JP2022083089A - 熱源システムおよび冷凍装置 - Google Patents

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秀一 田口
Shuichi Taguchi
雅章 竹上
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Abstract

【課題】冷媒回路の冷媒が余ることを抑制できる熱源システム、および冷凍装置を提供する。【解決手段】熱源システムは、第2圧縮要素(113)、第2放熱器(114)、および蒸発する冷媒により前記第1液流路(L1)の冷媒を冷却する冷却熱交換器(116)を有する第2冷媒回路(111)と、前記第1液流路(L1)と前記第2液流路(L2)とを接続する第1配管(130)と、前記第1配管(130)に設けられる第1弁(131)とを備えている。【選択図】図10

Description

本開示は、熱源システムおよび冷凍装置に関する。
従来より、冷凍サイクルを行う冷凍装置が知られている。特許文献1の冷凍装置の冷媒回路では、圧縮機で圧縮した冷媒が放熱器で放熱した後、利用ユニットへ送られる。利用ユニットは、蒸発する冷媒によって空気を冷却する。
特開2019-66158号公報
特許文献1の冷凍装置では、運転状態によっては、冷媒回路の冷媒が余剰となる。
本開示の目的は、冷媒回路の冷媒が余ることを抑制できる熱源システム、および冷凍装置を提供することである。
第1の態様は、第1圧縮要素(20)および第1放熱器(24)を有し、蒸発器(74)を含む利用ユニット(70)に接続されることにより、第1液流路(L1)を含む第1冷媒回路(6)を構成する熱源回路(11)と、第2圧縮要素(113)、第2放熱器(114)、および蒸発する冷媒により前記第1液流路(L1)の冷媒を冷却する冷却熱交換器(116)を有する第2冷媒回路(111)と、前記第1液流路(L1)と前記第2液流路(L2)とを接続する第1配管(130)と、前記第1配管(130)に設けられる第1弁(131)とを備えている熱源システムである。
ここで、「第1液流路」および「第2液流路」は、放熱した後の液状態の冷媒が流れる流路に加え、放熱した後の臨界状態の冷媒が流れる流路も含む意味である。
第1の態様の熱源システムには、第1冷媒回路(6)に加えて、冷却熱交換器(116)を有する第2冷媒回路(111)が設けられる。冷却熱交換器(116)は、第2液流路(L2)の冷媒によって第1液流路(L1)の冷媒を冷却する。第1液流路(L1)と第2液流路(L2)とは、第1配管(130)によって接続される。第1冷媒回路(6)の冷媒が余る運転状態において、第1配管(130)の第1弁(131)を開けることで、第1冷媒回路(6)の第1液流路(L1)の冷媒を、第1配管(130)を通じて、第2冷媒回路(111)の第2液流路(L2)へ送ることができる。これにより、第1冷媒回路(6)の冷媒が余ることを抑制できる。
第2の態様は、第1の態様において、前記第1冷媒回路(6)の冷媒が余ることを示す第1条件を満たす場合に、前記第1弁(131)を開ける制御部(100)を備えている。
第2の態様では、第1冷媒回路(6)の冷媒が余ることを示す第1条件が満たされると、制御部(100)が第1弁(131)を開ける。
第3の態様は、第2の態様において、前記第1条件は、前記第1冷媒回路(6)の高圧圧力が第1値より高い条件を含む。
第3の態様では、第1冷媒回路(6)の高圧圧力が第1値より高い条件が満たされると、制御部(100)が第1弁(131)を開ける。
第4の態様は、第2または第3の態様において、前記熱源回路(11)は、前記第1液流路(L1)に接続する第1レシーバ(25)を有し、前記第1条件は、前記第1レシーバ(25)の内部の圧力が第2値より高い条件を含む。
第4の態様では、第1冷媒回路(6)の第1レシーバ(25)の内部の圧力が第2値より高い条件が満たされると、制御部(100)が第1弁(131)を開ける。
第5の態様は、第1~第4のいずれか1つの態様において、前記熱源回路(11)は、前記第1圧縮要素(20)の吸入側に接続する第1吸入流路(5)を有し、前記第2冷媒回路(111)は、ガス冷媒が流れるガス流路(120)を有し、前記第1吸入流路(5)と前記ガス流路(120)とを接続する第2配管(140)と、前記第2配管(140)に設けられる第2弁(141)とをさらに備えている。
第5の態様では、第1冷媒回路(6)の冷媒が不足する運転状態において、第2配管(140)の第2弁(141)を開けることで、第2冷媒回路(111)のガス流路(120)のガス冷媒を、第2配管(140)を通じて、第1冷媒回路(6)の第1吸入流路(5)へ送ることができる。これにより、第1冷媒回路(6)の冷媒が不足することを抑制できる。
第6の態様は、第5の態様において、前記第1冷媒回路(6)の冷媒が不足することを示す第2条件を満たす場合に、前記第2弁(141)を開ける制御部(100)を備えている。
第6の態様では、第1冷媒回路(6)の冷媒が不足することを示す第1条件が満たされると、制御部(100)が第2弁(141)を開ける。
第7の態様は、第6の態様において、前記ガス流路は、前記第2圧縮要素(113)の吸入側に接続する第2吸入流路(120)である。
第7の態様では、第2弁(141)が開くと、第2冷媒回路(111)の第2吸入流路(120)の低圧ガス冷媒を、第1冷媒回路(6)の第1吸入流路(5)へ送ることができる。
第8の態様は、第7の態様において、前記制御部(100)は、前記第1吸入流路(5)の冷媒の圧力が前記第2吸入流路(120)の圧力より小さくなるように、前記第1圧縮要素(20)および前記第2圧縮要素(113)を制御する。
第8の態様は、第2条件を満たす場合に、第1圧縮要素(20)および第2圧縮要素(113)の制御により、第1吸入流路(5)の冷媒の圧力が第2吸入流路(120)の圧力より小さくなる。これにより、第2冷媒回路(111)の冷媒が第1冷媒回路(6)に送られやすくなる。
第9の態様は、第7または第8の態様において、前記第2冷媒回路(111)は、前記第2液流路(L2)に接続する第2レシーバ(115)と、前記第2レシーバ(115)内のガス冷媒を前記第2吸入流路(120)に送る第3配管(122)と、前記第3配管(122)に設けられる第3弁(123)とを有し、前記制御部(100)は、前記第2条件を満たす場合に、前記第3弁(123)を開ける。
第9の態様では、第1冷媒回路(6)の冷媒が不足することを示す第2条件を満たす場合に、制御部(100)が第3弁(123)を開ける。すると、第2レシーバ(115)のガス冷媒は、第3配管(122)を通じて第2吸入流路(120)に送られる。この結果、第2吸入流路(120)の圧力が高くなるので、第2冷媒回路(111)の冷媒が第1冷媒回路(6)に送られやすくなる。
第10の態様は、第6~第9のいずれか1つの態様において、前記第2条件は、前記第1圧縮要素(20)から吐出される冷媒の温度が第3値より高い条件を含む。
第10の態様では、第1圧縮要素(20)から吐出される冷媒の温度が第3値より高い条件が満たされると、制御部(100)が第2弁(141)を開ける。
第11の態様は、第6~第10のいずれか1つの態様において、前記第2条件は、前記第1圧縮要素(20)に吸入される冷媒の過熱度が第4値より大きい条件を含む。
第11の態様では、第1圧縮要素(20)に吸入される冷媒の過熱度が第4値より大きい条件が満たされると、制御部(100)が第2弁(141)を開ける。
第12の態様は、第1~第11のいずれか1つの熱源システム(S)を備えた冷凍装置である。
図1は、実施形態に係る冷凍装置の配管系統図である。 図2は、コントローラと各種のセンサと各種の機器との関係を示すブロック図である。 図3は、冷設運転の冷媒の流れを示した図1に相当する図である。 図4は、冷房運転の冷媒の流れを示した図1に相当する図である。 図5は、冷房冷設運転の冷媒の流れを示した図1に相当する図である。 図6は、暖房運転の冷媒の流れを示した図1に相当する図である。 図7は、暖房冷設運転の冷媒の流れを示した図1に相当する図である。 図8は、冷設運転において冷却ユニットを動作させたときの冷媒の流れを付した図1に相当する図である。 図9は、排出動作のフローチャートである。 図10は、冷設運転において排出動作を行ったときの冷媒の流れを付した図1相当する図である。 図11は、補充動作のフローチャートである。 図12は、冷房冷設運転において補充動作を行ったときの冷媒の流れを付した図1に相当する図である。 図13は、変形例1に係る冷凍装置の図9に相当する図である。 図14は、変形例2に係る冷凍装置の配管系統図である。
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
《実施形態》
〈全体構成〉
