JP2024006354A - 半導体装置 - Google Patents

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Takashi Arakawa
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Abstract

【課題】層間絶縁膜の信頼性を向上できる半導体装置を提供すること。【解決手段】エミッタ電極は、Alを含み、層間絶縁膜54を覆うように配置され、コンタクトホール541を通じて半導体基板41の素子に電気的に接続された下地電極422と、下地電極上に配置された接続電極423を有する。下地電極の表面は、平面視においてコンタクトホールと重なるコンタクト上部4222、平面視において層間絶縁膜と重なる部分であり、コンタクト上部に対して突出する絶縁膜上部4223、ヒロック痕であり、コンタクト上部に対して凹んだ凹部4224を有する。凹部の下端は、層間絶縁膜の上端よりも上方に位置している。【選択図】図13

Description

この明細書における開示は、半導体装置に関する。
特許文献1は、層間絶縁膜を覆うように配置された主電極を備える半導体装置を開示している。主電極は、層間絶縁膜のコンタクトホールを通じて、半導体基板に形成された素子に電気的に接続されている。先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
特開2005-19829号公報
主電極は、Alを含む下地電極と、下地電極上に配置された接続電極を有している。下地電極の成膜時に、下地電極の表面にヒロックが生じ得る。ヒロックの一部がレジストから突出していると、下地電極のパターニング時にエッチングによって突出部分を起点にヒロックが削れる。このため、下地電極の表面にヒロック痕である凹部が形成される。凹部内に接続電極が配置されるため、熱応力により層間絶縁膜の信頼性が低下する虞がある。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、半導体装置にはさらなる改良が求められている。
本開示はこのような課題に鑑みてなされたものであり、層間絶縁膜の信頼性を向上できる半導体装置を提供することを目的とする。
開示のひとつである半導体装置は、
素子が形成された半導体基板(41)と、
コンタクトホール(541)を有し、半導体基板の一面に配置された層間絶縁膜(54)と、
Alを含み、層間絶縁膜を覆うように一面上に配置され、コンタクトホールを通じて素子に電気的に接続された下地電極(422)と、下地電極上に配置された接続電極(423)と、を有する主電極(42)と、
接続電極を接合可能に露出させる開口部(551)を有する保護膜(55)と、
を備え、
下地電極の表面は、半導体基板の板厚方向の平面視においてコンタクトホールと重なるコンタクト上部(4222)と、平面視において層間絶縁膜と重なる部分であり、コンタクト上部に対して突出する絶縁膜上部(4223)と、ヒロック痕であり、コンタクト上部に対して凹んだ凹部(4224)と、を有し、
凹部の下端は、層間絶縁膜の上端よりも上方に位置している。
開示の半導体装置によれば、凹部の下端が層間絶縁膜の上端よりも上方に位置している。これにより接続電極が、層間絶縁膜の間、つまりコンタクトホールに入り込んでいない。よって、接続電極の膨張および/または収縮にともなう応力(熱応力)が層間絶縁膜に作用するのを抑制することができる。この結果、層間絶縁膜の信頼性を向上できる半導体装置を提供することができる。
開示の他のひとつである半導体装置は、
素子が形成された半導体基板(41)と、
コンタクトホール(541)を有し、半導体基板の一面に配置された層間絶縁膜(54)と、
Alを含み、層間絶縁膜を覆うように一面上に配置され、コンタクトホールを通じて素子に電気的に接続された下地電極(422)と、下地電極上に配置された接続電極(423)と、を有する主電極(42)と、
接続電極を接合可能に露出させる開口部(551)を有する保護膜(55)と、
を備え、
下地電極の表面は、半導体基板の板厚方向の平面視においてコンタクトホールと重なるコンタクト上部(4222)と、平面視において層間絶縁膜と重なる部分であり、コンタクト上部に対して突出する絶縁膜上部(4223)と、絶縁膜上部よりも上方に突出するヒロック(4221)と、を有する。
開示の半導体装置によれば、下地電極の表面にヒロックを有している。下地電極のパターニング時にヒロックを削らないため、下地電極の表面がヒロック痕である凹部を有さない。これにより、接続電極が層間絶縁膜の間、つまりコンタクトホールに入り込んでいない。よって、接続電極の膨張および/または収縮にともなう応力(熱応力)が層間絶連膜に作用するのを抑制することができる。この結果、層間絶縁膜の信頼性を向上できる半導体装置を提供することができる。
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
第1実施形態に係る半導体装置が適用される車両の駆動システムの概略構成を示す図である。 第1実施形態に係る半導体装置を示す平面図である。 図2のIII-III線に沿う断面図である。 図2のIV-IV線に沿う断面図である。 半導体素子を示す平面図である。 図5のVI-VI線に沿う断面図である。 半導体素子の製造方法を示すフローチャートである。 下地電極のヒロックを示す断面図である。 下地電極の凹部を示す断面図である。 凹部を有する下地電極上に接続電極を配置した状態を示す断面図である。 検査方法を示す図である。 凹部の深さと検査結果との関係を示す図である。 第1実施形態に係る半導体装置において、エミッタ電極周辺を示す断面図である。 第2実施形態に係る半導体装置において、エミッタ電極周辺を示す断面図である。 製造方法を示す断面図である。 変形例を示す断面図である。 第3実施形態に係る半導体装置において、エミッタ電極周辺を示す断面図である。
以下、図面に基づいて複数の実施形態を説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
本実施形態の半導体装置は、たとえば、回転電機を駆動源とする移動体の電力変換装置に適用される。移動体は、たとえば、電気自動車(BEV)、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)などの電動車両、電動垂直離着陸機やドローンなどの飛行体、船舶、建設機械、農業機械である。以下では、車両に適用される例について説明する。
(第1実施形態)
先ず、図1に基づき、車両の駆動システムの概略構成について説明する。
<車両の駆動システム>
図1に示すように、車両の駆動システム1は、直流電源2と、モータジェネレータ3と、電力変換装置4を備えている。
直流電源2は、充放電可能な二次電池で構成された直流電圧源である。二次電池は、たとえばリチウムイオン電池、ニッケル水素電池である。モータジェネレータ3は、三相交流方式の回転電機である。モータジェネレータ3は、車両の走行駆動源、すなわち電動機として機能する。モータジェネレータ3は、回生時に発電機として機能する。電力変換装置4は、直流電源2とモータジェネレータ3との間で電力変換を行う。
