JP2024025513A - 運転教育システム、サーバ及び管理端末用のプログラム - Google Patents

運転教育システム、サーバ及び管理端末用のプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】安全運転の理解が深まり、管理者との安全運転に認識差異を少なくすることができる運転教育システム、サーバ及び管理端末用のプログラムを提供する。【解決手段】サーバ3A,3Bは、車載器2により良い運転と判定されたときに撮影された好事例動画及び悪い運転と判定されたときに撮影された悪事例動画を位置情報とともに取得し、DBに記憶する。サーバは、ユーザから入力された指示情報に応じてDBから同一の位置における好事例動画及び悪事例動画を抽出し、抽出した好事例動画及び悪事例動画を並べて再生できるようなデータを提供する。管理端末4が、サーバから提供されたデータに基づいて好事例動画及び悪事例動画を並べて表示部に表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、運転教育システム、サーバ及び管理端末用のプログラム、に関する。
従来、ドライブレコーダに記録された事故動画や危険運転の動画を再生してドライバの運転教育を行っていた(特許文献1)。しかしながら、事故動画や危険運転の動画は、悪い運転であると理解できるが、ドライバにとって具体的にどのような運転が理想の運転であるか判断しにくく、また理想の運転の認識が指導員とズレる可能性がある。
また、運転者の操作データ(速度、ブレーキ踏み込み、舵角、アクセル開度)の時間変位、模範運転の操作データの時間変位を表示して運転教育を行うことも考えられている(特許文献2)。この場合も、操作データをみただけでは、どのように運転すれば良い運転となるかイメージがしにくい。
特開2015-38773号公報 特開2009-294250号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、安全運転の理解が深まり、指導員との安全運転の認識差異を少なくすることができる運転教育システム、サーバ及び管理端末用のプログラムを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る運転教育システムは、下記を特徴としている。
車両周辺を撮影する撮影部と、運行中に取得した運行データに基づいて良い運転及び悪い運転を判定する判定部と、を有する車載器と、
前記良い運転と判定されたときに前記撮影部により撮影された好事例動画及び前記悪い運転と判定されたときに前記撮影部により撮影された悪事例動画を位置情報とともに前記車載器から取得する取得部と、前記取得した前記好事例動画及び前記悪事例動画を前記位置情報とともに記憶する記憶部と、ユーザから入力された指示情報に応じて前記記憶部から同一の位置における前記好事例動画及び前記悪事例動画を抽出し、抽出した前記好事例動画及び前記悪事例動画を並べて再生できるようなデータを提供する第1提供部と、を有するサーバと、
前記ユーザの操作により前記指示情報が入力される第1入力部と、前記指示情報を前記サーバに提供する第2提供部と、前記第1提供部から提供された前記データに基づいて前記好事例動画及び前記悪事例動画を並べて表示部に表示させる表示制御部と、を有する管理端末と、を備えた、
運転教育システムであること。
前述した目的を達成するために、本発明に係るサーバは、下記を特徴としている。
車載器に良い運転と判定されたときに撮影された好事例動画及び悪い運転と判定されたときに撮影された悪事例動画を位置情報とともに前記車載器から取得する取得部と、
前記取得した前記好事例動画及び前記悪事例動画を前記位置情報とともに記憶する記憶部と、
ユーザから入力された指示情報に応じて前記記憶部から同一の位置における前記好事例動画及び前記悪事例動画を抽出し、抽出した前記好事例動画及び前記悪事例動画を並べて再生できるようなデータを提供する第1提供部と、を備えた、
サーバであること。
前述した目的を達成するために、本発明に係る管理端末用のプログラムは、下記を特徴としている。
サーバと通信可能な管理端末用のプログラムであって、
コンピュータに、
ユーザの操作により入力された指示情報を前記サーバに提供する第2提供部と、
