JP2023523732A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

冷蔵庫(100)は、箱体(1)と、引き出しベース(2)と、引き出し本体(3)と、少なくとも1つの気体調節膜アセンブリ(7)と、抽気装置(8)とを含む。箱体(1)は低温貯蔵空間(14)を有し、引き出しベース(2)は低温貯蔵空間(14)内に設けられ、引き出しベース(2)の箱体(1)の後側壁(13)から離れた一端が開口し、かつ中空状である。引き出し本体(3)は貯蔵キャビティ(4)を有し、引き出しベース(2)内に取り付けられる。引き出し本体(3)と引き出しベース(2)との間には、互いに連通する取付キャビティ(5)と還流キャビティ(6)とが画定される。取付キャビティ(5)と還流キャビティ(6)は、それぞれ引き出し本体(3)の異なる側に設けられ、且つそれぞれ貯蔵キャビティ(4)と連通する。気体調節膜アセンブリ(7)は取付キャビティ(5)内に設けられ、酸素に対する透過率が窒素に対する透過率よりも大きい。抽気装置(8)は、低温貯蔵空間(14)内に設けられ、気体調節膜アセンブリ(7)内の空気を吸引するように配置されて、貯蔵キャビティ(4)内の空気を取付キャビティ(5)内に流入させ、空気は、取付キャビティ(5)内の気体調節膜アセンブリ(7)を通過し、酸素除去濾過されてから、還流キャビティ(6)を通って貯蔵キャビティ(4)内に還流する。引き出しベース(2)内の空気が循環流動の方式によって酸素除去濾過され、気体調節の効率が大幅に向上する。【選択図】図2

Description

本願は、2020年5月8日に出願された出願番号が202010385574.0である中国特許出願を基礎出願とする優先権を主張し、その開示内容の全ては参照により本願に組み込まれる。
本開示は、冷蔵設備技術の分野に関し、特に冷蔵庫に関するものである。
冷蔵庫は一定の低温を維持する冷凍設備であり、食品やその他の物品を一定の低温状態に維持するための家電製品である。生活品質の向上に伴い、消費者の貯蔵食品の鮮度保持に対する要求も高まっており、特に食品の色味や食感などに対する要求も高まっている。
研究により、動植物の呼吸作用、酸素消費微生物の成長繁殖、酸化作用などは酸素濃度と密接な関係があることが明らかになった。酸素濃度の低下に伴い、植物の呼吸作用、新陳代謝反応が弱まり、ひいては休眠状態になる。いくつかの害虫、微生物の生命活動が抑制され、成長繁殖が弱まったり止まったりする。酸化作用の弱化は、果物と野菜の栄養物質の消費を効果的に減少させ、果実の成熟と老化を遅らせ、害虫や微生物の成長繁殖を減少させ、病虫害や腐敗の発生を抑制し、および幾つかの栄養成分の酸化変質や果実の酸化変色などを低減させ、果物と野菜の鮮度保持期間を延長する効果がある。
果物と野菜を摘み取ってから冷蔵庫に貯蔵している間にも依然として呼吸作用や新陳代謝などの生命活動が行われており、冷蔵庫内の温度や酸素濃度などの条件をコントロールすることによって、果物と野菜の呼吸作用を抑制し、新陳代謝過程を遅らせることができる。それによって果物と野菜の新鮮度と商品性をより良好に保ち、果物と野菜の貯蔵期間や鮮度保持期間を延長することができる。
冷蔵庫を提供する。前記冷蔵庫は、箱体と、引き出しベースと、引き出し本体と、少なくとも1つの気体調節膜アセンブリと、抽気装置と、を含む。前記箱体は、低温貯蔵空間を有し、前記引き出しベースは前記低温貯蔵空間内に設けられ、前記引き出しベースの前記箱体の後側壁から離れた一端に開口が設けられ、且つ前記引き出しベースは中空状である。前記引き出し本体は、貯蔵キャビティを有し、前記引き出しベース内に取り付けられる。前記引出し本体と前記引出しベースとの間には、互いに連通する取付キャビティと還流キャビティとが画定される。前記取付キャビティと前記還流キャビティは、それぞれ前記引出し本体の異なる側に設けられ、且つそれぞれ前記貯蔵キャビティと連通する。気体調節膜アセンブリは前記取付キャビティ内に設けられ、その酸素に対する透過率が窒素に対する透過率よりも大きい。前記抽気装置は、前記低温貯蔵空間内に設けられ、前記気体調節膜アセンブリ内の空気を吸引するように配置されて、前記貯蔵キャビティ内の空気を前記取付キャビティ内に流入させる。空気は、前記取付キャビティ内の前記気体調節膜アセンブリを通過し、酸素除去濾過されてから、前記還流キャビティを通って前記貯蔵キャビティ内に還流する。
以下、本開示の技術案をより明確に説明するために、本開示の実施例の説明で使用される図面について簡単に説明するが、以下の説明における図面は、本開示の実施例の一部にすぎないことは明らかである。当業者であれば、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。さらに、以下の説明における図面は、概略図と見なすことができ、本開示の実施例に係る製品の実際の寸法、方法の実際のプロセス、信号の実際のタイミングなどを限定するものではない。
幾つかの実施例に係る冷蔵庫の概略図である。
図1のA-A線に沿った断面図である。
幾つかの実施例に係る冷蔵庫内の引き出しアセンブリ及び気体調節膜アセンブリの分解図である。
幾つかの実施例に係る冷蔵庫内の気体調節膜アセンブリの概略図である。
幾つかの実施形態による冷蔵庫内の気体調節膜アセンブリ、固定板、ファンの概略図である。
幾つかの実施例に係る冷蔵庫内の引き出し本体の概略図である。
幾つかの実施例に係る冷蔵庫内の引き出しベースと固定板の概略図である。
以下は図面を参照して、本開示のいくつかの実施例の技術案を明確かつ完全に説明する。無論、ここに記載された実施例はあくまで本開示の実施例の一部のみであり、すべての実施例ではない。本開示における実施例に基づいて、当業者が格別創意がなく容易に想到できる他のすべての実施例は、本開示の権利範囲に含まれるものとする。
本明細書及び特許請求の範囲において、用語「含む(comprise)」及びその他の形式、例えば、第三人称の単数形である「含む(comprises)」及び現在分詞の形式である「含む(comprising)」は、文脈上別段の解釈を要しない限り、開放、包括的な意味、即ち「含むが、これらに限定されない」と解釈されるべきである。明細書の説明において、用語「1つの実施例(one embodiment)」、「幾つかの実施例(some embodiments)」、「例示的な実施例(exemplary embodiments)」、「例(example)」、「特定の例(specific example)」、又は「幾つかの例(some examples)」などは、この実施例又は例に関連する特定の特徴、構造、材料、又は特性が、本開示の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを示すことが意図される。上記の用語の概略的な表現は、必ずしも同じ実施例又は例を指すわけではない。さらに、説明された特定の特徴、構造、材料、又は特性は、任意の適切な態様で、任意の1つ又は複数の実施例又は例に含まれ得る。
以下、「第1」、「第2」という用語は説明の目的のみに用いられ、相対的な重要性を指示又は暗示するもの、若しくは指示された技術的特徴の数を暗黙的に示すものと理解されるべきでない。従って、「第1」、「第2」で限定されている特徴は、1つ又は複数の当該特徴を明示的又は暗黙的に含むことができる。本開示の実施例の説明では、特に明確な規定がない限り、「複数」は2つ以上を意味する。
本開示の説明では、特に明確な規定がない限り、「取付」、「連通」及び「接続」という用語は、広義で理解されることを説明すべきである。例えば、固定接続、取外可能な接続、又は一体的な接続でもよい。直接的な接続、中間媒体を介した間接的な接続であってもよいし、また、2つの素子の内部の連通であってもよい。当業者にとって、上記用語の本開示における具体的な意味は具体的な状況に応じて理解され得る。
本開示の説明において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」などの用語によって示された方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づき、本開示の説明の便宜又は説明の簡略化を図るためのものに過ぎなく、言及された装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位で構成される又は操作される必要があることを指示又は暗示するものではないと理解されるべきであるため、本開示を限定するものと理解されるべきでない。
「A、B及びCの少なくとも1つ」は、「A、B又はCの少なくとも1つ」と同じ意味であり、いずれもAのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBの組合せ、A及びCの組合せ、B及びCの組合せ、並びにA、B及びCの組合せのようなA、B及びCの組合せを含む。
「A及び/又はB」は、Aのみ、Bのみ、及びAとBの組合せの3つの組合せを含む。
本明細書において「…ように配置される」の使用は開放的且つ包括的な言語を意味し、追加のタスク又はステップを実行するように適用又は配置される装置を排除しない。
また、「…基づいて」の使用は、1つ又は複数の記載された条件又は値に「…基づいて」行われるプロセス、ステップ、計算、又は他の動作が、実際には、追加の条件に基づき得る又は記載された値を超えることができるので、開放的且つ包括的であることを意味する。
本明細書で使用される場合、「約」、「おおよそ」、又は「近似」は、記載された値、及び特定値の許容可能な偏差範囲内の平均値を含み、ここで、前記許容可能な偏差範囲は、当業者によって検討されている測定及び特定量の測定に関連する誤差(即ち、測定システムの制限性)を考慮して決定される。
