JP2024024835A - 現像装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

現像装置およびそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2024024835A
JP2024024835A JP2022127760A JP2022127760A JP2024024835A JP 2024024835 A JP2024024835 A JP 2024024835A JP 2022127760 A JP2022127760 A JP 2022127760A JP 2022127760 A JP2022127760 A JP 2022127760A JP 2024024835 A JP2024024835 A JP 2024024835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
developer
developing device
carrier
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022127760A
Other languages
English (en)
Inventor
幸一 林
Koichi Hayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2022127760A priority Critical patent/JP2024024835A/ja
Publication of JP2024024835A publication Critical patent/JP2024024835A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】現像剤担持体を簡単に取り外すことのできる現像装置を提供する。【解決手段】現像装置は、現像容器と、現像剤担持体と、規制ブレードと、を備える。現像容器は、現像剤を収容する本体部と、本体部の上面を封止する上面カバーと、を有する。現像剤担持体は、像担持体に対向配置され、外周面に現像剤を担持することにより現像剤層が形成される。規制ブレードは、現像剤担持体の外周面に形成される現像剤層の層厚を規制する。本体部は、現像剤担持体の軸方向の一方側を構成する第1ハウジングと、軸方向の他方側を構成する第2ハウジングと、で構成されており、現像剤担持体は、軸方向の両端部をそれぞれ第1ハウジングおよび第2ハウジングに回転可能に支持されている。規制ブレードは、長手方向の両端部をそれぞれ第1ハウジングおよび第2ハウジングに着脱可能に支持されており、規制ブレードを取り外すことで、第1ハウジングおよび第2ハウジングを軸方向に分割可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、表面に現像剤層が形成される現像剤担持体を備え、像担持体上の静電潜像を現像する現像装置、および現像装置を備えた画像形成装置に関する。
コピー機、プリンター、ファクシミリ等の電子写真方式を用いる画像形成装置においては、主に粉末の現像剤が使用され、感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を現像剤によって可視化し、そのトナー像を記録媒体上に転写した後、定着処理を行うプロセスが一般的である。
近年のユニットの長寿命化に伴い、電子写真方式の画像形成装置で使用される現像装置を再利用する場合は、摺動部材のほとんどを交換する必要がある。一方、磁性ジャンピング現像方式を採用し、且つトナーの帯電付与を非接触で行う場合、現像剤担持体(現像ローラー)は現像剤以外と接触していない。そのため、現像剤担持体と感光体ドラムとの間隔を規制するギャップコロのみを交換し、現像剤担持体は品質確認を行った上で再利用(リサイクル)可能となる場合が多い。
そこで、同様に現像剤以外と接触していない層規制部材(規制ブレード)と共に、現像剤担持体の再利用を行いたいという要望がある。しかし、現像剤担持体は現像装置の中で回転部材として駆動列に組み込まれており、且つ現像電圧を印加するための高圧電界の通電経路が接続されている。そのため、現像剤担持体を取り外すためには多くの工数が必要となる。
現像装置の分解工程数を削減する方法として、例えば特許文献1には、現像剤規制部材を支持する第1枠体と、現像剤規制部材を第1枠体に固定する固定部材と、第1枠体との接合部に形成される空間に溶融樹脂が注入されることによって形成される樹脂成形部と、を有し、固定部材は、樹脂成形部に係合して樹脂成形部が第1枠体から外れるのを規制する第1規制部を有し、第2枠体は、樹脂成形部に対する第2枠体の移動を規制する第2規制部を有するとともに、樹脂成形部が第1規制部による規制がなくなることで第1枠体から分離可能となることにより、現像剤規制部材が第1枠体に対し分離可能となる現像装置が開示されている。
特許文献2には、現像剤担持体を回転可能に支持する軸受部材と、枠体に設けられた貫通穴を貫通するように設けられた固定部材と、軸受部材に対して固定され、軸受部材と係合することで、軸受部材を枠体に固定するための樹脂部材と、を有する現像装置の再生産方法であって、固定部材を枠体および樹脂成形部から取り外す工程と、軸受部材を枠体から取り外す工程と、現像剤担持体を枠体から取り外す工程と、を含む現像装置の再生産方法が開示されている。
