JP2023549844A - 抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物及びそれを用いた光熱スキンケア方法 - Google Patents

Abstract

本発明は、磁性体コアと、前記磁性体コアを取り囲み、誘電体を含む第１シェル層と、前記第１シェル層を取り囲み、金属を含む第２シェル層と、前記第２シェル層を取り囲み、親水性高分子を含む第３シェル層と、を含むコアシェル（ｃｏｒｅ－ｓｈｅｌｌ）粒子を有効成分として含有する、抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物、及びそれを用いた光熱スキンケア方法に関するものであって、本発明による抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物は、有効成分として含有された金（Ａｕ）ナノ粒子層含有コアシェル構造のマイクロ粒子が超音波印加などによって顔面皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部まで浸透した後、光（ｌｉｇｈｔ）照射によって加熱されるステップを経る光熱スキンケア方法に適用され、スキンリフト増進効果だけでなく、皮膚弾力改善、皮膚たるみ改善及び皮膚シワ改善を含む優れた皮膚抗老化効果を示す。

Description

本発明は、抗老化用化粧料組成物及びそれを用いたスキンケア方法に係り、より詳細には、スキンリフト用化粧料組成物及びそれを用いた光熱スキンケア方法に関する。

経済の発展に伴って個人の経済水準が高まり、個人の幸福追求と老化防止への関心が高まるにつれて、身体の内的な老化だけでなく、外的な老化を遅延させるための研究が様々な方法で進められている。

外的な老化に関する最大の関心分野が皮膚であり、特に、顔面皮膚の場合、他人が見られる最大の要素につながって美しさを表現する重要な要素である。美しさを表現する手段としては、化粧品があり、その機能としては、美的機能だけでなく、環境公害物質やストレス、紫外線などの外的な要因、及び免疫細胞の機能低下、細胞活性の低下などの内的な要因に起因するフリーラジカル（ｆｒｅｅ ｒａｄｉｃａｌ）、活性酸素、過酸化物などによるタンパク質、核酸、細胞膜脂質破壊などの皮膚老化の原因を抑制する機能が重要視されている。

一方、皮膚老化は、生物学的過程によって時間経過に伴って現れる年代学的老化である内因性老化（ｉｎｔｒｉｎｓｉｃ ａｇｉｎｇ）と、各種汚染物質と紫外線によって皮膚が薄くなり、弾力が減少し、紫外線照射に曝されるにつれて表皮内の角質形成細胞とメラニン細胞がＵＶＢ（Ｕｌｔｒａ Ｖｉｏｌｅｔ Ｂ）によって細胞損傷を受けて発生する光老化（ｐｈｏｔｏ ａｇｉｎｇ）を含む外因性老化（ｅｘｔｒｉｎｓｉｃ ａｇｉｎｇ）に区分される。

皮膚老化が進むにつれて、皮膚を構成する物質であるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸及び糖タンパク質の含有量及び配列が変化または減少する症状が現れ、フリーラジカル及び活性有害酸素による酸化的ストレスを受ける。また、老化の進行又は紫外線によって、皮膚を構成する殆どの細胞では、炎症を起こすと知られている炎症性サイトカイン（ｐｒｏｉｎｆｌａｍｍａｔｏｒｙ ｃｙｔｏｋｉｎｅ）を生成する酵素であるシクロオキシゲナーゼ－２（Ｃｏｘ－２、ｃｙｃｌｏｏｘｙｇｅｎａｓｅ）の生合成が増加し、これらの炎症性因子によって皮膚組織を分解する酵素であるマトリックスメタロプロテアーゼ（ＭＭＰ、Ｍａｔｒｉｘ ｍｅｔａｌｌｏｐｒｏｔｅｉｎａｓｅ）の生合成が増加し、ｉＮＯＳ（ｉｎｄｕｃｉｂｅｌ ｎｉｔｒｉｃ ｏｘｉｄｅ ｓｙｎｔｈａｓｅ）によるＮＯ（ｎｉｔｒｉｃ ｏｘｉｄｅ）の生成が増加することが知られている。

すなわち、自然に進行する内因性老化に伴う細胞活性の減少及び微小炎症によって基質物質の生合成が減少し、様々な有害環境によるストレスの増加や太陽光線による活性酸素種の増加などの外的な要因によって分解及び変性が加速化され、皮膚基質が破壊されて薄くなり、皮膚老化の諸症状が現れる。

そのため、上述した皮膚老化の現象を防止及び改善することが可能な抗老化活性成分及び抗老化スキンケア方法について様々な研究が行われている。

本発明は、新規な抗老化スキンリフト用化粧料組成物、及び該化粧料組成物に応じて特別に設計され、従来技術に比べてより即刻的にスキンリフト効果を示すことが可能な光熱スキンケア方法を提供することを目的とする。

上記の目的を達成するために、本発明は、磁性体コアと、前記磁性体コアを取り囲み、誘電体を含む第１シェル層と、前記第１シェル層を取り囲み、金（Ａｕ）、銀（Ａｇ）及び白金（Ｐｔ）よりなる群から選択される１種以上の金属を含む第２シェル層と、前記第２シェル層を取り囲み、親水性高分子を含む第３シェル層と、を含むコアシェル（ｃｏｒｅ－ｓｈｅｌｌ）粒子を有効成分として含有する、抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物を提案する。

