JP2024007563A - 作業車両 - Google Patents

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JP2024007563A
JP2024007563A JP2023183287A JP2023183287A JP2024007563A JP 2024007563 A JP2024007563 A JP 2024007563A JP 2023183287 A JP2023183287 A JP 2023183287A JP 2023183287 A JP2023183287 A JP 2023183287A JP 2024007563 A JP2024007563 A JP 2024007563A
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一実 五島
Kazumi Goto
和哉 奥村
Kazuya Okumura
真 板山
Makoto Itayama
宏 西崎
Hiroshi Nishizaki
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】従来、キャビンの大型化を招いているという課題がある。【解決手段】キャビン(15)は、キャビン(15)の床面であるステップ部(10)と、キャビン(15)の左右いずれか一側端の壁面である垂直部(18)と、垂直部(18)からキャビン(15)の左右方向での中央に向かって下り傾斜する傾斜部(17)と、傾斜部(17)の中央側端部からステップ部(10)へ向かう接続部(16)を有し、傾斜部(17)の上面の延長線とステップ部(10)の上下方向での間の空間に、ペダル(19)が配置されていることを特徴とする作業車両。【選択図】 図12

Description

本発明は、作業車両に係るものである。
従来のコンバインのキャビンは、正面視において、乗降口側から、脱穀装置側に設けられる側部操縦パネルの上面端部までを覆う形状であり、その形状はおおよそ箱状であり、サイド操縦パネルの内側側面は搭乗者が搭乗するステップまで垂直面の板部材で塞がれ、板部材の外側(脱穀装置側)にハーネス等を内蔵させていた構成は、公知である(特許文献1)。
特開2011-223891号公報
前記公知例は、キャビンの大型化を招いているという課題がある。
本願は、キャビンの構成を工夫し、キャビンの居住性を向上と、作業者の操作性の向上を目的とする。
請求項1の発明は、操縦者が搭乗するキャビン(15)と、前記キャビン(15)内の操作席(11)と、前記操作席(11)に着座した操縦者が踏み込み操作するペダル(19)を備えた作業車両において、前記キャビン(15)は、前記キャビン(15)の床面であるステップ部(10)と、前記キャビン(15)の左右いずれか一側端の壁面である垂直部(18)と、前記垂直部(18)から前記キャビン(15)の左右方向での中央に向かって下り傾斜する傾斜部(17)と、前記傾斜部(17)の中央側端部から前記ステップ部(10)へ向かう接続部(16)を有し、前記傾斜部(17)の上面の延長線と前記ステップ部(10)の上下方向での間の空間に、前記ペダル(19)が配置されていることを特徴とする作業車両としたものである。
請求項2の発明では、前記傾斜部(17)の上方に、操縦者の手動操作部材を有するサイド操縦パネル(13)が配置されている請求項1に記載の作業車両したものである。
請求項1の発明では、傾斜部(17)の上面の延長線とステップ部(10)の上下方向での間の空間に、ペダル(19)が配置されているので、作業者のキャビン15内の居住性を向上させられると共に、作業者の操作姿勢の自由度が向上して、操作性が向上する。
請求項2の発明では、傾斜部(17)の上方に、操縦者の手動操作部材を有するサイド操縦パネル(13)が配置されているので、キャビン(15)の内部空間が広がると共に、部品の配置の自由度が向上する。
コンバインの側面図。 コンバインの側面図。 コンバインの平面図。 キャビンの一部縦断正面図。 キャビンの平面図。 キャビンの正面図。 キャビンの背面図。 サイド操縦パネル付近の側面図。 他の実施形態のサイド操縦パネル付近の側面図。 キャビンの背面図。 同平面図。 同背面図。 同側面図。 同側面図。 同側面図。 同側面図。 キャビンの一部と後側電装ケースの斜視図。 同背面図。 同背面図。 後側電装ケースの背面図と正面図。 同正面図。 同平面図。 サイド操縦パネル付近の正面図。