幾つかの関連技術では、冷蔵庫において、引き出しベースの頂部に酸素濃度を制御するための気体調節膜アセンブリが配置され、これにより引き出し本体の内部空間に対するガス交換を行って脱酸素と窒素の還流を実現する。しかし、気体調節膜アセンブリは、引き出し本体の内部空間の頂部範囲にのみ作用するため、引き出し本体の内部空間の空気が効率的に流動することができず、気体調節の効率が低い。
図1、図2に示すように、本開示の幾つかの実施例は、箱体1、引き出しベース2、引き出し本体3、少なくとも1つの気体調節膜アセンブリ7、及び抽気装置8を含む冷蔵庫100が提供される。
図1に示すように、箱体1は、左側壁11、右側壁12、及び後側壁13を含む。冷蔵庫100は、箱体1の後側壁13と対向する側に取り付けられる扉体をさらに含んでよい。箱体1は低温貯蔵空間14を有し、この低温貯蔵空間14は冷蔵室110でも冷凍室120でもよい。
図1に示すように、引き出しベース2は低温貯蔵空間14内に設けられ、引き出しベース2の箱体1の後側壁13から離れた一端に開口が設けられ、且つ引き出しベース2は中空状である。
図1に示すように、引き出し本体3は、前側、後側、左側、及び右側を有する。ここで、前側とは、引き出し本体3の箱体1の後側壁13から離れた側であり、後側とは、引き出し本体3の箱体1の後側壁13に対応する側であり、左側とは、引き出し本体3の箱体1の左側壁11に対応する側であり、右側とは、引き出し本体3の箱体1の右側壁11に対応する側である。図2に示すように、引き出し本体3は、貯蔵キャビティ4を有し、引き出しベース2内に取り付けられる。引き出し本体3と引き出しベース2との間には、互いに連通する取付キャビティ5と還流キャビティ6とが画定され、取付キャビティ5と還流キャビティ6は引き出し本体3の異なる側にそれぞれ設けられる。例示的には、取付キャビティ5及び還流キャビティ6は、それぞれ引き出し本体3の後側、左側及び右側のうちの異なる側に設けられ、且つそれぞれ貯蔵キャビティ4と連通する。
図2に示すように、気体調節膜アセンブリ7は取付キャビティ内5に設けられ、酸素に対する透過率が窒素に対する透過率よりも大きい。すなわち、気体調節膜アセンブリ7は空気中の酸素の通過を許容する量が窒素の通過を許容する量よりも大きく、且つ空気中の窒素の少なくとも一部を遮断することができる。例えば、気体調節膜アセンブリ7は、空気中の80%以上の酸素の通過を許容し、空気中の80%以上の窒素を遮断する。別の例では、気体調節膜アセンブリ7は、空気中の100%の酸素の通過を許容し、空気中の100%の窒素を遮断する。
図1、図2に示すように、抽気装置8は低温貯蔵空間14内に設けられ、且つ気体調節膜アセンブリ7内の空気を吸引するように配置され、貯蔵キャビティ4内の空気を取付キャビティ5に流入させる。空気は取付キャビティ5内の気体調節膜アセンブリ7を通過し、酸素除去濾過されてから、還流キャビティ6を通って貯蔵キャビティ4に還流する。選択的には、抽気装置8は抽気ポンプである。
上述した技術的特徴に基づく冷蔵庫100は、引き出し本体3の貯蔵キャビティ4が食品を貯蔵するために使用される。抽気装置8の吸引により、貯蔵キャビティ4内の空気が取付キャビティ5内に入り込む。気体調節膜アセンブリ7は空気中の酸素に対して通過を許容する量は窒素よりも多く、且つ空気中の窒素の少なくとも一部を遮断することができるので、抽気装置8は、酸素富化で窒素欠乏の気体を抽出し、取付キャビティ5内に遮断された気体を窒素富化の気体にすることができる。そして、窒素富化気体は、再び還流キャビティ6を通って貯蔵キャビティ4に還流し、引き出しベース2内の空気は循環流動の方式によって酸素除去濾過される。この時、取付キャビティ5と還流キャビティ6はそれぞれ引き出し本体3の後側、左側と右側のうちの異なる側に配置されるため、空気の循環流は貯蔵キャビティ4の複数の領域を覆い、気体調節の効率を大幅に向上させ、果物と野菜の酸素呼吸の強度を低下させ、これにより果物と野菜の長期鮮度保持の目的を達成する。
図1及び図2に示すように、幾つかの実施例では、取付キャビティ5は引き出し本体3の箱体1の後側壁13に近い側に設けられ、還流キャビティ6は引き出し本体3の左側及び/又は右側に設けられる。図2は還流キャビティ6が引き出し本体3の左側及び右側に設けられる例を示す。この場合、取付キャビティ5内の気体調節膜アセンブリ7は、引き出し本体3の後側に設けられ、引き出しベース2の鉛直方向の占用空間を効果的に減少させることができ、冷蔵庫100の全体構造をよりコンパクトで信頼性の高いものとし、気体調節膜アセンブリ7のメンテナンス及び交換作業を迅速に行うことに有利である。
また、抽気装置8は、取付キャビティ5の外側背部に直接取付け、すなわち取付キャビティ5と箱体1の後側壁13との間の低温貯蔵空間14に取付けることができ、プレス室、発泡層、箱体1の頂部などに取り付ける必要がなく、放熱困難、圧縮機との共振、管路が長すぎ、冷凍に影響を与える等の問題を回避し、抽気装置8と気体調節膜アセンブリ7との間のコンパクトな取付を実現し、管路の長さを短くし、扉を閉じた後の騒音を効果的に遮断し、取付や交換が容易である等の利点がある。
幾つかの実施例では、図2に示すように、還流キャビティ6は引き出し本体3の左側と右側に配置されて、2つの気体循環回路が形成され、気体調節の効率が高い。他の実施例では、還流キャビティ6は、引き出し本体3の左側または右側に個別に設けることもでき、1つの気体循環回路のみで気体調節を実現し、内部空間が節約される。
幾つかの実施例では、引き出し本体3は、図6に示すように、前面板31と、後側板34と、左側板32と、右側板32とを含む。図2、図3及び図6に示すように、引き出し本体3の左側板32と右側板32のうち、一側に還流キャビティ6が設けられた側板は、取付キャビティ5から離れた一端に第1通気口35が設けられる。すなわち、左側板32の一側に還流キャビティ6が設けられる場合、左側板32の取付キャビティ5から離れた一端に第1通気口35が設けられ;右側板32の一側に還流キャビティ6が設けられる場合、右側板32の取付キャビティ5から離れた一端に第1通気口35が設けられ;左側板32の一側と右側板32の一側にぞれぞれ還流キャビティ6が設けられる場合、左側板32の取付キャビティ5から離れた一端と右側板32の取付キャビティ5から離れた一端にいずれも第1通気口35が設けられる。
第1通気口35は、貯蔵キャビティ4と還流キャビティ6とを連通するように配置される。この場合、空気が気体調節膜アセンブリ7の濾過調節を経て、取付キャビティ5から引き出しベース2の左側及び/又は右側に設けられた還流キャビティ6に流れ、最後に還流キャビティ6から貯蔵キャビティ4に還流し、気体循環回路を形成する。この時、気体は貯蔵キャビティ4の前側から後側へ流れ、貯蔵キャビティ4全体を覆い、熱を伝達する役割を果たし、貯蔵キャビティ4内の温度の均一性を改善し、冷凍効果を向上させ、同時に、気体調節の効率を向上させ、そして、貯蔵キャビティ4内に貯蔵されている果物と野菜を窒素富化で酸素欠乏の環境に位置させることにより、果物と野菜の酸素呼吸作用と新陳代謝反応を効果的に抑制することができる。
ここで、第1通気口35は、任意の形状に設けることができる。例えば、第1通気口35の形状は円形、楕円形、矩形、多角形などであってもよく、本開示はこれらに限定されない。また、例えば、第1通気口35は、複数のアレイ配置された小孔から構成される。図3及び図6は、第1通気口35が複数のアレイ配置された小孔から構成される例を示し、これにより通気量を確保すると同時に、貯蔵キャビティ4内の物品等が還流キャビティ6に侵入して汚染を起こすリスクを低減する。
幾つかの実施例では、図4に示すように、気体調節膜アセンブリ7は、取付枠71と2つの気体調節膜72とを含む。図2及び図4に示すように、取付枠71は引き出しベース2に接続される。2つの気体調節膜72は、取付枠によって画定された平面に直交する方向L 1に沿う取付枠71の両側にそれぞれ設けられ、すなわち、2つの気体調節膜72はそれぞれ取付枠71の前側と後側に設けられる。また、2つの気体調節膜72と取付枠71との間には、酸素富化気体収容キャビティ10が画定される。図2及び図3に示すように、抽気装置8の吸気口81は酸素富化気体収容キャビティ10に連通する。
例示的には、図4に示すように、取付枠71には、酸素富化気体収容キャビティ10に通じる流出口711が設けられる。図2及び図3に示すように、抽気装置8の吸気口81は配管9を介して流出口711に接続される。吸気口81の案内により、取付キャビティ5内の空気は取付枠71の両側の気体調節膜72を通過して、酸素富化気体を形成する。そして、酸素富化気体は酸素富化気体収容キャビティ10に入り、抽気装置8の排気口82を介して箱体1の外部に排出される。これにより、酸素除去濾過の効果が実現され、窒素富化気体が遮断されて還流キャビティ6から貯蔵キャビティ4内に還流させられる。
選択的には、取付枠71の外郭が箱体1の後側壁13における正投影は、矩形、円形、三角形等の幾何形状に近似するが、本開示にはこれらに限定されない。
幾つかの実施例では、図4に示すように、取付枠71内には複数の補強リブ73が設けられ、各補強リブ73は取付枠71を支持する役割を果たし、取付枠71の構造強度を補強し、酸素富化気体収容キャビティ10の安定性を向上させる。