このとき、本発明による抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物は、前記第１シェル層に含まれている誘電体がシリカ（ｓｉｌｉｃａ）であり、前記第２シェル層に含まれている金属が金（Ａｕ）であり、前記第３シェル層に含まれている親水性高分子がポリエチレングリコール（ＰＥＧ）であるコアシェル粒子を含むことができる。

また、本発明による抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物は、化粧料組成物の全体体積を基準に０．１～１０ｍｇ／ｍＬのコアシェル粒子を含有することができる。

また、本発明は、発明の他の態様において、前記抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物を用いた皮膚美容方法であって、（ａ）顔面皮膚を剥離（ｐｅｅｌｉｎｇ）する皮膚剥離ステップと、（ｂ）前記抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物を顔面皮膚の表面に塗布する皮膚塗布ステップと、（ｃ）化粧料組成物の塗布された顔面皮膚に超音波を印加して、化粧料組成物に含まれているコアシェル粒子が皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部まで浸透するように促進する一次促進ステップと、（ｄ）化粧料組成物の塗布された顔面皮膚に高分子フィルムマスクを付着させ、一定時間保持して、化粧料組成物に含まれているコアシェル粒子が皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部に浸透するように促進する二次促進ステップと、（ｅ）化粧料組成物の塗布された顔面皮膚にレーザーを照射することにより、顔面皮膚の表面に残留した化粧料組成物を除去する残留化粧料組成物除去ステップと、（ｆ）化粧料組成物の除去された顔面皮膚に光（ｌｉｇｈｔ）を照射することにより、皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部に浸透したコアシェル粒子を加熱するコアシェル粒子加熱ステップと、を含む、スキンリフトのための光熱スキンケア方法を提案する。

この際、前記ステップ（ａ）で顔面皮膚剥離を行う際に、トリクロロ酢酸（Ｔｒｉｃｈｌｏｒｏａｃｅｔｉｃ ａｃｉｄ、ＴＣＡ）水溶液を用いる表層化学剥皮術（ｓｕｐｅｒｆｉｃｉａｌ ｃｈｅｍｉｃａｌ ｐｅｅｌｉｎｇ）を使用することができる。

また、前記ステップ（ｅ）で、毛穴などに浸透せず皮膚の表面に残留したコアシェル粒子含有化粧料組成物を除去するとき、顔面皮膚にＱスイッチＮｄ：ＹＡＧレーザー（Ｑ－ｓｗｉｔｃｈｅｄ Ｎｄ：ＹＡＧ ｌａｓｅｒ）を照射する方法を使用することができる。

本発明による抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物は、有効成分として含有された金（Ａｕ）、銀（Ａｇ）及び白金（Ｐｔ）よりなる群から選択される１種以上の金属のナノ粒子層を含むコアシェル構造のマイクロ粒子が超音波印加などによって顔面皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部まで浸透した後、光（ｌｉｇｈｔ）照射を介して加熱されるステップを経る光熱スキンケア方法に適用され、スキンリフト増進効果だけでなく、皮膚弾力改善、皮膚たるみ改善及び皮膚シワ改善を含む優れた皮膚抗老化効果を示す。

本発明による抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物を用いた光熱スキンケア方法に含まれている各ステップを順次示すフローチャートである。 実験対象における実験前（左）及び本発明の方法で施術を２回施した後（右）の状態を示すものである。 患者別に施術前、１回施術、２回施術をしたときの皮膚状態を示すものである。 組織検査対象の背中の毛穴の中に金が入り、レーザーからの光を熱に変化させて毛穴を破壊した組織実験写真を示す。 それぞれ施術前の毛穴のヘマトキシリン－エオシン（Ｈ＆Ｅ）染色写真及び施術後の毛穴のＨ＆Ｅ染色写真である。 それぞれ施術前の毛穴のヘマトキシリン－エオシン（Ｈ＆Ｅ）染色写真及び施術後の毛穴のＨ＆Ｅ染色写真である。 本発明のＯＤＴ（ｏｃｃｌｕｓｉｖｅ ｄｒｅｓｓｉｎｇ ｔｅｃｈｎｉｑｕｅ）の効果を見るために、ヘアレス（ｈａｉｒｌｅｓｓ）マウスにおける、超音波のみを照射したとき（左）と超音波印加とＯＤＴ手術を組み合わせてレーザーを照射するとき（右）の組織変化を示す図である。 それぞれシリカのみコーティングされたパーティクル及びシリカ層の上にゴールドがコーティングされたパーティクルの透過電子顕微鏡（ＴＥＭ）写真である。 それぞれシリカのみコーティングされたパーティクル及びシリカ層の上にゴールドがコーティングされたパーティクルの透過電子顕微鏡（ＴＥＭ）写真である。

本発明を説明するにあたり、関連した公知の機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にするおそれがあると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。

本発明の概念による実施例は、様々な変更を加えることができ、様々な形態を有することができる。よって、特定の実施例を図面に例示し、本明細書または出願に詳細に説明しようとする。ところが、これは本発明の概念による実施例を特定の開示形態について限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物及び代替物を含むものと理解されるべきである。

