JP2005340086A - 押釦装置 - Google Patents

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Eiji Nakamura
英司 中村
Junichi Abe
阿部  順一
Shinichi Kobayashi
信一 小林
Keisuke Kato
啓介 加藤
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Abstract

【課題】商品の選択を容易になし得るように、商品の購入が可能であるか否かを容易に識別可能とする押釦装置を提供すること。
【解決手段】スイッチ231および第1発光素子232を実装した回路基板23と、回路基板23に進退可能に配設したハウジング24と、回路基板23をシールするパッキン25と、スイッチ231を押動操作可能に配設した押釦27とを備えた押釦装置20において、パッキン25が第1発光素子232の光が透過するように形成した透孔255を有し、押釦27の周縁部とハウジング24の周縁部との間をシールした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、押釦装置に関し、より詳細には、例えば自動販売機等に適用され、商品の選択に用いられる押釦装置に関するものである。
一般に、自動販売機の外扉には、透明な前面パネルにより画成されたディスプレイ室が設けてあり、ディスプレイ室には、商品見本を陳列するディスプレイ台が上下方向に複数段設けてある。このディスプレイ台には、自動販売機が販売する商品と対応する商品見本が陳列してあり、前面パネルには商品見本と対応して複数の押釦装置が配設してある。
押釦装置は、ベースと、ベースに固定した回路基板と、回路基板の全体を被覆するパッキンと、パッキン上に配設した押釦と、押釦を押動操作可能に被覆するカバーとにより構成してある。基板上にはスイッチおよびは発光素子を実装するとともに、ハウジングが進退可能に配設してある。発光素子は、例えば、発光ダイオード(LED:light-emitting diode)であり、光源として用いられる。ハウジングには、上述したパッキンを介して上述した押釦が嵌め込んであり、押釦が位置決めされている。押釦は、光透過性を有するレンズ部を主部分として構成されている。このように構成した押釦装置は、ベースとカバーとを溶着接合することにより、一体化されている。
押釦装置は、押釦の押動操作(押下)が有効となった場合には、発光素子を点灯し、発光素子の光がパッキンを透過して押釦を点灯させる一方、押釦が押動操作された場合には、スイッチから信号を出力する一方、発光素子を消灯し、押釦を消灯させる。
したがって、自動販売機においては、購入する商品の価格以上の貨幣を投入した場合に、購入可能な商品に対応する押釦装置の押釦が点灯し、押釦が点灯した押釦装置の押動操作が有効となる。ここで、点灯した押釦装置の押釦を選択して押動操作すると、自動販売機のメインコントローラに商品の選択信号を入力する一方、押釦が消灯する。そして、自動販売機は商品見本に対応した商品を搬出し、商品が販売される(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
実公平7−18112号公報 登録実用新案第2506507号公報
ところで、上述したパッキンはシリコーンゴムを採用しているために乳白色をしており、発光素子の光は、パッキンを経由することにより、減光されて押釦に到達する。このため、たとえば、太陽光の下では、押釦装置が有効であるか否か、すなわち、商品の購入が可能であるか否かを識別しにくい事態が生じうる。
本発明は、上記実情を鑑みて、商品の選択を容易になし得るように、商品の購入が可能であるか否かを容易に識別可能とする押釦装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る押釦装置は、スイッチおよび発光素子を実装した回路基板と、回路基板に進退可能に配設したハウジングと、回路基板をシールするパッキンと、前記スイッチを押動操作可能に配設した押釦とを備えた押釦装置において、前記パッキンが発光素子の光が透過するように形成した透孔を有し、前記押釦の周縁部と前記ハウジングの周縁部との間をシールしたことを特徴とする。
