JP2024012128A - 大容量ハードディスクドライブのためのロード/アンロードランプ - Google Patents

大容量ハードディスクドライブのためのロード/アンロードランプ Download PDF

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Abstract

【課題】より急勾配な部分からのあらゆるスライダリバウンドがディスクの外側で起こり、スライダ-ディスク衝突を回避するデータ記憶デバイス、ロード/アンロード(LUL)ランプを提供する。【解決手段】ハードディスクドライブのためのマルチスロープLULランプ212は、非水平の第1のスロープを有する内側第1部分と、異なる非水平の第2のスロープを有する隣接する外側第2部分と、を含む。第1のスロープは、第2のスロープより急勾配であってよく、ランプは第3の部分を更に含んでもよく、第3の部分は、第2の部分に隣接し、また、第2のスロープより急勾配である第3のスロープを有してもよく、ランプは、第3のセグメントが部分的にディスク213の外側にある一方で、第1及び第2の部分がディスクと重なり合うように位置決めされる。第2の部分が部分的にディスクの外側にある一方で、第1の部分がディスクと重なり合うように位置決めされる。【選択図】図2B

Description

実施形態の分野
本発明の実施形態は、概して、ハードディスクドライブなどのデータ記憶デバイスに関し、具体的には、大容量ドライブに好適なロード/アンロードランプへの手法に関する。
ハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)は、保護エンクロージャ内に収容され、磁気表面を有する1つ以上の円形ディスク上にデジタル符号化データを記憶する、不揮発性記憶デバイスである。HDDが動作中のとき、各磁気記録ディスクは、スピンドルシステムによって急速に回転される。データは、アクチュエータによってディスクの特定の場所の上に位置決めされた読み取り-書き込みトランスデューサ(又は読み取り-書き込み「ヘッド」)を使用して磁気記録ディスクから読み取られ、磁気記録ディスクに書き込まれる。読み取り-書き込みヘッドは、磁場を使用して、磁気記録ディスクの表面にデータを書き込み、この表面からデータを読み取る。書き込みヘッドは、書き込みヘッドのコイルを通って流れる電流を使用して磁場を生成することによって機能する。異なるパターンの正及び負の電流を伴って、書き込みヘッドに電気パルスが送られる。書き込みヘッドのコイル内の電流は、ヘッドと磁気ディスクとの間の間隙にわたる局所的な磁場を生成し、次いでこの磁場が記録媒体上の小領域を磁化する。
ランプロード/アンロード(load/unload、LUL)技術は、読み取り-書き込みヘッドスライダを含むヘッドスタックアセンブリ(head stack assembly、HSA)をディスクから離れてそれるように移動させ読み取り-書き込みヘッドスライダをカム状構造上に安全に位置決めする機構を含む。カムは、典型的に、各スライダに対して、ディスクに最も近い側に緩やかなランプを含み、このランプは、対応するスライダを定位置に保持するための戻り止め機構を有することができる、典型的には水平な「パーキング」領域と合流する。電源投入シーケンス中に、例えば、読み取り-書き込みヘッドは、ディスクが適切な回転速度に到達したときに、スライダをランプからそらしてディスク表面の上に移動させることによってロードされる。したがって、使用される用語は、スライダ又はHSAが、ディスクに又はディスクの上に(すなわち、ランプからそれて)動作位置内に「ロード」され、アイドル位置などのディスクから(すなわち、ランプ上に)「アンロード」されることである。ランプ構成は、ヘッドスライダが持ち上げられる量並びにヘッドスライダがロード及びアンロードされる速度に影響を及ぼす可能性がある。
本セクションに記載され得るいずれの手法も、追求され得る手法であるが、必ずしも以前に考案又は追求されている手法ではない。したがって、別段の指示がない限り、本セクションに記載された手法のいずれも、それらが本セクションに含まれることによって単に先行技術として適格であると仮定されるべきではない。
実施形態は、添付図面の図において、限定としてではなく、例として示されており、同様の参照番号は類似の要素を指す。
実施形態によるハードディスクドライブ(HDD)を示す平面図である。 単一の角度で傾斜したHDDロード/アンロードランプのランプスロープ角度属性を示す図である。 実施形態による、2つの角度で傾斜したHDDロード/アンロードランプを示す図である。 実施形態による、カーブ傾斜のHDDロード/アンロードランプを示す図である。 単一の角度で傾斜したHDDロード/アンロードランプのランプリフト高さ属性を示す図である。 実施形態による、2つの角度で傾斜したHDDロード/アンロードランプを示す図である。 実施形態による、リバウンド管理のための、2つの角度で傾斜したHDDロード/アンロードランプを示す図である。 実施形態による、リバウンド管理のための、3つの角度で傾斜したHDDロード/アンロードランプを示す図である。
