JP2023524540A - 可動の家具部分のための引出しガイド - Google Patents

可動の家具部分のための引出しガイド Download PDF

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Abstract

家具キャビネット(3)に対して相対的に可動の家具部分(2)のための、特に引出のための引出しガイド(1)であって、家具キャビネット(3)に接続すべきキャビネット側レール(4)、キャビネット側レール(4)に沿って可動に支持される引出し側レール(5)であって、この引出し側レールは、可動の家具部分(2)に接続可能であって、長手方向軸線(L)を有しており、長手方向軸線(L)に沿って、可動の家具部分(2)の開放方向(OR)および閉鎖方向(SR)で可動である引出し側レール(5)、引出し側レール(5)およびこの引出し側レールに接続可能な可動の家具部分(2)を少なくとも閉鎖位置(SS)と開放位置(OS)との間の運動距離の部分領域で動かすための駆動装置(6)、およびキャビネット側レール(4)に対して相対的に引出し側レール(5)の閉鎖位置(SS)を調節するための奥行き調節装置(7)であって、この奥行き調節装置(7)は、支持体(71)と、長手方向軸線(L)に沿って支持体(71)に対して相対的に可動なストッパエレメント(72)と、支持体(71)に、回転軸線(D)を中心として回転可能に支持された、長手方向軸線(L)に沿ってストッパエレメント(72)を動かすための奥行き調節ホイール(73)とを有している奥行き調節装置(7)を有しており、奥行き調節ホイール(73)の回転軸線(D)は、長手方向軸線(L)に対して平行に方向付けられており、駆動装置(6)はキャビネット側レール(4)に取り付けられており、奥行き調節装置(7)の支持体(71)は、引出し側レール(5)に取り付けられており、ストッパエレメント(72)は閉鎖位置(SS)で、駆動装置(6)のストッパ対応部材(60)に当接していて、閉鎖位置(SS)から開放位置(OS)への運動距離の間に、ストッパ対応部材(60)から解除可能である、引出しガイド(1)。

Description

本発明は、家具キャビネットに対して相対的に可動の家具部分のための、特に引出のための引出しガイドであって、家具キャビネットに接続すべきキャビネット側レール、キャビネット側レールに沿って可動に支持される引出し側レールであって、この引出し側レールは、可動の家具部分に接続可能であって、長手方向軸線を有しており、長手方向軸線に沿って、可動の家具部分の開放方向および閉鎖方向で可動である引出し側レール、引出し側レールおよびこの引出し側レールに接続可能な可動の家具部分を少なくとも閉鎖位置と開放位置との間の運動距離の部分領域で動かすための駆動装置、およびキャビネット側レールに対して相対的に引出し側レールの閉鎖位置を調節するための奥行き調節装置であって、この奥行き調節装は、支持体と、長手方向軸線に沿って支持体に対して相対的に可動なストッパエレメントと、支持体に、回転軸線を中心として回転可能に支持された、長手方向軸線に沿ってストッパエレメントを動かすための奥行き調節ホイールとを有している奥行き調節装置を有している、引出しガイドに関する。さらに本発明は、家具キャビネット、可動の家具部分、およびこのような引出しガイドを備えた家具に関する。
引出しガイド、および一般的に家具では、組み込まれた状態で、個々の構成要素が、できるだけ統一感のあるデザインを有していて、均整の取れた配置であることが重要である。とりわけ、家具前面は、統一感のあるパネル像を生じさせることが望ましい。すなわち、互いに隣接しているまたは互いに上下に配置されている複数の引出しのすべての家具前面は、それぞれ閉鎖位置で、同一の(垂直)平面に位置していることが望ましい。組み付けられた引出しガイドを備えた家具において、このことを実現することができるように、キャビネット側レールと引出し側レールとの間の、閉鎖位置で生じる相対位置を(水平方向で)変更させて、調節することができるいわゆる奥行き調節装置が設けられている。
オーストリア国特許発明第512748号明細書には、引出し用引出しガイドに対して相対的に、引出しの位置を調節するための調節装置が示されており、この調節装置は、引出し用引出しガイドに当接するための、調節ホイールによって可動なストッパを有している。したがって、この場合、閉鎖位置における引出し側レールとキャビネット側レールとの間の相対位置が調節されるのではなく、引出し側レールに対する引出しの相対位置が調節される。エジェクション装置は記載されていない。さらに、調節ホイールは、引出し側レールの長手方向軸線に対して横方向に向けられた回転軸線を中心として回転する。
極めて類似の装置が、欧州特許第2661194号明細書により公知であり、この従来技術では、調節ホイールは、引出し側レールの長手方向軸線に対して平行に向けられた回転軸線を中心として回転可能である。