上記に基づいて、図4に示すように、複数の補強リブ73は、複数の第1補強リブ731と複数の第2補強リブ732とを含む。複数の第1補強リブ731と複数の第2補強リブ732は、互いに交差し、酸素富化気体収容キャビティ10を複数のキャビティ101に分割する。任意の隣接する2つのキャビティ101の間の第1補強リブ731または第2補強リブ732には貫通孔733が設けられる。これにより、各補強リブ73は、取付枠71及び取付枠71の前後両側の気体調節膜72の両方に対して支持作用を果たし、酸素富化気体収容キャビティ10の安定性をさらに向上させる。
幾つかの実施例では、図4に示すように、気体調節膜アセンブリ7は、第1支持板74と第2支持板75とをさらに含む。第1支持板74は、2つの気体調節膜72のうちの一方の気体調節膜72の取付枠71から離れた側に設けられる。第2支持板75は、2つの調膜72のうちの他方の気体調節膜72の取付枠71から離れた側に設けられる。第1支持板74及び第2支持板75には、それぞれ複数の刳り貫き部76が設けられる。この場合、気体は複数の刳り貫き部76から酸素富化気体収容キャビティ10に流入することができる。第1支持板74と第2支持板75の作用下で、気流による力が気体調節膜72に与える変形量を低減することができ、気体調節膜72の使用寿命を延長することができる。
なお、第1支持板74と第2支持板75の固定方法は唯一ではない。幾つかの実施例では、図4に示すように、第1支持板74と第2支持板75は係合する。このように設置すると、第1支持板74と第2支持板75の着脱が容易になり、メンテナンスに便利である。
また、第1支持板74と第2支持板75とを係合させることにより、同時に気体調節膜72を取付枠71に固定することができる。例示的には、図4に示すように、第1支持板74には、複数の第1弾性爪741と複数の第1係止溝742が設けられる。複数の第1弾性爪741と複数の第1係止溝742は、第1支持板74の周方向に沿って交互に配置される。第2支持板75には、複数の第2弾性爪751と複数の第2係止溝752が設けられる。複数の第2弾性爪751と複数の第2係止溝752は、第2支持板75の周方向に沿って交互に配置される。複数の第1弾性爪741は複数の第2係止溝752と一対一に係合し、複数の第2弾性爪751は複数の第1係止溝742と一対一に係合する。このように配置すると、第1支持板74と第2支持板75の接続信頼性が高く、第1支持板74と第2支持板75の着脱が便利になる。
幾つかの実施例では、図2及び図3に示すように、冷蔵庫100は、複数の気体調節膜アセンブリ7を含み、この複数の気体調節膜アセンブリ7の箱体1の後側壁13への正投影は重ならない。このようにすると、取付キャビティ5内の複数の気体調節膜アセンブリ7は同時に酸素除去濾過を行うことができ、気体調節の効率が向上される。
これに加えて、冷蔵庫100は、各気体調節膜アセンブリ7に連通する接続配管20をさらに含む。抽気装置8の吸気口81は接続配管20に連通する。これにより、抽気装置8は、複数の酸素富化気体収容キャビティ10内の酸素富化気体を同時に排出することができ、抽気装置8の設置数を減らすことができる。この抽気装置8は真空ポンプであってもよく、抽気チャンバの外側背部に取り付けることができ、プレス室、発泡層、箱体1の頂部などに取り付ける必要がない。これにより、放熱困難、圧縮機との共振、管路が長すぎ、冷凍に影響を与える等の問題を回避し、抽気装置8と気体調節膜アセンブリ7との間のコンパクトな取付を実現し、管路の長さを短くし、扉を閉じた後の騒音を効果的に遮断し、取付や交換が容易である等の利点がある。
また、抽気装置8の吸気口81は、接続配管20を介して複数の酸素富化気体収容キャビティ10と連通する。これにより、1つの気体調節膜アセンブリ7に含まれる酸素富化気体収容キャビティ10が故障した場合、例えば、1つの酸素富化気体収容キャビティ10にガス漏れや通路閉塞などの問題があった場合、残りの気体調節膜アセンブリ7は気体の調節を継続することができ、より良い安定性を持つ。
例示的には、図2及び図5に示すように、気体調節膜アセンブリ7の数は2つであり、取付キャビティ5内に水平方向に沿って左右に配置され、2つの酸素富化気体収容キャビティ10は接続配管20を介して連通される。すなわち、2つの取付枠71上の流出口711は接続配管20を介して接続され、抽気装置8の吸気口81は接続配管20と連通され、これにより、2つの気体循環回路が形成される。各気体循環回路は、単独で作動することができ、一方の気体循環回路に部品の故障、ガスの漏れ、通路の閉塞などが発生した場合、他方の気体循環回路は気体を調節し続けることができ、より良い安定性を持つ。
幾つかの実施例では、図2及び図3に示すように、冷蔵庫100は固定板21をさらに含み、固定板21は引き出しベース2に接続され、且つ取付キャビティ5内に設けられる。ここで、固定板21は、取付キャビティ5をフロントキャビティ51とバックキャビティ52とに分ける。図2及び図6に示すように、固定板21と引き出し本体3の後側板34によってフロントキャビティ51が画定され、固定板21と引き出しベース2の後側板によってバックキャビティ52が画定される。ここで、引き出しベース2の後側板とは、引き出しベース2の箱体1の後側壁13に近い板を指す。図2及び図5に示すように、バックキャビティ52は還流キャビティ6と連通し、気体調節膜アセンブリ7はバックキャビティ52に設けられる。固定板21には、フロントキャビティ51とバックキャビティ52とを連通する第2通気口211が設けられる。この場合、気体調節膜アセンブリ7はバックキャビティ52内に設けられ、貯蔵キャビティ4内の物品との接触、例えば、貯蔵キャビティ4内の野菜の葉、土、水滴、またはプラスチックフィルムなどとの接触による汚染を回避することができ、気体調節膜72の使用寿命を延長することができる。
幾つかの実施例では、図5に示すように、箱体1の後側壁13に対する取付枠71の外側輪郭の正投影は、略矩形である。固定板21の後側面において、各取付枠71の4つの角に対応する位置に固定具22が設けられる。固定具22は、ベース221、第1係止板222、及び第2係止板223を含む。取付枠71の4つの角の辺は、いずれもそれらに対応する固定具22の第1係止板及び第2係止板223に当接し、これにより、取付枠71が4つの固定具22の間に係止される。ベース221は、取付枠71と固定板21の間の距離を規定するように、取付枠71と固定板21の間に配置される。このように設置すると、取付枠71と固定板21の着脱が容易になり、交換に便利である。
幾つかの実施例では、図2及び図5に示すように、還流キャビティ6は引き出し本体3の左側と右側に設けられ、第2通気口211は固定板21の中部に設けられ、固定板21の左側と右側にはそれぞれ少なくとも1つの第3通気口212が設けられる。固定板21の左側に設けられた第3通気口212は、バックキャビティ52と、引き出し本体3の左側に設けられた還流キャビティ6とを連通するように配置される。固定板21の右側に設けられた第3通気口212は、バックキャビティ52と、引き出し本体3の右側に設けられた還流キャビティ6とを連通するように配置される。このように設置すると、気体の循環流動を速めることができ、気体調節の効率がより高くなる。
幾つかの実施例では、図3及び図7に示すように、冷蔵庫100は、固定板21と引き出し本体3の後側板34との間に設けられた導風リング23をさらに含む。ここで、導風リング23は固定板21或は引き出し本体3の後側板34に設けることができ、図3及び図7は、導風リング23を固定板に設ける例を示す。図3及び図6に示すように、引き出し本体3の後側板34には第4通気口341が設けられ、導風リング23の一端は第2通気口211と連通し、導風リング23の他端は第4通気口341と連通する。このようにすれば、図2及び図6に示すように、導風リング23は引出し本体3の後側板34に当接して気流通路を形成し、貯蔵キャビティ4内の空気が導風リング23を介して直接バックキャビティ52内に流入することが便利になり、気体の循環流動を速め、気体調節の効率がより高くなる。
これに加えて、冷蔵庫100は、弾性パッドをさらに含む。導風リングが固定板に設けられる場合、弾性パッドは導風リングと引き出し本体の後側板との間に設けられ、これにより衝撃吸収、騒音低減及び保護の役割を果たす。導風リングが引き出し本体の後側板に設けられる場合、弾性パッドは導風リングと固定板との間に設けられ、これにより衝撃吸収、騒音低減及び保護の役割を果たす。選択的には、弾性パッドはシリコーンパッドである。
ここで、第2通気口211、第3通気口212及び第4通気口341は、任意の形状に設けることができる。例えば、第2通気口211、第3通気口212及び第4通気口341の形状は、円形、楕円形、矩形、多角形等であってもよく、本開示はこれらに限定されない。また、例えば、第2通気口211、第3通気口212及び第4通気口341は、いずれも複数のアレイ配置された小孔から構成される。図5及び図6は、第2通気口211及び第4通気口341がともに複数のアレイ配置された小孔から構成される例を示し、図7は第3通気口212が固定板21の左側及び右側に形成された矩形の切り欠きである例を示す。
幾つかの実施例では、図2及び図5に示すように、冷蔵庫100は、バックキャビティ52に設けられる少なくとも1つのファン24をさらに含む。各ファン24は、吸込口と吹出口を含む。吸込口はファン24の軸線上に位置し、第2通気口211と連通する。吹出口はファン24の周側に位置し、1つまたは複数の気体調節膜アセンブリ7に向いている。この場合、ファン29は空気を気体調節膜アセンブリ7に案内し、気体の流速を速め、気体調節の効率を高める。
