JP2023549415A - 車両用フロントサイドメンバー - Google Patents

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Abstract

本発明は、前方の衝突荷重を効果的に支持することができ、車体の剛性を向上させることができる車両用フロントサイドメンバーに関し、車両用フロントサイドメンバーは、外側壁と、上記外側壁に対向して位置した内側壁と、上記外側壁において車体の長さ方向に沿って形成され、第1溝面を有する外側ビードと、上記内側壁で車体の長さ方向に沿って形成され、第2溝面を有する内側ビードとを含み、上記外側ビードは、上記外側壁と上記第1溝面との間の距離であるビード深さが車体の長さ方向に沿って変更される領域を含み、上記内側ビードは、上記内側壁と上記第2溝面との間の距離であるビード深さが車体の長さ方向に沿って変更される領域を含むことができる。

Description

本発明は、車体の前方構造を構成する車両用フロントサイドメンバーに関する。
一般的に、車体の前方構造において、フロントサイドメンバーは車体の長さ方向の軸線に対して平行に配置される。
この場合に、例えば、スモールオーバーラップ(small overlap)衝突(時速64kmの速度で車両の全幅の運転席あるいは助手席側の25%のみ障害物に衝突)時に、フロントサイドメンバーは衝突エネルギーの吸収効果を発揮することができない。
これにより、フロントサイドメンバーの衝撃吸収能を向上させることが求められる。
関連する先行技術としては、特許文献1に開示された発明がある。
韓国登録特許第2129696(B1)号公報
本発明は、前方の衝突荷重を効果的に支持することができ、車体の剛性を向上させることができる車両用フロントサイドメンバーを提供することにその目的がある。
本発明の一実施例に係る車両用フロントサイドメンバーは、外側壁と、上記外側壁に対向して位置した内側壁と、上記外側壁で車体の長さ方向に沿って形成され、第1溝面を有する外側ビードと、上記内側壁で車体の長さ方向に沿って形成され、第2溝面を有する内側ビードを含み、上記外側ビードは、上記外側壁と上記第1溝面との間の距離であるビード深さが車体の長さ方向に沿って変更される領域を含み、上記内側ビードは、上記内側壁と上記第2溝面との間の距離であるビード深さが車体の長さ方向に沿って変更される領域を含むことができる。
本発明によると、正面全体衝突におけるフロントサイドメンバーの変形挙動に優れ、衝突エネルギーの吸収が効果的に行われ得る。
また、本発明によると、スモールオーバーラップ衝突における車両の幅方向の挙動を最大限引き出して、車体の衝突性能を向上させることができる。
本発明による車両用フロントサイドメンバーが適用された車体の前方構造を示した底面図である。 本発明の第1実施例に係る車両用フロントサイドメンバーの対を示した斜視図である。 本発明の第1実施例に係る車両用フロントサイドメンバーを示した平面図である。 図2のA-A線に沿った断面図である。 図2のB-B線に沿った断面図である。 図2のC-C線に沿った断面図である。 本発明の第2実施例に係る車両用フロントサイドメンバーを示した平面図である。 本発明の第3実施例に係る車両用フロントサイドメンバーを示した断面図であり、図5に対応する部位の図面である。 本発明の第3実施例に係る車両用フロントサイドメンバーを示した断面図であり、図6に対応する部位の図面である。 本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバーの対を示した斜視図である。 本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバーの分解斜視図である。 本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバーを示した平面図である。 図10のD-D線に沿った断面図である。 図10のE-E線に沿った断面図である。 図10のF-F線に沿った断面図である。 本発明の第5実施例に係る車両用フロントサイドメンバーを示した断面図であり、図13に対応する部位の図面である。 本発明の第6実施例に係る車両用フロントサイドメンバーを示した断面図であり、図13に対応する部位の図面である。 正面全体衝突時に従来技術と本発明による車両用フロントサイドメンバーの解析による変形形態を示したグラフである。 正面全体衝突時に従来技術と本発明による車両用フロントサイドメンバーの解析による変形形態を示したグラフである。 スモールオーバーラップ衝突時に従来技術と本発明による車両用フロントサイドメンバーの解析による変形形態を示したグラフである。 スモールオーバーラップ衝突時に従来技術と本発明による車両用フロントサイドメンバーの解析による変形形態を示したグラフである。
以下、本発明を例示的な図面を介して詳細に説明する。各図面の構成要素に参照符号を付加する際には、同一の構成要素については、他の図面上に表示されても可能な限り同一の符号を有するようにしていることに留意する必要がある。なお、本発明の説明において、関連する公知の構成または機能の具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にする可能性があると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
以下の説明において、方向に関連して使用される用語「前方」、「フロント(front)」、「後方」、「リア(rear)」、「上」、「下」、「左右」、「インナー(inner)」、「アウター(outer)」、「内側」、「外側」などは、車両または車体を基準として定義したものである。
車両用フロントサイドメンバーは、フロントサイドメンバーインナーパネルとフロントサイドメンバーアウターパネルで構成される。本明細書では、説明の便宜上、フロントサイドメンバーアウターパネルをサイドアウターパネルと呼び、フロントサイドメンバーインナーパネルをサイドインナーパネルと呼ぶ。
本明細書において、車両は、人または動物、物などのような被輸送体を出発地から目的地に移動させる様々な装置を意味する。このような車両は、道路や路線を走行する車両のみに限定されない。
また、道路又は線路を走行する車両は、少なくとも一つの車輪の回転に応じて所定の方向に移動することができ、例えば、三輪又は四輪自動車、建設機械、二輪自動車、原動機装置、線路を走行する列車などを含むことができる。
図1は、本発明の車両用フロントサイドメンバーが適用された車体の前方構造を示した底面図であり、図2は、本発明の第1実施例に係る車両用フロントサイドメンバーの対を示した斜視図であり、図3は、本発明の第1実施例に係る車両用フロントサイドメンバーを示した平面図である。
車両の骨格構造は、車体の長さ方向Xに延びて車体の側面を構成する2つのサイドメンバー1と、車体の幅方向Yに延びて両側サイドメンバーに結合されるクロスメンバー2で構成されることができる。
クロスメンバー2は、車体の前方の端から後方の端に至るまで、複数個が互いに間隔を空けてサイドメンバー1に結合されることができる。サイドメンバーは、クロスメンバーが結合された位置またはフロアパネルの位置に応じてフロントサイドメンバー10、リアサイドメンバーなどと呼ばれることができる。一方、車両の側面には、側面衝突時に乗客空間を保護し、側面の外形をなすサイドシール30が備えられることができる。