前記指示情報の提供に応じて前記サーバから提供されたデータに基づいて良い運転と判定されたときに撮影された好事例動画及び悪い運転と判定されたときに撮影された悪事例動画を並べて表示部に表示させる表示制御部と、して機能させる、
管理端末用のプログラムであること。
本発明によれば、安全運転の理解が深まり、管理者との安全運転に認識差異を少なくすることができる運転教育システム、サーバ及び管理端末用のプログラムを提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の運転教育システムの一例を示す構成図である。 図2は、図1に示す車載器、サーバ、管理端末の一例を示す構成図である。 図3は、図1に示す車載器の処理手順を示すフローチャートである。 図4は、図1に示すサーバ及び管理端末の処理手順を示すフローチャートである。 図5は、図1に示す管理端末に表示される再生動画選択画面の一例を示す図である。 図6は、図1に示す管理端末に表示される再生動画選択画面の一例を示す図である。 図7は、図1に示す管理端末に表示される動画再生画面の一例を示す図である。 図8は、図7に示す表示エリアA6、A7の表示例を示す図である。 図9は、図7に示す表示エリアA6、A7の表示例を示す図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
本実施形態の運転教育システム1は、トラック10A、バス10Bなどの車両を運転するドライバに運転の教育が行えるシステムである。図1に示すように、運転教育システム1は、車両の一例であるトラック10Aやバス10Bに搭載された車載器2と、車載器2と広域通信網11を介して通信可能なサーバ3A,3Bと、サーバ3と広域通信網11を介して通信可能な管理端末4と、を備えている。
本実施形態では、車載器2は、複数の事業者が管理する車両(トラック10Aやバス10B)に搭載されている。車載器2は、図2に示すように、広域通信部201と、表示部202と、ブザー203と、撮影部としてのカメラ204と、SDカード205と、不揮発性メモリ206と、Gセンサ207と、GPS(Global Positioning System)入力208と、エンジン入力209と、速度入力210と、外部入力211と、CPU(Central Processing Unit)212と、を有している。
広域通信部201は、広域通信網11に接続するための回路やアンテナなどで構成されている。表示部202は、液晶ディスプレイなどから構成され、CPU212の制御により各種情報が表示される。ブザー203は、CPU212の制御により警報音などを出力する。カメラ204は、トラック10Aやバス10Bなどの車両に搭載され、搭載された車両周辺(例えば車両前方)を撮影する。
SD(Secure Digital)カード205は、カメラ204により撮影された動画が格納される記憶媒体である。FROM(Flash Read Only Memory)206は、不揮発性の記憶媒体であり、CPU212の処理に必要なプログラムや各種情報が記憶されている。Gセンサ207は、前後方向、左右方向、上下方向の加速度(G)を各々検出し、検出値(前後G、左右G、上下G)をCPU212に出力する。
GPS入力208は、周知のように複数のGPS衛星から発振される電波を受信して、現在位置を求める図示しないGPS通信部に接続され、GPS通信部から現在位置及びそのときの時刻が入力される。エンジン入力209は、図示しないエンジン回転数センサにより検出されたエンジン回転数が入力される。速度入力210は、図示しない速度センサにより検出された車速が入力される。外部入力211は、ウインカスイッチや前方車両との距離を計測するレーダ、カーナビ装置などの外部機器に接続されている。
CPU212は、FROM206に記憶されたプラグラムに従って動作し、車載器2全体を制御する。CPU212は、定期的に運行データ(前後G、左右G、上下G、現在位置、エンジン回転数、車速)を収集し、収集した運行データに車両ID、ドライバID(ドライバ情報)、時刻情報を付与してサーバ3Bに送信する。
サーバ3Aは、車載器2から送信された好事例動画を受信して記録し、記録した好事例画像を管理端末4に送信する。サーバ3Bは、車載器2から送信された悪事例動画を受信して記録し、記録した悪事例画像を管理端末4に送信する。サーバ3A,3Bは、図2に示すように、広域通信部31と、記憶部としてのデータベース(DB)32と、CPU33と、を有している。
