JP2024000873A - 磁気記憶装置 - Google Patents

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健二 福田
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一正 須之内
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Abstract

【課題】 メモリセルに過度の電圧が印加されることを抑制することが可能な磁気記憶装置を提供する。【解決手段】 実施形態に係る磁気記憶装置は、それぞれが第1の方向に延伸する複数の第1の配線10と、それぞれが第2の方向に延伸する複数の第2の配線20と、複数の第1の配線と複数の第2の配線との間に接続され、それぞれが、第1の磁気抵抗効果素子40と、第1の磁気抵抗効果素子に対して直列に接続された第1のスイッチング素子50とを含む複数のメモリセル30と、それぞれが、対応する第1の配線に接続された第1の端子431及び第1の電圧が与えられる第2の端子432を含む複数のスイッチング部430とを備え、複数のスイッチング部のそれぞれは、第1の端子と第2の端子との間に所定電圧以上の電圧が印加されるとオン状態になり、第1の端子と第2の端子との間にオン電流が流れる。【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、磁気記憶装置に関する。
半導体基板上に磁気抵抗効果素子及びセレクタ(スイッチング素子)を含むメモリセルが集積化された磁気記憶装置が提案されている。
米国特許第6169688号明細書
メモリセルに過度の電圧が印加されることを抑制することが可能な磁気記憶装置を提供する。
実施形態に係る磁気記憶装置は、それぞれが第1の方向に延伸する複数の第1の配線と、それぞれが前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数の第2の配線と、前記複数の第1の配線と前記複数の第2の配線との間に接続された複数のメモリセルであって、それぞれが、高抵抗状態及び前記高抵抗状態の抵抗よりも抵抗が低い低抵抗状態を有する第1の磁気抵抗効果素子と、前記第1の磁気抵抗効果素子に対して直列に接続された第1のスイッチング素子とを含む複数のメモリセルと、それぞれが、対応する前記第1の配線に接続された第1の端子及び第1の電圧が与えられる第2の端子を含む複数のスイッチング部と、を備える磁気記憶装置であって、前記複数のスイッチング部のそれぞれは、前記第1の端子と前記第2の端子との間に所定電圧以上の電圧が印加されるとオン状態になり、前記第1の端子と前記第2の端子との間にオン電流が流れる。
実施形態に係る磁気記憶装置の全体的な構成を示したブロック図である。 実施形態に係る磁気記憶装置のメモリセルアレイ部の構成を模式的に示した斜視図である。 実施形態に係る磁気記憶装置の磁気抵抗効果素子の構成を模式的に示した断面図である。 実施形態に係る磁気記憶装置のセレクタの構成を模式的に示した断面図である。 実施形態に係る磁気記憶装置のメモリセルの電流-電圧特性を模式的に示した図である。 実施形態に係る磁気記憶装置のメモリセルアレイ部及びスイッチングブロック部の構成を示した電気回路図である。 実施形態に係る磁気記憶装置の基本的な動作を説明するための図である。 実施形態に係る磁気記憶装置において、選択メモリセルに含まれる磁気抵抗効果素子が低抵抗状態から高抵抗状態に移行する場合の、選択メモリセルに印加される電圧と選択メモリセルに流れる電流との関係を模式的に示した図である。 実施形態に係る磁気記憶装置において、磁気抵抗効果素子が低抵抗状態から高抵抗状態に移行する場合の、磁気抵抗効果素子に印加される電圧と磁気抵抗効果素子に流れる電流との関係を模式的に示した図である。 実施形態に係る磁気記憶装置の電圧生成部の一例を示した図である。 実施形態に係る磁気記憶装置の電圧生成部の他の例を示した図である。 実施形態の第1の変形例に係る磁気記憶装置の基本的な動作を説明するための図である。 実施形態の第1の変形例において、選択メモリセルに含まれる磁気抵抗効果素子が低抵抗状態から高抵抗状態に移行する場合の、選択メモリセルに印加される電圧と選択メモリセルに流れる電流との関係を模式的に示した図である。 実施形態の第2の変形例に係る磁気記憶装置の構成を模式的に示した図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、実施形態に係る磁気記憶装置の全体的な構成を示したブロック図である。
