JP2023551326A - 積層セラミックコンデンサ - Google Patents

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Abstract

本発明は、積層セラミックコンデンサに関する。積層セラミックコンデンサは、第1の端部と、横方向に垂直な長手方向に、第1の端部から離間された第2の端部とを備え、横方向および長手方向は、それぞれZ方向に垂直である。積層セラミックコンデンサは、横方向に平行な複数の誘電層と複数の電極層とを備えるモノリシックボディを備える。少なくとも1層の電極層は、接続部分と、接続部分から長手方向に延在する中央部分とを備える、第1の電極を具備し、中央部分は、Z方向の縁を有し、接続部分は、長手方向とZ方向との両方に延びる縁を有し、中央部分のZ方向の縁は、接続部分の縁と、90°超から180°未満の第1の角度を形成する。第1の端部に沿って配設された第1の外部終端、および第2の端部に沿って配設された第2の外部終端。【選択図】図1A

Description

関連出願の相互参照
[001]本出願は、出願日が2020年11月30日である米国仮特許出願第63/119,184号の出願利益を主張するものであり、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
[0001]近代の技術的用途の多様性は、その用途で使用する効率的な電子構成要素および集積回路の必要性をもたらしている。コンデンサは、無線通信、警報システム、レーダシステム、回路切換え、整合化回路網、および他の多くの用途を含み得る、かかる近代の用途におけるフィルタ処理、結合、バイパス形成、および他の態様のために使用される、基本的な構成要素である。集積回路の速度の劇的な高速化および実装密度の劇的な増加は、とりわけ、結合コンデンサ技術の進歩を要求している。高静電容量結合コンデンサが、多くの現在の用途で高い周波数に曝される場合、性能特性がますます重要になる。コンデンサは、かかる多種多様な用途に対する基本となるものであるため、コンデンサの精度および効率は不可欠である。したがって、コンデンサ設計の多くの特定の態様は、コンデンサの性能特性を高めることに的が絞られている。
[0002]本発明の一実施形態によれば、積層セラミックコンデンサが開示されている。積層セラミックコンデンサは、第1の端部、および横方向に垂直な長手方向に、第1の端部から離間された第2の端部を備え、横方向および長手方向は、それぞれZ方向に垂直である。積層セラミックコンデンサは、横方向に平行な複数の誘電層と複数の電極層とを備えるモノリシックボディを備える。少なくとも1層の電極層は、接続部分と、接続部分から長手方向に延在する中央部分とを備える、第1の電極を具備し、中央部分は、Z方向の縁を有し、接続部分は、長手方向とZ方向との両方に延びる縁を有し、中央部分のZ方向の縁は、接続部分の縁と、90°超から180°未満の第1の角度を形成する。第1の端部に沿って配設された第1の外部終端、および第2の端部に沿って配設された第2の外部終端。
[0003]本発明の、当業者にとって最良の方式を含む、本発明の完全かつ実施可能な開示は、添付の図の参照を含む本明細書の残りの部分に、より具体的に記載されている。
[0004]本発明の電極の一実施形態の、上面図である。 [0005]本発明の電極層の配置の一実施形態の、斜視図である。 [0006]本発明のコンデンサの一実施形態の、上断面図である。 [0007]図1Cのコンデンサの、側断面図である。 図1Cのコンデンサの、側断面図である。 図1Cのコンデンサの、側断面図である。 [0008]本発明の電極の別の実施形態の、上面図である。
[0009]当業者には、本考察が例示的実施形態の説明にすぎず、本発明のより広義の態様を制限することは意図されていないことを、理解されたい。
[0010]本発明は、概して言えば、積層セラミックコンデンサに関する。積層セラミックコンデンサは、単一のモノリシックボディ内に、誘電層および電極層を交互に収容している。電極層は、取付け面に対して垂直になるように、横方向に積み重ねられ得る。この点に関連して、各電極層は、その両方が横方向に垂直である長手方向およびZ方向に広がる。電極層はさらに、特定の外形を有する第1の電極を備えることができる。第1の電極は、たとえば、本明細書で規定されている接続部分および中央部分を備えることができ、中央部分のZ方向の縁と接続部分の縁との間で、90°超から180°未満の角度が形成される。かかる角度は、理論によって制限されることを意図するものではないが、第1の電極にほぼY字形の外形をもたらすことができる。
[0011]本発明者らは、コンデンサおよびコンデンサ内の電極層のかかる外形を利用すること、ならびに本明細書で説明される電極および誘電体に特定の材料を利用することによって、積層セラミックコンデンサが、とりわけ広い範囲の周波数にわたって、低い等価直列抵抗値を有し得ることを発見した。かかる低い等価直列抵抗値は、とりわけ、比較的高い周波数で実現され、有益となり得る。
[0012]この点に関連して、コンデンサは、75オーム以下など、50オーム以下など、40オーム以下など、30オーム以下など、25オーム以下など、20オーム以下など、15オーム以下など、10オーム以下など、8オーム以下など、5オーム以下など、3オーム以下など、2オーム以下など、1オーム以下など、100オーム以下の等価直列抵抗値を有することができる。等価直列抵抗値は、0.1オーム以上など、0.2オーム以上など、0.3オーム以上など、0.5オーム以上など、0.8オーム以上など、1オーム以上など、2オーム以上など、3オーム以上など、5オーム以上など、8オーム以上など、10オーム以上など、0.01オーム以上であり得る。かかる等価直列抵抗値は、2GHzから10GHzなど、3GHzから10GHzなど、4GHzから9GHzなど、1GHzから10GHzの周波数範囲にわたって測定される場合に、実現され得る。等価直列抵抗値は、当技術分野で知られており、本明細書で説明される、汎用の技法を使用して測定され得る。
[0013]いくつかの実施形態では、コンデンサは、ほぼ単一の周波数において、前述の等価直列抵抗値を示すことができる。コンデンサは、たとえば、一実施形態では、約2GHz、約3GHzなど、約4GHzなど、約5GHzなど、約6GHzなど、約7GHzなど、約8GHzなど、約9GHzなど、約10GHzなどで、前述の等価直列抵抗値を示すことができる。一実施形態では、コンデンサは、前述の周波数のうちの2つ以上で、前述の等価直列抵抗値を示すことができる。
[0014]結果的に得られるコンデンサは、電極およびコンデンサの特定の外形、ならびに電極および誘電体の材料の選択的制御により、比較的低い等価直列抵抗値を示すことに加えて、低い等価直列インダクタンスを示すこともできる。等価直列インダクタンスは、たとえば、約1ナノヘンリー以下、いくつかの実施形態では約750ピコヘンリー以下、いくつかの実施形態では約350ピコヘンリー以下、いくつかの実施形態では約1フェムトヘンリーから約100ピコヘンリー、またいくつかの実施形態では、約50フェムトヘンリーから約10ピコヘンリーであり得る。低い等価直列インダクタンス値はまた、寄生インダクタンスを反映した低いインピーダンス値によっても特徴づけられ得る。
