JP2005317375A - 押釦装置 - Google Patents

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Shinichi Kobayashi
信一 小林
Junichi Abe
阿部  順一
Eiji Nakamura
英司 中村
Keisuke Kato
啓介 加藤
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Abstract

【課題】押釦部の視認性を向上させることができる押釦装置を提供すること。
【解決手段】光源となる第1発光素子232と、押動操作可能に配設され、第1発光素子232からの光を透過する押釦部27とを備えた押釦装置20において、押釦部27は、第1発光素子232から入射した光を拡散させて射出するレンズ部(光拡散部)271aを備えたものである。この光拡散部は、第1発光素子232からの光を透過させる透過領域の厚みを連続的に変化させて形成したものであることが好ましい。
【選択図】 図3

Description

本発明は、押釦装置に関し、より詳細には、例えば自動販売機等において商品の選択に用いられる押釦装置に関する。
一般に、自動販売機の前面パネルには、商品見本陳列棚が上下方向に沿って複数段にわたって設けられており、それぞれの商品見本棚に対応して押釦装置が設けられている。
押釦装置としては、発光素子と押釦部とを備えたものが知られている。発光素子は、例えばチップ型発光ダイオード(LED;light-emitting diode)等であり、光源として用いられるものである。押釦部は、光透過性を有するレンズ部を主部分として構成されるものであり、自動販売機の前面パネルに表出する態様で各商品見本に対応して配設されている。この押釦部は、前面に上記発光素子やスイッチが実装された回路基板との間にパッキン等を介した状態で、該押釦部が前方側から押圧されて押動操作した場合に該回路基板のスイッチを入力する態様で設けられている。
そのような押釦装置では、自動販売機内に予め決められた閾値を超える金銭が投入された場合に、発光素子を発光させる。その後、利用者により選択した商品見本に対応した押釦部が押圧されることにより、該押釦部が押動操作して回路基板のスイッチが入力される。その結果、自動販売機では、選択された商品見本に対応した商品が払い出され、該商品が販売されたことになる(例えば、特許文献1)。
実公平7−18112号公報
ところが、上記特許文献1等に提案されている押釦装置では、発光素子として用いられている発光ダイオードから射出した光の直進性が強いので、押釦部の主部分であるレンズ部を透過する光も直進性の強いものとなる。そのため、押釦部の視認性を向上させることが求められている。
本発明は、上記実情に鑑みて、押釦部の視認性を向上させることができる押釦装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る押釦装置は、光源となる発光素子と、押動操作可能に配設され、前記発光素子からの光を透過する押釦部とを備えた押釦装置において、前記押釦部は、前記発光素子から入射した光を拡散させて射出する光拡散部を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る押釦装置は、上記請求項1において、前記光拡散部は、前記発光素子からの光を透過させる透過領域の厚みを連続的に変化させて形成したものであることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る押釦装置は、上記請求項1または上記請求項2において、前記光拡散部は、前記透過領域の中央部分の厚みを最も大きくなる態様で形成したものであることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る押釦装置は、上記請求項1〜3のいずれか一つにおいて、前記光拡散部は、前記発光素子からの光の入射面に、放射状に拡がる態様の溝部を形成して成ることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る押釦装置は、上記請求項1〜4のいずれか一つにおいて、前記発光素子と前記押釦部との間に、前記発光素子からの光を散乱させて散乱光を形成し、該散乱光を前記押釦部に射出する光散乱部材を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係る押釦装置は、上記請求項5において、前記光散乱部材は、前記発光素子からの光の入射面と射出面とに、互いに異なる方向に沿って伸びる複数の直線状の溝部が平行に形成されたものであることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に係る押釦装置は、上記請求項6において、前記光散乱部材は、前記入射面と射出面とに形成された溝部が互いに直交する方向に沿って形成されたものであることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に係る押釦装置は、上記請求項1〜7のいずれか一つにおいて、前記押釦部とは別個に所定の表示を行うための表示部を設けたことを特徴とする。