広域通信部31は、広域通信網11に接続するための回路などで構成されている。サーバ3AのDB32は、車載器2から送信される好事例動画などが記録される。サーバ3BのDB32は、車載器2から送信される悪事例動画などが記録される。CPU33は、プログラムに従って動作し、サーバ3全体の制御を司る。
管理端末4は、例えばPC(Personal Computer)やタブレットなどの端末から構成され、広域通信網11を介してサーバ3A,3Bと通信する。管理端末4は、図2に示すように、広域通信部41と、操作部42と、表示部43と、CPU44と、を有している。広域通信部41は、広域通信網11に接続するための回路などで構成されている。第1入力部、第2入力部としての操作部42は、PCの場合、キーボードやマウスから構成され、タブレットの場合、タッチパネルなどで構成され、ユーザの操作により各種情報を入力する。
表示部43は、液晶ディスプレイなどから構成され、CPU44の制御により各種情報が表示される。CPU44は、プログラムに従って動作し、管理端末4全体の制御を司る。管理端末4には、運転教育システム1における管理端末4用のプログラム(アプリケーション)がインストールされ、このプログラムに従って動作することにより、運転教育システム1を構成する管理端末4として機能する。
次に、上述した構成の運転教育システム1の動作について図3を参照して説明する。まず、車載器2のCPU212(以下、単に「車載器2」と略記)は、例えば車両のイグニッションスイッチがオンすると、起動し(S1)、出庫時刻の記録など出庫処理を行う(S2)。
次に、車載器2は、収集した運行データに基づいて警報を発生する必要のある悪い運転が行われたか否かを判定するBAD判定を行う(S3)。悪い運転が行われたと判定すると(S3でY)、車載器2は、表示部202に警報内容を表示したり、ブザー203から警報音を出力させたりして、ドライバに悪い運転が行われたことを警報する(S4)。
次に、車載器2は、警報発生時にカメラ204により撮影された悪事例動画及び警報発生時に取得した運行データ(現在位置含む)を紐づけ、さらに車両ID、ドライバID、運転場面情報、時刻情報を付与してサーバ3B宛てに送信する(S5、S6)。サーバ3Bは、取得部として機能し、車載器2から悪事例動画及び運行データを受信すると、DB32に記録する。車載器2は、悪い運転が行われていなければ(S3でY)、直ちにS7に進む。
次に、車載器2は、運行データに基づいて良い運転が行われたか否かを判定するGOOD判定を行う(S7)。良い運転が行われたと判定すると(S7でY)、車載器2は、良い運転と判定されたときにカメラ204により撮影された好事例動画及び良い運転と判定されたときに取得した運行データ(現在位置を含む)を紐づけ、運転場面情報を付与してサーバ3A宛てに送信した後(S8、S9)、S10に進む。サーバ3Aは、取得部として機能し、車載器2から好事例動画及び運行データを受信すると、DB32に記録する。車載器2は、良い運転が行われていなければ(S7でN)、直ちにS10に進む。
S10においては、車載器2は、例えば入庫ボタンの操作が行われるなど入庫しているか否かを判定する。入庫であれば(S10でY)、車載器2は処理を終了する。入庫でなければ(S10でN)、再びS3に戻り、BAD判定、GOOD判定が繰り返される。
次に、車載器2が行うGOOD判定、BAD判定の一例について説明する。GOOD判定、BAD判定が行われる運転場面としては、下記の表に示すものが一例として考えられる。
Figure 2024025513000002
車載器2は、運転場面毎に定められた運行データと、運転場面毎に定められたGOOD閾値(=好事例閾値)及びBAD閾値(=悪事例閾値)と、を比較して、GOOD判定、BAD判定を行う。即ち、GOOD判定用、BAD判定用の2つの閾値が設定され、車載器2は、運転場面毎に定められた運行データと、2つの閾値と、を比較して、GOOD判定、BAD判定を行う。なお、GOOD閾値、BAD閾値は、最初はデフォルト値に設定され、ユーザ(例えば指導対象のドライバ)の操作によってその値を変更できるようにしてもよい。この場合、予め運転場面毎に設定された閾値の間位置から最小値の間で変更できるようにしてもよい。