これに対して、引出し側レールとキャビネット側レールとの間の相対位置を調節するための奥行き調節性を備えた家具の例が、独国特許出願公開第102016120586号明細書により公知である。記載されたエジェクション装置は、力を負荷する駆動エレメントを有している。このような駆動エレメントの、連行体に対して相対的な位置が、可動の家具部分の閉鎖位置を調節するために、ローレットナットを介して調節され得る。記載された家具用金具では、エジェクション装置は駆動エレメントとローレットナットと共に、家具キャビネットに全体にわたって固定されている、または可動の家具部分に固定されている。引出しボックスの下面に両側で取り付けられたエジェクション装置を有する例が示されている。家具キャビネットに固定される態様における欠点は、とりわけ、ローレットナットが、家具キャビネットの奥行きにおいて、極めて困難にしか操作できない、または手では殆ど操作できないことにある。家具キャビネットに固定される態様では、とりわけ、エジェクション装置が、引出しにおいて比較的大きなスペースを占め、これにより家具用金具全体(エジェクション装置を含む引出しガイド)を比較的幅広に形成しなければならないことが欠点である。
欧州特許第2654507号明細書によるエジェクション装置は、極めて類似の形式で構成されている。前板と家具キャビネットとの間の間隙を調節することができるように、キャリッジに、エジェクションストッパのための調節機構が設けられていて、この調節機構は所定の調節距離を提供する。ナットの回転により、エジェクションストッパを閉鎖方向または開放方向で動かすことができる。前板間隙の調節は、引出しエレメントの開放状態または閉鎖状態で選択的に実施することができ、この場合、引出しボックスの下面におけるナットへのアクセス性は、引出しエレメントの開放状態で良好に得られる。この場合も、家具用金具全体が大きなスペースを占め、比較的幅広であるという欠点がある。
類似の実施態様は、独国実用新案第202015104436号明細書に示されている実施例から明らかであり、ここでは、エジェクションユニットおよびこのエジェクションユニットに取り付けられた調節アセンブリが引出しの下面に取り付けられている。装置を、家具部分のガイド手段および/または家具キャビネットにも取り付けることができる態様は、この記載のみで説明されている。調節アセンブリに関しても、この調節アセンブリが、その他のエレメント、例えば、エジェクタ、または装置の蓄力器の作動装置とは別個に、家具にかつ/または可動の家具部分にかつ/または家具部分のガイド手段に形成されていてよいことが説明されている。調節アセンブリが、エジェクションユニット全体とは別個に形成されているまたは配置されていることは記載されていない。
欧州特許第1996046号明細書には、互いに可動の家具部分の運動に影響を与えるための装置が開示されている。運動レールにおける位置決め機構の位置を調整するための調節手段が設けられており、この調節手段には、家具部分に駆動作用を加えるためにプル・プッシュエレメントが作用する。調節機構は、取付けエレメントに固定されており、この取付けエレメントは引出しレールに取り付けられている。これに対して、プル・プッシュエレメントのスライドロッドは、ガイド成形体を介して(キャビネット側レールに相当する)ベースレール部分に取り付けられている。したがって、調節機構は引出し側レールに配属されており、プル・プッシュエレメントは、(エジェクション装置に相当する)スライドロッドと共にキャビネット側レールに配属されている。このような従来技術においては、スライドロッドが調節機構に固定されなければならない点が複雑である。これは例えば、ピンの端面上にねじ込まれる固定ねじにより行われ、この固定ねじによって、調整リングからのスライドロッドの抜け落ちが阻止される。ピンは、差込み開口において、プレス嵌めにより、溶接により、接着により、圧潰により、ピン止めにより、またはこれに類するものにより固定されていてもよい。したがって、スライドロッドは常に、ベースレール部分(キャビネット側レール)に対して相対的な引出し側レールの完全な移動距離を共に動かなければならない。これにより、スライドロッドは、極めて長く構成されており、これは比較的手間がかかり複雑である。このような従来技術の欠点は、調節機構へのアクセスが困難なことでもある。特に、調節は、適切な工具を介して(例えば、プラスドライバを介して)しか行うことができない。
したがって本発明の課題は、公知の従来技術に対して代替的な引出しガイドを提供することにある。特に、従来技術で生じている欠点を可能な限り解消するもしくは回避することが望ましい。
この課題は、請求項1の特徴を備えた引出しガイドによって解決される。
本発明による引出しガイドでは、奥行き調節ホイールの回転軸線が、長手方向軸線に対して平行に向けられていることが想定されている。これにより、簡単な形式で、奥行き調節ホイールの操作を行うことができる。
さらに、本発明によれば、駆動装置がキャビネット側レールに取り付けられていることが想定されている。これにより、駆動装置を家具キャビネットに配属させたままにすることができ、開閉の際に、可動の家具部分と共に一緒に動かす必要はない。
本発明によれば、奥行き調節装置の支持体は、引出し側レールに取り付けられていることも想定されている。これにより、奥行き調節装置を簡単に形成することができる。可動の家具部分の開放状態ではとりわけ、奥行き調節装置を簡単かつ迅速に手動で操作することができる。すなわち奥行き調節装置は、家具キャビネットの奥行きにおいてどこか手の届かないところに「隠されている」ものではない。
