JP2024025691A - 包装体 - Google Patents
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Abstract
Description
前記包装体は、シート状の軟包材が互いに接合されて形成された第1シール部と、
前記第1シール部が形成された状態の前記軟包材における前記第1シール部に交差する方向に延びる一対の端部域がそれぞれ接合されて形成された一対の第2シール部と、
開口部を有する第1面部と、
前記第1面部に対向する第2面部と、
前記開口部を閉塞するように前記第1面部に取り付けられた蓋シートと、
前記第1面部の少なくとも一部を被覆するように剥離可能に貼付されたカバーシートと、を備えていることが好ましい。
前記カバーシートは、一部が接着剤非塗工部となるように接着剤が塗布されて形成された接着剤塗工部を、該カバーシートの一方の面に有していることが好ましい。
前記包装体は、前記第1面部から剥離した前記カバーシートを前記第2面部に貼付することで、該カバーシートと該第2面部とで画成される空間に、前記接着剤非塗工部を通じて物品の収容が可能になされていることが好ましい。
前記包装体は、シート状の軟包材が互いに接合されて形成された第1シール部と、
前記第1シール部が形成された状態の前記軟包材における前記第1シール部に交差する方向に延びる一対の端部域がそれぞれ接合されて形成された一対の第2シール部と、
第1面部と、
第1シール部を有し、且つ前記第1面部に対向する第2面部と、
前記第1面部又は第2面部に形成された開口部と、
前記第1面部及び前記第2面部のうち、前記開口部が形成された面とは反対側の面の少なくとも一部を被覆するように貼付されたカバーシートと、を備えていることが好ましい。
前記カバーシートは、一部が接着剤非塗工部となるように接着剤が塗布されて形成された接着剤塗工部を、該カバーシートの内面に有していることが好ましい。
前記カバーシートと前記反対側の面とで画成される空間に、前記接着剤非塗工部を通じて物品の収容が可能になされていることが好ましい。
図1及び図2に示す実施形態の包装体1は、シート状の軟包材10により形成されている。包装体1は、1枚の矩形の軟包材10の一対の側部域どうしを一部重ねた状態で接合して、該軟包材10を筒状に形成し、筒状となった該軟包材10における二つの開口端を含む端部域それぞれを接合することで形成されている。
収容対象物2としては、例えば不織布等の繊維シートに、化粧水、乳液、美容液、洗顔料、メイク落とし、洗髪料、除菌液、洗浄料、活性剤水、アルコール含有液、水等の液体を含浸させたもの等が挙げられる。これに代えてティッシュペーパのようなドライのシートを収容対象物2とすることもできる。
蓋シート4の粘着層は再剥離性を有していることが好ましい。この場合、再剥離性を有する粘着剤で粘着層を形成することにより、該粘着層に再剥離性を付与することができる。斯かる粘着剤としては、汎用的なアクリル系粘着剤が好ましい。
包装体1の製造工程において第1シール部21は、矩形の軟包材10を筒状に形成する接合箇所であり、第2面部F2側において第1方向Xに沿って、矩形状の軟包材10の側部域どうしを接合している。すなわち第2面部F2は第1シール部21を含んでいる。第1シール部21は、収容部5の第2方向Yにおける略中央に位置しているが、第1シール部21の位置はこれに限定されず、例えば第2方向Yの中央から外方側へ偏在した位置に形成されていてもよい。第1シール部21は第2方向Yの一方側に倒伏して第2面部F2と接している。
第2シール部22,22は、筒状の軟包材10の両端に位置する開口を閉塞する接合箇所であって、第1シール部21とともに密閉された収容空間51を有する収容部5を形成する接合箇所である。すなわち第2シール部22,22は、筒状の軟包材10の両側に位置し、且つ開口を有する一対の端部域に形成されている。
第1シール部及び第2シール部22の形成は、例えばヒートシールにより行われる。
斯かる「略同寸法」とは、四角形であるカバーシート40の縦幅(第1方向Xの長さ)及び横幅(第2方向Yの長さ)が、第1面部F1及び第2面部F2の縦幅(第1方向Xの長さ)及び横幅(第2方向Yの長さ)に対して、同じである場合と、10mm以内で短い場合とが含まれる。
第1面部F1にカバーシート40をより確実に貼付する観点から、本実施形態のカバーシート40の第1方向Xの長さは、第1面部F1の第1方向Xの長さよりも好ましくは3mm以上、より好ましくは5mm以上短い。上記と同様の観点から、本実施形態のカバーシート40の第2方向Yの長さは、第1面部F1の第2方向Yの長さよりも好ましくは1mm以上、より好ましくは3mm以上短い。カバーシート40を斯かる寸法にすることによって、包装体1の製造工程において、カバーシート40の貼付位置がずれた場合や、ヒートシールの位置がずれた場合であっても、カバーシート40を第1面部F1により確実に貼付することができる。
