JP2024007653A - 押釦装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部材の視認性の向上を図るとともに、製造コストの低減化を図ること。【解決手段】ベース部材21と、発光素子232と接点部材231とを実装した配線基板23と、配線基板23を保護する防水パッキン部材27と、防水パッキン部材27を介して接点部材231を操作する操作部材28と、ベース部材21との間に配線基板23、防水パッキン部材27及び操作部材28を収容するカバー部材22とを備えた押釦装置20において、防水パッキン部材27は、発光素子232からの光を拡散させて出射する光拡散部275を備えている。この光拡散部275は、発光素子232からの光を透過させる透過領域275aの厚みを連続的に変化させて形成したものであることが好ましい。【選択図】図8

Description

本発明は、押釦装置に関するものである。
一般に、自動販売機の前面パネルには、左右方向に沿って商品見本を陳列した陳列棚が複数段設けられており、それぞれの陳列棚に対応して押釦装置が配設されている。押釦装置は、特許文献1に提案されているように、陳列棚に沿って延在するケーシングと、ケーシングに対して操作可能に配設された押釦スイッチとを備えている。
ケーシングは、前面パネルに設けられたベース部材と、ベース部材との間で収容空間を画成する態様で、該ベース部材の前方域を被覆するカバー部材とを備えて構成されている。
押釦スイッチは、配線基板と、リフレクタと、拡散部材と、防水パッキン部材と、操作部材とを備えている。配線基板は、例えば発光ダイオード(LED)等の発光素子及び接点部材が表面に実装されている。リフレクタは、配線基板の表面側に配置されている。このリフレクタは、複数の発光素子のそれぞれに対応する複数の貫通孔が形成されている。
拡散部材は、透光性材料から形成されており、リフレクタの表面側、より詳細にはリフレクタの貫通孔を閉塞する態様で該リフレクタの表面側に配置されている。この拡散部材は、貫通孔を通過した発光素子の光を拡散させて表面側に出射させるものである。
防水パッキン部材は、軟質な樹脂材により構成されており、リフレクタ及び拡散部材を介して配線基板の表面側を被覆する態様で配置されている。この防水パッキン部材は、配線基板を保護するためのものである。
操作部材は、防水パッキン部材の表面側に配置され、カバー部材に形成された開口より一部が表面に露出した状態で設けられている。この操作部材は、表面側より押圧操作された場合に、防水パッキン部材を介して接点部材を操作するものである。
特許第5778117号公報
ところで、上述した押釦装置では、発光素子からの光の直進性が強いという特質を有するので、操作部材(押釦スイッチ)の視認性の向上等を図るべく、光を拡散させて出射させる専用の拡散部材を必要としていた。そのため、部品点数の増加により製造コストの増大化を招来していた。
本発明は、上記実情に鑑みて、操作部材の視認性の向上を図るとともに、製造コストの低減化を図ることができる押釦装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る押釦装置は、ベース部材と、発光素子と接点部材とを実装した配線基板と、前記配線基板を保護する防水パッキン部材と、防水パッキン部材を介して接点部材を操作する操作部材と、前記ベース部材との間に配線基板、防水パッキン部材及び操作部材を収容するカバー部材とを備えた押釦装置において、前記防水パッキン部材は、前記発光素子からの光を拡散させて出射する光拡散部を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記押釦装置において、前記光拡散部は、前記発光素子からの光を透過させる透過領域の厚みを連続的に変化させて形成したものであることを特徴とする。
また本発明は、上記押釦装置において、前記光拡散部は、前記透過領域の中央部分の厚みが最も大きくなるとともに該中央部分から離隔するに連れて厚みが連続的に小さくなる態様で形成したものであることを特徴とする。