まず、「急発進」、「急減速」の運転場面について説明する。車載器2は、単位時間当たりの速度差の絶対値(=運行データ)がBAD閾値以上であれば急発進、急減速を行った悪い運転であると判定し、BAD閾値より小さいGOOD閾値以下であれば良い運転であると判定する。
次に、「急旋回」の運転場面について説明する。車載器2は、カーブを曲がったときの左右G(=運行データ)がBAD閾値以上だと急旋回した悪い運転であると判定し、GOOD閾値以下であれば良い運転であると判定する。
次に、「交差点右左折」の運転場面について説明する。車載器2は、ウインカをオンした地点と交差点との距離(=運行データ)がBAD閾値以下、かつ、交差点への進入速度(=運行データ)がBAD閾値以上であれば悪い運転であると判定する。また、車載器2は、ウインカをオンした地点と交差点との距離がGOOD閾値以上、かつ、交差点への進入速度がGOOD閾値以下であれば良い運転であると判定する。
次に、「30km/h路面マーク」、「40km/h路面マーク」、「50km/h路面マーク」の運転場面について説明する。車載器2は、制限速度が30km/h、40km/h、50km/hの道路を走行中の速度がBAD閾値(それぞれ30km/h、40km/h、50km/hに設定)以上であれば悪い運転と判定し、GOOD閾値(それぞれ30km/h、40km/h、50km/hに設定)以下であれば良い運転と判定する。
次に、「ダイヤマーク(横断歩道)」の運転場面について説明する。車載器2は、ダイヤマークの手前における単位時間当たりの速度差(=運行データ)がBAD閾値以上だとダイヤマーク手前で加速した悪い運転であると判定し、BAD閾値より小さいGOOD閾値以下であれば良い運転であると判定する。
次に、「車間距離」の運転場面について説明する。車載器2は、前方車両との距離(=運行データ)がBAD閾値未満であれば悪い運転であると判定し、GOOD閾値以上であれば良い運転であると判定する。
次に、「白線逸脱」の運転場面について説明する。車載器2は、カメラ204の撮影した画像を解析し、レーンの中央と車両の中央との距離(=運行データ)がBAD閾値以上であればレーンから逸脱した悪い運転であると判定し、GOOD閾値以下であれば良い運転と判定する。
次に、「止まれ路面マーク」の運転場面について説明する。車載器2は、止まれマークの手前での速度がBAD閾値以上であれば停止していない悪い運転であると判定し、GOOD閾値以下であれば良い運転と判定する。
次に、サーバ3及び管理端末4の動作について図4を参照して以下説明する。指導員は管理端末4を用いてドライバの指導を行う。指導員、ドライバなどのユーザが、管理端末4の操作部42を操作して運転教育システム1における管理端末4用のアプリケーションを起動すると、管理端末4のCPU44(以下、単に「管理端末4」と略記)が図4に示す処理を実行する。ユーザが、操作部42を操作して指導対象となるドライバのドライバIDを入力する(S11)。ドライバIDが入力されると、管理端末4は、第3提供部として機能し、ドライバIDをサーバ3Bに対して送信する(S12)。
また、サーバ3Bは、ドライバIDを受信すると(S23)、S24に進む。S24においてサーバ3Bは、第4提供部として機能し、DB32からドライバIDが付与された警報発生時の運行データを抽出し、そのドライバの一運行における警報地点(警報地点の位置情報、警報された運転場面情報を含む)を送信する(S24)。
管理端末4は、一運行における警報地点を受信すると(S13)、表示制御部として機能し、警報地点を表示する再生動画選択画面を表示部43に表示する(S14)。再生動画選択画面には、例えば、図5に示すように、太線で示す運行ルートR及び警報を発生した警報地点を示すマークMが記載された地図を表示することが考えられる。また、地図には、マークMの近くに警報を発生した時刻、運転場面(=警報内容)を示すウインドウWが表示されている。ユーザは、動画を再生したい警報地点を示すマークMをクリックすると、警報地点を選択することができる。
また、再生動画選択画面には、図6に示すように、警報地点を時系列的に並べたリストを表示することが考えられている。リストには、警報地点で警報が発生された日付、警報されたイベント(運転場面)、警報地点の住所が表示されている。ユーザは、動画を再生したい警報地点をクリックして再生ボタンを押すと、警報地点を選択することができる。
