JP2024026728A - 外観検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面に複数の凹凸を有する、ポリッシング工程前のウェーハの欠陥を検出する外観検査装置を提供する。【解決手段】表面に複数の凹凸を有する、ポリッシング工程前のウェーハWの欠陥を検出する外観検査装置1であって、ウェーハを保持する保持手段131と、ウェーハWのアペックス部WAを検査するアペックス検査手段114とを備え、アペックス検査手段114が、光軸がウェーハWの中心軸と直交し、アペックス部WAに測定光を照射する第1の面照明117a及び疑似同軸落射照明118と、光軸が疑似同軸落射照明118と一致し、アペックス部WA及びベベル部WBを撮像する第3の撮像手段119とを有するとともに、第1の面照明117aの中央部には開口部117cが形成され、当該開口部117cを介して疑似同軸落射照明118からの測定光がアペックス部WAに照射される。【選択図】図6

Description

本発明は、表面に複数の凹凸を有する、ポリッシング工程前のウェーハの欠陥を検出する外観検査装置に関する。
一般的に、ウェーハの製造方法は、単結晶シリコン等のインゴットをダイヤモンドブレード等によって切断(スライス)したウェーハの複数回の表面平坦化工程を含んでいる。表面平坦化工程としては、例えば、スライシングで発生するウェーハ表面の凹凸の解消及び面内の厚みの均一化のためのラッピング工程、ウェーハ表面上の機械加工のダメージを取り除くためのエッチング工程、最終的に目的とする表面精度に仕上げるためのポリッシング工程(研磨工程)がある。
ラッピング工程では、切断されたウェーハの両面(表面及び裏面)を、例えば、アルミナ研磨剤等のラップ剤を用いたラッピング加工によって粗研磨する。これにより、ウェーハの表面及び裏面を平行に整え、ウェーハを所定の厚さに加工する。
次のエッチング工程では、溶液やガス等を用いて、ウェーハの両面をエッチングする。これにより、ウェーハの両面に形成された凹凸が低減し、ウェーハの両面が平坦化される。
ポリッシング工程は、粗研磨する1次ポリッシング工程と、精密研磨する2次ポリッシング工程とに分けられる場合がある。この場合、1次ポリッシング工程では、研磨装置を用いてウェーハの両面が粗研磨するとともに親水化処理し、2次ポリッシング工程では、1次ポリッシング工程と同様に、研磨装置を用いてウェーハの両面を精研磨し、鏡面状に仕上げる。
ところで、ウェーハの製造工程では、外観検査装置によりウェーハの表面上のキズ、汚れ、スクラッチ、ピット(穴)、ピンホールなどの欠陥の有無や状態が検査される。
例えば、従来の半導体ウェーハの表面検査システムは、半導体ウェーハの表面の全域に光源装置によって斜め方向から光を照射し、CCDカメラで半導体ウェーハ全体を撮影する(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のウェーハ外観検査装置は、インコヒーレント光を収束してウェーハ面に、優勢なパターンライン方向に対して45度をなす方位群からから斜方照射するインコヒーレント光源を有し、このインコヒーレント光のパターンコーナーからの反射をブロックする光学的マスクを結像光学系に設置する(例えば、特許文献2参照)。
さらに、従来の異物検査装置は、検査光照射装置でウェーハを斜方照明し、暗視野下のウェーハでの検査光の散乱光を散乱光検出器で検出して異物の座標位置を特定する異物検査装置に落射照明装置及び撮像装置を設ける。散乱光検出器の検出に基づき異物判定装置で特定された異物の座標位置を落射照明装置による明視野照明下で撮像装置によって撮像し、この撮像に基づいて異物画像を抽出する(例えば、特許文献3参照)。
特開2011-203245号公報 特開2003-185593号公報 特許第3938227号
ところで、表面にキズ等の欠陥を有するウェーハは、その製造工程において比較的早い段階で取り除かれていることが、後続の製造工程で良品のみを処理することができることから、生産効率、製造コストの面において優位である。
しかしながら、従来の外観検査装置は、ポリッシング工程後の鏡面状のウェーハ表面の欠陥(凹凸)を検出することに対しては有用であるものの、例えば、エッチング工程後においてウェーハ表面に複数の凹凸を有した状態で、当該凹凸と区別してキズ等の欠陥を検出するには限界があった。
本発明は、上記課題を解決すためになされたもので、表面に複数の凹凸を有する、ポリッシング工程前のウェーハであっても、凹凸と区別して効果的にキズ等の欠陥を検出する外観検査装置を提供するものである。
本発明に係る外観検査装置は、表面に複数の凹凸を有する、ポリッシング工程前のウェーハの欠陥を検出する外観検査装置であって、前記ウェーハを保持する保持手段と、前記ウェーハのアペックス部を検査するアペックス検査手段とを備え、前記アペックス検査手段が、光軸が前記ウェーハの中心軸と直交し、前記アペックス部に測定光を照射する第1の面照明及び疑似同軸落射照明と、光軸が前記疑似同軸落射照明と一致し、前記アペックス部及びベベル部を撮像する第3の撮像手段とを有するとともに、前記第1の面照明の中央部には開口部が形成され、当該開口部を介して前記疑似同軸落射照明からの測定光が前記アペックス部に照射されるものである。