図1に示した磁気記憶装置は、メモリセルアレイ部100、読み出し/書き込み回路200、読み出し/書き込み回路300、スイッチングブロック400及び制御回路500を含んでいる。
図2は、メモリセルアレイ部100の構成を模式的に示した斜視図である。
図2に示すように、メモリセルアレイ部100は、複数の第1の配線10と、複数の第2の配線20と、複数の第1の配線10と複数の第2の配線20との間に接続された複数のメモリセル30とを含んでいる。
第1の配線10のそれぞれはX方向に延伸し、第2の配線20のそれぞれはY方向に延伸している。第1の配線10及び第2の配線20の一方はワード線に対応し、第1の配線10及び第2の配線20の他方はビット線に対応している。
なお、図に示したX方向、Y方向及びZ方向は、互いに交差する方向である。より具体的には、X方向、Y方向及びZ方向は、互いに直交している。
メモリセル30のそれぞれは、磁気抵抗効果素子40と、磁気抵抗効果素子40に対して直列に接続されたセレクタ(スイッチング素子)50とを含んでいる。
なお、図2に示した例では、上層側に磁気抵抗効果素子40が設けられ、下層側にセレクタ50が設けられているが、下層側に磁気抵抗効果素子40が設けられ、上層側にセレクタ50が設けられていてもよい。本実施形態では、図2に示したように、上層側に磁気抵抗効果素子40が設けられ、下層側にセレクタ50が設けられている。
図3は、磁気抵抗効果素子40の構成を模式的に示した断面図である。
図3に示すように、磁気抵抗効果素子40は、MTJ(magnetic tunnel junction)素子であり、記憶層(第1の磁性層)41と、参照層(第2の磁性層)42と、トンネルバリア層(非磁性層)43とを含んでいる。
記憶層41は、可変の磁化方向を有する強磁性層である。参照層42は、固定された磁化方向を有する強磁性層である。トンネルバリア層43は、記憶層41と参照層42との間に設けられた絶縁層である。
本実施形態では、図3に示すように、トンネルバリア層43の上層側に記憶層41が設けられ、下層側に参照層42が設けられている。すなわち、第1の配線10側に参照層42が設けられ、第2の配線20側に記憶層41が設けられている。
記憶層41の磁化方向が参照層42の磁化方向に対して反平行である場合には、磁気抵抗効果素子40は高抵抗状態を呈する。記憶層41の磁化方向が参照層42の磁化方向に対して平行である場合には、磁気抵抗効果素子40は高抵抗状態の抵抗よりも低い抵抗を有する低抵抗状態を呈する。
したがって、磁気抵抗効果素子40は、その抵抗状態(高抵抗状態、低抵抗状態)に応じて2値データを記憶することが可能である。また、磁気抵抗効果素子40には、磁気抵抗効果素子40に流れる電流の方向に応じて高抵抗状態及び低抵抗状態の一方を設定することが可能である。
磁気抵抗効果素子40は、STT(spin transfer torque)型の磁気抵抗効果素子であり、垂直磁化を有している。すなわち、記憶層41の磁化方向はその主面に対して垂直であり、参照層42の磁化方向はその主面に対して垂直である。
図4は、セレクタ50の構成を模式的に示した断面図である。
セレクタ50は、下部電極51と、上部電極52と、下部電極51と上部電極52との間に設けられたセレクタ材料層(スイッチング材料層)53とを含んでいる。セレクタ50は、非線形な電流-電圧特性を有する2端子型のスイッチング素子であり、下部電極51と上部電極52との間に印加される電圧が閾値電圧以上になるとオフ状態からオン状態に移行する。
図5は、メモリセル30の電流-電圧特性を模式的に示した図である。
図5に示すように、メモリセル30に印加される電圧が閾値電圧Vthに達すると、セレクタ50がオフ状態からオン状態に移行し、磁気抵抗効果素子40及びセレクタ50の直列接続に電流が流れる。したがって、メモリセル30に閾値電圧Vth以上の電圧を印加して磁気抵抗効果素子40に電流を流すことで、磁気抵抗効果素子40に高抵抗状態又は低抵抗状態を設定することが可能である。
図1の説明に戻ると、読み出し/書き込み回路200及び300は、選択されたメモリセル30に対して読み出し及び書き込みを行うものである。読み出し/書き込み回路200には第1の配線10が接続され、読み出し/書き込み回路300には第2の配線20が接続されている。
