JP2024011341A - 焼結用パレットの検査方法 - Google Patents

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淳治 長田
Junji Osada
伸一 松村
Shinichi Matsumura
晃久 大田
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Abstract

【課題】支持梁に対するスタンドの位置ずれを抑制しつつ、支持梁の係合部の検査の手間を低減することを目的とする。【解決手段】焼結鉱の原料Rを搬送しながら焼結させる焼結用パレットの検査方法であって、焼結用パレット50は、原料Rが積載されるグレート60と、搬送方向に間隔を空けて配置され、グレート60を支持する複数の支持梁54B,54C,54Dと、隣り合う支持梁54B,54C,54Dの係合部56Pが上下方向に直接係合されるとともに、係合部56Pを保持する一対の被係合部82を両端部に有し、隣り合う支持梁54B,54C,54Dに架け渡され、グレート60よりも上方へ突出する複数の前側スタンド80F及び後側スタンド80Rと、を備え、後側スタンド80Rの一対の被係合部82のうち、搬送方向後側の被係合部82が係合される支持梁54Dの係合部56Pの摩耗量に基づいて、複数の支持梁54B,54C,54Dの係合部56Pに対する補修の要否を判定する。【選択図】図7

Description

本発明は、焼結用パレットの検査方法に関する。
高炉の原料としての焼結鉱を製造する焼結機がある(例えば、特許文献1,2参照)。
焼結機は、焼結鉱の原料を搬送する焼結用パレットと、焼結用パレットに積載された原料の上層に点火する点火炉と、焼結用パレットの下から下方へ空気を吸引し、原料を上層から下層へ向けて焼結させてシンターケーキを形成する吸引装置とを備えている。
また、焼結機は、焼結用パレットから排鉱されたシンターケーキを案内するクラッシングガイド(クラッシュデッキ)と、クラッシングガイドによって案内されたシンターケーキを破砕し、焼結鉱を形成するクラッシャーとを備えている。
ここで、焼結用パレットには、スタンドが設けられている。スタンドは、原料が積載される焼結用パレットのグレートから上方へ突出し、原料の上層に形成されるシンターケーキの上部を下から支持する。これにより、原料の下層の通気性が確保されるため、原料の下層の燃焼及び焼結が促進される。このスタンドは、焼結用パレットからシンターケーキが排鉱される際に、クラッシングガイドに形成されたスリットを通過する。
特開平4-168234号公報 特開2011-179754号公報
ところで、スタンドは、例えば、焼結用パレットの搬送方向に間隔を空けて配置された複数の支持梁(フレーム)に架け渡され、これらの支持梁の係合部に、上下方向に係合可能に取り付けられる。
しかしながら、支持梁の係合部が摩耗すると、例えば、支持梁に対してスタンドが傾き、又は支持梁に対するスタンドの傾きが大きくなり、支持梁に対してスタンドが位置ずれする可能性がある。そして、支持梁に対してスタンドが位置ずれすると、スタンドがクラッシングガイドのスリットを通過せず、クラッシングガイドに干渉する可能性がある。
この対策として、複数の支持梁の係合部を定期的に検査することが考えられる。しかしながら、全ての係合部を検査するには、手間がかかる。
本発明は、上記の事実を考慮し、支持梁に対するスタンドの位置ずれを抑制しつつ、支持梁における係合部の検査の手間を低減することを目的とする。
請求項1に記載の焼結用パレットの検査方法は、焼結鉱の原料を搬送しながら焼結させる焼結用パレットの検査方法であって、前記焼結用パレットは、前記原料が積載されるグレートと、搬送方向に間隔を空けて配置され、前記グレートを支持する複数の支持梁と、隣り合う前記支持梁の係合部が上下方向に直接係合されるとともに、該係合部を保持する一対の被係合部を両端部に有し、隣り合う前記支持梁に架け渡され、前記グレートよりも上方へ突出するスタンドと、を備え、前記スタンドの一対の前記被係合部のうち、搬送方向後側の前記被係合部が係合される前記支持梁の前記係合部の摩耗量に基づいて、複数の前記支持梁の前記係合部に対する補修の要否を判定する。
請求項1に係る焼結用パレットの検査方法によれば、焼結用パレットは、焼結鉱の原料を搬送しながら焼結させる。この焼結用パレットは、グレートと、複数の支持梁と、スタンドとを備えている。
グレートには、焼結鉱の原料が積載される。このグレートは、焼結用パレットの搬送方向に間隔を空けて配置された複数の支持梁に支持される。隣り合う支持梁には、グレートよりも上方へ突出するスタンドが架け渡される。スタンドは、隣り合う支持梁の係合部が上下方向に直接係合されるとともに、当該係合部を保持する被係合部を両端部に有する。