さらに本発明によれば、ストッパエレメントは閉鎖位置で、駆動装置のストッパ対応部材に当接していて、閉鎖位置から開放位置への運動距離の間に、ストッパ対応部材から解除可能であることが想定されている。したがって、ストッパエレメントは、ストッパ対応部材に常に接触している必要はない。ストッパエレメントは、すなわち、引出し側レールの全開放距離および閉鎖距離を共に移動する必要はない。換言すると、ストッパエレメントは、解除可能にストッパ対応部材に接続されている。具体的には、このような構成により、ストッパエレメントが、所定の開放位置に到達した後、駆動装置のストッパ対応部材から離間させられることが達成される。すなわちストッパエレメントは、開放距離および閉鎖距離の一部の領域のみでストッパ対応部材と共に移動する。
本発明の好適な実施例は、従属請求項に詳しく定義されている。
奥行き調節装置の簡単な構成のためには、ストッパエレメントが、連行体と、奥行き調節ホイールに接続される運動伝達領域とを有していることが想定されている。
連行体は、できるだけ平坦な単純な当接面として形成されていてよい。しかしながら、好ましくは、連行体がピン状に形成されていることが想定されている。
ピン状の連行体は、長手方向軸線に対して直角に、-家具キャビネットに組み付けられた状態で-垂直方向に延在していることが想定されている。
運動転移を可能にするために、好適には、運動伝達領域は、回転軸線を中心として螺線状に延びる雄ねじ山として形成されていることが想定されている。
好適な実施例によれば、奥行き調節ホイールは少なくとも所定の領域で、回転軸線を中心とするスリーブ状に形成されていることが想定されている。
特に好適には、奥行き調節ホイールが、回転軸線を中心として螺線状に延びる雌ねじ山を有していて、この場合、この雌ねじ山は、運動伝達領域の雄ねじ山に対応することが想定されている。
さらに好適には、雌ねじ山が、回転軸線を中心として最大180°の角度を占める、奥行き調節ホイールの内表面に形成されており、奥行き調節ホイールは、上記の内表面に対して半径方向で対向する領域に凹部を有していることが想定されている。換言すると、奥行き調節ホイールは、雌ねじ山に半径方向で対向する領域に解放位置(凹部もしくは開口)を有している。この解放位置は、射出成形工具で製作する際に、奥行き調節ホイールと、そのねじ山とを、手間をかけてねじってはずす必要がないようにするために役立つ。これにより、奥行き調節ホイールの離型は、著しく容易になる。
特に好適には、奥行き調節ホイールは、奥行き調節ホイールの、回転軸線を中心として形成された周面によって形成される操作領域を有していることが想定されている。したがって、この操作領域は、奥行き調節ホイールの端面に形成されるのではなく、周面に形成されている。これにより、奥行き調節ホイールは、工具を使用せずに直接手動で回すことができ、ひいては操作することができる。
好適な実施例によれば、奥行き調節ホイールは、その外面に、好ましくはその周面に、好ましくは長手方向軸線に沿って方向付けられたローレット加工部を有している。これにより、奥行き調節ホイールを、指で良好に把持することができ、操作することができる。
好適には、奥行き調節装置は、係止突起と、係止突起に対応する、好ましくは、長手方向軸線を中心として一定の間隔で配置された係止凹部とを有していることが想定されている。これにより、操作の際に「ラチェット感」が得られる。すなわち操作者は、奥行き調節ホイールが既にどの程度回転させられたのかを良好に見積もることができる。1つの別の係止凹部へ係止することはそれぞれ、所定の距離(例えば0.1mm~0.5mm)分だけ奥行きがさらに変化したことに相当する。
ストッパエレメントが、奥行き調節ホイールの回動の際に一緒に回転することを阻止するために、奥行き調節装置は、ストッパエレメントのための回動防止機構を支持体において有している。
駆動装置は、可動の家具部分を開放位置から閉鎖位置へと引き込むための引込装置として形成されていてもよい。
好適には、引込装置は、キャビネット側レールに取り付けられた支持体、支持体に対して相対的に可動の引込キャリッジ、および支持体と引込キャリッジとに接続された引込蓄力器とを有していてよい。
引込装置は、引込運動を減衰するための減衰器を有していてもよく、これにより穏やかで円滑な閉鎖が保証される。
エジェクション装置に対して代替的に(または付加的に)、駆動装置が、引出し側レールを閉鎖位置から開放位置へと押し出すためのエジェクション装置として形成されていることが想定されていてよい。
好適には、エジェクション装置は、キャビネット側レールに取り付けられた支持体、支持体に対して相対的に可動のエジェクションキャリッジ、および支持体とエジェクションキャリッジとに接続されたエジェクション蓄力器とを有していることが想定されている。
好適には、エジェクション装置が、エジェクションキャリッジをロック位置にロックするためのロック装置を有していることも想定されている。可動の家具部分を、閉鎖位置の後方に位置する過剰押込位置へと過剰押込することにより、ロック装置は解除され、エジェクション蓄力器は、エジェクションキャリッジを可動の家具部分と共に開放方向へと押し出す。ロック装置は、ハートカム形状のロック軌道と、このロック軌道内で可動のロックピンとを有していてよい。しかしながら、別のロック態様も、例えばボールペン原理の形態のロック態様も可能である。
