JP2024017272A - 電気車両充電方法、電気車両充電システム、電気車両充電設備の設置方法及び管理装置 - Google Patents

電気車両充電方法、電気車両充電システム、電気車両充電設備の設置方法及び管理装置 Download PDF

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Masakazu Saito
将章 石村
Masaaki Ishimura
恒司 前▲崎▼
Koji Maesaki
公一 松本
Koichi Matsumoto
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Abstract

【課題】狭隘なスペースに駐車した電気車両を効率よく充電できる電気車両充電方法、電気車両充電システム、電気車両充電設備の設置方法及び管理装置を提供する。【解決手段】電気車両充電方法は、充電ケーブルを介して充電ユニットに接続された充電部を駐車スペースに駐車した電気車両の上方に移動機構によって移動させ、充電部を昇降機構によって昇降させ、充電部を介して電気車両を充電する。【選択図】図2

Description

本発明は、電気車両充電方法、電気車両充電システム、電気車両充電設備の設置方法及び管理装置に関する。
近年、電気自動車(EV:Electric Vehicle)の開発が内外で加速している。電気自動車は、ガソリンを使用しないので、温室効果ガスの排出を抑制し、脱炭素化社会の構築に貢献する次世代自動車として注目されている。
電気自動車が普及するための課題の一つは、電気自動車を充電するための電力確保であり、充電ステーションなどのインフラ設備の整備が重要となっている。特許文献1には、受電設備を介して複数の充電装置に電力を供給し、各充電装置に電気自動車を接続することで電気自動車を充電でき、充電ステーションに適用される充電制御システムが開示されている。
特開2021-175315号公報
充電ステーションを利用する場合、充電装置の近くに電気自動車を駐車するので、複数の充電装置を備える充電ステーションでは、比較的広い駐車スペースを必要とする。一方で、業務終了後の電気自動車やフェリーで運搬される電気自動車などは、比較的密集して駐車される場合が多く、従来の充電ステーションを利用して狭隘なスペースに駐車した電気自動車を充電することは困難であった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、狭隘なスペースに駐車した電気車両を効率よく充電できる電気車両充電方法、電気車両充電システム、電気車両充電設備の設置方法及び管理装置を提供することを目的とする。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、電気車両充電方法は、充電ケーブルを介して充電ユニットに接続された充電部を駐車スペースに駐車した電気車両の上方に移動機構によって移動させ、前記充電部を昇降機構によって昇降させ、前記充電部を介して前記電気車両を充電する。
本発明によれば、狭隘なスペースに駐車した電気車両を効率よく充電できる。
本実施形態の電気車両充電システムの構成の一例を示す図である。 充電設備の構成の第1例を示す図である。 第1移動機構の構成の一例を示す図である。 第2移動機構の構成の一例を示す図である。 給電ケーブルの取り回しの一例を示す図である。 充電コネクタの昇降機構の一例を示す図である。 コントローラの構成の一例を示す図である。 充電対象車両情報画面の一例を示す図である。 充電計画画面の一例を示す図である。 充電管理画面の第1例を示す図である。 充電管理画面の第2例を示す図である。 充電状況画面の一例を示す図である。 電気車両充電方法の手順の一例を示す図である。 充電設備の構成の第2例を示す図である。 充電設備の構成の第3例を示す図である。 充電設備の第3例の場合の第1移動機構の構成の一例を示す図である。 充電設備の構成の第4例を示す図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の電気車両充電システムの構成の一例を示す図である。電気車両充電システムは、充電設備100、充電設備100に対する充電制御部としてのコントローラ50を備える。電気車両充電システムは、更に管理装置40及びデータサーバ30を備えてもよい。電気車両10は、電気自動車(EV:Electric Vehicle)とも称し、自家用車だけでなく、業務用の車両、例えば、トラックなどの貨物自動車、バスやタクシーなどの乗用自動車も含む。
コントローラ50、管理装置40、データサーバ30は、通信ネットワーク1を介して接続されている。また、通信ネットワーク1には、端末装置20が接続されている。端末装置20は、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット等で構成され、電気車両10を運用する運用会社の担当者が使用することができる。また、電気車両10に通信機能を備える場合には、当該電気車両10は通信ネットワーク1に接続することができる。
データサーバ30は、サーバ全体を制御する制御部31、通信部32、及びDB33を備える。制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、メモリ等が所要数組み込まれて構成されている。
通信部32は、通信モジュールを備え、通信ネットワーク1を介して、端末装置20から運用会社で運用する電気車両10の車番、車種、運行情報(例えば、充電設備100の駐車スペースへの入庫予定日時、使用開始日時など)、バッテリ仕様(例えば、バッテリの型番、バッテリの製造メーカなど)、入庫時のバッテリ残量の予測値などの車両情報を取得する。入庫時のバッテリ残量の予測値は、車種毎に過去の運用実績に基づいて算出することができる。また、通信部32は、通信機能を備える電気車両10から直接、バッテリ残量を取得してもよい。
制御部31は、通信部32を介して取得した電気車両10に関する情報をDB33に記録する。電気車両10に関する情報は、車番毎に区分して記録できる。