本発明に係る押釦装置は、パッキンが発光素子の光が透過するように形成した透孔を有し、押釦の周縁部とハウジングの周縁部との間をシールしたので、防水性、防塵性を維持しつつ、商品の購入が可能であるか否か、すなわち、押釦装置が有効であるか否かを容易に識別できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る押釦装置の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は本発明の実施例に係る押釦装置を適用した自動販売機を示す正面図である。自動販売機1は、本体キャビネット2と外扉3とを有している。本体キャビネット2は、前面が開口した直方体形状の断熱筐体として形成してある。本体キャビネット2の開口部分は、断熱性を有する内扉(図示せず)によって開閉可能となっている。
また、図には明示していないが、本体キャビネット2の内部には、断熱性の仕切板により仕切られた複数の商品収容庫が左右に並設してある。これらの商品収容庫には、缶入り飲料、瓶入り飲料、ペットボトル入り飲料などの商品を収納した商品ラックが設けてある。また、各商品収容庫の下方部には、当該商品収容庫を冷却もしくは加熱して商品ラックに収納した商品を冷蔵・温蔵状態とする冷却/加熱ユニットを備えている。
外扉3は、本体キャビネット2の前面に開閉可能に取り付けてある。外扉3は、本体キャビネット2の開口部分を覆うのに十分な大きさを有し、外扉3の上部域には、前面が透明板4で覆われたディスプレイ室5が画成してある。また、ディスプレイ室5の内側となる部位には、ディスプレイ台6が取り付けてある。ディスプレイ台6は、本体キャビネット2の庫内に収納した商品に対応した商品見本7を左右に一列に複数(本実施例では12個)並べて載置してある。ディスプレイ台6には、庫内に収納した商品の収納状態(冷却または加温)を表示してある。ディスプレイ台6の表示は、外扉3を本体キャビネット2に対して閉じた際に、自動販売機1の前面から商品見本7とともに透明板4を介して透視可能である。なお、図1に示すように本実施例に係るディスプレイ台6は、上下方向に複数段(本実施例では3段)設けてある。また、外扉3の前面には、硬貨投入口8、紙幣投入口9、返却口10、返却レバー11、表示部12および商品取出口13など周知の構成が設けてある。
図1に示すようにディスプレイ室5を覆う透明板4には、各ディスプレイ台6の前方となる位置に本発明の実施例1に係る押釦装置20が設けてある。図2および図3は、本発明の実施例1に係る押釦装置を示したものであり、図2は分解斜視図であり、図3は平面断面図である。これら図2および図3において、本発明の実施例に係る押釦装置20は、ケーシングを構成するベース21とカバー22とを備えている。
押釦装置20は、カバー22から押釦27が表出している。押釦27は、ディスプレイ台6に載置した各商品見本7に対応してそれぞれ設けてある。本実施例に係る押釦装置20は、左右の列において押釦27を6個並設した押釦ユニットを形成してあり、当該押釦ユニットを2個連結して左右列の商品見本7にそれぞれ押釦27を対応して配置してある。なお、押釦ユニットは、押釦27を6個並設する構成に限らず、例えば押釦27を4個並設して形成してもよい。なお、図2では便宜上、左右に並設した2個の押釦27に係る構成を図示してあり、図3では便宜上1個の押釦27に係る構成を図示してある。
ベース21は、押釦装置20の後方側ケーシングを構成するものである。ベース21は、矩形状の板状体であり、その前面に収納凹部211が設けてある。また、ベース21は、その外周に沿って無端状の溝状部212を設けてある。このベース21は、後面側をネジ等の締結部材(図示せず)で締結して、ディスプレイ室5を覆う透明板4に対して固定される。
カバー22は、押釦装置20の前方側ケーシングを構成するものである。カバー22は、前方に向けて円弧状に膨出して形成した前板部221と、左右の側板部222とを有してベース21との間に収納空間Sを形成している。この収納空間Sには、回路基板23、パッキン25、フィルム26および押釦27が収納してある。また、カバー22の前板部221には、押釦孔223が形成してある。このカバー22は、ベース21に溶着接合されて、上述したようにベース21とともにケーシングを構成している。