読み出し/書き込み回路200及び300は、選択されたメモリセル30に対して第1の書き込み動作及び第2の書き込み動作から選択された書き込み動作を行う機能を有している。第1の書き込み動作は、選択されたメモリセル30に含まれる磁気抵抗効果素子40を高抵抗状態に設定することで、選択されたメモリセル30に第1のデータを書き込む動作を含む。第2の書き込み動作は、選択されたメモリセル30に含まれる磁気抵抗効果素子40を低抵抗状態に設定することで、選択されたメモリセル30に第2のデータを書き込む動作を含む。
スイッチングブロック400には、複数のスイッチング部が設けられている。後述するように、各スイッチング部は磁気抵抗効果素子及びセレクタ(スイッチング素子)の直列接続で構成されている。
制御回路500は、読み出し/書き込み回路200、読み出し/書き込み回路300及びスイッチングブロック400等の動作を制御するものである。
図6は、メモリセルアレイ部100及びスイッチングブロック部400の構成を示した電気回路図である。
図6に示すように、スイッチングブロック部400に含まれる複数のスイッチング部430のそれぞれは、対応する第1の配線10に接続されている。具体的には、スイッチング部430の第1の端子431は第1の配線10に接続され、スイッチング部430の第2の端子432には電圧(第1の電圧)V1が与えられている。
各スイッチング部430は、メモリセル30と実質的に同じ構造を有している。すなわち、スイッチング部430は、磁気抵抗効果素子440及び磁気抵抗効果素子440に対して直列に接続されたセレクタ(スイッチング素子)450を含んでいる。磁気抵抗効果素子440の構成及び機能は、図3に示した磁気抵抗効果素子40の構成及び機能と同様であり、セレクタ450の構成及び機能は、図4に示したセレクタ50の構成及び機能と同様である。
スイッチング部430は、第1の端子431と第2の端子432との間に所定電圧(オン電圧)以上の電圧が印加されるとオン状態になり、第1の端子431と第2の端子432との間にオン電流が流れる。
次に、本実施形態の動作を説明する。なお、以下では、読み出し/書き込み回路200及び300によって上述した第1の書き込み動作が行われる場合について説明する。すなわち、選択されたメモリセル30に含まれる磁気抵抗効果素子40を高抵抗状態に設定する動作について説明する。
図7は、本実施形態に係る磁気記憶装置の基本的な動作を説明するための図である。
図7では、複数のメモリセル30の中の選択されたメモリセル30が選択メモリセルCELL1として選択され、選択メモリセルCELL1に対して第1の書き込み動作が行われる状態が示されている。すなわち、図7では、読み出し/書き込み回路200及び300によって、選択メモリセルCELL1に対して第1のデータを書き込む動作(選択メモリセルCELL1に含まれる磁気抵抗効果素子40に高抵抗状態を設定する動作)が示されている。
読み出し/書き込み回路200及び300は、選択メモリセルCELL1に第1のデータを書き込む際に、選択メモリセルCELL1に書き込み電圧を印加して選択メモリセルCELL1に含まれるセレクタ50をオン状態にして、選択メモリセルCELL1に含まれる磁気抵抗効果素子40に書き込み電流を供給する。具体的な動作は、以下の通りである。
図7に示すように、選択メモリセルCELL1に接続された第1の配線10には電圧Vwが印加され、選択メモリセルCELL1に接続された第2の配線20には電圧ゼロ(グラウンド電圧)が印加される。また、選択メモリセルCELL1以外の非選択メモリセルに接続された第1の配線10(図示せず)には電圧Vw/2が印加され、非選択メモリセルに接続された第2の配線20には電圧Vw/2が印加される。
上述した電圧を印加することにより、選択メモリセルCELL1には電圧Vwが印加され、非選択メモリセルには電圧Vw/2又は電圧ゼロが印加される。セレクタ50の閾値電圧Vth(図5参照)を電圧Vwと電圧Vw/2との間に設定することで、選択メモリセルCELL1のみをオン状態に設定することができる。
第1の配線10には、定電流回路210が接続されている。定電流回路210は、電流供給回路として機能し、読み出し/書き込み回路200に含まれている。選択メモリセルCELL1をオン状態に設定することで、定電流回路210から第1の配線10を介して選択メモリセルCELL1に書き込み電流が供給され、選択メモリセルCELL1に対して書き込みが行われる。