管理装置40は、例えば、コンピュータで構成することができる。管理装置40は、装置全体を制御する制御部41、通信部42、メモリ43、表示部44、操作部45、充電管理部46、及び記憶部47を備える。記憶部47は、例えば、USBメモリ、SDカードまたはコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の半導体メモリで構成することができ、コンピュータプログラム48(プログラム製品)、及び所要の情報を記憶することができる。
制御部41は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等が所要数組み込まれて構成されている。制御部41は、コンピュータプログラム48で定められた処理を実行することができる。すなわち、制御部41による処理は、コンピュータプログラム48による処理でもある。
メモリ43は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリで構成することができる。コンピュータプログラム48をメモリ43に展開して、制御部41がコンピュータプログラム60を実行することができる。
通信部42は、通信モジュールを備え、通信ネットワーク1を介して、データサーバ30、及びコントローラ50との間で所要の情報の授受を行うことができる。通信部42は、データサーバ30のDB33に記録された、電気車両に関する情報を取得できる。通信部42は、コントローラ50から充電に関連する情報を取得することができる。また、通信部42は、充電管理部46によって得られた情報をコントローラ50に出力することができる。
表示部44は、液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成することができる。操作部45は、ユーザの入力操作を受け付けることができ、例えば、表示部44に組み込まれたタッチパネルで構成することができ、ユーザが表示パネル上で行う所定の操作を行うことができる。操作部45は、キーボード、マウスなどでもよい。また、操作部45は、ネットワークを介してスマートフォンやタブレットからの操作を受け付ける構成でもよい。
充電管理部46は、充電設備100の駐車スペースに入庫される複数の電気車両10の車両情報に基づいて、入庫された電気車両10の充電管理を行う。具体的には、充電管理部46は、複数の電気車両10の使用開始日時又はバッテリ残量を含む車両情報に基づいて、電気車両10の充電の優先順位を含む充電計画を生成することができる。
なお、図1の例では、管理装置40とコントローラ50が別個の装置として構成されているが、管理装置40をコントローラ50に組み込んでコントローラ50に管理装置40の機能を持たせてもよい。
次に、充電設備100について説明する。
図2は充電設備100の構成の第1例を示す図である。充電設備100は、第1支持部材としての左右移動用レーン110、第2支持部材としての一対の前後移動用レーン120、充電ユニット150、及び充電ケーブル170を介して充電ユニット150に接続される充電部としての充電コネクタ160などを備える。また、充電設備100は、配電盤200、配電盤200から充電ユニット150に電力を供給する給電ケーブル180、及び充電設備100の適宜の箇所に設置されたコントローラ50を備える。コントローラ50は、通信ケーブルを介して充電設備100に接続され、左右移動用レーン110の移動制御、充電ユニット150の移動制御、充電コネクタ160の昇降制御、及び充電ユニット150との間でデータや制御指令の授受を行う。コントローラ50の詳細は後述する。充電ユニット150内に複数の電源ユニットが組み込まれている場合、充電ユニット150の高さ寸法が小さくなるように複数の電源ユニットを平面上に並べることで充電ユニット150の高さを低くし、設置面を広くすることで移動による転倒や転落のリスクを低減できる。
一対の前後移動用レーン120の長さは、駐車スペースの広さに応じて適宜決定できる。前後移動用レーン120の長手方向を交差方向と称し、図では符号Yで示す方向である。左右移動用レーン110の長さは、駐車スペースの広さ、及び対向配置される一対の前後移動用レーン120の離隔距離に応じて適宜決定できる。左右移動用レーン110の長手方向を所定方向と称し、図では符号Xで示す方向である。
屋外に一対の前後移動用レーン120を設置する場合には、不図示の支柱を設置して、適切な高さ位置で、一対の前後移動用レーン120を当該支柱に固定すればよい。また、屋内に一対の前後移動用レーン120を設置する場合には、不図示の梁などを利用して一対の前後移動用レーン120を当該梁に固定すればよい。
左右移動用レーン110の端部それぞれに設けられた台車の転輪が、対応する前後移動用レーン120に設けられたレールに係合するようにして、左右移動用レーン110を設けることができる。充電ユニット150に設けられた台車の転輪が、左右移動用レーン110に設けられたレールに係合するようにして、充電ユニット150が設けられている。
図3は第1移動機構の構成の一例を示す図である。第1移動機構は、充電ユニット150の充電ユニット本体151の下部に固定された台車152、台車152に設けられたモータ153、転輪155、及び左右移動用レーン110に設けられたレール111などを備える。モータ153を回転させることにより、転輪155がレール111上を移動し、充電ユニット150を左右移動用レーン110の長手方向、すなわち所定方向に移動させることができる。なお、第1移動機構は、充電ユニット150を所定方向に移動させることができる機構であればよく、図3の構成に限定されない。
図4は第2移動機構の構成の一例を示す図である。第2移動機構は、左右移動用レーン110の端部に固定された台車(不図示)に設けられたモータ113、転輪115、及び前後移動用レーン120に設けられたレール121などを備える。モータ113を回転させることにより、転輪115がレール121上を移動し、左右移動用レーン110を前後移動用レーン120の長手方向、すなわち交差方向に移動させることができ、充電ユニット150を交差方向に移動させることができる。これにより、充電ユニット150を駐車スペースの上方でX方向及びY方向の所要の位置に移動させることができる。なお、第2移動機構は、左右移動用レーン110を前後移動用レーン120に沿って交差方向に移動させることができる機構であればよく、図4の構成に限定されない。
