JP5895709B2 - 電動車両用充電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気自動車等の車両に充電を行うための充電装置に関するものである。
電気自動車やプラグインハイブリッド車が普及し始めた昨今では、不特定多数が利用可能な施設である充電施設(充電スタンドや充電ポイント等とも称される)の整備が急務である。複数の車両に対して同時に充電を行うことができるように、接触式の急速式の車両用充電装置を複数台設置した充電施設が、民間事業者や公共団体などによって公道沿いの公共の空間や当該事業者の施設内等に整備されつつあり、その数も増加してきている。
充電施設に設置される電動車両用充電装置(以下、「充電装置」と略称する場合がある)は、充電装置本体に接続された充電ケーブルの先端のコネクタを、車両の充電口に差し込んで充電するように構成されており、充電時の状況を表示する表示パネルを充電装置本体に装備した構成の充電装置が使用され又は既に知られている(例えば、特許文献1,2参照)。このような充電装置の構成は、不特定多数の利用に供される急速式の充電装置だけでなく、例えばマンションの駐車場等に併設される特定の複数の利用者が共用するための充電施設に設置される急速式以外の普通充電装置についてもほぼ同様であるといえる。
特開2012−025211号公報 特開2012−090027号公報
ところで、複数の充電装置が設置された充電施設にあっては、利用者が車両の充電のために立ち寄った場合、どの充電装置が使用中で自分がすぐに利用できないかということは、その充電装置の前に他の車両が駐車して充電中であれば一目瞭然であるが、他の車両が駐車していない充電装置については、直ちに利用可能であるのか利用者からは必ずしも判然としない。すなわち、他の車両が駐車していない、一見「空」状態の充電装置であっても、すぐに利用可能であるのか、他の利用者によって予約がされていてすぐには利用できないのか、装置の不具合やメンテナンス中で利用不可の状態にあるのは、特に車両に乗車中の利用者からは分かりづらく、充電施設内を利用可能な充電装置を探し回らざるを得ないという事態が想定される。充電装置が1台だけ設置された充電施設においても事情は同様である。このような分かりにくさは、充電装置本体に上述したような表示パネルが搭載されている場合にも生じ得るものである。つまり、表示パネルに当該充電装置の利用状況が表示されていたとしても、斯かる表示パネルは比較的小型であるため表示される情報(文字や図)も小さいことや、また充電中の利用者の閲覧のし易さや操作の利便性(タッチパネル式の表示パネルの場合)から、一般的な利用者の体格に準じて顔よりも下から腰よりも上の辺りに位置付けられるように表示パネルが設定されているからであるといえる。
このような不具合への対策の一つとしては、個々の充電装置の近傍に、その充電装置が利用可能であるのかどうかを掲示した看板や、アナログ式又はデジタル式の掲示パネルを配置し、車中の利用者から視認しやすいように掲示する、という方法が考えられる。しかしながら、この方法では、看板や掲示パネルの設置面積を確保する必要がある上に、強風時などの際に倒れないようにするための安定した土台が必要である。また、人手で掲示内容を変更するような看板では、充電装置ごとの利用状況が変わる度に係員が看板を掛け替える必要もある。さらに、自動的に掲示内容が変更する掲示パネルでは、充電作業や車両の通行に邪魔にならないように配慮した配線が必要である。
その他の対応策としては、充電施設内の複数の充電装置の利用状況を大きな掲示パネル一括して集中表示し、個別の充電装置の利用状況がリアルタイムに表示変更されるようにする方法が考えられる。しかしながら、このような集中表示方式では、掲示パネルの表示内容と実際の個別の充電装置とを交互に見比べて、利用可能な充電装置を特定しなければならず、結局は、利用可能は充電装置を見つけにくい場合があるものと考えられる。
本発明は、このような問題に着目し、1台又は複数の充電装置が設置された充電設備において、利用者が車上からでも個別の充電装置の利用状況を容易に把握できるようにすることを主たる目的とするものである。