例えば、電気車の場合には、車体にバッテリ(図示せず)を装着することができ、このためにバッテリが装着されるバッテリ空間40を設けることができる。バッテリ空間40の上には、乗客が搭乗する乗客空間を区画するフロアパネル(図示せず)を設けることができる。
本発明の第1実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10は、対で備えられ、車体の長さ方向Xに沿って延びながら、車体の幅方向Yである左右両側にそれぞれ配置されることができる。
例えば、図1及び図2に示したように、フロントサイドメンバー10は、車体の長さ方向Xに延びた軸線Oに対して平行ではなく斜めに角度をなすように傾斜して配置されることができる。より具体的には、2つのフロントサイドメンバー10は、後方に向かうほど互いに近くなるように配置されることができる。
フロントサイドメンバー10の傾斜した配置は、バンパービーム50の両端が後方に向かって曲率を有しており、フロントサイドメンバーに加えられる衝突荷重が斜めに入るためであり、このように衝突荷重の方向とほぼ平行にフロントサイドメンバーの角度を設定することで、衝突荷重を可能な限り最大に伝達されることができる。
また、フロントサイドメンバー10は、バンパービーム50に連結される一端、すなわち、前方端部の中心点が全体車幅Wの外側から内側に20%以上~30%未満の間の位置に置かれるように、バンパービームに連結されることができる。
例えば、全体車幅Wの外側から内側に25%に該当する位置でフロントサイドメンバー10がバンパービーム50に連結されると、スモールオーバーラップ衝突時にフロントサイドメンバーが衝突荷重に抵抗する役割を果たすことができる。
フロントサイドメンバー10は、バンパービーム50からフロントサイドメンバーに入る衝突荷重を、フロントクロスメンバー20などを介して効果的に車体に伝達することができる。
また、スモールオーバーラップ衝突において、フロントサイドメンバー10は、車両の幅方向の挙動を引き出すなどの役割を果たすことができる。
一方、傾斜して配置されたフロントサイドメンバー10は、40%オフセット衝突または正面全体衝突で平行に配置されたフロントサイドメンバーに対する衝突性能が弱化されることができる。その理由は、40%オフセット衝突や正面全体衝突の条件では、傾斜して配置されたフロントサイドメンバーが衝突エネルギーを最大限吸収するように変形せず、単に座屈変形されるためである。
以下では、便宜上、2つのフロントサイドメンバー10のうち1つのみについて説明する。2つのフロントサイドメンバーのうちもう一つは、説明されるフロントサイドメンバーの構成を対称に含み、対称に配置されることができる。
図2及び図3に示したように、本発明の第1実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10は、外側壁11、内側壁12、外側ビード110及び内側ビード120を含むことができる。
外側壁11及び内側壁12は、フロントサイドメンバー10を構成し、車体の長さ方向Xに沿って線状に、好ましくは直線状に延びることができる。外側壁と内側壁の一端、すなわち、前方端部はバンパービーム50と連結されることができ、他端、すなわち、後方端部は車体の幅方向Yに延びる車体のフロントクロスメンバー20の前面またはダッシュパネル21の前面などに連結されることができる。
外側壁11及び内側壁12は、例えば、四角形などの多角形の断面形状を有する管状部材を構成することができる。管状部材の断面形状は、必ずしもこれに限定されない。また、管状部材は、単一板材で形成されるか、2つ以上の板材を接合して形成されることができる。
管状部材が2つ以上の板材を接合して形成された場合に、管状部材はサイドアウターパネル13とサイドインナーパネル14を含むことができる。サイドアウターパネルとサイドインナーパネルの上部及び下部の端部にはそれぞれ折り曲げられて形成されたフランジFを設けることができる。
サイドアウターパネル13の一側にサイドインナーパネル14が溶接して結合することで、閉断面を有する管状部材が作られることができる。サイドアウターパネルとサイドインナーパネルとの間には、フランジFを含んで適用可能な部位にスポット溶接、レーザ溶接などの溶接を適用して結合されることができる。
これにより、外側壁11をサイドアウターパネル13に設け、内側壁12をサイドインナーパネル14に設けることができる。
本発明の第1実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10において、外側壁11と内側壁12は、フロントサイドメンバーの傾斜した配置により車体の長さ方向の軸線Oに対して第1角度aで傾斜して配置されることができる。第1角度は約5~10度の範囲を有する。
外側ビード110は、外側壁11において車体の長さ方向Xに沿って延びて形成されることができる。例えば、外側ビードは、外側壁の前方端部から後方端部に向かって外側壁の半分以上の長さに延びた長さを有することができる。
内側ビード120は、内側壁12において車体の長さ方向Xに沿って延びて形成されることができる。例えば、内側ビードは、内側壁の前方端部から後方端部に向かって内側壁の半分以上の長さに延びる長さを有することができる。
図4は、図2のA-A線に沿った断面図であり、図5は、図2のB-B線に沿った断面図であり、図6は、図2のC-C線に沿った断面図である。
図4~図6を参照すると、外側ビード110は、溝壁111間を連結する第1溝面112を含むことができる。また、外側ビードは、外側壁11と第1溝面との間の距離である第1ビード深さD1を有することができる。
内側ビード120は、溝壁121間を連結する第2溝面122を含むことができる。さらに、内側ビードは、内側壁12と第2溝面との間の距離である第2ビード深さD2を有することができる。
図3とともに図4~図6を参照すると、本発明の第1実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10において、外側ビード110は、第1ビード深さD1が車体の長さ方向Xに沿って変更される領域を含むことができる。
本発明の第1実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10において、内側ビード120は、第2ビード深さD2が車体の長さ方向Xに沿って変更される領域を含むことができる。
これにより、外側ビード110の第1溝面112は、車体の長さ方向の軸線Oに対して第2角度bで傾斜して配置された第1傾斜面113を含むことができる。また、外側ビードの第1溝面は、車体の長さ方向の軸線に対して第3角度cで傾斜して配置された第2傾斜面114を含むことができる。ここで、第3角度cは、第2角度b及び第1角度aより大きくなることができる。
内側ビード120の第2溝面122は、車体の長さ方向の軸線Oに対して第2角度bで傾斜して配置された第3傾斜面123を含むことができる。また、内側ビードの第2溝面は、車体の長さ方向の軸線に対して第4角度dで傾斜して配置された第4傾斜面124を含むことができる。ここで、第4角度dは、第2角度b及び第1角度aより大きくなることができる。
外側ビード110の第1傾斜面113及び内側ビード120の第3傾斜面123が有する第2角度bは、約0~3度の範囲を有する。これにより、外側ビードの第1傾斜面と内側ビードの第3傾斜面は車体の長さ方向の軸線Oに対して平行またはほぼ平行に配置されることができる。