斯かる「略同寸法」とは、四角形であるカバーシート40の縦幅(第1方向Xの長さ)及び横幅(第2方向Yの長さ)が、収容対象物2の縦幅(第1方向Xの長さ)及び横幅(第2方向Yの長さ)に対して、同じである場合と、10mm以内で短い場合とが含まれる。
ウェットティッシュやティッシュペーパが折り畳まれた状態で収容されている場合には、前記の物品(収容対象物2)の縦幅及び横幅は、折り畳まれた状態での寸法のことである。カバーシート40の寸法をこのように設定することで、該カバーシート40と収容対象物2との一体感を使用者に与えることができる。また、カバーシート40が第2面部F2よりも小さい寸法となり、第2面部F2における収容対象物2が存在する平面状の領域に貼り直すことが可能となるので、第2面部F2にカバーシート40を貼り直す操作が容易となる。
なお、図3に示す実施形態の包装体1は、図1に示す実施形態の包装体と異なり、第3面部F3にガセット形状を有しておらず、扁平な筒形状を有している。
包装体1は段ボール等の梱包箱に複数収容されて梱包される。包装体1は、梱包箱内で、一方の第2シール部22を下方に、他方の第2シール部22を上方に向けた状態で梱包されることがある。この梱包状態では、収容対象物2が下方にずれることによって、包装体1の下方の第2シール部22近傍の部分が潰れ易くなる。斯かる潰れに対し、前記の間隔C1を設けることで、カバーシート40の下方部分が収容対象物2の下に回り込むことを抑制でき、カバーシート40に縒れ又はシワが生じることを抑制することができる。梱包状態においてカバーシート40の縒れ又はシワの発生をより抑制する観点から、第1方向Xにおけるカバーシート40と第2シール部22の内方端縁22bとの間の間隔C1(図3参照)は、一方の第2シール部22側に設けられていることが好ましく、梱包状態において下方に配置される方の第2シール部22側に設けられていることがより好ましい。当該間隔C1は、一対の第2シール部22それぞれの側に設けられていてもよい。
上記と同様の観点から、第1方向Xにおけるカバーシート40と第2シール部22の内方端縁22bとの間の間隔C1は、収容対象物2を収容した包装体1の厚みの半分以上であることが好ましい。包装体1の厚みは、第1方向Xの全長を二等分する仮想直線と第2方向Yの全幅を二等分する仮想直線との交点の位置、すなわち包装体1の中央位置で測定する。
またカバーシート40の内面全域に接着剤を塗工して塗工面を形成した後、該塗工面上に印刷を施して、接着剤塗工部42及び接着剤非塗工部43を形成してもよい。
カバーシート40の接着剤塗工部42の幅は、接着性の観点から3mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましく、10mm以上がより好ましい。剥離性の観点から、接着剤塗工部42の幅は、30mm以下が好ましく、20mm以下がより好ましく、15mm以下がより好ましい。操作性の観点から、包装体1の使用前において接着剤塗工部42が蓋シート4と重ならないように、カバーシート40が第1面部F1に貼付されていることが好ましい。
四角形のカバーシート40の一辺に沿う周縁部に接着剤非塗工部43が形成されている場合、該接着剤非塗工部43が形成された辺40aを、非塗工辺40aともいう。図4に示すカバーシート40は、対向する長手方向に沿う二辺のうちの一方の長辺40aが、非塗工辺40aとなっている。
本実施形態の剥離開始表示41は、二等辺三角形となっており、該三角形の頂部がカバーシート40の角に位置している。この二等辺三角形の剥離開始表示41は、該三角形の頂部が、カバーシート40の剥離開始位置又は剥離方向を示す。剥離開始表示41として例えば、カバーシート40の地色と異なる色での塗り分けや、文字、記号及び/又は図形の表示等が挙げられる。
カバーシート40は、包装体1の第1面部F1から剥離した該カバーシート40を、第2面部F2に貼付することで、該カバーシート40と第2面部F2との間に空間S(図6及び図7参照)が画成されるようになされている。そしてカバーシート40は該空間Sに、接着剤非塗工部43を通じて物品の収容が可能になっている。このことを、図5(a)ないし(c)及び図6を参照しながら説明する。
このように、包装体1によれば、蓋シート4のバージン性を確保する目的で使用されるカバーシート40を、物品の収容空間Sを形成する部材としても使用するので、別途空間Sを形成するための部材を用意することを要しない。この点からも、包装体1によれば、樹脂の使用量の削減が可能である。また収容空間Sに使用済みの収容対象物2を収容できるので、利便性に優れる(図7参照)。
図7では、収容空間Sに、使用済みの収容対象物2を収容している状態が示されている。収容空間Sに収容される物品は、使用済みの収容対象物2に限られず、他のゴミ等であってもよい。
接着剤塗工部42の接着力は、カバーシート40の剥離強度として測定することができる。操作性をより向上させる観点から、カバーシート40の剥離強度は、以下の範囲内であることが好ましい。