さらに好適には、閉鎖位置で、エジェクション装置のエジェクションキャリッジが、エジェクションキャリッジに形成されたストッパ対応部材を介して、奥行き調節装置のストッパエレメントに当接することが想定されている。エジェクションキャリッジが閉鎖位置で、引出し側レールに対して(ひいては家具キャビネットに対して)所定の相対位置に位置している場合には、長手方向軸線に沿ってストッパエレメントを調節することにより、キャビネット側レールに対する引出し側レールの相対位置を変更させることができる。これによってさらに、可動の家具部分およびその前板の奥行き位置が家具キャビネットに対して相対的に移動させられ、相応に調節可能となる。
連行体とエジェクションキャリッジとを、開放方向および閉鎖方向で確実に一緒に動かすことを保証するために、好適には、エジェクションキャリッジが、ストッパ対応部材を共に形成する捕捉レバーを有していて、この捕捉レバーは、閉鎖位置で、ストッパエレメントの連行体を取り囲み、形状接続的に保持する(umgreift und formschluessig haelt)ことが想定されている。所定の開放位置に到達すると(例えば、約30mm~120mmの開放距離の後)、捕捉レバーと連行体との間の解除可能な接続は再び解消される。
家具キャビネットと、可動の家具部分と、本発明による引出しガイドとを備えた家具にも特許請求がなされる。
特に好適には、可動の家具部分は、家具キャビネットの、互いに向かい合う面に取り付けられた、好ましくは互いに鏡像対称的に形成されている2つの引出しガイドを介して家具キャビネットに可動に支持されていることが想定されている。
本発明のさらなる詳細および利点を、図面の説明につき、図面に示した実施例に関して以下に詳しく説明する。
様々な位置にある、互いに上下に配置された複数の可動の家具部分を備えた家具の概略図である。 駆動装置を含む2つの引出しガイドを備えた可動の家具部分を示す斜視図である。 可動の家具部分を引出しガイドと共に示す斜視図である。 図3の細部を示す図である。 可動の家具部分を、1つの位置にある奥行き調節装置を備えた引出しガイドと共に示す平面図である。 図5の奥行き調節装置の詳細図である。 可動の家具部分を、別の位置にある奥行き調節装置を備えた引出しガイドと共に示す平面図である。 図7の奥行き調節装置の詳細図である。 可動の家具部分を、さらに別の位置にある奥行き調節装置を備えた引出しガイドと共に示す平面図である。 図9の奥行き調節装置の詳細図である。 第1の態様の駆動装置を備えた引出しガイドの斜視図である。 図11の細部を示す図である。 図11の引出しガイドの垂直方向の断面図である。 図13の細部を示す図である。 第2の態様の駆動装置を備えた、閉鎖位置にある引出しガイドの斜視図である。 図15の細部を示す図である。 開放位置にある図15の引出しガイドを示す図である。 図17の細部を示す図である。 奥行き調節装置の第1の実施例の斜視図である。 奥行き調節装置の第1の実施例の斜視図である。 奥行き調節装置の第1の実施例の斜視図である。 奥行き調節装置の第1の実施例の斜視図である。 図24の細部を示す図である。 奥行き調節装置の第1の実施例の斜視図である。 奥行き調節装置の第1の実施例の斜視図である。 奥行き調節装置の第1の実施例の斜視図である。 奥行き調節装置の第1の実施例の断面図である。 図29の細部を示す図である。 奥行き調節装置の第1の実施例の斜視図である。 奥行き調節装置の第1の実施例の斜視図である。 奥行き調節装置の第1の実施例の斜視図である。 奥行き調節装置の第1の実施例の断面図である。 図34の細部を示す図である。 奥行き調節装置の第1の実施例の斜視図である。 奥行き調節装置の第1の実施例の平面図である。 図35の断面図である。 奥行き調節装置の第1の実施例の平面図である。 図37の断面図である。 奥行き調節装置の第2の実施例の斜視図である。 奥行き調節装置の第2の実施例の斜視図である。 奥行き調節装置の第2の実施例の側面図である。 奥行き調節装置の第2の実施例の側面図である。 奥行き調節装置の第2の実施例の断面図である。 奥行き調節装置の第2の実施例の平面図である。 図44の断面図である。 奥行き調節装置の第3の実施例の斜視図である。 奥行き調節装置の第3の実施例の斜視図である。 奥行き調節装置の第3の実施例の斜視図である。 図48の細部を示す図である。
図1には、家具キャビネット3と、引出しの形態の全部で4つの可動の家具部分2とを備えた家具8が極めて一般的に示されている。各引出しは、少なくとも引出し容器10と前板11とから成っている。引出しは、引出し側レール5とキャビネット側レール4と(場合によっては、図示されていない中間レールと)から成る(引出し用)引出しガイド1を介して、家具キャビネット3に取り付けられている。