特開2013-134299号公報 特開2018-4983号公報
特許文献1、2の方法では、いずれも現像装置の分解および再生産時に樹脂成形部または樹脂部材を溶融、固着する工程が必要であり、分解および再生産工程が必ずしも簡素化されているとはいえなかった。
本発明は、上記問題点に鑑み、現像剤担持体を簡単に取り外すことのできる現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、現像容器と、現像剤担持体と、規制ブレードと、を備え、静電潜像が形成された像担持体にトナーを供給する現像装置である。現像容器は、トナーを含む現像剤を収容する本体部と、本体部の上面を封止する上面カバーと、を有する。現像剤担持体は、像担持体に対向配置され、外周面に現像剤を担持することにより現像剤層が形成される。規制ブレードは、現像剤担持体の外周面に形成される現像剤層の層厚を規制する。本体部は、現像剤担持体の軸方向の一方側を構成する第1ハウジングと、軸方向の他方側を構成する第2ハウジングと、で構成されており、現像剤担持体は、軸方向の両端部をそれぞれ第1ハウジングおよび第2ハウジングに回転可能に支持されている。規制ブレードは、長手方向の両端部をそれぞれ第1ハウジングおよび第2ハウジングに着脱可能に支持されており、規制ブレードを取り外すことで、第1ハウジングおよび第2ハウジングを軸方向に分割可能となる。
本発明の第1の構成によれば、現像容器の本体部を、現像剤担持体の軸方向の一方側を構成する第1ハウジングと他方側を構成する第2ハウジングとで構成し、規制ブレードの長手方向の両端部をそれぞれ第1ハウジングおよび第2ハウジングに着脱可能に支持することにより、規制ブレードを取り外すだけで現像剤担持体を本体部から簡単に取り外すことができる。
本発明の現像装置8が搭載される画像形成装置100の概略構成を示す側面断面図 図1における画像形成部Pの構成を示す部分拡大図 本発明の一実施形態に係る現像装置8の側面断面図 本実施形態の現像装置8から上面カバー22および規制ブレード29を取り外した状態を示す平面図 本実施形態の現像装置8から上面カバー22および規制ブレード29を取り外した状態を示す斜視図 現像容器20を構成する上面カバー22の斜視図 現像容器20の本体部21を構成する第1ハウジング33の斜視図 現像容器20の本体部21を構成する第2ハウジング35の斜視図 嵌合状態の第1ハウジング33と第2ハウジング35の接合面33d、35d周辺の断面拡大図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の内部構造を示す側面断面図であり、図2は、図1における画像形成部Pの部分拡大図である。画像形成装置(ここではモノクロプリンター)100内には、帯電、露光、現像および転写の各工程によりモノクロ画像を形成する画像形成部Pが配設されている。画像形成部Pには、感光体ドラム1の回転方向(図1の反時計回り方向)に沿って、帯電装置4、露光ユニット(レーザー走査ユニット等)7、現像装置8、転写ローラー14、クリーニング装置19、および除電装置6が配設されている。
画像形成動作を行う場合、反時計回り方向に回転する感光体ドラム1が帯電装置4により一様に帯電され、原稿画像データに基づく露光ユニット7からのレーザービームにより感光体ドラム1上に静電潜像が形成され、現像装置8により静電潜像に現像剤(トナー)が付着されてトナー像が形成される。
この現像装置8へのトナーの供給はトナーコンテナ9から行われる。なお、画像データはパーソナルコンピューター(図示せず)のような上位機器から送信される。また、感光体ドラム1の表面の残留電荷を除去する除電装置6が、感光体ドラム1の回転方向に対しクリーニング装置19の下流側に設けられている。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム1に向けて、用紙が給紙カセット10又は手差し給紙装置11から用紙搬送路12およびレジストローラー対13を経由して搬送され、転写ローラー14(画像転写部)により感光体ドラム1の表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は感光体ドラム1から分離され、定着装置15に搬送されてトナー像が定着される。定着装置15を通過した用紙は、用紙搬送路16により装置上部に搬送され、用紙の片面のみに画像を形成する場合(片面印字時)は、排出ローラー対17により排出トレイ18に排出される。
感光体ドラム1は、金属製の円筒状の素管(支持体)1aと、素管1aの表面に形成された感光層1bとからなる。素管1aを形成する金属としては、アルミニウム、鉄、チタン、マグネシウム等が挙げられる。感光層1bとしては、有機光伝導体を利用した有機感光層や無機光電体を利用した無機感光層等を利用できるが、耐久性の高さからシランガス等の蒸着等により製膜されたアモルファスシリコン感光層が好ましい。
帯電装置4は、帯電ハウジング内に、感光体ドラム1に接触してドラム表面に帯電バイアスを印加する帯電ローラー41と、帯電ローラー41をクリーニングするための帯電クリーニングローラー42とを有している。