店頭等で意図せず剥離することを抑制する観点から、カバーシート40は、第1面部F1からの剥離強度が、好ましくは1N以上100N以下、より好ましくは2N以上90N以下である。使用時の剥離を容易にするという観点から、カバーシート40は、第1面部F1からの剥離強度が、好ましくは0.1N以上50N以下、より好ましくは0.5N以上30N以下である。
カバーシート40を第2面部F2に貼り直すことをより容易にする観点から、カバーシート40は、第2面部F2からの剥離強度が、好ましくは0.1N以上70N以下、より好ましくは0.5N以上50N以下である。第2面部F2にカバーシート40を貼付した状態において、使用済みの収容対象物2を収納した際の剥れにくさをより向上させる観点から、カバーシート40は、第2面部F2からの剥離強度が、好ましくは2N以上200N以下、より好ましくは3N以上150N以下である。第2面部F2からの剥離強度は、第1面部F1から剥離したカバーシート40を第2面部F2に貼付した後、該カバーシート40を該第2面部F2から剥離するときの強度である。
剥離強度は以下の方法により測定される。
第1面部F1又は第2面部F2に貼付されたカバーシート40に対し、接着剤非塗工部43における任意の箇所に径6mmの穴を開ける。次いでフック型の治具を前記の穴に引っ掛けて、該治具と接続したフォースゲージを用いて、第1面部F1又は第2面部F2からカバーシート40を剥離したときの最大強度を測定し、これを剥離強度とする。当初からカバーシート40が第1面部F1に貼付されている場合、カバーシート40を第2面部F2に貼付して20℃の環境下で1日静置した後に、前記の方法によって第2面部F2からの剥離強度を測定する。当初からカバーシート40が第2面部F2に貼付されている場合は、カバーシート40を第1面部F1に貼付して20℃の環境下で1日静置した後に、前記の方法によって第1面部F1からの剥離強度を測定する。
カバーシート40の内面に、後述する易剥離接合部73が設けられている場合、該易剥離接合部73に紙片等を貼り付けて、該易剥離接合部73の接着力を無効化させた上で、前記の測定を行う。
例えば、接着剤塗工部42を形成する接着剤は、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ウレタン系粘着剤、又はゴム系粘着剤等であることが好ましい。
剥離強度を前述した範囲内にし易くする観点から、接着剤塗工部42の面積は、カバーシート40の面積の好ましくは3%以上50%以下、より好ましくは10%以上30%以下である。接着剤塗工部42の面積は、カバーシート40の内面において接着剤が存する部分の面積であり、接着剤非塗工部43の面積を含まない。
また接着剤塗工部42の幅は、前述した範囲内とすることができる。さらに接着剤塗工部42の形状はコの字形状すなわちC字形状、又は欠落部(接着剤非塗工部43)を上辺に有する台形形状等であることが好ましい。
内面表示44は、上記の情報の他、包装体や収容対象物2に関する情報を含んでいてもよい。これらの情報は、二次元バーコード又はURL等であってもよい。
カバーシート40Aの内面に、前記の使用方法に関する情報等の情報の表示を施す場合、該カバーシート40Aの内面全域に接着剤を塗工して塗工面とした後、該塗工面上に前記表示を印刷して、接着剤非塗工部43及び略コ字状(略C字状)の接着剤塗工部42を形成してもよい。あるいは、前記塗工面上に、樹脂製のフィルム層を貼付して、接着剤非塗工部43及び略コ字状(略C字状)の接着剤塗工部42を形成した後、該フィルム層の表面に前記表示を印刷してもよい。
図9(a)に示すように、剥離開始表示41は、第2方向Yに延びる接着剤塗工部421,422と第1方向Xに隣接していなくともよい。図9(a)に示す剥離開始表示41は、第1方向Xに延びる接着剤非塗工部43の第1方向X中央に位置している。
図8及び図9(a)に示す剥離開始表示41は、接着剤塗工部42と重ならない位置に設けられていたが、図9(b)~(d)に示すように、剥離開始表示41は、接着剤塗工部42と部分的又は全体的に重なっていてもよい。
図9(b)に示す剥離開始表示41は、二等辺三角形の頂部が、第2方向Y内方を向き且つ短手接着剤塗工部421における第1方向Xの内方端縁と重なっており、当該三角形の第1方向X外方側の半分が短手接着剤塗工部421と重なっている。
図9(c)に示す剥離開始表示41は、二等辺三角形の頂部を第1方向Xの内方に向けた状態で、短手接着剤塗工部421と重なっている。
図9(d)に示す剥離開始表示41は、二等辺三角形の一方の等辺及び頂部を非塗工辺40a上に配した状態で、短手接着剤塗工部421と重なっている。
本実施形態の閉鎖手段70は、ミシン目72を有するタックシール71である。このタックシール71は、ミシン目72と非塗工辺40aとが重なっており、該非塗工辺40aを挟んでカバーシート40と第1面部F1とに跨って貼付されている。包装体1bの第1面部F1からカバーシート40Bを剥離する際、タックシール71はミシン目72に沿って破断される〔図10(b)参照〕。この破断の有無により、カバーシート40Bが剥離されたか否か(バージン性)を示すことができる。