次に、ユーザがアプリケーションの終了操作を行うと(S15でY)、管理端末4は、処理を終了する。ユーザがアプリケーションの終了操作を行っていなければ(S15でN)、管理端末4はS16に進む。
ユーザが表示部43に表示された警報地点をクリックして選択入力すると(S16)、管理端末4は、第2提供部として機能し、指示情報として選択入力された警報地点をサーバ3A,3Bに送信する(S17)。サーバ3Aは、警報地点を受信すると(S25)、第1提供部として機能し、受信した警報地点に含まれる警報地点の位置情報、警報された運転場面情報が付与された好事例動画と、その好事例動画の撮影時の運行データと、をDB32から抽出して管理端末4に送信する(S26)。サーバ3AのDB32には、運転教育システム1を利用している複数の事業者に所属しているドライバの好事例動画、そのときの運行データが記録されている。サーバ3Aは、ドライバIDでの好事例動画、運行データの絞り込みは行っていないため、S26においては複数の事業者に所属しているドライバの好事例動画、運行データの中から抽出される。
一方、サーバ3Bは、警報地点を受信すると(S25)、第1提供部として機能し、受信した警報地点に含まれる警報地点の位置情報、警報された運転場面情報、S23で受信したドライバIDが付与された悪事例動画と、その悪事例動画の撮影時の運行データと、をDB32から抽出して管理端末4に送信する(S26)。サーバ3Bは、ドライバIDで悪事例動画、運行データの絞り込みを行っているため、S26においては指導対象となるドライバの悪事例動画、運行データが抽出される。サーバ3A、3Bから送信される好事例動画及び悪事例動画は同一の位置で撮影されたものである。
管理端末4は、サーバ3Aから好事例動画及び運行データ、サーバ3Bから悪事例動画及び運行データを受信すると(S18)、表示制御部として機能し、図7に示す動画再生画面を表示部43に表示する(S19)。動画再生画面には、表示エリアA1~A6が表示される。表示エリアA1には、悪事例動画撮影時の日時、住所、車両、ドライバ情報、運転場面などが表示される。表示エリアA2には、サーバ3Aから受信した好事例動画が再生される。表示エリアA3には、サーバ3Bから受信した悪事例動画が再生される。表示エリアA2及びA3は、左右方向に並べて表示されている。
表示エリアA4には、再生バーが表示される。表示エリアA5には、操作ボタンが表示される。表示エリアA6には、サーバ3Aから受信した、好事例動画の撮影時に取得した運行データの時間変位が表示される。表示エリアA7には、サーバ3Bから受信した、悪事例動画の撮影時に取得した運行データの時間変位が表示される。
管理端末4は、表示エリアA5の再生ボタンがクリックされると(S20でY)、悪事例動画及び好事例動画を同時に再生する(S21)。このとき、図8に示すように、表示エリアA6、A7には、運行データ(車速、エンジン回転数、前後G、左右G、上下G)が示された表が表示される。表に示された各運行データは、悪事例動画及び好事例動画の再生と同じ時間軸で変位する。これにより、運行データの時間変位を表示できる。また、図9に示すように、表示エリアA6、A7には、横軸を時間、縦軸を運行データとするグラフを表示するようにしてもよい。この場合も、運行データの時間変位を表示できる。
ユーザが動画再生画面を閉じる操作を行わない間は(S22でN)、管理端末4は、S20に戻る。ユーザが動画再生画面を閉じる操作を行うと(S22でY)、管理端末4は、S15に戻る。
上述した実施形態によれば、サーバ3は、車載器2から好事例動画及び悪事例動画を取得し、DB32に格納する。サーバ3は、管理端末4から警報地点を取得すると、警報地点で撮影された好事例動画及び悪事例動画を抽出して、管理端末4に送信する。管理端末4は、好事例動画及び悪事例動画を並べて表示部に表示させる。これにより、悪事例動画と同時に好事例動画が再生されるため、安全運転の理解が深まり、指導員との安全運転の認識差異を少なくすることができる。
上述した実施形態によれば、サーバ3は、ユーザが選択した管理地点で撮影した好事例動画及び悪事例動画を抽出して、管理端末4に送信する。これにより、ユーザが選択した管理地点での好事例動画及び悪事例動画が同時に再生できる。これにより、より一層、安全運転の理解を深めることができる。