また本発明は、上記押釦装置において、前記防水パッキン部材は、シリコーンゴムにより構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、ベース部材とカバー部材との間に、発光素子と接点部材とを実装した配線基板と、この配線基板を保護する防水パッキン部材と、この防水パッキン部材を介して接点部材を操作する操作部材とが収容されて構成され、かつ防水パッキン部材は、発光素子からの光を拡散させて出射する光拡散部を備えているので、従来のような専用の拡散部材を必要としない。よって、操作部材の視認性の向上を図るとともに、製造コストの低減化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である押釦装置が適用された自動販売機の外観構成を示した正面図である。 図2は、図1に示した自動販売機に適用する押釦装置を示す斜視図である。 図3は、図1に示した自動販売機に適用する押釦装置を示す分解斜視図である。 図4は、図1に示した自動販売機に適用する押釦装置を示す縦断面図である。 図5は、図3に示したリフレクタの外観構成を示す斜視図である。 図6は、図5に示したリフレクタを配線基板とともに正面から見た場合を示す正面図である。 図7は、図5に示したリフレクタを裏面から見た場合を示す背面図である。 図8は、図3に示した防水パッキン部材の外観構成を示す斜視図である。 図9は、押釦スイッチの表示例を示す正面図である。 図10は、押釦スイッチの表示例を示す正面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る押釦装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である押釦装置が適用された自動販売機の外観構成を示した正面図である。ここで例示する自動販売機1は、例えば缶やペットボトル等の容器に入れられた飲料である商品を冷却若しくは加熱した状態で販売するもので、本体キャビネット2及び外扉3を備えて構成されている。
本体キャビネット2は、複数の鋼板を組み合わせることによって構成されたもので、前面に開口を有した断熱構造の箱状を成している。図には明示していないが、この本体キャビネット2の内部には、商品収納ラックを介して複数の商品が収納されている。外扉3は、本体キャビネット2の前面開口を閉塞するためのもので、開閉可能となる態様で本体キャビネット2の一側縁部に保持されている。
この外扉3の前面パネルには、紙幣投入口4、硬貨投入口5、表示部6及び商品取出口7が設けられている。紙幣投入口4は、利用者が紙幣を投入するための開口であり、硬貨投入口5は、利用者が硬貨を投入するための開口であり、それぞれ前面パネルの高さ方向中間位置に設けられている。これら紙幣投入口4や硬貨投入口5を通じて投入された貨幣は、図示せぬ貨幣処理装置において適宜処理されることになる。貨幣処理装置は、紙幣投入口4や硬貨投入口5を通じて投入された貨幣が正規なものであるか否かを判別し、正規なものとして判別した貨幣を内部に取り込む一方、正規な貨幣として判別できなかった場合、並びに投入操作の後に返却レバー8が操作された場合、それぞれ貨幣を返却するためのものである。尚、紙幣投入口4は、利用者に対して紙幣を返却する際の紙幣返却口としても機能する。これに対して硬貨投入口5から投入した硬貨は、硬貨返却口9を通じて利用者に返却されることになる。表示部6は、利用者が投入した貨幣の入金額、釣銭の金額等々、商品を販売する上で必要となる各種情報を外部に表示するためのものであり、例えば液晶表示器によって構成されている。商品取出口7は、本体キャビネット2から払い出された商品を利用者が取り出すための開口であり、前面パネルの最下部に設けられている。
また外扉3の前面パネルには、その上方部にディスプレイウィンドウ10が設けられている。ディスプレイウィンドウ10は、前面が透明板11によって覆われた窓であり、その内部に左右方向に沿って商品見本12を陳列した陳列棚13が複数段設けられている。各陳列棚13の商品見本12は、透明板11を通じて外部から視認することが可能である。
透明板11の前面には、それぞれの陳列棚13に対応して販売商品を選択するための押釦装置20が設けられている。押釦装置20は、ケーシング20aと、ケーシング20aに対して操作可能に配設した複数の押釦スイッチ20bとを備え、透明板11に支持されることにより利用者に対して各商品見本12に対応した押釦スイッチ20bを個別に提供するためのものである。