実施形態に係る冷凍装置(1)は、冷却対象の冷却と、室内の空調とを同時に行う。ここでいう冷却対象は、冷蔵庫、冷凍庫、ショーケースなどの設備内の空気を含む。以下では、このような設備を冷設と称する。
図1に示すように、冷凍装置(1)は、室外に設置される熱源ユニット(10)と、室内を空調する空調ユニット(60)と、庫内の空気を冷却する冷設ユニット(70)とを備える。図2に示すように、冷凍装置(1)は、第1冷媒回路(6)を制御するコントローラ(100)(制御部)を備える。図1では、1つの空調ユニット(60)を図示している。冷凍装置(1)は、並列に接続される2つ以上の空調ユニット(60)を有してもよい。図1では、1つの冷設ユニット(70)を図示している。冷凍装置(1)は、並列に接続される2つ以上の冷設ユニット(70)を有してもよい。これらのユニット(10,60,70)が4本の連絡配管(2,3,4,5)によって接続されることで、第1冷媒回路(6)が構成される。
4本の連絡配管(2,3,4,5)は、第1液連絡配管(2)、第1ガス連絡配管(3)、第2液連絡配管(4)、および第2ガス連絡配管(5)で構成される。第1液連絡配管(2)および第1ガス連絡配管(3)は、空調ユニット(60)に対応する。第2液連絡配管(4)および第2ガス連絡配管(5)は、冷設ユニット(70)に対応する。
第1冷媒回路(6)は、充填された冷媒を含む。第1冷媒回路(6)は、冷媒を循環させて冷凍サイクルを行う。第1冷媒回路(6)の冷媒は二酸化炭素である。第1冷媒回路(6)は、冷媒が臨界圧力以上となる冷凍サイクルを行う。冷媒は二酸化炭素以外の自然冷媒であってもよい。
冷凍装置(1)は、冷却ユニット(110)を備える。冷却ユニット(110)は、冷設ユニット(70)の冷却能力を増大させる。熱源ユニット(10)および冷却ユニット(110)は、熱源システム(S)に含まれる。
冷却ユニット(110)は、第2冷媒回路(111)を備える。第2冷媒回路(111)は、充填された冷媒を含む。第2冷媒回路(111)は、冷媒を循環させて冷凍サイクルを行う。第2冷媒回路(111)の冷媒は二酸化炭素である。第1冷媒回路(6)の冷媒と第2冷媒回路(111)の冷媒は同じ種類である。第2冷媒回路(111)は、冷媒が臨界圧力以上となる冷凍サイクルを行う。冷媒は二酸化炭素以外の自然冷媒であってもよい。
〈熱源ユニットの概要〉
熱源ユニット(10)は、熱源回路(11)と第1室外ファン(12)とを有する。熱源回路(11)は、第1圧縮要素(20)、第1室外熱交換器(24)、および第1気液分離器(25)を有する。熱源回路(11)は、第1室外膨張弁(26)および第2室外膨張弁(27)を有する。熱源回路(11)は、さらに熱源側冷却熱交換器(28)および中間冷却器(29)を有する。
熱源回路(11)は、4つの閉鎖弁(13,14,15,16)を有する。4つの閉鎖弁は、第1ガス閉鎖弁(13)、第1液閉鎖弁(14)、第2ガス閉鎖弁(15)、および第2液閉鎖弁(16)で構成される。
第1ガス閉鎖弁(13)には、第1ガス連絡配管(3)が接続される。第1液閉鎖弁(14)には、第1液連絡配管(2)が接続される。第2ガス閉鎖弁(15)には、第2ガス連絡配管(5)が接続される。第2液閉鎖弁(16)には、第2液連絡配管(4)が接続される。
〈第1圧縮要素〉
第1圧縮要素(20)は、冷媒を圧縮する。第1圧縮要素(20)は、第1圧縮機(21)、第2圧縮機(22)、および第3圧縮機(23)を有する。第1圧縮要素(20)は、冷媒を単段で圧縮する運転と、冷媒を二段で圧縮する運転とを行う。
第1圧縮機(21)は、空調ユニット(60)に対応する空調圧縮機である。第2圧縮機(22)は、冷設ユニット(70)に対応する冷設圧縮機である。第1圧縮機(21)および第2圧縮機(22)は、低段側の圧縮機である。第1圧縮機(21)および第2圧縮機(22)は、並列に接続される。
第3圧縮機(23)は、高段側の圧縮機である。第3圧縮機(23)は、第1圧縮機(21)と直列に接続される。第3圧縮機(23)は、第2圧縮機(22)と直列に接続される。
第1圧縮機(21)、第2圧縮機(22)、および第3圧縮機(23)は、モータによって圧縮機構が駆動される回転式圧縮機である。第1圧縮機(21)、第2圧縮機(22)、および第3圧縮機(23)は、可変容量式である。第1圧縮機(21)、第2圧縮機(22)、および第3圧縮機(23)は、インバータ装置によって回転数が調節される。
第1圧縮機(21)には、第1吸入管(21a)および第1吐出管(21b)が接続される。第2圧縮機(22)には、第2吸入管(22a)および第2吐出管(22b)が接続される。第3圧縮機(23)には、第3吸入管(23a)および第3吐出管(23b)が接続される。
〈中間流路〉
熱源回路(11)は、中間流路(18)を含む。中間流路(18)は、第1圧縮機(21)および第2圧縮機(22)の吐出部と、第3圧縮機(23)の吸入部とを繋ぐ。中間流路(18)は、第1吐出管(21b)、第2吐出管(22b)、および第3吸入管(23a)を含む。
〈流路切換機構〉
流路切換機構(30)は、冷媒の流路を切り換える。流路切換機構(30)は、第1流路(C1)、第2流路(C2)、第3流路(C3)、および第4流路(C4)を含む。第1流路(C1)、第2流路(C2)、第3流路(C3)、および第4流路(C4)は、ブリッジ状に接続される。
第1流路(C1)の一端と第3流路(C3)の一端とは、第3吐出管(23b)を介して第3圧縮機(23)の吐出部に接続する。第2流路(C2)の一端と第4流路(C4)の一端とは、第1吸入管(21a)を介して第1圧縮機(21)の吸入部に接続する。第1流路(C1)の他端と第2流路(C2)の他端とは、第1ガス連絡配管(3)を介して空調ユニット(60)に接続する。第3流路(C3)の他端と第4流路(C4)の他端とは、第1室外熱交換器(24)のガス側端に接続する。
流路切換機構(30)は、第1開閉弁(31)、第2開閉弁(32)、第3開閉弁(33)、および第4開閉弁(34)を有する。第1開閉弁(31)は、第1流路(C1)を開閉する。第2開閉弁(32)は、第2流路(C2)を開閉する。第3開閉弁(33)は、第3流路(C3)を開閉する。第4開閉弁(34)は、第4流路(C4)を開閉する。各開閉弁(31,32,33,34)は、電磁開閉弁で構成される。各開閉弁(31,32,33,34)は、その開度が調節可能な電子膨張弁であってもよい。
〈第1室外熱交換器および第1室外ファン〉
第1室外熱交換器(24)は、フィン・アンド・チューブ型の空気熱交換器である。第1室外ファン(12)は、第1室外熱交換器(24)の近傍に配置される。第1室外ファン(12)は、室外空気を搬送する。第1室外熱交換器(24)は、その内部を流れる冷媒と、第1室外ファン(12)が搬送する室外空気とを熱交換させる。
〈液管〉
熱源回路(11)は、液管(40)を有する。液管(40)は、第1冷媒回路(6)の第1液流路(L1)に含まれる。第1液流路(L1)の一端は、第1室外熱交換器(24)の液側と繋がる。第1液流路(L1)の他端は、第2利用ユニット(70)の液側端と繋がる。言い換えると、第1液流路(L1)は、第2液連絡配管(4)を含んでいる。
熱源回路(11)の液管(40)は、第1から第5までの液管部(40a,40b,40c,40d,40e)を含む。
第1液管部(40a)の一端は、第1室外熱交換器(24)の液側端に接続する。第1液管部(40a)の他端は、第1気液分離器(25)の頂部に接続する。第2液管部(40b)の一端は、第1気液分離器(25)の底部に接続する。第2液管部(40b)の他端は、第2液閉鎖弁(16)に接続する。第3液管部(40c)の一端は、第2液管部(40b)の中途部に接続する。第3液管部(40c)の他端は、第1液閉鎖弁(14)に接続する。第4液管部(40d)の一端は、第1液管部(40a)における第1室外膨張弁(26)と第1気液分離器(25)の間に接続する。第4液管部(40d)の他端は、第3液管部(40c)の中途部に接続する。第5液管部(40e)の一端は、第1液管部(40a)における第1室外熱交換器(24)と第1室外膨張弁(26)の間に接続する。第5液管部(40e)の他端は、第2液管部(40b)における第1気液分離器(25)と第3液管部(40c)の接続部との間に接続する。
〈室外膨張弁〉
第1室外膨張弁(26)は、第1液管部(40a)に設けられる。第1室外膨張弁(26)は、第1液管部(40a)において、第1室外熱交換器(24)の液側端と、第4液管部(40d)の接続部との間に設けられる。第1室外膨張弁(26)は、第1気液分離器(25)の内部の圧力を調節する。第2室外膨張弁(27)は、第5液管部(40e)に設けられる。第1室外膨張弁(26)および第2室外膨張弁(27)は、その開度が調節可能な膨張弁である。第1室外膨張弁(26)および第2室外膨張弁(27)は、パルス信号に基づき開度を調節する電子膨張弁である。