外側ビード110と内側ビード120が車体の長さ方向の軸線Oに対して有する第2角度bは、フロントサイドメンバー10の傾斜した配置により外側壁11と内側壁12が車体の長さ方向の軸線Oに対して有する第1角度aよりも小さくなることができる。
このように構成されるため、本発明の第1実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10は、例えば図4に示したように、後方端部で外側壁11と内側壁12がビードなしに閉断面を形成することができる。
続いて、例えば、図5に示したように、フロントサイドメンバー10は、中間で内側ビード120の第2ビード深さD2と外側ビード110の第1ビード深さD1が互いに同一であるか、第2ビード深さが第1ビード深さよりも深く形成されることができる。
次に、例えば図6に示したように、フロントサイドメンバー10は前方端部に向かうほど内側ビード120は第2ビード深さD2が徐々に浅くなり、外側ビード110は第1ビード深さD1が徐々に深く形成されることができる。
換言すると、外側ビード110は、第1ビード深さD1が車体の前方に向かうほど徐々に深くなることができる。逆に、内側ビード120は、第3傾斜面123から第2ビード深さD2が車体の前方に向かうほど徐々に浅くなることができる。
本発明の第1実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10では、外側ビード110の第1溝面112と内側ビード120の第2溝面122が互いに接することができる。具体的には、外側ビードの第1傾斜面113と内側ビードの第3傾斜面123が互いに接することができる。
互いに接する第1溝面112と第2溝面122との間には溶接部または接着層が形成されることができる。溶接部は、スポット溶接、レーザ溶接などの溶接によって形成されることができる。接着層は、構造用接着剤などの接着剤によって形成されることができる。
しかしながら、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、溶接部や接着層なしに第1溝面112と第2溝面122が単に互いに相合わせて置かれるかまたはリベットなどで結合することもできる。
管状部材、又はサイドアウターパネル13及びサイドインナーパネル14は、例えば鋼材などの金属材質で作られることができ、プレスを用いたフォーミング(Forming)又はベンディング(Bending)、ロールフォーミング(Roll Forming)、またはこれらの組み合わせなどによって、外側ビード110及び内側ビード120とともに成形されることができる。
より具体的には、例えばサイドアウターパネル13とサイドインナーパネル14は、本出願人が生産する厚さ1.2mm~2.0mm程度の980DP(Dual Phase)鋼、980XF(EXtra Formability)鋼または1180TRIP(Transformation Induced Plasticity)鋼などの板材で作られることができる。
ここで、980DP鋼は、980MPa以上の引張強度を有しながら低い降伏比を有して容易に加工されることができ、高い伸び率を示す鋼種である。980XF鋼は、980MPa以上の引張強度及び600MPa以上の降伏強度を有しながら高い伸び率を示す鋼種である。1180TRIP鋼は、1180MPa以上の引張強度及び850MPa以上の降伏強度を保証しながら、伸び率が45%以上に向上した鋼種である。
例えば、サイドアウターパネル13とサイドインナーパネル14には、980DP鋼、980XF鋼、または1180TRIP鋼のいずれかが単独で用いられるかまたは混用されることができる。このように、フロントサイドメンバー10を形成する板材の強度の組み合わせにより、フロントサイドメンバーの衝撃吸収能を最大化することができる。
サイドアウターパネル13とサイドインナーパネル14をロールフォーミングで製作する場合、引張強度が約590MPa以上の超高強度の鋼材も無理なく成形が可能である。さらに、ロールフォーミングでは、プレス成形に比べてスプリングバックの補正が容易であり、サイドアウターパネルとサイドインナーパネルのコーナー半径を小さくすることができるという利点がある。
一方、管状部材が単一板材で形成された場合に、フロントサイドメンバー10は、ハイドロフォーミングまたは任意の機械加工などを介して外側ビード110及び内側ビード120と共に成形されることができる。
フロントサイドメンバー10をハイドロフォーミングで形成する場合、引張強度が約590MPa以上の超高強度の鋼材も無理なく成形が可能である。さらに、超高強度の鋼材を適用することで、さらなる軽量化を確保することができる。
また、鋼材にハイドロフォーミングを適用すると、部品生産時の溶接工数などの縮小により製造費用の節減を図ることができ、同時に鋼材の使用を介してアルミニウムに対する素材比を画期的に減らすことができる。
本発明の第1実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10は、まず、外側壁11の外側ビード110と内側壁12の内側ビード120が形成されることで、車体又はフロントサイドメンバーの長さ方向Xに対する剛性を向上させて吸収可能な荷重量を増加させることができる。
また、本発明の第1実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10は、その傾斜した配置により車両の正面全体衝突だけでなく、スモールオーバーラップ衝突でも衝突荷重を車体の後方に伝達することができ、スモールオーバーラップ衝突時に車両の幅方向の挙動を引き出せることができるため、車体の衝突性能が向上し得る。
例えば電気車の場合には、バッテリの搭載により車両の重量が増加し、車体の空間が縮小されたにも関わらず、衝突性能及び安全性が確保できるという利点がある。これは、車両の商品性の向上につながる可能性がある。
図7は、本発明の第2実施例に係る車両用フロントサイドメンバーを示した平面図である。
図7に示した本発明の第2実施例は、外側ビード110の第1溝面112及び内側ビード120の第2溝面122の形態のみが異なり、その他の構成要素は上述した第1実施例の構成要素と同一である。そこで、本発明の第2実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10を説明するにあたり、上述した第1実施例に係る車両用フロントサイドメンバーと同一の構成要素については同一の符号を付与し、その構成及び機能の詳細な説明を省略する。
本発明の第2実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10において、外側ビード110は、第1ビード深さD1が車体の長さ方向Xに沿って変更される領域を含むことができる。
本発明の第2実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10において、内側ビード120は、第2ビード深さD2が車体の長さ方向に沿って変更される領域を含むことができる。
これによって、外側ビード110の第1溝面112は、車体の長さ方向の軸線Oに対して第2角度bで傾斜して配置された第1傾斜面113を含むことができる。また、外側ビードの第1溝面は、車体の長さ方向の軸線に対して第3角度cで傾斜して配置された第2傾斜面114を含むことができる。ここで、第3角度cは、第2角度b及び第1角度aより大きくなることができる。