本発明に係る押釦装置によれば、押釦部の光拡散部が、発光素子から入射した光を拡散させて射出するので、該押釦部を該拡散させた光で照らすことができる結果、押釦部の視認性を向上させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る押釦装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。尚、以下においては、本発明に係る押釦装置は、自動販売機に適用されるものとして説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る押釦装置が適用された自動販売機を示した正面図である。この図1において、自動販売機1は、本体キャビネット2を備えている。本体キャビネット2は、前面が開口した直方状の断熱筐体として形成されたものである。図には明示していないが、本体キャビネット2の内部には、断熱性の仕切板により仕切られた複数の商品収容庫が左右に並設してある。これら商品収容庫は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を所望の温度に維持した状態で収容するためのものである。各商品収容庫には、商品を収納するための商品収納ラックが配設してある一方、その下方部に、当該商品収容庫の内部雰囲気を冷却もしくは加熱して商品収納ラックに収納してある商品を冷蔵もしくは温蔵状態に保存する冷却/加熱ユニットが設けてある。
上記自動販売機1には、本体キャビネット2の一側縁部に扉体が設けてある。扉体は、本体キャビネット2の前面開口を開閉するためのもので、内扉(図示せず)および外扉3を備えて構成してある。内扉は、本体キャビネット2に設けた商品収容庫の前面を覆うに充分な大きさを有したものである。
外扉3は、本体キャビネット2の前面開口を覆うに充分な大きさを有したものである。この外扉3の上部域には、前面が透明板4で覆われたディスプレイ室5が設けてある。また、ディスプレイ室5の内側となる部位には、ディスプレイ台6が取り付けてある。ディスプレイ台6は、商品収容庫内に収容した商品に対応した商品見本7を左右に一列に複数(本実施の形態では12個)並べて載置してある。ディスプレイ台6には、庫内に収納した商品の収納状態(冷却または加温)を表示してある。ディスプレイ台6の表示は、外扉3を本体キャビネット2に対して閉成した際に、自動販売機1の前面から商品見本7とともに透明板4を介して透視できる。尚、図1に示したように、本実施の形態でのディスプレイ台6は、上下方向に複数段(3段)有している。その他外扉3の前面には、硬貨投入口8、紙幣投入口9、釣銭返却口10、金銭返却レバー11、表示部12および商品取出口13等の周知のものが設けてある。図1に示したように、ディスプレイ室5を覆う透明板4には、各ディスプレイ台6の前方となる位置に押釦装置20が設けてある。
図2および図3は、それぞれ図1に示した自動販売機に適用された押釦装置、すなわち本発明の実施の形態1に係る押釦装置を示したものであり、図2は分解斜視図であり、図3は平面断面図である。これら図2および図3において、本発明の実施の形態1に係る押釦装置20は、ケーシングを構成するベース21とカバー22とを備えている。
ベース21は、押釦装置20の後方側ケーシングを構成するものである。ベース21は、矩形状の板状体であり、その前面に収納凹部211を設けてある。また、ベース21は、その外周に沿って無端状の溝状部212を設けてある。このベース21は、後面側がネジ等の締結部材(図示せず)で締結して外扉3の所定部位に固定されるものである。
カバー22は、押釦装置20の前方側ケーシングを構成するものである。カバー22は、前方に向けて円弧状に膨出して形成した前板部221と、左右の側板部222とを有してベース21との間に収納空間Sを形成している。この収納空間Sには、基板23、リフレクタ24、パッキン25、フィルム26および押釦部27が収納してある。また、カバー22には、前板部221に押釦孔223が形成してある。このカバー22は、ベース21に溶着等で固定されて、上述したようにベース21とともにケーシングを構成している。
基板23は、ベース21の収納凹部211に嵌合する矩形状の板状体である。基板23の前面には、スイッチ部231と、第1発光素子232と、第2発光素子233と、集積回路234とが実装してある。スイッチ部231は、作動時に操作感を生じるタクトスイッチで構成してある。このスイッチ部231は、1つの押釦部27に対応して2つ設けてある。