ここで、焼結用パレットのグレートに積載された焼結鉱の原料が焼結すると、内部にスタンドが埋設されたシンターケーキが形成される。このシンターケーキは、スプロケットが位置する排鉱部において、クラッシングガイド上に排鉱される。この際、グレート上のシンターケーキに、クラッシングガイドの上端部が干渉する。この干渉に伴って、シンターケーキに埋設されたスタンドの被係合部が、支持梁の係合部に衝突するため、当該係合部が摩耗し易くなる。
支持梁の係合部の摩耗量が所定値以上になると、例えば、支持梁に対してスタンドが傾き、又は支持梁に対するスタンドの傾きが大きくなり、支持梁に対してスタンドが位置ずれする可能性がある。そして、支持梁に対してスタンドが位置ずれすると、スタンドがクラッシングガイドのスリットを通過せず、クラッシングガイドに干渉する可能性がある。
ここで、グレート上のシンターケーキに、クラッシングガイドの上端部が干渉した場合、スタンドの一対の被係合部のうち、搬送方向前側の被係合部よりも、搬送方向後側の被係合部が支持梁の係合部に衝突し易い。
そこで、本発明では、スタンドの一対の被係合部のうち、搬送方向後側の被係合部が係合される支持梁の係合部の摩耗量に基づいて、複数の支持梁の係合部に対する補修の要否を判定する。これにより、本発明では、支持梁に対するスタンドの位置ずれを抑制しつつ、スタンドの一対の被係合部のうち、搬送方向前側の被係合部が係合される支持梁の係合部の検査を省略することができる。
このように本発明では、支持梁に対するスタンドの位置ずれを抑制しつつ、支持梁における係合部の検査の手間を低減することができる。
請求項2に記載の焼結用パレットの検査方法は、請求項1に記載の焼結用パレットの検査方法において、前記係合部は、隣り合う前記支持梁から互いに相手側へ向けてそれぞれ突出し、前記被係合部は、前記係合部が上下方向に係合可能に挿入される凹状に形成され、前記係合部の摩耗量は、前記係合部における突出方向の先端部の摩耗量を含む。
請求項2に係る焼結用パレットの検査方法によれば、係合部は、隣り合う支持梁から互いに相手側へ向けてそれぞれ突出する。また、スタンドの両端部の被係合部は、隣り合う支持梁の係合部が上下方向に係合可能に挿入される凹状に形成される。
ここで、支持梁の係合部における突出方向の先端部の摩耗量が所定値以上になると、係合部と被係合部との上下方向の係合状態が解除され、隣り合う支持梁からスタンドが脱落する可能性がある。
これに対して本発明では、スタンドの一対の被係合部のうち、搬送方向後側の被係合部が係合される支持梁の係合部の摩耗量として、当該係合部における突出方向の先端部の摩耗量を含む。この摩耗量に基づいて、複数の支持梁の係合部に対する補修の要否を判定することにより、支持梁からのスタンドの脱落を抑制することができる。
請求項3に記載の焼結用パレットの検査方法は、請求項2に記載の焼結用パレットの検査方法において、前記係合部の前記先端部の摩耗量として、隣り合う前記支持梁における前記係合部の前記先端部の間隔を用いる。
請求項3に係る焼結用パレットの検査方法によれば、スタンドの一対の被係合部のうち、搬送方向後側の被係合部が係合される支持梁の係合部の先端部の摩耗量として、隣り合う支持梁における係合部の間隔を用いる。つまり、本発明では、隣り合う支持梁における係合部の先端部の間隔に基づいて、複数の支持梁の係合部に対する補修の要否を判定する。
ここで、隣り合う支持梁における係合部の間隔が広くなると、隣り合う支持梁からスタンドが脱落し易くなる。
そこで、本発明では、前述したように、隣り合う支持梁における係合部の先端部の間隔に基づいて、複数の支持梁の係合部に対する補修の要否を判定する。これにより、本発明では、支持梁からのスタンドの脱落をより確実に抑制することができる。
請求項4に記載の焼結用パレットの検査方法は、請求項3に記載の焼結用パレットの検査方法において、下記式(1)に基づいて、複数の前記支持梁の前記係合部に対する補修の要否を判定する。
L-W>H×α ・・・(1)
ただし、
L:スタンドにおける一対の被係合部の下縁部間の幅
W:隣り合う支持梁における係合部の先端部の間隔
H:スタンドの一方の被係合部の底側内壁面と、当該被係合部が係合される支持梁の係合部の先端部との間の最大隙間(=W-T)
T:一対の被係合部によって形成されたスタンドの括れ部の幅
α:係数(0<α≦1)
である。
請求項4に係る焼結用パレットの検査方法によれば、式(1)に基づいて、複数の支持梁の係合部に対する補修の要否を判定する。
このように式(1)を用いることにより、複数の支持梁の係合部に対する補修の要否を画一的に判定することができる。
なお、係数αは、例えば、次回の焼結用パレットの検査までの間に、支持梁からスタンドが脱落しないことを担保するものであり、例えば、焼結用パレットの検査周期や、支持梁の係合部の摩耗速度に基づいて、0<α≦1の範囲で適宜設定される。