概して、大容量ハードディスクドライブに好適なロード/アンロードランプへの手法が記載されている。以下の明細書では、説明を目的として、本明細書に記載された本発明の実施形態の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が記載されている。しかしながら、本明細書に記載された本発明の実施形態は、これらの具体的な詳細なしで実施され得ることは明らかであろう。他の例では、本明細書に記載された本発明の実施形態を不必要に不明瞭にすることを回避するために、周知の構造及びデバイスがブロック図の形態で表され得る。
導入
用語
本明細書における「実施形態」、「一実施形態」などへの言及は、記載されている特定の特徴、構造、又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味することが意図される。しかしながら、そのような語句の実例は、必ずしも全てが同じ実施形態を指すとは限らない。
「実質的に」という用語は、大部分又はほぼ構造化された、構成された、寸法決めされたなどの特徴を記載していることが理解されるであろうが、その製造公差などは、実際には、構造、構成、寸法などが、常には又は必ずしも正確に述べられない状況を結果として生じ得る。例えば、「実質的に垂直な」として構造を記載するとすれば、側壁は全ての実用上の目的で垂直であるが、正確に90度ではない場合があるように、その用語にはその明白な意味が割り当てられる。
「最適な」、「最適化する」、「最小の」、「最小化する」、「最大の」、「最大化する」などの用語は、それと関連付けられた特定の値を有しない場合があるが、そのような用語が本明細書で使用される場合、当業者であれば、そのような用語が、本開示の全体と一致する有益な方向に、値、パラメータ、メトリックなどに影響を及ぼすことを含むと理解することが意図される。例えば、何かの値を「最小」として記載することは、値が実際に理論上の最小値(例えば、ゼロ)に等しいことを必要としないが、対応する目標が理論上の最小値に向かって有益な方向に値を移動させることになるという点で、実際的な意味で理解されるべきである。
コンテキスト
ハードディスクドライブ(HDD)の記憶容量を増加させることは、HDD技術進化の現在進行中の目標の1つである。一形態では、この目標は、所与のHDD内に実装されるディスクの数を増加させることに現れる。しかしながら、多くの場合、HDDのz高さ(垂直高さ)によって部分的に特徴付けられるように、標準フォームファクタを維持することが必要とされ、これは、所与のHDDにより多くのディスクを適合させることに関して本質的に課題を提供する。
ランプロード/アンロード(LUL)技術が、ヘッドスライダをディスクから離して移動させ、それらをカム状構造上に安全に位置決めする機構を含み、ディスクに最も近い側のランプ部分の緩やかなランプ部分は、「ランプ」、「ランプスロープ」、「上昇部分」などと称される場合があることを想起されたい。ランプの物理的構成は、スライダが持ち上げられる量並びにスライダがロード及びアンロードされる速度に影響を及ぼす可能性がある。アンロード時には、スライダはまず上方に移動してディスクから離れ、次に典型的にはディスクに向かって下方に戻るが、この現象を本明細書ではスライダ「リバウンド」と称される。より詳細には、スライダは、サスペンションロードビームの端から延在するリフトタブがランプスロープと機械的に相互作用し、それによってランプスロープ上で持ち上げられることによって徐々に持ち上げられ、一方、スライダ上のグラム荷重は徐々に減少する。ここで、「グラム荷重」という用語は、概して、サスペンション及びスライダアセンブリ全体のばね荷重を指す。しかしながら、スライダの空気軸受表面(air bearing surface、ABS)力は、ディスク上を浮動するための正の揚力だけでなく、負の吸引力も含む。したがって、グラム荷重が減少している間であっても、スライダは、ABSが吸引力から分離するか又は吸引力に打ち勝つまで、(吸引力により)ある期間にわたって依然としてディスクに引き寄せられている。ABS力に打ち勝つのに十分な上昇が達成されると、スライダは、典型的には急速に上方に移動する。サスペンション(フレクシャを含む)はばねとして作用するので、スライダが高く移動し次いで低く(すなわち、ディスクにより近く)戻ると、次いで、スライダ振動が最終的に終了するまで、減衰を伴って高低ループ(例えば、スライダ振動)を継続する。最初のリバウンド又は戻り運動は、アンロードプロセスにおけるスライダ-ディスク接触リスクが最も高い点であることに留意されたい。ランプ形状パラメータとして、十分なランプスロープ高さは、ヘッド-ディスク接触のないヘッドアンロードプロセスにとって重要である。しかしながら、高さの制約は多くのディスクを1つのHDDに収める能力に影響を及ぼすので、現在のランプスロープ高さを維持することは、より高い容量のHDDを達成するためのゲーティング要因となる。