すなわち本発明は、充電コネクタを有する充電装置本体を備え、前記充電コネクタを電動車両に接続して充電するための電動車両用充電装置に関するものである。本発明の充電装置により充電可能な電動車両には、二輪、四輪若しくはそれ以上の車輪を保つトラックやバス等の大型の自動車やターレットトラックなどの車両であって、外部からの充電が可能な電気式又はプラグインハイブリッド式の車両である。本発明の充電装置には、急速充電方式又は普通充電方式の何れの方式の充電装置も含まれる。
そして本発明の充電装置は、充電コネクタを電動車両に接続して行う新規利用の可否情報を少なくとも含む充電装置本体の利用状況を変更可能に表示する掲示パネルと、充電装置本体の上部に固定され、掲示パネルを支持する支持部材とを具備していることを特徴としている。本発明において掲示パネルとは、充電装置から車両に充電する際に利用者の確認又は操作用として充電装置本体に装備されるディスプレイとは別に設けられるものであり、表示方式は表示内容が変更可能であればデジタル式又はアナログ式の何れでもよい。
例えば複数の充電装置が設置される充電ステーション等の各種充電施設に、このような本発明の車両用充電装置を適用した場合、個別の充電装置が充電装置本体の上部という高位置に掲示パネルが掲げられており、その充電装置が利用可能な状態にあるか否かが表示されているため、充電施設の充電装置を使おうとする新規の利用者にとっては、他の車両が停車して利用中ではない充電装置であっても、自分がこれから利用することができる充電装置であるのか否かを車中からでも視認により把握することができるようになる。充電装置が1台のみ設置された充電施設においても同様のメリットが得られる。また、掲示パネルは、充電装置本体から独立して配置されているのではなく、充電装置本体の上部に固定された支持部材に支持されていることから、掲示パネルの設置面積を地面に確保する必要がなく、また掲示パネルを安定支持するための土台等の構造物を設ける必要がない。さらに、車両の通行や停車の妨げとなったり、利用者の身体に触れる可能性があるような場所に掲示パネル用の配線をする必要がないため、安全面でも良好なものであるといえる。にしたがって、本発明の充電装置は、利用者の利便性、設置コスト、省スペース、安全性などの点で、極めて理に適った方法で、利用者に充電装置の存在と利用の可否を知らせることができるものであるといえる。
充電施設における各充電装置の配置レイアウトや、高車高の車両が利用中である場合など、充電装置本体の上部に配置された掲示パネルが新規の利用者からは見えにくい場合が想定される。このような問題に予め対処する構成の一つとしては、支持部材に、掲示パネルの高さ位置を変更可能な高さ変更機構を設け、適切な高さ位置に掲示パネルを掲げられるようにすればよい。
その他の対策としては、充電装置に、掲示パネルの表示方向を回転を伴って変更可能な方向変更機構を設け、新規の利用者から見えやすい方向、例えば充電施設の入口方向に掲示パネルを向ける、ということによっても、利用者への利便性を向上することができる。方向変更機構は、支持部材に設けてもよいし、支持部材とは独立して設けてもよく、掲示パネル自体が有していてもよい。
なお、本発明において掲示パネルの表示は、これから充電装置を使って車両に充電しようとする新規の利用者が、その充電装置を利用することができるかどうかが把握できるようなものであれば、その利用の可否情報の内容や形式は特に限定されるものではないが、車中の利用者から目視で確認できるようにすることが望ましい。また、このような利用の可否情報を的確に表示するものであれば、この掲示パネルを用いてそれ以外の情報を表示するようにしても構わない。
本発明に係る電動車両用充電装置は、充電装置本体の上部に支持部材を介して掲示パネルを高位置に配置し、その掲示パネルに充電装置の新規利用の可否を示す情報を変更可能に表示するようにしている。そのため、充電装置とは別個に看板や掲示パネルを設置することなく、設置コスト、省スペース、安全性を高めた状態で、これから車両に充電しようとする利用者に、その充電装置が利用可能であるか否かを容易に知らせることができる。このような本発明の車両用充電装置は、複数の充電装置を設置した充電施設において適用することで、その利便性を顕著に得ることができる。