タックシール71は、楕円形等の第2方向Yに長い形状であってもよい。この場合、カバーシート40Bを第2面部F2に貼付して該カバーシート40Bと第2面部F2とで画成される空間Sを形成した際に、第2方向Yに長いタックシール71を用いて、当該空間Sの入口となる接着剤非塗工部43側の開口を閉鎖してもよい。
図11(a)~(d)に示す閉鎖手段70は、易剥離接合部73であり、接着剤非塗工部43においてカバーシート40Bと第1面部F1とを接合している。易剥離接合部73は、カバーシート40Bと第1面部F1とを接合している箇所であり、接着剤が存する面積が接着剤塗工部42よりも小さいことで、該易剥離接合部73における接合を容易に解除できる箇所である。易剥離接合部73は、接着剤が塗工された部分に印刷を施して、該接着剤を被覆した箇所と被覆しない箇所とを設けることで、形成されてもよい。
図11(a)~(c)に示す易剥離接合部73は、平面視矩形状であり、接着剤非塗工部43に部分的に形成されている。この場合、包装体は、単数の易剥離接合部73を有していてもよく〔図11(a)及び(c)参照〕、複数の易剥離接合部73を有していてもよい〔図11(a)及び(c)参照〕。
図11(a)及び(b)に示すように、接着剤非塗工部43において易剥離接合部73は、剥離開始表示41とは重ならない位置に設けてもよい。また、接着剤非塗工部43に易剥離接合部73のみ設けてもよい〔図11(c)及び(d)参照〕。また図11(d)に示すように、易剥離接合部73は、接着剤非塗工部43の第1方向X全長に連続して延びていてもよい。
図12に示すカバーシート40Bは、剥離延出部431を把持しながら、ミシン目に沿ってカバーシート40Bを破断しつつ、第1面部F1から剥離することで、非塗工辺40aが形成される。この破断によって、カバーシート40Bは破断用接合部75から切り離される一方、破断用接合部75は第1面部F1に残存する。
前記の空気の入り込みを抑制して、皺の発生をより抑制する観点から、カバーシート40は図13に示す構成を具備することが好ましい。
図13(a)に示すカバーシート40Cは、接着剤塗工部42が略U字状となっており、カバーシート40Cの一方の短辺に沿う周縁部に、接着剤非塗工部43が形成されている。斯かる接着剤塗工部42は、カバーシート40Cの一対の長辺に沿う周縁部に設けられた長手接着剤塗工部423,424と、他方の短辺に沿う周縁部に設けられた短手接着剤塗工部422とにより形成されている。この接着剤非塗工部43は、第1方向Xにおいて短手接着剤塗工部422と対向している。図13(a)に示すカバーシート40Cは、軟包材10の搬送方向が第1方向Xに対応している場合に、接着剤非塗工部43から空気が入り込み難く、皺の発生をより抑制することができる。
第2方向Yにおいて易剥離接合部73と非塗工辺40aとの間の距離L1〔図13(b)参照〕は、カバーシート40Cの収容空間Sを形成する部分の第2方向Yの長さLY〔図13(b)参照〕に対して好ましくは3%以上60%以下、より好ましくは8%以上30%以下である。「カバーシート40Cの収容空間Sを形成する部分」は、カバーシート40Cにおいて接着剤非塗工部43を含む接着剤が塗布されていない部分を指す。
前記距離L1〔図13(b)参照〕は、好ましくは3mm以上30mm以下、より好ましくは10mm以上20mm以下である。
第1方向Xにおいて易剥離接合部73と接着剤塗工部421,422との間の最短距離L2〔図13(b)参照〕は、カバーシート40Cの収容空間Sを形成する部分の第1方向Xの長さLX〔図13(b)参照〕に対して好ましくは5%以上50%未満、より好ましくは20%以上50%未満である。前記最短距離L2は、第1方向Xにおける一対の接着剤塗工部421,422それぞれと易剥離接合部73との離間距離のうち、最短の方の距離である。
前記最短距離L2〔図13(b)参照〕は、好ましくは5mm以上50mm未満以下、より好ましくは10mm以上50mm未満である。
図13(d)に示すカバーシート40Cは、複数の易剥離接合部73aと、内方接合部73bとを有している。斯かるカバーシート40Cは、第2方向Yの略中央に位置し、第1方向Xに離間する1個の内方接合部73bを有している。
易剥離接合部73の1個当たりの面積は、カバーシート40Cの収容空間Sを形成する部分の面積に対して好ましくは0.01%以上10%以下、より好ましくは0.1%以上5%以下である。
易剥離接合部73の1個当たりの面積は、好ましくは5mm2以上100mm2以下、より好ましくは10mm2以上30mm2以下である。
易剥離接合部73の面積は、カバーシート40Cの収容空間Sを形成する部分の面積に対して好ましくは1%以上50%以下、より好ましくは10%以上30%以下である。図13(c)及び(d)に示すように、カバーシート40Cが易剥離接合部73を複数有する場合、前記の「易剥離接合部73の面積」は、複数の易剥離接合部73の合計面積とする。
易剥離接合部73aと内方接合部73bとの第2方向Yにおける離間距離L3〔図13(c)参照〕は、カバーシート40Cの収容空間Sを形成する部分の第2方向Yの長さLY〔図13(c)参照〕に対して好ましくは5%以上50%以下、より好ましくは10%以上30%以下である。
