JP2024002747A - 熱源ユニット、および冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記圧縮部(20)は、互いに並列に設けられる第1圧縮要素(21)および第2圧縮要素(22)を含み、
前記第1圧縮要素(21)の吸入部は、前記第2利用側熱交換器(74)のガス端部と繋がり、
前記流路切換機構(30)は、
前記第1圧縮要素(21)の吐出部、および前記第2圧縮要素(22)の吐出部と繋がる第1ポート(P1)と、
前記第2圧縮要素(22)の吸入部と繋がる第2ポート(P2)と、
前記第1利用側熱交換器(64)のガス端部と繋がる第3ポート(P3)と、
前記熱源側熱交換器(24)のガス端部と繋がる第4ポート(P4)と、
前記第1ポート(P1)と前記第3ポート(P3)とを連通する第1流路(31)と、
前記第1ポート(P1)と前記第4ポート(P4)とを連通する第2流路(32)と、
前記第2ポート(P2)と前記第3ポート(P3)とを連通する第3流路(33)と、
前記第2ポート(P2)と前記第4ポート(P4)とを連通する第4流路(34)とを有するとともに前記第1流路(31)、前記第2流路(32)、前記第3流路(33)、および前記第4流路(34)のそれぞれを開閉するように構成され、
前記第1流路(31)および前記第2流路(32)のそれぞれには、2つ以上の開閉弁(V)が並列に設けられ、
前記第3流路(33)および前記第4流路(34)の少なくとも1つには、1つの開閉弁(V)が設けられる熱源ユニットである。
実施形態に係る冷凍装置(1)は、冷却対象の冷却と、室内の空調とを同時に行う。ここでいう冷却対象は、冷蔵庫、冷凍庫、ショーケースなどの設備内の空気を含む。以下では、このような設備を冷設と称する。
図1に示すように、冷凍装置(1)は、室外に設置される熱源ユニット(10)と、室内を空調する空調ユニット(60)と、庫内の空気を冷却する冷設ユニット(70)とを備える。図2に示すように、冷凍装置(1)は、冷媒回路(6)を制御するコントローラ(100)を備える。図1では、1つの空調ユニット(60)を図示している。冷凍装置(1)は、並列に接続される2つ以上の空調ユニット(60)を有してもよい。図1では、1つの冷設ユニット(70)を図示している。冷凍装置(1)は、並列に接続される2つ以上の冷設ユニット(70)を有してもよい。
4本の連絡配管(2,3,4,5)は、第1液連絡配管(2)、第1ガス連絡配管(3)、第2液連絡配管(4)、および第2ガス連絡配管(5)で構成される。第1液連絡配管(2)および第1ガス連絡配管(3)は、空調ユニット(60)に対応する。第2液連絡配管(4)および第2ガス連絡配管(5)は、冷設ユニット(70)に対応する。
熱源ユニット(10)は、熱源回路(11)と室外ファン(12)とを有する。熱源回路(11)は、圧縮部(20)、室外熱交換器(24)、および気液分離器(25)を有する。熱源回路(11)は、第1室外膨張弁(26)および第2室外膨張弁(27)を有する。熱源回路(11)は、さらに冷却熱交換器(28)および中間冷却器(29)を有する。
圧縮部(20)は、冷媒を圧縮する。圧縮部(20)は、第1圧縮機(21)、第2圧縮機(22)、および第3圧縮機(23)を有する。圧縮部(20)は、冷媒を単段で圧縮する運転と、冷媒を二段で圧縮する運転とを行う。
熱源回路(11)は、中間流路(18)を含む。中間流路(18)は、第1圧縮機(21)および第2圧縮機(22)の吐出部と、第3圧縮機(23)の吸入部とを繋ぐ。中間流路(18)は、第1吐出管(21b)、第2吐出管(22b)、および第3吸入管(23a)を含む。
室外熱交換器(24)は、熱源側熱交換器の一例である。室外熱交換器(24)は、フィン・アンド・チューブ型の空気熱交換器である。室外ファン(12)は、室外熱交換器(24)の近傍に配置される。室外ファン(12)は、室外空気を搬送する。室外熱交換器は、その内部を流れる冷媒と、室外ファン(12)が搬送する室外空気とを熱交換させる。
熱源回路(11)は、液側流路(40)を含む。液側流路(40)は、室外熱交換器(24)の液側端と、2つの液閉鎖弁(14,16)との間に設けられる。液側流路(40)は、第1から第5までの管(40a,40b,40c,40d,40e)を含む。