更に、通常のアンロード処理では、ボイスコールモニタ(Voice Coil Motor、VCM)パワー制御によってアンロード速度が適切に制御される。したがって、アンロードコマンドが実行されるときに、読み取り-書き込みヘッドの半径方向場所にかかわらず、一定のアンロード速度が適用される。一方、緊急電源切断(Emergency Power Off、EPO)のように、ヘッドがディスク上を浮動している状態で電源供給が突然停止される場合には、ディスクの回転が停止してヘッドがディスクに衝突する前に、直ちにアンロードする必要がある。このため、電力損失によりVCMを適切に制御することができず、容量に蓄えられた電力がヘッドアンロードのために使用される。しかしながら、蓄えられたそのような電力は一定であるので、ヘッドの半径方向場所にかかわらず、アンロードのために同じ量の電力が印加される。これにより、ランプ接触時(例えば、HSAがランプと接触する瞬間)にアンロード速度の大きな変動がもたらされ、ヘッドがディスクから逃げることを確実にするために、比較的高いベロシティが適用される。したがって、EPOは、最高速度のアンロード状況であり、したがって、考慮を必要とする高リスク状態である。
典型的には、ランプスロープ角度の文脈では、少なくとも部分的に垂直リフト速度がリバウンド量に相関するので、ランプ高さの低減を達成するためには、よりなだらかな又はより小さい傾斜/角度がより良好である。別の言い方をすれば、ランプスロープがなだらかであればあるほど、垂直リフト速度は遅くなり、その結果、生じるリバウンド距離が小さくなる可能性がある。図2Aは、単一の角度で傾斜したHDDロード/アンロードランプのランプスロープ角度属性を示す図である。HDDロード/アンロード(LUL)ランプは、典型的に、記録ディスクスタックと交互配置される。したがって、ランプが重なり合う記録ディスクの記憶領域は、データを書き込むために使用することができず、なぜなら、読み取り-書き込みヘッドは、ランプの存在により、ディスクのその部分の上を単に浮動することができないからである。モデリング及び実験データは、よりなだらかな傾斜(すなわち、より小さい角度)が、ディスク数を拡大することと関連する目標である、ランプスロープ高さを低減するためのより良好な手法であることを示すが、そのようなより緩やかな傾斜は、より大きいランプ-ディスク重なり領域に起因して、ディスクデータ領域を減少させる。損失したこのようなデータ領域は、HDDにおいてより多くのディスクを用いることによって得られる容量を実際に相殺する可能性がある。したがって、LULランプ202及びLULランプ204などの、単一の角度で傾斜したLULランプでは、ランプの傾斜は、データ記憶に利用可能なディスク領域の量に影響を及ぼす。例えば図2Aに示すように、より急勾配のランプ202は、よりわずかな、又はよりなだらかな、又はより緩やかな傾斜のランプ204よりもディスク203との重なりが少なく、したがって、より急勾配のランプ202では、重なり領域に起因して損失するディスク記憶領域が少なくなる。しかしながら、ここでの一般的な目標は、ディスク間のランプ高さを減少させ、これにより、より多くのディスクを用いかつ互いにより近接して位置決めすることができるようにすることであるため、既存のランプ高さを維持しても、その目標は達成されない。前述のことを考慮すると、結果として生じるディスクデータ領域の損失なしにランプスロープ高さを低減することが依然として課題である。
典型的に、ランプスロープ高さの文脈では、ピークスライダ浮動高さ(例えば、スライダがディスク上を浮動する距離)がランプスロープ高さに相関するので、高いほど良い。しかしながら、ランプスロープ高さ(例えば、ランプスロープ領域の高さ、又は単に「ランプ高さ」)が、追加のディスクを同じHDD z高さフォームファクタに入れる機能に影響を及ぼすことを認識すると、ランプ高さは、より大容量のHDDを達成するためのゲーティング要因として現れる。図3Aは、単一の角度で傾斜したHDDロード/アンロードランプのランプリフト高さ属性を示す図である。この場合も、よりなだらかな傾斜(すなわち、より小さい角度)は、概して、ランプ高さの低減のためにはより良い手法であるが、そのようなよりなだらかな傾斜は、所望の又は必要なリフト高さを減少させる傾向があり、それによって、ピークスライダ浮動高さに影響を及ぼす。したがって、LULランプ302及びLULランプ304などの、単一の角度で傾斜したLULランプでは、ランプの傾斜が最終的なリフト高さに影響を及ぼす。例えば図3Aに図示されるように、より急勾配のランプ302は、リフト高さL(例えば、サスペンションリフトタブが最初にランプに触れる又は接触するランプタッチポイントTとランプ302の頂部との間の垂直距離)を生成し、一方、よりわずかな、又はよりなだらかな、又はより緩やかな傾斜のランプ304は、より小さいリフト高さL(例えば、サスペンションリフトタブが最初にランプに触れる又は接触するランプタッチポイントTとランプ304の頂部との間の垂直距離)を生成する。したがって、ピーク浮動高さは、より急勾配でないランプ304によって損なわれる。したがって、結果としてリフト高さを損失させることなくランプのスロープ高さを低減することが依然として課題である。前述のことを考慮すると、LULランプの高さ及び傾斜は、最大ディスクデータ記憶領域及び望ましいピークスライダ浮動高さを維持しながら、いくつのディスクが標準フォームファクタHDDに収まることができるかに影響を及ぼす。
ハードディスクドライブのマルチスロープロード/アンロードランプ