図2~図4は、それぞれ図1に示した自動販売機1に適用する押釦装置20を示すものであり、図2は斜視図、図3は分解斜視図、図4は縦断面図である。これら図2~図4に示すように、ケーシング20aは、ベース部材21とカバー部材22とを備えて構成されている。
ベース部材21は、略矩形の板状を成すもので、その表面(前面)の周縁部分に枠部21aを有するとともに、枠部21aに装着溝21bを有している。枠部21aは、ベース部材21の周縁部分に沿って設けられた略矩形枠状を成すもので、ベース部材21の表面から表面側に向けて突設している。装着溝21bは、枠部21aの突出端面に形成された狭幅の凹所であり、無端の矩形状に形成されている。
カバー部材22は、ベース部材21の表面を覆うためのもので、前板部22aを有している。前板部22aは、長手方向に沿う軸心を中心とした円弧状の縦断面を有する部分であり、6つの釦挿通孔22bを有している。釦挿通孔22bは、後述する押釦スイッチ20bの操作部材28を外部に露出させるためのものである。本実施の形態では、カバー部材22の長手方向に沿って横長となり、かつ互いに同一の大きさとなる楕円形状の釦挿通孔22bを、カバー部材22の長手方向に沿って互いに並設するように形成されている。
このカバー部材22は、前板部22aによって構成される開口がベース部材21によって閉塞することのできる大きさに構成されている。尚、カバー部材22には、裏面側から光を照射した場合に、その光が表面側に透過しないように、遮光性を有した材料により成形する、あるいは遮光性を有した塗装を施す等の処理が施されている。
このようなカバー部材22は、ベース部材21との間で押釦スイッチ20bを収容した後、サイドカバー部22cによって該ベース部材21に連結される。
一方、押釦スイッチ20bは、配線基板23、リフレクタ24、表示シート25、防水部材26、防水パッキン部材27及び操作部材28が後方側から前方側に向けて順次重ね合わせて構成されたものである。
配線基板23は、6つ(複数)の押釦スイッチ20bに対して1つ用意されたもので、上述したベース部材21の枠部21aに収容することできる大きさの略矩形状に成形されている。この配線基板23の表面(前面)には、長手方向に沿って各押釦スイッチ20bの実装領域23aが構成されており、各実装領域23aにそれぞれ接点部材231及び発光素子232が実装されている。
接点部材231は、押圧操作された場合に配線基板23に構成された所望の電子回路をON状態に切り換えるもので、それぞれの押釦スイッチ20bに2つずつ設けられている。本実施の形態では、互いの間にカバー部材22に形成した釦挿通孔22bの長径と略同等の間隙を確保した状態で各実装領域23aの両端部にそれぞれ接点部材231が配置されるようにしている。
発光素子232は、例えば発光ダイオード(LED)により構成されるものである。これら発光素子232は、光を前方に向けて出射するものであり、それぞれ長方形状の配置スペースを必要とするものである。
図5は、図3に示したリフレクタ24の外観構成を示す斜視図である。この図5にも示すように、リフレクタ24は、それぞれの押釦スイッチ20bに個別に設けられたもので、遮光性を有した材料により、配線基板23の各実装領域23aにおいて接点部材231の間に収容することができ、かつカバー部材22に形成した釦挿通孔22bに遊嵌することのできる楕円形状に形成されている。個々のリフレクタ24には、複数の貫通孔241及び複数の光導出孔242が設けられている。
複数の貫通孔241は、任意の数字(例えば0~9)を表示可能な7つのセグメント(以下、7セグメントともいう)を構成する態様で、8字状に配置されて形成されている。この7セグメントを1組として複数組(4組)が左右方向(幅方向)に沿って並ぶよう設けられている。
それら複数の貫通孔241は、図6及び図7に示すように、リフレクタ24の厚み方向において配線基板23側が裏面(後面)側で配線基板23と反対側が表面(前面)側としたとき、裏面側開口241aが対応する発光素子232よりも大きい開口面積を有する矩形状を成している。