〈第1気液分離器〉
第1気液分離器(25)は、第1液流路(L1)に接続される。第1気液分離器(25)は、冷媒を貯留する密閉容器である。第1気液分離器(25)は、冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離する。第1気液分離器(25)の内部には、ガス層と液層とが形成される。ガス層は、第1気液分離器(25)の頂部側に形成される。液層は第1気液分離器(25)の底部側に形成される。
〈第1ガス抜き管および第1ガス抜き弁〉
熱源回路(11)は、第1ガス抜き管(41)を有する。第1ガス抜き管(41)の一端は、第1気液分離器(25)の頂部に接続する。第1ガス抜き管(41)の他端は、中間流路(18)に接続する。第1ガス抜き管(41)は、第1気液分離器(25)内のガス冷媒を中間流路(18)に送る。
第1ガス抜き管(41)には、第1ガス抜き弁(42)が設けられる。第1ガス抜き管(41)は、その開度が調節可能な膨張弁である。第1ガス抜き弁(42)は、パルス信号に基づき開度を調節する電子膨張弁である。
〈熱源側冷却熱交換器〉
熱源側冷却熱交換器(28)は、高圧側流路(28a)と低圧側流路(28b)とを有する。熱源側冷却熱交換器(28)は、高圧側流路(28a)の冷媒と、低圧側流路(28b)の冷媒とを熱交換する。言い換えると、熱源側冷却熱交換器(28)は、低圧側流路(28b)を流れる冷媒により、高圧側流路(28a)を流れる冷媒を冷却する。
低圧側流路(28b)は、インジェクション流路(43)の一部を構成する。インジェクション流路(43)は、上流流路(44)と下流流路(45)とを含む。
上流流路(44)の一端は、第3液管部(40c)における第4液管部(40d)の接続部によりも上流側に接続する。上流流路(44)の他端は、低圧側流路(28b)の流入端に接続する。上流流路(44)には、インジェクション弁(46)が設けられる。インジェクション弁(46)は、その開度が調節可能な膨張弁である。インジェクション弁(46)は、パルス信号に基づき開度を調節する電子膨張弁である。
下流流路(45)の一端は、低圧側流路(28b)の流出端に接続する。下流流路(45)の他端は、中間流路(18)に接続する。
〈中間冷却器〉
中間冷却器(29)は、中間流路(18)に設けられる。中間冷却器(29)は、フィン・アンド・チューブ型の空気熱交換器である。中間冷却器(29)の近傍には、冷却ファン(29a)が配置される。中間冷却器(29)は、その内部を流れる冷媒と、冷却ファン(29a)が搬送する室外空気とを熱交換させる。
〈油分離回路〉
熱源回路(11)は、油分離回路を含む。油分離回路は、第1油分離器(50)と、第1油戻し管(51)と、第2油戻し管(52)とを有する。
第1油分離器(50)は、第3吐出管(23b)に接続される。第1油分離器(50)は、第1圧縮要素(20)から吐出された冷媒中から油を分離する。第1油戻し管(51)および第2油戻し管(52)の流入端は、第1油分離器(50)に連通する。第1油戻し管(51)の流出端は、中間流路(18)に接続する。第1油戻し管(51)には、第1油量調節弁(53)が設けられる。
第2油戻し管(52)の流出側は、第1分岐管(52a)と第2分岐管(52b)とに分離する。第1分岐管(52a)は、第1圧縮機(21)の油貯留部に接続する。第2分岐管(52b)は、第2圧縮機(22)の油貯留部に接続する。第1分岐管(52a)には、第2油量調節弁(54)が設けられる。第2分岐管(52b)には、第3油量調節弁(55)が設けられる。
〈空調ユニット〉
空調ユニット(60)は、室内に設置される利用ユニットである。空調ユニット(60)は、冷設ユニット(70)よりも冷媒の蒸発温度が高い。空調ユニット(60)は、室内回路(61)と室内ファン(62)とを有する。室内回路(61)の液側端には、第1液連絡配管(2)が接続される。室内回路(61)のガス側端には、第1ガス連絡配管(3)が接続される。
室内回路(61)は、液側端からガス側端に向かって順に、室内膨張弁(63)および室内熱交換器(64)を有する。室内膨張弁(63)は、その開度が調節可能な膨張弁である。室内膨張弁(63)は、パルス信号に基づき開度を調節する電子膨張弁である。
室内熱交換器(64)は、フィン・アンド・チューブ型の空気熱交換器である。室内ファン(62)は、室内熱交換器(64)の近傍に配置される。室内ファン(62)は、室内空気を搬送する。室内熱交換器(64)は、その内部を流れる冷媒と、室内ファン(62)が搬送する室内空気とを熱交換させる。
〈冷設ユニット〉
冷設ユニット(70)は、庫内を冷却する利用ユニットである。冷設ユニット(70)は、冷設回路(71)と冷設ファン(72)とを有する。冷設回路(71)の液側端には、第2液連絡配管(4)が接続される。冷設回路(71)のガス側端には、第2ガス連絡配管(5)が接続される。
冷設回路(71)は、液側端からガス側端に向かって順に、冷設膨張弁(73)および冷設熱交換器(74)を有する。冷設膨張弁(73)は、その開度が調節可能な膨張弁である。冷設膨張弁(73)は、パルス信号に基づき開度を調節する電子膨張弁である。
冷設熱交換器(74)は、フィン・アンド・チューブ型の空気熱交換器である。冷設ファン(72)は、冷設熱交換器(74)の近傍に配置される。冷設ファン(72)は、庫内空気を搬送する。冷設熱交換器(74)は、その内部を流れる冷媒と、冷設ファン(72)が搬送する庫内空気とを熱交換させる。
〈冷却ユニットの概要〉
冷却ユニット(110)は、第2冷媒回路(111)と、第2室外ファン(112)とを有する。第2冷媒回路(111)は、第4圧縮機(113)、第2室外熱交換器(114)、第2気液分離器(115)、および冷却熱交換器(116)を有する。第2冷媒回路(111)は、第1冷却膨張弁(117)および第2冷却膨張弁(118)を有する。第2冷媒回路(111)は、第2液流路(L2)を有する。
〈第4圧縮機〉
第4圧縮機(113)は、第2圧縮要素に含まれる。第2圧縮要素は、直列または並列に接続される複数の圧縮機で構成されてもよい。第4圧縮機(113)は、インバータ装置によって回転数が調節される。
第4圧縮機(113)には、第4吸入管(120)および第4吐出管(121)が接続される。第4吸入管(120)の一端は、冷却熱交換器(116)の一次側流路(P1)のガス端に接続する。第4吸入管(120)の他端は、第4圧縮機(113)の吸入部に接続する。第4吐出管(121)の一端は、第4圧縮機(113)の吐出部に接続する。第4圧縮機(113)の他端は、第2室外熱交換器(114)のガス側端に接続する。第4吸入管(120)は、ガス冷媒が流れるガス流路である。第4吸入管(120)は、第2圧縮要素(第4圧縮機(113))の吸入側に接続する第2吸入流路である。
〈第2室外熱交換器および第2室外ファン〉
第2室外熱交換器(114)は、フィン・アンド・チューブ型の空気熱交換器である。第2室外ファン(112)は、第2室外熱交換器(114)の近傍に配置される。第2室外ファン(112)は、室外空気を搬送する。第2室外熱交換器(114)は、その内部を流れる冷媒と、第2室外ファン(112)が搬送する室外空気とを熱交換させる。
〈第2液流路〉
第2冷媒回路(111)は、第2液流路(L2)を有する。第2液流路(L2)は、第2室外熱交換器(114)の液側と繋がる。具体的には、第2液流路(L2)は、第2室外熱交換器(114)の液側端と、冷却熱交換器(116)の一次側流路(P1)のガス側端との間に接続される。
〈第2気液分離器〉
第2気液分離器(115)は、第2液流路(L2)に接続される。第2気液分離器(115)は、冷媒を貯留する密閉容器である。第2気液分離器(115)は、冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離する。第2気液分離器(115)の内部には、ガス層と液層とが形成される。ガス層は、第2気液分離器(115)の頂部側に形成される。液層は第2気液分離器(115)の底部側に形成される。
〈第2ガス抜き管および第2ガス抜き弁〉
第2冷媒回路(111)は、第2ガス抜き管(122)を有する。第2ガス抜き管(122)の一端は、第2気液分離器(115)の頂部に接続する。第2ガス抜き管(122)の他端は、第4吸入管(120)に接続する。第2ガス抜き管(122)は、第2気液分離器(115)内のガス冷媒を第4吸入管(120)に送る。
第2ガス抜き管(122)には、第2ガス抜き弁(123)が設けられる。第2ガス抜き管(122)は、その開度が調節可能な膨張弁である。第2ガス抜き弁(123)は、パルス信号に基づき開度を調節する電子膨張弁である。
〈冷却熱交換器〉