選択的には、図2及び図5に示すように、気体調節膜アセンブリ7が取付キャビティ5内に水平方向に沿って左右に配置される場合、ファン24の数は、2つであってもよい。固定板21の後側面には接続柱30が設けられ、ファン24は、接続柱30を介して固定板21の後側面に取り付けられる。ここでは、2つのファン24は鉛直方向に沿って上下に配置される。この時、一方のファン24は空気を左側に位置する気体調節膜アセンブリ7へ導き、他方のファン24は空気を右側に位置する気体調節膜アセンブリ7へ導き、これにより気体の流速を速め、かつ空気をそれぞれ2つの気体循環回路へ導くことができ、ひいては気体の循環流動を速め、気体調節の効率がより高くなる。
これに基づいて、各気体循環回路の流路は、貯蔵キャビティ4→第4通気口341→導風リング23→第2通気口211→ファン24→気体調節膜アセンブリ7→還流キャビティ6→第1通気口35→貯蔵キャビティ4である。動作原理は、以下のようである。ファン24は、貯蔵キャビティ4内部の空気を気体調節膜アセンブリ7に吹き付ける。抽気装置8は、空気が気体調節膜72を通過するように吸引する。この時、酸素が窒素より気体調節膜72を多く透過することで、取付キャビティ5内の酸素濃度は徐々に低下する。最後に、取付キャビティ5内の窒素富化気体は還流キャビティ6を通って貯蔵キャビティ4内に還流し、低酸素の鮮度保持空間を形成する。これにより、引き出し本体3内に貯蔵されている果物と野菜の呼吸作用と新陳代謝反応を抑制し、鮮度保持期間を延長する目的を達成する。
幾つかの実施例では、図6に示すように、冷蔵庫100は、引き出し本体3の引き出しベース2の後側板から離れた一端、すなわち引き出し本体3の前面板31に設けられたシールリング25をさらに含む。シールリング25は、引き出しベース2の箱体1の後側壁13から離れた一端の開口と係合し、引き出しベース2のシールを実現する。
また、抽気装置8が酸素富化気体を絶えずに抽出すると、引き出しベース2内に負圧現象が発生する。負圧値が予め設定された値以上の場合、シールリング25は、引き出しベース2内への外部の空気の進入を許容する。すなわち、引き出しベース2内の負圧値が予め設定された値よりも小さい場合、引き出しベース2の内部は外部の空気から遮断され、抽気装置8の作用下で、引き出しベース2内の負圧値が徐々に大きくなる。引き出しベース2内の負圧が予め設定された値以上の場合、引き出しベース2の内部は外部の空気と連通して、ユーザーが引き出し本体3を開けるのに便利であり、果物や野菜の無酸素呼吸を防止するすることができる。
予め設定された値は第1ガス雰囲気に対応する負圧値であってもよく、第1ガス雰囲気は果物と野菜の鮮度保持に有利なガス雰囲気である。例えば、第1ガス雰囲気は果物と野菜の基礎呼吸作用のみを保証するのに対応するガス雰囲気であって、果物と野菜の有酸素呼吸の強度を低減させるとともに、果物と野菜の無酸素呼吸を防止する。
幾つかの実施例では、図3及び図7に示すように、冷蔵庫100は、貯蔵キャビティ4を間接的に冷却するために引き出しベース2の頂部に設けられた冷却風路26をさらに含む。ここで、引き出しベース2の頂部とは、すなわち、引き出しベース2の箱体1の頂部に近い一端である。また、冷却風路によって形成された低温環境は、抽気装置8の過熱のリスクを低減し、抽気装置8に対して保護作用を果たし、抽気装置8の効率的な運転に有利であり、抽気装置8の使用寿命を延長することができる。
例示的には、図3及び図7に示すように、引き出しベース2の頂板(すなわち、引き出しベース2のうち、引き出しベース2の頂部に位置する板)の引き出し本体3から離れた表面には、風溝261が設けられる。冷蔵庫100は、さらに風路カバー262を含む。風路カバー262は引き出しベース2の頂板の引き出し本体3から離れた表面に内嵌され、風溝261とともに冷却風路26を画定する。この場合、風路カバー262は引き出しベース2の頂板の引き出し本体3から離れた表面に内嵌されるので、冷蔵庫100内の鉛直方向の取付空間に影響を与えない。
その上で、気体調節膜アセンブリ7を引き出し本体2の後側に設けることは、引き出しベース2の頂板に冷却風路26を設けることに影響を与えない。例えば、図1及び図7に示すように、引き出しベース2及び引き出し本体3は、冷蔵庫100の冷蔵室110に設けられてもよく、冷蔵室110の背部には冷却風口111が設けられ、冷却風口111は冷却風路26に対応して連通される。この時、引き出しベース2及び引き出し本体3の間の気密性が高いため、冷却風路26を用いて引き出しベース2内を間接的に冷却して降温する方法を採用するこれにより、冷風が直接吹き当たることによる果物と野菜の枯れや風乾を効果的に防止することができ、果物と野菜のみずみずしくて歯切れがよい食感と生地を保留することができる。引き出し本体3内の酸素濃度が冷蔵室110内の酸素濃度よりも低いためく、果物と野菜の呼吸作用と新陳代謝を抑制し、酸化褐変の発生を減少し、栄養の流失と食品の変質を防止することができる。これにより、食品の保存期間を延長する目的を達成した。
選択的には、図3及び図7に示すように、風溝261は引き出しベース2の頂板に設けられたU字型溝である。風路カバー262は、フック及び固定ねじによってU字型溝に取り付けられて冷却風路26を形成する。この場合、冷却空気はU字型溝の一端からU字型溝に流入し、さらにU字型溝の他端から流出することができる。U字型の冷却風路は、冷却面積を増大することができ、これにより冷却効率を保証することが理解できる。
幾つかの実施例では、図2、図3、図6に示すように、引き出し本体3と引き出しベース2との間には、係合案内のための案内構造27が設けられる。案内構造27は、引き出し本体3の左右両側に位置し、引き出し本体3の引き出し機能を実現する。案内構造27は還流キャビティ6内に配置することができる。
幾つかの実施例では、引き出し本体3には、引き出しベース2と係止可能に構成されたロック構造28が設けられる。例示的には、引き出し本体3が閉じられた後、ロック構造28は引き出しベース2に係止されて、相対的にシールされた状態を維持する。
以上、本開示の具体的な実施形態に過ぎないが、本開示の保護範囲は、これらに限定されず、当業者が本開示の技術的範囲内に容易に想到できる変更や置換は、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるものとする。したがって、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲によってのみ定められるべきである。
本願は、2020年5月8日に出願された出願番号が202010385574.0である中国特許出願を基礎出願とする優先権を主張し、その開示内容の全ては参照により本願に組み込まれる。
本開示は、冷蔵設備技術の分野に関し、特に冷蔵庫に関するものである。
冷蔵庫は一定の低温を維持する冷凍設備であり、食品やその他の物品を一定の低温状態に維持するための家電製品である。生活品質の向上に伴い、消費者の貯蔵食品の鮮度保持に対する要求も高まっており、特に食品の色味や食感などに対する要求も高まっている。
研究により、動植物の呼吸作用、酸素消費微生物の成長繁殖、酸化作用などは酸素濃度と密接な関係があることが明らかになった。酸素濃度の低下に伴い、植物の呼吸作用、新陳代謝反応が弱まり、ひいては休眠状態になる。いくつかの害虫、微生物の生命活動が抑制され、成長繁殖が弱まったり止まったりする。酸化作用の弱化は、果物と野菜の栄養物質の消費を効果的に減少させ、果実の成熟と老化を遅らせ、害虫や微生物の成長繁殖を減少させ、病虫害や腐敗の発生を抑制し、および幾つかの栄養成分の酸化変質や果実の酸化変色などを低減させ、果物と野菜の鮮度保持期間を延長する効果がある。
果物と野菜を摘み取ってから冷蔵庫に貯蔵している間にも依然として呼吸作用や新陳代謝などの生命活動が行われており、冷蔵庫内の温度や酸素濃度などの条件をコントロールすることによって、果物と野菜の呼吸作用を抑制し、新陳代謝過程を遅らせることができる。それによって果物と野菜の新鮮度と商品性をより良好に保ち、果物と野菜の貯蔵期間や鮮度保持期間を延長することができる。
冷蔵庫を提供する。前記冷蔵庫は、箱体と、引き出しベースと、引き出し本体と、少なくとも1つの気体調節膜アセンブリと、抽気装置と、を含む。前記箱体は、貯蔵空間を有し、前記引き出しベースは前記貯蔵空間内に設けられ、前記引き出しベースの前記箱体の後側壁から離れた一端に開口が設けられ、且つ前記引き出しベースは中空状である。前記引き出し本体は、貯蔵キャビティを有し、前記引き出しベース内に取り付けられる。前記引出し本体と前記引出しベースとの間には、互いに連通する取付キャビティと還流キャビティとが画定される。前記取付キャビティと前記還流キャビティは、それぞれ前記引出し本体の異なる側に設けられ、且つそれぞれ前記貯蔵キャビティと連通する。気体調節膜アセンブリは前記取付キャビティ内に設けられ、その酸素に対する透過率が窒素に対する透過率よりも大きい。前記抽気装置は、前記貯蔵空間内に設けられ、前記気体調節膜アセンブリ内の空気を吸引するように配置されて、前記貯蔵キャビティ内の空気を前記取付キャビティ内に流入させる。空気は、前記取付キャビティ内の前記気体調節膜アセンブリを通過し、酸素除去濾過されてから、前記還流キャビティを通って前記貯蔵キャビティ内に還流する。
以下、本開示の技術案をより明確に説明するために、本開示の実施例の説明で使用される図面について簡単に説明するが、以下の説明における図面は、本開示の実施例の一部にすぎないことは明らかである。当業者であれば、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。さらに、以下の説明における図面は、概略図と見なすことができ、本開示の実施例に係る製品の実際の寸法、方法の実際のプロセス、信号の実際のタイミングなどを限定するものではない。