本明細書で使用した用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたもので、本発明を限定するものではない。単数の表現は、文脈上明白に異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。本明細書において、「含む」または「有する」などの用語は説示された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらの組み合わせが存在することを指定しようとするもので、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらの組み合わせの存在または付加の可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。

以下、本発明を詳細に説明する。

本発明に係る抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物は、特定の積層構造のコアシェル（ｃｏｒｅ－ｓｈｅｌｌ）粒子を有効成分として含有し、前記コアシェル粒子は、磁性体コアと、前記磁性体コアを取り囲み、誘電体を含む第１シェル層と、前記第１シェル層を取り囲み、金（Ａｕ）、銀（Ａｇ）及び白金（Ｐｔ）よりなる群から選択される１種以上の金属を含む第２シェル層と、前記第２シェル層を取り囲み、親水性高分子を含む第３シェル層と、を備えることを特徴とする。

前記磁性体コアは、磁性ナノ粒子、またはこれらの磁性ナノ粒子の集まりである磁性ナノクラスターであり、粒子内に分散した形態またはコア形態で存在し、磁性体の直径が１～１０００ｎｍとなるように形成される。

誘電体を含む第１シェル層の厚さは、５～５０ｎｍであり、第１シェル層に含まれる誘電体は、シリカ、チタニア、高分子粒子、アルミナ及びこれらの混合物よりなる群から選択できる。

前記金属を含む第２シェル層は、Ａｕ、Ａｇ及びＰｔよりなる群から選択された金属が含有され、１０～５０ｎｍの厚さに形成され得る。

親水性高分子を含む第３シェル層は、親水性高分子として、ポリエチレングリコール（ＰＥＧ）、ポリプロピレングリコール（ＰＰＧ）などを含むことができる。

一方、前記コアシェル粒子は、磁性体コアと、前記磁性体コアを取り囲み、誘電体を含む第１シェル層と、前記第１シェル層を取り囲み、金（Ａｕ）、銀（Ａｇ）及び白金（Ｐｔ）よりなる群から選択される１種以上の金属を含む第２シェル層と、を含むことにより、表面プラズモン共鳴現象によって電磁波を吸収することができ、吸収された電磁波は、金属膜にある伝導性電子を集団的に振動させて熱を発生させる。コアシェル粒子によって吸収される電磁波の波長範囲及びそれによる発熱は、使用された金属の種類、誘電体含有シェル層、磁性体コアなどの厚さを調節することにより容易に調節できる。また、電磁波は、波長によって程度の差はあるが、生体組織をある程度浸透することができるという特性を持っている。

前記コアシェル粒子は、化粧料組成物の全体体積を基準に０．１～１０ｍｇ／ｍＬの含有量で化粧料組成物に含まれることができ、さらに好ましくは、化粧料組成物の全体体積を基準に０．３～５．０ｍｇ／ｍＬの含有量で含まれることができる。前記コアシェル粒子の含有量が０．１ｍｇ／ｍＬ未満の場合には、その効力が微々たるものであり、１０ｍｇ／ｍＬを超える場合には、剤形上の安全性及び安定性に問題があり、経済的でもない。

一方、前記コアシェル粒子の製造方法は、特に限定されず、一例として、韓国特許第１０－０９２４７８６号に開示された方法によって製造できる。

本発明による抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物は、スキン、ローション、セラム、エッセンス、マスクパック、ＵＶクリーム、ＢＢクリーム、栄養クリーム、マッサージクリーム、クレンジングクリーム、クレンジングフォーム、クレンジングウォーター、パウダー、ハンドウォッシュよりなる群から選択されたいずれかの剤形に製造できる。

すなわち、本発明の化粧料組成物は、当技術分野で通常製造される如何なる剤形にも製造でき、例えば、溶液、懸濁液、乳濁液、ペースト、ゲル、クリーム、ローション、パウダー、石鹸、界面活性剤含有クレンジング、オイル、粉末ファンデーション、乳濁液ファンデーション、ワックスファンデーション及びスプレーなどに剤形化できるが、これらに限定されない。すなわち、より詳細には、スキン、ローション、セラム、エッセンス、マスクパック、ＵＶクリーム、ＢＢクリーム、栄養クリーム、マッサージクリーム、クレンジングクリーム、クレンジングフォーム、クレンジングウォーター、パウダー、ハンドウォッシュに製造できる。

これとは別に、本発明のコアシェル粒子の有効成分を含有する化粧品に加えて、皮膚科学的に許容される媒質または基剤を含有することにより、皮膚科学分野で通常使用される局所適用または全身適用可能な補助剤の形態で製造できる。適した化粧品の剤形としては、例えば、溶液、ゲル、固体または固練り無水生成物、水相に油相を分散させて得たエマルジョン、懸濁液、マイクロエマルジョン、マイクロカプセル、マイクロ顆粒球、イオン型（リポソーム）または非イオン型の小嚢分散剤の形態、クリーム、スキン、ローション、パウダー、軟膏、スプレーまたはコンシールスティック（ｃｏｎｃｅａｌ ｓｔｉｃｋ）の形態で提供できる。

