる。
そして、その気化ガスと燃焼ファン13から供給される燃焼用空気との混合ガスを着火手段である放電電極23により着火し(S14)、燃焼が開始される(S15)。
又、(S10)で、入力電源設定手段21がオン状態のときは、判定手段30が入力電源29は商用電源以外と判定し、それにより制御部3は入力電源29が商用電源以外の持ち運び容易な蓄電式の電源装置と判断して、最初に降圧手段28の出力電圧の中で一番低い30Vの電圧が気化ヒータ8に印加されて通電がおこなわれる(S16)。
図6では、気化ヒータ8側の接点31Aと31Bが、降圧手段28側の接点31eと31dに接続している状態となる。
これにより、気化ヒータ8が常温以下では低抵抗値となるPTCヒータやセラミックヒータの場合でも、気化ヒータ8に印加される電圧が低いので気化ヒータ8に流れる電流は小さく、それにより蓄電式の電源装置の回路内を流れる電流も定格電流以下となって、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止するのを防止できる。
そして、気化温度センサ22の検知温度が、予め定めた所定温度まで上昇すると(S17)、制御部3は気化ヒータ8の温度が上昇して抵抗値も大きくなったと判断して、気化ヒータ8に印加する電圧を30Vから50Vに変更し(S18)、(S12)へと進む。
図6では、気化ヒータ8側の接点31Aと31Bが、降圧手段28側の接点31bと31dに接続している状態となる。
これにより、気化ヒータ8の抵抗値が高くなったので、気化ヒータ8に印加する電圧を30Vから50Vに変更しても気化ヒータ8に流れる電流は小さく、それにより蓄電式の電源装置の回路内を流れる電流も定格電流以下となって、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止するのを防止でき、気化ヒータ8に印加する電圧を30Vから50Vに上げたので、気化ヒータ8の温度上昇をはやめて着火動作までの時間を早めることができる。
次に第三の実施形態として、気化ヒータ8が常温以下では低抵抗値となるヒータ、例えばPTCヒータやセラミックヒータの場合でも持ち運び容易な蓄電式の電源装置を接続して運転できるようにしたものの他の実施形態を説明する。
図6に示すように降圧手段28の出力電圧が、例えば交流の100V、50V、30Vの3つの電圧とし、その場合の燃焼機の着火動作について図8のフローチャート図にて説明する。
まず、運転スイッチ16がオンされると(S19)、制御部3は入力電源29が商用電源かを判断する(S20)。
入力電源設定手段21がオフ状態のときは、判定手段30が入力電源29は商用電源と判定し、それにより制御部3は入力電源29が商用電源と判断して、切替手段31により気化ヒータ8に入力電源29である商用電源の交流100Vの電圧がそのまま印加されて通電がおこなわれ(S21)、気化ヒータ8の発熱により気化部9が加熱される。
図6では、気化ヒータ8側の接点31Aと31Bが、入力電源29側の接点31aと31cに接続している状態となる。
そして、気化温度センサ22の検知温度が、気化部9が液体燃料を気化し得る温度である気化温度まで上昇すると(S22)、電磁ポンプ11が始動して気化部9内に液体燃料が送油され(S23)、液体燃料は加熱気化して気化ガスとなる。
そして、その気化ガスと燃焼ファン13から供給される燃焼用空気との混合ガスを着火手段である放電電極23により着火し(S24)、燃焼が開始される(S25)。
又、(S20)で、入力電源設定手段21がオン状態のときは、判定手段30が入力電源29は商用電源以外と判定し、それにより制御部3は入力電源29が商用電源以外の持ち運び容易な蓄電式の電源装置と判断して、最初に降圧手段28の出力電圧の中で一番低い30Vの電圧が気化ヒータ8に印加されて通電がおこなわれる(S26)。
図6では、気化ヒータ8側の接点31Aと31Bが、降圧手段28側の接点31eと31dに接続している状態となる。
そして、制御部3は、タイマー手段26の計時を開始し(S27)、タイマー手段26の計時時間が予め定めた所定時間に達すると(S28)、制御部3は気化ヒータ8の温度が上昇して抵抗値も大きくなったと判断して、気化ヒータ8に印加する電圧を30Vから50Vに変更し(S29)、(S22)へと進む。
図6では、気化ヒータ8側の接点31Aと31Bが、降圧手段28側の接点31bと31dに接続している状態となる。
これにより、気化ヒータ8に通電を開始してから予め定めた所定時間経過したことで、気化ヒータ8の温度が上昇して抵抗値が高くなったので、気化ヒータ8に印加する電圧を30Vから50Vに変更しても気化ヒータ8に流れる電流は小さく、それにより蓄電式の電源装置の回路内を流れる電流も定格電流以下となって、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止するのを防止でき、気化ヒータ8に印加する電圧を30Vから50Vに上げたので、気化ヒータ8の温度上昇をはやめて着火動作までの時間を早めることができる。