[0015]本発明のコンデンサは、図1A~図1Fおよび図2に示される実施形態に従って、さらに説明され得る。
[0016]図1A~図1Fに目を向けると、積層セラミックコンデンサ100の一実施形態が開示されている。コンデンサ100は、概して、誘電層および電極層102、104を交互に収容する、積層体101を備える。積層体101は、6つの面を備える。積層体101は、たとえば、Z方向136、すなわち幅方向に、上面18および反対側の底面20を備える。積層体101は、上面と底面との間に広がる、2つの端面26、28も備えることができる。端面26、28は、長手方向132、すなわち長さ方向に、互いに対向され得る。端面26、28は、横方向134およびZ方向136に広がることができる。積層体101は、やはり上面と底面との間に広がる、2つの側面22、24も備えることができる。側面は、長手方向132およびZ方向136に広がることができる。一実施形態では、側面は、電極の主面と平行であり得る。同様に、一実施形態では、上面および底面は、電極の主面と垂直であり得る。したがって、一実施形態では、積層体101は、合計で少なくとも6つの面(たとえば、1つの上面、1つの底面、2つの側面、および2つの端面)を備える。この点に関連して、積層体101は、方形の平行6面体形状などの、平行六面体形状を有することができる。コンデンサ100はさらに、図1D~図1Fに示されているように、プリント回路基板または基材などの取付け面110に取り付けられ得る。この点に関連して、積層セラミックコンデンサは、電極層が取付け面に対して垂直になるように、取付け面に取付けるよう構成され得る。
[0017]積層セラミックコンデンサ100は、横方向134に積み重ねられた複数の電極層102、104、および誘電層を備えることができる。いくつかの誘電層は、誘電層上に形成された電極層を備えることができる。誘電層および電極層の厚さは、制限されるものではなく、概して、コンデンサの性能特性に応じて必要な、任意の厚さであり得る。電極層の厚さは、たとえば、これらに限定されるものではないが、約1μm以上など、約1.5μm以上など、約2μm以上など、約3μm以上など、約4μm以上など、約500nm以上であり得る。電極層の厚さは、約5μm以下など、約4μm以下など、約3μm以下など、約2.5μm以下など、約2μmなど、約10μm以下であり得る。電極層は、たとえば、約1μmから約2μmの厚さを有することができる。加えて、一実施形態では、誘電層の厚さは、電極層の前述の厚さに応じて規定され得る。また、誘電層のかかる厚さは、任意の電極層間にある層にも当てはまり得ることを理解されたい。
[0018]図1Aは、本開示の態様による、電極の外形の一実施形態の上面図を示している。電極層は、より具体的には、たとえば、図1Bを参照して下記で説明されるように、交互に配置された第1の電極層102および第2の電極層104を備えることができる。図1Aを参照すると、各電極層102、104は、第1の電極106および第2の電極108を備えることができる。第1の電極106は、ベース部分114を有することができる。たとえば、第1の電極106のベース部分114は長手方向に広がり、Z方向に延びる横方向の縁を有することができる。第2の電極108は、ベース部分114を有することができる。たとえば、第2の電極108のベース部分114はやはり長手方向に広がり、Z方向に延びる横方向の縁を有することができる。
[0019]第1の電極106は、中央部分112も有することができる。中央部分112は、ベース部分114から長手方向132に広がることができる。第1の電極106の中央部分112は、たとえば、Z方向136に延びる第1の幅27を有することができる。加えて、第1の電極のベース部分114は、たとえば、Z方向に延びる第2の幅29を有することができる。この点に関連して、第1の幅27の位置は、第2の幅29の位置が、電気的に接続される外部終端により近くなるように、第2の幅29の位置から長手方向132にオフセットされ得る。かかる外形は、横方向134に隣り合う電極の中央部分112間の、重なる領域の調整を可能にし得る。一実施形態では、ベース部分114の第2の幅29は、中央部分112の第1の幅27より長くすることができる。かかる幅の差異は、図1Cのコンデンサの、それぞれ線a~a、b~b、およびc~cに沿った断面図を示す、図1D~図1Fに示されている。
[0020]加えて、中央端部ギャップ距離33は、長手方向に、第1の電極106の中央部分112の長手方向の端部と、第2の電極108のベース部分114の長手方向の端部との間に形成され得る。したがって、一実施形態では、コンデンサの長さ37に対する中央端部ギャップ距離33の比は、0.05以上など、0.1以上など、0.2以上など、0.3以上など、0.4以上など、0.01以上であり得る。この比は、0.5以下など、0.4以下など、0.3以下など、0.2以下など、0.1以下などであり得る。
[0021]さらに、第1電極106は、接続部分116も有することができる。接続部分116は、ベース部分114から長手方向132に広がることができる。接続部分116は、とりわけ、ベース部分114と中央部分112との間に広がり、ベース部分114と中央部分112とを接続することができる。接続部分116は、たとえばZ方向136に延びる第3の幅31を有することができる。この点に関連して、第3の幅31の位置は、第1の幅27の位置および第2の幅29の位置から、長手方向132にオフセットされ得る。一実施形態では、接続部分の第3の幅31は、ベース部分114の第2の幅29より短くすることができる。また、接続部分の第3の幅31は、中央部分112の第1の幅27より長くすることができる。この点に関連して、第3の幅31の位置は、第1の幅27の位置と第2の幅29の位置との間にあり得る。
[0022]一実施形態では、中央部分112は、長手方向132に延びるZ方向の縁112aを有することができる。かかるZ方向の縁は、接続部分116の縁116aと、角度41を形成することができる。かかる角度41は、90°より大きく、180°未満であり得る。かかる角度41は、たとえば、95°以上など、100°以上など、110°以上など、120°以上など、130°以上など、140°以上など、90°超であり得る。かかる角度41は、175°以下など、170°以下など、160°以下など、150°以下など、140°以下など、130°以下など、120°以下など、110°以下など、180°未満であり得る。かかる外形は、理論によって制限されることを意図するものではないが、ほぼY字形の電極の外形をもたらすことができる。
[0023]図2に示されている別の実施形態では、接続部分116は、ベース部分114と、やはり角度43を形成することができる。ベース部分114は、たとえば、Z方向136に延びる、長手方向の縁130を有することができる。かかる長手方向の縁は、接続部分116の縁116aと、角度43を形成することができる。かかる角度43は、90°より大きく、180°未満であり得る。かかる角度43は、たとえば、95°以上など、100°以上など、110°以上など、120°以上など、130°以上など、140°以上など、90°超であり得る。かかる角度43は、175°以下など、170°以下など、160°以下など、150°以下など、140°以下など、130°以下など、120°以下など、110°以下など、180°未満であり得る。