<電力変換装置>
次に、図1に基づき、電力変換装置4の回路構成について説明する。電力変換装置4は、電力変換回路を備えている。図1に示すように電力変換装置4は、平滑コンデンサ5と、電力変換回路であるインバータ6を備えている。
平滑コンデンサ5は、主として、直流電源2から供給される直流電圧を平滑化する。平滑コンデンサ5は、高電位側の電力ラインであるPライン7と低電位側の電力ラインであるNライン8とに接続されている。Pライン7は直流電源2の正極に接続され、Nライン8は直流電源2の負極に接続されている。平滑コンデンサ5の正極は、直流電源2とインバータ6との間において、Pライン7に接続されている。同じく負極は、直流電源2とインバータ6との間において、Nライン8に接続されている。平滑コンデンサ5は、直流電源2に並列に接続されている。
インバータ6は、DC-AC変換回路である。インバータ6は、図示しない制御回路によるスイッチング制御にしたがって、直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータジェネレータ3へ出力する。これにより、モータジェネレータ3は、所定のトルクを発生するように駆動する。インバータ6は、車両の回生制動時、車輪からの回転力を受けてモータジェネレータ3が発電した三相交流電圧を、制御回路によるスイッチング制御にしたがって直流電圧に変換し、Pライン7へ出力する。このように、インバータ6は、直流電源2とモータジェネレータ3との間で双方向の電力変換を行う。
インバータ6は、三相分の上下アーム回路9を備えて構成されている。上下アーム回路9は、レグと称されることがある。上下アーム回路9は、上アーム9Hと、下アーム9Lをそれぞれ有している。上アーム9Hと下アーム9Lは、上アーム9HをPライン7側として、Pライン7とNライン8との間で直列接続されている。上アーム9Hと下アーム9Lとの接続点は、出力ライン10を介して、モータジェネレータ3における対応する相の巻線3aに接続されている。インバータ6は、6つのアームを有している。Pライン7、Nライン8、および出力ライン10それぞれの少なくとも一部は、たとえばバスバーなどの導電部材により構成されている。
各アームを構成する素子は、スイッチング素子である絶縁ゲートバイポーラトランジスタ11(以下、IGBT11と示す)と、還流用のダイオード12を備えている。本実施形態では、nチャネル型のIGBT11を採用している。ダイオード12は、対応するIGBT11に対して逆並列に接続されている。上アーム9Hにおいて、IGBT11のコレクタが、Pライン7に接続されている。下アーム9Lにおいて、IGBT11のエミッタが、Nライン8に接続されている。そして、上アーム9HにおけるIGBT11のエミッタと、下アーム9LにおけるIGBT11のコレクタが相互に接続されている。ダイオード12のアノードは対応するIGBT11のエミッタに接続され、カソードはコレクタに接続されている。
電力変換装置4は、電力変換回路として、コンバータをさらに備えてもよい。コンバータは、直流電圧を異なる値の直流電圧に変換するDC-DC変換回路である。コンバータは、直流電源2と平滑コンデンサ5との間に設けられる。コンバータは、たとえばリアクトルと、上記した上下アーム回路9を備えて構成される。この構成によれば、昇降圧が可能である。電力変換装置4は、直流電源2からの電源ノイズを除去するフィルタコンデンサを備えてもよい。フィルタコンデンサは、直流電源2とコンバータとの間に設けられる。
電力変換装置4は、インバータ6などを構成するスイッチング素子の駆動回路を備えてもよい。駆動回路は、制御回路の駆動指令に基づいて、対応するアームのIGBT11のゲートに駆動電圧を供給する。駆動回路は、駆動電圧の印加により、対応するIGBT11を駆動、すなわちオン駆動、オフ駆動させる。駆動回路は、ドライバと称されることがある。
電力変換装置4は、スイッチング素子の制御回路を備えてもよい。制御回路は、IGBT11を動作させるための駆動指令を生成し、駆動回路に出力する。制御回路は、図示しない上位ECUから入力されるトルク要求、各種センサにて検出された信号に基づいて、駆動指令を生成する。各種センサとして、たとえば電流センサ、回転角センサ、電圧センサがある。電流センサは、各相の巻線3aに流れる相電流を検出する。回転角センサは、モータジェネレータ3の回転子の回転角を検出する。電圧センサは、平滑コンデンサ5の両端電圧を検出する。制御回路は、駆動指令として、たとえばPWM信号を出力する。制御回路は、たとえばプロセッサとメモリを備えて構成されている。ECUは、Electronic Control Unitの略称である。PWMは、Pulse Width Modulationの略称である。
<半導体装置>
次に、図2~図4に基づき、半導体装置の概略構成について説明する。図2は、半導体装置を示す平面図である。図2は、半導体装置の上面視平面図である。図3は、図2のIII-III線に沿う断面図である。図4は、図2のIV-IV線に沿う断面図である。
以下において、半導体素子(半導体基板)の板厚方向をZ方向とする。Z方向に直交する一方向をX方向とする。Z方向およびX方向の両方向に直交する方向をY方向とする。特に断わりのない限り、Z方向から平面視した形状、換言すればX方向およびY方向により規定されるXY面に沿う形状を平面形状とする。また、Z方向からの平面視を、単に平面視と示すことがある。
図2~図4に示すように、半導体装置20は、封止体30と、半導体素子40と、配線部材60、70と、導電スペーサ80と、外部接続端子90を備えている。半導体装置20は、さらにボンディングワイヤ100と、接合材101~103を備えている。半導体装置20は、上記したアームのひとつを構成する。すなわち、2つの半導体装置20により、一相分の上下アーム回路9が構成される。
封止体30は、半導体装置20を構成する他の要素の一部を封止している。他の要素の残りの部分は、封止体30の外に露出している。封止体30は、たとえば樹脂を材料とする。樹脂の一例は、エポキシ系樹脂である。封止体30は、樹脂を材料として、たとえばトランスファモールド法により成形されている。このような封止体30は、封止樹脂体、モールド樹脂、樹脂成形体などと称されることがある。封止体30は、たとえばゲルを用いて形成されてもよい。ゲルは、たとえば一対の配線部材60、70の対向領域に充填(配置)される。
図2~図4に示すように、封止体30は平面略矩形状をなしている。封止体30は、外郭をなす表面として、一面30aと、Z方向において一面30aとは反対の面である裏面30bを有している。一面30aおよび裏面30bは、たとえば略平坦な面である。また、一面30aおよび裏面30bに連なる側面30c、30d、30e、30fを有している。側面30cは、外部接続端子90のうち、主端子91、92が突出する面である。側面30dは、Y方向において側面30cとは反対の面である。側面30dは、信号端子93が突出する面である。側面30e、30fは、外部接続端子90が突出していない面である。側面30eは、X方向において側面30fとは反対の面である。