外側ビード110の第1溝面112は、第1傾斜面113と第2傾斜面114を連結する第1連結面115をさらに含むことができる。第1連結面は、外側ビード内で車体の長さ方向Xに沿って外側壁と平行に延びる。
内側ビード120の第2溝面122は、車体の長さ方向の軸線Oに対して第2角度bで傾斜して配置された第3傾斜面123を含むことができる。また、内側ビードの第2溝面は、車体の長さ方向の軸線に対して第4角度dで傾斜して配置された第4傾斜面124を含むことができる。ここで、第4角度dは、第2角度b及び第1角度aより大きくなることができる。
内側ビード120の第2溝面122は、第3傾斜面123と第4傾斜面124を連結する第2連結面125をさらに含むことができる。第2連結面は、内側ビード内で車体の長さ方向Xに沿って内側壁と平行に延びる。
外側ビード110の第1傾斜面113及び内側ビード120の第3傾斜面123が有する第2角度bは、約0~3度の範囲を有する。図7では、第2角度bがほぼ0度となって省略されている。これにより、外側ビードの第1傾斜面と内側ビードの第3傾斜面は車体の長さ方向の軸線Oに対して平行またはほぼ平行に配置されることができる。
外側ビード110と内側ビード120が車体の長さ方向の軸線Oに対して有する第2角度bは、フロントサイドメンバー10の傾斜した配置により外側壁11と内側壁12が車体の長さ方向の軸線に対して有する第1角度aよりも小さくなることができる。
このように、外側ビード110及び内側ビード120は、それぞれビード深さが車体の長さ方向Xに沿って変更される領域を含むため、本発明の第2実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10は、外側ビードの第1ビード深さD1が第1連結面115と第1傾斜面113の連結地点から車体の前方に向かうほど深くなることができる。逆に、内側ビードの第2ビード深さD2が第2連結面125と第3傾斜面123の連結地点から車体の前方に向かうほど浅くなる。
本発明の第2実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10では、外側ビード110の第1溝面112と内側ビード120の第2溝面122が互いに接することができる。具体的には、外側ビードの第1傾斜面113と内側ビードの第3傾斜面123が互いに接することができ、外側ビードの第1連結面115と内側ビードの第2連結面125が互いに接することができる。
互いに接する第1溝面112と第2溝面122との間には溶接部または接着層が形成されることができる。溶接部は、スポット溶接、レーザ溶接などの溶接によって形成されることができる。接着層は、構造用接着剤などの接着剤によって形成されることができる。
しかしながら、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、溶接部や接着層なしに第1溝面112と第2溝面122が単に互いに相合わせて置かれるかまたはリベットなどで結合することもできる。
図8は、本発明の第3実施例に係る車両用フロントサイドメンバーを示した断面図であり、図5に対応する部位の図面であり、図9は、本発明の第3実施例に係る車両用フロントサイドメンバーを示した断面図であり、図6に対応する部位の図面である。
図8及び図9に示した本発明の第3実施例は、外側ビード110の第1溝面112と内側ビード120の第2溝面122が互いに離隔した点のみが異なり、その他の構成要素は、上述した第1実施例または第2実施例の構成要素と同一である。そこで、本発明の第3実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10を説明するにあたり、上述した第1実施例または第2実施例に係る車両用フロントサイドメンバーと同一の構成要素については、同一の符号を付与し、その構成及び機能の詳細な説明を省略する。
本発明の第3実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10では、外側ビード110の第1溝面112と内側ビード120の第2溝面122が互いに離隔することができる。具体的には、外側ビードの第1傾斜面113と内側ビードの第3傾斜面123は、互いに一定間隔で離隔して形成されて配置されることができる。
あるいは、外側ビード110の第1連結面115と内側ビード120の第2連結面125は、互いに一定間隔で離隔して形成されて配置されることができる。
このように、離隔した外側ビード110の第1溝面112と内側ビード120の第2溝面122により、外側ビードと内側ビードを深く成形しないことができる。これにより、外側ビードと内側ビードの成形が容易であり、溝面を結合するための溶接や接着、リベッティングなどの工数及び費用が節減されることができる。
もちろん、このように外側ビード110の第1溝面112と内側ビード120の第2溝面122を離隔させても、外側ビードと内側ビードはフロントサイドメンバー10内で補強手段として作用するようになり、フロントサイドメンバーが外部から加えられる正面衝突に効果的に抵抗することができる。
図10は、本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバーの対を示した斜視図であり、図11は、本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバーの分解斜視図であり、図12は、本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバーを示した平面図である。
図10~図12に示したように、本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10は、外側壁11、内側壁12、外側ビード110、内側ビード120、アウターリア15、インナーリア16、補強材17を含むことができる。
外側壁11及び内側壁12は、フロントサイドメンバー10を構成し、車体の長さ方向Xに沿って線状に、好ましくは直線状に延びることができる。外側壁と内側壁の一端、すなわち、前方端部はバンパービーム50(図1参照)と連結されることができ、他端、すなわち、後方端部はアウターリア15やインナーリア16、またはアウターリア及びインナーリアに連結されることができる。
外側壁11及び内側壁12は、例えば四角形などの多角形の断面形状を有する管状部材を構成することができる。管状部材の断面形状は、必ずしもこれに限定されない。また、管状部材は、単一板材で形成されるかまたは2つ以上の板材を接合して形成されることができる。
以下では、本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10は、説明及び図解の便宜上、管状部材が2つ以上の板材を接合して形成された場合を中心に説明される。管状部材が単一板材で形成された場合にも同じ構成及び結合関係が適用されることができる。
管状部材は、サイドアウターパネル13とサイドインナーパネル14を含むことができる。サイドアウターパネルとサイドインナーパネルの上部及び下部の端部には、それぞれ折り曲げられて形成されたフランジFを設けることができる。
サイドアウターパネル13の一側にサイドインナーパネル14が溶接されて結合することで、閉断面を有する管状部材が作られることができる。サイドアウターパネルとサイドインナーパネルとの間には、フランジFを含んで適用可能な部位にスポット溶接、レーザ溶接などの溶接を適用して結合されることができる。
これにより、外側壁11をサイドアウターパネル13に設け、内側壁12をサイドインナーパネル14に設けることができる。