尚、第二の実施形態及び第三の実施形態の降圧手段28を巻線トランスで説明したが、降圧手段28をスイッチング電源回路としてもよく、スイッチング電源回路に直流の50Vと30Vの出力電圧を設けて切り替えるようにしてもよい。
又、切替手段31は制御基板に設けられているリレーにて切り替えるものとしたが、切替手段31を手動で切り替える手動切替スイッチで構成してもよい。
以上のように、気化部9を加熱する気化部加熱手段である気化ヒータ8に印加する電圧を、入力電源29が商用電源であるときは、入力電源29の電圧を気化ヒータ8に印加し、入力電源29が商用電源以外であるときは、降圧手段28により気化ヒータ8への印加電圧を降圧するので、商用電源を主電源としていた従来の燃焼機と同じ容量の500Wや700Wの気化部加熱手段を備えた燃焼機に、定格出力電力が200Wや500Wの持ち運び容易な蓄電式の電源装置を接続して運転しても、気化ヒータ8に降圧した電圧が印加されることで気化ヒータ8の消費電力を低く抑え、それにより蓄電式の電源装置が定格電流よりも小さい電流を流し、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動することなく燃焼機を運転することができる。
又、気化部9の温度を検知する気化部温度検知手段である気化温度センサ22を備え、気化温度センサ22が低温低抵抗のヒータからなるとき、制御部3は、入力電源29が商用電源以外のときは、気化ヒータ8に通電を開始してから気化温度センサ22の検知温度が予め定めた所定温度に達するまで、降圧手段28により気化ヒータ8への印加電圧を降圧し、気化温度センサ22の検知温度が予め定めた所定温度に達したら、気化ヒータ8への印加電圧の降圧を緩めるので、気化ヒータ8が低温で低抵抗の状態である通電開始時に非常に大きい突入電流が発生せずに運転が継続し、気化ヒータ8の温度が所定温度まで上昇して抵抗値が大きくなったら、気化ヒータ8への印加電圧の降圧を緩めることで気化部9の温度上昇を早めることができる。
又、計時を行うタイマー手段26を設け、気化ヒータ8が低温低抵抗のヒータからなるとき、制御部3は、入力電源29が商用電源以外であるときは、気化ヒータ8に通電を開始したときにタイマー手段26の計時を開始し、タイマー手段26の計時時間が予め定めた所定時間に達するまで、降圧手段28により気化ヒータ8への印加電圧を降圧し、タイマー手段26の計時時間が予め定めた所定時間に達したら、気化ヒータ8への印加電圧の降圧を緩めるので、気化ヒータ8が低温で低抵抗の状態である通電開始時に非常に大きい突入電流が発生せずに運転が継続し、通電開始から所定時間経過して気化ヒータ8の温度が上昇して抵抗値が大きくなったら、気化ヒータ8への印加電圧の降圧を緩めることで気化部9の温度上昇を早めることができる。
2 バーナ(燃焼部)
3 制御部
8 気化ヒータ(気化部加熱手段)
9 気化部
11 電磁ポンプ (燃油供給手段)
13 燃焼ファン(燃焼用送風機)
28 降圧手段
29 入力電源
30 判定手段

Claims (4)

  1. 燃油を気化する気化部を備えた燃焼部と、ヒータからなり前記気化部を加熱する気化部加熱手段と、前記気化部に燃油を供給する燃油供給手段と、燃焼用空気を供給する燃焼用送風機と、前記燃焼部の燃焼を制御する制御部とを備えた燃焼機に於いて、前記燃焼機に接続される入力電源が商用電源であるかを判定する判定手段と、前記気化部加熱手段への印加電圧を降圧可能な降圧手段とを設け、前記制御部は、前記入力電源が商用電源であるときは、前記入力電源の電圧を前記気化部加熱手段に印加し、前記入力電源が商用電源以外であるときは、前記降圧手段により前記気化部加熱手段への印加電圧を降圧することを特徴とする燃焼機。
  2. 前記気化部の温度を検知する気化部温度検知手段を備え、前記気化部加熱手段が低温低抵抗のヒータからなるとき、前記制御部は、前記入力電源が商用電源以外であるときは、前記気化部加熱手段に通電を開始してから前記気化部温度検知手段の検知温度が予め定めた所定温度に達するまで、前記気化部加熱手段への印加電圧を降圧し、前記気化部温度検知手段の前記検知温度が予め定めた前記所定温度に達したら、前記気化部加熱手段への印加電圧の降圧を緩めることを特徴とする請求項1記載の燃焼機。
  3. 計時を行うタイマー手段を設け、前記気化部加熱手段が低温低抵抗のヒータからなるとき、前記制御部は、前記入力電源が商用電源以外であるときは、前記気化部加熱手段に通電を開始したときに前記タイマー手段の計時を開始し、前記タイマー手段の計時時間が予め定めた所定時間に達するまで、前記気化部加熱手段への印加電圧を降圧し、前記タイマー手段の前記計時時間が予め定めた前記所定時間に達したら、前記気化部加熱手段への印加電圧の降圧を緩めることを特徴とする請求項1記載の燃焼機。
  4. 前記降圧手段は、巻線トランス又は、スイッチング電源回路からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の燃焼機。
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