JP2024010717A - 運送管理装置、運送管理システム及び運送管理方法 - Google Patents

運送管理装置、運送管理システム及び運送管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】輸送対象物の適正な輸送、追跡又は管理を可能とする。【解決手段】輸送対象物の識別情報及び輸送対象物を収容する収容部の識別情報を取得する端末装置から、輸送対象物の識別情報及び収容部の識別情報を含む送信情報を受信する通信部と、送信情報に基づき輸送対象物の識別情報及び収容部の識別情報を互いに関連付けてデータ保持部に保持させる処理部と、を備える。【選択図】図16

Description

本発明は、運送管理装置、運送管理システム及び運送管理方法に関する。
車両を用いた輸送の一種として中継輸送がある。中継輸送では、輸送対象物を積み込んだ収容部(コンテナ等)を車両に接続、搭載又は配置し、収容部を運送する車両を中継拠点で切り替えながら、荷主拠点から荷受拠点まで輸送を行う。
特開2009-179453号公報
輸送対象物を単一の車両にて荷主拠点から荷受拠点まで輸送する場合、当該単一の車両と輸送対象物とを対応付けておけば、輸送対象物の追跡又は管理等を容易に行うことができる。一方、中継輸送では、輸送対象物を収容した収容部(コンテナ等)を運送する車両が次々と切り替わるため、輸送対象物の輸送、追跡又は管理等に対して工夫が必要となる。中継輸送を例に挙げたが、中継輸送に限らず、輸送対象物の輸送、追跡又は管理等を適正に行うことは重要である。
本発明は、輸送対象物の適正な輸送、追跡又は管理等に寄与する運送管理装置、運送管理システム及び運送管理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る運送管理装置は、輸送対象物の識別情報及び前記輸送対象物を収容する収容部の識別情報を取得する端末装置から、前記輸送対象物の識別情報及び前記収容部の識別情報を含む送信情報を受信する通信部と、前記送信情報に基づき前記輸送対象物の識別情報及び前記収容部の識別情報を互いに関連付けてデータ保持部に保持させる処理部と、を備える。
本発明によれば、輸送対象物の適正な輸送、追跡又は管理等に寄与する運送管理装置、運送管理システム及び運送管理方法を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る運送管理システムの全体構成図である。 本発明の実施形態に係り、収容部が接続されていない状態の車両の外観側面図(a)と、収容部が接続されている状態の車両の外観側面図(b)である。 本発明の実施形態に係る運送管理システムの全体構成図である。 本発明の実施形態に係る運送管理装置の構成図である。 本発明の実施形態に係る端末装置の構成図である。 本発明の実施形態に係り、荷物がパレットに載置される様子を示す図である。 本発明の実施形態に係り、複数のパレットの夫々に荷物が載置される様子を示す図である。 本発明の実施形態に係り、車両、コンテナ、パレット及び荷物に二次元コードが付与されている様子を示す図である。 本発明の実施形態にて主として想定される中継輸送の説明図である。 本発明の実施形態に係り、端末装置にて各二次元コードが撮影される様子を示す図である。 本発明の実施形態に係り、端末装置の送信情報の内容を説明するための図である。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、運送管理装置にて作成及び保持される運送管理データ(初期状態の運送管理データ)を示す図である。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、中継輸送のフローチャートである。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、第1拠点(荷主拠点)におけるフローチャートである。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、第1拠点(荷主拠点)にて端末装置から運送管理装置に送信される情報の説明図である。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、第1拠点(荷主拠点)での端末装置からの送信情報に基づき運送管理データが更新される様子を示す図である。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、1つめの中継拠点におけるフローチャートである。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、1つめの中継拠点にて端末装置から運送管理装置に送信される情報の説明図である。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、1つめの中継拠点での端末装置からの送信情報を受けた後の運送管理データを示す図である。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、2つめの中継拠点におけるフローチャートである。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、2つめの中継拠点にて端末装置から運送管理装置に送信される情報の説明図である。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、2つめの中継拠点での端末装置からの送信情報を受けた後の運送管理データを示す図である。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、3つめの中継拠点におけるフローチャートである。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、3つめの中継拠点にて端末装置から運送管理装置に送信される情報の説明図である。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、3つめの中継拠点での端末装置からの送信情報を受けた後の運送管理データを示す図である。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、第2拠点(荷受拠点)におけるフローチャートである。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、第2拠点(荷受拠点)にて端末装置から運送管理装置に送信される情報の説明図である。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、第2拠点(荷受拠点)での端末装置からの送信情報を受けた後の運送管理データを示す図である。
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって、該記号又は符号に対応する情報、信号、物理量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。例えば、後述の“812”によって参照されるコンテナ情報は(図11参照)、コンテナ情報812と表記されることもあるし、情報812と略記されることもあり得るが、それらは全て同じものを指す。尚、本明細書において、用語「運送」と用語「輸送」とは互いに同義であり、それらを互いに読み替えても良い。
図1に本発明の実施形態に係る運送管理システムSYSの全体構成図を示す。運送管理システムSYSは、運送管理装置1と、複数の端末装置2と、を備えて構成される。運送管理装置1と各端末装置2は、通信網NETを介して双方向通信が可能な態様で無線接続される。通信網NETは、インターネット、無線LAN(Local Area Network)及び近距離無線通信回線の内、全部又は一部を含む。無線LANは、例えばWi-Fi(登録商標)に準拠したものであって良い。近距離無線通信回線は、例えばBluetooth(登録商標)に準拠したものであって良い。通信網NETには無線通信システムが含まれ得る。ここにおける無線通信システムは、IMT-Advanced規格に準拠する無線通信システムを含み、例えば第4世代移動通信システムであって良い。
運送管理システムSYSは、荷物を或る拠点から他の拠点へと複数の車両PPを用いて中継輸送する際に有益に機能し、正確な荷物の運送を担保する。本実施形態において、車両PPとは、原動機を有する車両を指し、一般にトラクタに分類される車を含む。各車両PPに対して荷物を収容した収容部を接続可能である。
図2(a)及び(b)を参照する。収容部を符号“QQ”にて参照する。図2(a)は収容部QQが接続されていない状態の車両PPの外観側面図であり、図2(b)は収容部QQが接続されている状態の車両PPの概略側面図である。車両PPに対する収容部QQの接続は、収容部QQを車両PPに対して物理的に接続することのみを意味するのではなく、車両PPの荷台への収容部QQの配置又は搭載であり得る。車両PPに対して収容部QQを自在に接続又は非接続にできる。車両PPへの収容部QQの接続と車両PPへの収容部QQの配置又は搭載とは互いに同義であると解して良い。従って例えば、本明細書において、車両PPへの収容部QQの接続という表現を車両PPへの収容部QQの配置(詳細には車両PPの荷台への収容部QQの配置)と読み替えても良く、その逆の読み替えも可能である。
収容部QQは荷物を収容可能であって且つ車両PPに接続(配置又は搭載)可能な収容部であれば任意である。例えば、収容部QQは車両PPの荷台に対して搭載可能なコンテナである。収容部QQは、例えば20フィートコンテナ(ISOコンテナ)である。収容部QQはスワップボディコンテナであっても良く、この際、車両PPはスワップボディトラックとも称され得る。収容部QQは車輪を有するトレーラであっても良い。収容部QQがトレーラである場合、車両PPはトレーラを牽引するトラクタである。以下では、収容部QQがスワップボディコンテナ等のコンテナであることを想定し、収容部QQをコンテナQQと称する。
また、各車両PPには車載装置3が搭載されている。車載装置3は車両PPの情報(走行情報等)を取得する装置であり、一般にデジタルタコグラフと称される装置であって良い。図2(a)及び(b)には車両PPに車載装置3が搭載される様子が概略的に示されるが、後に参照される幾つかの図面では当該様子の図示が省略されることがある。