[0024]接続部分116のかかる縁116aは、長手方向132とZ方向136との両方に延びることができる。一実施形態では、かかる縁は、縁が実質的に直線状であるような、直線の縁であり得る。かかる直線の縁が、図1Aおよび図2に示されている。別の実施形態では、かかる縁は、湾曲した/丸みを帯びた外形を有する、湾曲した縁であってもよい。
[0025]図1Aおよび図2に示されているように、第1の電極106のベース部分114はまた、長手方向132に延びる特定の長さ35も有することができる。この点に関連して、ベース部分は、長手方向に延びるZ方向の縁114aを有することができる。ベース部分のかかる長さは、概ね、第1の電極の前縁と、側面および外部終端に隣り合うベース部分との間の距離、ならびにベース部分と接続部分との間の移行箇所として規定され得る。たとえば、前述のZ方向の縁114aは、ほぼ0°の勾配を有することができ、勾配が変化する箇所は、前述の移行箇所とみなされ得る。いずれにせよ、かかる長さは、本明細書で規定されるコンデンサの長さ37の0.1以上など、0.15以上など、0.2以上など、0.3以上など、0.05以上であり得る。かかる長さ35は、コンデンサの長さ37の0.4以下など、0.3以下など、0.25以下など、0.2以下など、0.15以下など、0.5以下であり得る。
[0026]やはり図1Aおよび図2に示されているように、第2の電極108のベース部分114もまた、長手方向132に延びる特定の長さ45を有することができる。かかる長さは、コンデンサの長さ37の0.1以上など、0.15以上など、0.2以上など、0.3以上など、0.05以上であり得る。かかる長さ35は、コンデンサの長さ37の0.4以下など、0.3以下など、0.25以下など、0.2以下など、0.15以下など、0.5以下であり得る。
[0027]一実施形態では、前述の長さ35と45とは、相異なり得る。特定の一実施形態では、前述の長さ35と45とは、実質的に同じであり得る。
[0028]さらに、第1の外部終端118は、第1の長手方向の縁122を有することができる。第1の長手方向の縁は、Z方向136および/または横方向134に延びることができる。第1の外部終端118の第1の長手方向の縁122は、第1の電極106のベース部分114の長手方向の縁130と、長手方向に実質的に整列することができる。かかる長手方向の縁は、ベース部分114が終わり、接続部分116が始まる位置にあり得る。第1の外部終端118の第1の長手方向の縁122は、たとえば、長手方向に、第1の電極106のベース部分114の長さを基準として、第1の電極106のベース部分114の長手方向の縁130の4%以内など、3%以内など、2%以内など、1%以内など、0.8%以内など、0.6%以内など、0.5%以内など、0.4%以内など、0.3%以内など、0.2%以内など、0.1%以内など、5%以内であり得る。
[0029]同様に、第2の外部終端120は、第2の長手方向の縁124を有することができる。第2の長手方向の縁は、Z方向136および/または横方向134に延びることができる。第2の外部終端120の第2の長手方向の縁124は、第1の電極106のベース部分114の長手方向の縁130と、長手方向に実質的に整列することができる。かかる長手方向の縁は、ベース部分114が終わり、接続部分116が始まる位置にあり得る。第2の外部終端120の第2の長手方向の縁124は、たとえば、長手方向に、第1の電極106のベース部分114の長さを基準として、第1の電極106のベース部分114の長手方向の縁130の4%以内など、3%以内など、2%以内など、1%以内など、0.8%以内など、0.6%以内など、0.5%以内など、0.4%以内など、0.3%以内など、0.2%以内など、0.1%以内など、5%以内であり得る。
[0030]加えて、第1の外部終端118の第1の長手方向の縁122は、第2の電極108のベース部分114の長手方向の縁126と、長手方向に実質的に整列することができる。第1の外部終端118の第1の長手方向の縁122は、たとえば、長手方向に、第2の電極108のベース部分114の長さを基準として、第2の電極108のベース部分114の長手方向の縁126の4%以内など、3%以内など、2%以内など、1%以内など、0.8%以内など、0.6%以内など、0.5%以内など、0.4%以内など、0.3%以内など、0.2%以内など、0.1%以内など、5%以内であり得る。
[0031]同様に、第2の外部終端120の第2の長手方向の縁124は、第2の電極108のベース部分114の長手方向の縁128と、長手方向に実質的に整列することができる。第2の外部終端120の第2の長手方向の縁124は、たとえば、長手方向に、第2の電極108のベース部分114の長さを基準として、第2の電極108のベース部分114の長手方向の縁128の4%以内など、3%以内など、2%以内など、1%以内など、0.8%以内など、0.6%以内など、0.5%以内など、0.4%以内など、0.3%以内など、0.2%以内など、0.1%以内など、5%以内であり得る。
[0032]本明細書に示されているように、誘電層および電極層は、積層体を形成するよう積み重ねられ得る。図1Bを参照すると、複数の第1の電極層102および複数の第2の電極層104が、交互に左右反対の構造で配置され得る。たとえば、電極層が、各電極層間に位置する誘電層と対向し、離間した関係で交互配置され得る。図示されているように、それぞれの電極層の中央部分112は、少なくとも部分的に重なっている。図1Bは、合計4つの電極層を示しているが、所望の用途に向けた所望の静電容量を得るために、任意の数の電極層が使用され得ることを理解されたい。コンデンサは、たとえば、25層以上など、50層以上など、100層以上など、200層以上など、300層以上など、500層以上など、600層など、750層以上など、1,000層以上など、10層以上の内部電極層を備えることができる。コンデンサは、4,000層以下など、3,000層以下など、2,000層以下など、1,500層以下など、1,000層以下など、750層以下など、500層以下など、400層以下など、300層以下など、250層以下など、200層以下など、175層以下など、150層以下など、5,000層以下の内部電極層を備えることができる。
[0033]本発明は、本明細書で示されているように、様々な利益および利点をもたらす、独自の電極の配置および外形を有する積層セラミックコンデンサを提供する。この点に関連して、コンデンサを構築するのに使用される材料は、制限されるものではあり得ず、当技術分野で広く使用されているどんなものであってもよく、当技術分野で広く使用されているどんな方法を使用して生成されてもよいことを理解されたい。
[0034]概して、誘電層は、典型的には、特定の誘電率を有する特定のタイプの材料で生成され得る。誘電層は、たとえば、一実施形態では、比較的高い誘電率(Κ)を有する材料で生成され得る。かかる誘電率は、200以上など、500以上など、1,000以上などの125超から、約30,000以下など、約20,000以下などの、約40,000以下であり得る。他の実施形態では、誘電層は、比較的低い誘電率(Κ)を有する材料で生成され得る。誘電率は、たとえば、15以上など、20以上など、30以上など、40以上など、50以上など、60以上など、70以上など、80以上など、90以上など、10以上であり得る。誘電率は、110以下など、100以下など、90以下など、80以下など、70以下など、60以下など、50以下など、40以下など、30以下など、20以下など、125以下であり得る。