上述した実施形態によれば、管理端末4は、ユーザの操作により入力されたドライバIDをサーバ3に送信し、サーバ3は、受信したドライバIDの警報地点を管理端末4に送信する。管理端末4は、サーバ3から受信した警報地点を選択し、選択した警告地点の悪事例動画及び好事例動画を再生することができる。これにより、ユーザが選択した指導対象のドライバの警告地点における悪事例動画及び好事例動画を見ることができる。
上述した実施形態によれば、車載器2は運行データとGOOD閾値との比較に基づいてGOOD判定を行い、運行データとBAD閾値との比較に基づいてBAD判定を行う。これにより、容易にかつ精度よくGOOD判定及びBAD判定を行うことができる。
上述した実施形態によれば、サーバ3は、悪事例動画及び好事例動画それぞれの撮影中における車速を含む運行データを管理端末4に送信し、管理端末4が運行データの時間変位を表示する。これにより、速度を含む運行データの時間変位が表示されるため、より一層、安全運転の理解が深まり、指導員との安全運転の認識差異を少なくすることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上述した実施形態によれば、管理端末4には、悪事例動画及び好事例動画それぞれの撮影中における車速を含む運行データの時間変化をさらに並べて表示していたが、これに限ったものではない。悪事例動画及び好事例動画のみを並べて表示させてもよい。
上述した実施形態によれば、サーバは、好事例動画を保存する用のサーバ3Aと、悪事例動画を保存する用のサーバ3Bと、から構成されていたが、これに限ったものではない。1つのサーバ3のDB32に好事例動画及び悪事例動画の双方を記憶してもよい。このとき、好事例動画には好事例動画であることを示す情報、悪事例動画には悪事例動画であることを示す情報を付与すれば、DB32を分けなくても好事例動画及び悪事例動画の識別を行うことができる。
また、1つのサーバ3に2つの悪事例動画保存用のDBと、好事例動画保存用のDBと、を接続することも考えられる。
上述した実施形態によれば、好事例動画及び悪事例動画は、車載器2から直接、サーバ3A、3Bに送信されていたが、これに限ったものではない。車載器2は、好事例動画及び悪事例動画をSDカード205に一旦格納し、管理端末4によってSDカード205に書き込まれた好事例動画及び悪事例動画を読み取って、サーバ3に送信するようにしてもよい。
ここで、上述した本発明に係る運転教育システム、サーバ及び管理端末用のプログラムの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[7]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
車両周辺を撮影する撮影部(204)と、運行中に取得した運行データに基づいて良い運転及び悪い運転を判定する判定部(212)と、を有する車載器(2)と、
前記良い運転と判定されたときに前記撮影部(204)により撮影された好事例動画及び前記悪い運転と判定されたときに前記撮影部(204)により撮影された悪事例動画を位置情報とともに前記車載器(2)から取得する取得部(33)と、前記取得した前記好事例動画及び前記悪事例動画を前記位置情報とともに記憶する記憶部(32)と、ユーザから入力された指示情報に応じて前記記憶部(32)から同一の位置における前記好事例動画及び前記悪事例動画を抽出し、抽出した前記好事例動画及び前記悪事例動画を並べて再生できるようなデータを提供する第1提供部(33)と、を有するサーバ(3)と、
前記ユーザの操作により前記指示情報が入力される第1入力部(42)と、前記指示情報を前記サーバ(3)に提供する第2提供部(44)と、前記第1提供部(33)から提供された前記データに基づいて前記好事例動画及び前記悪事例動画を並べて表示部(43)に表示させる表示制御部(44)と、を有する管理端末(4)と、を備えた、
運転教育システム(1)。
上記[1]の構成によれば、悪事例動画と同時に好事例動画が再生されるため、安全運転の理解が深まり、指導員との安全運転の認識差異を少なくすることができる。
[2]
[1]に記載の運転教育システム(1)において、
前記指示情報には、前記位置情報が含まれ、