本発明によれば、表面に複数の凹凸を有する、ポリッシング工程前のウェーハであっても、凹凸と区別して効果的にキズ等の欠陥を検出する外観検査装置を提供することができる。特に、ウェーハのアペックス部におけるキズ等を検出する外観検査装置を提供し、このアペックス部におけるキズ等を起点としたウェーハの破損等を未然に防止する。
第1の実施形態に係る外観検査装置の装置ブロック図である。 第1の実施形態に係る外観検査装置の概略構成を示す平面模式図である。 第1の実施形態に係る表面検査部の概略構成を示す図であって、(A)は平面図、(B)は正面図である。 第1の実施形態に係る直接照明部及び間接照明部からの照射強度を示す模式図である。 第1の実施形態に係るウェーハの検査領域を示す模式図である。 第1の実施形態に係るエッジ検査部の概略構成を示す図であって、(A)は平面図、(B)は正面図である。 第1の実施形態に係るウェーハのエッジ部を示す模式図である。 第1の実施形態に係る外観検査装置の処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るエッジ検査部の処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る表面検査部の処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る表面検査部の概略構成を示す図であって、(A)は平面図、(B)は側面図である。
ここで、本発明は多くの異なる形態で実施可能である。したがって、下記の実施形態の記載内容のみで解釈すべきではないことはいうまでもない。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る外観検査装置1の装置ブロック図である。
図1に示すように、外観検査装置1は、少なくともウェーハ表面及び/又は裏面の欠陥を検査する検査部100と、ウェーハを検査部100に搬送する搬送部200と、検査部100で撮像された画像に基づいてウェーハ表面及び/裏面のキズ等の欠陥を検出する演算部300と、画像データ等を記憶する記憶部400と、演算部300で検出された欠陥の有無や位置を表示する画像表示部及び画像上のカーソル操作等を行うための操作部を備えた入出力部500と、を備えている。
なお、本発明において、外観検査装置1は、少なくともウェーハ検査部100を備えていればよい。
図2は、外観検査装置1の概略構成を示す平面模式図である。
図2に示すように、検査部100は、少なくともウェーハWの裏面を検査する裏面検査部120、及び/又はウェーハWの表面を検査する表面検査部130と、ウェーハWのエッジ部を検査するエッジ検査部110と、を備えている。
搬送部200は、未検査のウェーハWが収納されている一つ又は複数の収納部210と、不良品と判定されたウェーハWが収納される不良品収納部220と、収納部210からエッジ検査部110へウェーハWを搬送する搬送アーム230と、エッジ検査部110から裏面検査部120へウェーハWを搬送する反転アーム240と、裏面検査部120から表面検査部130へウェーハWを搬送する反転アーム250と、を備えている。
ここで、各収納部210に収納されているウェーハWは、表面に凹凸を有する、ポリッシング工程前のものであり、シリコンウェーハやシリコンカーバイト(SiC)、ガリウムヒ素(GaAs)、ガリウムリン(GaP)、窒化ガリウム(GaN)などの化合物ウェーハの半導体ウェーハである。
搬送アーム230は、一つ又は複数のウェーハWが整列収納された収納部210から、ウェーハWの外周縁部を把持して1枚のウェーハWを引き出し、引き出したウェーハWをエッジ検査部110の保持部111上に載置する。また、搬送アーム230は、エッジ検査部110、裏面検査部120及び表面検査部130での検査を経て良品と判定されたウェーハWを収納部210の元の位置へ収納する一方で、不良品と判定されたウェーハWを不良品収納部220へ収納する。
反転アーム240は、ウェーハWを吸着保持する吸着保持部241と、吸着保持部241を支持する支持部242と、を備えている。
吸着保持部241は、図示しない吸着機構によりエッジ検査部110においてエッジ部の検査が終了した保持部111上のウェーハWの裏面又は表面側からウェーハWを吸着保持し、支持部242を基点として180度回転してウェーハWを反転させ、裏面検査部120の保持部121上に表裏反転したウェーハWを載置する。
反転アーム250は、ウェーハWを吸着保持する吸着保持部251と、吸着保持部251を支持する支持部252と、を備えている。
吸着保持部251は、図示しない吸着機構により裏面検査部120において裏面検査が終了した保持部121上のウェーハWの裏面又は表面側からウェーハWを吸着保持し、支持部252を基点として180度回転してウェーハWを反転させ、表面検査部130の保持部131上に表裏反転したウェーハWを載置する。