請求項5に記載の焼結用パレットの検査方法は、請求項1~請求項4の何れか1項に記載の焼結用パレットの検査方法において、前記スタンドは、搬送方向に複数設けられ、複数の前記スタンドのうち、最も搬送方向後側の前記スタンドの前記被係合部が係合される前記支持梁の前記係合部の摩耗量に基づいて、複数の前記支持梁の前記係合部に対する補修の要否を判定する。
請求項5に係る焼結用パレットの検査方法によれば、スタンドは、搬送方向に複数設けられる。これらのスタンドのうち、最も搬送方向後側のスタンドの被係合部が係合される支持梁の係合部の摩耗量に基づいて、複数の支持梁の係合部に対する補修の要否を判定する。
ここで、前述したように、焼結用パレットのグレート上に形成されたシンターケーキは、排鉱部においてクラッシングガイド上に排鉱される。この排鉱部では、先ず、焼結用パレットが排鉱部のスプロケットの外周に沿ってする。この焼結用パレットの降下に伴って焼結用パレットが前傾するため、グレートからシンターケーキの搬送方向前側が徐々に剥がれる。
そのため、複数のスタンドのうち、搬送方向前側のスタンドがシンターケーキから剥がれ、搬送方向後側のスタンドにシンターケーキが保持された状態になり易い。この状態で、シンターケーキにクラッシングガイドの上端部が干渉すると、複数のスタンドのうち、搬送方向前側のスタンドよりも搬送方向後側のスタンドに、大きな衝突荷重(衝撃荷重)が入力される。この結果、搬送方向後側のスタンドの被係合部が係合される支持梁の係合部の摩耗量が大きくなり易い。
そこで、本発明では、前述したように、複数のスタンドのうち、最も搬送方向後側のスタンドの被係合部が係合される支持梁の係合部の摩耗量に基づいて、複数の支持梁の係合部に対する補修の要否を判定する。これにより、本発明では、支持梁に対するスタンドの位置ずれを抑制しつつ、搬送方向前側のスタンドの被係合部が係合される支持梁の係合部に対する検査を省略することができる。
このように本発明では、支持梁に対するスタンドの位置ずれを抑制しつつ、支持梁における係合部の摩耗量の検査の手間をさらに低減することができる。
以上説明したように、本発明によれば、支持梁に対するスタンドの位置ずれを抑制しつつ、支持梁における係合部の検査の手間を低減することができる。
第一実施形態に係る焼結用パレットを備える焼結機を示す側面図である。 図1に示されるクラッシングガイドをクラッシャー側から見た背面図である。 図1に示される焼結用パレットを示す斜視図である。 図3に示される焼結用パレットを示す平面図である。 図4の5-5線断面図である。 図5の6-6線断面図である。 図6の7-7線断面図である。 第一実施形態に係る焼結用パレットの変形例を示す図4に対応する平面図である。 図8の9-9線断面図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係る焼結用パレットの検査方法について説明する。
(焼結機)
図1には、本実施形態に係る焼結用パレットの検査方法が適用される焼結用パレット50を備えるドワイトロイド式の焼結機10が示されている。焼結機10は、高炉の原料としての焼結鉱を製造する。この焼結機10は、一対のスプロケット12,14と、無端状レール16と、複数の焼結用パレット50と、床敷ホッパ22と、原料装入ホッパ24と、点火炉30と、吸引装置32と、クラッシングガイド42と、クラッシャー46とを備えている。
一対のスプロケット12,14は、水平方向に間隔を空けて配置されている。この一対のスプロケット12,14には、無端状レール16が掛け渡されている。無端状レール16は、一対のスプロケット12,14の上側に配置される往路部16Aと、一対のスプロケット12,14の下側に配置される復路部16Bとを有している。
無端状レール16には、直列に連結された複数の焼結用パレット50が走行可能に設置されている。そして、一対のスプロケット12,14が所定方向に回転することにより、複数の焼結用パレット50が無端状レール16に沿って走行(周回)する。
一方のスプロケット12側は、焼結用パレット50に焼結鉱の原料Rを供給する給鉱部20とされている。給鉱部20には、床敷ホッパ22及び原料装入ホッパ24が設けられている。床敷ホッパ22は、一方のスプロケット12の上方に設けられている。この床敷ホッパ22から、各焼結用パレット50上に焼床鉱が供給され、当該焼結用パレット50上に図示しない床敷層が形成される。
床敷ホッパ22の下流側には、原料装入ホッパ24が設けられている。この原料装入ホッパ24から、各焼結用パレット50の床敷層上に原料Rが供給される。原料装入ホッパ24の下流側には、点火炉30が設けられている。この点火炉30によって、焼結用パレット50上に層状に積載された原料Rの上層に点火される。
無端状レール16の往路部16Aの下方には、吸引装置32が設けられている。吸引装置32は、往路部16Aに沿って、かつ、点火炉30から他方のスプロケット14に亘って設けられており、焼結用パレット50の下から下方へ空気を吸引する。