冷却熱交換器(116)は、異なる冷媒を互いに熱交換させる。冷却熱交換器(116)は、プレート型の熱交換器である。冷却熱交換器(116)は、一次側流路(P1)と二次側流路(P2)とを有する。一次側流路(P1)の液側端は、第2液流路(L2)と繋がる。一次側流路(P1)のガス側端は、第4吸入管(120)と繋がる。二次側流路(P2)は、第1液流路(L1)の一部である第2液連絡配管(4)に接続される。
冷却熱交換器(116)は、第2液流路(L2)を流出した冷媒により第1液流路(L1)の冷媒を冷却する。具体的には、冷却熱交換器(116)は、一次側流路(P1)で蒸発する冷媒により第2液連絡配管(4)の冷媒を冷却する。
〈冷却膨張弁〉
第1冷却膨張弁(117)は、第2液流路(L2)における第2室外熱交換器(114)と第2気液分離器(115)との間に設けられる。第1冷却膨張弁(117)は、第2気液分離器(115)の内部の圧力を調節する。第2冷却膨張弁(118)は、第2液流路(L2)における第2気液分離器(115)と冷却熱交換器(116)の一次側流路(P1)との間に設けられる。第1冷却膨張弁(117)および第2冷却膨張弁(118)は、その開度が調節可能な膨張弁である。第1冷却膨張弁(117)および第2冷却膨張弁(118)は、パルス信号に基づき開度を調節する電子膨張弁である。
〈第2油分離器および第3油戻し管〉
第2冷媒回路(111)は、第2油分離器(124)と、第3油戻し管(125)とを有する。第2油分離器(124)は、第4吐出管(121)に接続される。第2油分離器(124)は、第4圧縮機(113)から吐出された冷媒中から油を分離する。第3油戻し管(125)の流入端は、第2油分離器(124)に連通する。第3油戻し管(125)の流出端は、第4吸入管(120)に接続する。第3油戻し管(125)には、第4油量調節弁(126)が設けられる。
〈逆止弁〉
熱源回路(11)は、複数の逆止弁を有する。複数の逆止弁は、第1から第8までの逆止弁(CV1~CV8)を含む。これらの逆止弁(CV1~CV8)は、図1の矢印方向の冷媒の流れを許容し、その逆方向の冷媒の流れを禁止する。
第1逆止弁(CV1)は、第1吐出管(21b)に設けられる。第2逆止弁(CV2)は、第2吐出管(22b)に設けられる。第3逆止弁(CV3)は、第3吐出管(23b)に設けられる。第4逆止弁(CV4)は、第1液管部(40a)に設けられる。第5逆止弁(CV5)は、第3液管部(40c)に設けられる。第6逆止弁(CV6)は、第4液管部(40d)に設けられる。第7逆止弁(CV7)は、第5液管部(40e)に設けられる。第8逆止弁(CV8)は、第4吐出管(121)に設けられる。
〈センサ〉
冷凍装置(1)は、複数の冷媒圧力センサを有する。複数の冷媒圧力センサは、第1圧力センサ(81)、第2圧力センサ(82)、第3圧力センサ(83)、第4圧力センサ(84)、第5圧力センサ(85)、第6圧力センサ(86)、および第7圧力センサ(87)を含む。
第1圧力センサ(81)は、第1圧縮機(21)に吸入される冷媒の圧力を検出する。第2圧力センサ(82)は、第2圧縮機(22)に吸入される冷媒の圧力を検出する。第3圧力センサ(83)は、第3圧縮機(23)に吸入される冷媒の圧力を検出する。第4圧力センサ(84)は、第3圧縮機(23)から吐出される冷媒の圧力を検出する。言い換えると、第4圧力センサ(84)は、第1冷媒回路(6)の高圧圧力を検出する。第5圧力センサ(85)は、第1気液分離器(25)から流出する冷媒の圧力を検出する。言い換えると、第5圧力センサ(85)は、第1気液分離器(25)の内部の圧力を検出する。第6圧力センサ(86)は、第4圧縮機(113)から吐出される冷媒の圧力を検出する。第7圧力センサ(87)は、第2気液分離器(115)から流出する冷媒の圧力を検出する。
冷凍装置(1)は、複数の冷媒温度センサを有する。複数の冷媒温度センサは、第1温度センサ(91)、第2温度センサ(92)、第3温度センサ(93)、第4温度センサ(94)、および第5温度センサ(95)を含む。
第1温度センサ(91)は、第1圧縮機(21)に吸入される冷媒の温度を検出する。第2温度センサ(92)は、第2圧縮機(22)に吸入される冷媒の温度を検出する。第3温度センサ(93)は、第1圧縮機(21)から吐出される冷媒の温度を検出する。第4温度センサ(94)は、第2圧縮機(22)から吐出される冷媒の温度を検出する。第5温度センサ(95)は、第3圧縮機(23)から吐出される冷媒の温度を検出する。
〈第1配管および第1弁〉
熱源システム(S)は、第1配管(130)を備える。第1配管(130)は、第1冷媒回路(6)の冷媒が余る運転状態において、第1冷媒回路(6)の冷媒を第2冷媒回路(111)に送る。第1配管(130)は、第1液流路(L1)と第2液流路(L2)とを接続する。第1配管(130)は、第1液流路(L1)における高圧液ラインと、第2液流路(L2)における低圧液ラインとを接続する。本実施形態では、第1配管(130)の流入端が第2液連絡配管(4)に接続する。第1配管(130)の流出端は、第2液流路(L2)における第2冷却膨張弁(118)と冷却熱交換器(116)の一次側流路(P1)との間に接続する。
第1配管(130)には、第1弁(131)が設けられる。本実施形態の第1弁(131)は、その開度が調節可能な膨張弁である。第1弁(131)は、パルス信号に基づき開度を調節する電子膨張弁である。
〈第2配管および第2弁〉
熱源システム(S)は、第2配管(140)を備える。第2配管(140)は、第1冷媒回路(6)の冷媒が不足する運転状態において、第2冷媒回路(111)の冷媒を第1冷媒回路(6)に送る。第2配管(140)は、第1冷媒回路(6)の第1吸入流路と、第2冷媒回路(111)のガス流路とを接続する。言い換えると、第2配管(140)は、第1冷媒回路(6)の低圧ガスラインと、第2冷媒回路(111)の低圧ガスラインとを接続する。
具体的には、第2配管(140)の流入端は、第2吸入流路としての第4吸入管(120)に接続する。より詳細には、第2配管(140)の流入端は、第4吸入管(120)における冷却熱交換器(116)の一次側流路(P1)と、第2ガス抜き管(122)の接続部との間に接続する。第2配管(140)の流出端は、ガス流路としての第2ガス連絡配管(5)に接続する。第2ガス連絡配管(5)は、第1圧縮要素(20)の吸入側に接続する第1吸入流路である。
第2配管(140)には、第2弁(141)が設けられる。本実施形態の第2弁(141)は、その開度が調節可能な膨張弁である。第2弁(141)は、パルス信号に基づき開度を調節する電子膨張弁である。
〈コントローラ〉
コントローラ(100)は、制御基板上に搭載されたマイクロコンピュータと、該マイクロコンピュータを動作させるためのソフトウエアを格納するメモリディバイス(具体的には半導体メモリ)とを含む。コントローラ(100)は、各種のセンサの検出信号に基づいて、冷凍装置(1)の各種の機器を制御する。
図2に示すように、コントローラ(100)は、室外コントローラ(101)と、室内コントローラ(102)と、冷設コントローラ(103)と、冷却コントローラ(104)とを有する。図1に示すように、室外コントローラ(101)は、熱源ユニット(10)に設けられる。室内コントローラ(102)は、空調ユニット(60)に設けられる。冷設コントローラ(103)は、冷設ユニット(70)に設けられる。冷却コントローラ(104)は、冷却ユニット(110)に設けられる。室外コントローラ(101)は、室内コントローラ(102)、冷設コントローラ(103)、および冷却コントローラ(104)と通信可能である。なお、冷却コントローラ(104)を室外コントローラ(101)に組み込んでもよい。
コントローラ(100)(厳密には、室外コントローラ(101))は、第1弁(131)および第2弁(141)を制御する。コントローラ(100)が第1弁(131)を開けると、第1冷媒回路(6)の冷媒が第2冷媒回路(111)へ送られる第1動作(以下、排出動作という)が行われる。コントローラ(100)が第2弁(141)を開けると、第2冷媒回路(111)の冷媒が第1冷媒回路(6)へ送られる第2動作(以下、補充動作という)が行われる。これらの動作の詳細は後述する。
-運転動作-
冷凍装置(1)の運転動作について説明する。冷凍装置(1)の運転は、冷設運転、冷房運転、冷房冷設運転、暖房運転、暖房冷設運転を含む。
冷設運転では、冷設ユニット(70)が庫内の空気を冷却し、空調ユニット(60)は停止する。冷房運転では、冷設ユニット(70)が停止し、空調ユニット(60)が室内を冷房する。冷房冷設運転では、冷設ユニット(70)が庫内の空気を冷却し、空調ユニット(60)が室内を冷房する。暖房運転では、冷設ユニット(70)が停止し、空調ユニット(60)が室内を暖房する。暖房冷設運転では、冷設ユニット(70)が庫内の空気を冷却し、空調ユニット(60)が室内を暖房する。