第1室外膨張弁(26)は、第1管(40a)に設けられる。第1室外膨張弁(26)は、第1管(40a)において、室外熱交換器(24)の液側端と、第4管(40d)の接続部との間に設けられる。第2室外膨張弁(27)は、第5管(40e)に設けられる。第1室外膨張弁(26)および第2室外膨張弁(27)は、その開度が調節可能な膨張弁である。第1室外膨張弁(26)および第2室外膨張弁(27)は、パルス信号に基づき開度を調節する電子膨張弁である。
気液分離器(25)は、冷媒を貯留する密閉容器である。気液分離器(25)は、冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離する。気液分離器(25)の内部には、ガス層と液層とが形成される。ガス層は、気液分離器(25)の頂部側に形成される。液層は気液分離器(25)の底部側に形成される。
熱源回路(11)は、ガス抜き管(41)を有する。ガス抜き管(41)の一端は、気液分離器(25)の頂部に接続する。ガス抜き管(41)の他端は、中間流路(18)に接続する。ガス抜き管(41)は、気液分離器(25)内のガス冷媒を中間流路(18)に送る。
冷却熱交換器(28)は、高圧側流路(28a)と低圧側流路(28b)とを有する。冷却熱交換器(28)は、高圧側流路(28a)の冷媒と、低圧側流路(28b)の冷媒とを熱交換する。言い換えると、冷却熱交換器(28)は、低圧側流路(28b)を流れる冷媒により、高圧側流路(28a)を流れる冷媒を冷却する。
中間冷却器(29)は、中間流路(18)に設けられる。中間冷却器(29)は、フィン・アンド・チューブ型の空気熱交換器である。中間冷却器(29)の近傍には、冷却ファン(29a)が配置される。中間冷却器(29)は、その内部を流れる冷媒と、冷却ファン(29a)が搬送する室外空気とを熱交換させる。
熱源回路(11)は、油分離回路を含む。油分離回路は、油分離器(50)と、第1油戻し管(51)と、第2油戻し管(52)とを有する。
熱源回路(11)は、第1バイパス管(56)、第2バイパス管(57)、および第3バイパス管(58)を有する。第1バイパス管(56)は、第1圧縮機(21)に対応する。第2バイパス管(57)は、第2圧縮機(22)に対応する。第3バイパス管(58)は、第3圧縮機(23)に対応する。
熱源回路(11)は、複数の逆止弁を有する。複数の逆止弁は、第1から第12までの逆止弁(CV1~CV12)を含む。これらの逆止弁(CV1~CV12)は、図1の矢印方向の冷媒の流れを許容し、その逆方向の冷媒の流れを禁止する。
空調ユニット(60)は、室内に設置される第1利用ユニットである。空調ユニット(60)は、室内回路(61)と室内ファン(62)とを有する。室内回路(61)の液側端には、第1液連絡配管(2)が接続される。室内回路(61)のガス側端には、第1ガス連絡配管(3)が接続される。
冷設ユニット(70)は、庫内を冷却する第2利用ユニットである。冷設ユニット(70)は、冷設回路(71)と冷設ファン(72)とを有する。冷設回路(71)の液側端には、第2液連絡配管(4)が接続される。冷設回路(71)のガス側端には、第2ガス連絡配管(5)が接続される。
流路切換機構(30)は、熱源回路(11)に設けられる。図1および図3に示すように、流路切換機構(30)は、第1ポート(P1)、第2ポート(P2)、第3ポート(P3)、第4ポート(P4)、第1流路(31)、第2流路(32)、第3流路(33)、および第4流路(34)を有する。第1流路(31)には、第1開閉機構(81)が設けられ、第2流路(32)には、第2開閉機構(82)が設けられ、第3流路(33)には、第3開閉機構(83)が設けられ、第4流路(34)には、第4開閉機構(84)が設けられる。
第1ポート(P1)は、第1圧縮機(21)の吐出部、および第2圧縮機(22)の吐出部と繋がる。第1圧縮機(21)の吐出部は、第1吐出ライン(L1)を介して第1ポート(P1)と繋がる。第1吐出ライン(L1)は、一端が第1圧縮機(21)の吐出部と接続し、他端が第1ポート(P1)と接続する流路である。言い換えると、第1吐出ライン(L1)は、第1圧縮機(21)の吐出部から第1ポート(P1)までに亘る流路である。