第1発光素子232は、該押釦装置20の光源を成しており、例えば、色の異なる2つのチップ型発光ダイオード(LED;light-emitting diode)等で構成してある。本実施の形態では、上下方向に並設した青色および橙色の2色の発光ダイオードを有している。
第2発光素子233は、例えば、色の異なる2つのチップ型発光ダイオード等で構成してある。本実施の形態では、上下方向に並設した赤色および橙色の2色の発光ダイオードを有している。
集積回路234は、スイッチ部231、第1発光素子232および第2発光素子233のそれぞれと接続してあるとともに、自動販売機1のメインコントローラ(図示せず)と接続してある。集積回路234は、メインコントローラからの指令に基づいて第1発光素子232および第2発光素子233の各発光ダイオードを発光させる一方、スイッチ部231の入力信号をメインコントローラに送出するものである。
リフレクタ24は、楕円形状を有しており、第1発光素子232および第2発光素子233の光射出側(前方側)に配設してある。このリフレクタ24は、第1反射部241と第2反射部242とを有している。
第1反射部241は、前方に開口する凹状の形態を成している。この第1反射部241は、第1発光素子232の2個の発光ダイオードからの射出光を拡散させた態様で反射するものであり、第1発光素子232からの射出光を通過させる通過孔241aを中央に有し、該通過孔241aから前方に向かって楕円形状に漸次拡がる光反射面241bを有している。この光反射面241bには、光反射性に富む態様でアルミ蒸着が施してある。
また、第1反射部241には、通過孔241aの前方側に円柱状の導光部材243が設けてある。導光部材243は、光透過材から形成したものであり、端部を前後方向に平行となる態様で配置してある。導光部材243の前端部分には、第1発光素子232側(後方側)に頂部を向けて配設した円錐体形状の光散乱部243aが設けてある。導光部材243の後端部分には、第1発光素子232側(後方側)に凹曲形状の光発散部243bが設けてある。
第2反射部242は、前方に開口する凹状の形態を成しており、第1反射部241の側方に設けてある。第2反射部242は、第2発光素子233の各発光ダイオードからの射出光を反射するためのものであり、各発光ダイオードに対応して1つずつ、すなわち2個設けてある。これら第2反射部242は、それぞれ第2発光素子233の発光ダイオードからの射出光を通過させる通過孔242aを中央に有し、該通過孔242aから前方に向かって矩形状に漸次拡がる光反射面242bを有している。
パッキン25は、例えばシリコーンゴム等の弾性部材から成り、矩形状に形成してある。パッキン25の外周には、ベース21の溝状部212に挿入し得る無端状の挿入部251が設けてある。パッキン25の前面には、上記リフレクタ24を嵌挿する楕円形状の収納部252が突設してあるとともに、該収納部252の周囲に、可撓性および弾性を有する作動部253が設けてある。パッキン25の後面には、基板23の各スイッチ部231に対峙する位置に操作突起254が設けてある。このパッキン25は、上記カバー22をベース21に密着して固定した場合に、挿入部251が溝状部212に圧入されることによって基板23およびリフレクタ24をベース21との間で水密にして収納するものである。
フィルム26は、光透過材から成る板状体であり、パッキン25の収納部252の前面を覆う態様で楕円形状を成している。このフィルム26は、図4に示したように、リフレクタ24の第2反射部242の前方側に臨む部位26aに、光透過性を高くした抜き文字が施してある。この文字は、一方(上方側)の第2反射部242に対応する「売切」と、他方(下方側)の第2反射部242に対応する「準備中」である。
押釦部27は、光透過材から成り、図5にも示したように、操作部271と鍔部272とを備えて構成してある。操作部271は、楕円形状を有しており、前方に突出する態様で配設してある。この操作部271は、フィルム26やパッキン25の収納部252を嵌挿するとともに、カバー22の押釦孔223を貫通して前板部221の前方に表出してある。また、操作部271は、上記リフレクタ24の第1反射部241に対峙する部位に楕円形状のレンズ部(光拡散部)271aが形成してある。より詳細に説明すると、中心部分が第1発光素子232に対応する態様でレンズ部271aが形成してある。このレンズ部271aは、第1発光素子232からの光を透過させる透過領域になり、中央部分の厚みが最も大きくなる態様で厚みを連続的に変化させて形成してある。
鍔部272は、操作部271の外周部分に設けてあり、押釦部27が押釦孔223から抜ける事態を防ぐ役割を果たすものである。この鍔部272の後方側は、パッキン25の操作突起254を介して基板23の各スイッチ部231に対峙する。この押釦部27は、パッキン25の作動部253の撓みおよび弾性によって、前方から押圧された場合に後方に向かって押動操作可能に設けてある。