前記離間距離L3は、好ましくは5mm以上50mm以下、より好ましくは10mm以上30mm以下である。
また第1面部F1からカバーシート40Cを剥離する際の操作性をより向上する観点から、易剥離接合部73aと内方接合部73bとは、第1方向Xにおける位置が重なっていないことが好ましい〔図13(c)及び(d)参照〕。
本実施形態の開口部3aは、第1方向Xに延びるスリット状の開口であり、互いに嵌合可能な凸条及び凹条を有するチャック機構を備えている。このチャック機構により、本実施形態の開口部3aは開閉自在となっている。本実施形態の開口部3aは、第1シール部21よりも第2方向Y外方に形成されているが、開口部3aの位置は特に限定されない。
本実施形態の包装体1dは、使用前の状態から、カバーシート40が第1面部F1に貼付されている。このカバーシート40は、着脱可能に第1面部F1に貼付されていてもよく、又は着脱不能に第1面部F1に貼付されていてもよい。いずれの場合であっても、本実施形態の包装体1dでは、カバーシート40と第1面部F1とで画成される空間Sが形成されており、上述した実施形態と同様に、接着剤非塗工部43を通じて物品の収容が可能になされている。すなわち、本実施形態の包装体1dは、カバーシート40を貼り直す操作を行わない。
図17に示す包装体1fは、カバーシート40が何れか一方の第3面部F3の少なくとも一部を被覆するように剥離可能に貼付されていたが、これに代えて、カバーシート40が、第3面部F3及び第4面部F4の何れかの側面であって、該面の少なくとも一部を被覆するように剥離可能に貼付されていてもよい。また複数のカバーシート40が、収容部5の側面F3,F4の何れか一以上の面に貼付されてもよい。
さらに包装体1fは、複数のカバーシート40を備え、各カバーシート40が第1面部F1、第2面部F2、第3面部F3、及び第4面部F4のうちの異なる面に貼付されていてもよい。例えば包装体1fは、第2面部F2にカバーシート40を備え、何れか一方の第3面部F3に別のカバーシート40を備えていてもよい。
また包装体は、二つ折りにした1枚の軟包材10の周縁どうしを三方シールして、第1シール部21及び一対の第2シール部22を形成したものであってもよい。あるいは、包装体は、2枚の軟包材10を重ね合わせ、その周縁どうしを四方シールして、一対の第1シール部21及び一対の第2シール部22を形成したものであってもよい。三方シール又は四方シールによって形成された第1シール部21及び第2シール部22を有する包装体は、平面視における該包装体の周縁部の三方又は四方が封止されたものとなる。この場合、第1面部F1及び第2面部F2それぞれは、第1シール部21及び第2シール部22それぞれを含んでいる。
本実施形態の製造方法は、1枚の軟包材10に開口部3を形成するカット工程と、該開口部3を覆うように軟包材10に蓋シート4を貼付する蓋貼付工程と、該蓋貼付工程後に、軟包材10にカバーシート40を貼付する貼付工程と、該貼付工程後に、軟包材10の側部域どうしを合掌状に重ね合わせて筒状にした状態で、側部域どうしを接合して合掌状の第1シール部21を形成する筒状体形成工程と、第1シール部21が形成された軟包材10からなる筒状体の両端部である端部域を接合して、一対の第2シール部22を形成する端部接合工程と、を具備する。
筒状体形成工程では、貼付工程後の軟包材10上に収容対象物2(積層体2S)を配置した状態で、該軟包材10の側部域どうしを合掌状に接合する。これにより第1シール部21が形成される。本実施形態の筒状体形成工程は、前記の接合をヒートシール加工により行う。
筒状体形成工程では、筒状体における第3面部F3に対応する箇所に第1方向Xに延びる直線状の折り目を形成することで、筒状体をガセット状の形状とすることができる。
以上の工程を経て、図1に示す包装体1が製造される。
例えば前記実施形態においては、カバーシート40に設けられた第1及び第2短手接着剤塗工部421,422の端部と、長手接着剤塗工部423とが連結して連続した略コ字状(略C字状)の接着剤塗工部42をなしていたが、これに代えて、空間S内に収容された物品が脱落しない限度において、各短手接着剤塗工部421,422と長手接着剤塗工部423とが連結しておらず、各接着剤塗工部421,422,423が個々に独立していてもよい。
また、カバーシート40に設けられた接着剤非塗工部43は、該カバーシート40の第1方向Xに沿う一辺の周縁部に設けられていたが、第2方向Yに沿う一辺の周縁部に設けられていてもよい。
また、接着剤塗工部42は、カバーシートの周縁部以外の部分に設けられていてもよい。例えば、四角形のカバーシートの平面視において、四辺の周縁よりも10mm以上内方に接着剤塗工部42が設けられていてもよい。
また一対の第2シール部22,22は、第1方向Xの長さ(縦幅)が同じであってもよく、異なっていてもよい。後者の場合、包装体1を吊り下げて陳列するための吊り下げ穴を、縦幅が長い方の第2シール部22に形成してもよい。
