JP2023527114A - 熱への曝露時の毛髪損傷を低減するためのプロセス - Google Patents

熱への曝露時の毛髪損傷を低減するためのプロセス Download PDF

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Abstract

熱への曝露時の毛髪損傷を低減するためのプロセスであって、水性担体を提供することと、熱保護剤を選択することであって、熱保護剤が、毛髪に熱保護を付与するその能力のために、及び修飾炭水化物ポリマーであるように、選択され、0.75~2.5重量%のケルダール窒素含有量を有するトリアルキルアンモニウム部分、及び16個の炭素原子を有する疎水性置換基、で官能化されたセルロースエーテル基材を含む、選択することと、選択された熱保護剤を提供することと、化粧品として許容される水性担体と熱保護剤とを組み合わせて、水性熱保護剤配合物を形成することであって、水性熱保護剤配合物が、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.1~5重量%の熱保護剤を含有する、形成することと、毛髪を提供することと、水性熱保護剤配合物を毛髪に塗布することと、熱発生ヘアケア器具を提供することと、熱発生ヘアケア器具を使用して、毛髪を50~300℃の熱に1~30分間曝露することと、を含む、プロセス。【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪の熱への曝露時に毛髪の損傷を低減するためのプロセスに関する。具体的には、本発明は、毛髪の熱への曝露時の毛髪損傷を低減するためのプロセスであって、化粧品として許容される水性担体を提供することと、熱保護剤を選択することであって、熱保護剤が、熱への曝露からの熱保護を毛髪に付与するその能力に基づいて選択され、熱保護剤が、修飾炭水化物ポリマーであるように選択され、修飾炭水化物ポリマーが、(i)式(I)のトリアルキルアンモニウム部分、
Figure 2023527114000001
(式中、各Rは、独立して、C1~7アルキル基からなる群から選択され、修飾炭水化物ポリマーは、灰分及び揮発性物質について補正されたケルダール窒素含有量TKNが、0.75~2.5重量%である)及び(ii)各々が16個の炭素原子を有する疎水性置換基、で官能化されたセルロースエーテル基材を含み、修飾炭水化物ポリマーが、セルロースエーテル基材の重量に基づいて、0.005~1.5重量%の疎水性置換基を含み、疎水性置換基が、セルロースエーテル基材の骨格全体にランダムに分布しており、セルロースエーテル基材が、>1,000,000ダルトンの重量平均分子量Mを有し、修飾炭水化物ポリマーが、修飾炭水化物ポリマーの重量に基づいて、<0.001重量%の架橋単位を含む、選択することと、選択された熱保護剤を提供することと、化粧品として許容される水性担体と熱保護剤とを組み合わせて、水性熱保護剤配合物を形成することであって、水性熱保護剤配合物が、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.1~5重量%の熱保護剤を含有する、形成することと、毛髪を提供することと、水性熱保護剤配合物を毛髪に塗布することと、熱発生ヘアケア器具を提供することと、熱発生ヘアケア器具を使用して、毛髪を50~300℃の熱に1~30分間曝露することと、を含む、プロセスに関する。
熱を(例えば、ブロードライヤー、ストレートヘアアイロン(フラットアイロンなど)、カール装置、加熱コーム、加熱ブラシ(回転ドラムの有無にかかわらず)を使用した、熱支援型スタイリング又は乾燥中に)毛髪繊維に適用する熱支援型プロセスは、どこにでもある。しかしながら、そのような熱支援型プロセスは、毛髪を乾燥させ、損傷させる可能性がある。さらに、例えば、ブロードライヤーを毛髪に近すぎる状態で保持し、毛髪を乾かしすぎること、又は毛髪の特定の場所でホットツールを毛髪に長時間あて過ぎることなどの不適切な技術は、損傷をもたらし得る。熱支援型プロセスにより、毛髪から水分が蒸発するか、又は押し出されることで、毛髪が脆くなり、亀裂の影響をより受けやすくなる。加えて、熱スタイリングは、毛髪への物理的損傷を引き起こし得る。例えば、キューティクルを持ち上げること、及び/又は個々の毛髪繊維上にブリスターを作製することによって、毛髪繊維間の摩擦の増加を引き起こす場合がある。毛髪繊維間の摩擦の増加により、とかすことがより難しくなり、毛髪をとかすのにより多くの力が必要になる。とかす力を増加させて適用すると、今度は毛髪の外面を摩耗させて、毛髪に亀裂及び破損を引き起こす場合がある。長年にわたって、研究者らは、ヒトの毛髪が、ケラチンタンパク質で構成されているため、羊毛と同様の温度ベースの特性を有すると考えている。最近の研究により、ヒトの毛髪が加熱に応答して以下の特徴を呈することが明らかになった。(a)≦150℃の熱に曝露されると、緩く結合した水及びしっかりと結合した水が、ヒトの毛髪から失われるか、又は蒸発する。(b)160℃~175℃の熱に曝露されると、ヒトの毛髪は、ガラス転移段階を受ける。毛髪は、高温ガラスで流動し始める。ガラス転移温度において、毛髪は、塑性変形を受け得る。通常、水和された毛髪は、弾性的に延伸し、その元の長さに戻ることができる。したがって、通常の水和された毛髪は、カールのようなスタイル、及びよじれ/もつれが発生する可能性がある一時的な可塑性を呈する。しかしながら、ガラス転移温度を超えて処理されると、毛髪の可塑性は、一時的ではない。冷却すると、毛髪は、スタイルを保持し得るが、毛幹は、損傷している。(c)215℃~235℃で熱に曝露されると、すべての毛髪に天然のアルファヘリックスとして存在するケラチンが溶融し、それによって毛髪を永久的に損傷する。毛髪のスタイリングは、典型的には、150℃を超える動作温度を呈するツールを使用して行われ、ガラス転移を超えて毛髪にスタイルを付与することに留意されたい。毛髪をスタイルするために熱を使用する場合、ガラス転移温度を超えるのに必要な温度は、毛髪の水和レベルに比例する。毛髪の含水量が高いほど、毛髪のガラス転移点に到達するのに必要な温度が低くなる。したがって、毛髪への望ましくない損傷のレベルを可能な限り低くするために、熱支援スタイリングプロセス中の毛髪の水和を最大化することが有利であろう。
ケラチン繊維を処理するための1つのプロセスは、Greaves al.によってWO2019043032に記載されている。Greaves et al.は、ケラチン繊維、特にヒトケラチン繊維、特に毛髪を処理するためのプロセスであって、(i)該繊維に、a)アミン基を有する1つ以上の単糖を塗布することからなるステップと、(ii)該繊維に、b)アミン基を有する1つ以上の多糖類を塗布することからなるステップと、(ii’)任意選択で、乾燥ステップと、(iii)次いで、好ましくは、ヘアアイロンを用いて、80℃以上の温度、特に100℃~250℃の温度で熱処理するステップと、を含む、プロセスを開示しており、ステップ(i)及び(ii)は、同時に、又は順次に実施されてもよく、好ましくは、ステップ(i)及び(ii)は、同時に実施され、それが存在する場合、乾燥ステップ(ii’)は、熱処理ステップに先行し、ステップ(i)及び(ii)に続く。