これにより、上層に点火された原料R内に空気が供給されるため、上層から下層へ向けて原料Rの燃焼が促進される。この結果、各焼結用パレット50上の原料Rが焼結し、シンターケーキSが形成される。シンターケーキSは、直列に連結された複数の焼結用パレット50に亘って形成される。
他方のスプロケット14側は、焼結用パレット50上の原料Rを焼結させたシンターケーキSを排鉱させる排鉱部40とされている。この排鉱部40では、焼結用パレット50が他方のスプロケット14の外周に沿って降下する。この際、隣り合う焼結用パレット50の間隔が広くなり、これらの焼結用パレット50に亘るシンターケーキSが分断される。また、焼結用パレット50が前傾し、焼結用パレット50からシンターケーキSの搬送方向前側が徐々に剥がれる。
その後、焼結用パレット50上のシンターケーキSの端部が、他方のスプロケット14の斜め下方に配置されたクラッシングガイド42の上部に干渉する。これにより、焼結用パレット50からシンターケーキSが剥ぎ取られ、当該シンターケーキSがクラッシングガイド42上に落下する。
クラッシングガイド42上に落下したシンターケーキSは、クラッシングガイド42の傾斜部に沿って落下し、クラッシャー46へ案内される。クラッシャー46へ案内されたシンターケーキSは、クラッシャー46によって粉砕される。これにより、焼結鉱が形成される。
ここで、焼結用パレット50には、後述する複数のスタンド80が設けられている。複数のスタンド80は、シンターケーキSに埋設されている。そのため、図2に示されるように、クラッシングガイド42の上部には、複数のスタンド80がそれぞれ通過する複数のスリット44が形成されている。
(焼結用パレット)
次に、焼結用パレットの構成について詳説する。
図3及び図4に示されるように、焼結用パレット(焼結用パレット台車)50は、基台52と、グレート60と、一対のサイドウォール70と、複数のスタンド80とを備えている。
なお、各図に適宜示される矢印Xは、焼結用パレット50の搬送方向を示している。また、矢印Yは、焼結用パレット50の横幅方向を示し、矢印Zは、焼結用パレット50の上下方向(高さ方向)を示している。
図4に示されるように、基台52は、平面視にて矩形状に形成されている。この基台52は、複数の支持梁(フレーム)54A,54B,54C,54Dを有している。複数の支持梁54A~54Dは、鋳鋼等によって形成されている。
複数の支持梁54A~54Dは、焼結用パレット50の横幅方向(矢印Y方向)に沿って配置されるとともに、焼結用パレット50の搬送方向(矢印X方向)に間隔を空けて配置されている。また、隣り合う支持梁54A~54Dは、図示しないリブによって連結されている。これらの支持梁54A~54Dによって、グレート60が支持されている。
グレート60は、床状に配列された複数のグレートバー62を有している。複数のグレートバー62は、鋳鋼等によって棒状に形成されており、焼結用パレット50の搬送方向に沿って配置されている。これらのグレートバー62は、隣り合う支持梁54A~54Dの上端部にそれぞれ架け渡されるとともに、支持梁54A~54Dの長手方向(矢印Y方向)に配列されている。
グレート60の上面は、原料Rが層状に積載される積載面60Aとされている。また、支持梁54A~54Dの長手方向に隣り合うグレートバー62の間には、隙間が形成されている。これらの隙間を介して、原料R内の空気が吸引装置32(図1参照)に吸引される。
一対のサイドウォール70は、鋳鋼等によって板状に形成されており、焼結用パレット50の搬送方向に沿って配置されている。この一対のサイドウォール70は、基台52の横幅方向の両側に設けられており、複数の支持梁54A~54Dの端部に連結されている。
図3に示されるように、一対のサイドウォール70は、焼結用パレット50の横幅方向に互いに対向するとともに、グレート60の積載面60Aよりも上方へ延出している。この一対のサイドウォール70によって、グレート60の積載面60A上に積載された原料Rの落下が抑制されている。
一対のサイドウォール70の外側には、複数の車輪72が設けられている。複数の車輪72は、無端状レール16(図1参照)上を走行可能に構成されている。
図4に示されるように、複数のスタンド80は、耐熱鋳鋼等によって板状に形成されている。また、複数のスタンド80は、焼結用パレット50の横幅方向に間隔を空けて配置されるとともに、焼結用パレット50の搬送方向に沿って配置されている。
図5に示されるように、各スタンド80は、本体部80Aと、本体部80Aの下部に一体に設けられた取付部80Bとを有している。本体部80Aは、厚み方向から見て、例えば、矩形状に形成されている。
図3に示されるように、本体部80Aは、グレート60の積載面60Aよりも上方へ突出し、積載面60Aに積載される原料Rに埋設される。また、本体部80Aは、一対のサイドウォール70よりも低くされている。この本体部80Aの上端部によって、原料Rの焼結時に、原料Rの上層に形成されたシンターケーキSの上部が支持される。