半導体素子40は、半導体基板41と、エミッタ電極42と、コレクタ電極43と、パッド44を備えている。半導体素子40は、半導体チップと称されることがある。半導体基板41は、シリコン(Si)、シリコンよりもバンドギャップが広いワイドバンドギャップ半導体などを材料とし、縦型素子が形成されてなる。ワイドバンドギャップ半導体としては、たとえばシリコンカーバイド(SiC)、窒化ガリウム(GaN)、酸化ガリウム(Ga)、ダイヤモンドがある。
縦型素子は、半導体基板41(半導体素子40)の板厚方向、すなわちZ方向に主電流を流すように構成されている。本実施形態の縦型素子は、ひとつのアームを構成するIGBT11およびダイオード12である。縦型素子は、ダイオード12が逆並列に接続されたIGBT、つまりRC(Reverse Conducting)-IGBTである。縦型素子は、通電により発熱する発熱素子である。半導体基板41には、図示しないゲート電極が形成されている。ゲート電極は、たとえばトレンチ構造をなしている。
半導体基板41は、主電極が設けられる板面として、一面41aおよび裏面41bを有している。一面41aは、半導体基板41において封止体30の一面30a側の面である。裏面41bは、一面41aとは板厚方向において反対の面である。主電極のひとつであるエミッタ電極42は、半導体基板41の一面41a上に配置されている。主電極の他のひとつであるコレクタ電極43は、半導体基板41の裏面41b上に配置されている。
IGBT11がオンすることで、主電極間、つまりエミッタ電極42とコレクタ電極43との間に、電流(主電流)が流れる。エミッタ電極42は、ダイオード12のアノード電極を兼ねている。コレクタ電極43は、ダイオード12のカソード電極を兼ねている。コレクタ電極43は、半導体基板41の裏面41bのほぼ全体に形成されている。エミッタ電極42は、半導体基板41の一面41aの一部分に形成されている。
パッド44は、信号用の電極である。パッド44は、半導体基板41の一面41aにおいて、エミッタ電極42の形成領域とは異なる領域に形成されている。パッド44は、Y方向において、エミッタ電極42の形成領域とは反対側の端部に形成されている。パッド44は、Y方向においてエミッタ電極42と並んで設けられている。パッド44の個数は特に限定されない。パッド44は、ゲート電極用のパッドを少なくとも含む。半導体素子40の構造詳細については後述する。
配線部材60は、エミッタ電極42に電気的に接続され、配線機能を提供する。同様に、配線部材70は、コレクタ電極43に電気的に接続され、配線機能を提供する。配線部材60、70は、Z方向において、半導体素子40を挟むように配置されている。配線部材60、70は、Z方向において互いに少なくとも一部が対向するように配置されている。配線部材60、70は、平面視において半導体素子40を内包している。
配線部材60、70は、半導体素子40の生じた熱を放熱する放熱機能を提供する。配線部材60、70は、放熱板、ヒートシンクなどと称されることがある。本実施形態の配線部材60、70は、Cu、Cu合金などの導電性が良好な金属を材料とする金属板である。金属板は、たとえばリードフレームの一部として提供される。金属板に代えて、絶縁基材の両面に金属体が配置された基板を採用してもよい。配線部材60、70は、表面に、NiやAuなどのめっき膜を備えてもよい。
配線部材60は、半導体素子40側の面である対向面60aと、対向面60aとは反対の面である裏面60bを有している。同様に、配線部材70も、対向面70aと裏面70bを有している。配線部材60、70は、たとえば平面略矩形状をなしている。配線部材60、70それぞれの裏面60b、70bは、封止体30から露出している。裏面60b、70bは、放熱面、露出面などと称されることがある。配線部材60の裏面60bは、封止体30の一面30aと略面一である。配線部材70の裏面70bは、封止体30の裏面30bと略面一である。
導電スペーサ80は、半導体素子40と配線部材60の間に介在している。導電スペーサ80は、半導体素子40と配線部材60との間に所定の間隔を確保するスペーサ機能を提供する。たとえば導電スペーサ80は、半導体素子40のパッド44に、対応する信号端子93を電気的に接続するための高さを確保する。導電スペーサ80は、半導体素子40のエミッタ電極42と配線部材60との電気伝導、熱伝導経路の途中に位置し、配線機能および放熱機能を提供する。
導電スペーサ80は、Cuなどの導電性、熱伝導性が良好な金属材料を含んでいる。導電スペーサ80は、表面にめっき膜を備えてもよい。導電スペーサ80は、ターミナル、ターミナルブロック、金属ブロック体などと称されることがある。本実施形態の導電スペーサ80は、平面略矩形状をなす柱状体である。
外部接続端子90は、半導体装置20を外部機器と電気的に接続するための端子である。外部接続端子90は、銅などの導電性が良好な金属材料を用いて形成されている。外部接続端子90は、たとえば板材である。外部接続端子90は、リードと称されることがある。外部接続端子90は、主端子91、92と、信号端子93を備えている。主端子91、92は、半導体素子40の主電極に電気的に接続された外部接続端子90である。
主端子91は、エミッタ電極42に電気的に接続されている。主端子91は、エミッタ端子と称されることがある。主端子91は、配線部材60を介して、エミッタ電極42に接続されている。主端子91は、配線部材60におけるY方向の一端に連なっている。主端子91の厚みは、配線部材60よりも薄い。主端子91は、たとえば対向面60aと略面一となるように、配線部材60に連なっている。主端子91は、配線部材60に対して連続して一体的に設けられることで連なってもよいし、別部材として設けられ、接合により連なってもよい。
本実施形態の主端子91は、リードフレームの一部として、配線部材60と一体的に設けられている。主端子91は、配線部材60からY方向に延び、封止体30の側面30cから外部に突出している。主端子91は、封止体30により覆われる部分の途中に屈曲部を有し、側面30cにおいてZ方向の中央付近から突出している。
主端子92は、コレクタ電極43に電気的に接続されている。主端子92は、コレクタ端子と称されることがある。主端子92は、配線部材70を介して、コレクタ電極43に接続されている。主端子92は、配線部材70におけるY方向の一端に連なっている。主端子92の厚みは、配線部材70よりも薄い。主端子92は、たとえば、対向面70aと略面一となるように配線部材70に連なっている。主端子92は、配線部材70に対して連続して一体的に設けられることで連なってもよいし、別部材として設けられ、接合により連なってもよい。
本実施形態の主端子92は、主端子91とは別のリードフレームの一部として、配線部材70と一体的に設けられている。主端子92は、配線部材70からY方向に延び、主端子91と同じ側面30cから外部に突出している。主端子92も、封止体30により覆われる部分の途中に屈曲部を有し、側面30cにおいてZ方向の中央付近から突出している。2本の主端子91、92は、側面同士が対向するようにX方向に並んで配置されている。