回路基板23は、ベース21の収納凹部211に嵌合する矩形状の板状体である。回路基板23の前面には、スイッチ231と、第1発光素子232と、第2発光素子233と、集積回路234とを実装するとともに、ハウジング24が進退可能に配設してある。スイッチ231は、作動時に操作感(クリック感)を生じるようにタクトスイッチにより構成してある。例えば、このスイッチ231は、1つの押釦27に対応して2つ設けてある。
第1発光素子232は、該押釦装置20の光源を成しており、例えば、色の異なる2つのチップ型発光ダイオード(LED;light-emitting diode)で構成してある。本実施例では、上下方向に並設した青色(寒色)および橙色(暖色)の2色の発光ダイオードを有している。
第2発光素子233は、例えば、色の異なる2つのチップ型発光ダイオードで構成してある。本実施例では、上下方向に並設した赤色および橙色の2色の発光ダイオードを有している。
集積回路234は、スイッチ231、第1発光素子232および第2発光素子233のそれぞれと接続してあるとともに、自動販売機1のメインコントローラ(図示せず)と接続してある。集積回路234は、メインコントローラからの指令に基づいて第1発光素子232および第2発光素子233の各発光ダイオードを点灯させる一方、スイッチ231の入力信号をメインコントローラに送出するものである。
ハウジング24は、楕円形状を有しており、第1発光素子232および第2発光素子233の光射出側(前方側)に配設してある。このハウジング24は、第1反射部(反射鏡面)241と第2反射部242とを有している。
第1反射部241は、前方に開口する凹状の形態をなしている。この第1反射部241は、第1発光素子232の2個の発光ダイオードからの射出光を反射するものであり、第1発光素子232からの射出光を通過させる通過孔241aを中央に有し、該通過孔241aから前方に向かって楕円形状に漸次拡がる光散乱反射面241bを有している。光散乱反射面241bは、後述する押釦27のレンズ部271aと略同じ大きさを有している。この光散乱反射面241bには、一例として、図4に示したように通過孔241aを中心にして放射状に拡がる複数の溝部241cが形成してある。また、光散乱反射面241bには、高反射率材料であるアルミニウムが蒸着してある。
上記第1反射部241には、通過孔241aの前方側に円柱状の導光部材243が設けてある。導光部材243は、光透過材から形成したものであり、端部を前後方向に平行となる態様で配置してある。導光部材243の前端部分には、第1発光素子232側(後方側)に頂部を向けて配設した円錐体形状の第1光発散部243aが設けてある。導光部材243の後端部分には、第1発光素子232側(後方側)に凹曲形状の第2光発散部243bが設けてある。
第2反射部242は、前方に開口する凹状の形態を成しており、第1反射部241の側方に設けてある。第2反射部242は、第2発光素子233の各発光ダイオードからの射出光を反射するためのものであり、各発光ダイオードに対応して1つずつ、すなわち2個設けてある。これら第2反射部242は、それぞれ第2発光素子233の発光ダイオードからの射出光を通過させる通過孔242aを中央に有し、該通過孔242aから前方に向かって矩形状に漸次拡がる光反射面242bを有している。
パッキン25は、例えばシリコーンゴム等の弾性部材からなり、矩形状に形成してある。パッキン25の外周には、ベース21の溝状部212に挿入し得る無端状の挿入部251が設けてある。パッキン25の前面には、上記ハウジング24を嵌挿する楕円形状の収納部252が突設してあるとともに、該収納部252の周囲には、可撓性および弾性を有する作動部253が設けてある。パッキン25の後面には、回路基板23の各スイッチ231に対峙する位置に操作突起254が設けてある。また、収納部252は、発光素子の光が透過するように形成した透孔255を有している。透孔255は、パッキン25がハウジング24に対して噛み込み代(鍔部256)を有するようにハウジング24の外形よりもやや小さく形成してある。このパッキン25は、上記カバー22をベース21に密着して固定した場合に、挿入部251が溝状部212に圧入され、鍔部256がハウジング24の周縁部と押釦27の周縁部との間をシールすることによって回路基板23をベース21との間で水密にして収納する。
