JP2023533562A - 熱交換アセンブリ及びこの熱交換アセンブリを備える熱交換システム - Google Patents

Abstract

熱交換アセンブリ及び当該熱交換アセンブリを備える熱交換システムであり、前記熱交換アセンブリは複数の熱交換パイプ（２０）、並列に配置される第１パイプ（１１）および第２パイプ（１２）を含み、熱交換パイプ（２０）は複数の第１熱交換パイプ（２１）および少なくとも１つの第２熱交換パイプ（２２）を含み、第１熱交換パイプ（２１）の一端は第１パイプ（１１）に連通し、第１熱交換パイプ（２１）の他端は第２パイプ（１２）に連通し、第２熱交換パイプ（２２）は第３パイプセグメント（２２１）を含み、第３パイプセグメント（２２１）は第１サブパイプセグメント（２２１１）、第２サブパイプセグメント（２２１２）、第３サブパイプセグメント（２２１３）及び少なくとも２つの第３折り曲げセグメント（２２１４）を含み、第１サブパイプセグメント（２２１１）は第２パイプ（１２）および１つの第３折り曲げセグメント（２２１４）に連通し、当該第３折り曲げセグメント（２２１４）の他端は第２サブパイプセグメント（２２１２）を介してもう１つの第３折り曲げセグメント（２２１４）に連通し、当該もう１つの第３折り曲げセグメント（２２１４）の他端は第３サブパイプセグメント（２２１３）を介して第１パイプ（１１）に連通する。本出願の実施例の熱交換アセンブリは熱交換パイプ内の冷媒流れ抵抗を調整することができ、熱交換効果の向上に有利である。

Description

［関連出願の相互参照］
本出願は、出願番号が２０２０１０６６５０６０．０で、出願日が２０２０年７月１０日である中国特許出願の優先権および権益を主張し、上記中国特許出願の全ての内容は参照により本出願に組み込まれる。

本出願の実施例は熱交換技術分野に関し、より具体的には、熱交換アセンブリ及びこの熱交換アセンブリを備える熱交換システムに関する。

従来技術では、多流路熱交換器は空気調和の分野で幅広く適用されるが、空気調和器のファンおよび熱交換器の取り付けスペースが限られているうえで、空気調和ユニットからの影響を受けるため、熱交換器の表面を流れる気流の分布は不均一であり、熱交換器には通風量が小さいエリアが現れる。通風量が小さいエリアは通常熱交換器の長手方向又は幅方向の端部にある。冷媒は、通風量の小さいエリアでの熱交換速度が遅いため、より多くの冷媒はこれらのエリアに流れ、熱交換効果が低下する。

そのため、本出願の一態様の実施例は、熱交換アセンブリ内部の冷媒流れ抵抗を調整することができ、熱交換効果の向上に有利である熱交換アセンブリを提供する。

本出願の別の態様の実施例は、この熱交換アセンブリを備える熱交換システムを提供する。

本出願の第１態様の実施例に係る熱交換アセンブリは、第１パイプおよび第２パイプと、複数の熱交換パイプ戸を含み、前記第１パイプはその長手方向に第１端を有し、前記第２パイプはその長手方向に第２端を有し、前記第１パイプの第１端および前記第２パイプの第２端は前記第１パイプの長手方向における同一側に位置し、前記熱交換パイプは前記第１パイプおよび前記第２パイプに連通し、前記熱交換パイプは複数の第１熱交換パイプを含み、前記第１熱交換パイプは前記第１パイプおよび前記第２パイプに連通し、前記熱交換パイプは少なくとも１つの第２熱交換パイプを含み、前記第２熱交換パイプは第３パイプセグメントを含み、前記第３パイプセグメントは、第１サブパイプセグメント、第２サブパイプセグメント、第３サブパイプセグメント及び少なくとも２つの第３折り曲げセグメントを含み、前記第１サブパイプセグメントの一端は前記第２パイプに連通し、前記第１サブパイプセグメントの他端は１つの前記第３折り曲げセグメントに連通し、当該第３折り曲げセグメントの他端は前記第２サブパイプセグメントの一端に連通し、前記第２サブパイプセグメントの他端はもう１つの前記第３折り曲げセグメントに連通し、当該もう１つの第３折り曲げセグメントの他端は前記第３サブパイプセグメントの一端に連通し、前記第３サブパイプセグメントの他端は前記第１パイプに連通し、前記第１サブパイプセグメント、前記第２サブパイプセグメント及び前記第３サブパイプセグメントは前記第１パイプの長手方向に設置され、前記第２熱交換パイプの第３パイプセグメントは、前記第１熱交換パイプよりも前記第１パイプの第１端に隣接して設置され、前記第３サブパイプセグメントは、前記第１サブパイプセグメントよりも前記第１パイプの第１端に隣接して設置される。

本出願の実施例に係る熱交換アセンブリは、当該熱交換アセンブリ内に複数の第１熱交換パイプおよび少なくとも１つの第２熱交換パイプが設置され、その第２熱交換パイプは第３パイプセグメントを含み、第３パイプセグメントは、第１サブパイプセグメント、第２サブパイプセグメント、第３サブパイプセグメント及び少なくとも２つの第３折り曲げセグメントを含み、当該第３パイプセグメントは、少なくとも２つの第３折り曲げセグメントを介して第１サブパイプセグメント、第２サブパイプセグメント及び第３サブパイプセグメントにを連通させてＳ字状管路を形成することにより、第２熱交換パイプ内の冷媒流れ抵抗を効果的に増加させ、熱交換アセンブリにおける冷媒の均一な配分を促進し、熱交換アセンブリの熱交換効果を向上させることができる。

いくつかの実施例では、前記第１熱交換パイプは、第１パイプセグメント、第２パイプセグメント及び第１折り曲げセグメントを含み、前記第１パイプセグメントの一端は前記第１パイプに連通し、前記第１パイプセグメントの他端は前記第１折り曲げセグメントの一端に連通し、前記第２パイプセグメントの一端は前記第２パイプに連通し、前記第２パイプセグメントの他端は前記第１折り曲げセグメントの他端に連通し、前記第２熱交換パイプは第４パイプセグメントおよび第２折り曲げセグメントをさらに含み、前記第４パイプセグメントの一端は前記第２パイプに連通し、前記第４パイプセグメントの他端は前記第２折り曲げセグメントの一端に連通し、前記第１サブパイプセグメントの一端は前記第２折り曲げセグメントの他端に連通し、前記第３パイプセグメントおよび第１パイプセグメントは第１パイプの長手方向に設置され、前記第４パイプセグメントおよび前記第２パイプセグメントは第２パイプの長手方向に設置され、前記第２熱交換パイプの第３パイプセグメントは前記第１パイプセグメントよりも前記第１パイプの第１端に隣接して設置され、前記第２熱交換パイプの第４パイプセグメントは前記第１熱交換パイプの第２パイプセグメントよりも前記第２パイプの第２端に隣接して設置され、前記第３サブパイプセグメントは前記第１サブパイプセグメントよりも前記第１パイプの第１端に隣接して設置される。