各端末装置2は、例えば、スマートホン、タブレット又は携帯型情報端末である。各端末装置2は、車両PPを運転する運転手が所持する端末装置であっても良いし、車両PPに備え付けられた端末装置であっても良い。以下では、特に記述なき限り、各端末装置2は車両PPを運転する運転手が所持する端末装置(スマートホン等)であるものとし、端末装置2と車両PPとは一対一で対応していると考える。運送管理システムSYSは、n台の端末装置2を含むものとし、複数の端末装置2を互いに区別する必要があるとき、複数の端末装置2を端末装置2[1]~2[n]にて参照することがある(図3参照)。同様に、複数の車両PPを互いに区別する必要があるとき、複数の車両PPを車両PP[1]~PP[n]にて参照することがある(図3参照)。nは2以上の任意の整数値を持つ。車両PP[i]の運転手は端末装置2[i]を所持するため、端末装置2[i]は車両PP[i]と対応関係にある。iは任意の整数を表す。また、車両PP[i]に搭載される車載装置3を特に車載装置3[i]と称する。
図4に運送管理装置1の内部構成図を示す。運送管理装置1は、管理制御部11、メモリ12、通信部13、インターフェース部14、日時情報取得部15及びデータ保持部16を備える。運送管理装置1は通信網NETに接続された1以上のコンピュータ装置にて構成される。クラウドコンピューティングを利用して運送管理装置1が形成されても良い。
管理制御部11は、MPU(Micro Processing Unit)及びGPU(Graphics Processing Unit)等を含む演算処理部11aをハードウェア資源として備え、運送管理装置1の各部位の動作を統括的に制御する。以下の説明において、管理制御部11にて実行される任意の動作及び処理は、演算処理部11aにて実行される動作及び処理であると解されて良い。演算処理部11aにおいてMPUとGPUが一体に形成されていても良い(例えばMPUにGPUが内蔵されていても良い)。
メモリ12は、ROM(Read only memory)又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、及び、RAM(Random access memory)等の揮発性メモリを含む。メモリ12の全部又は一部は管理制御部11に内蔵されたメモリであっても良い。メモリ12に格納されたプログラムを演算処理部11aにて実行することで、管理制御部11の各機能が実現されて良い。ここにおけるプログラムは複数のプログラムを含んでいて良い。演算処理部11aに複数のMPUを設けておき、当該複数のMPUにて複数のプログラムが実行されることで、管理制御部11の各機能が実現されても良い。
通信部13は、通信網NETと有線又は無線にて接続され、運送管理装置1の相手側装置と通信網NETを介して双方向通信を行う。運送管理装置1の相手側装置に上記複数の端末装置2が含まれる。車載装置3が無線通信可能に構成される場合、運送管理装置1の相手側装置に車載装置3が含まれ得る。
インターフェース部14は、運送管理装置1と運送管理装置1のユーザとの間のマンマシンインターフェースであり、表示部141、操作部142、マイクロホン143及びスピーカ144を備える。運送管理装置1のユーザは運送管理システムSYSの管理者(以下、単に管理者と称する)である。
表示部141は液晶ディスプレイパネル等にて構成される表示装置であり、管理制御部11の制御の下で任意の画像を表示する。操作部142は管理者から任意の操作の入力を受け付ける。表示部141及び操作部142によりタッチパネルが構成されていても良く、操作部142への操作はタッチパネルに対する操作であっても良い。マイクロホン143は、マイクロホン143の周辺音を収音し、収音した音を電気信号に変換する。マイクロホン143の収音の対象は、主として管理者の発話による音声である。スピーカ144は管理制御部11の制御の下で任意の音を出力する。尚、インターフェース部14の全部又は一部は運送管理装置1の外部に設けられて運送管理装置1に外部接続されるものであっても良い。
日時情報取得部15は現在の日付及び時刻を示す日時情報を取得する。日時情報取得部15は通信網NETを介して他の装置(不図示)から日時情報を取得しても良い。尚、日時情報取得部15は省略され得る。
データ保持部16は、磁気ディスク及び半導体メモリ等にて構成された不揮発性の記録媒体から成り、各種データを保持する。データ保持部16は運送管理装置1の外部に設けられ且つ運送管理装置1に接続された外部記録装置であっても良い。
図5に端末装置2の内部構成図を示す。端末装置2は、端末制御部21、メモリ22、通信部23、インターフェース部24、日時情報取得部25、GPS処理部26及びカメラ部27を備える。
端末制御部21は、MPU及びGPU等を含む演算処理部21aをハードウェア資源として備え、端末装置2の各部位の動作を統括的に制御する。以下の説明において、端末制御部21にて実行される任意の動作及び処理は、演算処理部21aにて実行される動作及び処理であると解されて良い。演算処理部21aにおいてMPUとGPUが一体に形成されていても良い(例えばMPUにGPUが内蔵されていても良い)。
メモリ22は、ROM又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、及び、RAM等の揮発性メモリを含む。メモリ22の全部又は一部は端末制御部21に内蔵されたメモリであっても良い。メモリ22に格納されたプログラムを演算処理部21aにて実行することで、端末制御部21の各機能が実現されて良い。ここにおけるプログラムは複数のプログラムを含んでいて良い。演算処理部21aに複数のMPUを設けておき、当該複数のMPUにて複数のプログラムが実行されることで、端末制御部21の各機能が実現されても良い。
通信部23は、通信網NETと有線又は無線にて接続され、端末装置2の相手側装置と通信網NETを介して双方向通信を行う。端末装置2の相手側装置に運送管理装置1が含まれる。無線通信が可能に車載装置3が構成される場合、端末装置2の相手側装置に車載装置3が含まれ得る。
インターフェース部24は、端末装置2と端末装置2のユーザとの間のマンマシンインターフェースであり、表示部241、操作部242、マイクロホン243及びスピーカ244を備える。端末装置2が車両PPの運転手に所持される場合、端末装置2のユーザは車両PPの運転手である。
表示部241は液晶ディスプレイパネル等にて構成される表示装置であり、端末制御部21の制御の下で任意の画像を表示する。操作部242は端末装置2のユーザから任意の操作の入力を受け付ける。表示部241及び操作部242によりタッチパネルが構成されていても良く、操作部242への操作はタッチパネルに対する操作であっても良い。マイクロホン243は、マイクロホン243の周辺音を収音し、収音した音を電気信号に変換する。マイクロホン243の収音の対象は、主として端末装置2のユーザの発話による音声である。スピーカ244は端末制御部21の制御の下で任意の音を出力する。以下の説明において、端末装置2への任意の操作は、インターフェース部24を介して端末装置2のユーザが端末装置2に入力する操作を意味する。
日時情報取得部25は現在の日付及び時刻を示す日時情報を取得する。日時情報取得部25は通信網NETを介して他の装置(不図示)から日時情報を取得しても良い。
GPS処理部26は、GPS(Global Positioning System)を形成する複数のGPS衛星からの信号を受信することで端末装置2の位置(端末装置2の現在地)を検出し、検出位置を示す位置情報を生成する。中継輸送において、端末装置2[i]は車両PP[i]の車内に位置する、又は、端末装置2[i]は車両PP[i]の運転手に所持された状態で車両PP[i]の近傍に位置する。このため、端末装置2[i]のGPS処理部26により生成される位置情報は車両PP[i]の現在地を表すとも言える。
カメラ部27は、自身の視野内の被写体を撮影し、撮影結果を表す画像データを生成する。生成された画像データは端末制御部21に送られる。
図6を参照し、中継輸送において輸送の対象となる荷物を荷物LLと称する。荷物LLは、単一の荷物であっても良いし、互いに分離した複数の荷物を含むものであっても良い但し、図6及び後述の幾つかの図面では荷物LLが単一の荷物であるかのように図示される。本実施形態では、基本的に、荷物LLはパレットRRに載置された状態で何れかの車両PPにより輸送されるものとする。パレットRRは荷物LLを載せる荷役台である。
運送管理システムSYSの中継輸送では複数のパレットRRを用いて複数の荷物LLが運送される。複数のパレットRRの内、第i番目のパレットRRを特にパレットRR[i]と称する(図7参照)。また、パレットRR[i]に対応付けられる荷物LLを特に荷物LL[i]と称する(図7参照)。荷物LL[i]はパレットRR[i]上に載置された状態で輸送される。
運送管理システムSYSの中継輸送では、複数の車両PP、複数のコンテナQQ及び複数のパレットRRが運用される。
各車両PPには固有の車両IDが割り当てられる。車両IDは各車両PPに固有の識別情報であって、各車両PPが複数の車両PPの何れであるかを識別するための車両識別情報である。故に複数の車両PPにおける複数の車両IDは互いに異なる。車両IDは車両PPのナンバープレートの情報であっても良い。
各コンテナQQには固有のコンテナIDが割り当てられる。コンテナIDは各コンテナQQに固有の識別情報であって、各コンテナQQが複数のコンテナQQの何れであるかを識別するためのコンテナ識別情報(収容部識別情報)である。故に、複数のコンテナQQにおける複数のコンテナIDは互いに異なる。
各パレットRRには固有のパレットIDが割り当てられる。パレットIDは各パレットRRに固有の識別情報であって、各パレットRRが複数のパレットRRの何れであるかを識別するためのパレット識別情報である。故に複数のパレットRRにおける複数のパレットIDは互いに異なる。
各荷物LLには固有の荷物IDが割り当てられる。荷物IDは各荷物LLに固有の識別情報であって、各荷物LLが複数の荷物LLの何れであるかを識別するための荷物識別情報である。故に複数の荷物LLにおける複数の荷物IDは互いに異なる。
図8(a)に示す如く、各車両PPの車体の所定箇所に車両コードPP_CDが付与される。車両PP[i]の車体に付与された車両コードPP_CDは車両PP[i]の車両IDを特定する情報であって、ここでは二次元コードにより構成されると考える。
図8(b)に示す如く、各コンテナQQの外壁の所定箇所にコンテナコードQQ_CDが付与される。コンテナQQ[i]の外壁に付与されたコンテナコードQQ_CDはコンテナQQ[i]のコンテナIDを特定する情報であって、ここでは二次元コードにより構成されると考える。