フィルム26は、光透過材からなる板状体であり、パッキン25の収納部252の前面を覆う態様で楕円形状をなしている。このフィルム26は、図5に示したように、ハウジング24の第2反射部242の前方側に臨む部位26aに、光透過性を高くした抜き文字が施してある。この文字は、一方(上方側)の第2反射部242に対応する「売切」と、他方(下方側)の第2反射部242に対応する「準備中」である。
押釦27は、光透過材からなり、図6にも示したように、操作部271と鍔部272とを備えて構成してある。操作部271は、楕円形状を有しており、前方に突出する態様で配設してある。この操作部271は、フィルム26やパッキン25の収納部252を嵌挿するとともに、カバー22の押釦孔223を貫通して前板部221の前方に表出してある。また、操作部271は、上記ハウジング24の第1反射部241に対峙する部位に楕円形状のレンズ部271aが形成してある。より詳細に説明すると、中心部分が第1発光素子232に対応する態様でレンズ部271aが形成してある。このレンズ部271aは、第1発光素子232からの光を透過させる光透過域になり、その大きさは、上述したようにハウジング24の光散乱反射面241bと略同一である。
鍔部272は、操作部271の外周部分に設けてあり、押釦27が押釦孔223から抜け落ちる事態を防ぐ役割を果たすものである。この鍔部272の後方側は、パッキン25の操作突起254を介して回路基板23の各スイッチ231に対峙する。この押釦27は、パッキン25の作動部253の撓みおよび弾性によって、前方から押圧された場合に後方に向かって押動操作可能に設けてある。
次に、上述した押釦装置の作用を自動販売機の販売動作を含めて説明する。図1に示す自動販売機1は、硬貨投入口8から硬貨が投入されると識別可能な硬貨であるか識別不能な硬貨であるかを識別し、識別可能な硬貨であった場合にさらに金種の識別を行う。また、自動販売機1は、紙幣投入口9から紙幣が投入されると識別可能な紙幣であるか識別不能な紙幣であるかを識別し、識別可能な紙幣であった場合にさらに金種の識別を行う。そして、投入された硬貨の価値情報および紙幣の価値情報を加算して合計価値情報(合計金額)を表示部12に表示する。
押釦装置20は、自動販売機に投入された貨幣の合計価値情報(合計金額)が購入しようとする商品の価格を超えた場合に、押釦27の押動操作を有効化する。すなわち、商品販売が可能である商品の商品見本7に対応する押釦27について該押釦27が対峙しているスイッチ231からの入力を有効化する。同時に、押釦装置20は、商品販売が可能である商品の商品見本7に対応する押釦27について該押釦27に対応する第1発光素子232を発光させる。このとき、第1発光素子232では、例えば押釦27に対応する商品が冷却収納状態である場合には青色(寒色)の発光ダイオードを発光させる一方、押釦27に対応する商品が加温収納状態である場合には橙色(暖色)の発光ダイオードを発光させる。
第1発光素子232の発光ダイオードで発光した光は、直進性を有し、ハウジング24の第1反射部241に至る。第1反射部241に入射した光は、通過孔241aを通過した後、導光部材243の第2光発散部243bによって発散しながら該導光部材243の内部を通過し、第1光発散部243aによってさらに発散して、該第1反射部241の光散乱反射面241bに至る。そして、光散乱反射面241bに至った光は、前方に向けて反射することになる。より詳細に説明すると、光散乱反射面241bは、押釦27のレンズ部271aと略同じ大きさを有するものであるから、該レンズ部271a全体にわたって光を反射することになる。また、光散乱反射面241bに形成された複数の溝部241cの作用により、反射した光は乱反射して散乱することになる。特に、複数の溝部241cは、通過孔241aを中心にして放射状に拡がる態様で形成してあるので、光が放射状に散乱した態様で反射することになる。そして、光散乱反射面241bから散乱しながら反射した光は、パッキン25の透孔255を通過した後にフィルム26を透過して押釦27のレンズ部271aの全体に至る結果、該押釦27が前方に向かって明示されることになる。