それにもかかわらず、毛髪への熱の曝露時に毛髪の損傷を低減するためのプロセスが依然として必要とされている。
本発明は、毛髪の熱への曝露時の毛髪損傷を低減するためのプロセスであって、化粧品として許容される水性担体を提供することと、熱保護剤を選択することであって、熱保護剤が、熱への曝露からの熱保護を毛髪に付与するその能力に基づいて選択され、(i)式(I)のトリアルキルアンモニウム部分、
Figure 2023527114000002
(式中、各Rは、独立して、C1~7アルキル基からなる群から選択され、修飾炭水化物ポリマーは、灰分及び揮発性物質について補正されたケルダール窒素含有量TKNが0.75~2.5重量%である)及び(ii)各々が16個の炭素原子を有する疎水性置換基、で官能化されたセルロースエーテル基材を含み、修飾炭水化物ポリマーが、セルロースエーテル基材の重量に基づいて、0.005~1.5重量%の疎水性置換基を含み、疎水性置換基が、セルロースエーテル基材の骨格全体にランダムに分布しており、セルロースエーテル基材が、>1,000,000ダルトンの重量平均分子量Mを有し、修飾炭水化物ポリマーが、修飾炭水化物ポリマーの重量に基づいて、<0.001重量%の架橋単位を含む、選択することと、選択された熱保護剤を提供することと、化粧品として許容される水性担体と熱保護剤とを組み合わせて、水性熱保護剤配合物を形成することであって、水性熱保護剤配合物が、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.1~5重量%の熱保護剤を含有する、形成することと、毛髪を提供することと、水性熱保護剤配合物を毛髪に塗布することと、熱発生ヘアケア器具を提供することと、熱発生ヘアケア器具を使用して、毛髪を50~300℃の熱に1~30分間曝露することと、を含む、プロセスを提供する。
本発明者らは、驚くべきことに、熱に曝露する前に本発明の水性熱保護剤配合物で処理された毛髪を見出し、水性熱保護剤配合物は、選択された熱保護剤を含み、熱保護剤は、熱への曝露からの熱保護を毛髪に付与するその能力に基づいて選択され、熱保護剤は、修飾炭水化物ポリマーであるように選択され、(i)式(I)のトリアルキルアンモニウム部分、
Figure 2023527114000003
(式中、各Rは、独立して、C1~7アルキル基からなる群から選択され、修飾炭水化物ポリマーは、灰分及び揮発性物質について補正されたケルダール窒素含有量TKNが0.75~2.5重量%である)及び(ii)各々が16個の炭素原子を有する疎水性置換基、で官能化されたセルロースエーテル基材を含み、修飾炭水化物ポリマーは、セルロースエーテル基材の重量に基づいて、0.005~1.5重量%の疎水性置換基を含み、疎水性置換基は、セルロースエーテル基材の骨格全体にランダムに分布しており、セルロースエーテル基材は、>1,000,000ダルトンの重量平均分子量Mを有し、修飾炭水化物ポリマーは、修飾炭水化物ポリマーの重量に基づいて、<0.001重量%の架橋単位を含み、処理された毛髪は、熱に同様に曝露されるが水性保護剤配合物を塗布されていない毛髪よりも高い変性温度、及び熱に同様に曝露されるが水性保護剤配合物を塗布されていない毛髪よりも高い変性エンタルピーのうちの少なくとも1つを呈する。
別段示されない限り、比率、百分率、部などは、重量によるものである。
本明細書で使用される場合、他に示されない限り、「分子量」又はMという語句は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)及びポリエチレングリコール標準などの従来の標準を用いて従来の手法で測定される重量平均分子量を指す。GPCの技法は、Modem Size Exclusion Chromatography,W.W.Yau,J.J.Kirkland,D.D.Bly;Wiley-lnterscience,1979に、及びA Guide to Materials Characterization and Chemical Analysis,J.P.Sibilia;VCH,1988,p.81-84に詳述されている。分子量は、本明細書においてダルトンの単位で、又は同等にg/molで報告される。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合、「化粧品として許容される」という用語は、パーソナルケア組成物に典型的に使用される成分について言及するものであり、パーソナルケア組成物に典型的に見られる量で存在する場合に有毒な材料は、本発明の一部として企図されないことを強調することを意図する。
好ましくは、本発明の毛髪の熱への曝露時の毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪)損傷を低減するためのプロセスは、化粧品として許容される水性担体を提供することと、熱保護剤を選択することであって、熱保護剤が、熱への曝露からの熱保護を毛髪に付与するその能力に基づいて選択され、熱保護剤が、修飾炭水化物ポリマーであるように選択され、修飾炭水化物ポリマーが、(i)式(I)のトリアルキルアンモニウム部分、
Figure 2023527114000004
(式中、各Rは、独立して、C1~7アルキル基(好ましくは、C1~4アルキル基より好ましくは、メチル基及びエチル基、最も好ましくは、メチル基)からなる群から選択され、修飾炭水化物ポリマーは、灰分及び揮発性物質について補正されたケルダール窒素含有量TKNが0.75~2.5重量%(好ましくは、0.8~2.2重量%、より好ましくは、1.5~2.1重量%、最も好ましくは、1.7~1.9重量%)である)及び(ii)各々が16個の炭素原子を有する疎水性置換基、で官能化されたセルロースエーテル基材を含み、修飾炭水化物ポリマーが、セルロースエーテル基材の重量に基づいて、>0.005~1.5重量%(好ましくは、0.1~1.1重量%、より好ましくは、0.2~0.7、さらにより好ましくは、0.3~<0.5重量%、最も好ましくは、0.4~0.46重量%)の疎水性置換基を含み、疎水性置換基が、セルロースエーテル基材の骨格全体にランダムに分布しており、セルロースエーテル基材が、修飾炭水化物ポリマーの重量に基づいて、>1,000,000ダルトン(好ましくは、1,100,000~4,000,000ダルトン、より好ましくは、1,200,000~2,000,000ダルトン、最も好ましくは、1,300,000~1,800,000ダルトン)の重量平均分子量Mを有し、修飾炭水化物ポリマーが、<0.001重量%(好ましくは、<0.0001重量%、より好ましくは、<0.00001重量%、最も好ましくは、検出限界未満)の架橋単位を含む、選択することと、選択された熱保護剤を提供することと、化粧品として許容される水性担体と熱保護剤とを組み合わせて、水性熱保護剤配合物を形成すること(好ましくは、水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、25~99.95重量%(好ましくは、50~99.9重量%、より好ましくは、75~99.5重量%、最も好ましくは、80~99.3重量%)の化粧品として許容される水性担体、及び水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.1~5重量%(好ましくは、0.15~2.5重量%、より好ましくは、0.2~2重量%、最も好ましくは、0.25~1.5重量%)の熱保護剤を含む)と、毛髪を提供することと、水性熱保護剤配合物を毛髪に塗布すること(好ましくは、毛髪1g当たり0.01g~5gの水性ヘアケア配合物を塗布する)と、任意選択で、毛髪を水ですすぐこと(好ましくは、毛髪は、水性保護剤配合物を毛髪に塗布する前にすすぐ)と、任意選択で、毛髪をタオルで拭くこと及び押し付けることのうちの少なくとも1つによって、すすいだ毛髪を乾燥させて、過剰な水を除去すること(好ましくは、毛髪は、水性保護剤配合物を毛髪に塗布する前に毛髪をタオルで拭くこと及び押し付けることのうちの少なくとも1つによって乾燥させて、過剰な水を除去する)と、任意選択で、水性熱保護剤配合物の塗布後に毛髪をとかすこと及びブラッシングすることのうちの少なくとも1つを行うこと(好ましくは、毛髪を熱発生ヘアケア器具からの熱に曝露する前、その間、及び/又はその後に、毛髪をとかす及び/又はブラッシングする)と、熱発生ヘアケア器具を提供すること(例えば、フラットアイロン/カーリングを行う、毛髪をカーラーにセットし加熱する、カーリングアイロン及びホットローラーでカーリングする)(ヘアスタイリング器具であって、ヘアドライヤー、熱風ヘアスタイリング器、及びヘアカーラーのうちの少なくとも1つからなる群から選択される、ヘアスタイリング器具)と、毛髪を、50~300℃(好ましくは、80~280℃、より好ましくは、90~275℃、最も好ましくは、100~250℃)の温度の熱に、熱発生ヘアケア器具(熱発生ヘアケア器具は、熱風ヘルス器具(例えば、ヘアドライヤー、熱風ヘアスタイリング器)並びに高温表面ヘアケア器具(例えば、ホットカーラー、フラットアイロン、及びカーリングアイロン)のうちの少なくとも1つからなる群から選択される)を使用して、1~30分間曝露すること(例えば、毛髪を乾燥又はスタイリングするため)(好ましくは、毛髪を乾燥させるために熱風ヘアケア器具及び高温表面ヘアケア器具を1~20分間提供し、続いて毛髪をスタイリングするために高温表面ヘアケア器具で1~20分間毛髪を処理する)(好ましくは、水性保護剤配合物が塗布された毛髪は、熱に同様に曝露されるが水性保護剤配合物を塗布されていない毛髪よりも高い変性温度、及び熱に同様に曝露されるが水性保護剤配合物を塗布されていない毛髪よりも高い変性エンタルピーのうちの少なくとも1つを呈する)(より好ましくは、水性保護剤配合物が塗布された毛髪は、熱に同様に曝露されるが水性保護剤配合物を塗布されていない毛髪よりも高い変性温度及び高い変性エンタルピーを呈する)と、を含む。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、化粧品として許容される水性担体を含む。より好ましくは、本発明のプロセスで提供及び使用される水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、25~99.95重量%(好ましくは、50~99.9重量%、より好ましくは、75~99.5重量%、より好ましくは、80~99.3重量%)の化粧品として許容される水性担体を含む。最も好ましくは、本発明の水性コンディショナー配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、25~99.95重量%(好ましくは、50~99.9重量%、より好ましくは、75~99.5重量%、より好ましくは、80~99.3重量%)の化粧品として許容される水性担体を含み、化粧品として許容される担体は、水を含む。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物で使用される水は、蒸留水及び脱イオン水のうちの少なくとも1つである。より好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物で使用される水は、蒸留され、脱イオン化される。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、熱保護剤を含む。より好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、熱保護剤を含み、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.1~5重量%(好ましくは、0.15~2.5重量%、より好ましくは、0.2~2重量%、最も好ましくは、0.25~1.5重量%)の熱保護剤を含む。最も好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.1~5重量%(好ましくは、0.15~2.5重量%、より好ましくは、0.2~2重量%、最も好ましくは、0.25~1.5重量%)の熱保護剤を含み、熱保護剤は、熱への曝露からの熱保護を毛髪に付与するその能力に基づいて選択され、熱保護剤は、修飾炭水化物ポリマーであるように選択され、修飾炭水化物ポリマーは、(i)式(I)のトリアルキルアンモニウム部分、
Figure 2023527114000005
(各Rは、独立して、C1~7アルキル基(好ましくは、C1~4アルキル基、より好ましくは、メチル基及びエチル基、最も好ましくは、メチル基)からなる群から選択され、修飾炭水化物ポリマーは、灰分及び揮発性物質について補正されたケルダール窒素含有量TKNを0.75~2.5重量%(好ましくは0.8~2.2重量%、より好ましくは、1.5~2.1重量%、最も好ましくは、1.7~1.9重量%)を有する)並びに(ii)疎水性置換基であって、16個の炭素原子を有するアルキル基を含む、疎水性置換基、で官能化されたセルロースエーテル基材を含み、修飾炭水化物ポリマーが、セルロースエーテル基材の重量に基づいて、>0.005~1.5重量%(好ましくは、0.1~1.1重量%、より好ましくは0.2~0.7、なおより好ましくは0.3~<0.5重量%、最も好ましくは、0.4~0.46重量%)の疎水性置換基を含み、疎水性置換基は、セルロースエーテル基材の骨格全体にランダムに分布しており、セルロースエーテル基材が、修飾炭水化物ポリマーの重量に基づいて、>1,000,000ダルトン(好ましくは、1,100,000~4,000,000ダルトン、より好ましくは1,200,000~2,000,000ダルトン、最も好ましくは1,300,000~1,800,000ダルトン)の重量平均分子量Mを有し、修飾炭水化物ポリマーが、<0.001重量%(好ましくは、<0.0001重量%、より好ましくは<0.00001重量%、最も好ましくは、検出限界未満)の架橋単位を有する。