図5は給電ケーブル180の取り回しの一例を示す図である。左右移動用レーン110の下側に左右移動用レーン110に沿って摺動可能なケーブルハンガ116を複数設ける。給電ケーブル180の複数の所定位置でケーブルハンガ116に固定する。隣接するケーブルハンガ116の間の給電ケーブルは、十分な長さを確保することでケーブルハンガ116の動きを容易にすることができる。これにより、充電ユニット150の移動に給電ケーブル180が容易に追従でき、充電ユニット150の移動を容易にすることができる。なお、図示していないが、前後移動用レーン120の下側にも前後移動用レーン120に沿って摺動可能なケーブルハンガ116を複数設けることで、給電ケーブル180を容易に取り回しができる。
図6は充電コネクタ160の昇降機構の一例を示す図である。充電コネクタ160は、充電ケーブル170によって充電ユニット150から下方に向かって吊下げられている。昇降機構は、充電ユニット150に設けられた巻上装置であるホイスト156、ホイスト156から充電ケーブル170の所定位置までを繋ぐワイヤ157などを備える。ホイスト156でワイヤ157を巻き上げることで、充電コネクタ160を上昇させることができる。ホイスト156に逆の動作をさせることで、充電コネクタ160を降下させることができる。なお、昇降機構は、充電ケーブル170の重量が重い場合に、作業者が充電コネクタ160を電気車両10に接続する際の補助として用いることができ、作業者の人力での動作負担を軽減できる。なお、昇降機構は、充電コネクタ160を昇降させることができる機構であればよく、図6の構成に限定されない。
充電設備100の設置方法(施工方法)は、例えば、以下のとおりである。駐車スペースの上方に、支柱又は梁を用いて一対の適長の前後移動用レーン120を対向させて設置し、適長の左右移動用レーン110が前後移動用レーン120に沿って移動可能となるように、左右移動用レーン110の端部を前後移動用レーン120それぞれに取り付け、充電ケーブル170を介して充電ユニット150に接続された充電コネクタ160を左右移動用レーン110に沿って移動させる第1移動機構を設置し、左右移動用レーン110を前後移動用レーン120に沿って移動させる第2移動機構を設置し、充電コネクタ160を昇降させる昇降機構を設置する。
第1移動機構、第2移動機構、及び昇降機構の動作は、それぞれに設けられた通信モジュール、あるいは充電ユニット150に設けられた通信モジュールを介して、コントローラ50によって制御できる。また、第1移動機構、第2移動機構、及び昇降機構の少なくとも一つの動作(例えば、充電コネクタ160の位置の微調整のための動作)は、作業者が携帯する遠隔端末(例えば、リモコンなど)を操作して行ってもよい。
上述のように、本実施形態の電気車両充電システムは、充電ケーブル170を介して充電ユニット150に接続された充電コネクタ(充電部)160を駐車スペースに駐車した電気車両10の上方に移動機構によって移動させ、充電コネクタ160を昇降機構によって昇降させ、充電コネクタ160介して電気車両10を充電することができる。
具体的には、本実施形態の電気車両充電システムは、第1移動機構によって充電コネクタ160を所定方向に移動させ、第2移動機構によって充電コネクタ160所定方向と交差する交差方向に移動させて、充電コネクタ160を電気車両10の上方に移動させることができる。
また、充電設備100は、適長の前後移動用レーン(第2支持部材)120の長手方向が交差方向(Y方向)になるように一対の前後移動用レーン120を対向して配置し、適長の左右移動用レーン(第1支持部材)110の長手方向が所定方向(X方向)になり、左右移動用レーン110の両端部が前後移動用レーン120に沿って移動可能となるように、左右移動用レーン110を配置し、第1移動機構は、左右移動用レーン110に沿って充電コネクタ160(充電ユニット150)を移動させ、第2移動機構は、左右移動用レーン110を前後移動用レーン120に沿って移動させることができる。
具体的には、第1移動機構は、充電ユニット150を左右移動用レーン110に沿って移動させ、充電コネクタ160を充電ユニット150から充電ケーブル170によって吊下げる。これにより、充電ユニット150の移動に連動して充電コネクタ160も移動する。
本実施形態の充電設備100、及び電気車両充電システムによれば、充電対象の複数の電気車両10が密集して駐車せざるを得ない場合でも、電気車両10の上方から充電コネクタ160をそれぞれの電気車両10の位置に対応する位置に移動させて、電気車両10を充電することができるので、狭隘なスペースに駐車した電気車両を効率よく充電できる。本実施形態の充電設備100、及び電気車両充電システムは、例えば、物流や交通などの業務が終了した業務車両(タクシー、トラック、バン、バスなど)を纏めて狭隘な駐車スペースに駐車し、翌日などに業務に使用する前に充電を終了しなければならないユースケースには、有用である。また、狭隘なスペースに複数の電気車両を搭載して運搬するフェリーなどのユースケースにも有用である。
次に、コントローラ50について説明する。
図7はコントローラ50の構成の一例を示す図である。コントローラ50は、コントローラ50全体を制御する制御部51、インタフェース部52、移動機構制御部53、昇降機構制御部54、通信部55、充電ユニット制御部56、及び記憶部57を備える。記憶部57は、例えば、USBメモリ、SDカードまたはコンパクトフラッシュカード等の半導体メモリで構成することができる。
制御部51は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等が所要数組み込まれて構成されている。記憶部57は、ハードディスク又は半導体メモリ等で構成することができ、所要の情報を記憶することができる。