また、本発明の化粧料組成物は、コアシェル粒子の有効成分に加えて、脂肪物質、有機溶媒、溶解剤、濃縮剤及びゲル化剤、軟化剤、抗酸化剤、懸濁化剤、安定化剤、発泡剤（ｆｏａｍｉｎｇ ａｇｅｎｔ）、芳香剤、界面活性剤、水、イオン型または非イオン型乳化剤、充填剤、金属イオン封鎖剤及びキレート剤、保存剤、ビタミン、遮断剤、湿潤化剤、必須オイル、染料、顔料、親水性または親油性活性剤、脂質小嚢または化粧品に通常使用される任意の他の成分など、化粧品学又は皮膚科学分野で通常使用される補助剤を含有することができる。

そして、これらの成分は、皮膚科学分野で一般に使用される量で導入できる。本発明の化粧料組成物を添加することが可能な製品としては、例えば、収束化粧水、柔軟化粧水、栄養化粧水、各種クリーム、エッセンス、パック、ファンデーションなどの化粧品類と、クレンジング、洗顔料、石鹸、トリートメント、美容液などがある。本発明の化粧料組成物の具体的な剤形としては、スキンローション、スキンソープナー、スキントナー、アストリンジェント、ローション、ミルクローション、モイスチャーローション、栄養ローション、マッサージクリーム、栄養クリーム、モイスチャークリーム、ハンドクリーム、エッセンス、栄養エッセンス、パック、石鹸、シャンプー、クレンジングフォーム、クレンジングローション、クレンジングクリーム、ボディローション、ボディクレンザー、乳液、プレスパウダー、ルースパウダー、アイシャドウなどの剤形を含む。

これを具体的に説明すると、本発明の剤形がペースト、クリーム又はゲルである場合には、担体成分として動物性油、植物性油、ワックス、パラフィン、デンプン、トラガカント、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコーン、ベントナイト、シリカ、タルク又は酸化亜鉛などが用いられる。

本発明の剤形が溶液又は乳濁液である場合には、担体成分として、溶媒、溶解化剤又は乳濁化剤が用いられ、例えば、水、エタノール、イソプロパノール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、１，３－ブチルグリコールオイル、グリセロール脂肪族エステル、ポリエチレングリコールまたはソルビタンの脂肪酸エステルがある。

本発明の剤形が懸濁液である場合には、担体成分として、水、エタノール又はプロピレングリコールなどの液状の希釈剤、エトキシル化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトールエステル、及びポリオキシエチレンソルビタンエステルなどの懸濁剤、微結晶性セルロース、アルミニウムメタヒドロキシド、ベントナイト、寒天またはトラガカントなどが用いられることができる。

本発明の剤形がパウダーまたはスプレーである場合には、担体成分として、ラクトース、タルク、シリカ、水酸化アルミニウム、ケイ酸カルシウムまたはポリアミドパウダーが用いられることができ、特に本発明の剤形がスプレーである場合には、さらにクロロフルオロヒドロカーボン、プロパン／ブタンまたはジメチルエーテルなどの推進体を含むことができる。本発明の剤形が界面活性剤含有クレンジングである場合には、担体成分として、脂肪族アルコール硫酸塩、脂肪族アルコールエーテル硫酸塩、スルホコハク酸モノエステル、イセチオン酸塩、イミダゾリニウム誘導体、タウリン酸メチル、サルコシン塩、脂肪酸アミドエーテル硫酸塩、アルキルアミドベタイン、脂肪族アルコール、脂肪酸グリセリド、脂肪酸ジエタノールアミド、植物油、ラノリン誘導体またはエトキシル化グリセロール脂肪酸エステルなどが用いられることができる。

本発明の化粧料組成物が石鹸、界面活性剤含有クレンジング剤形または界面活性剤非含有クレンジング剤形である場合、皮膚に塗布した後、拭き取ったり剥がしたり水で洗い流したりすることもできる。具体的な例として、前記石鹸は、液状石鹸、粉石鹸、固形石鹸、油石鹸であり、前記界面活性剤含有クレンジング剤形は、クレンジングフォーム、クレンジングウォーター、クレンジングタオル及びクレンジングパックであり、前記界面活性剤非含有クレンジング剤形は、クレンジングクリーム、クレンジングローション、クレンジングウォーター及びクレンジングゲルであり、これらに限定されない。

一方、本発明の化粧方法は、本発明の化粧料組成物を用いる全ての化粧方法を指す。つまり、化粧料組成物を用いる、当技術分野で知られている全ての方法は、本発明の化粧方法に属する。本発明の化粧料組成物は、単独でまたは重複して使用するか、或いは本発明以外の他の化粧料組成物と重複して使用することができる。また、本発明による化粧料組成物は、通常の使用方法に応じて使用でき、使用者の皮膚状態または嗜好に応じてその使用回数を異ならせることができる。

本発明は、発明の他の態様において、前記コアシェル粒子を有効成分として含む抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物を用いたスキンリフトのための光熱スキンケア方法を提案する。