これにより、シンターケーキSの上部の重量(自重)によって、その下の原料Rの下層が圧密されることが抑制される。この結果、原料Rの下層の通気性が確保されるため、当該下層の燃焼効率が高められる。
ここで、複数のスタンド80は、焼結用パレット50の搬送方向の中央部及び後部に設けられている。より具体的には、各スタンド80は、4本の支持梁54A~54Dのうち、焼結用パレット50の搬送方向後側における3本の支持梁54B~54Dに取り付けられている。
なお、以下では、焼結用パレット50の搬送方向の中央部に設けられたスタンド80を前側スタンド80Fとし、焼結用パレット50の搬送方向の後部に設けられたスタンド80を後側スタンド80Rとする。
複数の前側スタンド80Fは、隣り合う支持梁54B,54Cの上端部に架け渡されている。また、複数の後側スタンド80Rは、複数の前側スタンド80Fに対する焼結用パレット50の搬送方向後側にそれぞれ配置されている。これらの後側スタンド80Rは、隣り合う支持梁54C,54Dの上端部に架け渡されている。
なお、支持梁54B~54Dに対する前側スタンド80F及び後側スタンド80Rの取付構造は、同様とされている。そのため、以下では、支持梁54C,54Dに対する後側スタンド80Rの取付構造について説明し、支持梁54B,54Cに対する前側スタンド80Fの取付構造の説明は適宜省略する。
図5に示されるように、複数の後側スタンド80Rの取付部80Bは、隣り合う支持梁54C,54Dの上端部に架け渡されている。この支持梁54Cの上端部は、断面T字形状に形成されている。一方、支持梁54Dの上端部は、断面L字形状に形成されている。
支持梁54B,54Cの上端部には、互いに相手側へ向けて突出する突出部56が設けられている。つまり、支持梁54Cの上端部には、焼結用パレット50の搬送方向後側へ突出する突出部56が設けられている。一方、支持梁54Dの上端部には、焼結用パレット50の搬送方向前側へ突出する突出部56が設けられている。
図6に示されるように、突出部56は、支持梁54C,54Dの長手方向(矢印Y方向)に沿ってそれぞれ設けられている。なお、図6では、グレートバー62(グレート60)の図示が省略されている。
図5に示されるように、取付部80Bには、一対の被係合部82が設けられている。一対の被係合部82は、取付部80Bにおける焼結用パレット50の搬送方向(矢印X方向)の前端部及び後端部に形成されている。
一対の被係合部82は、後側スタンド80Rを厚み方向から見て、互いに反対側が開口された凹状に形成されている。つまり、取付部80Bの前端部に形成された被係合部82は、焼結用パレット50の搬送方向前側が開口された凹状部とされている。一方、取付部80Bの後端部に形成された被係合部82は、焼結用パレット50の搬送方向後側が開口された凹状部とされている。これらの被係合部82によって、後側スタンド80Rの取付部80Bに括れ部80Kが形成されている。
一対の被係合部82には、隣り合う支持梁54C,54Dの係合部56Pが、上下方向に係合可能に挿入されている。なお、図6に示されるように、支持梁54C,54Dの長手方向に延びる突出部56のうち、被係合部82に挿入され、当該被係合部82と上下方向に係合(接触)する部位を係合部56Pという。
図7に示されるように、被係合部82における上側内壁面82Uは、係合部56Pの上面56Uと上下方向に直接係合される。また、係合部56Pにおける下側内壁面82Lは、係合部56Pの下面56Lが上下方向に直接係合される。さらに、被係合部82における底側内壁面82Tは、係合部56Pの突出方向(矢印X方向)の先端部56Tと直接係合される。この底側内壁面82Tは、上側内壁面82Uと下側内壁面82Lとを接続している。
後側スタンド80Rを厚み方向から見て、下側内壁面82Lは、上側内壁面82Uよりも短くされている。換言すると、後側スタンド80Rを厚み方向から見て、被係合部82の下縁部82L1は、被係合部82の上側縁部82U1よりも後側スタンド80Rの中央側に位置している。これらの上側内壁面82Uと下側内壁面82Lとの間で、係合部56Pが保持されている。
係合部56Pの上面56Uに被係合部82の上側内壁面82Uが係合(載置)した状態で、係合部56Pの下面56Lと下側内壁面82Lとの間には、隙間(遊び)Gが形成される。つまり、後側スタンド80Rの取付部80Bは、隣り合う支持梁54C,54Dに上下方向に相対変位可能に取り付けられている。
なお、本実施形態では、支持梁54C,54Dの係合部56Pが、スタンド80の被係合部82に上下方向に直接係合可能とされている。ここでいう「直接係合」とは、例えば、係合部56Pと被係合部82との間にインシュレーションピースが介在しないことを意味する。インシュレーションピースは、スタンド80から支持梁54A~54Dへの熱伝達を抑制する鋼材である。