図8(c)に示す如く、各パレットRRの外壁の所定箇所にパレットコードRR_CDが付与される。パレットRR[i]の外壁に付与されたパレットコードRR_CDはパレットRR[i]のパレットIDを特定する情報であって、ここでは二次元コードにより構成されると考える。更に図8(c)に示す如く、各荷物LLに荷物コードLL_CDが付与される。荷物LL[i]に付与された荷物コードLL_CDは荷物LL[i]の荷物IDを特定する情報であって、ここでは二次元コードにより構成されると考える。
運転手を含む任意の人物が、端末装置2(カメラ部27)を用いて又は任意のコード読み取り装置を用いて、コードPP_CD、QQ_CD及びRR_CD及びLL_CDを容易に読み取れる位置に、それらのコードが所定位置に付与される。例えば、車両コードPP_CDが印刷又はシール貼り付け等にて各車両PPの車体に付与される。同様に例えば、コンテナコードQQ_CDが印刷又はシール貼り付け等にて各コンテナQQの外壁に付与される。同様に例えば、パレットコードRR_CDが印刷又はシール貼り付け等にて各パレットRRの外壁に付与される。荷物コードLL_CDは荷物LLの送付元及び送付先が記載された送付状(荷送り状)に対し付与されたコードであって良い。コードPP_CD、QQ_CD、RR_CD及びLL_CDとしてQRコード(登録商標)を利用して良い。
図9は本実施形態で想定される中継輸送の概念図である。本実施形態では、第1拠点610から第2拠点650へ、輸送の対象となる荷物(以下、特に対象荷物と称され得る)を中継輸送することを想定する。以下、対象荷物が載置されるパレットを対象パレットと称することがある。対象荷物及び対象パレットの何れかを、又は、対象荷物及び対象パレットをまとめたものを、輸送対象物と称する。本来輸送されるべき荷物に注目した場合、輸送対象物は対象荷物である。本来輸送されるべき荷物に付随して輸送されるパレットに注目した場合、輸送対象物は対象パレットである。また、輸送対象物を収容するコンテナQQは特に対象コンテナと称されることがある。
中継輸送では、輸送対象物を収容したコンテナQQを1以上の中継拠点を経由しつつ且つコンテナQQを輸送する車両PPを2以上の車両PPで順次切り替えながら、第1拠点610から第2拠点650へと運送する。換言すれば、中継輸送では、輸送対象物をコンテナQQに収容した状態で、2以上の車両PPを順次用い、第1拠点610から1以上の中継拠点を経由して第2拠点650に運ぶ。図9の例では、第1、第2、第3中継拠点として3つの中継拠点620、630及び640が経由される。
即ち、図9の中継輸送では、まず車両PP[1]にて輸送対象物を収容したコンテナQQを第1拠点610から中継拠点620まで輸送する。その後、車両PP[2]にて輸送対象物を収容したコンテナQQを中継拠点620から中継拠点630まで輸送する。更にその後、車両PP[3]にて輸送対象物を収容したコンテナQQを中継拠点630から中継拠点640まで輸送する。更にその後、車両PP[4]にて輸送対象物を収容したコンテナQQを中継拠点640から第2拠点650まで輸送する。この際、第1拠点610は対象荷物の発荷主(対象荷物を発送する荷主)の拠点であり、第2拠点650は対象荷物の着荷主(対象荷物を受け取る荷主)の拠点である。発荷主の拠点は荷主拠点と称され得る。着荷主の拠点は荷受拠点とも称され得る。実際には、第2拠点650から第1拠点610に向けた他の荷物の中継輸送も実施され得るが、ここでは、第1拠点610から第2拠点650への対象荷物の中継輸送にのみ注目する。
尚、第1拠点、第2拠点及び中継拠点など、本明細書で述べられる各拠点は、複数の車両PPを駐車させることができると共に、コンテナQQと車両PPとの接続又は切り離し作業及びコンテナQQの車両PPからの積み下ろし作業が可能なスペースを有する。
システムSYSにおいて、中継輸送の実施に先立ちスケジュール表700(図10)が用意されて中継輸送を担う各運送業者に配布される。スケジュール表700は各運転手が自由に参照可能な印刷物又は画像であって良い。スケジュール表700には、第1拠点610から第2拠点650へ対象荷物を中継輸送するためのスケジュールが示される。管理制御部11がスケジュール表700を作成して良い。この場合、管理制御部11は、インターフェース部14又は通信網NETを通じて発荷主及び着荷主並びに各運送業者の希望及び予定を表す情報の入力を受け付け、入力された情報に基づき上記スケジュールを決定して良い。尚、運送管理装置1以外の任意の装置にてスケジュール表700が作成されても良い。
スケジュール表700に対しアクセスコードAC_CDを付加される。アクセスコードAC_CDは、所定の運送管理ウェブサイトに対して端末装置2をアクセスさせるための二次元コードである。アクセスコードAC_CDとしてQRコード(登録商標)を利用できる。運送管理ウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)がアクセスコードAC_CDに埋め込まれている。運送管理ウェブサイトは、運送管理装置1により運営されるウェブサイトである。任意の二次元コードをカメラ部27にて撮影することで当該二次元コードが端末装置2に読み込まれる。
図10に示す如く、任意の端末装置2である端末装置2[i]のユーザ(典型的には例えば車両PP[i]の運転手)は、端末装置2[i]のカメラ部27にて、コードAC_CD、PP_CD、QQ_CD、RR_CD又はLL_CDを撮影する操作を行うことができる。撮影されたコードが端末装置2[i]に読み込まれる。
各端末装置2には、読み込んだ二次元コードにて示されるウェブサイトにアクセスするよう動作するアプリケーションプログラムが、予めインストールされているものとする。このため、任意の端末装置2である端末装置2[i]において、アクセスコードAC_CDを読み込んだとき、端末制御部21はアクセスコードAC_CDに基づき運送管理ウェブサイトへのアクセス要求を発行する。発行されたアクセス要求は通信網NETを通じて管理制御部11にて受け付けられる。管理制御部11は、アクセス要求を受けたとき、条件によってはアクセス要求を拒否するここともあるが、以下では、アクセス要求が認容される場合のみ考える。
任意の端末装置2[i]が運送管理ウェブサイトにアクセスした状態を、以下、単にアクセス状態と称する。端末装置2[i]のアクセス状態において、図11に示す如く、端末装置2[i]は運送管理装置1に対し送信情報810を送信することができる。送信情報810は運送管理装置1の通信部13にて受信される。図11では情報811~816の全てが送信情報810に含まれる様子が示されているが、送信情報810は情報811~816の全部を含む場合もあるし、情報811~816の一部のみを含む場合もある。情報811~816は、同時に端末装置2[i]から運送管理装置1に送信されても良いし、複数の期間に分けて端末装置2[i]から運送管理装置1に送信されても良い。対象荷物が荷物LL[i]であって、且つ、パレットRR[i]上に荷物LL[i]が載置され、且つ、荷物LL[i]及びパレットRR[i]を収容するコンテナQQがコンテナQQ[i]であると考えて、端末装置2[i]からの送信情報810を説明する。
情報811は、端末装置2[i]のGPS処理部26を用いて取得される位置情報であって、車両PP[i]の現在地を表す。GPS処理部26と同等のGPS処理部が車載装置3[i]に設けられる場合、位置情報811は車載装置3[i]にて取得されても良く、この場合、車載装置3[i]にて取得された位置情報811が端末装置2[i]に送信されて良い。
情報812は、パレットRR[i]が収容される(従って対象荷物LL[i]が収容される)コンテナQQ[i]のコンテナIDを表すコンテナ情報である。端末装置2[i]のアクセス状態において、車両PP[i]の運転手は、コンテナQQ[i]のコンテナコードQQ_CDを端末装置2[i]に読み込ませることができる(図10参照)。読み込んだコンテナコードQQ_CDに埋め込まれたコンテナIDがコンテナ情報812にて示される。
情報813は、コンテナQQ[i]を運送すべき車両PP[i]の車両IDを表す車両情報である。端末装置2[i]のアクセス状態において、車両PP[i]の運転手は、車両PP[i]の車両コードPP_CDを端末装置2[i]に読み込ませることができる(図10参照)。読み込んだ車両コードPP_CDに埋め込まれた車両IDが車両情報813にて示される。車両PP[i]の車両IDは車載装置3[i]に登録されていても良く、この場合、車両情報813は車載装置3[i]にて取得されて良い。そして、車載装置3[i]にて取得された車両情報813が端末装置2[i]に送信されて良い。
情報814は、車両PP[i]が属する運送業者の運送業者IDを表す業者情報である。端末装置2[i]のユーザとしての車両PP[i]の運転手は、自身が属する運送業者の運送業者IDを端末装置2[i]のインターフェース部14を通じて端末装置2[i]に入力する。この入力された運送業者IDにより業者情報814が形成される。但し、業者情報814は、運送業者ID以外の情報(但し運送業者IDに対応付けられた情報)であっても良い。例えば、運送業者ID以外の情報は、端末装置2[i]の固有情報であっても良い。この場合、端末装置2[i]の固有情報と車両PP[i]が属する運送業者とが対応していることを示す第1既知情報が運送管理装置1に予め登録されているものとする。そうすると、運送管理装置1は、第1既知情報と端末装置2[i]の固有情報とに基づき、車両PP[i]が属する運送業者(換言すれば端末装置2[i]に対応付けられた運送業者)の運送業者IDを特定できる。或いは例えば、運送業者ID以外の情報は、端末装置2[i]のユーザ(即ち車両PP[i]の運転手)の固有情報(運転免許証番号等)であっても良い。この場合、端末装置2[i]のユーザの固有情報と車両PP[i]が属する運送業者とが対応していることを示す第2既知情報が運送管理装置1に予め登録されているものとする。そうすると、運送管理装置1は、第2既知情報と端末装置2[i]のユーザの固有情報とに基づき、車両PP[i]が属する運送業者(換言すれば端末装置2[i]に対応付けられた運送業者)の運送業者IDを特定できる。以下では、端末装置2[i]のユーザとしての車両PP[i]の運転手が、自身が属する運送業者の運送業者IDを端末装置2[i]のインターフェース部14を通じて端末装置2[i]に入力することで業者情報814が形成されるものとする。
情報815は対象荷物LL[i]が載置されたパレットRR[i]のパレットIDを表すパレット情報である。端末装置2[i]のアクセス状態において、車両PP[i]の運転手は、パレットRR[i]のパレットコードRR_CDを端末装置2[i]に読み込ませることができる(図10参照)。読み込んだパレットコードRR_CDに埋め込まれたパレットIDがパレット情報815にて示される。