このようにハウジング24からの散乱した反射光で明示された押釦27が前方から押圧されて押動操作(押下)することにより、スイッチ231が作動して入力信号をメインコントローラに送出する。そして、自動販売機1では、かかる入力信号により押動操作した押釦27に対応する商品見本7の商品を商品取出口13に搬出して払い出すことになる。同時に、押釦装置20では、スイッチ231の入力信号によって第1発光素子232の発光ダイオードを消灯する。
ところで、自動販売機1において収納した商品の在庫が無くなった場合には、押釦装置20は、在庫が無くなった商品の商品見本7に対応する押釦27について該押釦27に対応する第2発光素子233を発光させる。より詳細には、第2発光素子233では、例えば赤色の発光ダイオードを発光させる。これにより、図7に示したように、フィルム26に施された「売切」の文字が押釦27に赤色で明示されることになる。
一方、自動販売機1において在庫の無くなった商品を補充した場合には、押釦装置20は、補充した商品の商品見本7に対応する押釦27について該押釦27に対応する第2発光素子233を発光させる。より詳細には、第2発光素子233では、例えば橙色の発光ダイオードを発光させる。これにより、図8に示したように、フィルム26に施された「準備中」の文字が押釦27に橙色で明示されることになる。尚、「準備中」とは、自動販売機1に収納した商品が冷却もしくは加温している最中のことをいう。
また、「売切」または「準備中」の文字を明示しているとき、押釦装置20は、自動販売機1において投入された金銭の額が商品販売に必要となる金額であっても、文字を明示している押釦27の押動操作を無効化させる。すなわち、商品販売が不可能な商品の商品見本7に対応する押釦27であるため、当該押釦27が対峙しているスイッチ231からの信号を無効化させる。同時に、押釦装置20は、商品販売が可能でない商品の商品見本7に対応する押釦27について該押釦27の第1発光素子232の発光を停止する。
上述した実施例1に係る押釦装置20によれば、パッキン25が第1発光素子232の光が透過するように形成した透孔255を有し、押釦27の操作部271の周縁部とハウジング24の周縁部との間をパッキン25の鍔部256がシールしたので、パッキン25によって減光されることなく、防水性、防塵性を維持しつつ、商品の購入が可能であるか否か、すなわち、押釦装置20が有効であるか否かを容易に識別できる。
図9および図10は本発明の実施例2に係る押釦装置を示したものであり、図9は分解斜視図であり、図10は平面断面図である。尚、上述の実施例1に係る押釦装置20と同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。本発明の実施例2に係る押釦装置30は、ケーシングを構成するベース21とカバー22との間における収納空間Sに、回路基板23、パッキン35、反射部材36、押釦37および内カバー38が収納してある。
回路基板23に進退可能に配設したハウジング34は、楕円形状を有しており、第1発光素子232の光射出側(前方側)に配設してある。このハウジング34は、反射部(反射鏡面)341を有している。
反射部341は、前方に開口する凹状の形態をなしている。この反射部341は、第1発光素子232の2個の発光ダイオードからの射出光を反射するものであり、第1発光素子232からの射出光を通過させる通過孔341aを中央に有し、該通過孔341aから前方に向かって楕円形状に漸次拡がる光散乱反射面341bを有している。光散乱反射面341bは、後述する押釦37のレンズ部371aと略同じ大きさを有している。この光散乱反射面341bには、図には明示しないが、一例として通過孔341aを中心にして放射状に拡がる態様の複数の溝部が形成してある(図4参照)。また、光散乱反射面341bには、高反射率材料であるアルミニウムが蒸着してある。