最上部の引出しには、概略的に駆動装置6が示されている。駆動装置6は支持体62を有している。この場合、支持体62は、引出し側レール5に取り付けられている。しかしながら本発明によれば、駆動装置6は、-図1とは逆に-キャビネット側レール4に取り付けられている。駆動装置6は、この場合、エジェクション装置61として形成されており、このエジェクション装置61のエジェクションキャリッジ63とエジェクション蓄力器65とが概略的に図示されている。ロック装置66は、支持体62に形成されたガイド軌道67と、(この場合ハートカム形状の)ガイド軌道67内でガイドされるロックピン68とを有している。キャビネット側レール4(または家具キャビネット3自体)には、連行体74が配置されていて、この連行体には、エジェクション装置61が、少なくとも所定の区分で係合する。しかしながら本発明によれば、この配置は逆である:すなわち、駆動装置6がキャビネット側レール4に配属されていて、他方で連行体74が可動の家具部分2に配属されている。最上部の引出しは、開放位置OSに位置している。
引出しをこの開放位置OSから閉鎖方向SRで動かすと、ロックピン68は、ガイド軌道67の閉鎖区分を移動する。
この場合、エジェクション蓄力器65は、エジェクションキャリッジ63と支持体62との間の相対運動により緊張させられる。
閉鎖位置SS(上から3番目の引出し)では、エジェクション蓄力器65が完全に緊縮している。この閉鎖位置SSには、純粋に手動の閉鎖運動により到達することができる。代替的に、引出しを、-設けられているならば-引出しガイド1に組み込まれている、概略的にのみ示された引込装置69によって、閉鎖位置SSへと動かすことが、もしくは引き込むことができる。
この閉鎖位置SSを起点として、引出しを押し込むことにより、引出しは過剰押込位置UES(図1の最下方の引出し)に到る。これにより、ロック装置66のロック解除が行われる。閉鎖方向SRで過剰押込が行われた後、-使用者がそれ以上引出しを押さなくなるとすぐに-引出しは、駆動装置6によって開放方向ORで押し出される。これにより、引出しは、上から2番目の引出しのような開放位置OSへと到る。この位置では、引出しを、例えば前板11で把持することができ、手動でさらに、1番上の引出しの位置へと移動させることができる。
図2には、引出し容器10と前板11とを備えた引出し(可動の家具部分2)の斜視図が示されている。さらに、それぞれ2つの引出し側レール5と2つのキャビネット側レール4とを備えた2つの引出しガイド1から成る装置が示されており、この場合、引出しガイド1のそれぞれ1つの引出し側レール5とキャビネット側レール4とが引出しの両側に設けられている。さらに、図2には駆動装置6が示されている。駆動装置6はキャビネット側レール4に取り付けられている。この駆動装置6(もしくはその支持体62)は、引出しの閉鎖方向SRで延在している。この閉鎖方向は、引出し側レール5もしくは引出しガイド1全体の長手方向軸線Lに相当する。とりわけより小さいまたはより薄い引出し2の場合は、引出しに駆動装置6が1つだけ配属されていれば十分である。この駆動装置は、(図示したように)右側の引出しガイド1に(しかしながら、左側の引出しガイド1にも)配属させることができる。
図3には、引出し側レール5とキャビネット側レール4と共に可動の家具部分2の斜視図が示されている。記入された円内には、引出し側レール5に取り付けられている奥行き調節装置7が示されている。
図4は、図3で円内に示された細部を拡大して示している。これにより、奥行き調節装置7の主要な構成要素を認識することができる。この奥行き調節装置7は、支持体71と、ストッパエレメント72と、奥行き調節ホイール73とから構成されている。支持体71は、引出し側レール5に堅固に結合されている。ストッパエレメント72は、長手方向軸線Lに沿って摺動可能に支持体に支持されている。さらに奥行き調節ホイール73は、回転軸線Dを中心として回転可能である。図示されているように、回転軸線Dと長手方向軸線Lとは互いに平行に方向付けられている。
図5~図10には、可動の家具部分2が引出しガイド1と共に、閉鎖位置SSで、それぞれ上方から見た図において示されており、この場合、様々に調節された奥行き調節装置7により、それぞれ異なる寸法の前板間隙Fが生じている。概して、上述した図5~図10においては、可動の家具部分2はそれぞれ所定の領域で図示されていないので、奥行き調節装置7および駆動装置6の方向の視野が得られている。
図5において、および図6の詳細図において、ストッパエレメント72が、支持体71に対して相対的に大きく走出させられていることがわかる。ストッパエレメント72は、駆動装置のストッパ対応部材60(個々では詳細には示していない)に当接しているので、比較的大きな前板間隙Fが生じている。
奥行き調節装置7が、奥行き調節ホイール73を介して操作されると、ストッパエレメント72は、支持体71に対して相対的に直線運動する。これにより、図7およびその一部を示す図8の詳細図では、閉鎖位置SSにおけるより小さな前板間隙Fが生じている。
奥行き調節ホイール73が同じ方向でさらに回転させられると、すぐに、図9およびその一部を示す図10の詳細図におけるような位置が生じる。ストッパエレメント72はほぼ完全に支持体71内に進入している。前板間隙Fは、実際にはもはや存在していない。
図5、図7および図9を比較すると、閉鎖位置SSで、キャビネット側レール4と引出し側レール5との間にそれぞれ別の相対位置が生じていることもわかる。
図11およびその一部を示す図12の詳細図において、引出しガイド1が斜視図で示されている。駆動装置6は、引出し側レール5とキャビネット側レール4との間に位置している。これにより、家具用金具は全体として比較的細く形成されている。すなわち家具用金具は、側方で両レール4および5によって制限されており、駆動装置6は側方に突出していない。