本発明の一実施形態に係る電動車両用充電装置の全体構成を示す斜視図。 同実施形態の電動車両用充電装置を設置した充電施設を示す平面見取り図。 同実施形態の電動車両用充電装置と親機との関係を示す図。 同電動車両用充電装置の正面図。 同電動車両用充電装置の背面図。 同電動車両用充電装置の左側面図。 同電動車両用充電装置の右側面図。 同電動車両用充電装置の平面図。 同電動車両用充電装置の底面図。 同電動車両用充電装置の掲示パネル及び支持部材を拡大して示す斜視図。 同掲示パネル及び支持部材の拡大正面図。 同掲示パネル及び支持部材の拡大平面図。 同掲示パネル及び支持部材の図10においてa−a線で破断した断面図。 同実施形態の一変形例としての電動車両用充電装置を示す正面図。 同電動車両用充電装置の機能構成を示すブロック図。 同電動車両用充電装置における制御装置の処理工程と掲示パネルの画面表示例を表す図。 同電動車両用充電装置における制御装置の処理工程と表示パネルの画面表示例を表す図。 同実施形態の他の変形例としての電動車両用充電装置の外観斜視図。 同実施形態の更に他の変形例としての電動車両用充電装置の外観斜視図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示す本実施形態の電動車両用充電装置(以下、「充電装置」と略称する)1は、図2に示すような充電施設Xにおいて、普通自動車サイズの電気自動車又はプラグインハイブリッド自動車を想定した複数の車両駐車スペースXaに駐車した車両(図示省略)に充電を行うための急速充電装置である。各充電装置1は、例えば図3に示すように、充電施設X内の適宜の位置に設置される親機Xbと地下配線Xcにより電気的に接続されており、親機Xbは充電施設X内の管理室(図示省略)のコンピュータや充電施設X外の充電事業者のコンピュータと電気配線Xdで接続され、また適宜の発電機や送電線等とも接続されている。親機Xbは、充電施設Xの管理者や充電事業者の技術者等のみが、各充電装置1の管理やメンテナンスのために用いられる。
各充電装置1は、図3に正面図、図4に背面図、図5に左側面図、図6に右側面図、図7に平面図、図8に底面図をそれぞれ示すように、充電施設Xの地面(通常、コンクリート地面)に固定された充電装置本体2と、この充電装置本体2の上端部よりも上方位置に設けられた掲示パネル3と、掲示パネル3を充電装置本体2に支持させる支持部材4とを備えている。
充電装置本体2は、図1及び図4〜図9に示すように、地面に固定される台座23と、台座23から立設させた脚部22と、脚部22に支持させた本体部21とを有しており、本体部21の右側面上端部近傍からは充電ケーブル24を延出させ、充電ケーブル24の先端部には充電コネクタ25を設けている。車両への非充電時には、充電コネクタ25を本体部21の正面における下端部に設けたコネクタ受部21aに装着するようにしている。本体部21の正面には、コネクタ受部21aの他に、主に充電中の利用者に対して充電状態を知らせる液晶ディスプレイ等からなる表示パネル21bと、充電開始用のスタートボタン21c及び充電終了用のストップボタン21d、緊急時に充電を停止する非常停止ボタン21e等が設けられており、これらの部品は本体部21内に設けられた図示しない制御装置等に電気的に接続されている。
掲示パネル3は、図1及び図4〜図9、並びに図10〜図13に拡大した斜視図、正面図、平面図、断面図をそれぞれ示すように、表裏2枚の液晶又は有機EL等の薄型の概略矩形状をなすディスプレイ31,32から構成される。各ディスプレイ31,32は、上述した充電装置本体2の制御装置に電気的に接続されている。表側のディスプレイ31と裏側のディスプレイ32には、同一の情報を表示するものとしているが、充電装置1の配置位置等の理由によっては、両ディスプレイ31,32に異なる情報を表示してもよく、一方を非表示としてもよい。このような掲示パネル3のディスプレイ31,32に表示される情報については後述する。
支持部材4は、図1及び図4〜図9、並びに図10〜図13に示すように、充電装置本体2の天面に固定されて2つにディスプレイ31,32からなる掲示パネル3を支持するための部材である。具体的に支持部材4は、充電装置本体2に直接的に取り付けられる折り曲げ加工された鋼板等からなるベース41と、このベース41の中央部に立設された支柱42と、支柱42の上端部及び中段部近傍に取り付けられた取付具43,43とによって構成される。ベース41は、充電装置本体2の天面にボルト等の締結具を用いて固定される。支柱42は、ベース41に対して溶接するなどして固定される。取付具43は、何れも折り曲げ加工された鋼板等からなる部材であって、水平片部分を支柱42に溶接等により固定するとともに、一対の垂下片部分を各ディスプレイ31,32の裏面側に設けられたブラケット33…にボルト等の締結具を用いて固定される。各ディスプレイ3と充電装置本体2とを接続するケーブル類は、例えば支柱42を通じて配線することで外部に露出しない構成とすることができる。