いくつかの実施例では、前記第１パイプはその長手方向に第３端を有し、前記第２パイプはその長手方向に第４端を有し、前記第１パイプの第３端および前記第２パイプの第４端は第１パイプの長手方向における同一側に位置し、前記第１パイプの第１端から前記第１パイプの第３端までの距離はＬ１であり、前記第２パイプの第２端から前記第２パイプの第４端までの距離はＬ２であり、前記Ｌ１は前記Ｌ２よりも大きい。

いくつかの実施例では、前記第２熱交換パイプは複数あり、１つの前記第２熱交換パイプの第３パイプセグメントは前記第１熱交換パイプの第１パイプセグメントよりも前記第１パイプの第３端に隣接して設置され、当該第２熱交換パイプの第４パイプセグメントは当該第１熱交換パイプの第２パイプセグメントよりも前記第２パイプの第４端に隣接して設置され、当該第２熱交換パイプの第３サブパイプセグメントは当該第２熱交換パイプの第１サブパイプセグメントよりも前記第１パイプの第３端に隣接して設置される。

いくつかの実施例では、前記第１熱交換パイプは、間隔をあけて配置される複数の第１流路を含み、前記第１流路は前記第１パイプおよび第２パイプに連通し、前記第２熱交換パイプは、間隔をあけて配置される複数の第２流路を含み、前記第２流路は前記第１パイプおよび第２パイプに連通し、前記複数の第１流路の、前記第１熱交換パイプ横断面における断面積の和がＳ１であり、前記複数の第２流路の、前記第２熱交換パイプ横断面における断面積の和がＳ２であり、前記Ｓ１とＳ２は、Ｓ２がＳ１以上であることを満たす。

いくつかの実施例では、前記第２熱交換パイプは複数あり、１つの前記第２熱交換パイプは、前記第１パイプの長手方向における片側が１つの前記第１熱交換パイプに隣接しており、当該第２熱交換パイプは、前記第１パイプの長手方向における他側がもう１つの前記第１熱交換パイプに隣接している。

いくつかの実施例では、前記第１熱交換パイプの横断面の外周輪郭は略扁平状四角形であり、前記１つの第２熱交換パイプの横断面の外周輪郭は略扁平状四角形であり、当該第２熱交換パイプの幅は前記第１熱交換パイプの幅よりも小さい。

いくつかの実施例では、前記第１パイプの長手方向において隣接する前記第１パイプセグメントの間に第１フィンが設けられ、前記第１パイプの長手方向において隣接する前記第３パイプセグメントの間に第２フィンが設けられ、前記第１パイプセグメントの幅方向における前記第１フィンのサイズは、前記第３パイプセグメントの幅方向における前記第２フィンのサイズよりも大きい。

いくつかの実施例では、前記熱交換パイプは少なくとも１つの第３熱交換パイプをさらに含み、前記第３熱交換パイプは、第５パイプセグメント、第６パイプセグメント、第４折り曲げセグメント及び少なくとも２つの第５折り曲げセグメントを含み、前記第６パイプセグメントの一端は前記第１パイプに連通し、前記第６パイプセグメントの他端は前記第４折り曲げセグメントの一端に連通し、前記第５パイプセグメントは、第４サブパイプセグメント、第５サブパイプセグメント及び第６サブパイプセグメントを含み、前記第４サブパイプセグメントの一端は前記第４折り曲げセグメントの他端に連通し、前記第４サブパイプセグメントの他端は１つの前記第５折り曲げセグメントに連通し、当該第５折り曲げセグメントの他端は前記第５サブパイプセグメントの一端に連通し、前記第５サブパイプセグメントの他端はもう１つの前記第５折り曲げセグメントに連通し、当該もう１つの第５折り曲げセグメントの他端は前記第６サブパイプセグメントの一端に連通し、前記第６サブパイプセグメントの他端は前記第２パイプに連通し、前記第４サブパイプセグメント、前記第５サブパイプセグメント及び前記第６サブパイプセグメントは、前記第２パイプの長手方向に並列に配置され、前記第３熱交換パイプの第６パイプセグメントは前記第３サブパイプセグメントよりも前記第１パイプの第１端に隣接して設置され、前記第６サブパイプセグメントは前記第４サブパイプセグメントよりも前記第２パイプの第２端に隣接して設置される。

本出願の第２態様の実施例に係る熱交換システムは、本出願の実施例に記載の熱交換アセンブリを含み、前記熱交換アセンブリの第１パイプおよび第２パイプのそれぞれは折り曲げ部を含み、前記第１パイプセグメントはストレートセグメントであり、前記第１パイプは、前記第１パイプセグメントの長手方向に平行な方向回りに折り曲げられて前記第１パイプの折り曲げ部が形成され、前記第２パイプは、前記第１パイプセグメントの長手方向に平行な方向回りに折り曲げられて前記第２パイプの折り曲げ部が形成され、前記第１パイプの折り曲げ部の折り曲げ半径は第２パイプの折り曲げ部の折り曲げ半径よりも大きい。

いくつかの実施例では、そのうちの１つの第２熱交換パイプと前記第１パイプとの接続箇所は前記第１パイプの折り曲げ部に位置するか、又は前記第１パイプの折り曲げ部に隣接しており、当該第２熱交換パイプと前記第２パイプとの接続箇所は第２パイプの折り曲げ部に位置するか、又は前記第２パイプの折り曲げ部に隣接している。

本出願の一実施例に係る熱交換アセンブリが折り曲げられていない場合の概略図である。 本出願の別の実施例に係る熱交換アセンブリが折り曲げられていない場合の概略図である。 本出願の一実施例に係る熱交換アセンブリの概略構造図である。 本出願の実施例に係る熱交換アセンブリ内の第１熱交換パイプの概略構造図である。 本出願の実施例に係る熱交換アセンブリにおける第２熱交換パイプの概略構造図である。 本出願の別の実施例に係る熱交換アセンブリの概略構造図である。 図６における熱交換アセンブリの一部の概略斜視図である。 図７における局所Ａを拡大した概略図である。 本出願の別の実施例に係る熱交換アセンブリの概略構造図である。 図９における局所Ｂを拡大した概略図である。 図９における第２熱交換パイプの概略構造図である。 本出願の実施例に係る熱交換システムの概略図である。