選択メモリセルCELL1に書き込み電流が供給され、選択メモリセルCELL1に含まれる磁気抵抗効果素子40が高抵抗状態に設定されると、選択メモリセルCELL1には高い電圧が印加されることになる。すなわち、選択メモリセルCELL1に供給される書き込み電流をIwとし、磁気抵抗効果素子40の高抵抗状態での抵抗をRhとすると、選択メモリセルCELL1内の磁気抵抗効果素子40には電圧(Iw×Rh)が印加される。
同一チップ内に含まれる複数のメモリセル30は、理想的には同一サイズ(同一面積)を有していることが好ましい。しかしながら、リソグラフィ等のばらつきに起因して、サイズ(面積)の小さなメモリセル30が形成される場合がある。このようなサイズの小さなメモリセル30に含まれる磁気抵抗効果素子40は、相対的に高い抵抗を有している。そのため、サイズの小さなメモリセル30が選択メモリセルCELL1として選択された場合には、選択メモリセルCELL1に含まれる磁気抵抗効果素子40に高抵抗状態が設定されたときに、選択メモリセルCELL1には許容される電圧よりも大きな過度の電圧が印加されるおそれがある。その結果、磁気抵抗効果素子40の耐久性(endurance)を悪化させるおそれがある。
本実施形態では、選択メモリセルCELL1に対して実質的に並列にスイッチング部430が接続されている。そのため、選択メモリセルCELL1に高い電圧が印加されると、スイッチング部430がオン状態になる。具体的には、選択メモリセルCELL1に書き込み電流を供給したときに、選択メモリセルCELL1が接続された第1の配線10に接続されたスイッチング部430に所定電圧Vth0以上の電圧が印加される場合、つまり第1の配線10に(Vth0+V1)の電圧が印加されると、スイッチング部430がオン状態になる。所定電圧Vth0は、スイッチング部430の閾値電圧に対応し、図5に示したメモリセル30の閾値電圧Vthと基本的にはほぼ同じ値である。
スイッチング部430がオン状態になると、定電流回路210から供給される電流の一部はスイッチング部430に流れる。そのため、選択メモリセルCELL1に流れる電流が減少し、選択メモリセルCELL1に印加される電圧も減少する。その結果、選択メモリセルCELL1に過度の電圧が印加されることを抑制することが可能となる。
図8は、選択メモリセルCELL1に含まれる磁気抵抗効果素子40が低抵抗状態から高抵抗状態に移行する場合の、選択メモリセルCELL1に印加される電圧と選択メモリセルCELL1に流れる電流との関係を模式的に示した図である。
図9は、磁気抵抗効果素子40が低抵抗状態から高抵抗状態に移行する場合の、磁気抵抗効果素子40に印加される電圧と磁気抵抗効果素子40に流れる電流との関係を模式的に示した図である。
磁気抵抗効果素子40に書き込み電流が流れて磁気抵抗効果素子40が低抵抗状態から高抵抗状態に移行すると、図9の特性Pから特性APへと磁気抵抗効果素子40の電流-電圧特性が移行する。そのため、磁気抵抗効果素子40が低抵抗状態から高抵抗状態に移行すると、図8の矢印a1に示すように、選択メモリセルCELL1に印加される電圧が増加する。図8の矢印a2に示すように、さらに電圧を増加させて選択メモリセルCELL1に印加される電圧がVmaxになると、選択メモリセルCELL1に対して実質的に並列に接続されたスイッチング部430がオン状態に移行する(図8の点b1に対応)。Vmaxの値は、電圧V1とスイッチング部430の閾値電圧(所定電圧Vth0)との和である(Vmax=V1+Vth0)。すなわち、スイッチング部430に所定電圧Vth0以上の電圧が印加されると、スイッチング部430がオン状態に移行する。これにより、定電流回路210から供給される定電流Icの一部がスイッチング部430に流れる。その結果、図8の矢印a3に示すように、選択メモリセルCELL1に流れる電流が減少し、選択メモリセルCELL1に印加される電圧も減少する。
以上のように、本実施形態では、スイッチング部430を設けることで、選択メモリセルCELL1に過度の電圧が印加されることを抑制することが可能である。特に、選択メモリセルCELL1を高抵抗状態に設定する場合に、選択メモリセルCELL1に過度の電圧が印加されることを効果的に抑制することが可能である。その結果、本実施形態では、磁気抵抗効果素子40の耐久性(endurance)を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、スイッチング部430がメモリセル30と実質的に同じ構造を有しているため、スイッチング部430をメモリセル30と共通の工程で形成することが可能である。そのため、スイッチング部430の形成に伴う製造工程の増加を抑制することが可能である。