図2Bは、実施形態による、2つの角度で傾斜したHDDロード/アンロードランプを示す図である。マルチスロープランプ212は、複数のスロープ角度、すなわち、この例では2つの異なるスロープ角度を有するランプスロープ部分を示す。マルチスロープランプ212のピークランプスロープ高さを図2Aのランプ204と比較すると、マルチスロープランプ212のランプスロープ高さは、シングルスロープランプ204のランプスロープ高さとほぼ等しいが、マルチスロープランプ212は、シングルスロープランプ204がディスク203と重なり合うよりも少なくディスク213と重なり合っていることが分かる。したがって、マルチスロープランプ212を用いて、結果的にディスクデータ領域を更に損失することなく、同等のランプ高さの低減を達成することができる。マルチスロープランプ212の文脈で2つの角度のランプの例が図2Bに示されているが、マルチスロープランプに対するスロープ角度の数は実装形態ごとに変化してもよく、したがって、ここで例示される2つの角度よりも多くてもよい(例えば、図4Bを参照)ことに留意されたい。
図2Cは、実施形態による、カーブ傾斜のHDDロード/アンロードランプを示す図である。マルチスロープランプ214は、複数のスロープ角度を有するランプスロープ部分を示し、この事例では、複数のスロープ弧又は曲率半径、例えば、第1の曲率半径r及び第2の曲率半径rを含むことが意図される。ここで再び、マルチスロープランプ214のピークランプスロープ高さを図2Aのランプ204と比較すると、マルチスロープランプ214のランプスロープ高さは、シングルスロープランプ204のランプスロープ高さとほぼ等しいが、マルチスロープランプ214は、シングルスロープランプ204がディスク203と重なり合うよりも少なくディスク213と重なり合っていることが分かる。したがって、マルチスロープランプ214を用いて、結果的にディスクデータ領域を更に損失することなく、同等のランプ高さの低減を達成することができる。マルチスロープランプ212と同様に、マルチスロープランプ214などのマルチスロープ/マルチカーブランプの曲率半径の数は、実装形態ごとに異なってもよい。マルチスロープランプ212として図示されるマルチスロープランプの実施形態、及びマルチスロープ/マルチカーブランプ214として図示されるマルチスロープランプの実施形態は、最初の1つ以上の線形スロープを、ランプスロープの上方向に上昇する隣接する1つ以上のカーブしたスロープと組み合わせること、又はその逆などによって、ランプ実装形態に組み合わされ得ることに留意されたい。
図3Bは、実施形態による、2つの角度で傾斜したHDDロード/アンロードランプを示す図である。このように、図3Bでは、ランプスロープ部分が複数のスロープ角度、すなわちこの例では、ディスクスタックの近位で位置決めされるであろう内側端とディスクスタックから遠位で位置決めされる外側端とからの2つの異なるスロープ角度を有するものとして、マルチスロープランプ212を再び図示する。マルチスロープランプ212の第1の部分212aは、非水平の第1のスロープを有し、第1の部分212aに隣接するマルチスロープランプ212の第2の部分212bは、水平のパーキング面に隣接する異なる非水平の第2のスロープを有する。第1及び第2の部分212a、212bは、必ずしも正しい縮尺で描かれているわけではなく、説明の目的で提示されていることに留意されたい。(例えば、サスペンションリフトタブが最初にランプに触れる又は接触する)タッチポイントTが、例えば第1の部分212aにおいて、より低い場合では、必要とされる最終的なリフト高さL(例えば、ランプタッチポイントTとランプ212の頂部との間の垂直距離)が比較的大きいので、より急勾配の(より大きい又はより高い角度の)部分212aが好適である。更に、タッチポイントTが、ランプ212の例えば第2の部分212b上でより高い場合では、必要とされるリフト高さL(例えば、ランプタッチポイントTとランプ212の頂部との間の垂直距離)が比較的小さいので、よりなだらかな(より小さい又はより低い角度の)部分212bが好適である。
第1の部分212a及び第2の部分212bのそれぞれの有効スロープ角度に関して、ランプ212の垂直高さ(又は「z高さ」)の20%~50%(「下部30%」)にあるマルチスロープランプ212の部分の最良適合線と、ランプ212の垂直高さの65%~95%(「上部30%」)にあるマルチスロープランプ212の部分の最良適合線との間で比較が行われる。ランプ212などのマルチスロープランプでは、下側30%の範囲が第1の部分212a内に入り、上側30%の範囲が第2の部分212b内に入る。有効傾斜に焦点を合わせるために、垂直高さの下部20%は、典型的には、製造プロセス制御に起因して、傾斜面から水平パーキング面への移行部に何らかの小さい半径が存在するので、機能的例外として扱われ、この比較のために却下され、上部5%もまた却下される。したがって、図2Aのランプ202、204などの、単一の角度で傾斜した従来のランプでは、上部30%角度(分子)の下部30%角度(分母)に対する比は1.00に等しい。対照的に、本明細書に記載される目的に好適であることが見出された非限定的な実施例では、ランプ212(図2B、図3B)などの2傾斜ランプでは、下部30%角度に対する上部30%角度の比は、0.73に等しいか又はそれに近くてもよい。同様に、本明細書に記載される目的に好適であることが見出された非限定的な実施例では、ランプ214(図2C)などのマルチスロープ/マルチカーブランプでは、下部30%角度に対する上部30%角度の比は、0.85に等しいか又はそれに近くてもよい。したがって、実施形態によれば、好適な2スロープ/2カーブマルチスロープランプの上部30%角度(分子)と下部30%角度(分母)との比は、0.90未満である。