通信部55は、通信モジュールを備え、通信ネットワーク1を介して、管理装置40との間で情報の授受を行う。
インタフェース部52は、充電ユニット150から充電中の電気車両10のバッテリの充電率、充電残余時間、充電終了時刻又は充電完了などの充電状態情報を取得できる。また、インタフェース部52は、充電ユニット150から充電コネクタ160の接続状態(充電コネクタ160が電気車両10に接続されているか否か)、充電エラーなどの充電状態情報を取得できる。なお、充電ユニット150は、充電コネクタ160が電気車両10の充電口(充電ポート)に接続した後に、電気車両10のバッテリの状態(例えば、バッテリ残量など)を取得することができる。
また、インタフェース部52は、駐車スペースに駐車する電気車両10の位置情報を取得できる。電気車両10の位置は、例えば、充電設備100の適切な個所に設置された1又は複数のカメラ(不図示)で駐車スペースを撮影し、スペース毎に電気車両10の有無を判定することで、電気車両10の位置を取得できる。また、電気車両10に搭載されたGPSから位置情報を取得してもよい。あるいは、スペース毎に対応して設置されたセンサ等で電気車両10の有無を判定して電気車両10の位置を取得できる。
制御部51は、インタフェース部52を介して取得した充電状態情報を、通信部55を介して管理装置40へ送信することができる。また、制御部51は、インタフェース部52を介して取得した電気車両10の位置情報を、通信部55を介して管理装置40へ送信できる。
通信部55は、管理装置40から充電計画を取得できる。
移動機構制御部53は、通信部55を介して取得した充電計画に基づいて、第1移動機構及び第2移動機構の移動を制御する制御指令を生成し、インタフェース部52を介して第1移動機構及び第2移動機構に出力することができる。
昇降機構制御部54は、昇降機構の昇降動作を制御する制御指令を生成し、インタフェース部52を介して昇降機構に出力することができる。
充電ユニット制御部56は、通信部55を介して取得した充電計画に基づいて、充電ユニット150に対して充電動作に関連する指令を出力し、電気車両10に対する充電を制御する。
コントローラ50(移動機構制御部53)は、充電計画に基づいて充電コネクタ160の移動を制御できる。具体的には、コントローラ50(移動機構制御部53)は、電気車両10の位置(例えば、電気車両10の充電口(被充電部)の位置)を検出し、検出した位置に対応する位置に充電コネクタ160を移動させることができる。電気車両10の位置に対応する位置とは、電気車両10の位置から上方に向かう仮想直線が左右移動用レーン110と交差する位置である。なお、電気車両10の車種や型式が分かれば充電口が電気車両10の左右どちらにあるかが分かる。また、充電口の位置は、電気車両10のGPSや充電設備100の所要の箇所に設けたカメラ等で特定してもよい。この場合、電気車両10の車種が混在して駐車するようなケースでも、充電口の位置を特定することが可能となる。仮に充電口の位置が不明(例えば、左右どちらか不明)である場合は、電気車両10の後部に対応する位置に充電コネクタ160を移動させればよい。
コントローラ50(昇降機構制御部54)は、移動機構制御部53で充電コネクタ160を所要の位置に移動させた後、充電コネクタ160を充電口の高さ付近まで降下させることができる。この場合、作業員が携帯する遠隔端末で充電コネクタ160の水平位置及び高さを微調整してもよい。また、充電ケーブル170の重量が重いため、昇降機構又は別のケーブルマネジメントによる補助で充電ケーブル170を支えて作業者の動作負担を軽減してもよい。その後、作業員は充電コネクタ160を充電口に接続することができる。充電口のカバー(蓋)は、運転者が電気車両10を駐車する際に開けておくようにすればよい。充電コネクタ160を接続する際に接続エラーが発生した場合には、アラーム(聴覚)、赤ランプ(視覚)などの通知を行うように、ランプやスピーカを充電コネクタ160の近傍に設けてもよい。
作業員は、電気車両10の充電が終了すると、充電コネクタ160を充電口から外す。このとき、作業員が当該電気車両10の充電が終了したことを、遠隔端末を使ってコントローラ50に通知することができる。コントローラ50(昇降機構制御部54、移動機構制御部53)、充電コネクタ160が電気車両10の充電口から外れた場合、充電の優先順位に基づいて充電コネクタ160を次に充電する電気車両10の上方に移動させることができる。このようにして、優先順位に従って、狭隘なスペースに密集して駐車した複数の充電対象の電気車両10を効率よく充電することができる。
次に、管理装置40による充電管理について説明する。以下では、管理装置40を操作する管理者が充電管理するために使用する管理画面について説明する。管理画面は表示部44に表示される。
図8は充電対象車両情報画面の一例を示す図である。充電対象車両情報画面は、充電設備100の駐車スペースに入庫予定の電気車両10のリストが表示される。図8に示すように、充電対象車両情報画面は、車番、車種、入庫予定日時、使用開始日時、バッテリ仕様、バッテリ残量(予測値を含む)の各欄を有する。車番は、ナンバープレートに記載された車両番号であるが、図8では便宜上一部を割愛している。図8に示すように、充電対象の電気車両10のうちの1台は、車番が「あxxxx」であり、車種が「小型、2t」であり、入庫予定日時が「6月3日20:00」であり、使用開始日時が「6月4日6:00」であり、バッテリ仕様が「Axxx」であり、バッテリ残量が「30%」である。他の充電対象の電気車両10についても同様である。