本発明によるスキンリフトのための光熱スキンケア方法は、（ａ）顔面皮膚を剥離（ｐｅｅｌｉｎｇ）する皮膚剥離ステップ（Ｓ１００）と、（ｂ）請求項１～３のいずれか一項に記載の化粧料組成物を顔面皮膚の表面に塗布する皮膚塗布ステップ（Ｓ２００）と、（ｃ）化粧料組成物の塗布された顔面皮膚に超音波を印加することにより、化粧料組成物に含まれているコアシェル粒子が皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部に浸透するように促進する一次促進ステップ（Ｓ３００）と、（ｄ）化粧料組成物の塗布された顔面皮膚に高分子フィルムマスクを付着させ、一定時間保持して、化粧料組成物に含まれているコアシェル粒子が皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部に浸透するように促進する二次促進ステップ（Ｓ４００）と、（ｅ）化粧料組成物の塗布された顔面皮膚にレーザーを照射することにより、顔面皮膚の表面に残留した化粧料組成物を除去する残留化粧料組成物除去ステップ（Ｓ５００）と、（ｆ）化粧料組成物の除去された顔面皮膚に光を照射することにより、皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部に浸透したコアシェル粒子を加熱するコアシェル粒子加熱ステップ（Ｓ６００）と、を含むことを特徴とする（図１）。

前記ステップ（ａ）は、本発明による抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物の有効成分であるコアシェル粒子が対象体の顔面皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部までうまく伝達されるように顔面皮膚を剥離（ｐｅｅｌｉｎｇ）する皮膚剥離ステップであって、一例として、化粧料組成物の有効成分であるコアシェル粒子が毛嚢などにうまく伝達されるように、トリクロロ酢酸（Ｔｒｉｃｈｌｏｒｏａｃｅｔｉｃ ａｃｉｄ、ＴＣＡ）１０％水溶液を用いて表層化学剥皮術（ｓｕｐｅｒｆｉｃｉａｌ ｃｈｅｍｉｃａｌ ｐｅｅｌｉｎｇ）によって対象体の顔面皮膚を剥離することができる。

前記ステップ（ｂ）では、本発明による抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物の有効成分であるコアシェル粒子が含有された各種剤形（スキン、ローション、セラム、エッセンス、マスクパック、ＵＶクリーム、ＢＢクリーム、栄養クリーム、マッサージクリーム、クレンジングクリーム、クレンジングフォーム、クレンジングウォーター、パウダーなど）の化粧料組成物を顔面皮膚の表面に適用する。このとき、塗布段階でコアシェル粒子を含む化粧品以外に皮膚内への送達を促進することができるように、エタノール、プロピレングリコール、界面活性剤及びアセトンなどを含むこともできる。

次に、前記ステップ（ｃ）は、有効成分であるコアシェル粒子の皮膚内への浸透を促進するための一次促進ステップであって、化粧料組成物の塗布された顔面皮膚に超音波を印加することにより、化粧料組成物に含まれているコアシェル粒子が皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部まで浸透するように促進する。

より具体的には、本ステップでは、２０ｋＨｚ～２００ｋＨｚの範囲の周波数を有する超音波を用いて、０．１～５Ｗ／ｃｍ^２の出力で、コアシェル粒子を含有する化粧料組成物の塗布された皮膚に５～１０分間擦ることができる。

参考までに、ヒト皮膚上の毛嚢の典型的な毛穴サイズは１２～３００ミクロンの範囲にあると推定されるが、これにより、好ましい超音波周波数の範囲は、上述したように２０ｋＨｚ～２００ｋＨｚであり、より好ましくは２０ｋＨｚ～１００ｋＨｚまたは２０ｋＨｚ～６０ｋＨｚまたは３０ｋＨｚ～５０ｋＨｚの範囲であり得る。

一方、超音波を用いる場合、しばしば皮膚の加熱を伴うが、約４２℃までの加熱は、毛嚢へのコアシェル粒子を含有する化粧料組成物の送達を助けることもできる。ただし、過度の加熱は好ましくなく、疼痛、組織損傷及び火傷を引き起こすおそれもあるので、局所的にカップリングゲルなどを使用することもできる。例えば、低い超音波周波数の範囲を用いて過度の加熱を防止するのに使用でき、たまに超音波を停止させることにより、超音波エネルギーを受けている皮膚を冷却させる必要がある。

前記ステップ（ｄ）は、有効成分であるコアシェル粒子の皮膚内への浸透をより促進するための二次促進ステップであって、化粧料組成物の塗布された顔面皮膚にポリエチレン（ＰＥ）、ポリプロピレン（ＰＰ）などの高分子からなる高分子フィルムマスクを付着させ、一定時間保持することにより、化粧料組成物に含まれているコアシェル粒子が皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部まで浸透するように促進する。

次いで、前記ステップ（ｅ）では、前記一次及び二次促進ステップを経た対象体の顔面皮膚の表面に残留するコアシェル粒子含有化粧料組成物を、レーザーを除去手段として用いて除去する。

一例として、対象体の顔面皮膚へのＱスイッチＮｄ：ＹＡＧレーザー（Ｑ－ｓｗｉｔｃｈｅｄ Ｎｄ：ＹＡＧレーザー）を照射することにより、毛嚢などに浸透せず対象体の顔面皮膚上に残留したコアシェル粒子含有化粧料組成物を飛散させることにより除去する。