信号端子93は、半導体素子40の対応するパッド44に電気的に接続されている。信号端子93は、ボンディングワイヤ100を介してパッド44に電気的に接続されている。信号端子93は、Y方向に延び、封止体30の側面30dから外部に突出している。本実施形態の半導体装置20は、パッド44に対応して5本の信号端子93を備えている。5本の信号端子93は、X方向に並んで配置されている。信号端子93は、たとえば配線部材70および主端子92と共通のリードフレームに構成されている。複数の信号端子93は、図示しないタイバーをカットすることで、互いに電気的に分離されている。
接合材101は、半導体素子40のエミッタ電極42と導電スペーサ80との間に介在し、エミッタ電極42と導電スペーサ80とを接合している。接合材101は、素子上接合材と称されることがある。接合材102は、導電スペーサ80と配線部材60との間に介在し、導電スペーサ80と配線部材60とを接合している。接合材102は、スペーサ上接合材と称されることがある。接合材103は、半導体素子40のコレクタ電極43と配線部材70との間に介在し、コレクタ電極43と配線部材70とを接合している。接合材103は、素子下接合材と称されることがある。
接合材101~103は、互いに共通の材料を用いてもよいし、互いに異なる材料を用いてもよい。一例として接合材101~103は、はんだである。たとえば、Snの他にSbやBiなどを含む多元系の鉛フリーはんだを採用することができる。
上記したように、半導体装置20では、封止体30によってひとつのアームを構成する半導体素子40が封止されている。封止体30は、半導体素子40、配線部材60の一部、配線部材70の一部、導電スペーサ80、および外部接続端子90それぞれの一部を、一体的に封止している。
半導体素子40は、Z方向において配線部材60、70の間に配置されている。半導体素子40は、対向配置された配線部材60、70によって挟まれている。これにより、半導体素子40の熱を、Z方向において両側に放熱することができる。半導体装置20は、両面放熱構造をなしている。配線部材60の裏面60bは、封止体30の一面30aと略面一となっている。配線部材70の裏面70bは、封止体30の裏面30bと略面一となっている。裏面60b、70bが露出面であるため、放熱性を高めることができる。
<半導体素子>
次に、図5および図6に基づき、半導体素子40について説明する。図5は、半導体素子40の一面側を示す平面図である。便宜上、図5では、保護膜を省略している。図6は、図5のVI-VI線に沿う断面図である。図5および図6では、半導体素子40の一例について示している。
図5に示すように、半導体基板41は、平面略矩形状をなしている。半導体基板41は、アクティブ領域411と、外周領域412を有している。アクティブ領域411は、縦型素子の形成領域である。アクティブ領域411は、メイン領域、メインセル領域、セル領域、素子領域、素子形成領域などと称されることがある。
アクティブ領域411は、Y方向においてパッド44と並んでいる。アクティブ領域411は、平面略矩形状をなしている。アクティブ領域411は、RC-IGBTのうち、IGBTの形成領域であるIGBT領域411iと、ダイオードの形成領域であるダイオード領域411dを有している。IGBT領域411iとダイオード領域411dは、Y方向において交互に設けられている。アクティブ領域411には、複数のセル(単位構造部)が設けられている。複数のセルが互いに並列接続されて、RC-IGBTが構成されている。一例として、IGBT領域411iおよびダイオード領域411dは、所定のピッチで交互に設けられている。
図6に示すように、半導体基板41は、コレクタ領域45、カソード領域46、バッファ領域47、ドリフト領域48、ベース領域49、およびエミッタ領域50を有している。半導体基板41は、不純物のイオン注入などによって各半導体領域が形成されてなる。半導体領域は、半導体層、拡散層などと称されることがある。
コレクタ領域45は、半導体基板41の裏面41b側の表層に形成されている。コレクタ領域45は、ベース領域49よりも不純物濃度が高いp導電型(p+)の半導体領域である。カソード領域46も、裏面41b側の表層に形成されている。カソード領域46は、ドリフト領域48よりも不純物濃度が高いn導電型(n+)の半導体領域である。カソード領域46は、XY平面においてコレクタ領域45と並んで設けられている。コレクタ領域45はIGBT領域411iに設けられ、カソード領域46はダイオード領域411dに設けられている。カソード領域46は、Y方向においてコレクタ領域45と交互に設けられている。
バッファ領域47は、コレクタ領域45およびカソード領域46において裏面41bとは反対の面上に形成されている。バッファ領域47は、コレクタ領域45およびカソード領域46と、ドリフト領域48との間に形成されている。バッファ領域47は、カソード領域46よりも不純物濃度が低く、ドリフト領域48よりも不純物濃度が高いn導電型の半導体領域(n)である。バッファ領域47を備えることで、空乏層がコレクタ領域45側に拡がるのを抑制することができる。
ドリフト領域48は、バッファ領域47においてコレクタ領域45側の面とは反対の面上に形成されている。ドリフト領域48は、バッファ領域47よりも不純物濃度が低いn導電型(n-)の半導体領域である。
ベース領域49は、ドリフト領域48においてバッファ領域47側の面とは反対の面上に形成されている。ベース領域49は、コレクタ領域45よりも不純物濃度が低いp導電型(p)の半導体領域である。ベース領域49は、主として半導体基板41のアクティブ領域411に設けられている。ベース領域49は、半導体基板41の一面41a側の表層に形成されている。ベース領域49は、チャネル領域と称されることがある。n導電型を第1導電型とすると、p導電型は第2導電型である。
エミッタ領域50は、ベース領域49内において一面41a側の表層に設けられている。エミッタ領域50は、ドリフト領域48よりも不純物濃度が高いn導電型(n+)の半導体領域である。エミッタ領域50は、アクティブ領域411のうち、IGBT領域411iに形成されている。エミッタ領域50は、IGBT領域411i内において、後述するトレンチ51の側面に接するように設けられている。
上記した構成の半導体基板41には、トレンチ51が形成されている。トレンチ51は、一面41aから、所定の深さを有して形成されている。トレンチ51は、ベース領域49を貫通している。トレンチ51の先端は、ドリフト領域48に達している。半導体基板41のアクティブ領域411には、複数本のトレンチ51が形成されている。各トレンチ51は、X方向に延びている。複数本のトレンチ51は、Y方向において略等間隔で配置され、平面視においてストライプ状をなしている。トレンチ51は、セルを規定している。セルのそれぞれはひとつのトレンチ51を含んでおり、複数のセルはY方向に並設されている。
トレンチ51の壁面には、ゲート絶縁膜52が形成されている。そして、トレンチ51を埋めるように、ゲート絶縁膜52の表面にゲート電極53が形成されている。ゲート電極53は、ベース領域49を貫通し、ドリフト領域48に達している。半導体基板41のアクティブ領域411には、複数本のゲート電極53が形成されている。各ゲート電極53は、X方向に延設されている。複数本のゲート電極53は、Y方向において略等間隔で配置され、平面視においてストライプ状をなしている。