図4Aは、実施形態による、リバウンド管理のための、2つの角度で傾斜したHDDロード/アンロードランプを示す図である。マルチスロープランプ402は、複数のスロープ角度、すなわちこの例では、ディスクスタックの近位で位置決めされるであろう内側端とディスクスタックから遠位で位置決めされる外側端とからの、2つの異なるスロープ角度を有するランプスロープ部分を示す。マルチスロープランプ402の第1の部分402aは、非水平の第1のスロープを有し、第1の部分402aに隣接するマルチスロープランプ402の第2の部分402bは、水平のパーキング面に隣接する異なる非水平の第2のスロープを有する。第1及び第2の部分402a、402bは、必ずしも正しい縮尺で描かれているわけではなく、説明の目的で提示されていることに留意されたい。図示されるように、実施形態によれば、第2の部分402bが第1の部分402aの角度よりも急勾配又は大きい角度を有するように、第2のスロープは、第1のスロープよりも急勾配である。関連する実施形態によれば、HDDなどのデータ記憶デバイスに実装されると、第1の部分402aは、HDDのディスク媒体と重なり合うように位置決めするように構成されており、一方、第2の部分402bは、遠位(外側)方向において少なくとも部分的にディスク媒体の外側に位置決めするように構成されている。したがって、マルチスロープランプ402は、ディスクエッジの近くまではスライダリフトを最小限に抑え、その後、スライダリフトはかなり急速に又は鋭く増加する。その結果、より急勾配な部分402bからのリバウンドがディスク位置の外側で生じ、これによってスライダ-ディスク衝突を回避する。
図4Bは、実施形態による、リバウンド管理のための、3つの角度で傾斜したHDDロード/アンロードランプを示す図である。マルチスロープランプ412は、複数のスロープ角度、すなわちこの例では、ディスクスタックの近位で位置決めされるであろう内側端とディスクスタックから遠位で位置決めされる外側端とからの、3つの異なるスロープ角度を有するランプスロープ部分を示す。マルチスロープランプ412の第1の部分412aは、非水平の第1のスロープを有し、第1の部分412aに隣接するマルチスロープランプ412の第2の部分412bは、異なる非水平の第2のスロープを有し、第2の部分に隣接する第3の部分412cは、水平のパーキング面に隣接する、第2のスロープとは異なる非水平の第3のスロープを有する。第1、第2、及び第3の部分412a、412b、412cは、必ずしも正しい縮尺で描かれているわけではなく、説明の目的で提示されていることに留意されたい。図示されるように、実施形態によれば、第3の部分412cが第2の部分412bの角度よりも急勾配又は大きい角度を有するように、第3のスロープは、第2のスロープよりも急勾配である。関連する実施形態によれば、HDDなどのデータ記憶デバイスに実装されると、第1の部分412a及び第2の部分412bは、HDDのディスク媒体と重なり合うように位置決めするように構成されており、一方、第3の部分412cは、遠位方向において少なくとも部分的にディスク媒体の外側に位置決めするように構成されている。したがって、マルチスロープランプ412は、ディスクエッジの近くまではスライダリフトを最小限から中程度にまで抑え、その後、スライダリフトはかなり急速に又は鋭く増加する。その結果、最も急勾配な第3の部分412cからのリバウンドがディスク位置の外側で生じ、これによってスライダ-ディスク衝突を回避する。更に、マルチスロープランプ402(図4A)をマルチスロープランプ412(図4B)と比較した場合、マルチスロープランプ412はまた、マルチスロープランプ402がディスク領域と重なり合うであろうよりも少なくディスク領域と重なり合うであろう。
例示的な動作コンテキストの物理的説明
実施形態は、ハードディスクドライブ(HDD)などのデジタルデータ記憶デバイス(digital data storage device、DSD)のコンテキストで使用され得る。したがって、実施形態によれば、従来のHDD100を示す平面図は、従来のHDDが典型的にどのように動作するかを記載するのを助長するために図1に示されている。
図1は、磁気読み取り-書き込みヘッド110aを含むスライダ110bを含むHDD100の構成要素の機能的配置を示す。まとめて、スライダ110b及びヘッド110aはヘッドスライダと称され得る。HDD100は、ヘッドスライダを含む少なくとも1つのヘッドジンバルアセンブリ(head gimbal assembly、HGA)110と、典型的にはフレクシャを介してヘッドスライダに装着されたリードサスペンション110cと、リードサスペンション110cに装着されたロードビーム110dとを含む。HDD100はまた、スピンドル124上に回転可能に取り付けられた少なくとも1つの記録媒体120と、媒体120を回転させるためにスピンドル124に取り付けられた駆動モータ(不可視)と、を含む。トランスデューサとも称され得る読み取り-書き込みヘッド110aは、HDD100の媒体120に記憶された情報をそれぞれ書き込み及び読み取るための書き込み要素及び読み取り要素を含む。媒体120又は複数のディスク媒体は、ディスククランプ128でスピンドル124に固定されてもよい。