[0035]こうした材料は、概して、セラミックを含み得る。セラミックは、ウェーハ(たとえば事前焼成された)、またはデバイス自体の中で共焼成される誘電材料などの、様々な形態で提供され得る。こうしたタイプの材料の特定の例は、たとえばNPO(COG)、X7R(約3,000から約7,000)、X7S、Z5U、および/またはY5V材料を含む。前述の材料は、その産業分野で認められた規定によって説明されたものであり、規定の一部は、米国電子工業会(EIA:Electronic Industries Alliance)によって確立された標準分類であり、そういうものとして、当業者によって認識されるべきであることを理解されたい。
[0036]特定の一実施形態では、誘電層は、NPO(COG)材料を含むことができる。この材料は、一般に、EIAクラスIのセラミック材料として認識されている。この材料は、比較的低い温度係数を有することができる。この材料は、理論によって制限されることを意図するものではないが、たとえば、温度の関数である静電容量の変動が最小限であり得る。かかる材料は、加えて、上記で示されたように、比較的低い誘電率も有することができる。かかる材料は、したがって、比較的小さい、体積当たりの静電容量を有することができる。
[0037]この材料は、たとえば、0±25ppm/℃など、0±20ppm/℃など、0±15ppm/℃など、0±10ppm/℃など、0±5ppm/℃など、0ppm/℃など、0±30ppm/℃の、温度に応じた静電容量の変化があり得る。言い換えると、この材料は、-55℃から125℃で、±0.25%など、±0.2%など、±0.15%など。±0.1%など、±0.05%など、0%など、±0.3%の変化を起こす可能性がある。前述については、25℃における静電容量値が、基準点として使用され得る。この点に関連して、静電容量は、10pFから0.01μFの範囲であり得る。静電容量は、たとえば、1pF以上など、5pF以上など、10pF以上など、50pF以上など、100pF以上など、200pFなど、500pF以上など、800pF以上など、1nF以上など、5nF以上など、0.5pF以上であり得る。静電容量は、8nF以下など、5nF以下など、3nF以下など、1nF以下など、900pF以下など、700pF以下など、500pF以下など、300pF以下など、200pF以下など、100pF以下など、50pF以下など、20pF以下など、10nF以下であり得る。前述の静電容量への言及は、コンデンサの静電容量を指すものであり得る。
[0038]NPO(COG)セラミック材料を含むこうしたセラミック材料、および結果的に得られる誘電層は、チタン酸バリウムおよび関連する固溶体(たとえばチタン酸バリウムストロンチウム、チタン酸バリウムカルシウム、ジルコン酸チタン酸バリウム、ジルコン酸チタン酸バリウムストロンチウム、ジルコン酸チタン酸バリウムカルシウムなど)、チタン酸鉛および関連する固溶体(たとえばジルコン酸チタン酸鉛、ジルコン酸チタン酸鉛ランタン)、ビスマスチタン酸ナトリウムなどの、ペロブスカイトを含むことができる。特定の一実施形態では、たとえば、化学式BaSr1-xTiOのチタン酸バリウムストロンチウム(「BSTO」)が使用され得、ここでxは0から1、いくつかの実施形態では約0.15から約0.65、またいくつかの実施形態では約0.25から約0.6である。この点に関連して、一実施形態では、誘電層はチタン酸を含むことができる。他の好適なペロブスカイトは、たとえば、xが約0.2から約0.8であり、いくつかの実施形態では約0.4から約0.6であるBaCa1-xTiO、xが約0.05から約0.4の範囲であるPbZr1-xTiO(「PZT」)、ジルコン酸チタン酸鉛ランタン(「PLZT」)、チタン酸鉛(PbTiO)、ジルコン酸チタン酸バリウムカルシウム(BaCaZrTiO)、硝酸ナトリウム(NaNO)、KNbO、LiNbO、LiTaO、PbNb、PbTa、KSr(NbO)、およびNaBa(NbOKHbPOを含むことができる。なおかつ、さらなる複雑なペロブスカイトは、A[B11/3B22/3]O材料を含むことができ、ここでAはBaSr1-x(xは0から1までの値であり得る)、B1はMgZn1-y(yは0から1までの値であり得る)、B2はTaNb1-z(zは0から1までの値であり得る)である。この点に関連して、一実施形態では、材料および対応する誘電層は、チタン酸バリウムなどのチタン酸を含むことができる。
[0039]さらなる実施形態では、NPO(COG)セラミック材料を含むこのセラミック材料、および結果的に得られる誘電層は、酸化物を含むことができる。酸化物は、たとえば、亜鉛、ジルコニウム、ニオブ、マグネシウム、タンタル、チタン、コバルト、ストロンチウム、ネオジム、サマリウム、シリコンなど、またはこれらの混合物を含むことができる。一実施形態では、酸化物は、希土類酸化物を含むことができる。一実施形態では、セラミック材料は、少なくとも二酸化チタンを含むことができる。一実施形態では、セラミック材料は、二酸化ジルコニウムを含むことができる。さらなる実施形態では、セラミック材料は、二酸化ケイ素を含むことができる。一実施形態では、セラミック材料は、二酸化チタン、二酸化ジルコニウム、二酸化ケイ素、またはこれらの混合物を含むことができる。
[0040]さらなる実施形態では、NPO(COG)セラミック材料を含むこのセラミック材料、および結果的に得られる誘電層は、チタン酸塩と酸化物との組合せを含むことができる。セラミック材料および誘電層は、とりわけ、チタン酸バリウムと酸化物との組合せを含むことができる。
[0041]電極および電極層は、当技術分野で知られている様々な相異なる金属のうちのいずれかで生成され得る。電極層は、導電性金属などの金属で作られ得る。材料は、貴金属(たとえば銀、金、パラジウム、白金など)、卑金属(たとえば銅、スズ、ニッケル、クロム、チタン、タングステン、アルミニウム、亜鉛など)などばかりでなく、これらの様々な組合せも含むことができる。スパッタされたチタン/タングステン(Ti/W)合金、ならびにクロム、ニッケル、および金の、それぞれのスパッタされた層も好適であり得る。電極もまた、銀、銅、金、アルミニウム、パラジウムなどの、低抵抗性材料で作られ得る。特定の一実施形態では、電極層は、ニッケルまたはニッケルの合金を含むことができる。別の特定の実施形態では、電極層は、銅または銅の合金を含むことができる。
[0042]各電極層102、104は、たとえば、図1A~図1Cを参照して下記で説明されるように、1つまたは複数の電極を備えることができる。各電極層102、104は、たとえば、いくつかの実施形態では、第1の電極106および第2の(対向)電極108を備えることができる。