図13およびその一部を示す図14の詳細図において、引出しガイド1が(垂直方向の)断面図で示されている。キャビネット側レール4と引出し側レール5とがそれぞれ屈曲された金属成形体として形成されていることがわかる。引出し側レール5は、滑車9を介してキャビネット側レール4に沿って可動に支持されている。図14ではとりわけ、支持体71と、引出し側レール5への支持体の取り付け、ならびにストッパエレメント72とが認識可能である。
図15~図18は、引出しガイド1の別の変化態様を斜視図および詳細図で示している。この変化態様は、駆動装置6の構成により、上記の構成とは異なっている。この場合、駆動装置6は、引込装置69として形成されていて、これに対して図11では駆動装置6はエジェクション装置61として形成されている。
駆動装置6が両機能を統合しており、エジェクション装置61として、かつ引込装置69として機能することが想定されていてもよい。
図15では、引出しガイド1は閉鎖位置SSに位置しており、これに対して図17では引出しガイドは開放位置OSで示されている。閉鎖位置SSでは、ストッパエレメント72は、駆動装置6のストッパ対応部材60に当接している。これに対して、図17では、ストッパエレメント72は、ストッパ対応部材60から間隔を置いて位置しており、したがって解除されている。
上述のストッパ対応部材60は、捕捉レバーに形成されていてよい。捕捉レバーは、閉鎖位置SSで、ストッパエレメント72の連行体74を取り囲んでいて、この連行体を形状接続的に保持している。開放方向ORで移動する際に、捕捉レバーの旋回により形状接続的な結合は解消される。
図15~図18にはそれぞれ、いわゆる引出しレール12が示されている。引出しレールは、引出し容器10を引出し側レール5に接続するための接続装置として用いられる。
図19~図38は、奥行き調節装置7の第1実施例を様々な図、斜視図、(部分)断面図、および詳細図で示している。
図19には、奥行き調節装置7の構成要素が分解図で示されている。
支持体71は、好ましくは金属製の、曲げられた屈曲部材として形成されている。この支持体71は、ベース領域711と、このベース領域711から実質的に直角に突出した2つの保持舌片712とを有しており、この保持舌片にはそれぞれガイド開口713が形成されている。さらに支持体71には、ロックエレメント7cのための開口714が形成されている。
ストッパエレメント72は、ガイド開口713内で長手方向軸線Lに沿って摺動可能に支持されている。ストッパエレメント72は、ピン状の連行体74と、運動伝達領域75とを有している。運動伝達領域75は、回転軸線Dを中心として螺線状に延びる雄ねじ山76として形成されている。
ストッパエレメント72は、連行体74と雄ねじ山76との間に、側方の突出部721を有している。この突出部721は、ガイド開口713の領域における対応する凹部と共に、ストッパエレメント72のための回動防止機構を支持体71において形成しているので、ストッパエレメント72は回転軸線Dを中心として回動することはできない。
奥行き調節ホイール73は、少なくとも所定の領域で、回転軸線Dを中心とするスリーブ状に形成されていて、細長い開口を有しており、この開口には、回転軸線Dを中心として螺線状に延在する雌ねじ山77が設けられている。この雌ねじ山77は、ストッパエレメント72の運動伝達領域75の雄ねじ山76に対応している。奥行き調節ホイールは、外面に-特にその周面に-、ローレット加工部79を有している。このローレット加工部79は、ひだ状にまたはリブ状に形成されており、これらのひだまたはリブは長手方向軸線Lに沿って延在している。
奥行き調節ホイール73には、係止凹部7bが形成されている(係止凹部は、「ひだの谷」に一致する)。この係止凹部7bは、ロックエレメント7cの係止突起7aに対応している。奥行き調節ホイール73の回転時には、この係止突起7aを介して「ラチェット感」が生じる。さらに、奥行き調節ホイール73は、ロックエレメント7cによって、その位置が保持されるので、それ自体によって振動が発生した場合でも、ストッパエレメント72の周りで回転することはできず、これにより、意図に反して、奥行き位置もしくは前板間隙Fがずらされることはない。
図20では、奥行き調節装置は、組付け状態で示されている。ストッパエレメント72は、両ガイド開口713を貫通してガイドされていて、奥行き調節ホイール73は、ストッパエレメント72に回転可能に支持されており、長手方向軸線Lに沿った奥行き調節ホイール73の運動は、支持体71の保持舌片712によって阻止される。
図21は、図20と同じ図を再度示している。
図22では、奥行き調節ホイール73がより良好に示されている。奥行き調節ホイール73が凹部78を有していることが明らかである。これは、奥行き調節ホイール73およびその雌ねじ山77をプラスチック射出成形で製造するために有利である。
図23は、奥行き調節ホイール73のこの凹部78を見た図であり、この場合、雌ねじ山77の僅かな一部と、雄ねじ山76の大きな領域が認識可能である。奥行き調節ホイール73の周面におけるローレット加工部79も良好に示されている。