上記反射部341には、通過孔341aの前方側に円柱状の導光部材343が設けてある。導光部材343は、光透過材から形成したものであり、端部を前後方向に平行となる態様で配置してある。導光部材343の前端部分には、第1発光素子232側(後方側)に頂部を向けて配設した円錐体形状の第1光発散部343aが設けてある。導光部材343の後端部分には、第1発光素子232側(後方側)に凹曲形状の第2光発散部343bが設けてある。
反射部材36は、前方に開口する凹状の形態の反射窓部361を有しており、該反射窓部361が第2発光素子233からの光の通過域に位置する態様でパッキン35の前面側に設けてある。反射窓部361は、第2発光素子233の各発光ダイオードからの射出光を反射するためのものであり、各発光ダイオードに対応して1つずつ、すなわち2個設けてある。これら反射窓部361は、それぞれ第2発光素子233の発光ダイオードからの射出光を通過させる通過孔361aを中央に有し、該通過孔361aから前方に向かって矩形状に漸次拡がる光反射面361bを有している。
パッキン35は、例えばシリコーンゴム等の弾性部材からなり、矩形状に形成してある。パッキン35の外周には、ベース21の溝状部212に挿入し得る無端状の挿入部351が設けてある。パッキン35の前面には、上記ハウジング24を嵌挿する楕円形状の収納部352が突設してあるとともに、該収納部352の周囲には、可撓性および弾性を有する作動部353が設けてある。パッキン35の後面には、回路基板23の各スイッチ231に対峙する位置に操作突起354が設けてある。また、収納部352には、発光素子の光が透過するように形成した透孔355を有している。透孔355は、パッキン35がハウジング34に対して噛み込み代(鍔部356)を有するようにハウジング34の外形よりもやや小さく形成してある。このパッキン35は、上記カバー22をベース21に密着して固定した場合に、挿入部351が溝状部212に圧入され、鍔部356がハウジング34の周縁部と押釦37の周縁部との間をシールすることによって回路基板23をベース21との間で水密にして収納する。
押釦37は、光透過材からなり、操作部371と鍔部372とを備えて構成してある。操作部371は、楕円形状を有しており、前方に突出する態様で配設してある。この操作部371は、パッキン35の収納部352を嵌挿するとともに、内カバー38の貫通孔382およびカバー22の押釦孔223を貫通して前板部221の前方に表出してある。また、操作部371は、上記ハウジング34に対峙する部位に楕円形状のレンズ部371aが形成してある。より詳細に説明すると、中心部分が第1発光素子232に対応する態様でレンズ部371aが形成してある。このレンズ部371aは、第1発光素子232からの光を透過させる光透過域になり、その大きさは、上述したようにハウジング34の光散乱反射面341bと略同じである。
鍔部372は、操作部371の外周部分に設けてあり、押釦37が内カバー38の貫通孔382から抜け落ちる事態を防ぐ役割を果たすものである。この鍔部372の後方側は、パッキン35の操作突起354を介して回路基板23の各スイッチ231に対峙する。この押釦37は、パッキン35の作動部353の撓みおよび弾性によって、前方から押圧された場合に後方に向かって押動操作可能に設けてある。
内カバー38は、光透過材からなる板状体であり、楕円形状の表出部381を備えている。表出部381は、カバー22の押釦孔223から表出する部分であり、貫通孔382と表示部383とを有している。貫通孔382は、上記押釦37における操作部371が貫通することができる大きさであり、該操作部371より僅かに大きい楕円形状を有している。表示部383は、反射部材36の反射窓部361の前方側に臨む部位に、光透過性を高くした抜き文字が施してある。この文字は、一方(上方側)の反射窓部361に対応する「売切」と、他方(下方側)の反射窓部361に対応する「準備中」である。
つまり、本発明の実施例2に係る押釦装置30は、上記実施例1に係る押釦装置20の押釦27が第2発光素子233からの光も透過する構成、より具体的には「売切」もしくは「準備中」の文字も表示するのに対し、押釦37は第1発光素子232からの光のみを透過する構成、より具体的には、「売切」もしくは「準備中」の表示を別個にしたものである。