[0043]本明細書で説明されているコンデンサは、概して、特定の電極の外形を参照している。しかし、当技術分野で知られている他のタイプの電極および/または電極層も、コンデンサ内で利用され得ることを理解されたい。こうした他の電極および/または電極層は、たとえば、シールド電極、ダミー電極、フローティング電極などを含むことができるが、これらに限定されるものではない。コンデンサは、たとえば、一実施形態では、シールド電極を備えることができる。別の実施形態では、コンデンサは、ダミー電極を備えることができる。さらなる実施形態では、コンデンサは、フローティング電極を備えることができる。かかる電極は、加えて、当技術分野で広く知られている、どんな形状も有することができる。しかし、一実施形態では、コンデンサは、シールド電極、ダミー電極、および/またはフローティング電極を備えなくてもよい。コンデンサは、たとえば、一実施形態では、シールド電極を備えなくてもよい。別の実施形態では、コンデンサは、ダミー電極を備えなくてもよい。さらなる実施形態では、コンデンサは、フローティング電極を備えなくてもよい。
[0044]積層セラミックコンデンサ100は、誘電層および電極層102、104を備える積層体101に加えて、第1の外部終端118および第2の外部終端120も収容することができる。第1の外部終端118は、第1の電極層102の第1の電極106および第2の電極層104の第2の(対向)電極108に、電気的に接続されるなど、接続され得る。第2の外部終端120は、第2の電極層104の第1の電極106および第1の電極層102の第2の(対向)電極108に、電気的に接続されるなど、接続され得る。
[0045]外部終端118および120は、積層体101のそれぞれの端面26および28上に形成され得る。しかし、外部終端118および120はまた、他の面上に存在してもよい。外部終端は、たとえば、2つの側面22、24のみならず、上面および底面に広がってもよい。外部終端118は、とりわけ、上面18、底面20、および側面22、24に広がってもよい。外部終端120も同様に、上面18、底面20、および側面22、24に広がってもよい。
[0046]外部終端は、概して、約400μm以下など、約250μm以下など、約150μm以下など、約100μm以下など、約50μm以下など、約40μm以下など、約30μm以下など、約25μm以下など、約20μm以下など、約500μm以下の平均厚さであり得る。外部終端は、約10μm以上など、約15μm以上など、約25μm以上など、約50μm以上など、約など、約5μm以上の平均厚さであり得る。外部終端は、たとえば、約10μmから約40μmなど、約15μmから約30μmなど、約15μmから約25μmなど、約5μmから約50μmの平均厚さであり得る。一実施形態では、前述の厚さは、たとえば2層以上を含む外部終端全体の、平均厚さを指す。別の実施形態では、前述の厚さは、単一の層の外部終端の平均厚さを指す。
[0047]本明細書で論じられている実施形態に関して、外部終端は、当技術分野で知られている様々な相異なる金属のうちのいずれで生成され得る。外部終端は、導電性金属などの金属で作られ得る。材料は、貴金属(たとえば銀、金、パラジウム、白金など)、卑金属(たとえば銅、スズ、ニッケル、クロム、チタン、タングステンなど)などばかりでなく、これらの様々な組合せを含むことができる。特定の一実施形態では、外部終端は、銅または銅の合金を含むことができる。
[0048]外部終端は、当技術分野で広く知られている任意の方法を使用して生成され得る。外部終端は、スパッタリング、塗装、印刷、無電解めっきまたは微細銅終端(FCT:fine copper termination)、電気めっき、プラズマ堆積、推進剤噴霧/エアブラシなどの技法を使用して、生成され得る。
[0049]一実施形態では、外部終端は、外部終端が比較的厚くなるように生成され得る。かかる端子は、たとえば、電極層の露出された部分に金属の厚い膜の条片を付着させることによって(たとえば、コンデンサを液体の外部終端材料に浸漬することによって)生成され得る。かかる金属は、ガラス母材中に存在し得、銀または銅を含むことができる。かかる条片は、例として、コンデンサ上に印刷され、焼成され得る。その後、コンデンサが基材へはんだづけ可能になるように、金属(たとえばニッケル、スズ、はんだなど)の追加めっき層が、終端条片の上に作り出され得る。厚い膜の条片のかかる付着は、当技術分野で広く知られている任意の方法を使用して(たとえば、終端機械、および金属含有ペースト(metal-loaded paste)を露出された電極層の上に転写する印刷車輪によって)行われ得る。
[0050]厚くめっきされた外部終端は、約300μm以下など、約200μm以下など、約150μm以下など、約100μm以下など、約80μm以下など、約500μm以下の平均厚さであり得る。厚くめっきされた外部終端は、約35μm以上など、約50μm以上など、約75μm以上など、約25μm以上の平均厚さであり得る。厚くめっきされた外部終端は、たとえば、約35μmから約125μmなど、約50μmから約100μmなど、約25μmから約150μmの平均厚さであり得る。一実施形態では、前述の厚さは、たとえば2層以上を含む外部終端全体の、平均厚さを指す。別の実施形態では、前述の厚さは、単一の層の外部終端の平均厚さを指す。
[0051]別の実施形態では、外部終端は、外部終端が金属の薄膜めっきとなるように生成され得る。かかる薄膜めっきは、電極層の露出された部分に、導電性金属などの導電材料を堆積させることによって生成され得る。電極層の前縁は、たとえば、めっきされた終端の生成を可能にし得るように、露出され得る。
[0052]薄くめっきされた外部終端は、約40μm以下など、約30μm以下など、約25μm以下など、約50μm以下の平均厚さであり得る。薄くめっきされた外部終端は、約10μm以上など、約15μm以上など、約5μm以上の平均厚さであり得る。外部終端は、たとえば、約10μmから約40μmなど、約15μmから約30μmなど、約15μmから約25μmなど、約5μmから約50μmの平均厚さであり得る。一実施形態では、前述の厚さは、たとえば2層以上を含む外部終端全体の、平均厚さを指す。別の実施形態では、前述の厚さは、単一の層の外部終端の平均厚さを指す。
[0053]外部終端は、概して、めっきされた終端を含むことができる。外部終端は、たとえば、電気めっき終端、無電解めっき終端、またはこれらの組合せを含むことができる。電気めっき終端は、たとえば、電解めっきによって生成され得る。無電解めっき終端は、無電解めっきによって生成され得る。
[0054]外部終端は、複数の層が外部終端を構成する場合、電気めっき終端および無電解めっき終端を含むことができる。たとえば、初めに、材料の最初の層を堆積させるために、無電解めっきが使用され得る。めっき技法は、次いで、材料のより速い蓄積を可能にし得る、電気化学めっきシステムに切り替えられ得る。
[0055]いずれかのめっき法を使って、めっきされた終端を生成する場合、コンデンサの主体から露出される電極層の前縁が、めっき溶液に曝される。一実施形態では、コンデンサは、曝すことにより、めっき溶液に浸漬され得る。