このような充電装置1では、充電装置本体2を一般的な成人男性の平均的な身長である約170cm程度の高さとしており、掲示パネル3の中央部の高さ位置を約180〜190cmとなるようにしている。このような寸法に設定することで、掲示パネル3をできるだけ高い位置に配置し、充電施設Xを訪れた利用者が車中からでも掲示パネル3の表示内容を目視で確認し易いようにしている。
なお、本発明の充電装置は、上述した実施形態の構成に限られるものではない。上記実施形態では、掲示パネル3は支持部材4に対して動作不能に固定されているが、支持部材4の構造を改変することで、掲示パネル3を支持部材4に対して回転するような構成としてもよい。例えば支柱42は、ベース41に安定支持される限り、鉛直軸周りに回転可能に取り付けても構わない。一方、支柱42をベース41に溶接した場合であっても、取付具43を支柱42に対して鉛直軸周りに旋回可能に取り付けても構わない。
また、掲示パネル3を充電装置本体2に対して高さ位置を調節可能な構成とすることもできる。本充電装置1であれば、高さ変更機構として、例えば二重筒式の多段階又は無段階高さ調整構造の支柱42を備えたものとすることができる。
さらに、本発明の充電装置の外形状や具体的構成についても、上記実施形態の構成に限られない。例えば上記実施形態の一変形例として図14に示す充電装置100は、基本的な機能や高さ寸法は上述した充電装置1と同等であるが、より幅広な充電装置本体120と掲示パネル130を備えており、充電装置本体120の天面に取り付けた支持部材140として2本の支柱142,142によって掲示パネル130を支持する構成としてものである。充電装置本体120は、コンクリート製の基礎123によって本体部121を安定支持するように構成している。本体部121に、充電ケーブル124及び充電コネクタ125を備えている点や、本体部121に表示パネル121b、スタートボタン121c、ストップボタン121d、非常停止ボタン121e等が設けられている点は、充電装置1の充電装置本体2における本体部21と同様である。また本体部121には、図示しないがコネクタ受部を右側面に設けている。このような構成の充電装置100では、掲示パネル130を充電装置本体120に対して旋回させて行う掲示方向の変更は難しいが、各支柱142,142を例えば二重筒式の多段階又は無段階高さ調整機構を備えたものとすれば、掲示パネル130の高さ位置の変更は容易に行うことができる。
以下、充電装置1,100の機能構成、車両への充電開始前の待機状態から充電中を経て充電終了までの制御装置の処理工程、及び掲示パネル3,130と表示パネル21b、121bの表示内容の遷移について、図15〜図17に基づいて説明する。なお、図16及び図17では、充電装置の例として上記変形例の充電装置100の形状を記載しているが、これはあくまで例示である。そこで以下の説明では、充電装置100を充電装置1に置き換えて説明することとする。図16と図17の処理工程図は同一である。
まず図15に示すように、充電装置1の充電装置本体2における本体部21内には、制御装置の機能構成要素として、管理要電子回路26、電力変換部27、操作部制御部28を備えている。管理要電子回路26は、充電装置1全体の制御を司る主制御部26aを有しており、直接的には操作部制御部28と電気的に接続されている。電力変換部27は、前述した親機Xb等から供給される電力を、車両に充電するのに適した容量に変換する機能を有しており、充電ケーブル24を通じて充電コネクタ25から車両Cの充電口、さらにはバッテリCaへと電力を供給する。操作部制御部28は、主制御部26aによる制御を受けて、掲示パネル3のディスプレイ31と表示パネル21bのディスプレイの表示内容を制御する表示制御部28aと、充電コネクタ25が車両Cの充電口又は本体部21のコネクタ受部21aに接続されたか否か充電ケーブル24を通じて検知する接続検知部28bを有している。その他にも、操作部制御部28は、表示パネル21bのディスプレイが感圧式や静電容量式のタッチパネル式のものであれば、ディスプレイに対するタッチ操作に基づく制御を行う機能構成要素や、スタートボタン21c、ストップボタン21d、非常停止ボタン21eに対して行われる操作に基づく制御を行う機能構成要素等も備えている。