好ましくは、セルロースエーテル基材は、>1,000,000ダルトン(好ましくは、1,100,000~4,000,000ダルトン、より好ましくは1,200,000~2,000,000ダルトン、最も好ましくは1,300,000~1,800,000ダルトン)の重量平均分子量Mを有する。より好ましくは、セルロースエーテル基材は、>1,000,000ダルトン(好ましくは、1,100,000~4,000,000ダルトン、より好ましくは1,200,000~2,000,000ダルトン、最も好ましくは1,300,000~1,800,000ダルトン)の重量平均分子量Mを有し、セルロースエーテル基材は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、及びそれらの混合物からなる群から選択される。さらにより好ましくは、セルロースエーテル基材は、>1,000,000ダルトン(好ましくは、1,100,000~4,000,000ダルトン、より好ましくは1,200,000~2,000,000ダルトン、最も好ましくは1,300,000~1,800,000ダルトン)の重量平均分子量Mを有し、セルロースエーテル基材は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、及びそれらの混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、セルロースエーテル基材は、>1,000,000ダルトン(好ましくは、1,100,000~4,000,000ダルトン、より好ましくは1,200,000~2,000,000ダルトン、最も好ましくは1,300,000~1,800,000ダルトン)の重量平均分子量Mを有し、セルロースエーテル基材は、ヒドロキシエチルセルロースである。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、熱保護剤を含み、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.1~5重量%(好ましくは、0.15~2.5重量%、より好ましくは0.2~2重量%、最も好ましくは、0.25~1.5重量%)の熱保護剤を含み、熱保護剤は、熱への曝露からの熱保護を毛髪に付与するその能力に基づいて選択され、熱保護剤は、修飾炭水化物ポリマーであるように選択され、修飾炭水化物ポリマーは、(i)式(I)のトリアルキルアンモニウム部分で官能化されたセルロースエーテル基材を含み、式中、各Rは、C1~7アルキル基(好ましくは、C1~4アルキル基、より好ましくは、メチル基及びエチル基、最も好ましくは、メチル基)からなる群から選択され、修飾炭水化物ポリマーは、灰分及び揮発性物質について補正されたケルダール窒素含有量TKNを0.75~2.5重量%(好ましくは、0.8~2.2重量%、より好ましくは、1.5~2.1重量%、最も好ましくは、1.7~1.9重量%)を有する。より好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、熱保護剤を含み、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.1~5重量%(好ましくは、0.15~2.5重量%、より好ましくは、0.2~2重量%、最も好ましくは、0.25~1.5重量%)の熱保護剤を含み、熱保護剤は、熱への曝露からの熱保護を毛髪に付与するその能力に基づいて選択され、熱保護剤は、修飾炭水化物ポリマーであるように選択され、修飾炭水化物ポリマーは、(i)式(I)のトリアルキルアンモニウム部分で官能化されたセルロースエーテル基材を含み、各Rは、独立して、C1~7アルキル基(好ましくは、C1~4アルキル基、より好ましくは、メチル基及びエチル基、最も好ましくは、メチル基)からなる群から選択され、修飾炭水化物ポリマーは、灰分及び揮発性物質について補正されたケルダール窒素含有量TKNを0.75~2.5重量%(好ましくは、0.8~2.2重量%、より好ましくは、1.5~2.1重量%、最も好ましくは、1.7~1.9重量%)を有する)修飾炭水化物ポリマーは、<0.1モル(好ましくは、<0.01モル、より好ましくは、<0.001モル、最も好ましくは、検出限界未満)のセルロースエーテル基材1モル当たり式(II)を有するトリアルキルアンモニウム部分を含有し、
Figure 2023527114000006
式中、各Rは、メチル基及びエチル基から独立して選択され、Rは、C8~30アルキル基から選択される。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、熱保護剤を含み、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.1~5重量%(好ましくは、0.15~2.5重量%、より好ましくは、0.2~2重量%、最も好ましくは、0.25~1.5重量%)の熱保護剤を含み、熱保護剤は、熱への曝露からの熱保護を付与するその能力に基づいて選択され、熱保護剤は、修飾炭水化物ポリマーであるように選択され、修飾炭水化物ポリマーは、(ii)疎水性置換基で官能化されたセルロースエーテル基材を含み、疎水性置換基は、16個の炭素原子を有するアルキル基を含み、修飾炭水化物ポリマーが、セルロースエーテル基材の重量に基づいて、>0.005~1.5重量%(好ましくは、0.1~1.1重量%、より好ましくは、0.2~0.7、なおより好ましくは0.3~<0.5重量%、最も好ましくは、0.4~0.46重量%)の疎水性置換基を含む。より好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、熱保護剤を含み、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.1~5重量%(好ましくは、0.15~2.5重量%、より好ましくは、0.2~2重量%、最も好ましくは、0.25~1.5重量%)の熱保護剤を含み、熱保護剤は、熱への曝露からの熱保護を付与するその能力に基づいて選択され、熱保護剤は、修飾炭水化物ポリマーであるように選択され、修飾炭水化物ポリマーは、(ii)疎水性置換基で官能化されたセルロースエーテル基材を含み、疎水性置換基は、エーテル結合(例えば、エーテル結合のみ又はエーテル結合及び2-ヒドロキシプロピル基)並びにエステル結合のうちの少なくとも1つを通して、セルロースエーテル基材に結合した16個の炭素原子を有するアルキル基を含み、修飾炭水化物ポリマーが、セルロースエーテル基材の重量に基づいて、>0.005~1.5重量%(好ましくは、0.1~1.1重量%、より好ましくは、0.2~0.7、なおより好ましくは0.3~<0.5重量%、最も好ましくは、0.4~0.46重量%)の疎水性置換基を含む。さらにより好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、熱保護剤を含み、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.1~5重量%(好ましくは、0.15~2.5重量%、より好ましくは、0.2~2重量%、最も好ましくは、0.25~1.5重量%)の熱保護剤を含み、熱保護剤は、熱への曝露からの熱保護を毛髪に付与するその能力に基づいて選択され、熱保護剤は、修飾炭水化物ポリマーであるように選択され、修飾炭水化物ポリマーは、(ii)疎水性置換基で官能化されたセルロースエーテル基材を含み、疎水性置換基は、エーテル結合(例えば、エーテル結合のみ又はエーテル結合及び2-ヒドロキシプロピル基)並びにエステル結合のうちの少なくとも1つを通して、水溶性セルロースエーテル基材に結合した16個の炭素原子を有するアルキル基を含み、修飾炭水化物ポリマーが、セルロースエーテル基材の重量に基づいて、>0.005~1.5重量%(好ましくは、0.1~1.1重量%、より好ましくは、0.2~0.7、さらにより好ましくは、0.3~<0.5重量%、最も好ましくは、0.4~0.46重量%)の疎水性置換基を含み、疎水性基は、セルロースエーテル基材の骨格全体にランダムに分布している。