図18(a)~(d)に示す各包装体1eは、2枚のカバーシート40を具備している。これらカバーシート40の接着剤非塗工部43は、カバーシート40が貼付される収容部5の貼付面(図示せず)における第1方向Xに沿う二辺のうちの一方側に形成されている。貼付面は、第1面部F1又は第2面部F2である。
図18(a)に示す包装体1eは、同形同大の2枚のカバーシート40が第1方向Xに沿って並列配置されている。これら並列した2枚分のカバーシート40の輪郭と貼付面とは面積及び形状が略一致している。図18(a)に示す包装体1eでは、カバーシート40と貼付面とで画成される空間Sが2個形成される。
図18(b)~(d)に示す包装体1eは、2枚のカバーシート40が部分的又は全体的に重なり合って配置されている。
図18(b)に示す包装体1eは、同形同大の2枚のカバーシート40が第1方向Xに部分的に重なった状態で配置されている。図18(b)に示す包装体1eでは、一方のカバーシート40と貼付面とで画成される空間S、及び一方のカバーシート40と他方のカバーシート40と貼付面とで画成される空間Sが形成される。
図18(c)に示す包装体1eは、同形同大の2枚のカバーシート40が全体的に重なった状態で配置されている。図18(c)に示す包装体1eでは、一方のカバーシート40と貼付面とで画成される空間S、及び他方のカバーシート40と一方のカバーシート40とで画成される空間Sが形成される。これらの空間Sは、包装体1eの厚み方向において2段重ねに形成されている。
図18(d)に示す包装体1eは、大きさの異なる2枚のカバーシート40を有し、小さい方のカバーシート40が大きい方のカバーシート40上に重なった状態で配置されている。図18(d)に示す包装体1eでは、大きい方のカバーシート40と貼付面とで画成される空間S、及び小さい方のカバーシート40と大きい方のカバーシート40とで画成される空間Sが形成される。これらの空間Sは、包装体1eの厚み方向において2段重ねに形成されている。
このように二枚以上の複数のカバーシートを具備する場合、各カバーシートに設けられる接着剤非塗工部43の配置を異ならせてもよい。例えば、一方のカバーシート40は、その周縁部のうち第1方向Xに沿う一辺の周縁部に接着剤非塗工部43が形成され、他方のカバーシート40は、その周縁部のうち第2方向Yに沿う一辺の周縁部に接着剤非塗工部43が形成されていてもよい。
<1>
シート状の軟包材が互いに接合されて形成された第1シール部と、
前記第1シール部が形成された状態の前記軟包材における前記第1シール部に交差する方向に延びる一対の端部域がそれぞれ接合されて形成された一対の第2シール部と、
開口部を有する第1面部と、
前記第1面部に対向する第2面部と、
前記開口部を閉塞するように前記第1面部に取り付けられた蓋シートと、
前記第1面部の少なくとも一部を被覆するように剥離可能に貼付されたカバーシートと、を備えた包装体であって、
前記カバーシートは、一部が接着剤非塗工部となるように接着剤が塗布されて形成された接着剤塗工部を、該カバーシートの一方の面に有し、
前記第1面部から剥離した前記カバーシートを前記第2面部に貼付することで、該カバーシートと該第2面部とで画成される空間に、前記接着剤非塗工部を通じて物品の収容が可能になされている、包装体。
前記蓋シートの粘着層は再剥離性を有しており、該粘着層が粘着剤アクリル系粘着剤からなる、前記<1>に記載の包装体。
<3>
前記包装体を構成する前記軟包材は、液不透過性のシート材であり、
前記シート材は、アルミニウムからなるシート、熱可塑性樹脂フィルム、アルミニウム、シリカ又はアルミナ等を蒸着した熱可塑性樹脂フィルム、シーラント層となる熱可塑性樹脂フィルム、熱可塑性樹脂フィルムの間にアルミニウム層を挟んだ積層フィルムのいずれかまたは複数からなるシート材である、前記<1>又は<2>に記載の包装体。
<4>
前記軟包材は、アルミニウムからなるシート、PETフィルム、又はアルミニウム層が積層した積層構造を有しているシートである、前記<3>に記載の包装体。
<5>
前記カバーシートの前記接着剤塗工部の接着力は、人が軽い力で引っ張ることで簡単に前記第1面部から剥離できる程度であり且つ前記第2面部に貼付した後は、自然状態では剥離しない程度である、前記<1>~<4>のいずれか一に記載の包装体。
<6>
前記カバーシートが前記第1面部に貼付された状態において、該カバーシートに設けられた前記接着剤塗工部は、前記蓋シートと重なっていない、前記<1>~<5>のいずれか一に記載の包装体。
前記カバーシートが四角形であり、四辺からなる前記カバーシートの周縁部のうち、三辺に沿う周縁部が前記接着剤塗工部であり、一辺に沿う周縁部が前記接着剤非塗工部である、前記<1>~<6>のいずれか一に記載の包装体。
<8>
前記カバーシートの前記接着剤塗工部の幅は、3mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましく、10mm以上がより好ましく、30mm以下が好ましく、20mm以下がより好ましく、15mm以下がより好ましい、前記<7>に記載の包装体。