なお、冷設運転、冷房冷設運転、および暖房冷設運転の間には、冷却ユニット(110)を動作させることで、冷設ユニット(70)の冷却能力を増大できる(詳細は後述する)。
各運転の基本的な動作について図3~図7を参照しながら説明する。なお、図中において、冷媒が流れを破線矢印で示すとともに冷媒の流れる流路を太くしている。図中において、放熱器として機能する熱交換器にハッチングを付し、蒸発器として機能する熱交換器にドットを付している。
〈冷設運転〉
図3に示す冷設運転では、コントローラ(100)が第1開閉弁(31)、第2開閉弁(32)、および第4開閉弁(34)を閉じ、第3開閉弁(33)を開ける。コントローラ(100)は、第1圧縮機(21)を停止し、第2圧縮機(22)および第3圧縮機(23)を運転する。コントローラ(100)は、第1室外膨張弁(26)およびインジェクション弁(46)を所定開度で開放し、第2室外膨張弁(27)を閉じる。コントローラ(100)は、室内膨張弁(63)を閉じ、冷設膨張弁(73)の開度を調節する。コントローラ(100)は、第1室外ファン(12)および冷設ファン(72)を運転し、室内ファン(62)を停止する。
冷設運転では、第1室外熱交換器(24)が放熱器として機能し、室内熱交換器(64)の機能が実質的に停止し、冷設熱交換器(74)が蒸発器として機能する冷凍サイクルが行われる。
具体的には、第2圧縮機(22)によって圧縮された冷媒は、中間冷却器(29)で冷却された後、第3圧縮機(23)に吸入される。第3圧縮機(23)によって臨界圧力以上まで圧縮された冷媒は、第1室外熱交換器(24)で放熱した後、第1室外膨張弁(26)を通過する。第1室外膨張弁(26)は、冷媒を臨界圧力より低い圧力まで減圧する。
亜臨界状態となった冷媒は、第1気液分離器(25)に流入する。第1気液分離器(25)は、冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離する。
第1気液分離器(25)で分離された液冷媒は、熱源側冷却熱交換器(28)において、インジェクション流路(43)を流れる冷媒によって冷却される。インジェクション流路(43)の冷媒は、中間流路(18)に送られる。
熱源側冷却熱交換器(28)によって冷却された冷媒は、冷設ユニット(70)に送られる。冷設ユニット(70)に送られた冷媒は、冷設膨張弁(73)によって減圧された後、冷設熱交換器(74)で蒸発する。この結果、庫内の空気が冷却される。熱源側冷却熱交換器(28)で蒸発した冷媒は、第2圧縮機(22)に吸入され、再び圧縮される。
〈冷房運転〉
図4に示す冷房運転では、コントローラ(100)が第1開閉弁(31)および第4開閉弁(34)を閉じ、第2開閉弁(32)および第3開閉弁(33)を開ける。コントローラ(100)は、第2圧縮機(22)を停止し、第1圧縮機(21)および第3圧縮機(23)を運転する。コントローラ(100)は、第1室外膨張弁(26)およびインジェクション弁(46)を所定開度で開放し、第2室外膨張弁(27)を閉じる。コントローラ(100)は、冷設膨張弁(73)を閉じ、室内膨張弁(63)の開度を調節する。コントローラ(100)は、第1室外ファン(12)および室内ファン(62)を運転し、冷設ファン(72)を停止する。
冷房運転では、第1室外熱交換器(24)が放熱器として機能し、室内熱交換器(64)が蒸発器として機能し、冷設熱交換器(74)の機能が実質的に停止する冷凍サイクルが行われる。
具体的には、第1圧縮機(21)によって圧縮された冷媒は、中間冷却器(29)で冷却された後、第3圧縮機(23)に吸入される。第3圧縮機(23)によって臨界圧力以上まで圧縮された冷媒は、第1室外熱交換器(24)で放熱した後、第1室外膨張弁(26)を通過する。第1室外膨張弁(26)は、冷媒を臨界圧力より低い圧力まで減圧する。
亜臨界状態となった冷媒は、第1気液分離器(25)に流入する。第1気液分離器(25)は、冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離する。
第1気液分離器(25)で分離された液冷媒は、熱源側冷却熱交換器(28)において、インジェクション流路(43)を流れる冷媒によって冷却される。インジェクション流路(43)の冷媒は、中間流路(18)に送られる。
熱源側冷却熱交換器(28)によって冷却された冷媒は、空調ユニット(60)に送られる。空調ユニット(60)に送られた冷媒は、室内膨張弁(63)によって減圧された後、室内熱交換器(64)で蒸発する。この結果、室内の空気が冷却される。室内熱交換器(64)で蒸発した冷媒は、第1圧縮機(21)に吸入され、再び圧縮される。
〈冷房冷設運転〉
図5に示す冷房冷設運転では、コントローラ(100)が第1開閉弁(31)および第4開閉弁(34)を閉じ、第2開閉弁(32)および第3開閉弁(33)を開ける。コントローラ(100)は、第1圧縮機(21)、第2圧縮機(22)、および第3圧縮機(23)を運転する。コントローラ(100)は、第1室外膨張弁(26)およびインジェクション弁(46)を所定開度で開放し、第2室外膨張弁(27)を閉じる。コントローラ(100)は、冷設膨張弁(73)および室内膨張弁(63)の開度を調節する。コントローラ(100)は、第1室外ファン(12)、室内ファン(62)、および冷設ファン(72)を運転する。
冷設冷設運転では、第1室外熱交換器(24)が放熱器として機能し、室内熱交換器(64)および冷設熱交換器(74)が蒸発器として機能する冷凍サイクルが行われる。
具体的には、第1圧縮機(21)および第2圧縮機(22)によって圧縮された冷媒は、中間冷却器(29)で冷却された後、第3圧縮機(23)に吸入される。第3圧縮機(23)によって臨界圧力以上まで圧縮された冷媒は、第1室外熱交換器(24)で放熱した後、第1室外膨張弁(26)を通過する。第1室外膨張弁(26)は、冷媒を臨界圧力より低い圧力まで減圧する。
亜臨界状態となった冷媒は、第1気液分離器(25)に流入する。第1気液分離器(25)は、冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離する。
第1気液分離器(25)で分離された液冷媒は、熱源側冷却熱交換器(28)において、インジェクション流路(43)を流れる冷媒によって冷却される。インジェクション流路(43)の冷媒は、中間流路(18)に送られる。
熱源側冷却熱交換器(28)によって冷却された冷媒は、空調ユニット(60)および冷設ユニット(70)に送られる。空調ユニット(60)に送られた冷媒は、室内膨張弁(63)によって減圧された後、室内熱交換器(64)で蒸発する。この結果、室内の空気が冷却される。室内熱交換器(64)で蒸発した冷媒は、第1圧縮機(21)に吸入され、再び圧縮される。
冷設ユニット(70)に送られた冷媒は、冷設膨張弁(73)によって減圧された後、冷設熱交換器(74)で蒸発する。この結果、庫内の空気が冷却される。熱源側冷却熱交換器(28)で蒸発した冷媒は、第2圧縮機(22)に吸入され、再び圧縮される。
〈暖房運転〉
図6に示す暖房運転では、コントローラ(100)が第2開閉弁(32)および第3開閉弁(33)を閉じ、第1開閉弁(31)および第4開閉弁(34)を開ける。コントローラ(100)は、第2圧縮機(22)を停止し、第1圧縮機(21)および第3圧縮機(23)を運転する。コントローラ(100)は、第2室外膨張弁(27)およびインジェクション弁(46)を所定開度で開放し、第1室外膨張弁(26)を閉じる。コントローラ(100)は、冷設膨張弁(73)を閉じ、室内膨張弁(63)の開度を調節する。コントローラ(100)は、第1室外ファン(12)および室内ファン(62)を運転し、冷設ファン(72)を停止する。
暖房運転では、室内熱交換器(64)が放熱器として機能し、第1室外熱交換器(24)が蒸発器として機能し、冷設熱交換器(74)の機能が実質的に停止する冷凍サイクルが行われる。
具体的には、第1圧縮機(21)によって圧縮された冷媒は、中間冷却器(29)で冷却された後、第3圧縮機(23)に吸入される。第3圧縮機(23)によって圧縮された冷媒は、空調ユニット(60)に送られる。
空調ユニット(60)に送られた冷媒は、室内熱交換器(64)で放熱する。この結果、室内の空気が加熱される。室内熱交換器(64)で放熱した冷媒は、第1気液分離器(25)に流入する。第1気液分離器(25)は、冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離する。
第1気液分離器(25)で分離された液冷媒は、熱源側冷却熱交換器(28)において、インジェクション流路(43)を流れる冷媒によって冷却される。インジェクション流路(43)の冷媒は、中間流路(18)に送られる。
熱源側冷却熱交換器(28)によって冷却された冷媒は、第2室外膨張弁(27)によって減圧された後、第1室外熱交換器(24)で蒸発する。第1室外熱交換器(24)で蒸発した冷媒は、第1圧縮機(21)に吸入され、再び圧縮される。