[0056]めっき溶液は、めっきされた終端を生成するために使用される、導電性金属などの導電材料を含んでいる。かかる導電材料は、前述の材料のうちのいずれか、または当技術分野で広く知られているいずれかであり得る。めっき溶液は、たとえば、スルファミン酸ニッケル槽溶液または他のニッケル溶液であり得、その結果、めっきされた層および外部終端は、ニッケルを含む。別法として、めっき溶液は、銅酸槽または他の好適な銅溶液であり得、その結果、めっきされた層および外部終端は銅を含む。
[0057]さらに、めっき溶液は、当技術分野で広く知られている、他の添加剤を含み得ることを理解されたい。添加剤は、たとえば、めっきプロセスに役立ち得る、他の有機添加剤および媒体を含むことができる。添加剤は、さらに、めっき溶液を所望のpHで使用するために使用され得る。一実施形態では、コンデンサ、および電極の露出された前縁に対する、完全なめっき被覆およびめっき材料の接合を補助する、抵抗低減添加剤が溶液中に使用され得る。
[0058]コンデンサは、所定の時間、めっき溶液に露出、沈没、または浸漬され得る。かかる露出時間は、必ずしも制限されるものではないが、めっきされた終端を生成するために十分なめっき材料を堆積させることが可能な、十分な時間であり得る。この点に関連して、この時間は、電極の所望の露出した隣り合う前縁間に、連続した接続を生成可能にするのに十分でなければならない。
[0059]電解めっきと無電解めっきとの相違は、概ね、電解めっきが、外部電源の使用などによる電気バイアスを使用することである。電解めっき溶液は、典型的には、高電流密度範囲、たとえば108から161アンペア/m(10から15アンペア/ft)(定格9.4ボルト)に曝され得る。接続は、めっきされた終端の生成を必要とするコンデンサへの負の接続、および同じめっき溶液中の固体材料(たとえばCuめっき溶液中のCu)への正の接続によって、生成され得る。すなわち、コンデンサは、めっき溶液の極性とは反対の極性にバイアスされる。かかる方法を使用して、めっき溶液の導電材料が、電極層の露出された前縁の金属に引き付けられる。
[0060]コンデンサをめっき溶液に沈没させるか、または曝す前に、様々な前処理ステップが使用され得る。かかるステップは、電極の前縁へのめっき材料の付着に触媒作用を及ぼすこと、付着を加速すること、および/または付着を改善することを含む、様々な目的のために行われ得る。
[0061]さらに、めっきまたは他の任意の前処理ステップの前に、初期クリーニングステップが使用され得る。かかるステップは、電極の露出された縁に生じる、どんな酸化物の蓄積も除去するために使用され得る。このクリーニングステップは特に、内部電極または他の導電性要素がニッケルで生成されている場合、酸化ニッケルのどんな蓄積をも除去するのに役立つので、有用であり得る。構成要素のクリーニングは、酸クリーナを含むものなど、プレクリーン槽中へ完全に液浸させることによって達成され得る。一実施形態では、露出は、約10分程度など、所定の時間にわたり得る。クリーニングはまた、別法として、化学研磨またはハーパライジングステップによっても達成され得る。
[0062]加えて、導電材料の堆積を容易にするために、電極層の露出された金属の前縁を活性化するステップが実行され得る。活性化は、パラジウム塩、光パターン化パラジウム有機金属前駆体(マスクまたはレーザを介した)、スクリーン印刷もしくはインクジェット堆積パラジウム化合物、または電気泳動パラジウム堆積物へ液浸させることによって達成され得る。ここでは、パラジウムベースの活性化は、多くの場合、ニッケルまたはニッケルの合金で生成された、露出されたタブ部分の活性化で良好に機能する、活性化溶液の単なる例として開示されていることを理解されたい。しかし、他の活性化溶液も利用され得ることを理解されたい。
[0063]また、前述の活性化ステップの代わりに、または活性化ステップに加えて、コンデンサの電極層を生成するときに、導電材料に活性化ドーパントが導入され得る。たとえば電極層がニッケルを含み、また、活性化ドーパントがパラジウムを含んでいる場合、電極層を生成するニッケルインクまたは組成物中にパラジウムドーパントが導入され得る。そうすることで、パラジウム活性化ステップを不要にすることができる。有機金属前駆体など、上記の活性化方法のうちのいくつかが、コンデンサの概してセラミックの本体への付着を強化する、ガラス形成剤の共堆積に役立つことも、さらに理解されたい。活性化ステップが、上記で説明されたように実施される場合、終端をめっきする前後に、露出された導電性部分に、多くの場合、活性剤材料の痕跡が残り得る。
[0064]さらに、めっき後の後処理ステップも使用され得る。かかるステップは、材料の付着の強化および/または改善を含む、様々な目的のために行われ得る。たとえば、めっきステップを実行した後に、加熱(または焼きなまし)ステップが使用され得る。かかる加熱は、焼付け、レーザサブジェクション、UV露光、マイクロ波露出、アーク溶接などによって、行われ得る。
[0065]外部終端は、本明細書で示されているように、少なくとも1層のめっき層を備えることができる。一実施形態では、外部終端は、1層のめっき層だけを備えることができる。しかし、外部終端は、複数のめっき層を備えることができることを理解されたい。外部終端は、たとえば、第1のめっき層および第2のめっき層を備えることができる。外部終端は、加えて、第3のめっき層も備えることができる。これらのめっき層の材料は、前述のもの、および当技術分野で広く知られているものの、いずれであってもよい。
[0066]第1のめっき層などの、1層のめっき層は、たとえば、銅または銅の合金を含むことができる。第2のめっき層などの別のめっき層は、ニッケルまたはニッケルの合金を含むことができる。第3のめっき層などの別のめっき層は、スズ、鉛、金、または合金などの組合せを含むことができる。別法としては、最初のめっき層がニッケルを含み、スズまたは金のめっき層がそれに続いてもよい。別の実施形態では、銅の最初のめっき層が、次いでニッケル層が生成され得る。
[0067]一実施形態では、最初の、すなわち第1のめっき層は、導電性金属(たとえば銅)であり得る。この領域は、次いで、密封するために、抵抗体高分子材料を含む第2の層で被覆され得る。この領域は、次いで、抵抗性高分子材料を選択的に除去するために研磨され、次いで、導電性金属材料(たとえば銅)を含む第3の層で、再びめっきされ得る。
[0068]最初のめっき層の上にある、前述の第2の層は、はんだバリア層、たとえばニッケルはんだバリア層に相当し得る。いくつかの実施形態では、前述の層は、最初の無電解または電解めっき層(たとえばめっきされた銅)の上に、金属(たとえばニッケル)の追加層を電気めっきすることによって生成され得る。層、前述のはんだバリア層の、他の例示的な材料は、ニッケル-リン、金、および銀を含む。前述のはんだバリア層上の第3の層は、いくつかの実施形態では、めっきされたNi、Ni/Cr、Ag、Pd、Sn、Pb/Sn、または他の好適なめっきされたはんだなどの、導電層に相当し得る。
[0069]加えて、抵抗性合金、または抵抗値がより高い金属合金の被覆、たとえば無電解Ni-P合金を、かかる金属めっきの上に設けるために、その後に電気めっきステップが続く、金属めっきの層が生成され得る。しかし、本明細書における完全な開示から当業者が理解することになるように、どんな金属被覆を備えることも可能であることを理解されたい。