以下、本出願の実施例を詳しく説明し、前記実施例の例は図面に示されている。以下、図面を参照して説明された実施例は例示的なものであり、本出願を説明することを目的としており、本出願への限定として理解してはならない。本出願の説明では、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」「内」、「外」、「時計回り」、「逆時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などの用語が指す方位又は位置関係は、図面に基づく方位又は位置関係であり、本出願を容易に説明し且つ説明を簡素化するためのものであり、指示される装置又は部品が必ず特定の方位を有し、特定の方位で構造及び操作されることを指示したり暗示したりするものではないため、本出願への限定として理解してはならない。

図１～図１１に示すように、本出願の実施例に係る熱交換アセンブリは、第１パイプ１１、第２パイプ１２及び複数の熱交換パイプ２０を含む。

第１パイプ１１と第２パイプ１２とは並列に配置され、第１パイプ１１は、その長手方向（図９に示す左右方向）に第１端（図９の第１パイプ１１の右端）を有し、第２パイプ１２は、その長手方向（図９に示す左右方向）に第２端（図９の第２パイプ１２の右端）を有し、第１パイプ１１の第１端と第２パイプ１２の第２端とは第１パイプ１１の長手方向における同一側に位置する。

熱交換パイプ２０は、第１パイプ１１および第２パイプ１２に連通する。熱交換パイプ２０は、複数の第１熱交換パイプ２１を含み、第１熱交換パイプ２１の一端（図９の第１熱交換パイプ２１の下端）は、第１パイプ１１に連通し、第１熱交換パイプ２１の他端（図９の第１熱交換パイプ２１の上端）は、第２パイプ１２に連通する。

熱交換パイプ２０は、少なくとも１つの第２熱交換パイプ２２を含み、第２熱交換パイプ２２は、第３パイプセグメント２２１（図９に示す熱交換アセンブリを参照）を含み、第３パイプセグメント２２１は、第１サブパイプセグメント２２１１（図９の第３パイプセグメント２２１の左側垂直部）、第２サブパイプセグメント２２１２（図９の第３パイプセグメント２２１の中間垂直部）、第３サブパイプセグメント２２１３（図９の第３パイプセグメント２２１の右側垂直部）、及び少なくとも２つの第３折り曲げセグメント２２１４（図９の第３パイプセグメント２２１の円弧状連結部）を含む。

第１サブパイプセグメント２２１１の一端（図９の第１サブパイプセグメント２２１１の上端）は第２パイプ１２に連通し、第１サブパイプセグメント２２１１の他端（図９の第１サブパイプセグメント２２１１の下端）は１つの第３折り曲げセグメント２２１４に連通し、当該第３折り曲げセグメント２２１４の他端（図９の当該第３折り曲げセグメント２２１４の右端）は第２サブパイプセグメント２２１２の一端（図９の第２サブパイプセグメント２２１２の下端）に連通し、第２サブパイプセグメント２２１２の他端（図９の第２サブパイプセグメント２２１２の上端）はもう１つの第３折り曲げセグメント２２１４に連通し、当該もう１つの第３折り曲げセグメント２２１４の他端（図９のもう１つの第３折り曲げセグメント２２１４の右端）は第３サブパイプセグメント２２１３の一端（図９の第３サブパイプセグメント２２１３の上端）に連通し、第３サブパイプセグメント２２１３の他端（図９の第３サブパイプセグメント２２１３の下端）は第１パイプ１１に連通し、第１サブパイプセグメント２２１１、第２サブパイプセグメント２２１２及び第３サブパイプセグメント２２１３は第１パイプ１１の長手方向に設置される。図９～図１１に示すように、好ましくは、第２熱交換パイプ２２はＳ字状パイプであり、第２熱交換パイプ２２の上端は第２パイプ１２に接続され、第２熱交換パイプ２２の下端は第１パイプ１１に接続され、第２熱交換パイプ２２は複数の第２サブパイプセグメント２２１２を含み、言い換えると、第２熱交換パイプ２２は、第１パイプ１１と第２パイプ１２との間で複数回に折り曲げることができる。

第２熱交換パイプ２２の第３パイプセグメント２２１は、第１熱交換パイプ２１よりも第１パイプ１１の第１端に隣接して設置され、第３サブパイプセグメント２２１３は第１サブパイプセグメント２２１１よりも第１パイプ１１の第１端に隣接して設置される。

本出願の実施例に係る熱交換アセンブリは、当該熱交換アセンブリに複数の第１熱交換パイプ２１及び少なくとも１つの第２熱交換パイプ２２が設置され、その第２熱交換パイプ２２は第３パイプセグメント２２１を含み、第３パイプセグメント２２１は第１サブパイプセグメント２２１１、第２サブパイプセグメント２２１２、第３サブパイプセグメント２２１３及び少なくとも２つの第３折り曲げセグメント２２１４を含み、当該第３パイプセグメント２２１は少なくとも２つの第３折り曲げセグメント２２１４を介して第１サブパイプセグメント２２１１、第２サブパイプセグメント２２１２及び第３サブパイプセグメント２２１３にを連通させてＳ字状管路を形成することにより、第２熱交換パイプ２２内の冷媒流れ抵抗を効果的に増加させ、熱交換アセンブリにおける冷媒の均一な配分を促進し、熱交換アセンブリの熱交換効果を向上させることができる。

いくつかの実施例では、第１熱交換パイプ２１は、第１パイプセグメント２１１、第２パイプセグメント２１２（図１および図２に示す熱交換アセンブリが折り曲げられていない場合を参照）及び第１折り曲げセグメント２１３を含み、第１パイプセグメント２１１の一端（図３の第１パイプセグメント２１１の下端）は第１パイプ１１に連通し、第１パイプセグメント２１１の他端（図３の第１パイプセグメント２１１の上端）は第１折り曲げセグメント２１３の一端（図３の第１折り曲げセグメント２１３の前端）に連通し、第２パイプセグメント２１２の一端（図３の第２パイプセグメント２１２の下端）は第２パイプ１２に連通し、第２パイプセグメント２１２の他端（図３の第２パイプセグメント２１２の上端）は第１折り曲げセグメント２１３の他端（図３の第１折り曲げセグメント２１３の後端）に連通する。