情報816は対象荷物LL[i]の荷物IDを表す荷物情報である。端末装置2[i]のアクセス状態において、車両PP[i]の運転手は、荷物LL[i]の荷物コードLL_CDを端末装置2[i]に読み込ませることができる(図10参照)。読み込んだ荷物コードLL_CDに埋め込まれた荷物IDが荷物情報816にて示される。
輸送対象物を単一の車両PPにて荷主拠点から荷受拠点まで輸送する場合、単一の車両PPと輸送対象物とを対応付けておけば、輸送対象物の追跡又は管理等を容易に行うことができる。一方、中継輸送では、輸送対象物を収容したコンテナQQを運送する車両PPが次々と切り替わるため、輸送対象物の輸送、追跡又は管理等に対して工夫が必要となる。本実施形態では、コンテナIDとパレットID(又は荷物ID)との対応付け等により、輸送対象物の適正な輸送、追跡又は管理等を可能とする。
以下、複数の実施例の中で、運送管理システムSYSに関わる幾つかの具体的な動作例、応用技術、変形技術等を説明する。本実施形態にて上述した事項は、特に記述無き限り且つ矛盾無き限り、以下の各実施例に適用される。各実施例において、上述の事項と矛盾する事項がある場合には、各実施例での記載が優先されて良い。また矛盾無き限り、以下に示す複数の実施例の内、任意の実施例に記載した事項を、他の任意の実施例に適用することもできる(即ち複数の実施例の内の任意の2以上の実施例を組み合わせることも可能である)。
<<第1実施例>>
第1実施例を説明する。第1実施例では、説明の具体化のため、対象荷物が荷物LL[1]であって、対象荷物が載置される対象パレットがパレットRR[1]であり、且つ、輸送対象物(対象荷物及び対象パレット)を収容する対象コンテナがコンテナQQ[1]であるとする。対象荷物LL[1]がパレットRR[1]に載置された状態でコンテナQQ[1]に収容され、コンテナQQ[1]に対して図9に示す中継輸送が行われることを前提に、中継輸送の流れを説明する。
管理制御部11は、対象荷物LL[1]に対して図12に示す運送管理データ1600を作成し、データ保持部16に保存させる。スケジュール表700のデータがデータ保持部16に保持される場合、スケジュール表700のデータと運送管理データ1600とを互いに関連付けてデータ保持部16に保持させて良い。図12に示す運送管理データ1600は、対象荷物LL[1]の荷物ID、荷主拠点及び荷受拠点が定まった時点で作成される初期状態の運送管理データ1600である。第1実施例において、荷主拠点は第1拠点610であり、荷受拠点は第2拠点650である。図12の運送管理データ1600は、対象荷物LL[1]の荷物IDを表す情報1601、対象荷物LL[1]の荷主拠点を表す情報1602、及び、対象荷物LL[1]の荷受拠点を表す情報1603を含む。中継輸送の過程で運送管理データ1600には各種の情報が追加されてゆくが、運送管理データ1600内の全情報は対象荷物LL[1]に対する情報として互いに関連付けられる。
図13に示す如く、対象荷物LL[1]を第1拠点610(荷主拠点)から第2拠点650(荷受拠点)まで中継輸送にて運送する工程は、ステップS1~S5の工程を含む。ステップS1、S2、S3、S4、S5は、夫々、第1拠点610、中継拠点620、中継拠点630、中継拠点640、第2拠点650にて実施される工程である。ステップS1、S2、S3、S4、S5の順に各工程が実施される。図13には示されていないが、ステップS1及びS2間には車両PP[1]の走行工程、ステップS2及びS3間には車両PP[2]の走行工程、ステップS3及びS4間には車両PP[3]の走行工程、ステップS4及びS5間には車両PP[4]の走行工程が存在する。
--第1拠点610での流れ--
図14を参照し、ステップS1の工程は、ステップS11の積み込み工程と、ステップS12の情報送受信工程と、ステップS13の出発連絡工程と、を含む。尚、ステップS11及びS12の工程の実行順序は不問である。ステップS12及びS13の工程が同時に実行されても良い。但し、少なくともステップS11の工程の後にステップS13の工程が実施される。
ステップS11の積み込み工程において、積み込み担当者が、対象荷物LL[1]が載置されたパレットRR[1]をコンテナQQ[1]内に積み込む。積み込み担当者は車両PP[1]の運転手であり得るし、それ以外の人物であり得る。
ステップS12の情報送受信工程において、図15に示す如く、端末装置2[1]から運送管理装置1に対し送信情報1110が送信される。ステップS12にて、端末装置2[1]にアクセスコードAC_CDを読み込ませることで端末装置2[1]を運送管理ウェブサイトにアクセスさせる。端末装置2[1]のアクセス状態にて送信情報1110が送信され、運送管理装置1の通信部13にて受信される。
送信情報1110は、「i=1」であるときにおける図11の送信情報810に相当する。送信情報1110は、位置情報1111、コンテナ情報1112、車両情報1113、業者情報1114、パレット情報1115及び荷物情報1116を含む。情報1111~1116は、「i=1」であるときにおける情報811~816(図11参照)に相当する。情報811~816の生成及び取得方法と同様の方法にて、情報1111~1116が端末装置2[1]にて生成及び取得されて良い。
位置情報1111は車両PP[1]の現在地を表す。ステップS12の工程は車両PP[1]及び端末装置2[1]が第1拠点610に位置するときに実施されるため、位置情報1111は第1拠点610の位置を表す。第1拠点610にて端末装置2[1]によりコンテナQQ[1]のコンテナコードQQ_CDが読み込まれる。このため、コンテナ情報1112はコンテナQQ[1]のコンテナIDを表す。
車両情報1113は車両PP[1]の車両IDを表す。第1拠点610にて端末装置2[1]により第1拠点610から出発する車両PP[1]の車両コードPP_CDが読み込まれることなどを通じて、車両情報1113が形成される。業者情報1114は車両PP[1]が属する運送業者の運送業者IDを表す。第1拠点610にて車両PP[1]が属する運送業者の運送業者IDが端末装置2[1]に入力されることなどを通じて、業者情報1114が形成される。
パレット情報1115はパレットRR[1]のパレットIDを表す。第1拠点610にて端末装置2[1]によりパレットRR[1]のパレットコードRR_CDが読み込まれることなどを通じて、パレット情報1115が形成される。荷物情報1116は荷物LL[1]の荷物IDを表す。第1拠点610にて端末装置2[1]により荷物LL[1]の荷物コードLL_CDが読み込まれることなどを通じて、荷物情報1116が形成される。
運送管理装置1において、通信部13にて送信情報1110が受信されると、管理制御部11は送信情報1110に基づき、図16に示すように、運送管理データ1600の状態を状態ST1aから状態ST1bへと更新する。状態ST1aの運送管理データ1600は図12に示される初期状態の運送管理データ1600に等しい。状態ST1aの運送管理データ1600に対し、対象パレット情報1604、対象コンテナ情報1605及び出発情報1610が追加されることで、状態ST1bの運送管理データ1600が形成される。対象パレット情報1604はパレット情報1115(図15参照)に相当し、対象荷物LL[1]が載置される対象パレットがパレットRR[1]であることを指し示す。対象コンテナ情報1605はコンテナ情報1112(図15参照)に相当し、輸送対象物(LL[1]、RR[1])を収容する対象コンテナがコンテナQQ[1]であることを指し示す。状態ST1bでの出発情報1610は、位置情報1111、車両情報1113及び業者情報1114(図15参照)を含む。
運送管理データ1600における情報1604、1605及び1610により、以下内容が示される。即ち、対象荷物LL[1]が対象パレットRR[1]に載置された上で対象コンテナQQ[1]に収容され、業者情報1114に示される運送業者の車両PP[1]により第1拠点610から輸送されることが示される。
第1拠点610にて車両PP[1]の出発準備が整うと、ステップS13の出発連絡工程において車両PP[1]の運転手は端末装置2[1]に所定の出発連絡操作を入力する。これにより、端末装置2[1]から出発連絡信号が運送管理装置1に送信される。ステップS13の後、輸送対象物を収容したコンテナQQ[1]が接続された状態の車両PP[1]が第1拠点610から中継拠点620に向けて出発する。
ステップS13の出発連絡工程において通信部13にて出発連絡信号が受信されると、管理制御部11は、図16に示すように、状態ST1bの運送管理データ1600中の出発情報1610に日時情報を追加する。これにより、管理制御部11は運送管理データ1600の状態を状態ST1bから状態ST1cに移行させる。出発情報1610における日時情報(図16に示される“6/1 12:30”に相当)は、車両PP[1]の第1拠点610からの出発日時を表し、ステップS13における出発連絡信号の受信日時に相当する。
尚、図15に示される送信情報1110はパレット情報1115及び荷物情報1116の何れか一方を含まないこともある。但し、この場合には、対象荷物LL[1]が対象パレットRR[1]に載置された状態で輸送されることを示す対応付け情報(対象荷物LL[1]及び対象パレットRR[1]間の対応付け情報)が、積み込み工程などにおいて別途、運送管理装置1に与えられるものとする。管理制御部11は当該対応付け情報に基づいて対象荷物LL[1]の運送管理データ1600中の対象パレット情報1604を作成できる。
--中継拠点620での流れ--
図17に、図13のステップS2の工程(中継拠点620における工程)のフローチャートを示す。ステップS2の工程は、ステップS21の到着連絡工程と、ステップS22の接続切替工程と、ステップS23の情報送受信工程と、ステップS24の出発連絡工程と、を含む。ここでは、ステップS21、S22、S23、S24の工程が、この順番で実行されると考えるが、それらの工程の幾つかは同時に実行され得る。例えば、ステップS23及びS24の工程が同時に実行されても良い。但し、少なくともステップS21及びS22の各工程の後にステップS24の工程が実施される。
輸送対象物を収容したコンテナQQ[1]が接続された状態の車両PP[1]が中継拠点620に到着すると、ステップS21に進む。車両PP[1]が中継拠点620に到着すると、ステップS21の到着連絡工程において車両PP[1]の運転手は端末装置2[1]に所定の到着連絡操作を入力する。これにより、端末装置2[1]から到着連絡信号が運送管理装置1に送信される。管理制御部11は、通信部13による到着連絡信号の受信日時を車両PP[1]の中継拠点620への到着日時とみなし、その到着日時を示す情報1616を運送管理データ1600に追加する(図19参照)。