最後に、前記ステップ（ｆ）では、化粧料組成物の除去された顔面皮膚に光（ｌｉｇｈｔ）を照射することで、皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部に浸透したコアシェル粒子を加熱してスキンリフト効果を発現させる。

例えば、金ナノ粒子は、ナノ物質であるため、皮膚の角質の間に位置する。レーザーを用いて施術する場合、６０度以上の高熱が発生するが、このとき、金を完全に除去しなければ皮膚の表面に火傷が発生する。金は毛穴の中にのみ存在しなければならず、毛穴の外側の皮膚表面にレーザーを照射する前に、表面の金は除去されなければならない。従来の技術では、ガーゼで拭き取ったが十分ではないという問題があった。本発明は、表面の金を除去する方法であって、ＱスイッチＮｄ：ＹＡＧレーザー（Ｑ－ｓｗｉｔｃｈｅｄ Ｎｄ：ＹＡＧレーザー）を使用したことに特徴がある。

本ステップでは、照射光（ｌｉｇｈｔ）として、ダイオードレーザー、ＩＰＬレーザー、特定波長範囲の光エネルギーのうちのいずれかを選択するが、ダイオードレーザーの場合は、２０～３３Ｊ／ｃｍ^２のエネルギーで３０ｍｉｌｌｉｓｅｃｏｎｄｓ Ｐｕｌｓｅ ｄｕｒａｔｉｏｎ、１０％ ｏｖｅｒｌａｐで１～２回照射して加熱し、ＩＰＬレーザーの場合は、２０～３５Ｊ／ｃｍ^２のエネルギーで３０ｍｓ Ｐｕｌｓｅ ｄｕｒａｔｉｏｎ、５～１５ｍｍ Ｓｐｏｔ ｓｉｚｅのチップを用いて１～２回照射して加熱し、光エネルギーの場合は、４００～１１００ｎｍの範囲の光波長で１～２回照射して加熱することを特徴とする。

上述のようにダイオードレーザー、ＩＰＬレーザー、特定波長範囲の光エネルギーのうちのいずれかを選択し、皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部まで伝達されたコアシェル粒子を加熱することにより、局所的に細胞の温度を上昇させてスキンリフト効果を誘導する。

さらに、より好ましいスキンリフト効果を得るためには、皮膚状態を考慮して、前記スキンリフトのための光熱スキンケア方法を構成するステップの全部または一部を一定期間内に繰り返し行うことができる。

一例として、前記光熱スキンケア方法を最初１回行った後から１週経過した時点で、皮膚剥離ステップ乃至コアシェル粒子加熱ステップを１回繰り返し行い、その後、３週間コアシェル粒子加熱ステップのみを行うことにより、４週周期の追加施術を行うことができ、さらに好ましくは、前記４週周期の追加施術を１回繰り返し行うことにより、合計８週間の追加施術によってスキンリフト効果を最大化することができる。

以下、本明細書を具体的に説明するために実施例を挙げて詳細に説明する。

しかし、本明細書による実施例は、様々な異なる形態に変形することができる。本明細書の範囲が後述の実施例に限定されるものと解釈されない。本明細書の実施例は、当技術分野における通常の知識を有する者に本明細書をより完全に説明するために提供されるものである。

＜実施例１＞金（Ａｕ）ナノ粒子層を含むコアシェルマイクロ粒子含有化粧料組成物の製造
（１）抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物、すなわち磁性体コア（マグネタイト（Ｆｅ_３Ｏ_４）層）、第１シェル層（シリカ層）、第２シェル層（金（Ａｕ）ナノ粒子層）及び第３シェル層（ＰＥＧ層）からなるコアシェル粒子を有効成分として含有した化粧料中の化粧水の処方例は、下記表１のとおりに製造した。

（２）抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物、すなわち磁性体コア（マグネタイト（Ｆｅ_３Ｏ_４）層）、第１シェル層（シリカ層）、第２シェル層（金（Ａｕ）ナノ粒子層）及び第３シェル層（ＰＥＧ層）からなるコアシェル粒子を有効成分として含有した化粧料中のクリームの処方例は、下記表２のとおりに製造した。

（３）抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物、すなわち磁性体コア（マグネタイト（Ｆｅ_３Ｏ_４）層）、第１シェル層（シリカ層）、第２シェル層（金（Ａｕ）ナノ粒子層）及び第３シェル層（ＰＥＧ層）からなるコアシェル粒子を有効成分として含有する化粧料中のエッセンスの処方例は、下記表３のとおりに製造した。