以下、表面検査部130、裏面検査部120及びエッジ検査部110について、詳細に説明する。
まず、図2及び図3を用いて、表面検査部について説明する。ここで、図3は、表面検査部130の概略構成を示す(A)平面図及び(B)正面図である。
図2及び図3に示すように、表面検査部130は、ウェーハWを保持し、保持したウェーハWを円周方向に回転可能な保持部131と、当該保持部131を基準位置P5から検査位置P6へ移動させる搬送レール132と、を備えている。
保持部131は、円盤状のテーブル131aと、テーブル131aを支持する支柱131bと、を有している。
なお、保持部131は、ウェーハWをテーブル131a上に安定的に保持するための吸着機構等の位置決め機構を有していてもよい。
検査位置P6には、ウェーハWの所定の検査領域Sに対して、斜め方向から複数の測定光を照射する第1の照明部133と、ウェーハWからの距離が第1の照明部133よりも遠く、かつ、ウェーハWからの仰角が第1の照明部133よりも大きい位置に配置され、検査領域Sに対して測定光を照射する第2の照明部134と、光軸が検査領域Sの仮想中心軸Aと一致し、検査領域Sを撮像する撮像部135(以下、便宜上、第1の撮像部135と称する)と、が配設されている。
第1の照明部133は、仮想中心軸Aを挟んで対向2方向、及び当該方向と直交する対向2方向から検査領域Sに対して測定光を照射する。このとき、例えば、第1の照明部133a及び第1の照明部133cからの照射により、検査領域Sに測定光が照射された状態となる。
ここで、仮想中心軸Aは、検査領域Sの略中心C(図5参照)を通り、ウェーハWに直交する直線とする。中心Cは、例えば、検査領域Sの重心であってもよいし、対向する第1の照明部133からの距離が等しい点とすることができる。
第1の照明部133は、図示しないが、LED(Light Emitting Diode)光源装置、光ファイバ、ラインライトガイド、集光レンズを備えている。第1の照明部133(ラインライトガイド)は、平面視したときに、矩形の4辺をなすようにして配設されている。集光レンズは、例えば、シリンドリカルレンズである。
第1の照明部133は、LED光源装置から光ファイバの入射側に入射されたLED光を、出射側の光ファイバの端部を直線状に並設したラインライトガイドから集光レンズを通して、ウェーハWの検査領域Sに対して照射する。このとき、照射される測定光は、集光レンズによって、検査領域Sに合わせて適宜その集光幅が調整される。
中心Cを頂点とする第1の照明部133のウェーハW表面に対する照射角度は、好ましくは10~30度であり、例えば、15度である。
第1の照明部133からの測定光を上記範囲内の照射角度で照射することにより、ウェーハW表面のキズや汚れを浮き出させることができる。
第1の照明部133からの測定光は、斜め方向から照射されるため、暗視野照明となる。その結果、ウェーハW表面の欠陥を検出するにあたり、照明の方向依存性が問題となる場合がある。そこで、上述したように、第1の照明部133が、仮想中心軸Aまわりの4方向から検査領域Sに対して測定光を照射することによって、方向依存性を解消するようにしている。
なお、以上では、第1の照明部133が直線状のラインライトガイド等を備えた構成を示したが、これに限定されず、検査領域Sに対して測定光を照射することができればよく、例えば、点光源であってもよい。
また、第1の照明部133として、仮想中心軸まわりの4方向から測定光を照射した例を示したが、例えば、直交する2方向から測定光を照射するようにしてもよいし、仮想中心軸まわりに120度の間隔を開けた3方向から測定光を照射するようにしてもよい。
第2の照明部134は、ウェーハWからの距離が第1の照明部133よりも遠く、かつ、中心Cを頂点とするウェーハW表面からの仰角が第1の照明部133よりも大きい位置に配設されている。第2の照明部134は、第1の撮像部135の撮像視野に入らない位置に配設されている。
中心Cを頂点とする第2の照明部134のウェーハW表面(同一平面)に対する照射角度は、好ましくは10~40度であり、より好ましくは20~30度である。
第2の照明部134は、検査領域Sに対して、測定光を直接的に照射する直接照明部134aと、直接照明部134aに対し後述する第1の撮像部135を挟んで対向する位置に配設され、検査領域Sに対して測定光を間接的に照射する間接照明部134bと、備えている。
この場合、直接照明部134aの照射角度は、例えば、25度である。
直接照明部134a及び間接照明部134bは、複数のLED光源が直線状に並設され、この複数のLED光源からの測定光を検査領域Sに対して照射する。
直接照明部134aは、ウェーハWの検査領域Sに対して、測定光として発散光を直接的に照射するものである。
間接照明部134bは、その光軸が第1の撮像部135の光軸と直交するように配設されており、ウェーハWの検査領域Sに対して、測定光として発散光(LED光源)を間接的に照射するものである。間接照明部134bは、第1の撮像部135の円筒部135bに向かって測定光を直接的に照射し、その散乱光をウェーハWの検査領域Sに対して照射する。第1の撮像部135の円筒部135bを利用することにより、別機構を設けることなく、容易に間接照明を作り出すことができる。