上記押釦部27は、図1に示したように、ディスプレイ台6に載置した各商品見本7に対応してそれぞれ設けてある。本実施の形態では、左右の列において押釦部27を6個並設したユニットを形成してあり、当該ユニットを2個連結して左右列の商品見本7にそれぞれ押釦部27を対応して配置してある。尚、押釦装置20は、押釦部27を6個並設したユニットを形成するだけに限らず、例えば押釦部27を4個並設したユニットを形成しても良い。
次に、上記構成を有する押釦装置20の作用を自動販売機1の販売動作を含めて説明する。自動販売機1は、硬貨投入口8から硬貨が投入されたときにその正偽を判定し、正硬貨であった場合にさらに投入金額の認識を行う。また、自動販売機1は、紙幣投入口9から紙幣が投入されたときにその正偽を判定し、正紙幣であった場合にさらに投入金額の認識を行う。硬貨あるいは紙幣の金額は表示部12によって表示する。
押釦装置20は、機内に投入された金銭の額が商品販売に必要となる金額である場合、つまり投入された金銭の額が予め決められた閾値を超えた場合に、押釦部27の押動操作を有効化させる。すなわち、商品販売が可能である商品の商品見本7に対応する押釦部27について該押釦部27が対峙しているスイッチ部231からの入力を有効化させる。同時に、押釦装置20は、商品販売が可能である商品の商品見本7に対応する押釦部27について該押釦部27に対応する第1発光素子232を発光させる。この際、第1発光素子232では、例えば押釦部27に該当する商品が冷却収納状態である場合には青色の発光ダイオードを発光させる一方、押釦部27に該当する商品が加温収納状態である場合には橙色の発光ダイオードを発光させる。
第1発光素子232の発光ダイオードで発光した光は、直進性を有し、リフレクタ24の第1反射部241に至る。第1反射部241に入射した光は、通過孔241aを通過した後、導光部材243の光発散部243bによって発散しながら該導光部材243の内部を通過し、光散乱部243aによって散乱して、該第1反射部241の光反射面241bに至る。そして、光反射面241bに至った光は、前方に向けて反射し、パッキン25およびフィルタ26を透過して押釦部27のレンズ部271aに至る。レンズ部271aは、上述したように、中央部分の厚みが最も大きくなる態様で厚みを連続的に変化させて形成してあるために、該レンズ部271aに入射した光は、図6に模式的に示したように、拡散して射出することになる。
このように拡散した光で明示された押釦部27が前方から押圧されて押動操作することにより、スイッチ部231が作動して入力信号をメインコントローラに送出する。そして、自動販売機1では、かかる入力信号により押動操作した押釦部27に対応する商品見本7の商品を商品取出口13に搬出して払い出すことになる。同時に、押釦装置20では、スイッチ部231の入力信号によって第1発光素子232の発光ダイオードの発光を停止する。
ところで、自動販売機1において収納した商品の在庫が無くなった場合には、押釦装置20は、在庫が無くなった商品の商品見本7に対応する押釦部27について該押釦部27に対応する第2発光素子233を発光させる。より詳細には、第2発光素子233では、例えば赤色の発光ダイオードを発光させる。これにより、図7に示したように、フィルム26に施された「売切」の文字が押釦部27に赤色で明示されることになる。
一方、自動販売機1において在庫の無くなった商品を補充した場合には、押釦装置20は、補充した商品の商品見本7に対応する押釦部27について該押釦部27に対応する第2発光素子233を発光させる。より詳細には、第2発光素子233では、例えば橙色の発光ダイオードを発光させる。これにより、図8に示したように、フィルム26に施された「準備中」の文字が押釦部27に橙色で明示されることになる。尚、「準備中」とは、自動販売機1に収納した商品が冷却もしくは加温している最中のことをいう。
また、「売切」または「準備中」の文字を明示しているとき、押釦装置20は、自動販売機1において投入された金銭の額が商品販売に必要となる金額であっても、文字を明示している押釦部27の押動操作を無効化させる。すなわち、商品販売が不可能な商品の商品見本7に対応する押釦部27であるため、当該押釦部27が対峙しているスイッチ部231からの信号を無効化させる。同時に、押釦装置20は、商品販売が可能でない商品の商品見本7に対応する押釦部27について該押釦部27の第1発光素子232の発光を停止する。