図23の詳細図は、図24の奥行き調節装置7の斜視図の一部である。
図25および図26は、中央で切断された奥行き調節装置7を異なる斜視図で示している。
図27により、ストッパエレメント72が、雄ねじ山76の領域で、一方の側で平らに面取りされていることが認識可能である。これにより、雄ねじ山76に沿った奥行き調節ホイール73の回転運動は、摩擦が殆ど生じないので、よりスムーズである。
図28は、図29の一部である、奥行き調節装置7の細部を示している。
図30~図34には、奥行き調節ホイール73が様々な斜視図で示されている。図32の正面図では、雌ねじ山77のねじ山隆起部が、回転軸線Dの方向で、奥行き調節ホイール73のその他の内表面よりも隆起して示されている。これにより、比較的低摩擦の回転運動が可能である。図33および図34では、雌ねじ山77が、奥行き調節ホイール73の内周面の周面全体にではなく、周面の半分のみに形成されていることが認められる。この雌ねじ山77に対して半径方向に、凹部78が位置している。
図35には、奥行き調節装置7を通る切断線が示されており、その断面図は図36に示されている。雌ねじ山77と、対応する雄ねじ山76も良好に認識可能である。ロックエレメント7cおよびその係止突起7a、ピン状の連行体74、および支持体71も明確に示されている。
回転軸線Dを中心とした調節ホイール73の回転により、奥行き調節装置7は、図37および図38の位置に到る。
図39は、奥行き調節装置7の別の実施例を示している。ストッパエレメント72は、連行体74および運動伝達領域75と共に、実際には、前述の実施例の場合と同様に構成されている。奥行き調節ホイール73が、ひだのより少ない形態のローレット加工部79を有している点に相違点がある。しかしながらこのために、この奥行き調節ホイール73は、複数の、具体的には3つの凹部78を有している。
図40では、図39の奥行き調節装置7が、組付け状態で示されている。
図41~図43では、奥行き調節ホイール73が様々な斜視図で示されている。図41では、凹部78が良好に認識可能である。
図42は、半分に切断された奥行き調節ホイール73の平面図を示している。これにより、凹部78に対してそれぞれ半径方向に配置されている、3つの別個の雌ねじ山77への視野が開かれている。
図43による断面図では、この場合、奥行き調節ホイール73に直接形成された係止突起7aが認識可能である。
図44に示された切断線に沿った断面は、図45に示されている。半シェル状に形成された3つの雌ねじ山77はそれぞれ、凹部78に対して配置されていて、ストッパエレメント72の雄ねじ山76に対応している。
図46~図49は、奥行き調節装置7の第3実施例を示している。上述の実施例とは異なり、ストッパエレメント72の連行体側ではない端部に、拡開エレメント722が配置されている。これにより、ストッパエレメント72が、支持体71と、奥行き調節ホイール73とから完全に外れて回転することが阻止される。
図48では、ロックエレメント7cの異なる構成が示されている。図49の詳細図では、奥行き調節ホイール73の周面におけるひだ状のローレット加工部79の間に保持されている。
1 引出しガイド
2 可動の家具部分
3 家具キャビネット
4 キャビネット側レール
5 引出し側レール
6 駆動装置
60 ストッパ対応部材
61 エジェクション装置
62 支持体
63 エジェクションキャリッジ
65 エジェクション蓄力器
66 ロック装置
67 ガイド軌道
68 ロックピン
69 引込装置
7 奥行き調節装置
71 支持体
711 ベース領域
712 保持舌片
713 ガイド開口
714 開口
72 ストッパエレメント
721 突出部
722 拡開エレメント
73 奥行き調節ホイール
74 連行体
75 運動伝達領域
76 雄ねじ山
77 雌ねじ山
78 凹部
79 ローレット加工部
7a 係止突起
7b 係止凹部
7c ロックエレメント
8 家具
10 引出し容器
11 前板
12 引出しレール
L 長手方向軸線
OR 開放方向
SR 閉鎖方向
OS 開放位置
SS 閉鎖位置
UES 過剰押込位置
D 回転軸線
F 前板間隙

Claims (17)

  1. 家具キャビネット(3)に対して相対的に可動の家具部分(2)のための、特に引出のための引出しガイド(1)であって、
    -前記家具キャビネット(3)に接続すべきキャビネット側レール(4)と、
    -前記キャビネット側レール(4)に沿って可動に支持される引出し側レール(5)であって、前記引出し側レールは、前記可動の家具部分(2)に接続可能であって、長手方向軸線(L)を有しており、前記長手方向軸線(L)に沿って、前記可動の家具部分(2)の開放方向(OR)および閉鎖方向(SR)で可動である引出し側レール(5)と、
    -前記引出し側レール(5)および前記引出し側レールに接続可能な前記可動の家具部分(2)を少なくとも閉鎖位置(SS)と開放位置(OS)との間の運動距離の部分領域で動かすための駆動装置(6)と、