尚、通信部13は、任意の車両PP[i]の現在地を示す位置情報を端末装置2[i]又は車載装置3[i]から常時受信しても良い。この場合、管理制御部11は、車両PP[i]の現在地を示す位置情報に基づき車両PP[i]が車両PP[i]の目的地に到着したかを判断でき、到着連絡操作を不要とすることができる。到着連絡操作を不要とする変形は、拠点620、630、640及び650の何れに対しても適用できる。本実施形態で想定される中継輸送において、車両PP[1]、PP[2]、PP[3]、PP[4]の目的地は、夫々、中継拠点620、中継拠点630、中継拠点640、第2拠点650である。
車両PP[1]が第1拠点610から中継拠点620へ走行する期間における車載装置3[1]の取得情報が車載装置3[1]から運送管理装置1に対し直接送信又は間接送信されて良い。任意の車載装置3[i]について、間接送信とは、車載装置3[i]の取得情報が車載装置3[i]から端末装置2[i]に送信され、その後、端末装置2[i]から車載装置3[i]の取得情報が運送管理装置1に送信されることを指す(即ち端末装置2[i]を経由して運送管理装置1に送信されることを指す)。通信部13にて車載装置3[1]の取得情報が受信される。車載装置3[1]の取得情報の送受信は、車両PP[1]の中継拠点620への走行過程で行われても良いし、車両PP[1]が中継拠点620に到着した後に行われても良い。
任意の車載装置3[i]の取得情報は、主として車両PP[i]の走行情報を含む。車両PP[i]の走行情報は、車両PP[i]の走行時間の長さ及び走行距離を表す他、車両PP[i]の走行平均速度及び走行速度の時系列変化を表し、更に車両PP[1]の急加速又は急ブレーキの有無等を表す情報も含む。
管理制御部11は、通信部13にて受信された車載装置3[1]の取得情報の全部又は一部を運送管理データ1600に追加しても良い(図19の情報1617の追加に相当)。これにより、輸送対象物の運送過程における車両の走行情報等を詳細に把握及び蓄積できる。尚、図面等において任意の車載装置3の取得情報はデジタコ情報と表記され得る。
ステップS22の接続切替工程において、車両PP[1]とコンテナQQ[1]とが切り離された後、コンテナQQ[1]に対して車両PP[2]が接続される。以後におけるステップS23及びS24の工程は、車両PP[2]に対応する端末装置2[2]を用いて実施される。
ステップS23の情報送受信工程において、図18に示す如く、端末装置2[2]から運送管理装置1に対し送信情報1120が送信される。ステップS23にて、端末装置2[2]にアクセスコードAC_CDを読み込ませることで端末装置2[2]を運送管理ウェブサイトにアクセスさせる。端末装置2[2]のアクセス状態にて送信情報1120が送信され、運送管理装置1の通信部13にて受信される。
送信情報1120は、「i=2」であるときにおける図11の送信情報810に相当する。送信情報1120は、位置情報1121、コンテナ情報1122、車両情報1123及び業者情報1124を含む。情報1121~1124は、「i=2」であるときにおける情報811~814(図11参照)に相当する。情報811~814の生成及び取得方法と同様の方法にて、情報1121~1124が端末装置2[2]にて生成及び取得されて良い。中継拠点620では原則としてコンテナQQ[1]の扉が閉じられたままであり、端末装置2[2]によるコンテナID及び荷物IDの読み込みは行われない。このため、情報815及び816(図11参照)に対応するパレット情報及び荷物情報は送信情報1120に含まれない。
位置情報1121は車両PP[2]の現在地を表す。ステップS23の工程は車両PP[2]及び端末装置2[2]が中継拠点620に位置するときに実施されるため、位置情報1121は中継拠点620の位置を表す。中継拠点620にて端末装置2[2]によりコンテナQQ[1]のコンテナコードQQ_CDが読み込まれる。このため、コンテナ情報1122はコンテナQQ[1]のコンテナIDを表す。
車両情報1123は車両PP[2]の車両IDを表す。中継拠点620にて端末装置2[2]により中継拠点620から出発する車両PP[2]の車両コードPP_CDが読み込まれることなどを通じて車両情報1123が形成される。業者情報1124は車両PP[2]が属する運送業者の運送業者IDを表す。中継拠点620にて車両PP[2]が属する運送業者の運送業者IDが端末装置2[2]に入力されることなどを通じて、業者情報1124が形成される。
運送管理装置1において、通信部13にて送信情報1120が受信されると、管理制御部11は送信情報1120に基づき、図19に示すように、運送管理データ1600に対し出発情報1620を追加する。ここで追加される出発情報1620は、位置情報1121、車両情報1123及び業者情報1124(図18参照)を含む。
ここでは、荷物LL[1]に対する運送管理データ1600にのみ注目しているが、実際には、荷物LLごとに(又はパレットRRごとに)運送管理データが作成されてデータ保持部16に保持される。管理制御部11は、データ保持部16に保持される複数の運送管理データの中から、送信情報1120中のコンテナ情報1122に基づきコンテナQQ[1]に対応する荷物LLの運送管理データ(即ち荷物LL[1]の運送管理データ1600)を特定する。そして、管理制御部11は、特定した運送管理データ(即ち荷物LL[1]の運送管理データ1600)に対し出発情報1620を追加する。
運送管理データ1600における情報1604、1605及び1620により、対象荷物LL[1]が対象パレットRR[1]に載置された上で対象コンテナQQ[1]に収容され、業者情報1124に示される運送業者の車両PP[2]により中継拠点620から輸送されることが示される。
中継拠点620にて車両PP[2]の出発準備が整うと、ステップS24の出発連絡工程において車両PP[2]の運転手は端末装置2[2]に所定の出発連絡操作を入力する。これにより、端末装置2[2]から出発連絡信号が運送管理装置1に送信される。ステップS24の後、輸送対象物を収容したコンテナQQ[1]が接続された状態の車両PP[2]が中継拠点620から中継拠点630に向けて出発する。ステップS24の出発連絡工程において通信部13にて出発連絡信号が受信されると、管理制御部11は、運送管理データ1600中の出発情報1620に日時情報(図19に示される“6/1 17:30”に相当)を追加する。出発情報1620における日時情報は、車両PP[2]の中継拠点620からの出発日時を表し、ステップS24における出発連絡信号の受信日時に相当する。
--中継拠点630での流れ--
図20に、図13のステップS3の工程(中継拠点630における工程)のフローチャートを示す。ステップS3の工程は、ステップS31の到着連絡工程と、ステップS32の接続切替工程と、ステップS33の情報送受信工程と、ステップS34の出発連絡工程と、を含む。ここでは、ステップS31、S32、S33、S34の工程が、この順番で実行されると考えるが、それらの工程の幾つかは同時に実行され得る。例えば、ステップS33及びS34の工程が同時に実行されても良い。但し、少なくともステップS31及びS32の各工程の後にステップS34の工程が実施される。
輸送対象物を収容したコンテナQQ[1]が接続された状態の車両PP[2]が中継拠点630に到着すると、ステップS31に進む。車両PP[2]が中継拠点630に到着すると、ステップS31の到着連絡工程において車両PP[2]の運転手は端末装置2[2]に所定の到着連絡操作を入力する。これにより、端末装置2[2]から到着連絡信号が運送管理装置1に送信される。管理制御部11は、通信部13による到着連絡信号の受信日時を車両PP[2]の中継拠点630への到着日時とみなし、その到着日時を示す情報1626を運送管理データ1600に追加する(図22参照)。
車両PP[2]が中継拠点620から中継拠点630へ走行する期間における車載装置3[2]の取得情報が車載装置3[2]から運送管理装置1に対し直接送信又は間接送信されて良い。通信部13にて車載装置3[2]の取得情報が受信される。車載装置3[2]の取得情報の送受信は、車両PP[2]の中継拠点630への走行過程で行われても良いし、車両PP[2]が中継拠点630に到着した後に行われても良い。管理制御部11は、通信部13にて受信された車載装置3[2]の取得情報の全部又は一部を運送管理データ1600に追加しても良い(図22の情報1627の追加に相当)。これにより、輸送対象物の運送過程における車両の走行情報等を詳細に把握及び蓄積できる。
ステップS32の接続切替工程において、車両PP[2]とコンテナQQ[1]とが切り離された後、コンテナQQ[1]に対して車両PP[3]が接続される。以後におけるステップS33及びS34の工程は、車両PP[3]に対応する端末装置2[3]を用いて実施される。
ステップS33の情報送受信工程において、図21に示す如く、端末装置2[3]から運送管理装置1に対し送信情報1130が送信される。ステップS33にて、端末装置2[3]にアクセスコードAC_CDを読み込ませることで端末装置2[3]を運送管理ウェブサイトにアクセスさせる。端末装置2[3]のアクセス状態にて送信情報1130が送信され、運送管理装置1の通信部13にて受信される。
送信情報1130は、「i=3」であるときにおける図11の送信情報810に相当する。送信情報1130は、位置情報1131、コンテナ情報1132、車両情報1133及び業者情報1134を含む。情報1131~1134は、「i=3」であるときにおける情報811~814(図11参照)に相当する。情報811~814の生成及び取得方法と同様の方法にて、情報1131~1134が端末装置2[3]にて生成及び取得されて良い。中継拠点630では原則としてコンテナQQ[1]の扉が閉じられたままであり、端末装置2[3]によるコンテナID及び荷物IDの読み込みは行われない。このため、情報815及び816(図11参照)に対応するパレット情報及び荷物情報は送信情報1130に含まれない。
位置情報1131は車両PP[3]の現在地を表す。ステップS33の工程は車両PP[3]及び端末装置2[3]が中継拠点630に位置するときに実施されるため、位置情報1131は中継拠点630の位置を表す。中継拠点630にて端末装置2[3]によりコンテナQQ[1]のコンテナコードQQ_CDが読み込まれる。このため、コンテナ情報1132はコンテナQQ[1]のコンテナIDを表す。
車両情報1133は車両PP[3]の車両IDを表す。中継拠点630にて端末装置2[3]により中継拠点630から出発する車両PP[3]の車両コードPP_CDが読み込まれることなどを通じて、車両情報1133が形成される。業者情報1134は車両PP[3]が属する運送業者の運送業者IDを表す。中継拠点630にて車両PP[3]が属する運送業者の運送業者IDが端末装置2[3]に入力されることなどを通じて、業者情報1134が形成される。