半導体基板41の一面41a上には、エミッタ電極42が形成されている。エミッタ電極42は、主としてアクティブ領域411上に形成されている。エミッタ電極42は、エミッタ領域50およびベース領域49に電気的に接続されている。エミッタ電極42は、半導体基板41の一面41aに配置された層間絶縁膜54を覆うように、一面41a上に配置されている。層間絶縁膜54は、コンタクトホール541を有している。エミッタ電極42は、コンタクトホール541を介してベース領域49およびエミッタ領域50に電気的に接続されている。層間絶縁膜54は、エミッタ電極42とゲート電極53とを、電気的に分離している。層間絶縁膜54として、たとえばシリコン酸化膜を採用することができる。
エミッタ電極42は、図示しないベースコンタクト領域を介してベース領域49に電気的に接続されてもよい。ベースコンタクト領域は、ベース領域49内において一面41a側の表層に設けられる。ベースコンタクト領域は、エミッタ領域50に隣接して設けられる。ベースコンタクト領域は、ベース領域49よりも不純物濃度が高いp導電型(p+)の半導体領域である。
半導体基板41の一面41a上には、信号電極であるパッド44も形成されている。パッド44は、外周領域412上に配置されている。本実施形態の半導体素子40は、5つのパッド44を有している。具体的には、ゲート電極用、IGBT11のエミッタ電位を検出するケルビンエミッタ用、電流センス用、半導体素子40の温度を検出する感温ダイオード(感温素子)のアノード電位用、同じくカソード電位用である。ケルビンエミッタ用のパッド44は、エミッタ電極42に電気的に接続されている。その他のパッド44は、エミッタ電極42と電気的に分離されている。5つのパッド44は、平面略矩形状の半導体基板41において、Y方向の一端側にまとめて形成されるとともに、X方向に並んで形成されている。
半導体素子40は、半導体基板41の一面41a上に配置された保護膜55を有している。保護膜55は、エミッタ電極42の周縁部を覆うように、半導体基板41の一面41a上に設けられた絶縁膜である。保護膜55として、たとえばポリイミド、シリコン窒化膜などを採用することができる。保護膜55は、エミッタ電極42と接合材101との接合領域を規定する開口部551を有している。開口部551は、保護膜55をZ方向に貫通する貫通孔である。開口部551は、平面視においてエミッタ電極42と重なるように設けられている。同様に、保護膜55は、パッド44における接合領域を規定する図示しない開口部を有している。
エミッタ電極42は、保護膜55の開口部551から露出して接合領域を提供する露出部421を有している。露出部421は、接合材101との間に接合部を形成する。平面視において露出部421の外形輪郭は、開口部551の外形輪郭に一致している。露出部421は、アクティブ領域411上に配置されている。エミッタ電極42は、多層構造をなしている。エミッタ電極42は、下地電極422と、接続電極423を有している。パッド44も、エミッタ電極42と同様の構成を有している。
下地電極422は、多層構造のエミッタ電極42において、半導体基板41に隣接して形成された金属層である。下地電極422は、下部電極、下層電極、配線電極、下地層、第1金属層などと称されることがある。下地電極422は、半導体基板41の一面41aに接続されている。下地電極422は、Al(アルミニウム)を主成分とする材料を用いて形成されている。本実施形態では、AlSiなどのAl合金を材料としている。
下地電極422は、平面視において、アクティブ領域411を内包しつつ外周領域412上まで延設されている。下地電極422は、コンタクトホール541に配置されてエミッタ領域50およびベース領域49に接続されている。下地電極422は、平面視において露出部421を取り囲む周縁部を有している。周縁部は、平面視において保護膜55と重なる部分である。保護膜55は、下地電極422の周縁部を覆うように、半導体基板41の一面41a上に配置されている。
接続電極423は、接合材101との接合強度向上、接合材101に対する濡れ性向上などを目的として、下地電極422上に積層配置されている。接続電極423は、上地電極、上部電極、上層電極、上地層、第2金属層などと称されることがある。接続電極423は、少なくともひとつの金属層を含む。接続電極423を構成する金属層は、たとえばNi、Pd、Au、Pt、Agのいずれかを含む。
本実施形態の接続電極423は、Ni(ニッケル)層を少なくとも含む。Niは、下地電極422を構成するAl合金よりも硬い。Ni層上に、さらにAu(金)層を備えてもよい。Au層は、たとえば、Ni層の酸化を抑制して接合材101であるはんだとの濡れ性を向上する。Auは、はんだ付け時にはんだ中に拡散するため、Au層は、はんだ接合する前の状態で存在し、はんだ接合した状態で存在しない。
接続電極423は、下地電極422上に積層配置され、開口部551から露出している。一例として本実施形態の接続電極423は、開口部551内において下地電極422上に配置されている。そして、接続電極423の外周端部は、たとえば開口部551を規定する保護膜55の壁面に接触している。エミッタ電極42の露出部421は、下地電極422のうち、平面視において開口部551と重なる部分と、接続電極423とにより構成されている。
半導体基板41の裏面41b上には、コレクタ電極43が形成されている。コレクタ電極43は、裏面41bのほぼ全域に形成されている。コレクタ電極43は、コレクタ領域45およびカソード領域46に電気的に接続されている。
上記した半導体素子40において、IGBT領域411iの各セルには、IGBT構造部が形成されている。IGBT構造部は、コレクタ領域45、バッファ領域47、ドリフト領域48、ベース領域49、エミッタ領域50、およびゲート電極53を含んでいる。また、ダイオード領域411dの各セルには、ダイオード構造部が形成されている。ダイオード構造部は、カソード領域46、バッファ領域47、ドリフト領域48、およびアノードとして機能するベース領域49を含んでいる。
外周領域412は、平面視において、アクティブ領域411の外周端よりも外側の領域である。外周領域412には、耐圧構造部が形成されている。一例として本実施形態の外周領域412には、ガードリング56が形成されている。ガードリング56を備えることで、IGBT領域411iに高電圧が印加されたときに、ベース領域49から拡がる空乏層を一面41aに沿う方向に延伸させ、電界強度を緩和できる。つまり、半導体素子40の耐圧を高めることができる。
ガードリング56は、アクティブ領域411を取り囲むように設けられている。ガードリング56の本数は特に限定されない。少なくとも1本以上であればよい。図6に示す例では、ガードリング56のひとつが、ベース領域49の端部に隣接して設けられている。ガードリング56の他のひとつは、内側のガードリング56から離れた位置に設けられている。
<製造方法>