    -前記キャビネット側レール(4)に対して相対的に前記引出し側レール(5)の閉鎖位置(SS)を調節するための奥行き調節装置(7)であって、前記奥行き調節装置(7)は、支持体(71)と、前記長手方向軸線(L)に沿って前記支持体(71)に対して相対的に可動なストッパエレメント(72)と、前記支持体(71)に、回転軸線(D)を中心として回転可能に支持された、前記長手方向軸線(L)に沿って前記ストッパエレメント(72)を動かすための奥行き調節ホイール(73)とを有している奥行き調節装置(7)と、
    を有し、
    -前記奥行き調節ホイール(73)の前記回転軸線(D)は、前記長手方向軸線(L)に対して平行に方向付けられており、
    -前記駆動装置(6)は前記キャビネット側レール(4)に取り付けられており、
    -前記奥行き調節装置(7)の前記支持体(71)は、前記引出し側レール(5)に取り付けられており、
    -前記ストッパエレメント(72)は閉鎖位置(SS)で、前記駆動装置(6)のストッパ対応部材(60)に当接していて、閉鎖位置(SS)から開放位置(OS)への運動距離の間に、前記ストッパ対応部材(60)から解除可能である、
    引出しガイド(1)。
  2. 前記ストッパエレメント(72)は、好ましくはピン状の連行体(74)と、前記奥行き調節ホイール(73)に接続される運動伝達領域(75)とを有している、請求項1記載の引出しガイド。
  3. 前記ピン状の連行体(74)は、前記長手方向軸線(L)に対して直角に、前記家具キャビネット(3)に組み付けられた状態で垂直方向に延在している、請求項2記載の引出しガイド。
  4. 前記運動伝達領域(75)は、前記回転軸線(D)を中心として螺線状に延びる雄ねじ山(76)として形成されている、請求項2または3記載の引出しガイド。
  5. 前記奥行き調節ホイール(73)は、少なくとも所定の領域で、前記回転軸線(D)を中心とするスリーブ状に形成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の引出しガイド。
  6. 前記奥行き調節ホイール(73)は、前記回転軸線(D)を中心として螺線状に延びる雌ねじ山(77)を有しており、前記雌ねじ山(77)は、前記運動伝達領域(75)の前記雄ねじ山(76)に対応している、請求項4または5記載の引出しガイド。
  7. 前記雌ねじ山(77)は、前記回転軸線(D)を中心として最大180°の角度を占める、前記奥行き調節ホイール(73)の内表面に形成されており、前記奥行き調節ホイール(73)は、前記内表面に対して半径方向で対向する領域に凹部(78)を有している、請求項6記載の引出しガイド。
  8. 前記奥行き調節ホイール(73)は、前記奥行き調節ホイール(73)の、前記回転軸線(D)を中心とする周面によって形成される操作領域を有している、請求項1から7までのいずれか1項記載の引出しガイド。
  9. 前記奥行き調節ホイール(73)は、その外面に、好ましくはその周面に、好ましくは前記長手方向軸線(L)に沿って方向付けられたローレット加工部(79)を有している、請求項1から8までのいずれか1項記載の引出しガイド。
  10. 前記奥行き調節装置(7)は、係止突起(7a)と、前記係止突起(7a)に対応する、好ましくは、前記長手方向軸線(L)を中心として一定の間隔で配置された係止凹部(7b)とを有している、請求項1から9までのいずれか1項記載の引出しガイド。
  11. 前記奥行き調節装置(7)は、前記ストッパエレメント(72)のための回動防止機構を前記支持体(71)において有している、請求項1から10までのいずれか1項記載の引出しガイド。
  12. 前記駆動装置(6)は、前記引出し側レール(5)を前記閉鎖位置(SS)から前記開放位置(OS)へと押し出すためのエジェクション装置(61)として形成されている、請求項1から11までのいずれか1項記載の引出しガイド。
  13. 前記エジェクション装置(61)は、前記キャビネット側レール(4)に取り付けられる支持体(62)、前記支持体(62)に対して相対的に可動のエジェクションキャリッジ(63)、および前記支持体(62)と前記エジェクションキャリッジ(63)とに接続されたエジェクション蓄力器(65)を有している、請求項12記載の引出しガイド。
  14. 閉鎖位置(SS)で、前記エジェクション装置(61)の前記エジェクションキャリッジ(63)は、前記エジェクションキャリッジ(63)に形成された前記ストッパ対応部材(60)を介して、前記奥行き調節装置(7)の前記ストッパエレメント(72)に当接している、請求項13記載の引出しガイド。
  15. 前記エジェクションキャリッジ(63)は、前記ストッパ対応部材(60)を共に形成する捕捉レバーを有していて、前記捕捉レバーは、閉鎖位置(SS)で前記ストッパエレメント(72)の前記連行体(74)を取り囲み、形状接続的に保持する、請求項14記載の引出しガイド。
  16. 家具キャビネット(3)と、可動の家具部分(2)と、請求項1から15までのいずれか1項記載の引出しガイド(1)とを備えた家具(8)。
  17. 前記可動の家具部分(2)は、前記家具キャビネット(3)の互いに向かい合う2つの面に取り付けられた、好ましくは互いに鏡像対称的に形成されている2つの引出しガイド(1)を介して前記家具キャビネット(3)に可動に支持されている、請求項16記載の家具。
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