最も好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、熱保護剤を含み、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.1~5重量%(好ましくは、0.15~2.5重量%、より好ましくは、0.2~2重量%、最も好ましくは、0.25~1.5重量%)の熱保護剤を含み、熱保護剤は、熱への曝露からの熱保護を毛髪に付与するその能力に基づいて選択され、熱保護剤は、修飾炭水化物ポリマーであるように選択され、修飾炭水化物ポリマーは、(ii)疎水性置換基で官能化されたセルロースエーテル基材を含み、疎水性置換基は、エーテル結合又はエーテル結合及び2-ヒドロキシプロピル基のうちの少なくとも1つを通して水溶性セルロースエーテル基材に結合した16個の炭素原子を有するアルキル基を含み、修飾炭水化物ポリマーが、セルロースエーテル基材の重量に基づいて、>0.005~1.5重量%(好ましくは、0.1~1.1重量%、より好ましくは、0.2~0.7、さらにより好ましくは、0.3~<0.5重量%、最も好ましくは、0.4~0.46重量%)の疎水性置換基を含み、疎水性基は、セルロースエーテル基材の骨格全体にランダムに分布している。
好ましくは、修飾炭水化物ポリマーは、式(III)のものであり、
Figure 2023527114000007
式中、nは、セルロースエーテル基材の重量平均分子量Mに基づいて決定され、式中、Rは、16個の炭素原子を有するアルキル基であり、各Rは、独立してC1~7アルキル基(好ましくは、C1~4アルキル基、より好ましくは、メチル基及びエチル基、最も好ましくは、メチル基)からなる群から選択され、セルロースエーテル基材は、>1,000,000ダルトン(好ましくは、1,100,000~4,000,000ダルトン、より好ましくは、1,200,000~2,000,000ダルトン、最も好ましくは、1,300,000~1,800,000ダルトン)の重量平均分子量Mを有し、修飾炭水化物ポリマーが、<0.001重量%(好ましくは、<0.0001重量%、より好ましくは、0.00001重量%、最も好ましくは、検出限界未満)の架橋単位を有する。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、リンスオフヘアトリートメント及びリーブインヘアトリートメントからなる群から選択される。より好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、リーブインヘアトリートメントである。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、任意選択で、化粧品として許容される洗浄界面活性剤、増粘剤(例えば、多糖類、セルロース系ポリマー)、ソープ、着色剤、pH調整剤、酸化防止剤(例えば、ブチル化ヒドロキシトルエン)、皮膚軟化剤(ポリオキシエチレングリコール(C7~20)脂肪酸、グリセロールのエステル-例えば、PEG-7グリセリルココエート、PEG-30グリセリルココエート、PEG-12グリセリルラウレート、PEG-20グリセリルオレエート)、ワックス、発泡剤、乳化剤(例えば、PEG-100ステアレート及びグリセリルステアレート混合物)、着色剤、芳香剤、キレート剤(例えば、EDTA二ナトリウム、EDTA四ナトリウム、クエン酸、乳酸)、抗菌剤/防腐剤(例えば、メチルクロロイソチアゾリノン、フェノキシエタノール、メチルイソチアゾリノン、パラ安息香酸のエステル、ジアゾリジニル尿素、及びイミダゾリジニル尿素、安息香酸、ソルビン酸)、漂白剤、潤滑剤、感覚調節剤、日焼け止め添加剤、ビタミン、タンパク質/アミノ酸、植物抽出物、天然成分、生物活性剤、劣化防止剤、顔料;酸、浸透剤、帯電防止剤、縮れ防止剤、抗ふけ剤、毛髪ウェービング/矯正剤、毛髪スタイリング剤、毛油、吸収剤、硬質粒子、軟質粒子、コンディショニング剤(例えば、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、PQ-10、PQ-7)、スリップ剤、乳白剤、真珠光沢剤及び塩からなる群から選択される少なくとも1つの追加の成分をさらに含む。より好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、任意選択で、乳化剤(例えば、PEG-100ステアリン酸塩及びステアリン酸グリセリル混合物)、抗菌剤/防腐剤(例えば、メチルクロロイソチアゾリノン、フェノキシエタノール、メチルイソチアゾリノン、パラ安息香酸のエステル、ジアゾリジニル尿素、及びイミダゾリジニル尿素、安息香酸、ソルビン酸)、増粘剤(例えば、多糖類、セルロース系ポリマー)、並びにキレート剤(例えば、EDTA二ナトリウム、EDTA四ナトリウム、クエン酸、乳酸)からなる群から選択される少なくとも1つの追加の成分をさらに含む。最も好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、任意選択で、PEG-100ステアレート及びステアリン酸グリセリル混合物との乳化剤混合物、ヒドロキシエチルセルロースポリマー増粘剤、セテアリルアルコールエステル化剤、エチレンジアミン四酢酸キレート剤の四ナトリウム、並びにフェノキシエタノールとメチルイソチアゾリノン防腐剤との混合物からなる群から選択される少なくとも1つの追加の成分をさらに含む。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、任意選択で、乳化剤をさらに含む。より好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.01~80重量%(好ましくは、0.1~5重量%、さらにより好ましくは、0.5~2重量%、最も好ましくは、0.75~1.25重量%の乳化剤をさらに含む。最も好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.01~80重量%(好ましくは、0.1~5重量%、さらにより好ましくは、0.5~2重量%、最も好ましくは、0.75~1.25重量%の化合物の乳化剤をさらに含み、水性コンディショナー配合物は、リーブオンヘアコンディショナー及びリンスオフヘアコンディショナーからなる群から選択され、乳化剤は、PET-100ステアリン酸塩とステアリン酸グリセリルとの混合物を含む。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、任意選択で、増粘剤をさらに含む。より好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、増粘剤をさらに含み、増粘剤は、好ましくは、パーソナルケア組成物の他の特性を実質的に変更することなく、水性コンディショナー配合物の粘度を増加させるように選択される。さらにより好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、増粘剤をさらに含み、増粘剤は、好ましくは、パーソナルケア組成物の他の特性を実質的に変更することなく、パーソナルケア組成物の粘度を増加させるように選択され、増粘剤は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0~5.0重量%(好ましくは、0.1~5.0重量%、より好ましくは、0.2~2.5重量%、最も好ましくは、0.5~2.0重量%)を占める。