次に、充電始前から充電終了後までの制御装置(主に操作部制御部28)の処理工程、及び掲示パネル3と表示パネル21bの表示内容の変化について、図16及び図17に示した処理工程のフロー図(両図面で同等である)と、画面表示例に基づいて説明する。まず、充電開始前の充電装置1の待機状態においては、表示パネル21bにはD11で示した画面表示がなされ、利用者に表示パネル21bをタッチするように促す。表示に従い利用者が表示パネル21bをタッチすると、制御装置は充電可能状態になったことを掲示パネル3に表示するための命令を出力する(P1)。掲示パネル3には、遠くからでも視認可能な大きいサイズの文字で「充電可能」と表示される(D1)。この状態では、充電コネクタ25が車両の充電口から抜けた状態となっている。利用者が充電コネクタ25を車両Cの充電口に接続したことを制御装置が確認すると(P2)、制御装置は充電を開始するか否かを利用者に選択させる状態となる(P3)。充電開始の選択には、この充電装置1が直ちに充電可能な状態にある場合には、表示画面21bに、例えば「充電開始」か「充電せずに終了」の何れかを利用者にタッチ操作で選択させるような表示(図示省略)を行い、「充電開始」が選択されれば、制御装置は充電を開始するために必要な処理を行い(P4)、「終了」が選択されれば、制御装置は当初の待機状態へと戻す処理を行う。一方、この充電装置1が直ちに充電を開始できない状態にある場合には、この充電装置1での充電を予約するか否かを利用者に選択させる表示を行う。充電予約をしないことが利用者により選択された場合にも、制御装置は当初の待機状態へと戻す処理を行う。
ここで、充電予約が必要な場合の制御装置の処理と、表示パネル21b及び掲示パネル3の表示について説明する。充電予約が必要である場合、表示パネル21bには、充電予約の選択を利用者に促す画面(充電予約選択画面、図示省略)が表示(P31)される。充電予約選択画面表示に従って利用者が充電予約を選択したことを制御部が確認すると(P32)、制御装置は、充電予約が確認されたことを示す画面(充電予約確認画面)を表示するように表示パネル21bに命令し(P33)、表示パネル21bには充電予約確認画面(D12)が表示される。ここでは、他のスタンド(充電装置)が充電中であり、この充電装置がすぐには充電を開始できない状態にあることから、所定時間後(図示例では30分後)に自動的に充電を開始する旨が、表示画面21bに表示された例を示している。さらに制御装置は、掲示パネル3に対し、この充電装置1が充電予約状態であることを示す表示を行うように命令し(P34)、掲示パネル3には「充電予約中」であることを示す画面(D1)が表示される。ここでは、掲示パネル3に、「充電予約中」の文字を大きく表示し、その下にやや小さい文字で充電開始までの時間が表示された例を示している。そして、充電開始までの時間が経過すると、制御装置は、充電予約が完了したことを確認し(P35)、必要に応じて表示パネル21bや掲示パネル3にその旨の表示を行うよう命令し(図示省略)、車両に対して充電を開始する(P4)。
車両Cへの充電が開始(P4)されると、制御装置は、表示パネル21bに対して充電中であることを示す画面を表示することを命令し、表示パネル21bはそれに従い、受電中であることを画面表示(D13)する。図示例では、充電終了までの目安となる時間が表示された例を示している。また、充電途中で利用者が充電を中断することも考えられるため、「充電中断」をタッチ操作により利用者が選択できるような表示を行った状態を示している。さらに制御装置は掲示パネル3に対しても、この充電装置1が充電中であることを示す画面を表示する命令を行い、掲示パネル3はそれに従った画面表示(D3)を行って、他の利用者にもこの充電装置が利用中であることを示す。この掲示パネルの画面表示においても、充電終了までの目安となる時間が表示された例を示すことで、次の利用者がどの程度待機すればよいのかが一見して把握できるようになる。