HDD100は、HGA110に装着されたアーム132と、キャリッジ134と、キャリッジ134に装着されたボイスコイル140を含む電機子136及びボイスコイル磁石(図示せず)を含むステータ144を含むボイスコイルモータ(voice coil motor、VCM)とを更に含む。VCMの電機子136は、キャリッジ134に取り付けられており、アーム132及びHGA110を移動させ、媒体120の部分にアクセスするように構成されており、全てまとめて、介在するピボット軸受アセンブリ152で枢動シャフト148上に装着されている。複数のディスクを有するHDDの場合、キャリッジ134は、キャリッジに櫛の外観を与える連動したアームアレイを搬送するようにキャリッジが配置されているため、「Eブロック」又は櫛と称され得る。
ヘッドスライダが結合されたフレクシャと、フレクシャが結合されたアクチュエータアーム(例えば、アーム132)及び/又はロードビームと、アクチュエータアームが結合されたアクチュエータ(例えば、VCM)と、を含む、ヘッドジンバルアセンブリ(例えば、HGA110)を備えるアセンブリは、ヘッドスタックアセンブリ(HSA)と総称され得る。ただし、HSAは、記載されたものよりも多い又は少ない構成要素を含んでもよい。例えば、HSAは、電気相互接続部品を更に含むアセンブリを指し得る。一般に、HSAは、読み取り動作及び書き込み動作のために、ヘッドスライダを媒体120の部分にアクセスするように移動させるように構成されたアセンブリである。HSAは、読み取り-書き込みヘッドスライダを含むヘッドスタックアセンブリ(HSA)をディスクから離れてそれるように移動させ、読み取り-書き込みヘッドスライダをロード/アンロード(LUL)ランプの支持構造上に安全に位置決めするために、LULランプ190と機械的に相互作用するように構成されている。
図1を更に参照すると、ヘッド110aへの書き込み信号及びヘッド110aからの読み取り信号を含む電気信号(例えば、VCMのボイスコイル140への電流)は、可撓性ケーブルアセンブリ(flexible cable assembly、FCA)156(又は「フレックスケーブル」、又は「フレキシブルプリント回路」(flexible printed circuit、FPC))によって送信される。フレックスケーブル156とヘッド110aとの間の相互接続は、読み取り信号用のオンボード前置増幅器、並びに他の読み取りチャネル及び書き込みチャネル電子部品を有し得る、アーム電子機器(arm-electronics、AE)モジュール160を含んでもよい。AEモジュール160は、図示のようにキャリッジ134に取り付けられてもよい。フレックスケーブル156は、いくつかの構成では、HDD筐体168によって提供された電気フィードスルーを通して電気通信を提供する電気コネクタブロック164に結合されてもよい。HDD筐体168(又は「エンクロージャベース」又は「ベースプレート」又は単に「ベース」)は、HDDカバーとともに、HDD100の情報記憶構成要素のための半封止された(又は、いくつかの構成では気密封止された)保護エンクロージャを提供する。
デジタル信号プロセッサ(digital-signal processor、DSP)を含むディスクコントローラ及びサーボ電子機器を含む他の電子部品は、駆動モータ、VCMのボイスコイル140及びHGA110のヘッド110aに、電気信号を提供する。駆動モータに提供される電気信号は、駆動モータがスピンドル124にトルクを提供しながら回転することを可能にし、次いでトルクはスピンドル124に添設された媒体120に伝達される。その結果、媒体120は、方向172に回転する。回転媒体120は、スライダ110bが、情報が記録された薄い磁気記録層と接触することなく媒体120の表面の上方に浮上するように、スライダ110bの空気軸受表面(ABS)が乗る空気軸受として作用する空気のクッションを形成する。同様に、非限定的な例としてのヘリウムなどの空気より軽いガスが利用されるHDDにおいて、回転する媒体120は、スライダ110bがその上に乗るガス又は流体軸受として作用する、ガスのクッションを生成する。
VCMのボイスコイル140に提供される電気信号は、HGA110のヘッド110aが、情報が記録されるトラック176にアクセスすることを可能にする。こうして、弧180を通るVCMスイングの電機子136は、HGA110のヘッド110aが媒体120上の様々なトラックにアクセスすることを可能にする。情報は、セクタ184などの媒体120上のセクタに配置された複数の半径方向に入れ子になったトラック内の媒体120上に記憶される。それに対応して、各トラックは、セクタ化されたトラック部分188などの複数のセクタ化されたトラック部分(又は「トラックセクタ」)から構成されている。各セクタ化されたトラック部分188は、記録された情報と、エラー訂正符号情報、及びトラック176を識別する情報であるABCDサーボバースト信号パターンなどのサーボバースト信号パターンを含むヘッダと、を含んでもよい。トラック176にアクセスする際、HGA110のヘッド110aの読み取り要素はサーボバースト信号パターンを読み取り、サーボバースト信号パターンは、サーボ電子機器に位置誤差信号(position-error-signal、PES)を提供し、サーボ電子機器は、VCMのボイスコイル140に提供される電気信号を制御することによって、ヘッド110aがトラック176に追従することを可能にする。トラック176を見つけ、特定のセクタ化されたトラック部分188を識別すると、ヘッド110aは、トラック176から情報を読み取るか、又は、外部エージェント、例えば、コンピュータシステムのマイクロプロセッサからディスクコントローラによって受信された命令に応じて、トラック176に情報を書き込む。