上記押釦装置20によれば、押釦部27のレンズ部271aが、入射した光を拡散させて射出するので、該押釦部27の視認性を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態1に係る押釦装置について説明したが、本発明はこれに限定されず、種々の変更を行うことができる。例えば、図9に示したように、押釦部27は、レンズ部271aの入射面(後面)に、中心部分から放射状に拡がる態様の溝部273が形成してあっても良い。このような構成によれば、リフレクタ24からの光が、パッキン25を介してレンズ部271aの入射面に至ると、該入射面に形成された溝部273により乱反射して散乱し、これが拡散して射出することになる。従って、押釦部27の視認性をさらに向上させることができる。また、レンズ部271aの入射面における溝部273を放射状に拡がる態様に形成したことにより、光が放射状に散乱して拡散し、美観性にも優れたものになる。
<実施の形態2>
図10および図11は、それぞれ本発明の実施の形態2に係る押釦装置を示したものであり、図10は分解斜視図であり、図11は平面断面図である。尚、上述の実施の形態1に係る押釦装置20と同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。これら図10および図11において、押釦装置30は、上記押釦装置20と同様に自動販売機1に適用されるものであり、ケーシングを構成するベース21とカバー22との間における収納空間Sに、基板23、ハウジング34、パッキン25、フィルム26および押釦部27が収納して構成してある。つまり、本発明の実施の形態2に係る押釦装置30は、上記実施の形態1に係る押釦装置20とハウジング34以外は同一の構成を有するものである。
ハウジング34は、楕円形状を有しており、第1発光素子232および第2発光素子233の光射出側(前方側)に配設してある。このハウジング34は、レンズ保持部341と反射部342とを有している。
レンズ保持部341は、楕円形状のレンズ部38を保持するためのものであり、第1発光素子232の2個の発光ダイオードの射出光の通過域に設けてある。より詳細に説明すると、レンズ保持部341は、第1発光素子232からの光が中心部分に至る態様でレンズ部38を保持するものである。このレンズ保持部341に保持されたレンズ部38は、光透過材から形成して成り、図12に示したように、第1発光素子232からの光の入射面(後面)381および射出面(前面)382にそれぞれ複数の直線状の溝部383が平行に形成してある。より詳細に説明すると、入射面381および射出面382に形成された複数の溝部383は、互いに直交する方向に沿って形成してある。ここで、その一例として、入射面381に形成された溝部383は、該レンズ部38の正中面384の一の面から時計回りの方向に45度傾斜した方向に沿って形成してあり、射出面382に形成された溝部383は、該一の面から時計回りの方向に135度傾斜した方向に沿って形成してあるが、この角度に限定されるものではなく、視認性および美観性を向上させることができる角度であれば良い。ここに、入射面381および射出面382のそれぞれに形成された溝部383の形態は特に限定されるものではないが、本実施の形態では、その断面がV字状に成るものである。
反射部342は、前方に開口する凹状の形態を成しており、レンズ保持部341の側方に設けてある。反射部342は、第2発光素子233の各発光ダイオードからの射出光を反射するためのものであり、各発光ダイオードに対応して1つずつ、すなわち2個設けてある。これら反射部342は、それぞれ第2発光素子233の発光ダイオードからの射出光を通過させる通過孔342aを中央に有し、該通過孔342aから前方に向かって矩形状に漸次拡がる光反射面342bを有している。
このような構成を有する押釦装置30においては、第1発光素子232の発光ダイオードで発光した光が、ハウジング34のレンズ保持部341に保持されたレンズ部38の入射面381に至ると、レンズ部38は、入射面381および射出面382のそれぞれに複数の溝部383が形成してあるために、該光は乱反射して散乱し、散乱光になる。散乱光は、レンズ部38の射出面382から射出され、パッキン25、フィルム26およびレンズ部271a(押釦部27)に至り、該レンズ部271aで拡散して射出される結果、該押釦部27が明示されることになる。つまり、レンズ部38は、第1発光素子232からの直進性を有する光を乱反射させて散乱光を形成し、該散乱光を押釦部27(レンズ部271a)に射出する。
以上のような本発明の実施の形態2に係る押釦装置30によれば、レンズ部38が、第1発光素子232からの光を乱反射させて散乱光を形成し、該散乱光を押釦部27のレンズ部271aに射出し、かかる光をレンズ部271aが拡散して射出するので、押釦部27の視認性を向上させることができる。特に、レンズ部38の入射面381および射出面382の溝部383は、互いに直交する方向に沿って形成しているので、散乱光が規則的に拡散し、美観性に優れたものになる。更に、入射面381の溝部383が該レンズ部38の正中面284の一の面から時計回りの方向に45度傾斜した方向に沿って形成してあるとともに、射出面382の溝部383が該一の面から時計回りの方向に135度傾斜した方向に沿って形成してあることにより、散乱光は、第1発光素子232から射出された光の同心円状に放射した態様で拡散することにより、特に視認性および美観性を優れたものにすることができる。