帯電ローラー41は例えば導電性ゴムで形成されており、感光体ドラム1に当接するように配置されている。そして、図2に示すように、感光体ドラム1が反時計回り方向に回転すると、感光体ドラム1の表面に接触する帯電ローラー41が時計回り方向に従動回転する。このとき、帯電ローラー41に所定の電圧を印加することにより、感光体ドラム1の表面が一様に帯電される。また、帯電ローラー41の回転に伴い、帯電ローラー41に接触する帯電クリーニングローラー42が反時計回り方向に従動回転して帯電ローラー41の表面に付着した異物を除去する。
クリーニング装置19は、クリーニングブレード51と回収スパイラル52とを備える。クリーニングブレード51はウレタンゴム等から構成されている。クリーニングブレード51の先端は、感光体ドラム1の回転方向(図2の矢印参照)に対してカウンター方向に当接している。回収スパイラル52は、ハウジングの内部下方寄りに配置され、回転することでハウジングの長手方向(図2の紙面と垂直な方向)の一方に回収トナーを搬送して廃トナー容器(図示せず)へと送り出す。
図3は、本発明の一実施形態に係る現像装置8の側面断面図である。図4および図5は、本実施形態の現像装置8から上面カバー22および規制ブレード29を取り外した状態を示す平面図および斜視図である。図6は、現像容器20を構成する上面カバー22の斜視図である。なお、図3は現像装置8を図1の裏面側から見た状態を示している。図3~図5に示すように、現像装置8は、磁性トナーのみから成る磁性一成分現像剤(以下、単に現像剤という)を収容する現像容器20と、現像剤を攪拌および搬送する第1攪拌スクリュー23および第2攪拌スクリュー24と、現像ローラー25と、規制ブレード29とを備えている。
現像容器20は、本体部21と上面カバー22とで構成される。本体部21の内部は一体形成された仕切壁21aによって、第1搬送室21bと第2搬送室21cとに区画されている。仕切壁21aは、本体部21の長手方向に延びて第1搬送室21bと第2搬送室21cを並列させるように区画している。なお、図4に示すように、本体部21の長手方向の両端部においては仕切壁21aが存在しない。仕切壁21aの長手方向の右側端部は、本体部21の側壁部とともに第1連通部21eを形成する。一方、仕切壁21aの長手方向の左側端部は、本体部21の側壁部とともに第2連通部21fを形成する。
第1搬送室21bには第1攪拌スクリュー23が、第2搬送室21cには第2攪拌スクリュー24が配設されている。第1攪拌スクリュー23および第2攪拌スクリュー24は、現像容器20内の現像剤を攪拌混合して現像剤を摩擦帯電させる。第1攪拌スクリュー23および第2攪拌スクリュー24は、軸方向の一端側から他端側まで螺旋状に形成される螺旋羽根を備える。螺旋羽根は、軸方向の両端部のみに回転軸が形成されており、内側には回転軸が存在しない中空状となっている。
第1攪拌スクリュー23は、第1搬送室21b内の現像剤を攪拌しながら矢印P方向へと搬送して第2搬送室21cに搬送する。第2攪拌スクリュー24は、第2搬送室21cに搬送されてきた現像剤を攪拌しながら矢印Q方向へと搬送して現像ローラー25に供給する。即ち、現像容器20内には、第1搬送室21bと、第1連通部21eと、第2搬送室21cおよび第2連通部21fとで現像剤の循環経路が形成されている。
現像ローラー25は、アルミニウム等の非磁性材料で円筒状に形成される。現像ローラー25は、第2攪拌スクリュー24に隣接する位置で現像容器20内に回転可能に支持される。また、現像ローラー25は、外周面の一部が現像容器20の開口から露出し、像担持体である感光体ドラム1に一定の間隔を隔てて対向している。そして、感光体ドラム1の回転に応じて回転することで、感光体ドラム1の感光層1b(図2参照)に現像剤を供給する。
現像ローラー25の内部には複数の磁極を有する永久磁石から成る磁極部材26が固定されている。この磁極部材26の磁力により現像ローラー25の表面に現像剤を付着(担持)させて磁気ブラシを形成する。現像ローラー25は、第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24と平行な状態で、現像容器22に回転可能に軸支されている。第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24、および現像ローラー25は、モーター(図示せず)により回転駆動される。また、現像ローラー25の両端部には現像容器20と現像ローラー25との隙間からの現像剤の漏出を防止するための磁気シール部材27が配設されている。
規制ブレード29は、本体部21の現像ローラー25と対向する端縁(図5の右手前側)に取り付けられている。規制ブレード29は、長手方向(図4の左右方向)が現像ローラー25の最大現像幅よりも大きく形成されており、現像ローラー25と所定の間隔を隔てて配置されることにより、感光体ドラム1に供給する現像剤量を規制する。規制ブレード29の材質としては、磁性体のSUS(ステンレス)等が用いられる。なお、規制ブレード29に永久磁石(ブレードマグネット)を装着して磁性を付与してもよい。
現像ローラー25の回転軸にはギャップコロ31a、31bが回転可能に外挿されている。ギャップコロ31a、31bは、感光体ドラム1の外周面の両端部に当接することにより現像ローラー25と感光体ドラム1との距離(ギャップ)を厳密に規制している。ギャップコロ31a、31bにはベアリングが内蔵されており、感光体ドラム1に従動して回転することでドラム表面の摩耗を防止できるようになっている。