図1において模式的に示すように、第1流路(31)、第2流路(32)、第3流路(33)、および第4流路(34)は、ブリッジ状に接続される。第1流路(31)は、第1ポート(P1)と第3ポート(P3)とを連通する。第2流路(32)は、第1ポート(P1)と第4ポート(P4)とを連通する。第3流路(33)は、第2ポート(P2)と第3ポート(P3)とを連通する。第4流路(34)は、第2ポート(P2)と第4ポート(P4)とを連通する。第1流路(31)および第2流路(32)は、高圧圧力が作用する高圧側流路である。言い換えると、第1流路(31)および第2流路(32)は、圧縮部(20)の吐出圧力が作用する吐出側流路である。第3流路(33)および第4流路(34)は、低圧圧力が作用する低圧側流路である。第3流路(33)および第4流路(34)は、圧縮部(20)の吸入圧力が作用する吸入側流路である。
第1開閉機構(81)は、複数の第1開閉弁(V1)を有する。第1流路(31)には、2つ以上の第1開閉弁(V1)が並列に設けられる。本例の第1流路(31)には、7つの第1開閉弁(V1)が設けられる。各第1分流路(31a)のそれぞれには、第1開閉弁(V1)が1つずつ設けられる。複数の第1開閉弁(V1)は、第1膨張弁(91)と第1電磁開閉弁(92)とを含む。第1膨張弁(91)の数は1つであり、第1電磁開閉弁(92)の数は6つである。第1膨張弁(91)は、開度が可変な電子膨張弁である。
流路切換機構(30)は、逆止弁(CV1,CV2)を有する。具体的には、第4流路(34)には、第1逆止弁(CV1)が設けられる。第1流路(31)には、第2逆止弁(CV2)が設けられる。
冷凍装置(1)は、複数のセンサを有する(図示省略)。複数のセンサは、冷媒の圧力を検出する冷媒圧力センサ、および冷媒の温度を検出する冷媒温度センサを含む。冷媒圧力センサは、例えば冷媒回路の高圧圧力、低圧圧力、中間圧力、各圧縮機(21,22,23)の吸入圧力、各圧縮機(21,22,23)の吐出圧力、気液分離器(25)の内圧などを検出するセンサを含む。冷媒温度センサは、例えば各圧縮機(21,22,23)の吸入冷媒の温度、各圧縮機(21,22,23)の吐出冷媒の温度、各熱交換器(24,64,74)の冷媒の温度を検出するセンサを含む。
コントローラ(100)は、制御基板上に搭載されたマイクロコンピュータと、該マイクロコンピュータを動作させるためのソフトウエアを格納するメモリディバイス(具体的には半導体メモリ)とを含む。
冷凍装置(1)の運転動作について説明する。冷凍装置(1)の運転は、冷設運転、冷房運転、冷房冷設運転、暖房運転、暖房冷設運転、デフロスト運転を含む。暖房冷設運転は、第1暖房冷設運転、第2暖房冷設運転、第3暖房冷設運転を含む。
図4に示す冷設運転では、コントローラ(100)が第1開閉弁(V1)、第3開閉弁(V3)、および第4開閉弁(V4)を閉じ、第2開閉弁(V2)を開ける。コントローラ(100)は、第2圧縮機(22)を停止し、第1圧縮機(21)および第3圧縮機(23)を運転する。コントローラ(100)は、第1室外膨張弁(26)およびインジェクション弁(46)を所定開度で開放し、第2室外膨張弁(27)を閉じる。コントローラ(100)は、室内膨張弁(63)を閉じ、冷設膨張弁(73)の開度を調節する。コントローラ(100)は、室外ファン(12)および冷設ファン(72)を運転し、室内ファン(62)を停止する。
図5に示す冷房運転では、コントローラ(100)が第1開閉弁(V1)および第4開閉弁(V4)を閉じ、第2開閉弁(V2)および第3開閉弁(V3)を開ける。コントローラ(100)は、第1圧縮機(21)を停止し、第2圧縮機(22)および第3圧縮機(23)を運転する。コントローラ(100)は、第1室外膨張弁(26)およびインジェクション弁(46)を所定開度で開放し、第2室外膨張弁(27)を閉じる。コントローラ(100)は、冷設膨張弁(73)を閉じ、室内膨張弁(63)の開度を調節する。コントローラ(100)は、室外ファン(12)および室内ファン(62)を運転し、冷設ファン(72)を停止する。