制御装置は、充電が終了したことを確認すると(P6)、表示パネル21bに対して充電が完了したことを示す画面を表示するよう命令し、表示パネル21bには、「充電完了」を示す画面表示(D14)が行われる。通常の急速充電装置では、車両のバッテリCaが万充電状態まで充電することはなく、約80%の充電で充電を終えることから、ここではその旨の表示が併せてなされた例を示している。また制御装置は、掲示パネル3に対しても、充電が終了したことを示す表示をするように命令し(P7)、それに応じて掲示パネル3には「充電完了」大きな文字表示(D4)がなされる。
充電終了により、利用者が車両Cの充電口から充電コネクタ25を外したことを制御装置が確認すると(P8)、制御装置は、掲示パネル3に対して次の充電が可能となったことを示す情報を表示するように命令する(P9)。掲示パネル3はその命令に従い、待機状態の表示(D1)と同じく「充電可能」と表示する(D5)。また制御装置は、今回の充電を行った利用者に対する謝意を表す言葉を表示パネル21bに表示する(D15)。
制御部による充電コネクタ25が車両Cの充電口から外されたことの確認(P8)は、充電予約確認画面を表示パネルに表示(P33)した際に、利用者が充電予約を行わないという選択をした場合や、充電中の画面表示(D13)において利用者が「充電中断」の選択をした場合にも行われる。
なお、上述した掲示パネル3及び表示パネル21bにおける画面表示はあくまで一例であって、上記以外の情報を表示することも可能である。車両Cへの充電に関する情報としては、「充電可能」、「充電予約」、「充電中」、「充電終了」等の情報を表す他の情報としては、「充電状態や充電状況の詳細な情報」、「充電終了時刻や充電終了までの時間の詳細な情報」、「休止中やメンテナンス中の情報」、「エラーや警告の情報」、「充電ポイント(充電スタンド)を表す図形や文字」、「充電装置の番号」、「充電事業者の看板や広告」等を例示することができる。また、充電には直接的に関係しない情報として有益なものには、「現在時刻」、「天気や気温」、「ニュース」、「災害情報(避難の要否や避難場所も含む)」、「充電事業者以外の他店舗の情報や広告」、「占い」等を例示することができる。
上述したように、本実施形態及び各変形例の充電装置1,100では、充電装置本体2,120の上端(天面)よりも上の領域という高位置に、その充電装置1,100の次の新規利用の可否を示す情報を少なくとも表示可能な掲示パネル3,130を設けた構成であるため、新規の利用者にとっては、これから利用しようとする充電装置1,100の前に他の車両が駐車して充電していない状況であっても、車中からでもその充電装置1,100がすぐに利用可能であるのか否かを目視により確認することができるようになる。そのため、充電装置1,100の前まで進んで駐車してからでないと充電装置1,100の利用の可否が分かりづらいといった問題が起こりにくい。また、上述した充電装置1,100では、このような新規利用者への利便性を向上させた掲示パネル3,130以外にも、充電装置本体2,120に表示パネル21b,121bを設けているため、充電装置1,100を使用中の利用者に対する利便性も確保されている。このような充電装置本体2,120の上方の掲示パネル3,130の両方を設けた充電装置1,100は、複数台の充電装置1,100が設置された充電施設Xにおいて特に利便性が高いといえるが、充電装置1,100が1台のみの充電施設Xであっても同様の利便性が得られるものである。さらに、掲示パネル3,130は、地面に安定設置された充電装置本体2,120に支持部材3,140を介して支持させていため、充電装置1,100とは別個に安定した看板等を設置する必要をなくすことができ、看板等を別に設置するスペースや、看板等自体及びその設置コスト、看板等の安定化に必要な施工などを不要とすることができる。
上述した実施形態及び変形例の充電装置1,100の他にも、充電装置の構成は種々の態様を採ることができる。例えば、掲示パネルのディスプレイの数を1又は3以上に変更したり、掲示パネル若しくはディスプレイの正面視形状を四角形(正方形や長方形)以外の形状、例えば三角形、丸形(正円や楕円)、台形、菱形等に変更してもよい。また、充電装置本体が十分背の高いものであったり、掲示パネルの位置をあまり高くに設定する必要がなければ、支持部材を簡易な取付金具のみの構成としてもよい。