運送管理装置1において、通信部13にて送信情報1130が受信されると、管理制御部11は送信情報1130に基づき、図22に示すように、運送管理データ1600に対し出発情報1630を追加する。ここで追加される出発情報1630は位置情報1131、車両情報1133及び業者情報1134(図21参照)を含む。上述したように、管理制御部11は、データ保持部16に保持される複数の運送管理データの中から、送信情報1130中のコンテナ情報1132に基づきコンテナQQ[1]に対応する荷物LLの運送管理データ(即ち荷物LL[1]の運送管理データ1600)を特定する。そして、管理制御部11は、特定した運送管理データ(即ち荷物LL[1]の運送管理データ1600)に対し出発情報1630を追加する。運送管理データ1600における情報1604、1605及び1630により、対象荷物LL[1]が対象パレットRR[1]に載置された上で対象コンテナQQ[1]に収容され、業者情報1134に示される運送業者の車両PP[3]により中継拠点630から輸送されることが示される。
中継拠点630にて車両PP[3]の出発準備が整うと、ステップS34の出発連絡工程において車両PP[3]の運転手は端末装置2[3]に所定の出発連絡操作を入力する。これにより、端末装置2[3]から出発連絡信号が運送管理装置1に送信される。ステップS34の後、輸送対象物を収容したコンテナQQ[1]が接続された状態の車両PP[3]が中継拠点630から中継拠点640に向けて出発する。ステップS34の出発連絡工程において通信部13にて出発連絡信号が受信されると、管理制御部11は、運送管理データ1600中の出発情報1630に日時情報(図22に示される“6/1 23:30”に相当)を追加する。出発情報1630における日時情報は、車両PP[3]の中継拠点630からの出発日時を表し、ステップS34における出発連絡信号の受信日時に相当する。
--中継拠点640での流れ--
図23に、図13のステップS4の工程(中継拠点640における工程)のフローチャートを示す。ステップS4の工程は、ステップS41の到着連絡工程と、ステップS42の接続切替工程と、ステップS43の情報送受信工程と、ステップS44の出発連絡工程と、を含む。ここでは、ステップS41、S42、S43、S44の工程が、この順番で実行されると考えるが、それらの工程の幾つかは同時に実行され得る。例えば、ステップS43及びS44の工程が同時に実行されても良い。但し、少なくともステップS41及びS42の各工程の後にステップS44の工程が実施される。
輸送対象物を収容したコンテナQQ[1]が接続された状態の車両PP[3]が中継拠点640に到着すると、ステップS41に進む。車両PP[3]が中継拠点640に到着すると、ステップS41の到着連絡工程において車両PP[3]の運転手は端末装置2[3]に所定の到着連絡操作を入力する。これにより、端末装置2[3]から到着連絡信号が運送管理装置1に送信される。管理制御部11は、通信部13による到着連絡信号の受信日時を車両PP[3]の中継拠点640への到着日時とみなし、その到着日時を示す情報1636を運送管理データ1600に追加する(図25参照)。
車両PP[3]が中継拠点630から中継拠点640へ走行する期間における車載装置3[3]の取得情報が車載装置3[3]から運送管理装置1に対し直接送信又は間接送信されて良い。通信部13にて車載装置3[3]の取得情報が受信される。車載装置3[3]の取得情報の送受信は、車両PP[3]の中継拠点640への走行過程で行われても良いし、車両PP[3]が中継拠点640に到着した後に行われても良い。管理制御部11は、通信部13にて受信された車載装置3[3]の取得情報の全部又は一部を運送管理データ1600に追加しても良い(図25の情報1637の追加に相当)。これにより、輸送対象物の運送過程における車両の走行情報等を詳細に把握及び蓄積できる。
ステップS42の接続切替工程において、車両PP[3]とコンテナQQ[1]とが切り離された後、コンテナQQ[1]に対して車両PP[4]が接続される。以後におけるステップS43及びS44の工程は、車両PP[4]に対応する端末装置2[4]を用いて実施される。
ステップS43の情報送受信工程において、図24に示す如く、端末装置2[4]から運送管理装置1に対し送信情報1140が送信される。ステップS43にて、端末装置2[4]にアクセスコードAC_CDを読み込ませることで端末装置2[4]を運送管理ウェブサイトにアクセスさせる。端末装置2[4]のアクセス状態にて送信情報1140が送信され、運送管理装置1の通信部13にて受信される。
送信情報1140は、「i=4」であるときにおける図11の送信情報810に相当する。送信情報1140は、位置情報1141、コンテナ情報1142、車両情報1143及び業者情報1144を含む。情報1141~1144は、「i=4」であるときにおける情報811~814(図11参照)に相当する。情報811~814の生成及び取得方法と同様の方法にて、情報1141~1144が端末装置2[4]にて生成及び取得されて良い。中継拠点640では原則としてコンテナQQ[1]の扉が閉じられたままであり、端末装置2[4]によるコンテナID及び荷物IDの読み込みは行われない。このため、情報815及び816(図11参照)に対応するパレット情報及び荷物情報は送信情報1140に含まれない。
位置情報1141は車両PP[4]の現在地を表す。ステップS43の工程は車両PP[4]及び端末装置2[4]が中継拠点640に位置するときに実施されるため、位置情報1141は中継拠点640の位置を表す。中継拠点640にて端末装置2[4]によりコンテナQQ[1]のコンテナコードQQ_CDが読み込まれる。このため、コンテナ情報1142はコンテナQQ[1]のコンテナIDを表す。
車両情報1143は車両PP[4]の車両IDを表す。中継拠点640にて端末装置2[4]により中継拠点640から出発する車両PP[4]の車両コードPP_CDが読み込まれることなどを通じて、車両情報1143が形成される。業者情報1144は車両PP[4]が属する運送業者の運送業者IDを表す。中継拠点640にて車両PP[4]が属する運送業者の運送業者IDが端末装置2[4]に入力されることなどを通じて、業者情報1144が形成される。
運送管理装置1において、通信部13にて送信情報1140が受信されると、管理制御部11は送信情報1140に基づき、図25に示すように、運送管理データ1600に対し出発情報1640を追加する。ここで追加される出発情報1640は位置情報1141、車両情報1143及び業者情報1144(図24参照)を含む。上述したように、管理制御部11は、データ保持部16に保持される複数の運送管理データの中から、送信情報1140中のコンテナ情報1142に基づきコンテナQQ[1]に対応する荷物LLの運送管理データ(即ち荷物LL[1]の運送管理データ1600)を特定する。そして、管理制御部11は、特定した運送管理データ(即ち荷物LL[1]の運送管理データ1600)に対し出発情報1640を追加する。運送管理データ1600における情報1604、1605及び1640により、対象荷物LL[1]が対象パレットRR[1]に載置された上で対象コンテナQQ[1]に収容され、業者情報1144に示される運送業者の車両PP[4]により中継拠点640から輸送されることが示される。
中継拠点640にて車両PP[4]の出発準備が整うと、ステップS44の出発連絡工程において車両PP[4]の運転手は端末装置2[4]に所定の出発連絡操作を入力する。これにより、端末装置2[4]から出発連絡信号が運送管理装置1に送信される。ステップS44の後、輸送対象物を収容したコンテナQQ[1]が接続された状態の車両PP[4]が中継拠点640から第2拠点650に向けて出発する。ステップS44の出発連絡工程において通信部13にて出発連絡信号が受信されると、管理制御部11は、運送管理データ1600中の出発情報1640に日時情報(図25に示される“6/2 5:30”に相当)を追加する。出発情報1640における日時情報は、車両PP[4]の中継拠点640からの出発日時を表し、ステップS44における出発連絡信号の受信日時に相当する。
--第2拠点650での流れ--
図26に、図13のステップS5の工程(第2拠点650における工程)のフローチャートを示す。ステップS5の工程は、ステップS51の到着連絡工程と、ステップS52の切り離し工程と、ステップS53の積み下ろし工程と、を含む。ここでは、ステップS51、S52、S53の工程が、この順番で実行されると考えるが、それらの工程の幾つかは同時に実行され得る。またステップS52の工程がステップS53の工程の後に行われることもある。
輸送対象物を収容したコンテナQQ[1]が接続された状態の車両PP[4]が第2拠点650に到着すると、ステップS51に進む。車両PP[4]が第2拠点650に到着すると、ステップS51の到着連絡工程において車両PP[4]の運転手は端末装置2[4]に所定の到着連絡操作を入力する。これにより、端末装置2[4]から到着連絡信号が運送管理装置1に送信される。管理制御部11は、通信部13による到着連絡信号の受信日時を車両PP[4]の第2拠点650への到着日時とみなし、その到着日時を示す情報1646を運送管理データ1600に追加する(図28参照)。
車両PP[4]が中継拠点640から第2拠点650へ走行する期間における車載装置3[4]の取得情報が車載装置3[4]から運送管理装置1に対し直接送信又は間接送信されて良い。通信部13にて車載装置3[4]の取得情報が受信される。車載装置3[4]の取得情報の送受信は、車両PP[4]の第2拠点650への走行過程で行われても良いし、車両PP[4]が第2拠点650に到着した後に行われても良い。管理制御部11は、通信部13にて受信された車載装置3[4]の取得情報の全部又は一部を運送管理データ1600に追加しても良い(図28の情報1647の追加に相当)。これにより、輸送対象物の運送過程における車両の走行情報等を詳細に把握及び蓄積できる。
ステップS52の切り離し工程において、車両PP[4]とコンテナQQ[1]とが切り離される。ステップS53の積み下ろし工程では、積み下ろし担当者が、第2拠点650にてコンテナQQ[1]内に収容されている荷物LLを、荷物単位で又はパレット単位で積み下ろす。積み下ろし工程において、積み下ろし担当者が操作する端末装置2を端末装置2[x]と称する(xは自然数)。積み下ろし工程において端末装置2[x]は第2拠点650に位置する。積み下ろし担当者は車両PP[4]の運転手と一致又は相違する。積み下ろし担当者が車両PP[4]の運転手と一致する場合、端末装置2[x]は端末装置2[4]と一致し得る。