第2攪拌スクリュー24から供給された現像剤は、現像ローラー25の表面に担持されて磁気ブラシを形成する。磁気ブラシは規制ブレード29により一定の層厚に規制され、さらに、現像ローラー25の回転によって現像ローラー25と感光体ドラム1との対向領域(現像領域)に向けて搬送される。現像ローラー25に所定の現像電圧が印加されることにより、現像ローラー25と感光体ドラム1との間に電位差が生じ、現像領域において、現像ローラー25上に形成された磁気ブラシ中のトナーが感光体ドラム1に供給され、感光体ドラム1上の静電潜像はトナー像に現像される。また、現像ローラー25の回転に伴い磁気ブラシが感光体ドラム1から離間する際に、現像電圧の交流成分によって感光体ドラム1上の余剰現像剤が磁気ブラシに回収される。
なお、現像容器20内の現像剤が現像によって減少したときは、トナーコンテナ9(図1参照)内に貯留されたトナー(現像剤)が上面カバー22に形成された現像剤補給口22aを介して第1搬送室21bの上流端(図4参照)に補給される。
以下、本発明の特徴部分である現像容器20の構成について説明する。図7および図8は、それぞれ本実施形態の現像装置8の、現像容器20の本体部21を構成する第1ハウジング33および第2ハウジング35の斜視図である。第1ハウジング33は、本体部21の長手方向(現像ローラー25の軸方向)の一方側(図4および図5の右側)を構成する。第2ハウジング35は、本体部21の長手方向の他方側(図4および図5の左側)を構成する。
第1ハウジング33の底面部33aには、仕切壁21aの一方側の部分が形成されており、現像剤搬送方向に対して第1搬送室21bの下流側部分、第2搬送室21cの上流側部分、および第1連通部21eが設けられている。第2ハウジング35の底面部35aには、仕切壁21aの他方側の部分が形成されており、現像剤搬送方向に対して第1搬送室21bの上流側部分、第2搬送室21cの下流側部分、および第2連通部21fが設けられている。
第1ハウジング33および第2ハウジング35の側面部33b、35bの内側には、第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24、および現像ローラー25を回転可能に支持する軸受部37a~37c(図8では不図示)が設けられている。また、第2ハウジング35の側面部35bの外側にはギアカバー35cが付設されている。ギアカバー35cの内側には、第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24、および現像ローラー25に駆動力を入力するための駆動伝達ギア列(図示せず)が配置されている。
現像装置8を組み立てる場合、第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24、および現像ローラー25の軸方向両端部を第1ハウジング33および第2ハウジング35の軸受部37a~37cに挿入する。この状態で、第1ハウジング33および第2ハウジング35の接合面33d、35dを嵌め合わせることにより本体部21が形成される。
次に、第1ハウジング33および第2ハウジング35に規制ブレード29を取り付ける。より詳細には、第1ハウジング33、第2ハウジング35の軸受部37cの上方に締結されるビス39a、39b(図7、図8参照)によって規制ブレード29の両端部を第1ハウジング33、第2ハウジング35に固定する。規制ブレード29の取り付けによって第1ハウジング33および第2ハウジング35の嵌合状態が保持される。
図9は、嵌合状態の第1ハウジング33と第2ハウジング35の接合面33d、35d周辺の断面拡大図である。図9に示すように、第1ハウジング33と第2ハウジング35の接合面33d、35dには嵌合部38が形成されている。嵌合部38は、接合面33d、35dの全域に亘って連続して形成されている。図9のような嵌合部38を形成することで、第1ハウジング33および第2ハウジング35の嵌合状態が保持され易くなる。
また、嵌合部38が嵌合状態であるとき、第1ハウジング33、第2ハウジング35が互いに壁面と直交する方向(図9の上下方向)に重なり合う領域Rが形成される。これにより、第1ハウジング33と第2ハウジング35の接合部分からのトナーの漏出を防止することができる。嵌合部38は図9に示した構成に限らず、壁面と直交する方向に重なり合う領域Rが形成され、トナーの漏出を防止可能な構成であれば、従来公知の構成を用いることができる。
その後、上面カバー22を本体部21の上面に装着する。上面カバー22は、周縁部に形成された複数の係合穴22b(図6参照)を本体部21に形成された係合爪(図示せず)に係合させる、いわゆるスナップフィット機構により本体部21に固定される。なお、ビスを締結することにより上面カバー22を本体部21に固定してもよい。
現像装置8を分解する場合は、先ず本体部21から上面カバー22を取り外す。次に、ビス39a、39bを弛めて取り外すことで本体部21から規制ブレード29を分離する。その結果、第1ハウジング33と第2ハウジング35が軸方向に分離可能となる。
その後、第1ハウジング33または第2ハウジング35を現像ローラー25に対して平行に引き抜くことにより、第1ハウジング33および第2ハウジング35の接合面33d、35dが離間し、現像ローラー25の両端部から軸受部37cや現像電圧の導通経路(図示せず)が離間する。これにより、現像ローラー25を本体部21から取り外すことができ、ギャップコロ31a、31bを簡単に交換可能となる。