HDDの電子アーキテクチャは、ハードディスクコントローラ(hard disk controller、「HDC」)、インターフェースコントローラ、アーム電子モジュール、データチャネル、モータドライバ、サーボプロセッサ、バッファメモリなどの、HDDの動作のための自体のそれぞれの機能を実行するための、多数の電子部品を含む。そのような部品のうちの2つ以上は、「チップ上のシステム」(system on a chip、「SOC」)と称される単一の集積回路基板上で組み合わされてもよい。そのような電子部品の、全てではないがいくつかは、典型的には、HDD筐体168などのHDDの底部側に結合されたプリント基板上に配置される。
図1を参照して示され及び記載されたHDD100などの、本明細書におけるハードディスクドライブへの言及は、「ハイブリッドドライブ」と称されることがある情報記憶デバイスを包含してもよい。ハイブリッドドライブとは、一般に、電気的に消去可能でプログラム可能であるフラッシュ又は他のソリッドステート(例えば、集積回路)メモリなどの不揮発性メモリを使用するソリッドステートデバイス(solid-state storage device、SSD)と組み合わされた従来のHDD(例えば、HDD100を参照)の、両方の機能を有する記憶デバイスを指す。異なるタイプの記憶媒体の動作、管理、及び制御は、通常異なるため、ハイブリッドドライブのソリッドステート部分は、それ自体の対応するコントローラ機能を含んでもよく、コントローラ機能は、HDD機能とともに単一のコントローラに統合され得る。ハイブリッドドライブは、非限定的な例として、頻繁にアクセスされるデータを記憶する、I/O集約データなどを記憶するなどのために、ソリッドステートメモリをキャッシュメモリとして使用するなどによって、ソリッドステート部分をいくつかの方式で動作させて利用するように設計及び構成されてもよい。更に、ハイブリッドドライブは、ホスト接続のための1つ又は複数のインターフェースのいずれかで、単一のエンクロージャの2つの記憶デバイス、すなわち従来のHDD及びSSDとして本質的に設計及び構成されてもよい。
拡張物及び代替物
前述の説明において、本発明の実施形態は、実装形態ごとに変わり得る多数の具体的な詳細を参照して記載されてきた。したがって、実施形態のより広い趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変更を行うことができる。こうして、本発明であり、本出願人らが本発明であることを意図するものの唯一及び排他的な指示物は、本出願に由来する特許請求の範囲のセットであり、そのような特許請求の範囲が由来し、任意の後続の補正を含む、特定の形態をなす。そのような特許請求の範囲に包含される用語について本明細書に明示的に記載される定義は、特許請求の範囲で使用されるような用語の意味を支配するものとする。それゆえ、特許請求項に明示的に記載されていない限定、要素、特性、特徴、利点又は属性は、決してそのような特許請求項の範囲を限定すべきでない。これにより、本明細書及び図面は、制限的な意味ではなく例示的とみなされるものである。
加えて、本明細書では、特定のプロセス工程が特定の順序で記載されてもよく、アルファベット及び英数字符号を使用して、特定の工程を識別することができる。本明細書において特記されない限り、実施形態は、そのような工程を実施する任意の特定の順序に必ずしも限定されない。特に、符号は単に工程の簡便な識別に使用され、そのような工程を実施する特定の順序を指定又は必要とすることは意図されていない。

Claims (22)

  1. データ記憶デバイスであって、
    スピンドル上に回転可能に取り付けられた複数のディスク媒体を含むディスク媒体スタックと、
    複数のヘッドスライダであって、前記複数のヘッドスライダが各々、前記スタックの少なくとも1つのディスク媒体から読み取り、前記スタックの少なくとも1つのディスク媒体に書き込むように構成された読み取り/書き込みヘッドを含む、複数のヘッドスライダを含むヘッドスタックアセンブリ(HSA)と、
    前記複数のヘッドスライダが前記スタックの対応するディスク媒体の部分にアクセスするように前記HSAを移動させるように構成されたボイスコイルモータと、
    前記ディスクスタックの近位で位置決めされる内側端と前記ディスクスタックから遠位で位置決めされる外側端とを有する、ロード/アンロードランプと、を備え、前記ランプアセンブリが、前記HSAを前記ディスクスタックにロードし、前記HSAを前記ディスクスタックからアンロードするために構成されており、前記ランプアセンブリが、前記内側端から前記外側端への方向において、