幾つかの実施例に係る冷蔵庫の概略図である。
図1のA-A線に沿った断面図である。
幾つかの実施例に係る冷蔵庫内の引き出しアセンブリ及び気体調節膜アセンブリの分解図である。
幾つかの実施例に係る冷蔵庫内の気体調節膜アセンブリの概略図である。
幾つかの実施形態による冷蔵庫内の気体調節膜アセンブリ、固定板、ファンの概略図である。
幾つかの実施例に係る冷蔵庫内の引き出し本体の概略図である。
幾つかの実施例に係る冷蔵庫内の引き出しベースと固定板の概略図である。
以下は図面を参照して、本開示のいくつかの実施例の技術案を明確かつ完全に説明する。無論、ここに記載された実施例はあくまで本開示の実施例の一部のみであり、すべての実施例ではない。本開示における実施例に基づいて、当業者が格別創意がなく容易に想到できる他のすべての実施例は、本開示の権利範囲に含まれるものとする。
本明細書及び特許請求の範囲において、用語「含む(comprise)」及びその他の形式、例えば、第三人称の単数形である「含む(comprises)」及び現在分詞の形式である「含む(comprising)」は、文脈上別段の解釈を要しない限り、開放、包括的な意味、即ち「含むが、これらに限定されない」と解釈されるべきである。明細書の説明において、用語「1つの実施例(one embodiment)」、「幾
つかの実施例(some embodiments)」、「例示的な実施例(exemplary embodiments)」、「例(example)」、「特定の例(specific example)」、又は「幾つかの例(some examples)」などは、この実施例又は例に関連する特定の特徴、構造、材料、又は特性が、本開示の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを示すことが意図される。上記の用語の概略的な表現は、必ずしも同じ実施例又は例を指すわけではない。さらに、説明された特定の特徴、構造、材料、又は特性は、任意の適切な態様で、任意の1つ又は複数の実施例又は例に含まれ得る。
以下、「第1」、「第2」という用語は説明の目的のみに用いられ、相対的な重要性を指示又は暗示するもの、若しくは指示された技術的特徴の数を暗黙的に示すものと理解されるべきでない。従って、「第1」、「第2」で限定されている特徴は、1つ又は複数の当該特徴を明示的又は暗黙的に含むことができる。本開示の実施例の説明では、特に明確な規定がない限り、「複数」は2つ以上を意味する。
本開示の説明では、特に明確な規定がない限り、「取付」、「連通」及び「接続」という用語は、広義で理解されることを説明すべきである。例えば、固定接続、取外可能な接続、又は一体的な接続でもよい。直接的な接続、中間媒体を介した間接的な接続であってもよいし、また、2つの素子の内部の連通であってもよい。当業者にとって、上記用語の本開示における具体的な意味は具体的な状況に応じて理解され得る。
本開示の説明において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」などの用語によって示された方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づき、本開示の説明の便宜又は説明の簡略化を図るためのものに過ぎなく、言及された装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位で構成される又は操作される必要があることを指示又は暗示するものではないと理解されるべきであるため、本開示を限定するものと理解されるべきでない。
「A、B及びCの少なくとも1つ」は、「A、B又はCの少なくとも1つ」と同じ意味であり、いずれもAのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBの組合せ、A及びCの組合せ、B及びCの組合せ、並びにA、B及びCの組合せのようなA、B及びCの組合せを含む。
「A及び/又はB」は、Aのみ、Bのみ、及びAとBの組合せの3つの組合せを含む。
本明細書において「…ように配置される」の使用は開放的且つ包括的な言語を意味し、追加のタスク又はステップを実行するように適用又は配置される装置を排除しない。
また、「…基づいて」の使用は、1つ又は複数の記載された条件又は値に「…基づいて」行われるプロセス、ステップ、計算、又は他の動作が、実際には、追加の条件に基づき得る又は記載された値を超えることができるので、開放的且つ包括的であることを意味する。
本明細書で使用される場合、「約」、「おおよそ」、又は「近似」は、記載された値、及び特定値の許容可能な偏差範囲内の平均値を含み、ここで、前記許容可能な偏差範囲は、当業者によって検討されている測定及び特定量の測定に関連する誤差(即ち、測定システムの制限性)を考慮して決定される。
幾つかの関連技術では、冷蔵庫において、引き出しベースの頂部に酸素濃度を制御するための気体調節膜アセンブリが配置され、これにより引き出し本体の内部空間に対するガス交換を行って脱酸素と窒素の還流を実現する。しかし、気体調節膜アセンブリは、引き
出し本体の内部空間の頂部範囲にのみ作用するため、引き出し本体の内部空間の空気が効率的に流動することができず、気体調節の効率が低い。
図1、図2に示すように、本開示の幾つかの実施例は、箱体1、引き出しベース2、引き出し本体3、少なくとも1つの気体調節膜アセンブリ7、及び抽気装置8を含む冷蔵庫100が提供される。
図1に示すように、箱体1は、左側壁11、右側壁12、及び後側壁13を含む。冷蔵庫100は、箱体1の後側壁13と対向する側に取り付けられる扉体をさらに含んでよい。箱体1は貯蔵空間14を有し、この貯蔵空間14は冷蔵室110でも冷凍室120でもよい。
図1に示すように、引き出しベース2は貯蔵空間14内に設けられ、引き出しベース2の箱体1の後側壁13から離れた一端に開口が設けられ、且つ引き出しベース2は中空状である。
図1に示すように、引き出し本体3は、前側、後側、左側、及び右側を有する。ここで、前側とは、引き出し本体3の箱体1の後側壁13から離れた側であり、後側とは、引き出し本体3の箱体1の後側壁13に対応する側であり、左側とは、引き出し本体3の箱体1の左側壁11に対応する側であり、右側とは、引き出し本体3の箱体1の右側壁12に対応する側である。図2と図3に示すように、引き出し本体3は、貯蔵キャビティ4を有し、引き出しベース2内に取り付けられる。引き出し本体3と引き出しベース2との間には、互いに連通する取付キャビティ5と還流キャビティ6とが画定され、取付キャビティ5と還流キャビティ6は引き出し本体3の異なる側にそれぞれ設けられる。例示的には、取付キャビティ5及び還流キャビティ6は、それぞれ引き出し本体3の後側、左側及び右側のうちの異なる側に設けられ、且つそれぞれ貯蔵キャビティ4と連通する。
図2に示すように、気体調節膜アセンブリ7は取付キャビティ内5に設けられ、酸素に対する透過率が窒素に対する透過率よりも大きい。すなわち、気体調節膜アセンブリ7は空気中の酸素の通過を許容する量が窒素の通過を許容する量よりも大きく、且つ空気中の窒素の少なくとも一部を遮断することができる。例えば、気体調節膜アセンブリ7は、空気中の80%以上の酸素の通過を許容し、空気中の80%以上の窒素を遮断する。別の例では、気体調節膜アセンブリ7は、空気中の100%の酸素の通過を許容し、空気中の100%の窒素を遮断する。
図1、図2に示すように、抽気装置8は貯蔵空間14内に設けられ、且つ気体調節膜アセンブリ7内の空気を吸引するように配置され、貯蔵キャビティ4内の空気を取付キャビティ5に流入させる。空気は取付キャビティ5内の気体調節膜アセンブリ7を通過し、酸素除去濾過されてから、還流キャビティ6を通って貯蔵キャビティ4に還流する。選択的には、抽気装置8は抽気ポンプである。
上述した技術的特徴に基づく冷蔵庫100は、引き出し本体3の貯蔵キャビティ4が食品を貯蔵するために使用される。抽気装置8の吸引により、貯蔵キャビティ4内の空気が取付キャビティ5内に入り込む。気体調節膜アセンブリ7は空気中の酸素に対して通過を許容する量は窒素よりも多く、且つ空気中の窒素の少なくとも一部を遮断することができるので、抽気装置8は、酸素富化で窒素欠乏の気体を抽出し、取付キャビティ5内に遮断された気体を窒素富化の気体にすることができる。そして、窒素富化気体は、再び還流キャビティ6を通って貯蔵キャビティ4に還流し、引き出しベース2内の空気は循環流動の方式によって酸素除去濾過される。この時、取付キャビティ5と還流キャビティ6はそれぞれ引き出し本体3の後側、左側と右側のうちの異なる側に配置されるため、空気の循環
流は貯蔵キャビティ4の複数の領域を覆い、気体調節の効率を大幅に向上させ、果物と野菜の酸素呼吸の強度を低下させ、これにより果物と野菜の長期鮮度保持の目的を達成する。
図1及び図2に示すように、幾つかの実施例では、取付キャビティ5は引き出し本体3の箱体1の後側壁13に近い側に設けられ、還流キャビティ6は引き出し本体3の左側及び/又は右側に設けられる。図2は還流キャビティ6が引き出し本体3の左側及び右側に設けられる例を示す。この場合、取付キャビティ5内の気体調節膜アセンブリ7は、引き出し本体3の後側に設けられ、引き出しベース2の鉛直方向の占用空間を効果的に減少させることができ、冷蔵庫100の全体構造をよりコンパクトで信頼性の高いものとし、気体調節膜アセンブリ7のメンテナンス及び交換作業を迅速に行うことに有利である。