図9は充電計画画面の一例を示す図である。充電計画は、図8に例示した充電対象の電気車両10の車両情報に基づいて生成される。図9に示すように、充電計画画面は、車番、駐車スペースID、充電優先順位、充電コネクタ160の移動ルート制御の各欄を有する。駐車スペースIDは、図2に例示したように、駐車スペースのX方向の位置をA、B、C、Dの如く区分し、Y方向の位置を1、2、3の如く区分することで電気車両10の駐車位置を特定できる。なお、電気車両10の位置を緯度及び経度で表現してもよく、所定箇所(例えば、駐車スペースの角)を基準にして、X方法及びY方向の距離で特定してもよい。充電優先順位は、使用開始日時やバッテリ残量などに応じて決定すればよい。ルート制御は、充電優先順位に従って充電コネクタ160の移動ルートを制御するものである。例えば、優先順位が1の電気車両10(車番:いxxxx)の充電が終了すると、次の優先順位が2の電気車両の位置はA1なので、充電コネクタ160をB2からA1へ移動するように制御する。他の優先順位の電気車両10についても同様である。
図10は充電管理画面の第1例を示す図である。充電管理画面の第1例は、充電対象の電気車両10が入庫され、充電が開始された後の途中の充電状況を一覧形式で表示するものである。第1例では、車番、車種、入庫日時、使用開始日時、充電可否、バッテリ残量、優先順位、管理が充電の優先順位を変更できる変更欄の各欄を有する。車番が「あxxxx」の電気車両は、現在充電中であり、バッテリ残量が30%から50%まで上昇していることが分かる。車番が「いxxxx」の電気車両10は、既に充電済み(充電終了)であり、バッテリ残量が80%になっていることが分かる。車番が「うxxxx」、「えxxxx」、「おxxxx」、…の電気車両は、優先順位に応じて充電待ちであることが分かる。なお、図10の例では、充電対象の電気車両10が全て入庫済みである場合を示しているが、入庫予定の電気車両10が入庫されていない状態も起こり得る。そのような場合には、「充電可否」の欄を「充電不可」と表示し、優先順位から外すことができる。
上述のように、管理装置40は、充電対象の電気車両(例えば、車番)毎に、車種、運行予定(例えば、入庫日時、使用開始日時など)、充電状況(例えば、充電中、充電済み、充電の可否など)、バッテリの残量、及び充電順位の少なくとも一つを表示してもよい。これにより、充電対象の電気車両10の充電状況を一括管理できる。また、管理者は、充電管理部46が生成した優先順位を変更して管理者自らが優先順位を設定することができる。
図11は充電管理画面の第2例を示す図である。充電管理画面の第2例は、充電対象の電気車両10が入庫され、充電が開始された後の途中の充電状況を駐車スペースのレイアウトに対応付けて表示するものである。図11の例では、駐車スペースのレイアウトを符号A、B、C、D、及び数字1~3で表現している。各スペースの矩形内には、電気車両10の充電状況を表示する。例えば、中央の数字は充電待機中の電気車両10の優先順位を表し、上側の時刻は充電開始予定時刻を表し、下側の時刻は充電終了予定時刻を表す。矩形内の「充電中」との記載は、現在充電中であることを表し、矩形内の「充電済」との記載は、充電終了したことを表す。また、駐車スペースのレイアウトとともに、充電済車両の車番、充電中車両の車番、及び充電完了時刻(充電完了までの残り時間を含む)、充電の順番待ちの台数、最後の電気車両の充電が完了する最終充電完了時刻(充電完了までの残り時間を含む)を表示してもよい。
上述のように、管理装置40は、駐車スペースのレイアウトを表示し、表示した駐車スペースに対応付けて(図11の例では、レイアウト上)、充電待ち、充電中及び充電完了を識別する識別情報、充電順位、充電開始予定時刻、充電終了予定時刻、及び充電エラーの少なくとも一つを表示してもよい。また、識別情報は、例えば、色、模様などの表示態様を変えること識別(区別)できるようにしてもよい。これにより、充電対象の電気車両10の充電状況を駐車スペースのレイアウトに関連付けて一括管理できる。
図12は充電状況画面の一例を示す図である。充電状況画面は、車番、充電コネクタ160の接続エラーの有無、充電エラーの有無、バッテリ充電率、充電終了までの充電残余時間の各欄を有する。図12の例では、車番が「あxxxx」の電気車両10は、接続エラーなし、充電エラーなし、バッテリ充電率が50%、充電残余時間が20分であることが表示されている。なお、充電コネクタ160を接続する段階で正しく接続されていない場合には、接続エラーが表示される。また、充電中に何らかの充電エラーが発生した場合には、充電エラーが表示される。車番が「うxxxx」の電気車両10は、充電待ちのため、各欄は表示されない。充電エラーや接続エラーは、アラーム(聴覚)及び赤ランプ(視覚)などで通知するようにしてもよい。また、管理者が携帯する携帯端末装置へ通知するようにしてもよい。
次に、電気車両充電システムによる電気車両充電方法について説明する。
図13は電気車両充電方法の手順の一例を示す図である。以下では便宜上、処理の主体をコントローラ50として説明する。コントローラ50は、充電対象の電気車両10の車両情報を取得し(S11)、取得した車両情報に基づいて充電計画を生成する(S12)。なお、管理装置40がステップS11及びS12の処理を行い、コントローラ50は、管理装置40が生成した充電計画を取得するようにしてもよい。充電計画は、例えば、図9に例示した画面に表示される情報を含む。
コントローラ50は、充電対象の電気車両10がすべて入庫済みであるか否かを判定し(S13)、すべて入庫済みでない場合(S13でNO)、所定の充電開始時刻であるか否かを判定する(S14)。所定の充電開始時刻は、充電対象の電気車両10の台数、推定されるバッテリ残量、使用開始日時などに応じて、すべての電気車両10が使用開始日時までに充電を完了させるためのデッドラインから決定できる。
充電開始時刻でない場合(S14でNO)、コントローラ50は、ステップS13以降の処理を続ける。すべての電気車両10が入庫済みである場合(S13でYES)、あるいは充電開始時刻である場合(S14でYES)、コントローラ50は、充電計画の優先順位に基づいて充電コネクタ160を電気車両10の上方に移動させ(S15)、充電コネクタ160を降下させる(S16)。
コントローラ50は、充電コネクタ160が電気車両10の充電口に接続されたか否かを判定する(S17)。充電コネクタ160が充電口に接続されたか否かは、例えば、充電コネクタ160に設けたセンサ等で判定できる。充電コネクタ160が充電口に接続されていない場合(S17でNO)、コントローラ50は、ステップS17の処理を続ける。