具体的には、図１に示すように、熱交換アセンブリが折り曲げられていない時、第１熱交換パイプ２１は、第１パイプセグメント２１１、第２パイプセグメント２１２、及び第１パイプセグメント２１１と第２パイプセグメント２１２との間に接続される第１ストレート部２１３’を含み、熱交換アセンブリを折り曲げる場合、第１ストレート部２１３’を折り曲げることで熱交換アセンブリの第１折り曲げセグメント２１３を形成する。

第２熱交換パイプ２２は、第４パイプセグメント２２２（図１および図２に示す熱交換アセンブリが折り曲げられていない場合を参照）および第２折り曲げセグメント２２３をさらに含み、第４パイプセグメント２２２の一端（図３の第４パイプセグメント２２２の下端）は第２パイプ１２に連通し、第４パイプセグメント２２２の他端（図３の第４パイプセグメント２２２の上端）は第２折り曲げセグメント２２３の一端（図３の第２折り曲げセグメント２２３の後端）に連通し、第１サブパイプセグメント２２１１の一端（図３の第１サブパイプセグメント２２１１の上端）は第２折り曲げセグメント２２３の他端（図３の第２折り曲げセグメント２２３の前端）に連通し、第１サブパイプセグメント２２１１の他端（図３の第１サブパイプセグメント２２１１の下端）は１つの第３折り曲げセグメント２２１４に連通し、当該第３折り曲げセグメント２２１４の他端（図３の当該第３折り曲げセグメント２２１４の左端）は第２サブパイプセグメント２２１２の一端（図３の第２サブパイプセグメント２２１２の下端）に連通し、第２サブパイプセグメント２２１２の他端（図３の第２サブパイプセグメント２２１２の上端）はもう１つの第３折り曲げセグメント２２１４に連通し、当該もう１つの第３折り曲げセグメント２２１４の他端（図３の当該もう１つの第３折り曲げセグメント２２１４の左端）は第３サブパイプセグメント２２１３の一端（図３の第３サブパイプセグメント２２１３の上端）に連通し、第３サブパイプセグメント２２１３の他端（図３の第３サブパイプセグメント２２１３の下端）は第１パイプ１１に連通する。

具体的には、図２に示すように、熱交換アセンブリが折り曲げられていない場合を参照すると、第２熱交換パイプ２２は第３パイプセグメント２２１、第４パイプセグメント２２２、及び第３パイプセグメント２２１と第４パイプセグメント２２２との間に接続される第２ストレート部２２３’を含み、熱交換アセンブリを折り曲げる場合、第２ストレート部２２３’を折り曲げることで熱交換アセンブリの第２折り曲げセグメント２１３を形成する。

第３パイプセグメント２２１および第１パイプセグメント２１１は第１パイプ１１の長手方向に設置され、第４パイプセグメント２２２および第２パイプセグメント２１２は第２パイプ１２の長手方向に設置され、第２熱交換パイプ２２の第３パイプセグメント２２１は第１パイプセグメント２１１よりも第１パイプ１１の第１端に隣接して設置され、第２熱交換パイプ２２の第４パイプセグメント２２２は第１熱交換パイプ２１の第２パイプセグメント２１２よりも第２パイプ１２の第２端に隣接して設置され、第３サブパイプセグメント２２１３は第１サブパイプセグメント２２１１よりも第１パイプ１１の第１端に隣接して設置される。熱交換アセンブリの左側又は右側の端部に近いエリアに第２熱交換パイプを設けることにより、折り曲げられた後の第１パイプおよび第２パイプの両端が揃い、熱交換器の取り付けが容易になるとともに、冷媒の均一な配分が促進され、熱交換能力が向上する。

好ましくは、当該熱交換アセンブリ内に複数の第１熱交換パイプ２１および少なくとも１つの第２熱交換パイプ２２が設置され、その第２熱交換パイプ２２は第３パイプセグメント２２１、第４パイプセグメント２２２及び第２折り曲げセグメント２２３を含み、第４パイプセグメント２２２の一端は第２パイプ１２に連通し、第４パイプセグメント２２２の他端は第２折り曲げセグメント２２３の一端に連通し、第２折り曲げセグメント２２３の他端は第３パイプセグメント２２１の一端に連通し、第３パイプセグメント２２１の他端は第１パイプ１１に連通し、第３パイプセグメント２２１は第１サブパイプセグメント２２１１、第２サブパイプセグメント２２１２、第３サブパイプセグメント２２１３及び少なくとも２つの第３折り曲げセグメント２２１４を含み、当該第３パイプセグメント２２１は少なくとも２つの第３折り曲げセグメント２２１４を介して第１サブパイプセグメント２２１１、第２サブパイプセグメント２２１２及び第３サブパイプセグメント２２１３を連通させてＳ字状管路を形成することにより、第２熱交換パイプ２２内の冷媒流れ抵抗を効果的に増加させ、熱交換アセンブリにおける冷媒の均一な配分を促進し、熱交換アセンブリの熱交換効果を向上させることができる。

いくつかの実施例では、第１パイプ１１は、その長手方向に第３端（図３の第１パイプ１１の右端）を有し、第２パイプ１２はその長手方向に第４端（図３の第２パイプ１２の右端）を有し、第１パイプ１１の第３端および第２パイプ１２の第４端は、第１パイプ１１の長手方向における同一側に位置し、第１パイプ１１の第１端から第１パイプ１１の第３端までの距離はＬ１であり、第２パイプ１２の第２端から第２パイプ１２の第４端までの距離はＬ２であり、Ｌ１はＬ２よりも大きい。

図２に示すように、熱交換アセンブリが折り曲げられていない場合、第１パイプ１１および第２パイプ１２は並列に配置され、第１パイプ１１の左端から右端までの距離はＬ１であり、第２パイプ１２の左端から右端までの距離はＬ２であり、Ｌ１はＬ２よりも大きい。これにより、第２熱交換パイプ２２の第３パイプセグメント２２１は第１パイプ１１に折り曲げ可能に接続される。

いくつかの実施例では、第２熱交換パイプ２２は複数あり、１つの第２熱交換パイプ２２の第３パイプセグメント２２１は第１熱交換パイプ２１の第１パイプセグメント２１１よりも第１パイプ１１の第３端に隣接して設置され、当該第２熱交換パイプ２２の第４パイプセグメント２２２は当該第１熱交換パイプ２１の第２パイプセグメント２１２よりも第２パイプ１２の第４端に隣接して設置され、当該第２熱交換パイプ２２の第３サブパイプセグメント２２１３は当該第２熱交換パイプ２２の第１サブパイプセグメント２２１１よりも第１パイプ１１の第３端に隣接して設置される。