また7セグメントのうち縦方向が長手方向となる4つの縦セグメントを構成する貫通孔241は、裏面側開口241aから表面側開口241bに向けて幅寸法(左右寸法)が保持されつつ縦寸法(上下寸法)が漸次拡大する態様でテーパ状に形成されている。
更に7セグメントのうち幅方向が長手方向となる3つの横セグメントを構成する貫通孔241は、裏面側開口241aから表面側開口241bに向けて縦寸法が保持されつつ幅寸法が漸次拡大する態様でテーパ状に形成されている。
また更にそれら貫通孔241は、表面側開口241bの開口縁部が、裏面側から表面側に向けて横断面が漸次拡大する態様で形成されている。
ところで、配線基板23に実装される発光素子232のうち貫通孔241に対応するものは、次のように配置されている。すなわち、縦セグメントを構成する貫通孔241に対応する発光素子232は、自身の長手方向が対応する貫通孔241の長手方向(縦方向)と一致する態様で、配線基板23に配置されている。また、横セグメントのうち縦セグメントとともに外枠を形成する貫通孔241に対応する発光素子232、並びに横セグメントのうち外枠を形成するセグメントを上下に分割する中央領域の貫通孔241に対応する発光素子232は、自身の長手方向が縦方向となる態様で、配線基板23に配置されている。
複数の光導出孔242は、1つの湾曲状導出孔242aと複数の矩形状導出孔242bとを有している。湾曲状導出孔242aは、リフレクタ24の上端部分において幅方向に沿って延在しつつ中央部分が上方に凸となる態様で湾曲して形成されている。この湾曲状導出孔242aは、配線基板23に設けられた複数(図示の例では4つ)の発光素子232に対応している。
複数の矩形状導出孔242bは、最も左方の7セグメントの左方域や、4組の7セグメントの下方域に矩形状を成す態様で設けられている。これら矩形状導出孔242bは、配線基板23に設けられた単数若しくは複数の発光素子232に対応している。
そのような光導出孔242(湾曲状導出孔242a及び矩形状導出孔242b)は、裏面側開口241aから表面側開口241bに向けて横断面が漸次拡大する態様でテーパ状に形成されている。
尚、図中の符号243は、係止片であり、配線基板23の対応する係止孔233に表面側より挿入して該係止孔233の開口下縁部に係止するものである。また図中の符号244は、リフレクタ24より後方側に突出する位置決め用ピンであり、配線基板23に設けられた位置決め用挿通孔234に挿通されることにより、リフレクタ24の位置決めを行うためのものである。
表示シート25は、透光性を有した材料から成るフィルム材によって成形されたもので、それぞれの押釦スイッチ20bに個別に設けられている。個々の表示シート25には、それぞれ抜き文字が形成されている。抜き文字は、例えば他の部分に塗装を施す等、透光性を低下させる処理を施すことにより、表示シート25に光を透過させた場合に文字部分を浮き上がるようにされたもので、本実施の形態では、上記貫通孔241に対応した4つの8字状の文字や、「HOT」、「COLD」、「常温」、「イチオシ!」、「準備中」、「割引」等の文字が形成されている(図9参照)。
防水部材26は、防水パッキン部材27と操作部材28との水密性を確保するために設けられたもので、カバー部材22と操作部材28との間から入った水が防水パッキン部材27の表示表面へ侵入することを防止するものである。
防水パッキン部材27は、6つ(複数)の押釦スイッチ20bに対して1つ用意されたもので、例えばシリコーンゴム等のように透光性及び弾性を有した材料により構成されている。この防水パッキン部材27は、基部27aが配線基板23と同等の大きさを有した略矩形の外形形状に成形されている。この防水パッキン部材27には、図8にも示すように、突条部271、釦装着部272及びスプリング部273が一体成形されている。
突条部271は、基部27aの裏面周縁部分に沿う態様で突設した無端状部分であり、ベース部材21の装着溝21bに対応して構成されている。図には明示していないが、この突条部271の突出端部は、装着溝21bの幅よりも僅かに大きな板厚を有するように構成されている。