アウターリア15は、サイドアウターパネル13の後方端部から、サイドアウターパネルの延長方向とは異なる方向に分岐して延びるように結合されることができる。アウターリアの前方部分は一定長さだけサイドアウターパネルと平行に延び、後方部分は前方部分に対して所定の角度で折り曲げられるかまたは湾曲されることができる。
これにより、アウターリア15の前方端部は、一側面がサイドアウターパネル13の側面に、またはアウターリアのフランジFがサイドアウターパネルのフランジに、例えばスポット溶接、レーザ溶接などの溶接で固定されることができる。しかし、必ずしもこれに限定されず、例えばアウターリアは、サイドアウターパネルと連続して、そして一体に成形されて、サイドアウターパネルに続いて線状に延びることもできる。
アウターリア15は、例えばスタンピング、ロールフォーミングなどの機械加工を用いて別途成形されるか、サイドアウターパネル13の成形時に一体成形されることができる。
アウターリア15の前方の部分には、外側壁11の外側ビード110の一部と対応する形状として補助ビード19が形成されることができる。補助ビードは、アウターリアのみではなく、サイドアウターパネル13の剛性を補強することができ、アウターリアが外側壁またはサイドアウターパネルに安定して結合されることができるようにする。
アウターリア15の後方端部は、車体の長さ方向Xに延びるサイドシール30(図1参照)及びフロントクロスメンバー20(図1参照)と連結されることができる。これにより、フロントサイドメンバー10はアウターリアを介してサイドシールとフロントクロスメンバーに衝突荷重を確実に伝達することができる。
インナーリア16はサイドインナーパネル14の後方端部から延びることができる。インナーリアは、開放断面を有するように折り曲げられるかまたは湾曲した断面形状を有することができる。
これにより、インナーリア16の前方端部は、一側面がサイドインナーパネル14の側面に、例えばスポット溶接、レーザ溶接などの溶接で固定されることができる。しかし、必ずしもこれに限定されず、例えばインナーリアは、サイドインナーパネルと連続して、そして一体に成形されて、サイドインナーパネルに続いて線状に延びることもできる。
インナーリア16は、例えばスタンピング、ロールフォーミングなどの機械加工を用いて別途成形されるか、サイドインナーパネル14の成形時に一体に成形されることができる。
インナーリア16の後方端部は、車体の幅方向Yに延びたフロントクロスメンバー20(図1参照)の前面及びダッシュパネル21の前面と連結されることができる。
また、インナーリア16の後方部分は下に折り曲げられることができ、これによって湾曲部18が形成されることができる。例えば、湾曲部はダッシュパネル21の前面と接触され、湾曲部の端部は一側面がフロントクロスメンバー20の前面と面接触して、例えば溶接などで固定されることができる。これにより、フロントサイドメンバー10はインナーリアを介して少なくともフロントクロスメンバーに衝突荷重を確実に伝達することができる。
本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10では、アウターリア15とインナーリア16を構成する板材の材質と、この材質が有する強度の調整により、フロントサイドメンバーの衝突性能を確保することができる。例えば、980MPa級以上の超高強度鋼を採用することで、フロントサイドメンバーの剛性及び軽量化のための最適な組み合わせが行われることができる。
より具体的には、アウターリア15とインナーリア16は、本出願人が生産する1470HPF(Hot Press Forming)鋼などの板材で作られることができる。ここで、1470HPF鋼は、1,470MPa以上の引張強度を得ながら同時に部品の形態を自由に作り出せることができる鋼種である。
アウターリア15は、外側壁11の強度よりも高い強度を有する材質で形成されることができる。インナーリア16は、内側壁12の強度よりも高い強度を有する材質で形成されることができる。
このように、フロントサイドメンバー10を形成する板材の強度の組み合わせにより、フロントサイドメンバーの衝撃吸収能を最大化することができる。
また、アウターリア15は、外側壁11の厚さより厚く形成されることができる。インナーリア16は、内側壁12の厚さより厚く形成されることができる。
このように、外側壁11及び内側壁12よりも比較的厚いアウターリア15とインナーリア16は、車両の正面衝突時にフロントサイドメンバー10自体の支持剛性を強化させることができる。これにより、アウターリアとインナーリアはフロントサイドメンバーの衝撃吸収能を最大化することができるようになる。
一方、フロントサイドメンバー10の前方端部にはサスペンションのサブフレーム(図示せず)が締結されることがあり、フロントサイドメンバーの前方端部は垂直荷重に脆弱であることがある。これにより、選択的に外側壁11の前方端部には補強材17が装着されることができる。
補強材17は、外側壁と共にバンパービーム50に連結されることができる。また、補強材は、少なくとも1つの溶接用貫通孔17aが形成されることができる。溶接用貫通孔を介して、例えばスポット溶接機などが貫通して後述する外側ビード110の第1溝面112と内側ビード120の第2溝面122との間に溶接による接合が行われることができる。
図13は、図10のD-D線に沿った断面図であり、図14は、図10のE-E線に沿った断面図であり、図15は、図10のF-F線に沿った断面図である。
図13~図15を参照すると、外側ビード110は、溝壁111間を連結する第1溝面112を含むことができる。また、外側ビードは、外側壁11と第1溝面との間の距離である第1ビード深さD1を有することができる。
内側ビード120は、溝壁121間を連結する第2溝面122を含むことができる。また、内側ビードは、内側壁12と第2溝面との間の距離である第2ビード深さD2を有することができる。
図12とともに図13~図15を参照すると、本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10において、外側ビード110は、第1ビード深さD1が車体の長さ方向Xに沿って変更される領域を含むことができる。
本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10において、内側ビード120は、第2ビード深さD2が車体の長さ方向Xに沿って変更される領域を含むことができる。
これによって、外側ビード110の第1溝面112は、車体の長さ方向の軸線Oに対して第2角度bで傾斜して配置された第1傾斜面113を含むことができる。また、外側ビードの第1溝面は、車体の長さ方向の軸線に対して第3角度cで傾斜して配置された第2傾斜面114を含むことができる。ここで、第3角度cは、第2角度b及び第1角度aより大きくなることができる。
内側ビード120の第2溝面122は、車体の長さ方向の軸線Oに対して第2角度bで傾斜して配置された第3傾斜面123を含むことができる。例えば、第3傾斜面は、内側壁の前方端部から後方端部まで延びることができる。
外側ビード110の第1傾斜面113及び内側ビード120の第3傾斜面123が有する第2角度bは、約0~3度の範囲を有する。これにより、外側ビードの第1傾斜面と内側ビードの第3傾斜面は車体の長さ方向の軸線Oに対して平行またはほぼ平行に配置されることができる。