本発明の一実施形態を図面により説明すると、1はコンバインの機体フレーム、2は走行装置、3は走行装置2の上方の一側に設けた脱穀装置、4は刈取装置、5は脱穀装置4の側方に設けたグレンタンク、6は操縦部である。
操縦部6は作業者の立つステップ10および作業者の着座する操作席11および操作席11の前側に設けたスイッチやレバー類を有する前側操縦パネル12と操作席11の側方に設けたスイッチやレバー類を有するサイド操縦パネル13等を有して構成する(図5)。
前記操縦部6は、操作席11と前側操縦パネル12とサイド操縦パネル13の周囲をキャビン15により包囲して構成する。
脱穀装置3の側方に操縦者が搭乗するキャビン15を設け、キャビン15内に操作席11を設け、操作席11の側方にサイド操縦パネル(クラッチパネル)13を配置し、キャビン15のステップ部10の脱穀装置3側(機体内側)に下部垂直部16(「接続部」とも呼ぶ)を形成し、下部垂直部16から脱穀装置3側に向かって上方傾斜する傾斜部17を形成し、傾斜部17の脱穀装置3の側端部に上部垂直部18を形成し(図4)、下部垂直部16の内側方にブレーキペダル19(「ペダル」とも呼ぶ)を配置し(図7)、上部垂直部18(「垂直部」とも呼ぶ)の側方にサイド操縦パネル(及びその電装品)13を配置する。
また、サイド操縦パネル13の下面側と傾斜部17の上面側との上下間に空間部20を設ける(図7)。
そのため、サイド操縦パネル13の下方位置に空間部20を形成することにより、キャビン15の内部空間が広がると共に、部品の配置の自由度が向上する。
キャビン15周辺の部材の配置を変更することなくキャビン15の空間容積を広くすることができ、作業者のキャビン15内の居住性が向上させられると共に、作業者の操作姿勢の自由度が向上して、操作性が向上する。
上部垂直部18にはサイド操縦パネル13を設け、サイド操縦パネル13は上部垂直部18に対して着脱可能に構成する。
サイド操縦パネル13を上下回動可能に配置する。
上部垂直部18の下端部は、下方回動させたサイド操縦パネルの下端部よりも下方に位置するように構成する。
サイド操縦パネル13は、上方回動させると前端部がエンジンカバー21の前端部22よりも機体後側に位置させる。
傾斜部17に開口部25を形成すると共に、開閉フタ(開口部カバー)26を配置する。
傾斜部17の下方に、HST注油口27及びミッションケースへの注油口28を配置する(図7)。
上部垂直部18を着脱可能としたことにより、サイド操縦パネル13の電装部品30を容易に取り外すことができるので、メンテナンス性が向上する。サイド操縦パネル13を上方回動させるとエンジンカバー21の前端部22よりも後方に位置することにより、開口部25の開閉フタ26の上方を遮るものが無いので、注油作業やメンテナンス作業の能率が向上する。
キャビン15の後部に後側開口部32を形成し、後側開口部32には後側電装ケース33を着脱可能に配置し(図17)、後側電装ケース33にはエンジンハーネス34及び走行車体側の各種ハーネス35を設け、後側開口部32を通過させてキャビン15内に引き込む構成とし、後側電装ケース33の後部にインシュレータ36を設ける(図21)。
後側開口部32に、エンジンハーネス34及び車体側各種ハーネス35を装着した後側電装ケース33を装着可能としたことにより、キャビン15内で各種ハーネスの着脱作業を行うことができるので、分解作業や組立作業に要する時間の短縮が図られる。
後側電装ケース33の後部にインシュレータ36を設けたことにより、エンジン音や排熱が伝わりにくくなり、作業の快適性が向上すると共に、別途インシュレータを装着する作業が不要になる。
エンジンカバー21の上部で且つキャビン15内の脱穀装置3側に、排気浄化装置(DPF)40の吐出口カバー41を配置する(図5)。排気浄化装置40の排気はキャビン15外で脱穀装置3の上方とする。
サイド操縦パネル13を回動可能に支持する回動支柱43を、吐出口カバー41の上方に配置する(図5、8)。
キャビン15の前部に、前側操縦パネル12を配置し、サイド操縦パネル13を機体前側位置に回動させたとき、回動を規制するか否かを切り替える支持ロック機構45を前側操縦パネル12側に配置する(図8)。
排気浄化装置40の吐出口カバー41を回動支柱43の装着部分に兼用できるので、部品数の削減が図られる。
前側操縦パネル12に支持ロック機構45を設けることにより、回動規制状態ではサイド操縦パネル13が強度メンバーになるので、操縦部6の剛性を向上させられる。
支持ロック機構45は、サイド操縦パネル13の回動を規制する際、傾斜角度を複数段階、あるいは無段階で調節可能とする。