[0070]前述のステップのいずれも、バレルめっき、流動床めっき、および/またはフロースルーめっきの終端プロセスなどの、バルクプロセスとして行われ得、これらのすべてが、当技術分野で広く知られていることを理解されたい。かかるバルクプロセスは、複数の構成要素が一度に処理されることを可能にし、効率的で迅速な終端プロセスを実現する。これは、個々の構成要素の処理を必要とする、厚膜の終端の印刷など、従来の終端の方法に比べて特に有利である。
[0071]本明細書で説明されているように、外部終端の生成は、概ね、電極の露出された縁の場所によって導かれる。かかる現象は、コンデンサの選択された周辺位置での、電極層の露出された導電性金属の外形によって、外部めっき終端の生成が決定されるので、「自己決定」と呼ばれ得る。いくつかの実施形態では、コンデンサは、コンデンサのモノリシックボディの一部に沿って、露出された導電性金属を設ける、「ダミータブ」を備えることができる。
[0072]コンデンサの端子を生成するための追加の技術も、本技術の範囲内であり得ることを理解されたい。例示的な代替形態は、これらに限定されるものではないが、厚膜導電層または薄膜導電層の両方を生成するための、めっき、磁気作用、マスキング、電気泳動/静電気、スパッタリング、真空蒸着、印刷、または他の技法による終端の生成を含む。
[0073]図、特に図1Cに戻って参照すると、いくつかの実施形態では、第1の外部終端118は、第1の長手方向の縁122を有することができる。この縁は、長手方向132にオフセットされ、端面26とは反対側に面することができる。第2の外部終端120は、第2の長手方向の縁124を有することができる。この縁は、長手方向にオフセットされ、端面28とは反対側に面することができる。第2の長手方向の縁124は、第1の長手方向の縁122から長手方向132に、外部終端ギャップ距離39だけオフセットされ得る。この点に関連して、外部終端ギャップ距離39は、長手方向132に形成され得る。
[0074]外部終端ギャップ距離は、約150μm以上など、約200μm以上など、約300μm以上など、約400μm以上など、約500μm以上など、約600μm以上など、約100μm以上であり得る。外部終端ギャップ距離は、約900μm以下など、約800μm以下など、約700μm以下など、約600μm以下など、約1000μm以下であり得る。
[0075]図1Cを参照すると、いくつかの実施形態では、積層セラミックコンデンサ100は、長手方向132に、コンデンサの端部間の、コンデンサの長さ37を有することができる。コンデンサの長さは、約700μm以上など、約800μm以上など、約900μm以上など、約1,000μm以上など、約1,200μm以上など、約1,400μm以上など、約600μm以上であり得る。コンデンサの長さは、約2,500μm以下など、約2,200μm以下など、約1,800μm以下など、約1,600μm以下など、約1,500μm以下など、約1,400μm以下など、約1,300μm以下など、約1,200μm以下など、約1,100μm以下など、約3,000μm以下であり得る。したがって、一実施形態では、コンデンサの長さ37に対する外部終端ギャップ距離39の比は、0.2以上など、0.3以上など、0.4以上など、0.5以上など、0.6以上など、0.7以上など、0.1以上であり得る。この比は、0.8以下など、0.7以下など、0.6以下など、0.5以下など、0.9以下であり得る。
[0076]同様に、いくつかの実施形態では、コンデンサ100の積層体101は、長手方向132に、コンデンサの端面26と28との間に、本体の長さ47を有することができる。本体の長さは、約700μm以上など、約800μm以上など、約900μm以上など、約1,000μm以上など、約1,200μm以上など、約1,400μm以上など、約600μm以上であり得る。本体の長さは、約2,500μm以下など、約2,200μm以下など、約1,800μm以下など、約1,600μm以下など、約1,500μm以下など、約1,400μm以下など、約1,300μm以下など、約1,200μm以下など、ば約1,100μm以下など、約3,000μm以下であり得る。したがって、一実施形態では、本体の長さ37に対する外部終端ギャップ距離39の比は、0.2以上など、0.3以上など、0.4以上など、0.5以上など、0.6以上など、0.7以上など、0.1以上であり得る。この比は、0.8以下など、0.7以下など、0.6以下など、0.5以下など、0.9以下であり得る。
[0077]一実施形態では、コンデンサ100またはコンデンサの一部は、長手方向132に延びる長手方向の中心線に関して、対称であり得る。別の実施形態では、コンデンサ100またはコンデンサの一部は、横方向134に延びる横方向の中心線に関して、対称であり得る。さらなる実施形態では、コンデンサ100またはコンデンサの一部は、Z方向136に延びるZ方向の中心線に関して、対称であり得る。
[0078]本開示の態様は、たとえば比較的低い等価直列抵抗値を有する、積層セラミックコンデンサに関する。一実施形態では、コンデンサは、向きの影響を受けやすい特性を示し得る。積層セラミックコンデンサは、たとえば、第2の向きでは、第1の向きでの価直列抵抗値よりも、約10%以上など、約15%以上など、約20%以上など、約5%以上の等価直列抵抗値を示し得る。第1の向きでは、積層セラミックコンデンサ100の長手方向132は、取付け面110と平行であり得る(たとえば、図1D~図1Fに示されているように)。第1の向きでは、電極(たとえば、電極106、108)は、取付け面110にほぼ垂直であり得る。積層セラミックコンデンサ100は、第2の向きでは、第1の向きに対して、長手方向132を中心に90度回転され得る。したがって、第2の向きでは、電極(たとえば、電極106、108)は、取付け面110とほぼ平行であり得る。一方、コンデンサ100は、第1の向き(図示されている)において、コンデンサ100が長手方向132を中心に180度回転された(図示と実質的に同様に見える)第3の向きと、同等の等価直列抵抗特性を示し得る。
[0079]開示されたコンデンサは、様々な用途に使用され得る。この用途は、たとえば、通信に関係する用途を含み得る。この用途は、5G、携帯型デバイス、高周波通信を必要とするデバイス、基地局、V2X(vehicle to everything technology:車車間/路車間通信技術)などを含み得る。この用途は、動力伝導機構、安全装置、ADAなども含み得る。
試験方法
[0080]試験用組立体が、本開示の態様によるコンデンサの、等価直列抵抗値などの性能特性を試験するために、使用され得る。コンデンサが、たとえば、試験基板に取り付けられ得る。入力線および出力線がそれぞれ、試験基板に接続され得る。試験基板は、入力線および出力線を、コンデンサのそれぞれの外部終端に電気的に接続する、マイクロストリップラインまたは試験用トレースを備えることができる。試験用トレースは、約0.432mm(0.017インチ)または約0.610mm(0.024インチ)だけ離間され得る。
[0081]入力信号は、元信号発生器(たとえば、1806 Keithley 2400シリーズの電圧電流発生および測定ユニット(SMU:Source Measure Unit)、たとえば、Keithley 2410-C SMU)を使用して、入力線に印加され得、その結果得られるコンデンサの出力信号は、出力線において測定され得る(たとえば、元信号発生器を使用して)。等価直列抵抗値は、1GHzから10GHzの周波数範囲にわたって判定され得る。この試験方法が、同じ設計および公称寸法の複数のコンデンサについて、繰り返され得る。