外側ビード110と内側ビード120が車体の長さ方向の軸線Oに対して有する第2角度bは、フロントサイドメンバー10の傾斜した配置により外側壁11と内側壁12が車体の長さ方向の軸線に対して有する第1角度aよりも小さくなることができる。
このように構成されるため、本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10は、例えば図13に示したように、後方端部で内側ビード120の第2ビード深さD2が最も深くなるのに対し、外側壁11はビードなしに形成されることができる。また、インナーリア16が内側壁12に重なって配置され、アウターリア15は外側壁11から離れて配置されることができる。
続いて、例えば、図14に示したように、フロントサイドメンバー10は、中間で内側ビード120の第2ビード深さD2と外側ビード110の第1ビード深さD1が互いに同じであるか、第2ビード深さが第1ビード深さよりも深く形成されることができる。また、アウターリア15は後方端部よりも外側壁11に隣接するか重なって配置されることができる。
次に、例えば図15に示したように、フロントサイドメンバー10は前方端部に向かうほど内側ビード120は第2ビード深さD2が徐々に浅くなり、外側ビード110は第1ビード深さD1が徐々に深く形成されることができる。また、補強材17を、外側ビード110を横切って外側壁11の前方端部に設けることができる。
換言すると、外側ビード110は、第1ビード深さD1が車体の前方に向かうほど徐々に深くなることができる。逆に、内側ビード120は、第2ビード深さD2が車体の前方に向かうほど徐々に浅くなることがある。
本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10では、図13~図15に示したように、外側ビード110の第1溝面112と内側ビード120の第2溝面122が互いに接することができる。具体的には、外側ビードの第1傾斜面113と内側ビードの第3傾斜面123が互いに接することができる。
互いに接する第1溝面112と第2溝面122との間には溶接部または接着層が形成されることができる。溶接部は、スポット溶接、レーザ溶接などの溶接によって形成されることができる。接着層は、構造用接着剤などの接着剤によって形成されることができる。
しかしながら、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、溶接部や接着層なしに、第1溝面112と第2溝面122が単に互いに相合わせて置かれるか、またはリベットなどで結合することもできる。
または、図8及び図9に示された本発明の第3実施例のように、本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10では、外側ビード110の第1溝面112と内側ビード120の第2溝面122が互いに離隔することができる。
本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10は、まず、外側壁11の外側ビード110と内側壁12の内側ビード120が形成されることで、車体又はフロントサイドメンバーの長さ方向Xに対する剛性を向上させて吸収可能な荷重量を増加させることができる。
また、本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10は、その傾斜した配置により車両の正面全体衝突だけでなく、スモールオーバーラップ衝突でも衝突荷重を車体の後方に伝達することができるため、車体の衝突性能が向上することができる。
例えば、電気車の場合には、バッテリの搭載により車両の重量が増加し、車体の空間が縮小されたにも関わらず、衝突性能及び安全性が確保できるという利点がある。これは、車両の商品性の向上につながる可能性がある。
さらに、本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10は、外側壁11にアウターリア15を結合し、内側壁12にインナーリア16を結合することで、フロントサイドメンバーの車体に対する組立性を向上させ、少なくともフロントクロスメンバー20に衝突荷重を確実に伝達することができ、支持剛性を強化して車両の正面衝突時に衝突エネルギーの吸収能を最大化することができる。
したがって、本発明の第4実施例に係る車両用フロントサイドメンバー10は、優れた衝突性能を確保することができ、鋼材が適用されることができるため、素材及び工法の観点から費用節減を実現することができ、軽量かつ構造的に丈夫なフロントサイドメンバーを提供することができる。
図16は、本発明の第5実施例に係る車両用フロントサイドメンバーを示した断面図であり、図13に対応する部位の図面である。
図16に示した本発明の第5実施例は、アウターリア15が省略された点のみが異なり、その他の構成要素は、上述した第4実施例の構成要素と同一である。
ここで、アウターリア15は完全に除去されるか、例えばサイドアウターパネル13と連続して、そして一体に成形されて、サイドアウターパネルに続いて線状に延びることもできる。
図17は、本発明の第6実施例に係る車両用フロントサイドメンバーを示した断面図であり、図13に対応する部位の図面である。
図17に示した本発明の第6実施例は、インナーリア16が省略された点のみが異なり、その他の構成要素は、上述した第4実施例の構成要素と同一である。
ここで、インナーリア16は完全に除去されるか、例えばサイドインナーパネル14と連続して、そして一体に成形されて、サイドインナーパネルに続いて線状に延びることもできる。
図18及び図19は、正面全体衝突時の従来技術と本発明による車両用フロントサイドメンバーの解析による変形形態を示したグラフである。
図18では、車体の長さ方向の軸線に対して平行に配置された従来技術の第1フロントサイドメンバーP1と、車体の長さ方向の軸線に対して所定の角度で傾斜して配置された従来技術の第2フロントサイドメンバーP2、そして本発明の第1実施例に係るフロントサイドメンバーIの変位に伴う断面の荷重を示している。
ここで、従来技術の第1及び第2フロントサイドメンバーP1、P2と本発明のフロントサイドメンバーIは全て同一のバンパービームが装着された状態で、正面全体衝突条件で解析を実施した。
また、フロントサイドメンバーP1、P2、Iは、共通的に980DP鋼で作られたサイドアウターパネルとサイドインナーパネルを溶接で結合して形成されたものとした。
従来技術の第1及び第2フロントサイドメンバーP1、P2は、サイドアウターパネルとサイドインナーパネルが1.6mmの厚さを有し、約4.8Kgの重量を有する。本発明のフロントサイドメンバーIは、サイドアウターパネルとサイドインナーパネルが1.2mmの厚さを有し、約4.7Kgの重量を有する。
従来技術の第2フロントサイドメンバーP2と本発明のフロントサイドメンバーIは、車体の長さ方向の軸線に対して6.3度の角度で傾斜して配置されたものであり、本発明のフロントサイドメンバーIにおいて、外側ビード110の第1傾斜面113及び内側ビード120の第3傾斜面123が有する第2角度bは、2度である。
図18を参照すると、衝突初期に断面が垂直に受ける荷重は従来技術の第1フロントサイドメンバーP1がやや優勢であるが、全体変形で断面が垂直に受ける荷重は本発明のフロントサイドメンバーIがはるかに大きいことが分かる。
従来技術の第1及び第2フロントサイドメンバーP1、P2は断面の荷重が最大470KNであるのに対して、本発明のフロントサイドメンバーIは断面の荷重が最大520KNに達している。