ここで、隣り合う支持梁54C,54Dに後側スタンド80Rを取り付ける際には、隣り合う支持梁54C,54Dの長手方向の一端側において、各々の突出部56を、後側スタンド80Rの一対の被係合部82に挿入する。この状態で、隣り合う支持梁54C,54Dの突出部56に沿って後側スタンド80Rをスライドさせる。これにより、隣り合う支持梁54C,54Dの突出部56の所定部(係合部56P)に、後側スタンド80Rの取付部80Bが着脱可能(交換可能)に取り付けられる。
なお、隣り合う支持梁54C,54Dの突出部56には、後側スタンド80Rだけでなく、グレートバー62も取り付けられる。そのため、後側スタンド80Rの厚み方向(矢印Y方向)の両側には、グレートバー62が配置されている。グレートバー62には、後側スタンド80Rと同様に被係合部が設けられている。
(焼結用パレットの検査方法)
次に、本実施形態に係る焼結用パレットの検査方法(点検方法)の一例について説明する。
支持梁54B~54Dの係合部56Pには、前側スタンド80F及び後側スタンド80Rの被係合部82が係合される。そのため、支持梁54B~54Dの係合部56Pが摩耗する可能性がある。
特に、本実施形態では、前述したように、焼結用パレット50上に形成されたシンターケーキSが、排鉱部40においてクラッシングガイド42(図1参照)上へ排鉱される際に、シンターケーキSにクラッシングガイド42の上端部が干渉する。この干渉に伴って、係合部56Pに対して被係合部82が衝突するため、当該係合部56Pが摩耗し易くなる。
係合部56Pの摩耗量が所定値以上になると、支持梁54B~54Dに対して前側スタンド80F及び後側スタンド80Rが傾き、又は支持梁54B~54Dに対する前側スタンド80F及び後側スタンド80Rの傾きが大きくなり、支持梁54B~54Dに対して前側スタンド80F及び後側スタンド80Rが位置ずれする可能性がある。
そして、支持梁54B~54Dに対して前側スタンド80F及び後側スタンド80Rが位置ずれすると、前側スタンド80F及び後側スタンド80Rがクラッシングガイド42のスリット44を通過せず、クラッシングガイド42に干渉する可能性がある。さらに、係合部56Pの先端部56Tの摩耗量が大きくなると、支持梁54B~54Dから前側スタンド80F及び後側スタンド80Rが脱落する可能性がある。
この対策として、前側スタンド80F及び後側スタンド80Rが取り付けられた3本の支持梁54B~54Dの係合部56Pを定期的に検査することが考えられる。しかし、3本の支持梁54B~54Dにおいて、全ての係合部56Pを検査するには手間がかかる。
ここで、前述したように、排鉱部40では、先ず、焼結用パレット50が排鉱部40のスプロケット14の外周に沿って降下する。この降下に伴って焼結用パレット50が前傾するため、グレート60からシンターケーキSの搬送方向前側が徐々に剥がれる。
そのため、前側スタンド80FがシンターケーキSから剥がれ、後側スタンド80Rにシンターケーキが保持された状態になり易い。この状態で、シンターケーキSにクラッシングガイド42の上端部が干渉すると、前側スタンド80Fよりも後側スタンド80Rに、大きな衝突荷重(衝撃荷重)が入力される。この結果、後側スタンド80Rの被係合部82が係合される支持梁54C,54Dの係合部56Pの摩耗量が大きくなり易い。
さらに、排鉱部40において、グレート60上のシンターケーキSにクラッシングガイド42の上端部が干渉した場合、前側スタンド80F及び後側スタンド80Rにおける一対の被係合部82のうち、搬送方向前側の被係合部82よりも、搬送方向後側の被係合部82が支持梁54Dの係合部56Pに衝突し易い。
そこで、本実施形態では、前側スタンド80F及び後側スタンド80Rの一対の被係合部82のうち、後側スタンド80Rの搬送方向後側の被係合部82が係合される支持梁54Dの係合部56Pを検査対象とする。そして、支持梁54Dの係合部56Pの摩耗量に基づいて、3本の支持梁54B~54Dの係合部56Pに対する補修の要否を判定する。
また、グレート60上のシンターケーキSにクラッシングガイド42の上端部が干渉した場合、後側スタンド80Rの搬送方向前側の被係合部82が係合される支持梁54Cの係合部56Pの摩耗量は、後側スタンド80Rの搬送方向後側の被係合部82が係合される支持梁54Dの係合部56Pと比較して少ない。そのため、本実施形態では、支持梁54Dの係合部56Pの摩耗量として、隣り合う支持梁54C,54Dの係合部56Pの先端部56Tの間隔Wを用いる。
具体的には、先ず、支持梁54C,54Dからグレートバー62及び後側スタンド80Rを取り外す。次に、図7に示されるように、隣り合う支持梁54C,54Dにおいて、対向する係合部56Pの先端部56Tの間隔Wをそれぞれ測定する。
なお、本実施形態では、隣り合う支持梁54C,54Dに4つの後側スタンド80R(図4参照)が取り付けられる。そのため、隣り合う支持梁54C,54Dにおいて、対向する係合部56Pの先端部56Tの間隔Wを4箇所測定する。