釦装着部272は、基部27aの裏面において配線基板23の各実装領域23aに対応する部位にそれぞれリフレクタ24、表示シート25及び防水部材26を嵌挿することのできる楕円形状の開口を有し、該開口から基部27aの表面側に向けて突設した部分であり、個々の突出端面が閉塞した楕円の筒状を成している。
これらの釦装着部272には、操作突起部274及び光拡散部275が設けられている。操作突起部274は、接点部材231に対応する部位に設けられている。操作突起部274は、釦装着部272において裏面側に向く面から互いに同一の長さをもって円柱状に突設されたものである。
光拡散部275は、釦装着部272における上端部分、すなわちリフレクタ24の湾曲状導出孔242aに対応する部分に設けられている。このような光拡散部275は、光を透過させる透過領域275aの厚みを連続的に変化させて形成されたものであり、透過領域275aの中央部分の厚みが最も大きくなるとともに該中央部分から離隔するに連れて厚みが連続的に小さくなる態様で形成されたものである。
スプリング部273は、所望とする弾性復元力を維持した状態で、他の部分よりも弾性変形し易いように薄肉に成形した部分であり、基部27aと釦装着部272との間に構成されている。
操作部材28は、それぞれの押釦スイッチ20bに個別に設けられたもので、透光性を有した材料により、釦基部281がカバー部材22の前板部22aに形成した釦挿通孔22bよりも大きく、配線基板23に実装した対応する2つの接点部材231を覆うに十分な幅及び長さを有した矩形の外形形状に成形されている。釦基部281の外表面は、カバー部材22の内表面に倣って円弧状に膨出している。個々の操作部材28には、それぞれ釦基部281の中央部に操作部282が設けられている。操作部282は、操作部材28の裏面に防水パッキン部材27の釦装着部272を嵌挿することのできる楕円形状の開口を有し、該開口から釦基部281の表面側に向けて楕円の筒状に突設した部分であり、カバー部材22の釦挿通孔22bに嵌挿できる外形寸法に構成されている。釦基部281の外表面からの操作部282の突出高さは、カバー部材22の板厚よりも僅かに大きく構成してあり、また操作部282個々の先端面は、押圧操作面として閉塞されている。
上述したような構成を有する押釦装置20は、例えば以下のようにして組み立てられる。まず、配線基板23に対して、位置決め用挿通孔234に対応する位置決め用ピン244を表面側より挿通させつつ、係止孔233に対応する係止片243を挿入して該係止孔233の開口下縁部に該係止片243が係止することにより、リフレクタ24を配線基板23に配設する。この場合において、貫通孔241及び光導出孔242は、対応する発光素子232に対向配置されており、リフレクタ24の両端部分に形成された切欠部245が接点部材231に対向配置されている。
次に、防水パッキン部材27に設けた釦装着部272の内部に防水部材26及び表示シート25を相対的に嵌挿させるとともに、釦装着部272の突出端面を操作部材28の裏面側から操作部282の内部に嵌挿させることにより、表示シート25、防水部材26、防水パッキン部材27及び操作部材28を一体化させる。
その後、ベース部材21の枠部21aに配線基板23及びリフレクタ24を収容させた状態で装着溝21bに防水パッキン部材27の突条部271を圧入すれば、ベース部材21と操作部材28との間に防水パッキン部材27のスプリング部273を介在させた状態でベース部材21に操作部材28が保持される。
この場合、操作突起部274が切欠部245を表面側から挿入し、配線基板23に実装した接点部材231には、それぞれ防水パッキン部材27の操作突起部274を介して操作部材28の釦基部281が対向配置された状態にある。この状態からスプリング部273の弾性力に抗して操作部材28の押圧操作面に押圧力を与えれば、防水パッキン部材27の操作突起部274を介して釦基部281の裏面により接点部材231を押圧操作することができる。操作部材28の押圧操作面に与えた押圧力を除去すると、スプリング部273の弾性復元力によって操作部材28が配線基板23から離隔移動し、接点部材231の押圧操作を解除することができる。