また本実施形態では、現像ローラー25と磁気シール部材27との位置関係を規定し、現像ローラー25の軸方向中心と現像装置8に搬送される用紙の幅方向中心とを位置合わせするために、第1ハウジング33および第2ハウジング35の側面に現像ローラー25の軸方向への移動を規制する機構(図示せず)が設けられている。一方、現像ローラー25の軸方向への移動を規制する規制部材が別部材で設けられる場合がある。この場合は、規制部材を現像装置8の感光体ドラム1との対向面側から取り外した後、第1ハウジング33または第2ハウジング35を軸方向に引き抜いて現像ローラー25およびギャップコロ31a、31bを取り外すことができる。
なお、ここでは第1ハウジング33と第2ハウジング35を規制ブレード29によって固定しているが、規制ブレード29に加えて第1ハウジング33と第2ハウジング35を固定する固定部材を設けてもよい。例えば、第1ハウジング33および第2ハウジング35に固定部材をビス等により締結して固定する方法や、上面カバー22を固定部材として兼用する方法等が考えられる。
その他、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では磁性一成分現像方式の現像装置8について説明したが、本発明は、現像ローラー25を備えた現像装置であれば、非磁性一成分現像方式や二成分現像方式の現像装置にも同様に適用可能である。
磁性一成分現像方式および二成分現像方式の場合、現像ローラー25は現像剤以外と接触していないため、耐久印刷による劣化が生じにくい。そのため、現像ローラー25と同様に現像剤以外と接触していない規制ブレード29と共に、品質確認を行った上で再利用可能となる場合が多い。また、磁性一成分現像方式や二成分現像方式は非接触現像であるため、感光体ドラム1との摩擦によって摩耗するギャップコロ31a、31bの交換が必要となる。従って、本発明は磁性一成分現像方式や二成分現像方式のように、規制ブレード29が現像ローラー25と所定の間隔を隔てて対向配置される構成において特に有効である。
また、上記実施形態では画像形成装置100の一例として図1に示したようなモノクロプリンターについて説明したが、例えば、カラープリンター、カラーおよびモノクロ複写機、ファクシミリ或いはこれらの機能を備えた複合機等の画像形成装置にも適用できる。
本発明は、表面に現像剤層が形成される現像剤担持体を備え、像担持体上の静電潜像を現像する現像装置に利用可能である。本発明の利用により、現像剤担持体を簡単に取り外すことのできる現像装置を提供することができる。
1 感光体ドラム(像担持体)
8 現像装置
20 現像容器
21 本体部
22 上面カバー
25 現像ローラー(現像剤担持体)
29 規制ブレード
31a、31b ギャップコロ(間隔規制部材)
33 第1ハウジング
33a 接合面(第1ハウジング)
35 第2ハウジング
35d 接合面(第2ハウジング)
37a~37c 軸受部
38 嵌合部
39a、39b ビス
100 画像形成装置

Claims (7)

  1. トナーを含む現像剤を収容する本体部と、前記本体部の上面を封止する上面カバーと、を有する現像容器と、
    像担持体に対向配置され、外周面に前記現像剤を担持することにより現像剤層が形成される現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の外周面に形成される前記現像剤層の層厚を規制する規制ブレードと、
    を備え、静電潜像が形成された前記像担持体に前記トナーを供給する現像装置において、
    前記本体部は、前記現像剤担持体の軸方向の一方側を構成する第1ハウジングと、前記軸方向の他方側を構成する第2ハウジングと、で構成されており、
    前記現像剤担持体は、前記軸方向の両端部をそれぞれ前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングに回転可能に支持されており、
    前記規制ブレードは、長手方向の両端部をそれぞれ前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングに着脱可能に支持されており、
    前記規制ブレードを取り外すことで、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングを前記軸方向に分割可能となることを特徴とする現像装置。
  2. 前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの接合面には、前記接合面の全域に亘って連続する嵌合部が形成されており、
    前記嵌合部が嵌合状態であるとき、前記接合面の全域に亘って互いに壁面と直交する方向に重なり合う領域を有することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングを互いに固定する固定部材を有し、
    前記上面カバーは前記固定部材を兼ねていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  4. 前記規制ブレードは、前記現像剤担持体と所定の間隔を隔てて対向配置されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  5. 前記現像剤担持体は、前記像担持体と所定の間隔を隔てて対向配置されており、