[0082]本発明のこれらの修正形態および変形形態、ならびに他の修正形態および変形形態が、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、当業者によって実践され得る。加えて、様々な実施形態の態様は、全体的または部分的の両方において、相互に交換され得ることを理解されたい。さらに、当業者は、上述の説明は単なる例にすぎず、かかる添付の特許請求の範囲でさらに説明される本発明を、制限することは意図されていないことを理解されよう。

Claims (23)

  1. 第1の端部と、前記第1の端部から、横方向に垂直な長手方向に離間された第2の端部とを有する、積層セラミックコンデンサであって、前記横方向および前記長手方向が、それぞれZ方向に垂直であり、前記積層セラミックコンデンサが、
    前記横方向に平行な、複数の誘電層および複数の電極層を備える、積層体と、
    前記第1の端部に沿って配設された第1の外部終端、および前記第2の端部に沿って配設された第2の外部終端と
    を備え、少なくとも1層の電極層が、接続部分と、前記接続部分から前記長手方向に延在する中央部分とを備える、第1の電極を具備し、前記中央部分が、Z方向の縁を有し、前記接続部分が、前記長手方向と前記Z方向との両方に延びる縁を有し、前記中央部分の前記Z方向の縁が、前記接続部分の前記縁と、90°超から180°未満の第1の角度を形成する、積層セラミックコンデンサ。
  2. 前記第1の角度が、100°から160°である、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  3. 前記接続部分の前記縁が、直線の縁である、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  4. 前記接続部分の前記縁が、湾曲した縁である、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  5. 前記第1の電極が、前記第1の外部終端と電気的に接続されたベース部分をさらに備え、前記接続部分が、前記ベース部分から前記長手方向に延在する、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  6. 前記第1の電極の前記ベース部分が、前記Z方向に延びる長手方向縁と、前記長手方向に延びる長さとを有し、前記第1の外部終端が、前記横方向に延びる第1の長手方向の縁を有し、前記第1の外部終端の第1の長手方向の縁が、前記ベース部分の前記長さを基準として、前記ベース部分の前記長手方向の縁の5%以内である、請求項5に記載の積層セラミックコンデンサ。
  7. 前記ベース部分が、長手方向の縁を有し、前記ベース部分の前記長手方向の縁が、前記接続部分の前記縁と、90°超から180°未満の第2の角度を形成する、請求項5に記載の積層セラミックコンデンサ。
  8. 前記第2の角度が、100°から160°である、請求項7に記載の積層セラミックコンデンサ。
  9. 前記積層体が、前記長手方向に、前記積層セラミックコンデンサの前記第1の端部と前記第2の端部との間に、本体の長さを有し、前記第1の外部終端が、第1の長手方向の縁を有し、前記第2の外部終端が、第2の長手方向の縁を有し、前記第2の長手方向の縁が、前記長手方向に、前記第1の長手方向の縁から、外部終端ギャップ距離だけオフセットされており、前記本体長さ対前記外部終端ギャップ距離の比が、0.2から0.8である、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  10. 前記積層セラミックコンデンサが、前記長手方向に延びる長手方向の中心線に関して、前記横方向に対称である、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  11. 前記積層セラミックコンデンサが、前記横方向に延びる横方向の中心線に関して、前記Z方向に対称である、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  12. 前記積層セラミックコンデンサが、前記電極層が取付け面に垂直になるように、前記取付け面に取付けるよう構成された、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  13. 前記電極層のうちの前記少なくとも1層が、前記第2の外部終端と電気的に接続されたベース部分を備える、第2の電極を具備し、中央端部ギャップ距離が、前記長手方向に、前記第1の電極の前記中央部分と前記第2の電極の前記ベース部分との間に形成される、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  14. 前記第1の電極が、銅を含む、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  15. 前記少なくとも1層の電極層が、第2の電極をさらに備え、前記第1の電極および前記第2の電極が、銅を含む、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  16. 前記誘電層が、NPO材料を含む、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  17. 前記誘電層が、チタン酸塩を含む、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  18. 前記誘電層が、酸化物をさらに含む、請求項17に記載の積層セラミックコンデンサ。
  19. 前記積層セラミックコンデンサが、10GHzにおいて約30オーム未満の等価直列抵抗値を示す、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  20. 前記積層セラミックコンデンサが、5GHzにおいて約20オーム未満の等価直列抵抗値を示す、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  21. 前記積層セラミックコンデンサが、3GHzにおいて約10オーム未満の等価直列抵抗値を示す、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  22. 前記積層セラミックコンデンサが、約2GHzから約10GHzにおいて、約0.1オームから約30オームの等価直列抵抗値を示す、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  23. 前記積層セラミックコンデンサが、約4GHzから約10GHzにおいて、約2オームから約20オームの等価直列抵抗値を示す、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
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