なお、間接照明部134bは、上記構成に限定されず、間接照明を作り出すことができればどのような構成であってもよい。
図4は、直接照明部及び間接照明部からの照射強度を示す模式図である。
直接照明部134aは、検査領域Sに対して斜め方向から測定光を照射するため、検査領域Sに対する照射強度L1は均一とならず、直接照明部134aからの距離が大きくなるにしたがって照射強度L1が弱くなる。すなわち、検査領域Sでは、直接照明部134a側から第1の撮像部135側に向かって照射強度L1が弱くなる。
そこで、本発明においては、検査領域Sに対する照射強度を均一とするため、照射強度L1が弱くなっている第1の撮像部135側、すなわち、直接照明部134aに対し第1の撮像部135を挟んで対向する位置に間接照明部134bを配設し、間接照明部134bからの間接的な散乱光の照射強度L2により検査領域Sに対する照射量を補い、照射強度を均一とするものである。
第2の照明部134は、本来、斜め方向からの照射であるため暗視野照明となるが、本発明においては、表面に凹凸(梨地)を有するポリッシング工程前のウェーハWを検査対象としているために撮像部135に向かう測定光の反射量が多い。その結果、第1の照明部133の暗視野照明で検出される欠陥とは異なる欠陥を検出することが可能となり、従来の検査装置では検出が困難であった欠陥を検出可能とする。また、方向依存性も小さくなる。
第1の撮像部135は、カメラ135aと、内部に主光線が光軸に対して平行なテレセントリックレンズが設けられた円筒部135bと、を備えており、上述したように、間接照明部134bから当該円筒部135bに向かって測定光を直接的に照射することによって間接照明を作り出す。
図5は、ウェーハWの検査領域Sを示す模式図である。
図5に示すように、検査領域Sは、ウェーハWの表面を6分割(検査領域S1~S6)したうちの一つである。表面検査部130では、図示しない駆動機構によりウェーハWを移動させて、検査領域S1~S6を順次検査する。このように、ウェーハW表面を分割して検査することにより、低画素のカメラであっても表面上の欠陥を鮮明にとらえることができ、また、一つの検査領域Sに対する測定光照射量を多くすることができる。
なお、検査領域Sの分割数は特に制限されず、例えば、4分割したうちの一つを検査領域Sとしてもよいし、ウェーハWの表面全体を検査領域Sとしてもよい。
裏面検査部120は、表面検査部130と同様の構成であり、詳細は省略するが、ウェーハWを保持し、保持したウェーハWを円周方向に回転可能な保持部121と、当該保持部121を基準位置P3から検査位置P4へ移動させる搬送レール122と、を備え、検査位置P4には、ウェーハWの所定の検査領域Sに対して、斜め方向から複数の測定光を照射する第1の照明部123と、ウェーハWからの距離が第1の照明部123よりも遠く、かつ、ウェーハWからの仰角が第1の照明部123よりも大きい位置に配置され、検査領域Sに対して測定光を照射する第2の照明部124と、光軸が検査領域Sの仮想中心軸Aと一致し、検査領域Sを撮像する(第1の)撮像部125と、が配設されている。
演算部300は、撮像された画像データを検査部100(第1の撮像部125、135)から取得すると、ウェーハW表面上の欠陥を検出し、検出内容を反映させた画像処理後の画像データを入出力部500の画像表示部に表示する。
この際、演算部300は、ウェーハWの検査領域S1~S6の画像を一つにまとめて、1枚のウェーハWの画像として編集し、この編集画像データを入出力部500に出力するようにしてもよい。
また、演算部300は、各照明部及び撮像部をそれぞれ独立して制御し、また、各照明による調光を可能とする。
次に、図2、図6及び図7を用いて、エッジ検査部について説明する。ここで、図6は、エッジ検査部110の概略構成を示す(A)平面図及び(B)正面図であり、図7はウェーハWのエッジ部を示す模式図である。
図2及び図6に示すように、エッジ検査部110は、ウェーハWを保持し、保持したウェーハWを円周方向に回転させる保持部111と、当該保持部111を基準位置P1から検査位置P2へ移動させる搬送レール112と、を備えている。
保持部111は、円盤状のテーブル111aと、テーブル111aを支持する支柱111bと、を有している。
なお、保持部111は、ウェーハWをテーブル111a上に安定的に保持するための吸着機構等の位置決め機構を有していてもよい。
検査位置P2には、ウェーハWのエッジ部のベベル部を検査するベベル検査部113と、ベベル検査部113とは異なる位置でアペックス部及びベベル部を検査するアペックス検査部114と、が配設されている。
ベベル検査部113及びアペックス検査部114により、研磨処理やウェーハ搬送時に発生するキズやチッピング等の欠陥を検出することができる。
図7に示すように、ベベル部WBはウェーハエッジ部の外周端部に向かって傾斜している部分であり、アペックス部WAは上下のベベル部WBに繋がるウェーハWの外周端面部分である。ウェーハWは、ポリッシング工程前であるためその表面に凹凸を有しているが、エッジ部はキズ等の発生を抑制するため、研磨処理が施されている。