この場合、上下方向に複数の位置決め孔46、または、上下方向の調整孔47(図9)にノブボルト48等で固定する構成としてもよい。
なお、ノブボルト48を緩めて位置決め孔46または調整孔47から抜き出すことで、サイド操縦パネル13が回動軸44を回動支点として回動可能となり、図5のように地面とほぼ水平な姿勢とすることや、サイド操縦パネル13を複数の傾斜角度の異なる前上がり傾斜姿勢とすることができる。サイド操縦パネル13の姿勢を決めたときはノブボルト48を締め込み、サイド操縦パネル13の回動をロックする。
サイド操縦パネル13がいずれの傾斜角度でも、サイド操縦パネル13の上面49は操作席11の上面よりも上方に位置するように構成する。
回動を規制する際にサイド操縦パネル13の傾斜角度を多段階、あるいは無段階に調節できることにより、作業者がサイド操縦パネル13を視認しやすく、また操作しやすい角度に設定することができるので、操作性が向上すると共に、誤操作の発生が減少する。
傾斜角度を低く変更しても作業座席面より上方にサイド操縦パネル13の上面49が位置することにより、作業者の手が届きやすく、且つ視認性の良い構成とすることができる。
回動支柱43の回動軸44に抵抗を付与するブレーキ体(座金等)52を配置し(図12)、サイド操縦パネル13の前部にモニタ50を装着する(図8、12)。
サイド操縦パネル13を前方(水平状態)に回動させた際、モニタ50は正背面視で操作席11と重複する位置に配置される(図12)。
回動支柱43の回動軸44にブレーキ体52を配置したことにより、メンテナンス作業等でサイド操縦パネル13を上方に回動させている際、作業者との接触や機体の振動等で前方回動することがあってもサイド操縦パネル13の移動(回動)速度を減速させられるので、作業者への接触(衝突)が防止される。
サイド操縦パネル13にモニタ50を設ける際、サイド操縦パネル13を機体前側に回動させた際にモニタ50が操作席11と重複する位置に配置されることにより、操作時に視点を移動させる範囲(距離)が抑えられ、視認性を向上させると共に、誤操作が防止される。
操作席11左側に傾斜部17を設け、刈取装置4側に空間部20を設ける。
そのため、キャビン15の空間の拡大が図れる。
ステップ部10から下部垂直部16を立ち上げ、下部垂直部16の上部に傾斜部17を開始する構成とする。
そのため、ステップ部10は機体側に残され、ステップ部10の上方をキャビン15により包囲するので、キャビン15外の構成部品に影響が出ない。
キャビン15の空間部20の最左側面は上部垂直部18を構成する。
そのため、ステップ部10は機体側に残し、ステップ部10の上方をキャビン15により包囲するので、キャビン15外の構成部品に影響が出ない。
下部垂直部16にブレーキペダル19の取付部材を、交差方向に貫通し配置する構成とする。
そのため、従来のブレーキペダル19の配置を変更することなく、キャビン15を構成することが可能になる。
上部垂直部18に電装部品30を配置する。
そのため、キャビン15の左壁部(上部垂直部18)の内側を、電装部品30の配置場所として利用ができ、空きスペースを有効に活用できる。
ブレーキペダル19に接続する電装部品30は、傾斜部17を沿わせて配置する構成とする。
そのため、キャビン15の内部に配置される構成部品にも、外の構成部品にも影響を与えにくい配置とすることができる。また、電装部品30は、傾斜部17に沿わせて配置されるので、キャビン15内に土や葉屑などの夾雑物が滞留することを抑制する。
傾斜部17の下部(下方)に形成される空間部に、HSTオイルフィルター54を配置する(図7)。
これにより、キャビン15の室内空間にせり出す部材が無く、空間部20をより拡大することができると共に、サイド操縦パネル13の下方の傾斜部17との間に形成される空間を有効に活用して作業することができる。
傾斜部17の下部(下方)に形成される空間部に、上記のHSTオイルフィルター54とは別の位置にミッションオイル給油口55を配置する(図7)。
これにより、キャビン15の室内空間にせり出す部材が無く、空間部20をより拡大することができると共に、サイド操縦パネル13の下方の傾斜部17との間に形成される空間を有効に活用して作業することができる。
下部垂直部16から傾斜部17の間に開口部25を設ける。なお、開口部25を常時開いていると、機外から排気ガスや夾雑物が進入するので、この開口部25は、作業上必要が無いときは蓋部材(図示省略)で塞ぐ構造とすることが望ましい。