また、抽気装置8は、取付キャビティ5の外側背部に直接取付け、すなわち取付キャビティ5と箱体1の後側壁13との間の貯蔵空間14に取付けることができ、プレス室、発泡層、箱体1の頂部などに取り付ける必要がなく、放熱困難、圧縮機との共振、管路が長すぎ、冷凍に影響を与える等の問題を回避し、抽気装置8と気体調節膜アセンブリ7との間のコンパクトな取付を実現し、管路の長さを短くし、扉を閉じた後の騒音を効果的に遮断し、取付や交換が容易である等の利点がある。
幾つかの実施例では、図2に示すように、還流キャビティ6は引き出し本体3の左側と右側に配置されて、2つの気体循環回路が形成され、気体調節の効率が高い。他の実施例では、還流キャビティ6は、引き出し本体3の左側または右側に個別に設けることもでき、1つの気体循環回路のみで気体調節を実現し、内部空間が節約される。
幾つかの実施例では、引き出し本体3は、図6に示すように、前面板31と、後側板34と、左側板32と、右側板33とを含む。図2、図3及び図6に示すように、引き出し本体3の左側板32と右側板33のうち、一側に還流キャビティ6が設けられた少なくとも1つの側板は、取付キャビティ5から離れた一端に第1通気口35が設けられる。すなわち、左側板32の一側に還流キャビティ6が設けられる場合、左側板32の取付キャビティ5から離れた一端に第1通気口35が設けられ;右側板33の一側に還流キャビティ6が設けられる場合、右側板33の取付キャビティ5から離れた一端に第1通気口35が設けられ;左側板32の一側と右側板33の一側にそれぞれ還流キャビティ6が設けられる場合、左側板32の取付キャビティ5から離れた一端と右側板33の取付キャビティ5から離れた一端にいずれも第1通気口35が設けられる。
第1通気口35は、貯蔵キャビティ4と還流キャビティ6とを連通するように配置される。この場合、空気が気体調節膜アセンブリ7の濾過調節を経て、取付キャビティ5から引き出しベース2の左側及び/又は右側に設けられた還流キャビティ6に流れ、最後に還流キャビティ6から貯蔵キャビティ4に還流し、気体循環回路を形成する。この時、気体は貯蔵キャビティ4の前側から後側へ流れ、貯蔵キャビティ4全体を覆い、熱を伝達する役割を果たし、貯蔵キャビティ4内の温度の均一性を改善し、冷凍効果を向上させ、同時に、気体調節の効率を向上させ、そして、貯蔵キャビティ4内に貯蔵されている果物と野菜を窒素富化で酸素欠乏の環境に位置させることにより、果物と野菜の酸素呼吸作用と新陳代謝反応を効果的に抑制することができる。
ここで、第1通気口35は、任意の形状に設けることができる。例えば、第1通気口35の形状は円形、楕円形、矩形、多角形などであってもよく、本開示はこれらに限定されない。また、例えば、第1通気口35は、複数のアレイ配置された小孔から構成される。図3及び図6は、第1通気口35が複数のアレイ配置された小孔から構成される例を示し、これにより通気量を確保すると同時に、貯蔵キャビティ4内の物品等が還流キャビティ
6に侵入して汚染を起こすリスクを低減する。
幾つかの実施例では、図4に示すように、気体調節膜アセンブリ7は、取付枠71と2つの気体調節膜72とを含む。図2及び図4に示すように、取付枠71は引き出しベース2に接続される。2つの気体調節膜72は、取付枠71によって画定された平面に直交する方向L 1に沿う取付枠71の両側にそれぞれ設けられ、すなわち、2つの気体調節膜72はそれぞれ取付枠71の前側と後側に設けられる。また、2つの気体調節膜72と取付枠71との間には、酸素富化気体収容キャビティ10が画定される。図2及び図3に示すように、抽気装置8の吸気口81は酸素富化気体収容キャビティ10に連通する。
例示的には、図4に示すように、取付枠71には、酸素富化気体収容キャビティ10に通じる流出口711が設けられる。図2及び図3に示すように、抽気装置8の吸気口81は配管9を介して流出口711に接続される。吸気口81の案内により、取付キャビティ5内の空気は取付枠71の両側の気体調節膜72を通過して、酸素富化気体を形成する。そして、酸素富化気体は酸素富化気体収容キャビティ10に入り、抽気装置8の排気口82を介して箱体1の外部に排出される。これにより、酸素除去濾過の効果が実現され、窒素富化気体が遮断されて還流キャビティ6から貯蔵キャビティ4内に還流させられる。
選択的には、取付枠71の外郭が箱体1の後側壁13における正投影は、矩形、円形、三角形等の幾何形状に近似するが、本開示にはこれらに限定されない。
幾つかの実施例では、図4に示すように、取付枠71内には複数の補強リブ73が設けられ、各補強リブ73は取付枠71を支持する役割を果たし、取付枠71の構造強度を補強し、酸素富化気体収容キャビティ10の安定性を向上させる。
上記に基づいて、図4に示すように、複数の補強リブ73は、複数の第1補強リブ731と複数の第2補強リブ732とを含む。複数の第1補強リブ731と複数の第2補強リブ732は、互いに交差し、酸素富化気体収容キャビティ10を複数のキャビティ101に分割する。任意の隣接する2つのキャビティ101の間の第1補強リブ731または第2補強リブ732には貫通孔733が設けられる。これにより、各補強リブ73は、取付枠71及び取付枠71の前後両側の気体調節膜72の両方に対して支持作用を果たし、酸素富化気体収容キャビティ10の安定性をさらに向上させる。
幾つかの実施例では、図4に示すように、気体調節膜アセンブリ7は、第1支持板74と第2支持板75とをさらに含む。第1支持板74は、2つの気体調節膜72のうちの一方の気体調節膜72の取付枠71から離れた側に設けられる。第2支持板75は、2つの調節膜72のうちの他方の気体調節膜72の取付枠71から離れた側に設けられる。第1支持板74及び第2支持板75には、それぞれ複数の刳り貫き部76が設けられる。この場合、気体は複数の刳り貫き部76から酸素富化気体収容キャビティ10に流入することができる。第1支持板74と第2支持板75の作用下で、気流による力が気体調節膜72に与える変形量を低減することができ、気体調節膜72の使用寿命を延長することができる。
なお、第1支持板74と第2支持板75の固定方法は唯一ではない。幾つかの実施例では、図4に示すように、第1支持板74と第2支持板75は係合する。このように設置すると、第1支持板74と第2支持板75の着脱が容易になり、メンテナンスに便利である。
また、第1支持板74と第2支持板75とを係合させることにより、同時に2つの気体調節膜72を取付枠71に固定することができる。例示的には、図4に示すように、第1
支持板74には、複数の第1弾性爪741と複数の第1係止溝742が設けられる。複数の第1弾性爪741と複数の第1係止溝742は、第1支持板74の周方向に沿って交互に配置される。第2支持板75には、複数の第2弾性爪751と複数の第2係止溝752が設けられる。複数の第2弾性爪751と複数の第2係止溝752は、第2支持板75の周方向に沿って交互に配置される。複数の第1弾性爪741は複数の第2係止溝752と一対一に係合し、複数の第2弾性爪751は複数の第1係止溝742と一対一に係合する。このように配置すると、第1支持板74と第2支持板75の接続信頼性が高く、第1支持板74と第2支持板75の着脱が便利になる。
幾つかの実施例では、図2及び図3に示すように、冷蔵庫100は、複数の気体調節膜アセンブリ7を含み、この複数の気体調節膜アセンブリ7の箱体1の後側壁13への正投影は重ならない。このようにすると、取付キャビティ5内の複数の気体調節膜アセンブリ7は同時に酸素除去濾過を行うことができ、気体調節の効率が向上される。
これに加えて、冷蔵庫100は、各気体調節膜アセンブリ7に連通する接続配管20をさらに含む。抽気装置8の吸気口81は接続配管20に連通する。これにより、抽気装置8は、複数の酸素富化気体収容キャビティ10内の酸素富化気体を同時に排出することができ、抽気装置8の設置数を減らすことができる。この抽気装置8は真空ポンプであってもよく、取付キャビティ5の外側背部に取り付けることができ、プレス室、発泡層、箱体1の頂部などに取り付ける必要がない。これにより、放熱困難、圧縮機との共振、管路が長すぎ、冷凍に影響を与える等の問題を回避し、抽気装置8と気体調節膜アセンブリ7との間のコンパクトな取付を実現し、管路の長さを短くし、扉を閉じた後の騒音を効果的に遮断し、取付や交換が容易である等の利点がある。
また、抽気装置8の吸気口81は、接続配管20を介して複数の酸素富化気体収容キャビティ10と連通する。これにより、1つの気体調節膜アセンブリ7に含まれる酸素富化気体収容キャビティ10が故障した場合、例えば、1つの酸素富化気体収容キャビティ10にガス漏れや通路閉塞などの問題があった場合、残りの気体調節膜アセンブリ7は気体の調節を継続することができ、より良い安定性を持つ。
例示的には、図2及び図5に示すように、気体調節膜アセンブリ7の数は2つであり、取付キャビティ5内に水平方向に沿って左右に配置され、2つの酸素富化気体収容キャビティ10は接続配管20を介して連通される。すなわち、2つの取付枠71上の流出口711は接続配管20を介して接続され、抽気装置8の吸気口81は接続配管20と連通され、これにより、2つの気体循環回路が形成される。各気体循環回路は、単独で作動することができ、一方の気体循環回路に部品の故障、ガスの漏れ、通路の閉塞などが発生した場合、他方の気体循環回路は気体を調節し続けることができ、より良い安定性を持つ。