ベベル検査部113は、ウェーハWの両面(表面及び裏面)側からベベル部WBに測定光を照射する環状照明115aと、光軸がウェーハWの中心軸Bと直交し、少なくとも上下のベベル部WBに測定光を照射する面照明115bと、光軸が環状照明115aの中心軸と一致し、ベベル部WBを撮像する第2の撮像部116と、を備えている。
ベベル検査部113では、主に、ベベル部WBのうちウェーハW表面側の領域WB2に測定光を照射し、第2の撮像部116で当該領域を撮像する。
なお、ベベル検査部113には、面照明115bは備えられていなくてもよい。
環状照明115aは、円環状の配線基板上に複数のLED光源が配置されている。
環状照明115aの中心軸は、ウェーハWの中心軸Bと平行で、ウェーハWの両面(表面及び裏面)からベベル部WBに測定光を照射する。
面照明115bは、略矩形状であり、複数のLED光源が縦及び横方向に並設されている。ベベル検査部114が面照明115bを備えることにより、ベベル部WBからの反射光を十分に得ることができ、より鮮明なベベル部WBの撮像画像を得ることができる。
第2の撮像部116は、カメラ116aと、内部に主光線が光軸に対して平行なテレセントリックレンズが設けられた円筒部116bと、を備え、ウェーハWを挟んで対向するように配置されている(各撮像部の光軸は一致している)。
アペックス検査部114は、光軸がウェーハWの中心軸Bと直交し、アペックス部WAに測定光を照射する第1の面照明117aと、ウェーハWの表面及び裏面側からアペックス部WAに測定光を照射する第2の面照明117bと、光軸がウェーハWの中心軸Bと直交し、アペックス部WA及びベベル部WBに測定光を照射する疑似同軸落射照明118と、光軸が疑似同軸落射照明118と一致し、アペックス部WA及びベベル部WBを撮像する第3の撮像部119と、を備えている。
疑似同軸落射照明118は、主に、アペックス部WAのうちウェーハW表面に対し垂直な面領域WA1に測定光を照射し、第1の面照明117aは、主に、アペックス部WAのうちウェーハW表面に垂直な面領域からベベル部WBにかけて傾斜する領域WA2に測定光を照射する。第2の面照明117bは、主に、ベベル部WBのうちアペックスWA側の領域WB1に測定光を照射する。
第1の面照明117aの中央部には開口部117cが形成され、当該開口部117cを介して疑似同軸落射照明118からの測定光がアペックス部WAに照射されるとともに、アペックス部WAの画像が第3の撮像部119によって撮像される。
なお、アペックス検査部114には、第2の面照明117bは備えられていなくてもよい。
第1の面照明117aは、略矩形状であり、複数のLED光源が縦及び横方向に並設されている。第1の面照明117aの中央部には、開口部117cが形成されている。
第1の面照明117aの前方(ウェーハW側)には、第1の面照明117aに対向するように、その中央部に開口部が形成された拡散板を設けてもよい。
第2の面照明117bは、略矩形状であり、複数のLED光源が縦及び横方向に並設されている。アペックス検査部114が第2の面照明117bを備えることにより、アペックス部WAとベベル部WBとの屈曲した境界部分からの反射光を十分に得ることができ、より広範囲で鮮明なアペックス部WA及びベベル部WBの撮像画像を得ることができる。
疑似同軸落射照明118は、面照明118aと、ビームスプリッタ又はハーフミラー118bと、を備えている。
面照明118aから出射された測定光はビームスプリッタ118bによって反射され、第1の面照明117aの開口部117cを通って、アペックス部WAに照射される。
アペックス部WAで反射した反射光及び第1の面照明117aからの測定光が反射した反射光は、第1の面照明117aの開口部117cを通って、ビームスプリッタ118bを透過した後、第3の撮像部119により受光される。
第3の撮像部119は、カメラ119aと、内部に主光線が光軸に対して平行なテレセントリックレンズが設けられた円筒部119bと、を備えている。
上述したように、ウェーハWのエッジ部は研磨処理が施されているため、アペックス部WAに疑似同軸落射照明118からの照射光を介在させずにアペックス部WAを第3の撮像部119で撮像すると、撮像画像内にアペックス部WAで反射した開口部117cの縁部の像が写りこんでしまう。
本実施形態に係るアペックス検査部114では、アペックス部WAにビームスプリッタ118bを介した疑似同軸落射照明118からの照射光を照射しているため、鏡面状となっているアペックス部WAに反射して開口部117cの縁部の像が撮像画像内に写り込むのを抑えることができる。
第2の撮像部116及び第3の撮像部119で撮像された画像は、演算部300へ出力され、演算部300によって帯状の画像として編集される。演算部300は、ベベル部WB及びアペックス部WAの欠陥を検出し、検出内容を反映させた画像処理後の画像データを入出力部500の画像表示部に表示する。
なお、本発明に係る外観検査装置1は、少なくとも表面検査部130及び/又は裏面検査部120を備えていればよく、エッジ検査部110は必須ではない。