前記第1提供部(33)は、前記指示情報に含まれる前記位置情報における前記好事例動画及び前記悪事例動画を抽出する、
運転教育システム(1)。
上記[2]の構成によれば、ユーザが入力した位置情報(警報地点)での好事例動画及び悪事例動画が同時に再生できる。これにより、より一層、安全運転の理解を深めることができる。
[3]
[2]に記載の運転教育システム(1)において、
前記管理端末(4)は、前記ユーザの操作により指導対象のドライバ情報(ドライバID)が入力される第2入力部(42)と、前記ドライバ情報(ドライバID)を前記サーバ(3)に提供する第3提供部(44)と、を有し、
前記サーバ(3)は、前記第3提供部(44)により提供された前記ドライバ情報が(ドライバID)示すドライバが運行中に前記悪い運転と判定されたときの前記位置情報(警報地点)を提供する第4提供部(33)を有し、
前記管理端末(4)の前記表示制御部(44)は、前記第4提供部(33)から提供される前記位置情報(警報地点)を前記表示部(43)に表示し、
前記第1入力部(42)は、前記表示部(43)に表示された前記位置情報を選択入力でき、
前記第2提供部(44)は、前記指示情報に前記選択入力された前記位置情報を含め、
前記第1提供部(33)は、前記第3提供部(44)により提供された前記ドライバ情報(ドライバID)が示す前記ドライバが運行中に前記指示情報に含まれる前記位置情報で撮影された前記悪事例動画を抽出し、前記指示情報に含まれる前記位置情報で撮影された前記好事例動画を抽出する、
運転教育システム(1)。
上記[3]の構成によれば、ユーザが選択した指導対象のドライバが悪い運転と判定されたときの悪事例動画及び好事例動画を見ることができる。
[4]
[1]~[3]の何れか1項に記載の運転教育システム(1)において、
前記車載器(2)の前記判定部(212)は、前記運行データと好事例閾値(GOOD閾値)との比較に応じて前記良い運転であると判定し、前記運行データと悪事例閾値(BAD閾値)との比較に応じて前記悪い運転であると判定する、
運転教育システム(1)。
上記[4]の構成によれば、容易かつ精度よく、良い運転及び悪い運転を判定することができる。
[5]
[1]~[4]の何れか1項に記載の運転教育システム(1)において、
前記第1提供部(33)は、前記悪事例動画及び前記好事例動画それぞれの撮影中における少なくとも車速を含む前記運行データの時間変位をさらに並べて表示できる前記データを提供する、
運転教育システム(1)。
上記[5]の構成によれば、より一層、安全運転の理解が深まり、指導員との安全運転の認識差異を少なくすることができる。
[6]
車載器(2)に良い運転と判定されたときに撮影された好事例動画及び悪い運転と判定されたときに撮影された悪事例動画を位置情報とともに前記車載器(2)から取得する取得部(33)と、
前記取得した前記好事例動画及び前記悪事例動画を前記位置情報とともに記憶する記憶部(32)と、
ユーザから入力された指示情報に応じて前記記憶部(32)から同一の位置における前記好事例動画及び前記悪事例動画を抽出し、抽出した前記好事例動画及び前記悪事例動画を並べて再生できるようなデータを提供する第1提供部(33)と、を備えた、
サーバ(3)。
上記[6]の構成によれば、悪事例動画と同時に好事例動画が再生されるため、安全運転の理解が深まり、指導員との安全運転の認識差異を少なくすることができる。
[7]
サーバ(3)と通信可能な管理端末(4)用のプログラムであって、
コンピュータ(44)に、
ユーザの操作により入力された指示情報を前記サーバに提供する第2提供部(44)と、
前記指示情報の提供に応じて前記サーバ(3)から提供されたデータに基づいて良い運転と判定されたときに撮影された好事例動画及び悪い運転と判定されたときに撮影された悪事例動画を並べて表示部(43)に表示させる表示制御部(44)と、して機能させる、
管理端末用のプログラム。
上記[7]の構成によれば、悪事例動画と同時に好事例動画が再生されるため、安全運転の理解が深まり、指導員との安全運転の認識差異を少なくすることができる。
1 運転教育システム
2 車載器
3A,3B サーバ
4 管理端末
32 DB(記憶部)
33 CPU(取得部、第1提供部、第4提供部)
42 操作部(第1入力部、第2入力部)
43 表示部