（４）細胞毒性評価
本発明による剤形例１～３で製造された抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物を用いて、ＨａＣａＴ細胞及びＨＤＦ－Ｎ細胞での細胞毒性を測定した（下記表４参照）。ＨａＣａＴ細胞は、９６ウェルプレートにウェルあたり５×１０^４細胞の濃度で分注し、ＨＤＦ－Ｎ細胞は、９６ウェルプレートにウェルあたり６×１０^３細胞の濃度で分注した後、細胞培養条件で２４時間培養した。培地を除去してＤＰＢＳで洗浄した後、１２時間の飢餓状態を維持し、その後、検液及び新しい培地（ｍｅｄｉａ ｓｕｐｐｌｅｍｅｎｔ除外）を入れ、２４時間培養した。また、検液及び培地を除去し、ＰＢＳで洗浄した後、細胞の生存率を測定するために、ＷＳＴ－１反応液を、ｓｕｐｌｅｍｅｎｔが除外された培地に１／１０に希釈し、これを各ウェルあたり１００μＬずつ処理して１時間反応させた後、４５０ｎｍで吸光度を測定した。その結果、ＨａＣａＴ細胞及びＨＤＦ－Ｎ細胞において、最大１００ｐｐｍの濃度である場合、剤形例１は９９．４％及び９８．６％の生存率を示し、剤形例２は９９．５％及び９８．４％の生存率を示し、剤形例３は９９．６％及び９８．２％の生存率を示すことを表４から確認した。

このように、本発明による抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物、すなわち金（Ａｕ）ナノ粒子層含有コアシェル粒子を有効成分として含む化粧料のうち、化粧水、クリーム、エッセンスは、細胞毒性を示さないため、皮膚に対する安定性に優れることが確認された。

＜実施例２＞実施例１の化粧料組成物を用いた光熱スキンケア方法の実施
臨床実験は、光老化皮膚損傷のステップ分類上、老化が進行した（Ｃｌａｓｓ ３）患者を対象とした。皮膚損傷の分類は、Ｇｌｏｇａｕ分類法（Ｇｌｏｇａｕ ｐｈｏｔｏｄａｍａｇｅ ｃｌａｓｓｉｆｉｃａｔｉｏｎ ｓｃａｌｅ）を基準とした（表５）。Ｃｌａｓｓ３以上は、主に５０～６５歳以上の中年で、じっとしている時にも顔にシワが発見され、確然な色素沈着と目立つ毛細血管拡張症や角化などにより、常に厚くファンデーションを塗らなければならない顔に該当する。

まず、化粧料組成物の有効成分が皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部までうまく伝達されるようにトリクロロ酢酸（ｔｒｉｃｈｌｏｒｏａｃｅｔｉｃ ａｃｉｄ、ＴＣＲＡ）２％水溶液を用いて表層化学剥皮術（ｓｕｐｅｒｆｉｃｉａｌ ｃｈｅｍｉｃａｌ ｐｅｅｌｉｎｇ）によって対象体の顔面皮膚を剥離した。

次に、前記実施例１で製造した化粧料組成物を対象体の顔面皮膚に６～７ｍｌ程度塗布した。

次に、前記塗布ステップを経た対象体の顔面皮膚に１ＭＨｚの超音波を５～１０分間印加することにより、化粧料組成物に含まれているコアシェル粒子が皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部まで浸透するように促進する一次促進ステップを行った後、コアシェル粒子の皮膚内吸収をさらに促進するために顔形状のビニルフィルムを製作してマスクとして顔面に付着させておく二次促進ステップを行った。

そして、前記促進ステップを経た対象体の皮膚に残留するコアシェル粒子を除去するために、ＱスイッチＮｄ：ＹＡＧレーザー（Ｑ－ｓｗｉｔｃｈｅｄ Ｎｄ：ＹＡＧ ｌａｓｅｒ）を照射する残留化粧料組成物除去ステップを行った。

その後、化粧料組成物の除去された顔面皮膚に長波長７５５ｎｍのアレキサンドライト／１０６４ｎｍ Ｎｄ－ＹＡＧ複合機械を用いてＩＰＬ（Ｉｎｔｅｎｓｅ Ｐｕｌｓｅｄ Ｌｉｇｈｔ）レーザーを照射することにより、皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部に浸透したコアシェル粒子を加熱することにより、スキンリフト効果を誘導した。

照射条件は、次の通りである。
－７５５ｎｍの波長
－１０ｍｍのスポットサイズ
－３０ｍｓのパルス幅
－１５～２０Ｊ／ｃｍ^２のエネルギーフルエンス
－１．５Ｈｚの周波数（３００～４５０ｓｈｏｔｓ）
実験結果は、ダーマルトルクメーター（Ｄｅｒｍａｌ Ｔｏｒｑｕｅ Ｍｅｔｅｒ）皮膚測定機器で弾力改善程度を評価して得た。

図２は、実験対象における実験前（左）、及び本発明の方法で施術を２回行った後（右）の状態を示している。肉眼でも施術後の斑点として現れた毛穴の数が著しく減少したことを確認することができる。

図３は、患者別に施術前と１回施術、２回施術をした時の皮膚状態を示すもので、シワが深いほど緑色に見え、シワが浅いほど黄色に見えるようになる。患者表皮のシワの深さが減少して弾力が増えることを確認することができる。深い弾力改善度を分析した結果、施術後の弾力は、施術前と比較して有意なレベルに増加したことが分かる。皮膚弾力を示すＵｒ／Ｕｅ値が施術前と比較して、１回施術後には５．３１％、２回施術後には８．８０％と弾力改善効果が現れた。

図４は、組織検査対象の背中の毛穴の中に金が入り、レーザーからの光を熱に変化させて毛穴を破壊した組織実験写真を示す。図５は、施術前の毛穴をヘマトキシリン－エオシン（Ｈ＆Ｅ）染色した写真であり、図６は、施術後の毛穴のＨ＆Ｅ染色写真である。施術後の毛穴状態が、施術前の熱によって破壊された毛穴に比べて著しく改善された状態を示していることが分かる。