次に、本実施形態に係る外観検査装置1の処理動作について、図8~図10を用いて説明する。図8は本発明に係る外観検査装置の処理を示すフローチャートであり、図9はエッジ検査部の処理を示すフローチャートであり、図10は表面検査部の処理を示すフローチャートである。なお、裏面検査部120における処理動作は、表面検査部130の処理動作と同様であるため、説明を省略する。
図8に示すように、外観検査装置1は、収納部210が上下動エレベータ上(不図示)に投入されると、上下動エレベータは、収納部210内の検査対象のウェーハWの位置がエッジ検査部110の保持部111の高さと合うように、収納部210を上下方向に移動させる。
搬送アーム230は、収納部210から1枚のウェーハWを引き出し、ウェーハWをエッジ検査部110の基準位置P1に待機している保持部111上に載置する(ステップS100)。
次いで、保持部111は、搬送レール112に沿ってウェーハWのエッジ部を検査する検査位置P2に移動し、検査位置P2にてウェーハWのエッジ部を検査する(ステップS200)。
図9に示すように、エッジ検査部110の検査位置P2では、ベベル検査部113の環状照明115a及び面照明115bからベベル部WBに測定光を照射し、一方で、ベベル検査部113とは異なる位置で、アペックス検査部114の第1の面照明117a、第2の面照明117b及び疑似同軸落射照明118からアペックス部WA及びベベル部WBに測定光を照射する(ステップS210)。
第2の撮像部116及び第3の撮像部119は、撮像領域におけるウェーハWのベベル部WB、アペックス部WAを含む領域をそれぞれ撮像し(ステップS220)、演算部300に画像データを出力する(ステップS230)。
なお、上下のベベル部WBの撮像は、同時又は個別のいずれでもよい。
ウェーハW外周縁部の全周の撮像が終わっていない場合(ステップS240:NO)、保持部111は、先の撮像領域と一部重畳する範囲で次の撮像領域まで所定の角度回転し(ステップS250)、第2の撮像部116及び第3の撮像部119が新たな撮像領域(次の撮像領域)のベベル部WB及びアペックス部WAを含む領域を撮像し、演算部300に画像データを出力する。
以上のようにして、保持部111は、順次、次の撮像領域まで所定の角度回転し、第2の撮像部116及び第3の撮像部119が、新たな撮像領域(次の撮像領域)のベベル部WB及びアペックス部WAを含む領域を撮像し、演算部300に画像データを出力して、ウェーハWの外周縁部の全周の撮像、画像データ出力が終了した場合(ステップS240:YES)、ウェーハWのエッジ検査処理を終了する。
演算部300は、撮像された画像データを取得すると、ウェーハWのエッジ部をウェーハWの所定の中心角ごとに帯状の画像として編集し、画像処理後の編集画像データを入出力部500に出力し、画像表示する。
検査位置P2にてエッジ検査が終了すると、保持部111は、ウェーハWを保持した状態で搬送レール112に沿って検査位置P2から基準位置P1へ移動する。
反転アーム240は、基準位置P1の保持部111に保持されたウェーハWの裏面又は表面側からウェーハWを吸着保持し、支持部242を基点に吸着保持部241を180度回転してウェーハWを反転させて、裏面検査部120の基準位置P3に待機する保持部121に表裏反転したウェーハWを載置する(ステップS300)。
次いで、保持部121は、搬送レール122に沿ってウェーハWの裏面を検査する検査位置P4に移動し、検査位置P4にてウェーハWの裏面を検査する(ステップS400)。
検査位置P4にて裏面検査が終了すると、保持部121は、ウェーハWを保持した状態で搬送レール122に沿って検査位置P4から基準位置P3へ移動する。
反転アーム250は、基準位置P3の保持部121に保持されたウェーハWの裏面又は表面側からウェーハWを吸着保持し、支持部252を基点に吸着保持部251を180度回転してウェーハWを反転させて、表面検査部130の基準位置P5に待機する保持部131に表裏反転したウェーハWを載置する(ステップS500)。
次いで、保持部131は、搬送レール132に沿ってウェーハWの表面を検査する検査位置P6へ移動し、検査位置P6にてウェーハWの表面を検査する(ステップS600)。
図10に示すように、表面検査部130における検査位置P6では、第1の照明部133及び第2の照明部134からウェーハW表面の検査領域Sに対して測定光を照射する(ステップS610)。ここで、最初に測定光を照射する検査領域Sは、ウェーハWを6分割(縦3×横2)したうちの1か所、検査領域S1とする(図5参照)。
表面検査部130では、まず、第1の照明部133のうち、1組の対向照明(例えば、第1の照明部133a及び133c)から測定光を照射し、次に、残り1組の対向照明(例えば、第1の照明部133b及び133d)から測定光を照射し、最後に、第2の照明部134から測定光を照射する。
第1の撮像部135は、それぞれの照射ごとに検査領域S1からの反射光を受光し、撮像領域におけるウェーハW表面の検査領域S1を含む領域を撮像し(ステップS620)、演算部300に画像データを出力する(ステップS630)。