なお、選択メモリセルCELL1に含まれる磁気抵抗効果素子40が高抵抗状態に設定される前にスイッチング部430がオン状態になると、磁気抵抗効果素子40を高抵抗状態に設定するために必要な電流を磁気抵抗効果素子40に供給することができなくなるおそれがある。
したがって、上述した動作を的確に行うためには、選択メモリセルCELL1に書き込み電流を流して選択メモリセルCELL1に含まれる磁気抵抗効果素子40が高抵抗状態に設定された後に、スイッチング部430に所定電圧Vth0以上の電圧が印加されることで、スイッチング部430がオン状態になることが好ましい。本実施形態では、以下に述べるように、このような動作を的確に行うことが可能である。
スイッチング部430の第2の端子432には、電圧V1(V1>0)が印加されている。また、選択メモリセルCELL1に接続された第2の配線20には、電圧ゼロ(グラウンド電圧)が印加される。したがって、選択メモリセルCELL1にデータを書き込む際に、選択メモリセルCELL1が接続された第1の配線10に接続されたスイッチング部430に印加される電圧は、選択メモリセルCELL1に印加される電圧よりも小さい。そのため、電圧V1を的確な値に設定することにより、選択メモリセルCELL1がオン状態となった時点でスイッチング部430がオン状態にならないようにすることが可能である。
上述したことから、本実施形態では、磁気抵抗効果素子40が高抵抗状態に設定された後にスイッチング部430をオン状態に的確に移行させることが可能である。
なお、トンネルバリア層43の上層側に参照層42が設けられ、下層側に記憶層41が設けられていてもよい。その場合、スイッチングブロック部400に含まれる複数のスイッチング部430のそれぞれは、対応する第2の配線20に接続され、定電流回路210は読み出し/書き込み回路300に含まれる。
本実施形態では定電流回路210を読み出し/書き込み回路200内に設置したが、読み出し/書き込み回路300内に定電流回路210を設置しても構わない。
本実施形態では、スイッチング部430の第2の端子432に適切な電圧V1を印加するようにしたが、電圧降下を発生させる回路もしくは素子を用いて、スイッチング部430の第2の端子432に電圧V1を印加するようにしてもよい。
図10は、スイッチング部430の第2の端子432に電圧V1を印加するための電圧生成部の一例を示した図である。図10に示すように、スイッチング部430の第2の端子432に電圧生成部としてダイオード610が接続されており、ダイオード610で発生する電圧降下に基づいて第2の端子432に電圧V1が印加される。すなわち、ダイオード610の順方向電圧に基づいて第2の端子432に電圧V1が印加される。
図11は、スイッチング部430の第2の端子432に電圧V1を印加するための電圧生成部の他の例を示した図である。図11に示すように、スイッチング部430の第2の端子432に電圧生成部としてダイオード接続を有するトランジスタ(NMOSトランジスタ)620が接続されており、トランジスタ620で発生する電圧降下に基づいて第2の端子432に電圧V1が印加される。すなわち、ダイオード接続を有するトランジスタ620の閾値電圧に基づいて第2の端子432に電圧V1が印加される。
なお、適切な電圧V1を設定することができれば、図10及び図11に示した電圧生成部以外の構成を用いることも可能である。
次に、本実施形態の第1の変形例について説明する。
図12は、本実施形態の第1の変形例に係る磁気記憶装置の基本的な動作を説明するための図である。
第1の変形例では、図7で示した構成に加えてさらに、イネーブルトランジスタ(PMOSトランジスタ)710、イネーブルトランジスタ(NMOSトランジスタ)720、イネーブルトランジスタ(NMOSトランジスタ)730、ダイオード接続トランジスタ(NMOSトランジスタ)740及び遅延回路750が含まれている。
イネーブルトランジスタ710は読み出し/書き込み回路200に含まれており、イネーブルトランジスタ720、イネーブルトランジスタ730及びダイオード接続トランジスタ740は読み出し/書き込み回路300に含まれている。
イネーブルトランジスタ710は第1の配線10に接続されており、反転書き込みイネーブル信号/WEによってイネーブルトランジスタ710がオン状態になると、第1の配線10がアクティブ状態になる。また、イネーブルトランジスタ720は第2の配線20に接続されており、書き込みイネーブル信号WEによってイネーブルトランジスタ720がオン状態になると、第2の配線20がアクティブ状態になる。