図１に示すように、熱交換アセンブリが折り曲げられていない場合、第１パイプ１１および第２パイプ１２は並列に配置され、第１パイプ１１の長さＬ１は第２パイプ１２の長さＬ２よりも大きい。１つの第２熱交換パイプ２２の上端は第２パイプ１２の右端に接続され、当該第２熱交換パイプ２２の下端は第１パイプ１１の右端に接続され、これにより、当該第２熱交換パイプ２２は第１パイプ１１の長手方向において複数の第１熱交換パイプ２１の右側に位置する。同時に、第２熱交換パイプ２２の第３サブパイプセグメント２２１３は当該第２熱交換パイプ２２の第１サブパイプセグメント２２１１よりも第１パイプ１１の右端に隣接して設置される。これにより、熱交換アセンブリの左側又は右側の最初の熱交換パイプを第２の熱交換パイプとすることにより、折り曲げられた後の第１パイプおよび第２パイプの両端が揃い、熱交換器の取り付けが容易になるとともに、冷媒の均一な配分が促進され、熱交換能力が向上する。

いくつかの実施例では、第１熱交換パイプ２１の横断面の外周輪郭および第２熱交換パイプ２２の横断面の外周輪郭のそれぞれは略扁平状四角形である。

図３に示すように、第１熱交換パイプ２１および第２熱交換パイプ２２は左右方向に間隔をあけて配置され、第１熱交換パイプ２１および第２熱交換パイプ２２は、長さ、幅及び厚さを有し、熱交換パイプの幅は厚さよりも大きく、且つ熱交換パイプの長さが上下方向にあり、幅が前後方向にあり、厚さが左右方向にあり、熱交換パイプが本分野でいう扁平管である。

いくつかの実施例では、図４および図５に示すように、第１熱交換パイプ２１はその幅方向に間隔をあけて配置される複数の第１流路２３を含み、第１流路２３は第１パイプ１１および第２パイプ１２に連通し、第２熱交換パイプ２２は、その幅方向に間隔をあけて配置される複数の第２流路２４を含み、第２流路２４は第１パイプ１１および第２パイプ１２に連通し、複数の第１流路２３の、第１熱交換パイプ２１の横断面における断面積の和がＳ１であり、複数の第２流路２４の、第２熱交換パイプ２２横断面における断面積の和がＳ２であり、Ｓ１とＳ２は、Ｓ２がＳ１以上であることを満たす。これにより、熱交換アセンブリにおける第２熱交換パイプ２２の冷媒流通面積が大きくなり、第２熱交換パイプ２２の冷媒流通面積は通常の第１熱交換パイプ２１の冷媒流通面積よりも大きくなるため、第２熱交換パイプ２２の流れ抵抗を小さくし、熱交換アセンブリは、風場が比較的均一な場合、第２熱交換パイプ２２の大きすぎる流れ抵抗による熱交換効果への影響を回避することができる。他のいくつかの実施例では、熱交換アセンブリに使用される第２熱交換パイプの冷媒流通面積を第１熱交換パイプの冷媒流通面積よりも大きくすることにより、風場の差異が小さい場合に流れ抵抗が大きすぎて熱交換効果に影響を与えることが回避される。

いくつかの実施例では、第１熱交換パイプ２１の横断面の外周輪郭は略扁平状四角形であり、１つの第２熱交換パイプ２２の横断面の外周輪郭は略扁平状四角形であり、当該第２熱交換パイプ２２の幅は第１熱交換パイプ２１の幅よりも小さい。

図４および図５に示すように、第１熱交換パイプ２１の幅はＷ１であり、第２熱交換パイプ２２の幅はＷ２であり、Ｗ１とＷ２は、Ｗ１がＷ２よりも大きいことを満たす。

いくつかの実施例では、第２熱交換パイプ２２は複数あり、１つの第２熱交換パイプ２２は、第１パイプ１１の長手方向における片側が１つの第１熱交換パイプ２１に隣接しており、当該第２熱交換パイプ２２は、第１パイプ１１の長手方向における他側がもう１つの第１熱交換パイプ２１に隣接している。

図６に示すように、１つの第２熱交換パイプ２２は第１パイプ１１の長手方向に複数の第１熱交換パイプ２１間に設けられ、当該第２熱交換パイプ２２の一端は第２パイプ１２に接続され、当該第２熱交換パイプ２２は第１パイプ１１と第２パイプ１２との間で２回折り曲げられた後、当該第２熱交換パイプ２２の他端は第１パイプ１１に接続される。当該第２熱交換パイプ２２の左側は１つの第１熱交換パイプ２１に隣接しており、当該第２熱交換パイプ２２の右側はもう１つの第１熱交換パイプ２１に隣接している。いくつかの実施例では、熱交換アセンブリの折り曲げエリアに第２熱交換パイプを使用することにより、当該エリアの冷媒流れ抵抗を増加させ、冷媒の分布をより均一にし、熱交換効果を向上させることができる。

いくつかの実施例では、第１パイプ１１の長手方向において隣接する第１パイプセグメント２１１の間に第１フィン３１が設置され、第１パイプ１１の長手方向において隣接する第３パイプセグメント２２１の間に第２フィン３２が設置され、第１パイプセグメント２１１の幅方向における第１フィン３１のサイズは、第３パイプセグメント２２１の幅方向における第２フィン３２のサイズよりも大きい。熱交換アセンブリの折り曲げエリアに第２熱交換パイプおよび第２フィンを用いることにより、熱交換アセンブリが折り曲げられた後の折り曲げエリア内側のフィンの変形や倒れの状況を改善することができ、ひいては熱交換アセンブリの排水および熱交換効果を改善することができる。

図７および図８に示すように、フィン３０は第１フィン３１および第２フィン３２を含み、第１フィン３１は、隣接する第１熱交換パイプ２１の間に設けられ、第２フィン３２は、隣接する第１熱交換パイプ２１と第２熱交換パイプ２２との間又は隣接する２つの第２熱交換パイプ２２の間に設けられる。熱交換アセンブリの前後方向における第１フィン３１の長さはＬ３であり、熱交換アセンブリの前後方向における第２フィン３２の長さはＬ４であり、Ｌ３はＬ４よりも大きい。これにより、熱交換アセンブリの折り曲げエリアに第２熱交換パイプおよび第２フィンを用いることで、熱交換アセンブリが折り曲げられた後の折り曲げエリア内側のフィンの変形や倒れの状況を改善することができ、ひいては熱交換アセンブリの排水および熱交換効果を改善することができる。