<9>
前記カバーシートは、該カバーシートの外面における前記四辺のうち前記接着剤非塗工部が形成された一辺に対応する位置に、該カバーシートの剥離開始位置を示す表示が施されている、前記<7>又は<8>に記載の包装体。
<10>
対向する二辺の前記接着剤塗工部は、それらの端縁のうち、前記接着剤非塗工部側に位置する端縁が、前記カバーシートの端縁まで達している、前記<7>~<9>のいずれか一に記載の包装体。
<11>
前記第1面部、前記第2面部及び前記カバーシートがいずれも略同寸法の四角形である、前記<1>~<10>のいずれか一に記載の包装体。
前記略同寸法に、四角形である前記カバーシートの縦幅及び横幅が、前記第1面部及び前記第2面部の縦幅及び横幅に対して、同じである場合と、10mm以内で短い場合とが含まれる、前記<11>に記載の包装体。
<13>
前記カバーシートが、包装体に収容された収容対象物の縦幅及び横幅と略同寸法の四角形である、前記<1>~<10>のいずれか一に記載の包装体。
<14>
前記カバーシートの寸法は、前記物品の矩形の物品の縦幅及び横幅と略同寸法であり、 前記略同寸法に、四角形であるカバーシートの縦幅及び横幅が、収容対象物の縦幅及び横幅に対して、同じである場合と、10mm以内で短い場合とが含まれる、前記<13>のいずれか一に記載の包装体。
<15>
前記カバーシートの第1方向の長さは、前記物品の第1方向の長さよりも1mm以上短いことが好ましく、3mm以上短いことがより好ましく、前記カバーシートの第2方向の長さは、前記物品の第2方向の長さよりも1mm以上短いことが好ましく、3mm以上短いことがより好ましい、前記<13>又は<14>に記載の包装体。
<16>
前記第2面部に、前記カバーシートの適正貼付位置を示す表示が施されている、前記<1>~<15>のいずれか一に記載の包装体。
前記第1シール部及び前記第2シール部により、平面視における前記包装体の周縁部の三方又は四方が封止されている、前記<1>~<16>のいずれか一に記載の包装体。
<18>
前記第1シール部は、前記軟包材における一対の側部域が合掌状に互いに接合されて形成されており、
前記第2面部が前記第1シール部を含んでいる、前記<1>~<16>のいずれか一に記載の包装体。
<19>
前記第1シール部が倒伏して前記第2面部と接しており、
前記第1シール部の倒伏方向と反対方向に前記接着剤非塗工部が位置するように前記カバーシートを前記第2面部に貼付することを示す表示が施されている、前記<18>に記載の包装体。
<20>
前記第2面部に、前記包装体内に収容される収容対象物の効能又は成分を表示する能書が施されており、
前記カバーシートを前記第2面部に貼付したときに、前記能書が該カバーシートによって掩蔽されるようになされている、前記<1>~<19>のいずれか一に記載の包装体。
<21>
前記第2面部の表面に種々の表示が施されている、前記<1>~<20>のいずれか一に記載の包装体。
<22>
前記カバーシートの外面に、前記包装体内に収容される収容対象物に関する表示が施されている、前記<1>~<21>のいずれか一に記載の包装体。
<23>
前記カバーシートの内面に、該カバーシートの使用方法に関する情報が表示されている、前記<1>~<22>のいずれか一に記載の包装体。
<24>
前記カバーシートにおける前記接着剤非塗工部と第1面部との間に形成される開口を少なくとも部分的に閉鎖する閉鎖手段を有している、前記<1>~<23>のいずれか一に記載の包装体。
<25>
シート状の軟包材が互いに接合されて形成された第1シール部と、
前記第1シール部が形成された状態の前記軟包材における前記第1シール部に交差する方向に延びる一対の端部域がそれぞれ接合されて形成された一対の第2シール部と、
第1面部と、
第1シール部を有し、且つ前記第1面部に対向する第2面部と、
前記第1面部又は第2面部に形成された開口部と、
前記第1面部又は前記第2面部のうち、前記開口部が形成された面とは反対側の面の少なくとも一部を被覆するように貼付されたカバーシートと、を備えており、
前記カバーシートは、一部が接着剤非塗工部となるように接着剤が塗布されて形成された接着剤塗工部を、該カバーシートの内面に有し、
前記カバーシートと前記反対側の面とで画成される空間に、前記接着剤非塗工部を通じて物品の収容が可能になされている、包装体。
2 収容対象物
2S 積層体
3 開口部
4 蓋シート
5 収容部
10 軟包材
21 第1シール部
22 第2シール部
F1 第1面部
F2 第2面部
S 収容空間
X 第1方向
Y 第2方向
40 カバーシート
41 剥離開始表示
42 接着剤塗工部
43 接着剤非塗工部
50 ターゲットマーク
70 閉鎖手段
本発明によれば、収容空間に使用済みの収容対象物や他のゴミ等を収容できるので、利便性に優れる包装体が提供される。
Claims (16)
- シート状の軟包材が互いに接合されて形成された第1シール部と、
前記第1シール部が形成された状態の前記軟包材における前記第1シール部に交差する方向に延びる一対の端部域がそれぞれ接合されて形成された一対の第2シール部と、