積み下ろし工程において、積み下ろし担当者は、端末装置2[x]にアクセスコードAC_CDを読み込ませることで端末装置2[x]を運送管理ウェブサイトにアクセスさせる。端末装置2[x]のアクセス状態にて、積み下ろし担当者は、端末装置2[x]によりコンテナQQ[1]のコンテナコードQQ_CDが読み込ませる。これにより、端末装置2[x]から運送管理装置1に対し、コンテナQQ[1]のコンテナIDを表すコンテナ情報1152を含んだ送信情報1150が送信される(図27参照)。送信情報1150には位置情報1151も含まれる。位置情報1151は端末装置2[x]の現在地を表す。積み下ろし工程はコンテナQQ[1]及び端末装置2[x]が第2拠点650に位置する状態で実施されるため、位置情報1151はコンテナQQ[1]の現在地である第2拠点650の位置を表す。
運送管理装置1において、通信部13にて送信情報1150が受信されると、管理制御部11は送信情報1150に基づき輸送対象物(LL[1]、RR[1])が、荷受拠点である第2拠点650に到着したと判断する。運送管理データ1600において輸送対象物に属する対象荷物LL[1]の荷受拠点が第2拠点650であると規定されている(図28の情報1603を参照)。故に、管理制御部11は、運送管理データ1600と送信情報1150に基づき輸送対象物(LL[1]、RR[1])が荷受拠点に到着したと判断できる。管理制御部11は、その判断結果を示す情報を運送管理データ1600に格納することができる。
本実施例では、輸送対象物(LL[1]、RR[1])と輸送対象物を収容するコンテナ(QQ[1])との対応関係がデータ保持部16に保持されているため、コンテナIDを読み取るだけでコンテナ内の輸送対象物の検品が可能となる。説明の都合上、ここでは、荷物LL[1]に注目して中継輸送の流れを説明しているが、実際には多数の荷物LLがコンテナQQ[1]に収容された状態で第1拠点610から第2拠点650への中継輸送が実施される。そして、コンテナQQ[1]とコンテナQQ[1]内の各荷物LLはデータ保持部16内のデータ(運送管理データ)を通じて互いに対応付けられる。これは、コンテナQQ[1]のコンテナIDを読み取るだけでコンテナQQ[1]内の全荷物の検品が可能となることを意味し、荷物単位での検品が不要になるなど、利便性が高い。
積み下ろし工程において、積み下ろし担当者は、コンテナQQ[1]に収容されたパレットRR[1]のパレットコードRR_CDを端末装置2[x]に読み取らせて良い。この場合、パレットRR[1]のパレットコードRR_CDを表すパレット情報が位置情報1151と共に端末装置2[x]から運送管理装置1に送信されて通信部13にて受信される。管理制御部11は、端末装置2[x]から受信したパレット情報及び位置情報1151と運送管理データ1600とを照合する荷下ろし照合処理を実施することで、パレットRR[1]及び荷物LL[1]が正しく荷受拠点に到着したと判断できる。
積み下ろし工程において、積み下ろし担当者は、コンテナQQ[1]に収容された荷物LL[1]の荷物コードLL_CDを端末装置2[x]に読み取らせて良い。この場合、荷物LL[1]の荷物コードLL_CDを表す荷物情報が位置情報1151と共に端末装置2[x]から運送管理装置1に送信されて通信部13にて受信される。管理制御部11は、端末装置2[x]から受信した荷物情報及び位置情報1151と運送管理データ1600とを照合する荷下ろし照合処理を実施することで、荷物LL[1]が正しく荷受拠点に到着したと判断できる。
<<第2実施例>>
第2実施例を説明する。第1実施例において、任意の作業者が中継拠点640でコンテナQQ[1]の収容物を取り出そうとするケースEX2aを想定する。ケースEX2aにて操作される端末装置2を、便宜上、端末装置2aと称する。
中継拠点640において、ケースEX2aに係る作業者は、コンテナQQ[1]に収容されたパレットRR[1]のパレットコードRR_CDを端末装置2aに読み取らせる。この場合、パレットRR[1]のパレットコードRR_CDを表すパレット情報が端末装置2aの現在地(従って中継拠点640の位置)を表す位置情報と共に、端末装置2aから運送管理装置1に送信されて通信部13にて受信される。
管理制御部11は、端末装置2aから受信したパレット情報及び位置情報と運送管理データ1600とを照合する荷下ろし照合処理を実施する。パレットRR[1]の荷受拠点が第2拠点650であることが運送管理データ1600にて示されているのに対し、端末装置2aから受信した位置情報は中継拠点640を示す。このため、荷下ろし照合処理に係る管理制御部11は、パレットRR[1]が正しく荷受拠点(第2拠点650)に到着していないと判断し、所定のエラー信号を端末装置2aに送信する。端末装置2aでは、エラー信号の受信に応答して所定のエラー通知(例えばパレットRR[1]を積み下ろすべきでないことを示す通知)を作業者に行う。
或いは、中継拠点640において、ケースEX2aに係る作業者は、コンテナQQ[1]に収容された荷物LL[1]の荷物コードLL_CDを端末装置2aに読み取らせる。この場合、荷物LL[1]の荷物コードLL_CDを表す荷物情報が端末装置2aの現在地(従って中継拠点640の位置)を表す位置情報と共に、端末装置2aから運送管理装置1に送信されて通信部13にて受信される。
管理制御部11は、端末装置2aから受信した荷物情報及び位置情報と運送管理データ1600とを照合する荷下ろし照合処理を実施する。荷物LL[1]の荷受拠点が第2拠点650であることが運送管理データ1600にて示されているのに対し、端末装置2aから受信した位置情報は中継拠点640を示す。このため、荷下ろし照合処理に係る管理制御部11は、荷物LL[1]が正しく荷受拠点(第2拠点650)に到着していないと判断し、所定のエラー信号を端末装置2aに送信する。端末装置2aでは、エラー信号の受信に応答して所定のエラー通知(例えば荷物LL[1]を積み下ろすべきでないことを示す通知)を作業者に行う。
<<第3実施例>>
第3実施例を説明する。或る荷物LLの荷主拠点と他の荷物LLの荷主拠点は一致することもあるし、相違することもある。同様に、或る荷物LLの荷受拠点と他の荷物LLの荷受拠点は一致することもあるし、相違することもある。例えば、荷物LL[1]、LL[2]、LL[3]の荷主拠点が、夫々、第1拠点610、第1拠点610、中継拠点620であり、且つ、荷物LL[1]、LL[2]、LL[3]に荷受拠点が、夫々、第2拠点650、中継拠点640、第2拠点650であることもある。この場合において、荷物LL[1]~LL[3]がコンテナQQ[1]に収容された状態で中継輸送されるケースEX3aを想定する。
ケースEX3aにおいて、荷物LL[1]については第1実施例に示した流れで第1拠点610から第2拠点650へ輸送される。一方、荷物LL[2]に関しては、中継拠点640に車両PP[3]が到着するまでは荷物LL[1]と同様である。但し、ケースEX3aでは、荷物LL[2]が中継拠点640にてコンテナQQ[1]から積み下される。この際にも、上記の荷下ろし照合処理を用いることで、荷物LL[2]を中継拠点640にてコンテナQQ[1]から積み下ろすことの是非が管理制御部11にて判断されて良い。
ケースEX3aにおいて、荷物LL[3]は中継拠点620でコンテナQQ[1]に積み込まれる。その後は、荷物LL[3]は荷物LL[1]と共に、第1実施例に示した流れで中継拠点620から第2拠点650へ輸送される。荷物LL[3]は第2拠点650にてコンテナQQ[1]から積み下される。この際にも、上記の荷下ろし照合処理を用いることで、荷物LL[3]を第2拠点650にてコンテナQQ[1]から積み下ろすことの是非が管理制御部11にて判断されて良い。
<<第4実施例>>
第4実施例を説明する。端末装置2により読み取りの対象となるコード(AC_CD、QQ_CD、PP_CD、RR_CD、LL_CD)としてQRコード(登録商標)に代表される二次元コードを想定した。しかしながら、読み取りの対象となるコードは、一次元コードでも良いし、一次元コード及び二次元コードに分類されない任意のパターンコードであっても良い。
端末装置2による各種ID(コンテナID、車両ID、パレットID、荷物ID)の取得方法は任意であって良い。即ち例えば、RFID(Radio Frequency Identification)を用いて各種ID(コンテナID、車両ID、パレットID、荷物ID)が端末装置2にて読み取られても良い。即ち例えば、任意のコンテナQQ[i]に対してコンテナQQ[i]のコンテナIDを送信可能なRFタグを設置しておき、近距離無線通信を用いて、RFタグからのコンテナIDを端末装置2にて受信するようにしても良い。他のID(車両ID、パレットID、荷物ID)についても同様である。
<<第5実施例>>
第5実施例を説明する。第1拠点610から第2拠点650に至るまでに3つの中継拠点620、630及び640を経由する例を挙げた。第2拠点650へ向けて走行して第2拠点650に到着する車両PPを最終車両と称した場合、第1実施例では、車両PP[4]が最終車両として機能する。
しかしながら、中継輸送において第1拠点610から第2拠点650に至るまでに経由する中継拠点の総数は1以上であれば任意である。当該総数が1である場合、中継拠点620から出発した車両PP[2]が中継拠点630及び640を経由せずに、直接、最終車両として、第2拠点650まで対象コンテナQQを運ぶと考えれば良い、或いは、中継拠点630が第2拠点650と一致すると考えても良い。
<<第6実施例>>
第6実施例を説明する。
パレットRR上に荷物LLを載置した状態で荷物LLを運ぶ中継輸送を上述した。パレットRRを利用する場合、パレットRR単位で中継輸送を実施できる。但し、パレットRRの利用は必須では無い。この場合、パレットRRを用いずに個々の荷物LLがコンテナQQに収容され、荷物単位で中継輸送が実施される。
本発明の実施形態にて述べた任意の方法をコンピュータに実行させるプログラム、及び、そのプログラムを記録した記録媒体であって且つコンピュータ読み取り可能な不揮発性の記録媒体は、本発明の実施形態の範囲に含まれる。本発明の実施形態における任意の処理は、半導体集積回路等のハードウェア、上記プログラムに相当するソフトウェア、又は、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって実現されて良い。ここにおけるソフトウェア及びハードウェアは夫々に複数あっても良い。
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。
<<付記>>
上述の実施形態にて具体的構成例が示された本発明について付記を設ける。