好ましい増粘剤としては、多糖類及びセルロース系ポリマーが挙げられる。好ましくは、増粘剤は、ヒドロキシエチルセルロースポリマーである。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、任意選択で、キレート剤をさらに含む。より好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.001~0.75重量%(好ましくは、0.03~0.25重量%)のキレート剤をさらに含み、キレート剤は、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)二ナトリウム、EDTA四ナトリウム、クエン酸、乳酸、及びそれらの混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.001~0.75重量%(好ましくは、0.03~0.25重量%)のキレート剤をさらに含み、キレート剤は、キレート剤は、EDTA四ナトリウムを含む。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、任意選択で、抗菌剤/防腐剤をさらに含む。より好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.05~1.25重量%(好ましくは、0.1~1重量%、より好ましくは、0.25~0.75重量%)の抗菌剤/防腐剤をさらに含み、抗菌剤/防腐剤は、フェノキシエタノール、安息香酸、ベンジルアルコール、安息香酸ナトリウム、DMDMヒダントイン、2-エチルヘキシルグリセリルエーテル、イソチアゾリノン(例えば、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン)、及びそれらの混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.05~1.25重量%(好ましくは、0.1~1重量%、より好ましくは、0.25~0.75重量%)の抗菌剤/防腐剤をさらに含み、抗菌剤/防腐剤は、フェノキシエタノールとイソチアゾリノンとの混合物である(より好ましくは、抗微生物/防腐剤は、フェノキシエタノールとメチルイソチアゾリノンとの混合物である)。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、アミン基を有する単糖の<検出限界を含有する。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、C3~5単糖の<検出限界を含有する。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、糖の<検出限界を含有する。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、大豆タンパク質の<検出限界を含有する。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、加水分解されたシルクの<検出限界を含有する。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、糖の<検出限界を含有する。
好ましくは、本発明のプロセスで調製及び使用される水性熱保護剤配合物は、<0.1重量%(好ましくは、<0.01重量%、より好ましくは、<0.001重量%、最も好ましくは、<検出限界)の疎水的に修飾されたポリ(アクリルアミド-N-プロピルトリメチルアンモニウムクロリド)を含有する。
好ましくは、本発明の毛髪の熱への曝露時の毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪)損傷を低減するためのプロセスでは、提供される熱保護剤配合物、化粧品として許容される水性担体、及び任意の追加の成分は、既知の加工技術を使用して組み合わされて、水性熱保護剤配合物を提供する。より好ましくは、本発明の毛髪の熱への曝露時の毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪)損傷を低減するためのプロセスでは、提供される熱保護剤配合物、化粧品として許容される水性担体、及び任意の追加の成分は、既知の加工技術を使用して組み合わされて、水性熱保護剤配合物を提供し、水性熱保護剤配合物は、水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、25~99.95重量%(好ましくは、50~99.9重量%、より好ましくは、75~99.5重量%、最も好ましくは、80~99.3重量%)の化粧品として許容される水性担体、及び水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.1~5重量%(好ましくは、0.15~2.5重量%、より好ましくは、0.2~2重量%、最も好ましくは、0.25~1.5重量%)の熱保護剤を含む。
好ましくは、本発明の毛髪の熱への曝露時の毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪)損傷を低減するためのプロセスでは、水性熱保護剤配合物は、周知の技術を使用して毛髪に塗布される。より好ましくは、本発明の毛髪の熱への曝露時の毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪)損傷を低減するためのプロセスでは、水性熱保護剤配合物は、毛髪に塗布され、0.01g~5gの水性熱保護剤配合物が毛髪1g当たりに塗布される。
好ましくは、本発明の毛髪の熱への曝露時の毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪)損傷を低減するためのプロセスでは、熱発生ヘアケア器具を提供することを含む。熱発生ヘアケア器具は、典型的には、2つの主要なカテゴリ、すなわち、(1)好ましくは、湿潤した毛髪に使用される熱発生ヘアケア器具(例えば、ヘアドライヤー)、及び(2)好ましくは、乾燥した毛髪に使用される熱発生ヘアケア器具(例えば、フラットアイロン/カーリング、ハットローラ)のうちの1つに該当する。
湿潤した毛髪のために設計され、典型的には使用される熱発生器具は、熱風ヘアケア器具と呼ばれることがある。熱風ヘアケア器具の例としては、ヘアドライヤー及び熱風ヘアスタイリング器が挙げられる。典型的なヘアドライヤーは、毛髪の乾燥を促進するために、熱風を毛髪に方向付けるように設計されている。これらのヘアドライヤーでは、空気は、適切なオリフィスを通して方向付けられ、ファンによって加速される。そのようなヘアドライヤーによって排出される空気は、例えば、抵抗加熱器の使用を通して加熱され得る。ヘアドライヤーは、フードを組み込んでもよく、毛髪の主要部分は、フードによって覆われている。ヘアドライヤーは、典型的には、50~100℃の熱風温度を送達することによって動作する。熱風スタイラーは、典型的には、毛髪をとかすか、又は別様に操るために設計された取り付け具を通して熱風を方向付ける。熱風スタイリング器は、最大130℃の熱風温度を送達し得る。