次に、図7に基づき、半導体素子40の製造方法について説明する。図7は、半導体素子40の製造方法を示すフローチャートである。
図7に示すように、半導体基板41を準備する(ステップS10)。一例として、シリコン基板を準備する。
次いで、半導体基板41に素子を形成する(ステップS11)。イオン注入、トレンチの形成などにより、上記したIGBT構造部およびダイオード構造部を形成する。また、ガードリング56を形成する。
次いで、半導体基板41の一面41a上に、層間絶縁膜54を形成する(ステップS12)。成膜後にパターニングすることで、コンタクトホール541を有する層間絶縁膜54を形成する。
次いで、層間絶縁膜54を覆うように、一面41a上に下地電極422を形成する(ステップS13)。たとえばスパッタ法にて成膜する。成膜後にパターニングすることで、下地電極422を形成する。
次いで、下地電極422の周縁部を覆うように、一面41a上に保護膜55を形成する(ステップS14)。成膜後にパターニングすることで、開口部551を有する保護膜55を形成する。
次いで、下地電極422上に、接続電極423を形成する(ステップS15)。たとえばめっき法やスパッタ法にて成膜する。以上により、半導体素子40を形成することができる。
<下地電極のヒロックおよび凹部>
次に、図8~図10に基づき、下地電極422のヒロック、および、ヒロック由来の凹部について説明する。図8は、下地電極422のヒロックを示す断面図である。図9は、下地電極422の凹部を示す断面図である。図10は、凹部を有する下地電極422上に接続電極423を配置した状態を示す断面図である。
図8に示すように、Alを含む下地電極422は、成膜時においてヒロック4221を生じ得る。下地電極422は、成膜温度により膨張し、成膜後における常温への降温時に収縮する。ヒロックは、収縮時に歪を緩和しようとして生じると考えられる。ヒロック4221は、膨れ部、膨出部、突出部などと称されることがある。図8は、ヒロック4221の一例を示している。ヒロック4221の生じる位置は、図8に示す例に限定されない。
下地電極422の表面は、ヒロック4221以外に、コンタクト上部4222と、絶縁膜上部4223を有している。コンタクト上部4222は、平面視においてコンタクトホール541と重なる部分である。絶縁膜上部4223は、平面視において層間絶縁膜54と重なる部分である。半導体基板41の一面41aを位置基準とすると、絶縁膜上部4223はコンタクト上部4222よりも上方に位置しており、ヒロック4221の上端は、絶縁膜上部4223よりも上方に位置している。ヒロック4221は、コンタクト上部4222および絶縁膜上部4223に対して上方に突出している。
下地電極422は、ウェットエッチングによりパターニングされる。ヒロック4221の突出量が大きいと、図8に示すようにヒロック4221がレジスト57の上面から突出する。この場合、ヒロック4221を含む下地電極422の一部が、ヒロック4221の突出部分(露出部分)を起点にエッチングされる。
よって、図9に示すように、下地電極422の表面にヒロック痕(エッチング痕)である凹部4224が形成される。レジスト57から突出するヒロック4221の平面視したサイズが大きいほど、凹部4224が深い位置まで形成される。図9に示すように、凹部4224下端が層間絶縁膜54の上端よりも下方に位置する、つまりコンタクトホール541内に位置することがある。
接続電極423は、下地電極422上に配置される。図10に示すように、接続電極423は凹部4224内にも配置される。凹部4224下端が層間絶縁膜54の上端よりも下方に位置すると、接続電極423は層間絶縁膜54の間に位置することになる。このため、接続電極423の膨張および/または収縮による応力(熱応力)が層間絶縁膜54に作用し、層間絶縁膜54の絶縁信頼性が低下する。たとえば層間絶縁膜54が破壊され、素子故障に至る虞がある。
<検査方法>
次に、図11および図12に基づき、下地電極422の表面の検査方法について説明する。図11は、検査方法を示す図である。図11において、実線矢印は入射光、反射光を示している。実線矢印に付した数字は、スキャン/反射の順序を示している。破線矢印は、入射光の走査方向、反射光の移動方向を示している。図12は、凹部の深さと検査結果との関係を示す断面図である。
本実施形態では、下地電極422の表面に光ビームを照射して検査する。具体的には、入射光の走査方向(スキャン方向)、反射光の移動方向、および反射光の検出幅に基づいて、下地電極422の表面を検査する。検査には、光検知器110を用いる。
下地電極422の表面にヒロック4221を有する場合、図11の左側に示すように、反射光の移動方向は入射光の走査方向と一致する。なお、ヒロック4221および/または凹部4224を有さない場合にも、反射光の移動方向と入射光の走査方向が一致する。
下地電極422の表面に凹部4224を有する場合、図11の右側に示すように、反射光の移動方向が入射光の走査方向に対して逆向きとなる。また、凹部4224が大きい、つまり深いほど、反射光の検知幅L1が長くなる。
凹部4224が小さい、つまり浅いと、幅L1が所定値よりも短くなる。一方、凹部4224が大きい、つまり深いと、幅L1が所定値よりも長くなる。本実施形態では、図12の左側に示すように凹部4224の下端が層間絶縁膜54の上端よりも上方に位置する場合には、幅L1が所定値よりも短くなる。また、図12の右側に示すように凹部4224の下端が層間絶縁膜54の上端よりも下方に位置する場合には、幅L1が所定値よりも長くなる。よって、凹部4224の下端が層間絶縁膜54の上端よりも上方に位置する場合には検査結果がOKとなり、凹部4224の下端が層間絶縁膜54の上端よりも下方に位置する場合には検査結果がNGとなる。検査結果がNGの場合、リジェクトされる。
<第1実施形態のまとめ>
図13は、本実施形態に係る半導体装置20において、半導体素子40のエミッタ電極42周辺を拡大した断面図である。下地電極422の表面は、ヒロック痕であり、コンタクト上部4222に対して凹んだ凹部4224を有している。下地電極422は、アクティブ領域411上に凹部4224を少なくともひとつ有している。下地電極422の表面(上面)のうち、凹部4224が半導体基板41の一面41aに対してもっとも近く、絶縁膜上部4223が一面41aからもっとも離れている。一面41aを位置の基準とすると、絶縁膜上部4223がもっとも高い位置、凹部4224の下端がもっとも低い位置、コンタクト上部4222が絶縁膜上部4223と凹部4224の間の位置である。
このように下地電極422は凹部4224を有している。しかしながら、凹部4224の下端は層間絶縁膜54の上端よりも上方に位置している。これにより接続電極423が、層間絶縁膜54の間、つまりコンタクトホール541に入り込んでいない。よって、接続電極423の膨張および/または収縮にともなう応力(熱応力)が層間絶縁膜54に作用するのを抑制することができる。この結果、層間絶縁膜54の信頼性を向上できる半導体装置20を提供することができる。