そのため、下部垂直部16から傾斜部17の間に開口部25を設けているので、キャビン15の外側に設けるHSTオイルフィルター54やミッションオイル給油口55等の構成部品のメンテナンスを、キャビン15内から開口部25を介して行うことができ、メンテナンス作業を容易に行える。
下部垂直部16から上部垂直部18の上下間に回動可能なサイド操縦パネル13を設ける。
サイド操縦パネル13を回動可能構成とすることで、サイド操縦パネル13を含めてサイド操縦パネル13により隠蔽される部分のメンテナンスがより容易に行えると共に、サイド操縦パネル13の組立・取付も容易におこなえる。
サイド操縦パネル13と上部垂直部18の間に電装部品30を配置する。
そのため、サイド操縦パネル13を回動構成とすることで、従来では利用できなかったサイド操縦パネル13の左側面と上部垂直部18との間の空間を、サイド操縦パネル13の裏側(左側)を利用して電装部品30の配置が可能となり、空間部の有効活用が可能になる。
サイド操縦パネル13の下面側と傾斜部17の上面側との間を、左側へえぐるように空間部20を形成し、空間部20の一部を電装部品30の一部の配置スペースとする。
そのため、キャビン15の室内空間の広さにほぼ影響を与えることなく、電装部品30の設置スペースを確保できる。
電装部品30の右側面側には、電装品カバー31を設け、電装品カバー31は電装部品30の右側面側の下位置まで覆う構成とする。
そのため、電装部品30に対する干渉を電装品カバー31により防止し、作動を安定させられる。
電装品カバー31はキャビン15の左端の上部垂直部18の上下幅(範囲)内に設ける。
そのため、フィルター等のサービスホール開口部の大きさを犠牲にしない。
サイド操縦パネル13を起立状態に回動させたときは、エンジンカバー21の前側起立部56よりも後方まで回動する構成とする。
すなわち、サイド操縦パネル13を起立状態にさせたときは、サイド操縦パネル13の下面が前面となり、このサイド操縦パネル13の前面の位置は側面視においてエンジンカバー21の前側起立部56よりも後方に位置する構成とする。
そのため、サイド操縦パネル13を上方回動させたとき、傾斜面傾斜部17の開口部25の上方にサイド操縦パネル13は位置しないので、メンテナンス性を向上させ、また、キャビン15の左側のサイド窓ガラス(図示省略)を開けて、刈取装置4等にアクセスすることも可能になるので、さらにメンテナンス性を向上させられる。
後側電装ケース33をキャビン15と別部品で構成する。
そのため、従来では、電装ケースを操作席11と一体で構成し、結果、取付構成が複雑になり生産効率が落ちていたが、本発明では、後側電装ケース33をキャビン15と別部品で構成しているので、取付・組立が容易となる。
後側電装品ケース33はキャビン15の後方から取付ける構成とする。
そのため、キャビン15の後方の開かれた場所から取り付けるため取付作業が容易に行える。
取り外し可能な後側電装品ケース33の前方に回動可能なサイド操縦パネル13を設ける。
そのため、サイド操縦パネル13を回動させることでスペースを確保でき、また、後方からサイド操縦パネル13を搭載させることも可能なためよりスペースを確保できる。
サイド操縦パネル13を回動させた後も、後側電装品ケース33の前部にサイド操縦パネル13が配置される。
そのため、後側電装品ケース33から出たハーネスがサイド操縦パネル13にも配索されるため、ハーネス経路を自然にでき、組立・接続作業を容易にする。
キャビン15に形成する後側開口部32の下面は、回動軸44を回動支点として上方に回動させた状態のサイド操縦パネル13の下端部と、ほぼ同一の高さとなるように構成する。
これにより、後側開口部32と、サイド操縦パネル13の後部側の位置が近くなるので、サイド操縦パネル13を回動させてもハーネスに伸び力や縮み力がかかりにくく、ハーネス経路が無理なく配索できる。
取り外し可能な後側電装品ケース33からキャビン15内部に入るハーネス35を機体左側に設ける。
そのため、機体左側をハーネス35が通るため、無理なく配索が可能になる。
ハーネス35の引込部60は別プレート61で形成し、ハーネス35はグロメット62を固定する構成とする。
後側電装品ケース33内は元々外部からある程度はシールされているが、さらにキャビン15内と仕分けることで、外部からの埃やエンジン騒音の進入遮断が可能になる。
キャビン15の後後側開口部32は後面パネル64の左側に偏って配置する。
そのため、右側後部のフレームの構成が容易になる。
キャビン15の後側開口部32は前面及び上面にかけて開口する。