充電コネクタ160が充電口に接続された場合(S17でYES)、コントローラ50は、接続エラーの有無を判定する(S18)。接続エラーがある場合(S18でYES)、コントローラ50は、エラーを通知し(S19)、ステップS15以降の処理を続ける。これにより、エラーのあった電気車両10の次の優先順位の電気車両10の充電を行うことができる。
接続エラーがない場合(S18でNO)、コントローラ50は、電気車両10を充電し(S20)、充電状況を出力する(S21)。充電状況の出力は、例えば、図12に例示した情報を含めることができる。コントローラ50は、充電対象の電気車両10の管理情報を出力する(S22)。管理情報の出力は、例えば、図10又は図11に例示した情報を含めることができる。
コントローラ50は、充電が終了したか否かを判定し(S23)、充電が終了していない場合(S23でNO)、ステップS21以降の処理を続ける。充電が終了した場合(S23でYES)、コントローラ50は、充電コネクタ160が外されたか否かを判定し(S24)、充電コネクタ160が外されていない場合(S24でNO)、ステップS24の処理を続ける。
充電コネクタ160が外された場合(S24でYES)、コントローラ50は、すべての充電対象の電気車両10の充電が終了したか否かを判定し(S25)、充電が終了していない場合(S25でNO)、ステップS15以降の処理を続け、充電が終了した場合(S25でYES)、処理を終了する。
充電設備100の構成は図2の例に限定されない。以下では、充電設備100の他の例について説明する。
図14は充電設備100の構成の第2例を示す図である。図2に示す第1例との相違点は、左右移動用レーン110を2個備える点である。なお、図14では、左右移動用レーン110を2個備える構成であるが、駐車スペースの大きさや充電可能な電気車両10の台数に応じて3個以上備える構成でもよい。他の構成は第1例と同様であるので説明は省略する。
充電設備100は、左右移動用レーン110の長手方向が所定方向(X方向)になるように複数の左右移動用レーン110を配置し、第2移動機構は、複数の左右移動用レーン110を前後移動用レーン120に沿って移動させることができる。
2個の左右移動用レーン110それぞれは、前後移動用レーン120に沿って移動する範囲を適宜分けることができる。2個の左右移動用レーン110を備えることにより、同時に2台の電気車両10を充電することができ、より短時間で充電対象のすべての電気車両10の充電を終了させることができる。なお、充電ユニット150内に複数の充電ユニットを配置し、各充電ユニットから充電コネクタ160を吊下げることにより、同時に充電できる台数をさらに増やすことができ、さらに短時間で充電対象のすべての電気車両10の充電を終了させることができる。
図15は充電設備100の構成の第3例を示す図である。図2に示す第1例との相違点は、左右移動用レーン110に代えて第1支持部材としての充電ケーブルレーン130を備え、充電ユニット150を充電ケーブルレーン130の所定位置(図15の例では、端部)に取り付けてある点である。すなわち、第3例では、充電ユニット150の位置は固定され、代わりに充電コネクタ160の吊下げ位置を移動させる。
図16は充電設備100の第3例の場合の第1移動機構の構成の一例を示す図である。第1移動機構は、充電ケーブルレーン130内のレールに沿って移動可能なケーブル機構131を備える。ケーブル機構131は、ワイヤ137の巻上機能、レールに沿って移動させるためのモータ、レールと係合してレールに沿って移動する転輪などを備える。充電ケーブルレーン130の下側に充電ケーブルレーン130に沿って摺動可能なケーブルハンガ136を複数設ける。充電ケーブル170の複数の所定位置でケーブルハンガ136に固定する。隣接するケーブルハンガ136の間の充電ケーブル170は、十分な長さを確保することでケーブルハンガ136の動きを容易にすることができる。
これにより、ケーブル機構131の移動に充電ケーブル170が容易に追従でき、ケーブル機構131の移動を容易にすることができる。
充電設備100は、充電ケーブルレーン130に充電ユニット150を固定し、第1移動機構は、充電コネクタ160を吊下げる充電ケーブル170の吊下げ位置を充電ケーブルレーン130に沿って移動させることができる。充電ユニット150を移動させる必要がないので、充電ケーブルレーン130や前後移動用レーン120を軽量な構造とすることができる。
図17は充電設備100の構成の第4例を示す図である。充電設備100は、支柱141、第3支持部材としてのアーム用レーン142、回転機構145、及び第3移動機構としてのケーブル機構143などを備える。ケーブル機構143は、図16のケーブル機構131と同様の構成を備えることができる。アーム用レーン142は、回転機構145によって支柱141の周りに回転させることができる。支柱からアーム用レーン142の端部までの長さは、ケーブル機構143が移動する側が長く、充電ユニット150が設置されている側が短い。充電ユニット150は、カウンタウェイトとしての機能を有する。ケーブル機構143によって、充電コネクタ160を吊下げる充電ケーブル170の位置をアーム用レーン142に沿って移動させて充電コネクタ160を電気車両10の上方に移動させることができる。なお、充電ユニット150は、配電盤等と同様に地上に設置してもよい。
第1例、第2例及び第3例のように、一対の前後移動用レーン120を対向させて配置するだけのスペースがない場合でも、支柱141を1つ設置する設置場所があれば、第4例の充電設備100を設置できる。支柱141の周りに駐車できるスペースがあれば、第4例の充電設備100を適用できる場合も少なくないと言える。
本実施形態の充電設備100は、屋外の敷地や屋内の基礎などに設置することができるが、これに限定されるものではなく、多くの車両(電気車両を含む)を運搬するフェリー内等にも設置することができる。
本実施形態では、充電部の一例として充電コネクタを例に挙げて説明したが、充電部を電気車両の下側に滑り込ませるなどして非接触で充電できる構造も含まれる。