(第2実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例であり、先行実施形態の記載を援用できる。先行実施形態では、下地電極422の形成前に、層間絶縁膜54のコンタクトホール541を埋め込まなかった。これに代えて、コンタクトホール541を埋め込んでもよい。
図14は、本実施形態に係る半導体装置20において、半導体素子40のエミッタ電極42周辺を拡大した断面図である。図14は、図13に対応している。半導体素子40は、バリアメタル層424と、Wプラグ425を有している。Wは、タングステンである。
バリアメタル層424は、層間絶縁膜54を覆うように、半導体基板41の一面41a上に配置されている。バリアメタル層424は、コンタクトホール541の壁面および底面にも配置されている。Wプラグ425は、コンタクトホール541を埋めるように、バリアメタル層424上に配置されている。バリアメタル層424およびWプラグ425は、半導体基板41の一面41aと下地電極422との間に介在している。
図15は、図14に示した半導体素子40の製造方法を示す断面図である。図15は、製造工程の一部を示している。半導体基板41の一面41a上に、コンタクトホール541を有する層間絶縁膜54を形成した後、図15(a)に示すように、バリアメタル層424を成膜する。次いで、バリアメタル層424上にW層425aを成膜する。
次いで、図15(b)に示すように、エッチバックによりW層425aにおける層間絶縁膜54の上面に配置された部分を除去する。コンタクトホール541内のW層425aが残り、Wプラグ425を形成する。以上のようにして、バリアメタル層424およびWプラグ425をコンタクトホール541に埋め込む。
次いで、図15(c)に示すように下地電極422を形成する。下地電極422をパターニングする際に、図示しないヒロック4221を起点とする削れが生じても、バリアメタル層424およびWプラグ425がストッパとして機能する。このため、凹部4224の下端は、層間絶縁膜54の上端よりも上方に位置する。
次いで、図15(d)に示すように接続電極423を形成する。接続電極423は凹部4224内にも配置されるが、接続電極423の下端は層間絶縁膜54の上端よりも上方に位置する。
<第2実施形態のまとめ>
本実施形態によれば、下地電極422の表面に、ヒロック4221由来の凹部4224が形成されても、凹部4224の下端は、層間絶縁膜54の上端よりも上方に位置する。したがって、先行実施形態同様、接続電極423の膨張および/または収縮にともなう応力(熱応力)が層間絶縁膜54に作用するのを抑制することができる。この結果、層間絶縁膜54の信頼性を向上できる半導体装置20を提供することができる。
<変形例>
エッチバックに代えて、図16に示すようにCMPを採用してもよい。CMPは、Chemical Mechanical Polishingの略称である。図16(a)、(c)、(d)は、図15(a)、(c)、(d)に対応している。バリアメタル層424上にW層425aを成膜した後、図16(b)に示すように、CMPによって平坦化する。このとき、バリアメタル層424およびW層425aにおける層間絶縁膜54上の部分を、層間絶縁膜54の一部ごと除去する。以上のようにして、バリアメタル層424およびWプラグ425をコンタクトホール541に埋め込む。
(第3実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例であり、先行実施形態の記載を援用できる。先行実施形態では、下地電極422が、ヒロック4221由来の凹部4224を有していた。これに代えて、下地電極422がヒロック4221を有してもよい。つまり、意図的に、ヒロック4221を残すようにしてもよい。
図17は、本実施形態に係る半導体装置20において、半導体素子40のエミッタ電極42周辺を拡大した断面図である。下地電極422の表面は、ヒロック4221を有している。下地電極422は、アクティブ領域411上にヒロック4221を少なくともひとつ有している。接続電極423は、ヒロック4221を含む下地電極422の表面を覆うように配置されている。
下地電極422の表面(上面)のうち、コンタクト上部4222が半導体基板41の一面41aに対してもっとも近く、ヒロック4221が一面41aからもっとも離れている。一面41aを位置の基準とすると、ヒロック4221の上端がもっとも高い位置、コンタクト上部4222がもっとも低い位置、絶縁膜上部4223がヒロック4221とコンタクト上部4222の間の位置である。
下地電極422をパターニングする際に、ヒロック4221が完全に覆われるようにレジスト57を厚めに成膜する。これにより、ヒロック4221がエッチングされない。意図的に、ヒロック4221を残すことができる。
<第3実施形態のまとめ>
本実施形態によれば、下地電極422の表面に生じたヒロック4221を、エッチングにより除去せずに、意図的に残す。よって、下地電極422の表面が、ヒロック由来の凹部4224を有さない。つまり、接続電極423が、層間絶縁膜54の間、つまりコンタクトホール541に入り込まない。接続電極243の下端は、層間絶縁膜54の上端よりも上方に位置する。したがって、先行実施形態同様、接続電極423の膨張および/または収縮にともなう応力(熱応力)が層間絶縁膜54に作用するのを抑制することができる。この結果、層間絶縁膜54の信頼性を向上できる半導体装置20を提供することができる。
(他の実施形態)
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。たとえば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものと解されるべきである。
明細書および図面等における開示は、請求の範囲の記載によって限定されない。明細書および図面等における開示は、請求の範囲に記載された技術的思想を包含し、さらに請求の範囲に記載された技術的思想より多様で広範な技術的思想に及んでいる。よって、請求の範囲の記載に拘束されることなく、明細書および図面等の開示から、多様な技術的思想を抽出することができる。
ある要素または層が「上にある」、「連結されている」、「接続されている」または「結合されている」と言及されている場合、それは、他の要素、または他の層に対して、直接的に上に、連結され、接続され、または結合されていることがあり、さらに、介在要素または介在層が存在していることがある。対照的に、ある要素が別の要素または層に「直接的に上に」、「直接的に連結されている」、「直接的に接続されている」または「直接的に結合されている」と言及されている場合、介在要素または介在層は存在しない。要素間の関係を説明するために使用される他の言葉は、同様のやり方で(例えば、「間に」対「直接的に間に」、「隣接する」対「直接的に隣接する」など)解釈されるべきである。この明細書で使用される場合、用語「および/または」は、関連する列挙されたひとつまたは複数の項目に関する任意の組み合わせ、およびすべての組み合わせを含む。