選択メモリセルCELL1に接続されたイネーブルトランジスタ710がオン状態に設定されると、選択メモリセルCELL1の一方の端子に電圧Vwが印加される。また、選択メモリセルCELL1に接続されたイネーブルトランジスタ720がオン状態に設定されると、選択メモリセルCELL1の他方の端子に電圧ゼロ(グラウンド電圧)が印加される。その結果、選択メモリセルCELL1にデータを書き込むことが可能となる。
また、書き込みイネーブル信号WEは遅延回路750によって遅延され、遅延された書き込みイネーブル信号WEdがイネーブルトランジスタ730に入力している。遅延された書き込みイネーブル信号WEdによってイネーブルトランジスタ730がオン状態になると、スイッチング部430に接続された配線460がアクティブ状態になる。
スイッチング部430に接続されたイネーブルトランジスタ730がオン状態に設定されると、スイッチング部430の第2の端子432には電圧V1が印加される。これにより、スイッチング部430がオン状態に移行することが可能となる。
上述したことからわかるように、イネーブルトランジスタ710及び720は、選択メモリセルCELL1にデータを書き込むことを可能とする状態(第1のイネーブル状態)を生成する機能を有している。イネーブルトランジスタ730は、スイッチング部430をオン状態にすることを可能とする状態(第2のイネーブル状態)を生成する機能を有している。また、遅延回路750は、第1のイネーブル状態が生成されてから第2のイネーブル状態が生成されるまでの遅延時間τを生成する機能を有している。
上述したことからわかるように、本変形例では、遅延回路750を設けることにより、イネーブルトランジスタ720がオン状態になってから所定時間(遅延時間τ)が経過した後にイネーブルトランジスタ730がオン状態になる。そのため、選択メモリセルCELL1にデータを確実に書き込んだ後に、スイッチング部430をオン状態にすることが可能である。
すでに述べたように、選択メモリセルCELL1に第1のデータ(磁気抵抗効果素子40が高抵抗状態に設定されるデータ)を確実に書き込むためには、選択メモリセルCELL1に含まれる磁気抵抗効果素子40が高抵抗状態に設定された後に、スイッチング部430に所定電圧Vth0以上の電圧が印加されることで、スイッチング部430がオン状態になることが好ましい。
本変形例では、遅延回路750を設けることにより、選択メモリセルCELL1にデータを確実に書き込んだ後に、スイッチング部430をオン状態にすることが可能となる。
図13は、本変形例において、選択メモリセルCELL1に含まれる磁気抵抗効果素子40が低抵抗状態から高抵抗状態に移行する場合の、選択メモリセルCELL1に印加される電圧と選択メモリセルCELL1に流れる電流との関係を模式的に示した図である。
相対的に高い抵抗を有するサイズの小さなメモリセル30が、選択メモリセルCELL1として選択された場合、図13の矢印a4に示すように、選択メモリセルCELL1に印加される電圧がVmax以上になってもスイッチング部430はオン状態にはならず、Vmaxよりも高い電圧に移行する(点b2に対応)。そのため、選択メモリセルCELL1にVmaxよりも高い電圧が印加されるおそれがある。
本変形例では、遅延回路750で生成される遅延時間τを適切に設定することで、選択メモリセルCELL1のセレクタ50がオン状態になった後、スイッチング部430がオン状態に移行することが可能となる。スイッチング部430がオン状態になった場合、図13の矢印a5に示すように、選択メモリセルCELL1に印加される電圧が低くなる。このように、遅延回路750で生成される遅延時間τを適切に設定することで、選択メモリセルCELL1にVmaxよりも高い電圧が印加される時間を短くすることができ、選択メモリセルCELL1に長い時間高い電圧が印加されることを防止することが可能である。したがって、本変形例でも、磁気抵抗効果素子40の耐久性(endurance)を向上させることが可能となる。
次に、本実施形態の第2の変形例について説明する。
図14は、本実施形態の第2の変形例に係る磁気記憶装置の構成を模式的に示した図である。
図14に示すように、本変形例では、スイッチング部430に可変電圧回路800が接続されている。すなわち、本変形例では、以下に述べるように、スイッチング部430の第2の端子432に印加される電圧V1が可変である。