さらに、本発明のフロントサイドメンバーIは、変位が約380mm程度で全体挙動が止まっているが、これは110mmを超過して全体挙動が止まった従来技術の第1及び第2フロントサイドメンバーP1、P2よりも短い変位内でさらに大きい衝突エネルギーを吸収していることを示している。
図19では、車体の長さ方向の軸線に対して平行に配置された従来技術の第1フロントサイドメンバーP1と、車体の長さ方向の軸線に対して所定の角度で傾斜して配置された従来技術の第2フロントサイドメンバーP2、そして本発明の第1実施例に係るフロントサイドメンバーIの時間に応じたエネルギー吸収能を示している。
図19を参照すると、最終状態での総変形エネルギーは類似したレベルであるが、本発明のフロントサイドメンバーIでの変形エネルギーの増加が最も大きい。さらに、0.04~0.06秒区間で本発明のフロントサイドメンバーIの変形エネルギーが従来技術の第1及び第2フロントサイドメンバーP1、P2に比べて高く現れており、本発明のフロントサイドメンバーIが有する、変形によるエネルギー吸収能が比較優位にあることを確実に示している。
図20及び図21は、スモールオーバーラップ衝突時に従来技術と本発明による車両用フロントサイドメンバーの解析による変形形態を示したグラフである。
図20では、車体の長さ方向の軸線に対して平行に配置された従来技術の第1フロントサイドメンバーP1と、車体の長さ方向の軸線に対して所定の角度で傾斜して配置された従来技術の第2フロントサイドメンバーP2、そして本発明の第1実施例に係るフロントサイドメンバーIの時間に応じたY方向(車両の幅方向)の荷重を示している。
ここで、従来技術の第1及び第2フロントサイドメンバーP1、P2と本発明のフロントサイドメンバーIは全て同一のバンパービームが装着された状態でスモールオーバーラップ衝突条件で解析を実施した。また、フロントサイドメンバーの構成上の解析条件は、上述した正面全体衝突条件の構成と同一である。
スモールオーバーラップ衝突時に時速64kmで走っていた車両が障害物に塞がれて速度が瞬時に時速0kmに減って回転すると、乗客の挙動が不安定になるという問題がある。これに対して、スモールオーバーラップ衝突初期時点に車両がY方向に小幅移動して滑るスライドアウェイ(slide away)挙動が実現すると、乗客の挙動がより安定化して傷害の可能性が減少することができる。
このようなスライドアウェイ挙動を実現するためには、車体における衝突エネルギーの伝達経路が一定レベル以上の強度及び剛性を確保する必要があり、各経路が強固に連結されていなければならない。
図20を参照すると、従来技術の第1フロントサイドメンバーは障害物との直接的な接触がないため、衝突初期におけるY方向の荷重の増加が他のフロントサイドメンバーに比べて遅く現れている。これによって、従来技術の第1フロントサイドメンバーはスライドアウェイ挙動に不利であり、車両が回転(yawing)する可能性が高い。
図21では、車体の長さ方向の軸線に対して平行に配置された従来技術の第1フロントサイドメンバーP1と、車体の長さ方向の軸線に対して所定の角度で傾斜して配置された従来技術の第2フロントサイドメンバーP2、そして本発明の第1実施例に係るフロントサイドメンバーIの時間に応じた質点のY方向(車両の幅方向)の変位を示している。
図21を参照すると、車体の長さ方向の軸線に対して所定の角度で傾斜して配置された従来技術の第2フロントサイドメンバーP2と本発明のフロントサイドメンバーIが、車体の長さ方向の軸線に対して平行に配置された従来技術の第1フロントサイドメンバーP1よりも、スモールオーバーラップ衝突時に車両をY方向にさらに移動させることができることが確認できる。
したがって、本発明によると、正面全体衝突におけるフロントサイドメンバーの変形挙動に優れ、衝突エネルギーの吸収が効果的に行われることができる。
また、本発明によると、スモールオーバーラップ衝突における車両の幅方向の挙動を最大限引き出して、車体の衝突性能を向上させ、乗客を安全に保護することができる。
さらに、本発明によると、優れた衝突性能を確保することができ、鋼材が適用されることができるため、素材及び工法の観点から費用節減を実現することができ、軽量かつ構造的に丈夫なフロントサイドメンバーを提供することができる。
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したものに過ぎず、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で多様な修正及び変形が可能であろう。
例えば、本発明において上述され、図解された実施例は、互いに組み合わせることができ、各実施例は必要に応じて選択的に他の実施例の一部構成要素をさらに採用することができる。
なお、本明細書では、車体のフロントに設けられるサイドメンバーを例として挙げて説明しているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、車体のリアに設けられるサイドメンバーにも本発明の技術思想が適用可能であることはもちろんである。
したがって、本発明に開示された実施例は、本発明の技術思想を限定するものではなく説明するためのものであり、このような実施例によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は以下の特許請求の範囲によって解釈されるべきであり、それと同等の範囲内にあるすべての技術思想は本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
このように本発明は、例えば車体の剛性が要求される車両に有用である。

Claims (27)

  1. 車両用フロントサイドメンバーであって、
    外側壁と、
    前記外側壁に対向して位置した内側壁と、
    前記外側壁において車体の長さ方向に沿って形成され、第1溝面を備えた外側ビードと、
    前記内側壁において前記車体の長さ方向に沿って形成され、第2溝面を備えた内側ビードと
    を含み、
    前記外側ビードは、前記外側壁と前記第1溝面との間の距離である第1ビード深さが前記車体の長さ方向に沿って変更される領域を含み、
    前記内側ビードは、前記内側壁と前記第2溝面との間の距離である第2ビード深さが前記車体の長さ方向に沿って変更される領域を含む、車両用フロントサイドメンバー。
  2. 前記外側壁と前記内側壁は、前記車体の長さ方向の軸線に対して第1角度で傾斜して配置された、請求項1に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  3. 前記第1溝面は、前記外側ビードの溝壁間を連結し、前記車体の長さ方向の軸線に対して第2角度で傾斜して配置された第1傾斜面を含み、
    前記第2溝面は、前記内側ビードの溝壁間を連結し、前記車体の長さ方向の軸線に対して前記第2角度で傾斜して配置された第3傾斜面を含む、請求項2に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  4. 前記第2角度は、前記第1角度より小さい、請求項3に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  5. 前記第1溝面は、前記車体の長さ方向の軸線に対して第3角度で傾斜して配置された第2傾斜面を含み、