乾燥した野ウサギのために設計され、典型的には使用される熱発生器具は、高温表面ヘアケア器具と呼ばれることがある。高温表面ヘアケア器具の例は、毛髪のカーリング及び/又は毛髪の矯正のために設計され得る。高温表面ヘアケア器具は、典型的には、熱風を使用するのではなく、器具との直接接触を介して、熱が毛髪に輸送される抵抗加熱に依存する。熱伝達は、典型的には、毛髪を高温表面ヘアケア器具の金属又はセラミック表面と接触させることによって達成される。高温表面ヘアケア器具は、典型的には、毛髪を乾燥させるために使用されない。むしろ、高温表面ヘアケア器具は、典型的には毛髪のカールを生成するか、又は毛髪を矯正するために、毛髪のスタイルを変化させるために実装される。毛髪に熱を接触させて移動させるように設計された高温表面ヘアケア器具の表面は、典型的には、130~300℃の温度を実現する。
好ましくは、本発明の毛髪の熱への曝露時の毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪)損傷を低減するためのプロセスでは、50~300℃(好ましくは、80~280℃、より好ましくは、90~275℃、最も好ましくは、100~250℃)の温度の熱に、熱発生ヘアケア器具(熱発生ヘアケア器具は、熱風ヘアケア器具(例えば、ヘアドライヤー、熱風ヘアスタイリング器)並びに高温表面ヘアケア器具(例えば、ホットカーラー、フラットアイロン、及びカーリングアイロン)のうちの少なくとも1つからなる群から選択される)を使用して、毛髪を曝露することを含む(例えば、毛髪を乾燥又はスタイリングするため)。より好ましくは、本発明の毛髪の熱への曝露時の毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪)損傷を低減するためのプロセスでは、50~300℃(好ましくは、80~280℃、より好ましくは、90~275℃、最も好ましくは、100~250℃)の温度の熱に、熱発生ヘアケア器具(熱発生ヘアケア器具は、熱風ヘアケア器具(例えば、ヘアドライヤー、熱風ヘアスタイリング器)並びに高温表面ヘアケア器具(例えば、ホットカーラー、フラットアイロン、及びカーリングアイロン)のうちの少なくとも1つからなる群から選択される)を使用して、1~40分間毛髪を曝露することを含む(例えば、毛髪を乾燥又はスタイリングするため)。最も好ましくは、本発明の毛髪の熱への曝露時の毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪)損傷を低減するためのプロセスでは、50~300℃(好ましくは、80~280℃、より好ましくは、90~275℃、最も好ましくは、100~250℃)の温度の熱に、熱発生ヘアケア器具(熱発生ヘアケア器具は、熱風ヘアケア器具(例えば、ヘアドライヤー、熱風ヘアスタイリング器)並びに高温表面ヘアケア器具(例えば、ホットカーラー、フラットアイロン、及びカーリングアイロン)のうちの少なくとも1つからなる群から選択される)を使用して、2~40分間毛髪を曝露することを含み(例えば、毛髪を乾燥又はスタイリングするため)、毛髪を乾燥させるために、熱風ヘアケア器具を使用して、1~20分間毛髪を熱に曝露し、次いで、毛髪をスタイリングするために、高温表面ヘアケア器具を使用して、1~20分間毛髪を熱に曝露する。
好ましくは、本発明の毛髪の熱への曝露時の毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪)損傷を低減するためのプロセスでは、任意選択で、毛髪を水ですすぐことをさらに含む。より好ましくは、本発明の毛髪の熱への曝露時の毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪)損傷を低減するためのプロセスでは、任意選択で、水性熱保護剤配合物を毛髪に塗布する前に毛髪を水ですすぐことをさらに含む(好ましくは、毛髪は、水で30秒~20分(より好ましくは、30秒~5分)すすぐ)。最も好ましくは、本発明の毛髪の熱への曝露時の毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪)損傷を低減するためのプロセスでは、任意選択で、水性熱保護剤配合物を毛髪に塗布する前に毛髪を水ですすぐことをさらに含み(好ましくは、毛髪は、水で30秒~20分(より好ましくは、30秒~5分)すすぐ)、次いで、水性保護剤配合物を毛髪に塗布する前に、タオルで拭くこと及び押し付けることのうちの少なくとも1つによって、すすいだ毛髪を乾燥させて、過剰な水を除去する。
好ましくは、本発明の毛髪の熱への曝露時の毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪)損傷を低減するためのプロセスでは、任意選択で、毛髪をとかすこと及びブラッシングすることのうちの少なくとも1つをさらに含む。より好ましくは、本発明の毛髪の熱への曝露時の毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪)損傷を低減するためのプロセスでは、任意選択で、水性熱保護剤配合物の塗布後に毛髪をとかすこと及びブラッシングすることのうちの少なくとも1つをさらに含む(好ましくは、毛髪を熱発生ヘアケア器具からの熱に曝露する前、その間、及び/又はその後に、毛髪をとかす及び/又はブラッシングする)。
本発明のいくつかの実施形態を、以下の実施例で詳細に説明する。
実施例S1:加熱保護剤
2,000mLの3つ口丸底フラスコに、疎水的に修飾されたヒドロキシエチルセルロースポリマー(hmHEC)(The Dow Chemical Companyから入手可能な90.20gのEMBARK(商標)レオロジー調整剤160)、及び2-プロパノール(673.92g)と脱イオン水(120.52g)との混合物を充填した。フラスコに、撹拌パドル及びモーター、ゴムのセラムキャップ、窒素入口、並びに表面下熱電対及び鉱油バブラーを備えるフリードリッヒ凝縮器を装備したクライゼンアダプターを装備した。熱電対をJ-KEMコントローラー及び加熱マントルに接続した。
フラスコの内容物を撹拌しながら、フラスコを窒素で1時間ゆっくりとパージして、いかなる同伴された酸素も除去した。1秒当たり約1気泡の窒素流量を使用した。窒素パージが完了した後、25%の水酸化ナトリウム水溶液(9.60g)を、プラスチックシリンジを使用してセラムキャップを通して窒素下で撹拌しながらフラスコの内容物に添加した。次いで、フラスコの内容物を窒素下で30分間撹拌した。
次いで、プラスチックシリンジを使用して、70%の水性グリシジルトリメチルアンモニウムクロリド(60.48g、商品名QUAB(登録商標)151でQUAB Chemicalsから入手可能)を、窒素下で撹拌しながら数分間にわたってフラスコの内容物に滴下添加した。添加が完了すると、フラスコの内容物を5分間撹拌し、次いでJ-KEMコントローラーを使用してフラスコの内容物に熱を加えた。温度設定点は、55℃であり、フラスコの内容物を窒素下で撹拌しながら55℃で1.5時間加熱した。