空間的に相対的な用語「内」、「外」、「裏」、「下」、「低」、「上」、「高」などは、図示されているような、ひとつの要素または特徴の他の要素または特徴に対する関係を説明する記載を容易にするためにここでは利用されている。空間的に相対的な用語は、図面に描かれている向きに加えて、使用または操作中の装置の異なる向きを包含することを意図することができる。例えば、図中の装置をひっくり返すと、他の要素または特徴の「下」または「真下」として説明されている要素は、他の要素または特徴の「上」に向けられる。したがって、用語「下」は、上と下の両方の向きを包含することができる。この装置は、他の方向に向いていてもよく(90度または他の向きに回転されてもよい)、この明細書で使用される空間的に相対的な記述子はそれに応じて解釈される。
車両の駆動システム1は、上記した構成に限定されない。たとえば、モータジェネレータ3をひとつ備える例を示したが、これに限定されない。複数のモータジェネレータを備えてもよい。電力変換装置4が、電力変換部としてインバータ6を備える例を示したが、これに限定されない。たとえば、複数のインバータを備える構成としてもよい。すくなくともひとつのインバータと、コンバータを備える構成としてもよい。コンバータのみを備えてもよい。
半導体装置20の構成は、上記した例に限定されない。半導体装置20は、半導体素子40を少なくとも備えればよい。
半導体素子40が、半導体基板41の一面41aおよび裏面41bのそれぞれに主電極を有する例を示したが、これに限定されない。一面41aのみに主電極を有してもよい。
半導体基板41のアクティブ領域411に構成される素子として、RC-IGBTの例を示したが、これに限定されない。ダイオードを外付けとしてもよい。IGBTとダイオードとを別チップとしてもよい。また、スイッチング素子は、IGBT11に限定されない。たとえばMOSFETを採用してもよい。MOSFETは、Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistorの略称である。
配線部材60、70の裏面60b、70bが、封止体30から露出する例を示したが、これに限定されない。裏面60b、70bの少なくとも一方が、封止体30によって覆われた構成としてもよい。裏面60b、70bの少なくとも一方が、封止体30とは別の図示しない絶縁部材によって覆われた構成としてもよい。半導体装置20が封止体30を備える例を示したが、これに限定されない。封止体30を備えない構成としてもよい。
導電スペーサ80に代えて、配線部材60に凸部を設けてもよい。
半導体装置20として、両面放熱構造の例を示したが、これに限定されない。片面放熱構造にも適用することができる。たとえばコレクタ電極43はヒートシンクまたは基板の金属体に接続され、エミッタ電極42はリードに接続される。この場合、リードが導電部材に相当する。
半導体装置20が、ひとつのアームを構成する半導体素子40をひとつのみ備える例を示したが、これに限定されない。半導体装置20が、ひとつのアームを構成する複数の半導体素子40を備えてもよい。つまり、複数の半導体素子40が互いに並列接続されてひとつのアームを構成してもよい。また、半導体装置20が、一相分の上下アーム回路9を構成する複数の半導体素子40を備えてもよい。複数相の上下アーム回路9を構成する複数の半導体素子40を備えてもよい。
トレンチ51(ゲート電極53)の配置は、上記したストライプ状に限定されない。IGBT領域411iとダイオード領域411dとの配置は、上記したY方向の交互配置に限定されない。
アクティブ領域411は、複数に分割されてもよい。アクティブ領域411は、たとえばX方向において二分割されてもよい。アクティブ領域411の間には、図示しないゲートランナー(ゲート配線)が配置される。ゲートランナーは、ゲート電極53とゲート電極用のパッド44とを電気的に接続する。
1…駆動システム、2…直流電源、3…モータジェネレータ、4…電力変換装置、5…平滑コンデンサ、6…インバータ、7…Pライン、8…Nライン、9…上下アーム回路、9H…上アーム、9L…下アーム、10…出力ライン、11…IGBT、12…ダイオード、20…半導体装置、30…封止体、30a…一面、30b…裏面、30c、30d、30e、30f…側面、40…半導体素子、41…半導体基板、41a…一面、41b…裏面、411…アクティブ領域、411d…ダイオード領域、411i…IGBT領域、412…外周領域、42…エミッタ電極、421…露出部、422…下地電極、4221…ヒロック、4222…コンタクト上部、4223…絶縁膜上部、4224…凹部、423…接続電極、424…バリアメタル層、425…Wプラグ、425a…W層、43…コレクタ電極、44…パッド、45…コレクタ領域、46…カソード領域、47…バッファ領域、48…ドリフト領域、49…ベース領域、50…エミッタ領域、51…トレンチ、52…ゲート絶縁膜、53…ゲート電極、54…層間接続膜、541…コンタクトホール、55…保護膜、551…開口部、56…ガードリング、57…レジスト、60…配線部材、60a…対向面、60b…裏面、70…配線部材、70a…対向面、70b…裏面、80…導電スペーサ、90…外部接続端子、91、92…主端子、93…信号端子、100…ボンディングワイヤ、101、102、103…接合材、110…光検出器

Claims (2)

  1. 素子が形成された半導体基板(41)と、
    コンタクトホール(541)を有し、前記半導体基板の一面に配置された層間絶縁膜(54)と、
    Alを含み、前記層間絶縁膜を覆うように前記一面上に配置され、前記コンタクトホールを通じて前記素子に電気的に接続された下地電極(422)と、前記下地電極上に配置された接続電極(423)と、を有する主電極(42)と、
    前記接続電極を接合可能に露出させる開口部(551)を有する保護膜(55)と、
    を備え、
    前記下地電極の表面は、前記半導体基板の板厚方向の平面視において前記コンタクトホールと重なるコンタクト上部(4222)と、前記平面視において前記層間絶縁膜と重なる部分であり、前記コンタクト上部に対して突出する絶縁膜上部(4223)と、ヒロック痕であり、前記コンタクト上部に対して凹んだ凹部(4224)と、を有し、
    前記凹部の下端は、前記層間絶縁膜の上端よりも上方に位置している、半導体装置。
  2. 素子が形成された半導体基板(41)と、
    コンタクトホール(541)を有し、前記半導体基板の一面に配置された層間絶縁膜(54)と、
    Alを含み、前記層間絶縁膜を覆うように前記一面上に配置され、前記コンタクトホールを通じて前記素子に電気的に接続された下地電極(422)と、前記下地電極上に配置された接続電極(423)と、を有する主電極(42)と、
    前記接続電極を接合可能に露出させる開口部(551)を有する保護膜(55)と、
    を備え、
    前記下地電極の表面は、前記半導体基板の板厚方向の平面視において前記コンタクトホールと重なるコンタクト上部(4222)と、前記平面視において前記層間絶縁膜と重なる部分であり、前記コンタクト上部に対して突出する絶縁膜上部(4223)と、前記絶縁膜上部よりも上方に突出するヒロック(4221)と、を有する、半導体装置。
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