図6に示す冷房冷設運転では、コントローラ(100)が第1開閉弁(V1)および第4開閉弁(V4)を閉じ、第2開閉弁(V2)および第3開閉弁(V3)を開ける。コントローラ(100)は、第1圧縮機(21)、第2圧縮機(22)、および第3圧縮機(23)を運転する。コントローラ(100)は、第1室外膨張弁(26)およびインジェクション弁(46)を所定開度で開放し、第2室外膨張弁(27)を閉じる。コントローラ(100)は、冷設膨張弁(73)および室内膨張弁(63)の開度を調節する。コントローラ(100)は、室外ファン(12)、室内ファン(62)、および冷設ファン(72)を運転する。
図7に示す暖房運転では、コントローラ(100)が第2開閉弁(V2)および第3開閉弁(V3)を閉じ、第1開閉弁(V1)および第4開閉弁(V4)を開ける。コントローラ(100)は、第1圧縮機(21)を停止し、第2圧縮機(22)および第3圧縮機(23)を運転する。コントローラ(100)は、第2室外膨張弁(27)およびインジェクション弁(46)を所定開度で開放し、第1室外膨張弁(26)を閉じる。コントローラ(100)は、冷設膨張弁(73)を閉じ、室内膨張弁(63)の開度を調節する。コントローラ(100)は、室外ファン(12)および室内ファン(62)を運転し、冷設ファン(72)を停止する。
図8に示す第1暖房冷設運転は、空調ユニット(60)の暖房負荷が高いときに実行される。第1暖房冷設運転では、コントローラ(100)が第2開閉弁(V2)および第3開閉弁(V3)を閉じ、第1開閉弁(V1)および第4開閉弁(V4)を開ける。コントローラ(100)は、第1圧縮機(21)、第2圧縮機(22)、および第3圧縮機(23)を運転する。コントローラ(100)は、第2室外膨張弁(27)およびインジェクション弁(46)を所定開度で開放し、第1室外膨張弁(26)を閉じる。コントローラ(100)は、室内膨張弁(63)および冷設膨張弁(73)の開度を調節する。コントローラ(100)は、室外ファン(12)、室内ファン(62)、および冷設ファン(72)を運転する。
図9に示す第2暖房冷設運転は、空調ユニット(60)の暖房負荷が過剰に高くも低くもないときに実行される。第2暖房冷設運転では、コントローラ(100)が第2開閉弁(V2)、第3開閉弁(V3)、および第4開閉弁(V4)を閉じ、第1開閉弁(V1)を開ける。コントローラ(100)は、第1圧縮機(21)および第3圧縮機(23)を運転し、第2圧縮機(22)を停止する。コントローラ(100)は、インジェクション弁(46)を所定開度で開放し、第1室外膨張弁(26)および第2室外膨張弁(27)を閉じる。コントローラ(100)は、室内膨張弁(63)および冷設膨張弁(73)の開度を調節する。コントローラ(100)は、室外ファン(12)を停止し、室内ファン(62)、および冷設ファン(72)を運転する。
図10に示す第3暖房冷設運転は、空調ユニット(60)の暖房負荷が低いときに実行される。第2暖房冷設運転では、コントローラ(100)が第3開閉弁(V3)および第4開閉弁(V4)を閉じ、第1開閉弁(V1)および第2開閉弁(V2)を開ける。コントローラ(100)は、第1圧縮機(21)および第3圧縮機(23)を運転し、第2圧縮機(22)を停止する。コントローラ(100)は、インジェクション弁(46)および第1室外膨張弁(26)を所定開度で開放し、第2室外膨張弁(27)を閉じる。コントローラ(100)は、室内膨張弁(63)および冷設膨張弁(73)の開度を調節する。コントローラ(100)は、室外ファン(12)、室内ファン(62)、および冷設ファン(72)を運転する。
デフロスト運転は、冬季などにおいて、室外熱交換器(24)に付着した霜を融かすために実行される。コントローラ(100)は、例えば暖房冷設運転中において、室外熱交換器(24)が着霜したことを示す条件が成立すると、デフロスト運転を実行する。デフロスト運転の基本的な動作は、図5に示す冷房運転や、図6に示す冷房冷設運転と同じである。室外熱交換器(24)では、高圧の冷媒が外部に放熱することで、室外熱交換器(24)の表面の霜が融ける。
コントローラ(100)は、上述した運転時において、以下の制御を行う。