本発明の一側面に係る運送管理装置(1)は、輸送対象物(LL又はRR)の識別情報及び前記輸送対象物を収容する収容部(QQ)の識別情報を取得する端末装置(2)から、前記輸送対象物の識別情報及び前記収容部の識別情報を含む送信情報を受信する通信部(13)と、前記送信情報に基づき前記輸送対象物の識別情報及び前記収容部の識別情報を互いに関連付けてデータ保持部(16)に保持させる処理部(11、11a)と、を備える構成(第1の構成)である。
第1の構成の如く、輸送対象物の識別情報と収容部の識別情報を取得して、それらを関連付けて保持しておくことにより、輸送対象物の適正な輸送、追跡又は管理等が可能となる。
上記第1の構成に係る運送管理装置は、前記輸送対象物を前記収容部に収容した状態で、複数の車両を順次用い、荷主拠点から1以上の中継拠点を経由して荷受拠点に運ぶ中継輸送を管理する構成(第2の構成)であっても良い。
輸送対象物を単一の車両にて荷主拠点から荷受拠点まで輸送する場合、単一の車両と輸送対象物とを対応付けておけば、輸送対象物の追跡又は管理等を容易に行うことができる。一方、中継輸送では、輸送対象物を収容した収容部を運送する車両が次々と切り替わるため、輸送対象物の輸送、追跡又は管理等に対して工夫が必要となる。第2の構成の如く、輸送対象物の識別情報と収容部の識別情報を取得して、それらを関連付けて保持しておくことにより、輸送対象物の適正な輸送、追跡又は管理等が可能となる。
上記第2の構成に係る運送管理装置において、前記輸送対象物が収容された前記収容部が前記荷主拠点(610)から第1車両(PP[1])にて運送され、その後、前記輸送対象物が収容された前記収容部が何れかの中継拠点から第2車両(PP[2]、PP[3]又はPP[4])にて運送され、前記荷主拠点にて前記第1車両に対応する第1端末装置(2[1])から、前記輸送対象物の識別情報と前記収容部の識別情報と前記第1車両の識別情報とが含んだ第1送信情報(1110;図15参照)が送信され、その後、前記何れかの中継拠点にて前記第2車両に対応する第2端末装置(2[2]、2[3]又は2[4])から、前記収容部の識別情報と前記第2車両の識別情報とを含んだ第2送信情報(1120、1130又は1140;図18、図21又は図24参照)が送信され、前記処理部は、前記通信部にて前記第1送信情報が受信されると前記第1送信情報に基づく運送管理データを前記データ保持部に保持させ(図16参照)、その後に前記通信部にて前記第2送信情報が受信されると前記第2送信情報に基づく情報を前記運送管理データに追加する(図19、図22又は図25参照)構成(第3の構成)であっても良い。
これにより、輸送対象物が、何れの車両で輸送(運送)されたのかを適正に把握及び追跡できる。
上記第3の構成に係る運送管理装置において、前記第1送信情報(1110;図15参照)には前記荷主拠点の位置情報が含まれ、前記第2送信情報(1120、1130又は1140;図18、図21又は図24参照)には前記何れかの中継拠点の位置情報が含まれる構成(第4の構成)であっても良い。
これにより、輸送対象物が、何れの車両で何れの拠点を経由して輸送(運送)されたのかを適正に把握及び追跡できる。
上記第3又は第4の構成に係る運送管理装置において、前記第1送信情報(1110;図15参照)には前記第1車両が属する運送業者の識別情報が含まれ、前記第2送信情報(1120、1130又は1140;図18、図21又は図24参照)には前記第2車両が属する運送業者の識別情報が含まれる構成(第5の構成)であっても良い。
これにより、輸送対象物が、何れの運送業者の何れの車両で輸送(運送)されたのかを適正に把握及び追跡できる。
上記第3~第5の構成の何れかに係る運送管理装置において、前記第1車両に搭載され且つ前記第1車両の走行情報を取得する第1車載装置(3[1])の取得情報が前記第1車載装置又は前記第1端末装置から送信されて前記通信部にて受信され、前記第2車両に搭載され且つ前記第2車両の走行情報を取得する第2車載装置(3[2]、3[3]又は3[4])の取得情報が前記第2車載装置又は前記第2端末装置(2[2]、2[3]又は2[4])から送信されて前記通信部にて受信され、前記処理部は、前記通信部にて受信された前記第1車載装置の取得情報の全部又は一部を前記運送管理データに追加(情報1617の追加に対応;図19参照)し、前記通信部にて受信された前記第2車載装置の取得情報の全部又は一部を前記運送管理データに追加(情報1627、1637又は1647の追加に対応;図22、図25又は図28参照)する構成(第6の構成)であっても良い。
これにより、輸送対象物が中継拠点から運ばれている最中の状況を適正に把握及び管理できる。
上記第3~第6の構成の何れかに係る運送管理装置において、前記輸送対象物が収容された前記収容部が、前記複数の車両に含まれる最終車両(図9の中継輸送の例においてPP[4])にて前記荷受拠点に運送された後、前記荷受拠点に位置する端末装置(2[x])から、前記収容部の識別情報を含んだ第3送信情報(1150;図27参照)が送信され、前記処理部は、前記通信部にて前記第3送信情報が受信されたことに基づき、前記輸送対象物が前記荷受拠点に到着したと判断する構成(第7の構成)であっても良い。
これにより、荷受拠点の作業者が収容部の識別情報を端末装置に取得させる作業を行うだけで、輸送対象物の検品が可能となる。
上記第7の構成に係る運送管理装置において、前記最終車両(図9の中継輸送の例においてPP[4])に搭載され且つ前記最終車両の走行情報を取得する第3車載装置の取得情報が前記第3車載装置又は前記最終車両に対応する端末装置から送信されて前記通信部にて受信され、前記処理部は、前記通信部にて受信された前記第3車載情報の取得情報の全部又は一部を前記運送管理データに追加する構成(第8の構成)であっても良い。
これにより、輸送対象物が荷受拠点に向けて運ばれている最中の状況を適正に把握及び管理できる。
SYS 運送管理システム
NET 通信網
PP 車両
QQ 収容部(コンテナ)
RR パレット
LL 荷物
1 運送管理装置
11 管理制御部
11a 演算処理部
12 メモリ
13 通信部
14 インターフェース部
15 日時情報取得部
16 データ保持部
2 端末装置
21 端末制御部
21a 演算処理部
22 メモリ
23 通信部
24 インターフェース部
25 日時情報取得部
26 GPS処理部
27 カメラ部
700 スケジュール表
AC_CD アクセスコード
PP_CD 車両コード
QQ_CD コンテナコード
RR_CD パレットコード
LL_CD 荷物コード
810、1110、1120、1130、1140、1150 送信情報
1600 運送管理データ

Claims (10)

  1. 輸送対象物の識別情報及び前記輸送対象物を収容する収容部の識別情報を取得する端末装置から、前記輸送対象物の識別情報及び前記収容部の識別情報を含む送信情報を受信する通信部と、
    前記送信情報に基づき前記輸送対象物の識別情報及び前記収容部の識別情報を互いに関連付けてデータ保持部に保持させる処理部と、を備える
    、運送管理装置。
  2. 前記輸送対象物を前記収容部に収容した状態で、複数の車両を順次用い、荷主拠点から1以上の中継拠点を経由して荷受拠点に運ぶ中継輸送を管理する
    、請求項1に記載の運送管理装置。
  3. 前記輸送対象物が収容された前記収容部が前記荷主拠点から第1車両にて運送され、その後、前記輸送対象物が収容された前記収容部が何れかの中継拠点から第2車両にて運送され、
    前記荷主拠点にて前記第1車両に対応する第1端末装置から、前記輸送対象物の識別情報と前記収容部の識別情報と前記第1車両の識別情報とが含んだ第1送信情報が送信され、その後、
    前記何れかの中継拠点にて前記第2車両に対応する第2端末装置から、前記収容部の識別情報と前記第2車両の識別情報とを含んだ第2送信情報が送信され、
    前記処理部は、前記通信部にて前記第1送信情報が受信されると前記第1送信情報に基づく運送管理データを前記データ保持部に保持させ、その後に前記通信部にて前記第2送信情報が受信されると前記第2送信情報に基づく情報を前記運送管理データに追加する
    、請求項2に記載の運送管理装置。
  4. 前記第1送信情報には前記荷主拠点の位置情報が含まれ、
    前記第2送信情報には前記何れかの中継拠点の位置情報が含まれる
    、請求項3に記載の運送管理装置。
  5. 前記第1送信情報には前記第1車両が属する運送業者の識別情報が含まれ、
    前記第2送信情報には前記第2車両が属する運送業者の識別情報が含まれる
    、請求項3に記載の運送管理装置。
  6. 前記第1車両に搭載され且つ前記第1車両の走行情報を取得する第1車載装置の取得情報が前記第1車載装置又は前記第1端末装置から送信されて前記通信部にて受信され、
    前記第2車両に搭載され且つ前記第2車両の走行情報を取得する第2車載装置の取得情報が前記第2車載装置又は前記第2端末装置から送信されて前記通信部にて受信され、
    前記処理部は、前記通信部にて受信された前記第1車載装置の取得情報の全部又は一部を前記運送管理データに追加し、前記通信部にて受信された前記第2車載装置の取得情報の全部又は一部を前記運送管理データに追加する
    、請求項3に記載の運送管理装置。
  7. 前記輸送対象物が収容された前記収容部が、前記複数の車両に含まれる最終車両にて前記荷受拠点に運送された後、前記荷受拠点に位置する端末装置から、前記収容部の識別情報を含んだ第3送信情報が送信され、
    前記処理部は、前記通信部にて前記第3送信情報が受信されたことに基づき、前記輸送対象物が前記荷受拠点に到着したと判断する
    、請求項3~6の何れかに記載の運送管理装置。
  8. 前記最終車両に搭載され且つ前記最終車両の走行情報を取得する第3車載装置の取得情報が前記第3車載装置又は前記最終車両に対応する端末装置から送信されて前記通信部にて受信され、
    前記処理部は、前記通信部にて受信された前記第3車載情報の取得情報の全部又は一部を前記運送管理データに追加する
    、請求項7に記載の運送管理装置。
  9. 請求項1に記載の運送管理装置と、
    前記端末装置と、を備えた
    、運送管理システム。
  10. 輸送対象物の識別情報及び前記輸送対象物を収容する収容部の識別情報を取得する端末装置から、前記輸送対象物の識別情報及び前記収容部の識別情報を含む送信情報を受信し、
    前記送信情報に基づき前記輸送対象物の識別情報及び前記収容部の識別情報を互いに関連付けてデータ保持部に保持させる
    、運送管理方法。
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