本発明のＯＤＴ（ｏｃｃｌｕｓｉｖｅ ｄｒｅｓｓｉｎｇ ｔｅｃｈｎｉｑｕｅ）の効果を示すために、ヘアレス（ｈａｉｒｌｅｓｓ）マウスにおける、超音波のみを照射したとき（左）と超音波印加及びＯＤＴ施術を組み合わせてレーザーを照射するとき（右）の組織変化を観察し、図７に示した。組織写真における丸い部分は、毛穴を意味し、毛穴がどれほど破壊されたかを示すものである。左を見ると、超音波のみを照射した場合は毛穴の破壊が最後までなされなかったのに対し、超音波印加とＯＤＴ施術を組み合わせてレーザーを照射した場合は毛穴の破壊が最後までなされたことを確認することができた。

＜実施例３＞透過型電子顕微鏡写真
図８及び図９は、それぞれシリカのみコーティングされたパーティクル、及びシリカ層上にゴールドがコーティングされたパーティクルの透過電子顕微鏡（ＴＥＭ）写真を示す。これにより、粒子サイズが１５０ｎｍ程度となるように製造されたことを確認することができる。よって、本発明は、有効成分を皮膚の中に伝達するのとは相反した技術的目的を持っており、本発明による組成物は、第２シェル層内に含まれている磁性体が皮膚内に吸収されないように製造されたことを確認するものである。

以上、本発明を好適な実施例及び比較例に基づいて説明したが、本発明の技術的思想は、これに限定されず、請求項に記載されている範囲内で変形や変更実施が可能であるのは、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者にとって明らかであり、それらの変形または変更も添付された特許請求の範囲に属するというべきである。

Claims (6)

1. コアシェル（Ｃｏｒｅ－ｓｈｅｌｌ）粒子を有効成分として含有する抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物であって、
   前記コアシェル粒子は、
   磁性体コアと、
   前記磁性体コアを取り囲み、誘電体を含む第１シェル層と、
   前記第１シェル層を取り囲み、金（Ａｕ）、銀（Ａｇ）及び白金（Ｐｔ）よりなる群から選択される１種以上の金属を含む第２シェル層と、
   前記第２シェル層を取り囲み、親水性高分子を含む第３シェル層と、を含むことを特徴とする、抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物。
2. 前記第１シェル層に含まれている誘電体がシリカ（ｓｉｌｉｃａ）であり、前記第２シェル層に含まれている金属が金（Ａｕ）であり、前記第３シェル層に含まれている親水性高分子がポリエチレングリコール（ＰＥＧ）であるコアシェル粒子を含有することを特徴とする、請求項１に記載の抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物。
3. 化粧料組成物の全体体積を基準に０．１～１０ｍｇ／ｍＬのコアシェル粒子を含有することを特徴とする、請求項１に記載の抗老化のためのスキンリフト用化粧料組成物。
4. （ａ）顔面皮膚を剥離（ｐｅｅｌｉｎｇ）する皮膚剥離ステップと、
   （ｂ）請求項１～３のいずれか一項に記載の化粧料組成物を顔面皮膚の表面に塗布する皮膚塗布ステップと、
   （ｃ）化粧料組成物の塗布された顔面皮膚に超音波を印加することにより、化粧料組成物に含まれているコアシェル粒子が皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部まで浸透するように促進する一次促進ステップと、
   （ｄ）化粧料組成物の塗布された顔面皮膚に高分子フィルムマスクを付着させることにより、化粧料組成物に含まれているコアシェル粒子が皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部に浸透するように促進する二次促進ステップと、
   （ｅ）化粧料組成物の塗布された顔面皮膚にレーザーを照射することにより、顔面皮膚の表面に残留した化粧料組成物を除去する残留化粧料組成物除去ステップと、
   （ｆ）化粧料組成物の除去された顔面皮膚に光（ｌｉｇｈｔ）を照射することにより、皮膚の毛嚢、皮脂腺、脂腺管及び漏斗部に浸透したコアシェル粒子を加熱するコアシェル粒子加熱ステップと、を含む、スキンリフトのための光熱スキンケア方法。
5. 前記ステップ（ａ）で、トリクロロ酢酸（ｔｒｉｃｈｌｏｒｏａｃｅｔｉｃ ａｃｉｄ、ＴＣＡ）水溶液を用いる表層化学剥皮術（ｓｕｐｅｒｆｉｃｉａｌ ｃｈｅｍｉｃａｌ ｐｅｅｌｉｎｇ）によって顔面皮膚を剥離することを特徴とする、請求項４に記載のスキンリフトのための光熱スキンケア方法。
6. 前記ステップ（ｅ）で、顔面皮膚にＱスイッチＮｄ：ＹＡＧレーザー（Ｑ－ｓｗｉｔｃｈｅｄ Ｎｄ：ＹＡＧ ｌａｓｅｒ）を照射することにより、顔面皮膚の表面に残留した化粧料組成物を除去することを特徴とする、請求項４に記載のスキンリフトのための光熱スキンケア方法。

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