コントローラ(100)は、室外熱交換器(24)を放熱器とし、室内熱交換器(64)を蒸発器とする第1冷凍サイクルと、室内熱交換器(64)を放熱器とし、室外熱交換器(24)を蒸発器する第2冷凍サイクルとを行うように冷媒回路(6)を制御する。第1冷凍サイクルは、上述した冷房運転、冷房冷設運転、デフロスト運転などに実行される冷凍サイクルを含む。第2冷凍サイクルは、上述した暖房運転および第1暖房冷設運転などに実行される冷凍サイクルを含む。例えば第1冷凍サイクルでは、第1ガスライン(L4)に低圧圧力の冷媒が存在する。この状態から第2冷凍サイクルに切り換わると、低圧圧力の雰囲気であった第1ガスライン(L4)に、圧縮部(20)の高圧圧力が急峻に作用する。その結果、第1ガスライン(L4)において、騒音が生じたり、配管が折れたりする可能性がある。同様にして、第2冷凍サイクルから第1冷凍サイクルに切り換わると、第2ガスライン(L5)において、騒音が生じたり、配管が折れたりする可能性がある。特に本実施形態では、冷媒が二酸化炭素であり、冷媒の圧力が臨界圧力以上となる冷凍サイクルを行うので、高圧圧力が極めて高い。このため、この課題が顕著となる。
図11のステップS14における流路切換機構の第1制御について詳細に説明する。コントローラ(100)は、第2冷凍サイクルから第1冷凍サイクルに切り換えるときに、図12に示す第1制御を実行する。
図11のステップS18における流路切換機構の第2制御について詳細に説明する。コントローラ(100)は、第1冷凍サイクルから第2冷凍サイクルに切り換えるときに、図13に示す第2制御を実行する。
第2暖房冷設運転から第3暖房冷設運転に切り換わるときには、コントローラ(100)は、流路切換機構(30)の第3制御を行う。
(10-1)流路切換機構の簡素化
流路切換機構(30)では、第4流路(34)に1つだけ開閉弁(V)を設けている。このため、流路切換機構(30)の簡素化を図ることができる。
例えば図8に示す第1暖房冷設運転では、圧縮部(20)で圧縮された冷媒の全量が、第1流路(31)を流れる。例えば図6に示す冷房冷設運転では、圧縮部(20)で圧縮された冷媒の全量が、第2流路(32)を流れる。これに対し、例えば図8に示す第1暖房冷設運転では、第2圧縮機(22)に吸入される冷媒だけが、第4流路(34)を流れる。したがって、第4流路(34)を流れる冷媒の流量は、第1流路(31)および第2流路(32)を流れる冷媒の流量よりも少ない。よって、第4流路(34)の開閉弁(V)の数を1つとしても、第4流路(34)の圧力損失が大きく増大することを抑制できる。
図5や図6に示すデフロスト運転の開始時などには、例えば外気温度が低い状況下において、室外熱交換器(24)の内圧が低くなってしまうことがある。この場合、第3流路(33)を流出した冷媒が、第2ポート(P2)から第4ポート(P4)へ流れる可能性がある。第4流路(34)を通常とは逆向きに冷媒が流れると、第4開閉弁(V4)にゴミが詰まったり、第4開閉弁(V4)が故障したりする可能性がある。これに対し、第4流路(34)には、第2ポート(P2)から第4ポート(P4)へ向かう冷媒の流れを制限する第1逆止弁(CV1)が設けられる。このため、第4流路(34)を通常とは逆向きに冷媒が流れることを抑制でき、上記の不具合を回避できる。
第4流路(34)は低圧側流路であるので、開閉弁(V)の流入側と流出側との差圧が小さくなる。開閉弁(V)は、この差圧によって弁体の位置を保持するように構成される。このため、第4流路(34)に複数の開閉弁を設けると、開閉弁の弁体の移動に伴うチャタリング音が騒音となりやすい。これに対し、第4流路(34)には、開閉弁(V)が1つしかないので、チャタリング音が騒音となることを抑制できる。
第1電磁開閉弁(92)および第2電磁開閉弁(94)は、非通電時において弁体を閉状態とするように構成される。このため、複数の第1開閉弁(V1)が全て電磁開閉弁である場合、冷凍装置(1)の出荷時において、第1流路(31)が完全に閉状態となる。同様に、複数の第2開閉弁(V2)が全て電磁開閉弁である場合、冷凍装置(1)の出荷時において、第2流路(32)が完全に閉状態となる。このようにして、圧縮部(20)の吐出側において冷媒が封止されてしまうと、熱により冷媒の体積が増大した際、配管が破裂してしまう可能性がある。