開口部を有する第1面部と、
前記第1面部に対向する第2面部と、
前記開口部を閉塞するように前記第1面部に取り付けられた蓋シートと、
前記第1面部の少なくとも一部を被覆するように剥離可能に貼付されたカバーシートと、を備えた包装体であって、
前記カバーシートは、一部が接着剤非塗工部となるように接着剤が塗布されて形成された接着剤塗工部を、該カバーシートの一方の面に有し、
前記第1面部から剥離した前記カバーシートを前記第2面部に貼付することで、該カバーシートと該第2面部とで画成される空間に、前記接着剤非塗工部を通じて物品の収容が可能になされている、包装体。 - 前記カバーシートが四角形であり、四辺からなる前記カバーシートの周縁部のうち、三辺に沿う周縁部が前記接着剤塗工部であり、一辺に沿う周縁部が前記接着剤非塗工部である、請求項1に記載の包装体。
- 前記カバーシートは、前記一方の面とは反対側の面における前記四辺のうち前記接着剤非塗工部が形成された一辺に対応する位置に、該カバーシートの剥離開始位置を示す表示が施されている、請求項2に記載の包装体。
- 対向する二辺の前記接着剤塗工部は、それらの端縁のうち、前記接着剤非塗工部側に位置する端縁が、前記カバーシートの端縁まで達している、請求項2又は3に記載の包装体。
- 前記第1面部、前記第2面部及び前記カバーシートがいずれも略同寸法の四角形である、請求項1~4のいずれか一項に記載の包装体。
- 前記カバーシートが、包装体に収容された収容対象物の縦幅及び横幅と略同寸法の四角形である、請求項1~4のいずれか一項に記載の包装体。
- 前記第2面部に、前記カバーシートの適正貼付位置を示す表示が施されている、請求項1~6のいずれか一項に記載の包装体。
- 前記第1シール部及び前記第2シール部により、平面視における前記包装体の周縁部の三方又は四方が封止されている、請求項1~7のいずれか一項に記載の包装体。
- 前記第1シール部は、前記軟包材における一対の側部域が合掌状に互いに接合されて形成されており、
前記第2面部が前記第1シール部を含んでいる、請求項1~7のいずれか一項に記載の包装体。 - 前記第1シール部が倒伏して前記第2面部と接しており、
前記第1シール部の倒伏方向と反対方向に前記接着剤非塗工部が位置するように前記カバーシートを前記第2面部に貼付することを示す表示が施されている、請求項9に記載の包装体。 - 前記第2面部に、前記包装体内に収容された収容対象物の効能又は成分を表示する能書が施されており、
前記カバーシートを前記第2面部に貼付したときに、前記能書が該カバーシートによって掩蔽されるようになされている、請求項1~10のいずれか一項に記載の包装体。 - 前記カバーシートの外面に、前記包装体内に収容された収容対象物に関する表示が施されている、請求項1~11のいずれか一項に記載の包装体。
- 前記カバーシートの内面に、該カバーシートの使用方法に関する情報が表示されている、請求項1~12のいずれか1項に記載の包装体。
- 前記カバーシートにおける前記接着剤非塗工部と第1面部との間に形成される開口を少なくとも部分的に閉鎖する閉鎖手段を有している、請求項1~13のいずれか1項に記載の包装体。
- シート状の軟包材が互いに接合されて形成された第1シール部と、
前記第1シール部が形成された状態の前記軟包材における前記第1シール部に交差する方向に延びる一対の端部域がそれぞれ接合されて形成された一対の第2シール部と、
第1面部と、
第1シール部を有し、且つ前記第1面部に対向する第2面部と、
前記第1面部又は第2面部に形成された開口部と、
前記第1面部及び前記第2面部のうち、前記開口部が形成された面とは反対側の面の少なくとも一部を被覆するように貼付されたカバーシートと、を備えており、
前記カバーシートは、一部が接着剤非塗工部となるように接着剤が塗布されて形成された接着剤塗工部を、該カバーシートの内面に有し、
前記カバーシートと前記反対側の面とで画成される空間に、前記接着剤非塗工部を通じて物品の収容が可能になされている、包装体。 - シート状の軟包材が互いに接合されて形成された第1シール部と、
前記第1シール部が形成された状態の前記軟包材における前記第1シール部に交差する方向に延びる一対の端部域がそれぞれ接合されて形成された一対の第2シール部と、
第1面部と、
第1シール部を有し、且つ前記第1面部に対向する第2面部と、
前記第1面部と前記第2面部との間に位置する側面と、
前記第1面部又は第2面部に形成された開口部と、
前記側面における一以上の面であって、該面の少なくとも一部を被覆するように貼付されたカバーシートと、を備えており、
前記カバーシートは、一部が接着剤非塗工部となるように接着剤が塗布されて形成された接着剤塗工部を、該カバーシートの内面に有し、
前記カバーシートと包装体の外面とで画成される空間に、前記接着剤非塗工部を通じて物品の収容が可能になされている、包装体。
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