〈暖房冷設運転〉
図7に示す暖房冷設運転では、コントローラ(100)が第2開閉弁(32)および第3開閉弁(33)を閉じ、第1開閉弁(31)および第4開閉弁(34)を開ける。コントローラ(100)は、第1圧縮機(21)、第2圧縮機(22)、および第3圧縮機(23)を運転する。コントローラ(100)は、第2室外膨張弁(27)およびインジェクション弁(46)を所定開度で開放し、第1室外膨張弁(26)を閉じる。コントローラ(100)は、室内膨張弁(63)および冷設膨張弁(73)の開度を調節する。コントローラ(100)は、第1室外ファン(12)、室内ファン(62)、および冷設ファン(72)を運転する。
暖房冷設運転では、室内熱交換器(64)が放熱器として機能し、第1室外熱交換器(24)および冷設熱交換器(74)が蒸発器として機能する冷凍サイクルが行われる。
具体的には、第1圧縮機(21)および第2圧縮機(22)によって圧縮された冷媒は、中間冷却器(29)で冷却された後、第3圧縮機(23)に吸入される。第3圧縮機(23)によって圧縮された冷媒は、空調ユニット(60)に送られる。
空調ユニット(60)に送られた冷媒は、室内熱交換器(64)で放熱する。この結果、室内の空気が加熱される。室内熱交換器(64)で放熱した冷媒は、第1気液分離器(25)に流入する。第1気液分離器(25)は、冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離する。
第1気液分離器(25)で分離された液冷媒は、熱源側冷却熱交換器(28)において、インジェクション流路(43)を流れる冷媒によって冷却される。インジェクション流路(43)の冷媒は、中間流路(18)に送られる。
熱源側冷却熱交換器(28)によって冷却された冷媒の一部は、第2室外膨張弁(27)によって減圧された後、第1室外熱交換器(24)で蒸発する。第1室外熱交換器(24)で蒸発した冷媒は、第1圧縮機(21)に吸入され、再び圧縮される。
熱源側冷却熱交換器(28)によって冷却された冷媒の残部は、冷設ユニット(70)に送られる。冷設ユニット(70)に送られた冷媒は、冷設膨張弁(73)によって減圧された後、冷設熱交換器(74)で蒸発する。この結果、庫内の空気が冷却される。熱源側冷却熱交換器(28)で蒸発した冷媒は、第2圧縮機(22)に吸入され、再び圧縮される。
-冷却ユニットの動作-
冷設運転、冷房冷設運転、および暖房冷設運転の間には、コントローラ(100)が、冷設ユニット(70)の冷却負荷に応じて冷却ユニット(110)を動作させる。以下には、冷却ユニット(110)が動作する冷設運転において、図8を参照しながら説明する。
冷設ユニット(70)の動作を開始する際には、コントローラ(100)が第4圧縮機(113)を運転する。コントローラ(100)は、第1冷却膨張弁(117)および第2冷却膨張弁(118)を所定開度で開放する。コントローラ(100)は、第2室外ファン(112)を運転する。この結果、第2冷媒回路(111)では、第2室外熱交換器(114)が放熱器として機能し、冷却熱交換器(116)が蒸発器として機能する冷凍サイクルが行われる。
具体的には、第4圧縮機(113)によって臨界圧力以上まで圧縮された冷媒は、第2室外熱交換器(114)で放熱した後、第1冷却膨張弁(117)を通過する。第1冷却膨張弁(117)は、冷媒を臨界圧力より低い圧力まで減圧する。
亜臨界状態となった冷媒は、第2気液分離器(115)に流入する。第2気液分離器(115)は、冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離する。第2気液分離器(115)で分離された液冷媒は、第2冷却膨張弁(118)で減圧された後、冷却熱交換器(116)の一次側流路(P1)を流れる。
冷設運転では、第2液連絡配管(4)を流れる液冷媒が、冷却熱交換器(116)の二次側流路(P2)を流れる。冷却熱交換器(116)では、一次側流路(P1)の冷媒が、二次側流路(P2)の冷媒から吸熱し、蒸発する。これにより、二次側流路(P2)の冷媒が冷却される。冷設熱交換器(74)では、蒸発する冷媒のエンタルピ差が増大するので、冷設ユニット(70)の冷却能力が増大する。その結果、冷設ユニット(70)の冷却負荷が高い状況においても、この冷却負荷を十分に処理できる。
冷却熱交換器(116)の二次側流路(P2)で蒸発した冷媒は、第4圧縮機(113)に吸入され、再び圧縮される。
なお、冷房冷設運転および暖房冷設運転においても、図8と同様にして、冷却ユニット(110)を動作できる。
-排出動作-
冷凍装置(1)では、第1冷媒回路(6)の冷媒が余ることがある。特に冷凍装置(1)では、上述した複数の運転を切り換えて行う。このため、第1冷媒回路(6)では、運転毎に第1冷媒回路(6)の冷媒量が変化するため、運転によっては冷媒が過剰になる。加えて、本実施形態の第1冷媒回路(6)では、冷媒として二酸化炭素を用いている。二酸化炭素は、いわゆる高圧冷媒であるため、運転毎に第1冷媒回路(6)の冷媒量が変化しやすい。
第1冷媒回路(6)の冷媒量が余ると、特に外気温度が高い条件下において、高圧圧力が過剰に高くなってしまう。これに対し、余った冷媒を十分に貯留できるように第1気液分離器(25)を大きくすることも考えられる。しかし、この場合には、第1気液分離器(25)の設置スペースが大きくなったり、第1気液分離器(25)の耐圧性能を確保するのが困難となったりする。
そこで、本実施形態の冷凍装置(1)は、第1冷媒回路(6)の冷媒が余る運転状態において、第1冷媒回路(6)の冷媒を第2冷媒回路(111)へ排出させる排出動作を行う。
排出動作について、図9および図10を参照しながら詳細に説明する。以下では、冷却ユニット(110)が動作する冷設運転において、冷媒が余る場合について例示する。
図9に示すように、ステップST1において第1冷媒回路(6)の冷媒が余ることを示す第1条件を満たされる場合、ステップST2において、コントローラは、第1配管(130)の第1弁(131)を開ける。第1条件は、以下の条件1aおよび条件1bの少なくとも一方を含む。
条件1aは、第1冷媒回路(6)の高圧圧力(HP)が第1値より高い条件である。高圧圧力(HP)は、第4圧力センサ(84)の検出値である。
条件1bは、第1気液分離器(25)の内部の圧力(RP)が第2値より高い条件である。第1気液分離器(25)の内部の圧力(RP)は、第5圧力センサ(85)の検出値である。
ステップST2において、第1弁(131)が開くと、図10に示すように、第1液流路(L1)の冷媒が第1配管(130)を経由して第2液流路(L2)へ流れる。厳密には、第2液連絡配管(4)の冷媒が、第2液流路(L2)における第2冷却膨張弁(118)の下流側へ流れる。
第2液連絡配管(4)は、冷設膨張弁(73)で減圧される前の冷媒が流れており、この冷媒の圧力は、第2液流路(L2)における第2冷却膨張弁(118)の下流側の冷媒の圧力よりも高い。よって、両者の冷媒の圧力差により、第1液流路(L1)の冷媒を第2液流路(L2)に送ることができる。
ステップST2において、第1冷媒回路(6)の余剰の冷媒が第2冷媒回路(111)へ送られると、第1冷媒回路(6)の高圧圧力(HP)や第1気液分離器(25)の内部の圧力(RP)が低下する。ステップST3において第1条件が解消する場合、ステップST4において、コントローラ(100)は第1配管(130)の第1弁(131)を閉じる。ここで、第1条件が解消する場合とは、条件1aおよび条件1bの少なくとも一方が成立しなくなる場合をいう。
ステップST4において第1弁(131)が閉じると、第1冷媒回路(6)の冷媒は第2冷媒回路(111)へ送られない。
以上の排出動作により、第1冷媒回路(6)では、冷媒の量が過剰となることが抑制され、再び通常の冷凍サイクルが行われる。
-補充動作-
冷凍装置(1)では、第1冷媒回路(6)の冷媒が不足することがある。特に冷凍装置(1)では、上述した複数の運転を切り換えて行う。このため、第1冷媒回路(6)では、運転毎に第1冷媒回路(6)の冷媒量が変化するため、運転によっては冷媒が不足してしまうことがある。加えて、本実施形態の第1冷媒回路(6)では、冷媒として二酸化炭素を用いている。二酸化炭素は、いわゆる高圧冷媒であるため、運転毎に第1冷媒回路(6)の冷媒量が変化しやすい。
第1冷媒回路(6)の冷媒量が不足すると、冷設ユニット(70)の冷却能力や、空調ユニット(60)の空調能力が不足してしまう。そこで、本実施形態の冷凍装置(1)は、第1冷媒回路(6)の冷媒が不足する運転状態において、第2冷媒回路(111)の冷媒を第1冷媒回路(6)へ送る補充動作を行う。
補充動作について、図11および図12を参照しながら詳細に説明する。以下では、冷却ユニットが動作する冷房冷設運転において、冷媒が不足する場合について例示する。