幾つかの実施例では、図2及び図3に示すように、冷蔵庫100は固定板21をさらに含み、固定板21は引き出しベース2に接続され、且つ取付キャビティ5内に設けられる。ここで、固定板21は、取付キャビティ5をフロントキャビティ51とバックキャビティ52とに分ける。図2及び図6に示すように、固定板21と引き出し本体3の後側板34によってフロントキャビティ51が画定され、固定板21と引き出しベース2の後側板によってバックキャビティ52が画定される。ここで、引き出しベース2の後側板とは、引き出しベース2の箱体1の後側壁13に近い板を指す。図2及び図5に示すように、バックキャビティ52は還流キャビティ6と連通し、気体調節膜アセンブリ7はバックキャビティ52に設けられる。固定板21には、フロントキャビティ51とバックキャビティ52とを連通する第2通気口211が設けられる。この場合、気体調節膜アセンブリ7はバックキャビティ52内に設けられ、貯蔵キャビティ4内の物品との接触、例えば、貯蔵キャビティ4内の野菜の葉、土、水滴、またはプラスチックフィルムなどとの接触による
汚染を回避することができ、気体調節膜72の使用寿命を延長することができる。
幾つかの実施例では、図5に示すように、箱体1の後側壁13に対する取付枠71の外側輪郭の正投影は、略矩形である。固定板21の後側面において、各取付枠71の4つの角に対応する位置に複数の固定具22が設けられる。各固定具22は、ベース221、第1係止板222、及び第2係止板223を含む。取付枠71の4つの角の辺は、いずれもそれらに対応する固定具22の第1係止板222及び第2係止板223に当接し、これにより、取付枠71が4つの固定具22の間に係止される。ベース221は、取付枠71と固定板21の間の距離を規定するように、取付枠71と固定板21の間に配置される。このように設置すると、取付枠71と固定板21の着脱が容易になり、交換に便利である。
幾つかの実施例では、図2及び図5に示すように、還流キャビティ6は引き出し本体3の左側と右側に設けられ、第2通気口211は固定板21の中部に設けられ、固定板21の左側と右側にはそれぞれ少なくとも1つの第3通気口212が設けられる。固定板21の左側に設けられた第3通気口212は、バックキャビティ52と、引き出し本体3の左側に設けられた還流キャビティ6とを連通するように配置される。固定板21の右側に設けられた第3通気口212は、バックキャビティ52と、引き出し本体3の右側に設けられた還流キャビティ6とを連通するように配置される。このように設置すると、気体の循環流動を速めることができ、気体調節の効率がより高くなる。
幾つかの実施例では、図3及び図7に示すように、冷蔵庫100は、固定板21と引き出し本体3の後側板34との間に設けられた導風リング23をさらに含む。ここで、導風リング23は固定板21或は引き出し本体3の後側板34に設けることができ、図3及び図7は、導風リング23を固定板に設ける例を示す。図3及び図6に示すように、引き出し本体3の後側板34には第4通気口341が設けられ、導風リング23の一端は第2通気口211と連通し、導風リング23の他端は第4通気口341と連通する。このようにすれば、図2及び図6に示すように、導風リング23は引出し本体3の後側板34に当接して気流通路を形成し、貯蔵キャビティ4内の空気が導風リング23を介して直接バックキャビティ52内に流入することが便利になり、気体の循環流動を速め、気体調節の効率がより高くなる。
これに加えて、冷蔵庫100は、弾性パッドをさらに含む。導風リング23が固定板21に設けられる場合、弾性パッドは導風リング23と引き出し本体3の後側板34との間に設けられ、これにより衝撃吸収、騒音低減及び保護の役割を果たす。導風リング23が引き出し本体3の後側板34に設けられる場合、弾性パッドは導風リング23と固定板21との間に設けられ、これにより衝撃吸収、騒音低減及び保護の役割を果たす。選択的には、弾性パッドはシリコーンパッドである。
ここで、第2通気口211、第3通気口212及び第4通気口341は、任意の形状に設けることができる。例えば、第2通気口211、第3通気口212及び第4通気口341の形状は、円形、楕円形、矩形、多角形等であってもよく、本開示はこれらに限定されない。また、例えば、第2通気口211、第3通気口212及び第4通気口341は、いずれも複数のアレイ配置された小孔から構成される。図5及び図6は、第2通気口211及び第4通気口341がともに複数のアレイ配置された小孔から構成される例を示し、図7は第3通気口212が固定板21の左側及び右側に形成された矩形の切り欠きである例を示す。
幾つかの実施例では、図2及び図5に示すように、冷蔵庫100は、バックキャビティ52に設けられる少なくとも1つのファン24をさらに含む。各ファン24は、吸込口と吹出口を含む。吸込口の軸線はファン24の軸線と同軸であり、第2通気口211と連通
する。吹出口はファン24の周側に位置し、1つまたは複数の気体調節膜アセンブリ7に向いている。この場合、ファン24は空気を気体調節膜アセンブリ7に案内し、気体の流速を速め、気体調節の効率を高める。
選択的には、図2及び図5に示すように、気体調節膜アセンブリ7が取付キャビティ5内に水平方向に沿って左右に配置される場合、ファン24の数は、2つであってもよい。固定板21の後側面には2つの接続柱30が設けられ、ファン24は、対応する接続柱30を介して固定板21の後側面に取り付けられる。ここでは、2つのファン24は鉛直方向に沿って上下に配置される。この時、一方のファン24は空気を左側に位置する気体調節膜アセンブリ7へ導き、他方のファン24は空気を右側に位置する気体調節膜アセンブリ7へ導き、これにより気体の流速を速め、かつ空気をそれぞれ2つの気体循環回路へ導くことができ、ひいては気体の循環流動を速め、気体調節の効率がより高くなる。
これに基づいて、各気体循環回路の流路は、貯蔵キャビティ4→第4通気口341→導風リング23→第2通気口211→ファン24→気体調節膜アセンブリ7→還流キャビティ6→第1通気口35→貯蔵キャビティ4である。動作原理は、以下のようである。ファン24は、貯蔵キャビティ4内部の空気を気体調節膜アセンブリ7に吹き付ける。抽気装置8は、空気が気体調節膜72を通過するように吸引する。この時、酸素が窒素より気体調節膜72を多く透過することで、取付キャビティ5内の酸素濃度は徐々に低下する。最後に、取付キャビティ5内の窒素富化気体は還流キャビティ6を通って貯蔵キャビティ4内に還流し、低酸素の鮮度保持空間を形成する。これにより、引き出し本体3内に貯蔵されている果物と野菜の呼吸作用と新陳代謝反応を抑制し、鮮度保持期間を延長する目的を達成する。
幾つかの実施例では、図6に示すように、冷蔵庫100は、引き出し本体3の引き出しベース2の後側板から離れた一端、すなわち引き出し本体3の前面板31に設けられたシールリング25をさらに含む。シールリング25は、引き出しベース2の箱体1の後側壁13から離れた一端の開口と係合し、引き出しベース2のシールを実現する。
また、抽気装置8が酸素富化気体を絶えずに抽出すると、引き出しベース2内に負圧現象が発生する。負圧値が予め設定された値以上の場合、シールリング25は、引き出しベース2内への外部の空気の進入を許容する。すなわち、引き出しベース2内の負圧値が予め設定された値よりも小さい場合、引き出しベース2の内部は外部の空気から遮断され、抽気装置8の作用下で、引き出しベース2内の負圧値が徐々に大きくなる。引き出しベース2内の負圧が予め設定された値以上の場合、引き出しベース2の内部は外部の空気と連通して、ユーザーが引き出し本体3を開けるのに便利であり、果物や野菜の無酸素呼吸を防止することができる。
予め設定された値は第1ガス雰囲気に対応する負圧値であってもよく、第1ガス雰囲気は果物と野菜の鮮度保持に有利なガス雰囲気である。例えば、第1ガス雰囲気は果物と野菜の基礎呼吸作用のみを保証するのに対応するガス雰囲気であって、果物と野菜の有酸素呼吸の強度を低減させるとともに、果物と野菜の無酸素呼吸を防止する。
幾つかの実施例では、図3及び図7に示すように、冷蔵庫100は、貯蔵キャビティ4を間接的に冷却するために引き出しベース2の頂部に設けられた冷却風路26をさらに含む。ここで、引き出しベース2の頂部とは、すなわち、引き出しベース2の箱体1の頂部に近い一端である。また、冷却風路によって形成された低温環境は、抽気装置8の過熱のリスクを低減し、抽気装置8に対して保護作用を果たし、抽気装置8の効率的な運転に有利であり、抽気装置8の使用寿命を延長することができる。
例示的には、図3及び図7に示すように、引き出しベース2の頂板(すなわち、引き出しベース2のうち、引き出しベース2の頂部に位置する板)の引き出し本体3から離れた表面には、風溝261が設けられる。冷蔵庫100は、さらに風路カバー262を含む。風路カバー262は引き出しベース2の頂板の引き出し本体3から離れた表面に内嵌され、風溝261とともに冷却風路26を画定する。この場合、風路カバー262は引き出しベース2の頂板の引き出し本体3から離れた表面に内嵌されるので、冷蔵庫100内の鉛直方向の取付空間に影響を与えない。
その上で、気体調節膜アセンブリ7を引き出し本体3の後側に設けることは、引き出しベース2の頂板に冷却風路26を設けることに影響を与えない。例えば、図1及び図7に示すように、引き出しベース2及び引き出し本体3は、冷蔵庫100の冷蔵室110に設けられてもよく、冷蔵室110の背部には冷却風口111が設けられ、冷却風口111は冷却風路26に対応して連通される。この時、引き出しベース2及び引き出し本体3の間の気密性が高いため、冷却風路26を用いて引き出しベース2内を間接的に冷却して降温する方法を採用するこれにより、冷風が直接吹き当たることによる果物と野菜の枯れや風乾を効果的に防止することができ、果物と野菜のみずみずしくて歯切れがよい食感と生地を保留することができる。引き出し本体3内の酸素濃度が冷蔵室110内の酸素濃度よりも低いため、果物と野菜の呼吸作用と新陳代謝を抑制し、酸化褐変の発生を減少し、栄養の流失と食品の変質を防止することができる。これにより、食品の保存期間を延長する目的を達成した。