そして、釦挿通孔22bに操作部材28の操作部282を挿通させる態様でベース部材21をカバー部材22によって覆い、サイドカバー部22cによって両者を互いに接合すれば、ベース部材21及びカバー部材22によってケーシング20aが構成され、かつケーシング20aの内部に複数の押釦スイッチ20bを操作可能に配設した押釦装置20を構成することができる。
この押釦装置20においては、ベース部材21の装着溝21bに防水パッキン部材27の突条部271を圧入することによって構成した密閉空間に配線基板23を収容するようにしているため、防塵性及び水密性を十分に確保することができるようになる。
この状態から発光素子232を選択的に駆動した場合には、出射光が貫通孔241若しくは光導出孔242を通過した後に表示シート25、防水パッキン部材27及び操作部材28の押圧操作面を順次透過することになり、この透過光を外部から視認することができる。
ここで押釦装置20における押釦スイッチ20bの表示例について説明する。図9に示すように、発光素子232を選択的に発光させることにより、各7セグメントの任意の貫通孔241を光が通過することで、所定の金額情報(例えば「1234」)を表示させることができる。つまり、リフレクタ24は、発光素子232を有する配線基板23とともに、複数の発光素子232の任意の発光により金額情報を表示する表示装置を構成している。
また、任意の矩形状導出孔242bに対応する発光素子232を発光させることにより、所定の矩形状導出孔242bを光が通過することで、「COLD」等の文字を表示させることができる。更に、湾曲状導出孔242aに対応する複数の発光素子232のうち「COLD」の表示に対応した任意のものを発光させることにより、湾曲状導出孔242aを通過した光が光拡散部275で拡散して出射される。
ところで、図10に示すように、所定の矩形状導出孔242bを光が通過することにより、「HOT」の文字を表示させる場合には、湾曲状導出孔242aに対応する複数の発光素子232のうち「HOT」の表示に対応した任意のものを発光させることにより、湾曲状導出孔242aを通過した光が光拡散部275で拡散して出射される。
尚、図には明示しないが、所定の矩形状導出孔242bを光が通過することにより、「常温」の文字を表示させる場合には、湾曲状導出孔242aに対応する複数の発光素子232のうち「常温」の表示に対応した任意のものを発光させることにより、湾曲状導出孔242aを通過した光が光拡散部275で拡散して出射される。
更に、対象商品が割引対象である場合には、任意の矩形状導出孔242bに対応する発光素子232を発光させることにより、所定の矩形状導出孔242bを光が通過することで、「割引」の文字を表示させることができる。
また更に、対象商品がおすすめ商品である場合には、任意の矩形状導出孔242bに対応する発光素子232を発光させることにより、所定の矩形状導出孔242bを光が通過することで、「イチオシ!」の文字を表示させることができる。
また、対象商品が売切であったり、販売するために十分に冷却や加温されていなかったりした場合には、任意の矩形状導出孔242bに対応する発光素子232を発光させることにより、所定の矩形状導出孔242bを光が通過することで、「準備中」の文字を表示させることができる。
以上説明したような押釦装置20では、次のような作用効果を奏する。押釦装置20を構成する表示装置(配線基板23及びリフレクタ24)においては、貫通孔241の裏面側開口241aが対応する発光素子232よりも大きい開口面積を有しており、しかも7セグメントのうち縦方向が長手方向となる縦セグメントを構成する貫通孔241は、裏面側開口241aから表面側開口241bに向けて幅寸法が保持されつつ縦寸法が漸次拡大する態様でテーパ状に形成されているので、従来のように貫通孔の一部に光を遮る段差部分が形成されることがなく、発光素子232からの光を遮ることなく拡散することができ、しかも互いに隣接する7セグメント同士の相互間距離を必要最小限の大きさにすることができる。従って、発光素子232からの光を良好に拡散することができるとともに、7つのセグメントの増大化を図ることができる。
また表示装置によれば、リフレクタ24における貫通孔241の表面側開口241bの開口縁部が、裏面側から表面側に向けて横断面が漸次拡大する態様で形成されているので、発光素子232から貫通孔241を通過した光をさらに拡げることができ、表示シート25との間に僅かな位置ずれが生じても吸収することができる。