    非水平の第1のスロープを有する第1の部分と、
    前記第1の部分に隣接し、異なる非水平の第2のスロープを有する、第2の部分と、を含む、データ記憶デバイス。
  2. 前記第1のスロープが、前記第2のスロープより急勾配である、請求項1に記載のデータ記憶デバイス。
  3. 前記第2のスロープが、前記第1のスロープより急勾配である、請求項1に記載のデータ記憶デバイス。
  4. 前記第1の部分が、前記ディスク媒体と重なり合い、前記第2の部分が、前記遠位方向において少なくとも部分的に前記ディスク媒体の外側にある、請求項3に記載のデータ記憶デバイス。
  5. 前記第1のスロープが、前記第2のスロープより急勾配であり、
    前記ロード/アンロードランプが、前記内側端から前記外側端への前記方向において第3の部分を更に含み、前記第3の部分が、前記第2の部分に隣接し、前記第2のスロープとは異なる非水平の第3のスロープを有する、請求項1に記載のデータ記憶デバイス。
  6. 前記第3のスロープが、前記第2のスロープより急勾配である、請求項5に記載のデータ記憶デバイス。
  7. 前記第1の部分及び前記第2の部分が、前記ディスク媒体と重なり合い、前記第3の部分が、遠位方向において少なくとも部分的に前記ディスク媒体の外側にある、請求項6に記載のデータ記憶デバイス。
  8. 前記第1のスロープ及び前記第2のスロープの各々が、曲線状であり、
    前記第1のスロープが、前記第2のスロープの曲率半径よりも小さい前記曲率半径を有する、請求項1に記載のデータ記憶デバイス。
  9. ハードディスクドライブのロード/アンロード(LUL)ランプであって、記録ディスク媒体の近位でハードディスクドライブに位置決めされるように構成された内側端と、前記記録ディスク媒体から遠位でハードディスクドライブに位置決めされるように構成された外側端と、を有し、前記ランプアセンブリが、
    前記内側端から前記外側端への方向において、
    非水平の第1のスロープを有する第1の部分と、
    前記第1の部分に隣接し、異なる非水平の第2のスロープを有する、第2の部分と、を含む、LULランプ。
  10. 前記第1のスロープが、前記第2のスロープより急勾配である、請求項9に記載のLULランプ。
  11. 前記第2のスロープが、前記第1のスロープより急勾配である、請求項9に記載のLULランプ。
  12. 前記第1のスロープが、前記第2のスロープより急勾配であり、
    前記ロード/アンロードランプが、前記内側端から前記外側端への前記方向において第3の部分を更に含み、前記第3の部分が、前記第2の部分に隣接し、前記第2のスロープとは異なる非水平の第3のスロープを有する、請求項9に記載のLULランプ。
  13. 前記第3のスロープが、前記第2のスロープより急勾配である、請求項12に記載のLULランプ。
  14. 前記第1のスロープ及び前記第2のスロープの各々が、曲線状であり、
    前記第1のスロープが、前記第2のスロープの曲率半径よりも小さい前記曲率半径を有する、請求項9に記載のLULランプ。
  15. 請求項9に記載のLULランプを含む、ハードディスクドライブ。
  16. 記録ディスク媒体スタックからヘッドスタックアセンブリ(HSA)をアンロードするための方法であって、
    前記HSAを、前記媒体スタックのデータ領域からロード/アンロード(LUL)ランプ上に半径方向外向きに回転させる手段を作動させることを含み、前記LULランプが、
    前記媒体スタックの上に位置決めされた内側端、及び前記媒体スタックの外側に位置決めされた外側端と、
    前記内側端から前記外側端への方向において、
    非水平の第1のスロープを有する第1のセグメントと、
    前記第1のセグメントに隣接し、異なる非水平の第2のスロープを有する、第2のセグメントと、を含む、方法。
  17. 前記第1のスロープの勾配度が、前記第2のスロープの前記勾配度より大きい、請求項14に記載の方法。
  18. 前記第2のスロープの勾配度が、前記第1のスロープの前記勾配度より大きく、
    前記第1のセグメントが、前記媒体スタックと重なり合い、前記第2のセグメントが、少なくとも部分的に前記媒体スタックの外側にある、請求項16に記載の方法。
  19. 前記LULランプが、
    前記内側端から前記外側端に向かう前記方向において第3のセグメントを更に含み、前記第3のセグメントが、前記第2のセグメントに隣接し、前記第2のスロープとは異なる非水平の第3のスロープを有する、請求項18に記載の方法。
  20. 前記第3のスロープの勾配度が、前記第2のスロープの前記勾配度より大きい、請求項19に記載の方法。
  21. 前記第1のセグメント及び前記第2のセグメントが、前記媒体スタックと重なり合い、前記第3のセグメントが、前記遠位方向において少なくとも部分的に前記媒体スタックの外側にある、請求項20に記載の方法。
  22. 前記第1のスロープ及び前記第2のスロープの各々が、曲線状であり、
    前記第1のスロープが、前記第2のスロープの曲率半径よりも小さい前記曲率半径を有する、請求項16に記載の方法。
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