<実施の形態3>
図13は、本発明の実施の形態3に係る押釦装置を示した平面断面図である。尚、上述の実施の形態1に係る押釦装置20と同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。この図10において、本発明の実施の形態3に係る押釦装置40は、ケーシングを構成するベース21とカバー22との間における収納空間(図示せず)に、基板23、リフレクタ44、パッキン45、反射部材46、押釦部47および内カバー48が収納してある。
リフレクタ44は、楕円形状を有しており、第1発光素子232の光射出側(前方側)に配設してある。このリフレクタ44は、反射部441を有している。反射部441は、前方に開口する凹状の形態を成している。この反射部441は、第1発光素子232の2個の発光ダイオードからの射出光を拡散させて反射するためのものであり、第1発光素子232からの射出光を通過させる通過孔441aを中央に有し、該通過孔441aから前方に向かって楕円形状に漸次拡がる光反射面441bを有している。この光反射面441bには、光反射性に富む態様でアルミ蒸着が施してある。
また、反射部441には、通過孔441aの前方側に円柱状の導光部材443が設けてある。導光部材443は、光透過材から形成したものであり、端部を前後方向に平行となる態様で配置してある。導光部材443の前端部分には、第1発光素子232側(後方側)に頂部を向けて配設した円錐体形状の光散乱部443aが設けてある。導光部材443の後端部分には、第1発光素子232側(後方側)に凹曲形状の光発散部443bが設けてある。
パッキン45は、例えばシリコーンゴム等の弾性部材から成り、矩形状に形成してある。パッキン45の外周には、ベース21の溝状部212に挿入し得る無端状の挿入部451が設けてある。パッキン45の前面には、上記リフレクタ44を嵌挿する楕円形状の収納部452が突設してあるとともに、該収納部452の周囲には、可撓性および弾性を有する作動部453が設けてある。パッキン45の後面には、基板23の各スイッチ部231に対峙する位置に操作突起454が設けてある。このパッキン45は、上記カバー22をベース21に密着して固定した場合に、挿入部451が溝状部212に圧入されることによって基板23およびリフレクタ44をベース21との間で水密にして収納するものである。
反射部材46は、前方に開口する凹状の形態の反射窓部461を有しており、該反射窓部461が第2発光素子233からの光の通過域に位置する態様でパッキン45の前面側に設けてある。反射窓部461は、第2発光素子233の各発光ダイオードからの射出光を反射するためのものであり、各発光ダイオードに対応して1つずつ、すなわち2個設けてある。これら反射窓部461は、それぞれ第2発光素子233の発光ダイオードからの射出光を通過させる通過孔461aを中央に有し、該通過孔461aから前方に向かって矩形状に漸次拡がる光反射面461bを有している。
押釦部47は、光透過材から成り、操作部471と鍔部472とを備えて構成してある。操作部471は、楕円形状を有しており、前方に突出する態様で配設してある。この操作部471は、パッキン45の収納部452を嵌挿するとともに、内カバー48の貫通孔482およびカバー22の押釦孔223を貫通して前板部221の前方に表出してある。また、操作部471は、上記リフレクタ44に対峙する部位に楕円形状のレンズ部471aが形成してある。より詳細に説明すると、中心部分が第1発光素子232に対応する態様でレンズ部471aが形成してある。このレンズ部471aは、第1発光素子232からの光を透過させる透過領域になり、中央部分の厚みが最も大きくなる態様で厚みを連続的に変化させて形成してある。また、レンズ部471aの入射面(後面)には、中心部分から放射状に拡がる態様の溝部473(図14参照)が形成してある。
鍔部472は、操作部471の外周部分に設けてあり、押釦部47が押釦孔223から抜ける事態を防ぐ役割を果たすものである。この鍔部472の後方側は、パッキン45の操作突起454を介して基板23の各スイッチ部231に対峙する。この押釦部47は、パッキン45の作動部453の撓みおよび弾性によって、前方から押圧された場合に後方に向かって押動操作可能に設けてある。
内カバー48は、光透過材から成る板状体であり、楕円形状の表出部481を備えている。表出部481は、カバー22の押釦孔223から表出する部分であり、貫通孔482と表示部483とを有している。貫通孔482は、上記押釦部47における操作部471が貫通することができる大きさであり、該操作部471より僅かに大きい楕円形状を有している。表示部483は、反射部材46の反射窓部461の前方側に臨む部位に、光透過性を高くした抜き文字が施してある。この文字は、一方(上方側)の反射窓部461に対応する「売切」と、他方(下方側)の反射窓部461に対応する「準備中」である。