図14に示すように、スイッチング部430は、メモリセル30と定電流回路210との間に設けられている。すなわち、スイッチング部430と第1の配線10との第1の接続点C1は、選択メモリセルCELL1と第1の配線10との第2の接続点C2と定電流回路210との間に位置している。
第1の配線10の抵抗値は理想的にはゼロであることが好ましいが、実際には第1の配線10の抵抗値はゼロではない。そのため、定電流回路210から第1の配線10に電流が供給されると、第1の配線10によって電圧降下が生じる。電圧降下量は、定電流回路210から遠くなるにしたがって増加する。そのため、選択メモリセルCELL1に書き込み電流を流したときに、電圧V1が一定であるとすると、選択メモリセルCELL1の位置が定電流回路210から遠くなるにしたがって、スイッチング部430に印加される電圧は大きくなる。
そこで、本変形例では、可変電圧回路800を設け、電圧V1が選択メモリセルCELL1の位置に応じて(すなわち、第2の接続点C2の位置に応じて)可変となるようにしている。具体的には、可変電圧回路800によって、選択メモリセルCELL1の位置が定電流回路210から遠くなるにしたがって電圧V1が増加するように調整されている。
上述したように、本変形例では、選択メモリセルCELL1の位置に応じて電圧V1が可変である。そのため、選択メモリセルCELL1の位置にかかわらず、スイッチング部430に印加される電圧を一定値に設定することが可能である。したがって、上述した実施形態の動作をより的確に行うことが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…第1の配線 20…第2の配線 30…メモリセル
40…磁気抵抗効果素子 41…記憶層(第1の磁性層)
42…参照層(第2の磁性層) 43…トンネルバリア層(非磁性層)
50…セレクタ(スイッチング素子)
51…下部電極 52…上部電極 53…セレクタ材料層(スイッチング材料層)
100…メモリセルアレイ部
200…読み出し/書き込み回路 210…定電流回路(電流供給回路)
300…読み出し/書き込み回路
400…スイッチングブロック
430…スイッチング部 431…第1の端子 432…第2の端子
440…磁気抵抗効果素子 450…セレクタ(スイッチング素子)
460…配線
500…制御回路
610…ダイオード 620…ダイオード接続トランジスタ
710、720、730…イネーブルトランジスタ
740…ダイオード接続トランジスタ 750…遅延回路
800…可変電圧回路 CELL1…選択メモリセル

Claims (14)

  1. それぞれが第1の方向に延伸する複数の第1の配線と、
    それぞれが前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数の第2の配線と、
    前記複数の第1の配線と前記複数の第2の配線との間に接続された複数のメモリセルであって、それぞれが、高抵抗状態及び前記高抵抗状態の抵抗よりも抵抗が低い低抵抗状態を有する第1の磁気抵抗効果素子と、前記第1の磁気抵抗効果素子に対して直列に接続された第1のスイッチング素子とを含む複数のメモリセルと、
    それぞれが、対応する前記第1の配線に接続された第1の端子及び第1の電圧が与えられる第2の端子を含む複数のスイッチング部と、
    を備える磁気記憶装置であって、
    前記複数のスイッチング部のそれぞれは、前記第1の端子と前記第2の端子との間に所定電圧以上の電圧が印加されるとオン状態になり、前記第1の端子と前記第2の端子との間にオン電流が流れる
    ことを特徴とする磁気記憶装置。
  2. 選択された前記メモリセルに対して第1の書き込み動作及び第2の書き込み動作から選択された書き込み動作を行う書き込み回路をさらに備え、
    前記第1の書き込み動作は、前記選択されたメモリセルに含まれる前記第1の磁気抵抗効果素子を前記高抵抗状態に設定することで前記選択されたメモリセルに第1のデータを書き込む動作を含み、
    前記第2の書き込み動作は、前記選択されたメモリセルに含まれる前記第1の磁気抵抗効果素子を前記低抵抗状態に設定することで前記選択されたメモリセルに第2のデータを書き込む動作を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  3. 前記書き込み回路は、前記選択されたメモリセルに前記第1のデータを書き込む際に、前記選択されたメモリセルに書き込み電圧を印加して前記選択されたメモリセルに含まれる前記第1のスイッチング素子をオン状態にして、前記選択されたメモリセルに含まれる前記第1の磁気抵抗効果素子に書き込み電流を供給する