次いで、保持部131は、図示しない駆動機構により-Y方向に移動して、第1の撮像部135の撮像領域内に、順次、検査領域S2、S3を移動させ、検査領域S1と同様にして、撮像領域におけるウェーハW表面の検査領域S2、S3を含む領域を撮像し、演算部300に画像データを出力する。
保持部131は、検査領域S3の検査が終わると、中心軸Bまわりに180度回転し、検査領域S1~S3と同様にして、第1の撮像部135により検査領域S4を含む領域を撮像する。続けて、保持部131は、図示しない駆動機構により-Y方向に移動して、検査領域S1と同様にして、順次、第1の撮像部135により検査領域S5、S6を含む領域を撮像し、演算部300に画像データを出力する(ステップS640)。
以上のようにして、第1の撮像部135はウェーハW表面を全て撮像し、ウェーハWの表面検査処理を終了する。
演算部300は、撮像された画像データを検査部100(第1の撮像部125、135)から取得すると、ウェーハW表面上の欠陥を検出し、検出内容を反映させた画像処理後の画像データを入出力部500の画像表示部に表示する。
検査位置P6にて表面検査が終了すると、保持部131は、ウェーハWを保持した状態で搬送レール132に沿って検査位置P6から基準位置P5へ移動する。
搬送アーム230は、エッジ部、表面及び裏面の検査を終えたウェーハWが演算部300によって良品であると判定された場合(ステップS700:YES)、当該ウェーハWを保持部131から収納部210の元の位置に収納し(ステップS800)、演算部300によって不良品であると判定された場合(ステップS700:NO)、当該ウェーハWを不良品収納部220に収納し(ステップS900)、ウェーハWの外観検査処理を終了する。
なお、ウェーハWの良品判定は、エッジ検査(ステップS200)及び/又は裏面検査(ステップS400)後にも行ってよく、ここで不良品と判定された場合には、後続の検査工程を省略し、不良品と判定されたウェーハWを不良品収納部220に収納してもよい。
続けて、上下動エレベータは、収納部210内の次の検査対象であるウェーハWの位置が保持部111の高さと合うように収納部210を上下方向に移動させて、上述の処理動作と同様に、収納部210内の全てのウェーハWに対して同様の外観検査を連続的に実行する。
外観検査装置1は、収納部210内の全てのウェーハWに対して外観検査を終えると、演算部300が検査結果を入出力部500に出力し、入出力部500が欠陥を検出したウェーハWの番号(必要に応じて、画像処理後のウェーハWの画像)を表示する。
以上のようにして、外観検査装置1は、ウェーハWの表裏面及びエッジ部の欠陥有無を検査する。
[第2の実施形態]
本実施形態に係る外観検査装置について、図11を用いて説明する。図11は、本実施形態に係る表面検査部の概略構成を示す図であって、(A)は平面図、(B)は側面図である。
なお、本実施形態において、上記第1の実施形態と重複する説明は省略する。
図11に示すように、表面検査部130の検査位置P6には、ウェーハWの所定の検査領域Sに対して、斜め方向から測定光を照射する第1の照明部136と、ウェーハWからの距離が第1の照明部136よりも遠く、かつ、ウェーハWからの仰角が第1の照明部136よりも大きい位置に配置され、検査領域Sに対して測定光を照射する第2の照明部134及び第3の照明部137と、光軸が検査領域Sの仮想中心軸Aと一致し、検査領域Sを撮像する撮像部135(第1の撮像部135)と、が配設されている。
以下、第1の照明部136及び第3の照明部137について説明する。第2の照明部134及び第1の撮像部135については、上記第1の実施形態と同様の構成であるため、その説明を省略する。
第1の照明部136は、第1の実施形態の場合と同様のウェーハW表面のキズ等を検出するための照明であり、その光軸が検査領域Sの仮想中心軸Aと一致し、検査領域Sに対して測定光を照射する環状照明である。環状照明とすることにより、一つの照明でより照射ムラを起こすことなく、検査領域Sに測定光を照射することができる。
第1の照明部(環状照明)136は、円環状の配線基板上に複数のLED光源が配置されている。
また、ウェーハWの検査領域Sに対する照明ムラを更に低減させる観点から、第1照明部136の配設位置(高さ)は、ウェーハWから5~15mmであり、例えば、12mmである。また、第1の照明部136は、ウェーハW側に拡散板を備えていてもよいし、環状照明を複数上下に重ねて使用してもよい。
第3の照明部137(137a、137b)は、ウェーハWからの距離が第1の照明部136よりも遠く、かつ、ウェーハWからの仰角が第1の照明部136よりも大きい位置に配置されるとともに、検査領域Sの仮想中心軸Aを挟んで対向して配置される第2の照明手段134の配設方向と直交する対向2方向に配設されて、検査領域Sに対して測定光を照射する。
第3の照明部137a、137bは、ウェーハW表面に対して傾斜するように設けられ、その傾斜角度はウェーハWの仮想中心軸Aに対して60~80度であり、例えば、70度(ウェーハW表面に対して10~30度であり、例えば、20度)である。