つまり、本発明の実施の形態3に係る押釦装置40は、上記実施の形態1に係る押釦装置20の押釦部27が第2発光素子233からの光も透過する構成、より具体的には「売切」もしくは「準備中」の文字も表示するのに対し、図14に示したように、押釦部47は第1発光素子232からの光のみを透過する構成、より具体的には、「売切」もしくは「準備中」の表示を別個にしたものである。
以上のような構成を有する押釦装置40によれば、押釦部47のレンズ部471aが、入射した光を拡散させて射出するので、該押釦部47の視認性を向上させることができる。
また、上記押釦装置40では、リフレクタ44からの光が、パッキン45を介してレンズ部471aの入射面に至ると、該入射面に形成された溝部473により乱反射して散乱し、これが拡散して射出することになる。従って、押釦部47の視認性をさらに向上させることができる。また、レンズ部471aの入射面における溝部473を放射状に拡がる態様に形成したことにより、光が放射状に散乱して拡散し、美観性にも優れたものになる。
本発明の実施の形態1に係る押釦装置が適用された自動販売機を示した正面図である。 図1に示した自動販売機に適用された押釦装置の分解斜視図である。 図1に示した自動販売機に適用された押釦装置の平面断面図である。 図2に示した押釦装置を構成するフィルムの正面図である。 図2に示した押釦装置を構成する押釦部の正面図である。 光の拡散を模式的に示した概念図である。 図2に示した押釦装置を構成する第2発光素子を発光させた場合を示した正面図である。 図2に示した押釦装置を構成する第2発光素子を発光させた場合を示した正面図である。 本発明の実施の形態1に係る押釦装置を構成する押釦部の変形例を示した正面図である。 本発明の実施の形態2に係る押釦装置の分解斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る押釦装置の平面断面図である。 図11に示した押釦装置を構成するレンズ部の正面図である。 本発明の実施の形態3に係る押釦装置の平面断面図である。 本発明の実施の形態3に係る押釦装置の表示パターンを示した正面図である。
符号の説明
20,30,40 押釦装置
21 ベース
211 収納凹部
212 溝状部
22 カバー
221 前板部
222 側板部
223 押釦孔
23 基板
231 スイッチ部
232 第1発光素子
233 第2発光素子
234 集積回路
24 リフレクタ
241 第1反射部
242 第2反射部
25 パッキン
251 挿入部
252 収納部
253 作動部
254 操作突起
26 フィルム
27,47 押釦部
271 操作部
272 鍔部
271a レンズ部
S 収納空間

Claims (8)

  1. 光源となる発光素子と、
    押動操作可能に配設され、前記発光素子からの光を透過する押釦部と
    を備えた押釦装置において、
    前記押釦部は、前記発光素子から入射した光を拡散させて射出する光拡散部を備えたことを特徴とする押釦装置。
  2. 前記光拡散部は、前記発光素子からの光を透過させる透過領域の厚みを連続的に変化させて形成したものであることを特徴とする請求項1に記載の押釦装置。
  3. 前記光拡散部は、前記透過領域の中央部分の厚みが最も大きくなる態様で形成したものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の押釦装置。
  4. 前記光拡散部は、前記発光素子からの光の入射面に、放射状に拡がる態様の溝部を形成して成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の押釦装置。
  5. 前記発光素子と前記押釦部との間に、前記発光素子からの光を散乱させて散乱光を形成し、該散乱光を前記押釦部に射出する光散乱部材を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の押釦装置。
  6. 前記光散乱部材は、前記発光素子からの光の入射面と射出面とに、互いに異なる方向に沿って伸びる複数の直線状の溝部が平行に形成されたものであることを特徴とする請求項5に記載の押釦装置。
  7. 前記光散乱部材は、前記入射面と射出面とに形成された溝部が互いに直交する方向に沿って形成されたものであることを特徴とする請求項6に記載の押釦装置。
  8. 前記押釦部とは別個に所定の表示を行うための表示部を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の押釦装置。
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