図11に示すように、ステップST11において第1冷媒回路(6)の冷媒が不足することを示す第2条件が満たされる場合、コントローラ(100)は、第2ガス抜き管(122)の第2ガス抜き弁(123)を開け(ステップST12)、第2配管(140)の第2弁(141)を開ける(ステップST13)。第2条件は、以下の条件2aおよび条件2bの少なくとも一方を含む。なお、ステップST12とステップST13の順序を逆にしてもよい。
条件2aは、第1圧縮要素(20)から吐出される冷媒の温度(Td)が第3値より高い条件である。温度(Td)としては、第3温度センサ(93)、第4温度センサ(94)、および第5温度センサ(95)の少なくとも1つの検出値、またはこれらの2つ以上の検出値の平均値などが用いられる。
条件2bは、第1圧縮要素(20)に吸入される冷媒の過熱度(SH)が第4値より大きい条件である。過熱度(SH)としては、第2圧縮機(22)に吸入される冷媒の過熱度(SH2)や、第3圧縮機(23)に吸入される冷媒の過熱度(SH3)が用いられる。過熱度(SH2)は、第2圧力センサ(82)および第2温度センサ(92)の検出値によって求められる。過熱度(SH3)は、第3圧力センサ(83)および第3温度センサ(93)の検出値によって求められる。
ステップST12において、第2ガス抜き弁(123)が開くと、図12に示すように、第2気液分離器(115)内のガス層のガス冷媒が、第2ガス抜き管(122)を経由して第4吸入管(120)に送られる。この結果、第4吸入管(120)の圧力が上昇する。
ステップST13において、第2弁(141)が開くと、第2冷媒回路(111)の冷媒が第2配管(140)を経由して第1冷媒回路(6)へ流れる。厳密には、第4吸入管(120)の冷媒が、第2ガス連絡配管(5)へ流れる。
その後、ステップST14において第2条件が解消される場合、コントローラ(100)は、第2配管(140)の第2弁(141)を閉じ(ステップST15)、第2ガス抜き管(122)の第2ガス抜き弁(123)を閉じる(ステップST16)。ここで、第2条件が解消する場合とは、具体的には、条件2aおよび条件2bの少なくとも一方が成立しなくなる場合をいう。なお、ステップST14とステップST15の順序を逆にしてもよい。
ステップST15において第2弁(141)が閉じると、第2冷媒回路(111)の冷媒は第1冷媒回路(6)へ送られない。
ステップST14において第2条件が解消されない場合、ステップST17において、コントローラ(100)は第1圧縮要素(20)および第2圧縮要素(113)を制御する。ステップST17では、第1吸入流路である第2ガス連絡配管(5)の圧力(LP1)が、第2吸入流路である第4吸入管(120)の圧力(LP2)よりも低くなるように、コントローラ(100)が第1圧縮要素(20)および第2圧縮要素(113)を制御する。厳密には、コントローラ(100)は、圧力(LP1)が圧力(LP2)よりも低くなるように、第2圧縮機(22)および第4圧縮機(113)の少なくとも一方の回転数を制御する。ここで、圧力(LP1)は、第2圧力センサ(82)の検出値であり、圧力(LP2)は第6圧力センサ(86)の検出値である。
ステップST17において、圧力(LP1)が圧力(LP2)よりも小さくなると、両者の差圧により第2冷媒回路(111)の冷媒を第1冷媒回路(6)へ確実に送ることができる。したがって、冷媒が不足する第2条件を速やか且つ確実に解消できる。
以上の補充動作により、第1冷媒回路(6)では、冷媒の量が不足することが抑制され、再び通常の冷凍サイクルが行われる。
-実施形態の特徴-
本実施形態では、第1室外熱交換器(24)が第1放熱器に対応し、冷設熱交換器(74)が蒸発器に対応し、冷設ユニット(70)が利用ユニットに対応する。第2室外熱交換器(114)が第2放熱器に対応し、第1気液分離器(25)が第1レシーバに対応し、第2ガス連絡配管(5)が第1吸入流路に対応し、第4吸入管(120)がガス流路および第2吸入流路に対応する。第2気液分離器(115)が第2レシーバに対応し、第2ガス抜き管(122)が第3配管に対応し、第2ガス抜き弁(123)が第3弁に対応する。
実施形態では、第1冷媒回路(6)の冷媒が余る運転状態において、コントローラ(100)が閉状態の第1弁(131)を開ける。このため、第1冷媒回路(6)の冷媒を、第1配管(130)を介して第2冷媒回路(111)へ送ることができ、第1冷媒回路(6)の冷媒量を適切に調節できる。したがって、第1冷媒回路(6)の高圧圧力の上昇を抑制できる。
冷設ユニット(70)の冷却能力を増大させる冷却ユニット(110)に、第1冷媒回路(6)の余剰の冷媒を貯める機能を兼用させている。このため、別途、冷媒を貯留する容器を追加したり、第1気液分離器(25)を大型化したりせずとも、第1冷媒回路(6)の冷媒が余ることを抑制できる。
排出動作では、第1冷媒回路(6)の液冷媒が、冷却熱交換器(116)の一次側流路(P1)の上流側へ送られる。このため、この液冷媒を冷却熱交換器(116)において蒸発させることができる。よって、第4圧縮機(113)が液冷媒を圧縮してしまうことを回避できる。
本実施形態では、第1冷媒回路(6)の冷媒が不足する運転状態において、コントローラ(100)が閉状態の第2弁(141)を開ける。このため、第2冷媒回路(111)の冷媒を、第2液管部(40b)を介して第1冷媒回路(6)へ送ることができ、第1冷媒回路(6)の冷媒量を適切に調節できる。したがって、冷媒量の不足に起因して、冷設ユニット(70)の冷却能力や、空調ユニット(60)の空調能力が低下してしまうことを抑制できる。
第2配管(140)は、第2冷媒回路(111)のガス流路である第4吸入管(120)に接続する。このため、第2冷媒回路(111)から第1冷媒回路(6)へ液冷媒が送られることを回避でき、第4圧縮機(113)が液冷媒を圧縮してしまうことを回避できる。加えて、第1冷媒回路(6)には、低圧のガス冷媒が送られる。このため、第1圧縮要素(20)から吐出される冷媒の温度が高くなりすぎるのを抑制できる。
補充動作では、第2条件を満たす場合に、コントローラ(100)が第2ガス抜き弁(123)を開ける。これにより、第4吸入管(120)の冷媒の圧力を、第2ガス連絡配管(5)の圧力よりも高くできる。この結果、第2冷媒回路(111)の冷媒を第1冷媒回路(6)へ送りやすくできる。
補充動作では、第2圧縮機(22)に吸入される冷媒の圧力が、第4圧縮機(113)に吸入される冷媒の圧力よりも小さくなるように、コントローラ(100)が第2圧縮機(22)および第4圧縮機(113)の少なくとも一方の回転数を調節する。この結果、第2冷媒回路(111)の冷媒を第1冷媒回路(6)へ送りやすくできる。
-変形例-
上述した実施形態においては、以下のような変形例の構成としてもよい。
〈変形例1〉
図13に示す変形例1の冷凍装置(1)は、実施形態の冷凍装置(1)において、第1冷媒回路(6)が調節弁(56)と第8圧力センサ(88)とが付加される。
調節弁(56)は、第1液流路(L1)における第1配管(130)の接続部の上流側に設けられる。具体的には、調節弁(56)は、第2液管部(40b)における、第3液管部(40c)の接続部と第2液閉鎖弁(16)の間に設けられる。調節弁(56)は、その開度が調節可能な膨張弁である。第2弁(141)は、パルス信号に基づき開度を調節する電子膨張弁である。
第8圧力センサ(88)は、第1液流路(L1)における調節弁(56)と、第1配管(130)の接続部との間に設けられる。具体的には、第8圧力センサ(88)は、第2液連絡配管(4)における第2液閉鎖弁(16)と、第1配管(130)の接続部の間に設けられる。第8圧力センサ(88)は、第1配管(130)へ送られる冷媒の圧力を検出する。
変形例1の排出動作では、第1弁(131)が開放されたときに、コントローラ(100)が調節弁(56)の開度を調節する。具体的には、コントローラ(100)は、第8圧力センサ(88)で検出した圧力が目標値となるように調節弁(56)の開度を調節する。このように、排出動作において、調節弁(56)の開度を制御すると、第1冷媒回路(6)の冷媒が第2冷媒回路(111)に過剰に送られることを抑制できる。
〈変形例2〉
変形例2は、実施形態の冷凍装置(1)において、一部の構成要素を削除している。第1冷媒回路(6)は、1つの圧縮機からなる第1圧縮要素(20)と、第1放熱器(24)と、第1膨張弁(73A)と、第1蒸発器(74)とを有する。第1圧縮要素(20)および第1放熱器(24)は、熱源ユニット(10)に設けられ、第1膨張弁(73A)と第1蒸発器(74)とは利用ユニット(70)に設けられる。第1放熱器(24)と第1蒸発器(74)との間に第1液流路(L1)が設けられる。