44 CPU(第2提供部、第3提供部、表示制御部、コンピュータ)
204 カメラ(撮影部)
212 CPU(判定部)

Claims (7)

  1. 車両周辺を撮影する撮影部と、運行中に取得した運行データに基づいて良い運転及び悪い運転を判定する判定部と、を有する車載器と、
    前記良い運転と判定されたときに前記撮影部により撮影された好事例動画及び前記悪い運転と判定されたときに前記撮影部により撮影された悪事例動画を位置情報とともに前記車載器から取得する取得部と、前記取得した前記好事例動画及び前記悪事例動画を前記位置情報とともに記憶する記憶部と、ユーザから入力された指示情報に応じて前記記憶部から同一の位置における前記好事例動画及び前記悪事例動画を抽出し、抽出した前記好事例動画及び前記悪事例動画を並べて再生できるようなデータを提供する第1提供部と、を有するサーバと、
    前記ユーザの操作により前記指示情報が入力される第1入力部と、前記指示情報を前記サーバに提供する第2提供部と、前記第1提供部から提供された前記データに基づいて前記好事例動画及び前記悪事例動画を並べて表示部に表示させる表示制御部と、を有する管理端末と、を備えた、
    運転教育システム。
  2. 請求項1に記載の運転教育システムにおいて、
    前記指示情報には、前記位置情報が含まれ、
    前記第1提供部は、前記指示情報に含まれる前記位置情報における前記好事例動画及び前記悪事例動画を抽出する、
    運転教育システム。
  3. 請求項2に記載の運転教育システムにおいて、
    前記管理端末は、前記ユーザの操作により指導対象のドライバ情報が入力される第2入力部と、前記ドライバ情報を前記サーバに提供する第3提供部と、を有し、
    前記サーバは、前記第3提供部により提供された前記ドライバ情報が示すドライバが運行中に前記悪い運転と判定されたときの前記位置情報を提供する第4提供部を有し、
    前記管理端末の前記表示制御部は、前記第4提供部から提供される前記位置情報を前記表示部に表示し、
    前記第1入力部は、前記表示部に表示された前記位置情報を選択入力でき、
    前記第2提供部は、前記指示情報に前記選択入力された前記位置情報を含め、
    前記第1提供部は、前記第3提供部により提供された前記ドライバ情報が示す前記ドライバが運行中に前記指示情報に含まれる前記位置情報で撮影された前記悪事例動画を抽出し、前記指示情報に含まれる前記位置情報で撮影された前記好事例動画を抽出する、
    運転教育システム。
  4. 請求項1に記載の運転教育システムにおいて、
    前記車載器の前記判定部は、前記運行データと好事例閾値との比較に応じて前記良い運転であると判定し、前記運行データと悪事例閾値との比較に応じて前記悪い運転であると判定する、
    運転教育システム。
  5. 請求項1に記載の運転教育システムにおいて、
    前記第1提供部は、前記悪事例動画及び前記好事例動画それぞれの撮影中における少なくとも車速を含む前記運行データの時間変位をさらに並べて表示できる前記データを提供する、
    運転教育システム。
  6. 車載器に良い運転と判定されたときに撮影された好事例動画及び悪い運転と判定されたときに撮影された悪事例動画を位置情報とともに前記車載器から取得する取得部と、
    前記取得した前記好事例動画及び前記悪事例動画を前記位置情報とともに記憶する記憶部と、
    ユーザから入力された指示情報に応じて前記記憶部から同一の位置における前記好事例動画及び前記悪事例動画を抽出し、抽出した前記好事例動画及び前記悪事例動画を並べて再生できるようなデータを提供する第1提供部と、を備えた、
    サーバ。
  7. サーバと通信可能な管理端末用のプログラムであって、
    コンピュータに、
    ユーザの操作により入力された指示情報を前記サーバに提供する第2提供部と、
    前記指示情報の提供に応じて前記サーバから提供されたデータに基づいて良い運転と判定されたときに撮影された好事例動画及び悪い運転と判定されたときに撮影された悪事例動画を並べて表示部に表示させる表示制御部と、して機能させる、
    管理端末用のプログラム。
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