上記構成を有する本発明の実施例2に係る押釦装置30においては、第1発光素子232の発光ダイオードで発光した光は、直進性を有し、ハウジング34の反射部341に至る。反射部341に入射した光は、通過孔341aを通過した後、導光部材343の第2光発散部343bによって発散しながら該導光部材343の内部を通過し、第1光発散部343aによってさらに発散して、該反射部341の光散乱反射面341bに至る。そして、光散乱反射面341bに至った光は、前方に向けて反射することになる。より詳細に説明すると、光散乱反射面341bは、押釦37のレンズ部371aと略同じ大きさを有するものであるから、該レンズ部371a全体にわたって光を反射することになる。また、光散乱反射面341bに形成された複数の溝部の作用により、反射した光は乱反射して散乱することになる。特に、複数の溝部は、通過孔341aを中心にして放射状に拡がる態様で形成してあるので、光が放射状に散乱した態様で反射することになる。そして、光散乱反射面341bから散乱しながら反射した光は、パッキン35の透孔355を通過した後に押釦37のレンズ部371aの全体に至る結果、該押釦37が前方に向かって明示されることになる。
上述した実施例2に係る押釦装置30によれば、パッキン35が第1発光素子232の光が透過するように形成した透孔355を有し、押釦37の操作部371の周縁部とハウジング34の周縁部との間をパッキン35の鍔部356がシールしたので、パッキン35によって減光されることなく、防水性、防塵性を維持しつつ、商品の購入が可能であるか否か、すなわち、押釦装置30が有効であるか否かを容易に識別できる。
以上のように、本発明に係る押釦装置は、自動販売機に適用する押釦装置に有用であり、特に、購入可能な商品を明示する押釦装置に適している。
本発明の実施例に係る押釦装置を適用した自動販売機を示す正面図である。 本発明の実施例1に係る押釦装置の分解斜視図である。 図2に示した押釦装置の平面断面図である。 図2に示した押釦装置を構成するハウジングを拡大して示した斜視図である。 図2に示した押釦装置を構成するフィルムの正面図である。 図2に示した押釦装置を構成する押釦部の正面図である。 図2に示した押釦装置を構成する第2発光素子を発光させた場合を示した正面図である。 図2に示した押釦装置を構成する第2発光素子を発光させた場合を示した正面図である。 本発明の実施例2に係る押釦装置の分解斜視図である。 図9に示した押釦装置の平面断面図である。
符号の説明
20 押釦装置
21 ベース
212 溝状部
22 カバー
223 押釦孔
23 基板
24 ハウジング
241 第1反射部
242 第2反射部
25 パッキン
251 挿入部
252 収納部
253 作動部
254 操作突起
255 透孔
256 鍔部
26 フィルム
27 押釦
271 操作部
271a レンズ部
272 鍔部
30 押釦装置
34 ハウジング
341 反射部
343 導光部材
35 パッキン
351 挿入部
352 収納部
353 作動部
354 操作突起
355 透孔
356 鍔部
36 反射部材
37 押釦
371 操作部
371a レンズ部
372 鍔部
38 内カバー

Claims (2)

  1. スイッチおよび発光素子を実装した回路基板と、
    回路基板に進退可能に配設したハウジングと、
    回路基板をシールするパッキンと、
    前記スイッチを押動操作可能に配設した押釦と
    を備えた押釦装置において、
    前記パッキンが発光素子の光が透過するように形成した透孔を有し、前記押釦の周縁部と前記ハウジングの周縁部との間をシールしたことを特徴とする押釦装置。
  2. 前記ハウジングに反射鏡面を形成したことを特徴とする請求項1に記載の押釦装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114093704A (zh) * 2021-11-05 2022-02-25 深圳市科普伦科技有限公司 一种新结构薄膜开关

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