そして、測定した4箇所の間隔Wの少なくとも1つが下記式(1)を満たす場合、3本の支持梁54B~54Dの係合部56Pの補修が必要と判断する。一方、測定した4箇所の間隔Wの全てが下記式(1)を満たさない場合は、3本の支持梁54B~54Dの係合部56Pの補修が不要と判断する。
L-W>H×α ・・・(1)
ただし、
L:後側スタンド80Rにおける一対の被係合部82の下縁部82L1間の幅
W:隣り合う支持梁54C,54Dにおける係合部56Pの先端部56Tの間隔
H:後側スタンド80Rの一方の被係合部82の底側内壁面82Tと、当該被係合部82が係合される支持梁54C(又は支持梁54D)の係合部56Pの先端部56Tと、の間の最大隙間(=W-T)
T:一対の被係合部82によって形成された後側スタンド80Rの括れ部80Kの幅
α:係数(0<α≦1)
である。
ここで、係数αは、例えば、次回の焼結用パレット50の検査までの間に、支持梁54C,54Dから後側スタンド80Rが脱落しないことを担保するものであり、焼結用パレット50の検査周期や、支持梁54C,54Dの係合部56Pの摩耗速度に基づいて、0<α≦1の範囲で適宜設定される。この係数αは、例えば、0.5≦α<1.0が好ましく、0.6≦α≦0.9がより好ましい。
係合部56Pの補修方法としては、例えば、係合部56Pの摩耗部に肉盛溶接を施す。この際、肉盛溶接の溶接金属の常温ビッカース硬さを、係合部56Pの母材の常温ビッカース硬さより大きくしても良い。
(作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態では、前述したように、後側スタンド80Rの一対の被係合部82のうち、搬送方向後側の被係合部82が係合される支持梁54Dの係合部56Pの摩耗量に基づいて、3本の支持梁54B~54Dの係合部56Pに対する補修の要否を判定する。
これにより、本実施形態では、3本の支持梁54B~54Dに対する前側スタンド80F及び後側スタンド80Rの位置ずれを抑制しつつ、前側スタンド80Fの一対の被係合部82が係合される2本の支持梁54B,54Cの係合部56Pに対する検査を省略することができる。
さらに、本実施形態では、3本の支持梁54B~54Dに対する前側スタンド80F及び後側スタンド80Rの位置ずれを抑制しつつ、後側スタンド80Rの一対の被係合部82のうち、搬送方向前側の被係合部82が係合される支持梁54Cの係合部56Pの検査を省略することができる。
このように本実施形態では、3本の支持梁54B~54Dに対する前側スタンド80F及び後側スタンド80Rの位置ずれを抑制しつつ、支持梁54B~54Dにおける係合部56Pの摩耗量の検査の手間を低減することができる。
また、支持梁54B~54Dにおける係合部56Pの先端部56Tの摩耗量が所定値以上になると、係合部56Pと被係合部82との上下方向の係合状態が解除され、支持梁54B~54Dから前側スタンド80F及び後側スタンド80Rが脱落する可能性がある。
これに対して本実施形態では、支持梁54Dの係合部56Pにおける先端部56Tの摩耗量に基づいて、3本の支持梁54B~54Dの補修の要否を判定する。これにより、支持梁54B~54Dからの前側スタンド80F及び後側スタンド80Rの脱落を抑制することができる。
ここで、後側スタンド80Rが取り付けられる支持梁54C,54Dにおいて、係合部56Pの先端部56Tの間隔Wが広くなると、支持梁54C,54Dから後側スタンド80Rが脱落し易くなる。
そこで、本実施形態では、支持梁54Dの係合部56Pの先端部56Tの摩耗量として、隣り合う支持梁54C,54Dにおける係合部56Pの先端部56Tの間隔Wを用いる。つまり、隣り合う支持梁54C,54Dにおける係合部56Pの先端部56Tの間隔Wに基づいて、3本の支持梁54B~54Dの係合部56Pに対する補修の要否を判定する。
これにより、本実施形態では、3本の支持梁54B~54Dからの前側スタンド80F及び後側スタンド80Rの脱落をより確実に抑制することができる。
さらに、本実施形態では、上記式(1)に基づいて、3本の支持梁54B~54Dの係合部56Pに対する補修の要否を判定する。
このように式(1)を用いることにより、本実施形態では、3本の支持梁54B~54Dの係合部56Pに対する補修の要否を画一的に判定することができる。
(変形例)
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、後側スタンド80Rの搬送方向後側の被係合部82が係合される支持梁54Dの係合部56Pの摩耗量として、隣り合う支持梁54C,54Dにおける係合部56Pの先端部56Tの間隔Wを用いた。しかし、上記実施形態は、間隔Wを用いずに、支持梁54Dの係合部56Pの先端部56Tの摩耗量を測定し、当該摩耗量に基づいて、3本の支持梁54B~54Dの係合部56Pに対する補修の要否を判定しても良い。