第2冷媒回路(111)は、1つの圧縮機からなる第2圧縮要素(113)と、第2放熱器(114)と、冷却膨張弁(118A)と、冷却熱交換器(116)とを有する。第2圧縮要素(113)、第2放熱器(114)、冷却膨張弁(118A)、および冷却熱交換器(116)は、冷却ユニット(110)に設けられる。第2放熱器(114)と冷却熱交換器(116)の一次側流路(P1)との間に第2液流路(L2)が設けられる。
変形例2においても、熱源システム(S)は、第1配管(130)と第1弁(131)とを有する。第1配管(130)は、第1液流路(L1)と第2液流路(L2)とを接続する。第1条件を満たす場合に、コントローラ(100)が第1弁(131)を開けることで、第1冷媒回路(6)の冷媒を第2冷媒回路(111)へ送る排出動作が行われる。変形例2に係る排出動作の作用および効果は上述した実施形態と同様である。
変形例2においても、熱源システム(S)は、第2配管(140)と第2弁(141)とを有する。第2配管(140)は、第1圧縮要素(20)の第1吸入流路(5)と、第2圧縮要素(113)の第2吸入流路(120)(ガス流路)とを接続する。第2条件を満たす場合に、コントローラ(100)が第2弁(141)を開けることで、第2冷媒回路(111)の冷媒を第1冷媒回路(6)へ送る補充動作が行われる。変形例2に係る排出動作の作用および効果は上述した実施形態と同様である。
〈変形例3〉
実施形態に係る第1配管(130)の接続状態は以下のような構成であってもよい。
第1配管(130)の流入端は、第1液流路(L1)のうち熱源回路(11)の液管(40)に接続されてもよい。具体的には、第1配管(130)の流入端は、第2液管部(40b)に接続されてもよい。
〈変形例4〉
実施形態に係る第2配管(140)の接続状態は以下のような構成であってもよい。
第2配管(140)の流出端は、熱源回路(11)の第1吸入流路に接続されてもよい。具体的には、第2配管(140)の流出端は、第1圧縮要素(20)の吸入管(第2吸入管(22a))に接続されてもよい
第2配管(140)の流入端は、第2ガス抜き管(122)における第2ガス抜き弁(123)の下流側に接続されてもよい。
第2配管(140)の流入端は、第3油戻し管(125)における第4油量調節弁(126)の下流側に接続されてよい。この構成では、第2冷媒回路(111)の油を、第2配管(140)を介して第1冷媒回路(6)へ送ることができる。
第2配管(140)の流入端は、第2圧縮要素(113)の吐出側のガス流路に接続されてもよい。
《その他の実施形態》
上記実施形態および変形例については以下のような構成としてもよい。
冷却熱交換器(116)は、第1液流路(L1)のうち熱源回路(11)の液ラインの冷媒を冷却してもよい。具体的には、冷却熱交換器(116)の二次側流路(P2)を液管(40)に接続してもよい。
熱源ユニット(10)と冷却ユニット(110)とを一体に構成してもよい。この場合、第2冷媒回路(111)は、第1冷媒回路(6)とともに熱源ユニット(10)に組み込まれる。
第1弁(131)は、第1配管(130)を開閉する開閉弁であってもよい。この場合、第1弁(131)は、電磁開閉弁で構成される。同様に、第2弁(141)は、第2配管(140)を開閉する開閉弁であってもよい。この場合、第2弁(141)は、電磁開閉弁で構成される。
冷却ユニット(110)の停止状態において、第1条件を満たす場合に、コントローラ(100)が冷却ユニット(110)の動作を開始させ、第1弁(131)を開けてよい。同様に、冷却ユニット(110)の停止状態において、第1条件を満たす場合に、コントローラ(100)が冷却ユニット(110)の動作を開始させ、第2弁(141)を開けてもよい。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態および変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。以上に述べた「第1」、「第2」、「第3」…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
以上説明したように、本開示は、熱源システムおよび冷凍装置について有用である。
S 熱源システム
1 冷凍装置
L1 第1液流路
L2 第2液流路
5 第1吸入流路
6 第1冷媒回路
11 熱源回路
20 第1圧縮要素
24 第1室外熱交換器(第1放熱器)
25 第1気液分離器(第1レシーバ)
70 冷設ユニット(利用ユニット)
74 冷設熱交換器(蒸発器)
100 コントローラ(制御部)
111 第2冷媒回路
113 第4圧縮機(第2圧縮要素)
114 第2室外熱交換器(第2放熱器)
115 第2気液分離器(第2レシーバ)
116 冷却熱交換器
120 第4吸入管(ガス流路、第2吸入流路)
122 第2ガス抜き管(第3配管)
123 第2ガス抜き弁(第3弁)
130 第1配管
131 第1弁
140 第2配管
141 第2弁

Claims (12)

  1. 第1圧縮要素(20)および第1放熱器(24)を有し、蒸発器(74)を含む利用ユニット(70)に接続されることにより、第1液流路(L1)を含む第1冷媒回路(6)を構成する熱源回路(11)と、
    第2圧縮要素(113)、第2放熱器(114)、第2液流路(L2)、および蒸発する冷媒により前記第1液流路(L1)の冷媒を冷却する冷却熱交換器(116)を有する第2冷媒回路(111)と、
    前記第1液流路(L1)と前記第2液流路(L2)とを接続する第1配管(130)と、
    前記第1配管(130)に設けられる第1弁(131)とを備えている
    ことを特徴とする熱源システム。
  2. 請求項1において、
    前記第1冷媒回路(6)の冷媒が余ることを示す第1条件を満たす場合に、前記第1弁(131)を開ける制御部(100)を備えている
    ことを特徴とする熱源システム。
  3. 請求項2において、
    前記第1条件は、前記第1冷媒回路(6)の高圧圧力が第1値より高い条件を含む
    ことを特徴とする熱源システム。
  4. 請求項2または3において、
    前記熱源回路(11)は、前記第1液流路(L1)に接続する第1レシーバ(25)を有し、
    前記第1条件は、前記第1レシーバ(25)の内部の圧力が第2値より高い条件を含む
    ことを特徴とする熱源システム。
  5. 請求項1~4のいずれか1つにおいて、
    前記第1冷媒回路(6)は、前記第1圧縮要素(20)の吸入側に接続する第1吸入流路(5)を有し、
    前記第2冷媒回路(111)は、ガス冷媒が流れるガス流路(120)を有し、
    前記第1吸入流路(5)と前記ガス流路(120)とを接続する第2配管(140)と、
    前記第2配管(140)に設けられる第2弁(141)とをさらに備えている
    ことを特徴とする熱源システム。
  6. 請求項5において、
    前記第1冷媒回路(6)の冷媒が不足することを示す第2条件を満たす場合に、前記第2弁(141)を開ける制御部(100)を備えている
    ことを特徴とする熱源システム。
  7. 請求項6において、
    前記ガス流路は、前記第2圧縮要素(113)の吸入側に接続する第2吸入流路(120)である
    ことを特徴とする熱源システム。
  8. 請求項7において、
    前記制御部(100)は、前記第2条件を満たす場合に、前記第1吸入流路(5)の冷媒の圧力が前記第2吸入流路(120)の圧力より小さくなるように、前記第1圧縮要素(20)および前記第2圧縮要素(113)を制御する
    ことを特徴とする熱源システム。
  9. 請求項7または8において、
    前記第2冷媒回路(111)は、
    前記第2液流路(L2)に接続する第2レシーバ(115)と、
    前記第2レシーバ(115)のガス冷媒を前記第2吸入流路(120)に送る第3配管(122)と、
    前記第3配管(122)に設けられる第3弁(123)とを有し、
    前記制御部(100)は、前記第2条件を満たす場合に、前記第3弁(123)を開ける
    ことを特徴とする熱源システム。
  10. 請求項6~9のいずれか1つにおいて、
    前記第2条件は、前記第1圧縮要素(20)から吐出される冷媒の温度が第3値より高い条件を含む
    ことを特徴とする熱源システム。
  11. 請求項6~10のいずれか1つにおいて、
    前記第2条件は、前記第1圧縮要素(20)に吸入される冷媒の過熱度が第4値より大きい条件を含む
    ことを特徴とする熱源システム。
  12. 請求項1~11のいずれか1つの熱源システム(S)を備えた冷凍装置。
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