(付記1)電気車両充電方法は、充電ケーブルを介して充電ユニットに接続された充電部を駐車スペースに駐車した電気車両の上方に移動機構によって移動させ、前記充電部を昇降機構によって昇降させ、前記充電部を介して前記電気車両を充電する。
(付記2)電気車両充電方法は、付記1において、第1移動機構によって前記充電部を所定方向に移動させ、第2移動機構によって前記充電部を前記所定方向と交差する交差方向に移動させて前記充電部を前記電気車両の上方に移動させる。
(付記3)電気車両充電方法は、付記2において、適長の第2支持部材の長手方向が前記交差方向になるように一対の前記第2支持部材を対向して配置し、適長の第1支持部材の長手方向が前記所定方向になり、前記第1支持部材の両端部が前記第2支持部材に沿って移動可能となるように、前記第1支持部材を配置し、前記第1移動機構は、前記第1支持部材に沿って前記充電部を移動させ、前記第2移動機構は、前記第1支持部材を前記第2支持部材に沿って移動させる。
(付記4)電気車両充電方法は、付記3において、前記第1支持部材の長手方向が前記所定方向になるように複数の前記第1支持部材を配置し、前記第2移動機構は、複数の前記第1支持部材を前記第2支持部材に沿って移動させる。
(付記5)電気車両充電方法は、付記3又は付記4において、前記第1移動機構は、前記充電ユニットを前記第1支持部材に沿って移動させ、前記充電部を前記充電ユニットから充電ケーブルによって吊下げる。
(付記6)電気車両充電方法は、付記3から付記5のいずれか一つにおいて、前記第1支持部材に前記充電ユニットを固定し、前記第1移動機構は、前記充電部を吊下げる充電ケーブルの吊下げ位置を前記第1支持部材に沿って移動させる。
(付記7)電気車両充電方法は、付記1において、回転機構によって適長の第3支持部材を支柱の周りに回転させ、第3移動機構によって前記充電部を前記第3支持部材に沿って移動させて前記充電部を前記電気車両の上方に移動させる。
(付記8)電気車両充電方法は、付記1から付記7のいずれか一つにおいて、複数の電気車両の使用開始日時又はバッテリ残量を含む車両情報を取得し、取得した車両情報に基づいて充電の優先順位を含む充電計画を生成する。
(付記9)電気車両充電方法は、付記8において、前記充電計画に基づいて前記充電部の移動を制御する。
(付記10)電気車両充電方法は、付記1から付記9のいずれか一つにおいて、電気車両の被充電部の位置を検出し、検出した被充電部の位置に対応する位置に前記充電部を移動させる。
(付記11)電気車両充電方法は、付記1から付記10のいずれか一つにおいて、バッテリの充電率、充電残余時間、充電エラー及び前記充電部の接続状態の少なくとも一つを含む充電状態情報を通知する。
(付記12)電気車両充電方法は、付記1から付記11のいずれか一つにおいて、充電終了時刻又は充電完了を通知する。
(付記13)電気車両充電方法は、付記1から付記12のいずれか一つにおいて、前記充電部が電気車両の被充電部から外れた場合、充電の優先順位に基づいて前記充電部を次に充電する電気車両の上方に移動させる。
(付記14)電気車両充電システムは、充電ユニットと、充電ケーブルを介して前記充電ユニットに接続された充電部と、移動機構と、昇降機構とを備え、前記移動機構は、前記充電部を駐車スペースに駐車した電気車両の上方に移動させ、前記昇降機構は、前記充電部を昇降させ、前記充電部を介して前記電気車両を充電する充電制御部をさらに備える。
(付記15)電気車両充電システムは、付記14において、表示装置に電気車両の充電管理画面を表示する管理装置を備え、前記管理装置は、複数の駐車スペースのレイアウトを表示し、表示した駐車スペースに対応付けて、充電待ち、充電中及び充電完了を識別する識別情報、充電順位、充電開始予定時刻、充電終了予定時刻、及び充電エラーの少なくとも一つを表示する。
(付記16)電気車両充電設備の設置方法は、駐車スペースの上方に、支柱又は梁を用いて一対の適長の第2支持部材を対向させて設置し、適長の第1支持部材が前記第2支持部材に沿って移動可能となるように、前記第1支持部材の端部を前記第2支持部材それぞれに取り付け、充電ケーブルを介して充電ユニットに接続された充電部を前記第1支持部材に沿って移動させる第1移動機構を設置し、前記第1支持部材を前記第2支持部材に沿って移動させる第2移動機構を設置し、前記充電部を昇降させる昇降機構を設置する。
(付記17)管理装置は、表示装置に電気車両の充電管理画面を表示する管理装置であって、駐車スペースのレイアウトを表示し、表示した駐車スペースに対応付けて、充電待ち、充電中及び充電完了を識別する識別情報、充電順位、充電開始予定時刻、充電終了予定時刻、及び充電エラーの少なくとも一つを表示する。
(付記18)管理装置は、付記17において、充電対象の電気車両毎に、車種、運行予定、充電状況、バッテリの残量、及び充電順位を表示する。
各実施形態に記載した事項は相互に組み合わせることが可能である。また、特許請求の範囲に記載した独立請求項及び従属請求項は、引用形式に関わらず全てのあらゆる組み合わせにおいて、相互に組み合わせることが可能である。さらに、特許請求の範囲には他の2以上のクレームを引用するクレームを記載する形式(マルチクレーム形式)を用いているが、これに限るものではない。マルチクレームを少なくとも一つ引用するマルチクレーム(マルチマルチクレーム)を記載する形式を用いて記載してもよい。
1 通信ネットワーク
10 電気車両
20 端末装置
30 データサーバ
31 制御部
32 通信部
33 DB
40 管理装置
41 制御部
42 通信部
43 メモリ
44 表示部
45 操作部
46 充電管理部
47 記憶部
48 コンピュータプログラム
50 コントローラ
51 制御部
52 インタフェース部
53 移動機構制御部
54 昇降機構制御部
55 通信部
56 充電ユニット制御部
57 記憶部
100 充電設備
110 左右移動用レーン
111 レール
113 モータ
115 転輪
116 ケーブルハンガ
120 前後移動用レーン
121 レール
130 充電ケーブルレーン
131 ケーブル機構
136 ケーブルハンガ