図14に示すように、第3流路(33)の開閉弁(V)の数を1つとしてもよい。第3流路(33)は、1つの流路で構成され、第3流路(33)に第3開閉弁(V3)が設けられる。第3開閉弁(V3)は、電磁開閉弁であるが、膨張弁であってもよい。これにより、流路切換機構(30)の簡素化を図ることができる。第3流路(33)は、上述したように冷媒の流量が少なく、冷媒の密度も低い。このため、第3流路(33)の開閉弁(V)の数を1つとしても、第3流路(33)の圧力損失が大きく増大することを抑制できる。
6 冷媒回路
10 熱源ユニット
20 圧縮部
21 第1圧縮機(第1圧縮要素)
22 第2圧縮機(第2圧縮要素)
24 室外熱交換器(熱源側熱交換器)
30 流路切換機構
31 第1流路
32 第2流路
33 第3流路
34 第4流路
64 室内熱交換器(第1利用側熱交換器)
74 冷設熱交換器(第2利用側熱交換器)
100 コントローラ(制御部)
CV1 第1逆止弁
CV2 第2逆止弁
P1 第1ポート
P2 第2ポート
P3 第3ポート
P4 第4ポート
V 開閉弁
Claims (7)
- 圧縮部(20)と、流路切換機構(30)と、熱源側熱交換器(24)とを備え、第1利用側熱交換器(64)および第2利用側熱交換器(74)に接続されることで冷媒回路(6)を構成する熱源ユニットであって、
前記圧縮部(20)は、互いに並列に設けられる第1圧縮要素(21)および第2圧縮要素(22)を含み、
前記第1圧縮要素(21)の吸入部は、前記第2利用側熱交換器(74)のガス端部と繋がり、
前記流路切換機構(30)は、
前記第1圧縮要素(21)の吐出部、および前記第2圧縮要素(22)の吐出部と繋がる第1ポート(P1)と、
前記第2圧縮要素(22)の吸入部と繋がる第2ポート(P2)と、
前記第1利用側熱交換器(64)のガス端部と繋がる第3ポート(P3)と、
前記熱源側熱交換器(24)のガス端部と繋がる第4ポート(P4)と、
前記第1ポート(P1)と前記第3ポート(P3)とを連通する第1流路(31)と、
前記第1ポート(P1)と前記第4ポート(P4)とを連通する第2流路(32)と、
前記第2ポート(P2)と前記第3ポート(P3)とを連通する第3流路(33)と、
前記第2ポート(P2)と前記第4ポート(P4)とを連通する第4流路(34)とを有するとともに前記第1流路(31)、前記第2流路(32)、前記第3流路(33)、および前記第4流路(34)のそれぞれを開閉するように構成され、
前記第1流路(31)および前記第2流路(32)のそれぞれには、2つ以上の開閉弁(V)が並列に設けられ、
前記第3流路(33)および前記第4流路(34)の少なくとも1つには、1つの開閉弁(V)が設けられる
熱源ユニット。 - 前記第4流路(34)には、1つの開閉弁(V)が設けられる
請求項1に記載の熱源ユニット。 - 前記第3流路(33)には、2つ以上の開閉弁(V)が並列に設けられる
請求項2に記載の熱源ユニット。 - 前記第4流路(34)には、前記第2ポート(P2)から前記第4ポート(P4)へ向かう冷媒の流れを制限する第1逆止弁(CV1)が設けられる
請求項1~3のいずれか1つに記載の熱源ユニット。 - 前記第1流路(31)には、前記第3ポート(P3)から前記第1ポート(P1)へ向かう冷媒の流れを制限する第2逆止弁(CV2)が設けられる
請求項1~3のいずれか1つに記載の熱源ユニット。 - 前記熱源側熱交換器(24)を放熱器とし、前記第1利用側熱交換器(64)を蒸発器とする第1冷凍サイクルと、前記第1利用側熱交換器(64)を放熱器とし、前記熱源側熱交換器(24)を蒸発器とする第2冷凍サイクルとを行うように前記冷媒回路(6)を制御する制御部(100)を備え、
前記制御部(100)は、前記第1冷凍サイクルと前記第2冷凍サイクルとの間の切換に連動して前記圧縮部(20)の容量を低下させる
請求項1~3のいずれか1つに記載の熱源ユニット。 - 請求項1~3のいずれか1つに記載の熱源ユニットを備えた冷凍装置。
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