第3の照明部137により、第1の照明部136及び第2の照明部134では検出できないようなウェーハW表面に付着した汚れ、異物等を検出することができる。
第3の照明部137は、図示しないが、LED(Light Emitting Diode)光源装置、光ファイバ、ラインライトガイド、集光レンズを備えている。集光レンズは、例えば、シリンドリカルレンズである。
第3の照明部137は、LED光源装置から光ファイバの入射側に入射されたLED光を、出射側の光ファイバの端部を直線状に並設したラインライトガイドから集光レンズを通して、ウェーハWの検査領域Sに対して照射する。このとき、照射される測定光は、集光レンズによって、検査領域Sに合わせて適宜その集光幅が調整される。
また、第3の照明部137は、その長手方向が同一方向となるように配設されている。これにより、ウェーハW表面上でのハレーションを防止し、キズや汚れなどを検出しやすくなる。
次に、本実施形態に係る外観検査装置1における表面検査部130の処理動作について説明する(図10参照)。なお、裏面検査部120における処理動作は、表面検査部130の処理動作と同様であるため、説明を省略する。
表面検査部130における検査位置P6では、第1の照明部136、第2の照明部134及び第3の照明部137からウェーハW表面の検査領域S全面に対して測定光を照射する(ステップS610)。ここで、最初に測定光を照射する検査領域Sは、ウェーハWを6分割(縦3×横2)したうちの1か所、検査領域S1とする(図5参照)。
表面検査部130では、まず、第1の照明部136である環状照明から測定光を照射し、次に、第2の照明部134から測定光を照射し、最後に、第3の照明部137(137a、137b)から測定光を照射する。
第1の撮像部135は、それぞれの照射ごとに検査領域S1からの反射光を受光し、撮像領域におけるウェーハW表面の検査領域S1を含む領域を撮像し(ステップS620)、演算部300に画像データを出力する(ステップS630)。
以上のようにして、外観検査装置1は、ウェーハWの表裏面の欠陥有無を検査する。
なお、上述の各実施形態において、検査部100がエッジ検査部110、裏面検査部120、表面検査部130を有する構成として説明したが、例えば、裏面検査部120と表面検査部130とを統一して、表裏面検査部としてもよい。この場合、表裏面検査位置にウェーハWの反転機構が配設される。
1 外観検査装置
100 検査部
110 エッジ検査部
111 保持部
111a テーブル
111b 支柱
112 搬送レール
113 ベベル検査部
114 アペックス検査部
115a 環状照明
115b 面照明
116 第2の撮像部
116a カメラ
116b 円筒部
117a 第1の面照明
117b 第2の面照明
117c 開口部
118 疑似同軸落射照明
118a 面照明
118b ビームスプリッタ又はハーフミラー
119 第3の撮像部
119a カメラ
119b 円筒部
120 裏面検査部
130 表面検査部
121、131 保持部
131a テーブル
131b 支柱
122、132 搬送レール
123、133、133a~133d、136 第1の照明部
124、134 第2の照明部
134a 直接照明部
134b 間接照明部
125、135 (第1の)撮像部
135a カメラ
135b 円筒部
137、137a、137b 第3の照明部
200 搬送部
210 収納部
220 不良品収納部
230 搬送アーム
240、250 反転アーム
241、251 吸着保持部
242、252 支持部
300 演算部
400 記憶部
500 入出力部
A 仮想中心軸
C 中心
L1、L2 照射強度
P1、P3、P5 基準位置
P2、P4、P6 検査位置
S、S1~S6 検査領域
W ウェーハ
WA アペックス部
WA1、WA2 領域
WB ベベル部
WB1、WB2 領域

Claims (2)

  1. 表面に複数の凹凸を有する、ポリッシング工程前のウェーハの欠陥を検出する外観検査装置であって、
    前記ウェーハを保持する保持手段と、
    前記ウェーハのアペックス部を検査するアペックス検査手段とを備え、
    前記アペックス検査手段が、光軸が前記ウェーハの中心軸と直交し、前記アペックス部に測定光を照射する第1の面照明及び疑似同軸落射照明と、光軸が前記疑似同軸落射照明と一致し、前記アペックス部及びベベル部を撮像する第3の撮像手段とを有するとともに、前記第1の面照明の中央部には開口部が形成され、当該開口部を介して前記疑似同軸落射照明からの測定光が前記アペックス部に照射されることを
    特徴とする外観検査装置。
  2. 請求項1に記載の外観検査装置において、
    前記アペックス検査手段が、前記ウェーハの表面側及び裏面側の少なくとも一側から前記アペックス部及びベベル部に測定光を照射する第2の面照明を有することを
    特徴とする外観検査装置。

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