    前記第3角度は、前記第1角度よりも大きい、請求項3に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  6. 前記第1溝面は、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面を連結する第1連結面をさらに含み、
    前記第1連結面は、前記外側ビード内で前記車体の長さ方向に沿って前記外側壁と平行に延び、
    前記外側ビードの前記第1ビード深さは、前記第1連結面と前記第1傾斜面の連結地点から変更される、請求項5に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  7. 前記第2溝面は、前記車体の長さ方向の軸線に対して第4角度で傾斜して配置された第4傾斜面を含み、
    前記第4角度は、前記第1角度よりも大きい、請求項3に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  8. 前記第2溝面は、前記第3傾斜面と前記第4傾斜面を連結する第2連結面をさらに含み、
    前記第2連結面は、前記内側ビード内で前記車体の長さ方向に沿って前記内側壁と平行に延び、
    前記内側ビードの前記第2ビード深さは、前記第2連結面と前記第3傾斜面との連結地点から変更される、請求項7に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  9. 前記フロントサイドメンバーの一側端部において、前記外側壁には前記外側ビードが形成されず、前記内側壁には前記内側ビードが形成されない、請求項3に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  10. 前記外側ビードの前記第1ビード深さは、前記フロントサイドメンバーの他側の端部に向かうほど徐々に深くなり、
    前記内側ビードの前記第2ビード深さは、前記第3傾斜面から前記他側の端部に向かうほど徐々に浅くなる、請求項9に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  11. 前記フロントサイドメンバーの前記一側端部と前記他側端部との中間で、前記第2ビード深さと前記第1ビード深さは互いに同一であるか、または前記第2ビード深さが前記第1ビード深さよりも深く形成される、請求項10に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  12. 前記外側ビードの前記第1傾斜面と前記内側ビードの前記第3傾斜面とが互いに接する、請求項3に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  13. 前記外側ビードの前記第1傾斜面と前記内側ビードの前記第3傾斜面とは、互いに一定間隔で離隔して配置される、請求項3に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  14. 前記外側壁はサイドアウターパネルに備えられ、
    前記内側壁はサイドインナーパネルに備えられ、
    前記サイドアウターパネルの一側に前記サイドインナーパネルが結合することにより、閉断面を有する管状部材を形成する、請求項3に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  15. 前記サイドアウターパネルの端部から、前記サイドアウターパネルの延長方向とは異なる方向に分岐して延びるように一側が結合されるアウターリアをさらに含み、
    前記アウターリアの他側端部は、前記車体のサイドシールまたはフロントクロスメンバーに連結される、請求項14に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  16. 前記アウターリアの前記一側には、前記外側ビードの一部と対応する形状に補助ビードが形成される、請求項15に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  17. 前記アウターリアは、前記外側壁よりも高い強度を有するか、または前記外側壁の厚さより厚く形成される、請求項15に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  18. 前記サイドインナーパネルの端部から延びるように一側が結合されたインナーリアをさらに含み、
    前記インナーリアの他側端部は、前記車体のフロントクロスメンバーまたはダッシュパネルと連結される、請求項14に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  19. 前記インナーリアは、前記内側壁よりも高い強度を有するか、または前記内側壁の厚さより厚く形成される、請求項18に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  20. 前記第2溝面の前記第3傾斜面は、前記内側壁の一側端部から他側端部まで延びる、請求項18に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  21. 前記フロントサイドメンバーの一側端部において、前記外側壁には前記外側ビードが形成されず、前記内側ビードの前記第2ビード深さが最も深くなる、請求項20に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  22. 前記外側ビードの前記第1ビード深さは、前記フロントサイドメンバーの他側端部に向かうほど徐々に深くなり、
    前記内側ビードの前記第2ビード深さは、前記他側端部に向かうほど徐々に浅くなる、請求項21に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  23. 前記フロントサイドメンバーの前記一側端部と前記他側端部との中間で、前記第2ビード深さと前記第1ビード深さは互いに同一であるか、または前記第2ビード深さが前記第1ビード深さよりも深く形成される、請求項22に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  24. 前記フロントサイドメンバーは、前記車体の長さ方向の軸線に対して前記第1角度で傾斜して配置される、請求項3から23のいずれか一項に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  25. 前記フロントサイドメンバーは、前記車体の幅方向である左右両側にそれぞれ配置され、
    2つの前記フロントサイドメンバーは、前記車体の後方に向かうほど互いに近づくように配置される、請求項24に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  26. 前記外側ビードの前記第1ビード深さは、前記車体の前方に向かうほど徐々に深くなり、
    前記内側ビードの前記第2ビード深さは、前記第3傾斜面から前記車体の前方に向かうほど徐々に浅くなる、請求項25に記載の車両用フロントサイドメンバー。
  27. 前記外側壁には、前記外側ビードを横切って装着された補強材をさらに含む、請求項1から23のいずれか一項に記載の車両用フロントサイドメンバー。
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