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気記憶装置。
  4. 前記選択されたメモリセルに前記第1のデータを書き込む際に、前記選択されたメモリセルが接続された前記第1の配線に接続された前記スイッチング部に印加される電圧は、前記選択されたメモリセルに印加される電圧よりも小さい
    ことを特徴とする請求項3に記載の磁気記憶装置。
  5. 前記書き込み回路が前記選択されたメモリセルに前記書き込み電流を供給したときに、前記選択されたメモリセルが接続された前記第1の配線に接続された前記スイッチング部に前記所定電圧以上の電圧が印加されると、前記所定電圧以上の電圧が印加された前記スイッチング部がオン状態になる
    ことを特徴とする請求項3に記載の磁気記憶装置。
  6. 前記書き込み回路は、前記選択されたメモリセルが接続された選択された前記第1の配線を介して前記選択されたメモリセルに書き込み電流を供給する電流供給回路を含み、
    前記選択された第1の配線に接続された前記スイッチング部と前記選択された第1の配線との第1の接続点は、前記選択されたメモリセルと前記選択された第1の配線との第2の接続点と前記電流供給回路との間に位置する
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気記憶装置。
  7. 前記第1の電圧は、前記第2の接続点の位置に応じて可変である
    ことを特徴とする請求項6に記載の磁気記憶装置。
  8. 前記書き込み回路は、
    前記選択されたメモリセルにデータを書き込むことを可能とする第1のイネーブル状態を生成する第1のイネーブル状態生成回路と、
    前記選択されたメモリセルが接続された前記第1の配線に接続された前記スイッチング部をオン状態にすることを可能とする第2のイネーブル状態を生成する第2のイネーブル状態生成回路と、
    前記第1のイネーブル状態生成回路によって前記第1のイネーブル状態が生成されてから前記第2のイネーブル状態生成回路によって前記第2のイネーブル状態が生成されるまでの遅延時間を生成する遅延回路と、
    を含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気記憶装置。
  9. 選択された前記メモリセルに書き込み電流を流して前記選択されたメモリセルに含まれる前記第1の磁気抵抗効果素子が前記高抵抗状態に設定された後に、前記選択されたメモリセルが接続された前記第1の配線に接続された前記スイッチング部に前記所定電圧以上の電圧が印加されることで、前記所定電圧以上の電圧が印加された前記スイッチング部がオン状態になる
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  10. 前記複数のスイッチング部のそれぞれは、第2の磁気抵抗効果素子及び前記第2の磁気抵抗効果素子に対して直列に接続された第2のスイッチング素子を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  11. 前記複数のスイッチング部のそれぞれは、前記複数のメモリセルのそれぞれと実質的に同じ構造を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  12. 前記第2の端子に接続されたダイオードをさらに備え、前記ダイオードで発生する電圧降下に基づいて前記第2の端子に前記第1の電圧が与えられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  13. 前記第2の端子に接続され且つダイオード接続を有するトランジスタをさらに備え、前記ダイオード接続を有するトランジスタで発生する電圧降下に基づいて前記第2の端子に前記第1の電圧が与えられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  14. 前記第1の磁気抵抗効果素子は、可変の磁化方向を有する第1の磁性層と、固定された磁化方向を有する第2の磁性層と、前記第1の磁性層と前記第2の磁性層との間に設けられた非磁性層とを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
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