図18に変形例の1種として示す充電装置200は、充電装置1と同様の充電装置本体220(表示パネル221b、スタートボタン221c、ストップボタン221d、非常停止ボタン221e等を有する本体部221と充電ケーブル224及び充電コネクタ225を備えている)に、支持部材240を介して掲示パネル230を支持させたものであり、掲示パネル230を、表裏のディスプレイ231,232に加えて、左右にも同様の情報を表示するディスプレイ233,234を有する構成としている。支持部材240は、充電装置本体220の本体部221の天面に取り付けられたベース241に立設された支柱242に、例えば平面視「田」字形状を有する取付具243を1つ又は複数(複数の場合は高さ位置を変えて)取り付けた構成を有しており、この取付具243の周囲にそれぞれ4つのディスプレイ231,232,233,234を固定するようにしたものである。また、支柱242の高さ方向の寸法は、充電装置1の支柱42よりも大きく設定しており、ディスプレイ231,232,233,234の掲示高さ位置をより高位置(例えば2m以上)に設定している。このような構成の充電装置200であれば、前述の充電装置1,100と同様の基本的な効果が得られるうえに、充電装置本体220の周囲のどの方向からでも、比較的遠方からでも、充電装置200の前に車高が高い車両が停まっていても、掲示パネル230の何れかのディスプレイ231,232,233,234の表示によって、その充電装置200の利用状況を把握することができるという利点がある。なお、このような充電装置200においても、掲示パネル230を取付具243と共に支柱242に対して回転可能とする構成や、又は掲示パネル230を支柱242及び取付具243と共にベース241に対して回転可能とする構成を採用することが可能である。
さらに上記の他にも変形例の1種として図19に示す充電装置300は、充電装置1と同様の構成を有する充電装置本体320(表示パネル321b、スタートボタン321c、ストップボタン321d、非常停止ボタン321e等が設けられている本体部321と充電ケーブル324及び充電コネクタ325を備えている)に、支持部材340を介して掲示パネル330を支持させたものであり、掲示パネル330が、表裏のディスプレイ331,332をそれらの上下左右の周囲をディスプレイケース335で覆って支持させた構成を有している。さらにこのディスプレイケース335は、支持部材340として、充電装置本体320の本体部321の天面に取り付けられたベース341に立設された支柱342に対して一体的に取り付けられたものとしている。すなわち、支持部材340は、予め掲示パネル330と一体的に組み立てられたものであり、掲示パネル330を構成する一部材として取り扱われる。また、この充電装置300では、支柱342の高さ方向の寸法や、掲示パネル330のディスプレイ331,332の掲示高さ位置は、前述した充電装置200と同様としている。このような構成の充電装置300も、各充電装置1,100,200と同様の基本的な効果が得られる上に、支持部材340を含む掲示パネル330の取り扱いやすさを向上することもできる。
その他、充電装置の各部の具体的構成や設置場所、掲示パネルや表示パネルにおける表示内容についても、上記実施形態や変形例に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1,100,200,300…車両用充電装置
2,120,220,320…充電装置本体
3,130,230,330…掲示パネル
4,140,240,340…支持部材
25,125,225,325…充電コネクタ

Claims (3)

  1. 充電コネクタを有する充電装置本体を備え、前記充電コネクタを電動車両に接続して充電するための充電装置であって、
    前記充電コネクタを前記電動車両に接続して行う新規の利用の可否情報を少なくとも含む前記充電装置本体の利用状況を変更可能に表示する掲示パネルと、
    前記充電装置本体の上部に固定され、前記掲示パネルを支持する支持部材とを具備していることを特徴とする電動車両用充電装置。
  2. 前記支持部材は、前記掲示パネルの高さ位置を変更可能な高さ変更機構を備えている請求項1に記載の電動車両用充電装置。
  3. 前記掲示パネルの表示方向を、回転を伴って変更可能な方向変更機構を備えている請求項1又は2の何れかに記載の電動車両用充電装置。
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