いくつかの実施例では、熱交換パイプ２０は少なくとも１つの第３熱交換パイプ（図示せず）をさらに含み、第３熱交換パイプは第５パイプセグメント、第６パイプセグメント、第４折り曲げセグメント、および少なくとも２つの第５折り曲げセグメントを含み、第６パイプセグメントの一端は第１パイプ１１に連通し、第６パイプセグメントの他端は第４折り曲げセグメントの一端に連通し、第５パイプセグメントは、第４サブパイプセグメント、第５サブパイプセグメントおよび第６サブパイプセグメントを含み、第４サブパイプセグメントの一端は第４折り曲げセグメントの他端に連通し、第４サブパイプセグメントの他端は１つの第５折り曲げセグメントに連通し、当該第５折り曲げセグメントの他端は第５サブパイプセグメントの一端に連通し、第５サブパイプセグメントの他端はもう１つの第５折り曲げセグメントに連通し、当該もう１つの第５折り曲げセグメントの他端は第６サブパイプセグメントの一端に連通し、第６サブパイプセグメントの他端は第２パイプ１２に連通する。第４サブパイプセグメント、第５サブパイプセグメントおよび第６サブパイプセグメントは第２パイプ１２の長手方向において並列に配置され、第３熱交換パイプの第６パイプセグメントは第３サブパイプセグメントよりも第１パイプの第１端に隣接して設置され、第６サブパイプセグメントは第４サブパイプセグメントよりも第２パイプ１２の第２端に隣接して設置される。

熱交換アセンブリの折り曲げエリアに第２熱交換パイプおよび第３熱交換パイプを使用することにより、当該折り曲げエリア内の冷媒の流れ距離を短くすることができ、冷媒の流れ抵抗を低減させ、熱交換アセンブリの熱交換能力を向上させることができる。同時に、第１パイプおよび第２パイプは折り曲げ前後の対応する位置が変化するため、第１パイプおよび第２パイプの折り曲げエリアが第１熱交換パイプを介して連通する時、当該第１熱交換パイプの第１パイプ側に位置する部分と、隣接する第１熱交換パイプとは相互押圧し、第１熱交換パイが大きく変形しやすくなる。本出願の実施例では、第１パイプおよび第２パイプの折り曲げエリアに第２熱交換パイプおよび第３熱交換パイプを設けることにより、第１パイプが折り曲げられる時に生じる変位の影響を効果的に低減することができ、第１パイプおよび第２パイプの折り曲げエリアにおける隣接する熱交換パイプの相互押圧を減少させ、あるいは回避し、熱交換パイプの変形を小さくすることができる。

図１２に示すように、本出願の実施例に係る熱交換システムは、本出願の実施例における熱交換アセンブリを含む。

熱交換アセンブリの第１パイプ１１および第２パイプ１２のそれぞれは折り曲げ部を含み、第１パイプセグメント２１１はストレートセグメントであり、第１パイプ１１は、第１パイプセグメント２１１の長手方向（図３に示す上下方向）に平行な方向（図３に示す第１折り曲げ軸線Ｋ１）回りに折り曲げられて第１パイプの折り曲げ部１３が形成され、第２パイプ１２は第１パイプセグメント２１１の長手方向（図３に示す上下方向）に平行な方向（図３に示す第２折り曲げ軸線Ｋ２）回りに折り曲げられて第２パイプの折り曲げ部１４が形成され、第１パイプの折り曲げ部１３の折り曲げ半径は第２パイプの折り曲げ部１４の折り曲げ半径よりも大きい。

第１熱交換パイプ２１は第１折り曲げセグメント２１３を介して折り曲げられ、第２熱交換パイプ２２は第２折り曲げセグメント２２３を介して折り曲げられ、これによって第１パイプ１１は第２パイプ１２に隣接するようになり、第１パイプ１１および第２パイプ１２のそれぞれは第２パイプ１２が所在する側に折り曲げられて、第１パイプの折り曲げ部１３および第２パイプの折り曲げ部１４が形成され、第１パイプの折り曲げ部１３の折り曲げ半径は第２パイプの折り曲げ部１４の折り曲げ半径よりも大きい。

いくつかの実施例では、１つの第２熱交換パイプ２２と第１パイプ１１との接続箇所は第１パイプの折り曲げ部１３に位置し、又は第１パイプの折り曲げ部１３に隣接しており、当該第２熱交換パイプ２２と第２パイプ１２との接続箇所は第２パイプの折り曲げ部１４に位置し、又は第２パイプの折り曲げ部１４に隣接している。

本出願の実施例に係る熱交換アセンブリおよび熱交換システムの有益な効果は以下のとおりである。

熱交換アセンブリは作業時に、通常、熱交換アセンブリの左右両側および熱交換アセンブリの折り曲げエリアの風量が最も小さいため、熱交換アセンブリの左右両側および熱交換アセンブリの折り曲げエリアに第２熱交換パイプを用いることにより、流れ抵抗を効果的に増加させ、冷媒の均一な分布を促進し、熱交換能力を向上させることができる。なお、熱交換アセンブリの折り曲げエリアは、熱交換アセンブリの第１パイプおよび第２パイプを弧状に折り曲げることによって形成されたものである。

熱交換アセンブリの左側又は右側の最初の熱交換パイプを第２熱交換パイプとすることにより、折り曲げられた後の第１パイプおよび第２パイプの両端が揃い、熱交換器の取り付けが容易になるとともに、冷媒の均一な配分が促進され、熱交換能力が向上する。

熱交換アセンブリの折り曲げエリアに第２熱交換パイプを使用することにより、当該エリアの冷媒流れ抵抗を増加させ、冷媒の分布をより均一的にし、熱交換効果を向上させることができる。

熱交換アセンブリに使用される第２熱交換パイプの冷媒流通面積第１熱交換パイプの流通面積よりも大きいため、風場の差異が小さい場合に流れ抵抗が大きすぎて熱交換の効果に影響を与えることが回避される。

熱交換アセンブリの折り曲げエリアに第２熱交換パイプおよび第２フィンを用いることにより、熱交換アセンブリが折り曲げられた後の折り曲げエリア内側のフィンの変形や倒れの状況を改善することができ、ひいては熱交換アセンブリの排水および熱交換効果を改善することができる。