137 ワイヤ
141 支柱
142 アーム用レーン
143 ケーブル機構
145 回転機構
150 充電ユニット
151 充電ユニット本体
152 台車
153 モータ
155 転輪
156 ホイスト
157 ワイヤ
160 充電コネクタ
170 充電ケーブル
180 給電ケーブル
200 配電盤

Claims (18)

  1. 充電ケーブルを介して充電ユニットに接続された充電部を駐車スペースに駐車した電気車両の上方に移動機構によって移動させ、
    前記充電部を昇降機構によって昇降させ、
    前記充電部を介して前記電気車両を充電する、
    電気車両充電方法。
  2. 第1移動機構によって前記充電部を所定方向に移動させ、
    第2移動機構によって前記充電部を前記所定方向と交差する交差方向に移動させて前記充電部を前記電気車両の上方に移動させる、
    請求項1に記載の電気車両充電方法。
  3. 適長の第2支持部材の長手方向が前記交差方向になるように一対の前記第2支持部材を対向して配置し、
    適長の第1支持部材の長手方向が前記所定方向になり、前記第1支持部材の両端部が前記第2支持部材に沿って移動可能となるように、前記第1支持部材を配置し、
    前記第1移動機構は、前記第1支持部材に沿って前記充電部を移動させ、
    前記第2移動機構は、前記第1支持部材を前記第2支持部材に沿って移動させる、
    請求項2に記載の電気車両充電方法。
  4. 前記第1支持部材の長手方向が前記所定方向になるように複数の前記第1支持部材を配置し、
    前記第2移動機構は、複数の前記第1支持部材を前記第2支持部材に沿って移動させる、
    請求項3に記載の電気車両充電方法。
  5. 前記第1移動機構は、前記充電ユニットを前記第1支持部材に沿って移動させ、
    前記充電部を前記充電ユニットから充電ケーブルによって吊下げる、
    請求項3に記載の電気車両充電方法。
  6. 前記第1支持部材に前記充電ユニットを固定し、
    前記第1移動機構は、前記充電部を吊下げる充電ケーブルの吊下げ位置を前記第1支持部材に沿って移動させる、
    請求項3に記載の電気車両充電方法。
  7. 回転機構によって適長の第3支持部材を支柱の周りに回転させ、
    第3移動機構によって前記充電部を前記第3支持部材に沿って移動させて前記充電部を前記電気車両の上方に移動させる、
    請求項1に記載の電気車両充電方法。
  8. 複数の電気車両の使用開始日時又はバッテリ残量を含む車両情報を取得し、
    取得した車両情報に基づいて充電の優先順位を含む充電計画を生成する、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電気車両充電方法。
  9. 前記充電計画に基づいて前記充電部の移動を制御する、
    請求項8に記載の電気車両充電方法。
  10. 電気車両の被充電部の位置を検出し、
    検出した被充電部の位置に対応する位置に前記充電部を移動させる、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電気車両充電方法。
  11. バッテリの充電率、充電残余時間、充電エラー及び前記充電部の接続状態の少なくとも一つを含む充電状態情報を通知する、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電気車両充電方法。
  12. 充電終了時刻又は充電完了を通知する、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電気車両充電方法。
  13. 前記充電部が電気車両の被充電部から外れた場合、充電の優先順位に基づいて前記充電部を次に充電する電気車両の上方に移動させる、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電気車両充電方法。
  14. 充電ユニットと、
    充電ケーブルを介して前記充電ユニットに接続された充電部と、
    移動機構と、
    昇降機構と
    を備え、
    前記移動機構は、
    前記充電部を駐車スペースに駐車した電気車両の上方に移動させ、
    前記昇降機構は、
    前記充電部を昇降させ、
    前記充電部を介して前記電気車両を充電する充電制御部をさらに備える、
    電気車両充電システム。
  15. 表示装置に電気車両の充電管理画面を表示する管理装置を備え、
    前記管理装置は、
    複数の駐車スペースのレイアウトを表示し、
    表示した駐車スペースに対応付けて、充電待ち、充電中及び充電完了を識別する識別情報、充電順位、充電開始予定時刻、充電終了予定時刻、及び充電エラーの少なくとも一つを表示する、
    請求項14に記載の電気車両充電システム。
  16. 駐車スペースの上方に、支柱又は梁を用いて一対の適長の第2支持部材を対向させて設置し、
    適長の第1支持部材が前記第2支持部材に沿って移動可能となるように、前記第1支持部材の端部を前記第2支持部材それぞれに取り付け、
    充電ケーブルを介して充電ユニットに接続された充電部を前記第1支持部材に沿って移動させる第1移動機構を設置し、
    前記第1支持部材を前記第2支持部材に沿って移動させる第2移動機構を設置し、
    前記充電部を昇降させる昇降機構を設置する、
    電気車両充電設備の設置方法。
  17. 表示装置に電気車両の充電管理画面を表示する管理装置であって、
    駐車スペースのレイアウトを表示し、
    表示した駐車スペースに対応付けて、充電待ち、充電中及び充電完了を識別する識別情報、充電順位、充電開始予定時刻、充電終了予定時刻、及び充電エラーの少なくとも一つを表示する、
    管理装置。
  18. 充電対象の電気車両毎に、車種、運行予定、充電状況、バッテリの残量、及び充電順位を表示する、
    請求項17に記載の管理装置。
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