選択的には、図3及び図7に示すように、風溝261は引き出しベース2の頂板に設けられたU字型溝である。風路カバー262は、フック及び固定ねじによってU字型溝に取り付けられて冷却風路26を形成する。この場合、冷却空気はU字型溝の一端からU字型溝に流入し、さらにU字型溝の他端から流出することができる。U字型の冷却風路は、冷却面積を増大することができ、これにより冷却効率を保証することが理解できる。
幾つかの実施例では、図2、図3、図6に示すように、引き出し本体3と引き出しベース2との間には、係合案内のための案内構造27が設けられる。案内構造27は、引き出し本体3の左右両側に位置し、引き出し本体3の引き出し機能を実現する。案内構造27は還流キャビティ6内に配置することができる。
幾つかの実施例では、引き出し本体3には、引き出しベース2と係止可能に構成されたロック構造28が設けられる。例示的には、引き出し本体3が閉じられた後、ロック構造28は引き出しベース2に係止されて、相対的にシールされた状態を維持する。
以上、本開示の具体的な実施形態に過ぎないが、本開示の保護範囲は、これらに限定されず、当業者が本開示の技術的範囲内に容易に想到できる変更や置換は、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるものとする。したがって、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲によってのみ定められるべきである。

Claims (19)

  1. 低温貯蔵空間を有する箱体と;
    引き出しベースであって、前記低温貯蔵空間内に設けられ、前記引き出しベースの前記箱体の後側壁から離れた一端に開口が設けられ、中空状である、引き出しベースと;
    引き出し本体であって、貯蔵キャビティを有し、前記引き出しベース内に取り付けられ、前記引き出し本体と前記引き出しベースとの間には、互いに連通する取付キャビティと還流キャビティが画定され、前記取付キャビティと前記還流キャビティは、それぞれ前記引き出し本体の異なる側に設けられ、且つそれぞれ前記貯蔵キャビティと連通する、引き出し本体と;
    少なくとも1つの気体調節膜アセンブリであって、前記取付キャビティ内に設けられ、酸素に対する透過率が窒素に対する透過率よりも大きい、気体調節膜アセンブリと;
    抽気装置であって、前記低温貯蔵空間内に設けられ、前記気体調節膜アセンブリ内の空気を吸引ように配置されて、前記貯蔵キャビティ内の空気を前記取付キャビティに流入させ、空気は前記取付キャビティ内の前記気体調節膜アセンブリを通過し、脱酸素濾過されてから、前記還流キャビティを通って前記貯蔵キャビティ内に還流する、抽気装置と;を備える、
    冷蔵庫。
  2. 前記取付キャビティは、前記引き出し本体の前記箱体の後側壁に近い側に設けられ、前記還流キャビティは、前記引き出し本体の左側及び/又は右側に設けられる、請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記引き出し本体の左側板及び右側板のうち、一側に前記還流キャビティが設けられたの側板は、前記取付キャビティから離れた一端に第1通気口が設けられ、前記第1通気口は、前記貯蔵キャビティと前記還流キャビティとを連通するように配置される、請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記気体調節膜アセンブリは、
    前記引き出しベースに接続される取付枠と、
    2つの気体調節膜と、を含み、
    前記2つの気体調節膜は、前記取付枠によって画定された平面に直交する方向に沿う前記取付枠の両側にそれぞれ設けられ、前記2つの気体調節膜と前記取付枠との間には、酸素富化気体収容キャビティが画定され、前記抽気装置の吸気口は前記酸素富化気体収容キャビティに連通する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記取付枠内には複数の補強リブが設けられる、請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記複数の補強リブは、複数の第1補強リブと複数の第2補強リブとを含み;
    前記複数の第1補強リブと前記複数の第2補強リブは、互いに交差し、前記酸素富化気体収容キャビティを複数のキャビティに分割し;任意の隣接する2つのキャビティの間の第1補強リブ又は第2補強リブには貫通孔が設けられる、請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記気体調節膜アセンブリは、さらに;
    前記2つの気体調節膜のうちの一方の気体調節膜の前記取付枠から離れた側に設けられた第1支持板と、
    前記2つの気体調節膜のうちの他方の気体調節膜の前記取付枠から離れた側に設けられる第2支持板と、を含み;
    前記第1支持板及び前記第2支持板には、それぞれ複数の刳り貫き部が設けられる、請求項4から請求項6のいずれかに記載の冷蔵庫。
  8. 前記第1支持板と前記第2支持板は係合する、請求項7に記載の冷蔵庫。
  9. 前記第1支持板には複数の第1弾性爪と複数の第1係止溝が設けられ、前記複数の第1弾性爪と前記複数の第1係止溝は前記第1支持板の周方向に沿って交互に配置され;
    前記第2支持板には、複数の第2弾性爪と複数の第2係止溝が設けられ、前記複数の第2弾性爪と前記複数の第2係止溝は前記第2支持板の周方向に沿って交互に配置され;
    前記複数の第1弾性爪は、前記複数の第2係止溝と一対一に係合し、前記複数の第2弾性爪は、前記複数の第1係止溝と一対一に係合する、請求項8に記載の冷蔵庫。
  10. 前記冷蔵庫は複数の前記気体調節膜アセンブリを含み、複数の前記気体調節膜アセンブリの前記箱体の後側壁への正投影は重ならない、請求項1から請求項9のいずれかに記載の冷蔵庫。
  11. 各前記気体調節膜アセンブリに連通する接続配管をさらに含み、前記抽気装置の吸気口は前記接続配管に連通する、請求項10に記載の冷蔵庫。
  12. 前記引き出しベースに接続され、前記取付キャビティ内に設けられる固定板をさらに含み;
    前記固定板は前記取付キャビティをフロントキャビティとバックキャビティとに分け;前記固定板と前記引き出し本体の後側板によって前記フロントキャビティが画定され、前記固定板と前記引き出しベースの後側板によって前記バックキャビティが画定され;
    前記バックキャビティは前記還流キャビティと連通し、前記気体調節膜アセンブリは前記バックキャビティに設けられ、前記固定板には前記フロントキャビティと前記バックキャビティとを連通する第2通気口が設けられる、請求項1から請求項11のいずれかに記載の冷蔵庫。
  13. 前記還流キャビティは前記引き出し本体の左側と右側に設けられ、前記第2通気口は前記固定板の中部に設けられ;
    前記固定板の左側と右側にはそれぞれ少なくとも1つの第3通気口が設けられ;
    前記固定板の左側に設けられた第3通気口は、前記バックキャビティと、前記引き出し本体の左側に設けられた前記還流キャビティとを連通するように配置され;
    前記固定板の右側に設けられた第3通気口は、前記バックキャビティと、前記引き出し本体の右側に設けられた前記還流キャビティとを連通するように配置される、請求項12に記載の冷蔵庫。
  14. 前記引き出し本体の後側板には第4通気口が設けられ;
    前記冷蔵庫は、前記固定板と前記引き出し本体の後側板との間に設けられる導風リングをさらに含み;前記導風リングの一端は前記第2通気口と連通し、前記導風リングの他端は前記第4通気口と連通する、請求項12又は請求項13に記載の冷蔵庫。
  15. 弾性パッドをさらに含み;
    前記導風リングが前記固定板に設けられる場合、前記弾性パッドは前記導風リングと前記引き出し本体の後側板との間に設けられ;
    前記導風リングが前記引き出し本体の後側板に設けられる場合、前記弾性パッドは前記導風リングと前記固定板との間に設けられる、請求項14に記載の冷蔵庫。
  16. 前記バックキャビティに設けられる少なくとも1つのファンを含み;
    各ファンは、吸込口と吹出口を含み;前記吸込口は前記ファンの軸線上に位置し、前記第2通気口と連通し;前記吹出口は前記ファンの周側に位置し、1つまたは複数の前記気体調節膜アセンブリに向いている、請求項14又は請求項15に記載の冷蔵庫。
  17. 前記引き出し本体の前記引き出しベースの後側板から離れた一端に設けられたシールリングをさらに含み;前記シールリングは、前記引き出しベースの前記箱体の後側壁から離れた一端の開口と係合する、請求項1から請求項16のいずれかに記載の冷蔵庫。
  18. 前記引き出しベースの頂部に設けられる冷却風路をさらに含む、請求項1から請求項17のいずれかに記載の冷蔵庫。
  19. 前記引き出しベースの頂板の前記引き出し本体から離れた表面には風溝が設けられ;
    前記冷蔵庫は、さらに風路カバーを含み、前記風路カバーは前記引き出しベースの頂板の前記引き出し本体から離れた表面に内嵌され、前記風溝とともに前記冷却風路を画定する、請求項18に記載の冷蔵庫。
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