すなわち、キャビン15の後面パネル64の上下中間部を、縦板65と横板66とにより構成し、縦板65と横板66とに跨いで後側開口部32を開口させて形成する。
そのため、後側電装品ケース33内のメンテナンスが容易になる。
取り外し可能な後側電装品ケース33の全周部にシール67を設ける。
後側電装ケース33にシール67を設けることで、後側電装ケース33の着脱作業の取り付け、または取り外しと、そのためのボルト・ナット等の締付だけとすることができるので、メンテナンス等の作業効率が向上する。
後側電装品ケース33の後部にインシュレータ36を設ける。
そのため、後側電装品ケース33内にエンジン音、熱が伝わるのを防止できると共に、組付け後に別途インシュレータ36の貼り付け作業が不要となる。
エンジンハーネス34、車体側ハーネス35の取出口68を後側電装ケース33の背面に設ける。
そのため、後側電装品ケース33内にエンジン音や熱が伝わるのを防止できると共に、組付け作業を容易にする。
後側電装品ケース33のカバー70に設けたシール71でグロメット固定プレート61とキャビン15の後側開口部32をシールする構成とする。
そのため、キャビン15側のカバー70にシール71を設けることで、さらに遮音性、防塵性の向上が可能となる。
サイド操縦パネル13を独立した状態で構成し、サイド操縦パネル13の後方の支持を操作席11面に取り付ける構成とする。
そのため、サイド操縦パネル13の構成部品を完成させた状態で搭載が可能となり、キャビン15の室内の気密性向上、騒音防止が可能となる。
操作席11を取付けるエンジンカバー21のシート取付面73に、上方に突出させた回動支柱43の下部(基部)を取付け、回動支柱43の上端部である後方支持部74に、サイド操縦パネル13の後部側を装着する(図12)。
そのため、支点となる回動軸44から固定部となるシート取付面73までの距離が短くなり曲げモーメントがかかりにくく剛性を向上させられる。
サイド操縦パネル13支持のために突出させた回動支柱43の部分の下にエンジン(図示省略)の排気浄化装置40を配置する。
そのため、排気浄化装置40の吐出部を有益に利用できる。
サイド操縦パネル13を独立した状態で構成し、サイド操縦パネル13の前方部分の支持を前側操縦パネル12側に取り付ける構成とする。
そのため、前側操縦パネル12に取り付けることで剛性が確保できる。位置のずれも少ない。
前側操縦パネル12に上方に突出させて設けた前側支柱76にサイド操縦パネル13の前側支柱(前方支持部材)77を固定状態で、かつ、着脱自在に取付ける。
前側支柱76を突出させることで前側操縦パネル12の剛性を上げ、支持ロック機構45の剛性を向上させられる。
すなわち、前側操縦パネル12側に設けた前側支柱76に、上下方向に複数の位置決め孔46または上下方向の調整孔47を設け、位置決め孔46または調整孔47にノブボルト48等を挿通してサイド操縦パネル13の前側支柱77を固定状態で、かつ、着脱自在に取付ける。
前記回動支柱43には回動軸44を設け、サイド操縦パネル13を回動軸44中心に回転させ持ち上げることができる構成とする。
そのため、メンテナンス性を向上させられる。
支持ロック機構45の前側支柱76には調整孔47を設け、サイド操縦パネル13の前側部の高さ調節が可能とする構成とする(図9)。
そのため、サイド操縦パネル13の前部を上下させることで、サイド操縦パネル13に設けたHSTレバー(図示省略)の高さ調整が可能になる。
サイド操縦パネル13を独立した状態で構成し、その中にモニタ50も含める構成とする。
すなわち、前記したモニタ50をサイド操縦パネル13側に取付け、サイド操縦パネル13と共にモニタ50を一体化移動する構成とする。
そのため、メンテナンス時モニタ50も上方に逃がすことができる。
支持ロック機構45の前側支柱76にモニタ50を取り付ける。
そのため、サイド操縦パネル13の前方固定部となる支持ロック機構45にモニタ50を取り付けすることで、モニタ50の揺れを最小限に抑えることが可能なる。
サイド操縦パネル13の後部を支持する回動支柱43の位置よりも後方までサイド操縦パネル13の後部を延長する。
そのため、サイド操縦パネル13の後部により回動支柱43が見えなくなりデザイン性が向上する。手が当たったりすることもなく、安全性を向上させられる。
サイド操縦パネル13の回動支柱43の回動支点となる回動軸44よりも上方に、サイド操縦パネル13の下カバー80の底面がある構成とする(図13)。