    前記現像剤担持体と前記像担持体との間隔を規制する間隔規制部材が、前記現像剤担持体の軸方向両端部に隣接して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  6. 前記現像剤は、磁性を有する前記トナーのみからなる磁性一成分現像剤、若しくは磁性を有しない前記トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤であることを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の現像装置を備えた画像形成装置。
JP2022127760A 2022-08-10 2022-08-10 現像装置およびそれを備えた画像形成装置 Pending JP2024024835A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022127760A JP2024024835A (ja) 2022-08-10 2022-08-10 現像装置およびそれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022127760A JP2024024835A (ja) 2022-08-10 2022-08-10 現像装置およびそれを備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024024835A true JP2024024835A (ja) 2024-02-26

Family

ID=90011007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022127760A Pending JP2024024835A (ja) 2022-08-10 2022-08-10 現像装置およびそれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024024835A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4755867B2 (ja) 現像装置、及びこれを備えたプロセスカートリッジ、画像形成装置
JP4646728B2 (ja) 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5751716B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JPH07209991A (ja) 現像装置及び同装置の2成分現像剤の回収方法
JP6888447B2 (ja) 搬送装置、及び、画像形成装置
JP2008275719A (ja) 現像装置、像保持体ユニットおよび画像形成装置
JP4963980B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
CN106933081B (zh) 废调色剂输送装置及具备该装置的图像形成装置
JP2007226060A (ja) 現像剤収納容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
KR101580841B1 (ko) 현상기 및 이를 채용한 전자사진방식 화상형성장치
EP1757995A1 (en) Developer and electrophotographic image forming apparatus including the same
JP2011107173A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5252267B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2024024835A (ja) 現像装置およびそれを備えた画像形成装置
US7974551B2 (en) Developing device having separable two housing pieces and image forming apparatus provided with the same
CN107918260B (zh) 显影装置以及具备其的图像形成装置
JP6646246B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2020134643A (ja) 現像剤搬送部材、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP6848703B2 (ja) 現像装置、画像形成装置
CN108427253B (zh) 显影装置以及具备该显影装置的图像形成装置
JP6010058B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2001350344A (ja) 現像装置
JP2012022174A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP4463087B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2004191785A (ja) 現像装置