次いで、フラスコ内を正の窒素圧に維持しながら、フラスコの内容物を室温まで冷却した。次いで、シリンジで氷酢酸(10.0g)を添加することによって、フラスコの内容物を中和した。10分間撹拌した後、生成物の熱保護剤を、金属フリットブフナー漏斗を通した真空濾過によって回収した。熱保護剤を、各々が、以下の2-プロパノール(656g)と脱イオン水(144g)との混合物、2-プロパノール(720g)と脱イオン水(80g)との混合物、並びに2-プロパノール(800g)、40%グリオキサール(1.76g)、及び氷酢酸(0.60g)を用いると、ブフナー漏斗で洗浄した。熱保護剤を簡潔に風乾させ、真空中、50℃で一晩乾燥させた。
熱保護剤を、乳鉢及び乳棒を使用して手動で粉砕し、#30米国標準ふるいを通してふるいにかけ、100.22gの生成物を得た。熱保護剤は、4.41%の揮発性物質含有量、2.70%の灰分含有量(塩化ナトリウムとして)、及び1.844%のケルダール窒素含有量を有した。
比較例C1~C4及び実施例1:熱保護
加熱損傷手順
毛束(International Hair Importersから入手可能な2gのわずかに漂白された白人のカッタアシア)を37℃の蒸留水中で30秒間湿潤させ、次いで1.5gの9重量%ラウレス硫酸ナトリウム(SLES)溶液を毛髪にマッサージした後、0.4L/分で30秒間流動する水ですすぎ、ブラシを用いて髪をほぐし、次いで、0.4L/分で10秒間流動する水で最終すすぎをした。次いで、表1に示す活性物質の100μL/gの1重量%の水性処理溶液を束に塗布し、作用させることによって、毛束を処理した(存在する場合)。毛束の熱処理前に、平坦な鉄を232℃に予熱した。次いで、平坦な鉄を用いて、それぞれ10秒間、束を10回処理した。その後、束を9重量%のSLES溶液で洗浄し、この毛束熱処理及び洗浄を3回繰り返した後、以下のDSC試験を実行した。
Figure 2023527114000008
DSC研究
各毛束からの毛髪の少なくとも2つの異なるロックを隔離し、クリッパーを使用して小さな(<2mmの長さ)片にそれらをトリミングすることにより、各比較例C1~C4及び実施例1のそれぞれに従って処理した毛束から試料を調製した。選定された毛髪ロックの全長を切り取り、秤量紙上にランダムに分布させて、束の長さに沿った毛髪特性の任意の違いを平均した。次いで、ピンセットを使用して、小さな毛髪片の各パイルから10mgの試料を採取した。試料を別々の40μLのステンレス鋼パン(Perkin-Elmer部品番号0319-2018)に入れ、パンの底部に均一に分配した。各パンに、ピペットを使用して30μLの脱イオン水を添加し、キューティクルを可塑化し、分解温度未満の毛髪変性温度を低下させた。次いで、パンをViton Oリング及びステンレス鋼の蓋でプレス密封し、総開始質量の重量を量った。毛髪試料を水和レベルで平衡化させるために、密封パンを25℃で12時間静置した。次いで、毛髪試料を、冷蔵された冷却システム(RCS90)ユニットと対になった示差走査熱量計(DSC)によって分析した。毛髪試料は、40℃で平衡化し、次いで試料を毎分10℃の温度勾配速度で200℃に加熱することによって分析した。分析中、気泡流量は、毎分25mLの窒素であった。機器ソフトウェア(TRIOS)を使用して、変性温度及び変性エンタルピーの両方を決定した。変性温度は、吸熱転移のピーク温度及び吸熱転移を積分することによって変性エンタルピーを決定したときに決定した。DSC曲線の観点からのピーク温度を、表2に報告する。毛髪試料についての変性エンタルピーも、表2に報告する。
Figure 2023527114000009

Claims (10)

  1. 毛髪の熱への曝露時に前記毛髪の損傷を低減するためのプロセスであって、
    化粧品として許容される水性担体を提供することと、
    熱保護剤を選択することであって、前記熱保護剤が、熱への曝露からの熱保護を毛髪に付与するその能力に基づいて選択され、前記熱保護剤が、修飾炭水化物ポリマーであるように選択され、前記修飾炭水化物ポリマーが、
    (i)式(I)のトリアルキルアンモニウム部分
    Figure 2023527114000010
    (式中、各Rは、独立して、C1~7アルキル基からなる群から選択され、前記修飾炭水化物ポリマーは、灰分及び揮発性物質について補正されたケルダール窒素含有量TKNが、0.75~2.5重量%である)及び
    (ii)各々が16個の炭素原子を有する疎水性置換基、で官能化されたセルロースエーテル基材を含み、前記修飾炭水化物ポリマーが、前記セルロースエーテル基材の重量に基づいて、0.005~1.5重量%の疎水性置換基を含み、前記疎水性置換基が、前記セルロースエーテル基材の骨格全体にランダムに分布しており、前記セルロースエーテル基材が、>1,000,000ダルトンの重量平均分子量Mを有し、前記修飾炭水化物ポリマーが、修飾炭水化物ポリマーの重量に基づいて、<0.001重量%の架橋単位を含む、選択することと、
    前記選択された熱保護剤を提供することと、
    前記化粧品として許容される水性担体と前記熱保護剤とを組み合わせて、水性熱保護剤配合物を形成することであって、前記水性熱保護剤配合物が、前記水性熱保護剤配合物の重量に基づいて、0.1~5重量%の前記熱保護剤を含有する、形成することと、
    毛髪を提供することと、
    前記水性熱保護剤配合物を前記毛髪に塗布することと、
    熱発生ヘアケア器具を提供することと、
    前記熱発生ヘアケア器具を使用して、前記毛髪を50~300℃の熱に1~30分間曝露することと、を含む、方法。
  2. 前記水性保護剤配合物が塗布された前記毛髪が、熱に同様に曝露されるが前記水性保護剤配合物を塗布されていない毛髪よりも、高い変性温度を呈する、請求項1に記載のプロセス。
  3. 前記水性保護剤配合物が塗布された前記毛髪が、熱に同様に曝露されるが前記水性保護剤配合物を塗布されていない毛髪よりも、高い変性エンタルピーを呈する、請求項2に記載のプロセス。
  4. 前記水性熱保護剤配合物を前記毛髪に塗布する前に、前記毛髪を水ですすぐことをさらに含む、請求項3に記載のプロセス。
  5. 前記水性熱保護剤配合物を前記毛髪に塗布する前に、毛髪をタオルで拭くこと及び押し付けることのうちの少なくとも1つによって、前記すすいだ毛髪を乾燥させて、過剰な水を除去することをさらに含む、請求項4に記載のプロセス。
  6. 前記水性熱保護剤配合物の塗布後に、前記毛髪をとかすこと及びブラッシングすることのうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項3に記載のプロセス。
  7. 前記毛髪に塗布された前記水性保護剤配合物が、増粘剤をさらに含む、請求項3に記載のプロセス。
  8. 前記増粘剤が、多糖類である、請求項3に記載のプロセス。
  9. 前記選択された熱保護剤の前記疎水性置換基が、エーテル結合又はエーテル結合及び2-ヒドロキシプロピル基を介して前記セルロースエーテル基材に結合している、請求項3に記載のプロセス。
  10. 前記水性保護剤配合物が、キレート剤、防腐剤、皮膚軟化剤、化粧品として許容される洗浄界面活性剤、及びそれらの混合物からなる群から選択される添加剤をさらに含む、請求項9に記載のプロセス。
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