熱交換アセンブリの折り曲げエリアに第２熱交換パイプおよび第３熱交換パイプを使用することにより、当該折り曲げエリア内の冷媒の流れ距離を短くすることができ、冷媒の流れ抵抗を減少させて、熱交換アセンブリの熱交換能力を向上させることができる。同時に、第１パイプおよび第２パイプは折り曲げ前後の対応する位置が変化するため、第１パイプおよび第２パイプの折り曲げエリアが第１熱交換パイプを介して連通する時、当該第１熱交換パイプの第１パイプ側に位置する部分と、隣接する第１熱交換パイプとは相互押圧し、第１熱交換パイプが大きく変形しやすくなる。本出願の実施例では、第１パイプおよび第２パイプの折り曲げエリアに第２熱交換パイプおよび第３熱交換パイプを設けることにより、第１パイプが折り曲げられる時に生じる変位の影響を効果的低減することができ、第１パイプおよび第２パイプの折り曲げエリアにおける隣接する熱交換パイプの相互押圧を減少させ、あるいは回避し、熱交換パイプの変形を小さくすることができる。

本明細書の説明では、「一実施例」、「いくつかの実施例」、「例」、「具体的な例」、また「いくつかの例」などの参考用語の説明は、当該実施例又は例に合わせて説明される具体的な特徴、構造、材料又は特点が本出願の少なくとも１つの実施例又は例に含まれることを指す。本明細書では、上記用語に対する例示的な説明は、必ずしも同じ実施例又は例を対象としているとは限らない。そして、説明される具体的な特徴、構造、材料又は特点はいずれか１つ又は複数の実施例又は例において適切な方式で組み合わせることができる。また、互いに矛盾しない場合、当業者は本明細書で説明される異なる実施例又は例および異なる実施例又は例の特徴を結合したり組み合わせたりすることができる。

本出願の説明では、「第１」、「第２」という用語は、説明という目的だけに用いられ、相対的な重要性を指示したり暗示したりするものではない。本出願の説明では、具体的な限定がない限り、「複数」の意味は少なくとも２つであり、例えば２つ、３つ等である。

本出願では、明確な規定や限定がない限り、「取り付け」、「つながる」、「接続」、「固定」などの用語は広義的に理解すべきである。例えば、固定的な接続であってもよく、取り外し可能な接続であってもよく、又は一体的なものであってもよい。機械的に接続され、電気的に接続され又は互いに通信できるものであってもよい。直接的な接続であってもよく、中間媒体による間接的な接続であってもよく、２つの部品の内部の連通又は２つの部品の互いの作用関係であってもよい。当業者であれば、具体的な状況に応じて本出願における上記用語の具体的な意味を理解することができる。

本出願では、明確な規定や限定がない限り、第１の特徴が第２の特徴の「上」又は「下」にあることは、第１と第２の特徴が直接接触してもよく、又は第１と第２特徴は中間媒体を介して間接的に接触してもよい。且つ、第１の特徴は第２の特徴「の上」、「上方」および「上側」は、第１の特徴が第２の特徴の真上又は斜め上にあることであってもよく、又は第１の特徴の水平高さが第２の特徴より高いことのみを示している。第１の特徴が第２の特徴「の下」、「下方」および「下側」にあることは、第１の特徴が第２の特徴の真下又は又は斜め下にあることであってもよく、又は第１の特徴の水平高さが第２の特徴より低いことのみを示している。

以上は本出願の実施例を示し且つ説明したが、上記実施例は例示的なものに過ぎず、本出願への限定として理解してはならず、当業者であれば、本出願の範囲から逸脱しない限り、上記実施例に対して変更、修正、入れ替えと変形を行うことできる。

１１ 第１パイプ
１２ 第２パイプ
２０ 熱交換パイプ
２１ 第１熱交換パイプ
２１１ 第１パイプセグメント
２１２ 第２パイプセグメント
２１３ 第１折り曲げセグメント
２１３’ 第１ストレート部
２２ 第２熱交換パイプ
２２１ 第３パイプセグメント
２２１１ 第１サブパイプセグメント
２２１２ 第２サブパイプセグメント
２２１３ 第３サブパイプセグメント
２２１４ 第３折り曲げセグメント
２２２ 第４パイプセグメント
２２３ 第２折り曲げセグメント
２２３’ 第２ストレート部
２３ 第１流路
２４ 第２流路
３０ フィン
３１ 第１フィン
３２ 第２フィン

Claims (11)