なお、支持梁54Dの係合部56Pの先端部56Tの摩耗量は、例えば、支持梁54Dの突出部56の先端部に対する係合部56Pの先端部56Tの摩耗量として測定する。
また、上記実施形態では、支持梁54Dにおける係合部56Pの先端部56Tの摩耗量を測定した。しかし、例えば、支持梁54Dにおける係合部56Pの上面56U又は下面56Lの摩耗量が所定値以上になると、支持梁54Dに対して後側スタンド80Rが傾き、又は支持梁54Dに対する後側スタンド80Rの傾きが大きくなり、支持梁54Dに対して後側スタンド80Rが位置ずれする可能性がある。
そのため、支持梁54Dにおける係合部56Pの上面56U及び下面56Lの少なくとも一方の摩耗量を測定し、測定した摩耗量に基づいて、3本の支持梁54B~54Dにおける係合部56Pの補修の要否を判定しても良い。
また、上記実施形態の焼結用パレット50には、搬送方向に複数の前側スタンド80F及び後側スタンド80Rが取り付けられている。しかし、焼結用パレット50には、搬送方向に少なくとも1つのスタンド80を取り付けることができる。
例えば、図8に示される変形例では、焼結用パレット50から支持梁54Bが省略されている。つまり、焼結用パレット50は、3本の支持梁54A,54C,54Dを有している。そして、焼結用パレット50の搬送方向の後部に、スタンド80が取り付けられている。
具体的には、3本の支持梁54A,54C,54Dのうち、焼結用パレット50の搬送方向後側における2本の支持梁54C,54Dにスタンド80が取り付けられている。
この変形例では、例えば、図9に示されるように、スタンド80の一対の被係合部82のうち、搬送方向後側の被係合部82が係合される支持梁54Dの係合部56Pの摩耗量に基づいて、2本の支持梁54C,54Dの係合部56Pの補修の要否が判定される。この際、支持梁54Dの係合部56Pの摩耗量として、上記実施形態と同様に、隣り合う支持梁54C,54Dの係合部56Pの先端部56Tの間隔を用いても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
50 焼結用パレット
54B 支持梁
54C 支持梁
54D 支持梁
56P 係合部
56T 先端部
60 グレート
80 スタンド
80F 前側スタンド(スタンド)
80R 後側スタンド(スタンド)
80K 括れ部
82 被係合部
82L1 下縁部
R 原料

Claims (5)

  1. 焼結鉱の原料を搬送しながら焼結させる焼結用パレットの検査方法であって、
    前記焼結用パレットは、
    前記原料が積載されるグレートと、
    搬送方向に間隔を空けて配置され、前記グレートを支持する複数の支持梁と、
    隣り合う前記支持梁の係合部が上下方向に直接係合されるとともに、該係合部を保持する一対の被係合部を両端部に有し、隣り合う前記支持梁に架け渡され、前記グレートよりも上方へ突出するスタンドと、
    を備え、
    前記スタンドの一対の前記被係合部のうち、搬送方向後側の前記被係合部が係合される前記支持梁の前記係合部の摩耗量に基づいて、複数の前記支持梁の前記係合部に対する補修の要否を判定する、
    焼結用パレットの検査方法。
  2. 前記係合部は、隣り合う前記支持梁から互いに相手側へ向けてそれぞれ突出し、
    前記被係合部は、前記係合部が上下方向に係合可能に挿入される凹状に形成され、
    前記係合部の摩耗量は、前記係合部における突出方向の先端部の摩耗量を含む、
    請求項1に記載の焼結用パレットの検査方法。
  3. 前記係合部の前記先端部の摩耗量として、隣り合う前記支持梁における前記係合部の前記先端部の間隔を用いる、
    請求項2に記載の焼結用パレットの検査方法。
  4. 下記式(1)に基づいて、複数の前記支持梁の前記係合部に対する補修の要否を判定する、
    請求項3に記載の焼結用パレットの検査方法。
    L-W>H×α ・・・(1)
    ただし、
    L:スタンドにおける一対の被係合部の下縁部間の幅
    W:隣り合う支持梁における係合部の先端部の間隔
    H:スタンドの一方の被係合部の底側内壁面と、当該被係合部が係合される支持梁の係合部の先端部との間の最大隙間(=W-T)
    T:一対の被係合部によって形成されたスタンドの括れ部の幅
    α:係数(0<α≦1)
    である。
  5. 前記スタンドは、搬送方向に複数設けられ、
    複数の前記スタンドのうち、最も搬送方向後側の前記スタンドの前記被係合部が係合される前記支持梁の前記係合部の摩耗量に基づいて、複数の前記支持梁の前記係合部に対する補修の要否を判定する、
    請求項1~請求項4の何れか1項に記載の焼結用パレットの検査方法。
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