そのため、回動支点の回動軸44よりも上げることで下カバー80の切り欠きを最小にできる。
サイド操縦パネル13の回動支点の回動軸44よりも前方のサイド操縦パネル13の下カバー80の底面は、回動支点の回動軸44よりも下方に配置する。
下カバー80の前方部は回動軸44よりも下に膨らませることで、サイド操縦パネル13の回動に支障をきたすことなく、内容物を構成できる。
独立した状態で構成したサイド操縦パネル13の回動軸44はキャビン15のエンジンカバ-21のシート後方パネル63よりも前方に配置する。
そのため、シート後方パネル63に回動用の溝などを構成する必要がなく、また、キャビン15の気密性向上させられる。
サイド操縦パネル13の左側下部にスイッチパネル81を設け、スイッチパネル81の下部をカットする。
そのため、パネルの抜き勾配による幅方向の増大を防止できる。
サイド操縦パネル13のカット部82によりできたスペースに電装部品30を配置する。
そのため、カットによるスペースを有効に利用できる。
サイド操縦パネル13の回動支点となる回動軸44には、サイド操縦パネル13の回動に抵抗を付与するブレーキ体52を設ける。
そのため、起立状態に回動させたサイド操縦パネル13が不用意に前方回動するのを防止でき、また、ガタなくサイド操縦パネル13を保持ししていながら回動が可能に構成できる。
回動するサイド操縦パネル13に取り付けるモニタ50は、正面視において、操作席11と重なる位置に配置する。
そのため、操作時に視点をあまり動かさずにモニタ50の視認が可能となる。
独立した状態で構成したサイド操縦パネル13のスイッチやレバーなどの操作部83は操作席11のシート座面よりも上方に配置する。
そのため、操作席11に着座した作業者の手元に近いため、操作が容易になる。視認性も向上する。
独立した状態で構成したサイド操縦パネル13の最下部は、エンジンカバー21のシート取付面73より上方とする。
そのため、サイド操縦パネル13をコンパクトに構成できる。
回動するサイド操縦パネル13は平面視において操作席11よりも左側に配置する。
そのため、操作席11の位置に関わらずサイド操縦パネル13を回動させることが可能となる。
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…操縦部、10…ステップ、11…操作席、12…前側操縦パネル、13…サイド操縦パネル、15…キャビン、16…下部垂直部、17…傾斜部、18…上部垂直部、19…ブレーキペダル、20…空間部、21…エンジンカバー、22…前端部、25…開口部、26…開閉フタ、27…HST注油口、28…注油口、30…電装部品、31…電装品カバー、32…後側開口部、33…後側電装ケース、34…エンジンハーネス、35…ハーネス、36…インシュレータ、40…排気浄化装置、41…吐出口カバー、43…回動支柱、44…回動軸、45…支持ロック機構、46…位置決め孔、47…調整孔、48…ノブボルト、49…上面、50…モニタ、52…ブレーキ体、54…HSTオイルフィルター、55…ミッションオイル給油口、56…前側起立部、60…引込部、61…プレート、62…グロメット、63…シート後方パネル、64…後面パネル、65…縦板、66…横板、67…シール、68…取出口、69…ハーネス貫通部、70…カバー、71…シール、73…シート取付面、74…後方支持部材、76…前側支柱、80…下カバー、81…スイッチパネル、82…カット部、83…操作部。

Claims (2)

  1. 操縦者が搭乗するキャビン(15)と、前記キャビン(15)内の操作席(11)と、前記操作席(11)に着座した操縦者が踏み込み操作するペダル(19)を備えた作業車両において、
    前記キャビン(15)は、
    前記キャビン(15)の床面であるステップ部(10)と、
    前記キャビン(15)の左右いずれか一側端の壁面である垂直部(18)と、
    前記垂直部(18)から前記キャビン(15)の左右方向での中央に向かって下り傾斜する傾斜部(17)と、
    前記傾斜部(17)の中央側端部から前記ステップ部(10)へ向かう接続部(16)を有し、
    前記傾斜部(17)の上面の延長線と前記ステップ部(10)の上下方向での間の空間に、前記ペダル(19)が配置されていることを特徴とする作業車両。
  2. 前記傾斜部(17)の上方に、操縦者の手動操作部材を有するサイド操縦パネル(13)が配置されている請求項1に記載の作業車両。
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