1. 第１パイプおよび第２パイプと、複数の熱交換パイプとを含み、
   前記第１パイプはその長手方向に第１端を有し、前記第２パイプはその長手方向に第２端を有し、前記第１パイプの第１端および前記第２パイプの第２端は前記第１パイプの長手方向における同一側に位置し、
   前記熱交換パイプは前記第１パイプおよび前記第２パイプに連通し、前記熱交換パイプは複数の第１熱交換パイプを含み、前記第１熱交換パイプは前記第１パイプおよび前記第２パイプに連通し、
   前記熱交換パイプは少なくとも１つの第２熱交換パイプを含み、前記第２熱交換パイプは第３パイプセグメントを含み、前記第３パイプセグメントは、第１サブパイプセグメント、第２サブパイプセグメント、第３サブパイプセグメント及び少なくとも２つの第３折り曲げセグメントを含み、前記第１サブパイプセグメントの一端は前記第２パイプに連通し、前記第１サブパイプセグメントの他端は１つの前記第３折り曲げセグメントに連通し、当該第３折り曲げセグメントの他端は前記第２サブパイプセグメントの一端に連通し、前記第２サブパイプセグメントの他端はもう１つの前記第３折り曲げセグメントに連通し、当該もう１つの第３折り曲げセグメントの他端は前記第３サブパイプセグメントの一端に連通し、前記第３サブパイプセグメントの他端は前記第１パイプに連通し、前記第１サブパイプセグメント、前記第２サブパイプセグメント及び前記第３サブパイプセグメントは、前記第１パイプの長手方向に設置され、
   前記第２熱交換パイプの第３パイプセグメントは、前記第１熱交換パイプよりも前記第１パイプの第１端に隣接して設置され、前記第３サブパイプセグメントは、前記第１サブパイプセグメントよりも前記第１パイプの第１端に隣接して設置される、
   ことを特徴とする熱交換アセンブリ。
2. 前記第１熱交換パイプは、第１パイプセグメント、第２パイプセグメント及び第１折り曲げセグメントを含み、前記第１パイプセグメントの一端は前記第１パイプに連通し、前記第１パイプセグメントの他端は前記第１折り曲げセグメントの一端に連通し、前記第２パイプセグメントの一端は前記第２パイプに連通し、前記第２パイプセグメントの他端は前記第１折り曲げセグメントの他端に連通し、
   前記第２熱交換パイプは、第４パイプセグメントおよび第２折り曲げセグメントをさらに含み、前記第４パイプセグメントの一端は前記第２パイプに連通し、前記第４パイプセグメントの他端は前記第２折り曲げセグメントの一端に連通し、前記第１サブパイプセグメントの一端は前記第２折り曲げセグメントの他端に連通し、前記第３パイプセグメントおよび第１パイプセグメントは第１パイプの長手方向に設置され、前記第４パイプセグメントおよび前記第２パイプセグメントは第２パイプの長手方向に設置され、前記第２熱交換パイプの第３パイプセグメントは前記第１パイプセグメントよりも前記第１パイプの第１端に隣接して設置され、前記第２熱交換パイプの第４パイプセグメントは前記第１熱交換パイプの第２パイプセグメントよりも前記第２パイプの第２端に隣接して設置され、前記第３サブパイプセグメントは前記第１サブパイプセグメントよりも前記第１パイプの第１端に隣接して設置される、
   ことを特徴とする請求項１に記載の熱交換アセンブリ。
3. 前記第１パイプはその長手方向に第３端を有し、前記第２パイプはその長手方向に第４端を有し、前記第１パイプの第３端および前記第２パイプの第４端は第１パイプの長手方向における同一側に位置し、前記第１パイプの第１端から前記第１パイプの第３端までの距離はＬ１であり、前記第２パイプの第２端から前記第２パイプの第４端までの距離はＬ２であり、前記Ｌ１は前記Ｌ２よりも大きい、
   ことを特徴とする請求項２に記載の熱交換アセンブリ。
4. 前記第２熱交換パイプは複数あり、１つの前記第２熱交換パイプの第３パイプセグメントは前記第１熱交換パイプの第１パイプセグメントよりも前記第１パイプの第３端に隣接して設置され、当該第２熱交換パイプの第４パイプセグメントは当該第１熱交換パイプの第２パイプセグメントよりも前記第２パイプの第４端に隣接して設置され、当該第２熱交換パイプの第３サブパイプセグメントは当該第２熱交換パイプの第１サブパイプセグメントよりも前記第１パイプの第３端に隣接して設置される、
   ことを特徴とする請求項２又は３に記載の熱交換アセンブリ。
5. 前記第１熱交換パイプは、間隔をあけて配置される複数の第１流路を含み、前記第１流路は前記第１パイプおよび第２パイプに連通し、前記第２熱交換パイプは、間隔をあけて配置される複数の第２流路を含み、前記第２流路は前記第１パイプおよび第２パイプに連通し、前記複数の第１流路の、前記第１熱交換パイプ横断面における断面積の和がＳ１であり、前記複数の第２流路の、前記第２熱交換パイプ横断面における断面積の和がＳ２であり、前記Ｓ１とＳ２は、Ｓ２がＳ１以上であることを満たす、
   ことを特徴とする請求項２又は３に記載の熱交換アセンブリ。
6. 前記第２熱交換パイプは複数あり、１つの前記第２熱交換パイプは、前記第１パイプの長手方向における片側が１つの前記第１熱交換パイプに隣接しており、当該第２熱交換パイプは、前記第１パイプの長手方向における他側がもう１つの前記第１熱交換パイプに隣接している、
   ことを特徴とする請求項２又は３に記載の熱交換アセンブリ。
7. 前記第１熱交換パイプの横断面の外周輪郭は略扁平状四角形であり、前記１つの第２熱交換パイプの横断面の外周輪郭は略扁平状四角形であり、当該第２熱交換パイプの幅は前記第１熱交換パイプの幅よりも小さい、
   ことを特徴とする請求項２又は３又は６に記載の熱交換アセンブリ。
8. 前記第１パイプの長手方向において隣接する前記第１パイプセグメントの間に第１フィンが設けられ、前記第１パイプの長手方向において隣接する前記第３パイプセグメントの間に第２フィンが設けられ、前記第１パイプセグメントの幅方向における前記第１フィンのサイズは、前記第３パイプセグメントの幅方向における前記第２フィンのサイズよりも大きい、
   ことを特徴とする請求項２～７のいずれか１項に記載の熱交換アセンブリ。
9. 前記熱交換パイプは少なくとも１つの第３熱交換パイプをさらに含み、前記第３熱交換パイプは、第５パイプセグメント、第６パイプセグメント、第４折り曲げセグメント及び少なくとも２つの第５折り曲げセグメントを含み、前記第６パイプセグメントの一端は前記第１パイプに連通し、前記第６パイプセグメントの他端は前記第４折り曲げセグメントの一端に連通し、前記第５パイプセグメントは、第４サブパイプセグメント、第５サブパイプセグメント及び第６サブパイプセグメントを含み、前記第４サブパイプセグメントの一端は前記第４折り曲げセグメントの他端に連通し、前記第４サブパイプセグメントの他端は１つの前記第５折り曲げセグメントに連通し、当該第５折り曲げセグメントの他端は前記第５サブパイプセグメントの一端に連通し、前記第５サブパイプセグメントの他端はもう１つの前記第５折り曲げセグメントに連通し、当該もう１つの第５折り曲げセグメントの他端は前記第６サブパイプセグメントの一端に連通し、前記第６サブパイプセグメントの他端は前記第２パイプに連通し、前記第４サブパイプセグメント、前記第５サブパイプセグメント及び前記第６サブパイプセグメントは前記第２パイプの長手方向に並列に配置され、
   前記第３熱交換パイプの第６パイプセグメントは前記第３サブパイプセグメントよりも前記第１パイプの第１端に隣接して設置され、前記第６サブパイプセグメントは前記第４サブパイプセグメントよりも前記第２パイプの第２端に隣接して設置される、
   ことを特徴とする請求項２又は３に記載の熱交換アセンブリ。
10. 請求項１～９のいずれか１項に記載の熱交換アセンブリを含み、前記熱交換アセンブリの第１パイプおよび第２パイプのそれぞれは折り曲げ部を含み、前記第１パイプセグメントはストレートセグメントであり、前記第１パイプは、前記第１パイプセグメントの長手方向に平行な方向回りに折り曲げられて前記第１パイプの折り曲げ部が形成され、前記第２パイプは、前記第１パイプセグメントの長手方向に平行な方向回りに折り曲げられて前記第２パイプの折り曲げ部が形成され、前記第１パイプの折り曲げ部の折り曲げ半径は第２パイプの折り曲げ部の折り曲げ半径よりも大きい、
    ことを特徴とする熱交換システム。
11. そのうちの１つの第２熱交換パイプと前記第１パイプとの接続箇所は前記第１パイプの折り曲げ部に位置するか、又は前記第１パイプの折り曲げ部に隣接しており、当該第２熱交換パイプと前記第２パイプとの接続箇所は第２パイプの折り曲げ部に位置するか、又は前記第２パイプの折り曲げ部に隣接している、
    ことを特徴とする請求項１０に記載の熱交換システム。
    

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