更に表示装置によれば、配線基板23における縦セグメントを構成する貫通孔241に対応する発光素子232が、該発光素子232の長手方向が該貫通孔241の長手方向に一致する態様で実装されているので、これによっても互いに隣接する7セグメント同士の相互間距離を必要最小限の大きさにすることができる。
上記押釦装置20によれば、防水パッキン部材27が、発光素子232からの光を拡散させて出射する光拡散部275を備えているので、従来のような専用の拡散部材を必要としない。そのため、操作部材28の視認性の向上を図るとともに、製造コストの低減化を図ることができる。
また、光拡散部275は、発光素子232からの光を透過させる透過領域275aの厚みを連続的に変化させて形成したものであり、特に透過領域275aの中央部分の厚みが最も大きくなるとともに該中央部分から離隔するに連れて厚みが連続的に小さくなる態様で形成されたものであるので、厚みと傾斜とにより中央部分の射出光をその他の部分へ拡散させて光を混合させるとともに、中央部分から離隔するに連れて厚みが連続的に小さいので、中央部分以外のその他の部分の透光率を高め、透過光をより均一に出射させることができ、視認性の向上を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
表示装置を構成する配線基板23及びリフレクタ24が、自動販売機1に適用される押釦装置20を構成するものであったが、表示装置は、押釦装置以外に適用されるものであってもよい。
上述した実施の形態では、横セグメントのうち縦セグメントとともに外枠を形成する貫通孔241に対応する発光素子232は、自身の長手方向が縦方向となる態様で配線基板23に配置されていたが、本発明においては、横セグメントのうち縦セグメントとともに外枠を形成する貫通孔に対応する発光素子は、自身の長手方向が対応する貫通孔の長手方向(幅方向)と一致する態様で、配線基板に配置されていてもよい。
上記光拡散部275は、光を透過させる透過領域275aの厚みを連続的に変化させて形成されたものであり、透過領域275aの中央部分の厚みが最も大きくなる態様で形成されたものであったが、本発明の光拡散部は、操作部材の視認性の向上を図ることができるならば、その形態については特に限定されるものではない。
1…自動販売機、20…押釦装置、20a…ケーシング、20b…押釦スイッチ、21…ベース部材、22…カバー部材、23…配線基板、23a…実装領域、231…接点部材、232…発光素子、24…リフレクタ、241…貫通孔、241a…裏面側開口、241b…表面側開口、242…光導出孔、25…表示シート、26…防水部材、27…防水パッキン部材、27a…基部、271…突条部、272…釦装着部、273…スプリング部、274…操作突起部、275…光拡散部、275a…透過領域、28…操作部材。

Claims (4)

  1. ベース部材と、
    発光素子と接点部材とを実装した配線基板と、
    前記配線基板を保護する防水パッキン部材と、
    防水パッキン部材を介して接点部材を操作する操作部材と、
    前記ベース部材との間に配線基板、防水パッキン部材及び操作部材を収容するカバー部材と
    を備えた押釦装置において、
    前記防水パッキン部材は、前記発光素子からの光を拡散させて出射する光拡散部を備えたことを特徴とする押釦装置。
  2. 前記光拡散部は、前記発光素子からの光を透過させる透過領域の厚みを連続的に変化させて形成したものであることを特徴とする請求項1に記載の押釦装置。
  3. 前記光拡散部は、前記透過領域の中央部分の厚みが最も大きくなるとともに該中央部分から離隔するに連れて厚みが連続的に小さくなる態様で形成したものであることを特徴とする請求項2に記載の押釦装置。
  4. 前記防水パッキン部材は、シリコーンゴムにより構成されたことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の押釦装置。
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